JP2008037006A - インクジェット式記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェット式記録装置においてフラッシング動作を行いつつ,記録ジョブのスループットを向上させる。
【解決手段】記録紙を給送する給紙手段と,給送された記録紙を副走査方向へ搬送する記録紙搬送手段と,記録紙の主走査方向に移動可能なキャリッジとを有し,キャリッジには記録紙の先端を検知する記録紙センサと,記録紙にインクを吐出する記録ヘッドとを搭載するインクジェット式記録装置において,記録紙にインクの吐出を行う前に,記録紙を所定量給送して給紙の成功または失敗を検知する給紙確認動作と,キャリッジを記録紙の搬送経路外の所定位置まで移動してインク吐出を行うフラッシング動作と,フラッシング動作の後にキャリッジを前記搬送経路上の所定位置まで移動し,記録紙を搬送しながら記録紙の先端を検知する頭出し動作を行い,フラッシング動作の少なくとも一部の動作を給紙確認動作と同時に行う。
【選択図】図7

Description

本発明は,記録紙の給紙手段と,搬送される記録紙に対して移動可能なキャリッジに記録紙センサと記録ヘッドとを有するインクジェット式記録装置及びその制御方法に関し,特に,給紙の成功または失敗を検知する給紙確認動作と,記録紙の搬送経路外でインク吐出を行うフラッシング動作と,記録紙の搬送経路上で記録紙の先端を検知する頭出し動作とを行うインクジェット式記録装置及びその制御方法に関する。
搬送される記録紙に対し記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させながら,印刷データに従って記録ヘッドから記録紙にインクを吐出して記録を行うインクジェット式記録装置が知られている。かかるインクジェット式記録装置は,良好な記録品質を得るために,記録動作を実行する前に一連の準備動作を行う。例えば,記録紙が搬送経路に適切に給送されたかを確認する給紙確認動作,記録ヘッドのノズルの目詰まりを解消するためにインクを吐出するフラッシング動作,記録紙先端の位置決めをする頭出し動作などである。
まず,給紙確認動作では,インクジェット式記録装置はローラなどの給紙手段により記録紙収容部から記録紙を1枚ずつ給送して,記録紙が所定のタイミングで予定された位置に給送される給紙成功と,そうでない給紙失敗を検知する。
次に,フラッシング動作では,増粘したインクが記録ヘッドのノズル開口に目詰まりすることによるインク滴の飛翔方向のずれやインク吐出不能などの不具合を防止するため,インクジェット式記録装置は記録データと無関係に予備的なインク吐出を行い,ノズルの目詰まりを解消する。かかるインク吐出を記録開始前の準備動作として行うインクジェット式記録装置の例が特許文献1に記載されている。通常このような準備動作としてのインク吐出は,記録紙やその搬送経路を汚さないようにするために,記録紙が記録可能な位置まで搬送する前に,記録紙の搬送経路外に設けられたフラッシングポジションまでキャリッジを移動して行われる。
そして,頭出し動作では,インクジェット式記録装置は搬送される記録紙の先端が通過する位置までキャリッジを戻し,キャリッジに搭載される光学式センサにより記録紙の先端を検知し,検知した記録紙先端の位置に基づき記録紙上の記録開始位置を決定する。
ところで,上記のフラッシング動作は記録品質を良好に保つために必要だが,インクの消費につながるためその頻度は必要最小限に抑えることが望ましい。よって,従来のインクジェット式記録装置は,給紙成功の場合はフラッシング動作以降の動作を順次実行するが,給紙が失敗した場合は紙詰まりなどの不具合を引き起こし記録が失敗する可能性が高いので,フラッシング動作以降の動作及び記録紙への記録を行わずに記録紙を排紙して,インクの浪費を避けていた。
特開2006−95819号公報
しかしながら,従来のように給紙成功が確認された後にフラッシングポジションへキャリッジを移動してインク吐出を行い,その後記録紙検知可能な位置までキャリッジを移動して頭出しを行うという一連の動作に費やされる記録開始前の時間は,記録ジョブ全体としてのスループットを圧迫する要因となっていた。
また近年では,圧電素子を用いてインクカートリッジ内のインクに振動を加え,インクカートリッジ内の反射波などを検知することによりインク液面の水位の変化を検知するインク残量の検知方法が知られており,かかる方法によってフラッシング動作によるインク消費後のインク残量を検知する方法が提案されている。かかるインク残量検知方法によると,インク残量が一定量を下回ったことを検知することができ,インクの終了時期を精度良く検知することができるが,反射波の検知などに有る程度の検知時間が必要とされる。よって,かかるインク残量検知動作をフラッシング動作に追加すると,記録ジョブのスループットが著しく悪化してしまうという問題がある。
そこで,上記問題に鑑みてなされた本発明の目的は,記録開始前にフラッシング動作を行いつつ,記録ジョブのスループットを向上させるインクジェット式記録装置,及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,記録紙を給送する給紙手段と,給送された前記記録紙を副走査方向へ搬送する記録紙搬送手段と,前記記録紙の主走査方向に移動可能なキャリッジとを有し,前記キャリッジに前記記録紙の先端を検知する記録紙センサと,前記記録紙にインクを吐出する記録ヘッドとを搭載するインクジェット式記録装置において,前記記録紙にインクの吐出を行う前に,前記記録紙を所定量給送して給紙の成功または失敗を検知する給紙確認動作と,前記キャリッジを前記記録紙の搬送経路外の所定位置まで移動してインク吐出を行うフラッシング動作と,前記フラッシング動作の後に前記キャリッジを前記搬送経路上の所定位置まで移動し,前記記録紙を搬送しながら前記記録紙の先端を検知する頭出し動作を行い,前記フラッシング動作の少なくとも一部の動作を前記給紙確認動作と同時に行うことを特徴とする。
上記側面によれば,フラッシング動作の少なくとも一部の動作を給紙確認動作と同時に実行するため,フラッシング動作の後に行われる頭出し動作の開始時期を早めることができ,よって記録紙にインクを吐出して記録を開始する時期を早めることが可能となる。よって,記録ジョブ全体としてのスループットを向上させることができる。
上記側面の好ましい態様によれば,前記キャリッジは,前記インクを収容するインク容器と,前記キャリッジが停止状態のときに前記インク容器内の前記インクの液面を検知するインク液面検知部とをさらに搭載し,前記フラッシング動作では前記インク吐出後に前記インク液面の検知を行うことを特徴とする。よって,フラッシング動作の少なくとも一部の動作を給紙確認動作と同時に実行することにより記録ジョブ全体としてのスループットを向上させながら,頭出し動作の前にインクの液面検知によるインク残量検知動作を追加することができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,本実施の形態におけるインクジェット式記録装置の要部平面図であり,図2はその側面図である。
インクジェット式記録装置50は,記録紙Pを給紙トレイ57から給送する給紙ローラ57b,記録紙Pを副走査方向Yへ搬送するための紙送りローラ53及び従動ローラ54,搬送される記録紙Pの主走査方向Xにキャリッジガイド軸51に沿って往復動作するキャリッジ61とを有する。また,キャリッジ61には,記録紙Pにインクの吐出を行う記録ヘッド62,後述する記録紙センサ34,及び図3に示すインク容器64とが搭載される。
また,記録ヘッド62と対向する位置には,搬送される記録紙Pを摺接支持しながら記録紙Pの記録面と記録ヘッド62のヘッド面との間隔を所定間隔に維持するプラテン52が設けられる。このように構成されるインクジェット式記録装置50は,キャリッジ61とプラテン52の間で記録紙Pを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と,キャリッジ61を主走査方向Xに移動させる間に記録ヘッド62から記録紙Pにインクを吐出する動作とを交互に繰り返すことによって,記録紙Pに記録を行う。
記録紙Pの副走査方向Yの最上流側には,多数の記録紙Pを積載可能な給紙トレイ57が設けられる。給紙トレイ57の一方側にはステッピングモータにより回転動作する給紙ローラ57bが設けられ,また給紙ローラ57bに対向して設けられ記録紙を裏面から弾性付勢する不図示の分離パッドとが設けられる。この給紙ローラ57bの外周面に接して巻き込まれる記録紙Pは分離パッドによる摩擦抵抗により給紙トレイ57に積載された複数の記録紙から1枚ずつ分離され,給紙トレイ57の副走査方向Y下流に向かって給送される。このような給紙トレイ57と給紙ローラ57bが「給紙手段」に対応する。
紙送りローラ53は,ステッピングモータの回転駆動力により回転し,給送された記録紙Pを副走査方向Yに搬送する。従動ローラ54は,複数設けられており,それぞれ個々に記録紙Pが紙送りローラ53により搬送される際に記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。この従動ローラ54によって記録紙Pは紙送りローラ53の外周面に押し付けられ,紙送りローラ53の外周面に密着して副走査方向Yに搬送される。紙送りローラ53と従動ローラ54が「記録紙搬送手段」に対応する。
紙送りローラ53の近傍にはロータリエンコーダ31(図2)が設けられる。ロータリエンコーダ31は,紙送りローラ53の回転に連動して回転するロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットをロータリスケールセンサ312(図2)により検知し,紙送りローラ53の回転に伴い変化する検知信号を記録制御部100(図2)に入力する。
給紙ローラ57bと紙送りローラ53との間には,紙検知器33が設けられる。紙検知器33は記録紙Pの搬送方向へ回動するレバーを有しており,このレバーの先端が記録紙Pの先端で押されレバーが回動することによって記録紙Pの先端Hが検知される。紙検知器33は給紙ローラ57bにより給送された記録紙Pの先端Hを検知して検知信号を記録制御部100に入力し,記録制御部100は後述するように記録紙Pの給紙成功または給紙失敗を検知する。
記録紙Pの副走査方向Yの最下流に設けられた排紙ローラ55は,ステッピングモータの回転駆動力により回転し,記録紙Pを副走査方向Yに排紙する。複数の排紙従動ローラ56は,記録紙Pが排紙ローラ55の回転により排紙される際に,記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に伴い従動回転することにより,記録紙Pを排紙ローラ55に密着させて排紙させる。
キャリッジ61に搭載される記録紙センサ34は,発光ダイオードによる発光部とフォトトランジスタによる受光部とを有する光学式センサである。記録紙センサ34は,発光部から発した光が記録紙Pまたはプラテン52に当たって反射し,反射した光を受光部で受光し,その受光量に応じた出力電圧の変化を検知することにより記録紙Pの先端Hを検知する構成を有している。この記録紙センサ34の検知信号は記録制御部100に入力される。
ここでキャリッジ61の内部を説明する図3を参照すると,キャリッジ61にはさらにインク容器64が搭載され,インク容器64の壁面にはインク液面検知部36が備えられる。インク容器64は例えばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック),lc(ライトシアン),lm(ライトマゼンタ)の6色それぞれに設けられるキャリッジ61に着脱可能なインクカートリッジであり,記録ヘッド62に連通する流路37によりインク容器64から記録ヘッド62へインクが供給される。
インク液面検知部36は一例として圧電素子を有し,圧電素子がインク容器64内のインク38に振動を加え,圧電素子の残留振動やインク容器64内の反射波による振動に応じて圧電素子が逆起電力によって生成する電圧を検知する構成を有する。ここでインク38の液面がインク液面検知部36が設けられた位置Lより低い水位になると,圧電素子はインク容器64内の空気と接することになり,インク38を振動させた場合のような残留振動あるいは反射波を検知できなくなる。よって,インク液面検知部36は,検知される電圧の変化によりインクの液面が位置Lより低くなったことを検知することができ,インク液面検知部36の検知信号は記録制御部100に入力される。このようにして,インク液面検知部36により,インク容器64内のインクがある一定の残量を下回ったかどうかを検知することができる。
上記のようなインク液面検知部36によるインク残量の検知方法によれば,インク終了間近の水位にインク液面検知部36を設定することにより実際にインク残量が終了間近となったことを直接的に検知することができるので,インク残量が終了間近であることが検知されてからインク滴の吐出を積算することにより,精度良くインク終了時期を計測することができる。
この方法はインクが充填されたインク容器64が記録ヘッド62に装着された時点からインク滴の吐出を積算してインク残量を計測する方法と比べて次のような利点を有する。すなわち,インク容器64の装着時点からインク滴の吐出を積算する方法によれば,室温や湿度などの使用環境によって実際のインク消費量と計算上のインク消費量に誤差が生じやすいので,実際にインクが終了しているにもかかわらずインク有りと判断することを避けるために,ある程度のインク残量を有したままインク終了と判断していた。よって,インク容器に有る程度インクを残したままユーザによりインク容器交換がなされ,インクが無駄に廃棄されていた。しかしながら,上述の液面検知によるインク残量検知方法によれば,実際のインク残量が終了間近となってからインク滴の吐出を積算するので,より精度良くインク終了時期を計測することができる。よって,インク容器64内のインクを最大限消費することができ,上記のようなインクの無駄を無くすことができる。なお,インク液面検知部36の構成はインク容器64内のインクの液面を検知可能な他の構成としてもよい。
図1,図2に戻り,キャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の一端側の外側には,公知のキャッピング装置59が設けられる。キャリッジ61は記録を実行しない待機時にはキャッピング装置59上まで移動して停止し,記録ヘッド62がキャッピング装置59に設けられたキャップCPで封止される。このキャリッジ61の停止位置はホームポジションHPとして規定される。
ホームポジションHPとは反対側のキャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の外側には,インク吸収体を有するインク受け部60が設けられる。キャリッジ61はインク受け部60上まで移動して停止し,記録ヘッド62がインク吸収体60に向けて増粘したインクによる記録ヘッドのノズル開口の目詰まりを解消するために,記録実行前の準備動作として記録に関係ないインク吐出,つまりフラッシングを行う。この場合のキャリッジ61の停止位置はフラッシングポジションFPとして規定される。また,上記のホームポジションHPに位置するキャッピング装置59においてキャップCP内にインク吐出を行うように構成することも可能であり,その場合は,ホームポジションHPがフラッシングポジションFPとして規定される。なお,本文中では記録実行前の準備動作として記録に関係ないインク吐出を行うことを単に「フラッシング」といい,フラッシングに伴うフラッシングポジションまでのキャリッジ移動等を含む一連の動作を「フラッシング動作」という。
キャリッジ61に搭載されたリニアエンコーダ32(図2)は,キャリッジガイド軸51の近傍に主走査方向Xと略平行して設けられたリニアスケール321に等間隔に形成されるスリットをリニアスケールセンサ322により検知し,キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じて変化する検知信号を記録制御部100に入力する。
上記構成おいて,給紙ローラ57bや紙送りローラ53及び排紙ローラ55は次に述べるように記録制御部100により駆動制御される。また,記録ヘッド62も同様に,記録制御部100により制御されて記録紙Pの表面へのインクの吐出,またはフラッシングとしてのインク吐出を行う。
図4は,インクジェット式記録装置50の記録制御部100の概略構成図である。記録制御部100のシステムバスBUSにはROM101,RAM102,駆動制御部103,MPU104,EPROM105が接続されている。MPU104は,ROM101に格納された記録制御プログラムに従い,RAM102を作業領域としてインクジェット式記録装置50の記録制御を実行するための演算処理等を行う。その際,記録制御プログラムの処理に必要な各種データ等はEPROM105に格納される。
MPU104には,駆動制御部103を介して紙送りローラ53の回転量を検出するロータリエンコーダ31,キャリッジ61の移動量を検出するリニアエンコーダ32,搬送される記録紙Pの先端Hを検知する紙検知器33,記録紙センサ34,インク液面検知部36,及びインクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35の出力信号が入力される。
MPU104は駆動制御部103に備えられたインターフェース112を介してホスト側のパーソナルコンピュータ301から受信した印刷コマンド等に基づき,記録データを生成し,駆動制御部103に出力する。
駆動制御部103は,例えば特定用途向け集積回路で構成され,MPU104から入力される記録データに基づいて,記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。あるいは駆動制御部103は,MPU104の命令に従い記録実行前の準備動作として記録ヘッド62にインク吐出,つまりフラッシングを実行させる。
また,駆動制御部103は,MPU104から送られてくる制御命令,ロータリエンコーダ31の出力信号,及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて,搬送モータ58及びキャリッジモータ63の回転制御を行うための各種演算を行い,その演算結果に基づくモータ制御信号を搬送モータドライバ106及びキャリッジモータドライバ107へ送出する。そして搬送モータ58の回転駆動力が紙送りローラ53,給紙ローラ57b,排紙ローラ55に伝えられることにより,これらローラが回転し記録紙Pの給紙,搬送,排紙を実行する。また,キャリッジモータ63の回転駆動力はベルト伝達機構によりキャリッジ61に伝えられることにより,キャリッジ61がキャリッジガイド軸51に沿って主走査方向Xに往復動作を行う。
さらに,駆動制御部103は,記録ヘッド62を駆動して記録やフラッシングとしてのインク吐出を行った場合に,所定のタイミングでインク液面検知部36を駆動し,インク容器64内のインク液面の水位によって変化する検知信号をインク液面検知部36から受け取る。なお,インク残量はEPROM105に記憶され,インク残量の変化に応じて随時書き換えられる。
上記のように構成されるインクジェット式記録装置50は,記録紙Pに記録ヘッド62からインク吐出を行う前に,記録紙Pが給紙トレイ57から適切に給送されたかを確認する給紙確認動作,記録ヘッド62のノズル開口の目詰まりを解消するためのフラッシング動作,及び記録紙Pを記録ヘッド62に対して印刷開始が可能な位置へ搬送する頭出し動作を行う。
図5は,図1〜図4で説明したインクジェット式記録装置50による給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作を説明する図である。まず,給紙確認動作では,給紙ローラ57bが回転して記録紙Pを給紙トレイ57から1枚ずつ副走査方Yの下流方向へ給送し,紙検知器33が記録紙Pの先端Hを検知する。紙検知器33が記録紙Pの先端Hを検知したら,一旦給紙ローラ57bを停止して記録紙Pの搬送(矢印R1)を停止し,給紙成功または失敗が記録制御部100により検知される。
ここで,給紙ローラ57bの回転数が,回転を開始してから記録紙Pの先端Hが紙検知器33の位置に到達するであろう所定の回転数に達した時に記録紙Pの先端Hが紙検知器33に検知された場合は,給紙成功が検知される。しかし,給紙ローラ57bの回転数がそのような所定の回転数に達する前に記録紙Pの先端Hが検知された場合,または所定の回転数に達しても記録紙Pの先端Hが検知されない場合には給紙失敗が検知される。なお,給紙失敗が検知されると,以後の動作が実行されることなく,記録紙Pは紙送りローラ53,排紙ローラ55の回転駆動力により排紙される。
給紙失敗の例としては,給紙ローラ57bが巻き込みを開始する前に給紙トレイ57の所定位置から記録紙Pが給送経路に滑り落ち,そのために記録紙Pの先端Hが給紙ローラ57bの回転数が所定の回転数に達する前に紙検知器33に検知される場合があげられる。かかる場合には滑り落ちた記録紙Pとその次の記録紙とが分離されずに同時に給送(重送)されたと判断でき,紙詰まりの原因になるので,給紙失敗として検知される。また,給紙トレイ57の他の記録紙から適切に分離されずに記録紙Pが給送経路に詰まった場合や,または記録紙が給紙トレイ57に無い場合には給紙ローラ57bの回転数が所定の回転数に達しても記録紙Pの先端Hが検知されない。よって,この場合も給紙失敗が検知される。
次に,フラッシング動作では,キャリッジ61がホームポジションHPあるいは直前の記録終了位置からフラッシングポジションFPへ移動して停止し(矢印R2),インク受け部60へ記録ヘッド62からインクの吐出を行う。なお,フラッシング動作によりインクが消費された後のインク容器64のインク残量をインク液面検知部36により検知する場合には,キャリッジ61が移動中にインク残量検知を行うとインクの液面が静止せず正確な検知結果が得られない。よって,インク残量検知はキャリッジ61がフラッシングポジションFPで停止した状態で行われる。
そして,頭出し動作では,キャリッジ61は記録紙Pの搬送経路上で先端Hの通過を確実に検知できる所定の位置まで移動して停止し(矢印R3),紙送りローラ53の回転を開始することにより記録紙Pを副操作方向Yへ搬送して(矢印R4)記録紙センサ34で記録紙Pの先端Hを検知する。以上の手順を実行した後に,インクジェット式記録装置50は記録紙Pの記録位置へ記録データに従ってインク吐出による記録を実行する。このような給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作は,給紙トレイ57から記録紙が給送される度に,記録紙に対する記録が実行される前の準備動作として実行される。
ここで,インクジェット式記録装置50による従来の上記給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作手順を図6及び図10(A)を用いて説明する。
図6は,インクジェット式記録装置50による従来の給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作の手順を説明するフローチャート図である。図10(A)は,従来の給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作の所要時間を模式的に表すチャート図である。
まず,インクジェット式記録装置50は,給紙確認動作で記録紙Pを給紙するための給紙ローラ57bを駆動し(図6の手順S10,図10(A)の工程pASF),紙検知器33により記録紙Pの先端Hを検知し(図6の手順S12,図10(A)の工程pPS1),一旦給紙ローラ57bを停止する(図6の手順S14)。そして,インクジェット式記録装置50は給紙成功または失敗の検知を行う。給紙失敗が検知された場合(図6の手順S20の「失敗」)にフラッシング動作を行うことはインクの浪費につながるため,その場合はインクジェット式記録装置50は紙送りローラ53と排紙ローラ55を駆動して記録紙Pを排紙し(図6の手順S50),給紙成功が検知された場合(図6の手順S20の「成功」))はフラッシング動作を実行する。
インクジェット式記録装置50は,フラッシング動作のためにキャリッジ61をフラッシングポジションFPまで移動し(図6の手順S30,図10(A)の工程pCR1),インク吐出を実行する(図6の手順S32,図10(A)の工程pFLS)。そしてフラッシング動作の後,インクジェット式記録装置50は,頭出し動作のためにキャリッジを記録紙Pの先端を検知可能な位置まで移動し(図6の手順S40,図10(A)の工程pCR2),紙送りローラ53を駆動して記録紙Pを搬送し(図6の手順S42,図10(A)の工程pPF),記録紙センサ34で記録紙Pの先端Hを検知する(図6の手順S44,図10(A)の工程pPS2)。そして,頭出し動作が終了すると,記録紙Pに対して記録が開始される。
上記のような従来の手順において,さらにフラッシング動作内でインク吐出(図6の手順S32,図10(A)の工程pFLS)後にインク液面検知部36によりインク容器64内のインク残量検知(図10(A)の工程pIES)を実行する場合には,インク残量検知はキャリッジ61が停止した状態で行われるため,次の頭出し動作における記録紙Pの先端検知位置へのキャリッジ61の移動はインク残量検知終了まで待たねばならず,その分頭出し動作の開始が遅れることになる。よって,記録紙が1枚ずつ給送される度にかかる手順が実行されるので,記録ジョブ全体としてのスループットが悪化する。
そこで,本実施の形態では,インクジェット式記録装置50は,フラッシング動作の一部を給紙確認動作と同時に実行することにより,頭出し動作の開始を早めることを特徴とする。そうすることにより,記録ジョブ実行におけるスループットの悪化を防止することができる。次に,図7と図10(B)を用いて,本実施形態におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明する。
図7は,本実施形態におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。図10(B)は,本実施形態の給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作手順の所要時間を模式的に表すチャート図である。図7と図10(B)では,フラッシング動作に含まれるキャリッジ61の移動,インク吐出,及びインク残量検知のすべての動作が給紙確認動作と同時に実行される場合について説明する。
まずインクジェット式記録装置50は,給紙確認動作で記録紙Pを給送するための給紙ローラ57bを駆動し(図7の手順S110,図10(B)の工程pASF),紙検知器33により記録紙Pの先端Hを検知し(図7の手順S112,図10(B)の工程pPS1),一旦給紙ローラ57bを停止する(図7の手順S114)。
またインクジェット式記録装置50は,これらの手順と並行して,フラッシング動作のためにキャリッジ61をフラッシングポジションFPまで移動し(図7の手順S130,図10(B)の工程pCR1),インク吐出を実行し(図7の手順S132,図10(B)の工程pFLS),インク容器64内のインク残量の検知を実行する(図7の手順S134,図10(B)の工程pIES)。
そして,インクジェット式記録装置50は給紙失敗が検知された場合(図7の手順S120の「失敗」)は紙送りローラ53と排紙ローラ55を駆動して記録紙Pを排紙し(図7の手順S150),給紙成功が検知された場合(図7の手順S120の「成功」))は頭出し動作を実行する。インクジェット式記録装置50は,頭出し動作のためにキャリッジを記録紙Pの先端を検知可能な位置まで移動し(図7の手順S140,図10(B)の工程pCR2),紙送りローラ53を駆動して記録紙Pを搬送し(図7の手順S142,図10(B)の工程pPF),記録紙センサ34で記録紙Pの先端Hを検知する(図7の手順S144,図10(B)の工程pPS2)。
このように,フラッシング動作に含まれるキャリッジ61の移動,インク吐出,及びインク残量検知の動作を給紙確認動作と同時に実行することにより,インク残量検知を行う場合であっても頭出しの開始時期を早めることができ,したがって記録紙Pに対する記録の開始時期を図10(A)に示す従来例より時間差T1だけ早めることができる。よって,記録ジョブのスループットを向上させることができる。また,フラッシング動作にインク残量検知が含まれない場合でももちろん,キャリッジ61の移動とインク吐出の動作を給紙確認動作と同時に実行することにより,頭出し動作の開始時期を早めることができ,記録ジョブのスループットを向上させることができる。
なお,この場合においては,給紙失敗が検知された場合であってもフラッシング動作によりインクが消費される。しかし,給紙失敗の確率が極めて低いため,フラッシング動作におけるインクが浪費される懸念は極めて少ない。また,インク液面検知部36がインク液面を検知してインク終了時期を精度良く検知できるため,インクが残ったままインク容器64を交換してインクを無駄に廃棄する量を削減でき,給紙失敗時のフラッシング動作を実行したとしても記録ジョブ全体としてインクの無駄を削減することができる。
給紙確認動作とフラッシング動作の一部を同時に実行する動作手順の変形例としては,フラッシング動作のうちキャリッジ61の移動を給紙確認動作と同時に行い,給紙成功が検知されてからインク吐出を行うような手順としてもよい。その場合のインクジェット式記録装置50の動作手順を図8と図10(C)を用いて次に説明する。
図8は,変形例におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。図10(C)は,変形例での給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作手順の所要時間を模式的に表すチャート図である。
まずインクジェット式記録装置50は,給紙確認動作で給紙ローラ57bを駆動し(図8の手順S210,図10(C)の工程pASF),紙検知器33により記録紙Pの先端Hを検知し(図8の手順S212,図10(C)の工程pPS1),一旦給紙ローラ57bを停止する(図8の手順S214)。またインクジェット式記録装置50は,これらの手順と並行して,フラッシング動作のためにキャリッジ61をフラッシングポジションFPまで移動する(図8の手順S230,図10(C)の工程pCR1)。
そして,インクジェット式記録装置50は,給紙失敗が検知された場合(図8の手順S220の「失敗」)は記録紙Pを排紙し(図8の手順S250),給紙成功が検知された場合(図8の手順S220の「成功」))は,フラッシング動作の続き,すなわちインク吐出を実行し(図8の手順S232,図10(C)の工程pFLS),インク容器64内のインク残量の検知を実行する(図8の手順S234,図10(C)の工程pIES)。
そしてインクジェット式記録装置50は,頭出し動作のためにキャリッジを記録紙P先端Hの検知位置まで移動し(図8の手順S240,図10(C)の工程pCR2),記録紙Pを搬送して(図8の手順S242,図10(C)の工程pPF)記録紙センサ34で記録紙Pの先端Hを検知する(図8の手順S244,図10(C)の工程pPS2)。
このように,フラッシング動作のうちキャリッジ61の移動を給紙確認動作と同時に行うことによっても,インクジェット式記録装置50は頭出し動作の開始時期を早めることができ,記録紙Pに対する記録開始を図10(A)に示す従来例より時間差T2だけ早めることができる。よって,記録ジョブのスループットを向上させることができる。また,この場合は,図10(B)に示す場合より記録開始時期を早める効果においては時間差D1の分劣るが,給紙成功が検知された後にフラッシング動作のためのインクの吐出を行うので,インクの無駄をなくすという効果を併せて得ることができる。
さらに別の変形例として,フラッシング動作のうちキャリッジ61の移動とインク吐出を給紙確認動作と同時に行い,インク残量検知を頭出し動作と同時に行うことも可能である。その場合のインクジェット式記録装置50の動作手順を図9と図10(D)を用いて次に説明する。
図9は,別の変形例におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。図10(D)は,別の変形例での給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作の所要時間を模式的に表すチャート図である。
まずインクジェット式記録装置50は,給紙確認動作で給紙ローラ57bを駆動し(図9の手順S310,図10(D)の工程pASF),紙検知器33により記録紙Pの先端Hを検知し(図9の手順S312,図10(D)の工程pPS1),一旦給紙ローラ57bを停止する(図9の手順S314)。またインクジェット式記録装置50は,これらの手順と並行して,フラッシング動作のためにキャリッジ61をフラッシングポジションFPまで移動し(図9の手順S330,図10(D)の工程pCR1),インク吐出を実行する(図9の手順S332,図10(D)の工程pFLS)。
そして,インクジェット式記録装置50は,給紙失敗が検知された場合(図9の手順S320の「失敗」)は紙送りローラ53と排紙ローラ55を駆動して記録紙Pを排紙し(図9の手順S350),給紙成功が検知された場合(図9の手順S320の「成功」))は,頭出し動作を実行する。インクジェット式記録装置50は,頭出し動作のためにキャリッジを記録紙Pの先端を検知可能な位置まで移動する(図9の手順S340,図10(D)の工程pCR2)。そしてインクジェット式記録装置50は,紙送りローラ53を駆動して記録紙Pを搬送する(図9の手順S342,図10(D)の工程pPF)のと並行してフラッシング動作の続き,つまりインク容器64内のインク残量の検知を実行する(図9の手順S334,図10(D)の工程pIES)。ここで,キャリッジ61は記録紙Pの先端を検知する位置で静止しているので,インク容器64内のインク液面が静止した状態で液面検知を行うことができる。そして,インクジェット式記録装置50は,記録紙センサ34で記録紙Pの先端Hの検知(図9の手順S344,図10(D)の工程pPS2)を行う。
このように,フラッシング動作のうちキャリッジ61の移動とインク吐出を給紙確認動作と同時に行い,インク残量検知を頭出し動作と同時に行うことにより,インクジェット式記録装置50は,記録開始時期を図10(B)に示す場合よりさら時間差D2の分早めることができ,記録紙Pに対する記録開始を図10(A)に示す従来例より時間差T3だけ早くすることができる。よって,記録ジョブのスループットをさらに向上させることができる。
以上のように,本実施形態によれば,フラッシング動作を行いつつ,記録ジョブのスループット向上を実現することが可能となる。
本実施の形態におけるインクジェット式記録装置の要部平面図である。 本実施の形態におけるインクジェット式記録装置の側面図である。 キャリッジ61の内部を説明する図である。 インクジェット式記録装置50の記録制御部100の概略構成図である。 インクジェット式記録装置50による給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作を説明する図である。 インクジェット式記録装置50による従来の給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作の手順を説明するフローチャート図である。 本実施形態におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。 変形例におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。 別の変形例におけるインクジェット式記録装置50の動作手順を説明するフローチャート図である。 給紙確認動作,フラッシング動作,及び頭出し動作の所要時間を模式的に表すチャート図である。
符号の説明
34:記録紙センサ 50:インクジェット式記録装置
53:紙送りローラ 57:給紙トレイ
57b:給紙ローラ 61:キャリッジ
62:記録ヘッド

Claims (4)

  1. 記録紙を給送する給紙手段と,給送された前記記録紙を副走査方向へ搬送する記録紙搬送手段と,前記記録紙の主走査方向に移動可能なキャリッジとを有し,前記キャリッジに前記記録紙の先端を検知する記録紙センサと,前記記録紙にインクを吐出する記録ヘッドとを搭載するインクジェット式記録装置において,
    前記記録紙にインクの吐出を行う前に,前記記録紙を所定量給送して給紙の成功または失敗を検知する給紙確認動作と,前記キャリッジを前記記録紙の搬送経路外の所定位置まで移動してインク吐出を行うフラッシング動作と,前記フラッシング動作の後に前記キャリッジを前記搬送経路上の所定位置まで移動し,前記記録紙を搬送しながら前記記録紙の先端を検知する頭出し動作を行い,
    前記フラッシング動作の少なくとも一部の動作を前記給紙確認動作と同時に行うことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 請求項1において,
    前記キャリッジは,前記インクを収容するインク容器と,前記キャリッジが停止状態のときに前記インク容器内のインク液面を検知するインク液面検知部とをさらに搭載し,
    前記フラッシング動作では前記インク吐出後に前記インク液面の検知を行うことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  3. 請求項1または2において,
    前記フラッシング動作の少なくとも一部の動作は,前記キャリッジを前記記録紙の搬送経路外の所定位置まで移動する動作であることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  4. 記録紙を給送する給紙手段と,給送された前記記録紙を副走査方向へ搬送する記録紙搬送手段と,前記記録紙の主走査方向に移動可能なキャリッジとを有し,前記キャリッジに前記記録紙の先端を検知する記録紙センサと,前記記録紙にインクを吐出する記録ヘッドとを搭載するインクジェット式記録装置の制御方法において,
    前記記録紙にインクの吐出を行う工程の前に,前記記録紙を所定量給送して給紙の成功または失敗を検知する給紙確認工程と,前記キャリッジを前記記録紙の搬送経路外の所定位置まで移動してインク吐出を行うフラッシング工程と,前記フラッシング工程の後に前記キャリッジを前記搬送経路上の所定位置まで移動し,前記記録紙を搬送しながら前記記録紙の先端を検知する頭出し工程を有し,
    前記フラッシング工程の少なくとも一部の工程を前記給紙確認工程と同時に行うことを特徴とするインクジェット式記録装置の制御方法。
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