JP2017154294A - インクジェット記録装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録の指示から記録実行までの時間を短くする。
【解決手段】装置は、記録ヘッド39が搭載され移動可能なキャリッジ23と、スライド部材171が第1位置のときに第1給送部15へ駆動を伝達させ第2位置のときに第2給送部34へ駆動を伝達させる切替機構170と、記録ヘッド39のノズル40を覆う被覆位置とノズル40から離間した離間位置に移動可能なキャップ114と、情報処理装置140から第1データを受信する通信インターフェース136と、制御部130とを備える。制御部130は、キャップ114が離間位置のときに第1データを受信するとスライド部材171の現在位置を判定し(S260)、第1位置の場合にキャリッジ23を第1位置より左方へ移動させ(S240)、第1位置でない場合にスライド部材171を第1位置へ移動させてから(S270)、キャリッジ23を第1位置より左方へ移動させる(S240)。
【選択図】図9

Description

本発明は、インクジェット方式にてシートに画像を記録するインクジェット記録装置、及び当該インクジェット記録装置を制御する方法に関する。
従来より情報処理装置が、画像記録の指示を受け付けたことに応じて第1データを記録装置へ送信し、その後、記録すべき情報に基づいた第2データを記録装置へ送信する記録システムが知られている(例えば特許文献1)。この記録装置は、第1データを受信したことに応じて準備動作を行う。この準備動作は、キャッピング解除動作を含む。このキャピング解除動作は、インク滴を吐出する記録ヘッドを覆う位置から記録ヘッドから離間した位置へ移動させる動作である。
また、従来の一のインクジェット記録装置では、画像記録の完了後、所定時間だけ、キャップを離間した状態を維持して、キャッピング動作を待機するものが存在する。キャッピング動作とは、キャップを上記覆う位置に移動させて記録ヘッドを、記録ヘッドをキャップに覆う位置に移動させる動作である。
また、他の従来のインクジェット記録装置では、複数の給送ローラを1つのモータで駆動させるために、1つのモータと複数の給送ローラとの間で駆動伝達の切替が行われるものがある。この他の従来のインクジェット記録装置では、画像記録をするためには、いずれかの給送ローラにモータの駆動伝達を切り替える必要がある。
特開2002−73300号公報
上記一のインクジェット記録装置では、キャッピング動作を待機している間に、上記の第1データを受信した際は、すでにキャッピング解除しているため、キャッピング解除動作は実行する必要はない。しかし、他の従来のインクジェット記録装置のように、画像記録をするためには、いずれかの給送ローラに駆動伝達を切り替える必要がある。
本発明の目的は、ユーザによってシートへの画像記録が指示されてから、実際にシートに対する記録動作が実行されるまでの時間を短くできる手段を提供することにある。
上記手段の一例であるインクジェット記録装置は、ノズルからインク滴を吐出する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを搭載しており、上記記録ヘッドが搬送路を通過したシートと対向する記録領域及び当該記録領域とは異なる非記録領域に移動可能なキャリッジと、モータと、上記モータから駆動力が伝達されることによってシートを上記搬送路へ給送する複数の給送部と、上記非記録領域に位置する上記キャリッジの移動によって上記モータの駆動力を、上記複数の給送部のうち予め設定された所定の給送部に伝達する第1状態及び上記複数の給送部のうち上記所定の給送部とは異なる給送部に伝達する第2状態を切り替える駆動力伝達機構と、上記非記録領域において、上記記録ヘッドの上記ノズルを覆う被覆位置と上記ノズルを覆わない離間位置とに移動可能なキャップと、情報処理処理から送信されるデータを受信する通信インターフェースと、制御部と、を備える。当該制御部は、上記通信インターフェースを介して、上記情報処理装置が画像記録指示を受け付けたことに応じて送信する第1データであって上記キャップを上記被覆位置から上記離間位置へ移動させる指示を含む第1データを受信する第1受信処理と、上記第1データを受信したことに基づいて、上記第1データを受信した時点での上記キャップの位置を判定する第1判定処理と、上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記駆動力伝達機構の状態を判定する第2判定処理と、上記第1データを受信したことに基づいて、上記駆動力伝達機構を上記第1状態及び上記第2状態へのいずれかに切り替える切替処理と、上記切替処理を開始したこと及び上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記通信インターフェースを介して、上記情報処理装置が上記第1データの後に送信する第2データであって画像記録条件を含む第2データを受信する第2受信処理と、を実行する。上記切替処理において、上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第2状態から上記第1状態に切り替える。
上記手段の一例であるインクジェット記録装置を制御する方法は、情報処理装置が画像記録指示を受け付けたことに応じて送信する第1データであって、非記録領域に位置するキャップを、キャリッジに搭載される記録ヘッドを覆う被覆位置から上記記録ヘッドから離間した離間位置へ移動させる指示を含む第1データを受信する第1受信処理と、上記第1データを受信したことに基づいて、上記第1データを受信した時点での上記キャップの位置を判定する第1判定処理と、上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記非記録領域に位置する上記キャリッジの移動によってモータの駆動力を複数の給送部のうち予め設定された所定の給送部に伝達する第1状態及び上記複数の給送部のうち上記所定の給送部とは異なる給送部に伝達する第2状態を切り替える駆動力伝達機構の状態を判定する第2判定処理と、上記第1データを受信したことに基づいて、上記駆動力伝達機構を上記第1状態及び上記第2状態へのいずれかに切り替える切替処理と、上記切替処理を開始したこと及び上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記情報処理装置が上記第1データの後に送信する第2データであって画像記録条件を含む第2データを受信する第2受信処理と、を備える。上記切替処理において、上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第2状態から上記第1状態に切り替える。
本発明によれば、ユーザによってシートへの画像記録が指示されてから、実際にシートに対する記録動作が実行されるまでの時間を短くできる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びガイドレール43、44の平面図である。 図4は、複合機10及び情報処理装置140のブロック図である。 図5は、メンテナンス機構110及び廃インクタンク120の構成を示す模式図である。 図6は、切替機構170の概略構成図であって、(A)は第3状態を、(B)は第2状態を、(C)は第1状態示す。 図7は、レバー177とガイドレール43との平面図であって、(A)はスライド部材171が第1位置の状態を、(B)はスライド部材171が第2位置の状態を、(C)はスライド部材171が第3位置の状態を示す。 図8は、用紙12への印刷に際して情報処理装置140の制御部141が実行する処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、用紙12への印刷に際して複合機10の制御部130が実行する処理を説明するためのフローチャートである。 図10は、変形例1において、用紙12への印刷に際して複合機10の制御部130が実行する処理を説明するためのフローチャートである。 図11は、変形例2において、用紙12への印刷に際して複合機10の制御部130が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが「向き」と表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が「方向」と表現される。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前方から視て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10(インクジェット記録装置の一例)は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照、シートの一例)の片面に画像を記録するプリンタ部11を有している。なお、プリンタ部11は、用紙12の両面に画像を記録するものであってもよい。
図2に示されるように、プリンタ部11は、第1給送トレイ20と、第2給送トレイ22と、第1給送部15と、第2給送部34と、排出トレイ21と、搬送部54と、排出部55と、記録部24と、プラテン42と、を備えている。第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22は、複数のトレイの一例である。第1給送トレイ20は、所定のトレイ及び第1トレイの一例である。第2給送トレイ22は、第2トレイの一例である。第1給送部15及び第2給送部34は、複数の給送部の一例である。第1給送部15は、所定の給送部の一例である。
また、図3及び図4に示されるように、プリンタ部11は、給送モータ101と、搬送モータ102と、キャリッジモータ103と、制御部130と、駆動力伝達機構70と、メンテナンス機構110とを備えている。
[第1給送トレイ20、排出トレイ21、第2給送トレイ22]
図1及び図2に示されるように、第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22は、プリンタ部11へ開口13を通じて後向きへ挿入されて装着され、プリンタ部11から開口13を通じて前向きへ脱抜される。第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22は、プリンタ部11に装着された状態において、上下2段に配置される。第1給送トレイ20は、第2給送トレイ22の上方に配置される。第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22は、積層された複数の用紙12を支持する。
排出トレイ21は、第1給送トレイ20の上方に配置されている。排出トレイ21は、排出部55によって排出された用紙12を支持する。
[第1給送部15、第2給送部34]
第1給送部15及び第2給送部34は、それぞれ第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22を含む。
図2に示されるように、第1給送部15は、第1給送ローラ25と、第1給送アーム26と、第1軸27とを備えている。第1給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に支持されている。第1給送ローラ25は、給送モータ101(図4参照)の正回転によって、第1給送トレイ20に支持された用紙12を後述する第1搬送路65へ向けて搬送向き16へ搬送する向き(すなわち、正回転)に回転する。第1給送アーム26は、プリンタ部11のフレーム(不図示)に支持された第1軸27に回動可能に支持されている。
第2給送部34は、第2給送ローラ28と、第2給送アーム29と、第2軸30とを備えている。第2給送ローラ28は、第2給送アーム29の先端部に回転可能に支持されている。第2給送ローラ28は、給送モータ101(図4参照)の正回転によって、第2給送トレイ22に支持された用紙12を後述する第2搬送路66へ向けて搬送向き14へ搬送する方向(すなわち、正回転)に回転する。第2給送アーム29は、プリンタ部11のフレーム(不図示)に支持された第2軸30に回動可能に支持されている。
給送モータ101から第1給送ローラ25及び第2給送ローラ28への駆動力の伝達については、後に詳細に説明される。
[第1搬送路65及び第2搬送路66]
図2に示されるように、プリンタ部11の内部には、用紙12が通過する第1搬送路65及び第2搬送路66が形成されている。
第1搬送路65は、プリンタ部11の内部において所定間隔を隔てて対向する第1ガイド部材56及び第2ガイド部材57、搬送部54、記録部24及びプラテン42、並びに排出部55によって画定される空間を指す。第1搬送路65における用紙12の搬送向き16は、図2に一点鎖線の矢印で示されている。
第2搬送路66は、プリンタ部11の内部において所定間隔を隔てて対向する第2ガイド部材57及び第3ガイド部材58によって画定される空間を指す。第2搬送路66は、第1搬送路65よりも後方に形成されている。第2搬送路66は、搬送部54よりも搬送向き16の上流側において第1搬送路65と接続している。第2搬送路66における用紙12の搬送向き14は、図2に二点鎖線の矢印で示されている。
[搬送部54]
図2に示されるように、搬送部54は、第1搬送路65における記録部24よりも搬送向き16の上流に配置されている。搬送部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102(図4参照)によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送部54は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって正回転する。正回転は、挟持した用紙12を搬送向き16へ搬送する方向の回転である。
[排出部55]
図2に示されるように、排出部55は、第1搬送路65における記録部24よりも搬送向き16の下流に配置されている。排出部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102(図4参照)によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出部55は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって正回転する。正回転は、挟持した用紙12を搬送向き16へ搬送する方向の回転である。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、第1搬送路65における搬送部54及び排出部55の間に配置されている。記録部24は、プラテン42の上方にプラテン42と対向して配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。図3に示されるように、キャリッジ23からは、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39(図2参照)に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板(不図示)と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
キャリッジ23は、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9へ延設されたガイドレール43、44に支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構53に連結されている。ベルト機構53は、キャリッジモータ103(図4参照)によって駆動される。キャリッジモータ103の駆動により周運動するベルト機構53に連結されたキャリッジ23は、左右方向9に沿って往復移動することができる。
図2に示されるように、記録ヘッド39は、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、記録ヘッド39はインク滴を吐出する。これにより、搬送部54によって搬送されてプラテン42に支持されている用紙12にインク滴が付着して、用紙12に画像が記録される。
キャリッジ23は、用紙12への画像記録時に、左右方向9において記録ヘッド39が用紙12へインク滴を吐出可能な範囲を往復動する。具体的には、キャリッジ23は、記録ヘッド39が搬送路65の上方において搬送路65と対向する領域を往復動する。以下、画像記録時にキャリッジ23が往復動する領域は、記録領域と記される。
また、キャリッジ23は、記録領域及び搬送路65よりも右方の非記録領域、及び記録領域及び搬送路65よりも左方のフラッシング領域に移動可能である。非記録領域の位置するキャリッジ23が、図3に破線で示されている。フラッシング領域に位置するキャリッジ23は、図3に一点鎖線で示されている。
記録領域は、記録ヘッド39によって用紙12に画像が記録されるときにキャリッジ23が位置する領域である。非記録領域は、記録ヘッド39のメンテナンスが実行されるときにキャリッジ23が位置する領域である。記録ヘッド39のメンテナンスについては、後述される。フラッシング領域は、記録ヘッド39によってフラッシングが実行されるときにキャリッジ23が位置する領域である。フラッシングについては、後述される。
[プラテン42]
図2に示されるように、プラテン42は、搬送向き16における搬送部54及び排出部55の間に配置されている。プラテン42は、記録部24の下方に記録部24と対向して配置されており、搬送部54によって搬送される用紙12を下方から支持する。
[リニアエンコーダ52]
図3に示されるように、ガイドレール44には、エンコーダストリップ50が配設されている。エンコーダストリップ50は、透明な樹脂からなる帯状のものである。エンコーダストリップ50は、その右端部及び左端部を支持用リブ(不図示)に係止されることによって、左右方向9に架設されている。
エンコーダストリップ50には、光を透過させる透光部と光を遮断する遮光部とが、長手方向に等ピッチで交互に配置されたパターンが記されている。キャリッジ23のエンコーダストリップ50に対応する位置には、透過型センサである光学センサ51が設けられている。エンコーダストリップ50と光学センサ51とによって、キャリッジ23の位置を検知するためのリニアエンコーダ52が構成される。光学センサ51によって検知された信号は、後述する制御部130(図4参照)に出力される。
[検知部123]
図2に示されるように、搬送路65における搬送部54よりも搬送向き16の上流には、検知部123が設けられている。検知部123は、当該検知部123上に用紙12が存在しないことに応じて制御部130(図4参照)へローレベルの信号を出力する。また、検知部123は、当該検知部123上に給送された用紙12が存在することに応じて、制御部130へハイレベルの信号を出力する。
[メンテナンス機構110及び廃インクタンク120]
図5に示されるメンテナンス機構110は、記録ヘッド39のメンテナンスを行うものである。より詳細には、メンテナンス機構110は、ノズル40内のインクや空気、及びノズル面(「記録ヘッド39のノズル40が形成された面」を指す。)に付着した異物(以下、これらを総称して「インク等」と表記する。)を吸引するパージ動作を実行する。メンテナンス機構110は、記録ヘッド39のノズル40からインクを吸引して、吸引したインクをチューブ121を通じて廃インクタンク120に送り出す。メンテナンス機構110は、非記録領域に位置するキャリッジ23の真下となる位置に配置されている。
廃インクタンク120は、キャリッジ23の移動経路の下方に配置されている。廃インクタンク120には、インク吸収体(不図示)が収容されている。廃インクタンク120は、インク吸収体がインクを吸収することによって、ノズル40から吸引されたインク等を収容可能である。なお、図5では、メンテナンス機構110と廃インクタンク120とがチューブ121によって接続されていることを示すために、廃インクタンク120を模式的に図示しているが、廃インクタンク120と他の構成要素との位置関係を示すものではない。
メンテナンス機構110は、可動部111及び可動部111を上下方向7へ移動させるカム機構112を有するキャッピング機構115と、インクが流れるチューブ121と、インクを吸引するポンプ113とを備えている。
可動部111には、ゴム材料からなるキャップ114が設けられている。キャップ114は、記録領域よりも右方に位置するキャリッジ23の下方においてキャリッジ23と対向して設けられている。詳細には、キャップ114は、記録ヘッド39の下面において複数のノズル40の下方に複数のノズル40と対向して設けられている。カム機構112は、給送モータ101(図4参照)により駆動され、可動部111を上下方向7へ移動させる。キャップ114は、給送モータ101から駆動力を伝達されることによって、ノズル40を覆わない離間位置と、記録ヘッド39の下面に当接してノズル40を覆った被覆位置とに移動する。キャップ114は、可動部111が上方へ移動されることにより、非記録領域に位置するキャリッジ23に搭載された記録ヘッド39の下面に当接する。その際、キャップ114はノズル40を覆う。キャップ114は、可動部111が下方へ移動されることにより、ノズル40から離間する。
キャップ114には、チューブ121の一端が接続されている。チューブ121は、可撓性を有する樹脂チューブである。チューブ121の他端は、廃インクタンク120に接続されている。
ポンプ113は、例えば、ロータリー式のチューブポンプである。ポンプ113は、搬送モータ102(図4参照)により駆動されることによって、ノズル40内のインク等をキャップ114及びチューブ121を通じて吸引し、チューブ121を通じて廃インクタンク120へ排出する。
[インク受け部119]
図3に示されるように、インク受け部119が、キャリッジ23の移動経路の下方であって、プラテン42の左端よりも左方に配置されている。インク受け部119は、フラッシング領域に位置するキャリッジ23の真下となる位置に配置されている。インク受け部119は、上方が開放された概ね直方体の箱状である。インク受け部119には、インク吸収体(不図示)が収容されている。インク受け部119は、フラッシングと呼ばれる記録ヘッド39からのインク等の空吐出を上方から受ける。記録ヘッド39から空吐出されたインク等は、インク吸収体に吸収されて保持される。
[駆動力伝達機構70]
プリンタ部11は、図4に示されるように、駆動力伝達機構70をさらに備える。駆動力伝達機構70は、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力を、給送ローラ25、搬送ローラ60、排出ローラ62、カム機構112、及びポンプ113に伝達する。駆動力伝達機構70は、歯車、プーリ、無端環状のベルト、遊星歯車機構(振子ギヤ機構)、及びワンウェイクラッチ等の全部又は一部を組み合わせて構成される。また、駆動力伝達機構70は、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力の伝達先を切り替える切替機構170(図6参照)を備えている。
[切替機構170]
切替機構170は、第1状態と、第2状態と、第3状態とに切替可能に構成されている。第1状態は、搬送モータ102の駆動力が搬送ローラ60及び排出ローラ62に伝達される一方でポンプ113に伝達されず、且つ給送モータ101の動力伝達先が第1給送ローラ25である状態である。第2状態は、搬送モータ102の駆動力が搬送ローラ60及び排出ローラ62に伝達される一方でポンプ113に伝達されず、且つ給送モータ101の動力伝達先が第2給送ローラ28である状態である。第3状態は、搬送モータ102の動力伝達先が搬送ローラ60、排出ローラ62、及びポンプ113であり、且つ給送モータ101の動力伝達先がカム機構112である状態である。
切替機構170は、非記録領域に位置するキャリッジ23の真下となる位置に配置されている。図6に示されるように、切替機構170は、本体部168及びレバー177よりなるスライド部材171と、駆動ギヤ172、173と、被駆動ギヤ165、166、167、191と、バネ178、179と、支軸180とを主に備える。
スライド部材171の本体部168は、左右方向9に延びる支軸180に支持された概ね円柱形状の部材である。また、本体部168は、支軸180に沿って左右方向9にスライド可能に構成されている。さらに、本体部168は、その外面の左右方向9にずれた位置において、駆動ギヤ172、173を各々が独立して回転可能な状態で支持している。すなわち、本体部168及び駆動ギヤ172、173は、一体となって左右方向9にスライドする。
駆動ギヤ172は、給送モータ101の回転駆動力が伝達されて回転する。駆動ギヤ172は、被駆動ギヤ165、166、167の一つに噛合う。より詳細には、駆動ギヤ172は、切替機構170が第3状態のときに、図6(A)に示されるように被駆動ギヤ165に噛合う。また、駆動ギヤ172は、切替機構170が第2状態のときに、図6(B)に示されるように被駆動ギヤ166に噛合う。また、駆動ギヤ172は、切替機構170が第1状態のときに、図6(C)に示されるように被駆動ギヤ167に噛合う。
駆動ギヤ173は、搬送モータ102の回転駆動力が伝達されて回転する。駆動ギヤ173は、切替機構170が第3状態のときに、図6(A)に示されるように被駆動ギヤ191に噛合う。また、駆動ギヤ173は、切替機構170が第2状態及び第1状態のときに、図6(B)及び図6(C)に示されるように被駆動ギヤ191との噛合いが解除される。
被駆動ギヤ165は、カム機構112を駆動させるギヤ列に噛合う。すなわち、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ165とが噛合うことによってカム機構112に伝達されてキャップ114を上下動させ、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ165との噛合いが解除されたことによってカム機構112に伝達されない。
被駆動ギヤ166は、第2給送ローラ28を回転させるギヤ列に噛合う。すなわち、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ166とが噛合うことによって第2給送ローラ28を回転させ、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ166との噛合いが解除されたことによって第2給送ローラ28に伝達されない。
被駆動ギヤ167は、第1給送ローラ25を回転させるギヤ列に噛合う。すなわち、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ167とが噛合うことによって第1給送ローラ25を回転させ、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ167との噛合いが解除されたことによって第1給送ローラ25に伝達されない。
被駆動ギヤ191は、ポンプ113を駆動するギヤ列に噛合う。すなわち、搬送モータ102の回転駆動力は、駆動ギヤ173と被駆動ギヤ191とが噛合うことによってポンプ113を駆動させ、駆動ギヤ173と被駆動ギヤ191との噛合いが解除されたことによってポンプ113に伝達されない。
一方、搬送モータ102の回転駆動力は、切替機構170を経由せずに搬送ローラ60及び排出ローラ62に伝達される。すなわち、搬送ローラ60及び排出ローラ62は、切替機構170の駆動状態に拘わらず、搬送モータ102の回転駆動力によって駆動される。
スライド部材171のレバー177は、本体部168の右方に隣接する位置において、支軸180に支持されている。また、レバー177は、支軸180に沿って左右方向9にスライド可能に構成されている。さらに、レバー177は、上方に突出されている。そして、レバー177の先端は、ガイドレール43に設けられた開口164(図3参照)を通じてキャリッジ23に当接し得る位置にまで到達している。
バネ178、179は、支軸180に支持されている。バネ178は、その一端(左端)がプリンタ部11のフレームに当接され、他端(右端)がスライド部材171の本体部168の左端面に当接されている。すなわち、バネ178は、本体部168及び本体部168に当接するスライド部材171のレバー177を右方に付勢する。バネ179は、その一端(右端)がプリンタ部11のフレームに当接され、他端(左端)がレバー177の右端面に当接されている。すなわち、バネ179は、レバー177及びレバー177に当接する本体部168を左方に付勢する。さらに、バネ179の付勢力は、バネ178の付勢力より大きく設定されている。また、バネ179は、支軸180の軸周りの向き、具体的にはレバー177が前方へ移動するような回転向きに、レバー177を付勢している。
切替機構170は、キャリッジ23がレバー177から離間しているときに、図6(C)に示される第1状態になっている。このとき、レバー177は、図7(A)に示されるように、バネ179に左方へ付勢されることによって、開口164の左側の縁部164Aに当接しており、且つバネ179に回転向きへ付勢されることによって、開口164の前側の縁部164Bに当接している。このときのスライド部材171の位置(図6(C)及び図7(A)に示される位置)が第1位置である。
キャリッジ23によって右方に押されたレバー177は、バネ179の付勢力に抗して右方に移動される。これにより、レバー177に離間された本体部168は、バネ178の付勢力によって右方に移動される。これにより、図6(B)に示されるように、レバー177は、縁部164Bから後方へ突出された凸部169と係合する。その結果、切替機構170は、図6(C)に示される第1状態から、図6(B)に示される第2状態に状態変化する。このときのスライド部材171の位置(図6(B)及び図7(B)に示される位置)が第2位置である。つまり、切替機構170の第1状態から第2状態への状態変化に伴って、スライド部材171は第1位置から第2位置へ移動する。
図6(B)に示される状態において、キャリッジ23によって右方に押されたレバー177は、バネ179の付勢力に抗して右方に移動される。これにより、レバー177に離間された本体部168は、バネ178の付勢力によって右方に移動される。その結果、切替機構170は、図6(B)に示される第2状態から、図6(A)に示される第3状態に状態変化する。なお、第2状態から第3状態への状態変化の過程において、図7(C)に示されるように、レバー177は、縁部164Bの右端部に設けられた傾斜面164Cに沿ってバネ178の回転向きへの付勢力に抗して後方へ案内される。このときのスライド部材171の位置(図6(A)及び図7(C)に示される位置)が第3位置である。つまり、切替機構170の第2状態から第3状態への状態変化に伴って、スライド部材171は第2位置から第3位置へ移動する。
図6(A)に示される状態において、キャリッジ23が左方へ移動することによって、レバー177からキャリッジ23が離間されると、本体部168及びレバー177は、バネ179の付勢力によって左方に移動される。その結果、切替機構170は、図6(A)に示される第3状態から、図6(C)に示される第1状態に状態変化する。つまり、切替機構170の第3状態から第1状態への状態変化に伴って、スライド部材171は、第3位置から第1位置に移動する。
以上より、切替機構170は、レバー177に対するキャリッジ23の接離によって、第1状態から第2状態、第2状態から第3状態、及び第3状態から第1状態の順序で状態変化する。つまり、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力の伝達先は、キャリッジ23によって切り替えられる。また、切替機構170の状態変化に伴って、スライド部材171は、第1位置から第2位置、第2位置から第3位置、及び第3位置から第1位置の順序で移動する。
[制御部130]
図4に示されるように、制御部130は、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、ASIC135、及び通信インターフェース136を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、給送モータ101、搬送モータ102、及びキャリッジモータ103などが接続されている。ASIC135は、各モータを回転させるための駆動信号を生成し、この駆動信号を元に各モータを制御する。各モータは、ASIC135からの駆動信号によって正回転又は逆回転する。例えば、制御部130は、給送モータ101の駆動を制御して、各給送ローラ25、35を回転させたりカム機構112を駆動させたりする。また、制御部130は、搬送モータ102の駆動を制御して各ローラ60、62を回転させたりポンプ113を駆動させたりする。また、制御部130は、キャリッジモータ103の駆動を制御してキャリッジ23を往復移動させる。
また、制御部130は、記録ヘッド39を制御してノズル40からインク滴を吐出させる。具体的には、記録ヘッド39に設けられたヘッド制御基板(不図示)から、各ノズル40に対応して設けられたピエゾ素子(不図示)に選択的に駆動電圧が印加される。これにより、ノズル40から選択的にインク滴が吐出される。
また、ASIC135には、経過時間のカウントを実行するタイマ回路が設けられている。なお、経過時間のカウントは、ROM132などに記憶された時間カウント用のプログラムが実行されることによって行われてもよい。タイマ回路については、後に詳細に説明される。
また、ASIC135には、リニアエンコーダ52の光学センサ51が接続されている。CPU131は、光学センサ51からの検知信号に基づいてキャリッジ23の位置を算出する。詳細には、制御部130は、キャリッジ23を移動させて、搬送路65よりも右方または左方に設けられたフレーム(不図示)に当接させることによって、キャリッジ23の原点位置を決定しておく。そして、制御部130は、光学センサ51からの検知信号に基づいて当該原点位置からキャリッジ23の移動量を算出することによって、キャリッジ23の位置を算出する。
また、ASIC135には、検知部123が接続されている。制御部130は、検知部123からの信号に基づいて、用紙12の搬送向き16の下流端及び上流端を検知する。
通信インターフェース136は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置140とデータ通信可能に構成される。例えば、通信インターフェース136は、情報処理装置140と、有線LAN通信、無線LAN通信、USB通信、またはブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信可能に構成される。通信インターフェース136は、後述するように、情報処理装置140から送信された第1データを受信する。また通信インターフェース136は情報処理装置140が第1データの送信後に送信する第2データを受信する。
[情報処理装置140]
図4に示されるように、情報処理装置140は、CPUやRAMなどで構成される制御部141と、記憶部142と、入力インターフェース143と、表示インターフェース144と、通信インターフェース145とを備えている。制御部141は、情報処理装置各部を統括制御する。
記憶部142は、例えばハードディスクで構成されている。記憶部142には、制御部141により実行される各種プログラムが記憶される。各種プログラムは、例えばワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、プリンタドライバである。
入力インターフェース143は、例えばキーボードやマウスで構成されており、ユーザに操作されることによって操作信号が入力される。操作信号は、制御部141へ送られる。表示インターフェース144は、例えば液晶ディスプレイで構成される。
通信インターフェース145は、複合機10とデータ通信可能に構成される。通信インターフェース145は、制御部141によって制御されることにより、後述するように、第1データを複合機10へ送信し、その後、第2データを複合機10へ送信する。
[情報処理装置140の制御部141による処理]
以下、図8のフローチャートを参照して、用紙12への印刷に際して制御部141が実行する処理が説明される。制御部141は、アプリケーションプログラムを通じて、ユーザから印刷指示(画像記録指示)が入力されると、図8に示される処理を実行する。
印刷指示が入力されると、制御部141は、ユーザにより指定された印刷先の装置、つまり、複合機10へ、第1データを送信する(S110)。第1データは、印刷準備を指示するデータである。印刷準備は、キャップ114を被覆位置から離間位置へ移動させる処理、及びキャリッジ23をフラッシング領域まで移動させる処理を含むが、他の処理を含んでもよい。例えば、複合機10がキャリッジ23を非記録領域にロックするロック機構を備えている場合、印刷準備は、ロック機構によるキャリッジ23のロックを解除する処理を含んでもよい。
次に、制御部141は、ユーザから指定された印刷対象に係る文書データや画像データを、ユーザから指定された印刷条件で用紙12に印刷するための第2データに変換する(S120)。第2データは、例えば文書データや画像データをページ記述言語で表現したデータである。第2データの先頭には、画像記録条件を示すデータを含む。画像記録条件は、例えば、給送される用紙12を支持しているトレイ、つまり第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22のいずれかである対象トレイ、用紙12のサイズ、印刷枚数、及び特殊印刷(例えば拡大印刷、縮小印刷、1枚の用紙12の片面に印刷されるページ数)などである。
次に、制御部141は、変換が終了した第2データを順次、複合機10(詳細には複合機10の通信インターフェース136へ送信する(S130)。制御部141は、キャリッジ23の左右方向9への片道分の移動により用紙12に形成される画像単位のデータ(以下、1パス分の第2データと表現する。)毎に第2データを生成し、順次送信する。
[複合機10の制御部130による処理]
以下、図9のフローチャートを参照して、用紙12への印刷に際して制御部130が実行する処理を説明する。
各処理は、制御部130のCPU131によって実行される。以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。なお、初期状態において、キャリッジ23は、非記録領域に位置するものとする。
制御部130は、情報処理装置140が送信した第1データを通信インターフェース136を介して受信するまで待機する(S210:No)。制御部130は、第1データを受信したことに基づいて(S210:Yes)、キャップ114の位置が離間位置であるか被覆位置であるかを判定する第1判定処理を実行する(S220)。
キャップ114の位置の判定は、例えば、キャップ114の位置に応じて異なる信号を出力するセンサの出力信号に基づいて行う。なお、キャップ114の位置の判定方法は、前述したセンサによる方法に限らない。例えば、制御部130は、リニアエンコーダ52の光学センサ51の出力信号に基づいて算出されたキャリッジ23の位置によって、キャップ114の位置の判定を実行してもよい。この場合、キャッピング機構115が以下のように構成されている。つまり、右方へ移動するキャリッジ23にキャッピング機構115が押されることによって、キャップ114が離間位置から被覆位置へ移動する。一方、キャリッジ23が左方へ移動してキャッピング機構115から離間することによって、キャップ114が被覆位置から離間位置へ移動する。
キャップ114が被覆位置であると判定したことに応じて(S220:No)、制御部130は、第1データに従って印刷準備を実行する。つまり、制御部130は、キャップ114を被覆位置から離間位置へ移動させ(S230)、その後、キャリッジ23をフラッシング領域に移動させるフラッシング前処理を実行する(S240)。
ステップS230において、制御部130は、キャリッジ23を右方へ移動させることによって、スライド部材171を第3位置へ移動させることで切替機構170を第3状態とし(図6(A)及び図7(C)参照)、給送モータ101の駆動力をカム機構112へ伝達させる。これにより、キャップ114は、被覆位置から離間位置へ向けて下方へ移動する。
ステップS240において、制御部130は、キャリッジ23を非記録領域から記録領域を経てフラッシング領域まで左方へ移動させる。これにより、キャリッジ23は、インク受け部119と対向する。なお、このとき、キャリッジ23の移動に伴って、スライド部材171は第1位置へ移動する。つまり、駆動力伝達機構70が第1状態となる。
一方、キャップ114が離間位置である場合(S220:Yes)、制御部130は、タイマ回路をリセットする(S250)。
タイマ回路は、情報処理装置140が送信した第2データを、制御部130が受信することによって開始される記録処理、つまり当該第2データに係る画像の用紙12に対する記録、が完了すると計時を開始する。
制御部130は、タイマ回路が予め設定された閾値時間を経過したことに基づいて、キャップ114を離間位置から被覆位置へ移動させるキャッピング処理と、記録ヘッド39に印加された駆動電圧をゼロまで降下させる電圧降下処理と、を実行する。また、このとき、制御部130は、タイマ回路をリセットする。
ここで、記録処理の実行中、キャリッジ23は記録領域を往復動する。そのため、印刷準備において、制御部130は、キャップ114を離間位置へ移動させる(S220:Yes、S230)。制御部130は、記録処理の実行中に離間位置であるキャップ114を、記録処理終了後から所定時間経過後に被覆位置へ移動させる。なお、制御部130は、印刷終了後にキャップ114を被覆位置に移動させるよりも前に、キャリッジ23を非記録領域へ移動させる。詳述すると、制御部130は、キャリッジ23を右方へ移動させることによって、スライド部材171を第3位置へ移動させることで切替機構170を第3状態とし(図6(A)及び図7(C)参照)、給送モータ101の駆動力をカム機構112へ伝達させる。
また、記録処理を実行するために、制御部130は、各ノズル40に対応して設けられたピエゾ素子を駆動するためのヘッドIC(不図示)に駆動電圧を印加し、記録ヘッド39の電圧を上昇させる(後述するS280)。制御部130は、印刷中において記録ヘッド39にこの駆動電圧を印加した状態を継続しているが、印刷終了後から上記所定時間経過後には、この駆動電圧をゼロまで降下させる。
制御部130は、上述したように、ステップS250においてタイマ回路をリセットする。つまり、制御部130は、キャップ114が離間位置のときに通信インターフェース136が第1データを受信したことに基づいてタイマ回路をリセットする。これにより、印刷終了直後などにおいてキャップ114が離間位置のときに、次の印刷のための第1データが受信された状態において、上記所定時間が経過することによってキャップ114が被覆位置へ移動してしまう可能性を低くできる。また、これにより、印刷終了直後などにおいて駆動電圧が記録ヘッド39に印加された状態のときに、次の印刷のための第1データが受信された状態において、上記所定時間が経過することによって駆動電圧がゼロまで降下されてしまう可能性を低くできる。
タイマ回路のリセットの後、制御部130は、駆動力伝達機構70の状態を判定する第2判定処理を実行する(S260)。より具体的には、第2判定処理において、制御部130は、スライド部材171の現在の位置を判定する。スライド部材171の位置に関する情報は、RAM133に記憶されている。詳細には、制御部130は、スライド部材171を移動させるべくキャリッジ23を制御する度に、指示したスライド部材171の移動先に関する情報を、スライド部材171の位置に関する情報としてRAM133に記憶する。なお、スライド部材171の現在の位置の判定は上述した方法に限らない。例えば、スライド部材171の位置を検知するためのセンサからの信号によって、制御部130が、スライド部材171の位置を判定してもよい。
また、第2判定処理については、スライド部材171の現在の位置を判定する方法に限らない。例えば、記録処理を実行するたびに、制御部130はRAM133に給送情報を記憶する。給送情報は、駆動したいずれかの第1給送ローラ25、第2給送ローラ28に関する情報、又は給送した用紙12が支持されているいずれかの第1給送トレイ20、第2給送トレイに関する情報を示す。この制御部130は、このRAM133に記憶した給送情報から、駆動力伝達機構70の状態を判定する。例えば、給送情報として、第1給送ローラ25か、第1給送トレイ20に関する情報が記憶されて入れば、制御部130は、S260にて、第1状態であると判定する。また、給送情報として、第2給送ローラ28か、第2給送トレイ22に関する情報が記憶されて入れば、制御部130は、S260にて、第2状態であると判定する。
制御部130は、駆動力伝達機構70が第1状態である(より詳細にはスライド部材171が第1位置のとき)と判定したことに基づいて(S260:Yes)、制御部130は、上述と同様のフラッシング前処理を実行する(S240)。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
一方、駆動力伝達機構70が第2状態である(より詳細にはスライド部材171が第2位置であるとき)と判定したことに基づいて(S260:No)、制御部130は、キャリッジ23の移動を制御して駆動力伝達機構70を第2状態から第1状態とする(S270)。より詳細には、制御部130は、キャリッジ23を制御してスライド部材171を第1位置へ移動させる。その後、上述と同様のフラッシング前処理を実行する(S240)。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
なお、上述したように、スライド部材171は、第1位置から第2位置、第2位置から第3位置、及び第3位置から第1位置の順序で移動する。つまり、スライド部材171が第3位置のとき、制御部130は、キャリッジ23を左方へ移動させてスライド部材171のレバー177から離間させることによって、スライド部材171をバネ179の付勢力によって第3位置から第1位置へ移動させる。一方、スライド部材171が第2位置のとき、制御部130は、キャリッジ23を右方へ移動させてレバー177を押させることによって、一旦スライド部材171を第2位置から第3位置へ移動させる。その後、制御部130は、キャリッジ23を左方へ移動させることによって、スライド部材171を第3位置から第1位置へ移動させる。
また、制御部130は、ステップS220〜S270の処理と並行して、各ノズル40に対応して設けられたピエゾ素子(不図示)を駆動するためのヘッドIC(不図示)に駆動電圧を印加する(S280)。これにより、記録ヘッド39のヘッドICの電圧が上昇する。
その後、制御部130は、情報処理装置140から先頭の1パス分の第2データを受信するまで待機する(S290:No)。制御部130は、先頭の1パス分の第2データを受信したことに基づいて(S290:Yes)、当該第2データに含まれる画像記録条件に基づき、対象トレイを判定する(S300)。
画像記録条件が示す対象トレイが第1給送トレイ20であることに基づいて(S300:Yes)、制御部130は、記録処理を実行する(S310)。記録処理において、制御部130は、フラッシングを実行を実行する。詳細には、制御部130は、フラッシング領域に位置するキャリッジ23の記録ヘッド39を制御して、各ノズル40からインク滴を空吐出させる。なお、キャリッジ23がフラッシング領域に位置していない場合、キャリッジ23をフラッシング領域に移動させてから、各ノズル40からインク滴を空吐出させる。次に、制御部130は、給送モータ101を制御して、第1給送トレイ20に支持された用紙12を第1搬送路65へ給送する。次に、制御部130は、搬送モータ102を制御して、給送された用紙12を搬送部54によって搬送向き16に搬送する。なお、フラッシングと用紙12の給送及び搬送とは並行して実行されてもよい。次に、制御部130は、順次送信されてくる1パス分の第2データに対応する画像が用紙12に印刷されるように、搬送モータ102、キャリッジモータ103、及び記録ヘッド39を制御する。これにより、用紙12の所定改行分の搬送と、キャリッジ23の片道分の移動及び記録ヘッド39によるインク滴の吐出とが交互に実行され、用紙12に画像が記録される。
一方、画像記録条件が示す対象トレイが第2給送トレイ22であることに基づいて(S300:No)、制御部130は、キャリッジ23を制御して、駆動力伝達機構70を第1状態から第2状態とする(S320)。より詳細には、制御部130は、キャリッジ23を制御してスライド部材171を第1位置から第2位置へ移動させる切替処理を実行する。これにより、給送モータ101の動力伝達先が、第2給送部34となる。次に、制御部130は、記録処理を実行する(S310)。記録処理において、制御部130は、給送モータ101を制御して、第2給送トレイ22に支持された用紙12を第2搬送路66へ給送する。次に、制御部130は、搬送モータ102を制御して、第2搬送路66を経て第1搬送路65へ給送された用紙12を搬送部54によって搬送向き16に搬送する。次に、制御部130は、上述と同様にして、用紙12に画像を記録させる。
[作用効果]
上記開示によれば、制御部130は、キャップ114が離間位置のときに通信インターフェース136が第1データを受信すると(S210:Yes、S220:Yes)、ステップS240、S250、S260、S270を実行する。つまり、制御部130は、キャップ114が離間位置のときに通信インターフェース136が第1データを受信しても、当該第1データを無視しない。これにより、第2データを受信する前に、切替処理の実行を開始することができる。また、ステップS240、S250、S260、S270は、第2データよりも早期に受信される第1データの受信によって実行されるため、早いタイミングで、駆動力伝達機構70を第1状態(より詳細にはスライド部材171を第1位置)とすることができる。
なお、上記開示において、第1データの受信によって駆動力伝達機構70を第1状態としているのは、以下の理由による。この第1状態において、第1給送ローラ25が駆動可能となり、第1給送トレイ20内の用紙12が給送可能となる。この第1給送トレイ20は、第2給送トレイ22よりも上方に位置しており、一般的に、ユーザはもっとも使用頻度が高いトレイとされている。換言すれば、第1給送ローラ25は、もっとも使用頻度が高い給送ローラでもある。したがって、上記開示において、第1データの受信によって、駆動力伝達機構70を自動的に第1状態にしておけば、もっとも使用頻度が高い第1給送トレイ20からの給送が早期に実現できる。
また、上記開示によれば、制御部130は、ステップS240において、キャリッジ23を第1位置のスライド部材171よりも左方の位置、つまり非記録領域よりも記録領域側の位置へ移動させる。つまり、キャリッジ23は、画像記録の開始時にいるべき位置に近い位置へ移動される。これにより、ステップS240の実行後において、用紙12への画像記録を迅速に開始することができる。
また、上記開示によれば、ステップS240において、制御部130によって、キャリッジ23はフラッシング領域まで移動する。これにより、用紙12への画像記録の前にフラッシングが実行される場合に、フラッシング領域までの移動する時間を削減でき、当該フラッシングの開始タイミングを早くすることができる。
また、上記開示によれば、制御部130は、キャップ114が離間位置のときに通信インターフェース136が第1データを受信したことに基づいて(S210:Yes、S220:Yes)、タイマ回路をリセットする(S250)。これにより、離間位置にキャップ114を維持したい場合に、キャップ114が誤って被覆位置となる可能性を低くすることができる。また、これにより、記録ヘッド39へ印加した駆動電圧を維持したい場合に、当該駆動電圧が誤って降下される可能性を低くすることができる。
[変形例1]
制御部130は、画像記録に際して実行する処理において、第1給送トレイ20に支持された用紙12の有無を判断し、当該判断に基づいた処理を実行してもよい。
以下、図10のフローチャートを参照して、変形例1において、用紙12への印刷に際して制御部130が実行する処理を説明する。
なお、図10における処理は、図9における処理と概ね同様であって、一部のみが異なる。よって、図10では、図9における処理と同様の処理には、図9と同じステップ番号が付され、図9における処理と異なる処理には、図9と異なるステップ番号(S410〜S430)が付されている。そして、以下の説明では、図9における処理と異なる処理を説明し、図9における処理と同様の処理については、その説明を省略する。
図10において、制御部130は、タイマ回路のリセット(S250)の後、駆動力伝達機構70の状態の判定(S260)の前に、第1給送トレイ20に用紙12が有るか無いかを判定する有無判定処理を実行する(S410)。
変形例1において、制御部130は、第1給送トレイ20における用紙12の有無を、検知部123が出力する信号に基づいて判定する。
例えば、制御部130が第1給送トレイ20内の用紙12を第1搬送路65へ給送する指示を出したが、当該指示から所定時間が経過しても検知部123がハイレベル信号が出力されないとする。このとき、制御部130は、第1給送トレイ20に用紙12が無いと判定する。そして、制御部130は、その旨をRAM133に無情報を記憶する。一方、当該指示から当該所定時間以内に用紙12が検知部123によって検知されたとする。このとき、制御部130は、第1給送トレイ20に用紙12が支持されていると判定する。そして、制御部130は、無情報を記憶しない。なお、当初RAM133に無情報が記憶されている場合は、この無情報を消去する。
そして、今回、情報処理装置140から印刷の指示を受けたときの処理のステップS410において、制御部130は、RAM133を参照する。そして、制御部130は、RAM133に無情報が記憶されていることに基づいて第1給送トレイ20に用紙12が無いと判定する。一方、制御部130は、RAM133に無情報が記憶されていないことに基づいて、第1給送トレイ20に用紙12が有ると判定する。
なお、第1給送トレイ20における用紙12の有無の判定は、上述した方法に限らない。例えば、第1給送トレイ20、及び第2給送トレイ22内の用紙12を検知可能なセンサを配置する。制御部130は、これらセンサが出力する信号に基づいて、第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22における用紙12の有無を判定してもよい。
第1給送トレイ20に用紙12が有ると判定したことに基づいて(S410:Yes)、制御部130は、上記実施形態と同様にしてステップS260以降の処理を実行する。
一方、第1給送トレイ20に用紙12がないと判定したことに基づいて(S410:No)、制御部130は、駆動力伝達機構70の状態を判定する第2判定処理を実行する(S420)。より詳細には、スライド部材171が第2位置に位置するか否かを判定する。なお、当該判定は、ステップS260のときと同様である。
駆動力伝達機構70の状態が第2状態である(より詳細にはスライド部材171が第2位置に位置するとき)と判定したことに基づいて(S420:Yes)、制御部130は、フラッシング前処理を実行する(S240)。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
一方、駆動力伝達機構70の状態が第1状態である(より詳細にはスライド部材171が第2位置に位置しないとき)と判定したことに基づいて(S420:No)、制御部130は、キャリッジ23を制御して駆動力伝達機構70を第1状態から第2状態にする切替処理を実行する(S430)。より詳細には、制御部130は、キャリッジ23を制御して、スライド部材171を第2位置へ移動させる。次に、制御部130は、フラッシング前処理を実行する(S240)。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
変形例1によれば、第1給送トレイ20に用紙12が無い場合(S410:No)、制御部130は、ステップS420、S430を実行して、駆動力伝達機構70を第2状態とする。より詳細には、制御部130は、キャリッジ23を制御して、第2給送トレイ22に対応する第2給送部34を動力伝達先とする第2位置にスライド部材171を移動させる。また、第1給送トレイ20に用紙12が有る場合(S410:Yes)、制御部130は、ステップS260、S270を実行して、駆動力伝達機構70を第1状態とする。より詳細には、制御部130は、キャリッジ23を制御して、第1給送トレイ20に対応する第1給送部15を動力伝達先とする第1位置にスライド部材171を移動させる。
[変形例2]
制御部130は、画像記録に際して実行する処理において、第1給送トレイ20内の用紙12の種類と、第2給送トレイ22内の用紙12の種類とが同一であるか否かを判定し、当該判定に基づいた処理を実行してもよい。
以下、図11のフローチャートを参照して、変形例2において、用紙12への印刷に際して制御部130が実行する処理が説明される。
なお、図11における処理は、図9における処理と概ね同様であって、一部のみが異なる。よって、図11では、図9における処理と同様の処理には、図9と同じステップ番号が付され、図9における処理と異なる処理には、図9と異なるステップ番号(S510)が付されている。そして、以下の説明では、図9における処理と異なる処理を説明し、図9における処理と同様の処理については、その説明を省略する。
図11において、制御部130は、タイマ回路のリセット(S250)の後に種類判定処理を実行する(S510)。制御部130は、この種類判定処理を、駆動力伝達機構70の状態を判定する第2判定処理(S260)の前に実行する。また、種類判定処理は、第1給送トレイ20内の用紙12の種類情報と、第2給送トレイ22内の用紙12の種類情報とが同一であるか否かを判定する処理である(S510)。
用紙12の種類情報は、一例として、用紙12のサイズに関する情報である。なお、用紙12の種類情報は、用紙12のサイズに関する情報に限らない。例えば、用紙12の種類情報は、普通紙や光沢紙などの用紙12の材質に関する情報であってもよい。もちろん、用紙12の種類情報は、複数種類、例えばサイズに関する情報と材質に関する情報との双方であってもよい。この場合、用紙12の種類情報が同一とは、サイズ及び材質の双方が同一であることである。
第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22内の用紙12の種類情報(サイズに関する情報)は、RAM133またはEEPROM134に記憶される。ユーザは、情報処理装置140の入力インターフェース143または複合機10の操作パネル17(図1参照)を操作することで、用紙12のサイズを指定する。そして、制御部130は、指定されたサイズに関する情報をRAM133またはEEPROM134に記憶する。
なお、用紙12のサイズの特定は、入力インターフェース143や操作パネル17によるものに限らない。例えば、第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22の各々に用紙12のサイズの違いによって異なる信号を出力するセンサによって特定してもよい。この場合、制御部130は、このセンサが出力した信号を受信し、受信した信号に基づいて用紙12のサイズに関する情報を、RAM133またはEEPROM134に記憶する。
種類判定処理において、第1給送トレイ20内の用紙12の種類情報と、第2給送トレイ22内の用紙12の種類情報とが同一であると判定したことに基づいて(S510:Yes)、制御部130は、フラッシング前処理を実行する(S240)。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
一方、種類判定処理において、第1給送トレイ20内の用紙12の種類情報と、第2給送トレイ22内の用紙12の種類情報とが同一でないと判定したことに基づいて(S510:No)、制御部130は、第2判定処理(S260)、または、第2判定処理(S260)及び切替処理(S270)を実行する。そして、制御部130は、第2データを受信するまで待機する(S290)。
変形例2によれば、第1給送トレイ20内の用紙12と第2給送トレイ22内の用紙12とが同じ種類である場合、制御部130は、駆動力伝達機構70の状態を現状の状態に維持する。これにより、スライド部材171の無駄な移動の実行を防止できる。
[その他の変形例]
上記開示によれば、ステップS240において、制御部130は、キャリッジ23をフラッシング領域まで移動させたが、これに限らない。例えば、制御部130は、キャリッジ23をフラッシング領域まで移動させずに、キャリッジ23を記録領域まで移動させてもよい。
上記開示によれば、ステップS260、S270において、スライド部材171は第1位置となり、ステップS240において、キャリッジ23はフラッシング領域よりも非記録領域に近い記録領域まで移動する。これにより、記録処理において(S310)、画像記録条件に基づいて第2給送部34を駆動する必要が生じた場合に、キャリッジ23を迅速に非記録領域へ移動させてスライド部材171の位置を第1位置から第2位置へ変えることができる。
また、上記開示によれば、ステップS240において、キャリッジ23は非記録領域よりもフラッシング領域に近い記録領域まで移動される。これにより、用紙12への画像記録の前にフラッシングが実行される場合に、キャリッジ23を迅速にフラッシング領域へ移動させることができる。その結果、当該フラッシングの開始タイミングを早くすることができる。
上記開示によれば、キャップ114が離間位置である場合(S220:Yes)、制御部130は、タイマ回路をリセットした(S250)。しかし、制御部130は、タイマ回路をリセットする代わりに、予め設定された閾値時間を長くしてもよい。例えば、閾値時間が5秒に設定されていた場合に、ステップS230においてキャップ114が離間位置であると判定したことに基づいて、制御部130は、閾値時間を5秒から10秒としてもよい。
上記実施形態では、複合機10は、給送トレイを2個(第1給送トレイ20及び第2給送トレイ22)備えていたが、給送トレイを3個以上備えていてもよい。この場合、給送部は、各給送トレイに対応して設けられる。また、この場合、被駆動ギヤは、給送トレイの数に応じて4個以上設けられる。また、この場合、スライド部材171は、被駆動ギヤの数に応じて、上述した位置(第1位置、第2位置、第3位置)に加えて、上述した位置以外の位置へも移動可能に構成される。
10・・・複合機(インクジェット記録装置)
15・・・第1給送部
20・・・第1給送トレイ
22・・・第2給送トレイ
23・・・キャリッジ
34・・・第2給送部
39・・・記録ヘッド
40・・・ノズル
65・・・第1搬送路
66・・・第2搬送路
70・・・駆動力伝達機構
101・・・給送モータ
114・・・キャップ
130・・・制御部
133・・・RAM
136・・・通信インターフェース
140・・・情報処理装置

Claims (10)

  1. ノズルからインク滴を吐出する記録ヘッドと、
    上記記録ヘッドを搭載しており、上記記録ヘッドが搬送路を通過したシートと対向する記録領域及び当該記録領域とは異なる非記録領域に移動可能なキャリッジと、
    モータと、
    上記モータから駆動力が伝達されることによってシートを上記搬送路へ給送する複数の給送部と、
    上記非記録領域に位置する上記キャリッジの移動によって上記モータの駆動力を、上記複数の給送部のうち予め設定された所定の給送部に伝達する第1状態及び上記複数の給送部のうち上記所定の給送部とは異なる給送部に伝達する第2状態を切り替える駆動力伝達機構と、
    上記非記録領域において、上記記録ヘッドの上記ノズルを覆う被覆位置と上記ノズルを覆わない離間位置とに移動可能なキャップと、
    情報処理処理から送信されるデータを受信する通信インターフェースと、
    制御部と、を備え、
    当該制御部は、
    上記通信インターフェースを介して、上記情報処理装置が画像記録指示を受け付けたことに応じて送信する第1データであって上記キャップを上記被覆位置から上記離間位置へ移動させる指示を含む第1データを受信する第1受信処理と、
    上記第1データを受信したことに基づいて、上記第1データを受信した時点での上記キャップの位置を判定する第1判定処理と、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記駆動力伝達機構の状態を判定する第2判定処理と、
    上記第1データを受信したことに基づいて、上記駆動力伝達機構を上記第1状態及び上記第2状態へのいずれかに切り替える切替処理と、
    上記切替処理を開始したこと及び上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記通信インターフェースを介して、上記情報処理装置が上記第1データの後に送信する第2データであって画像記録条件を含む第2データを受信する第2受信処理と、を実行し、
    上記切替処理において、上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第2状態から上記第1状態に切り替えるインクジェット記録装置。
  2. 上記所定の給送部は、当該所定の給送部によって給送されるシートを支持するトレイ及び当該トレイにシートが有るか無いかに応じて信号を出力するためのセンサを備え、
    上記制御部は、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記複数のトレイのうち、上記所定の給送部が含む所定のトレイにシートが有るか無いかを上記センサからの信号によって判定する有無判定処理、をさらに実行し、
    上記切替処理において、上記有無判定処理により上記所定のトレイにシートが無いと判定し、且つ上記第2判定処理により上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第1状態から上記第2状態に切り替え、
    上記有無判定処理により上記所定のトレイにシートが無いと判定し、且つ上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記第2受信処理を実行する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記制御部は、
    上記切替処理において、上記有無判定処理により上記所定のトレイにシートが有ると判定し、且つ上記第2判定処理により上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第2状態から上記第1状態に切り替え、
    上記有無判定処理により上記所定のトレイにシートが有ると判定し、且つ上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記第2受信処理を実行する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記所定の給送部によって給送されるシートを支持する第1トレイと、
    上記所定の給送部とは異なる給送部によって給送される第2トレイと、
    上記第1トレイ及び上記第2トレイ内のシートの種類情報を記憶するメモリと、を備え、
    上記制御部は、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記メモリを参照して上記第1トレイ内のシートの種類情報と上記第2トレイ内のシートの種類情報とを判定する種類判定処理をさらに実行し、
    上記種類判定処理において2つの種類情報が異なると判定したことに応じて上記第2判定処理を行い、
    上記種類判定処理において2つの種類情報が同一であると判定したことに応じて上記第2受信処理を行う請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記制御部は、上記記録ヘッドがフラッシング領域に対向するように上記キャリッジを移動させるフラッシング前処理を、上記切替処理の完了後に実行する請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記制御部は、上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに応じて上記フラッシング前処理を実行する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 上記制御部は、
    上記第2データに係る画像のシートに対する記録の完了からの経過時間をカウントするカウント処理と、
    上記カウント処理にて計測する上記経過時間が閾値に到達したことに応じて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて且つ上記離間位置の上記キャップを上記被覆位置へ移動させて上記ノズルを上記キャップによってキャップさせる処理と、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記経過時間をリセットする、または、上記閾値を長くする処理と、を実行する請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 上記制御部は、
    上記第2データに係る画像のシートに対する記録の完了からの経過時間をカウントするカウント処理と、
    上記カウント処理にて計測する上記経過時間が閾値に到達したことに応じて、上記記録ヘッドへ印加した駆動電圧をゼロまで降下させる処理と、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記経過時間をリセットする、または、上記閾値を長くする処理と、を実行する請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 上記制御部は、
    上記切替処理において、上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記被覆位置であると判定したことに応じて、上記駆動力伝達機構の状態を第1状態に切り替える請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. インクジェット記録装置を制御する方法であって、
    情報処理装置が画像記録指示を受け付けたことに応じて送信する第1データであって、非記録領域に位置するキャップを、キャリッジに搭載される記録ヘッドを覆う被覆位置から上記記録ヘッドから離間した離間位置へ移動させる指示を含む第1データを受信する第1受信処理と、
    上記第1データを受信したことに基づいて、上記第1データを受信した時点での上記キャップの位置を判定する第1判定処理と、
    上記第1判定処理により上記キャップの位置が上記離間位置であると判定したことに基づいて、上記非記録領域に位置する上記キャリッジの移動によってモータの駆動力を複数の給送部のうち予め設定された所定の給送部に伝達する第1状態及び上記複数の給送部のうち上記所定の給送部とは異なる給送部に伝達する第2状態を切り替える駆動力伝達機構の状態を判定する第2判定処理と、
    上記第1データを受信したことに基づいて、上記駆動力伝達機構を上記第1状態及び上記第2状態へのいずれかに切り替える切替処理と、
    上記切替処理を開始したこと及び上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第1状態であると判定したことに基づいて、上記情報処理装置が上記第1データの後に送信する第2データであって画像記録条件を含む第2データを受信する第2受信処理と、を備え、
    上記切替処理において、上記第2判定処理において上記駆動力伝達機構が上記第2状態であると判定したことに基づいて、上記キャリッジを上記非記録領域に移動させて上記駆動力伝達機構を上記第2状態から上記第1状態に切り替える、方法。
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