JP6395510B2 - インクジェット記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクタンクから供給されたインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置およびその制御方法に関する。
一般的にインクジェット記録装置は、インクタンクから供給されたインクを記録ヘッドが備えた複数の吐出口から記録媒体に対して吐出することで画像を形成する。インクタンク内のインクが消費されて無くなると、インクタンクを新しいものと交換するが、交換の際、記録ヘッドに繋がるインク流路内に気泡が混入することがある。このようにインク流路内に気泡が混入した場合、記録ヘッドへのインクの供給を正常に行うことができなくなり、不吐出などの記録不良を引き起こすことがある。このような記録不良を防ぐために、吐出口内のインクを気泡と共に吸引して吸い出すことで、吐出状態を回復する回復処理が行われている。しかし、このような回復処理は記録に寄与しないインクの消費を伴うため、回復処理を必要以上行うことで無駄なインクを消費することになる。
そこで特許文献1には、回復処理の要否を判断して適切なタイミングで回復処理を行うことが開示されている。
特開2001−232815号公報
回復処理では、全ての気泡を排出するのに十分な回数の吸引が行われる。しかし、回復処理が必要な場合に、十分な回数の回復処理を行ってから記録処理を行うと、記録処理を開始するまでに要する時間が長くなり、記録が開始されるまでユーザを待たせてしまい、使用感を悪く感じさせる。
よって本発明は、ユーザに使用感を悪く感じさせないインクジェット記録装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
そのため本発明のインクジェット記録装置は、記録命令に基づいてインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するサブタンクと、該サブタンクへ供給されるインクを貯留するメインタンクと、を備えるインクジェット記録装置において、前記サブタンク内の気泡を前記メインタンクへ移動させる泡抜き動作を所定回数繰り返す泡抜きシーケンスを実行する制御手段と、前記泡抜きシーケンスを実行しているときに記録命令が入力された場合に、前記メインタンクのインク残量に基づいて、前記泡抜きシーケンスを中断して当該記録命令に基づく記録動作を行うか前記泡抜きシーケンスを継続するかを決定する決定手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに使用感を悪く感じさせないインクジェット記録装置およびその制御方法を実現することができる。
インクジェット記録装置のシステム構成を示すブロック図である。 インクジェット記録装置の内部機構を示す模式上面図である。 記録ヘッドユニットを詳細に示す拡大図である。 サブタンクを側面から見た模式断面図である。 インクジェット記録装置における泡抜き動作を示すフローチャートである。 (a)、(b)はメインタンク−サブタンク間の泡の流れを示した図である。 メインタンクを交換した際のタンク交換処理を示したフローチャートである。 タンク交換シーケンスを示したフローチャートである。 泡抜きシーケンスを示したフローチャートである。 泡抜きシーケンスを実行する処理を示したフローチャートである。 泡抜きシーケンスを実行する処理を示したフローチャートである。 電源をOFFにした際の処理を示したフローチャートである。 タンク交換泡抜きシーケンスを示したフローチャートである。 本実施形態の泡抜きシーケンスを示したフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、インクジェット記録装置の制御部を中心とするシステム構成を示すブロック図である。以下、図1を用いて、インクジェット記録装置10のシステム構成を説明する。
インクジェット記録装置10は、I/F23、操作部24、制御部21、各種センサ27、各種モータ28、記録ヘッド110を備えている。制御部21は、不揮発性メモリ25、揮発性メモリ26、CPU22を備えている。不揮発性メモリ25は、制御プログラムや電源がOFFされても恒久的に記録される制御情報が格納されている不揮発性メモリである。揮発性メモリ26は、電源がOFFされてしまうと情報が消去される制御情報を格納している。CPU22は、不揮発性メモリ25に格納されている制御プログラムを実行するプロセッサである。本実施形態においては、不揮発性メモリ25はフラッシュメモリを採用しており、その一部を不揮発性情報格納領域として使用している。不揮発性情報格納を、EEPメモリ等の別の不揮発性メモリにすることも可能である。制御部21は、I/F23を介してホストコンピュータ20と接続しており、ホストコンピュータ20から記録画像データや記録画像の属性情報などを受信する。また制御部21は、ユーザがインクジェット記録装置の各種設定やステータス確認などを実行するための操作部24と接続されている。
制御部21には、各種センサ27が接続されており、各種センサ27からのセンサ信号を取得することができる。さらに制御部21は、各種モータ28や記録ヘッド110と接続されており、各種モータ28の駆動および記録ヘッド110を制御することで記録動作を実行している。
(装置本体概略構成)
図2は、インクジェット記録装置の内部機構を示す模式上面図であり、図3は、図2の記録ヘッドユニット100を詳細に示す拡大図である。本発明の実施形態に関するインクジェット記録装置10の構成について、図2、図3を用いて説明する。インクジェット記録装置10は、4色のインク、すなわちイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)を用いて画像を記録媒体に記録する。インクジェット記録装置10は、給紙装置、記録ヘッドユニット100、キャリッジユニット340、ポンプユニット300を備えたパージユニット350を備える。さらに、インクジェット記録装置10の底面には、給紙トレイが設けられている。給紙トレイに積載された記録媒体は、給紙装置によってピックアップされる。ポンプユニット300は、チューブ310、モータ、チューブ押さえ用のコロ部材を有するチューブポンプを備えている。また、キャリッジユニット340上には、記録ヘッドユニット100が搭載されている。その記録ヘッドユニット100は、記録媒体にインク滴を噴射する記録ヘッド110と、記録ヘッド110へインクを供給するサブタンク130と、サブタンク130へインクを供給するメインタンク170を有している。サブタンク130は、インクジェット記録装置10で用いられるインクの色に対応して設けられている。
(サブタンクの構成について)
図4は、図2に記載のサブタンク130を側面から見た模式断面図である。図4を用いて、サブタンク130の構成を説明する。
サブタンク130は、キャリッジの移動方向と直交する方向に突出した供給管145とその先端の流入口150とを備え、供給管145を介してメインタンク170の供給口(不表示)に係合するように構成されている。また、複数個のサブタンク130は、インクタンクユニット120上にキャリッジの移動方向に対して直列に並んで配置されている。すなわち、インクタンクユニット120上に柔軟部材140を配置し、さらにその上にサブタンク130を配置することで、ジョイント室133を構成している。メインタンク170はサブタンク130とともに記録ヘッド110に連結されており、メインタンク内のインクは、ジョイント室133を経由して、記録ヘッド110へ供給される。記録ヘッド110に供給されたインクは、吐出口115から吐出される。ジョイント室133内には1対の電極ピン160が設けられている。電極ピン160間がインクによって電気的に導通し、その間の電圧を閾値と比較することで、メインタンク170のインク有無を判定することができる。本発明における電極ピン160を用いたインク残量の判定は、ジョイント室133内の電極ピン160の高さよりもインクの液面が高い場合はインク有り、インクの液面が電極ピン160の高さよりも低い場合はインク無しであると判定している。
本発明において、メインタンク170からサブタンク130へのインク供給時に混入する気泡や、温度変化によって部材から発生する気泡、長期放置によるインクから発生する気泡は、サブタンク130内に蓄積される。サブタンク内に気泡が所定量以上ある状態、すなわち、サブタンク130内のインク残量が少量である場合、メインタンク170からのインクの供給が途切れている可能性がある。その状態で記録が実行された場合、記録の途中でサブタンク130内のインクが無くなると、サブタンク130から記録ヘッド110へのインクの供給が行われなくなり、記録不良が発生するおそれがある。さらに、電極ピン160によるインク有無の判定において、気泡がサブタンク130内に蓄積されている状態では、メインタンク170にインクが残っている場合でも気泡の影響によりインク無しの判定をするような誤検知を引き起こす可能性もある。そこで、泡抜き動作を行うことで、サブタンク130内の気泡を除去し、記録不良やインク残量の誤検知を防止する。
(泡抜き動作について)
図5は、本実施形態のインクジェット記録装置における泡抜き動作を示すフローチャートである。図6(a)、(b)は泡抜き動作におけるメインタンク170とサブタンク130間のインクと泡の流れを示した図である。以下、図5、図6を用いて本実施形態における泡抜き動作について説明する。
泡抜き動作が開始されると、ステップS501で、キャリッジユニット340をインクジェット記録装置10の右端側へ移動させる。これによって、ガイドユニット330に取り付けられた吸引パッド320とインクタンクユニット120の減圧口142とが当接した状態になる。これによって、不図示のポンプと減圧口142とが連通した状態になる。減圧室141は、柔軟部材140とインクタンクユニット120で覆われた空間であり、減圧口142を通して減圧室141内の圧力を調整することができる。吸引パッド320に接続されたポンプ(不図示)の動作を制御するポンプモータ(不図示)を逆転すると減圧室141を減圧し、ポンプモータを正転すると減圧室141を大気連通できる構成になっている。
次に、ステップS502で、ポンプモータを逆転し、減圧室141を減圧する。これによって、図6(a)のように柔軟部材140が変形し、メインタンク170内のインクがジョイント室133を介してバッファ室143内へ供給される。サブタンク130内のジョイント室133には、インク保持部材161が設けられており、メインタンク170から供給されるインクは、インク保持部材161とジョイント室133の一部を形成する壁との間を通ってバッファ室143内へ供給される。
次に、ステップS503でポンプモータを正転し、減圧室141を大気連通させる。これによって、図6(b)のように柔軟部材140の変形は解除され、バッファ室143内のインクは、ジョイント室133およびメインタンク170に戻される。インクが戻る際も、インクはインク保持部材161とジョイント室133の一部を形成する壁との間を通ってメインタンク170へ戻る。その際、インクの一部はジョイント室133にも入るため、ジョイント室133内の空気は、圧力が高くなり気泡吸引口162からメインタンク170へ移動する。それに伴い、インク保持部材161とジョイント室133の一部を形成する壁との間を流れるインクによるベンチュリ効果によって、インク保持部材161に設けられた気泡吸引口162からサブタンク130内の気泡をメインタンク170内へ移動させる。
その後、ステップS504で、キャリッジユニット340を元の位置へ移動させる。このような泡抜き動作によって、サブタンク130の中の気泡をメインタンク170へ移動することができる。また、泡抜き動作により、インク中の沈降している成分を均一化させ、記録物の濃度ムラを低減させる攪拌の効果も得ることができる。
メインタンク170内のインクが消費されると、メインタンク170を新しいものと交換する。メインタンク170の交換に要した時間にもよるが、メインタンク170の交換後は、サブタンク130内のインク残量が少量でサブタンク130内の大部分を気泡が占めている可能性がある。さらに、メインタンク170交換時にサブタンクに気泡が入り込むことも考えられる。サブタンクに気泡が入り込んだ状態で記録動作を実行すると正常にインクが供給できず、記録不良が発生するおそれがある。そのため、メインタンク170の交換後は図5の泡抜き動作を実施し、サブタンク130内の泡を除去し、メインタンク170からインクを供給する必要がある。
図7は、メインタンク170を交換した際に行うタンク交換処理を示したフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて本実施形態におけるタンク交換処理を説明する。
インクジェット記録装置10のセンサが、メインタンク170が取り外されたことを検知すると、ステップS701でタンク交換泡抜きシーケンスを実行する。その後、ステップS702で、後述する泡抜きシーケンスを実行する。その後、ステップS703で記録命令が入力されたかを確認して、入力されていれば記録動作を開始し、入力されていなければ待機状態に入る。メインタンク170を交換した際に、これら一連の処理(タンク交換処理)を実行することで、記録品位を保ち、かつ記録開始までの時間を短縮することができる。
図8は、タンク交換泡抜きシーケンスを示したフローチャートであり、図9は、泡抜きシーケンスを示したフローチャートである。図7のタンク交換処理において、図8と図9のシーケンスによる回復処理を実施することで、その後の記録処理が実行可能となる。以下、図8と図9のフローチャートを用いて、タンク交換泡抜きシーケンスと泡抜きシーケンスについて説明する。
メインタンク170が交換されると、交換時に気泡が混入することがあり、供給路が気泡でふさがれることによりインクが供給できなくなることがある。そこで、このようなインク供給ができなくなることを防止するためにタンク交換泡抜きシーケンスを行う。
先ず、タンク交換泡抜きシーケンスが開始されると、ステップS801で、泡抜き動作を実行した回数を記憶したカウンタ値n1(n1の初期値は0)を初期化する。ここで、カウンタ値n1は、タンク泡抜きシーケンスで行われる泡抜き動作の回数を記憶したカウンタ値であり、他のシーケンスで実施された泡抜き動作はカウントしていない。ステップS802で、図5で説明した泡抜き動作を実行する。そして、ステップS803で、泡抜き動作を実行した回数を記憶したカウンタ値n1をインクリメントして、実行回数をカウントアップする。その後、ステップS804で、泡抜き動作を実行した回数であるカウンタ値n1と記録可能回数N1を比較する。ここで、記録可能回数N1は、泡抜き動作で気泡を除去しにくい環境にある場合でも、サブタンク130内の気泡を除去してメインタンク170の交換時に供給路に混入した気泡を除去することで、記録動作を行うことが可能になる泡抜き動作の回数である。つまり、記録動作を行うにあたり必要な最低限の泡抜き動作の回数である。なお、ここでいう泡抜き動作で気泡を除去しにくい環境とは、粘度の高いインクを使用している場合やインクジェット記録装置10が低温環境に置かれている場合など、サブタンク130内の気泡除去やインク供給をしにくくなる環境のことである。
ステップS804でカウンタ値n1が録可能回数N1に達していない場合は、ステップS802からステップS804を繰り返す。
ステップS804で、カウンタ値n1が記録可能回数N1に達した場合は、タンク交換泡抜きシーケンスを終了する。なお、この時点で、サブタンク130内には、記録をするのに必要なインク量は存在しており記録することは可能であるが、気泡が残留しており、更なる泡抜きを実施形態することが望ましい状態である。
図9を用いて泡抜きシーケンスの動作を説明する。泡抜きシーケンスでは、図5の泡抜き動作を1回実行する毎にユーザからの記録命令の入力を確認し、泡抜きシーケンスを中断する。
泡抜きシーケンスが開始されると、ステップS901で、泡抜き動作を実行した回数を記憶したカウンタ値n2を初期化する。ここで、カウンタ値n2は、泡抜きシーケンスで行われる泡抜き動作の回数を記憶したカウンタ値であり、他のシーケンスで実施された泡抜き動作はカウントしていない。その後、ステップS902で、泡抜き実行予定回数N2と泡抜き未実行回数N3(N3の初期値は0)とを比較する。泡抜き未実行回数N3が泡抜き実行予定回数N2よりも多い場合は、ステップS903で泡抜き実行予定回数N2を泡抜き未実行回数N3にする。ここで泡抜き実行予定回数N2は、泡抜き動作で気泡を除去し難い環境でも、泡抜き動作を記録可能回数N1回実施後に、サブタンク130内の気泡を完全に除去することができ、サブタンク130内にインクを十分に供給するために必要な泡抜き動作の回数である。また、泡抜き未実行回数N3は、記録命令の入力により泡抜きシーケンスが中断された場合に発生する値であり、本来実行するべき泡抜き動作の回数(泡抜き実行予定回数N2)で中断により実行されなかった回数にあたる値である。その値は、泡抜き実行予定回数N2と実際に泡抜き動作を実行した回数であるn2との差で求められる。
ステップS902で、泡抜き未実行回数N3が泡抜き実行予定回数N2よりも多くない場合は、ステップS904に移行する。ステップS904で、記録命令が入力されたか判断する。このように、本実施形態では回復動作中に記録が入力されたか判断し、記録命令が入力されていない場合、ステップS907に移行して図5の泡抜き動作を実行する。そして、ステップS908で、泡抜き動作を実行した回数を記憶したカウンタ値n2をインクリメントして、実行回数をカウントアップする。その後、ステップS909で、泡抜き動作を実行した回数であるカウンタ値n2と泡抜き実行予定回数N2とを比較して泡抜き実行予定回数に達するまでステップS904からステップS908を繰り返す。泡抜き動作を泡抜き実行予定回数実施したら、泡抜きシーケンス終了となる。
ステップS904で、記録命令が入力されたと判断した場合、ステップS905でメインタンク170におけるインク消費量が強制泡抜き実行閾値よりも多いか確認する。ここで、強制泡抜き実行閾値は、メインタンク170が交換されてからのインク消費量の値であり、メインタンク170内のインク残量が少量になることで、サブタンク130内へ気泡が混入しやすくなるインク消費量の値である。このステップS905での確認によって泡抜きシーケンスを中断可能か判断する。
ここでの判断は、メインタンク170のインク残量による判断であり、インク残量が少なくなることでメインタンク170から気泡が供給されてしまい、記録ができなくなる可能性があるかを判断するために行う。
メインタンク170にインクが十分ある場合には、メインタンク170から気泡が供給されることはないため、泡抜き動作を予定回数実施しなくても記録することが可能である。しかし、メインタンク170にインクが十分に無い場合には、気泡を供給してしまうおそれがあるため泡抜き動作を実施する必要がある。
ステップS905で、メインタンク170内のインクが十分にあり、泡抜きシーケンスが中断された場合、ステップS906に移行する。そしてステップS906で、泡抜き実行予定回数N2とカウンタ値n2との差を泡抜き未実行回数N3として、ステップS910で泡抜き未実行回数N3の値を不揮発メモリ25に記憶する。不揮発性メモリ25に保存しておくことで、泡抜きシーケンスが未完了の状態でインクジェット記録装置10の電源がOFFされた場合でも、泡抜き未実行回数N3を記憶しておくことが可能である。そして、その後インクジェット記録装置の電源がONされた場合でも、泡抜きシーケンスが未完了状態での制御を実施することが可能になる。泡抜き未実行回数N3の値が不揮発メモリ25に記録されると泡抜きシーケンスが終了となる。
ここで、泡抜き動作の記録可能回数N1と泡抜き実行予定回数N2、そして泡抜き未実行回数N3に関して具体的事例を挙げて説明を行う。例として、図8のタンク交換泡抜きシーケンスで実施する泡抜き動作の記録可能回数N1を3回、図9の泡抜きシーケンスで実施する泡抜き実行予定回数N2を5回と設定する。この場合、泡抜き動作は合計8回実施することで、サブタンク130内の気泡が完全に除去されて、サブタンク130にインクが十分に入っている状態となる。
メインタンク170が交換され、タンク交換泡抜きシーケンスにおいて、泡抜き動作を3回実施後、図9の泡抜きシーケンスを実施する。泡抜きシーケンスにおいて、泡抜き動作を1回実施後に記録命令が入力されると、インクタンク170にはまだ十分にインクが入っており、気泡を供給してしまうことは無いため、泡抜きシーケンスを中断することができる。そこで、泡抜き未実行回数N3は(N2−1)である4回として不揮発性メモリ25に保存する。
このように、記録命令の入力により泡抜きシーケンスが中断された場合(泡抜き未実行回数N3が値を備えている場合)、メインタンク170交換時に混入したことが予想される気泡は、泡抜き動作を記録可能回数N1実施したことで除去されている。よって、インク供給路が気泡でさえぎられることも無く、記録を行うことができる状態にはあるが、サブタンク130内の気泡は十分に除去できていない。そのため、所定のタイミングで泡抜きシーケンスを実行し、不揮発性メモリ25に記録されている泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行う必要がある。以下で、泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行う所定のタイミングに関して説明を行う。
泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行うタイミングは、待機時間中や記録処理と次の記録処理との間や、インクジェット記録装置の使用終了時としている。なお、泡抜き動作を行うタイミングは、これに限定するものでなく、他の処理の間に行ってもよい。
図10は、インクジェット記録装置が待機状態から泡抜きシーケンスを実行する処理を示したフローチャートである。この処理における泡抜きシーケンスで泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行う。以下、このフローチャートを用いて、インクジェット記録装置10が待機状態から泡抜きシーケンスを実行する処理の説明を行う。
インクジェット記録装置10が待機状態において、記録命令が入力されると、ステップS1001で、記録命令が入力されたと判断し、従来のインクジェット記録装置10と同様に記録を開始する。この場合、待機状態でなくなったため泡抜きシーケンスは実行されない。
ステップS1001でユーザから記録命令が入力されていないと判断した場合は、ステップS1002に進み、待機状態で所定時間経過したか判断する。ここで、所定時間は、記録ヘッド110の表面に付着しているインクが乾燥して固着することによる記録不良を防止するために、キャップ部材によって記録ヘッド110を保護しなければならない時間としている。以下記録ヘッド110を保護するための動作をキャップクローズと呼ぶ。待機状態で所定時間経過していなければステップS1001に戻り処理を繰り返す。
ステップS1002で所定時間経過した場合、ステップS1003で不揮発性メモリ25に保存されている泡抜き未実行回数N3の値が0より大きいか判断する。ステップS1003で、泡抜き未実行回数N3が0の場合、ステップS1005でキャップクローズを実行する。ステップS1003で、泡抜き未実行回数N3の値が0より大きい場合は、ステップS1006で泡抜き動作実行予定回数N2を0にしてから、ステップS1004で図9の泡抜きシーケンスを実行する。ステップS1004の泡抜きシーケンスでも泡抜き動作を1回実行する毎にユーザからの記録命令の入力を確認し、記録命令が入力された場合は泡抜きシーケンスを中断して記録を実行する。
このようにして、インクジェット記録装置が待機状態の時に、実行されていなかった分の泡抜き動作を実施する。
図11は、インクジェット記録装置が記録処理の実行中に泡抜きシーケンスを実行する処理を示したフローチャートである。この記録処理における泡抜きシーケンスで泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行う。以下、このフローチャートを用いて、記録処理の実行中に泡抜きシーケンスを実行する処理を説明する。
記録処理中にステップS1101で記録媒体が排紙されると、ステップS1102で、不揮発性メモリ25に保存されている泡抜き未実行回数N3が0より大きいか判断する。この確認によって、メインタンク170を交換後の図9の泡抜きシーケンスを中断して記録を実行している状態かどうか判断する。ステップS1102で泡抜きシーケンスが中断していないと判断した場合(N3=0の場合)、サブタンク130内の気泡が完全に除去されている状態である。その状態では、サブタンク130内の気泡が記録ヘッド110へ供給される可能性が低く、さらにインクを記録ヘッド110に正常に供給することができるため、連続で記録を実行した場合でも記録品位に悪影響を与えることはない。そのため、ステップS1102で泡抜きシーケンスが中断していないと判断した場合は、ステップS1103に移行して記録が完了しているかを判断し、記録が完了していないと判断された場合は、ステップS1109で記録媒体の給紙をして記録を実行する。また、ステップS1103で記録が完了していると判断された場合は、待機状態に遷移する。
また、ステップS1102で泡抜き未実行回数N3が0よりも大きい場合、記録は行えるが、サブタンク130内には気泡が残っている状態である。そこで、ステップS1104で、メインタンク170内に十分なインク量が有るかどうかを確認する。インクが十分にある場合には、サブタンク130に気泡が供給される可能性も少ないため、泡抜きシーケンスは行わずに、ステップS1103に移行する。ステップS1104で、メインタンク170にインクが十分にない場合には、サブタンク130に気泡が供給される可能性がある。そこで、ステップS1106で泡抜き実行予定回数N2を0としてから、ステップS1107で記録命令を一時停止し、ステップS1105に移行して泡抜きシーケンスを行う。泡抜きシーケンス後は、ステップS1108で、記録命令一時停止を解除して、ステップS1103に移行する。
このようにして、インクジェット記録装置の記録処理における記録動作と記録動作との間で、実行されていなかった分の泡抜き動作を実施する。
図12は、インクジェット記録装置が電源をOFFにする際の処理を示したフローチャートである。この記録処理における泡抜きシーケンスで泡抜き未実行回数N3分の泡抜き動作を行う。以下、このフローチャートを用いて、電源をOFFにする際の処理を実行中に泡抜きシーケンスを実行する処理を説明する。
ステップS1201でインクジェット記録装置の電源をOFFにする命令を受けた場合、ステップS1202で、不揮発性メモリ25に保存されている泡抜き未実行回数N3が0より大きい値か確認する。この確認によって、泡抜きシーケンスを中断している状態かどうか判断する。泡抜き未実施回数N3>0が成り立ち、泡抜きシーケンスを中断していると判断すると、ステップS1205で、泡抜き動作実行予定回数N2を0にして、ステップS1203で泡抜きシーケンスを行う。泡抜きシーケンスを行うことで、中断して行われていなかった分の泡抜き動作を行うことができる。その後、ステップS1204でキャップをクローズしてインクジェット記録装置の電源をOFFにする。
ステップS1202で、泡抜き未実施回数N3>0が成り立たず、泡抜きシーケンスを中断していないと判断すると、ステップS1204に移行してキャップをクローズし、インクジェット記録装置の電源をOFFにする。このようにして、インクジェット記録装置の電源をOFFにする処理の間で、実行されていなかった分の泡抜き動作を実施する。
なお、本実施形態では、記録品位を維持するための泡抜き動作の処理について説明したが、このような制御構成は、他の処理で、所定回数(量)実施することで記録品位を維持するために行われるインクタンク攪拌処理や記録ヘッドの吸引回復処理などにも適用が可能である。つまり、インクタンクの攪拌処理などで、インクタンク内を十分に攪拌できる回数の攪拌処理のうち、記録が実施できる程度の回数の攪拌を行い、残りの回数はインクタンク内のインクの量(記録性能に及ぼす要因の状態)に応じて実施するか中断するかを判断する。この場合、インクタンク内のインク量が少なければ中断可能であるが、インク量が多い場合には中断不可とする。これは、インクタンク内のインク量が少なければ攪拌回数は少なくても十分に攪拌されるが、インク量が多い場合、中断すると攪拌が十分に行われずに、記録に影響が出ることが考えられえるからである。
このように、吐出を回復するために複数回実施される回復処理を行うにあたって、記録命令が入力された際には、記録性能に及ぼす要因の状態に応じて、回復するのに必要な回復処理の量よりも少ない量で回復処理を中断する。これによって、ユーザに使用感を悪く感じさせないインクジェット記録装置おおよびその制御方法を実現することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
図13は、本実施形態におけるタンク交換泡抜きシーケンスを示したフローチャートであり、図14は、本実施形態の泡抜きシーケンスを示したフローチャートである。以下、これらのフローチャートを用いて本実施形態におけるタンク交換泡抜きシーケンスと泡抜きシーケンスについて説明する。
まず、図13のタンク交換泡抜きシーケンスにおいて、第1の実施形態と異なる点は、ステップS1302でインクジェット記録装置10の状態に応じて泡抜き動作の記録可能回数であるN1の値を可変させている点である。第1の実施形態で泡抜き動作の記録可能回数N1は、泡抜き動作で気泡を除去し難い環境でも、サブタンク130内の気泡を除去してメインタンク170の交換時に供給路に混入した気泡を除去することで、記録を行うことが可能な泡抜き動作の回数としている。
例えば、粘度の高いインクを使用、かつインクジェット記録装置10が低温環境に置かれている場合など、泡抜き動作の効果が低くなる環境において、記録を可能にするために必要な泡抜き動作の回数が3回とする。その場合、第1の実施形態では、粘度の低いインクを使用し、かつインクジェット記録装置110が高温環境に置かれていて、泡抜き動作による効果が比較的高い場合でも記録可能回数N1には3回を設定している。
しかし、泡抜き動作による効果が高い環境において、泡抜き動作を2回実施しただけでも記録が可能となる場合、泡抜き動作を固定で3回実施してしまうと、泡抜き動作を余分に1回実施していることになる。そこで、ステップS1302でインクジェット記録装置10におけるインクの種類や環境温度などの情報を取得して、予めインクジェット記録装置に備えられたテーブルを参照して、泡抜き動作の記録可能回数N1を適切な値に可変させる。その結果、記録命令が入力されてから開始されるまでの時間を最適化することができる。
図14の泡抜きシーケンスにおいて、第1の実施形態と異なる点は、ステップS1402でインクジェット記録装置10の状態に応じて泡抜き実行予定回数N2の値を可変させている点である。第1の実施形態では、泡抜き実行予定回数N2は、泡抜き動作による効果が低い環境において、サブタンク130内の気泡を完全に除去し、インクを十分に供給できる回数を固定値として設定している。例えば、粘度の高いインクを使用、かつインクジェット記録装置10が低温環境に置かれている場合など、泡抜き動作の効果が低くなる環境において、記録を可能にするために必要な泡抜き動作の回数が5回とする。その場合、第1の実施形態では、粘度の低いインクを使用し、かつインクジェット記録装置110が高温環境に置かれていて、泡抜き動作による効果が比較的高い場合でも泡抜き実行予定回数N2には5回を設定している。しかし、泡抜き動作による効果が高い環境において、泡抜き動作を3回実施しただけでも記録することが可能になる場合、泡抜き動作を固定で5回実施してしまうと、泡抜き動作を余分に2回実施していることになる。そこで、本実施形態では、ステップS1402でインクジェット記録装置10におけるインクの種類や環境温度などの情報を取得して、予めインクジェット記録装置に備えられたテーブルを参照して、泡抜き動作の記録可能回数N2を適切な値に可変させる。その結果、泡抜き動作の回数を最適化させることで、図11のように泡抜きシーケンスを中断しない場合においても、不必要な泡抜き動作を削減できるため使用感が向上する。
以上の構成により、メインタンク170を交換後にユーザから記録命令が入力された場合、必要最低限の回復処理を実行後に回復動作を中断させて記録を実行する。このような制御により記録品位を保ち、かつ記録開始までの時間を短縮することができるため、ユーザの使用感を向上することができる。また、中断したことによる未実行回数の回復処理は、ユーザがインクジェット記録装置を使用しないと想定されるタイミングで実行する点においてもユーザの使用感を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく限りにおいて、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
10 インクジェット記録装置
20 ホストコンピュータ
100 記録ヘッドユニット
110 記録ヘッド
120 インクタンクユニット
130 サブタンク
133 ジョイント室
140 柔軟部材
143 バッファ室
161 インク保持部材
170 メインタンク
300 ポンプユニット
340 キャリッジユニット

Claims (6)

  1. 記録命令に基づいてインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するサブタンクと、該サブタンクへ供給されるインクを貯留するメインタンクと、を備えるインクジェット記録装置において、
    前記サブタンク内の気泡を前記メインタンクへ移動させる泡抜き動作を所定回数繰り返す泡抜きシーケンスを実行する制御手段と、
    前記泡抜きシーケンスを実行しているときに記録命令が入力された場合に、前記メインタンクのインク残量に基づいて、前記泡抜きシーケンスを中断して当該記録命令に基づく記録動作を行うか前記泡抜きシーケンスを継続するかを決定する決定手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記泡抜き動作は、前記サブタンク内を減圧することによって前記メインタンクから前記サブタンクへインクを移動させた後に、前記サブタンク内の減圧を解消することによって前記サブタンク内の気泡をインクとともに前記メインタンクへ移動させる動作であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記決定手段は、前記メインタンクのインク残量が少ない場合は、前記泡抜きシーケンスを継続することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記決定手段は、前記メインタンクのインク残量が多い場合は、前記泡抜きシーケンスを中断して前記記録命令に基づく記録動作を行うことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記決定手段が前記泡抜きシーケンスを中断して前記記録命令に基づく記録動作を行った場合は、当該記録動作が終了した後に前記泡抜きシーケンスのうちの残りの前記泡抜き動作を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 記録命令に基づいてインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給されるインクを貯留するサブタンクと、該サブタンクへ供給されるインクを貯留するメインタンクと、を備えるインクジェット記録装置の制御方法において、
    前記サブタンク内の気泡を前記メインタンクへ移動させる泡抜き動作を所定回数繰り返す泡抜きシーケンスを実行する泡抜き工程と、
    前記泡抜きシーケンスを実行しているときに記録命令が入力された場合に、前記メインタンクのインク残量に基づいて、前記泡抜きシーケンスを中断して当該記録命令に基づく記録動作を行うか前記泡抜きシーケンスを継続するかを決定する決定工程と、を有することを特徴とする制御方法。
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