JP4647014B2 - 電池、電極およびこれらに用いる集電体 - Google Patents
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Description
このように、活物質層中に空隙を設けることにより、活物質の膨張または収縮による応力が緩和されて、負極の歪みが抑制される。このため、集電体にしわが生じたり、負極活物質が集電体から剥がれたりすることを防止でき、よって、電池容量の低下およびサイクル特性の低下を抑制することができる。
第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さRz2は、0.9〜9μmであることが好ましく、1.5〜7μmであることがさらに好ましい。基材部の平坦面の表面粗さRz0の1.3倍以上、もしくは5倍以上であることが好ましい。
第1突起の径は、第2突起の径の1.3倍以上、もしくは2倍以上であることが好ましい。
第2突起は複数の粒状析出物を含んでもよい。
粒状析出物は、集電体の法線方向に複数層形成されていてもよい。
前記基材部は、長尺状であり、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線のいずれかが、長尺状の基材部の長手方向と平行であることがさらに好ましい。前記第1の仮想直線が、前記基材部の長手方向と平行であることが特に好ましい。
また、前記基材部の幅方向における第1の突起の最大径は、第1の間隔の1/2以上で
あることがさらに好ましい。
柱状粒子は、集電体の法線方向に対して傾斜していることが好ましい。
柱状粒子は、集電体の法線方向に対して傾斜した複数の粒層の積層体を含むことが好ましい。
柱状粒子は、第1突起の頂部と接合していることが好ましい。
工程(b1)は、45〜100g/Lの濃度で銅イオンおよび50〜150g/Lの濃度で硫酸を含む第2めっき液中で、液温50±5℃、電流密度1〜8A/dm2で、陰極
電解を行うことにより、粒状析出物の表面に被膜を形成する工程を含むことが好ましい。
工程(b2)は、工程(a)で用いた後のめっき液中で、液温50±5℃、電位−750〜−650mV(vs.Cu)で、陰極定電位電解を行うことにより、粒状析出物の表面に被膜を形成する工程を含むことが好ましい。
ブラスト法の処理速度は、例えば0.1〜10m/分が好適である。この場合、例えば基材を0.1〜10m/分の速度で移動させながら、固定された噴出口から基材に微粉末を衝突させる。
さらに、活物質層が複数の柱状粒子を含み、前記柱状粒子の内部に空隙が設けられることにより、活物質の膨張および収縮によって生じる応力が十分に緩和される。このため、負極に変形を抑制することができる。よって、充放電時の体積変化が大きい活物質を用いた場合でも、サイクル特性により優れた電池用電極を提供することができる。さらには、前記空隙は、粒状粒子と集電体の突起との界面に存在する場合には、集電体と活物質との界面での応力をより十分に緩和することが可能となり、活物質の集電体からの剥がれをさらに抑制することが可能となる。よって、サイクル特性をさらに向上することが可能となる。
(実施の形態1)
本発明の電極用集電体は、平坦面を有する基材部と、平坦面から突出した複数の第1突起と、第1突起の頂部から突出した複数の第2突起と、を有する。基材部と第1突起とは、一体となっている。
第2突起は、どのような方法で形成してもよいが、例えば、ブラスト法、電着法、めっき法、エッチング法などで形成することができる。
また、基材部となる金属シートの表面に、金属を堆積させて第1突起を形成する場合、第1突起は、レジスト法、めっき法などにより形成することができる。
なお、第2突起を、ブラスト法またはエッチング法により第1突起の一部を除去して形成する場合、ブラスト法またはエッチング法を行う前の第1突起の頂部が、第2突起の頂部に相当し、除去跡の最も低い点が第1突起の頂部に相当する。
十点平均粗さRzおよび算術平均粗さRaは、JIS B 0601−1994に準拠して求めることができる。
平坦面を有する基材部と、平坦面から突出した第1突起と、を有するシート状の基材を形成する。出発材料には、図5(a)に示すような、シート状の材料201を用いる。第1突起を形成する方法としては、例えばめっき法とロールプレス法が挙げられる。
次に、第1突起の頂部から突出した第2突起を形成する。第2突起を形成する方法としては、例えば、めっき法、ブラスト法、エッチング法等が挙げられる。
第1段階では、図5(c)に示すように、第1突起202の頂部202aに、粒状析出物203を析出させる。金属を効率よく粒状に析出させる観点から、第1段階でのめっきは、限界電流密度付近か、限界電流密度以上の第1電流密度で行うことが好ましい。
なお、粒状析出物203は、図5(c’)に示すように、第1突起202の側面や基材部201’の表面等、第1突起202の頂部202a以外に形成されていてもよい。
なお、被膜204は、粒状析出物203の表面だけでなく、第1突起202の側面や基材部201’の表面にも形成されてもよい。
第1突起の形状の影響によって、電流分布にばらつきが生じ、第2突起の形状の制御が困難になる場合がある。陰極定電位電解を行うことで、電流分布のばらつきを抑制することができるため、第2突起の形状の制御が容易になる。
なお、粒状析出物203は、図5(c’)に示すように、第1突起202の側面や基材部201’の表面等、第1突起202の頂部202a以外に形成されていてもよい。
なお、被膜204は、粒状析出物203の表面だけでなく、第1突起202の側面や基材部201’の表面にも形成されてもよい。
ブラスト法では、微粉末(ブラスト材)を、水や圧縮空気と一緒に所定の圧力で基材の表面に衝突させる。ブラスト材が基材に衝突したときの衝撃力によって、図6(a)に示すような第1突起202の頂部202aに、図6(b)に示すような凹凸(第2突起207)を形成する。
エッチング法には、基材をエッチング液に浸す工程を含む浸漬法、基材にエッチング液をスプレーする工程を含むスプレー法等が含まれる。なかでもスプレー法は、深さ方向のエッチレートを大きくすることが容易である点で好ましい。この場合、スプレー圧は、例えば0.1〜1.5MPa程度が好適である。
第3工程は、必要に応じて、集電体の酸化を防止するために行う防錆処理工程である。防錆工程は、一般的な防錆処理工程であればよく、例えばクロメート処理を行う。または、ベンゾトリアゾールもしくはその誘導体等の塗布等を行う。
十点平均高さRz2が0.9〜9μm、好ましくは1.5〜7μmであるシート状の基材201を準備する。シート状の基材201は、例えば、表面に微小な凹凸を有する銅箔、銅合金箔、ニッケル箔、ステンレス鋼箔などの金属箔であればよい。金属箔の表面の微小な凹凸の凸部が第2突起208に相当する。微小な凹凸の形成方法は、特に限定されないが、ブラスト法、電着法、めっき法などが比較的簡便である。微小な凹凸を形成する際の条件(例えばブラスト粒子の大きさ、電着条件など)により、十点平均高さRz2を制御することができる。
次に、第2突起208よりも大きな径を有する凹部が配列されたローラで、第2突起208を有する基材をプレスする。その結果、第2突起208を頂部に有する第1突起202と、平坦面205を有する基材部201’とが形成される。この際、ローラの凹部は、第2突起208を変形させないように、十分な深さを有する。ローラの凹部以外の部分でプレスされた基材の表面は、基材部201’の平坦面205となる。第1突起202の配列パターンは、ローラ表面の凹部の配列パターンに依存する。一対のローラで基材をプレスする場合、一方のローラだけに凹部を配置すれば基材の片面だけに第1突起202を形成することができ、両方のローラに凹部を配置すれば基材の両面に第1突起202を形成することができる。
まず、活物質層形成後の電極全体の厚さを測定する。活物質層が集電体の片面だけに担持されている場合、電極全体の厚さから集電体の厚さを差し引くことで、活物質層の厚さが得られる。活物質層が集電体の両面に担持されている場合、電極全体の厚さから集電体の厚さを差し引くことで、両面の活物質層の合計厚さが得られる。なお、活物質層の表面が凹凸を有する場合、頂部を基準にして厚さを求める。
同様に、活物質が柱状粒子である場合、柱状粒子の形態も、特に限定されない。柱状粒子は、例えば、単結晶からなる粒子であってもよいし、複数の結晶子(crystallite)を含む多結晶粒子であってもよい。結晶子は、大きさが100nm以下の微結晶でもよい。あるいは、柱状粒子は、アモルファス(非晶質)であってもよい。この場合、粒子全体が、均一なアモルファス状態になっていることが好ましい。
図9の柱状粒子50は、複数の粒層から構成される。つまり、柱状粒子50は、屈曲部で分割される第1の部分51、第2の部分52、第3の部分53、および第4の部分54を有する。
なお、柱状粒子の平均的な成長方向が、集電体の法線方向とほぼ一致していれば、例えば、所定の柱状粒子に含まれる部分51の成長方向は、他の柱状粒子に含まれる部分51の成長方向と同じであってもよいし、異なってもよい。このことは、他の部分においても同様である。柱状粒子に含まれる部分の数は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
このように、柱状粒子が、集電体の法線方向に対して傾斜した複数の粒層の積層体を含むことで、活物質のリチウムイオン吸蔵時の体積膨張による応力を、更に効果的に緩和できる。
図10の集電体60は、規則的なパターンで形成された第1突起61を有する。第1突起61の高さはKであり、隣接する第1突起61間の距離はLである。
蒸着装置70は、チャンバ72を有する。チャンバ72の内部は、排気ポンプ71により排気されている。チャンバ72の内部には、巻き出しロール78、巻き取りロール73、搬送ローラ75a〜75f、第1キャン76および第2キャン77が設置されている。
図12の電極80は、集電体81と、集電体81に担持された活物質層82とを含む。集電体81は、平坦面84を有する基材部83と、平坦面84から突出した第1突起85と、第1突起85の表面から突出した第2突起(図示せず)を含む。
活物質層82は、複数の柱状粒子86を含み、柱状粒子86は、第1突起85に担持されている。柱状粒子86は、内部に空隙87を有する。
充放電によって生じる膨張応力は、集電体と活物質との界面において非常に大きくなる。そのため、集電体と活物質との界面に空隙を設けることで、膨張応力を更に軽減し、極板の変形および活物質の集電体からの剥がれを更に抑制することができる。
あるいは、活物質層の空隙率をより正確に測定したい場合には、ガス吸着法、ポロシメータを用いる水銀圧入法などを用いることもできる。この方法によっても、柱状粒子内の空隙87および柱状粒子間の空隙88を含む活物質層の空隙率が得られる。
断面観察から得られる活物質粒子内の空隙の最大幅は、0.1μm以上であることが好ましい。空隙が小さいと応力緩和空間としての効果が乏しくなる。このため、空隙の最大幅は0.1μm以上であることが好ましい。空隙の最大幅は、活物質粒子の太さにもよるが10μm以下であることが好ましい。活物質粒子内の空隙が大きくなると、活物質の太さが小さくなるために、活物質柱の強度が弱くなる。このため、活物質粒子の空隙は10μm以下であることが好ましい。
内部に空隙を有する柱状粒子を担持する集電体において、第1の仮想直線と第2の仮想直線との所定の交点上に配置された第1の突起と、前記交点を含む上記矩形の中心上に配置され、前記交点上に配置された第1突起と最も近い別の第1突起との間隔(ピッチ)Sは、10〜100μmであることが好ましく、40〜80μmであることが更に好ましい。ここで、ピッチとは、第1突起の中心間距離である。第1突起の中心とは、第1突起の最大径の中心点である。
上記のような、活物質粒子内および活物質粒子間に空隙を有する負極活物質層は、分散めっき、蒸着法等を用いて作製することができる。このような方法の中でも、活物質層の形成速度が速く、柱状粒子内および柱状粒子間に空隙を容易に設けることができる点で、蒸着法などのドライプロセスが好ましい。
蒸着法により柱状粒子の内部に空隙を設ける場合には、例えば、集電体の第1突起90の頂部に、第2突起91を設ける。第2突起91は、第1突起90の頂部を粗化することにより、第1突起90上に設けることができる。
図13において、第1突起90上には、錐形の第2突起91が複数個形成されている。第2突起91の頂部から第2突起91のすそへ続く線の進行方向は、集電体の法線方向に対して角度βだけ傾いている。このとき、集電体の法線方向に対する蒸着粒子の入射角θと、角度βとが、θ>βを満たす場合には、第1突起90の頂部には、第2突起91の陰影効果により、活物質粒子が成長しない部分が生じる。このように、蒸着粒子の入射角度、第2突起の形状等を調節することにより、第1突起90上に、活物質粒子が成長しない領域が形成される。このため、第1突起に担持された柱状粒子の内部に空隙を設けることができる。
上記では、第2突起の形状が錐形である場合について説明したが、第2突起の形状は特に限定されない。
蒸着装置100は、真空雰囲気を実現するためのチャンバ101と、蒸発源105と、蒸発源105を加熱するための電子ビーム装置などの加熱手段(図示せず)と、チャンバ101内にガスを導入するガス導入部と、集電体106を固定する固定台102とを具備する。
活物質からなる柱状粒子の空隙率は、めっき液に含まれる発泡剤の量を調節することにより、制御することができる。例えば、発泡剤は、めっき液の10〜50重量%を占めることが好ましい。
なお、分散メッキにより柱状粒子の内部に空隙を設ける場合、第1突起の表面に第2突起を設けてもよいし、設けなくてもよい。
例えば、第1突起が規則的に配置されることにより、第1突起上に担持された柱状の活物質粒子も、例えば均等な間隔で配置されることとなる。このため、活物質粒子の膨張した際に、活物質粒子から集電体にかかる応力を低減させることが可能になると同時に、活物質粒子同士の衝突による活物質層の破壊、活物質粒子の集電体からの剥離等を抑制することができる。
図15においては、複数の第1突起301が、前記平坦面内で、互いに平行でかつ第1の間隔S1で配置された複数の第1の仮想直線302と、前記平坦面内で、第1の仮想直線302と垂直で第1の間隔S1より小さい第2の間隔S2で配置された複数の第2の仮想直線303との交点304上、および隣接する2つの第1の仮想直線302と隣接する2つの第2の仮想直線303とによって構成される矩形の中心305上に配置されていることが好ましい。図15において、複数の第1突起は、その中心が、前記交点304および前記矩形の中心305にほぼ重なるように配置されている。なお、図15において、第1突起の形状は楕円形としているが、第1突起の形状は特に限定されない。
このように第1突起を格子状に規則的に配置することにより、柱状の活物質粒子の集積率を高くすることができる。これにより、エネルギー密度をさらに向上させることができる。
前記長尺状の基材部の幅方向における第1突起の最大径P1は、前記第1の間隔S1の1/2以上であることが好ましい。つまり、比P1/S1は、1/2以上、1未満であることが好ましい。なお、この場合にも、比P1/S1は、作製後の集電体、つまり活物質層が形成される直前の集電体における値である。
また、活物質を蒸着させる方向を集電体の表面に投影した方向Eは、第1突起の最大径P1に垂直またはほぼ垂直であることが好ましい。前記方向Eは、基材部の長手方向Tと平行であることがさらに好ましい。
前記のような構成とすることにより、基材部の平坦部に活物質が、必要以上に堆積することを抑制することができる。
S=(√(S1 2+S2 2))/2
を満たす。
正極集電体の構成材料には、例えばAl、Al合金、およびTiを用いることができる。
電池110は、捲回型の電極群114と、これを収容する電池ケース118とを有する。電極群114は、帯状の正極111と帯状の負極112とを、それらの間に配置された幅広のセパレータ113とともに捲回することで得られる。電極群114には、リチウムイオン伝導性を有する電解質(図示せず)が含浸されている。電池ケース118の開口は、正極端子115を有する封口板119で塞がれている。
負極は、負極集電体123およびその上に担持された負極活物質層122とを含む。正極は、正極集電体127およびその上に担持された正極活物質層126を含む。負極集電体123は、封口板121に接しており、正極集電体127は、電池ケース125に接している。
負極活物質層122と正極活物質層126とは、非水電解質を含むセパレータ124を介して対向している。
電池ケース138の開口部は、封止剤139を用いて封止されている。
本発明の別の実施形態に係る電池用集電体を、図面を参照しながら説明する。図19に、本発明の別の実施形態に係る集電体を示す。図19の集電体140は、平坦面を有する基材部141と、前記平坦面から突出した第1突起142とを有し、かつ前記第1突起142の頂部の粗化率が3以上、20以下である。前記集電体において、前記第1突起は、規則的に配列されていることが好ましい。
具体的に、図20に、略菱形の第1突起が形成された集電体の一例を、レーザー顕微鏡で観察したときの結果を示す。図20のレーザー顕微鏡写真に示されるように、集電体の表面の法線方向から見たときの第1突起の形状が略菱形であり、長軸の長さがW1であり、短軸の長さがW2である場合、前記所定の領域(領域C)とは、前記第1突起の形状と相似であり、かつ長軸の長さがW1/2であり、短軸の長さがW2/2である領域のことをいう。
粗化率が20よりも大きい場合には、第1突起の頂部を粗化することにより形成された微小突起が非常に嵩高くなる。よって、粗化率が20以下の集電体と比較して、集電体上に活物質層を設けた場合に、活物質層に対する集電体の厚みの割合が大きくなる。つまり、電極の厚さにおける集電体の厚さの割合が大きくなる。このため、電池のエネルギー密度が小さくなることがある。さらには、第1突起の表面に形成された溝が細かくなるため、集電体表面に活物質前駆体または活物質を堆積した際に、活物質の溝の中への入り込みが起こりにくくなる。このため、高い粗化率を有効に使えないことがある。
前記柱状粒子の成長方向は、集電体の法線方向に対して傾斜していてもよいし、集電体の法線方向とほぼ平行であってもよい。また、柱状粒子は、同一部分から構成されてもよいし、複数の粒層から構成されてもよい。上記のように、例えば、柱状粒子を複数の粒層から構成することにより、柱状粒子の平均的な成長方向を、集電体の法線方向とほぼ平行とすることができる。
また、基材部が長尺状である場合、第1の仮想直線または第2の仮想直線のいずれか一方が基材部の長手方向と平行であることが好ましく、特に、第1の仮想直線が前記長手方向と平行であることが好ましい。比P1/S1は、1/2以上、1未満であることが好ましい。
活物質を蒸着させる方向を集電体の表面に投影した方向Eは、第1突起の最大径P1に垂直またはほぼ垂直であることが好ましい。前記方向Eは、基材部の長手方向Tと平行であることがさらに好ましい。
第1突起の間隔(ピッチ)S、第1の間隔S1、および第2の間隔S2は、実施の形態1と同様に、3〜100μmの範囲内であればよい。
《実施例1−1》
(i)集電体の作製
第1工程
出発材料である厚さ18μmの圧延銅箔上に、厚さ25μmのドライフィルムレジスト(日立化成工業(株)製)を貼り付けた。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ0.6μm)
第1突起を有するシート状の基材に対し、2段階のめっき処理を行った。
第1段階では、略菱形の第1突起の頂部に粒状析出物を析出させた。第2段階では、粒状析出物の表面に被膜を形成し、第2突起を得た。各段階でのめっき液組成及びめっき条件は表1に示したとおりであった。なお、第1段階の限界電流密度は2.5A/dm2であり、第2段階の限界電流密度は27.5A/dm2であった。
得られた集電体は、1H−ベンゾトリアゾールを3重量%含むエタノール溶液に15秒間浸漬した後、水洗し、乾燥させて、防錆処理を施した。
図24は、集電体の表面の電子顕微鏡写真である。図25は、集電体の斜め上方からの電子顕微鏡写真である。
第1突起の対角線の長さ P1:33μm、P2:15μm
第1突起の高さH 14.5μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第2突起の平均径d:2.5μm
第2突起の平均高さh:4.4μm
第2突起の平均突起間隔s:3.4μm
十点平均高さRz2:8.2μm(面粗さ26.0μm)
算術平均粗さRa:1.7μm
比P1/S1:0.66
以下の実施例においても、第1突起は、前記のようにして配置した。
得られた集電体の両面に、電子ビーム(EB)を用いた蒸着法により、SiO0.5からなる活物質を担持させて負極を得た。ここでは、図11に示すような蒸着装置と、ケイ素単体のターゲットを用い、蒸着装置のチャンバ内に酸素を導入した。なお、活物質を蒸着させる方向を集電体の表面に投影した方向は、第1突起の最大径P1にほぼ垂直とした。
ターゲットに照射するEBの加速電圧:−10kV
エミッション電流:600mA
酸素流量:50sccm(standard cc/min)
基板(集電体)走行速度:2cm/min
正極活物質である平均粒径約10μmのコバルト酸リチウム(LiCoO2)粉末を100重量部と、導電剤であるアセチレンブラックを3重量部と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン粉末を8重量部と、適量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)とを、充分に混合して、正極合剤ペーストを調製した。
正極活物質層と負極活物質層とを対向させ、これらの間にセパレータを介在させて、正極と負極とを捲回し、円筒型の電極群を構成した。セパレータには、厚さ20μmのポリエチレン製微多孔膜を用いた。
得られた電極群を、電池ケースに挿入し、その後、非水電解質をケース内に注液した。非水電解質は、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒に、LiPF6を1モル/Lの濃度で溶解させることにより調製した。ケース内を真空状態にして電極群に非水電解質を含浸させ、その後、ケースを密封した。こうして、図16に示されるような円筒型の電池を作製した。
(i)電極の評価
作製した負極について、活物質と集電体との接合強度(タッキング強度)を、タッキング試験器((株)レスカ製のTAC−II)で測定した。負極は2cm×3cmに切り出し、タッキング試験器の測定子と対向する負極位置に、両面テープで固定した。測定子の先端(先端直径2mm)に、負極を両面テープ(日東電工(株)製のNo.515)で接続した。押し込み速度30mm/min、押し込み時間10秒、荷重400gf、引き上げ速度600mm/minで測定を行った。試験の結果、タッキング強度は27.9kgf/cm2であった。
作製した電池のサイクル特性を、以下の要領で評価した。
作製した電池について、充放電レート0.1C(公称容量に相当する電気量を充電または放電するのに10時間を要する電流値)で、8サイクルの充放電を行った。その後、充放電レート1C(公称容量に相当する電気量を充電または放電するのに1時間を要する電
流値)で、100サイクルの充放電を行った。なお、充電終止電圧は4.05V、放電終止電圧は2.0Vとした。1サイクル目の放電容量を100%としたときの、100サイクル目の容量維持率は92%であった。
負極の集電体の作製において、第1工程をめっき法で行う代わりに、厚さ20μmの銅箔を、それぞれ規則的なパターンで略菱形の凹部が配置された一対のローラの間に通過させた。ここでは、ステンレス鋼製のローラを用い、線圧は1.5t/cmとした。図27は、得られた基材の表面の電子顕微鏡写真である。図28は、同基材の斜め上方からの電子顕微鏡写真である。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ1.5μm)
第2工程の後、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は3μm(面粗さ8.2μm)であった。よって、Rz2/Rz0は15(面粗さ比5.4)であった。図29は、得られた集電体の表面の電子顕微鏡写真である。図30は、集電体の斜め上方からの電子顕微鏡写真である。図30からわかるように、第2突起は、粒状である。また、その最大径は、ほとんどが根元の径よりも大きかった。
第1突起の対角線の長さ P1:32μm、P2:15μm
第1突起の高さH:7.2μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第2突起の平均径d:0.56μm
第2突起の平均高さh:1.1μm
第2突起の平均突起間隔s:0.85μm
十点平均高さRz2:3μm(面粗さ8.2μm)
算術平均粗さRa:0.79μm
比P1/S1:0.84
負極の集電体の作製において、第1工程の後、第2工程を行わなかった(第2突起を形成しなかった)こと以外、実施例1−1と同様に、負極を作製し、更に電池を作製した。得られた負極と電池を実施例1と同様に評価したところ、負極のタッキング強度は23.3kgf/cm2であり、100サイクル目の容量維持率は75%であった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH 10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ0.6μm)
比P1/S1:0.56
負極の集電体の作製において、第1工程の後、第2工程を行わなかった(第2突起を形成しなかった)こと以外、実施例1−2と同様に、負極を作製し、更に電池を作製した。得られた負極と電池を実施例1−1と同様に評価したところ、負極のタッキング強度は20.2kgf/cm2であり、100サイクル目の容量維持率は70%であった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ1.5μm)
比P1/S1:0.74
負極の集電体の作製において、実施例1−2と同様に第1工程を行った。形成された第1突起の各寸法は、以下の通りである。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ1.5μm)
ここで、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は1〜1.2μm(面粗さ2.0〜2.4μm)であった。
第1突起の対角線の長さ P1:27μm、P2:11μm
第1突起の高さH:5.5μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
十点平均高さRz2:1〜1.2μm(面粗さ2.0〜2.4μm)
比P1/S1:0.71
負極の集電体の作製において、実施例1−1と同様に第1工程を行った。形成した第1突起の各寸法は以下の通りである。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
第1突起の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ0.6μm)
ここで、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は0.9〜1.1μm(面粗さ1.8〜2.0μm)であった。
第1突起の対角線の長さ P1:27μm、P2:11μm
第1突起の高さH:9.5μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
十点平均粗さRz2:0.9〜1.1μm(面粗さ1.8〜2.0μm)
比P1/S1:0.54
負極の集電体の作製において、実施例1−2と同様に第1工程を行った。形成直後の第1突起の各寸法は以下の通りである。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.2μm(面粗さ1.5μm)
ここで、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は1.8μm(面粗さ5.4μm)であった。
第1突起の対角線の長さ P1:26.5μm、P2:10.2μm
第1突起の高さH:5.2μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
十点平均粗さRz2:1.8μm(面粗さ5.4μm)
比P1/S1:0.70
負極の集電体の作製において、あらかじめ平坦面に第2突起が形成された表面粗さRz2が3.2μm(面粗さ19μm)、厚さ35μmの粗面化銅箔を、それぞれ規則的なパターンで略菱形の凹部が配置された一対のローラの間に通過させて、第1突起を形成した。ここでは、ステンレス鋼製のローラを用い、線圧は1.0t/cmとした。第1突起間の平坦面の表面粗さRz0は、1.5μmであった。
第1突起の高さは6μm、略菱形の2つの対角線の長さは28μmと10μm、ピッチ(隣接する第1突起の中心間の最短距離)は20μmであった。第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は3.2μm(面粗さ19μm)であった。またRz2/Rz0は2.1であった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:10μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:20μm
第1の仮想直線の間隔S1:38μm
第2の仮想直線の間隔S2:19μm
第2突起の平均径d:2μm
第2突起の平均高さh:2.7μm
第2突起の平均突起間隔s:3.1μm
十点平均高さRz2:3.2μm(面粗さ19μm)
算術平均粗さRa:1.8μm
比P1/S1:0.74
(i)集電体の作製
第1工程
出発材料である合金銅箔に対し、2段階のめっき処理を行った。
第1段階では、表5に示す組成の第1めっき液を用いて、表5に示す条件でめっきを行い、出発材料である厚さ18μmの合金銅箔(日立電線(株)製、Zr添加量0.02重量%)の両面に粒状析出物を析出させた。第2段階では、表5に示す組成の第2めっき液を用いて、表5に示す条件でめっきを行い、粒状析出物の表面に被膜を形成し、第2突起を得た。第1段階の限界電流密度は合金銅箔を電極とした場合に10A/dm2であり、第2段階の限界電流密度は110A/dm2であった。
第1工程で得られたシート状の基材を規則的なパターンで、略菱形の凹部が配置された一対のローラの間に通過させた。ここでは、ステンレス鋼製のローラを用い、その線圧は1.0t/cmとした。図35は、作製した集電体の表面の電子顕微鏡写真である。
ここで、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は3μm(面粗さ8.8μm)であった。よって、Rz2/Rz0は4.3であった。
第1突起の対角線の長さ P1:21μm、P2:11μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:28μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.7μm
第2突起の平均径d:1.8μm
第2突起の平均高さh:2.5μm
第2突起の平均突起間隔s:2.6μm
十点平均高さRz2:3μm(面粗さ8.8μm)
比P1/S1:0.42
得られた集電体の両面に、電子ビーム(EB)を用いた蒸着法により、SiO0.5からなる活物質を担持させて負極を得た。ここでは、図11に示すような蒸着装置と、ケイ素単体のターゲットを用い、蒸着装置のチャンバ内に酸素を導入した。
ターゲットに照射するEBの加速電圧:−10kV
エミッション電流:600mA
酸素流量:50sccm(standard cc/min)
基板(集電体)走行速度:14cm/min
繰り返し回数:7回
(i)集電体の作製
第1工程
出発材料である厚さ18μmの合金銅箔(日立電線(株)製、Zr添加量0.02重量%)を、それぞれ規則的なパターンで略菱形の凹部が配置された一対のローラの間に通過させた。ここでは、ステンレス鋼製のローラを用い、線圧は1.0t/cmとした。
第1突起の対角線の長さ P1:18μm、P2:14μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:22μm
第1の仮想直線の間隔S1:40μm
第2の仮想直線の間隔S2:20μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.4μm(面粗さ1.2μm)
第1段階では、表6に示す組成のめっき液を用いて、表6に示す条件でめっきを行い、シート状の基材の両面に粒状析出物を析出させた。第2段階では、第1段階で用いた後のめっき液を用いて、表6に示す条件でめっきを行い、粒状析出物の表面に被膜を形成し、第2突起を得た。
ここで、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さ(十点平均高さ)Rz2は7.2μm(面粗さ18.0μm)であった。よって、Rz2/Rz0は18.0(面粗さの比15.0)であった。
第1突起の対角線の長さ P1:21μm、P2:17μm
第1突起の高さH:11μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:22μm
第1の仮想直線の間隔S1:40μm
第2の仮想直線の間隔S2:20μm
第2突起の平均径d:1.9μm
第2突起の平均高さh:4.6μm
第2突起の平均突起間隔s:2.9μm
十点平均高さRz2:7.2μm(面粗さ18.0μm)
算術平均粗さRa:2.2μm
比P1/S1:0.53
第1工程
出発材料である厚さ18μmの合金銅箔(日立電線(株)製、Zr添加量0.02重量%)を、それぞれ規則的な実施例1−8と異なるパターンで略菱形の凹部が配置された一対のローラの間に通過させた。ここでは、ステンレス鋼製のローラを用い、線圧は1.0t/cmとした。
第1突起間の平坦面の表面粗さ(十点平均高さ)Rz0は0.4μm(面粗さ1.3μm)であった。
第1突起の対角線の長さ P1:18μm、P2:14μm
第1突起の高さH:5μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:29μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起間の平坦面の十点平均粗さRz0:0.4μm(面粗さ1.3μm)
第1突起の対角線の長さ P1:25μm、P2:17μm
第1突起の高さH:12μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:29μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第2突起の平均径d:4.8μm
第2突起の平均高さh:6.4μm
第2突起の平均突起間隔s:5.7μm
十点平均高さRz2:7.9μm(面粗さ23.0μm)
算術平均粗さRa:1.8μm
比P1/S1:0.5
(i)集電体の形成
工程1
出発材料である厚さ18μmの圧延銅箔上に、ネガ型フォトレジストを塗布した。次いで、ひし形のドットパターンを有するネガ型マスクを用いて、銅箔上のレジストを露光し、現像した。次に、形成された菱形の溝に、めっき法により、銅を析出させた。その後、レジストフィルムを除去して、基材部の上に複数のひし形の第1突起を、図23に示されるように規則的に形成した。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
次に、第1突起を有するシート状の基材に対し、2段階のめっき処理を行った。
まず、硫酸銅・5水和物の量が50g/Lであり、濃硫酸の量が100g/Lである水溶液(第1めっき液)を調製した。第1めっき液に含まれる銅イオンの量は、12.7g/Lであった。第1めっき液を用い、25℃で、対極に銅板を用い、0.1A/cm2(すなわち10A/dm2)の電流密度で、第1突起を形成した圧延銅箔を、12秒間めっきした(第1めっき)。この第1めっきにより、第1突起上に、銅粒子を堆積させた。第1めっき後の銅箔は、水洗した。
最後に、第2めっき後の銅箔を、3重量%のベンゾトリアゾールを含むエタノール溶液に15秒間浸漬させて、前記銅箔に防錆処理を施した。こうして、負極集電体を得た。
第1突起の対角線の長さ P1:33μm、P2:15μm
第1突起の高さH:14.5μm
第1突起間の間隔S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第2突起の平均径d:2.5μm
第2突起の平均高さh:4.4μm
第2突起の平均突起間隔s:3.4μm
十点平均粗さRz2:1.7μm
比P1/S1:0.66
上記のようにして得られた負極集電体上に、負極活物質層を形成した。負極活物質層の形成は、図14に示す蒸着装置((株)アルバック製)を用いて行った。蒸発源には、純度99.9999%のケイ素((株)高純度化学研究所製)を用いた。ノズルからは、酸素ガス(エアウォーター(株)製)を、10sccmの流量で、蒸発源と集電体との間に供給した。
蒸発源に照射する電子ビームの加速電圧を−8kVとし、エミッション電流を250mAに設定した。
得られた負極活物質に含まれる酸素量を燃焼法により定量した。その結果、負極活物質の組成はSiO0.3であった。
負極活物質層の空隙率は、48%であった。柱状粒子内の空隙率は、4.2%であった。なお、それぞれの空隙率は、走査型電子顕微鏡を用いて活物質層の縦断面を観察し、得られた画像データから空隙部分と活物質の部分をカウントし、それらの比率を計算することにより求めた。なお、上記負極活物質層の空隙率は、柱状粒子内の空隙と柱状粒子間の空隙との合計である。このことは、以下の実施例2−2〜2−5でも同じである。
柱状粒子内の空隙の最大径は、0.5μmであり、柱状粒子の径は、24μmであった。
負極2−1を用い、対極として金属リチウムを用いて、図17に示すようなコイン型電池を作製した。なお、この場合、対極として金属リチウムを用いているため、負極2−1は正極として機能するが、コバルト酸リチウム(LiCoO2)などのリチウム含有遷移金属酸化物を活物質として含む対極を用いた場合には、負極として機能する。
金属リチウムの上に、セパレータを配置した。セパレータには、厚さ20μmのポリエチレンからなる微多孔質膜(旭化成ケミカルズ(株)製)を用いた。セパレータの上に、12.5mmφの円形状に成形した上記負極1を配置した。この後、非水電解質を滴下した。非水電解質は、エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積比3:5:2の混合溶媒に、LiPF6を1.2mol/Lの濃度で溶解することにより、調製した。
極板群の厚さを調整するために、負極2−1の上に、厚さ100μmのステンレス鋼板を配置し、その上に、ステンレス鋼製電池ケースを配置した。かしめ機を用いて、電池ケースの開口端部を、ポリプロピレン製絶縁パッキンを介して、封口板にかしめて、電池ケースを封口した。こうして、コイン型電池2−1を作製した。
工程2および3を行わなかったこと以外、実施例2−1と同様にして、比較負極2Aを作製した。比較負極Aを用いたこと以外、実施例2−1と同様にして、比較電池2Aを作製した。
比較負極2Aの活物質層の厚さは、20μmであった。柱状粒子の径は20μmであった。負極活物質層の空隙率は、47.2%であった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
比P1/S1:0.56
(電子顕微鏡観察)
負極2−1および比較負極2Aの縦断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察した。負極2−1の電子顕微鏡写真を図40(a)に、比較負極2Aの電子顕微鏡写真を図40(b)に示す。
図40(a)に示されるように、負極2−1においては、第1突起に担持される柱状粒子の内部および柱状粒子と第1突起との界面に、微細な空隙が形成されていることが確認された。一方、比較負極2Aにおいては、第1突起に担持された柱状粒子内には、空隙は形成されていなかった。
充放電装置を用いて、以下の条件で、電池2−1および比較電池2Aの充放電試験を行い、1サイクル目の充電容量、1サイクル目の放電容量および1サイクル目の充放電効率を求めた。充電容量に対する放電容量の比を百分率値で表した値を、充放電効率とした。結果を、表8に示す。なお、表8において、充電容量と放電容量は、金属リチウムと負極との単位対向面積あたりの容量として表している。
定電流充電:充電電流:0.1mA、充電終止電圧:0V
充電後の休止時間:30分
定電流放電:放電電流:0.1mA、放電終止電圧:1.5V
一方、電池2−1においては、充放電試験後も、負極2−1の変形や活物質の剥がれは発生せず、充放電効率が65%という値を示した。
基材部として、圧延銅箔の代わりに、ジルコニアを0.02重量%含有する、厚さ26μmの銅合金箔を用いた。工程1において、めっき法の代わりに、ロールプレス法を用いて、実施例2−1と同様な第1突起を形成したこと以外、実施例2−1と同様にして負極2−2を作製した。ロールプレス法においては、実施例2−1と同様のパターンでひし形の凹部が規則的に配置された、ステンレス鋼製のローラを用いた。ローラの線圧は1.5t/cmとした。プレス後の基材部の厚さは、20μmであった。第1突起の高さは、6μmであった。第1突起間のピッチS1およびS2は、それぞれ42μmおよび28μmであった。第1突起の頂部の表面粗さRz1は、0.2μmであった。第2突起を形成した後の、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さRz2は、3μmであった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔:S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.2μm
第1突起の対角線の長さ P1:32μm、P2:15μm
第1突起の高さH:7.2μm
第1突起間の間隔S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
第2突起の平均径d:0.56μm
第2突起の平均高さh:1.1μm
第2突起の平均突起間隔s:0.85μm
十点平均粗さRz2:3μm
比P1/S1:0.76
上記負極2−2を用いて、実施例2−1と同様にして、電池2−2を作製した。
工程2において、第2突起を2段階のめっき法で形成する代わりに、エッチングによって第2突起を形成したこと以外、実施例2−2と同様にして、負極2−3を作製した。エッチング液には、CZ−8100(メック(株)製)を用いた。エッチング液を圧力0.2MPaで銅箔上に拭きつけた後純水で洗浄することによりエッチング処理を行った。なお、プレス後の基材部の厚さ、第1突起の高さ、第1突起間のピッチ、第1突起の頂部の表面粗さRz1は、実施例2−2と同じであった。エッチングにより第2突起を形成した後の、第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さRz2は、1.8μmであった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.2μm
第1突起の対角線の長さ P1:26.5μm、P2:10.2μm
第1突起の高さH:5.2μm
第1突起間の間隔S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
十点平均粗さRz2:1.8μm
比P1/S1:0.63
上記負極2−3を用いて、実施例2−1と同様にして、電池2−3を作製した。
集電体に第1突起を形成する前に、あらかじめ第2突起を形成した。
まず、シート状の材料(厚さ18μmの電解銅箔)に、実施例2−1の工程2と同様にして、第2突起を形成した。その後、実施例2−2と同様のステンレス鋼製のローラを用いて、第1突起を形成した。この後、実施例2−1の工程3と同様にして、銅箔に防錆処理を施した。これにより、第2突起を担持した第1突起を含む集電体を得た。
プレス後の基材部の厚さ、第1突起の高さ、および第1突起間のピッチは、実施例2−2と同じであった。第2突起を含む第1突起の頂部の表面粗さRz2は、4.6μmであった。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:10μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
第2突起の平均径d:2μm
第2突起の平均高さh:2.7μm
第2突起の平均突起間隔:3.1μm
十点平均粗さRz2:4.6μm
比P1/S1:0.67
上記負極2−4を用いて、実施例2−1と同様にして、電池2−4を作製した。
実施例2−2と同様の銅合金箔上に、以下のような方法で、屈曲部を有する活物質粒子を形成した。
まず、実施例2−1と同様に、蒸着粒子の入射角を60°に固定して(位置A)、成膜し、3μmの活物質層を形成した。その後、真空装置から銅箔を取り出し、銅箔の方向を180°回転させて、再度真空装置の固定台の固定し(位置B)、逆方向から60°の入射角で蒸着粒子を3μm堆積させた。このように、銅箔を180°反転させながら、7回蒸着を行った。こうして、総厚21μmの活物質層を有する負極2−5を作製した。
負極2−5において、負極活物質層の厚みは21μmであった。負極活物質層の空隙率は50.2%であった。柱状粒子内の空隙率は5.2%であった。柱状粒子内の空隙の最大径は、4μmであり、柱状粒子の径は、24μmであった。
上記負極2−5を用いて、実施例2−1と同様にして、電池2−5を作製した。
工程2および3を行わなかったこと以外、実施例2−2と同様にして、比較負極2Bを作製した。
比較負極2Bにおいて、プレス後の基材部の厚さ、第1突起の高さおよび第1突起の頂部の表面粗さRz1は実施例2−2と同じであった。負極活物質層の厚さは、20μmであった。負極活物質層の空隙率は、45.6%であった。柱状粒子の径は、20μmであった。
上記比較負極2Bを用いて、実施例2−1と同様にして、比較電池2Bを作製した。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:6μm
第1突起間の間隔:S:25μm
第1の仮想直線の間隔S1:42μm
第2の仮想直線の間隔S2:28μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.3μm
比P1/S1:0.67
(電子顕微鏡写真)
負極2−2〜2−5および比較負極2Bの断面について、上記と同様に、電子顕微鏡を用いて観察した。得られた電子顕微鏡写真を図41に示す。図41(a)、図41(b)、図41(c)、図41(d)、および図41(e)は、それぞれ負極2−2、負極2−3、負極2−4、負極2−5および比較負極2Bの断面の電子顕微鏡写真である。
図41(e)から確認されるように、比較負極2Bでは、柱状粒子内に空隙が確認されなかった。一方、負極2−2〜2−5では、柱状粒子内、特に集電体との界面に空隙が形成されていることが確認された。
電池2−2〜2−5および比較電池2Bを用い、上記と同様にして、充放電試験を行った。また、充放電試験後の各電池を分解して、集電体からの活物質の剥がれおよび負極の変形の有無を目視で確認した。結果を表9に示す。
(i)負極の作製
実施例2−1と同様にして、第1突起を形成した。形成直後の第1突起の各寸法は以下の通りである。
第1突起の対角線の長さ P1:28μm、P2:12μm
第1突起の高さH:10μm
第1突起間の間隔(ピッチ)S:27μm
第1の仮想直線の間隔S1:50μm
第2の仮想直線の間隔S2:24μm
第1突起の頂部の十点平均粗さRz1:0.9μm
第1段階では、表10に示す組成の第1めっき液を用い、25℃で、表10に示す条件で、陰極電解を行い、第1突起上に粒状析出物を析出させた。第2段階では、表10に示す組成の第2めっき液を用い、50℃で、表10に示す条件で、陰極電解を行い、粒状析出物の表面に被膜を形成した。
蒸着源には、純度99.9999%のケイ素単体((株)高純度化学研究所製)を用いた。水平面と固定台とのなす角度を60°とした。ケイ素単体の蒸着源に照射する電子ビームの加速電圧を−8kVとし、エミッション電流を250mAに設定した。酸素ガスの流量は、10sscmとした。
100重量部のコバルト酸リチウム(LiCoO2)(平均粒径5μm)と、3重量部のアセチレンブラック(導電剤)とを混合して、混合物を得た。得られた混合物に、結着剤であるポリフッ化ビニリデン(PVdF)のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液を加えて練合し、ペースト状の正極合材を得た。PVdFのNMP溶液は、4重量部のPVdFが添加されるように、前記混合物に加えた。
得られた正極合材を、アルミニウム箔からなる正極集電体(厚み15μm)の両面に塗着し、乾燥し、圧延して、正極を得た。塗布した正極合材の厚みは、集電体片面あたり85μmとした。
上記のようにして得られた負極3−1および正極を用いて、図18に示されるような積層型電池を作製した。
負極3−1を15mm×15mmのサイズに切り出し、負極集電体の活物質層を担持していない面に、ニッケル製の負極用リードをスポット溶接によって接合した。正極を14.5mm×14.5mmのサイズに切り出し、正極の端部に設けられた正極集電体の露出部に、アルミニウム製の正極リードをスポット溶接にした。正極の両面にポリエチレン製の微多孔膜からなるセパレータ(厚み16μm)を配置し、さらにその外側に、負極を、正極活物質層と負極活物質層とが対向するように配置した。
次いで、電池ケースの開口部を、熱シールにより封口して、リチウム二次電池を得た。得られた電池を、電池3−1とした。
第1突起の表面を、ブラスト法を用いて粗化したこと以外、実施例3−1と同様にして、集電体を作製した。以下に、ブラスト処理の条件を示す。
研磨剤:アルミナ 粒径50μm
エア圧力:0.4MPa
処理時間:5秒(集電体3−8)および8秒(集電体3−9)
実施例3−1と同様にして、第1突起のみを形成した。こうして得られた集電体を、比較集電体3Aとした。比較集電体3Aのみを用いたこと以外、実施例3−1と同様にして、比較電池3Aを得た。
上記のようにして得られた各電池のサイクル特性を、以下のようにして評価した。
(サイクル特性)
まず、各電池を、定電流定電圧充電により充電した。具体的に、各電池を、15mAの定電流で、電池電圧が4.2Vになるまで充電し、その後、4.2vの定電圧で、電流値が0.75mAになるまで充電した。
10分間休止したのち、充電後の電池を、3mAの定電流で、電池電圧が2.0Vに低下するまで放電した。
上記のような充放電サイクルを50回繰り返した。なお、各充放電サイクル間において、10分間休止した。
100−{[(50サイクル目の放電容量)/(1サイクル目の放電容量)]×100}
により求めた。
また、粗化率と50サイクル後の容量劣化率との関係を、図42に示す。
11 基材部
11a、21a、205、84 平坦面
12 突起
21、31、201’、83 基材部
22、32、202、142、61、85、90、301 第1突起
22a、202a 第1突起の頂部
23、33a、33b、33c、206、207、208、91 第2突起
200 シート状の基材
201 シート状の材料
203 粒状析出物
204 被膜
40、80 電極
45、50、86 柱状粒子
51 第1の部分
52 第2の部分
53 第3の部分
54 第4の部分
70、100 蒸着装置
70a 中央隔離板
70b 遮蔽板
701 ガス導入管
702 集電体
71 排気ポンプ
72、101 チャンバ
73 巻き取りロール
75a〜f 搬送ローラ
76 第1キャン
77 第2キャン
78 巻き出しロール
79 坩堝
82 活物質層
87 柱状粒子内の空隙
88 柱状粒子間の空隙
102 固定台
103 ノズル
104 配管
105 蒸着源
302 第1の仮想直線
303 第2の仮想直線
304 第1の仮想直線と第2の仮想直線との交点
305 第1の仮想直線と第2の仮想直線とによって形成される矩形の中心
110、120、130 電池
111 正極
111a、136 正極リード
112 負極
113、124、133 セパレータ
114 電極群
115 正極端子
116、128 絶縁パッキン
117 下部絶縁リング
118、125、138 電池ケース
119、121 封口板
122、135 負極活物質層
123、134 負極集電体
126、132 正極活物質層
127、131 正極集電体
137 負極リード
139 封止剤
Claims (9)
- 集電体と、前記集電体に担持された、ケイ素元素を含む材料を含む活物質層と、を有し、
前記集電体が、平坦面を有する基材部と、前記平坦面から突出した複数の第1突起と、前記第1突起の頂部から突出した複数の第2突起と、を有し、
前記活物質層が、内部に空隙を有し、前記第1突起の頂部と接合する複数の柱状粒子を含む、電極。 - 前記柱状粒子が、前記集電体の法線方向に対して傾斜している、請求項1記載の電極。
- 前記柱状粒子が、前記集電体の法線方向に対して傾斜した複数の粒層の積層体を含む、請求項1記載の電極。
- 前記空隙が、前記集電体と前記柱状粒子との界面に存在する、請求項1記載の電極。
- 前記第2突起を含む前記第1突起の頂部の表面粗さRz2が、1〜7μmである、請求項1から4のいずれか1項に記載の電極。
- 前記活物質層において、前記柱状粒子間に空隙が存在する、請求項1記載の電極。
- 前記活物質層の空隙率が、10%以上70%未満である、請求項1記載の電極。
- 前記ケイ素元素を含む材料が、ケイ素単体、ケイ素合金、ケイ素と酸素とを含む化合物、およびケイ素と窒素とを含む化合物よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1記載の電極。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電極と、前記電極の対極と、電解質とを含む電池。
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