JP6690233B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナが原稿から読み取った画像をプリンタがシートに記録するコピー動作を実行可能なインクジェット記録装置に関する。
従来より、コピー動作の開始を指示するスタートボタンが押下されてから、画像が記録された1枚目のシートが排出されるまでの時間であるFCOT(First Copy Output Timeの略)を短縮する取り組みがなされている。FCOTを短縮することを目的とした技術として、例えば、読取部の起動処理と、画像形成部の起動処理とが同時に終了するように、画像形成部の起動処理の開始タイミングを制御する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2013−81048号公報
上記技術(特に、特許文献1の図6)によれば、読取部の起動処理が終了した後に実行される読取処理と、画像形成部の起動処理が終了した後に実行される画像形成処理とが同時に開始される。しかしながら、実際には、画像形成処理で用いられる画像データが読取処理で生成されるまでの間、画像形成処理の実行を待機する必要が生じる。
ここで、インクジェット記録方式の画像形成部における起動処理では、記録ヘッドをアンキャップする処理と、記録ヘッドにインクを排出させる処理とが実行される。そのため、画像形成部の起動処理が終了してから実際に画像形成処理が実行されるまでの時間が長い、つまり、画像形成処理で用いられる画像データが読取処理で生成されるまでの時間が長いと、アンキャップされた記録ヘッド内でインクが乾燥するという課題を生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクを吐出することによって画像を記録するインクジェット記録装置において、FCOTを短縮すると共に、インクの乾燥を抑制したインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の一形態に係るインクジェット記録装置は、スキャナと、インクを吐出することによって画像をシートに記録するプリンタと、操作パネルと、コントローラとを備える。上記コントローラは、原稿に記録された画像をシートに記録する複写指示を上記操作パネルを通じて受け付けたことに応じて、上記スキャナに原稿に記録された画像を示す画像データを生成する読取動作を行わせる読取処理と、待機時間を決定する決定処理と、上記複写指示を受け付けてから上記待機時間が経過したことに応じて、上記プリンタを上記画像データで示される画像をシートに記録する記録動作の実行が可能な状態にする記録前処理と、上記読取処理の少なくとも一部及び上記記録前処理が終了したことに応じて、上記読取処理で生成された画像データに対する上記記録動作を上記プリンタに行わせる画像記録処理とを実行する。上記コントローラは、上記決定処理において、上記画像記録処理を開始するのに必要な画像データを、上記読取処理で生成する実行時間T1を推定する第1推定処理と、上記記録前処理の実行時間T2を推定する第2推定処理と、T1−T2を上記待機時間として算出する算出処理とを実行する。
上記構成によれば、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを近接させることができる。これにより、記録前処理が終了してから記録処理が開始されるまでの時間を短縮することができる。その結果、FCOTを短縮すると共に、プリンタ内でのインクの乾燥を抑制することができる。
(2) 好ましくは、上記スキャナは、原稿を支持する支持台と、上記支持台に支持された原稿を読み取る読取センサと、上記支持台を露出させる開位置、及び上記支持台を覆う閉位置の間を移動可能なカバーと、上記カバーが上記開位置及び上記閉位置であることに応じて、それぞれ異なる検出信号を出力するカバーセンサとを備える。上記コントローラは、上記カバーセンサから出力される上記検出信号が変化したことに応じて、上記スキャナを上記読取動作の実行が可能な状態にする読取前処理と、上記複写指示を受け付け且つ上記読取前処理が終了したことに応じて、上記読取処理とを実行する。上記コントローラは、上記決定処理において、上記読取前処理の残り時間T3を推定する第3推定処理と、(T1+T3)−T2を上記待機時間として算出する上記算出処理とを実行する。
カバーを開位置に移動させてから複写指示を入力するまでの時間が短いと、複写指示を受け付けたタイミングで読取前処理が未だ終了していない可能性がある。そこで、読取前処理の残り時間を考慮して待機時間を決定することにより、インクの乾燥をさらに抑制することができる。
(3) 好ましくは、上記コントローラは、上記第1推定処理において、上記読取動作の読取解像度が高いほど、実行時間T1を長くする。
上記構成によれば、読取解像度を考慮して実行時間T1を推定するので、実行時間T1の推定精度が向上する。その結果、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを、さらに近接させることができる。
(4) 好ましくは、上記コントローラは、上記第1推定処理において、上記画像記録処理を開始する前に上記スキャナが読み取るべき原稿の面積が大きいほど、実行時間T1を長くする。
上記構成によれば、画像記録処理を開始する前に読み取るべき原稿の面積を考慮して実行時間T1を推定するので、実行時間T1の推定精度が向上する。その結果、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを、さらに近接させることができる。
(5) 好ましくは、上記コントローラは、上記第2推定処理において、上記プリンタが直近にインクを排出してからの経過時間が長いほど、実行時間T2を長くする。
上記構成によれば、フラッシング処理の実行時間を考慮して実行時間T2を推定するので、実行時間T2の推定精度が向上する。その結果、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを、さらに近接させることができる。
(6) 本発明の他の形態に係るインクジェット記録装置は、スキャナと、インクを吐出することによって画像をシートに記録するプリンタと、操作パネルと、コントローラとを備える。上記コントローラは、原稿に記録された画像をシートに記録する複写指示を上記操作パネルを通じて受け付けたことに応じて、原稿に記録された画像を示す画像データを生成する読取動作を上記スキャナに行わせる読取処理と、待機時間を決定する決定処理と、上記複写指示を受け付けてから上記待機時間が経過したことに応じて、上記プリンタ画を上記画像データで示される上記画像をシートに記録する記録動作の実行が可能な状態にする記録前処理と、上記読取処理の少なくとも一部及び上記記録前処理が終了したことに応じて、上記読取処理で生成された画像データに対する上記記録動作を上記プリンタに行わせる画像記録処理とを実行する。上記コントローラは、上記決定処理において、上記読取処理と並行して実行する上記記録前処理が、上記画像記録処理を開始するのに必要な画像データが上記読取処理で生成されるのと同時或いは直前に終了するように、上記待機時間を決定する。
本発明によれば、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを近接させることができるので、FCOTを短縮すると共に、プリンタ内でのインクの乾燥を抑制することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図であって、(A)はFBカバー93が開位置の状態を、(B)はFBカバー93が閉位置の状態を示す。 図2は、プリンタ11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びガイドレール43、44の平面図である。 図4は、メンテナンス機構70の概略構成図である。 図5は、切替機構170の概略構成図であって、(A)は第1駆動状態を、(B)は第2駆動状態を示す。 図6は、プリンタ11のブロック図である。 図7は、スキャン処理のフローチャートである。 図8は、コピー処理のフローチャートである。 図9は、待機時間決定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが「向き」と表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が「方向」と表現される。さらに、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、プリンタ11と、スキャナ90とを備えている。複合機10は、インクジェット記録装置の一例である。
[プリンタ11]
プリンタ11は、インクを吐出することによって、画像データで示される画像をシート12(図2参照)に記録する記録動作を行う、所謂インクジェット記録方式を採用している。プリンタ11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42とを備えている。搬送ローラ部54、及び排出ローラ部55は、搬送部の一例である。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
プリンタ11の正面には、開口13(図1参照)が形成されている。給送トレイ20は、開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数のシート12を支持する。排出トレイ21は、開口13を通じて排出ローラ部55によって排出されたシート12を支持する。
[給送部15]
給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、給送モータ101(図6参照)の正転によって、シート12を搬送向き16に搬送する向きに回転(以下、「正回転」と表記する。)する。給送アーム26は、プリンタ11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって、給送トレイ20へ向けて回動付勢されている。
[搬送路65]
搬送路65は、ガイド部材18、30及びガイド部材19、31によって形成される空間を指す。ガイド部材18、30及びガイド部材19、31は、プリンタ11の内部において所定間隔で対向する。搬送路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ11の後方側に延びる経路である。また、搬送路65は、プリンタ11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。なお、搬送路65内におけるシート12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
搬送ローラ部54は、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。シート12は、搬送モータ102の正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて、搬送向き16に沿って搬送される。また、搬送ローラ60は、搬送モータ102の逆転によって、正回転と逆向きの逆回転する。
[排出ローラ部55]
排出ローラ部55は、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。シート12は、搬送モータ102の正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて、搬送向き16に沿って搬送される。
[レジストセンサ120]
プリンタ11は、図2に示されるように、レジストセンサ120を備える。レジストセンサ120は、搬送ローラ部54より搬送向き16の上流側に設置されている。レジストセンサ120は、設置位置にシート12が存在するか否かに応じて、異なる検出信号を出力する。レジストセンサ120は、シート12が設置位置に存在していることに応じて、ハイレベル信号を後述するコントローラ130(図6参照)に出力する。一方、レジストセンサ120は、シート12が設置位置に存在していないことに応じて、ローレベル信号をコントローラ130に出力する。
[ロータリエンコーダ121]
プリンタ11は、図6に示されるように、搬送ローラ60の回転(換言すれば、搬送モータ102の回転駆動)に応じてパルス信号を発生させるロータリエンコーダ121を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号をコントローラ130に出力する。
[記録部24]
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42と対向して配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39と、エンコーダセンサ38Aとを備えている。また、キャリッジ23には、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が接続されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、コントローラ130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
キャリッジ23は、図3に示されるように、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に配置された公知のベルト機構に連結されている。なお、このベルト機構は、キャリッジモータ103(図6参照)によって駆動される。つまり、キャリッジモータ103の駆動により周運動するベルト機構に接続されたキャリッジ23は、左右方向9に沿う主走査方向へ往復移動することができる。
記録ヘッド39は、図2に示されるように、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されているシート12に対して記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、シート12に画像が記録される。
また、ガイドレール44には、左右方向9に延びる帯状のエンコーダストリップ38Bが配置されている。エンコーダセンサ38Aは、エンコーダストリップ38Bに対面する位置において、キャリッジ23の下面に搭載されている。キャリッジ23が移動する過程において、エンコーダセンサ38Aは、エンコーダストリップ38Bを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号をコントローラ130に出力する。エンコーダセンサ38A及びエンコーダストリップ38Bは、キャリッジセンサ38(図6参照)を構成する。
[プラテン42]
プラテン42は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向して配置されている。プラテン42は、搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の少なくとも一方によって搬送されるシート12を下側から支持する。
[メンテナンス機構70]
プリンタ11は、図3に示されるように、メンテナンス機構70をさらに備える。メンテナンス機構70は、記録ヘッド39のメンテナンスを行うものである。より詳細には、メンテナンス機構70は、ノズル40内のインクや空気、及びノズル面に付着した異物を吸引するパージ動作を実行する。なお、ノズル面とは、記録ヘッド39においてノズル40が形成された面を指す。また、ノズル40内のインクや空気、及びノズル面に付着した異物のことを、以下ではインク等と表記する。メンテナンス機構70によって吸引除去されたインク等は、排液タンク74(図4参照)に貯留される。
メンテナンス機構70は、図3に示されるように、シート通過領域から主走査方向の一方側(右側)に外れた位置に配置される。シート通過領域は、搬送部によって搬送されたシート12が通過する主走査方向の領域を指す。メンテナンス機構70は、図4に示されるように、キャップ71と、チューブ72と、ポンプ73とを備えている。
キャップ71は、ゴムにより構成されている。キャップ71は、シート通過領域から右側に外れた位置のキャリッジ23に対面して設けられている。また、キャップ71は、キャップ位置と、アンキャップ位置との間を移動可能である。キャップ位置のキャップ71は、ノズル面を覆う。一方、アンキャップ位置のキャップ71は、ノズル面から離間する。また、給送モータ101によって駆動される昇降機構によって、キャップ位置とアンキャップ位置とにキャップ71が移動される。チューブ72は、キャップ71からポンプ73を経由して排液タンク74に至る。ポンプ73は、例えば、ロータリ式のチューブポンプである。ポンプ73は、搬送モータ102に駆動されることによって、ノズル40内のインク等をキャップ71及びチューブ72を通じて吸引し、チューブ72を通じて排液タンク74に排出する。
[インク受け部75]
プリンタ11は、図3に示されるように、インク受け部75をさらに備える。インク受け部75は、シート通過領域から主走査方向の他方側(左側)に外れた位置に配置される。インク受け部75は、上面に開口が形成された概ね直方体の箱形状である。インク受け部75の内部には、インク吸収体が収容されている。記録ヘッド39のノズル40からインク受け部75の開口に向けて排出されたインクは、インク受け部75内のインク吸収体に吸収される。
[駆動力伝達機構80]
プリンタ11は、図6に示されるように、駆動力伝達機構80をさらに備える。駆動力伝達機構80は、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力を、給送ローラ25、搬送ローラ60、排出ローラ62、キャップ71の昇降機構、及びポンプ73に伝達する。駆動力伝達機構80は、歯車、プーリ、無端環状のベルト、遊星歯車機構(振子ギヤ機構)、及びワンウェイクラッチ等の全部又は一部を組み合わせて構成される。また、駆動力伝達機構80は、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力の伝達先を切り替える切替機構170(図5参照)を備えている。
[切替機構170]
切替機構170は、第1駆動状態と、第2駆動状態とに切替可能に構成されている。第1駆動状態は、給送モータ101の駆動力を、給送ローラ25に伝達し、キャップ71の昇降機構に伝達しない状態である。また、第1駆動状態は、搬送モータ102の駆動力を、搬送ローラ60及び排出ローラ62に伝達し、ポンプ73に伝達しない状態である。一方、第2駆動状態は、給送モータ101の駆動力を、キャップ71の昇降機構に伝達し、給送ローラ25に伝達しない状態である。また、第2駆動状態は、搬送モータ102の駆動力を、搬送ローラ60、排出ローラ62、及びポンプ73に伝達する状態である。
切替機構170は、図3に示されるように、シート通過領域より主走査方向の一方側に外れた位置に配置されている。また、切替機構170は、ガイドレール43の下方に配置されている。切替機構170は、図5に示されるように、スライド部材171と、駆動ギヤ172、173と、被駆動ギヤ174、175、176と、レバー177と、付勢部材の一例であるバネ178、179と、支軸180とを備える。
スライド部材171は、左右方向9に延びる支軸180に支持された概ね円柱形状の部材である。また、スライド部材171は、支軸180に沿って左右方向9にスライド可能に構成されている。さらに、スライド部材171は、その外面の左右方向9にずれた位置において、駆動ギヤ172、173を各々が独立して回転可能な状態で支持している。すなわち、スライド部材171及び駆動ギヤ172、173は、一体となって左右方向9にスライドする。
駆動ギヤ172は、給送モータ101の回転駆動力が伝達されて回転する。駆動ギヤ172は、被駆動ギヤ174、175の一方に噛合う。より詳細には、駆動ギヤ172は、切替機構170が第1駆動状態のときに、図5(A)に示されるように被駆動ギヤ174に噛合う。また、駆動ギヤ172は、切替機構170が第2駆動状態のときに、図5(B)に示されるように被駆動ギヤ175に噛合う。駆動ギヤ173は、搬送モータ102の回転駆動力が伝達されて回転する。駆動ギヤ173は、切替機構170が第1駆動状態のときに、図5(A)に示されるように被駆動ギヤ176との噛合いが解除される。また、駆動ギヤ173は、切替機構170が第2駆動状態のときに、図5(B)に示されるように被駆動ギヤ176に噛合う。
被駆動ギヤ174は、給送ローラ25を回転させるギヤ列に噛合う。すなわち、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ174とが噛合うことによって、給送ローラ25に伝達される。また、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ174との噛合いが解除されたことによって、給送ローラ25に伝達されない。被駆動ギヤ175は、キャップ71の昇降機構を駆動させるギヤ列に噛合う。すなわち、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ175とが噛合うことによって、キャップ71の昇降機構に伝達される。また、給送モータ101の回転駆動力は、駆動ギヤ172と被駆動ギヤ175との噛合いが解除されたことによって、キャップ71の昇降機構に伝達されない。
被駆動ギヤ176は、ポンプ73を駆動するギヤ列に噛合う。すなわち、搬送モータ102の回転駆動力は、駆動ギヤ173と被駆動ギヤ176とが噛合うことによって、ポンプ73に伝達される。また、搬送モータ102の回転駆動力は、駆動ギヤ173と被駆動ギヤ176との噛合いが解除されたことによって、ポンプ73に伝達されない。一方、搬送モータ102の回転駆動力は、切替機構170を経由せずに搬送ローラ60及び排出ローラ62に伝達される。すなわち、搬送ローラ60及び排出ローラ62は、切替機構170の駆動状態に拘わらず、搬送モータ102の回転駆動力によって駆動される。
レバー177は、スライド部材171の右方に隣接する位置において、支軸180に支持されている。また、レバー177は、支軸180に沿って左右方向9にスライドする。さらに、レバー177は、上方に突出している。そして、レバー177の先端は、ガイドレール43に設けられた開口43Aを通じて、キャリッジ23に当接し得る位置にまで到達している。
バネ178、179は、支軸180に支持されている。バネ178は、その一端(左端)がプリンタ11のフレームと当接し、他端(右端)がスライド部材171の左端面に当接している。すなわち、バネ178は、スライド部材171及びスライド部材171に当接するレバー177を右方に付勢する。バネ179は、その一端(右端)がプリンタ11のフレームに当接し、他端(左端)がレバー177の右端面に当接している。すなわち、バネ179は、レバー177及びレバー177に当接するスライド部材171を左方に付勢する。さらに、バネ179の付勢力は、バネ178の付勢力より大きい。
切替機構170は、キャリッジ23がレバー177から離間しているときに、図5(A)に示される第1駆動状態である。また、キャリッジ23によって右方に押されたレバー177は、バネ179の付勢力に抗して右方に移動する。これにより、スライド部材171は、バネ178の付勢力によって、レバー177の動きに追従して右方に移動する。その結果、切替機構170は、図5(A)に示される第1駆動状態から、図5(B)に示される第2駆動状態に変化する。
さらに、図5(B)に示されるレバー177からキャリッジ23が離間されると、スライド部材171及びレバー177は、バネ179の付勢力によって左方に移動される。その結果、切替機構170は、図5(B)に示される第2駆動状態から、図5(A)に示される第1駆動状態に変化する。すなわち、切替機構170の状態は、レバー177に対するキャリッジ23の接離によって変化する。換言すれば、給送モータ101及び搬送モータ102の駆動力の伝達先は、キャリッジ23によって切り替えられる。
[スキャナ90]
スキャナ90は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成する読取動作を実行する。スキャナ90は、図1及び図6に示されるように、原稿を支持するコンタクトガラス91と、コンタクトガラス91に支持された原稿に記録された画像を読み取る読取センサ92と、開閉可能なFBカバー93と、FBカバー93の位置を検出するカバーセンサ94とを備える。すなわち、スキャナ90は、所謂フラットベッド方式を採用している。但し、所謂ADF(Auto Document Feederの略)がFBカバー93の上面にさらに配置されていてもよい。
コンタクトガラス91は、その上面で原稿を支持する。またコンタクトガラス91は、透光性を有する材料で形成されている。コンタクトガラス91は、上面において原稿を支持する支持台の一例である。読取センサ92は、コンタクトガラス91の下方において、コンタクトガラス91に対面する位置に配置されている。読取センサ92は、スキャナモータ104(図6参照)によって、待機位置(図1(A)の左端)及び折返位置(図1(A)の右端)の間を、読取方向の一例である左右方向9に移動可能に構成されている。また、読取センサ92は、少なくとも受光素子を備える。なお、光源については、読取センサ92が備えていてもよく、読取センサ92ではなく、スキャナ90中に配置されていてもよい。
読取センサ92は、スキャナモータ104によって待機位置から折返し位置へ移動される過程において、コンタクトガラス91の上面に支持された原稿に記録された画像を、複数の受光素子に読み取らせる。より詳細には、この原稿に記録された画像は、光源によって光が照射され、この光の反射光が複数の受光素子によって読み取られる。また、複数の受光素子による画像の読み取りが完了した読取センサ92は、スキャナモータ104によって折返位置から待機位置へ再び移動される。
FBカバー93は、図1(A)に示される開位置と、図1(B)に示される閉位置との間を移動可能に構成されている。より詳細には、FBカバー93は、スキャナ90の外縁部に回動可能に支持されている。開位置は、コンタクトガラス91の上面を露出させる位置である。すなわち、ユーザは、FBカバー93が開位置のときに、コンタクトガラス91に原稿を載置することができ、コンタクトガラス91に載置された原稿を取り除くことができる。一方、閉位置は、コンタクトガラス91の上面を覆う位置である。
カバーセンサ94は、FBカバー93の位置を検出する。より詳細には、カバーセンサ94は、FBカバー93の位置に応じて、異なる検出信号を出力する。カバーセンサ94は、FBカバー93の位置が開位置であることに応じて、ハイレベル信号(以下、「開信号」と称する。)をコントローラ130に出力する。一方、カバーセンサ94は、FBカバー93の位置が閉位置であることに応じて、ローレベル信号(以下、「閉信号」と称する。)をコントローラ130に出力する。
[コントローラ130]
コントローラ130は、図6に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定情報が格納される。
ASIC135には、給送モータ101、搬送モータ102、キャリッジモータ103及びスキャナモータ104が接続されている。ASIC135は、各モータを回転させるための駆動信号を生成し、この駆動信号を基に各モータを制御する。各モータは、ASIC135からの駆動信号によって正転又は逆転する。また、コントローラ130は、記録ヘッド39を制御してノズル40からインクを吐出させる。
また、ASIC135には、操作パネル17が接続されている。操作パネル17は、ユーザによる操作に応じた操作信号をコントローラ130に出力する。操作パネル17は、例えば、押ボタンを有していてもよいし、ディスプレイに重畳されたタッチセンサを有していてもよい。コントローラ130は、操作パネル17から出力される操作信号に基づいて、各モータ101〜104及び記録ヘッド39を制御する。また、コントローラ130は、スキャナ90に実行させる読取動作の動作モードを指定するユーザ操作を、操作パネル17を通じて受け付けることができる。本実施形態に係る動作モードは、第1モードと、読取動作の実行時間が第1モードより長い第2モードとのいずれかである。
さらに、ASIC135には、レジストセンサ120、ロータリエンコーダ121、キャリッジセンサ38、及びカバーセンサ94が接続されている。コントローラ130は、レジストセンサ120から出力される検出信号と、ロータリエンコーダ121から出力されるパルス信号とに基づいて、シート12の位置を検知する。また、コントローラ130は、キャリッジセンサ38から出力されるパルス信号に基づいて、キャリッジ23の位置を検知する。さらに、コントローラ130は、カバーセンサ94から出力される検出信号に基づいて、FBカバー93の位置を検知する。
[複写処理]
図7〜図9を参照して、複写処理を説明する。複写処理は、スキャナ90に読取動作を実行させるスキャン処理を含む。また、複写処理は、読取動作で生成された画像データに対する記録動作をプリンタ11に実行させるプリント処理を含む。以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、コントローラ130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。また、各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。
まず、コントローラ130は、図7に示されるスキャン処理を実行する。コントローラ130は、スキャン処理の開始時点でカバーセンサ94から出力される検出信号が変化しないことに応じて(S11:No)、スキャン処理を終了する。その後、コントローラ130は、所定の制御タイミングにて再びスキャン処理を開始する。
一方、コントローラ130は、カバーセンサ94から出力される検出信号が閉信号から開信号に変化したことに応じて(S11:Yes)、読取前処理を開始する(S12)。読取前処理は、スキャナ90を読取動作の実行が可能な状態にする処理である。読取前処理は、例えば、光量調整処理、コンタクトガラス91上の原稿の有無、サイズ、及び載置方向等を検出する処理等を含む。
他の例として、コントローラ130は、ステップS11において、カバーセンサ94から出力される検出信号が開信号から閉信号に変化したことに応じて、読取前処理を実行してもよい。すなわち、コントローラ130は、ステップS11において、カバーセンサ94から出力される検出信号が変化したことに応じて、読取前処理を実行すればよい。
なお、コントローラ130は、光量調整処理において、例えば以下の処理を実行する。すなわち、コントローラ130は、第1位置に配置されたプレートに向けて、スキャナ90の光源に所定強度の光を照射させる。次に、コントローラ130は、プレートで反射した光の受光素子における受光レベルを測定する。そして、コントローラ130は、測定した受光レベルが予め定められた基準値となるように、光源による出力光の強度の大小を調整する。プレートの色は、例えば、一般的なシート12より輝度値の高い基準色(例えば、白色)である。第1位置は、コンタクトガラス91と異なる位置で且つ読取センサ92と対面し得る位置である。
また、コントローラ130は、読取前処理において、第2位置にある読取センサ92に、原稿の有無、サイズ、及び載置方向等を検出させる。さらに、コントローラ130は、スキャナモータ104によって読取センサ92を待機位置に移動させる。第2位置は、コンタクトガラス91にどのサイズの原稿が載置されたとしても、当該原稿によって読取センサ92が覆われる位置である。
また、コントローラ130は、読取前処理の実行と並行として操作パネル17を通じて複写指示が入力されるまで待機する(S13)。複写指示は、コンタクトガラス91上の原稿に記録された画像をシート12に記録する指示である。次に、コントローラ130は、操作パネル17を通じて複写指示が入力されたことに応じて(S13:Yes)、読取前処理が既に終了したか否かを確認する(S14)。すなわち、複写指示の入力タイミングと、読取前処理の終了タイミングとは、どちらが先であってもよい。
そして、コントローラ130は、操作パネル17を通じて複写指示を受け付け且つ読取前処理が終了したことに応じて(S13:Yes&S14:Yes)、読取処理を実行する(S15)。読取処理は、ユーザによって指定された動作モードに従って、スキャナ90に読取動作を実行させる処理である。すなわち、スキャナ90は、スキャナモータ104によって読取センサ92を待機位置から折返し位置へ移動させ、その過程でコンタクトガラス91に支持された原稿に記録された画像を読み取らせる。また、スキャナ90は、読取センサ92に読み取らせた画像を示す画像データを、読取センサ92を移動させながら徐々に生成する。さらに、スキャナ90は、折返し位置に到達した読取センサ92を、スキャナモータ104によって再び待機位置へ移動させる。
一方、コントローラ130は、操作パネル17を通じて複写指示を受け付けたことに応じて(S13:Yes)、読取前処理が終了しているか否かに拘わらず、図8に示されるプリント処理を実行する。すなわち、コントローラ130は、図7のステップS14以降の処理と、図8のステップS21以降の処理とを並行して実行する。まず、コントローラ130は、待機時間決定処理を実行する(S21)。待機時間決定処理は、複写指示を取得してから後述する記録前処理を開始するまでの待機時間を、読取動作の動作モードに従って決定する処理である。図9を参照して、待機時間決定処理の詳細を説明する。
コントローラ130は、読取条件を取得する(S31)。ステップS31で取得される読取条件は、例えば、読取解像度と、原稿方向とを含む。読取解像度は、スキャナ90に生成させる画像データの解像度を指す。原稿方向は、コンタクトガラス91に載置された原稿と読取方向との関係を示す情報である。原稿方向は、原稿の長手方向が読取方向に沿う“長手方向”、或いは原稿の短手方向が読取方向に沿う“短手方向”のいずれかである。読取解像度及び原稿方向は、例えば、操作パネル17を通じてユーザによって事前に指定されているものとする。
また、コントローラ130は、記録条件を取得する(S32)。ステップS32で取得される記録条件は、例えば、シート方向と、吐出後時間とを含む。シート方向は、記録部24に対面する位置に搬送されたシート12と主走査方向との関係を示す情報である。シート方向は、シート12の長手方向が主走査方向に沿う“長手方向”、或いはシート12の短手方向が主走査方向に沿う“短手方向”のいずれかである。吐出後時間は、記録ヘッド39に最後にインクを吐出させてからの経過時間である。シート方向は、例えば、操作パネル17を通じてユーザによって事前に指定されているものとする。一方、吐出後時間は、例えば、ASIC135によって計測される。
次に、コントローラ130は、ステップS31で取得した読取解像度が閾値解像度未満であることに応じて(S33:低)、第1値を実行時間T1として推定する(S34)。一方、コントローラ130は、ステップS31で取得した読取解像度が閾値解像度以上であることに応じて(S33:高)、第1値より大きい第2値を実行時間T1として推定する(S35)。実行時間T1は、後述する画像記録処理を開始するのに必要な画像データを、動作モードに従った読取動作で生成するのに必要な時間を指す。第1値及び第2値を示す情報は、例えば、ROM132或いはEEPROM134に記憶されている。
すなわち、コントローラ130は、閾値解像度以上の読取解像度で実行される読取動作の実行時間T1を、閾値解像度未満の読取解像度で実行される読取動作の実行時間T1より長いと推定する。換言すれば、コントローラ130は、指定された読取解像度が高いほど、実行時間T1を長くする。閾値解像度未満の読取解像度は第1モードの一例であり、閾値解像度以上の読取解像度は第2モードの一例である。ステップS33〜S35の処理は、動作モードに従って実行時間T1を推定する第1推定処理の一例である。
次に、コントローラ130は、ステップS31で取得した原稿方向と、ステップS32で取得したシート方向とが一致すると判断したことに応じて(S36:Yes)、ステップS34、S35で推定した実行時間T1に係数αを乗じる(S37)。係数αは、例えば、1枚のシート12に画像を記録するのに必要な後述する吐出処理(S19)の実行回数(以下、「パス数」と表記することがある。)に相当する。一方、コントローラ130は、ステップS31で取得した原稿方向と、ステップS32で取得したシート方向とが不一致と判断したことに応じて(S36:No)、ステップS37の処理をスキップする。
コントローラ130は、原稿方向とシート方向とが一致する場合において(所謂、メモリコピー)、画像記録処理を開始するために、原稿のほぼ全域を読取処理で読み取る必要がある。一方、コントローラ130は、原稿方向とシート方向とが不一致の場合において(所謂、ダイレクトコピー)、画像記録処理を開始するために、搬送向き16に沿うノズル面の長さに相当する原稿の領域(以下、「パス」と表記する。)を読取処理で読み取る必要がある。
すなわち、コントローラ130は、原稿方向とシート方向とが一致する場合の読取動作の実行時間T1を、原稿方向とシート方向とが不一致の場合の読取動作の実行時間T1より長いと推定する。換言すれば、コントローラ130は、画像記録処理を開始する前にスキャナ90が読み取るべき原稿の面積が大きいほど、実行時間T1を長くする。原稿方向とシート方向とが不一致なのは第1モードの一例であり、原稿方向とシート方向とが一致するのは第2モードの一例である。
次に、コントローラ130は、ステップS32で取得した吐出後時間が閾値時間未満であることに応じて(S38:短)、第3値を実行時間T2として推定する(S39)。一方、コントローラ130は、ステップS32で取得した吐出後時間が閾値時間以上であることに応じて(S38:長)、第4値を実行時間T2として推定する(S40)。実行時間T2は、記録前処理を実行するのに必要な時間を指す。第3値及び第4値を示す情報は、例えば、ROM132或いはEEPROM134に記憶されている。ステップS38〜S40は、実行時間T2を推定する第2推定処理の一例である。
記録前処理は、インク受け部75に対面する位置にキャリッジ23を移動させ、記録ヘッド39にインクを排出させるフラッシング処理を含む。そして、コントローラ130は、フラッシング処理におけるインクの排出量を、吐出後時間が長いほど多くする。換言すれば、コントローラ130は、フラッシング処理の実行時間を、吐出後時間が長いほど長くする。すなわち、コントローラ130は、吐出後時間が長いほど、換言すれば、フラッシング処理の実行時間が長いほど、実行時間T2を長くする。
次に、コントローラ130は、読取前処理の残り時間T3を推定する(S41)。コントローラ130は、例えば、読取前処理に必要な予め定められた必要時間から、ステップS12で読取前処理を開始してから現在までの経過時間を減じた値を、残り時間T3として推定する。ステップS41の処理は、第3推定処理の一例である。そして、コントローラ130は、(T1+T3)−T2を待機時間として算出する(S42)。ステップS42の処理は、算出処理の一例である。
待機時間は、複写指示を取得してから記録前処理を開始するまでの時間である。すなわち、待機時間は、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが読取処理で生成される以前に読取前処理が終了するように、コントローラ130によって決定される。換言すれば、待機時間は、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが読取処理で生成されるのと同時或いは直前に読取前処理が終了するように、コントローラ130によって決定される。動作モードが第1モードのときの待機時間は、第1時間の一例である。動作モードが第2モードのときの待機時間は、第1時間より長い第2時間の一例である。
図8に戻って、コントローラ130は、ステップS13で複写指示を受け付けてからの経過時間が、ステップS21で決定した待機時間に達するまで記録前処理の実行を待機する(S22)。そして、コントローラ130は、複写指示を取得してから待機時間が経過したことに応じて(S22:Yes)、記録前処理を実行する(S23)。記録前処理は、プリンタ11を記録動作の実行が可能な状態にするための処理である。記録動作の実行が可能な状態とは、例えば、所定以上の品質の画像を記録することが可能な状態と言い換えることができる。記録前処理は、例えば、昇圧処理、アンキャップ処理、切替処理、前述のフラッシング処理、給送処理、頭出し処理等を含む。記録前処理の開始時点において、切替機構170は第2駆動状態であり、キャップ71はキャップ位置である。
昇圧処理は、複合機10が備える不図示の電源回路或いは記録ヘッド39のヘッド回路に電圧を印加(例えば、各回路のコンデンサに蓄電)する処理である。アンキャップ処理は、給送モータ101によってキャップ71をキャップ位置からアンキャップ位置に移動させる処理である。切替処理は、キャリッジモータ103によってキャリッジ23をレバー177から離間させて、切替機構170を第2駆動状態から第1駆動状態に状態変化させる処理である。
フラッシング処理は、キャリッジモータ103によってキャリッジ23をインク受け部75に対面する位置に移動させ、記録ヘッド39にインクを排出させる処理である。給送処理は、給送トレイ20に支持されたシート12を、搬送ローラ部54に到達する位置まで給送モータ101によって給送部15に給送させる処理である。頭出し処理は、給送処理によって搬送ローラ部54に到達されたシート12を、当該シート12の先端が記録ヘッド39に対面する位置まで、搬送モータ102によって搬送ローラ部54に搬送させる処理である。
なお、記録前処理に含まれる各処理の実行順序は特に限定されない。しかしながら、アンキャップ処理は、切替処理及びフラッシング処理より前に実行される。昇圧処理及び切替処理は、フラッシング処理より前に実行される。給送処理は、頭出し処理より前に実行される。典型的には、コントローラ130は、昇圧処理、アンキャップ処理、切替処理、及びフラッシング処理をこの順に実行し、フラッシング処理と、給送処理及び頭出し処理とを並行して実行する。
読取前処理(S12〜S14)及び記録前処理(S23)は、並行して実行されてもよい。また、読取処理(S15)及び記録前処理(S23)は、並行して実行されてもよい。一方、読取処理(S15)は、読取前処理が終了した後(S14:Yes)に実行される。そして、コントローラ130は、読取処理(S15)の少なくとも一部及び記録前処理(S23)が終了したことに応じて、画像記録処理を実行する(S24〜S27)。すなわち、読取処理(S15)の一部及び画像記録処理(S24〜S27)は、並行して実行されてもよい。
なお、読取処理の少なくとも一部とは、例えば、コンタクトガラス91に支持された原稿に記録された画像のうち、最初の吐出処理に必要な画像を示す画像データが読取処理で生成されるまでを指す。動作モードが所謂ダイレクトコピーである場合において、最初の吐出処理に必要な画像データは、最初のパスに記録する画像を示す画像データ、或いは原稿に記録された画像の1/αを示す画像データを指す。一方、動作モードが所謂メモリコピーである場合において、最初の吐出処理に必要な画像データは、原稿に記録された画像全体を示す画像データを指す。
コントローラ130は、読取処理で生成された画像データに従って、プリンタ11に記録動作を実行させる(S24〜S27)。ステップS24〜S27の処理は、画像記録処理の一例である。記録動作は、例えば、交互にα回実行される吐出処理(S24)及び搬送処理(S26)と、排出処理(S27)とを含む。吐出処理(S24)は、記録ヘッド39に対面されたシート12の領域に対して、記録ヘッド39にインクを吐出させる処理である。搬送処理(S26)は、搬送向き16に沿う所定の搬送幅だけシート12を搬送部に搬送させる処理である。排出処理(S27)は、画像が記録されたシート12を排出ローラ部55に排出トレイ21へ排出させる処理である。吐出処理の実行回数αは、例えば、シート12のサイズ及びシート方向によって定められる。
すなわち、コントローラ130は、キャリッジモータ103によってキャリッジ23をシート通過領域の一端から他端に移動させ、所定のタイミングで記録ヘッド39にインク滴を吐出させる(S24)。次に、コントローラ130は、次パスの画像データが読取処理で生成されていることに応じて(S25:Yes)、搬送モータ102によって搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の少なくとも一方に、次パスの画像を記録する領域が記録ヘッド39に対面される位置までシート12を搬送させる(S26)。コントローラ130は、全てのパスの画像を記録するまで(S25:Yes)、ステップS24、S26の処理を繰り返し実行する。そして、コントローラ130は、全てのパスの画像を記録したことに応じて(S25:No)、搬送モータ102によって排出ローラ部55にシート12を排出トレイ21に排出させる(S27)。
[本実施形態の作用効果]
読取処理の実行時間T1は、動作モードによって変動する。同様に、記録前処理の実行時間T2は、吐出後時間によって変動する。そこで、上記の実施形態によれば、種々のパラメータに基づいて実行時間T1及び実行時間T2それぞれを推定し、(T2−T1)を待機時間に決定する。これにより、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを近接させることができる。その結果、FCOTを短縮すると共に、記録ヘッド39内でのインクの乾燥を抑制することができる。
例えば、上記の実施形態によれば、複写指示を受け付けてから記録前動作を開始するまでの待機時間を、動作モードに応じて異なる読取動作の実行時間に合わせて変更する。これにより、記録前動作の終了が遅くなることによって、FCOTが長くなることを抑制できる。同様に、記録前動作が早く終了し過ぎることによって、アンキャップされた記録ヘッド39内でインクが乾燥するのを抑制することができる。その結果、FCOTを短縮すると共に、記録ヘッド39内でのインクの乾燥を抑制できる。
一例として、読取解像度を考慮して実行時間T1を推定するので(S33〜S35)、実行時間T1の推定精度が向上する。他の例として、画像記録処理を開始する前に読み取るべき原稿の面積を考慮して実行時間T1を推定するので(S36、S37)、実行時間T1の推定精度が向上する。その結果、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを、さらに近接させることができる。なお、ステップS33〜S35の処理及びステップS36、S37の処理の一方が省略されてもよい。
さらに他の例として、フラッシング処理の実行時間を考慮して実行時間T2を推定するので(S38〜S40)、実行時間T2の推定精度が向上する。その結果、画像記録処理を開始するのに必要な画像データが生成されるタイミングと、記録前処理が終了するタイミングとを、さらに近接させることができる。さらに、記録前処理において、フラッシング処理と、給送処理及び頭出し処理とを並行して実行することにより、記録前処理が終了してから画像記録処理が開始されるまでの時間を短縮することができる。
実行時間T1、T2の推定方法は、前述の例に限定されない。一例として、コントローラ130は、第1推定処理において、予め定められた固定値を実行時間T1と推定してもよい。例えば、読取解像度と、原稿方向及び用紙方向の関係とに対応付けて、それぞれ異なる固定値がROM132又はEEPROM134に予め記憶されていてもよい。そして、コントローラ130は、複写指示に含まれる読取条件及び記録条件から、上記いずれかの固定値を選択し、選択した固定値を実行時間T1と推定してもよい。また、コントローラ130は、ステップS37において、T1=T1×αとしたが、演算方法はこれに限定されず、例えば、T1=T1+t等であってもよい。
同様に、コントローラ130は、第2推定処理において、予め定められた固定値を実行時間T2と推定してもよい。他の例として、コントローラ130は、読取処理及び記録前処理を実行する度に各処理の実際の実行時間を計測し、計測した実行時間をEEPROM134に記憶させてもよい。そして、コントローラ130は、第1推定処理において、過去の読取処理の実行時間の平均値を実行時間T1と推定してもよい。同様に、コントローラ130は、第2推定処理において、過去の記録前処理の実行時間の平均値を実行時間T2と推定してもよい。
また、待機時間の算出方法は、前述の例に限定されない。例えば、読み取り動作の動作モードに応じて、待機時間の算出方法を変更してもよい。例えば、コントローラ130は、動作モードが第2モードの場合に、前述の方法で待機時間を算出してもよい。一方、コントローラ130は、動作モードが第1モードの場合に、ステップS41で推定した残り時間T3を待機時間として算出してもよい。すなわち、コントローラ130は、読取前処理が終了したことに応じて、読取処理及び記録前処理を同時に開始してもよい。
さらに、上記の実施形態によれば、FBカバー93を閉位置に移動させてから複写指示を入力するまでの時間が短いと、複写指示を受け付けたタイミングで読取前処理が未だ終了していない可能性がある。そこで、読取前処理の残り時間T3を考慮して待機時間を決定することにより、インクの乾燥をさらに抑制することができる。但し、ステップS41の処理は、省略することができる。
10・・・複合機
11・・・プリンタ
23・・・キャリッジ
24・・・記録部
54・・・搬送ローラ部
55・・・排出ローラ部
75・・・インク受け部
90・・・スキャナ
91・・・コンタクトガラス
92・・・読取センサ
93・・・FBカバー
94・・・カバーセンサ
130・・・コントローラ

Claims (6)

  1. 原稿を支持する支持台と、上記支持台を露出させる開位置及び上記支持台を覆う閉位置との間で移動可能なカバーと、上記カバーが上記開位置及び上記閉位置であることに応じて、それぞれ異なる検出信号を出力するカバーセンサとを有しており、上記支持台に支持された原稿に記録された画像を示す画像データを生成する読取動作を実行可能なスキャナと、
    インクを吐出することによって画像をシートに記録するプリンタと、
    操作パネルと、
    コントローラとを備え、
    上記コントローラは、
    上記カバーセンサから出力される上記検出信号が変化したことに応じて、上記スキャナを上記読取動作の実行が可能な状態にする読取前処理と、
    原稿に記録された画像をシートに記録する複写指示を上記操作パネルを通じて受け付け且つ上記読取前処理が終了したことに応じて、上記読取動作を上記スキャナに行わせる読取処理と、
    待機時間を決定する決定処理と、
    上記複写指示を受け付けてから上記待機時間が経過したことに応じて、上記プリンタを上記画像データで示される画像をシートに記録する記録動作の実行が可能な状態にする記録前処理と、
    上記読取処理の少なくとも一部及び上記記録前処理が終了したことに応じて、上記読取処理で生成された画像データに対する上記記録動作を上記プリンタに行わせる画像記録処理とを実行し、
    上記決定処理では、
    上記画像記録処理を開始するのに必要な画像データを、上記読取処理で生成する実行時間T1を推定する第1推定処理と、
    上記記録前処理の実行時間T2を推定する第2推定処理と、
    上記読取前処理に必要な予め定められた必要時間から、上記読取前処理を開始してから現在までの経過時間を減じた、上記読取前処理の残り時間T3を推定する第3推定処理と、
    (T1+T3)−T2を上記待機時間として算出する算出処理とを実行するインクジェット記録装置。
  2. 上記コントローラは、
    読取解像度が閾値解像度未満の第1モード、及び、上記読取解像度が上記閾値解像度以上の第2モードの一方を選択する選択処理を更に実行し、
    上記読取処理では、上記選択処理で選択した上記第1モード及び上記第2モードの一方に従う上記読取動作を上記スキャナに行わせ、
    上記読取処理で上記第2モードを選択した場合、上記決定処理で、上記第1推定処理、上記第2推定処理、上記第3推定処理及び上記算出処理を実行し、
    上記読取処理で上記第1モードを選択した場合、上記決定処理で、上記第3推定処理を実行し、上記第3推定処理で推定した残り時間T3を上記待機時間として決定する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記コントローラは、上記記録前処理を上記読取処理と並行して実行する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記コントローラは、上記第1推定処理において、上記読取動作の読取解像度が高いほど、実行時間T1を長くする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記コントローラは、上記第1推定処理において、上記画像記録処理を開始する前に上記スキャナが読み取るべき原稿の面積が大きいほど、実行時間T1を長くする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記コントローラは、上記第2推定処理において、上記プリンタが直近にインクを排出してからの経過時間が長いほど、実行時間T2を長くする請求項1からのいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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