JP2009200558A - プリンタ、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラム - Google Patents

プリンタ、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラム Download PDF

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JP2009200558A JP2008036980A JP2008036980A JP2009200558A JP 2009200558 A JP2009200558 A JP 2009200558A JP 2008036980 A JP2008036980 A JP 2008036980A JP 2008036980 A JP2008036980 A JP 2008036980A JP 2009200558 A JP2009200558 A JP 2009200558A
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正樹 中山
Yoichiro Maki
陽一郎 牧
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Abstract

【課題】ADFを用いて読み取られた画像データのノイズ画素を減少させ、またADFを用いて読み取られた画像データに対するシリアルプリンタの印刷時間を短縮する。
【解決手段】原稿シートが自動供給される読取領域から画像データを読み取る読取手段と、原稿シートが不在の読取領域から読み取られた画像データについて所定濃度を有するノイズ画素の空間分布を示す基準情報を作成する基準作成手段と、原稿シートの画像データについて所定濃度を有する複写対象画素の空間分布を示す複写対象分布情報を作成する複写対象解析手段と、複写対象分布情報が示すノイズ画素に対応する複写対象画素を減少させる複写対象補正手段と、印刷用紙の供給方向に対して垂直な方向に往復移動する印刷ヘッドと、原稿シートの画像データのロジカルシーキングにおける印刷ヘッドの移動区間を、補正された複写対象分布情報に応じて制御する移動区間制御手段と、を備えるプリンタ。
【選択図】図3

Description

本発明はプリンタ、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラムに関し、特にロジ
カルシーキングにおける印刷ヘッドの移動区間の制御に関する。
従来、シリアルプリンタの制御技術としてロジカルシーキングが知られている。ロジカ
ルシーキングとは、印刷ヘッドの移動量が最小化するように印刷対象に応じて印刷ヘッド
と印刷用紙の移動を制御する技術である。
また、スキャナやファクシミリにおける画像処理技術として、原稿シートやフラットベ
ッドのプラテンガラスに付着している汚れや塵埃等に対応する孤立点を画像処理により除
去するノイズ処理技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−252386号公報
しかし、孤立点を画像処理により除去する従来のノイズ処理技術では、孤立点でないノ
イズ画素を除去することが出来ない。具体的には、従来のノイズ処理技術によると、プラ
テンガラスや光学系に付着している塵埃や汚れ等に対応しADF(Auto Document Feeder
)によって給紙方向に延びる線を形成するノイズ画素は除去対象と判定されない。したが
って、プラテンガラスや光学系に塵埃や汚れ等が付着している場合、ADFによって供給
される原稿シートから読み取った画像データに対して従来のノイズ処理を施したとしても
、原稿シートにはない塵埃や汚れに対応する連続したノイズ画素が除去されないという問
題がある。
そして、シリアルプリンタでADFによって供給される原稿シートから読み取った画像
データを印刷する場合、ノイズ画素が除去されていない画像データに対しては、原稿シー
トの余白領域にまで印刷ヘッドが移動することになるため、ロジカルシーキングによって
も印刷時間が短縮されないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するために創作されたものであって、ADFを用いて読
み取られた画像データのノイズ画素を減少させ、またADFを用いて読み取られた画像デ
ータに対するシリアルプリンタの印刷時間を短縮することを目的とする。
(1)上記問題の少なくともいずれかを解決するため、本発明のプリンタは、原稿シー
トが自動供給される読取領域から画像データを読み取る読取手段と、原稿シートが不在の
読取領域から読み取られた画像データについて所定濃度を有するノイズ画素の空間分布を
示す基準情報を作成する基準作成手段と、読取領域から読み取られた原稿シートの画像デ
ータについて所定濃度を有する複写対象画素の空間分布を示す複写対象分布情報を作成す
る複写対象解析手段と、基準情報を用いた複写対象分布情報の補正により、複写対象分布
情報画示すノイズ画素に対応する複写対象画素を減少させる複写対象補正手段と、印刷用
紙の供給方向に対して垂直な方向に往復移動する印刷ヘッドと、読取領域から読み取られ
た原稿シートの画像データのロジカルシーキングにおける印刷ヘッドの移動区間を、補正
された複写対象分布情報に応じて制御する移動区間制御手段と、を備える。
ノイズ画素とは読取領域に原稿シートが不在であるにもかかわらず印刷用紙に複写され
得る濃度で読み取られる対象に対応する画素である。すなわちノイズ画素とはプラテンガ
ラスや光学系に付着した塵埃や汚れ等の対象に対応する画素である。複写対象画素とは印
刷用紙に複写され得る濃度で読み取られる対象に対応する画素である。このため、自動供
給される原稿シートから読み取られた画像データには、プラテンガラスや光学系に付着し
た塵埃や汚れ等に対応する複写対象画素が含まれる。すなわち、プラテンガラスや光学系
に付着した塵埃や汚れ等に対応する複写対象画素の位置は、原稿シートが不在の状態にお
いて読取領域から読み取られるノイズ画素の位置に対応する。したがって、原稿シートの
画像データについて複写対象画素の空間分布を示す複写対象分布情報を基準情報を用いて
補正することにより、プラテンガラスや光学系に付着した塵埃や汚れ等に対応する複写対
象画素を減少させることができる。そして本発明によると、補正された複写対象分布情報
に応じて印刷ヘッドのロジカルシーキングにおける移動区間が制御されるため、ADFを
用いて読み取られた画像データに対するシリアルプリンタの印刷時間を短縮することがで
きる。
(2)基準情報は、印刷ヘッドの移動方向および印刷用紙の供給方向にそれぞれ並ぶ複
数の画素に対応する方陣のブロック毎にノイズ画素の個数の関数を有する情報とすること
が望ましい。また、複写対象分布情報はブロック毎に複写対象画素の個数の関数を有する
情報とすることが望ましい。
ブロックに含まれるノイズ画素の個数の関数および複写対象画素の個数の関数はブロッ
クに対応する画素数を上限とする一変数でそれぞれ表現できるため、画素毎にノイズ画素
または複写対象画素であるか否かを記憶する場合に比べ、基準情報および複写対象分布情
報を記憶するための記憶容量を低減することが出来る。
(3)プラテンガラスや光学系に付着した塵埃や汚れは変化するものである。例えば原
稿シートが不在の状態においてプラテンガラスに付着していた塵埃が原稿シートに付着す
ることによって除去されたり、原稿シートに付着していた塵埃がプラテンガラスに付着す
ることがある。このような場合、ノイズ画素に対応する複写対象画素が消滅したり、ノイ
ズ画素には対応していないがプラテンガラスに付着した塵埃などに対応し原稿シートの供
給方向に連続する複写対象画素が発生する。
そこで本発明のプリンタは、複写対象解析手段によって作成された複写対象分布情報を
用いることにより、ブロック毎に基準情報を補正する基準補正手段をさらに備えることが
望ましい。ノイズ画素に対応する複写対象画素が消滅している場合などには、消滅した複
写対象画素に対応していた塵埃などが消滅していると推定できるため、たとえば、消滅し
た複写対象画素に対応するノイズ画素が存在しなくなったものとして基準情報を補正すれ
ばよい。これにより本来複写対象として原稿シートに記録されている対象が複写されない
現象を回避することが出来る。またノイズ画素に対応していないが原稿シートが供給され
る方向に連続する複写対象画素が複数ページにわたって発生している場合などには、ノイ
ズ画素に対応していなかった新たな塵埃などがプラテンガラスや光学系に付着したと推定
できるため、たとえば、原稿シートが供給される方向に連続する複写対象画素に対応する
ノイズ画素が新たに生じたものとして基準情報を補正すればよい。これにより本来複写対
象として印刷すべきでない塵埃や汚れに対応する線が印刷される現象を回避することが出
来る。
(4)より具体的には、ノイズ画素に対応していなかった新たな塵埃や汚れがプラテン
ガラスや光学系に付着した場合、塵埃や汚れに対応するブロックでは複写対象解析手段に
よって作成された複写対象分布情報が示す複写対象画素の個数が、基準情報が示すノイズ
画素の個数よりも少なくなる。この場合、そのブロックについては、複写対象解析手段に
よって作成された複写対象分布情報が示す複写対象画素の個数に応じて基準情報が示すノ
イズ画素の個数を変更すればよい。その結果、本来複写対象として原稿シートに記録され
ている対象が複写されない現象を回避することが出来る。
(5)移動区間を制御するとき、ブロック毎に複写対象画素の個数が閾値を超えるか判
定し、複写対象画素の個数が閾値を超えるブロックが全て移動区間に含まれるように移動
区間の始点と終点とを設定してもよいが、この場合、点線を構成する個々の点のように周
期的かつ離散的に原稿シートに記録されている対象に対応する複写対象画素を含むブロッ
クが移動区間に全く含まれず、点線が複写されない事態が発生し得る。
そこで移動区間制御手段は、印刷ヘッドの可動範囲の一端から他端に向かって複写対象
分布情報が有する複写対象画素の個数の関数をブロック単位で積算し、積算値が予め決め
られた閾値を超える範囲に応じて移動区間を制御することが望ましい。適切な閾値を定め
てこのように移動区間を制御すると、補正された複写対象分布情報が複写対象画素である
ことを示す画素であっても、バンドの端部に位置するブロック内で孤立している複写対象
画素については移動区間に含まれないように印刷ヘッドの移動区間を制御することが出来
る。また、適切な閾値を定めてこのように移動区間を制御すると、印刷ヘッドの移動方向
に周期的かつ離散的に原稿シートに記録されている対象が全く複写されない事態を回避で
きる。
(6)1つのブロックに対応する複写対象分布情報には、ブロック境界をまたぐ対象の
連続性や関連性を示す情報が存在していない。そこで連続して並ぶブロックに対応する複
数の複写対象分布情報には、ブロック境界をまたぐ対象の連続性や関連性を示す複写対象
画素の分布情報が含まれていることに着目する。すなわち移動区間制御手段は、すべての
ブロックのそれぞれを処理対象ブロックとし、処理対象ブロック毎に、処理対象ブロック
に対応する補正された複写対象分布情報と、処理対象ブロックに対して印刷用紙の供給方
向に隣接するブロックに対応する補正された複写対象分布情報とに応じて移動区間を制御
することが望ましい。このように移動区間を制御すると、印刷用紙の供給方向に並ぶ2つ
のブロックの境界をまたいで記録されている線の一方のブロックにわずかにはみ出してい
る部分に対応する複写対象画素や、印刷用紙の供給方向に並ぶ2つのブロックの境界をま
たいで記録され点要素のみが一方のブロックに記録されている文字(例えばアルファベッ
トの「i」)の点要素に対応する複写対象画素が含まれるように印刷ヘッドの移動区間を
制御することが出来る。
(7)印刷ヘッドの移動区間は、移動区間の始点と終点とを設定することにより制御で
きるが、移動区間でない区間について、読取領域から読み取られた原稿シートの画像デー
タの複写対象画素の画素値を複写対象画素でない画素値に変更してもよい。移動区間の始
点と終点とを設定した後、このように画素値を変更しておく場合、本発明とは別のアルゴ
リズムで印刷ヘッドの移動区間が画像データに基づいて設定されるモジュールが既に存在
するときには、そのモジュールを変更することなしに(例えば移動区間を受け取るための
API(Application Program Interface)を既存のプログラムモジュールに追加するこ
となく)、ノイズ画素を減少させる機能をプリンタに追加することが出来る。
尚、上述した各手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログ
ラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現され
る。また、これら各手段の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実
現されるものに限定されない。さらに、本発明はプリンタの制御方法としてもプリンタの
制御プログラムとしても、プリンタの制御プログラムを記録した記録媒体としても成立す
る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する
構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.ハードウェア構成
図1に示すように本発明のプリンタの一実施形態であるディジタル複合機1はADF型
イメージスキャナとして機能する読取部50とシリアルプリンタとして機能する印刷部6
0とこれらを操作するための操作部10と操作部10に対する操作に応じて読取部50お
よび印刷部60を制御する制御部20とを備えている。
読取手段としての読取部50は、ハッチングによって示されている読取領域56に原稿
シート53を自動供給するためのローラ52、原稿シート53を位置決めするためのプラ
テンガラス54、ラインイメージセンサ55、スキャナASIC51などを備えている。
ローラ52は図示しないステッピングモータなどともにADFを構成している。本実施形
態ではローラ52の表面は白色であり、原稿シート53が不在の場合、読み取り領域56
からローラ52の表面が読み取られる構成である。ラインイメージセンサ55は、多数の
光電変換素子が原稿シート53の供給方向Dsに対して垂直な方向に並んでいるものであ
り、密着型であってもよいし、縮小光学系とともに用いられるものであってもよい。スキ
ャナASIC51はADFとラインイメージセンサ55とを制御し、ラインイメージセン
サ55によって読み取られる画像データを制御部20に出力するASIC(Application
Specific Integrated Circuit)である。
印刷部60は、インクジェット方式の印刷ヘッド67、印刷用紙65を位置決めするた
めのプラテン69、キャリッジ63を往復移動させるためのローラ62、印刷用紙65を
プラテン69と印刷ヘッド67との間に供給するためのローラ68などを備えている。本
実施形態では印刷用紙65の供給方向Dと原稿シート53の供給方向Dとは画像デー
タの座標系において一致している。本実施形態では印刷用紙65の供給方向Dを下方向
として画像データにおける垂直方向と上下とを定義する。印刷ヘッド67はインクカート
リッジ64とともにキャリッジ63に搭載され、インクカートリッジ64内のインクを印
刷用紙65に噴射するものである。印刷ヘッド67はピエゾ型であってもサーマル型であ
ってもよい。また、印刷ヘッド67には、ドットインパクト型や熱転写型など、インクジ
ェット型以外の構成を採用してもよい。キャリッジ63は、タイミングベルト66によっ
て牽引され、印刷用紙65の供給方向Dに対して垂直な方向Dと平行に往復移動する
。本実施形態では印刷ヘッド67の前進方向Dを右方向として画像データにおける水平
方向と左右とを定義する。プリンタASIC61は制御部20から出力される印刷データ
に基づいてローラ62およびローラ68を駆動するためのステッピングモータと印刷ヘッ
ド67とを制御する。
制御部20は、CPU21、ROM22、RAM23などを備える。制御部20は、不
揮発性記憶媒体であるROM22に格納されている印刷制御プログラムを実行することに
よって基準作成手段、複写対象解析手段、複写対象補正手段、移動区間制御手段および基
準補正手段として機能するコンピュータである。RAM23はこれらの各手段に対応する
プロセス間で受け渡されるデータが格納される記憶媒体である。
操作部10は、制御部20を操作するための各種の操作ボタン、制御部20のステータ
スを表示するためのFPD(Flat Panel Display)、インジケータなどを備えている。
2.ソフトウェア構成
はじめに画像データの処理単位について図2を用いて説明する。画像データはそれぞれ
が画素値として濃度を表す多数の画素pからなる。ブロックbは、画素の空間分布を表す
ための区間であり、水平方向にr個、垂直方向にs個が方陣に並ぶrs個の画素に対応す
る。ラインは水平方向に1列に並ぶ多数の画素pに対応する。イメージバンドIは、画像
データから印刷データへの変換単位であって、垂直方向に連続する複数のラインに対応す
る。画像データから印刷データへの変換をイメージバンド単位に分割することによりRA
M23の必要容量を低減することが出来る。印刷バンドBはロジカルシーキングの移動区
間の設定単位であって、垂直方向に並ぶ印刷ヘッド67のノズル数に相当する数のライン
に対応する。ブロックはその境界が印刷バンドの境界と重なるように設定すればよく、ブ
ロック、イメージバンド、印刷バンドのライン数は独立に設定できるが、理解を容易にす
るため本実施形態では、イメージバンドIのライン数と印刷バンドBのライン数とがブロ
ックbのライン数sに一致しているものとし、イメージバンドIと印刷バンドBとが区別
されずに単にバンドBとして説明される。すなわち本実施形態における任意のバンドBは
水平方向に1列に並ぶq個のブロックbの集合である。
次に、制御部20によって印刷制御プログラムが実行されると生成されるプロセスと、
プロセス間で受け渡される各種のデータについて図3に基づいて説明する。
基準読取プロセスP1は、原稿シート53が存在しない読取領域56の画像データを1
ライン分入力し、ガンマ補正が施された画像データを出力する。
基準作成プロセスP1は、基準読取プロセスP1が出力する画像データについてノイズ
画素の空間分布を示す基準情報を作成する。ノイズ画素として判定される画素の濃度の閾
値(ノイズ閾値)は塵埃や汚れに起因して読み取られる線の濃さと太さとに基づいて実験
によって求められ、たとえば最淡濃度(白)ではない濃度の画素がノイズ画素と判定され
る。基準情報は水平方向に1列に並ぶ複数の画素からなる1ライン内の区間毎にノイズ画
素の個数のs倍の値を有する情報である。したがって基準情報はそれぞれがs個のライン
に対応するブロック毎にノイズ画素の個数を有する情報である。尚、1ライン内のノイズ
画素の度数分布表そのものを基準情報としてもよい。この場合、基準情報はブロック毎に
ノイズ画素の個数の1/sを有する情報となるため、後述する複写対象補正プロセスP5
による補正では基準情報が示すノイズ画素の個数のs倍の値を複写対象情報が示す複写対
象画素の個数から減ずればよい。
原稿読取プロセスP3は、原稿シート53の画像データを入力し、ガンマ補正が施され
た画像データをバンド毎に出力する。原稿読取プロセスP3によるガンマ補正は原稿シー
ト53の地色が最淡濃度となるように画素値を変換する処理である。原稿シート53の画
像データには読取領域56に存在する塵埃や汚れが対象となっている画素が存在する。
複写対象解析プロセスP4は、原稿読取プロセスP3から出力される画像データについ
て複写対象画素の空間分布を示す複写対象分布情報をバンド毎に作成する。複写対象画素
は印刷用紙65に複写され得る濃度で読み取られる対象に対応する画素であるから、複写
対象画素と判定される濃度の閾値(複写閾値)は、最淡濃度(白)ではない画素が複写対
象画素となるように設定される。複写対象分布情報はブロック毎に複写対象画素の個数を
有する情報、すなわち複写対象画素の空間分布を示す度数分布表である。複写対象解析プ
ロセスP4に入力されるのはガンマ補正が施された画像データであるから、複写閾値は原
稿シート53毎に設定される。
複写対象補正プロセスP5は、基準情報を用いた補正により、複写対象分布情報のノイ
ズ画素に対応する複写対象画素を減少させる。プラテンガラス54または光学系に付着し
た塵埃、汚れなどが変化しないとすれば、水平方向においてノイズ画素と位置が一致する
複写対象画素の対象はノイズ画素の対象(塵埃、汚れなど)と一致する。また原稿シート
53をADFによって供給する場合、ノイズ画素に対応する複写対象画素は垂直方向に連
続する。また基準情報は垂直方向にs個ずつ並べたノイズ画素の個数をブロックごとに示
す。このため複写対象補正プロセスP5においてノイズ画素に対応する複写対象画素を減
少させるには、ブロック毎に複写対象情報が示す複写対象画素の個数から基準情報が示す
ノイズ画素の個数を減ずればよい。
基準補正プロセスP6では、補正前の複写対象画素の個数が基準情報の個数よりも少な
いブロックについて、補正前の複写対象画素の個数を用いてブロック毎に基準情報が補正
される。
移動区間制御プロセスP8は、原稿シート53の画像データのロジカルシーキングにお
ける印刷ヘッド67の移動区間を、補正された複写対象分布情報に応じて制御するための
プロセスであって、移動区間設定プロセスP81とノイズ除去プロセスP82とを含む。
移動区間設定プロセスP81は、補正された複写対象分布情報をバンド毎に入力し印刷ヘ
ッドの移動区間の始点の終点とをバンド毎に出力する。ノイズ除去プロセスP82は、移
動区間でない区間について、画像データの複写対象画素に対応する画素値を複写対象画素
でない画素値に変更する。すなわちノイズ除去プロセスP82からは、印刷ヘッドの移動
区間外にある全ての画素の濃度(画素値)が最淡値(白)に変更された画像データがバン
ド毎に出力される。
印刷データ作成プロセスP9は、移動区間制御プロセスP8からバンド毎に出力される
画像データを印刷データに変換する。すなわち印刷データ作成プロセスP9では、分版(
たとえばRGB色空間からCMYK色空間への変換)、ハーフトーニング(例えば誤差拡
散法による二値化)、インクの噴射順への画素の並べ替え、などが行われる。
3.印刷方法
次に図3および図4を参照しながらディジタル複合機1における印刷制御方法を説明す
る。
はじめに、原稿シートが不在の状態において読取領域56から1ライン分の画像データ
が読取部50によって読み取られ、その画像データに対するガンマ補正が基準読取プロセ
スP1によって施される(ステップS100)。
次に、基準読取プロセスP1から出力された1ライン分の画像データについて基準作成
プロセスP2によって基準情報が作成される(ステップS200)。この処理の詳細な具
体例は図5に示す通りである。まず、1ブロック内に水平方向に並ぶ画素の個数(ブロッ
ク幅)、1バンドに含まれるブロック数、ノイズ閾値などの定数の設定、変数の初期化な
どが行われる(ステップS201)。次に基準情報を作成するための領域がRAM23に
確保される(ステップS202)。次に処理対象ブロックに対応する個数(r)の画素の
画素値が読み込まれる(ステップS203)。次に処理対象の画素の画素値がノイズ閾値
を超える(濃い)かが判別され、画素値がノイズ閾値を超える場合には処理対象ブロック
についてブロックの高さ相当の画素数(s)が基準情報の値に加えられる(ステップS2
04)。処理対象ブロックに対応する全ての画素についてステップS204の処理が終了
すると(ステップS205で「真」判定されると)、右隣にある次の処理対象ブロックに
ついてステップS203、ステップS204の処理が繰り返される。バンドの右端に位置
するブロックについてステップS203、ステップS204の処理が終了すると(ステッ
プS206で「真」判定されると)基準情報が完成する。
次に、読取部50は読取領域56に原稿シート53を供給しながら原稿シート53から
1バンド分の画像データを読み取り、1バンド分の画像データに対するガンマ補正が原稿
読取プロセスP3によって施される(ステップS300、ステップS400)。
1バンド分の画像データが原稿読取プロセスP3から出力されると(ステップS400
の判定結果が「真」の場合)、複写対象解析プロセスP4によって1バンド分の複写対象
分布情報が作成される(ステップS500)。この処理の詳細な具体例は図6に示す通り
である。まず、1ブロックに含まれる画素数、1バンドに含まれるブロック数、複写閾値
などの定数の設定、変数の初期化などが行われる(ステップS501)。次に複写対象情
報を作成するための領域がRAM23に確保される(ステップS502)。次に処理対象
ブロックに含まれる個数(rs)の画素の画素値が画像データから読み込まれる(ステッ
プS203)。次に処理対象の画素の画素値が複写閾値を超える(濃い)かが判別され、
画素値が複写閾値を超える場合には処理対象ブロックについて複写対象分布情報の値に1
が加えられる(ステップS504)。処理対象ブロックに含まれる全ての画素についてス
テップS504の処理が終了すると(ステップS505で「真」判定されると)、右隣に
ある次の処理対象ブロックについてステップS503、ステップS504の処理が繰り返
される。バンドの右端に位置するブロックについてステップS503、ステップS504
の処理が終了すると(ステップS506で「真」判定されると)複写対象分布情報が完成
する。その結果、例えば図7Aに示す4バンド分の画像データについて図7B、図7C、
図7D、図7Eのヒストグラムに対応する複写対象分布情報がそれぞれ作成される。図7
B、図7C、図7D、図7Eのヒストグラムは、それぞれバンドBp−2、Bp−1、B
、Bp+1の複写対象分布情報に対応している。
次に、複写対象補正プロセスP5によって1バンド分の複写対象分布情報が補正される
(ステップS600)。その結果、例えばブロックにプラテンガラス54に付着した塵埃
に対応するノイズ線Nが現れている図7Aに示す画像データについては、ノイズ線N
に対応するバンドの左端から2番目のブロックにおいて複写対象分布情報が示す複写対象
画素の個数fが正値から0になる(図8A参照)。補正後の複写対象分布情報は連続する
3バンド分がRAM23にFIFO(First In First Out)で蓄積(バッファ)される。
またステップS600では、補正前の複写対象情報が示す複写対象画素の個数よりも基
準情報が示すノイズ画素の個数が少ないブロックについて、基準補正プロセスP6により
、基準情報の値が補正前の複写対象分布情報の値に変更(置換)される。このように基準
情報の作成後に変化した塵埃や汚れに応じて随時基準情報が基準補正プロセスP6よって
更新されるため、複写対象情報は常に最新状況に対応した基準情報を用いて複写対象補正
プロセスP5によって補正される。例えばADFのローラ52の表面に付着した塵埃は原
稿シート53の裏側に位置することになるが、補正された基準情報を用いれば、このよう
な塵埃が原因となって不適切な補正が行われることがない。
RAM23に3バンド分の複写対象情報が蓄積されている場合(ステップS700の判
定結果が「真」の場合)、連続する3バンド分の補正された複写対象分布情報に応じて3
バンドの中央に位置する処理対象バンドの移動区間の始点と終点とが移動区間設定プロセ
スP81によって設定される(ステップS800)。3バンド分の複写対象分布情報に応
じて処理対象バンドの移動区間が設定されるとき、処理対象バンド内の処理対象ブロック
毎に、処理対象ブロックに対応する補正された複写対象分布情報と、処理対象ブロックに
対して垂直方向に隣接するブロックに対応する補正された複写対象分布情報とに応じて移
動区間が設定される。その結果、垂直方向に隣り合う2つのブロックの境界をまたいで記
録されている線の1つのブロックにわずかにはみ出している部分に対応する複写対象画素
や、その境界をまたいで記録され点要素のみが一方のブロックに記録されている文字(例
えば図7Aに示すアルファベットの「i」)の点要素に対応する複写対象画素が含まれる
ように印刷ヘッドの移動区間を設定することが出来る。
図7Aに示す画像データのバンドBの左端から14から20番目のブロックに現れて
いる点線(原稿シート53に記録されている点線)に対応する複写対象画素は、図7Dに
示すように周期的かつ離散的に分布する。このためブロック毎に複写対象画素の個数と閾
値とを比較し、複写対象画素の個数が閾値未満であるブロックを移動区間から除外すると
すれば、その点線は全く印刷されない可能性がある。したがって移動区間設定プロセスP
81は複写対象情報が示す複写対象画素の個数をバンドの一端から他端に向かって積算し
、積算値が閾値を超える位置を基準に移動区間の始点または終点を設定することが望まし
い。
ステップS800の処理の詳細な具体例は、例えば図9および図10に示すとりである
。まず、1バンドに含まれるブロック数、移動区間の始点および終点の閾値F、マージ
ンなどに対応する定数の設定、変数の初期化などが行われる(ステップS801)。次に
、右端ブロックが処理対象ブロックとして選択されるか(ステップS802で「真」判定
されるか)、複写対象画素の個数の積算値が移動区間の始点の閾値以上になる(ステップ
S804で「真」判定される)まで処理対象バンドの左端から右端に向かって処理対象ブ
ロックが順次選択され(ステップS805)、処理対象ブロックについて複写対象情報が
示す複写対象画素の個数を積算する(ステップS803)。図8Bに示すように複写対象
画素の個数の積算値Fが移動区間の始点の閾値F以上になると(ステップS804で
「真」判定されると)、始点基準が処理対象ブロックの左端位置dslに設定される(ス
テップS806)。このとき、バンドの左端から2番目のブロックについて、補正された
複写対象分布情報が示す複写対象画素の個数は0個である(図8A)ため、補正前の複写
対象分布情報が複写対象画素の個数が始点閾値F以上であったとしても、当該ブロック
の左端位置に始点が設定されることはない。また、図7Aに示す孤立点Nに対応するバ
ンドの左端から3番目のブロックについては、孤立点Nに対応する複写対象画素の個数
が始点閾値F未満であるため、当該ブロックの左端位置に始点が設定されることはない
。処理対象ブロックが処理対象バンドの右端ブロックに到達しても積算値が閾値に満たな
い(ステップS802で「真」判定される)場合、始点基準が処理対象バンドの左端位置
に設定される(ステップS808)。さらに続いて、処理対象ブロックが始点基準を左端
とするブロックに到達するか(ステップS809で「真」判定されるか)、複写対象画素
の個数の積算値が移動区間の終点の閾値以上になる(ステップS811で「真」判定され
る)まで、処理対象バンドの右端から左端に向かって処理対象ブロックが順次選択され(
ステップS812)、処理対象ブロックについて複写対象情報が示す複写対象画素の個数
が積算される(ステップS810)。図8Cに示すように複写対象画素の個数Fが移動
区間の終点の閾値F以上になると(ステップS811で「真」判定されると)、終点基
準が処理対象ブロックの右端位置derに設定される(ステップS813)。なお、処理
対象ブロックが始点基準を左端とするブロックに到達しても積算値が閾値に満たない(ス
テップS809で「真」判定される)場合、終点基準が始点基準と同じ値に設定される(
ステップS814)。さらに続いて、終点基準が始点基準よりも右に位置し(ステップS
815で「真」判定される)、始点基準がマージン以上の場合(ステップS816で「真
」判定される場合)、図8Bに示すように移動区間の始点が始点基準dslからマージン
を減じた値dに設定される(ステップS818)。終点基準がマージン未満の場合(ス
テップS816で「偽」判定される場合)、始点はバンド左端に設定される(ステップS
820)。さらに終点基準がバンド幅からマージンを減じた値以下である場合(ステップ
S821で「真」判定される場合)、図8Cに示すように移動区間の始点は終点基準にマ
ージンを加えた値dに設定される(ステップS822)。その結果、図8Cに示す移動
区間Sが設定される。尚、終点基準がバンド幅からマージンを減じた値を超える(ステ
ップS821で「偽」判定される)場合、終点はバンド右端に設定される(ステップS8
23)。またステップS815で「偽」判定される場合、移動区間の始点および終点がい
ずれもバンド右端に設定される(ステップS824、ステップS825)。
次に、処理対象バンド毎にノイズ除去プロセスP82によって移動区間でない区間にお
いて複写対象画素でない全ての画素の画素値が最淡値(白)に変更される(ステップS9
00)。この処理の詳細な具体例は図11に示すとおりである。まず、1バンドに含まれ
る全ラインが選択される(ステップS906で「真」判定される)まで、処理対象ライン
が下方向に順次選択され(ステップS907)、処理対象ラインの画像データが取得され
る(ステップS901)。次に1ライン分の全ての画素が処理対象として選択される(ス
テップS904で「真」判定される)までラインの左端から右端に向かって処理対象画素
を順次選択し(ステップS905)、処理対象画素が移動区間でない区間に位置する(ス
テップS902で「真」判定される)場合には、処理対象画素の画素値を白に変更する(
ステップS903)。
ステップS900の処理が下端バンドについて終了すると(ステップS1000の判定
結果が「真」の場合)、1ページ分のノイズ除去が終了する。
ノイズ除去プロセスP82によって画素値が変更された画像データが印刷プロセスP9
0によって印刷データに変換され、制御部20から印刷データが印刷部60に出力される
と、印刷データに応じて印刷ヘッド67と印刷用紙65との移動がプリンタASIC61
によって制御されるとともに印刷データに応じて印刷ヘッド67によるインクの噴射がプ
リンタASIC61によって制御される。このときプリンタASIC61は、白でない画
素値が端から連続する区間を除外した印刷ヘッド67の移動区間を印刷データに基づいて
各バンドについて設定するとともに、設定された移動区間が最短距離で結ばれるように、
印刷ヘッド67の移動と印刷用紙65の移動とを制御する。
上述したとおり本実施形態では、基準情報を用いて補正された複写対象分布情報に応じ
て印刷ヘッド67の移動区間が設定される。このため、プラテンガラス54や光学系に付
着した塵埃や汚れに対応する複写対象画素の画素値を最淡値に変更したり、そのような複
写対象画素が含まれないように移動区間を設定することができる。したがって本実施形態
では、図12Aに示す原稿シート53の画像データに対して図12Bに示す印刷結果が得
られる。図12Bおよび図12Cに示す細い点線は、印刷ヘッド67の移動区間と移動区
間でない区間の境界を表している。仮に、基準情報を用いて複写対象分布情報を補正する
複写対象補正プロセスP5が実行されないとすると、図12Aに示す画像データに対する
印刷結果は図12Cに示すとおりとなる。すなわち本実施形態によると、プラテンガラス
54や光学系に付着した塵埃や汚れ等に対応する複写対象画素を減少させることができる
とともにADFを用いて読み取られた画像データに対するシリアルプリンタの印刷時間を
短縮することができる。
本発明の実施形態にかかるブロック図。 本発明の実施形態にかかる処理単位を示す模式図。 本発明の実施形態にかかるプロセスを示す模式図。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 図7Aは本発明の実施形態にかかる画像データを示す模式図。図7Aから図7Eは本発明の実施形態にかかるヒストグラム。 図8Aは本発明の実施形態にかかるヒストグラム。図8Bおよび図8Cは本発明の実施形態にかかる折れ線グラフ。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 図12Aは本発明の実施形態にかかる画像データを示す模式図。図12Bは本発明の実施形態にかかる印刷結果を示す模式図。図12Cは比較例の印刷結果を示す模式図。
符号の説明
1:ディジタル複合機、3:原稿シート、10:操作部、20:制御部、50:読取部、
53:原稿シート、56:読取領域、60:印刷部、65:印刷用紙、67:印刷ヘッド
、B:バンド、b:ブロック、S:移動区間、P1:基準作成プロセス、P1:基準読
取プロセス、P2:基準作成プロセス、P3:原稿読取プロセス、P4:複写対象解析プ
ロセス、P5:複写対象補正プロセス、P6:基準補正プロセス、P8:移動区間制御プ
ロセス、P81:移動区間設定プロセス、P82:ノイズ除去プロセス、P9:印刷デー
タ作成プロセス、P90:印刷プロセス

Claims (8)

  1. 原稿シートが自動供給される読取領域から画像データを読み取る読取手段と、
    前記原稿シートが不在の前記読取領域から読み取られた画像データについて所定濃度を
    有するノイズ画素の空間分布を示す基準情報を作成する基準作成手段と、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データについて所定濃度を有する
    複写対象画素の空間分布を示す複写対象分布情報を作成する複写対象解析手段と、
    前記基準情報を用いた前記複写対象分布情報の補正により、前記複写対象分布情報が示
    す前記ノイズ画素に対応する前記複写対象画素を減少させる複写対象補正手段と、
    印刷用紙の供給方向に対して垂直な方向に往復移動する印刷ヘッドと、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データのロジカルシーキングにお
    ける前記印刷ヘッドの移動区間を、補正された前記複写対象分布情報に応じて制御する移
    動区間制御手段と、
    を備えるプリンタ。
  2. 前記基準情報は前記印刷ヘッドの移動方向および前記印刷用紙の供給方向にそれぞれ並
    ぶ複数の画素に対応する方陣のブロック毎に前記ノイズ画素の個数の関数を有する情報で
    あり、
    前記複写対象分布情報は前記ブロック毎に前記複写対象画素の個数の関数を有する情報
    である、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記複写対象解析手段によって作成された前記複写対象分布情報を用いることにより、
    前記ブロック毎に前記基準情報を補正する基準補正手段をさらに備える、
    請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記基準補正手段は、前記複写対象解析手段によって作成された前記複写対象分布情報
    が示す前記複写対象画素の個数が、前記基準情報が示す前記ノイズ画素の個数よりも少な
    い前記ブロックについて、前記複写対象解析手段によって作成された前記複写対象分布情
    報が示す前記複写対象画素の個数に応じて前記基準情報が示す前記ノイズ画素の個数を変
    更する、
    請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記移動区間制御手段は、前記印刷ヘッドの可動範囲の一端から他端に向かって前記複
    写対象分布情報が有する前記複写対象画素の個数の関数を前記ブロック単位で積算し、積
    算値が予め決められた閾値を超える範囲に応じて前記移動区間を制御する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載のプリンタ。
  6. 前記移動区間制御手段は、すべての前記ブロックのそれぞれを処理対象ブロックとし、
    前記処理対象ブロック毎に、前記処理対象ブロックに対応する補正された前記複写対象分
    布情報と、前記処理対象ブロックに対して前記印刷用紙の供給方向に隣接する前記ブロッ
    クに対応する補正された前記複写対象分布情報とに応じて前記移動区間を制御する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のプリンタ。
  7. 原稿シートが自動供給される読取領域から画像データを読み取り、
    前記原稿シートが不在の状態において前記読取領域から読み取られた画像データについ
    てノイズ画素の空間分布を示す基準情報を作成し、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データについて複写対象画素の空
    間分布を示す複写対象分布情報を作成し、
    前記複写対象分布情報を用いることにより、前記ブロック毎に前記基準情報を補正し、
    補正された前記基準情報を用いた補正により、前記複写対象分布情報の前記ノイズ画素
    に対応する前記複写対象画素を減少させ、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データのロジカルシーキングにお
    ける前記印刷ヘッドの移動区間を、補正された前記複写対象分布情報に応じて制御する、
    ことを含むプリンタ制御方法。
  8. 原稿シートが自動供給される読取領域から画像データを読み取る読取手段と、
    前記原稿シートが不在の状態において前記読取領域から読み取られた画像データについ
    てノイズ画素の空間分布を示す基準情報を作成する基準作成手段と、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データについて複写対象画素の空
    間分布を示す複写対象分布情報を作成する複写対象解析手段と、
    前記複写対象分布情報を用いることにより、前記ブロック毎に前記基準情報を補正する
    基準補正手段と、
    補正された前記基準情報を用いた補正により、前記複写対象分布情報の前記ノイズ画素
    に対応する前記複写対象画素を減少させる複写対象補正手段と、
    印刷用紙の給紙方向に対して垂直な方向に往復移動する印刷ヘッドと、
    前記読取領域から読み取られた前記原稿シートの画像データのロジカルシーキングにお
    ける前記印刷ヘッドの移動区間を、補正された前記複写対象分布情報に応じて制御する移
    動区間制御手段と、
    してコンピュータを機能させるプリンタ制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8432578B2 (en) 2009-03-23 2013-04-30 Seiko Epson Corporation Serial printer for reducing printer head movement

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