JP3747643B2 - 傾き補正装置及び画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データの処理装置、特に、画像の傾きを補正する装置に関し、詳しくは、読取時に原稿が読取手段に対して傾いた状態で読み取られたことによる画像の傾きを補正して、傾きのない画像を出力することができる傾き補正装置及び該傾き補正装置を有する画像読取装置に関する。本発明は、スキャナ、ファクシミリ、デジタル複写機等に使用される。
【0002】
【従来の技術】
主走査方向及び副走査方向に原稿を走査して、画像を読み取る際に、傾いた原稿を読み取って得られた画像データを補正して、傾きのない画像を形成するための原稿傾き補正処理の一つの方法として、画像データを主走査方向に線状のデータの集まり、あるいは副走査方向に線状のデータの集まりとしてとらえ、画像を構成している主走査方向の線状のデータを主走査方向にシフトさせるシフト処理と、副走査方向の線データを副走査方向にシフトさせるシフト処理とを組み合わせることによってなされるものがある。
【0003】
なお、以下の説明において、主走査方向を横方向、主走査方向にシフトさせる処理を横シフト処理、副走査方向を縦方向、副走査方向にシフトさせる処理を縦シフトと、それぞれ言う。
【0004】
出願人は、このようなシフト処理による画像の傾きの補正に関して、特許出願、特願平9−138402をしている。
【0005】
この方法は線状のデータ毎に処理を行うので、アフィン変換などのような画素毎に処理をしていく方法に比べて回路規模を比較的小さく抑えることができ、また、高速の処理が期待できる。
【0006】
ところで、シフト処理におけるシフト量はもともと実数で表されるが、実際には画素単位、つまり整数単位でシフトされることになる。つまり小数点以下の誤差が生ずる。そのため細線などがギザギザになることがあるなど、画質劣化が起こるという問題があった。
【0007】
また、シリアルで伝送された画像データに対して前記の縦シフト処理においては傾き角に対応した複数ライン分のメモリを必要とし、メモリの容量は複数ライン分の画素数と画素のビット数の積に相当するものとなる。8ビット画像を想定した場合に、必要なメモリ容量は大きくなって、実用上問題となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、原稿の傾き補正処理における前記のような問題を解決することにあり、画質の劣化を防止した傾き補正装置及び画像読取装置を提供することにあり、特に、メモリ容量の増大を抑制した傾き補正装置及び画像読取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の本発明の目的は、(1)画像を主走査方向及び副走査方向に走査する画像読取装置における前記主走査方向に対して、原稿が傾いて読み取られたことによる画像の傾きを、少なくとも一方向に画像をシフトさせるシフト処理によって、補正する傾き補正装置において、前記シフト処理において生ずる画素単位以下の誤差を補間処理により補正する補間処理手段と、画素値のビット数を減らす処理を行う多値化手段とを有し、前記補間処理手段による前記副走査方向の補間処理が前記多値化手段による前記処理の前に行われ、前記多値化手段による前記処理が前記副走査方向に画像をシフトさせる前記シフト処理の前に行われることを特徴とする傾き補正装置、並びに、(2)画像を主走査方向及び副走査方向に走査して原稿の画像を読み取る画像読取手段及び前記読取手段から入力される画像データを処理して画像形成用の画像データを出力する画像処理手段を有し、前記画像処理手段が、少なくとも一方向に、画像をシフトさせるシフト処理によって、画像の傾きを補正する傾き補正手段を有し、該傾き補正手段が、前記シフト処理において生じた画素単位以下の誤差を補間処理により補正する補間処理手段と、画素値のビット数を減らす処理を行う多値化手段とを有し、前記補間処理手段による前記副走査方向の補間処理が前記多値化手段による前記処理の前に行われ、前記多値化手段による前記処理が前記副走査方向に画像をシフトさせる前記シフト処理の前に行われることを特徴とする画像読取装置、によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(1)画像読取装置
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態にかかる画像読取装置が組み込まれたデジタル複写機を説明する。このデジタル複写機においては、画像読取装置の読取手段、即ち、イメージセンサは複写機の画像形成部を構成する複写機本体内に設けられ、画像読取装置の原稿搬送装置は複写機本体とは別ユニットとして形成され、複写機本体に対して取り付けられる。
【0011】
図1は本実施の形態にかかる画像読取装置を組み込んだデジタル複写機の機械的構成を示す図である。
【0012】
複写機本体COPYに対して、原稿搬送装置DDFは本体とは別ユニットとして形成されて取り付けられる。11は原稿載置台であり、移動する原稿を読み取る場合に、原稿の通路及び原稿の照明位置を形成している。光源12からの光は原稿で反射されて、ミラー13及び結像レンズ14を経てCCDで構成されるラインセンサ15上に入射する。
【0013】
原稿搬送装置DDFは、原稿を載置する給紙トレイ21と、給紙トレイ21上に載置された原稿を1枚づつ搬送する給紙ローラ22と、給紙ローラ22により搬送された原稿を読取位置に搬送し、読取位置において一定方向に搬送するローラ23と、ローラ23により搬送された原稿を排出する排紙ローラ24と、排出された原稿を載置させる排紙トレイ25とを有し、給紙トレイ上21の原稿は給紙ローラ22により一枚づつ分離されて、ローラ23、排紙ローラ24を通過して排紙トレイ25に排出される。
【0014】
原稿載置台11とローラ23で形成される読取位置を通過する原稿をラインセンサ15がそのラインの方向である主走査方向、及び原稿の移動方向である副走査方向に走査して、原稿移動方式による画像読取が行われる。
【0015】
本実施の形態においては、原稿静止方式による画像読取も行うことができる。
【0016】
即ち、原稿載置台11に載置された原稿を光源12及びミラー13を移動しつつ画像読取を行うこともできる。
【0017】
原稿搬送装置DDFには、給紙ローラ22の直後に原稿の通過を検知する、投光器と受光器とからなるセンサS1,S2が、原稿搬送路を挟んで原稿搬送方向に直角に設けられている。センサS1,S2は原稿搬送路を搬送される原稿の先端の角度、即ち、原稿が原稿搬送装置DDF内における原稿の走行中の傾きを検知するためのセンサである。なお、原稿の傾きを検知するセンサとしては、周知の任意のものを使用することができる。
【0018】
図2は本実施の形態にかかる画像読取装置の電気的構成を示す。図2において、ラインセンサ15を有するスキャナ40はアンプ41及びA/D変換器42を有し、スキャナ40からの画像信号を処理する画像処理装置50はスキャナ40から画素毎に、主走査1ライン分のデータを副走査方向に連ねてシリアルに出力される画像データに対して、フィルタ処理、変倍処理などを行う画像処理部51及び傾き補正処理部52並びに画像処理装置CPU53を有する。原稿搬送装置DDFはセンサS1、S2、センサの出力を増幅するアンプ71a、71b、アンプ71a、71bの出力を閾値と比較し、原稿の先端の通過時間に対応した信号を出力するコンパレータ72a、72b及びコンパレータ72a、72bの出力間の時間差を計算する時間差計測部73を有する。
【0019】
原稿搬送装置DDFにおいて、搬送される原稿の傾き角度θの情報はセンサS1、S2により検知され、時間差計測部73において、時間差sが計算される。センサS1、S2感の距離をd、原稿の搬送速度をvとすれば、傾き角度θは、
θ=tan-1(s・v/d))で表される。
【0020】
時間差sと、傾き角θと、次の式で表されるstairH及びstairVとの関係が傾き検出ROM80に蓄えられている。
【0021】
stairH=(int)(1/tanθ)
stairV=(int)(1/tanδ)
上の式において、(int)は小数点以下を切り捨てる整数化を意味し、δは後に説明する横シフト処理によって、原稿の傾き角度θが変換された角度であり、次の式で表される。
【0022】
δ=tan-1{1/(tanθ+1/tanθ)}
stairHは図6に示すように、ある画素を原点としたとき、画像の傾きをなくするために、該原点から縦方向に何画素離れた画素を横方向に1画素シフトする必要があるかを表す画素数である。
【0023】
stairVは図12に示すように、ある画素を原点としたとき、画像の傾きをなくするために、該原点から横方向に何画素離れた画素を縦方向に1画素シフトする必要があるかを表す画素数である。
【0024】
ラインセンサ15で読み取ることによって得られた画像信号は、アンプ41で増幅後、A/D変換器42によりデジタルデータに変換され、画像処理装置50に入力される。画像処理部51によるフィルタ処理、変倍処理等種々の画像処理及び傾き補正処理部52による傾き補正、多値化処理がなされた後、プリンタ60に出力され、プリンタ60において、画像が再生される。
【0025】
53は画像処理装置50を制御するCPUであり、傾き検出ROM80からの入力及び本体の制御部である本体CPUの指令に基づいて、画像処理装置50を制御する。30は変倍率、画質等を設定することができる操作部である。
【0026】
(2)傾き補正処理
以下に、傾き補正処理部52において行われる傾き補正処理を説明する。この処理は、図3(a)(b)に示すように、横線状のデータの集まりを横方向にシフトさせる横シフト補正と、図3(c)(d)に示すように、縦線状のデータの集まりを縦方向にシフトさせる縦シフト補正を内容とする。横シフト補正は、縦線の傾きを補正し、縦シフト補正は横線の傾きを補正する。
【0027】
傾き補正処理は図4に示すように、画像読取−フィルタ処理、変倍処理−傾き補正処理−印刷と言う一連の工程の中で行われるものであり、横補間処理−横シフト処理−縦補間処理−多値化処理−縦シフト処理と言う流れで行われる。
【0028】
横シフト処理は図3(a)に示すように、画像データを行毎に横方向にシフトする処理であり、シフト量は縦軸(y軸)上の位置によって異なる。横シフト処理によって、矩形の画像は図3(b)のように平行四辺形になる。
【0029】
横シフト処理のためのデータの処理としては、ラインメモリ上で画像データをシフトするものである。横シフトによって、縦軸に対して傾いている矩形が2辺が縦軸に平行な平行四辺形に変形される。
【0030】
縦シフト処理は図3(c)に示すように、画像データを列毎にy軸方向に縦にシフトする処理であり、シフト量は横軸(x軸)上の位置によって異なる値となる。縦シフト処理のためのデータ処理は複数ライン分の画像データをメモリに蓄えておき、横軸上の位置に応じた遅延を以て、画像データを出力して、1ライン分の画像データを得ると言うものである。縦シフトによって、図3(c)に示す平行四辺形が図3(d)のように横縦軸に平行な矩形に変形された傾きのない画像が得られる。
【0031】
横補間処理、縦補間処理は、それぞれ前記の横シフト処理、縦シフト処理によって生ずる画素値の誤差を補正する処理であり、この処理は注目画素の画素値と該注目画素に隣接する画素の画素値との重みづけ平均によって補正する処理である。
【0032】
多値化処理は、例えば、8ビット画像を2ビット画像に変換するように、画素値のビット数を減らす処理であり、誤差拡散法、ディザ法など周知の多値化処理法により行うことができる。
【0033】
以下に、図4の処理工程を説明するが、以下の説明では特に断らない限り、入力画像を8bitとして説明する。しかしながら、2bit以上であれば何ビットでも制限されない。
【0034】
前述したように、傾き補正処理は横シフト処理と縦シフト処理を内容とするが、このうち、メモリを多く使うのは縦シフト処理であり、この処理を多値化処理の後に位置づけるだけで回路規模の増大を防ぐ事ができる。また本実施の形態では、シフト処理によって生ずる画質の劣化を防止するために、横補間処理及び縦補間処理が行われる。これらは重みづけ平均処理であるため、画像情報が失われる多値化処理の前に行うことが望ましい。このように縦シフト処理のためのメモリの容量を少なくすると言う条件と補間処理を多値化処理の前に行うと言う条件を満たすために、本実施の形態では、図4に示すように縦シフト処理だけを多値化処理の後に位置づけるようにしている。
【0035】
さらに、本実施の形態での多値化処理は画像のビット数を減少させる事が目的であるので、多値化処理後に画像のビット数が少なくなるという条件さえ満たせば入力画像のビット数と出力画像のビット数は任意であってよい。多値化処理として多値ディザ法、多値誤差拡散法などが行われる。
【0036】
以下に図4に示す各処理を詳細に説明する。
【0037】
▲1▼横シフト処理
図4に示すように横シフト処理は横補間処理の次に行われるが、説明をわかりやすくするために、横シフト処理を先に説明する。
【0038】
横シフト処理は原稿読取における主走査方向に画素をシフトさせる処理であり、横シフト処理の概念を図5に示す。図示のように、横シフト処理は画像の縦線の傾きをなくする補正処理であって、画素の集まりをx1〜xnで示すようにシフトするために、ラインメモリ上で画素値を横方向にシフトすることが行われる。
【0039】
原稿の傾きをθとしたとき、yライン目を横方向に何画素分シフトすればよいかと言う値をshxとすれば、shxは次の式で表される。
【0040】
shx=y・tanθ
ちなみにシフトの右か左かは符号で区別する。
【0041】
実際に、シフトは画素単位でしかできないので端数が切り捨てられた次のように定義した画素単位表示のシフト量ishxと言う形で使われる。
【0042】
ishx=(int)shx
ここで(int)は整数化することを意味する。
【0043】
図2における傾き検出ROM80から供給される係数stairHを使うと、上式は次のように表される。
【0044】
ishx=(int)(y/stairH)
この式に従って、ラインメモリ上で画素値をシフトすることによって、図5(a)に示す矩形は図5(b)に示す平行四辺形に変化して、横方向の傾きが補正され、例えば、縦線の傾きがなくなる。
【0045】
▲2▼横補間処理
上に説明した横シフト処理を画素単位で示すと、図6のようになる。図6(a)(b)は傾斜した直線Rと画素の関係を模式的に示す。図において、ある太さを持った直線Rとして描いた像の実際の画像データは、図6(c)に示すように、直線Rが各画素に占める面積に比例した画素値a、b、c、dを持ったものである。
【0046】
巨視的には、縦に一本の線が繋がっているように見えるが、画素単位では、図6(b)に示すように、2画素にまたがって傾いた線が、シフト量が異なった箇所で途切れている。このような不連続が原因して、画像全体において、輪郭がギザギザに見えるものとなる。これは上述のように、シフトが整数単位で行われることに原因がある。
【0047】
横補間処理はこのような画質の劣化を補正する処理であり、ここでは、横シフト処理で切り捨てられた小数点以下のシフト量に応じた重みづけをもって隣接画素との重みづけ平均処理が行われる。
【0048】
先ず、前記の横シフト処理において切り捨てられた小数点以下の端数をhasuとすると、hasu=shx−ishxと表され、これが、隣の画素との重みづけ平均の係数となる。このhasuの概念は図7に示すとおりであり、yライン目のデータがshx画素だけシフトするべきところをishx画素だけシフトした場合の端数がhasuである。yライン目の注目画素をAとし、その画素値をaold、主走査方向下流隣りの画素Bの画素値をboldとしたとき、Aの画素値は次の式によって重みづけ平均され、anewとして更新される。
【0049】
式1 anew=aold×(1−hasu)+bold×hasu
この式による計算は、回路構成上整数計算になる。従って、式1は整数計算に適合した式の形態に変更する必要がある。このために、次の式で定義されるstaircountを用いる。
【0050】
staircount=int(hasu×stairH)=y−ishx×stairH
このように定義されたstaircountを使って、前記の式1を書き換えると次の式2になる。
【0051】
式2 anew=aold×{(stairH−staircount)/stairH}+bold×staircount/stairH
この式2は割り算を含んでおり、ハードウエアによってこのような割り算を含んだ式を計算するには、かなりの回路規模が必要になる。回路規模をコンパクトにするために、式2を以下のように変形する。
【0052】
割る数stairHは原稿の傾き角度によって変化するが、この変数を2、4、8、16、32...などの2のべき乗で表される特定の数で固定されるように式2を書き換えることができれば、ビットシフトを利用した簡易的な割り算を使うことができて、補間処理を行うゲートアレイ回路の規模を大きくしないで済む。
【0053】
この場合でも、割る数が大きいほど演算の精度は高くなるが、回路規模は大きくなり、割る数を小さくすると、回路規模の増大はないが、演算の精度は低下する。例えば、割る数を8にすると、重みづけの比率は、1/8、2/8〜7/8に限定される。さて、ある画素値aにこれらの比率をかけたものを得るには、a/2、a/4、a/8と言う3つの割り算結果を組み合わせて足せばよい。また、この3つの割り算結果は画素値aの下位1〜3ビットを切り捨てることで簡単に得られる。
【0054】
さて、上に説明した割り算を行う際の特定された割る数を一般的にresoで表し、このresoを用いて、重みづけの比率
staircount/stairHをresocount/resoに書き換えると、resocountは、
resocount=staircount×reso/|stairH|
で求められる。この式は割り算を含むが、resocountはライン毎に計算すればよいので、計算の負荷は少なくて済む。
【0055】
reso及びresocountを用いて、重みづけ平均を行う前記の式2を書き換えると、次のようになる。
【0056】
式3 anew=aold×{(reso−resocount)/reso}+bold×resocount/reso
式3に従って、横補間処理が画素毎に行われる。なお、式3による横補間処理の概念を図8に示す。
【0057】
▲3▼縦補間処理
縦補間処理は、縦シフト処理によって連続性が切断された画素値を補正する処理であり、図9に示す重みづけ係数を使った重みづけ平均処理である。
【0058】
縦補間処理における計算は前記の横補間処理とほぼ同様なものであり、stairHの代わりに、傾き検出ROM80から供給される係数stairVが用いられる。stairVは次の式によって求められる。
【0059】
stairV=(int)(1/tanθ+tanθ)
stairVは、横シフト処理まで終了した画像、即ち、倒れ角δを持った画像に対して縦シフト処理を施す場合に、stairV列移動する毎に1画素ずれることを意味する。なお、δとθの間には次の関係があることは既に説明したとおりである。1/tanδ=tanθ+1/tanθ
縦シフト処理は縦補間処理の後に行われるので、縦補間処理においてstairVという数を用いることは、シフト処理前の画素に対してシフト処理を想定して補間処理を行うことになるが、処理が前後するだけであって、結果は同じである。
【0060】
縦補間処理においても、重みづけの比率はresocount/resoで表すことができる。従って、
resocount=staircount×reso/|stairV|
を求め、重みづけ平均された画素値anewは次の式4により求められる。
【0061】
式4 anew=aold×{(reso−resocount)/reso}+bold×resocount/reso
ただし、boldは注目画素の一つ下の隣接画素の画素値である。
【0062】
▲4▼多値化処理
本実施の形態では、8ビットの入力信号を2ビット(4値出力)に多値化している。以下にこのような多値化における誤差拡散処理を説明する。
【0063】
注目画素Aの画素値をa、閾値をth1、th2、th3、出力値をp、誤差をerとする。次のような判断基準で出力値と誤差を求める。
【0064】
a>th3ならば、 p=3、er=0
th3>a>th2ならば、 p=2、er=a−169
th2>a>th1ならば、 p=1、er=a−84
th1>aならば、 p=0、er=a
そして、例えば次のような拡散マトリックスを用いて、隣接画素に誤差を分散させる。
【0065】
*は注目画素を表している。なお、拡散マトリックスとしては、これ以外のものを用いることができることは勿論である。
【0066】
前記の判断における閾値としては、例えば次のものが用いられる。
【0067】
th1=63
th2=127
th3=191
以上説明した誤差拡散法による多値化は画素毎に行われる。図11に4値化における入力値と出力値の関係を示す。
【0068】
図10に示す多値化処理、則ち、画素のビット数を8から2にする処理によって、画像データのサイズが1/4に削減された。4値化でなく、2値化にすれば、画像データのメモリ容量は1/8になる。
【0069】
多値化としては、前記の誤差拡散法の他に、単純多値化法、ディザ法等周知の任意の多値化法を使用することができる。
【0070】
▲5▼縦シフト処理
本実施の形態の縦シフト処理は、前記の横シフト処理において画素をシフトさせた方向に直角な方向に画素をシフトさせる処理であり、図11に示すように横軸に対して角度δ傾いた画像をδ=0にする補正である。この補正では、線が角度δ傾くことによって、原稿上の横線が縦方向に占める画素数に相当するライン数の画像データを記憶する容量のメモリを必要とするが、前記のように多値化処理によって画素のデータ数が削減されているのでメモリ容量は実用的な装置に組み込むのに適したものに押さえることが可能となる。
【0071】
縦シフト処理の内容は、数ライン分の画像をラインメモリに蓄積しておき、出力する際に、横軸方向の画素の位置xに対応したライン数の画像データを出力すると言う操作を行う処理である。
【0072】
画像の横軸に対する傾きをδとするとき、xカラム目の画素については、注目ラインからshyライン下にある(或いは上にある)画素の画素値を出力する。shyは縦方向のシフト量である。座標値xとシフト量shyの関係は次の式で表される。
【0073】
shy=x・tanδ
ここでも処理は整数単位で行われる。従って、シフト量にはshyを整数化したishyが使われ、ishyは次の式で表される。
【0074】
ishy=(int)(x/stairV)
画素単位で表した縦シフト処理を図12に示すが、この処理によって、図11に示すように原稿の傾きが補正されて、正しい画像が再現される。
【0075】
前記の特許出願、特願平9−138402号に記載されているように、前記の横シフト処理及び縦シフト処理によって、画像は横方向と縦方向とに、異なった倍率の変倍を受ける。原稿の像を、角度のみならず形状に関しても忠実に再現するには、理論的には変倍補正を行う必要がある。しかしながら、実際上は読取において生ずる原稿の傾きは小さいので、前記のシフト処理において受ける変倍は極めて僅かであり、この補正をしなくてもよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、原稿の傾きに対する補正をシフト処理により行った場合に生ずる再生画像の輪郭部に見られるギザギザがなくなって、高画質の画像が得られると共に、シフト処理のための演算に要するメモリの容量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の機械的構成の概略を示す図である。
【図2】図1に示す画像読取装置の電気的構成を示す図である。
【図3】横シフト処理及び縦シフト処理を模式的に示す図である。
【図4】図2に示す画像処理システムにける処理工程を示す図である。
【図5】横シフト処理を模式的に示す図である。
【図6】横シフト処理を画素単位で模式的に示す図である。
【図7】横補間処理のための係数を模式的に示す図である。
【図8】横補間処理のための係数を模式的に示す図である。
【図9】縦補間処理のための係数を模式的に示す図である。
【図10】多値化処理における入力と出力の関係を示す図である。
【図11】縦シフト処理を模式的に示す図である。
【図12】縦シフト処理を模式的に示す図である。
【符号の説明】
15 ラインセンサ
52 傾き補正処理部
80 傾き検出ROM
Claims (10)
- 画像を主走査方向及び副走査方向に走査する画像読取装置における前記主走査方向に対して、原稿が傾いて読み取られたことによる画像の傾きを、少なくとも一方向に画像をシフトさせるシフト処理によって、補正する傾き補正装置において、前記シフト処理において生ずる画素単位以下の誤差を補間処理により補正する補間処理手段と、画素値のビット数を減らす処理を行う多値化手段とを有し、前記補間処理手段による前記副走査方向の補間処理が前記多値化手段による前記処理の前に行われ、前記多値化手段による前記処理が前記副走査方向に画像をシフトさせる前記シフト処理の前に行われることを特徴とする傾き補正装置。
- 画像を主走査方向及び副走査方向に走査して原稿の画像を読み取る画像読取手段及び前記読取手段から入力される画像データを処理して画像形成用の画像データを出力する画像処理手段を有し、前記画像処理手段が、少なくとも一方向に、画像をシフトさせるシフト処理によって、画像の傾きを補正する傾き補正手段を有し、該傾き補正手段が、前記シフト処理において生じた画素単位以下の誤差を補間処理により補正する補間処理手段と、画素値のビット数を減らす処理を行う多値化手段とを有し、前記補間処理手段による前記副走査方向の補間処理が前記多値化手段による前記処理の前に行われ、前記多値化手段による前記処理が前記副走査方向に画像をシフトさせる前記シフト処理の前に行われることを特徴とする画像読取装置。
- 前記補間処理手段が注目画素の画素値と、該注目画素に隣接する画素の画素値との重みづけ平均によって前記注目画素の画素値を補正するものであることを特徴とする請求項1に記載の傾き補正装置。
- 前記補間処理手段が注目画素の画素値と、該注目画素に隣接する画素の画素値との重みづけ平均によって前記注目画素の画素値を補正するものであることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 前記主走査方向に画像をシフトさせる横シフト処理手段及び前記主走査方向に直角な方向に画像をシフトさせる縦シフト処理手段を有するとともに、前記横シフト処理手段に対応した横補間手段及び前記縦シフト処理手段に対応した縦補間手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の傾き補正装置。
- 前記主走査方向に画像をシフトさせる横シフト処理手段及び前記副走査方向に画像をシフトさせる縦シフト処理手段を有するとともに、前記横シフト処理手段に対応した横補間処理手段及び前記縦シフト処理手段に対応した縦補間処理手段を有することを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記補間処理手段が特定の数に限定された除数で演算を行う演算手段を有することを特徴とする請求項1、請求項3又は請求項5に記載の傾き補正装置。
- 前記補間処理手段が特定の数に限定された除数で演算を行う演算手段を有することを特徴とする請求項2、請求項4又は請求項6に記載の画像読取装置。
- 前記多値化手段が、誤差拡散法により画像データを多値化することを特徴とする請求項1に記載の傾き補正装置。
- 前記多値化手段が、誤差拡散法により画像データを多値化することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
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