JPH1138704A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1138704A
JPH1138704A JP9192692A JP19269297A JPH1138704A JP H1138704 A JPH1138704 A JP H1138704A JP 9192692 A JP9192692 A JP 9192692A JP 19269297 A JP19269297 A JP 19269297A JP H1138704 A JPH1138704 A JP H1138704A
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JP
Japan
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image
unit
memory
print
cpu
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JP9192692A
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Shigeru Sawada
茂 沢田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まだプリントされていないジョブが存在する
ときに画像濃度安定化処理が必要となった場合でも、プ
リントの品質を保ちながらプリント処理が効率良く行な
える画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成装置は、読取った原稿の画像デ
ータを記憶するためのメモリユニット部30と、1つの
ジョブのプリント終了時に画像濃度安定化制御が必要に
なった場合に、メモリユニット部30に登録されている
まだプリントされていないジョブのプリント枚数を調
べ、プリント枚数が所定枚数以内であればプリントされ
ていないジョブのプリントを終了後に画像濃度安定化制
御を行ない、プリント枚数が所定枚数以上であればその
時点で画像濃度安定化制御を行なうCPU4(104)
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、マルチジョブ機能を有するディジタル複写機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル複写機の処理速度の高
速化に対する要望が高まっている。しかし、読取った画
像を出力するためのプリント速度の高速化にも限度があ
り、読取速度に対してプリント速度の方が遅いのが現状
である。
【0003】従来のディジタル複写機では、読取速度と
プリント速度との差を吸収するために、複数枚の画像デ
ータを格納するためのメモリを備えている。ユーザは1
または複数の原稿を読取らせ、1つのジョブとして登録
することができる。そして、ディジタル複写機に備えら
れているメモリ容量の範囲内で複数のジョブの登録が可
能であり、ジョブ単位でさまざまな制御、たとえば、ジ
ョブに優先順位をつけて優先順位が高いジョブからプリ
ントを行なう等の制御が可能である。
【0004】また、ディジタル複写機は、所定の枚数を
プリントするとプリントされる画像の濃度を調整するた
めに画像安定化制御が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル複写機では、1つのジョブのプリントが終了した時
点で画像安定化処理(画像濃度制御)が必要か否かを判
断している。そして、画像安定化処理が必要であると判
断された場合は、プリント待機中のジョブの存在の有無
にかかわらず、即座に画像安定化処理が行なわれる。し
たがって、プリント待機中のジョブのプリント枚数が少
なく(たとえば、1枚)、画像安定化処理を行なわずに
プリントを開始してもプリント品質には影響を及ぼさな
い状態であるとしても、待機中のジョブに対するプリン
ト動作は、画像安定化処理が行なわれた後に行なわれ
る。これは、プリント待機中のジョブに対するプリント
開始タイミングの遅延につながり、プリント効率が非常
に悪くなる原因となっている。
【0006】そこで、本発明では、プリントの品質を保
ちつつ、プリント処理効率の良い画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の所定枚数ごとにプリントされる画像の濃度を
所定濃度に保つ制御を行なう画像濃度制御手段と、複数
のジョブの画像データを記憶するための記憶手段と、第
1のジョブのプリント終了時に、プリント枚数が第1の
所定枚数に達している場合に、記憶手段に記憶されてい
るプリント待機中の第2のジョブのプリント枚数を検出
する検出手段と、プリント枚数が第2の所定枚数以上で
あると検出された場合は、第2のジョブのプリント開始
前に画像濃度制御手段を駆動させ、プリント枚数が第2
の所定枚数未満であると検出された場合は、第2のジョ
ブのプリント完了後に画像濃度制御手段を駆動させる制
御手段とを備えた画像形成装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
ける画像形成装置の全体構成を示す図である。図1にお
いて、画像形成装置1は原稿を読取って画像信号に変換
するための走査系10、走査系10から送られる画像信
号を処理するための画像信号処理部20、画像信号処理
部20から送信された画像データを記憶し、印字処理部
40に対して送信するためのメモリユニット部30、メ
モリユニット部30から送信された画像データに基づい
て半導体レーザ61を駆動するための印字処理部40、
半導体レーザ61からのレーザ光を露光として感光体ド
ラム71上の露光位置に導くためのレーザ光学系60、
露光によって作成された潜像を現像し、記録紙上に転写
して画像を定着させるための作像系70、画像形成装置
1の上面に設けられた不図示の操作パネル、および原稿
を搬送し必要に応じて表裏の反転を行なうための原稿搬
送部500を含む。
【0009】なお、読取部2は、走査系10および画像
信号処理部20を含み、プリント部3は印字処理部4
0、レーザ光学系60、および作像系70を含む。
【0010】読取部2は、原稿ガラス19上に読取面が
下向きに載置された原稿の画像を読取り、その原稿の画
像の各画素に対応する画像データを生成する。露光ラン
プ12および第1ミラー13aを含む第1スキャナ11
と第2ミラー13bおよび第3ミラー13cを含む第2
スキャナ14とは、スキャンモータ18の駆動により矢
印b,b′方向(副走査方向)に移動される。露光ラン
プ12の光は原稿ガラス19上の原稿によって反射さ
れ、ミラー13a,13b,13c、およびレンズ15
を介してラインセンサ16に照射される。ラインセンサ
16は、図1の紙面に直交する方向(主走査方向)に多
数の光電変換素子をライン上に配置したものであり、た
とえば、400dpiで画像を読取り、各画素に対応す
る画像データを出力する。また、上述したように第1ス
キャナ11と第2スキャナ14とが矢印b,b′方向に
移動することにより、ラインセンサ16は原稿の画像を
副走査することができる。センサ17は、第1スキャナ
11がホームポジションにあることを検出するためのも
のである。
【0011】ラインセンサ16から出力された画像デー
タは、画像信号処理部20で処理された後、メモリユニ
ット部30へ送信される。メモリユニット部30は、画
像信号処理部20から受信した画像データを圧縮して一
旦記憶した後、プリントの際に圧縮された画像データに
対して伸長処理を行なってプリント部3へ送信する。そ
の際、必要に応じて回転編集処理等が施される。画像信
号処理部20とメモリユニット部30の詳細な説明は後
述する。
【0012】プリント部3内の印字処理部40は、メモ
リユニット部30から受信した画像データに基づいてレ
ーザ光学系60を制御する。レーザ光学系60は、印字
処理部40によって変調(オン/オフ)制御されるレー
ザビームを放射する半導体レーザ61と、半導体レーザ
61から放射されたレーザビームを反射して感光体ドラ
ム71上を走査させるためのポリゴンミラー62と、f
θレンズ63と、ミラー64aおよび64bとを含む。
【0013】回転駆動される感光体ドラム71の周辺に
は、その回転方向に沿って、感光体を帯電させるための
帯電チャージャ72、露光によって形成された潜像を現
像するための現像器73、画像を記録紙上に転写するた
めの転写チャージャ74、記録紙を分離するための分離
チャージャ75、残留トナーを除去するためのクリーナ
76、および感光体の残留電位を除去するためのイレー
サランプ77が配置されており、周知の電気写真プロセ
スによってトナー画像を形成し、用紙上に転写する。用
紙は、給紙カセット81aまたは81bから給紙ローラ
82aまたは82bによって供給され、用紙搬送通路8
3およびタイミングローラ84によって転写チャージャ
74が配置された位置へ搬送される。転写チャージャ7
4の位置でトナー画像が転写された用紙は、搬送ベルト
85、定着器86、排出ローラ87を介して、排紙トレ
イ621上へ排出される。排出ローラ87および感光体
ドラム71は、メインモータ78によって駆動される。
また、給紙カセット81aおよび81bの近傍には、各
カセットに収容されている用紙のサイズを検出するため
の用紙サイズ検出センサ89aおよび89bが設置され
ている。
【0014】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス19上に
搬送し、走査系10によって原稿が画像信号に変換され
た後、原稿を原稿排紙部511に排出する。
【0015】通常モードにおいては、1枚または複数枚
の原稿を、読取るべき面を上に向けて原稿給紙トレイ5
10にセットし、サイド規制板を原稿の幅に合わせる。
動作が開始されると、セットされた原稿の最下部の原稿
から順に給紙ローラ501によって搬送され、捌きロー
ラ502と捌きパッド503とによって捌かれて、1枚
ずつ搬送される。搬送された原稿は中間ローラ504を
通り、レジストセンサ512および幅サイズセンサ51
3により原稿が検出された後、レジストローラ505に
よって斜行が補正される。原稿の後端が原稿スケール5
12の左端を通過した直後に、原稿搬送ベルト506が
僅かに逆転して停止する。
【0016】これにより原稿の右端は原稿スケール51
2の端口に当接し、原稿は原稿ガラス19上の正確な位
置に設置される。このとき、次の原稿の先端はレジスト
ローラ505に達しており、次の原稿の搬送時間を短縮
するようになっている。
【0017】原稿が原稿ガラス19上の正確な読取位置
に設置されると、走査系10による原稿の読取走査が行
なわれる。原稿の読取が終了すると、原稿は原稿搬送ベ
ルト506により左方に搬送され、反転ローラ507で
搬送方向が変更され、切換爪508の上方を通過して排
紙トレイ511上に排出される。
【0018】また、両面原稿の場合は、第1面の読取が
終了すると原稿が搬送ベルト506により左方に搬送さ
れ、反転ローラ507で搬送方向が変更された後、再び
原稿が原稿ガラス19上に送り出されるように切換爪5
08の左端部が上方へ移動し、原稿搬送ベルト506が
反転することにより原稿の第2面(裏面)が読取位置に
設定される。第2面の読取が終了した原稿は、原稿搬送
ベルト506により左方に搬送され、反転ローラ50
7、切換爪508、および排出ローラ509を経て排紙
トレイ511上に排出される。
【0019】再給紙ユニット600は、両面コピーを自
動化するための付加装置としてプリント部3の側面に設
置されており、排出ローラ87により画像形成装置1本
体から排出された用紙を一旦収納し、スイッチバック搬
送を行なってプリント部3に送り返す機能を有してい
る。
【0020】片面コピーモードにおいては、用紙は再給
紙ユニット600を素通りして排紙トレイ621上に排
出される。これに対して、両面コピーモードにおいて
は、図示しないソレノイドによって切換爪601の左端
部が上方へ移動し、排出ローラ87から排出された用紙
は、搬送ローラ602を通って正反転ローラ603に到
達する。用紙後端が用紙センサ604に到達すると、正
反転ローラ603が反転を開始する。これによって、用
紙は、プリント部3へ戻される。戻された用紙は、水平
搬送ローラ88a,88b、および88cを通ってタイ
ミングローラ84へ搬送されて待機する。ここで、複数
枚の用紙が連続給紙された場合は、各用紙が互いに重な
らないような所定の用紙間隔を設けて、次々に搬送され
て再給紙ユニット600に送り込まれる。用紙の搬送経
路長は一定であるので、再給紙ユニット600および水
平搬送ローラ88a〜88cによる1循環の用紙枚数
(最大循環枚数)は、用紙サイズに依存することにな
る。
【0021】図2は、操作パネルの平面図である。操作
パネルには、状態表示および各種のモード設定のための
液晶タッチパネル201、コピーの数値条件(枚数や倍
率等)を入力するためのテンキー202、数値条件を標
準値に戻すためのクリアキー203、コピーモードを初
期化するためのパネルリセットキー204、コピー中止
を指示するためのストップキー205、コピー開始を指
示するためのスタートキー206、片面原稿であるか両
面原稿であるかを指示するための原稿指定キー207、
両面コピーと片面コピーとを切換えるためのコピーモー
ドキー208、電子ソートの要否を指定するための仕上
げモードキー209、および画像出力中に次のユーザの
原稿の読取を開始させるためのジョブ予約キー210等
が配置されている。
【0022】図3は、操作画面の一例を示す図である。
液晶タッチパネル201上に前のジョブの読込が終了し
てプリント中の表示がなされているときに、ユーザが予
約モードキー210を押すと、入力モードが予約モード
となり、図3に示すように前のジョブをプリント中でも
次の原稿の読取のモード設定および読取開始の指定がで
きる。
【0023】図4および図5は、画像形成装置1の制御
部100の構成を示すブロック図である。制御部100
は、CPU(Central Processing Unit )1〜7(10
1〜107)、プログラムが格納されたROM(Read O
nly Memory) 111〜117、ワークエリア等に使用さ
れるRAM(Random Access Memory)121〜127、
各センサや各駆動回路を制御するためのI/O131〜
138、およびシリアルI/O141を含む。なお、C
PU3(103)は、メモリユニット部30内に設けら
れている。
【0024】CPU1(101)は、操作パネルの各種
操作キーからの信号の入力および表示のための制御を行
なう。また、CPU2(102)は、画像信号処理部2
0内の各部の制御と走査系10の駆動制御を行なう。ま
たCPU4(104)は、印字処理部40、レーザ光学
系60、作像系70、およびメインモータ78の制御を
行なう。CPU5(105)は、制御部100の全体的
なタイミング調整や動作モードの設定のための処理を行
なう。
【0025】CPU3(103)は、メモリユニット部
30を制御して読取った画像データを後述する画像メモ
リ304に一旦格納し、この画像データを読出して印字
処理部40へ送信する。CPU6(106)は、原稿搬
送部500による原稿搬送の制御を行なう。また、CP
U7(107)は、再給紙ユニット600の制御を行な
う。
【0026】次に、読取部2および画像信号処理部20
について説明する。図6は、読取部2の構成を示すブロ
ック図である。読取部2は、CCD(Charge Coupled D
evice )16、スキャンモータ18、画像読取の同期を
とるためのタイミング制御部21、第1スキャナ11と
第2スキャナ14との位置を検出するためのスキャナ位
置センサ22、AMP部23、画像モニタメモリ24、
A/D変換器25、シェーディング補正部26、濃度変
換部27、電気変倍部28、編集加工部29、CPU2
(102)、ROM112、およびRAM122を含
む。
【0027】タイミング制御部21により画像読取同期
信号が各部へ供給される。CCD16は原稿の画像情報
を光電変換し電気信号を出力する。その電気信号は、A
MP部23によって増幅制御され、A/D変換器25に
よって8ビットのディジタル信号へ変換される。A/D
変換器25からの信号は、シェーディング補正部26に
よって、光学系やCCDによる歪みを取除く処理が行な
われる。次に、濃度変換部27で、原稿による反射デー
タを濃度データに変換し、ガンマ補正をする処理が行な
われる。
【0028】濃度変換部27からの信号は電気変倍部2
8へ入力され、設定されている倍率情報から主走査方向
に対して電気的に変倍処理が行なわれる。その後、編集
加工部29で画像編集処理が行なわれ、その処理された
画像データが印字処理部40とメモリユニット部30へ
供給される。
【0029】画像モニタメモリ24はCPU2(10
2)の指示により、画像データを1枚分記憶する。ま
た、CPU2(102)は、シェーディング補正部2
6、濃度変換部27、電気変倍部28、および編集加工
部29へのパラメータの設定、スキャンモータ18の駆
動によるスキャン制御、ホストCPU5(105)との
通信処理等の読取部2の全体制御を行なう。
【0030】次に、原稿サイズおよび原稿が縦か横かの
検知方法を説明する。読取った画像が原稿か否かの判断
は、たとえば、原稿の上面をカバーする原稿カバーを光
の反射が少ない材料で構成し、原稿を走査して反射光量
が多いところを原稿と判断する。原稿がない原稿カバー
の部分では、反射光量がほとんどないためその判断が容
易である。したがって、原稿カバーを開放した状態で走
査しても原稿の判断が行なえる。
【0031】CPU2(102)は、ホストCPU5
(105)よりシリアルI/O141を介して原稿サイ
ズ検出動作の指示を受けると、予備スキャンを行なう。
CPU2(102)は、スキャナ位置センサ22からの
スキャナ位置情報に基づいてスキャンモータ18を制御
し、スキャナ11および14を副走査方向に走査させ
る。副走査に同期したタイミング、画像データの内容を
読取り、その内容とスキャナ位置情報とから原稿サイズ
と縦置き/横置き等を検出し、検出位置をシリアルI/
O141を介してホストCPU5(105)へ送信す
る。CPU2(102)は、ホストCPU5(105)
から送信される倍率情報をもとに、画像読取時にその倍
率情報に合ったスキャナ速度でスキャンモータ18の速
度制御も行なう。
【0032】図7は、メモリユニット部30の構成を示
すブロック図である。メモリユニット部30は、CPU
3(103)、切換部301、CPU3(103)によ
るパラメータ設定に基づいて2値データを作成するため
の2値化処理部302、400dpiでA4サイズの2
ページ分の画像データの容量を有するマルチポートの画
像メモリ304、それぞれ独立に動作可能な圧縮部31
1と伸長部312とを含む信号処理部305、マルチポ
ートを有する符号メモリ306、回転処理部307、C
PU3(103)によるパラメータ設定に基づいて多値
データを作成するための多値化処理部308、および変
倍処理部309を含む。
【0033】2値化処理部302には、画像信号処理部
20から切換部301を介して8ビットの画像データが
入力される。2値化処理部302は、たとえばディザ法
などによって、多値の画像データを復元可能な範囲で2
値の画像データに変換する処理を行なう。2値化後の画
像データは、画像メモリ304に一旦書込まれる。
【0034】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データが書込まれると、その画像データを読出し圧
縮して符号データを作成し、これを符号メモリ306に
書込む。また、CPU3(103)の指示により、符号
メモリ306に書込まれた符号データを読出して伸長し
て画像データを作成し、この画像データを画像メモリ3
04に書込む。
【0035】伸長によって画像メモリ304に1ページ
分の画像データが生成されると、CPU3(103)
は、画像データを画像メモリ304から読出し、回転処
理部307へ出力する。回転処理部307は、必要に応
じて画像データに対して回転処理をして多値化処理部3
08へ出力する。多値化処理部308は、2値の画像デ
ータを多値の画像データに変換して変倍部309へ出力
する。変倍部309は、多値の画像データに対して主走
査および副走査の両方向の電気変倍処理を行ない切換部
301へ出力する。なお、圧縮部311および伸長部3
12は、互いに独立して並行に動作可能である。圧縮部
311および伸長部312と符号メモリ306との間の
データ転送は、それぞれDMA(Direct Memory Acces
s)転送で行なわれる。
【0036】上述した原稿画像の一時的な記憶におい
て、符号メモリ306は、RAM123内に設けられた
管理テーブルMT1によって管理される。
【0037】図8(a)および図8(b)は、管理テー
ブルMT1と符号メモリ306との関係を示す図であ
る。符号メモリ306は、32Kバイト単位のメモリ領
域に区分されており、書込(読取動作時)と読出(プリ
ント動作時)との同時制御が可能となるように、それぞ
れの領域にはページごとの符号データが格納される。
【0038】管理テーブルMT1には、符号メモリ30
6の領域を示す番号、書込順(原稿のスキャン順)に付
与される画像データのページ番号(原稿画像の番号)P
N、連結されている領域の番号、および圧縮伸長処理に
必要な各種の付加情報(画像登録番号、圧縮方式、デー
タ長等)が格納されており、これらの情報に基づいて符
号メモリ306が動的に管理される。
【0039】図6(a)における「前連結」は、各ペー
ジ内における32Kバイトごとの領域の前方向へのつな
がりを示しており、これが「00」である場合には、1
ページ分のデータの最初の格納領域であることを示す。
「後連結」は、各ページ内における32Kバイトごとの
領域の後方向へのつながりを示しており、「FF」であ
る場合には最後の領域であることを示している。
【0040】圧縮部311が画像メモリ304から画像
データを読出して圧縮する際に、CPU3(103)は
管理テーブルMT1の情報を参照しながら、圧縮部31
1を制御することにより、圧縮部311は符号データを
符号メモリ306に格納する。また、符号データから画
像データを生成する際、伸長部312は符号メモリ30
6から符号データを順に読出す。管理テーブルMT1内
の情報は、該当ページの情報が伸長部312によって正
常に読出され、オペレータの指定した枚数(部数)のコ
ピーが完了したときに消去される。
【0041】次に、画像形成装置1の動作シーケンスに
ついて、各CPU1〜7(101〜107)の間で送受
される要求コマンド(Q)、レポート(A)、およびデ
ータの流れを説明する。なお、CPU間のデータ等の送
受信は、シリアルI/O141を介して行なわれる。
【0042】図9は、メモリ書込動作の概略シーケンス
を示す図である。メモリ書込動作の場合、画像信号処理
部20からメモリユニット部30内の画像メモリ304
へ読取った画像データが転送される。
【0043】まず、全体のシーケンスを制御しているC
PU5(105)が、CPU3(103)に対してメモ
リ準備を要求する。これを受けて、CPU3(103)
は、メモリユニット部30に対して、画像信号処理部2
0からの画像データを画像メモリ304へ転送させるた
めのバス接続状態の設定、2値化処理のためのモードの
設定、画像メモリ304への書込領域の開始アドレス、
およびXYレングス情報等の設定を行なう。
【0044】これらの設定が終了しメモリ準備が完了す
ると、CPU3(103)は、CPU5(105)に対
してメモリ準備の完了を通知する。CPU5(105)
がCPU3(103)およびCPU2(102)に対し
て読取を要求すると、CPU2(102)内の画像処理
部(CPU2(102)が実行するプログラム)が原稿
走査部(CPU2(102)が実行するプログラム)に
対してスキャンを要求する。原稿走査部によりスキャン
が開始され、スキャナ11および14が移動して画像領
域に達すると、予め設定された画像処理モードに応じ
て、読取データ(画像データ)がCPU3(103)の
制御によって画像信号処理部20からメモリユニット部
30に転送される。
【0045】スキャンが終了し、CPU2(102)お
よびCPU3(103)から読取の終了が通知される
と、CPU5(105)はCPU3(103)に対して
データの圧縮を要求する。これを受けて、CPU3(1
03)は、画像メモリ304からの読出アドレス、XY
レングス情報、符号メモリ306への書込アドレス、お
よび圧縮のモード(たとえば、算術符号化方式、MH
(Modified Huffman)方式)等を圧縮部311に設定し
各部の駆動を行なう。これによって、圧縮部311によ
る圧縮処理が行なわれ、符号データが符号メモリ306
に格納される。圧縮部311による圧縮処理が終了する
と、CPU3(103)からCPU5(105)に圧縮
の終了を通知する。
【0046】図10は、メモリ読出動作の概略シーケン
スを示す図である。メモリ読出動作では、画像メモリ3
04から画像データが読出され、その画像データに基づ
いて用紙に複写画像がプリントされる。
【0047】CPU5(105)は、CPU3(10
3)に対してデータ伸長を要求する。CPU3(10
3)は、符号メモリ306からの読出アドレス、データ
量、画像メモリ304への書込アドレス、XYレングス
情報、および伸長のモード(たとえば、算術符号化方
式、MH方式)等を伸長部312に設定して各部の起動
を行なう。これによって、伸長部312による伸長処理
が行なわれ、画像データが画像メモリ304に書込まれ
る。
【0048】伸長部312による伸長処理が終了する
と、CPU3(103)からCPU5(105)へ伸長
の完了を通知する。
【0049】伸長処理が終了すると、CPU5(10
5)は、CPU3(103)に対して、画像メモリ30
4から画像データを読出するためのメモリ準備要求を送
出する。これを受けて、CPU3(103)は、メモリ
ユニット部30に対して画像メモリ304から印字処理
部40へ画像データを出力するためのバスの接続状態の
設定、回転処理のための設定、画像メモリ304からの
読出領域の開始アドレス、およびXYレングス情報等の
設定を行なう。
【0050】これらの設定が終了してメモリ準備が完了
し、CPU5(105)がその通知を受けると、CPU
5(105)はCPU3(103)および印字処理部4
0に対してプリントを要求する。印字処理部40からC
PU5(105)に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポ
ートが送出され、その後画像メモリ304から読出され
た画像データが印字処理部40に出力されてプリントが
行なわれる。
【0051】印字処理部40によるプリントが終了する
と、CPU3(103)および印字処理部40が、CP
U5(105)に対してプリント完了レポートおよびイ
ジェクト完了レポートを送出する。これらのレポートを
受取ると、CPU5(105)が必要に応じてCPU3
(103)に対してメモリクリア要求を送出する。
【0052】次に、画像濃度安定化処理について説明す
る。図11は、作像系70を示すブロック図である。作
像系70は、感光体駆動回路92によって矢印d方向に
回転される感光体ドラム71と、感光体ドラム71を中
心に配設される帯電チャージャ72、現像器73、転写
チャージャ74、分離チャージャ75、クリーナ76、
およびイレーサランプ77と、後述する光センサ91と
を含む。
【0053】カウンタ93は、感光体駆動回路92に接
続され、感光体ドラム71の回転数をカウントする。C
PU4(104)は、I/O133を介してカウンタ9
3のカウント値を読込むことによって、感光体ドラム7
1の寿命を判定する。
【0054】光源61には、主にレーザダイオードが使
用され、感光体ドラム71上に潜像を形成する。発光信
号発生回路402によって形成すべき潜像に基づいた発
光信号が生成され、その信号により光源駆動部401が
光源61を駆動することにより発光を制御する。
【0055】現像器73には、キャリアとトナーとの混
合物からなる2成分現像剤が使用され、トナーはホッパ
78に収容されている。トナーは、補給ローラ78aの
回転によって攪拌/循環槽79に補給される。補給され
たトナーは、攪拌/循環槽79内で攪拌され循環される
ことにより、キャリアとの摩擦で所定の電荷に帯電さ
れ、現像スリープ73aを介して感光体ドラム71の表
面に供給される。
【0056】本実施の形態における画像形成装置1にお
いて、帯電チャージャ72によって帯電される感光体ド
ラム71上の帯電極性とトナーの帯電極性とは同じであ
り、レーザ光学系60からの露光によって形成される静
電潜像はネガティブである。感光体ドラム71上に形成
される画像部分の電位はほぼ0Vである。現像の際、ト
ナーはほぼ0Vの画像部分に付着し(反転現像)、この
とき現像スリープ73aにはトナーの極性と同極性の現
像バイアス電圧が現像バイアス電圧電源ユニット73b
によって印加される。トナーは、この現像バイアス電圧
Vbより低い電位部分に付着する。一般に、現像電位Δ
Vは、現像バイアス電圧Vbを意味するが、厳密には反
転現像において、現像バイアス電圧Vbと画像部分電位
との差である。反転現像においては、現像バイアス電圧
Vbを高く設定すれば現像効率が高くなる。すなわち、
画像濃度が高くなる。また、現像バイアス電圧を低く設
定すれば現像効率が低下する。ここで、現像効率とは、
単位面積当たりの感光体トナー付着量を意味する。
【0057】画像濃度の制御は、一定の作像条件、すな
わち所定のグリッド電圧Vg、所定の現像バイアス電圧
Vb、および所定の露光光量の下で感光体ドラム71上
に基準トナー像を形成し、後述する光センサ91によっ
て基準トナー像からの反射光を検出する。CPU4(1
04)は、この検出信号をI/O133を介して読出
し、トナー付着量、すなわち付着したトナー濃度を演算
し、現像効率を求める。CPU4(104)は、求めら
れた現像効率に基づいて、所定の画像濃度を維持するよ
うに、現像バイアス電圧電源ユニット73bからの現像
バイアス電圧Vbと、グリッド電圧電源ユニット72b
からのグリッド電圧Vgとを制御する。
【0058】図12は、光センサ91の構成を示す図で
ある。光センサ91によって、感光体ドラム71上のト
ナー濃度および感光体地肌部のトナー濃度を検出する。
すなわち、発光体ダイオード91aによって波長940
nmの赤外光を感光体ドラム71の表面に照射する。そ
して、感光体ドラム71の表面からの赤外光の反射光を
フォトトランジスタ91bによって検出する。感光体ド
ラム71の表面からの反射光の光量の大きさに応じた電
圧がフォトトランジスタ91bから出力される。感光体
ドラム71の表面に付着したトナー濃度が高い場合は、
反射光量が小さくなり光センサ91の出力は大きくな
る。また、トナー濃度が低い場合は、反射光量が大きく
なり、光センサ91の出力は小さくなる。
【0059】図13は、操作パネルの制御を行なうCP
U1(101)の処理手順を示すフローチャートであ
る。電源投入後、CPU1(101)が処理を開始する
と、まず、RAM121やCPU内部のレジスタ等を初
期化する初期設定を行なう(♯11)。その後、1ルー
チン(♯12〜♯15)の長さを規定する値を内部タイ
マにセットし(♯12)、操作パネルによるキー操作を
受付けるためのキー入力処理を行なう(♯13)。そし
て、キー操作に応じた表示をタッチパネル201に表示
する(♯14)。
【0060】その後、内部タイマの終了を判断し、内部
タイマが終了すればステップ♯12に戻って以上の処理
を繰返す。また、シリアルI/O141からの割込が入
れば、他のCPUとの通信を適宜行なう。
【0061】図14は、プリント部3の制御を行なうC
PU4(104)の処理手順を示すフローチャートであ
る。まず、RAM124やCPU内部のレジスタ等の初
期設定を行なった後(♯41)、1ルーチン(♯42〜
♯48)の長さを規定する値を内部タイマにセットし
(♯42)、現像・転写系の制御(♯43)、後述する
画像濃度安定化制御(♯44)、搬送系の制御(♯4
5)、定着系の制御(♯46)、および印字処理部40
の制御(♯47)を行なった後、内部タイマの終了を判
断し(♯48)、内部タイマが終了すればステップ♯4
2に戻って以上の処理を繰返す。
【0062】図15は、画像形成装置1の全体制御を行
なうCPU5(105)の処理手順を示すフローチャー
トである。まず、RAM125やCPU内部のレジスタ
等の初期設定を行なった後(♯51)、1ルーチン(♯
52〜♯57)の長さを規定する値を内部タイマにセッ
トし(♯52)、シリアルI/O141を介してCPU
1(101)から入力されたデータ(操作パネルのキー
操作によってセットされたデータ)の解析を行なう(♯
53)。そして、その解析結果に基づいて動作モードを
定め(♯54)、動作モードに応じたコマンドを設定す
る(♯55)。設定されたコマンドをシリアルI/O1
41にセットして各CPUに送出し(♯56)、内部タ
イマの終了を判断し、内部タイマが終了すればステップ
♯52に戻って以上の処理を繰返す。
【0063】図16は、メモリユニット部30の制御を
行なうCPU6(106)の処理手順を示すフローチャ
ートである。まず、RAM126やCPU内部のレジス
タ等の初期設定を行なった後(♯61)、CPU5(1
05)からのコマンド受信処理を行なう。そして、前述
したようにステータス送信処理(♯63)、画像メモリ
書込処理(♯64)、圧縮制御処理(♯65)、伸長制
御処理(♯66)、および画像メモリ読出処理(♯6
7)を繰返し行ない画像データの管理を行なう。
【0064】図17は、図15のコマンド設定処理(♯
55)の処理手順を示すフローチャートである。まず、
読取るべき原稿があるか否かを判定する。読取るべき原
稿があれば(♯550,Yes)、メモリ書込動作を行
なう(♯551)。読取るべき原稿がなければ(♯55
0,No)、書込の状態遷移を示す書込ステートに0を
代入し(♯552)、ステップ♯553へ進む。
【0065】次に、プリントジョブが存在するか否かを
判定する(♯553)。プリントジョブが存在すれば
(♯553,Yes)、プリント中のジョブが終了した
か否かの判断を行ない(♯555)、メモリ読出動作を
行ない(♯557)、リターンする。また、プリントジ
ョブが存在しない場合(♯553,No)、読出の状態
遷移を示す読出ステートに0を代入し、リターンする。
【0066】図18は、図17のメモリ書込動作(♯5
51)の処理手順を示すフローチャートである。まず、
書込ステートの値を判定する(♯5500)。書込ステ
ートが“0”の場合、スタートキー206(図2参照)
の押下に応じたスタート要求の有無を判定する(♯55
01)。スタート要求がある場合(♯5501,Ye
s)、現在の読込ジョブ番号をNに登録する(♯550
3)。そして、ジョブ番号Nに対応した書込ページ数P
W(N)を“1”に初期化し(♯5505)、書込ステ
ートを“1”に更新し(♯5507)、リターンする。
【0067】書込ステートが“1”の場合、読込コマン
ドをコマンド専用バッファ(Qバッファ)に登録する
(♯5510)。コマンド専用バッファは、予め各コマ
ンドごとに用意されており、各コマンドは上述した出力
データセット(図15のステップ♯56)においてQバ
ッファから通信ポートを介して転送される。そして、書
込ステートを“2”に更新し(♯5513)、リターン
する。
【0068】書込ステートが“2”の場合、読取レポー
ト(読取完了A)を受取っていれば(♯5520,Ye
s)、メモリフル状態であるか否かを判定する(♯55
21)。メモリフル状態でない場合(♯5521,Ye
s)、圧縮コマンドをQバッファに登録し(♯552
3)、書込ステートを“3”に更新し(♯5525)、
リターンする。また、メモリフル状態であれば(♯55
21,No)、そのままリターンして、プリント中のジ
ョブの終了によるメモリの空きを待つ。
【0069】書込ステートが“3”の場合、圧縮完了レ
ポート(圧縮完了A)を受取っていれば(♯5530,
Yes)、PW(N)をインクリメントし(♯553
1)、書込ステートを“1”に更新し(♯5533)、
リターンする。また、圧縮完了Aを受取っていなければ
(♯5530,No)、そのままリターンする。
【0070】図19は、図17のプリント中ジョブの終
了判断(♯555)の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、現在出力中のジョブの読出ページ数PR
(x)が書込ページ数PW(x)と一致したか否かを判
定する(♯573)。PR(x)とPW(x)とが一致
していれば(♯573,Yes)、プリントジョブ番号
xを更新し、読出ステートを“0”に設定する。また、
PR(x)とPW(x)とが一致していなければ(♯5
73,No)、現在のジョブのプリントを継続して行な
う。
【0071】図20は、図17のメモリ読出動作(♯5
57)の処理手順を示すフローチャートである。まず、
読出ステートが“0”の場合、ジョブ番号xにおける画
像データの読出ページ数PR(x)を初期値である
“1”とする(♯5601)。そして、読出ステートを
“1”にし(♯5602)、リターンする。
【0072】読出ステートが“1”の場合、符号管理テ
ーブルMT1からPR(x)に対応するデータを取出
し、伸長コマンドをQバッファに登録する(♯561
0)。そして、読出ステートに“2”を設定し(♯56
12)、リターンする。
【0073】読出ステートが“2”の場合、伸長完了レ
ポート(伸長完了A)を受取っていれば(♯5620,
Yes)、給紙のためにプリントコマンドをQバッファ
に登録し(♯5621)、読出ステートを“3”にして
(♯5623)、リターンする。また、伸長完了Aを受
取っていなければ(♯5620,No)、そのままリタ
ーンする。
【0074】読出ステートが“3”の場合、プリント完
了レポート(プリント完了A)を受取っていれば(♯5
630,Yes)、次の印字のためにPR(x)をイン
クリメントし(♯5631)、読出ステートを“1”に
して(♯5632)、リターンする。また、プリント完
了Aを受取っていなければ(♯5630,No)、その
ままリターンする。
【0075】図21は、図14の画像濃度安定化制御
(♯44)の処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、プリントがスタートしたか否かを判定する(♯44
1)。プリントがスタートしていなければ(♯441,
No)、ステップ♯441で待機する。また、プリント
がスタートすれば(♯441,Yes)、複写動作を行
なう(♯442)。
【0076】そして、1つのジョブiをプリント中に補
助カウンタnが複写動作1回(1枚のプリント)ごとに
インクリメントされる(♯443)。
【0077】次に、ジョブiの複写が終了したか否かを
判定し、複写が終了していなければ(♯444,N
o)、ステップ♯442へ戻り複写動作を繰返す。ジョ
ブiの複写が終了していれば(♯444,Yes)、ジ
ョブiの最終ページをプリント後、識別フラグがセット
されているか否かを判定する(♯445)。識別フラグ
がセットされていない場合(♯445,Yes)、補助
カウンタnが所定の設定枚数を超えているか否かを判定
する(♯446)。所定の枚数を超えていなければ(♯
446,Yes)、ステップ♯441へ戻り上記♯44
1〜♯445の処理を繰返す。また、所定の枚数を超え
ていれば(♯446,No)、まだプリントしていない
ジョブがあるか否かを判定する(♯448)。
【0078】まだプリントしていないジョブがなければ
(♯448,No)、ステップ♯450へ進み、後述す
る補正動作(♯450)を行なう。また、まだプリント
していないジョブがあれば、まだプリントしていない残
り枚数をチェックする(♯449)。残り枚数が所定枚
数m以下であれば(♯449,No)、識別フラグを
“1”にし(♯451)、最終のジョブのプリント終了
後に補正動作を行なうべく、ステップ♯441へ戻って
上記処理を繰返す。
【0079】ステップ♯449において残り枚数がmよ
り大きければ、補正動作を行なう(♯450)。また、
ステップ♯445において識別フラグに“1”が設定さ
れている場合は、まだプリントしていないジョブがある
か否かを判定する(♯447)。まだプリントしていな
いジョブがある場合(♯447,No)、ステップ♯4
41へ戻って上記処理を繰返す。また、まだプリントし
ていないジョブがない場合(♯447,Yes)、ステ
ップ♯450へ進み補正動作を行なう。補正動作が終了
すれば、補助カウンタと識別フラグとをクリアしてステ
ップ♯441へ戻る。各ジョブごとに原稿読取が終了し
た時点で、図22に示すようなジョブ管理テーブルを作
成し、原稿の種類(片面/両面)と枚数、コピーの種類
(片面/両面)、用紙サイズ、置数、プリント回数(原
稿枚数×置数)、およびメモリ使用量を登録する。そし
て、画像濃度安定化処理が必要となった場合に、ジョブ
管理テーブルを参照して残りのプリント枚数を調べるこ
とが可能となる。
【0080】図23は、図21の補正動作(♯450)
の処理手順を示すフローチャートである。まず、感光体
ドラム71、帯電チャージャ72、現像器73、転写チ
ャージャ74、分離チャージャ75、クリーナ76、お
よびイレーサランプ77等を駆動する(♯4501)。
濃度検出センサ(光センサ)91自身の補正を行なうた
めに、発光ダイオード91aからの光照射による感光体
ドラム71の表面の地肌部からの反射光量をフォトトラ
ンジスタ91bで検出する。濃度検出センサ91からの
出力が1Vでなければ(♯4502,No)、センサ出
力が1Vになるように発光ダイオード91aの電流を制
御、調整する(♯4503)。これにより、発光ダイオ
ード91aによる照射光量を基準照射光量に調整する。
なお、濃度検出センサ91の出力を1Vとして説明した
が、これに限定されるものではなく、機種等に応じて変
更してもよい。
【0081】ステップ♯4502において、濃度検出セ
ンサ91の出力が1Vとなれば(♯4502,Ye
s)、発光ダイオード91aの電流をA倍(通常は3〜
4倍)する(♯4504)。そして、高濃度トナー像
(ベタ画像)を作成し(♯4505)、その濃度レベル
を濃度検出センサ91によって検出する(♯450
6)。濃度検出センサ91の出力が一定レベル(たとえ
ば、4.5V)以下であるか否かを判定する(♯450
7)。濃度検出センサ91の出力が一定レベルより大き
ければ(♯4507,Yes)、リターンする。また、
濃度センサ91の出力が一定レベル以下であれば(♯4
507,No)、グリッド電圧Vgと現像バイアス電圧
Vbとを上げて上記♯4505〜♯4507の処理を繰
返す(♯4508)。
【0082】以上説明したように、本発明は画像濃度安
定化処理が必要となった場合に、残りのジョブのプリン
ト枚数を調べて画像濃度安定化処理を行なうか否かを判
定することによって、プリントの品質を保ちながらプリ
ント処理が効率良く行なえる画像形成装置を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置の全
体構成を示す図である。
【図2】操作パネルの平面図である。
【図3】操作パネルの予約設定の画面を示す図である。
【図4】画像形成装置1の制御部100の構成を示すブ
ロック図(その1)である。
【図5】画像形成装置1の制御部100の構成を示すブ
ロック図(その2)である。
【図6】画像信号処理部20の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】メモリユニット部30の構成を示すブロック図
である。
【図8】管理テーブルMT1と符号メモリ306とを示
す図である。
【図9】メモリ書込動作の概略シーケンスを示す図であ
る。
【図10】メモリ読出動作の概略シーケンスを示す図で
ある。
【図11】画像形成装置1の作像系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】図11の光センサ91の構成を示すブロック
図である。
【図13】操作パネルの制御を行なうCPU1の処理手
順を示すフローチャートである。
【図14】プリント部の制御を行なうCPU4の処理手
順を示すフローチャートである。
【図15】画像形成装置1の全体制御を行なうCPU5
の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】メモリユニット部30の制御を行なうCPU
6の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】図15のコマンド設定処理(♯55)の処理
手順を示すフローチャートである。
【図18】図17のメモリ書込動作(♯551)の処理
手順を示すフローチャートである。
【図19】図17のプリント中ジョブの終了判断(♯5
55)の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】図17のメモリ読出動作(♯557)の処理
手順を示すフローチャートである。
【図21】画像濃度安定化処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図22】ジョブ管理テーブルの一例を示す図である。
【図23】図21の補正動作(♯450)の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 読取部 3 プリント部 10 走査系 20 画像信号処理部 30 メモリユニット部 40 印字処理部 50 レーザ光学系 70 作像系 101〜107 CPU 111〜117 ROM 121〜127 RAM 500 原稿搬送部 600 再給紙ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の所定枚数ごとにプリントされる画
    像の濃度を所定濃度に保つ制御を行なう画像濃度制御手
    段と、 複数のジョブの画像データを記憶するための記憶手段
    と、 第1のジョブのプリント終了時に、プリント枚数が第1
    の所定枚数に達している場合に、前記記憶手段に記憶さ
    れているプリント待機中の第2のジョブのプリント枚数
    を検出する検出手段と、 前記プリント枚数が第2の所定枚数以上であると検出さ
    れた場合は、第2のジョブのプリント開始前に画像濃度
    制御手段を駆動させ、前記プリント枚数が第2の所定枚
    数未満であると検出された場合は、第2のジョブのプリ
    ント完了後に画像濃度制御手段を駆動させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP9192692A 1997-07-17 1997-07-17 画像形成装置 Withdrawn JPH1138704A (ja)

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Cited By (7)

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