JP5991062B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。さらに詳細には、原稿1枚分の画像の読み取りが完了する前に記録を開始する画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置において、読み取り開始から記録完了までの時間を短縮するために、原稿1枚分の読み取りを完了する前に、記録を開始することが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2004−266513
しかしながら、上述したように原稿1枚分の読み取り完了前に記録開始を行う場合は、原稿1枚分の読み取り完了後に記録を行う場合に比べて、記録物を早期に取得できるという利点がある一方で、データ欠落や間欠動作等の不具合が発生するリスクが高いという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、原稿1枚分の読み取りが完了する前に搬送を開始することによる不具合を低減しつつ、記録物を早期に取得できる可能性を高くすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取った画像データを記録紙に記録する記録手段と、記録紙を搬送する搬送手段と、原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する予測手段と、前記読取完了タイミングに応じて、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に前記搬送手段による記録紙の搬送を開始し、前記記録手段による記録を行う制御手段とを備える。
このような構成によれば、原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて、原稿サイズが判断できない場合は少なくとも記録紙サイズに基づいて、読取完了タイミングを予測し、予測した読取完了タイミングに応じて原稿1枚分の読み取りが完了する前に記録紙の搬送を開始することができるため、記録が失敗してしまう可能性を低減しつつ、記録開始までの時間の短縮が期待できる。
また、前記読取手段によって1枚の原稿を読み取ることにより原稿サイズを検知する検知手段を備え、前記予測手段は、前記読取手段による読み取りが完了した前の原稿において、前記検知手段が検知した原稿サイズから読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、検知した前の紙の原稿サイズに基づいて判断できるため、正確な読取完了タイミングを予測し、原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができる。
また、前記予測手段は、さらに前記読取手段が画像を読み取る解像度に基づいて前記読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、解像度から、より正確な読取完了タイミングを予測して、原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができる。
また、前記予測手段は、前記予測手段は、さらに拡縮率に基づいて前記読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、拡縮率の設定から、より正確な読取完了タイミングを予測して原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができる。
また、ユーザの入力を受け付ける受付手段を備え、前記予測手段は、前記受付手段が受け付けた原稿サイズから前記読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザが入力した原稿のサイズに基づいて読取完了タイミングを予測するため、より正確に原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができる。
また、前記予測手段は、ユーザが利用可能な記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザが利用可能な記録紙のサイズが分かる場合には、それを用いて読取完了タイミングを予測することができる。
また、利用した原稿サイズの履歴を記憶するサイズ記憶手段を備え、前記予測手段は、前記サイズ記憶手段が記憶する原稿サイズの履歴により判断した原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測するようにしてもよい。
このようにすれば、履歴から得た原稿サイズを用いて読取完了タイミングを予測するため、利用傾向に合わせて読取完了タイミングを予測することができる。
また、前記予測手段による予測の精度を判定する判定手段を備え、前記判定手段が、前記予測手段による予測の精度が規定条件を満たさないと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始せず、規定条件を満たすと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始するようにしてもよい。
このようにすれば、予測の精度が低い場合は、原稿1枚分の読み取りが完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことはしないため、記録が適切に行われない可能性を低減できる。
また、前記記録手段による記録完了タイミングが前記読取完了タイミングより先行することによって記録が失敗したか否かの履歴を記憶する失敗記憶手段を備え、前記判定手段は、前記失敗記憶手段が記憶する利用履歴より、記録に失敗した割合が一定以上であった場合は、前記予測手段による予測の精度が前記規定条件を満たさないと判定するようにしてもよい。
このようにすれば、過去に記録に失敗した割合が一定以上であった場合は、原稿1枚分の読み取りが完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことはしないため、記録が適切に行われない可能性を低減できる。
本発明によれば、記録が失敗してしまう可能性を低減しつつ、記録開始までの時間の短縮が期待できる。
実施の形態にかかるMFPの外観を示す斜視図である。 図1に示したMFPのADFを開放した状態を示す斜視図である。 図1に示したMFPの画像読取部の内部構成(図1のA−A断面)を示す断面図である。 MFPの画像形成部の構成を示す断面図である。 実施の形態にかかるMFPの電気的構成を示すブロック図である。 実施形態におけるコピー処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態における予測処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態におけるダイレクトコピー処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態における非ダイレクトコピー処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、ファックス送受信機能,スキャン機能,及びコピー機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
[MFPの構成]
本実施形態のMFP100は、図1に示すように、記録紙に画像を印刷する画像形成部51と、原稿の画像を読み取る画像読取部52とを備えている。なお、画像形成部51の画像形成方式は、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。また、画像形成部51は、カラー画像及びモノクロ画像の形成が可能であってもよいし、モノクロ画像のみの形成が可能であってもよい。さらに、画像読取部52は、カラー画像及びモノクロ画像の読み取りが可能であってもよいし、モノクロ画像のみの読み取りが可能であってもよい。
MFP100は、前面側に操作パネル40(受付手段の一例)を備えている。操作パネル40には、図1に示すように、液晶ディスプレイからなる表示部42、各種のボタン(例えば、スタートキー43,キャンセルキー,テンキー等の各ボタン)によって構成されるボタン群41等が設けられている。MFP100では、操作パネル40の表示部42やボタン群41によって、動作状況の表示やユーザによる操作の入力が可能になっている。
[画像読取部の構成]
続いて、画像読取部52(読取手段の一例)の構成について、図1および図2を参照しつつ説明する。なお、図1および図2は、画像読取部52の外観を示している。
画像読取部52は、画像の読み取りを行う本体部10と、原稿の自動搬送を行う自動原稿供給装置(ADF:Auto Document Feeder)20とを備えている。ADF20は、本体部10の上方に位置するとともに一辺が本体部10と接続し、本体部10に対して回動自在に設けられている。そのため、ADF20は、本体部10の上面を開閉することができる。
ここで、図1のA−A断面における画像読取部52の内部構成を示す図3を参照しつつ説明する。本体部10は、その上面に、コンタクトガラス11(以下、「FBガラス11」とする)、コンタクトガラス12(以下、「ADFガラス12」とする)を備えている。さらに、本体部10の内部であってFBガラス11、ADFガラス12の下方には、原稿の画像を読み取るイメージセンサ15が設けられている(図3参照)。イメージセンサ15は、主走査方向(記録紙搬送方向に直交方向、図3の奥行き方向)に光学素子が一列に並んで配置されており、原稿からの反射光を電気信号に変換して出力する。イメージセンサ15としては、例えば、CIS(Contact Image Sensor)などが適用可能である。
イメージセンサ15は、スライド軸13に対してスライド自在に支持されている。このスライド軸13は、副走査方向(図3中の左右方向)に延び、両端部が本体部10の筐体に固定されている。そのため、イメージセンサ15は、図3中の左右方向に移動可能に設けられている。
ADF20は、読み取り前の原稿を載置する原稿トレイ21と、読み取り後の原稿を載置する排出トレイ22とを備えている。具体的に、原稿トレイ21は、排出トレイ22の上方に配設されている。
また、ADF20は、その下面に開口部23が設けられ、その開口部23の上流側に原稿押さえ板24が配置されている。この原稿押さえ板24は、原稿搬送方向の、メインローラ62よりも下流で排出ローラ63よりも上流に位置し、ADF20を閉じた状態でADFガラス12と対向している。
ADF20は、原稿トレイ21に載置された原稿を搬入ローラ61によって1枚ずつ取り出し、原稿センサ50(検知手段の一例)まで搬送し、その原稿をメインローラ62に沿ってUターンさせる。そして、その原稿を本体部10のADFガラス12に対向する位置に搬送する。具体的には、原稿を原稿押さえ板24とADFガラス12との間を通過させる。その後、排出ローラ63を介して、その原稿を排出トレイ22上に排出する。
また、イメージセンサ15を利用した原稿の読取方式としては、フラットベッド(原稿固定走査)方式と、ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合、原稿を1枚ずつFBガラス11上に載置する。その状態で、イメージセンサ15が副走査方向(主走査方向に直交方向、図3の左右方向)に移動し、その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。一方、ADF方式の場合、原稿を纏めて原稿トレイ21に載置する。そして、イメージセンサ15がADFガラス12に対向する位置に移動し、固定される。その状態で、ADF20によって原稿が原稿押さえ板24の下側であってADFガラス12に対向する位置に搬送され、その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また、ADF20は、原稿搬送方向の、搬入ローラ61よりも下流でメインローラ62よりも上流に、原稿の画像を読み取るイメージセンサ25およびそのイメージセンサ25に対向する原稿押さえ板26を備え、イメージセンサ25と原稿押さえ板26との間を原稿が通過するように配置される。イメージセンサ25についても、本体部10のイメージセンサ15と同様に、CISなどが適用可能である。
イメージセンサ25は、ADF方式によってイメージセンサ15に読み取られる面とは反対の面を読み取ることができる位置に配置される。そのため、本形態の画像読取部52は、1回の原稿搬送で、本体部10のイメージセンサ15によって一方の面を、ADF20のイメージセンサ25によって他方の面を、それぞれ読み取ることができる。つまり、1パスで両面読み取りを行うことが可能な構成になっている。
[画像形成部の構成]
続いて、画像形成部51(記録手段の一例)の構成について、図4を参照しつつ説明する。なお、図4は画像形成部51の内部構成を示している。
画像形成部51は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報端末装置から送られてくる画像データや画像読取部52で読み取った原稿の画像データを基に画像を形成し、当該画像を記録紙に印刷する。本実施形態の画像形成部51は、周知の電子写真方式によって画像を形成するものであり、トナーにより画像を形成する記録部55と、画像形成前の記録紙を載置する給紙カセット91と、画像形成後の記録紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。
画像形成部51内には、底部に位置する給紙カセット91に収容された記録紙が、給紙ローラ73,レジストローラ72(搬送手段の一例),記録部55を通り、排紙ローラ74を介して上部の排紙トレイ92へ導かれるように、略S字形状の搬送経路71が設けられている。すなわち、画像形成部51は、給紙ローラ73により給紙カセット91に載置されている記録紙を1枚ずつ取り出し、その記録紙をレジストローラ72によって記録部55に搬送し、記録部55にて形成されたトナー像をその記録紙に転写する。そして、定着後の記録紙を排紙ローラ74等により排紙トレイ92に排出する。
[MFPの電気的構成]
続いて、MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は、図5に示すように、CPU31(予測手段,制御手段,判定手段,検知手段の一例)と、ROM32と、RAM33と、NVRAM(Non Volatile RAM)34(サイズ記憶手段,失敗記憶手段の一例)とを備えた制御部30を備えている。また、制御部30は、画像形成部51と、画像読取部52と、操作パネル40と、原稿センサ50と、ネットワークインターフェース37とに、電気的に接続されている。
ROM32には、MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33及びNVRAM34は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは読み取った画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は、ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、MFP100の各構成要素を制御する。
原稿センサ50は原稿の有無を検知し、その検知信号をCPU31に出力する。
ネットワークインターフェース37は、他の装置との通信を可能にするインターフェースである。MFP100は、ネットワークインターフェース37を介して他の装置から送信される印刷データを受信したり、他の装置へ読み取った画像データを送信したりする。
[MFPの制御]
続いて、MFP100の制御について説明する。本明細書におけるMFP100は、画像データを記録するコピーモードを有する。このコピーモードは、読み取った原稿の画像データを記録する場合に好適である。
[実施形態]
以下、実施形態に関するコピー処理,予測処理,ダイレクトコピー処理,非ダイレクトコピー処理について、図6〜図9を参照しつつ説明する。
なお、本明細書では、原稿1枚分の読み取りが完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うコピーを、ダイレクトコピーとする。一方、原稿1枚分の読み取りが完了した後に記録紙の搬送を開始して記録を行うコピーを、非ダイレクトコピーとする。また、記録紙の搬送とは、また、ここでいう記録紙の搬送とは、レジストローラ72による記録部55への記録紙の搬送のことを指す。
本実施形態のコピー処理について、図6を参照しつつ説明する。コピー処理は、例えば操作パネル40のスタートキー43の押下が検出されると、CPU31によって処理が開始される。
S101にて、原稿の読取完了タイミングを予測する予測処理をCPU31が実行する。予測処理について、図7を参照しつつ説明する。
S201では、ユーザによって指示された原稿サイズをCPU31が判断する。なお、本明細書における原稿サイズとは、原稿の読み取り方向における長さ、つまり原稿の搬送方向である副走査方向(図3の左右方向)における長さを表す。
原稿サイズは、操作パネル40の操作を介してユーザから指示される。例えば、コピーの設定を行う際、ユーザは操作パネル40の操作を介し、原稿サイズをA4であると入力してから、スタートボタン43を押下する。
S202では、CPU31がユーザの履歴を参照し、原稿サイズを判断する。ここで、原稿サイズの履歴は、コピーが行われるたびに、実際にどのサイズの原稿がコピーされたかがNVRAM34等にCPU31が記憶することにより作成されている。履歴が記憶されている記憶部は、RAM33であってもよいし、PCやサーバ等の外部装置にあってもよい。
なお、実際にコピーされた原稿のサイズは、原稿1枚分を読み取った画像データをCPU31が解析することにより判断するか、または原稿を搬送する時間などから判断する。原稿を搬送する時間からコピーされた原稿サイズを求める場合について説明する。CPU31は、原稿センサ50から出力される検知信号により、原稿の先端が原稿センサ50を通過してから原稿の後端が原稿センサ50を通過するまでの時間を判断する。そして、その時間と原稿の搬送速度から原稿のサイズを判断し、NVRAM34等に記憶する。
S202で、ユーザの履歴から原稿サイズを判断するために、CPU31はまずユーザの特定を行う。ユーザの特定は、MFP100に接続したR/W装置(不図示)にユーザが接近させたICカードに添付された記憶媒体からデータを取得させたり、操作パネル40を介してパスワードをユーザに入力させたりすることにより行う。なお、ユーザの特定に必要な情報は、NVRAM34等の記憶部やPC等の外部装置に記憶されているものとする。
このようにして、ユーザがAであると特定された場合、CPU31はNVRAM34等に記憶されたユーザAの履歴を参照し、例えば、過去にユーザAがコピーした回数が最も多い原稿のサイズがA4であった場合は、原稿サイズがA4であると判断する。
また、S202ではユーザごとの履歴を参照して原稿サイズを判断しなくてもよい。この場合、CPU31はユーザの特定は行わなくてよく、NVRAM34等の記憶部に記憶されている、過去にMFP100においてどのサイズの原稿のコピーを行ったかを示す履歴を参照し、原稿サイズを判断する。例えば、CPU31が履歴を参照し、MFP100がコピーを行った回数のうち、A4サイズの原稿サイズコピーした回数が最も多かった場合は、原稿サイズはA4であるというように判断する。
続くS203では、ユーザの利用制限から記録紙のサイズをCPU31が判断する。例えば、そのユーザによって、利用できる記録紙のサイズがA4であると設定されている場合は、記録紙のサイズがA4であると判断する。ここで、CPU31は、ユーザの利用制限から記録紙のサイズを判断するために、ユーザの特定を行う。ユーザの特定は、S202で既に説明した方法と同様である。
S204では、ユーザに設定された解像度をCPU31が判断する。解像度は、例えば操作パネル40等の操作を介してユーザによって設定される。例えば、写真印刷の設定や、高画質の設定が行われた場合は解像度が高いとCPU31が判断する。
S205では拡縮率をCPU31が判断する。拡縮率は操作パネル40等の操作によりユーザが設定したものから判断する。
S206では、S201〜S205で判断した情報をもとに、CPU31が読取完了タイミングを予測する。CPU31は、原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも記録紙サイズに基づいて読取完了タイミングを予測する。なお、予測処理ではS201〜S205のステップを全て行うことは必須ではない。また、順番が入れ替わってもよい。
なお、S203では、ユーザの利用制限から記録紙サイズを判断しているが、ユーザの利用制限以外から判断してもよい。例えば、給紙カセットが1つしかなく、その給紙カセットにセットされている記録紙のサイズがA4である場合は、記録紙のサイズはA4であると判断してもよい。また、例えば、給紙カセットが複数ある場合に、全ての給紙カセットに同じサイズであるA4の記録紙がセットされている場合は、記録紙のサイズはA4であると判断する。
以上のようにS201〜S205を実行した結果、S201やS202で原稿サイズが判断できた場合は、その原稿サイズに基づいて、読取完了タイミングを予測する。例えば、原稿がB5サイズであった場合は、読み取りを開始して2秒後を、原稿がA4であった場合は、読み取りを開始して3秒後を、読取完了タイミングと予測する。
なお、操作パネル40の操作を介してユーザ原稿サイズを入力せず、S201でCPU31が原稿サイズを判断できなかった場合は、S202で履歴から判断した原稿サイズに基づいて読取完了タイミングを予測する。一方、S201とS202の両方において原稿サイズを判断できた場合は、S201で判断した原稿サイズに基づいて読取完了タイミングを予測することが望ましい。
これにより、ユーザが原稿サイズを入力しない場合であっても、履歴から原稿サイズを判断して読取完了タイミングを予測することができる。また、ユーザが原稿サイズを入力していれば、ユーザが入力した原稿サイズに基づいて読取完了タイミングを予測するため、履歴から原稿サイズを判断して読取完了タイミングを予測するよりも、正確な予測を行うことができる。
さらに、S204で解像度が高いと判断されている場合は、原稿サイズから予測した読取完了タイミングをさらに遅めに予測する。例えば、原稿がA4であった場合は、読み取りを開始して3秒後ではなく、5秒後を読取完了タイミングとして予測する。一般的に解像度が高い場合は、解像度が低い場合に比べて原稿を読み取るのに時間を要するため、解像度を判断することで、より正確に読取完了タイミングを予測することができる。
S203で記録紙サイズが判断できた場合は、その記録紙サイズに基づいて、読取完了タイミングを予測する。拡縮率が100%の場合のような基本的な記録を行う際には、記録紙のサイズが、読み取りサイズと同じになる。そのため、例えば、記録紙サイズがA4である場合は、原稿サイズがA4の場合と同じ読取完了タイミングを予測する。
これにより、給紙カセットが複数ある場合に、給紙カセットの指定がされておらず自動選択になっているような場合でも、原稿1枚分の読み取りを完了する前に記録紙のサイズを判断することができるため、原稿1枚分の読み取りを完了する前に給紙カセットを決定して給紙を行うことができる。
さらに、S205で拡縮率が判断できた場合は、その拡縮率に基づいて読取完了タイミングを予測する。例えば、記録紙がA4の場合に拡縮率が140%であれば、原稿サイズはA5である、またはA4より小さい可能性が高い。そのため、読取完了タイミングを記録紙と同じサイズの原稿サイズを読み取る場合に比べて早いタイミングと予測する。
また、例えば、記録紙がA4の場合に拡縮率が84%であれば、原稿サイズはB4である、またはA4より大きい可能性が高い。そのため、読取完了タイミングを記録紙と同じサイズの原稿サイズを読み取る場合に比べて遅いタイミングと予測する。
以上のように予測処理を終えた後は、CPU31は再びコピー処理に戻る。続いてS102にて、CPU31が、読取完了タイミングの予測精度を判定し、予測精度が規定条件を満たすか否かを判断する。
CPU31は、RAM33やNVRAM34等に記憶されている、過去に記録が失敗したか否かを示す履歴を参照して、読取完了タイミングの予測精度を判定する。ここでいう記録の失敗とは、原稿1枚分の記録が完了する前に、原稿1枚分の読み取りが終わっておらず、画像データが欠けているために記録に失敗した場合のことである。
つまり、紙詰まりやトナー不足等のエラーによる記録の失敗は含まない。なお、この履歴は、コピーを行うたびに記録が失敗したか否かをCPU31がNVRAM34等に記憶することにより作成されている。また、履歴が記憶されている記憶部は、ROM32やRAM33であってもよいし、PCやサーバ等の外部装置にあってもよい。
CPU31は記録失敗の履歴を参照し、記録を行ったうち記録に失敗した割合が一定以上の場合に読取完了タイミングの予測精度が規定条件を満たさないと判断する。例えば、一定割合が4割である場合に、履歴を参照し、過去に100回記録を行ったうち40回以上記録が失敗している場合は、読取完了タイミングの予測精度が規定条件を満たさないと判断する。
なお、後述するS106において、原稿1枚分の読み取りを行うことにより、原稿のサイズを検知した場合は規定条件を満たすと判断する。
また、予測精度の判定は、過去の記録失敗の履歴に基づかなくてもよい。例えば、S201〜S205のうちの3つ以上をCPU31が判断できた場合や、少なくともS201が判断できた場合を、規定条件を満たすと判断してもよい。このように、何を規定条件とするかは、予め定められているものとし、操作パネル40の操作を介してユーザが設定可能としてもよい。
また、S201〜S205のうち、S201とS203を判断できた場合は規定条件を満たすと判断するようにしてもよい。
以上のように判断して、読取完了タイミングの予測精度が規定条件を満たす場合は(S102:Yes)、S103にてダイレクトコピー処理をCPU31が実行する。ダイレクトコピー処理は、図8を参照しつつ説明する。
ダイレクトコピー処理では、S301にて、画像読取部52が原稿の画像の読み取りを開始する。具体的には、ユーザがADF20やFBガラス11にセットした原稿がイメージセンサ15やイメージセンサ25によって1ラインずつ読み取られる。
S102では、CPU31が記録紙の搬送開始タイミングに到達したか否かを判断する。搬送開始タイミングは、S101にてCPU31が予測した読取完了タイミングに応じてCPU31が判断する。
搬送開始タイミングは、画像読取部52が原稿1枚分の読み取りを完了する前で、かつ、読取完了タイミングより前に、レジストローラ72により搬送された記録紙の後端が記録部55を通過してしまうことがないタイミングとする。例えば、画像形成部51がA4の記録紙に記録を行うのに3秒要する場合に、読取完了タイミングが、画像読取部52が原稿の読み取りを開始した5秒後であるときは、原稿の読み取り開始後、2秒経過後を記録紙の搬送開始タイミングとする。
なお、記録紙を搬送して記録を完了するのにどれだけ時間を要するかは、S203で判断した記録紙サイズに基づいて判断すると好ましい。これにより、給紙カセットが複数ある場合に、給紙カセットの指定がされておらず自動選択になっているような場合でも、あらかじめ記録紙のサイズを判断できるため、記録紙の搬送に要する時間を判断して搬送を行うことができる。
そのため、読取完了タイミングに応じ、記録が読み取りを先行してしまうことのない、より正確なタイミングで記録紙の搬送を開始し、ダイレクトコピーを行うことができる。つまり、S203を行うことにより、読取完了タイミングを予測するだけでなく、より適切な搬送開始タイミングを決定できるという効果を見込むことができる。なお、給紙カセットが複数ある場合に給紙カセットの指定があるような場合は、その指定に基づいて記録に要する時間を判断すればよい。
また、ここでは併せて記録速度を変更してもよい。例えば、読取完了タイミングが、画像読取部52が原稿の読み取りを開始した5秒であるときに、原稿の読み取り開始直後を記録紙の搬送開始タイミングとし、記録を行う速度をA4の記録紙の記録を行うのに5秒要する速度で行ってもよい。
搬送開始タイミングに到達していない場合は(S302:No)、再びS302に移行する。搬送開始タイミングに到達した場合は(S302:Yes)、S303に移行する。S303では、CPU31がレジストローラ72によって記録紙の搬送を開始する。ここで記録紙は、搬送開始タイミングに到達する前に、あらかじめ給紙ローラ73によって給紙されレジストローラ72の前まで搬送されて一時停止しており、レジストローラ72によって搬送開始タイミングに合わせて記録部55へと搬送される。
S304では、画像形成部51が搬送された記録紙に、記録部55によって画像データの記録を開始する。画像データの記録を開始した後は、図6のS105に戻る。
一方、読取完了タイミングの予測精度が規定条件を満たさない場合は(S102:No)、S104に移行して非ダイレクトコピー処理を行う。非ダイレクトコピー処理については、図9を参照しつつ説明する。
S401では、画像読取部52が、原稿の画像の読み取りを開始する。これは、S301のステップと同様である。
続くS402では、原稿1枚分の読み取りが完了したか否かをCPU31が判断する。原稿1枚分の読み取りが完了していない場合は(S402:No)、再びS402に移行する。原稿1枚分の読み取りが完了した場合は(S402:Yes)、S403に移行する。
S403では、CPU31がレジストローラ72によって、原稿1枚分の読み取りが完了したタイミングに合わせ、記録紙の記録部55への搬送を開始する。続くS404では、画像形成部51が記録紙に画像の記録を開始する。これは、S304のステップと同様である。S404の後は、図6のS105に戻る。
S103にてダイレクトコピー処理を行った後、またはS104にて非ダイレクトコピー処理を行った後は、S105に移行する。S105では、全ての原稿についてダイレクトコピー処理または非ダイレクトコピー処理が終了したか否かを、CPU31が判断する。
全ての原稿に対して処理を終えていない場合は(S105:No)、S106に移行する。S106では、前の原稿を読み取ることにより検知した原稿サイズから読取完了タイミングをCPU31が予測する。
原稿サイズは、例えば画像読取部52が原稿を読み取る速度と、実際に原稿1枚分を読み取るために要した時間から求める。また、1枚目の原稿を読み取った画像データをCPU31が解析することにより、原稿サイズを求めてもよい。これは、既にS202にて説明した方法と同様である。S106を終えた後は、再びS102に移行する。
一方、全ての原稿に対して処理を終えていた場合は(S105:Yes)、コピー処理を終了する。
以上記載したように、上記実施形態によれば、原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも記録紙サイズに基づいて読取完了タイミングを予測して、原稿1枚分の読み取りが完了する前に、記録紙の搬送を開始することができる。
そのため、記録が開始されるまでの時間を短縮できる可能性が高くなる。そして、原稿1枚分の読み取りが完了する前に搬送を開始して記録を行う分だけ、記録完了までの時間を短縮することができ、利便性が向上する。
また、読取完了タイミングの予測精度が規定条件を満たさない場合は、原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始しないため、記録紙の記録完了前に原稿の読取が完了していないために、記録が失敗してしまう可能性を低減することができる。
また、前の原稿の読み取りを行うことによって原稿サイズを検知するため、より正確な読取完了タイミングを予測して、原稿1枚分の読取が完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができる。そのため、例えば、ユーザが誤って原稿サイズを設定してしまった場合や、ADF20にサイズの異なる原稿サイズがセットされていた場合や、ADF20やFBガラス11への原稿のセット時に原稿サイズを検知することができないようなMFP100を使用する場合であっても、記録に失敗してしまう可能性を低減しつつ、記録開始までの時間を短縮できる可能性が高くなる。
なお、上記実施形態では、S302にて、読取完了タイミングに応じた搬送開始タイミングに合わせた記録紙の記録部55への搬送を、レジストローラ72の制御によって行っている。これは、給紙ローラ73によって制御してもよい。この場合、レジストローラ72を用いる場合と同様、搬送開始タイミングで記録紙が記録部55へ搬送されるように、給紙ローラ73によってCPU31が記録紙の搬送を開始する。
[変形例]
以下、既述した実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態は、S102のステップを行わない形態に変更することも可能である。この場合、S102の処理も行わない。これにより、読取完了タイミングの精度が規定条件を満たすか否かに関わらず、原稿1枚分の読み取りが完了する前に記録紙の搬送を開始して記録を行うことができ、記録を開始するまでの時間を短縮することができるため、利便性が向上する。
また、上記実施形態は、S106のステップを行わない形態に変更することも可能である。この場合、全ての原稿についての処理が終わっていない場合は(S105:No)、再びS102に移行する。これにより、S101で判断した読取完了タイミングで記録を行うことができる。そのため、原稿1枚分を読み取ることによって検知した原稿サイズに基づいて再度読取完了タイミングを予測しなくても、ダイレクトコピーを実行することが可能となる。
また、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
例えば、MFPに限らず、複写機等、画像読取機能を備えるものであれば適用可能である。
また、上記実施形態では、1つのCPU31がコピー処理,予測処理,ダイレクトコピー処理,非ダイレクトコピー処理を全て実行したが本発明はこれに限られず、複数のCPUや、専用回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで実行してもよい。例えば、読取完了タイミングの予測,予測精度の判定,搬送開始タイミングの判断などを別々のCPUに実行させてもよい。
51 画像形成部
52 画像読取部
31 CPU
32 ROM32
33 RAM33
34 NVRAM
40 操作パネル
41 ボタン群
42 表示部
72 レジストローラ
73 給紙ローラ
74 排紙ローラ
100 MFP

Claims (12)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データを記録紙に記録する記録手段と、
    記録紙を搬送する搬送手段と、
    原稿サイズを判断する第1判断手段と、
    記録紙サイズを判断する第2判断手段と、
    前記第1判断手段が原稿サイズを判断できる場合に、少なくとも原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する第1予測手段と、
    前記第1判断手段が原稿サイズを判断できない場合に、前記第2判断手段が記録紙サイズを判断できる場合は、少なくとも、前記記録手段によって画像データが記録される記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予想する第2予測手段と、
    前記読取完了タイミングに応じて、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に前記搬送手段による記録紙の搬送を開始し、前記記録手段による記録を行う制御手段と
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記読取手段によって1枚の原稿を読み取ることにより原稿サイズを検知する検知手段を備え、
    前記第1予測手段は、前記読取手段1枚分の読み取りを完了した、前の原稿において前記検知手段が検知した原稿サイズから、次の原稿の読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第1予測手段または前記第2予測手段は、さらに前記読取手段が画像を読み取る解像度に基づいて前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記第1予測手段または前記第2予測手段は、さらに拡縮率に基づいて前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    ユーザの入力を受け付ける受付手段を備え、
    前記第1予測手段は、前記受付手段が受け付けた原稿サイズから前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記第2予測手段は、ユーザが利用可能な記録紙サイズが一に特定できた場合に、当該記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    利用した原稿サイズの履歴を記憶するサイズ記憶手段を備え、
    前記第1予測手段は、前記サイズ記憶手段が記憶する原稿サイズの履歴により利用した回数が所定回数以上と判断した原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記第1予測手段または前記第2予測手段による予測の精度を判定する判定手段を備え、
    前記判定手段が、前記予測手段による予測の精度が規定条件を満たさないと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始せず、規定条件を満たすと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始する、ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記記録手段による記録完了タイミングが前記読取完了タイミングより先行することによって記録が失敗したか否かの履歴を記憶する失敗記憶手段を備え、
    前記判定手段は、前記失敗記憶手段が記憶する利用履歴より、記録に失敗した割合が一定以上であった場合は、前記予測手段による予測の精度が前記規定条件を満たさないと判定する、ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データを記録紙に記録する記録手段と、
    記録紙を搬送する搬送手段と、
    原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも、前記記録手段によって画像データが記録される記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する予測手段と、
    前記読取完了タイミングに応じて、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に前記搬送手段による記録紙の搬送を開始し、前記記録手段による記録を行う制御手段と
    を備え、
    前記予測手段は、ユーザが利用可能な記録紙サイズが一に特定できた場合に、当該記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測することを特徴とする画像形成装置。
  11. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データを記録紙に記録する記録手段と、
    記録紙を搬送する搬送手段と、
    利用した原稿サイズの履歴を記憶するサイズ記憶手段と、
    原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも、前記記録手段によって画像データが記録される記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する予測手段と、
    前記読取完了タイミングに応じて、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に前記搬送手段による記録紙の搬送を開始し、前記記録手段による記録を行う制御手段と
    を備え、
    前記予測手段は、前記サイズ記憶手段が記憶する原稿サイズの履歴により利用した回数が所定回数以上と判断した原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する、ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データを記録紙に記録する記録手段と、
    記録紙を搬送する搬送手段と、
    原稿サイズが判断できる場合は、少なくとも原稿サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測し、原稿サイズが判断できない場合は、少なくとも、前記記録手段によって画像データが記録される記録紙サイズに基づいて前記読取完了タイミングを予測する予測手段と、
    前記読取完了タイミングに応じて、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に前記搬送手段による記録紙の搬送を開始し、前記記録手段による記録を行う制御手段と、
    前記予測手段による予測の精度を判定する判定手段と
    を備え、
    前記判定手段が、前記予測手段による予測の精度が規定条件を満たさないと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始せず、規定条件を満たすと判定した場合は、前記読取手段による原稿1枚分の読み取りが完了する前に、前記制御手段により前記搬送手段による記録紙の搬送を開始する、ことを特徴とする画像形成装置。
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