JP6461255B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
<画像処理装置1のハードウェア構成>
図1は、本実施例における画像処理装置1のハードウェア構成例である。画像処理装置1は、例えばコンピュータであり、CPU101、ROM102、RAM103を備える。CPU101は、RAM103をワークメモリとして、ROM102、HDD(ハードディスクドライブ)15などに格納されたOS(オペレーティングシステム)や各種プログラムを実行する。また、CPU101は、システムバス107を介して各構成を制御する。尚、後述するフローチャートによる処理は、ROM102やHDD15などに格納されたプログラムコードがRAM103に展開され、CPU101によって実行される。汎用I/F(インターフェース)104には、シリアルバス11を介して、マウスやキーボードなどの入力デバイス12やプリンタ13などが接続される。SATA(シリアルATA)I/F105には、シリアルバス14を介して、HDD15や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ16が接続される。CPU101は、HDD15や汎用ドライブ16にマウントされた各種記録メディアを各種データの格納場所として使用する。ビデオI/F106には、ディスプレイ17が接続される。CPU101は、プログラムによって提供されるUI(ユーザインターフェース)をディスプレイ17に表示し、入力デバイス12を介して受け付けるユーザ指示などの入力を受信する。
図2は、本実施例における画像処理装置1の機能構成を示すブロック図である。上述した各種プログラムに含まれる画像処理アプリケーションが、CPU101からの指令に基づき実行する処理内容について、図2を参照して説明する。画像処理装置1は、第1取得部201と、第2取得部202と、第1変換部203と、第2変換部204と、形成制御部205と、格納部206とを有する。第1取得部201は、汎用I/F104を介して指示された画像データをHDD15や汎用ドライブ16にマウントされた各種記録メディアから取得する。本実施例における第1取得部は、各画素に色特性が記録された色画像データと、各画素に光沢特性が記録された光沢画像データとの2つの画像データを取得する。第2取得部202は、色画像データが表す色画像(色材層)及び光沢画像データが表す光沢画像(光沢記録層)を記録媒体上に形成するためのプリンタの制御解像度を取得する。本実施例における第2取得部202は、色特性を制御するための解像度(以下、色の制御解像度と呼ぶ)と光沢特性を制御するための解像度(以下、光沢特性の制御解像度と呼ぶ)との2つの制御解像度を取得する。第1変換部203は、第1取得部201で取得した画像データの解像度を変換する。第2変換部204は、光沢画像データを参照し、色画像データ内の領域における色を変換する。形成制御部205は、プリンタ13を制御し、記録媒体上に色材層及び光沢記録層を形成する。格納部206は、プリンタ13に搭載された各インクの特性値などの情報を予め保持する。各部における詳細な処理動作については後述する。
以下、画像処理装置1において生成したデータに基づき、記録媒体上に色材層及び光沢記録層を形成するプリンタ13の構成図を図3に示す。尚、本実施例では、UVインクジェットと呼ばれる紫外線硬化型インクジェットプリンタを使用する。ヘッドカートリッジ301には、複数の吐出口からなる記録ヘッドと、記録ヘッドに対してインクを供給するインクタンクと、記録ヘッドの各吐出口を駆動する信号を受信するためのコネクタが設けられている。インクタンクには、色材層及び光沢記録層を形成するUV硬化型インクが格納されている。ヘッドカートリッジ301及びUVランプ315は、キャリッジ302に交換可能な形態で搭載されている。キャリッジ302には、コネクタを介してヘッドカートリッジ301に駆動信号等を伝達するためのコネクタホルダが設けられている。キャリッジ302は、ガイドシャフト303に沿って往復移動可能に構成される。具体的には、キャリッジ302は、主走査モータ304を駆動源として、モータプーリ305、従動プーリ306、タイミングベルト307等の駆動機構を介して駆動されるとともに、その位置及び移動が制御される。尚、本実施例において、このキャリッジ302のガイドシャフト303に沿った移動を「主走査」といい、移動方向を「主走査方向」という。印刷用の記録媒体308は、ASF(オートシートフィーダ)310に載置されている。記録媒体308に画像を形成する際、給紙モータ311の駆動に伴いピックアップローラ312が回転し、ASF310から記録媒体308が一枚ずつ分離され、給紙される。更に、記録媒体308は、搬送ローラ309の回転によりキャリッジ302上のヘッドカートリッジ301の吐出口面と対向する記録開始位置に搬送される。搬送ローラ309は、ラインフィードモータ313を駆動源としてギアを介して駆動される。記録媒体308が供給されたか否かの判定と給紙時位置の確定は、記録媒体308がエンドセンサ314を通過した時点で行われる。キャリッジ302に搭載されたヘッドカートリッジ301は、吐出口面がキャリッジ302から下方へ突出して記録媒体308と平行になるように保持されている。制御部320は、CPUや記憶手段等から構成されており、外部からデータを受け取り、当該データに基づいて各パーツの動作を制御する。尚、当該データは後述する処理を経て生成された有色インク(カラーインク)のドット配置データ及び出力形状データ(クリアインクのドット配置と積層数を表すデータ)を指す。
図4を参照し、上述したプリンタ13が本実施例における画像処理装置1による処理を経て生成したデータを受信し、そのデータに基づいて形成するプリント物について説明する。尚、記録面をx軸とy軸とから成るxy平面、記録面に対する垂直方向をz軸としたとき、図4(a)はプリント物をz軸方向から観察した模式図を示す。また、図4(b)及び図4(c)は図4(a)に示す領域の一部をy軸方向及びx軸方向から観察した断面の模式図を示すものとする。ここで、図中401は記録媒体、402はクリアインク、403はカラーインクを表し、本実施例では、クリアインクから成る微細な凹凸形状を光沢記録層、カラーインクから成る層を色材層と呼ぶ。図4(b)及び図4(c)に示す様に、クリアインクによって凹凸形状を形成したとき、x軸方向及びy軸方向で観察できる法線分布が異なることが分かる。また、図中402及び403で示すクリアインク及びカラーインクによって形成された光沢記録層及び色材層は、図4(d)に示す様に、インクドットを積層することによって形成することができる。412及び413が示す矩形はUVクリアインク1ドット、シアンインク1ドットを示しており、図4(d)は、クリアインクを4層積層し、さらに上層にカラーインクを1層積層した模式図である。図4(d)に示す通りに各インクを積層して凹凸形状を形成する過程において、吐出されたUV硬化型インクは、着弾からUV照射による硬化までの間に記録媒体の面方向に濡れ広がる。その結果、最終的に形成される凹凸形状は、図4(c)に示すように、図4(d)に示すデータにおける凹凸形状と比較して低周波な凹凸形状となる。次に、当該凹凸形状を観察したとき、x軸方向とy軸方向とで知覚される見えの違いについて説明する。以下、xy平面上で定義される観察角度に伴う見えの違いを方位角異方性と呼ぶ。図5(a)及び(b)は、前述した凹凸形状を、y軸方向及びx軸方向にてそれぞれ観察した際の、見えを説明するための模式図である。図中501及び502は、照明及び観察者を示し、それぞれプリント物から十分に離れて位置するものとする。図に示す様に、z軸方向と成す角が0度の方向から照明光が入射し、z軸方向と成す角が45度の方向に反射される光を観察する。尚、図5(a)及び(b)に示す何れの場合においても、前述した入射方向及び観察方向がz軸と成す仰角はそれぞれ同一であり、xy平面上の方位角のみが異なるものとする。図5(a)に示す様に、y軸方向からプリント物を観察したとき、プリント物の微細な凹凸形状が成す法線は、一様にz軸方向を向いており、入射光503に対する反射光の鏡面反射成分504はz軸方向に返される。したがって、観察方向へ返される反射光は少なく、色材層のシアンは弱く知覚される。一方、図5(b)に示す様に、x軸方向からプリント物を観察したとき、プリント物の微細な凹凸形状が成す法線は多方向に分布しているため、一部の領域において図中実線で示す様に、反射光の鏡面反射成分が観察方向へ返される。したがって、y軸方向からプリント物を観察したときよりもシアンを強く知覚することができる。以上、説明した通り、前述した光沢記録層及び色材層を有するプリント物を形成することで、方位角異方性を知覚することができる。尚、シアンインクを用いた色材層を形成する例を示したが、他のカラーインク、あるいは複数のカラーインクを組み合わせた2次色でも構わない。また、光沢記録層において形成する凹凸形状は方位角に応じて異なる法線分布を有する形状であれば前述した形状に限定する必要は無い。例えば、UV硬化型クリアインクの積層数を倍にして形成した凹凸形状でも良いし、形状データをxy平面上で90度回転して形成した形状であっても良い。
以下、本実施例において、第1取得部201が取得する入力画像データ、第2取得部202乃至第2変換部204にて行われる処理を経て生成する出力画像データについて説明する。尚、入力画像データは、再現目標である色特性を表す色画像データと、再現目標である光沢特性を表す光沢画像データを指す。また、出力画像データは、公知のハーフトーン(HT)処理及びパス分解によって入力した色画像データから変換したカラーインクのドット配置データと、光沢画像データに記録された各光沢特性を記録媒体上で表現するための凹凸形状を表す形状データとを指す。図6(c1)及び(g1)に入力画像の一例を示す。図6(c1)は、色画像データを表し、各画素には色特性を示すRGB値が各チャネルに記録されている。また、図6(g1)は、光沢画像データを表し、各画素には反射強度が最大となる方位角が格納されている。例えば、図4に示したプリント物は、図5を用いて説明した通りy軸方向で強い反射光が知覚されるため、y軸方向を示す方位角90度に対応する値が光沢特性値として記録される。図6(c1)中601乃至603にて示す領域は、それぞれ異なるRGB値が記録されており、図6(g1)中604と605は、それぞれ0度と90度とに対応する光沢特性値が記録されているものとする。これらの色画像データが表す色画像と光沢画像データが表す光沢画像を記録媒体上で重ねて形成すると、方位角0度の方向では、604に対応する領域に配色された601及び602の色が強く知覚される。また、605に対応する領域に配色された603の色が弱く知覚される。一方で、方位角90度の方向では、604に対応する領域に配色された601及び602の色が弱く知覚され、605に対応する領域に配色された603の色が強く知覚される。図6(c1)及び(g1)に示す画像データを入力画像データとしたとき、このような光沢の異方性が再現目標となる。当該入力画像データを、それぞれプリンタ13の最大制御解像度で再サンプリングした結果を模式的に図6(c2)及び(g2)に示す。各画像データ内の矩形は、各特性の最小制御単位を示す。尚、光沢記録層で形成する微細な凹凸形状は、前述の通りxy平面上に配置された複数のクリアインクドットによって形成されるため、光沢特性の最大制御解像度は、1ドットの吐出ON/OFFによって制御する色特性よりも低くなる。ここで、ONはインクを吐出することを表し、OFFはインクを吐出しないことを表す。例えば、図4(b)乃至(d)に示した凹凸形状を光沢特性の最小制御単位とし、当該凹凸形状が幅4ドットの凸部と幅6ドットの凹部とから成るものとする。当該凹凸形状を、インクの吐出のON/OFFを1200dpiによって制御可能なプリンタ13を用いて形成する。このとき、光沢特性の最大制御解像度は120dpi(=1200dpi/10)となる。このように制御解像度が異なるとき、各々の制御解像度によって光沢記録層及び色材層を重ねて形成すると、光沢特性を表す領域と色特性を表す領域とが意図しない組み合わせで重なる場合がある。具体的に、図6(g2)中605に対応する色画像データ(c2)の領域を確認すると、図6(o2)に示す様に、603が配色された領域以外に601が配色された領域が含まれる。当該領域では、90度方向で観察した際に601の色が強く知覚され、入力画像データでは意図していないノイズとして視認される。このようなノイズの発現は、先に述べた通り、解像度変換処理において従来の手法では入力した色特性及び光沢特性の制御解像度の違いを考慮していないために生じる。本実施例では、光沢画像データを参照して、色画像データから、光沢画像データの境界領域に対応する一部領域を取り出し、当該領域に対して再び解像度変換処理を施すことで、図6(c3)に示すような色画像データを生成する。図6(e2)に、処理対象とする境界領域の一例を黒の矩形606にて示す。これにより、境界領域におけるノイズの発現を抑制することが可能となる。また、光沢画像データの境界領域に対応する一部領域のみに解像度変換を施すため、同じ光沢特性を持つ非境界領域内では高解像な色特性の制御解像度を保持することができる。本実施例において行われる処理を経て生成する出力画像データは、図6(c3)の例に示す色画像データから変換したカラーインクのドット配置データと、図6(g2)の例に示す光沢画像データから変換した形状データとを指す。以下、上述したノイズの発現を抑制するための出力画像データを生成する画像処理装置1の一連の処理内容について説明する。
図7は、本実施例における画像処理装置1の処理内容を示すフローチャートである。以下、図7を参照して本実施例における画像処理装置1の処理内容の詳細を説明する。尚、図7に示されるフローチャートによる処理は、ROM102に格納されたプログラムコードがRAM103に展開され、CPU101によって実行される。図7に示されるフローチャートは、ユーザが入力デバイス12を操作して指示を入力し、CPU201が入力された指示を受け付けることにより開始する。以下、各ステップ(工程)は符号の前にSをつけて表す。
尚、本実施例では、第1変換部203によって、第1取得部201で取得した光沢画像データ及び色画像データを各制御解像度に変換していたが、当該処理を適用しない形態であってもよい。例えば、予め画像処理ソフト等によって、当該制御解像度に変換された画像データを取得した場合、当該解像度変換を必要としない形態をとることが可能である。具体的には、第1取得部201が、画像データの取得時に各々の画像データが制御解像度と一致しているか否かを判別し、一致していない場合にはその旨を通知して処理を終了する機能を有することで実現できる。
実施例1では、光沢画像データにおける境界領域に対応する色画像データ上の領域に対し、再サンプリングを行った。本実施例では、再サンプリングを施す前に当該領域に関する情報をユーザに提示し、実施例1に記載した色特性の再サンプリングを実施するか否かを任意に選択できる形態を説明する。これにより、色画像データにおける上述したような境界と光沢画像データにおける上述したような境界とを意図してずらした入力画像データを取得した場合、当該ズレが表す意図した見えを、ノイズと誤認して低減することを抑制することができる。尚、実施例2における画像処理装置1の機能構成は、実施例1の機能構成と同じであり、第1取得部201乃至格納部206による一連の動作処理が実行される。以下、実施例1と相違する第2変換部204による処理(S40)について主に説明する。
先ず、S10乃至S30において、実施例1と同様にして、光沢画像データ及び色画像データの取得、光沢特性及び色特性の制御解像度の取得、さらに、各画像データの解像度の変換を行う。次に、S40において、境界領域の検出、再サンプリングを適用するか否かの判定、及び適用すると判定された境界領域への再サンプリング処理を実施する。本ステップにおける処理動作の詳細については後述する。最後に、S50において、実施例1と同様にして、形状データとカラーインクのドット配置データとに基づき、光沢記録層及び色材層をプリンタ13に形成させる。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201 第1取得部
204 第2変換部
Claims (21)
- 異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界を含む第1画像と、複数の画素を含む領域を複数有する第2画像と、を記録媒体上に重ねて形成するための処理を行う画像処理装置であって、
領域ごとに光沢特性を有する前記第1画像を表す第1画像データと、画素ごとに色を有する前記第2画像を表す第2画像データと、を取得する取得手段と、
前記第1画像データに基づいて、前記第2画像において、前記第1画像における1つの光沢特性を有する第1領域に重畳される第2領域に含まれる各画素の色を、前記第2領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換する変換手段と、を有し、
前記第1領域は、前記第1画像において前記境界に接する領域の1つであり、
前記変換手段による変換の結果、前記記録媒体上において前記第1画像と前記第2画像とが重畳される際に、前記境界を挟む光沢特性が互いに異なる2つの領域には、色が変換された前記第2画像に応じてそれぞれ互いに異なる色が重畳されることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1画像の光沢特性を前記記録媒体上で再現するための凹凸の形状を表す形状データを、前記第1領域ごとに取得する第2取得手段と、
前記形状データに基づいて、前記凹凸を前記記録媒体上に形成するための第1記録材の使用に関するデータを生成し、前記第2画像データに基づいて、色が変換された前記第2画像を形成するための第2記録材の使用に関するデータを生成する生成手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1画像の光沢特性と、前記形状データと、が対応づけられたテーブルを取得する第3取得手段をさらに有し、
前記第2取得手段は、前記テーブルに基づいて、前記形状データを取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記第1記録材の使用に関するデータは、前記記録媒体上における前記第1記録材のドット配置及び積層数を表すデータであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記第1記録材は、光によって硬化するクリアインクであることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記第2取得手段は、前記第1領域が、異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界を含む場合、各光沢特性に応じて複数種類の前記形状データを取得し、
前記複数種類の前記形状データが表す前記形状を組み合わせて、異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界に再現すべき形状を表す境界形状データを生成する第2生成手段をさらに有し、
前記生成手段は、前記形状データと前記境界形状データとに基づいて、前記第1記録材の使用に関するデータを生成することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記第1画像の光沢特性を前記記録媒体上で再現するための記録材は、シルバーインク又はホワイトインクであって、
前記第1画像データに基づいて、前記第1画像の光沢特性を前記記録媒体上に記録するための記録材の使用に関するデータを生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段によって生成されたデータに基づいて、前記第1画像と前記第2画像とを前記記録媒体上に重ねて形成する形成手段をさらに有することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記第1画像における前記境界を検出する検出手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、ラプラシアンフィルタを用いて前記境界を検出することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、アンシャープマスクを用いて前記境界を検出することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、Sobelフィルタを用いて前記境界を検出することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
- 前記変換手段による変換を行うか否かを前記第2画像における領域ごとに表すユーザからの指示を受けつける受付手段をさらに有し、
前記変換手段は、前記ユーザからの指示にさらに基づいて、前記第2領域に含まれる各画素の色を、前記第2領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記第2画像は前記第1画像より解像度が高い画像であって、
前記第1領域は、前記第1画像における1画素であることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - プリンタが1つの光沢特性を表現するために用いる領域のサイズに応じて前記第1画像の解像度を変換し、前記プリンタが1つの色を表現するために用いる領域のサイズに応じて前記第2画像の解像度を変換する第2変換手段をさらに有し、
前記変換手段は、解像度が変換された前記第1画像の1画素に重畳される前記第2領域に含まれる各画素の色を、前記第2領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記変換手段は、前記第1領域と光沢特性が類似した領域に重畳される前記第2画像の領域に含まれる画素の色に基づいて、前記第2領域に含まれる各画素の色のうち前記1種類の色を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記変換手段は、前記第2領域に含まれる各画素の色が2種類以上である場合に、前記第2領域に含まれる各画素の色を変換することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界を含む第1画像と、複数の画素を含む領域を複数有する第2画像と、を記録媒体上に重ねて形成するための処理を行う画像処理装置であって、
前記第1画像の光沢特性を表す第1画像データと、前記第2画像の色を表す第2画像データと、を取得する第1取得手段と、
前記第1画像データに基づいて、前記第2画像における前記領域に含まれる各画素の色を、前記領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換する変換手段と、
前記第1画像データが表す前記光沢特性を前記記録媒体上で再現するための凹凸の形状を表す形状データを、前記第2画像における前記領域ごとに取得する第2取得手段と、
前記形状データに基づいて、前記凹凸を前記記録媒体上に形成するための第1記録材の使用に関するデータを生成し、前記第2画像データに基づいて、前記変換手段によって色が変換された前記第2画像を前記第1画像に重ねて形成するための第2記録材の使用に関するデータを生成する生成手段と、を有し、
前記第2画像における前記領域は、前記第1画像を複数の領域に分割して得られる領域に対応し、かつ、前記第2画像において前記境界に対応する領域の一部を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界を含む第1画像と、複数の画素を含む領域を複数有する第2画像と、を記録媒体上に重ねて形成するための処理を行う画像処理装置であって、
前記第1画像の光沢特性を表す第1画像データと、前記第2画像の色を表す第2画像データと、を取得する取得手段と、
前記第2画像の色を変換するか否かを前記第2画像における領域ごとに表すユーザからの指示を受けつける受付手段と、
前記指示が変換を行う指示である場合、前記第1画像データに基づいて、前記第2画像における前記領域に含まれる各画素の色を、前記第2画像における前記領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換する変換手段と、
前記第2画像における前記領域は、前記第1画像を複数の領域に分割して得られる領域に対応し、かつ、前記第2画像において前記境界に対応する領域の一部を含むことを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータを請求項1乃至請求項7のいずれか一項又は請求項9乃至請求項19のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 異なる光沢特性を表す複数の領域間の境界を含む第1画像と、複数の画素を含む領域を複数有する第2画像と、を記録媒体上に重ねて形成するための処理を行う画像処理方法であって、
領域ごとに光沢特性を有する前記第1画像を表す第1画像データと、画素ごとに色を有する前記第2画像を表す第2画像データと、を取得する取得ステップと、
前記第1画像データに基づいて、前記第2画像において、前記第1画像における1つの光沢特性を有する第1領域に重畳される第2領域に含まれる各画素の色を、前記第2領域に含まれる各画素の色のうち1種類の色に変換する変換ステップと、を有し、
前記第1領域は、前記第1画像において前記境界に接する領域の1つであり、
前記変換ステップにおける変換の結果、前記記録媒体上において前記第1画像と前記第2画像とが重畳される際に、前記境界を挟む光沢特性が互いに異なる2つの領域には、色が変換された前記第2画像に応じてそれぞれ互いに異なる色が重畳されることを特徴とする画像処理方法。
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