JP2002247352A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002247352A
JP2002247352A JP2001042985A JP2001042985A JP2002247352A JP 2002247352 A JP2002247352 A JP 2002247352A JP 2001042985 A JP2001042985 A JP 2001042985A JP 2001042985 A JP2001042985 A JP 2001042985A JP 2002247352 A JP2002247352 A JP 2002247352A
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pixel
matrix
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JP2001042985A
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English (en)
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Shinichi Wakahara
真一 若原
Morihiko Okimoto
守彦 沖本
Shinya Miyazaki
慎也 宮崎
Hiroaki Fukuda
拓章 福田
Hiroyuki Baba
裕行 馬場
Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主走査線方向のみならず、副走査
線方向にも画像の連続性が得られる補正手段を備えた画
像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ごみなどによって生じた画素の濃度情報
が欠落した画素位置を検出する欠陥画素検出手段が2値
化手段51と欠陥画素保持手段52で構成される。欠陥
画素検出手段によって検出された欠陥画素位置における
画素の濃度情報を、データ切替手段53で切り替えて、
平均値算出手段54で求めた濃度情報を用いて補正する
補正手段を有する。平均値算出手段54は、マトリクス
で表される欠陥画素位置の周辺画素の平均値を算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルコピー
機、ファクシミリ、イメージスキャナ等における画像処
理装置に係り、更に詳しくは、光路上のごみなどで欠落
した欠陥画素情報を補うことができる画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルコピー機、ファクシミ
リ、イメージスキャナ等において、読み取り系の光路上
のごみなどによって生じた画素情報の欠落を、隣接する
画素データの情報を使って、欠落した画素の情報を補う
ようにした画像処理装置が公知である(例えば、特開平
10−294870号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合の、欠落した
画素情報は主走査方向のみの隣接画素の濃度情報を使っ
て補正するものである。このように、主走査方向の画素
情報のみで補正を行うと、副走査方向に相関が高い画像
では、補正された場所の副走査方向の画像の連続性が損
なわれるという問題がある。
【0004】この発明は係る問題点に鑑みてなされたも
ので、主走査線方向のみならず、副走査線方向にも画像
の連続性が得られる補正手段を備えた画像処理装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する請
求項1の発明は、原稿を一定の制御によって搬送する原
稿搬送手段と、その移動する原稿を、固定位置で光源に
よって照らし、その反射光をデジタルデータに変換する
光電変換手段を有する画像読取装置における画像処理装
置において、ごみなどによって生じた画素の濃度情報が
欠落した画素位置を検出する欠陥画素検出手段と、前記
欠陥画素検出手段によって検出された欠陥画素位置にお
ける画素の濃度情報を、マトリクスで表される欠陥画素
位置の周辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段を
有することを特徴とする画像処理装置である。
【0006】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
発明のマトリクスで表される欠陥画素位置の周辺画素の
濃度情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画素の周辺
にある正常画素のみを使った平均値を算出する補正手段
からなること特徴とする画像処理装置である。
【0007】上記の請求項2の発明には、横線や縦線が
多い原稿や、なだらかに諧調が変化する原稿に比べて、
斜め線が多い線画原稿では、補正による画質改善の効果
が低いという欠点が残る。斜め線を平均化すると白地濃
度の影響が補正に対して大きくなり、補正処理を行って
も線を構成するその他の画素と同レベルの濃度までには
補正データが達することができにくくなるためである。
【0008】このような欠点を考慮したのが請求項3の
発明で、請求項3の発明は、上記請求項1の発明のマト
リクスで表される欠陥画素位置の周辺画素の濃度情報を
用いて補正する補正手段が、マトリックスの左側と右側
の最も濃度の高い画素データを使って補正する補正手段
からなること特徴とする画像処理装置である。
【0009】また、上記請求項2の発明は、縦線や横
線、なだらかに変化する諧調部分では有効であるが、斜
め線など主走査方向と副走査方向に連続性があり、線画
などエッジの先鋭度が高い画像では、補正データによっ
て補間した場合でも、その連続性が低くなるという欠点
があり、また、請求項3の発明は原稿が線画には適して
いるが、連続してない画素に対しても、連続するように
補正してしまうと言う欠点がある。これらの欠点を考慮
したのが請求項4の発明である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におけ
るマトリクスで表される欠陥画素位置の周辺画素の濃度
情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画素の周辺にあ
る正常画素のみの平均値を算出する補正手段と、マトリ
ックスの左右の最も濃度の高い画素データを使って補正
する補正手段と、周辺画素の正常画素のデータから補正
方法を決定する補正方法決定手段と、補正方法決定手段
にしたがって補正方法を切り替える補正結果切替手段を
有することを特徴とする画像処理装置である。
【0011】これまでの請求項1〜請求項4の発明は、
主に文字だけを多用する原稿や最終画像が2値画像の場
合は効果が大きい。しかし、原稿が誤差拡散やディザで
表現されている場合では、補正した場所が帯状の画像に
なってしまうと言う欠点がこれまでの発明にはある。こ
のような欠点を考慮してなされたのが請求項5の発明で
ある。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の発明におけ
るマトリクスで表される欠陥画素位置の周辺画素の濃度
情報を用いて補正する補正手段が、マトリックスの周囲
の画素データを2値化し、その0と1の割合から補正デ
ータを算出する補正手段からなることを特徴とする画像
処理装置である。
【0013】ところで、デジタルコピー機やファクシミ
リでは、原稿に適したモードを設け、それに応じた画像
処理を行うことが多い。たとえば文字に適した諧調変換
処理を行う場合、単純に2値化処理や、出力装置に合わ
せた3値化、4値化などを行い、写真原稿など諧調性に
すぐれた原稿の場合には誤差拡散処理を行う。このよう
な場合には、諧調変換の方法によって適した補正処理を
行った方が画質の向上が図れる。請求項4、5の発明に
は、画質の処理内容がモードによって変化すると、原稿
に適した補正処理が行われないという欠点が残る。この
ような実情を考慮したのが請求項6の発明である。
【0014】請求項6の発明は、請求項1の発明におけ
るマトリクスで表される欠陥画素位置の周辺画素の濃度
情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画素の周辺にあ
る正常画素の平均値を算出する補正手段と、マトリック
スの左右の最も濃度の高い画素データを使って補正する
補正手段と、周辺画素の正常画素のデータから補正方法
を決定する補正方法決定手段と、補正方法決定手段にし
たがって補正方法を切り替える補正結果切替手段と、マ
トリックスの周囲の画素データを2値化し、その0と1
の割合から補正データを算出する補正手段と、画像のモ
ードにしたがって補正データを選択する手段を有するこ
とを特徴とする画像処理装置である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に沿って詳
細に説明する。図1は画像読取装置の構成図である。大
きな構成としては、読取装置本体1と原稿搬送装置2と
原稿読み取り台3が設けられており、これによってイメ
ージスキャナを構成している。原稿読み取り台3はコン
タクトガラスで構成される。
【0016】この場合、読取装置本体1の内部には、キ
セノンランプや蛍光灯で構成される光源4aとミラー4
bとを備えた第1の走行体4と、ミラー5a、5bを備
えた第2の走行体5と、レンズ6と、一次元の光電変換
素子(本例ではCCDを使用する)7と、第1、第2の
走行体4、5を駆動するステッピングモータ8とからな
る露光走査光学系9が設けられている。なお、この露光
走査光学系9の下段の構成についてのここでの説明は省
略する。
【0017】また、原稿搬送装置2には、SDFユニッ
ト10と、原稿台11とが設けられている。SDFユニ
ット10内にはステッピングモータ12が備えられてい
る。
【0018】さらに、原稿読み取り台3の上部に原稿押
さえ板14が回動自在に取り付けられており、原稿13
はその原稿押さえ板14の下にセットされる。原稿読み
取り台3の端部には、シェーディング補正用の白基準板
15が配置されている。
【0019】図2は画像読取装置の全体制御ブロック図
である。また、図3はブックモード時の原稿読み取り部
の構成図、図4はSDFモード時の原稿読み取り部の構
成図である。図2に示す画像読取装置は、光源4a、C
CD7、ステッピングモータ8、12、CPU16、光
源ドライバ17、CCD駆動部18、画像処理部19、
モータドライバ20、28、スキャンバッファ25、I
/F コントローラ26、バッファコントローラ27を備
える。
【0020】原稿読み取りモードとしては、図3に示す
ような原稿読み取り台3を用いて画像データの読み取り
を行うブックモードと、図4に示すような原稿搬送装置
2を用いて画像データの読み取りを行うSDFモードと
がある。
【0021】そこで、まず、図3に示すようなブックモ
ードにおける画像データ読み取りの基本動作について述
べる。原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読み取り台
3上にセットした後、CPU16は光源ドライバ17を
動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部
18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取
り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)
でアナログデジタル変換を行い、画像データのシェーデ
ィング補正用の基準データとして画像処理部19内のR
AM(図示せず)に記憶する。
【0022】CPU16は、モータドライバ(駆動装
置)20をドライブして、ステッピングモータ8を動作
させ、これにより、第1の走行体4は原稿13のある方
向へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走
査することにより、その原稿13の画像データがCCD
7により光電変換される。
【0023】図5は、図2に示す画像処理部19の最も
基本的な構成を示すブロック図である。図5に示す画像
処理部19は、アナログビデオ処理部21、シェーディ
ング補正処理部22、画像データ処理部23、2値化処
理部24を備える。ここでCCD7により光電変換され
たアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21
でデジタル変換の処理まで行われた後、シェーディング
補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞ
れシェーディング補正、各種の画像データ処理を行った
後、2値画像を所望とする場合は、2値化処理部24に
より2値化データbを作成する。多値データを所望する
場合は8bitデータとして後段に送る。その後、その
2値化データあるいは多値データbをスキャンバッファ
25に順次記憶していく。
【0024】I/F コントローラ26は、スキャンバッ
ファ25内のデータを外部のホストコンピュータ(図示
せず)等の装置に出力する制御を行う。バッファコント
ローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの
入出力管理を行う。
【0025】次に、図4に示すようなSDFモードにお
ける画像データ読み取りの基本動作について述べる。こ
の場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ス
テッピングモータ12をCPU16がモータドライバ
(駆動装置)28でドライブすることにより、原稿台1
1にセットされた原稿13を、分離ローラ29、搬送ロ
ーラ30で搬送していき、第1の走行体4の所定の読み
取り位置まで搬送する。このとき、原稿13は一定速度
で搬送されていき、第1の走行体4は、停止したままで
原稿面の画像データをCCD7で読み取る。
【0026】以下、ブックモードと同様の処理を行い、
2値化あるいは多値の画像データは、スキャンバッファ
25に記憶され、I/F コントローラ26を介してホス
トコンピュータ(図示せず)等に送られる。
【0027】図6は、図5に示す画像処理部19をさら
に詳細に示すブロック図である。図5に示すアナログビ
デオ処理部21は、プリアンプ回路31と、可変増幅回
路32を備えている。また、シェーディング補正処理部
22は、A/Dコンバータ33、黒演算回路34、シェ
ーディング補正演算回路35、ラインバッファ36を備
えている。
【0028】光源4aで原稿読み取り台3上にある原稿
13を照射した反射光を、シェーディング調整板37を
通して、レンズ6によって集光し、CCD7に結像す
る。なお、図6では、説明簡単化のために、反射光を折
り返すためのミラー4a、5a、5bは省略している。
シェーディング調整板37は、CCD7の中央部と端部
での反射光量の差を無くすための光量調整の役割を果た
す。これは、シェーディング演算処理において、あまり
にCCD7の中央部と端部で反射光量の差が有りすぎる
と、多分に歪を含んだ演算結果しか得られないために、
予め反射光量の差を無くした後にシェーディング演算処
理を行うためのものである。
【0029】次に、前記請求項1、2の発明の実施の形
態を図7を使って説明する。
【0030】原稿を読取るまえに、あらかじめ読取り部
では、原稿読み取り台3を構成しているコンタクトガラ
ス上のごみを検出するために検出用の画像を読み取る。
【0031】検出処理は検出開始信号Cのイネーブル信
号によって開始される。検出するためのデータは、図7
の欠陥画素検出手段51に渡され、欠陥画素であるかを
検出する。欠陥画素検出手段51では、1ラインの読み
取った画像データを2値化し、後段の欠陥画素保持手段
52において、この1ライン分の結果を保持する。
【0032】欠陥画素検出手段51では、入力の1ライ
ンの画像を2値化処理する。欠陥画素保持手段52に保
持されたラインバッファ上のデータに、0が書き込まれ
た位置の画素は正常な画素、1が書き込まれた画素が欠
陥画素を示すとともに、その位置が欠陥画素の位置を示
していることになる。(ここでは、欠陥画素はコンタク
トガラス上にある遮蔽物によって、CCD7への反射光
の入力を遮る物であるとする。画素情報などによって欠
落した画素は、濃度が高くなるので、2値化処理によっ
て検出できる。)
【0033】つぎに原稿搬送装置2によって、原稿13
が原稿読取り部であるコンタクトガラス上に搬送され
る。読取り位置にきた原稿13は順次、ラインデータと
して読み込まれ、シェーディング補正後、図7の入力A
として、データ切替手段53と平均値算出手段54に渡
される。
【0034】次に平均値算出手段54について説明す
る。ここでは1画素の欠陥(1ラインの縦スジ)を補正
する場合について説明する。補正のためのマトリクスは
図8のようになる。補正対象の画素はe、周辺の画素は
a,b,c,d,f,g,h,i の3×3のマトリクスとなる。各位置
の濃度をDa,Db,Dc,...Diと表す。b,e,h は欠陥画素なの
で、補正のための画素としては除外する。つまり、補正
データは下の式によって算出する。
【0035】 Dt = (Da + Dc + Dd + Df + Dg + Di) / 6
【0036】データ切替手段53では、前述の検出結果
を保持している欠陥画素保持手段52のデータを参照し
ながら、注目画素に対応する位置の検出結果が1(ここ
では1:欠陥)ならば、平均値算出手段54の平均値Dt
をデータBとして後段、即ち画像データ処理部23へ渡
し、0(ここでは0:正常)ならば、前段からのデータ
AをそのままデータBとして後段へ渡す。
【0037】次に、請求項3の発明の実施の形態を図9
を参照して説明する。欠陥画素の検出と保持の部分は図
7の請求項1、2の発明の実施形態と同じである。ここ
では補正方法について説明する。
【0038】最大値検出手段55では、左側画素a,d,g
(図8参照)の濃度の高い順に並び替える。ここではDa
>Dd>Dgであるとする。次に右側画素c,f,i も同様に並び
替え、ここでは Di>Df>Dc であるとする。
【0039】次に最大値検出手段55では上記の結果に
よる左側最大画素Daと右側最大画素Diを後段の平均値算
出手段56に渡す。
【0040】平均値算出手段56ではDt = (Da+Di)/2
の算出結果をデータ切替手段53へ渡す。データ切替手
段53では、欠陥画素ならばDtを後段の画像処理へ渡
す。正常画素ならば前段のデータAを後段に渡す。
【0041】次に、請求項4の発明の実施の形態を図1
0を参照して説明する。この場合も、欠陥画素の検出と
保持は請求項1、2の実施形態(図7)と同じである。
平均値算出手段54による補正データの算出について
は、請求項2の実施形態(図7)と同じである。この平
均値算出手段54で算出された補正データをFaとする。
【0042】最大値検出手段55ともう一つの平均値算
出手段56による補正データの算出については、請求項
3の実施形態(図9)と同じである。この平均値算出手
段55で算出された補正データをFbとする。
【0043】ここでは補正方法決定手段57について説
明する。補正方法決定手段57でのしきい値をΔとす
る。一方の平均値算出手段54から渡された平均値(補
正データFa )をDtとすると、 |Dt-Da| < Δ & |Dt-Dd| <Δ & |Dt-Dg| < Δ & |Dt-Dc| < Δ & |Dt-Df| <Δ & |Dt-Di| < Δ ならば、一方の平均値算出手段54による補正データFa
を選択する信号をデータ切替手段53に渡す。そうでな
い場合は、最大値検出手段55によるデータから導き出
される補正データFbを選択する信号をデータ切替手段5
3に渡す。データ切替手段53は上記のデータ切替信号
にしたがって、欠陥画素の補正データとして後段へデー
タBをFa, Fbのいずれかの信号で渡す。
【0044】続いて、請求項5の発明の実施の形態を図
11を参照して説明する。この場合も、欠陥画素の検出
と保持は請求項1、2の実施形態と同じである。ここで
は補正方法について説明する。2値化/ 計測処理手段5
8では、まず周辺画素を2値化する。0の数NWと1の数
NBをカウントする。大きい方の画素データの位置情報を
動的平均値処理手段59に渡す。
【0045】動的平均値処理手段59では、2値化/ 計
測処理手段58から渡された補正に使用する周辺画素の
位置情報と、マトリクスで表されたデータAの値を使っ
て平均値を算出する。
【0046】たとえば2値化の結果が図12であるとす
る。黒(1):4、白(0):2である。b,e,h は欠陥
画素であるので未使用とする。そこで動的平均値処理手
段59では、a,c,d,i の画素を使って、ここではDt =
(Da+Dc+Dd+Di)/4 の算出結果を後段のデータ切替手段
53へ渡す。データ切替手段53は欠陥画素の位置情報
により、欠陥画素ならば先のDtを後段に渡す。正常画素
ならばデータAをそのまま後段へデータBとして渡す。
【0047】更に、請求項6の発明の実施の形態を図1
3を参照して説明する。ここでは文字が原稿の主な内容
であるとする文字モードと、銀塩写真に最も適した処理
を行う写真モードの2つのモードが設けられているとす
る。文字モードではモード信号Dに0が設定される。写
真モードでは1が設定されるとあらかじめ決められてい
る。
【0048】モード信号が0に設定されたときは補正処
理は請求項4の発明の動作を行い、また、モード信号が
1に設定されたときには請求項5の発明の動作を行い、
後段に画素データを渡す。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2の発
明によれば、補正された場所の副走査方向の連続性が損
なわれるという欠点が解消できる画像処理装置を提供で
きる。
【0050】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
に比べて、斜め線を含む線画においても原稿の画質改善
の向上が図れる画像処理装置を提供できる。
【0051】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
の、線画の連続性が低くなるという欠点と、請求項3の
発明の、原稿が線画ではない場合に、連続してない画素
に対しても連続するように補正してしまうと言う欠点を
同時に解消できる画像処理装置を提供できる。
【0052】請求項5の発明によれば、誤差拡散画像や
ディザ画像を原稿とする場合に、画質を向上できる画像
処理装置が提供できる。
【0053】そして、請求項6の発明によれば、請求項
4、5の発明の、画質の処理内容がモードによって変化
すると、良好な補正ができなくなるという欠点が改善で
きる画像処理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の構成図である。
【図2】画像読取装置の全体制御ブロック図である。
【図3】ブックモード時の原稿読み取り部の構成図であ
る。
【図4】SDFモード時の原稿読み取り部の構成図であ
る。
【図5】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】画像処理部の構成を更に詳細に示すブロック図
である。
【図7】請求項1、2の発明の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】画素のマトリックスを示す図である。
【図9】請求項3の発明の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】請求項4の発明の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】請求項5の発明の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】画素のマトリックスを示す図である。
【図13】請求項6の発明の実施形態の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
51;欠陥画素検出手段、52;欠陥画素保持手段、5
3;データ切替手段、54;平均値算出手段、55;最
大値検出手段、56;平均値算出手段、57;補正方法
決定手段、58;2値化/計測処理手段、59;動的平
均値処理手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 慎也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福田 拓章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 馬場 裕行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 波塚 義幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 BA01 BA02 BB02 DA06 DB03 DC11 DC20 5B057 AA11 BA02 BA29 CA02 CA06 CA07 CA12 CA16 CB02 CB06 CB07 CB12 CB16 CC03 CE02 CE12 CH08 CH18 DA07 DA17 5C077 LL02 MP06 PP43 PP46 PP54 PP65 PP68 PQ08 RR02 SS01 TT06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を一定の制御によって搬送する原稿
    搬送手段と、その移動する原稿を、固定位置で光源によ
    って照らし、その反射光をデジタルデータに変換する光
    電変換手段を有する画像読取装置における画像処理装置
    において、 ごみなどによって生じた画素の濃度情報が欠落した画素
    位置を検出する欠陥画素検出手段と、前記欠陥画素検出
    手段によって検出された欠陥画素位置における画素の濃
    度情報を、マトリクスで表される欠陥画素位置の周辺画
    素の濃度情報を用いて補正する補正手段を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 マトリクスで表される欠陥画素位置の周
    辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画
    素の周辺にある正常画素のみを使った平均値を算出する
    補正手段からなること特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 マトリクスで表される欠陥画素位置の周
    辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段が、マトリ
    ックスの左側と右側の最も濃度の高い画素データを使っ
    て補正する補正手段からなること特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 マトリクスで表される欠陥画素位置の周
    辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画
    素の周辺にある正常画素のみの平均値を算出する補正手
    段と、マトリックスの左右の最も濃度の高い画素データ
    を使って補正する補正手段と、周辺画素の正常画素のデ
    ータから補正方法を決定する補正方法決定手段と、補正
    方法決定手段にしたがって補正方法を切り替える補正結
    果切替手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 マトリクスで表される欠陥画素位置の周
    辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段が、マトリ
    ックスの周囲の画素データを2値化し、その0と1の割
    合から補正データを算出する補正手段からなることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 マトリクスで表される欠陥画素位置の周
    辺画素の濃度情報を用いて補正する補正手段が、欠陥画
    素の周辺にある正常画素の平均値を算出する補正手段
    と、マトリックスの左右の最も濃度の高い画素データを
    使って補正する補正手段と、周辺画素の正常画素のデー
    タから補正方法を決定する補正方法決定手段と、補正方
    法決定手段にしたがって補正方法を切り替える補正結果
    切替手段と、マトリックスの周囲の画素データを2値化
    し、その0と1の割合から補正データを算出する補正手
    段と、画像のモードにしたがって補正データを選択する
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
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