JP2005179021A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スタッカが非使用状態では印刷用紙の排出を妨げる状態となる記録装置において、安全に用紙への記録動作及び排出動作を実行すること。
【解決手段】 プリンタは用紙を搬送する搬送駆動ローラ21及び搬送従動ローラ22と、記録ヘッド14と、用紙を排出する排出駆動ローラ23及び排出従動ローラ24と、用紙排出経路を塞ぐ非使用状態と用紙をスタック可能な使用状態とを切換可能に設けられたスタッカ6と、を備えている。プリンタの制御部は、スタッカ6の状態を検出するスタッカ検出器47によって検出されたスタッカ6の状態が、前記使用状態以外であるときには、排出駆動ローラ23及び搬送駆動ローラ21の駆動を停止する。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録媒体或いは被噴射媒体をスタックするスタッカを備えた、FAX、プリンタ等に代表される記録装置及び液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
Fax、プリンタ等に代表される記録装置は、被記録媒体の一例としての印刷用紙に記録を行った後、記録手段の下流側に設けられた排出手段によって印刷用紙を装置外部に排出する構成を有している。そして、排出手段の更に下流側には、排出手段によって排出される印刷用紙をスタックするスタッカが設けられている。このスタッカは、メインスタッカに一以上のサブスタッカを備え、使用時にはサブスタッカをメインスタッカから引き出すことで広いスタック面が形成される様になっている。また、非使用時には、サブスタッカをメインスタッカに収納し、そして排出手段から下流側を塞ぐ収納状態とすることで、接地スペースを節約できる様に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−112459
上記の様な構成において、スタッカはユーザの操作によって使用状態と非使用状態とを切り換えられる為、非使用状態のまま記録動作及び排出動作が行われると、スタッカは排出手段の下流側を塞いだ状態にあるので紙ジャムが発生する虞があった。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、スタッカが非使用状態では印刷用紙の排出を妨げる状態となる記録装置において、安全に用紙への記録動作及び排出動作を実行することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された被記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段によって記録の行われた被記録媒体を排出する排出手段と、前記排出手段から下流側を開放するとともに前記排出手段によって排出された被記録媒体をスタック可能な使用状態と、前記排出手段から下流側を塞ぐ非使用状態と、を切換可能に設けられた被記録媒体スタッカと、を備えた記録装置であって、前記被記録媒体スタッカの状態を検出するスタッカ検出手段を備えるとともに、当該スタッカ検出手段によって検出された前記被記録媒体スタッカの状態が、前記使用状態以外であるときには、前記排出手段の駆動を停止する様構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、非使用状態では被記録媒体排出手段の下流側を塞ぐ状態となる被記録媒体スタッカを備えた記録装置において、前記被記録媒体スタッカの状態を検出するスタッカ検出手段を備えるとともに、当該スタッカ検出手段によって検出された前記被記録媒体スタッカの状態が、使用状態以外であるときには、前記排出手段の駆動を停止する様構成されていることから、被記録媒体スタッカによって前記排出手段の下流側が塞がれた状態(非使用状態)や、完全な非使用状態ではないが、前記排出手段による被記録媒体の円滑な排出動作を阻害する様な状態であるときには、被記録媒体の排出動作が実行されず、これにより、被記録媒体の詰まり(紙ジャム)等が確実に防止され、以て安全に記録動作を実行できるとともに、被記録媒体の折れ曲がりや装置の故障といった不具合も防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記排出手段とともに前記記録手段の駆動も停止する様構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記被記録媒体スタッカの状態が前記使用状態以外であるときには、前記排出手段とともに前記記録手段の駆動も停止する様構成されていることから、例えば記録手段から前記排出手段或いは前記被記録媒体スタッカへ至る経路長が短い場合には、より一層確実に、被記録媒体の詰まりや折れ曲がりを防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記搬送手段の上流側に設けられ、前記搬送手段へと被記録媒体を給送する給送手段と、前記搬送手段と、の間に被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出手段を備え、前記被記録媒体検出手段によって被記録媒体の通過を検出した後、被記録媒体の先端が前記非使用状態にある前記被記録媒体スタッカに当接するまでは、前記記録手段及び前記排出手段を駆動して記録動作を継続する様構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記被記録媒体検出手段によって被記録媒体の通過を検出した後、被記録媒体の先端が前記非使用状態にある前記被記録媒体スタッカに当接するまでは、前記記録手段及び前記排出手段を駆動して記録動作を継続する様構成されていることから、被記録媒体先端が前記被記録媒体スタッカに当接しない範囲で記録動作を可能な限り実行することができ、効率的である。特に、前記被記録媒体スタッカが使用状態となった際に記録動作を再開する場合には、より効率的且つ迅速に記録動作を完了することができる。
本発明の第4の態様は、被噴射媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、前記液体噴射手段によって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出手段と、前記排出手段から下流側を開放するとともに前記排出手段によって排出された被噴射媒体をスタック可能な使用状態と、前記排出手段から下流側を塞ぐ非使用状態と、を切換可能に設けられた被噴射媒体スタッカと、を備えた液体噴射装置であって、前記被噴射媒体スタッカが前記使用状態であることを検出するスタッカ検出手段を備えるとともに、当該スタッカ検出手段によって検出された前記被噴射媒体スタッカの状態が、前記使用状態以外であるときには、前記排出手段の駆動を停止する様構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、図1乃至図3を参照しながら本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は同側断面概略図、図3は制御部50のブロック図である。
図1に示す様に、プリンタ1はボックス形の形状を成し、大凡、ビデオテープレコーダー程の大きさに成されていて、テレビラック等へ収納された状態で使用されることを想定して構成されている。外観は図示する様にボックス形のハウジング3の前面にスタッカ6が設けられて大略構成され、スタッカ6は、手前側に向けて開いた状態(図2の排出駆動ローラ23の下流側を開放する状態(使用状態):図4参照)と図示する様に閉じた状態(図2の排出駆動ローラ23の下流側を塞ぐ状態(非使用状態))とを回動することによって切り換える様に設けられ、使用状態では、記録が行われた記録用紙の排出や、ディスクトレイ33(図2参照)の出し入れ動作が可能となる。スタッカ6の下部には給紙カセット30が着脱自在に設けられ、手前側に引き出して取り外すことにより、記録紙をセットすることができる。スタッカ6の上方にはインクカートリッジユニット15が設けられ、ハウジング3とともにプリンタ1の上面を形成する。また、インクカートリッジユニット15には、複数のインクカートリッジ16(図2参照)がプリンタ1の幅方向に並列して着脱自在に設けられている。
続いて、図2を参照しながらプリンタ1の内部構成について概説する。プリンタ1は、上述した様に装置底部に給紙カセット30を着脱自在に備えている。給紙カセット30には複数枚の記録用紙Pが堆積状態にセット可能となっていて、その底部には、ホッパ31が設けられている。ホッパ31は揺動軸31aを中心に揺動可能に設けられ、図示しない駆動手段の駆動力を受けて揺動し、即ちセットされた記録用紙Pを下方から押し上げることにより、上部に設けられた給送ローラ28に記録用紙Pの束を圧接させる。
給送ローラ28は側面視略D形の形状を成し、外周は高摩擦部材(例えば、ゴム材)によって形成されている。記録用紙Pの給送時には給送ローラ28の円弧部分に圧接した最上位の記録用紙Pが、給送ローラ28の回転によって、下流側(図2の右側)へ給送される。また、給送ローラ28の下部には、給送ローラ28の円弧部分と圧接する摩擦分離手段(図示せず)が設けられていて、当該摩擦分離手段と給送ローラ28との間で記録用紙Pを挟圧することにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。
給送ローラ28の下流側にはPF(紙送り)モータ64(図3参照)によって回転駆動される搬送駆動ローラ21と、該ローラに接して従動回転する搬送従動ローラ22とを備えて構成された搬送手段が設けられ、これらローラによって記録用紙Pをニップし且つ搬送駆動ローラ21が回転駆動されることにより、記録用紙Pが記録ヘッド14の下へ搬送される。
搬送駆動ローラ21の下流側には記録ヘッド14とプラテン20とが上下に対向する様に設けられ、搬送された記録用紙Pは、プラテン20によって下から支持された状態において、記録ヘッド14から「液体」としてのインク滴が吐出されることにより、記録が行われる。記録ヘッド14はキャリッジ13の底部に設けられているが、主走査方向に往復動する当該キャリッジ13にはインクカートリッジが搭載されておらず、キャリッジ13の主走査領域の上部に、上述した様に複数のインクカートリッジ16が、主走査方向に並列して着脱自在に配設されている。そして、図示を省略するインク流通路を介してキャリッジ13へとインクが供給される様になっている。
キャリッジ13は、主走査方向に延びる主キャリッジガイド軸11及び副キャリッジガイド軸12によって主走査方向にガイドされる。主キャリッジガイド軸11はキャリッジ13の後部を挿通し、副キャリッジガイド軸12はキャリッジ13の前部を下から支持して、これによって記録ヘッド14と記録用紙Pとの間の距離が規定される。
記録ヘッド14の下流側にはPFモータ64によって回転駆動される排出駆動ローラ23と、該ローラに接して従動回転する排出従動ローラ24とを備えて構成された排出手段が設けられ、これらローラによって記録用紙Pをニップし且つ排出駆動ローラ23が回転駆動されることにより、記録用紙Pが、使用状態にあるスタッカ6へと排出される。
一方、DVD(Digital Versatile Disk)等に代表される光ディスクDをセット可能なディスクトレイ33は、給紙カセット30の上方に配置されている。ディスクトレイ33の側端には図示しないラックが形成され、該ラックと噛合する図示しないピニオン歯車の回動により、ほぼ水平に真っ直ぐに移動できる様に構成されている。光ディスクDへの記録実行時には、上記移動手段によってトレイ先端が搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされるまで搬送された後、搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて、記録ヘッド14の下へ所定のピッチで搬送され、記録ヘッド14によって記録が実行される。尚、ディスクトレイ33に駆動力を付与する前記ピニオン歯車37は、搬送駆動ローラ21を駆動するPFモータ64を駆動源とし、PFモータ64から前記ピニオン歯車への動力伝達は、図示しない切り替え手段によって選択的に行える様に構成されている。
そして、ディスクトレイ33は、前記ピニオン37の回動によってトレイ先端が搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされるまで搬送された後、以降は搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて、下流方向或いは上流方向に送られる。また、光ディスクDのセット時或いは取り出し時には、搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて排出位置(図示せず)まで送られる。尚、この様なトレイ33の出し入れ操作は、トレイSW46(図3)を押下することによって実行可能となっている。
続いて、図3を参照しながらプリンタ1の制御部50の構成について説明する。制御部50は、プリンタ1に記録(印刷)情報を送信するホスト・コンピュータ150との間でデータの送受信が可能に構成され、ホスト・コンピュータ150とのインタフェース(IF)51と、ASIC52、RAM53、PROM54、EEPROM55、CPU56、タイマIC57、DCユニット58、PFモータドライバ61、キャリッジモータ(CRモータ)ドライバ60、ヘッドドライバ59を備えている。
CPU56はプリンタ1の制御プログラムを実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行い、タイマIC57は、CPU56に対して各種処理に必要な周期的な割り込み信号を発生させる。ASIC52は、ホスト・コンピュータ150からIF51を介して送信される記録データに基づいて印刷解像度や記録ヘッド14の駆動波形等を制御するものである。RAM53は、ASIC52およびCPU56の作業領域や他のデータの1次格納領域として用いられ、PROM54およびEEPROM55には、プリンタ1を制御する為に必要な制御プログラム(ファームウェア)および処理に必要なデータが格納されている。
DCユニット58は、DCモータ(CRモータ63及びPFモータ64)の速度制御を行う為の制御回路であり、図示を省略するPID制御部、加速制御部、PWM制御回路等を有している。DCユニット58は、CPU56から送られてくる制御命令や、ロータリエンコーダ68、リニアエンコーダ69、紙検出器19、PWセンサ27、等の検出手段からの出力信号に基づいてDCモータの速度制御を行う為の各種演算を行い、CRモータドライバ60及びPFモータドライバ61へ信号を送出する。
PFモータドライバ61は、DCユニット58の制御の下、PFモータ64を駆動制御する。PFモータ64は、本実施形態においては複数の駆動対象、即ち、前述した給送ローラ28、搬送駆動ローラ21、排出駆動ローラ23を回動させ、更に、ディスクトレイ33の側端に形成されたラック(図示せず)と噛合するピニオン歯車(図示せず)を回転駆動して、ディスクトレイ33の送りを行う。
CRモータドライバ60は、DCユニット58の制御の下、キャリッジ13の駆動源であるCRモータ63を駆動制御することにより、キャリッジ13を主走査方向に往復動させ、または停止・保持させる。ヘッドドライバ59は、CPU56の制御の下、ホスト・コンピュータ150から送信された記録データに従って記録ヘッド14を駆動制御する。
CPU56およびDCユニット58には、搬送される用紙Pの始端および終端を検出する紙検出器19からの検出信号と、PFモータ64の回転量、回転方向、回転速度を検出する為のロータリエンコーダ68からの出力信号と、キャリッジ13の主走査方向における絶対位置を検出するリニアエンコーダ69からの出力信号とが与えられる。また、CPU56及びDCユニット58には、被記録媒体の側端を検出する側端検出手段としてのPWセンサ27からの出力信号も与えられる。
このPWセンサ27は、キャリッジ13の底部に設けられる光学センサであり、記録用紙P或いはトレイ33に向けて発光する発光部(図示せず)と、記録用紙P或いはトレイ33からの反射光を受光する受光部(図示せず)とを備えて構成され、キャリッジ13の走査によって記録用紙Pの幅を検出するとともに、トレイ33に付された識別マーク(図示せず)を認識することにより、トレイ33の送り方向位置を検出する為に用いられる。更に、トレイ33上のディスクDの有無の検出や、ディスクDの中心位置の検出にも用いられる。
ロータリエンコーダ68は、プーリ66に取り付けられる、外周部に多数の透光部68cを有する円盤状スケール68bと、透光部68cに対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)を備えて構成された検出部68aと、を有している。ここで、プーリ66は無端ベルト65を介してPFモータ64によって回動駆動される。プーリ66は軸67を回動軸とする歯車70と一体に形成され、歯車70は、搬送駆動ローラ21の軸端に取り付けられた歯車71と噛合する。従ってこれにより、PFモータ64の動力が搬送駆動ローラ21に伝達される。
円盤状スケール68bが回動すると、検出部68aは透光部68cを通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、制御部50は、この様なロータリエンコーダ68からの出力信号を受信することによって、搬送駆動ローラ21(PFモータ64)の回転量、回転速度、回転方向を検出し、これにより、目的とする記録用紙P或いはトレイ33の送り制御を実行することができる様になっている。
続いて、リニアエンコーダ69は、主走査方向に長い符号板(図示せず)と、該符号板において主走査方向に複数形成された透光部(図示せず)に対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)から構成され、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、キャリッジ13の主走査方向における絶対位置を検出する。
尚、制御部50には紙検出器19、電源SW45、トレイSW46、スタッカ検出器47からの信号も入力される。「被記録媒体検出手段」としての紙検出器19は、図2では図示を省略するが給送ローラ28と搬送駆動ローラ21との間に設けられ、用紙Pと接して揺動するレバー(図示せず)と、当該レバーの状態変化を検出する光学センサ(図性せず)とを備えて構成され、用紙P先端が前記レバーを押し上げ、或いは、用紙P後端が通過したことにより前記レバーが復帰すると、前記レバーの状態が変化したことを示す信号が制御部50へと送信され、用紙Pの先端或いは後端の通過が検出される。
また、電源SW35はプリンタ1を休止状態(電源オフ状態)とする為の操作スイッチであり、トレイSW36は、トレイ33の出し入れを行う為の操作スイッチである。これらのスイッチが押下されると、当該押下されたことを示す信号が制御部50へと送信され、必要な制御が実行される。尚、スタッカ検出器47については、後に説明する。
以上がプリンタ1の概略であり、続いて、スタッカ6の構成及び、スタッカ6の状態に対応して行われる制御内容について図4乃至図7を参照しながら説明する。ここで、図4はスタッカ6の斜視図、図5及び図6は用紙排出経路(スタッカ6)の側面図、図7はスタッカ6の状態に対応して行われる制御内容を示すフローチャートである。
図4に示すように、スタッカ6は、メインスタッカ7と、サブスタッカ8及びサブスタッカ9を備えて構成されている、即ち、サブスタッカ8,9は非使用状態においてはメインスタッカ7に収納されていて、使用時に、メインスタッカ7からサブスタッカ8,9が装置手前に向けて引き出されることによって、広いスタック面が形成される構成(3段構成)となっている。メインスタッカ7には、その中央部に開口部7aが形成され、当該開口部7aにより、サブスタッカ9に形成された凹部9aに指をかけてサブスタッカ9を引き出すことができるとともに、サブスタッカ9を引き出すことによってサブスタッカ8をも同時に引き出すことができる様になっている。
メインスタッカ7は、装置本体に対して回動軸7a(図5及び図6参照)を介して回動可能に設けられ、非使用状態では、図1にも示した様に略垂直に立設された姿勢をとり(図5も参照)、使用状態では、図示する様に水平からやや上を向いた姿勢をとる様に設けられている(図6も参照)。
ここで、メインスタッカ7には、符号38、39で示す磁石が設けられ、これら磁石により、装置本体側における樹脂フレーム2の裏側に設けられた図示しない金属フレームに、メインスタッカ7が吸着される様になっている。これにより、スタッカ6は、非使用時には不用意に回動する様なことがないとともに、例えば突起等によってロック手段を構成する様な場合に比して、部材の摩耗や破損といった問題が無く、長期に渡って確実にスタッカ6の装置本体への保持手段を構成することができる。また、高い部品精度も要求されないことから、低コスト化を図ることもできる。
また、プリンタ1の装置本体側に設けられた給紙カセット30の手前側ほぼ中央(幅方向中央)には、「第1の磁石」としての永久磁石35が設けられ、一方でスタッカ6の側においてサブスタッカ7の、永久磁石35と対向する位置には、「第2の磁石」としての永久磁石37が設けられ、以下の様な機能を発揮する。即ち、永久磁石35は、用紙搬送経路を側視して(スタッカ6の回動軸線方向から見て)、スタッカ6の回動軸線近傍に設けられるとともに、そのN極とS極が、プリンタの前後に位置する様に設けられている(本実施形態では、N極がプリンタ前方側に位置している)。一方、永久磁石37は、永久磁石35と同様に、用紙搬送経路を側視してスタッカ6の回動軸線近傍に設けられるとともに、スタッカ6が非使用状態においてそのN極とS極が、上下方向に位置する様に設けられている(本実施形態では、N極が下方に位置している)。
この状態(スタッカ6の非使用状態)においては、永久磁石37のN極が、永久磁石35のS極に最も近接する様に配置されていて、これにより、スタッカ6の非使用状態においては、永久磁石35と永久磁石37とが引き寄せ合い、サブスタッカ8はプリンタ1の装置本体側に引き寄せられ、メインスタッカ7に収納された状態が維持される。一方、この状態から、スタッカ6が使用状態となるべく回動すると、これに伴って永久磁石37のN極が、永久磁石35のN極に最も近接し、これにより、スタッカ6の使用状態においては永久磁石35と永久磁石37とが反発し、サブスタッカ8に、プリンタ1の装置本体から離れる方向の力即ちメインスタッカ7から引き出される方向の力が作用し、容易にサブスタッカ8をメインスタッカ7から引き出すことが可能となる。即ち、永久磁石37と永久磁石35との位置関係が、スタッカ6の非使用状態において異なる磁極が最も近接し、且つ、使用状態において同じ磁極が最も近接するように、永久磁石37及び永久磁石35が配設されていることから、スタッカ6の操作性が高められている。
次に、図5において、符号47は、スタッカ6が使用状態であるか、使用状態以外であるかを検出するスタッカ検出手段としてのスタッカ検出器を示している。スタッカ検出器47は、検出器本体47aと、当該本体47aから出没自在な接触子47bとを備えて構成され、メインスタッカ7の回動軸7a近傍において、接触子47bが上下方向に変位できる様に設けられている。
一方、メインスタッカ7においては、回動軸7a近傍に突起7bが形成されていて、当該突起7bにより、スタッカ6が使用状態となるべく回動すると接触子47bを上方に押し上げる様になっている。これにより、検出器本体47aが、制御部50(図3)へとON/OFFを示す信号を送信し、従って制御部50が接触子47bの状態変化即ちスタッカ6の状態を検出することができる様になっている。
尚、スタッカ検出器47は、スタッカ6が使用状態(図6の状態:以下「開状態」とも言う)のときにのみ、このことを示す「ON」信号を制御部50へ送出し、それ以外のとき、つまりスタッカ6が使用状態以外であるとき(以下これを「閉状態」と言う)には、信号は送出しないので、これによって制御部50は、スタッカ6が使用状態(開状態)であるか、それ以外の閉状態(非使用状態または、完全な非使用状態ではないが、スタッカ6がやや閉じた様な状態)かを判断することができる様になっている。
制御部50は、スタッカ検出器47のON/OFFにより、図7に示す様にその制御内容を変化させる。即ち、図7において印刷データを受信すると(ステップS101)、スタッカ6が開状態であるか否かを判断し(ステップS102)、開状態であるときには(ステップS101の肯定枝)、スタッカ6が開いているので安全に記録を実行できると判断し、通常印刷を実行する(ステップS109)。
一方、スタッカ6が開状態でない(即ち閉状態)ときには(ステップS101の否定枝)、スタッカ6が閉状態である旨を警告する警告メッセージを表示する(ステップS103)。即ち、スタッカ6が閉状態であるとき、特に、完全に閉じきった状態(非使用状態)であるときに通常通り用紙排出動作を行うと、図5に示す様に用紙先端がスタッカ6に当接して紙ジャムとなってしまう。従ってこの様な不具合を防止する為に、スタッカ6が閉状態のときには、警告メッセージを表示するとともに、用紙先端がスタッカ6に当接する直前まで搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とによる用紙搬送動作、及び、排出駆動ローラ23と排出従動ローラ24とによる用紙排出動作を実行し(ステップS104)、その後、搬送駆動ローラ21及び排出駆動ローラ23の双方を停止して、印刷一時停止状態とする(ステップS105)。従ってこれにより、紙ジャム発生が確実に防止され、安全に印刷動作を実行することが可能となる。
尚、本実施形態では搬送駆動ローラ21から排出駆動ローラ23及びスタッカ6へ至る距離が短いことから、排出駆動ローラ23とともに搬送駆動ローラ21を停止させる様構成されているが、搬送駆動ローラ21から排出駆動ローラ23(即ち、用紙排出手段)へ至る距離が長い場合には、必ずしも両者を同時に停止させる必要はなく、先に排出駆動ローラ23を停止させた後に、搬送駆動ローラ21を停止させても良い。
続いて、図7に戻って印刷一時停止状態においてスタッカ6の状態を監視し(ステップS106)、開状態となった場合には(ステップS106の肯定枝)、警告メッセージを消し(ステップS107)、そして印刷動作を再開させる(ステップS108)。以上の様に、スタッカ6が閉状態であるときにも、可能な限り印刷動作が実行されるので、効率が良い。但し、ステップS102において、スタッカ6が開状態でないときには、直ちに印刷動作を停止させる様に構成しても構わない。
また、印刷一時停止状態においてプリンタ1の電源がOFFとされ、次に電源が投入された場合に、スタッカ6が閉状態のまま用紙排出動作が実行されてしまうと、紙ジャムとなってしまう。従って、プリンタ1の電源が投入された場合に、スタッカ6の状態を検出し、その結果スタッカ6が閉状態のときには、用紙排出動作を行わない様に構成することで、これによっても紙ジャムの発生を防止することができる。
尚、本実施形態では、スタッカ6が使用状態(図6の状態)であることをスタッカ6の「開状態」と定義するとともに、使用状態以外の全ての状態を「閉状態」と定義して、より一層安全に印刷動作を実行可能としているが、完全な使用状態でなくとも、一定の角度開くことにより、排出される用紙の妨げにならない状態を「開状態」と定義し、それ以外の状態、つまり完全な非使用状態及び、完全な非使用状態ではないものの排出される用紙の妨げになる状態を「閉状態」と定義しても、同様な作用効果を得ることが可能となる。
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの制御部のブロック図である。 スタッカの斜視図である。 用紙排出経路(スタッカ)の側面図である。 用紙排出経路(スタッカ)の側面図である。 制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、3 ハウジング、6 スタッカ、7 メインスタッカ、8、9 サブスタッカ、11 主キャリッジガイド軸、12 副キャリッジガイド軸、13 キャリッジ、14 記録ヘッド、15 インクカートリッジユニット、16 インクカートリッジ、19 紙検出器、20 プラテン、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 排出駆動ローラ、24 排出従動ローラ、27 PWセンサ、28 給送ローラ、30 給紙カセット、31 ホッパ、45 電源SW、46 トレイSW、47 スタッカ検出器、50 制御部

Claims (4)

  1. 被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段によって記録の行われた被記録媒体を排出する排出手段と、
    前記排出手段から下流側を開放するとともに前記排出手段によって排出された被記録媒体をスタック可能な使用状態と、前記排出手段から下流側を塞ぐ非使用状態と、を切換可能に設けられた被記録媒体スタッカと、を備えた記録装置であって、
    前記被記録媒体スタッカの状態を検出するスタッカ検出手段を備えるとともに、当該スタッカ検出手段によって検出された前記被記録媒体スタッカの状態が、前記使用状態以外であるときには、前記排出手段の駆動を停止する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記排出手段とともに前記記録手段の駆動も停止する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2において、前記搬送手段の上流側に設けられ、前記搬送手段へと被記録媒体を給送する給送手段と、前記搬送手段と、の間に被記録媒体の通過を検出する被記録媒体検出手段を備え、
    前記被記録媒体検出手段によって被記録媒体の通過を検出した後、被記録媒体の先端が前記非使用状態にある前記被記録媒体スタッカに当接するまでは、前記記録手段及び前記排出手段を駆動して記録動作を継続する様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 被噴射媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    前記液体噴射手段によって液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出手段と、
    前記排出手段から下流側を開放するとともに前記排出手段によって排出された被噴射媒体をスタック可能な使用状態と、前記排出手段から下流側を塞ぐ非使用状態と、を切換可能に設けられた被噴射媒体スタッカと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記被噴射媒体スタッカの状態を検出するスタッカ検出手段を備えるとともに、当該スタッカ検出手段によって検出された前記被噴射媒体スタッカの状態が、前記使用状態以外であるときには、前記排出手段の駆動を停止する様構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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