JP6132261B2 - 印刷物作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被印字媒体の搬送方向に対し所定単位長で印字データをリピート印刷する印刷物装置に関する。
テープを筒状に巻装してなる巻装テープに於いて、テープの表面にその長手方向に沿って同一の印字データを連続して繰り返し印字させる技術が、例えば特許文献1に開示されている。
実用新案登録第3072273号公報
上記従来技術のように同一の印字データを連続して繰り返すリピート印刷において、1つの印字データの印字長はユーザにより任意に設定されるものである。また一方、そのリピート印刷で印字されるテープの長さもまた別にユーザにより任意の長さに設定される。
しかしながら、以上のように印字データの印字長とテープ長がそれぞれ個別に任意に設定されることで、テープ長さが印字長の整数倍になる可能性は低い。このため、印字データをテープ長さの始めからリピート印刷した場合には、テープ長さの終端位置で印字データの印字が中途半端に終了する可能性が高い。特にこの印字済みのテープをロール状に巻回した場合には、テープ終端が外周に位置するため、中途半端に終了した印字データの印字が目立ってしまう。
本発明の目的は、印刷したテープをロール状に巻回した場合でも外周に位置するテープ終端の美観を向上できる印刷物作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を搬送する搬送手段、及び、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、印字データに基づく印字を行う印字手段、を有し、前記搬送手段の搬送方向に沿った前記印字データに基づく所望の印字が前記被印字媒体に印刷された印刷物を作成可能な印刷物作成装置であって、前記被印字媒体の前記搬送方向に沿った所定単位長のデータ印字領域で周期的に印字させるための単位印字データと、前記搬送方向に沿って前記単位印字データが周期的に印字される前記印刷物の印刷物印字領域の全長を示す全長データと、を取得するデータ取得手段と、前記全長データを固定して前記印刷物印字領域における前記単位印字データの印字態様を調整する印字データ態様調整、もしくは、前記所定単位長を固定して前記全長データを調整する全長データ調整のいずれかにより、前記搬送方向に沿った前記印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される前記単位印字データの前記データ印字領域の終端位置とを一致させるよう調整する終端調整手段と、を有することを特徴とする。
テープなどの長尺の被印字媒体に印字する場合、その全長に渡って印字データを生成するとデータ量が膨大となってしまう。そこで、被印字媒体の搬送方向に沿った所定単位長で入力された単位印字データを連続して繰り返し印字させるリピート印刷が提案されている。
このリピート印刷において、所定単位長で印字させる単位印字データはユーザにより任意に設定されるものであるため、その所定単位長も任意の長さに設定される。また一方、そのリピート印刷で印字されたテープの長さもまた別にユーザにより任意の長さに設定される。
しかしながら、以上のように所定単位長とテープ長がそれぞれ個別に任意に設定されることで、テープ長さが所定単位長の整数倍になる可能性は低い。このため、単位印字データをテープ長さの始めからリピート印刷した場合には、テープ長さの終端位置で単位印字データの印字が中途半端に終了する可能性が高い。特にこの印字済みのテープをロール状に巻回した場合には、テープ終端が外周に位置するため、中途半端に終了した単位印字データの印字が目立ってしまう。
これに対し本発明では、所定単位長の単位印字データと、テープ長さに相当する全長データをデータ取得手段で取得する。そして、終端調整手段が、印字データ態様調整もしくは全長データ調整のいずれかにより、印刷物上で単位印字データが周期的に印字される印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される単位印字データのデータ印字領域の終端位置とを一致させるよう調整する。上記の印字データ態様調整とは、全長データを固定して印刷物印字領域における単位印字データの印字態様を調整する手法であり、また全長データ調整とは、所定単位長を固定して全長データを調整する手法である。
これにより、作成したテープの終端部分において単位印字データの全体が印字され、この結果、印刷したテープをロール状に巻回した場合でも外周に位置するテープ終端の美観が向上する。
本発明によれば、印刷したテープをロール状に巻回した場合でも外周に位置するテープ終端の美観を向上できる。
本発明の実施形態でネットワーク構成のテープ印刷装置の外観を表す右側面図である。 テープ印刷装置の内部構造を表す側断面図である。 テープ印刷装置の第1開閉カバー、及び第2開閉カバーが開いた状態の外観を表す右側面図である。 テープ印刷装置の第1開閉カバー及び第2開閉カバーを開けてテープカートリッジ及びリボンカートリッジを取り外した状態を表す分解側面図である。 テープカートリッジの全体構成を表す斜視図である。 前方側開閉カバーに設けられたカッター機構を表す斜視図である。 カッター機構を表す図である。 軸受部周辺の構造を表す斜視図である。 軸受部周辺の構造を表す斜視図である。 軸受部周辺及び巻き取り機構を上方から見た平面図である。 巻き取り機構の分解斜視図である。 組み上げられた巻き取り機構の外観を表す斜視図である。 ネットワーク構成の例のテープ印刷装置の制御系の構成を表すブロック図である。 単位印字データのリピート印刷を表す図である。 終端位置がズレている場合の印字済みテープ及びそのロールを表す図である。 位相調整により終端位置が一致した場合の印字済みテープ及びそのロールを表す図である。 テープ印刷装置のCPUによって実行されるリピート調整印刷処理の制御内容を表すフローチャートである。 単位印字データが2つの要素印字データで構成される場合の位相調整を表す図である。 単位印字データが5つの要素印字データで構成される場合の位相調整を表す図である。 周期調整により終端位置が一致した場合の印字済みテープ及びそのロールを表す図である。 所定単位長の整数倍でテープ全長を設定する全長データ調整を表す図である。 テープ全長を所定単位長の整数倍化するようテープ全長を調整する全長データ調整を表す図である。 スタンドアローン構成のテープ印刷装置の外観を表す右側面図である。 スタンドアローン構成のテープ印刷装置の制御系の構成を表すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前方」「後方」「左方」「右方」「上方」「下方」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前方(前)」「後方(後)」「左方(左)」「右方(右)」「上方(上)」「下方(下)」とは、その注記された方向を指す。
<テープ印刷装置の概略構成>
まず、図1〜図4を参照しつつ、本実施形態の印刷物作成装置であるテープ印刷装置1の概略構成について説明する。なお、本実施形態の例におけるテープ印刷装置1は、図1に示すように操作端末として機能するパーソナルコンピュータPC217(以下、PC217と略記)と情報を送受可能に接続されたネットワーク構成の場合を説明する(PC217の役割については後に詳述する)。
図1〜図4において、テープ印刷装置1は、装置外郭を構成する筐体2と、後方側開閉部8と、前方側開閉カバー9とを有している。
筐体2は、筐体本体2aと、筐体本体2aの後方側に設けられた第1収納部3と、筐体本体2aの前方側に設けられた第2収納部4及び第3収納部5とを備えている。なお、これら第1収納部3、第2収納部4、及び第3収納部5については、後でより詳しく説明する。
後方側開閉部8は、筐体本体2aの後方側の上部に対し開閉可能に接続されている。この後方側開閉部8は、回動することで、第1収納部3の上方を開閉可能である。この後方側開閉部8は、第1開閉カバー8a及び第2開閉カバー8bにより構成されている。
第1開閉カバー8aは、筐体本体2aの後方側の上部に設けられた所定の回動軸心K1まわりに回動することで、第1収納部3のうち前方側の上方を開閉可能である。詳細には、第1開閉カバー8aは、第1収納部3のうち前方側の上方を覆う閉じ位置(図1〜図2の状態)から、第1収納部3のうち前方側の上方を露出させる開き位置(図3、図4の状態)までの間で回動可能である。このとき、第1開閉カバー8aの回動軸心K1は、前後方向における位置が第1収納部3に収納された後述する第1ロールR1のロール中心ROよりも後方側にあり、上下方向における位置が当該ロール中心ROよりも上方側にある。
第1開閉カバー8aの内部には、ヘッド保持体10が設けられている(図3参照)。そして、第1開閉カバー8aは、上記の回動軸心K1まわりに回動することで、ヘッド保持体10に備えられた印字ヘッド11(印字手段に相当)を、筐体本体2aに設けられた搬送ローラ12(搬送手段に相当)に対して相対的に離反・近接可能である。詳細には、第1開閉カバー8aは、印字ヘッド11が搬送ローラ12に対して近接した閉じ位置(図2の状態)から、印字ヘッド11が搬送ローラ12から離反した開き位置(図3の状態)までの間で回動可能である。
第2開閉カバー8bは、上記第1開閉カバー8aよりも後方側に設けられており、筐体本体2aの後方側の上端部に設けられた所定の回動軸心K2まわりに回動することで、第1収納部3のうち後方側の上方を、上記第1開閉カバー8aの開閉とは別個に開閉可能である。詳細には、第2開閉カバー8bは、第1収納部3のうち後方側の上方を覆う閉じ位置(図1及び図2の状態)から、第1収納部3のうち後方側の上方を露出させる開き位置(図3及び図4の状態)までの間で回動可能である。このとき、第2開閉カバー8bの回動軸心K2は、前後方向における位置が上記第1開閉カバー8aの回動軸心K1よりもさらに後方側にあり、上下方向における位置が当該回動軸心K1よりもさらに上方側にある。なお、第2開閉カバー8bの回動軸心K2の上下方向における位置を、上記第1開閉カバー8aの回動軸心K1と同一としてもよい。
そして、これら第1開閉カバー8a及び第2開閉カバー8bは、それぞれが閉じ状態であるときに、当該第1開閉カバー8aの外周部18と当該第2開閉カバー8bの縁部19とが互いに略接触して、第1収納部3の上方の略全部を覆うように構成されている。
前方側開閉カバー9は、筐体本体2aの前方側の上部に対し開閉可能に接続されている。この前方側開閉カバー9は、筐体本体2aの前方側の上端部に設けられた所定の回動軸心K3まわりに回動することで、第2収納部4の上方を開閉可能である。詳細には、前方側開閉カバー9は、第2収納部4の上方を覆う閉じ位置(図1〜図3の状態)から、第2収納部4の上方を露出させる開き位置(図4の状態)までの間で回動可能である。
このとき、筐体本体2aにおける閉じ状態での前方側開閉カバー9の下方にある第1所定位置13には、テープカートリッジTKが着脱可能に装着される。テープカートリッジTKは、第1ロールR1と、第3ロールR3と、第1ロールR1及び第3ロールR3を連結する連結アーム16(図4参照)とを備えている。
第1ロールR1は、連結アーム16によりテープカートリッジTKの後方側において支持されており、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された際には回転自在となる。第1ロールR1は、繰り出しにより消費される被印字テープ150(被印字媒体に相当)を、あらかじめ左右方向の軸心O1まわりに巻回されている。なお、本願各図においては、上記ロールR1に備えられる上記被印字テープ150は(図示の煩雑防止のために)適宜省略され、当該被印字テープ150の幅方向両側を挟み込むように設けられている略円形のロールフランジ部のみを図示している。その場合、便宜上、当該ロールフランジ部に符号「R1」を付して略示している。
そしてこのとき、第1収納部3には、テープカートリッジTKの装着によって、第1ロールR1が上方から受け入れられ、被印字テープ150の巻回の軸心O1が左右方向となる状態で収納される。そして、第1ロールR1は、第1収納部3に収納された状態(テープカートリッジTKが装着された状態)において当該第1収納部3内で所定の回転方向(図2中のA方向)に回転することで、被印字テープ150を繰り出す。本実施形態では、被印字テープ150として、粘着性を備えるテープ、及び、粘着性を備えないテープ、のいずれもが使用可能である。図2においては粘着性を備えた被印字テープ150が用いられる場合を例示している。すなわち、被印字テープ150は、基材層153、粘着剤層152、剥離材層151が、厚さ方向一方側(図2中の部分拡大図中の上方側)から他方側(図2中の部分拡大図中の下方側)へ向かって、この順序で積層されている。基材層153は、上記印字ヘッド11によって所望の印字が形成される層である。粘着剤層152は、基材層153を適宜の被着体(図示省略)に貼り付けるための層である。剥離材層151は、粘着剤層152を覆う層である。以下、特に断らない限り、上記粘着性を備えた被印字テープ150が用いられる場合に基づき、説明を行う。
また、筐体本体2aにおける第1収納部3及び第3収納部5の中間上方側には、上記搬送ローラ12が設けられている。搬送ローラ12は、筐体本体2aに設けられた搬送用モータM1によりギア機構(図示省略)を介して駆動されることで、第1収納部3に収納された第1ロールR1から繰り出される被印字テープ150を、テープ幅方向が左右方向となるテープ姿勢で搬送する。
また、第1開閉カバー8aに設けられた上記ヘッド保持部10には、上記印字ヘッド11が備えられている。印字ヘッド11は、上述したように、第1開閉カバー8aが回動軸心K1まわりに回動することで、搬送ローラ12に対して相対的に離間・近接可能である。すなわち、第1開閉カバー8aが閉じ状態となると、印字ヘッド11が搬送ローラ12に近接し、第1開閉カバー8aが開き状態となると、印字ヘッド11が搬送ローラ12から離間する。この印字ヘッド11は、搬送ローラ12により搬送される被印字テープ150を当該搬送ローラ12と協働して挟持するように、ヘッド保持部10のうち閉じ状態での第1開閉カバー8aにおいて搬送ローラ12の上方に対向する位置に配置されている。したがって、第1開閉カバー8aが閉じ状態である場合には、印字ヘッド11と搬送ローラ12とは、互いに上下方向に対向して配置される。そして、印字ヘッド11は、搬送ローラ12との間に挟まれた状態の被印字テープ150の上記基材層153に対し、後述するリボンカートリッジRKのインクリボンIBを用いて所望の印字を形成して、印字済みテープ150′(印刷物に相当)とする。
またこのとき、筐体本体2aにおける閉じ状態での第1開閉カバー8aの下方でかつテープカートリッジTKの上方となる第2所定位置14には、リボンカートリッジRKが着脱可能に装着される。リボンカートリッジRKは、リボン供給ロールR4と、リボン巻き取りロールR5とを備えている。
リボン供給ロールR4は、リボンカートリッジRKの後方側において回転自在に支持されており、リボンカートリッジRKが装着された状態において所定の回転方向(図2中のD方向)に回転することで、印字ヘッド11による印字形成を行うためのインクリボンIBを繰り出す。
リボン巻き取りロールR5は、リボンカートリッジRKの前方側において回転自在に支持されており、リボンカートリッジRKが装着された状態において所定の回転方向(図2中のE方向)に回転することで、印字形成後の使用済みのインクリボンIBを巻き取る。
また、第1開閉カバー8aにおけるテープ搬送方向に沿った印字ヘッド11の下流側には、リボン巻き取りローラ15が備えられている。リボン巻き取りローラ15は、使用済みのインクリボンIBを、リボン巻き取りロールR5へガイドする。
すなわち、リボン供給ロールR4から繰り出されるインクリボンIBは、印字ヘッド11と搬送ローラ12との間に挟まれた状態の被印字テープ150のさらに印字ヘッド11側に配置されて印字ヘッド11の下方に接触する。そして、印字ヘッド11からの加熱によりインクリボンIBのインクが、被印字テープ150の基材層153に転写されて印字形成が実行された後、使用済みのインクリボンIBが、リボン巻き取りローラ15によりガイドされつつリボン巻き取りロールR5に巻き取られる。なお、本願各図においては、上記ロールR4,R5に備えられる上記インクリボンIBは(図示の煩雑防止のために)適宜省略され、巻回されたインクリボンIBの積層構造を覆うように設けられたロールハウジング部のみを図示している。その場合、便宜上、当該ロールフランジ部に符号「R4」「R5」を付して略示している。
連結アーム16は、テープ搬送方向に沿った第3ロールR3の上流側に、例えば略水平なスリット形状を含む引き剥がし部17を備えている(図4参照)。引き剥がし部17は、第1ロールR1から繰り出されて前方側へと搬送される印字済みテープ150′から、剥離材層151を引き剥がす部位である。引き剥がし部17により印字済みテープ150′から剥離材層151が引き剥がされることで、剥離材層151と、それ以外の基材層153及び粘着剤層152からなる印字済みテープ150″とに分離される。そして、引き剥がされた剥離材層151が巻き取られ巻回されることで、上記第3ロールR3が形成される。また、剥離材層151が引き剥がされた印字済みテープ150″が巻き取り機構40の外周側に巻回されることで、後述する第2ロールR2が形成される。
第3ロールR3は、連結アーム16によりテープカートリッジTKの前方側(つまり、テープ搬送方向に沿った第1ロールR1の下流側)において支持されている。テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態では第3ロールR3が回転自在となり、印字済みテープ150′から引き剥がされた剥離材層151を、左右方向の軸心O3(軸線)まわりに巻回する。なお、本願各図においては、上記ロールR3に備えられる上記剥離材層151は(図示の煩雑防止のために)適宜省略され、当該剥離材層151の幅方向両側を挟み込むように設けられている略円形のロールフランジ部のみを図示している。その場合、便宜上、当該ロールフランジ部に符号「R3」を付して略示している。
このとき、第3収納部5には、テープカートリッジTKの装着によって、第3ロールR3が上方から受け入れられ、剥離材層151の巻回の軸心O3が左右方向となる状態で収納される。そして、第3ロールR3は、第3収納部5に収納された状態(テープカートリッジTKが装着された状態)において、筐体本体2aに設けられた剥離紙巻き取り用モータM3によりギア機構(図示省略)を介して駆動され、第3収納部5内で所定の回転方向(図2中のC方向)に回転することで、剥離材層151を巻き取る。
また、第2収納部4には、印字済みテープ150′から剥離材層151が引き剥がされた印字済みテープ150″を順次巻回するための上記巻き取り機構40が上方から受け入れられ、印字済みテープ150″の巻回の軸心O2が左右方向となる状態で、軸心O2まわりに回転可能に支持されるように収納される。そして、巻き取り機構40が、第2収納部4に収納された状態において、筐体本体2aに設けられた粘着巻き取り用モータM2によりギア機構を介して駆動され、第2収納部4内で所定の回転方向(図2中のB方向)に回転することで、印字済みテープ150″を巻き取って積層する。これにより、巻き取り機構40の外周側に印字済みテープ150″が順次巻回されて、上記第2ロールR2が形成される。なお、本願各図においては、上記ロールR2に備えられる上記印字済みテープ150″は(図示の煩雑防止のために)適宜省略され、当該被印字テープ150″の幅方向両側を挟み込むように設けられている略円形のロールフランジ部のみを図示している。その場合、当該ロールフランジ部に符号「R2」を付して略示している。
また、前方側開閉カバー9の内面には、所定の付勢部材を介して第2ロールR2の外周面に向かう方向に支持された押さえローラ37が設けられている。第2ロールR2の外径が十分に大きい場合には、押さえローラ37の先端が第2ロールR2の外周面に付勢して接触する。なお、上記巻き取り機構40及び軸心O2周辺の構成については、後でより詳しく説明する。
<テープ印刷装置の動作の概略>
次に、テープ印刷装置1の動作の概略について説明する。
すなわち、第1所定位置13にテープカートリッジTKが装着されると、筐体本体2aの後方側に位置する第1収納部3に第1ロールR1が収納され、筐体本体2aの前方側に位置する第3収納部5に第3ロールR3が収納される。また、筐体本体2aの前方側に位置する第2収納部4には、第2ロールR2を形成するための巻き取り機構40が収納される。
このとき、搬送ローラ12が駆動されると、第1収納部3に収納された第1ロールR1の回転により繰り出される被印字テープ150が、前方側へ搬送される。そして、搬送される被印字テープ150の基材層153に対し、印字ヘッド11により所望の印字が形成されて、印字済みテープ150′となる。印字形成された印字済みテープ150′は、さらに前方側へ搬送されて引き剥がし部17まで搬送されると、当該引き剥がし部17において剥離材層151が引き剥がされる。引き剥がされた剥離材層151は、下方側へ搬送されて第3収納部5へ導入され、当該第3収納部5内において巻回されて第3ロールR3が形成される。
一方、剥離材層151が引き剥がされた印字済みテープ150″は、さらに前方側へ搬送されて第2収納部4へ導入され、当該第2収納部4内の巻き取り機構40の外周側に巻回されて第2ロールR2が形成される。その際、第2ロールR2よりも後方側、つまりテープ搬送方向に沿った第2ロールR2の上流側において前方側開閉カバー9に設けられたカッター機構30(後述の図6参照)が、印字形成されかつ剥離材層151が引き剥がされた印字済みテープ150″を切断する。これにより、ユーザの所望のタイミングで、第2ロールR2に巻回されていく印字済みテープ150″を切断し、切断後は第2ロールR2を第2収納部4から取り出すことができる。
<各部詳細構造>
次に、テープ印刷装置1の各部の詳細構造について順を追って説明する。
<テープカットリッジ>
図5及び上記図4において、テープカートリッジTKは、前述したように、第1ロールR1と、第3ロールR3と、連結アーム16とを備えている。連結アーム16は、後方側に設けられた左・右一対の第1ブラケット部20,20と、前方側に設けられた左・右一対の第2ブラケット部21,21とを備えている。なお、図5中では、既に述べたように、第1ロールR1において軸心O1まわりに巻回される被印字テープ150、及び、第3ロールR3において軸心O3まわりに巻回される剥離材層151の図示を省略すると共に、第1ロールR1及び第3ロールR3を構成する部材の一部を省略して図示している。
第1ブラケット部20,20は、第1ロールR1を、軸心O1に沿った左・右両側から挟みこむようにし、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態では第1ロールR1を当該軸心O1まわりに回転可能に保持する。これら第1ブラケット部20,20は、上端部において左右方向に略沿って延設された第1接続部22により第1ロールR1の外径との干渉を回避しつつ接続されている。
第2ブラケット部21,21は、第3ロールR3を、軸心O3に沿った左・右両側から挟みこむようにし、テープカートリッジTKが筐体本体2aに装着された状態では第3ロールR3を当該軸心O3まわりに回転可能に保持する。これら第2ブラケット部21,21は、上端部において左右方向に略沿って延設された第2接続部23により接続されている。
そして、後方側の第1ブラケット部20,20及び第1接続部22と、前方側の第2ブラケット部21,21及び第2接続部23とは、左・右一対のロール連結ビーム部24,24により連結されている。
ここで、前述したように、テープカートリッジTKの使用時には、第1ロールR1から被印字テープ150が繰り出されて搬送されることで、当該被印字テープ150が消費される。一方、第3ロールR3には、被印字テープ150が搬送されて印字形成された印字済みテープ150′から、上記引き剥がし部17により引き剥がされた剥離材層151が、軸心O3まわりに巻回される。
<カッター機構の詳細構造>
図6及び図7に示すように、カッター機構30は、ガイド板31と、可動刃32と、可動刃32を支持する可動刃支持部33aを備えた走行体33と、ガイドレール34と、を有する。
ガイド板31は、第2開閉カバー4の開放縁側の内側に、搬送ローラ12よりもテープ搬送方向下流側においてテープ幅方向に延設されている。このガイド板31は、第2開閉カバー4に対して左右一対の支持板35a,35bにより支持されている。そして、ガイド板31は、上記筐体2内の搬送ローラ12によりテープ幅方向が左右方向となる姿勢で搬送される印字済みテープ150″の上面(言い換えれば基材層153の上面)に接触してガイドする(図7中の想像線参照)。
ガイド板31の下方には、刃先32aがガイド板31と上下方向に対向するように(この例では刃先32aが上向きとなるように)上記可動刃32が配置されている。可動刃32は、ガイドレール34に案内されてカッターモータ(図示せず)の駆動により走行される上記走行体33により、ガイド板31に沿いつつテープ幅方向に走行して切断を行う(図7中の矢印ウ参照)。上記ガイドレール34は、第2開閉カバー4に対し、上記左右一対の支持板35a,35bにより支持されている。
可動刃32は、ガイドレール34に沿った走行体33の上記走行によって、ガイド板31との間に印字済みテープ150″を狭持しつつ、当該印字済みテープ150″に対し最下層の粘着剤層152から進入し、上記切断を行う。その際、上記可動刃支持部33aは、可動刃32を、テープ幅に沿った上記走行方向に向かって当該可動刃32の刃先32a(図7参照)が印字済みテープ150″をガイド板31方向へ押す態様で傾斜するように(この例では下り傾斜となるように)、走行体33に対して支持している。これにより、印字済みテープ150″は、上面(詳細には印字ヘッド11による印字形成後の基材層153の上面)がガイド板31に接触されてガイドされつつ、下方に配置された斜め上向きの可動刃32の刃先32aによって最下層の粘着剤層152から進入され切り込まれることにより、幅方向に切断される。このときガイド板31には、走行体33による可動刃32の走行を案内するために、テープ幅方向にスリット31aが孔設されている。
なお、テープ搬送方向に沿ってガイド板31よりも下流側には、印字済みテープ150″の搬送経路を、第2ロールR2へ向かう側と排出口(図示省略)へ向かう側との相互間で切り替えるためのシュート15が配されている。
<巻き取り機構及び軸心O2の周辺構造概略>
また、本実施形態では、上述したように第2収納部4に巻き取り機構40が装着され、この巻き取り機構40の外周側に印字済みテープ150″が巻き取られて積層することで、第2ロールR2が形成される。図8〜図10において、筐体本体2aの第2収納部4内で、第2ロールR2が装着された際の軸心O2方向に沿った左・右両側に、それぞれ当該第2ロールR2を挟み込むように対向して略円柱形状の突起である2つの軸受部39が固定的に設けられている。巻き取り機構40は、その軸方向両側の各軸端部をそれぞれ軸受部39,39に装着することで、当該巻き取り機構40の中央部分が回転可能に支持される。このとき、筐体本体2aの第2収納部4における左側の軸受部39よりも後方側の下方では、上記粘着巻き取り用モータM2に連動する駆動ギア38がその歯面の一部を軸受部39に向けて露出している。なお、図8、図9中では、第2ロールR2の図示を省略している。
図10において、巻き取り機構40は、後に詳述するように、軸心方向両側の各軸端部が連結して小径の支持軸となり、これが印字済みテープ150″を巻回する中央のドラム部50の軸中心を貫通して回転自在に支持するよう構成されている。ドラム部50における右側の外周には略円環形状のフランジを備えた第1外筒42が装着されており、ドラム部50における左側の外周には略円環形状のフランジを備えた第2外筒43が装着されている。この第2外筒43は、当該巻き取り機構40の左端側の所定の範囲で軸心方向(左右方向)に移動可能に装着されている。これにより、巻き取り機構40が巻回する印字済みテープ150″に対し、第1外筒42と第2外筒43がそのテープ幅に合わせて適切に幅方向で挟み込むことができる。
巻き取り機構40の左端側で所定の周方向位置には、上記第2外筒43の移動位置に応じて露出幅が変化する被検出部81が設けられている。この被検出部81は、露出幅に応じて凹凸波の露出量が変化する形状で形成されている(図中の破線部参照)。巻き取り機構40を筐体本体2aの第2収納部4に装着する際には、この被検出部81が下方に位置するように装着される。筐体本体2aの第2収納部4には、巻き取り機構40が装着された際に、被検出部81と対向する位置に検出部82が設けられている。特に詳細に図示しないが、この検出部82は対向する被検出部81の凹凸波の露出量を機械的又は光学的に検出して、上記第2外筒43の軸方向位置を判別する。これにより、第1外筒42と第2外筒43で挟み込んでいる印字済みテープ150″のテープ幅をテープ印刷装置1側で自動的に検出することができ、さらにこのテープ幅に基づいて第2ロールR2の種別や基本径も判別できる。
また、左側の軸受部39の下方近傍位置(図10中で見た軸受部39の背面位置)には、略四角筒形状の突部36が設けられている。
<巻き取り機構の詳細>
図11及び図12において、巻き取り機構40は、上記軸心O2を軸とする略円筒状の内筒41と、上記第1外筒42と、上記第2外筒43と、軸部材51と、被駆動ギア52と、ロック部材53とを備えている。
第1外筒42は、内筒41の軸方向(すなわち軸心O2方向である左右方向)に沿って一方側端部(詳細には右端部)の外周側に着脱可能に装着される。この第1外筒42は、略円筒状の第1筒部45と、第1筒部45の右端部に一体的に形成された略円環形状の第1フランジ部46とを備えている。
第2外筒43は、内筒41の軸方向(すなわち軸心O3方向である左右方向)に沿って他方側端部(詳細には左端部)の外周側に装着される。この第2外筒43は、略円筒状の第2筒部47と、第2筒部47の左端部に一体的に形成された略円環形状の第2フランジ部48とを備えている。この第2外筒43は、上述したように、巻き取り機構40の左端側の所定の範囲で軸心方向(左右方向)に移動可能に装着されている。なお、内筒41、第1外筒42、及び第2外筒43が、上記のドラム部50を構成している。
内筒41に対し第1外筒42及び第2外筒43が装着された状態では、第1フランジ部46及び第2フランジ部48は、互いに軸心方向で対向して配置され、これら第1フランジ部46及び第2フランジ部48の間には、上記印字済みテープ150″を受け入れ可能な空間が形成される。
また、内筒41に対し第1外筒42及び第2外筒43が装着された状態では、第1筒部45及び第2筒部47は、第1フランジ部46及び第2フランジ部48を接続するように軸心O2に略沿って延設され、これら第1筒部45及び第2筒部47の外周側(言い換えれば、第1フランジ部46及び第2フランジ部48の間の空間)には、略円筒状の紙芯44が装着可能である。紙芯44は、前述の引き剥がし部17において印字済みテープ150′から剥離材層151が引き剥がされた印字済みテープ150″を、テープ幅方向が左右方向となるように、外周側に巻き付けるための供給部材である。なお、図12中では、第1筒部45及び第2筒部47の外周側に紙芯44が装着されていない状態を図示している(上記図10も同様)。
軸部材51は、全体が略円柱形状の部材であり、右側の端部には筐体本体2aに設置されている上記軸受部39に装着可能な第1係合部51aを備え、軸方向中央部には第1係合部51aより小径のシャンク部51bを備え、左側の端部には軸連結部51cを備えている。内筒41の軸中心には貫通穴41aが設けられており、軸部材51のシャンク部51bがこの貫通穴41aを貫通することで当該内筒41は軸部材51に回転自在に支持される。
被駆動ギア52は、筐体本体2aの第2収納部4に設けられている駆動ギア38に噛合可能なギアであり、その右側の端面の中心には外周面にキーを備えた挿入筒52aが設けられている。この挿入筒52aを内筒41の貫通穴41aの左端開口部に挿入することで、被駆動ギア52と内筒41(及び第1外筒42、第2外筒43)が一体に回転できる。なお、挿入筒52aを含めた被駆動ギア52全体の軸中心にも貫通穴52bが形成されており、上記軸部材51の左端部は連結した内筒41と被駆動ギア52を貫通できる。
ロック部材53は、上記被駆動ギア52全体を内部に収容できる略カップ形状のカバー部53aと、このカバー部53aの外周で周方向所定位置に設けられた操作部53bと、カバー部53aの左側端面で軸中心位置に設けられた第2係合部53cと、この第2係合部53cの近傍に設けられた爪部53dとを備えている。また、このロック部材53の内側面(カバー部53aの右側端面)の軸中心位置は、上記軸部材51の左端部の軸連結部51cと着脱可能に連結できる。また、ロック部材53の第2係合部53cは、軸部材51の上記第1係合部51aと同様に筐体本体2aに設置されている上記軸受部39に装着できる。また、カバー部53aの周方向所定位置には、上記被駆動ギア52の歯面の一部を露出させる露出穴53eが設けられている。なお、テープ片60については、後述する。
<巻き取り機構の組み上げ手順>
ここで、上記構成の巻き取り機構40の組み上げ手順の一例について説明する。すなわち、巻き取り機構40を組み上げる際には、まず、第2外筒43の第2筒部47が、内筒41の左端部の外周側に外挿される。この時点では、第2筒部47の外周側にまだ紙芯44が装着されておらず、第2フランジ部48を含む第2外筒43は、上述したように左右方向へ移動可能となっている。そして、紙芯44の左端部を第2外筒43における第2フランジ部48の右端面48aに接触しつつ、紙芯44の左端部を第2筒部47の外周側に軽く嵌合させる。この際に、第2外筒43を紙芯44の幅方向寸法に対応させて左右方向に移動させることで、紙芯44の軸方向位置を位置決めできる。紙芯44が第2筒部47の外周側に完全に装着された際には、第2フランジ部48を含む第2外筒43は、内筒41の外周側に固定された状態となって、左右方向に移動不能となる。そして、第1フランジ部46を含む第1外筒42が、外周側に紙芯44が存在する内筒41の右端部の外周部に着脱可能に取り付けられる。このとき、紙芯44は、その右端部が第1外筒42における第1フランジ部46の左端面46aに接触するように、紙芯44の右端部が当該第1フランジ部46によって位置決めされる。
さらに、内筒41の左端部に被駆動ギア52を装着し、ロック部材53で被駆動ギア52を覆う。そして、一体に連結した内筒41と被駆動ギア52の軸中心の貫通穴に軸部材51の軸連結部51cとシャンク部51bを貫通させ、軸連結部51cの先端をロック部材53の内面に着脱可能に連結させる。以上により、巻き取り機構40が組み上がる(図12(a)及び図12(b)参照)。この組み上がった状態では、内筒41、第1外筒42、第2外筒43、紙芯44、及び被駆動ギア52が一体に連結される一方で、軸部材51とロック部材53とが一体に連結される。被駆動ギア52に伝達されたトルクは、内筒41、第1外筒42、第2外筒43、及び紙芯44に伝達され、軸部材51とロック部材53に対して回転する。
そして、軸部材51の第1係合部51aとロック部材53の第2係合部53cとが上記2つの軸受部39,39によりそれぞれ支持されるように装着された状態で、巻き取り機構40全体が前述の第2収納部4に収納される。すると、被駆動ギア52が駆動ギア38に噛合し、上記印字済みテープ150″の巻き取りが行われる。すなわち、紙芯44の外周側に印字済みテープ150″が順次巻き付けられつつ、巻き取り機構40全体が軸受部39に装着された状態で軸心O2まわりに回転する。これにより、紙芯44の外周側に印字済みテープ150″が順次巻き付けられて積層し、上記第2ロールR2が形成される。なお、前述のように紙芯44はドラム部50の一部として巻き取り機構40に組み込まれていることから、言い替えれば紙芯44は、内筒41や軸部材51等を介し軸受部39に対し回転可能に装着されていることになる。
なお、巻き取り機構40は、紙芯44も含めた全ての部材の単位で分解と組み立てを繰り返すことが可能である。これにより、巻き取り機構40の回転と共に、上記第1フランジ部46及び第2フランジ部48の間の空間に順次印字済みテープ150″が導入され、第1筒部45及び第2筒部47に取り付けた紙芯44に印字済みテープ150″が積層されて第2ロールR2が形成された後には、巻き取り機構40全体を分解して第2ロールR2だけを取り外すことができる。
<制御系>
次に、図13を用いて、テープ印刷装置1の制御系について説明する。図13において、テープ印刷装置1には、所定の演算を行う演算部を構成するCPU212が備えられている。CPU212は、RAM213及びROM214に接続されている。CPU212は、RAM213の一時記憶機能を利用しつつROM214に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによってテープ印刷装置1全体の制御を行う。このとき、ROM214には、後述するテープ作成処理を実行するための制御プログラムが記憶されている。このCPU212は、上記搬送ローラ12を駆動する上記搬送用モータM1の駆動制御を行うモータ駆動回路218と、上記第2ロールR2を駆動する上記粘着巻き取り用モータM2の駆動制御を行うモータ駆動回路219と、上記第3ロールR3を駆動する上記剥離紙巻き取り用モータM3の駆動制御を行うモータ駆動回路220と、上記印字ヘッド11の発熱素子の通電制御を行う印字ヘッド制御回路221と、上記カッター機構30の可動刃32を走行させる上記カッターモータM4の駆動制御を行うモータ駆動回路222と、に接続されている。
さらに、CPU212には、表示部215及び操作部216と、第2ロールR2及び第3ロールR3にそれぞれ対応する2つの光学センサ223,224と、PC217が接続されている。PC217は、一般的なパーソナルコンピュータであり、所定の印字データ編集アプリケーションを実行して後述する単位印字データとテープ全長データを生成し、テープ印刷装置1に送信する。
RAM213には、PC217から受信した画像データ形式の単位印字データを、上記被印字テープ150の印字領域に印字するためのドットパターンデータに展開して記憶するイメージバッファ213aが備えられている。CPU212は、ROM214に記憶された制御プログラムによって、搬送ローラ66により被印字テープ140を繰り出しつつ、イメージバッファ213aに記憶された印字データに従って印字ヘッド制御回路217を介し印字ヘッド11によりリピート印刷(後に詳述)を行わせ、粘着テープを作成するテープ作成処理を実行する。
<リピート印刷について>
次に、本実施形態において上記テープ印刷装置1に行わせるリピート印刷について説明する。上述したようにテープ印刷装置1は、数十メートルにも及ぶ長さで被印字テープ150に印字を形成し、その印字済みテープ150′を第2ロールR2に巻き取らせることができる。このように長尺の被印字テープ150に印字する場合、その全長に渡る印字データを単一で生成するとデータ量が膨大となってしまう。そこで本実施形態では、図14に示すように被印字テープ150の搬送方向に沿った所定単位長で区切ったデータ印字領域を設定し、この矩形状のデータ印字領域中に設定した印字データを連続して繰り返し印刷させるリピート印刷を行う。このようにして、リピート印刷はテープ全長に渡る印刷物印字領域において単位印字データを周期的に印刷する。PC217上で実行する印字データ編集アプリケーションは、このようなリピート印刷で印刷させる対象の単位印字データを編集、生成するとともに、リピート印刷により印刷するテープ長さについてのテープ全長データを生成する。
このリピート印刷を行うにあたっては、上記データ印字領域中に印字させるリピート印字画像を生成するとともに、データ印字領域中において当該リピート印字画像を印刷させる位置を設定する必要がある。このような設定も含めた印刷内容をPC217上の印字データ編集アプリケーションで編集し、単位印字データとして生成する。図示する例では、所定のフォント、ポイント等を設定した「Pattern」という文字列のテキストに基づいてリピート印字画像を生成し、データ印字領域の中央位置に印刷させるよう上記単位印字データを生成している。なお、リピート印字画像は例示するようなテキストに基づくもの以外にも、例えば幾何学的な図形や写真画像等の画像データそのもので生成してもよい。また、位置設定に基づいて搬送方向に沿った当該リピート印字画像の印刷間隔も規定できる。印字データ編集アプリケーションでは、このように搬送方向に沿ったリピート印字画像の長さと間隔に基づいて、当該データ印字領域の適切な所定単位長を自動的に設定できる。ここで、所定単位長は、リピート印字画像の搬送方向長さよりも長く設定する。
また、PC217上の印字データ編集アプリケーションでは、ユーザが上記単位印字データをリピート印刷する長さ、つまりテープの全長について任意に設定し、これをテープ全長データとして生成する。PC217はネットワークを介して単位印字データとテープ全長データの2つのデータをテープ印刷装置1に送信する。なお、以上も含めた本実施形態における「長さ」や「距離」は、全てイメージバッファ213aに画像データを展開した際のドット数を単位とする。
<本実施形態の特徴>
以上のリピート印刷において、所定単位長で印字させる単位印字データはユーザにより任意に設定されるものであるため、その所定単位長も任意の長さに設定される。また一方、そのリピート印刷で印字されるテープの全長もまた別にユーザにより任意の長さに設定される。
しかしながら、以上のように所定単位長とテープ長がそれぞれ個別に任意に設定されることで、テープ長さが所定単位長の整数倍になる可能性は低い。このため、単位印字データをテープ長さの始めからリピート印刷した場合には、図15(a)に示すように、テープ長さの終端位置で単位印字データの印字が中途半端に終了する可能性が高い。特にこの印字済みのテープをロール状に巻回した場合には、図15(b)に示すように、テープ終端が外周に位置するため、中途半端に終了した単位印字データの印字が目立ってしまう。
これに対し本実施形態のテープ印刷装置1では、PC217から所定単位長の単位印字データと、テープ長さに相当する全長データを取得する。そして、後述する印字データ態様調整もしくは全長データ調整のいずれかにより、印刷物としての印字済みテープ150′上で単位印字データが周期的に印字される印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される単位印字データのデータ印字領域の終端位置とを一致させるよう調整する。上記の印字データ態様調整とは、テープ全長データを固定して印刷物印字領域における単位印字データの印字態様を調整する手法であり、また全長データ調整とは、位相や所定単位長を固定してテープ全長データを調整する手法である。これらの手法について、以下、各変形例も含め順に説明する。
<印字データ態様調整その1:位相調整>
上述したようにリピート印刷では、印刷物印字領域において単位印字データが周期的に印字されるため、その印字全体における周期的配置の相対的な位置関係、つまり位相を調整することで終端位置を一致させることができる。例えば、上記図15に対応する図16に示すように、印刷物印字領域を所定単位長で除した際の余剰長Dだけ単位印字データのリピート印刷の位相を送らせることで、印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される単位印字データのデータ印字領域の終端位置とを一致させることができる。具体的には、所定単位長から余剰長Dを引いた値を位相遅れ値とし、最初に印字する単位印字データをその搬送方向先頭位置から位相遅れ値分だけ下流側のドット座標位置からリピート印刷を開始する(特に図示せず)。
<リピート調整印刷処理の制御内容>
次に、図17を用いて、テープ印刷装置1のCPU212によって実行されるリピート調整印刷処理の制御内容について説明する。まず、図17において、例えばユーザによりPC217上の印字データ編集アプリケーションで印刷処理の開始操作が行われることによって、このフローが開始される。
まずステップS5で、CPU212は、テープ全長データをPC217から直接、または既に記憶させているRAM213等から取得する。
次にステップS10へ移り、CPU212は、単位印字データを同様にして取得する。
次にステップS15へ移り、CPU212は、上記ステップS10で取得した単位印字データのイメージ長、つまり所定単位長を算出する。
次にステップS20へ移り、CPU212は、上記ステップS5で取得したテープ全長データの値であるテープ全長は所定単位長の整数倍であるか否かを判定する。テープ全長が所定単位長の整数倍でない場合、判定は満たされず、ステップS25へ移る。
次にステップS25へ移り、CPU212は、テープ全長を所定単位長で除した際の剰余長Dを算出する。
次にステップS30へ移り、CPU212は、最初に印刷する単位印字データの印刷開始ドット座標を(所定単位長−剰余長D)に設定する。そして、ステップS40へ移る。
一方、上記ステップS20の判定において、テープ全長が所定単位長の整数倍であった場合、判定が満たされ、ステップS35へ移る。
ステップS35では、CPU212は、最初に印刷する単位印字データの印刷開始ドット座標を、単位印字データの先頭に設定する。そして、ステップS40へ移る。
次にステップS40へ移り、CPU212は、単位印字データのリピート印刷を開始する。
次にステップS45へ移り、CPU212は、リピート印刷がテープ全長分行われて終端位置に到達したか否かを判定する。終端位置に到達するまでリピート印刷を継続しつつループ待機し、終端位置に到達した際にはこのフローを終了する。
以上において、ステップS5、S10の手順が各請求項記載のデータ取得手段に相当し、ステップS25、S30、S35の手順が各請求項記載の終端調整手段に相当する。
<本実施形態による効果>
以上説明したように、本実施形態のテープ印刷装置1においては、所定単位長の単位印字データと、テープ長さに相当するテープ全長データをステップS5、S20の手順で取得する。そして、ステップS25、S30、S35の手順で、印字済みテープ150′上で単位印字データが周期的に印字される印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される単位印字データのデータ印字領域の終端位置とを一致させるよう調整する。このときのステップS25、S30、S35の手順で行う印字データ態様調整とは、全長データを固定して印刷物印字領域における単位印字データの印字態様を調整する手法である。
これにより、作成した印字済みテープ150′の終端部分において単位印字データの全体が印字され、この結果、印刷した印字済みテープ150′をロール状に巻回した場合でも外周に位置するテープ終端の美観が向上する(図16(b)参照)。
なお、単位印字データが複数の要素印字データで構成される場合でも、本実施形態の位相調整による印字データ態様調整が適用可能である。例えば、図18に示すように、単位印字データが第1要素イメージ長の「Pattern」と第2要素イメージ長の「2013」の2つの要素印字データで構成されている場合を考える。この場合、2つの要素印字データで1つの単位印字データと考え、その所定単位長の周期で上記実施形態と同様に位相調整による印字データ態様調整を行えばよい。そして、テープ全長における印刷物印字領域の終端位置においては、要素印字データの単位でそのデータ印字領域の終端位置と一致させてもよい(図18参照)。
さらに、図19に示すように、単位印字データが3つ以上(図示する例では5つ)の要素印字データで構成する場合でも、本実施形態の位相調整による印字データ態様調整が適用可能である。図示する例では、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の順序で5つの要素印字データが配置しており、その全体で単位印字データを構成している。ここで図19(a)に例示するように、余剰長Dが「B」の長さLbと「C」の長さLcを合わせた長さと一致した場合には、図19(b)に示すように、要素印字データ「B」+「C」を最初に印字するよう位相調整する。
具体的には当該2つの要素印字データ「B」+「C」のデータ印字領域の始端位置(つまり最初の「B」の先頭ドット座標位置)を印刷物印字領域の始端位置に一致させるよう、印刷物印字領域における単位印字データの周期的配置の位相を調整すればよい。これにより、要素印字データ間の「ABCDE」という配置順序を維持しつつ、印刷物印字領域の終端位置と要素印字データ単位のデータ印字領域の終端位置とを一致させることができる。なお、余剰長Dと一致するのは「B」+「C」の例以外にも、例えば「C」などの1つの要素印字データであってもよいし、例えば「D」+「E」+「A」+「B」などの循環順序に従った3つ以上の要素印字データであってもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような各種変形例を順を追って説明する。なお、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<印字データ態様調整その2:周期調整>
上述したようにリピート印刷では、印刷物印字領域において単位印字データが周期的に印字されるため、その印字全体における周期的配置の繰り返し長さ、つまり周期を調整することによっても終端位置を一致させることができる。具体的には、図20に示すように、テープ全長で印字する単位印字データの個数(図示する例では4つ)から1を引いた値で余剰長Dを除し(図示する例のD/3)、この長さの隙間を隣り合う2つの単位印字データの間に挿入するようにしてリピート印刷する。つまり、ほとんどの単位印字データの所定単位長にD/3の隙間を加えて周期を一律に長く調整している。これは特に、図示する例のように余剰長Dが所定単位長と比較して十分短い場合や、テープ全長で印字する単位印字データの個数が多い場合に有効である。また、単位印字データのリピート印字画像が図示するように複数の文字からなるテキストであって、上記のように周期調整した場合には、当該テキストの文字間隔、文字幅、及び当該リピート印字画像全体の横幅も調整してもよい。
<全長データ調整その1:所定単位長の倍数でテープ全長を設定>
以上では、全長データを固定して印刷物印字領域における単位印字データの印字態様を調整する印字データ態様調整の手法を説明したが、これに限られない。他にも、位相や所定単位長を固定して全長データを調整する全長データ調整の手法によっても終端調整を行ってもよい。
例えば図21に示すように、全長データの設定時において所定単位長の倍数(図示する例では4倍)で設定する。具体的には、PC217上の印字データ編集アプリケーションで、最初に単位印字データ及びその所定単位長を設定し、その後にテープ全長を設定する際に所定単位長の整数倍で入力設定する。これにより確実にテープ全長が所定単位長の整数倍で設定されるため、終端位置を一致させることができる。
<全長データ調整その2:テープ全長を所定単位長の整数倍化で調整>
他の全長データ調整として、図22に示すように、所定単位長に対する全長データの倍率を四捨五入するよう当該全長データを調整する(図示する例では余剰長Dを切り捨てる)ようにしてもよい。印刷物印字領域において単位印字データが周期的に印字されるため、全長データが所定単位長の整数倍となるよう倍率を四捨五入することで、最後に印字される単位印字データのデータ印字領域の終端位置とを一致させることができる。
<スタンドアローン構成とする場合>
上記実施形態では、操作端末であるPC217と接続されたネットワーク構成の場合を説明したが、これに限られない。他にも、上記図1に対応する図23に示すように、テープ印刷装置1A単独で機能するスタンドアローン構成としてもよい。この場合には、テープ印刷装置1Aが、それ単独で単位印字データの生成及びテープ全長の設定が可能な程度に高機能化された表示部215A及び操作部216Aを備える。また必要に応じて、上記図13に対応する図24に示すように、単位印字データを作成する際に用いるテンプレートデータを記憶するテンプレートROM214aをROM214内に記憶する。これにより。外部のPC217に接続せずとも、テープ印刷装置1Aだけで単位印字データの生成と、テープ全長の設定が可能となり、単独でテープロールの作成までを行える。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 テープ印刷装置(印刷物作成装置)
11 印字ヘッド(印字手段)
12 搬送ローラ(搬送手段)
150 被印字テープ(被印字媒体)
150′ 印字済みテープ(印刷物)
212 CPU
213a イメージバッファ
215、215A 表示部
216、216A 操作部
217 パーソナルコンピュータ

Claims (4)

  1. 被印字媒体を搬送する搬送手段、及び、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、印字データに基づく印字を行う印字手段、を有し、前記搬送手段の搬送方向に沿った前記印字データに基づく所望の印字が前記被印字媒体に印刷された印刷物を作成可能な印刷物作成装置であって、
    前記被印字媒体の前記搬送方向に沿った所定単位長のデータ印字領域で周期的に印字させるための単位印字データと、前記搬送方向に沿って前記単位印字データが周期的に印字される前記印刷物の印刷物印字領域の全長を示す全長データと、を取得するデータ取得手段と、
    前記全長データを固定して前記印刷物印字領域における前記単位印字データの印字態様を調整する印字データ態様調整、もしくは、前記所定単位長を固定して前記全長データを調整する全長データ調整のいずれかにより、前記搬送方向に沿った前記印刷物印字領域の終端位置と、最後に印字される前記単位印字データの前記データ印字領域の終端位置とを一致させるよう調整する終端調整手段と、
    を有することを特徴とする印刷物作成装置。
  2. 前記印字データ態様調整は、
    前記印刷物印字領域における前記単位印字データの周期的配置の位相を調整することを特徴とする請求項1記載の印刷物作成装置。
  3. 前記印字データ態様調整は、
    前記単位印字データが、所定順序で連続して配置される複数の要素印字データで構成されている場合であって、前記印刷物印字領域の全長を前記単位印字データの前記所定単位長で除した剰余長が、前記単位印字データのうちの前記所定順序で連続する配置の少なくとも1つ以上の要素印字データのデータ印字領域の長さと一致する場合には、当該所定順序で連続する配置の少なくとも1つ以上の要素印字データのデータ印字領域の始端位置を前記印刷物印字領域の始端位置に一致させるよう、前記印刷物印字領域における前記単位印字データの周期的配置の位相を調整することを特徴とする請求項2記載の印刷物作成装置。
  4. 前記全長データ調整は、
    前記所定単位長に対する前記全長データの倍率を四捨五入するよう当該全長データを調整することを特徴とする請求項1記載の印刷物作成装置。
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