JP4111328B2 - 重装備用操縦レバー安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転席側面に設置されるコンソールボックスをチルティングさせる場合、安全レバーが下側にチルティングされ操縦レバーと接続された電気信号が自動に遮断されるため装備にエンジンをかけた状態で操縦レバーを操作またはタッチする場合にも作業装置に作動されることを防止できるようにした一つの重装備用操縦レバー安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に示されるように、従来技術による重装備用操縦レバー安全装置は、運転席側面に作業装置を操作する操縦レバー(1)を持つコンソールボックス(2)を設置するが、コンソールボックス(2)は運転席が装着されるブラケット(3)に一端が固定されてガススプリング(4)の伸長駆動によってヒンジピン(7)を中心軸にしてチルティング可能に装着され、コンソールボックス(2)底面にコンソールボックス(2)の回動によって電源がオン/オフになりソレノイドバルブ(図示せず)を開閉させるリミットスイッチ(5)の電源をオフにさせ、コンソールボックス(2)に供給される電気信号を遮断し、作業装置の誤作動を防ぐ安全レバー(6)がコンソールボックス(2)側面にチルティング可能に設置される。
【0003】
図面中8は、コンソールボックス(2)を支持するサポート、9は、安全レバー(6)を支持してリミットスイッチ(5)の電源が接続されることを初期状態として弾性バイアスする弾性部材である。
【0004】
従って、作業途中に運転席を離脱しようとする場合、ロッキングレバー(図示せず)操作のときにコンソールボックス(2)のロッキング状態が解体されガススプリング(4)の伸長駆動によりコンソールボックス(2)はヒンジピン(7)を中心軸にして時計方向へ回動することにより(図1に仮想線で図示した)、リミットスイッチ(5)の電源がオフ状態に転換されるので、ソレノイドバルブ(図示せず)の駆動によって作業装置に作動油が供給されることを遮断することができるようになる。
【0005】
これにより、装備にエンジンをかけたまま運転席を離脱するとき、運転者の不注意によって操縦レバー(1)を操作またはタッチする場合にも作業装置の作動が停止されるので安全事故を予防することができる。
【0006】
一方、装備にエンジンをかけたままコンソールボックス(2)がチルティングされた条件下で、運転者が作業装置を駆動させるためにコンソールボックス(2)が初期状態に復帰されるよう(図1において、仮想線で図示した「チルティング状態」から実線で図示した「初期状態」に転換のことをいう)運転者が押しハンドル(2a)を利用してコンソールボックス(2)を加圧する動作からコンソールボックス(2)のロック装置がロック完了される間に操縦レバー(1)と関連するリミットスイッチ(5)の電源がオン(ON)状態で連結される。
【0007】
これにより、コンソールボックス(2)を加圧するとき、運転者の不注意または不安定な周辺環境の要因によって操縦レバー(1)を触った場合、作業装置が作動(一例として、アームインまたはアームアウト、装備の旋回などをいう)し装備が破損されたり、または装備周辺の作業者が怪我をする致命的な大型事故を招き、人的及び物的な損失を感受しなければならない問題点をもつ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、運転者が運転席を離脱するためにコンソールボックスをチルティングさせる場合、安全レバーチルティングによって操縦レバーと接続された電気信号を自動に遮断することになるので、装備にエンジンをかけたまま操縦レバーを操作またはタッチする場合にも作業装置が作動されることを防ぐことができるようにした重装備操縦レバー安全装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、運転者の多様な体型条件に応じて要求される操縦レバーの高さを選択的に調節し運転者に利便性を提供し、同じ姿勢で長時間にわたって反復作業をする場合、最適の運転条件で作業して作業性を向上させ得るようにした重装備用操縦レバー安全装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更なる他の目的は、安全レバー作動方式を統一させ装備の種類(ホイールタイプまたはクローラータイプのことをいう)が変更されたとき、運転者のミスによる操縦レバーの誤操作時に発生する安全事故を予防できるようにした重装備用操縦レバー安全装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した本発明の目的は、運転席一側面にチルティングできるように設置され作業装置を操作する操縦レバーを備えるコンソールボックスと、前記コンソールボックスが固定される第1サポートに回動可能に固定される安全レバーと、前記第1サポートに回動可能に固定されるコンソールボックスのチルティング用レバーと、前記コンソールボックスのチルティング用レバーとリンク運動可能に、第1サポートに固定される関節部材に回動可能に連結され安全レバーを水平方向に支持し、コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時に安全レバーを下側方向へチルティングさせ、操縦レバーと連結される第1リミットスイッチの電源を遮断する作動スイッチアセンブリと、前記関節部材とリンク運動可能に連結されるロードに連結されて、第1サポートに固定されたラッチが運転席に装着された第2サポートに着脱可能に結合され、前記コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時に前記関節部材のリンク運動によって前記ロードを上昇させ、前記ラッチと第2サポートの結合を解き、コンソールボックスを上側方向へチルティングさせ、操縦レバーと連結される第2リミットスイッチの電源を遮断するラッチアセンブリと、を備えることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置を提供することによって達成される。
【0013】
望ましい実施例によれば、前述した第1、2リミットスイッチのうち、少なくともいずれかの電源が遮断される場合、操縦レバーに供給される電気信号を遮断するように構成されている。
【0014】
また、前記コンソールボックスを乗降させる乗降手段は、第2サポート側面に形成されたブラケットに固定され、調整ノブが一端部に形成されネジ部が外周縁に形成されるハンドル軸と、それぞれのヒンジ連結部がハンドル軸のネジ部に結合され、ハンドル軸の回転方向に沿って第2サポート後方側に形成されたヒンジ軸を中心として第2サポートの前方側に形成された回転軸を乗降させ操縦レバーの高さを調整する一対のリンク部材を備える。
【0015】
また、関節部材は、コンソールボックスのチルティング用レバーの下端部に一端がヒンジ連結され前記第1サポートに固定される第1関節と、一端が第1関節の他端にヒンジ連結され他側に長孔が形成される第2関節とを含めて構成され、
前記長孔に結合され第1リミットスイッチの電源をオン/オフにさせるレバーに連結されるロッキング軸と、第1リミットスイッチの電源がオン状態を維持できるよう前記ロッキング軸を支持して安全レバーを水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材とを備える。
【0016】
また、ラッチアセンブリは、ロード他端にヒンジ連結され運転席に装着される第2サポートに着脱可能に結合される第1ラッチと、第2サポートに固定されたロッキング軸に着脱可能に結合されるロッキング軸凸溝が形成され、第2サポートに着脱可能に結合される第2ラッチと、第1ラッチ外側面に対し第2ラッチを密着させロッキング軸に対しロッキング用凸溝を結合させたことを初期状態として弾性バイアスする弾性部材と、第2サポートと前記第1サポートに固定されて、コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時にロードの移動で第2ラッチをロッキング軸より離脱させ第2リミットスイッチの電源をオフにさせるガススプリングとを備える。
【0017】
また、前記作動スイッチアセンブリは、コンソールボックスのチルティング用レバー下端部に一端がヒンジ連結される第1関節、および一端が第1関節の他端にヒンジ連結される第2関節を有する関節部材と、第2関節の他端にヒンジ連結されて、ロッキング用凸溝が一側に形成されたキャッチプレートと、ロッキング用凸溝に結合させ前記第1リミットスイッチの電源がオン状態を維持するよう安全レバーを水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材とを備える。
【0018】
さらに、前記安全レバー、コンソールボックスのチルティング用レバー、作動スイッチアセンブリ及びラッチアセンブリは運転席に装着されるサポートに回動可能に固定される別途のサポートに固定される。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の望ましい実施例を、添付図面を参照して説明するが、これは、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が発明を容易に実施され得る程度で詳細に説明するものであって、これにより、本発明の技術的思想及び範疇が限定されることを意味するものではない。
【0020】
図2乃至図9に示されるように、本発明による重装備用操縦レバー安全装置は、運転席(10)の一側面にチルティング可能に設置され、ブームなどの作業装置(図示せず)を操作する操縦レバー(11)を持つコンソールボックス(12)と、コンソールボックス(12)が固定される第1サポート(23)に回動可能に固定される安全レバー(13)と、第1サポート(23)に回動可能に固定されるコンソールボックスのチルティング用レバー(14)と、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)とリンク運動可能に、第1サポート(23)に固定される関節部材(15)に回転可能に連結され安全レバー(13)を水平方向に支持し、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の回動時に安全レバー(13)を下側方向へチルティングさせ、操縦レバー(11)と連結される第1リミットスイッチ(16)の電源を遮断する作動スイッチアセンブリ(17)と、前記関節部材(15)とリンク運動可能に連結されるロード(18)に連結されて、第1サポート(23)に固定されたラッチ(20)が運転席(10)に装着された第2サポート(19)に着脱可能に結合され、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の回動時にコンソールボックス(12)を上側方向へチルティングさせ、操縦レバー(11)と連結される第2リミットスイッチ(21)の電源を遮断するラッチアセンブリ(22)とを備える。
【0021】
また、前記作動スイッチアセンブリ(17)は、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の下端部に一端がヒンジ連結され前記第1サポート(23)に固定される第1関節(15a)、および一端が第1関節(15a)の他端にヒンジ連結され他側に長孔(15b)が形成される第2関節(15c)を有する関節部材(15)と、長孔(15b)に結合され第1リミットスイッチ(16)の電源をオン/オフにさせるレバー(16a)に連結されるロッキング軸(24)と、第1リミットスイッチ(16)の電源がオン状態を維持できるよう前記ロッキング軸(24)を支持して安全レバーを水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材(25)とを備える。
【0022】
また、前記ラッチアセンブリは、ロード(18)の他端にヒンジ連結され第2サポート(19)に着脱可能に結合される第1ラッチ(20a)と、第2サポート(19)に固定されたロッキング軸(26)に着脱可能に結合されるロッキング用凸溝(27)が形成され、第2サポート(19)に着脱可能に結合される第2ラッチ(20b)と、第1ラッチ(20a)外側面に対し第2ラッチ(20b)を密着させロッキング軸(26)に対しロッキング用凸溝(27)を結合させたことを初期状態として弾性バイアスする弾性部材(28)と、第2サポート(19)と前記第1サポート(23)にそれぞれ回動可能にヒンジ固定されて、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の回動時にロード(18)の移動で第2ラッチ(20b)をロッキング軸(26)より離脱させ第2リミットスイッチ(21)の電源をオフにさせるガススプリング(29)とを備える。
【0023】
また、前記コンソールボックスを乗降させる乗降手段は、前記第2サポート(19)側面に形成されたブラケット(50)に固定され、調整ノブ(51)が一端部に形成されネジ部が外周縁に形成されるハンドル軸(52)と、それぞれのヒンジ連結部がハンドル軸(52)のネジ部に結合され、ハンドル軸(52)の回転方向に沿って第2サポート(19)後方側に形成されたヒンジ軸(53)を中心軸にして第2サポート(19)の前方側に形成された回転軸(54)を乗降させ操縦レバーの高さを調整する一対のリンク部材とを備える。
【0024】
図面中、10aは、運転席(10)が装着されるサスペンションシートである。
【0025】
次に、本発明による重装備用操縦レバー安全装置の作動を添付した図面を参照して説明する。
【0026】
(a)コンソールボックスがチルティング可能な装備の運転席に着席して、操縦レバーを操作し作業装置を駆動させ作業しようとする場合、図3に示されるように、前記ラッチアセンブリ(22)が第2サポート(19)にロッキングされた状態から安全レバー(13)が、図面に実線で図示したように、水平方向を維持する場合には第1サポート(23)に装着された第1リミットスイッチ(16)のオン(ON)状態を維持する。
【0027】
また、前記第2サポート(19)に装着された第2リミットスイッチ(21)がコンソールボックス(12)に装着された第2リミットスイッチ(21)用作動板(40)の支持により電源がオン(ON)状態を維持する。
【0028】
すなわち、前記第1、2リミットスイッチ(16、21)の電源が常にオン状態を維持する場合のみ操縦レバー(11)に電気信号が供給されるため、これを操作して作業装置を駆動させ得るようにして安全性を確保したものである。
【0029】
これは重装備の特性上、作業環境が劣悪な場所で主に作業する為、第1、2リミットスイッチ(16、21)のうち、少なくともいずれかに作動上の問題点が発生した場合と、運転席から離脱するためにコンソールボックス(12)をチルティングさせる場合には操縦レバー(11)に供給される電気信号を遮断することにより、運転者の不注意またはミスによる操縦レバー(11)を操作またはタッチした場合、作業装置の駆動により発生され得る安全事故を確実に予防できるようにしたものである。
【0030】
(b)コンソールボックスがチルティング可能な装備の運転席で操縦レバーを操作せずにただ座っているかまたは休憩をとっている場合、図3及び図5に示されるように、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)を運転席(10)側に引っ張ると(図3から右側方向へ引っ張ることをいう)、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)にリンク運動可能にヒンジ連結された第1、2関節(15a、15c)がリンケージ運動をすることになり、第2関節(15c)下端に形成された長孔(15b)にロッキング軸(24)を加圧して長孔(15b)内から下側方向へ移動させる(図面に仮想線で図示)。
【0031】
この時、安全レバー(13)が逆時計方向へ回転して図3の図面上、下側へ移動され(仮想線で図示した)安全レバー(13)の回転時に第1リミットスイッチ(16)のレバー(16a)を加圧して電源が自動にオフ(OFF)状態に転換されるので、操縦レバー(11)に供給される電気信号が遮断されて操縦レバー(11)を操作する場合にも作業装置を作動させることができないようになる。
【0032】
従って、装備にエンジンをかけたまま運転席(10)で作業をせずただ座っているか、あるいは休憩をとっている場合、安全レバー(13)が下側方向へチルティングされた状態なので、運転者の不注意により操縦レバー(11)を操作またはタッチした場合にも作業装置が駆動されることを防止し装備の安全性を確保することができるようになる。
【0033】
(c)コンソールボックスがチルティング可能な装備にエンジンをかけたまま運転席から離脱しようとする場合、図3及び図4に図示されるように、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)を運転席(10)側へ引っ張る場合、ロード(18)が第1、2関節(15a、15c)の回動によって図面上、上側方向へ少し上昇するため、ロード(18)下端部に連結されたラッチ(20)が第2サポート(19)に形成されたロッキング軸(26)から離脱される。
【0034】
これにより、第1サポート(23)と第2サポート(19)に固定されたガススプリング(29)の弾性力によってコンソールボックス(12)がヒンジ軸(53)を中心軸にして時計方向へ回転することになるので、図4に示された状態のようにチルティングされる。
【0035】
従って、第2サポート(19)に装着された第2リミットスイッチ(21)とコンソールボックス(12)に固定された第2リミットスイッチ(21)用作動板(40)が互いに分離され第2リミットスイッチ(21)の電源がオフ(OFF)状態に転換されるので、操縦レバー(11)に供給される電気信号が遮断される。
【0036】
すなわち、装備にエンジンをかけた状態で運転席(10)から離脱しようとする場合、コンソールボックス(12)が運転席(10)の後方へチルティングされるため運転者の出入りが円滑となり、運転席(10)を離脱または復帰する途中に操縦レバー(11)を触ったりまたは操作する場合でも安全レバー(13)が下側方向へチルティングされた状態であり、コンソールボックス(12)がチルティングされた状態なので操縦レバー(11)を操作する場合にも作業装置を駆動させ得ないようになる。
【0037】
従って、運転者は装備にエンジンをかけた状態で運転席(10)を自由に離脱または復帰できるようになる。
【0038】
一方、運転席に復帰してチルティングされたコンソールボックス(12)を初期状態に復帰させ操縦レバー(11)を操作して作業しようとする場合、コンソールボックス(12)を加圧して第2サポート(19)のヒンジ軸(53)を中心軸として図面上、逆時計方向に押すとコンソールボックス(12)は初期位置へ復帰される。
【0039】
この時、安全レバー(13)は下側方向へチルティングされた状態なので、コンソールボックス(12)を加圧時に操縦レバー(11)などを運転者の不注意によって触った場合にも操縦レバー(11)に供給される電気信号が遮断された状態なので、作業装置が作動されることを防止することができる。
【0040】
すなわち、前記コンソールボックス(12)が初期位置へ復帰される過程または復帰された以降にも安全レバー(13)を初期位置、つまり運転者によって水平方向に押し上げない状態では操縦レバー(11)に電源が遮断される状態を維持するようになる。
【0041】
一方、図7乃至図9に示されるように、本発明による重装備用操縦レバーの安全装置は、運転者の身体的な体型条件に応じてコンソールボックス(12)を運転者側へチルティングさせ操縦レバー(11)の高さを選択的に調整することができる。
【0042】
図9(a)に示されるように、前記調整ノブ(51)を時計方向へ回転させる場合、ハンドル軸(52)にネジ結合された一対のリンク部材(55、56)がハンドル軸(52)に沿って外側方向へ移動するようになるため、コンソールボックス(12)は第2サポート(19)に固定された回転軸(54)を中心軸にして「A」高さほど上昇されるので、第2サポート(19)後方側に形成されたヒンジ軸(53)を基準(中心)にしたとき、調整レバー(11)の高さを「A」高さほど上昇させ得るようになる。
【0043】
一方、図9(b)に示されるように、前記調整ノブ(51)を逆時計方向へ回転させる場合、ハンドル軸(52)にネジ結合された一対のリンク部材(55、56)がハンドル軸(52)に沿って内側方向へ移動することになるため、コンソールボックス(12)は第2サポート(19)に固定された回転軸(54)を中心軸にして「B」高さほど下降されるので、第2サポート(19)後方側に形成されたヒンジ軸(53)を基準(中心)にしたとき、調整レバー(11)の高さを「B」高さほど下降させ得るようになる。
【0044】
一方、図6に示されるように、本発明の他の実施例による重装備用操縦レバー安全装置は、コンソールボックス(図示せず)がチルティングされない種類の装備に適用されるものとして、運転席の両側面に設置され作業装置を操作する操縦レバーを持つコンソールボックスと、操縦レバーと連結される第1リミットスイッチ(16)と、運転室出入口側のコンソールボックスが固定される第1サポート(23)に回動可能に固定される安全レバー(13)と、第1リミットスイッチ(16)の電源をオン/オフにさせるレバー(16a)に連結されるロッキング軸(26)と、第1リミットスイッチ(16)の電源がオン状態を維持するようロッキング軸(26)を支持して安全レバー(13)を水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材(25)を備える。
【0045】
従って、作業中に運転席(10)を離脱したり、または装備にエンジンをかけた状態で作業をせずにただ座っていたり、休憩をとっている場合、運転者によって安全レバー(13)を図面上、逆時計方向へチルティングさせることにより(仮想線で図示した)、安全レバー(13)をチルティング時にロッキング軸(26)回転により第1リミットスイッチ(16)のレバー(16a)を加圧させることとなり、第1リミットスイッチ(16)の電源をオフ(OFF)状態に転換させ操縦レバーに供給される電気信号を遮断することができるようになる。
【0046】
一方、図10及び図11に示されるように、本発明の他の実施例による重装備用操縦レバー安全装置は、前述した作動スイッチアセンブリ(17)として、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の下端部に一端がヒンジ連結される第1関節(15a)と、第1関節(15a)の他端にヒンジ連結される第2関節(15b)と、第2関節(15b)の他端にヒンジ連結されロッキング用凸溝(15g)が一側に形成されたキャッチプレート(15c)と、ロッキング用凸溝(15g)に結合され安全レバー(13)を水平状態に維持するロッキング軸(15d)と、ロッキング軸(15d)をロッキング用凸溝(15g)に結合させ第1リミットスイッチの電源がオン状態を維持するよう安全レバー(13)を水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材(15e)とを備えることができる。
【0047】
従って、コンソールボックスのチルティング用レバーを図面上、右側方向に引っ張る場合、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)とヒンジ連結された関節(15b)に連結されたキャッチプレート(15c)の回動によって安全レバー(13)を逆時計方向へ回転させることにより、安全レバー(13)と連結された第1リミットスイッチ(16)の電源がオフ(OFF)状態に転換されるので操縦レバー(11)に供給される電気信号を遮断することになる。
【0048】
前記安全レバー(13)がチルティングされた状態から、コンソールボックスのチルティングレバー(14)をもう少し引っ張る場合、ロード(18)が関節(15a)によってラッチ(33)がロッキング軸(33)から離脱するとき、ガススプリング(25)の弾性力によってコンソールボックス(12)がチルティングされるので、第2リミットスイッチ(21)の電源がオフ状態に転換され操縦レバー(11)に供給される電気信号を遮断することになる。
【0049】
すなわち、前記安全レバー(13)がチルティングされコンソールボックス(12)がチルティングされた状態であるため、操縦レバー(11)を操作する場合にも作業装置を駆動させ得ないことになる。
【0050】
この時、操縦レバー(11)を持つコンソールボックス(12)と、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)と、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)回動時にチルティングされ操縦レバー(11)と連結される第1リミットスイッチ(16)の電源を遮断する安全レバー(13)と、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)の回動によりコンソールボックス(12)を上側方向へチルティングさせ操縦レバー(11)と連結される第2リミットスイッチ(21)の電源を遮断するラッチアセンブリ(22)などは、本発明の一実施例と実質的に同様なので、以下でこれらの構成及び作動の詳細な説明は省略し、重複される図面符号は同様に表記したものである。
【0051】
一方、図12に示されるように、本発明の他の実施例による重装備用操縦レバー安全装置は、コンソールボックス(図示せず)がチルティングされない種類の装備に適用されるものとして、前記安全レバー(13)、コンソールボックスのチルティング用レバー(14)、作動スイッチアセンブリ(17)及びラッチアセンブリ(22)が運転席(10)が装着されるサポート(19)に回動可能に固定されて、コンソールボックス(12)に対し分離され回動する別途のサポート(45)に装着され、これらの構成及び作動は図10及び図11に示されたものと実質的に同様なので、以下でこれらの詳細な説明は省略し、重複される図面符号は同様に表記したものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明による重装備用操縦レバー安全装置は次のような利点を有する。
【0053】
運転者が運転席を離脱するためにコンソールボックスをチルティングさせる場合、安全レバーのチルティングにより操縦レバーと接続された電気信号を自動に遮断させるため、装備にエンジンをかけた状態で操縦レバーを操作またはタッチする場合にも運転者の意志に反して作業装置が作動される事を防止することができる。
【0054】
また、運転者の多様な体型条件に応じて要求される操縦レバーの高さを選択的に調節して運転者に利便性を提供し、同じ姿勢で長時間にわたる反復作業をする場合、最適の運転条件で作業し作業性を向上させ得る。
【0055】
さらに、装備の種類に関係なく安全レバーの作動方式を統一して運転者の混同による操縦レバー誤操作時に発生する安全事故を予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるコンソールボックスに装着される安全レバーの使用状態を示す要部抜粋図である。
【図2】本発明による重装備用操縦レバー安全装置が装着された概略的な正面図である。
【図3】本発明による重装備用操縦レバーの安全装置において操縦レバーの作動が可能な状態の要部抜粋図である。
【図4】本発明による重装備用操縦レバーの安全装置においてコンソールボックスの回動により操縦レバーの作動が不可能な状態の要部抜粋図である。
【図5】本発明による重装備用操縦レバーの安全装置において安全レバー駆動部位の要部抜粋図である。
【図6】本発明の他の実施例による重装備用操縦レバーの安全装置の要部抜粋図である。
【図7】本発明による重装備用操縦レバーの安全装置においてコンソールボックスを上層させる乗降手段の斜視図である。
【図8】図7で示した乗降手段の側面拡大図である。
【図9】(a、b)は、図7で示した乗降手段の作動原理を説明するための図面である。
【図10】本発明の更に他の実施例による重装備用操縦レバーの安全装置の概略的な側面図である。
【図11】本発明の他の実施例による重装備用操縦レバーの安全装置の作動を説明するための図面である。
【図12】本発明の他の実施例による重装備用操縦レバーの安全装置の要部抜粋側面図である。

Claims (7)

  1. 運転席一側面にチルティングできるように設置され作業装置を操作する操縦レバーを備えるコンソールボックスと、
    前記コンソールボックスが固定される第1サポートに回動可能に固定される安全レバーと、
    前記第1サポートに回動可能に固定されるコンソールボックスのチルティング用レバーと、
    前記コンソールボックスのチルティング用レバーとリンク運動可能に、第1サポートに固定される関節部材に回動可能に連結され安全レバーを水平方向に支持し、コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時に安全レバーを下側方向へチルティングさせ、操縦レバーと連結される第1リミットスイッチの電源を遮断する作動スイッチアセンブリと、
    前記関節部材とリンク運動可能に連結されるロードに連結されて、第1サポートに固定されたラッチが運転席に装着された第2サポートに着脱可能に結合され、前記コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時に前記関節部材のリンク運動によって前記ロードを上昇させ、前記ラッチと第2サポートの結合を解き、コンソールボックスを上側方向へチルティングさせ、操縦レバーと連結される第2リミットスイッチの電源を遮断するラッチアセンブリと、
    を備えることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  2. 請求項1において、前記第1、2リミットスイッチのうち、少なくともいずれかの電源が遮断される場合、前記操縦レバーに供給される電気信号を遮断するように構成されていることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  3. 請求項1において、前記コンソールボックスを乗降させる乗降手段は、
    前記第2サポート側面に形成されたブラケットに固定され、調整ノブが一端部に形成されネジ部が外周縁に形成されるハンドル軸と、及び
    それぞれのヒンジ連結部がハンドル軸のネジ部に結合され、ハンドル軸の回転方向に沿って第2サポート後方側に形成されたヒンジ軸を中心として第2サポートの前方側に形成された回転軸を乗降させ操縦レバーの高さを調整する一対のリンク部材と、を備えることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  4. 請求項1において、前記関節部材は、
    前記コンソールボックスのチルティング用レバーの下端部に一端がヒンジ連結され前記第1サポートに固定される第1関節と、一端が第1関節の他端にヒンジ連結され他側に長孔が形成される第2関節とを含めて構成され、
    前記長孔に結合され第1リミットスイッチの電源をオン/オフにさせるレバーに連結されるロッキング軸と、及び
    前記第1リミットスイッチの電源がオン状態を維持できるよう前記ロッキング軸を支持して安全レバーを水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材と、を備えて成ることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  5. 請求項1において、前記ラッチアセンブリは、
    前記ロード他端にヒンジ連結され運転席に装着される第2サポートに着脱可能に結合される第1ラッチと、
    前記第2サポートに固定されたロッキング軸に着脱可能に結合されるロッキング軸凸溝が形成され、第2サポートに着脱可能に結合される第2ラッチと、
    前記第1ラッチ外側面に対し第2ラッチを密着させロッキング軸に対しロッキング用凸溝を結合させたことを初期状態として弾性バイアスする弾性部材と、及び
    前記第2サポートと前記第1サポートに固定されて、コンソールボックスのチルティング用レバーの回動時にロードの移動で第2ラッチをロッキング軸より離脱させ第2リミットスイッチの電源をオフにさせるガススプリングと、を備えて成ることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  6. 請求項1において、前記作動スイッチアセンブリは、
    前記コンソールボックスのチルティング用レバー下端部に一端がヒンジ連結される第1関節、および一端が前記第1関節の他端にヒンジ連結される第2関節を有する関節部材と、
    前記第2関節の他端にヒンジ連結されて、ロッキング用凸溝が一側に形成されたキャッチプレートと、
    前記ロッキング用凸溝に結合され安全レバーを水平状態に維持するロッキング軸と、及び前記ロッキングをロッキング用凸溝に結合させ前記第1リミットスイッチの電源がオン状態を維持するよう安全レバーを水平方向に維持することを初期状態として弾性バイアスする弾性部材と、を備えて成ることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
  7. 請求項1において、前記安全レバー、コンソールボックスのチルティング用レバー、作動スイッチアセンブリ及びラッチアセンブリは運転席に装着されるサポートに回動可能に固定される別途のサポートに固定されることを特徴とする重装備用操縦レバー安全装置。
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