JP2005074905A - トレイ送り制御装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トレイと搬送ローラとの間でスリップを生じさせず、これによって搬送ローラの状態を常に適切に維持すること。
【解決手段】 トレイを搬送する搬送駆動ローラを回転駆動するPFモータへ付与する電流値Icurを監視する。正常搬送時か異常時かを判定する為の電流値I_limit_DVDは、I_limit_DVD=I_out_ave+I_offsetDVDにより求める。I_out_aveは、トレイをセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なし)のPFモータの電流値であり、I_offsetDVDは、トレイをセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なし)のPFモータの電流値のばらつき、即ち負荷変動による電流値のばらつきを考慮した上で、異常発生時の電流値Icurの増加分を表す値である。トレイが何らかの障害物に衝突した場合には、これに伴って電流値Icurが増加してI_limit_DVDを上回り、これにより、トレイが正しく搬送されていないと判定することができる。
【選択図】図7
【解決手段】 トレイを搬送する搬送駆動ローラを回転駆動するPFモータへ付与する電流値Icurを監視する。正常搬送時か異常時かを判定する為の電流値I_limit_DVDは、I_limit_DVD=I_out_ave+I_offsetDVDにより求める。I_out_aveは、トレイをセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なし)のPFモータの電流値であり、I_offsetDVDは、トレイをセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なし)のPFモータの電流値のばらつき、即ち負荷変動による電流値のばらつきを考慮した上で、異常発生時の電流値Icurの増加分を表す値である。トレイが何らかの障害物に衝突した場合には、これに伴って電流値Icurが増加してI_limit_DVDを上回り、これにより、トレイが正しく搬送されていないと判定することができる。
【選択図】図7
Description
本発明は、DVD(digital versatile disc)等に代表される光ディスク等のラベル面に記録(印刷)可能な記録装置において、前記光ディスク等をセットするトレイ(被搬送媒体)の送り制御を行うトレイ送り制御装置及びこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
インクジェットプリンタに代表される記録装置には、DVD等に代表される光ディスク等のラベル面に直接インク滴を吐出することによって記録可能なものがあり、この様な記録装置においては、一般的に、被記録媒体としての光ディスク等はプレート形状を成すトレイにセットされ、該トレイにセットされた状態で記録装置内を搬送され、そして記録が実行される。
また、上記トレイは被記録媒体を搬送する搬送ローラにニップされ、該搬送ローラがDCモータ等のモータの動力を受けて回転駆動されることにより、記録装置内を移動する様に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記トレイは被記録媒体を搬送する搬送ローラにニップされ、該搬送ローラがDCモータ等のモータの動力を受けて回転駆動されることにより、記録装置内を移動する様に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、前記トレイを記録装置から独立したものとし、光ディスク等への記録実行時には当該光ディスク等をセットしたトレイを記録装置に給送(挿入)し、そして記録を実行する様に構成することもできるが(特許文献1参照)、前記トレイを記録装置と一体に構成し、光ディスク等への記録実行時には操作ボタンを押下することにより、記録装置内部に格納された前記トレイが記録装置外へと排出される、即ち光ディスク等をセット可能なセット位置に送られる様に構成することも可能である。
この様な構成の場合、前記トレイの排出口に障害物が存在すると、トレイ先端が前記障害物に衝突し、トレイが排出されない場合が生じる。このとき、トレイは搬送ローラにニップされた状態にあるので、従ってトレイと搬送ローラとの間でスリップが生じ、この結果搬送ローラの表面状態を悪化させ、以降の被記録媒体の正常な搬送動作を行えなくなるといった不具合を招くことになる。特に、搬送ローラが金属軸体の表面を塗装膜で覆って成されたものである場合には、前記塗装膜が剥がれてしまう虞もある。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、トレイと搬送ローラとの間でスリップを生じさせず、これによって搬送ローラの状態を常に適切に維持することにある。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、トレイと搬送ローラとの間でスリップを生じさせず、これによって搬送ローラの状態を常に適切に維持することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記記録ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、被記録媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、を備えた、被記録媒体に記録を行う記録装置において、前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置であって、前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する物理量を監視する物理量監視手段を備え、前記物理量の変化量をもとに、前記トレイが搬送されているか否かを判定する判定手段を有していることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、トレイ送り制御装置は、搬送駆動ローラを駆動することによって変化する物理量を監視する物理量監視手段を備えている。ここで、「物理量」とは、例えば搬送駆動ローラを駆動する搬送用モータに与える電流値の様に、トレイが搬送駆動ローラによって正常に搬送されている時と、例えばトレイが障害物に衝突し、搬送駆動ローラとの間でスリップが生じている時とで変化する様な物理量を意味する。つまり、前記電流値であれば、トレイが障害物に衝突すると、トレイが正常に搬送されている場合に比して電流値或いは電圧値等の物理量が増加する。従ってこの様に、物理量とは、トレイと搬送駆動ローラとの間でスリップが生じておらず正常に搬送されている時と、トレイが障害物等に衝突して搬送駆動ローラとの間でスリップが生じている時とで異なる様な、全てのものを意味する。
従って以上により、前記トレイが搬送されているか否か、即ち前記トレイと前記搬送駆動ローラとの間でスリップが生じているか否かの判定を行うことができ、搬送ローラの状態を常に適切に維持することができるとともに、センサ等の手段を別途用いることなく、安価に且つ確実に前記トレイが搬送されているか否かを判定することが可能となる。
従って以上により、前記トレイが搬送されているか否か、即ち前記トレイと前記搬送駆動ローラとの間でスリップが生じているか否かの判定を行うことができ、搬送ローラの状態を常に適切に維持することができるとともに、センサ等の手段を別途用いることなく、安価に且つ確実に前記トレイが搬送されているか否かを判定することが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記物理量監視手段が、前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する前記搬送用モータの電流値を監視する様に構成されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、異常発生時に確実に増大すると考えられる前記搬送用モータの電流値を監視するので、トレイが搬送されているか否かを正確に判定することができる。
上記第2の態様によれば、異常発生時に確実に増大すると考えられる前記搬送用モータの電流値を監視するので、トレイが搬送されているか否かを正確に判定することができる。
本発明の第3の態様は、被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記記録ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、被記録媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置と、を備えた記録装置であって、前記トレイ送り制御装置が、上記第1のまたは第2の態様のいずれかに記載された前記トレイ送り制御装置であることを特徴とする。
上記第3の態様によれば、被記録媒体をセットするトレイを備えた記録装置は、上述した第1から第4の態様のいずれかに記載された前記トレイ送り制御装置を備えているので、上述した第1から第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
上記第3の態様によれば、被記録媒体をセットするトレイを備えた記録装置は、上述した第1から第4の態様のいずれかに記載された前記トレイ送り制御装置を備えているので、上述した第1から第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第4の態様は、被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記液体噴射ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、被噴射媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置と、を備えた、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置であって、前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する物理量を監視する物理量監視手段を備え、前記物理量の変化量をもとに、前記トレイが搬送されているか否かを判定する判定手段を有していることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、図1乃至図4を参照しながら本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図であり、図2は外部ハウジングを取り外した状態(装置本体)の外観斜視図、図3はプリンタ1の側断面概略図である。また、図4はプリンタ1の各種制御を行う制御部50のブロック図である。
先ず、図1乃至図4を参照しながら本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図であり、図2は外部ハウジングを取り外した状態(装置本体)の外観斜視図、図3はプリンタ1の側断面概略図である。また、図4はプリンタ1の各種制御を行う制御部50のブロック図である。
図1に示す様に、プリンタ1はボックス形の形状を成し、大凡、ビデオテープレコーダー程の大きさに形成されていて、テレビラック等へ収納された状態で使用されることを想定して構成されている。外観は図示する様にボックス形のハウジング3の前面にフロントカバー8が設けられて大略構成され、フロントカバー8は、手前側に向けて開いた状態(使用状態:図示せず)と図示する様に閉じた状態(非使用状態)とを回動自在に設けられ、開いた状態では、記録が行われた記録用紙の排出や、ディスクトレイ33(図2参照)の出し入れ動作が可能となる。フロントカバー8の下部には給紙トレイ30が着脱自在に設けられ、手前側に引き出して取り外すことにより、記録用紙をセットすることができる。フロントカバー8の上方にはインクカートリッジユニット15が設けられ、該インクカートリッジユニット15には、複数のインクカートリッジ16(図3参照)がプリンタ1の幅方向に並んで着脱自在に設けられている。
続いて、図2及び図3を参照しながらプリンタ1の内部構成について概説する。図2において、プリンタ1の装置本体は、下部シャーシ4と、装置本体の幅方向(主走査方向)に延びるメインフレーム5と、該メインフレーム5の両側に立設される、装置本体の奥行き方向(副走査方向)に平行なサイドフレーム右6及びサイドフレーム左7とによって、その基体が構成されている。サイドフレーム右6とサイドフレーム左7との間には主走査方向に延びる主キャリッジガイド軸11と副キャリッジガイド軸12とが副走査方向に所定の間隔を置いて軸支されている。
主キャリッジガイド軸11及び副キャリッジガイド軸12はキャリッジ13を主走査方向にガイドする為のガイド軸であり、主キャリッジガイド軸11はキャリッジ13の後部を挿通し、副キャリッジガイド軸12はキャリッジ13の前部を下から支持して、これによって記録ヘッド14(図3)と記録用紙Pとの間の距離(プラテンギャップ:以下「PG」と言う)が規定される。
続いて、図3を参照しながら「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての記録用紙P及びディスクD並びに「被搬送媒体」の一例としてのディスクトレイ33の搬送経路を説明する。プリンタ1は、上述した様に装置底部に給紙トレイ30を着脱自在に備えている。給紙トレイ30には複数枚の記録用紙Pが堆積状態にセット可能となっていて、その底部には、ホッパ31が設けられている。ホッパ31は揺動軸31aを中心に揺動可能に設けられ、セットされた記録用紙Pを下方から押し上げることにより、上部に設けられた給送ローラ28に記録用紙Pの束を圧接させる。
給送ローラ28は側面視略D形の形状を成し、外周は高摩擦部材(例えば、ゴム材)によって形成されている。記録用紙Pの給送時には給送ローラ28の円弧部分に圧接した最上位の記録用紙Pが、給送ローラ28の回転によって、下流側(図3の右側)へ給送される。また、給送ローラ28の下部には、給送ローラ28の円弧部分と圧接する摩擦分離手段(図示せず)が設けられていて、当該摩擦分離手段と給送ローラ28との間で記録用紙Pを挟圧することにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する様になっている。
給送ローラ28の下流側には搬送用(PF)モータ64(図4参照)によって回転駆動される搬送駆動ローラ21と、該ローラに接して従動回転する搬送従動ローラ22とが設けられ(当該ローラ対を「搬送ローラ」という)、当該搬送ローラによって記録用紙Pをニップし且つ搬送駆動ローラ21が回転駆動されることにより、記録用紙Pが記録ヘッド14の下へ搬送される。搬送駆動ローラ21の下流側には記録ヘッド14とプラテン20とが上下に対向する様に設けられ、搬送された記録用紙Pは、プラテン20によって下から支持された状態において、記録ヘッド14から「液体」としてのインク滴が吐出(噴射)されることにより、記録が行われる。記録ヘッド14はキャリッジ13の底部に設けられているが、主走査方向に往復動する当該キャリッジ13にはインクカートリッジが搭載されておらず、キャリッジ13の主走査領域の上側に、上述した様に複数のインクカートリッジ16が、主走査方向に並んで着脱自在に配設されている。そして、図示を省略するインクチューブを介してキャリッジ13へとインクが供給される様になっている。
記録ヘッド14の下流側にはPFモータ64によって回転駆動される排出駆動ローラ23と該ローラに接して従動回転する排出従動ローラ24とが設けられ、これらローラによって記録用紙Pをニップし且つ排出駆動ローラ23が回転駆動されることにより、記録用紙Pがプリンタ1外部へ排出される。
一方、「被記録媒体」「被噴射媒体」としてのDVD(Digital Versatile Disk)等に代表される光ディスクDをセット可能な、「被搬送媒体」としてのディスクトレイ(以下「トレイ」と言う)33は、給紙トレイ30の上方に配置されている。トレイ33の側端にはラック33a(図2参照)が形成され、該ラック33aと噛合するピニオン歯車(図示せず)の回動により、ほぼ水平に真っ直ぐに移動できる様に構成されている。尚、前記ピニオン歯車37は、搬送駆動ローラ21を駆動するPFモータ64を駆動源とし、PFモータ64から前記ピニオン歯車37への動力伝達は、図示しない切り替え手段によって選択的に行える様に構成されている。
そして、トレイ33は、前記ピニオン歯車37の回動によってトレイ先端が搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされるまで搬送された後、以降は搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて、下流方向或いは上流方向に送られる。また、光ディスクDのセット時或いは取り出し時には、搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて図2の仮想線で示す位置(排出位置)まで送られる。尚、この様なトレイ33の出し入れ操作は、トレイSW36(図4)を押下することによって実行可能となっている。
続いて、図4を参照しながら本発明に係る「トレイ送り制御装置」としての制御部50の構成について説明する。制御部50は、プリンタ1に印刷情報を送信するホスト・コンピュータ150との間でデータの送受信が可能に構成され、ホスト・コンピュータ150とのインタフェース(IF)51と、ASIC52、RAM53、PROM54、EEPROM55、CPU56、タイマIC57、DCユニット58、搬送用モータ(PFモータ)ドライバ61、キャリッジモータ(CRモータ)ドライバ60、ヘッドドライバ59を備えている。
CPU56はプリンタ1の制御プログラムを実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行い、タイマIC57は、CPU56に対して各種処理に必要な周期的な割り込み信号を発生させる。ASIC52は、ホスト・コンピュータ150からIF51を介して送信される印刷データに基づいて印刷解像度や記録ヘッド14の駆動波形等を制御するものである。RAM53は、ASIC52およびCPU56の作業領域や他のデータの1次格納領域として用いられ、PROM54およびEEPROM55には、プリンタ1を制御する為に必要な制御プログラム(ファームウェア)および処理に必要なデータが格納されている。
DCユニット58は、DCモータ(CRモータ63及びPFモータ64)の速度制御を行う為の制御回路であり、図示を省略するPID制御部、加速制御部、PWM制御回路等を有している。DCユニット58は、CPU56から送られてくる制御命令や、ロータリエンコーダ68、リニアエンコーダ69、記録用紙Pの通過を検出する紙検出器19、PWセンサ27、等の検出手段からの出力信号に基づいてDCモータの速度制御を行う為の各種演算を行い、CRモータドライバ60及びPFモータドライバ61へ信号を送出する。
PFモータドライバ61は、DCユニット58の制御の下、PFモータ64を駆動制御する。PFモータ64は、本実施形態においては複数の駆動対象、即ち、前述した給送ローラ28、搬送駆動ローラ21、排紙駆動ローラ23を回動させ、更に、トレイ33の側端に形成されたラック33a(図2)と噛合するピニオン歯車(図示せず)を回転駆動して、トレイ33の送りを行う。
CRモータドライバ60は、DCユニット58の制御の下、CRモータ63を駆動制御することによりキャリッジ13を主走査方向に往復動させ、または停止・保持させる。ヘッドドライバ59は、CPU56の制御の下、ホスト・コンピュータ150から送信された印刷データに従って記録ヘッド14を駆動制御する。
CPU56およびDCユニット58には、搬送される用紙Pの始端および終端を検出する紙検出器19からの検出信号と、PFモータ64の回転量、回転方向、回転速度を検出する為のロータリエンコーダ68からの出力信号と、キャリッジ13の主走査方向における絶対位置を検出するリニアエンコーダ69からの出力信号とが与えられる。また、CPU56及びDCユニット58には、被記録媒体の側端を検出する側端検出手段としてのPWセンサ27からの出力信号も与えられる。
このPWセンサ27は、キャリッジ13の底部に設けられる光学センサであり、記録用紙P或いはトレイ33に向けて発光する発光部(図示せず)と、記録用紙P或いはトレイ33からの反射光を受光する受光部(図示せず)とを備えて構成され、キャリッジ13の走査によって記録用紙Pの幅を検出するとともに、トレイ33に付された識別マーク(図示せず)を認識することにより、トレイ33の送り方向位置を検出する為に用いられる。更に、トレイ33上のディスクDの有無の検出や、ディスクDの中心位置の検出にも用いられる。
「回転検出手段」としてのロータリエンコーダ68は、プーリ66に取り付けられる、外周部に多数の透光部68cを有する円盤状スケール68bと、透光部68cに対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)を備えて構成された検出部68aと、を有している。ここで、プーリ66は無端ベルト65を介してPFモータ64によって回動駆動される。プーリ66は軸67を回動軸とする歯車70と一体に形成され、歯車70は、搬送駆動ローラ21の軸端に取り付けられた歯車71と噛合する。従ってこれにより、PFモータ64の動力が搬送駆動ローラ21に伝達される。
円盤状スケール68bが回動すると、検出部68aは透光部68cを通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、制御部50は、この様なロータリエンコーダ68からの出力信号を受信することによって、搬送駆動ローラ21(PFモータ64)の回転量、回転速度、回転方向を検出し、これにより、目的とする記録用紙P或いはトレイ33の送り制御を実行することができる様になっている。
続いて、リニアエンコーダ69は、主走査方向に長い符号板(図示せず)と、該符号板において主走査方向に複数形成された透光部(図示せず)に対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)から構成され、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、キャリッジ13の主走査方向における絶対位置を検出する。
尚、制御部50には電源SW35およびトレイSW36からの信号も入力される。電源SW35はプリンタ1を休止状態(電源オフ状態)とする為の操作スイッチであり、トレイSW36は、トレイ33の出し入れを行う為の操作スイッチである。これらのスイッチが押下されると、当該押下されたことを示す信号が制御部50へと送信され、必要な制御が実行される。
以上がプリンタ1の概略であり、続いてトレイSW36が押下された際の制御について図5及び図6を参照しながら説明する。ここで、図5はトレイSW36が押下された際の制御内容を示すフローチャートであり、図6はトレイ33の各位置を示す説明図である。
図5において、トレイSW36の押下信号が入力すると(ステップS101の肯定枝)、現在のトレイ位置を判断する(ステップS102)。ここで、トレイ位置は、図6(A)に示す格納位置と、図6(B)に示す排出位置と、図6(C)に示す頭出し位置とがある。図6(A)に示す格納位置は、トレイ33が最も上流側(図3の左側/図6の上側)に送られる位置であり、トレイ33が当該格納位置にあるときには、給紙カセット30(図2)からの給紙が実行可能となっている。図6(B)に示す排出位置は、トレイ33が最も下流側(図3の右側/図6の下側)に送られる位置であり、トレイ33が当該排出位置にあるときに、トレイ33へのディスクDのセットが可能となる。図6(C)に示す頭出し位置は、ディスクDへの記録実行を開始する際の最初の位置である。
図5において、トレイSW36の押下信号が入力すると(ステップS101の肯定枝)、現在のトレイ位置を判断する(ステップS102)。ここで、トレイ位置は、図6(A)に示す格納位置と、図6(B)に示す排出位置と、図6(C)に示す頭出し位置とがある。図6(A)に示す格納位置は、トレイ33が最も上流側(図3の左側/図6の上側)に送られる位置であり、トレイ33が当該格納位置にあるときには、給紙カセット30(図2)からの給紙が実行可能となっている。図6(B)に示す排出位置は、トレイ33が最も下流側(図3の右側/図6の下側)に送られる位置であり、トレイ33が当該排出位置にあるときに、トレイ33へのディスクDのセットが可能となる。図6(C)に示す頭出し位置は、ディスクDへの記録実行を開始する際の最初の位置である。
次に、現在位置が格納位置または頭出し位置にあるときには、トレイ33を排出位置まで移動する(ステップS107)。これにより、ユーザはトレイ33にディスクDをセットしたり、或いは、セットしたディスクDを取り出すことができる。
一方、現在位置が排出位置にあるときには、ディスク中心検出制御を実行する(ステップS103)。ディスク中心検出制御は、キャリッジ13の底部に設けられたPWセンサ27(図4)を利用して、キャリッジ13の移動による主走査および搬送駆動ローラ21の回転による副走査を実行しながら、ディスクDの中心位置を求める制御である。これによってディスクDの中心位置をセットされたディスクDから直接求めることで、ディスクDの位置を正確に把握することができ、ディスクDへ正確に記録実行することができる。
一方、現在位置が排出位置にあるときには、ディスク中心検出制御を実行する(ステップS103)。ディスク中心検出制御は、キャリッジ13の底部に設けられたPWセンサ27(図4)を利用して、キャリッジ13の移動による主走査および搬送駆動ローラ21の回転による副走査を実行しながら、ディスクDの中心位置を求める制御である。これによってディスクDの中心位置をセットされたディスクDから直接求めることで、ディスクDの位置を正確に把握することができ、ディスクDへ正確に記録実行することができる。
ここで、ディスク中心検出制御を実行した結果、ディスクDがセットされていないと判断された場合には(ステップS104の肯定枝)、ディスクDへの記録動作を実行する必要がないので、トレイ33を格納位置へ移動させる(ステップS106)。一方、ディスクDがトレイ33にセットされている場合には(ステップS104の否定枝)、ディスクDへの記録動作に備えて、トレイ33を頭出し位置へ送る(ステップS105)。これにより、後に記録データを受信した際には、速やかに記録動作を開始することができる。
以上がトレイSW36(図4)が押下された際の制御であり、続いて、図7及び図8を参照しながら、トレイ33が正常に搬送されているか否かを判定する判定手段について詳説する。ここで、図7は判定手段を実現する制御プログラムのフローチャート、図8はPFモータ64に付加する電流値の変化を示すグラフである。
図8に示すフローチャートは、トレイ33が正常に搬送されているか否かを判定する判定手段を説明する為の一例として、図5のステップS107で示した、トレイ33を格納位置(図6(A))から排出位置(図6(B))へ送る際の制御内容を示すものである。トレイ33を格納位置から排出位置へ送る際には、先ず、PFモータ64に付与する「物理量」としての電流値(Icur)の監視を開始し(ステップS201)、トレイ33を搬送すべく、PFモータ64の正転駆動を開始する(ステップS202)。PFモータ64の正転を開始した直後は、図8のA区間に示す様にDCユニット58は加速制御を行うべく電流値(即ちデューティ信号値)を所定値まで上昇させる。これによって一定の回転速度に到達した後は、回転速度がオーバーシュートするのを防止すべく電流値を減少させ、その後は区間Bに示す様に所定の回転速度を維持すべくPID制御を行う。
図8に示すフローチャートは、トレイ33が正常に搬送されているか否かを判定する判定手段を説明する為の一例として、図5のステップS107で示した、トレイ33を格納位置(図6(A))から排出位置(図6(B))へ送る際の制御内容を示すものである。トレイ33を格納位置から排出位置へ送る際には、先ず、PFモータ64に付与する「物理量」としての電流値(Icur)の監視を開始し(ステップS201)、トレイ33を搬送すべく、PFモータ64の正転駆動を開始する(ステップS202)。PFモータ64の正転を開始した直後は、図8のA区間に示す様にDCユニット58は加速制御を行うべく電流値(即ちデューティ信号値)を所定値まで上昇させる。これによって一定の回転速度に到達した後は、回転速度がオーバーシュートするのを防止すべく電流値を減少させ、その後は区間Bに示す様に所定の回転速度を維持すべくPID制御を行う。
PFモータ64の駆動制御がPID制御に移った後は、電流値IcurがI_limit_DVDを超えるか否かを判断する(ステップS203)。このI_limit_DVDは、I_limit_DVD =I_out_ave+I_offsetDVDによって与えられる。ここで、I_out_aveは、トレイ33をセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なしの場合)のPFモータ64の電流値、つまり、搬送駆動ローラ21を回転駆動してトレイ33を送る際の負荷相当値であり、メジャーメント手段によって既に求められ、図示しないメモリに格納されている(概ね図8のcで示す電流値)。メジャーメント手段は、PFモータ64の負荷状態を認識するために、PFモータ64を所定の回転速度で回転させ、その時のPID制御部における積分手段の出力値を検出し、該出力値から計算によって電流値を求める既知の方法であり、詳しくは、特開2003−79172号公報等に開示されているので、ここではその詳細は省略する。
また、I_offsetDVDは、トレイ33をセット位置に所定の速度で送った際(異常発生なしの場合)のPFモータ64の電流値のばらつき、即ち負荷変動による電流値のばらつきを考慮した上で、異常発生時の電流値Icurの増加分を表す値(概ね図8の値d−値cに相当する)、つまり、トレイ33が正常に搬送されている限り発生し得ない電流値Icurの増分値であり、予め図示しないメモリに格納されている。尚、PFモータ64の加速制御が行われている際には、図8の区間Aに示す様に電流値Icurが増加することから、本実施形態では定速制御(PID制御)に移った後に、電流値IcurがI_limit_DVDを超えるか否かを判断する様にしているが、異常発生時の電流値Icurの値が加速制御時の電流値Icurの最大値よりも大なるものとなる様な場合には、I_limit_DVDを決定する為のI_offsetDVDの値は、負荷変動による電流値Icurのばらつきに加えて、加速制御時の電流値Icurの最大値をも考慮して決定することができる。
次に、トレイ33が何らの障害物に衝突せずに正しく搬送されている場合には、図8の区間a−bに示す様にPFモータ64の電流値Icurは値cを中心に僅かに上下する様になるが、トレイ33が何らかの障害物に衝突した場合(図のb地点)には、これに伴って電流値Icurは符号dで示す様に上昇する。即ち、これにより、Icur≧I_limit_DVDとなる(ステップS203の肯定枝)。この場合には、トレイ33が何らかの障害物に衝突して、トレイ33と搬送駆動ローラ21との間にスリップが生じていると判定できるから、異常発生としてPFモータ64を停止させて(ステップS205)、処理を中止する。
尚、Icur<I_limit_DVDの場合(ステップS203の否定枝)、搬送駆動ローラ21(PFモータ64)の回転駆動量から判断して目標位置に到達したと判断できた場合は(ステップS204の肯定枝)、PFモータ64を停止して(ステップS206)、処理を終了する。
尚、Icur<I_limit_DVDの場合(ステップS203の否定枝)、搬送駆動ローラ21(PFモータ64)の回転駆動量から判断して目標位置に到達したと判断できた場合は(ステップS204の肯定枝)、PFモータ64を停止して(ステップS206)、処理を終了する。
この様に電流値Icurがトレイ33の正常搬送時の値か異常発生時の値かを判定する為の電流値I_limit_DVDは、上記メジャーメント手段によってI_out_ave を求めるとともに、I_offsetDVDを、実際にトレイ33を障害物に衝突させることによってトレイ33と搬送駆動ローラ21との間にスリップを生じさせ、このときの電流値Icurを求めることで決定することができる。
以上により、搬送駆動ローラ21を駆動することによって変化する物理量としての電流値Icurを監視する物理量監視手段を備えることで、トレイ33が正しく搬送されているか否か、即ちトレイ33と搬送駆動ローラ21とので間スリップが生じているか否かを判定することができ、スリップが生じた場合には即座に搬送駆動ローラ21を停止させることで、トレイ33と搬送駆動ローラ21との間のスリップを最小限に抑えて搬送駆動ローラ21の表面状態を常に適切に維持することができる。また、これにより、ユーザがプリンタ1の近傍に居ない場合でも、プリンタ1が自らトレイ33の衝突を検知できるので、本実施形態の様にトレイ33を装置内部にビルトインする構成であっても安全性を確保することができる。また、PFモータ64の電流値を監視することで搬送駆動ローラ21とトレイ33との間にスリップが生じているか否かを判定することができるので、センサ等の手段を別途用いることなく、低コスト化を図ることが可能となる。
尚、物理量として本実施形態では電流値Icurを用いているが、これに限られるものではなく、搬送駆動ローラ21とトレイ33との間にスリップが生じておらず正常に搬送されている時と、トレイ33が何らかの障害物に衝突して搬送駆動ローラ21との間でスリップが生じている時とで異なる様な、他の物理量であっても構わない。
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
1 インクジェットプリンタ、3 ハウジング、4 下部シャーシ、5 メインフレーム、6 サイドフレーム右、7 サイドフレーム左、8 フロントカバー、11 主キャリッジガイド軸、12 副キャリッジガイド軸、13 キャリッジ、14 記録ヘッド、15 インクカートリッジユニット、16 インクカートリッジ、19 紙検出器、20 プラテン、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 排紙駆動ローラ、24 排紙従動ローラ、27 PWセンサ、28 給紙ローラ、30 給紙カセット、31 ホッパ、33 ディスクトレイ、35 電源SW、36 トレイSW、50 制御部、51 IF、52 ASIC、53 RAM、54 PROM、55 EEPROM、56 CPU、57 タイマIC、58 DCユニット、59 ヘッドドライバ、60 キャリッジ(CR)モータドライバ、61 搬送(PF)モータドライバ、63 キャリッジ(CR)モータ、64 搬送用(PF)モータ、65 無端ベルト、66 プーリ、67 軸、68 ロータリエンコーダ、69 リニアエンコーダ、70,71 歯車、D ディスク、P 記録用紙
Claims (4)
- 被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記記録ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、
前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、
被記録媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、を備えた、被記録媒体に記録を行う記録装置において、前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置であって、
前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する物理量を監視する物理量監視手段を備え、
前記物理量の変化量をもとに、前記トレイが搬送されているか否かを判定する判定手段を有している、
ことを特徴とするトレイ送り制御装置。 - 請求項1において、前記物理量監視手段が、前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する前記搬送用モータの電流値を−監視する様に構成されている、
ことを特徴とするトレイ送り制御装置。 - 被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記記録ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、
前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、
被記録媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、
前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置と、を備えた記録装置であって、
前記トレイ送り制御装置が、請求項1または2のいずれか1項に記載された前記トレイ送り制御装置である、
ことを特徴とする記録装置。 - 被搬送媒体をニップし且つ回転することにより、前記液体噴射ヘッドへ前記被搬送媒体を搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラを備えて構成された搬送ローラと、
前記搬送駆動ローラを回転駆動する搬送用モータと、
被噴射媒体をセット可能であるとともに、前記搬送ローラによって送り可能なプレート形状を成す、前記被搬送媒体としてのトレイと、
前記搬送用モータを制御することにより、前記トレイの送り制御を行うトレイ送り制御装置と、を備えた、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射装置であって、
前記搬送駆動ローラを駆動することによって変化する物理量を監視する物理量監視手段を備え、
前記物理量の変化量をもとに、前記トレイが搬送されているか否かを判定する判定手段を有している、
ことを特徴とする液体噴射装置。
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---|---|---|---|
JP2003310518A JP2005074905A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | トレイ送り制御装置、記録装置、液体噴射装置 |
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Family Applications (1)
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JP2003310518A Pending JP2005074905A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | トレイ送り制御装置、記録装置、液体噴射装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7762733B2 (en) | 2006-07-06 | 2010-07-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, conveyance apparatus, and feed-conveyance control method |
US8641038B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording device |
JP2014024233A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
US8843054B2 (en) | 2009-12-15 | 2014-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
JP2015047720A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置及び記録装置の制御方法 |
-
2003
- 2003-09-02 JP JP2003310518A patent/JP2005074905A/ja active Pending
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