JP2005280284A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャップが記録ヘッドを封止した際に記録ヘッドとキャップとの位置関係がずれても、全てのインクノズルに対して適切にインク吸引動作を実行することができる記録装置を提供する。
【解決手段】 インクを吐出することによって印刷用紙に記録を行う記録ヘッド26は、キャリッジのホームポジション側に配設されたメンテナンスユニットが備えるキャップ43によって封止されるとともに、吸引ポンプによってインク吸引が行われる。キャップ43は記録ヘッド26に対して進退可能に設けられ、記録ヘッド26の封止時には記録ヘッド26とキャップ43とが対向する様にキャリッジの位置決めが行われる。キャップ43が記録ヘッド26を封止した後、キャリッジの現在位置の検出を行い、記録ヘッド26がキャップ43におけるインク吸引可能領域から外れている場合には、記録ヘッド26がインク吸引可能領域内に入る様にキャリッジの移動動作を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、Fax、プリンタ等に代表される記録装置および液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。以下、インクジェットプリンタを一例として説明する。
インクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)はインクを吐出する記録ヘッドをキャリッジに備え、当該キャリッジは、モータの駆動力を受けて主走査方向に往復駆動される様に構成されている。そして、キャリッジの主走査方向への移動動作中に記録ヘッドがインクを吐出することにより、被記録媒体の一例としての印刷用紙に記録が実行される。
また、一般にキャリッジの主走査領域の端部(主に、ホームポジション側)には、記録ヘッドのインクノズルにおけるインクの目詰まり防止や、付着した異物等の除去の為に、記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス手段が設けられている。このメンテナンス手段は、例えば記録ヘッドを封止するキャップと、前記キャップ内に負圧を発生させる負圧発生手段(ポンプ吸引手段)とを備えて構成され、キャリッジをホームポジションの特定の位置に位置決めし、そしてキャップによって記録ヘッドをキャップして、記録ヘッドにおけるインクノズルからのインク吸引を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−174846号公報
ここで、記録ヘッドを封止するキャップにおけるインク吸引可能領域は、吸引すべきインクノズルの設置範囲に対して余裕をもって形成され、これによってキャリッジのメンテナンス手段に対する位置決めに際して多少のずれが発生しても、全てのインクノズルがインク吸引可能領域内に入る様に構成されている。
しかし、キャップが記録ヘッドを封止する際に、キャップが記録ヘッドに与える力によってキャリッジが僅かに動いてしまい、キャップに対する記録ヘッドの位置がずれてしまう場合がある。そして、その結果記録ヘッドにおけるインクノズルの一部がキャップにおけるインク吸引可能領域から外れてしまい、当該一部のインクノズルに対してインク吸引動作を実行することができなくなり、記録品質の回復を図ることが不可能となる虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、キャップが記録ヘッドを封止した際に記録ヘッドとキャップとの位置関係がずれても、全てのインクノズルに対して適切にインク吸引動作を実行することができる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの駆動源としてのキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動制御することにより、前記キャリッジの主走査方向における位置を制御するキャリッジ制御手段と、前記キャリッジの主走査方向における位置を検出するキャリッジ位置検出手段と、前記記録ヘッドを封止するキャップを備えるとともに、前記キャップが前記記録ヘッドを封止可能な封止位置と前記キャップが前記記録ヘッドから退避する退避位置とを往復移動可能に構成されたキャップ手段と、前記キャップが前記記録ヘッドを封止した状態において前記キャップ内部に負圧を発生させることにより、前記記録ヘッドに設けられたインクノズルからインクを吸引する負圧発生手段と、を備えた記録装置であって、前記キャリッジ制御手段が、前記キャップが前記退避位置にあるときに、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記キャップにおけるインク吸引可能領域の内側に位置する様に前記キャリッジを位置決めし、前記キャップが前記記録ヘッドを封止した後の前記キャリッジの位置を前記キャリッジ位置検出手段によって検出し、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記インク吸引可能領域から外れている場合には、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域の側へと移動させることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジの主走査方向における位置を制御するキャリッジ制御手段が、前記キャップが前記記録ヘッドを封止した後の前記キャリッジの位置を検出し、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記キャップにおいてインク吸引可能な領域、即ちインク吸引可能領域外に位置する場合には、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させるので、前記キャップが前記記録ヘッドを封止したことによって、前記キャリッジが封止前の位置から変位した場合でも、前記記録ヘッドにおける全てのインクノズルに対して確実にインク吸引を行うことができ、常に確実に記録品質の回復を図ることが可能となる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、上記第2の態様において、前記キャップが前記記録ヘッドを封止した後に前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記インク吸引可能領域外に位置する場合に、前記キャップが前記封止位置にある状態のまま前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ヘッドが前記キャップにおけるインク吸引可能領域外に位置する場合に、前記キャップが前記封止位置にある状態のまま前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させるので、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へ移動さえた後に再び前記記録ヘッドと前記キャップとの相対位置がずれる様なことがなく、確実に、全てのインクノズルに対してインク吸引動作を実行することが可能となる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、上記第1のまたは第2の態様において、前記キャリッジ制御手段が、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させた際に、前記キャリッジモータの物理量が予め定められたしきい値を超えると、前記キャリッジの駆動を停止させる様構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させた際に、前記キャリッジモータの物理量(例えば、電流値や電圧値等)が、予め定められたしきい値を超えた場合、即ち正常なキャリッジ駆動時の物理量とは認められない場合に、前記キャリッジの駆動を停止させることから、前記キャリッジのオーバー駆動による前記キャップ手段や前記記録ヘッド等の各機構の破損・故障等を防止することができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジの前記インク吸引可能領域側への移動量が、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記キャップ内部において最も大きく前記インク吸引可能領域から外れた場合の最大外れ量に設定されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記キャリッジの前記インク吸引可能領域側への移動量が、最大外れ量、即ち前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記インク吸引可能領域から最も大きく外れた場合に、インクノズルを前記インク吸引可能領域内に入れる為の移動量であるので、常に確実に、前記記録ヘッドにおけるインクノズルを前記インク吸引可能領域内に戻すことができる。
本発明の第5の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの駆動源としてのキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動制御することにより、前記キャリッジの主走査方向における位置を制御するキャリッジ制御手段と、前記キャリッジの主走査方向における位置を検出するキャリッジ位置検出手段と、前記液体噴射ヘッドを封止するキャップを備えるとともに、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止可能な封止位置と前記キャップが前記液体噴射ヘッドから退避する退避位置とを往復移動可能に構成されたキャップ手段と、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止した状態において前記キャップ内部に負圧を発生させることにより、前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルから液体を吸引する負圧発生手段と、を備えた液体噴射装置であって、前記キャリッジ制御手段が、前記キャップが前記退避位置にあるときに、前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルが前記キャップにおける液体吸引可能領域の内側に位置する様に前記キャリッジを位置決めし、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止した後の前記キャリッジの位置を前記キャリッジ位置検出手段によって検出し、前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルが前記液体吸引可能領域から外れている場合には、前記キャリッジを前記液体吸引可能領域の側へと移動させることを特徴とする。
以下、図1乃至図9を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は同装置本体の斜視図、図3は同側断面概略図、図4は制御部のブロック図である。また、図5は記録ヘッド26をメンテナンスするメンテナンスユニット40の斜視図であり、図6は記録ヘッド100を封止する際のキャリッジ25の動作内容を示すフローチャート、図7乃至図9は記録ヘッド100とキャップ43との相対的な位置関係を示す為の模式図である。
尚、以下では、用紙搬送(給送)経路の上流側(図3の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送(給送)経路の下流側(図3の左側)を単に「下流側」と言うこととする。また、図示する座標軸は、x方向が主走査方向、y方向が副走査方向、z方向が垂直方向であり、それぞれの矢印方向が正方向(+側方向)である。
先ず、図1乃至図3を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙Pへの記録に適した小型サイズに構成されたものである。
図1において、プリンタ1はハウジング3によって外観が構成され、A4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な給紙装置2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられるキャリッジ25(図2)を、装置前部には記録の行われた用紙をスタックするスタッカ6を備えている。スタッカ6は、非使用時には図示する様に略垂直に立設された状態となり、使用時には、プリンタ前方側に開いて記録用紙をスタック可能となるが、プリンタ1は小型であることから、スタッカ6が開いた状態においても、装置内部には手指を入れることができない構成となっている。
装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、装置前方右上には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体を装着可能なカードスロット(図示せず)を覆う開閉自在なカバー3aが設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、図2及び図3を参照しながら、プリンタ1の内部構成について説明する。給紙装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、摩擦分離材13と、紙戻しレバー12と、を備えている。ホッパ10は揺動支点10aを中心に図示しない駆動手段によって揺動駆動される様に設けられ、記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、記録用紙Pの給送時には、給送ローラ11に記録用紙Pを圧接させる。ホッパ10に設けられた固定ガイド8と可動ガイド9とは記録用紙Pの側端位置を規制し、また、可動ガイド9は、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
給送ローラ11は側面視略D形の形状をなし、外周にはゴム材が巻回され、図示しない駆動モータによって用紙給送時に選択的に回転駆動される。用紙給送時には、その円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図示する様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に制御される。尚、符号14で示すローラは自由回転可能なアイドルローラであり、搬送中の記録用紙Pが給送ローラ11に接して搬送負荷を生じさせない様、搬送中の記録用紙Pと接して従動回転する。このアイドルローラ14は、本実施形態では給送ローラ11を挟む様に給送ローラ11の両側に設けられている。
給送ローラ11と対向する位置には摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。また、給送ローラ11と対向する位置には紙戻しレバー12が設けられている。紙戻しレバー12は揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、給送ローラ11の1回転動作中に、図3に示す待機状態から記録用紙Pの給送経路を開放する様に一旦倒れ、そして再び図3に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pをホッパ10上に戻す。
以上が給紙装置2であり、給紙装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている。搬送駆動ローラ21は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は回転軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは搬送ローラにニップされ、記録ヘッド26へと搬送される。
また、搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれる。
次に、搬送駆動ローラ21の下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、液体の一例としてのインク滴を記録用紙Pに向けて吐出(噴射)することにより、記録を実行する。キャリッジ25には主走査方向に延びるキャリッジガイド軸27が挿通し、また、主走査方向に延びる無端ベルト24(図2)の一部に固定されている。そして、キャリッジモータ19(図2)の動力を受けて、キャリッジガイド軸27にガイドされながら、主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に固設されるインクカートリッジ(図示せず)から、図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材36(図2)が配設されている。
凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ31が設けられている。廃液トレイ31の内部には廃液吸収材34が設けられ、廃液トレイ31内のインク廃液を確実に保持する。
続いて、記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた記録用紙Pは、これらローラにニップされることにより、図示しないスタッカへ向けて排出される。
排出駆動ローラ29の下流側には、排出補助ローラ37が設けられている。排出補助ローラ37は、その回転軸37aと、排出駆動ローラ29の回転軸29aとに係回されたベルト38によって、排出駆動ローラ29の回転に従って回転する。この排出補助ローラ37は、排出駆動ローラ29及び排出従動ローラ30にニップされて排出される記録用紙Pの後端を、スタッカに向けて確実に落とす機能を果たすものである。
続いて、図4を参照しながらプリンタ1の制御手段、特に、キャリッジ25を駆動制御するキャリッジ駆動制御手段としての制御部50の構成について説明する。制御部50は、プリンタ1に記録(印刷)情報を送信するホスト・コンピュータ100との間でデータの送受信が可能に構成され、ホスト・コンピュータ100とのインタフェース(IF)51と、ASIC52、RAM53、PROM54、EEPROM55、CPU56、タイマIC57、DCユニット58モータドライバ、ポンプモータドライバ68、紙送り(PF)モータドライバ59、キャリッジ(CR)モータドライバ65、ヘッドドライバ66を備えている。
CPU56はプリンタ1の制御プログラムを実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行い、タイマIC57は、CPU56に対して各種処理に必要な周期的な割り込み信号を発生させる。ASIC52は、ホスト・コンピュータ100からIF51を介して送信される記録データに基づいて印刷解像度や記録ヘッド14の駆動波形等を制御するものである。RAM53は、ASIC52およびCPU56の作業領域や他のデータの1次格納領域として用いられ、PROM54およびEEPROM55には、プリンタ1を制御する為に必要な制御プログラム(ファームウェア)および処理に必要なデータが格納され、EEPROM55は、更に必要なデータの読み書きが行われる。
DCユニット58は、DCモータ(ポンプモータ41、CRモータ19、PFモータ67)の速度制御を行う為の制御回路であり、図示を省略するPID制御部、加速制御部、PWM制御回路等を有している。DCユニット58は、CPU56から送られてくる制御命令や、ロータリエンコーダ68、リニアエンコーダ64、紙検出器17、等の検出手段からの出力信号に基づいてDCモータの速度制御を行う為の各種演算を行い、CRモータドライバ65及びPFモータドライバ59へ信号を送出する。
PFモータドライバ59は、DCユニット58の制御の下、PFモータ67を駆動制御する。PFモータ67は、本実施形態においては複数の駆動対象、即ち、前述した給送ローラ11、搬送駆動ローラ21、排出駆動ローラ29(及び排出補助ローラ37)を回動させる。
CRモータドライバ65は、DCユニット58の制御の下、キャリッジ25の駆動源であるCRモータ19を駆動制御することにより、キャリッジ25を主走査方向に往復動させ、または停止・保持させる。ヘッドドライバ66は、CPU56の制御の下、ホスト・コンピュータ100から送信された記録データに従って記録ヘッド26を駆動制御する。
ポンプモータドライバ68は、DCユニット58の制御の下、後述するポンプモータ41を駆動制御する。
CPU56およびDCユニット58には、搬送される用紙Pの始端および終端を検出する紙検出器17からの検出信号と、PFモータ67の回転量、回転方向、回転速度を検出する為のロータリエンコーダ68からの出力信号と、キャリッジ25の主走査方向における絶対位置を検出するリニアエンコーダ64と、操作部5と、その他の入出力デバイスと、からの出力信号が与えられる。
ロータリエンコーダ68は、外周部に多数の透光部(図示せず)を有する円盤状スケール(図示せず)と、前記透光部に対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)を備えて構成された検出部とを有し、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、制御部50は、この様なロータリエンコーダ68からの出力信号を受信することによって、搬送駆動ローラ21(PFモータ67)の回転量、回転速度、回転方向を検出し、これにより、目的とする記録用紙Pの送り制御を実行することができる様になっている。
続いて、リニアエンコーダ64は、主走査方向に長いリニアスケール63において主走査方向に複数形成された透光部に対して発光する発光部(図示せず)と、前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)とを備えて構成され、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、制御部50はこれによってキャリッジ25の主走査方向における絶対位置や速度を検出する。
以上がプリンタ1の構成であり、以下、図5乃至図9を参照しながら記録ヘッド26のメンテナンスを行うメンテナンスユニットの構成及び、記録ヘッド26を封止する際のキャリッジ25の位置決め動作内容について説明する。
図5に示すメンテナンスユニット40は、キャリッジ25の移動可能範囲内における右端部(ホームポジション側:図2のx−方向)において記録ヘッド26と対向する位置(図2において示すキャリッジ25の下部)に設けられ、キャリッジ25がホームポジション側に位置するとき(非記録時)に記録ヘッド26をキャップするキャッピング動作、記録ヘッド26におけるインクノズル(液体噴射ノズル:図示省略)からインク吸引(液体吸引)を行うインク吸引動作、記録ヘッド26の下面を払拭するワイピング動作、のこれら動作を行う。このメンテナンスユニット40は、「負圧発生手段」を構成するポンプモータ41及び吸引ポンプ48と、「キャップ手段」としてのキャッピング装置42と、ワイピング装置47と、キャリッジロック装置49と、その他図示しない構成要素を備えて構成されている。
キャッピング装置42は、記録ヘッド26を覆うことが可能な大きさであってその上面が開口した箱体によって成されたキャップ43を備え、キャップ43の内部には、吸引ポンプ48に連通するインク吸引口(図示省略)が設けられている。吸引ポンプ48はポンプモータ41の動力によって記録ヘッド26を封止した状態のキャップ43内部に負圧を発生させ、これにより、記録ヘッド26におけるインクノズルからインク吸引を行ってインクノズルの目詰まりを防止したり、インクカートリッジ交換時のインクの初期充填を行う。また、インク吸引を行わない状態においても、キャップ43は記録ヘッド26を封止することにより、電源オフ時等の非記録動作時においてインクノズルの乾燥を防止する。このキャッピング装置42は、ポンプモータ41の動力を受けて駆動される図示しない昇降機構によって選択的に昇降動作又下降動作(z方向)する様に設けられていて、これにより、キャップ43が記録ヘッド26を封止する封止位置と、記録ヘッド26から退避する退避位置とを往復移動可能となっている。
ワイピング装置47は、エラストマ等の弾性材料によって成されたワイピング部材47aを有している。ワイピング部材47aは記録ヘッド26のヘッド面に弾接可能に設けられ、キャリッジ25の往復動作を介して記録ヘッド26のヘッド面を払拭し、記録ヘッド26のヘッド面に付着した異物等を除去する。
キャリッジロック装置49は、ポンプモータ41の動力によって選択的にキャリッジ25に対して突出可能なロック部材49aを有し、キャリッジ25に形成された図示しない凹部にロック部材49aが嵌合することにより、キャリッジ25が主走査方向に移動しないようにロックする機能を果たす。
次に、記録ヘッド26を封止する際のキャリッジ25の位置決め動作について図6乃至図9を参照しながら説明する。尚、図7乃至図9では、記録ヘッド26とキャップ43との関係を判り易く示す為に、寸法関係を誇張して描いている。また、図7乃至図9において実線で示す記録ヘッド26は、キャップ43による封止前の記録ヘッド26を示し、仮想線で示す記録ヘッド26は、キャップ43による封止後の記録ヘッド26を示している。
記録ヘッド26を封止する際には、先ず、キャリッジ25を位置Cへ移動させる(ステップS101)。ここで、位置Cは、キャップ43におけるインク吸引可能領域(図7乃至図9参照)内に記録ヘッド26(記録ヘッド26におけるインクノズル)が位置する様なキャリッジ25の位置であり、且つ、キャップ43が退避位置にあって記録ヘッド26を封止する前のキャリッジ25の位置である(以下、適宜「封止前位置C」と言う)。尚、本実施形態では、キャリッジ25の主走査方向(図7乃至図9の左右方向)おける位置は、図示する様に記録ヘッド26の右側(ホームポジション側)端部の位置を基準とする。
続いて、キャップ43を上昇させ(ステップS102)、キャップ43によって記録ヘッド26を封止(キャップ)し、その後、キャリッジ25の現在位置Cを取得する(ステップS103)。ここで、封止前位置Cと封止後の現在位置Cとは、必ずしも一致するとは限らず、即ちキャップ43が記録ヘッド26を封止した際に、キャリッジ25が僅かに動いてしまう場合がある。従って封止前位置Cと封止後の現在位置Cとを比較し、そのずれ量に応じて、キャリッジ25の動作を決定する。
具体的には、記録ヘッド26封止後の現在位置Cが、C−a以上である場合には(ステップS104の肯定枝)、記録ヘッド26はキャップ43におけるインク吸引可能領域内に入っているので、キャリッジ25を位置決め動作を終了する。ここで、距離a(step)は、図7に示す様に封止前位置Cと、インク吸引可能領域の端部(符号xで示す)との距離であり、従ってキャリッジ25の現在位置CがC−a以上である場合とは、封止後の現在位置Cが図7に示す様に位置Xより左側(x側:記録領域側)にある状態を示す。従ってこの場合は、記録ヘッド26がキャップ43におけるインク吸引可能領域内に位置しているので、即ち記録ヘッド26におけるインクノズルが全てインク吸引可能領域内に位置しているので、インク吸引の為のキャリッジ25の位置決め動作を終了する(ステップS104の肯定枝)。
一方、キャリッジ25の現在位置Cが、C−aより小なる場合(ステップS104の否定枝)、即ちキャリッジ25の現在位置Cが位置Xより右側(x−側:ホームポジション側)にある場合には、更にキャリッジ25の現在位置CがC−b以上であるか否かを判断する(ステップS105)。そして、キャリッジ25の現在位置CがC−b以上の場合(ステップS105の肯定枝)、つまりキャリッジ25の現在位置Cが、図8に示す様にキャップ43のホームポジション側側壁の位置(符号xで示す)よりも左側(x+側:記録領域側)にある場合には、キャリッジ(CR)モータ19の「物理量」としての電流値がしきい値Iに達するまで(ステップS107の肯定枝)、又は、キャリッジ25の移動量がb(step)に達するまで(ステップS108の肯定枝)、キャリッジ25をインク吸引可能領域側(x+側)へと移動させる(ステップS106)。これにより、インク吸引可能領域外にずれた記録ヘッド26が、インク吸引可能領域内に入ることになる。尚、キャリッジモータ19の物理量としては、上記の様に電流値ではなく電圧値を用いても良いし、或いはトルクセンサー等を用いてモータ回転軸に掛かるトルクを計測し、当該トルクを用いて判断しても良い。
ここで、ステップS107においてキャリッジモータ19の電流値が所定のしきい値Iに達する場合とは、記録ヘッド26が、キャップ43の記録領域側側壁43aに当接した場合であり、この様にキャリッジモータ19の電流値を監視し、所定のしきい値に達した場合にはキャリッジ25の駆動を停止させるので、記録ヘッド26やキャップ43等の破損等を防止することができる。また、キャリッジモータ19の電流値が所定のしきい値Iに達しない場合であっても、キャリッジ25は必ず移動量b(step)、つまり、記録ヘッド26(記録ヘッド26におけるインクノズル)が、封止前位置Cからインク吸引可能領域外へ最も大きく外れた場合のキャリッジ25の戻し量(つまり、最大外れ量)だけx+側に移動されるので、記録ヘッド26を常に確実にインク吸引可能領域内に移動させることができる。
尚、キャリッジモータ19の電流値が所定のしきい値Iに達しないで(ステップS107の否定枝)、キャリッジ25の移動量がb(step)に達する場合(ステップS108の肯定枝)とは、例えばキャリッジ25の現在位置Cが、ちょうど符号xで示すキャップ43のホームポジション側側壁に位置する様な場合(最も大きく外れた場合)である。
一方、キャリッジ25の現在位置CがC−bより小さい場合(ステップS105の否定枝)とは、即ちキャリッジ25の現在位置Cが、図9に示す様にキャップ43のホームポジション側側壁の位置(符号xで示す)よりも右側(x−側:ホームポジション側)にある場合を示しており、即ち発生する可能性は低いものの、万が一の発生に備えて、キャリッジ25のインク吸引可能領域側への戻し量がb(step)では足りなくなる様な場合に備えて、以下の様な制御を行う。即ち、上記と同様にキャリッジ(CR)モータ19の電流値がしきい値Iに達するまで(ステップS110の肯定枝)、又は、キャリッジ25の移動量がC−C(step)に達するまで(ステップS111の肯定枝)、キャリッジ25をインク吸引可能領域側(x+側)へと移動させる(ステップS109)。これにより、図9から明かな様にキャリッジ25の移動量がb(step)では足りなくなる様な場合であっても、記録ヘッド26がキャップ43のインク吸引可能領域内に入るまでキャリッジ25を移動させることができる。
尚、キャリッジ25の現在位置Cがインク吸引可能領域外であってC−b以上の場合(ステップS105の肯f定枝)、つまりキャリッジ25の現在位置Cが、図8に示す様に位置xと位置xの間にあるときに、上記のステップS111(現在位置Cが位置xよりも図の右側にある場合)と同様にキャリッジ移動量をC−C(step)とすることもできる。しかし、本実施形態の様にキャリッジモータ19の電流値を監視しながら、一律に最大の外れ幅である距離b(step)を戻し量とすることで、記録ヘッド26及びキャップ43の破損を防止しつつ記録ヘッド26を確実にインク吸引可能領域内に戻すことができる。
加えて、本実施形態では、キャップ43によって記録ヘッド26を封止した状態のままキャリッジ25を移動させているので、インク吸引動作開始前に再び記録ヘッド26がキャップ43のインク吸引可能領域から外れる様なことがなく、常に確実に全てのインクノズルに対してインク吸引動作を行うことができる。
尚、上述したインク吸引動作前のキャリッジ25の位置決め動作は一例であり、種々の他の実施形態をとることができる。即ち、記録ヘッド26をキャップ43によって封止した後のキャリッジ25の位置を検出し、記録ヘッド26がインク吸引可能領域外にある場合には、キャリッジ25を記録ヘッド26がインク吸引可能領域内に向かう方向に移動させるような動作内容であれば、どの様な実施形態であっても構わない。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの制御部のブロック図。 メンテナンスユニットの斜視図。 記録ヘッド封止時のキャリッジの動作内容を示すフローチャート。 記録ヘッドとキャップとの相対的な位置関係を示す模式図。 記録ヘッドとキャップとの相対的な位置関係を示す模式図。 記録ヘッドとキャップとの相対的な位置関係を示す模式図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給紙装置、3 ハウジング、4 表示部、5 操作部、6 スタッカ、7 付勢ばね、8 固定ガイド、9 可動ガイド、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 レバー、16 検出部、17 紙検出器、18 紙案内部材、19 キャリッジモータ、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、24 キャリッジベルト、25 キャリッジ、26 記録ヘッド、27 キャリッジガイド軸、28 プラテン、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、34 廃液吸収材、36 インク吸収材、37 排出補助ローラ、40 メンテナンスユニット、41 ポンプモータ、42 キャッピング装置、43 キャップ、47 ワイピング装置、48 吸引ポンプ、49 キャリッジロック装置、50 制御部、63 リニアスケール、64 リニアエンコーダ、65 キャリッジ(CR)モータドライバ、68 ポンプモータドライバ、P 記録用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
    前記キャリッジの駆動源としてのキャリッジモータと、
    前記キャリッジモータを駆動制御することにより、前記キャリッジの主走査方向における位置を制御するキャリッジ制御手段と、
    前記キャリッジの主走査方向における位置を検出するキャリッジ位置検出手段と、
    前記記録ヘッドを封止するキャップを備えるとともに、前記キャップが前記記録ヘッドを封止可能な封止位置と前記キャップが前記記録ヘッドから退避する退避位置とを往復移動可能に構成されたキャップ手段と、
    前記キャップが前記記録ヘッドを封止した状態において前記キャップ内部に負圧を発生させることにより、前記記録ヘッドに設けられたインクノズルからインクを吸引する負圧発生手段と、を備えた記録装置であって、
    前記キャリッジ制御手段が、前記キャップが前記退避位置にあるときに、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記キャップにおけるインク吸引可能領域の内側に位置する様に前記キャリッジを位置決めし、
    前記キャップが前記記録ヘッドを封止した後の前記キャリッジの位置を前記キャリッジ位置検出手段によって検出し、
    前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記インク吸引可能領域から外れている場合には、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域の側へと移動させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記キャップが前記記録ヘッドを封止した後に前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記インク吸引可能領域外に位置する場合に、前記キャップが前記封止位置にある状態のまま前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2において、前記キャリッジ制御手段が、前記キャリッジを前記インク吸引可能領域側へと移動させた際に、前記キャリッジモータの物理量が予め定められたしきい値を超えると、前記キャリッジの駆動を停止させる様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記キャリッジの前記インク吸引可能領域側への移動量が、前記記録ヘッドにおけるインクノズルが前記キャップ内部において最も大きく前記インク吸引可能領域から外れた場合の最大外れ量に設定されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備え、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
    前記キャリッジの駆動源としてのキャリッジモータと、
    前記キャリッジモータを駆動制御することにより、前記キャリッジの主走査方向における位置を制御するキャリッジ制御手段と、
    前記キャリッジの主走査方向における位置を検出するキャリッジ位置検出手段と、
    前記液体噴射ヘッドを封止するキャップを備えるとともに、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止可能な封止位置と前記キャップが前記液体噴射ヘッドから退避する退避位置とを往復移動可能に構成されたキャップ手段と、
    前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止した状態において前記キャップ内部に負圧を発生させることにより、前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルから液体を吸引する負圧発生手段と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記キャリッジ制御手段が、前記キャップが前記退避位置にあるときに、前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルが前記キャップにおける液体吸引可能領域の内側に位置する様に前記キャリッジを位置決めし、
    前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止した後の前記キャリッジの位置を前記キャリッジ位置検出手段によって検出し、
    前記液体噴射ヘッドにおける液体噴射ノズルが前記液体吸引可能領域から外れている場合には、前記キャリッジを前記液体吸引可能領域の側へと移動させる、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009297988A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Canon Inc インクジェット記録装置及びその制御方法
JP2013208772A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
US10406836B2 (en) 2017-03-31 2019-09-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus

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