JP4027090B2 - 振動体および振動波駆動装置 - Google Patents

振動体および振動波駆動装置 Download PDF

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動波モータ等の振動波駆動装置、および振動波駆動装置に用いる振動体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動波駆動装置はカメラレンズの駆動用途等への製品応用がなされており、円環型(リング型)のものと棒状型のものが存在する。
【0003】
図13は従来の棒状型振動波駆動装置の棒状型振動体を示し、(a)は縦断面図、(b)はその径(R)方向の振動モードを示す。図14は図13の振動体とは異なる構成の振動体を用いた棒状振動波駆動装置としての棒状振動波モータを示し、図15は図13の振動体を用いた棒状振動波駆動装置としての棒状振動波モータの構成図をそれぞれ示す。なお、これらの振動波モータはカメラレンズ駆動用などに用いられている。
【0004】
図13において、1は金属製の第1の弾性体、2は金属製の第2の弾性体、3は電気−機械エネルギー変換素子である積層圧電素子(または単板の圧電素子の積層体)、4は長さ方向中央部にフランジ部が形成されると共に両端部にねじ部が形成されたシャフト、5はナットであり、第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に積層圧電素子3および不図示のフレキシブル配線板を配置し、第1の弾性体1にシャフト4の前記フランジ部が当接するまでシャフト4を第1の弾性体1,積層圧電素子3,前記フレキシブル配線板および第2の弾性体2を貫通させ、貫通端部のねじ部にナット5をねじ込んで所定の挟持力で第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に積層圧電素子3を挟持して振動体が構成される。
【0005】
なお、図14の振動波モータにおける振動体は、シャフト4としてボルト状のものを使用し、シャフト4の軸方向中央部に形成されたねじ部が第1の弾性体1の内径部に形成されたねじ部に螺合することにより、第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に単板の圧電素子の積層体を挟持した構成としている。
図14、図15において、7はロータであり、ロータ本環の下部に第1の弾性体1の上面に対する接触幅が小さく、かつ適度なバネ性を有するバネ環が設けられた構造をしており、該バネ環の先端面が振動体の摩擦面6に接触する。また、ロータ7のもう一方の面には、ロータと一緒に回転し、モータの出力を伝達するギア8の凹部(又は凸部)と係合するように凸部(または凹部)が形成されている。さらに、ギア8はモータを取り付けるためのフランジ10によりシャフト4のスラスト方向に位置が固定されており、前記ロータ7に加圧力を付与するための加圧バネ15がこのギアとロータとの間に設けられている。11はシャフト4の先端部に螺合してフランジ10を固定するナットである。
【0006】
積層圧電素子3(または単板の圧電素子の積層体)の電極は2つの電極群にグループ化されており、不図示の電源からそれぞれの電極群に位相の異なる交流電圧を印加されると、振動体には第13図(b)に示す変位の直交する2つの曲げ振動が励振される(図13(b)には一方の振動変位のみを示している。もう一方の振動変位は紙面に垂直な方向である)。この印加電圧の位相を調整することにより、2つの振動間に90度の時間的な位相差を与えることができ、その結果、棒状型の振動体に軸を中心として回転する首振り運動を励起することができる。
【0007】
この結果、ロータ7に接触する第1の弾性体1の上面には楕円運動が形成され、耐摩耗性を有する部材6に押圧されたロータ7が摩擦駆動され、ロータ7、ギア8および加圧バネ15が一体となって弾性体とは反対方向に回転する。
【0008】
図15の振動波モータは、図14のモータをさらに簡易化してコストを抑えたものである。図14の振動体は、シャフトの下端部4の径が大きいため、大きい径の素材から削りださなければならないので、加工時間も多くかかり、材料費の無駄も多い。また、上部と下部で径の差が大きいので、転造加工など加工コストが安い塑性加工に適さないため、どうしても機械加工に頼らざるを得ないという欠点もある。
【0009】
これらの点を解消したものが図15の振動波モータであり、シャフトを2体に分割し、シャフトは転造加工できる形状にしてコストの低減を図っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図13から図15に示した棒状型の振動波モータは、円環型の振動波モータに比べ非常に小さく、しかも部品加工コストを極力抑えるように単純形状の設計になっている。
【0011】
しかしながら、世の中の要望としては、このような棒状型の振動体モータよりも更に小さく、安くしたいという声がある。
【0012】
この要望に応えるためにモータの長さを短くし、または比較的コストが高い圧電素子を小さくし(小径、薄型)、ローコスト化を実現しようとするモータ構造の提案が別途なされている。
【0013】
しかし、このようにモータが小さくなると、それに伴って当然各部品も小さくなるので、部品の強度面で不利な事態がおこる。例えば図13の振動体を1/2に縮小したモータを作ろうとした場合、弾性体、シャフトの径が1/2になるので、当然ながら弾性体1,2、と圧電素子3との挟持面の面積は1/4になる。これらの挟持面での面圧を縮小前と同等にするためには、シャフトとナットによる絞め付け力も1/4で良いわけであるから、シャフトの断面積が1/4(引っ張り強度1/4)になっても問題はない。しかし、この振動体のようにネジにより弾性体を締め付ける場合、この締め付けトルクとシャフト軸方向挟持力(圧縮力)が比例するものとすると、この場合締め付けトルクは1/4でよい事になるが、シャフトに発生する最大せん断応力τは
τ=16T/πd3 (T:締め付けトルク、d:シャフトの直径)
で表されるので、元の形状の2倍になってしまう。すなわち、同じ材料を使った場合、シャフトは強度的には1/2になってしまうので非常に不利になってしまう。特に図13のようにシャフトの一端(図中上半分)が細くなっている場合には、図17に示すように、ナット5を治具24で締め付ける時に、治具25でシャフト4が回らないように固定しているが、治具25によりシャフト4の細い部分を掴んでナットを締めようとするとこの細い部分で捻り破断を起こしてしまうので、十分な締め付けトルクが付与できないという問題がある。
【0014】
また、振動体がある程度大きい場合には、図16のように、シャフトの段部を治具23等で支えて上から与圧(図中P)を加え、シャフトおよび弾性体1、2、圧電素子3を一緒に固定しておいてナット5を治具22でくわえて締め付けることができるが、振動体が小型になった場合(例えばシャフト径が2mm以下)は治具23のようなものを挿入するスペースすら確保できなくなるので、シャフトを押えて締め付けることが非常に困難になってしまう。
【0015】
一方、図13のようなランジュバン振動体において、弾性体1にもナット5と同じくネジ部を設け、ナット5と弾性体1とを掴んで圧電素子を締め付けるような構造の場合、締め付けにより一体化した弾性体1,2、圧電素子3、ナット5の一群とシャフトとのスラスト方向の相対位置は一定の位置に決まらないという問題がある。
【0016】
すなわち、弾性体1を掴んで固定し、ナット5を回転して締め付けようとすると、シャフト4はナット5のネジ部での摩擦力によりナット5と一緒に回転してしまうため、シャフトは弾性体1に対し相対的に図中上方に移動してしまうことになる。そのため、シャフトと弾性体1とのスラスト方向の位置は一定には決まらないので、図14および図15のように、シャフトの一部にフランジ10を位置決めして取り付け、ロータの加圧力をこのフランジと弾性体1との間隔で設定するような構造では、加圧力を一定に設定できないという問題がある。
【0017】
このように、複数の弾性体および圧電素子の中央を貫通するシャフトによって締め付け挟持された振動体であって、該弾性体が該シャフトの軸方向に対して位置決めされた構造になっており、かつ、挟持部のシャフトの径よりも挟持部以外の(締め付け時にクランプ可能な)シャフト径が細い振動体においては、振動体及びモータの小型化を図ろうとすると十分な挟持力を付与することが出来ず、安定した特性が得られないという問題がある。
【0018】
本出願に係る発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、ボルト締めにより組み立てられる振動体の短軸化、小径化などの小型化を図って構成部品が小さくなっても十分な締め付け力(圧縮力)を付与できる構成の振動体および、この振動体を備えた振動波駆動装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の構成は、貫通孔が形成された弾性体と、締め付け部材と、前記弾性体と前記締め付け部材の間に配置され、貫通孔が形成された電気−機械エネルギー変換素子と、前記締め付け部材と螺合するネジ部および前記弾性体のスラスト方向の位置を規制する段部が形成され、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子の貫通孔に挿入されるシャフトとを有し、前記締め付け部材を前記シャフトに締め付けることで前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれた前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子とを固定する振動体において、前記シャフトは、前記弾性体に対して前記シャフトの軸まわりの回転が規制されており、前記弾性体には前記シャフトの段部と回転不能な形状で嵌合する嵌合部が形成されていることを特徴とする。
【0020】
同様に上記課題を解決するため、本発明に係る第2の構成は、内壁にネジ部が形成された貫通孔を有する弾性体と、ネジ部が形成された締め付け部材と、前記弾性体と前記締め付け部材の間に配置され、貫通孔が形成された電気−機械エネルギー変換素子と、前記弾性体のネジ部と螺合する第1のネジ部、前記締め付け部材のネジ部と螺合する第2のネジ部、および、前記弾性体のスラスト方向の位置を規制する段差が形成され、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子の貫通孔に挿入されるシャフトとを有し、前記締め付け部材を前記シャフトに締め付けることで前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれた前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子とを固定する振動体において、前記第1のネジ部と前記第2のネジ部とはネジの回転方向が逆であることを特徴とする。
【0023】
同様に上記課題を解決するため、本発明に係る第3の構成は、上記いずれかに記載の振動体と、前記振動体に所定の加圧力で押されて接触し、前記振動体のシャフトを中心に回転可能な移動体とを有する振動波駆動装置にある。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
第1図には本発明による第1の実施の形態を示す。従来例で説明した部品と同様で、図中の1は第1の弾性体、2は第2の弾性体、3は積層圧電素子、4はシャフト、5はナット(締め付け部材)で、長さ方向中央部に中央段部4aが形成されシャフト4とナット5で第1の弾性体1と第2の弾性体2との間に積層圧電素子3と不図示のフレキシブルプリント配線板を挟持固定している。
【0025】
シャフト4とナット5とは右ネジで係合されており(第1のネジ部)、シャフト4に対してナット5を締め付けることにより、第1の弾性体1と第2の弾性体2の間に配置される積層圧電素子3に圧縮力を付与して挟持固定している。
【0026】
ここで、シャフト4には弾性体1との係合部およびその近傍に左ネジ(雄ネジ)が施されており、同様に左ネジ(雌ネジ)が施された弾性体1と係合し(第2のネジ部)、この弾性体1の(図中)上面1aがシャフト4の中央段部4aの(図中)下面に密着するようにネジ締めされ固定されている。
【0027】
シャフト4のうち、第1の弾性体1との係合部よりもロータ側の部位であるシャフト上部4bの直径は前記挟持部よりも細径になっている。圧電素子3に不図示の駆動回路より交流電圧を印加してこの振動体に振動を励振した時に、例えばこのシャフト上部4bの端部を固定してこの振動体を支持しても振動を阻害しないように十分な弾性を維持できるよう設計されている。
【0028】
この振動体を組み立てて圧縮力を付与する場合、シャフト下部で段部4aの近傍に設けられた前記第2のネジ部がなければ、一方でシャフト4の一部(例えばシャフト上部4b)を押え、もう一方でナット5を掴んで回転させなければならないので、捻り強度が小さいシャフト上部4bがネックになり十分な挟持トルクで締め付けることが出来ない。
【0029】
また、第2のネジ部が第1のネジ部と同様に右ネジである場合、前記従来例の問題点で指摘したように軸方向の位置決めが出来なくなってしまう。
【0030】
そこで第2のネジ部を第1のネジ部に対してねじの切る方向が逆となるようにすることにより、ナット5と一緒にシャフト4が回転しようとしても弾性体1とシャフトの関係が前記右ネジの場合とは逆になり、該弾性体1とシャフト4の段部は相対的に密着する方向で固定される。よってシャフト4に対し弾性体1が相対的な位置を維持しつつ、ナット5による締め付けが可能となる。
【0031】
この振動体の組み立ての手順としては、まず弾性体1とシャフト4とを段部4aの下部に設けられた左ネジ部に左ネジで組み付け、弾性体1がシャフトの段部4aに突き当たるまで回して一体化する。
【0032】
次に、シャフト4に圧電素子3と第2の弾性体2とを通して、これらの部材の同軸度および回転方向の位相を合わせ、ナット5の右ネジで締め付ける。ここで、前記締め付け時に圧電素子3と弾性体の軸回りの相対的な位置ずれを防止するために、弾性体2に対してシャフト4のスラスト方向に予圧をかけて押えながらナット5を締め付けると良い。
【0033】
さらに、この挟持部に所望の圧縮力を与えるときには、シャフトと一体化された弾性体1と弾性体2とを押さえた状態でナット5を締め付ければよい。
【0034】
(第2の実施の形態)
図2及び図3は本発明による第2の実施の形態を示す。図2に示す構成の振動体と図3に示す構成の振動体とは、曲げ振動の共振周波数を下げるために弾性体1を軸方向に長くし、しかも振動体の全長(シャフトの先端までの長さ)を大きくしないために、弾性体1には中心部にシャフト貫通穴よりも径の大きい軸方向に窪んだ凹部を設け、この凹部の内側にシャフト4の段部が係合するように構成されている。
【0035】
シャフト4の端部と弾性体2の内周側に第1のネジ部が施され、弾性体1の凹部の内周側とシャフト4の段部の最大径部に第2のネジ部が施されている。
【0036】
尚、図3の例では、弾性体1と圧電素子3との間に第3の弾性体12が挿入された構造を示している。これは図2の振動体よりも更に共振周波数を小さくするためのもので、第1の弾性体1の外径を細くし、しかも圧電素子3との挟持力を十分に確保するために圧電素子3の外径と同径の弾性体12を挿入した構造としている。
【0037】
この図2、図3の振動体は、第2の弾性体2が上記した第1の実施の形態に示す右ネジのナット5の役割を果たしており、シャフト4に対して第2の弾性体2を締め付けることにより、第1の弾性体1と第2の弾性体2の間に配置される積層圧電素子3(図3においては積層圧電素子と第3の弾性体12)に圧縮力を付与して挟持固定している。なお、第1の実施の形態のものと同様の理由で、段部4aと第1の弾性体1の内径部とは左ネジにより結合されている。
【0038】
(第3の実施の形態)
図4は第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、上記した図3に示す第2の実施の形態よりも更に共振周波数を低く押えるため、第1の弾性体1に小径部Dを設けると共に、図4(b)に示すように、第1の弾性体1が第3の弾性体12と当接する挟持面Gの面圧分布が外周側ほど強い圧力となるように、左ネジの第2のネジ部を段部4aの下部である挟持面側に設けることにより、シャフト段部4aの最外周部までが加圧ポイントとして作用するような構造にしている。
【0039】
このように挟持面の外周側ほど強い圧力がかかるように構成することにより、共振周波数のばらつきを小さくし特性の安定した振動体の供給が可能になる。
【0040】
また、この構造では、図4(b)に示すように、シャフト段部4aと第1の弾性体1とが突き当たる挟持部Fの当接面積が図3に示す第2の実施の形態よりも大きく取れる(ネジが段部の外周に切ってあると、F部の最大径はネジの谷の径よりも小さくなるため)ので、面圧を低く押えることができ、挟持部の材料の塑性変形などを防止することができるため、振動特性の経時劣化を防ぐ効果もある。
【0041】
(第4の実施の形態)
図5は第4の実施の形態を示す。図5(a)は振動体の縦断面図、図5(b)は(a)のA部拡大図を示す。
【0042】
本実施の形態では、第1の弾性体1とシャフト4とを一体化するための手段として、弾性体1の凹部内周面1bとシャフト4の段部4aとの嵌合面および(或いは)弾性体1の凹部内底面1cとシャフト4の段部下面との突き当て面に接着材を充填し接合している例を示している。図中の弾性体1の内周部1dとシャフト4との嵌合部は、振動による歪が大きい部分なので、接着剤等の振動減衰部材は挿入しない方が望ましい。ここにおいて、この接着剤は特に限定されるものではなく、一般に使用されている接着剤(エポキシ系、シアノアクリレート系など)であれば何でも良いが、振動体の振動特性を良くするためには振動減衰の少ない材質、つまり硬化後の硬度が高いほど適している。また、この振動体を使う環境が高温の場合、或いはこの振動体の発熱が大きい場合には、温度特性の優れた接着剤を使用することは言うまでもない。接着剤で結合するため、シャフト4と弾性体1とが互いに回転することはなく、強固に固定される。
【0043】
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態は、シャフト4と弾性体1とをロウ付けにより接合したもので、ロウ付けする部分は弾性体とシャフトが嵌合または密着している部分であればよく、例えば図1でいえば第2のネジ部であり、図4であれば接着剤を充填している部分を接合すればよい。また、2つの部材を強固に結合できるものであればロウの種類も問わない。
【0044】
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態として、弾性体1とシャフト4とを圧入することによりこれらの部材を一体化したものがあげられる。弾性体1の内径とシャフト4の外径とが嵌合している部分がしまりバメであればよい。また、しまりバメを施す手段として焼きバメ等を用いてもよい。さらにこれら2つの部材の結合強度を増すために、シャフトの係合部外周にローレットなどを施してもよい。
【0045】
(第7の実施の形態)
図6は第7の実施の形態を示す。本実施の形態ではシャフト4が第1の弾性体1に対してシャフト軸回りの回転が規制されるように、シャフト4の段部4aの断面形状をDカット形状にするとともに、弾性体1のシャフト段部4aと係合する部分もこれと合うような形状にしている。
【0046】
この係合部では、シャフト4と弾性体1とがわずかな隙間をもっているため、シャフト4のスラスト方向には相対的に自由に動くようになっているが、軸回りの回転方向においては弾性体1とシャフト4が互いに規制され、一体となって回転するようになっている。つまりシャフト4が弾性体1に対して軸回りに回転することはない。
【0047】
(第8の実施の形態)
図7は第8の実施の形態を示す。本実施の形態では、第7の実施の形態におけるシャフト段部の断面形状を正方形にした例を示している。図6または図7に示すような弾性体に曲げ振動を励振すると、径の細い第1の弾性体1の部分の変形がその下の第3の弾性体12、積層圧電素子3、第2の弾性体2に比べて非常に大きくなり、特に図中のシャフト段部4aとの係合部近傍は変形による歪が大きくなる。
【0048】
この歪が大きい段部の断面形状は、該曲げ振動の共振周波数に与える影響が非常に大きく、シャフトに対して軸対称な断面形状をしていないと、直交する2つの曲げ振動の共振周波数が一致しないことがある。例えば、図7の上部に示す平面図のように、直交する2軸(X,Y軸)に対する断面2次モーメントが等しければ曲げ剛性が等しくなるので、直交する2つの曲げ振動の共振周波数が等しくなるが、図6のように、X,Y軸に対する断面2次モーメントが等しくない形状の場合、一般的に直交する2つの共振周波数は一致しない。そのためこの振動体で2つの曲げ振動を合成して回転振動を励振し、モータを駆動しようとしても理想的な回転振動を生成することは難しい。
【0049】
本実施の形態では正方形断面の例を示したが、正八角形など直交する2軸に対する断面2次モーメントが等しい形状であればどんな形状でも良い。
【0050】
(第9の実施の形態)
図8は第9の実施の形態を示す。本実施の形態では、振動体の曲げ振動の共振周波数を更に下げるために、第1の弾性体1をシャフト軸方向に長くし、かつ、振動による歪が大きいD部の径を細くしている。
【0051】
シャフト4の段部4aの断面形状をDカット形状とし、弾性体1のシャフト段部4aと係合する部分もこれと合うような形状としているのでシャフト4と弾性体1とは一体的に回転する。
【0052】
この振動体を組み立て、所定の挟持力を付与する際には、第1の弾性体1とナット2とを掴んで所定の締め付けトルクを与えるが、第1の弾性体1は図のように薄肉形状をしているのでC部の外周を掴んで回そうとすると変形してしまう。その結果、第1の弾性体の円筒形状が歪んでしまうとともに、第3の弾性体12との接触面も歪んでしまうので、直交する2つの振動モードの周波数が一致しなくなるなど振動体の振動特性に悪影響を及ぼしてしまうことになる。
【0053】
そこで本実施の形態では、第1の弾性体1の上端面にスラスト方向に凹のスリット13を施し、この振動体を締め付ける際にはこのスリット13に係合する治具で弾性体を回せるようにしたことにより、弾性体に余計な外力を与えることなく振動体の組み立てを可能にしたものである。
【0054】
尚、本実施の形態では弾性体の形状がX,Y軸に対し対称になるようにスリット13を4本施したが、これに限定されるものではなく機能上は何本でもよい。
【0055】
(第10の実施の形態)
図9は第10の実施の形態を示す。シャフト4の段部の断面形状をDカット形状とし、第1の弾性体1のシャフト段部と係合する部分もこれと合うような形状としているのでシャフト4と弾性体1とは一体的に回転する。
【0056】
本実施の形態では、弾性体1に変形を与えないように回す手段として、第1の弾性体1の側面に4箇所の穴14を設けたものである。この場合も第9の実施の形態と同様に、これらの窪みに治具を係合させて第1の弾性体1を回し、振動体の絞め付けトルクを付与する。
【0057】
尚、本実施の形態では穴14は貫通穴になっているが、治具を係合させ回転トルクを与える機能を十分満たせば、貫通穴である必要が無いことは言うまでもない。また、穴の数も4つである必要はない。
【0058】
(第11の実施の形態)
図10は第11の実施の形態を示す。シャフト4の段部4aの断面形状をDカット形状とし、第1の弾性体1のシャフト段部と係合する部分もこれと合うような形状としているのでシャフト4と第1の弾性体1とは一体的に回転する。
【0059】
本実施の形態では、第1の弾性体1の大径の外径部Cの外形形状を正八角形にし、スパナ状の工具で弾性体を回せるようにしたものである。
【0060】
尚、本実施の形態では第1の弾性体1の大径の外径部Cを正八角形にしたが、小径の外径部Dであっても差し支えないし、また形状も正八角形に限るものではない。
【0061】
(第12の実施の形態)
図11は第12の実施の形態を示す。本実施の形態では、第3の弾性体12がシャフト4の段部4aにネジで一体的に結合され、該段部4aの下面と第2の弾性体2とで第1の弾性体1と圧電素子3とを挟持する構造にしている。シャフト4と第2の弾性体2とは右ネジで係合されており(第1のネジ部)、シャフト4と第1の弾性体1とは第1のネジ部とは逆である左ネジで螺合されている。
【0062】
本実施の形態の意図するところは、最小径部の分割面をシャフト4の段部4aで構成することにより、弾性体の材質に依存せずに該分割面の強度を十分に確保し、安定した振動体を実現するところにある。
【0063】
例えば上記した図10に示す様な振動体の場合、分割挟持面(第1の弾性体1と第3の弾性体12との当接面)にはシャフト4と第2の弾性体2との挟持による大きな圧縮応力と、この弾性体が曲げ振動をしたときに発生する圧縮応力とがかかることになる。特に、このような径の細い部分は曲げによる歪が大きいため、これによる圧縮応力も大きくなる。
【0064】
一方でこの弾性体は、この振動体の共振周波数を左右する重要な部材でもある。振動体の共振周波数を低くしたい場合は、D部の首径を小さくするか或いはヤング率の小さな材料(例えばBsなど)を選ぶことになるが、D部の径は内側のシャフト径などにより細くするにも限界があり、またヤング率の小さな材料は一般的に材料強度(引っ張り、圧縮強度)が小さいという欠点がある。つまり、前記分割挟持面の強度を十分に確保するために、例えばSUSなどの材料で弾性体を構成すると共振周波数が高くなってしまい、例えば第3の弾性体12がφ10mm、第2の弾性体2から弾性体1までの長さが10mm、圧電素子3を除くほかの部材を鉄系の材料で構成すると仮定すると、共振周波数は80〜100kHzになる。
【0065】
一方、Bsなどの材料にすると、共振周波数は低くできるものの強度的に弱く、一部が塑性変形して特性が安定しない。
【0066】
このように応力が非常に高い部分(分割面)を振動体としての機能を要求される弾性体で構成するのは制約が多く、同時に全ての条件を満足するのは困難である。
【0067】
そこで、本実施の形態のように、強度的にも十分なシャフトで最も圧縮応力が高い部分を構成し、弾性体には挟持による圧縮応力を付加しないようにすることで、弾性体材料の選択の自由度を大きくできるようにしたものである。
【0068】
尚、シャフト段部4aの挟持面(第1の弾性体1との当接面)は図11(b)に示すように、テーパ面4cが形成されており、この挟持面Gでの応力分布が外周強圧(外周側の応力が高い)になるよう設定されている。
【0069】
(第13の実施の形態)
図12は第13の実施の形態を示す。図12は、上記した各実施の形態のいずれかの振動体、例えば図8に示す振動体を用いて構成した振動波駆動装置としての振動波モータを示している。
【0070】
図12において、振動体を構成する第3の弾性体12は耐摩耗性のある材料(例えばアルミナの板)で構成している。第1の弾性体1よりも内径が大きいロータ7は、第1の弾性体1を外周からすっぽり覆うように配置され、ロータ7と係合して回転力を伝達するギア8との間に設けられた加圧バネ15により第3の弾性体12に押し付けられている。
【0071】
一方、ギア8は前記加圧バネ15の反力によりモータを支持するためのフランジ10に押し付けられると共に、径方向にも適度なガタを有して嵌合するように設定されているので、振動体の振動によりロータ7が回転するとギアとロータは回転ブレを起こすことなくスムーズに回転することができる。
【0072】
このようにロータ7を振動体の外周に配置することにより、モータの軸方向の長さを短くすることが可能になり、モータの小型化を実現できる。
【0073】
なお、図2から図12に記載した振動体は、第2の弾性体とシャフト4とによって第1のネジ部を構成しているが、図1と同様にボルト5とシャフト4とによって第1のネジ部を構成するよう置き換えても構わない。
【0074】
【発明の効果】
以上述べてきたように本発明によれば、振動体のシャフトの軸まわりの回転が弾性体に対して規制されていることにより、弾性体、電気−機械エネルギー変換素子、および締め付け部材を前記シャフトで締め付け挟持する際に、捻り強度の弱い前記シャフトの一端を押さえて締め付ける必要がなく、前記弾性体前記締め付け部材で締め付けることができるので、振動体を小型化しても十分な挟持トルクを付与することが出来るようにしたものである。
【0075】
また、このことで振動体が小型化しても十分な挟持力を与えることができるので、小さくすることによる振動特性の低下を防ぐことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す振動体の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す振動体の断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の他の構成を示す振動体の断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示し、(a)は振動体の断面図、(b)は拡大断面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示し、(a)は振動体の断面図、(b)は拡大断面図。
【図6】本発明の第7の実施の形態を示す振動体の断面図及び平面図。
【図7】本発明の第8の実施の形態を示す振動体の断面図及び平面図。
【図8】本発明の第9の実施の形態を示す振動体の断面図及び平面図。
【図9】本発明の第10の実施の形態を示す振動体の断面図及び平面図。
【図10】本発明の第11の実施の形態を示す振動体の断面図及び平面図。
【図11】本発明の第12の実施の形態を示し、(a)は振動体の断面図、(b)はH部の拡大断面図。
【図12】本発明の第13の実施の形態を示す振動波モータの断面図。
【図13】従来の棒状振動体を示し、(a)は断面図、(b)はその振動モード図。
【図14】従来の棒状振動体を用いたモータ構成図。
【図15】従来の棒状振動体を用いた他のモータ構成図。
【図16】従来の棒状振動体の組み立て説明図。
【図17】従来の棒状振動体の他の組み立て説明図。
【符号の説明】
1.第1の弾性体 2. 第2の弾性体
3. 圧電素子 4. シャフト
5. ナット 6. 摩擦板
7. ロータ 8. ギア
9. 軸受け 10. モータ取り付け用フランジ
11. ナット 12. 第3の弾性体
13. スリット 14. 穴
15. 加圧バネ

Claims (10)

  1. 貫通孔が形成された弾性体と、締め付け部材と、前記弾性体と前記締め付け部材の間に配置され、貫通孔が形成された電気−機械エネルギー変換素子と、前記締め付け部材と螺合するネジ部および前記弾性体のスラスト方向の位置を規制する段部が形成され、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子の貫通孔に挿入されるシャフトとを有し、前記締め付け部材を前記シャフトに締め付けることで前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれた前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子とを固定する振動体において、
    前記シャフトは、前記弾性体に対して前記シャフトの軸まわりの回転が規制されており、
    前記弾性体には前記シャフトの段部と回転不能な形状で嵌合する嵌合部が形成されていることを特徴とすることを特徴とする振動体。
  2. 前記締め付け部材はナットであることを特徴とする請求項に記載の振動体。
  3. 前記弾性体と前記電気機械エネルギー変換素子の間に、別の弾性体が配置されていることを特徴とする請求項に記載の振動体。
  4. 前記電気−機械エネルギー変換素子が前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれて固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の振動体。
  5. 内壁にネジ部が形成された貫通孔を有する弾性体と、ネジ部が形成された締め付け部材と、前記弾性体と前記締め付け部材の間に配置され、貫通孔が形成された電気−機械エネルギー変換素子と、前記弾性体のネジ部と螺合する第1のネジ部、前記締め付け部材のネジ部と螺合する第2のネジ部、および、前記弾性体のスラスト方向の位置を規制する段差が形成され、前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子の貫通孔に挿入されるシャフトとを有し、前記締め付け部材を前記シャフトに締め付けることで前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれた前記弾性体と前記電気−機械エネルギー変換素子とを固定する振動体において、
    前記第1のネジ部と前記第2のネジ部とはネジの回転方向が逆であることを特徴とする振動体。
  6. 前記締め付け部材は弾性体で構成されていることを特徴とする請求項に記載の振動体。
  7. 前記締め付け部材はナットであることを特徴とする請求項に記載の振動体。
  8. 前記弾性体と前記電気機械エネルギー変換素子の間に、別の弾性体が配置されていることを特徴とする請求項に記載の振動体。
  9. 前記電気−機械エネルギー変換素子が前記段部と前記締め付け部材との間に挟まれて固定されることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の振動体。
  10. 請求項1からのいずれかに記載の振動体と、前記振動体に所定の加圧力で押されて接触し、前記振動体のシャフトを中心に回転可能な移動体とを有する振動波駆動装置。
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