JPH078911A - 振動子及び超音波モータ - Google Patents
振動子及び超音波モータInfo
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- JPH078911A JPH078911A JP5152280A JP15228093A JPH078911A JP H078911 A JPH078911 A JP H078911A JP 5152280 A JP5152280 A JP 5152280A JP 15228093 A JP15228093 A JP 15228093A JP H078911 A JPH078911 A JP H078911A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動子の締結が容易に行うことができ、挟持
する圧電素子等の電気−機械エネルギー変換素子の位置
ずれの発生を防止することができる振動子を提供する。 【構成】 圧電素子等の電気−機械エネルギー変換素子
4a、4bを第1の振動弾性体である第1のブロック1
と第2の振動弾性体である第2のブロック2により挟持
する振動子において、第2のブロック2と一体に形成さ
れた軸棒3を第1のブロック1に貫通させ、その際、該
貫通端部に形成した係合部を第1のブロックに形成した
バネ性を有する突起部1kに係合させ、第1のブロック
と第2のブロックとに相対的な回転を与えることなく圧
電素子の挟持固定を行えるようにしている。
する圧電素子等の電気−機械エネルギー変換素子の位置
ずれの発生を防止することができる振動子を提供する。 【構成】 圧電素子等の電気−機械エネルギー変換素子
4a、4bを第1の振動弾性体である第1のブロック1
と第2の振動弾性体である第2のブロック2により挟持
する振動子において、第2のブロック2と一体に形成さ
れた軸棒3を第1のブロック1に貫通させ、その際、該
貫通端部に形成した係合部を第1のブロックに形成した
バネ性を有する突起部1kに係合させ、第1のブロック
と第2のブロックとに相対的な回転を与えることなく圧
電素子の挟持固定を行えるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波モータ、超音波洗
浄器等に用いられるランジュバン振動子、および超音波
モータに関するものである。
浄器等に用いられるランジュバン振動子、および超音波
モータに関するものである。
【0002】
<第1の従来技術>従来のランジュバン振動子を図2に
示す。1は第1のブロック、2は第2のブロック、3は
第2のブロック2と一体となったネジ付きの軸棒、4
a,4bは電気−機械エネルギ−変換素子である。第1
のブロック1と軸棒3はネジ結合し、電気−機械エネル
ギ−変換素子4aと4bは、第1のブロック1と第2の
ブロック2の間に挟持固定される。
示す。1は第1のブロック、2は第2のブロック、3は
第2のブロック2と一体となったネジ付きの軸棒、4
a,4bは電気−機械エネルギ−変換素子である。第1
のブロック1と軸棒3はネジ結合し、電気−機械エネル
ギ−変換素子4aと4bは、第1のブロック1と第2の
ブロック2の間に挟持固定される。
【0003】したがって全体は一体となっており電気−
機械エネルギ−変換素子(以下PZTと称す)の伸縮に
より振動する。
機械エネルギ−変換素子(以下PZTと称す)の伸縮に
より振動する。
【0004】したがって、振動子全体は一体化し、電気
−機械エネルギ−変換素子(以下PZTと称す)の伸縮
により振動する。
−機械エネルギ−変換素子(以下PZTと称す)の伸縮
により振動する。
【0005】<第2の従来技術>従来、この種の振動子
としては、例えば図15に示すボルト締めランジュバン
振動子(以下BLTと略す)が提案されている。
としては、例えば図15に示すボルト締めランジュバン
振動子(以下BLTと略す)が提案されている。
【0006】図15に示すBLTは、金属製のブロック
部材21と金属製の押えブロック部材24との間に数枚
の圧電素子23を配置し、これらブロック部材21,2
4の軸央部に螺着される植込ボルト26により、これら
圧電素子23を挟持するようにブロック部材21,24
を一体的に固定する。なお、ブロック部材21と圧電素
子23との間には複数の電極板22が介挿されている。
部材21と金属製の押えブロック部材24との間に数枚
の圧電素子23を配置し、これらブロック部材21,2
4の軸央部に螺着される植込ボルト26により、これら
圧電素子23を挟持するようにブロック部材21,24
を一体的に固定する。なお、ブロック部材21と圧電素
子23との間には複数の電極板22が介挿されている。
【0007】引張応力に弱い圧電素子には、上記した植
込ボルト26の締付けにより圧縮力のバイアスが付与さ
れていて、該各圧電素子23に交流電界を印加して厚み
方向に伸縮変形させる動作時において、大きな引張応力
が加わることがないようにしている。
込ボルト26の締付けにより圧縮力のバイアスが付与さ
れていて、該各圧電素子23に交流電界を印加して厚み
方向に伸縮変形させる動作時において、大きな引張応力
が加わることがないようにしている。
【0008】頭部26fを有する植込ボルト26にはお
ねじ部26cが形成され、ブロック部材21の内径めね
じ部と螺合し、上記した締付力が発生する。26cは振
動子支持用のピン部である。
ねじ部26cが形成され、ブロック部材21の内径めね
じ部と螺合し、上記した締付力が発生する。26cは振
動子支持用のピン部である。
【0009】<第3の従来技術>これまで、特開平4−
29574,29575,91668などに示された棒
状超音波モータのように、PZTを挟持した構成の超音
波モータがあった。
29574,29575,91668などに示された棒
状超音波モータのように、PZTを挟持した構成の超音
波モータがあった。
【0010】
<第1の従来技術の問題点>ランジュバン型の振動子
は、縦振動にかぎらず、曲げやねじりなど、種々の振動
モードを励振することができるため、最近、超音波モー
ター用の振動子としても利用されている。
は、縦振動にかぎらず、曲げやねじりなど、種々の振動
モードを励振することができるため、最近、超音波モー
ター用の振動子としても利用されている。
【0011】たとえば、図2に示した振動子を用いて、
図3に示すPZTパターンにて駆動すると(+,−は分
極方向を示し、全面に同一方向の電界を印加する)、P
ZT4aにて図4の(a)に示す振動モード(曲げ振動
モード)、PZT4bにて図4の(b)に示す振動モー
ドを発生できる。
図3に示すPZTパターンにて駆動すると(+,−は分
極方向を示し、全面に同一方向の電界を印加する)、P
ZT4aにて図4の(a)に示す振動モード(曲げ振動
モード)、PZT4bにて図4の(b)に示す振動モー
ドを発生できる。
【0012】この例ではPZT4aとPZT4bのパタ
ーンを90°ずらして配置したもので、2枚のPZTの
周方向の相対位置が保たれることが必要とされる。
ーンを90°ずらして配置したもので、2枚のPZTの
周方向の相対位置が保たれることが必要とされる。
【0013】また、図5に示すように振動子の第1のブ
ロック1に2面取り等が施されているとき、第1のブロ
ック1、PZT4a、PZT4bについて周方向の相対
位置を規定する必要がある。このように振動子構成部品
を周方向に規定したいとき、ネジ結合等のねじりトルク
が作用する締結方法は困難となる。
ロック1に2面取り等が施されているとき、第1のブロ
ック1、PZT4a、PZT4bについて周方向の相対
位置を規定する必要がある。このように振動子構成部品
を周方向に規定したいとき、ネジ結合等のねじりトルク
が作用する締結方法は困難となる。
【0014】たとえば、図5において第1のブロック1
とPZT4a,PZT4bについて、周方向の位置決め
をした後、各部品が周方向に相対移動せぬよう固定した
状態でボルト付き第2ブロック2を挿入する必要があ
り、この組立は困難である。この組立工程において、固
定のために付与する力でPZT4a,4bが破断した
り、第1のブロック1が塑性変形する等の問題点があっ
た。
とPZT4a,PZT4bについて、周方向の位置決め
をした後、各部品が周方向に相対移動せぬよう固定した
状態でボルト付き第2ブロック2を挿入する必要があ
り、この組立は困難である。この組立工程において、固
定のために付与する力でPZT4a,4bが破断した
り、第1のブロック1が塑性変形する等の問題点があっ
た。
【0015】そこで、本発明の第1の目的は、上記組立
工程の簡素化を図ること、組立時の部品破損等の発生率
を軽減することにある。
工程の簡素化を図ること、組立時の部品破損等の発生率
を軽減することにある。
【0016】<第2の従来技術の問題点>ところで、こ
の様な構造の振動子では、ボルト締め時に、強大な締め
付けトルクを必要とするため、金属ブロック側にレンチ
等の工具を装着する二面取り部を設けて締め付け時の保
持の為の回り止めとしている場合がある。二面取り部の
回り止めは、モータとしての振動機能上不必要なだけで
なく、余計な振動モードまで励起してしまう虞れがあ
る。
の様な構造の振動子では、ボルト締め時に、強大な締め
付けトルクを必要とするため、金属ブロック側にレンチ
等の工具を装着する二面取り部を設けて締め付け時の保
持の為の回り止めとしている場合がある。二面取り部の
回り止めは、モータとしての振動機能上不必要なだけで
なく、余計な振動モードまで励起してしまう虞れがあ
る。
【0017】さらに、近年提案されているこのような振
動子を用いた超音波モータにおいては、図16に示すよ
うに圧電素子の中心軸を境界線として、1枚の圧電素子
の中で分極方向を逆転させているものがある。これは該
圧電素子(以下A相用圧電素子と記す)と前記境界線が
直角な圧電素子(以下B相用圧電素子と記す)とに、電
圧を印加することにより、振動を与えるものであり、こ
れは振動子の軸心を中心とした縄飛び振動であり、該振
動子に圧接したロータを回転させる構造の超音波モータ
である。
動子を用いた超音波モータにおいては、図16に示すよ
うに圧電素子の中心軸を境界線として、1枚の圧電素子
の中で分極方向を逆転させているものがある。これは該
圧電素子(以下A相用圧電素子と記す)と前記境界線が
直角な圧電素子(以下B相用圧電素子と記す)とに、電
圧を印加することにより、振動を与えるものであり、こ
れは振動子の軸心を中心とした縄飛び振動であり、該振
動子に圧接したロータを回転させる構造の超音波モータ
である。
【0018】ところで、このような超音波モータでは、
A相用圧電素子と、B相用圧電素子は各々の前記境界線
が互いに直角になっていない場合、前述した縄飛び振動
が軸心に垂直な面内で真円ではなく楕円運動を起こして
しまい、効率の低いモータになる。しかし、BLTの様
にボルトで圧電素子と金属ブロック及び電極板を締め付
け固定するタイプのものでは、その強大な締め付けトル
クのため、圧電素子間に回転トルクを与えてしまい、前
記境界線の直角という位置関係にずれを生じてしまう。
A相用圧電素子と、B相用圧電素子は各々の前記境界線
が互いに直角になっていない場合、前述した縄飛び振動
が軸心に垂直な面内で真円ではなく楕円運動を起こして
しまい、効率の低いモータになる。しかし、BLTの様
にボルトで圧電素子と金属ブロック及び電極板を締め付
け固定するタイプのものでは、その強大な締め付けトル
クのため、圧電素子間に回転トルクを与えてしまい、前
記境界線の直角という位置関係にずれを生じてしまう。
【0019】また、前記回り止めの様な、非軸対称部が
存在すると、A相用圧電素子による振動とB相用圧電素
子による振動が縮退(A相とB相の共振周波数が一致す
ること)せず、これもまた効率の低いモータになってし
まう。
存在すると、A相用圧電素子による振動とB相用圧電素
子による振動が縮退(A相とB相の共振周波数が一致す
ること)せず、これもまた効率の低いモータになってし
まう。
【0020】本発明の第2の目的は、前述した問題を生
じる締め付けトルクが不要で、また軸対称を保持した構
造の振動子を提供することにある。
じる締め付けトルクが不要で、また軸対称を保持した構
造の振動子を提供することにある。
【0021】<第3の従来技術の問題点>従来の棒状超
音波モータでは、2つの振動体の間にPZTをはさむた
めに、ねじを用いていた。この場合、構造上、 (1)ねじれを数ピッチ以上設けねばねじが破壊してし
まうため、長手方向にねじ用のスペースを要する。
音波モータでは、2つの振動体の間にPZTをはさむた
めに、ねじを用いていた。この場合、構造上、 (1)ねじれを数ピッチ以上設けねばねじが破壊してし
まうため、長手方向にねじ用のスペースを要する。
【0022】(2)ボルトの軸にねじりトルクが加わる
ため、組立時にボルト軸がねじりトルクによって破断し
ないように、ボルト径をあまり細くできない。
ため、組立時にボルト軸がねじりトルクによって破断し
ないように、ボルト径をあまり細くできない。
【0023】(3)ねじ部の加工精度にはばらつきがあ
るため、振動子の内部損失に個体差が生じる。
るため、振動子の内部損失に個体差が生じる。
【0024】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の課題
を解決するための手段は、特許請求の範囲の請求項に記
載した通りであり、例えば圧電素子等の電気−機械エネ
ルギ−変換素子を第1の振動弾性体と第2の振動弾性体
により挟持する振動子において、第2の振動弾性体と一
体に形成された軸を第1の振動弾性体に貫通させ、その
際、該貫通端部に形成した係合部を第1の振動弾性体に
形成したバネ性を有する突起部に係合させ、第1の振動
弾性体と第2の振動弾性体とに相対的に回転を与えるこ
となく電気−機械エネルギ−変換素子の挟持固定を行え
るようにしている。
を解決するための手段は、特許請求の範囲の請求項に記
載した通りであり、例えば圧電素子等の電気−機械エネ
ルギ−変換素子を第1の振動弾性体と第2の振動弾性体
により挟持する振動子において、第2の振動弾性体と一
体に形成された軸を第1の振動弾性体に貫通させ、その
際、該貫通端部に形成した係合部を第1の振動弾性体に
形成したバネ性を有する突起部に係合させ、第1の振動
弾性体と第2の振動弾性体とに相対的に回転を与えるこ
となく電気−機械エネルギ−変換素子の挟持固定を行え
るようにしている。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示し、図6に
その上面図および右側面図を示す。
その上面図および右側面図を示す。
【0026】本実施例のランジュバン振動子は、第2の
ブロック2が軸棒3と一体的に形成されていて、軸棒3
には図2の従来例のようにねじ部が形成されておらず、
軸棒3の先端部にすり割り部3bを形成しており、この
すり割り部3bの両側に対向する起立部3kは径方向に
バネ性を有する。そして、一対の起立部3kの外周には
係合突起部3aが形成されている。
ブロック2が軸棒3と一体的に形成されていて、軸棒3
には図2の従来例のようにねじ部が形成されておらず、
軸棒3の先端部にすり割り部3bを形成しており、この
すり割り部3bの両側に対向する起立部3kは径方向に
バネ性を有する。そして、一対の起立部3kの外周には
係合突起部3aが形成されている。
【0027】一方、この軸棒3に挿通される第1のブロ
ック1には、内周溝1aが形成され、上部のフランジ部
1kは軸方向にバネ性を有している。
ック1には、内周溝1aが形成され、上部のフランジ部
1kは軸方向にバネ性を有している。
【0028】このように構成した振動子の組立は、軸棒
3の起立部3kを内径側に縮めた状態で、PZT4a,
4bおよび第1のブロック1を挿入する。そして、第1
のブロック1のフランジ部1kに荷重Fを作用させ、軸
方向に弾性変形させれば、軸棒3の起立部3kは外径側
に復元し、その係合突起3aがフランジ部1kと係合
し、ゆるむことなく第1のブロック1、第2のブロック
2およびPZTが一体的に挟持固定される。なお、挟持
圧力は、フランジ1kのバネ硬さにより任意に設定する
ことができる。
3の起立部3kを内径側に縮めた状態で、PZT4a,
4bおよび第1のブロック1を挿入する。そして、第1
のブロック1のフランジ部1kに荷重Fを作用させ、軸
方向に弾性変形させれば、軸棒3の起立部3kは外径側
に復元し、その係合突起3aがフランジ部1kと係合
し、ゆるむことなく第1のブロック1、第2のブロック
2およびPZTが一体的に挟持固定される。なお、挟持
圧力は、フランジ1kのバネ硬さにより任意に設定する
ことができる。
【0029】図7は第2の実施例を示す。
【0030】本実施例の振動子は、図4に示した2つの
曲げ振動に時間的な位相差を与え、第1のブロック1の
上面又は側面の表面粒子に円又は楕円運動を起こし、こ
れに移動体を押圧して摩擦駆動する棒状超音波モータの
振動子として用いるものである。
曲げ振動に時間的な位相差を与え、第1のブロック1の
上面又は側面の表面粒子に円又は楕円運動を起こし、こ
れに移動体を押圧して摩擦駆動する棒状超音波モータの
振動子として用いるものである。
【0031】本実施例では、第1のブロック1に対し、
その上面に振動子支持用のピン1cを一体に形成すると
共に、下面に第1の実施例と同様のすり割り部3bを有
する軸棒3を一体に形成している。また、第2のブロッ
ク2は円環状に形成され、内周に形成された周溝2aの
下部に軸方向にバネ性を有するフランジ2kを形成して
いる。
その上面に振動子支持用のピン1cを一体に形成すると
共に、下面に第1の実施例と同様のすり割り部3bを有
する軸棒3を一体に形成している。また、第2のブロッ
ク2は円環状に形成され、内周に形成された周溝2aの
下部に軸方向にバネ性を有するフランジ2kを形成して
いる。
【0032】このように構成して振動子は、第1の実施
例と同様に、軸棒3にPZT4a,4bおよび第2のブ
ロック2を挿入し、最後に第2のブロック2のフランジ
2hに荷重Fを作用し、軸棒3の係合突起3aとの係合
により振動子の組立てが完了する。なお、PZT4aと
PZT4bとは所定の周方向位相差を有して軸棒3に挿
入されている。したがって、振動子の組立に際し、PZ
T4a,4bには軸廻りのトルクが何等与えられること
がないため、PZT4aとPZT4bとの周方向の位相
差にずれが生じることはない。
例と同様に、軸棒3にPZT4a,4bおよび第2のブ
ロック2を挿入し、最後に第2のブロック2のフランジ
2hに荷重Fを作用し、軸棒3の係合突起3aとの係合
により振動子の組立てが完了する。なお、PZT4aと
PZT4bとは所定の周方向位相差を有して軸棒3に挿
入されている。したがって、振動子の組立に際し、PZ
T4a,4bには軸廻りのトルクが何等与えられること
がないため、PZT4aとPZT4bとの周方向の位相
差にずれが生じることはない。
【0033】図8は本発明の第3の実施例を示す。
【0034】本実施例の振動子は、上記した第2の実施
例と同様に、棒状超音波モータの振動子として好適なも
ので、上記の各実施例とは、軸棒5を別体としている点
において異なる。
例と同様に、棒状超音波モータの振動子として好適なも
ので、上記の各実施例とは、軸棒5を別体としている点
において異なる。
【0035】軸棒5は、下端に放射方向に複数のすり割
りが形成されることで柔らかくされたバネ性を有するフ
ランジ部5kが形成されると共に、上部には段付部5a
が形成されている。また、第1のブロック1の軸孔の上
部には、バネ性を有する係合爪1kが形成されている。
りが形成されることで柔らかくされたバネ性を有するフ
ランジ部5kが形成されると共に、上部には段付部5a
が形成されている。また、第1のブロック1の軸孔の上
部には、バネ性を有する係合爪1kが形成されている。
【0036】このように構成した振動子は、軸棒5の上
端側から第2のブロック2、PZT4b,4a、および
第1のブロック1を挿入し、最後に第1のブロック1を
強く押し下げると、その係合爪1kが軸棒5の段部5a
を余り越えて係合し、フランジ5kのバネ性によりPZ
T4a,4bが第1のブロック1と第2のブロック2と
の間に挟持される。
端側から第2のブロック2、PZT4b,4a、および
第1のブロック1を挿入し、最後に第1のブロック1を
強く押し下げると、その係合爪1kが軸棒5の段部5a
を余り越えて係合し、フランジ5kのバネ性によりPZ
T4a,4bが第1のブロック1と第2のブロック2と
の間に挟持される。
【0037】第4の実施例 上記した第3の実施例では、軸棒5に第1のブロック1
の係合爪が係合する段部を設けていたが、図9に示すよ
うに、軸棒5に径方向に可撓性を有する係合バネ5bを
形成し、第1のブロック1の内径部に該係合バネ5bと
係合する段部1eを形成し、フランジ5kの中心付近に
荷重Fを加えて係合バネ5bを段部1eに係合させて振
動子を組立てるようにしてもよい。
の係合爪が係合する段部を設けていたが、図9に示すよ
うに、軸棒5に径方向に可撓性を有する係合バネ5bを
形成し、第1のブロック1の内径部に該係合バネ5bと
係合する段部1eを形成し、フランジ5kの中心付近に
荷重Fを加えて係合バネ5bを段部1eに係合させて振
動子を組立てるようにしてもよい。
【0038】なお、係合バネ5bはフランジ5kと同様
に放射方向に複数のスリットが形成されて、適度な弾性
力を得るようにしている。
に放射方向に複数のスリットが形成されて、適度な弾性
力を得るようにしている。
【0039】第5の実施例 図10は第5の実施例を示し、本実施例の振動子は上記
の各実施例と同様に棒状超音波モータの振動子として好
適なものである。
の各実施例と同様に棒状超音波モータの振動子として好
適なものである。
【0040】本実施例の振動子は、図9の実施例と同様
に棒状超音波モータに好適なものである。
に棒状超音波モータに好適なものである。
【0041】本実施例は、軸棒5が第1のブロック1と
第2のブロック2と別体であって、軸棒5の下端部には
すり割り部5cが形成され、その両側の起立部の外周に
係合突起5dで形成され、また第1のブロック1の内径
部に対応して段部5aが形成されている。
第2のブロック2と別体であって、軸棒5の下端部には
すり割り部5cが形成され、その両側の起立部の外周に
係合突起5dで形成され、また第1のブロック1の内径
部に対応して段部5aが形成されている。
【0042】また、第1のブロック1の内径部には段部
1fが形成され、この段部1fと軸棒5の段部5aとの
間にバネ6が介装され、軸棒5の係合突起5dを第2の
ブロック2の下面に係合させた状態で、このバネ6によ
り第1のブロック1と第2のブロック2との間に配置さ
れるPZT4a,4bに挟持力を付与する。
1fが形成され、この段部1fと軸棒5の段部5aとの
間にバネ6が介装され、軸棒5の係合突起5dを第2の
ブロック2の下面に係合させた状態で、このバネ6によ
り第1のブロック1と第2のブロック2との間に配置さ
れるPZT4a,4bに挟持力を付与する。
【0043】図11は第6の実施例を示す。
【0044】本実施例は、図7に示す振動子を用いた棒
状超音波モータをレンズ鏡筒のAF用モータとして使用
した実施例を示す。
状超音波モータをレンズ鏡筒のAF用モータとして使用
した実施例を示す。
【0045】この超音波モータは、ピン1cの廻りにロ
ータ7、ロータ7と係合するギア8を設けると共に、ロ
ータ7とギア8との間にバネ9を弾装しており、ロータ
7はバネ9のバネ力により第1のブロック1の上面に加
圧接触し、またギア8の端面は、ピン1cの先端に固定
される付加質量10に回転自在に接している。11は減
速歯車機構の保持板で、付加質量10がネジ止めされ、
超音波モータが固定される。
ータ7、ロータ7と係合するギア8を設けると共に、ロ
ータ7とギア8との間にバネ9を弾装しており、ロータ
7はバネ9のバネ力により第1のブロック1の上面に加
圧接触し、またギア8の端面は、ピン1cの先端に固定
される付加質量10に回転自在に接している。11は減
速歯車機構の保持板で、付加質量10がネジ止めされ、
超音波モータが固定される。
【0046】超音波モータは、振動子に駆動振動が励起
されると、第1のブロック1の駆動面に加圧接触してい
るロータ7が所定方向に回転し、これに伴なってギア8
が回転する。ギア8は、減速歯車機構の入力歯車12に
噛合しており、超音波モータのロータの回転は、この入
力歯車12を介して出力歯車13に伝達される。出力歯
車13は、レンズ鏡筒のレンズ保持枠14の外周面に設
けられたギア15に噛合しており、このレンズ保持枠1
4を合焦のために回転させる。
されると、第1のブロック1の駆動面に加圧接触してい
るロータ7が所定方向に回転し、これに伴なってギア8
が回転する。ギア8は、減速歯車機構の入力歯車12に
噛合しており、超音波モータのロータの回転は、この入
力歯車12を介して出力歯車13に伝達される。出力歯
車13は、レンズ鏡筒のレンズ保持枠14の外周面に設
けられたギア15に噛合しており、このレンズ保持枠1
4を合焦のために回転させる。
【0047】図12は本発明の振動子を有効に実施する
ことができる超音波モータの実施例の断面図である。な
お、本実施例のモータは、全長が取り付け用フランジ部
材をいれて26mm、振動子の直径は10mmである。
5枚の圧電素子は図16に示す構成になっており、電圧
を圧電素子に印加することで振動子全体が縄飛び運動を
行なう。
ことができる超音波モータの実施例の断面図である。な
お、本実施例のモータは、全長が取り付け用フランジ部
材をいれて26mm、振動子の直径は10mmである。
5枚の圧電素子は図16に示す構成になっており、電圧
を圧電素子に印加することで振動子全体が縄飛び運動を
行なう。
【0048】振動子の端面には、摩擦摺動部21bが形
成され、該摩擦摺動部の任意の1点は、摺動面と略垂直
な方向に運動し振動子の軸方向から見てそれは円運動
で、KN−SiCメッキした該摩擦摺動部と接する硬質
アルマイト処理したロータ27に回転運動を与える。2
9は、ポリアセタール樹脂製のギヤ部材で、ロータ27
の回転力は、ロータの出力伝達溝(不図示)を介してギ
ヤ部29に伝達される仕組みになっている。ベアリング
部材30は、ギヤ部材29の相手ギヤ(不図示)とのか
み合いによって発生するラジアル方向の力と、前記摩擦
摺動部21bに適切な圧接力を与えるように設けられた
バネ部材28の圧縮力に応じたスラスト方向の反力を同
時に受けている。31は、振動子を不図示の固定部材に
取りつけるための取り付け用フランジで、接合用軸部材
33と該接合用軸部材33の先端部に形成された軸ネジ
部33aに締めつけるナット32により挟持され固定し
ている。接合用軸部材33は、図示のごとくブロック部
材21,24等を貫通するように挿着されていて、その
軸方向中央部には小径軸部33bが形成され、また軸ネ
ジ部33aの反対端部側である大径軸部33eには、ブ
ロック部材21の内周部に周状に形成された半月状の突
起部21aに予圧により引っ掛かるための周状に半月状
の突起部33dが形成されている。
成され、該摩擦摺動部の任意の1点は、摺動面と略垂直
な方向に運動し振動子の軸方向から見てそれは円運動
で、KN−SiCメッキした該摩擦摺動部と接する硬質
アルマイト処理したロータ27に回転運動を与える。2
9は、ポリアセタール樹脂製のギヤ部材で、ロータ27
の回転力は、ロータの出力伝達溝(不図示)を介してギ
ヤ部29に伝達される仕組みになっている。ベアリング
部材30は、ギヤ部材29の相手ギヤ(不図示)とのか
み合いによって発生するラジアル方向の力と、前記摩擦
摺動部21bに適切な圧接力を与えるように設けられた
バネ部材28の圧縮力に応じたスラスト方向の反力を同
時に受けている。31は、振動子を不図示の固定部材に
取りつけるための取り付け用フランジで、接合用軸部材
33と該接合用軸部材33の先端部に形成された軸ネジ
部33aに締めつけるナット32により挟持され固定し
ている。接合用軸部材33は、図示のごとくブロック部
材21,24等を貫通するように挿着されていて、その
軸方向中央部には小径軸部33bが形成され、また軸ネ
ジ部33aの反対端部側である大径軸部33eには、ブ
ロック部材21の内周部に周状に形成された半月状の突
起部21aに予圧により引っ掛かるための周状に半月状
の突起部33dが形成されている。
【0049】小径軸部33bは、振動子の振動を絶縁
し、取り付け用フランジ部材31に振動が殆ど伝達され
ないようになっている。
し、取り付け用フランジ部材31に振動が殆ど伝達され
ないようになっている。
【0050】大径軸部33eの先端部には、更に大径の
加圧部33fが形成され、該加圧部33fとブロック部
材24との間には、スプリングワッシャー部材34と絶
縁部材25が装着されている。該加圧部33fを加圧す
ることにより、大径軸部33eに周状に形成された半月
状の突起部33dが予圧によりブロック部材21の内周
部に周状に形成された半月状の突起部21aに引っ掛か
る。
加圧部33fが形成され、該加圧部33fとブロック部
材24との間には、スプリングワッシャー部材34と絶
縁部材25が装着されている。該加圧部33fを加圧す
ることにより、大径軸部33eに周状に形成された半月
状の突起部33dが予圧によりブロック部材21の内周
部に周状に形成された半月状の突起部21aに引っ掛か
る。
【0051】したがって、ブロック部材21とブロック
部材24とは、ブロック部材21の内周部に周状に形成
された半月状の突起部21aに大径軸部33eに周状に
形成された半月状の突起部33dが引っ掛かることによ
り、圧電素子23及び電極板22を挟持して固定され
る。
部材24とは、ブロック部材21の内周部に周状に形成
された半月状の突起部21aに大径軸部33eに周状に
形成された半月状の突起部33dが引っ掛かることによ
り、圧電素子23及び電極板22を挟持して固定され
る。
【0052】なお、ブロック部材21の内周部に形成さ
れた突起部21aと、軸部材33の外周に形成された突
起部33dとは、加圧力を受けて当接した状態におい
て、互いに一時的に弾性変形し、突起部21aが突起部
33dを余り越えて図12に示す係合状態となる。
れた突起部21aと、軸部材33の外周に形成された突
起部33dとは、加圧力を受けて当接した状態におい
て、互いに一時的に弾性変形し、突起部21aが突起部
33dを余り越えて図12に示す係合状態となる。
【0053】スプリングワッシャ部材34は、本実施例
において、厚さ0.5mmの圧電素子に適切な圧接力を
与えるためと、振動によってその圧接力が変化しないよ
うにするために設けられている。
において、厚さ0.5mmの圧電素子に適切な圧接力を
与えるためと、振動によってその圧接力が変化しないよ
うにするために設けられている。
【0054】一方、これらの6枚の電極板22は、例え
ば厚さが0.05mmのリン青銅にて形成されていて、
その中の図中下から2番目、4番目の電極板は内径側で
接合周軸部材33に接しており、図中1番上側の電極材
と共に電気的に接地状態としている。
ば厚さが0.05mmのリン青銅にて形成されていて、
その中の図中下から2番目、4番目の電極板は内径側で
接合周軸部材33に接しており、図中1番上側の電極材
と共に電気的に接地状態としている。
【0055】なお、ブロック部材21の外周面に形成さ
れているくびれた凹形状の周溝は、振動子の1次曲げ振
動モードの共振周波数を低下させ、摩擦摺動部の変位を
拡大する効果がある。
れているくびれた凹形状の周溝は、振動子の1次曲げ振
動モードの共振周波数を低下させ、摩擦摺動部の変位を
拡大する効果がある。
【0056】すなわち、本実施例によれば、ブロック部
材21とブロック部材24とにより圧電素子23及び電
極板22を挟持固定する際、接合用部材33の加圧部3
3fを加圧することにより該接合部材33の大径軸部3
3eに周状に形成された半月状の突起部33dがブロッ
ク部材21の内周部に形成された半月状の突起部21a
に予圧により引っ掛かり固定するので、これら圧電素子
23や電極板22は、ずれることなく固定される。
材21とブロック部材24とにより圧電素子23及び電
極板22を挟持固定する際、接合用部材33の加圧部3
3fを加圧することにより該接合部材33の大径軸部3
3eに周状に形成された半月状の突起部33dがブロッ
ク部材21の内周部に形成された半月状の突起部21a
に予圧により引っ掛かり固定するので、これら圧電素子
23や電極板22は、ずれることなく固定される。
【0057】第8の実施例 図13は本発明による振動子の実施例の断面図である。
上記した図12の実施例と半月状突起の部材及び構成
は、全く同じで、スプリングワッシャ部材34に代え
て、ブロック部材24に一体的に形成した弾性部材24
aで弾性挟持力を得ている。
上記した図12の実施例と半月状突起の部材及び構成
は、全く同じで、スプリングワッシャ部材34に代え
て、ブロック部材24に一体的に形成した弾性部材24
aで弾性挟持力を得ている。
【0058】第9の実施例 図14は第9の実施例を示す断面図である。
【0059】上記した図13の第8の実施例では、ブロ
ック部材24の内周に周溝を設けてフランジ状の弾性部
材24aに弾性挟持力を付与しているが、本実施例で
は、弾性部材24の外周に周溝を設けてフランジ状の弾
性部材24bを形成したもので、これに合わせて接合部
材33の加圧部33fを図に示すように断面山形形状と
している。
ック部材24の内周に周溝を設けてフランジ状の弾性部
材24aに弾性挟持力を付与しているが、本実施例で
は、弾性部材24の外周に周溝を設けてフランジ状の弾
性部材24bを形成したもので、これに合わせて接合部
材33の加圧部33fを図に示すように断面山形形状と
している。
【0060】第10の実施例 図17は第10の実施例を示す断面図である。
【0061】本実施例は、ブロック部材21と接合部材
33とは、夫々に形成した係合段部21cと33gとが
軸方向において係合し、また接合部材33の下端部に形
成した半月状突起33dと、ブロック部材24の下部に
設けた弾性部材24aの内周部に形成した半月状突起2
4cとが弾性的に係合することでブロック部材21と2
4との間に圧電素子23と電極板24とを挟持固定して
いる。
33とは、夫々に形成した係合段部21cと33gとが
軸方向において係合し、また接合部材33の下端部に形
成した半月状突起33dと、ブロック部材24の下部に
設けた弾性部材24aの内周部に形成した半月状突起2
4cとが弾性的に係合することでブロック部材21と2
4との間に圧電素子23と電極板24とを挟持固定して
いる。
【0062】第11の実施例 図18は第11の実施例を示す。
【0063】本実施例は、接合部材である軸44に、図
18の(c)に示すように、等ピッチで係合突起44a
を4箇所径方向に形成すると共に、図18の(b)に示
すように、ブロック部材41の内周に該4つの係合突起
44aと夫々軸方向で係合する係合突起41aを4箇所
形成し、これら係合突起41aの間に形成される隙間4
1bは軸44の各係合突起44aが挿入される大きさに
形成されている。また、ブロック部材42は図13に示
す第8の実施例と同様に内周溝の下部に形成されたバネ
性を有するフランジ状の弾性部材42aが軸44の頭部
と当接するようにしている。
18の(c)に示すように、等ピッチで係合突起44a
を4箇所径方向に形成すると共に、図18の(b)に示
すように、ブロック部材41の内周に該4つの係合突起
44aと夫々軸方向で係合する係合突起41aを4箇所
形成し、これら係合突起41aの間に形成される隙間4
1bは軸44の各係合突起44aが挿入される大きさに
形成されている。また、ブロック部材42は図13に示
す第8の実施例と同様に内周溝の下部に形成されたバネ
性を有するフランジ状の弾性部材42aが軸44の頭部
と当接するようにしている。
【0064】このような構成の振動子は、図18の
(a)に示すように、ブロック部材41,42および圧
電素子43を積み重ね、下から軸44を通し、下から加
圧し、弾性部材42aを変形させた後、軸44を回転さ
せ、ブロック部材41の係合突起41a間の隙間42b
を通過している軸44の係合突起44aがブロック部材
41の係合突起41aと係合する。したがって、軸44
の頭部中央に対して付加した加圧力を解除すると、弾性
部材42aのバネ力により圧電素子43がブロック部材
41と42の間に挟持固定される。
(a)に示すように、ブロック部材41,42および圧
電素子43を積み重ね、下から軸44を通し、下から加
圧し、弾性部材42aを変形させた後、軸44を回転さ
せ、ブロック部材41の係合突起41a間の隙間42b
を通過している軸44の係合突起44aがブロック部材
41の係合突起41aと係合する。したがって、軸44
の頭部中央に対して付加した加圧力を解除すると、弾性
部材42aのバネ力により圧電素子43がブロック部材
41と42の間に挟持固定される。
【0065】ここで、弾性部材42aの変位と、その変
位に要する力の関係を求めておけば、軸44に対する加
圧力が所定の圧力に達したとき、軸44を回転させれ
ば、スムーズに組立てを行うことができ、また該所定の
圧力で係合突起41aと44aとが係合できるように設
定することで、組立後はPZT43に適正な挟持圧が加
わる。
位に要する力の関係を求めておけば、軸44に対する加
圧力が所定の圧力に達したとき、軸44を回転させれ
ば、スムーズに組立てを行うことができ、また該所定の
圧力で係合突起41aと44aとが係合できるように設
定することで、組立後はPZT43に適正な挟持圧が加
わる。
【0066】なお、組立時に、ブロック部材41をクラ
ンプして軸44に加圧を加えると、軸44を回転させる
際に係合突起41aと44aの間に軸方向に小さなすき
まを与える必要があるため、PZT43に、組立後より
も大きな挟持圧が加わってしまう。この場合、PZT4
3の特性に影響が生じるおそれがある。
ンプして軸44に加圧を加えると、軸44を回転させる
際に係合突起41aと44aの間に軸方向に小さなすき
まを与える必要があるため、PZT43に、組立後より
も大きな挟持圧が加わってしまう。この場合、PZT4
3の特性に影響が生じるおそれがある。
【0067】そこで、組立時は、ブロック部材42を強
くクランプし、ブロック部材41はそれよりも弱くクラ
ンプし、軸44を加圧、回転させ、係合突起41aと4
4aをかみ合せてから、ブロック部材41と42のクラ
ンプ力を開放すればよい。
くクランプし、ブロック部材41はそれよりも弱くクラ
ンプし、軸44を加圧、回転させ、係合突起41aと4
4aをかみ合せてから、ブロック部材41と42のクラ
ンプ力を開放すればよい。
【0068】第12の実施例 図19は第12の実施例を示す。
【0069】本実施例は、図18に示した第11の実施
例の変形例で、ブロック部材42には、外周向きの皿ば
ねに準じたバネ性を有する弾性部材42bを設けてい
る。
例の変形例で、ブロック部材42には、外周向きの皿ば
ねに準じたバネ性を有する弾性部材42bを設けてい
る。
【0070】この構成とすることで、弾性部材42bの
加工は容易となり、また弾性部材42bは皿ばね準じた
形状であるため、加圧−変位の関係が非線形となり、寸
法のバラツキに対する組立後の挟持圧のバラツキ量(個
体差)を小さくすることができる。
加工は容易となり、また弾性部材42bは皿ばね準じた
形状であるため、加圧−変位の関係が非線形となり、寸
法のバラツキに対する組立後の挟持圧のバラツキ量(個
体差)を小さくすることができる。
【0071】第13の実施例 図20は第13の実施例を示す。
【0072】本実施例は、図18に示した第11の実施
例の変形例で、ブロック部材42の下部には弾性部材を
設けず、軸44の下部にブロック部材42と当接するバ
ネ部44bを設けている。
例の変形例で、ブロック部材42の下部には弾性部材を
設けず、軸44の下部にブロック部材42と当接するバ
ネ部44bを設けている。
【0073】本実施例の場合も、加工が容易となり、軸
44に剛性の高い材料を用いた場合には弾性部材44b
の寸法を小さくすることができる。
44に剛性の高い材料を用いた場合には弾性部材44b
の寸法を小さくすることができる。
【0074】図21は第14の実施例を示す。
【0075】本実施例は図18に示した第11の実施例
の変形例で、挟持圧を付与するためのバネ部材を別体と
したもので、皿バネ45をブロック部材42と軸44の
頭部との間に配置している。
の変形例で、挟持圧を付与するためのバネ部材を別体と
したもので、皿バネ45をブロック部材42と軸44の
頭部との間に配置している。
【0076】本実施例によれば、別部品の皿バネ45を
用いているので、強度の大きい材料を用いることがで
き、設計が容易であり、小型化にも有利である。また、
第12の実施例と同様に非線形バネ特性を有するため、
挟持圧のバラツキを小さくできる。
用いているので、強度の大きい材料を用いることがで
き、設計が容易であり、小型化にも有利である。また、
第12の実施例と同様に非線形バネ特性を有するため、
挟持圧のバラツキを小さくできる。
【0077】第15の実施例 図22は第15の実施例を示す。
【0078】本実施例は、ブロック部材42の下部に形
成した弾性部材42aの内周部に、図22の(b)に示
すように、隙間42dを有して係合突起42cを等間隔
に形成し、また図22の(c)に示すように、軸44の
下部に、該隙間42dを通ることができる係合突起44
aを形成し、軸44を回転することで係合突起44aと
42cとが軸方向において係合できるようにしている。
成した弾性部材42aの内周部に、図22の(b)に示
すように、隙間42dを有して係合突起42cを等間隔
に形成し、また図22の(c)に示すように、軸44の
下部に、該隙間42dを通ることができる係合突起44
aを形成し、軸44を回転することで係合突起44aと
42cとが軸方向において係合できるようにしている。
【0079】本実施例では、ブロック部材42、PZT
43、ブロック部材41、そしてロータ(不図示)を順
に積上げる形で組立てができる点に利点があり、組立時
には、軸44に加圧力を加える代りに、ブロック部材4
2又は41をクランプし、弾性部材42aの下面に加圧
力を加えて弾性部材42aを変形させてから係合突起4
2cと44aとを係合させる。
43、ブロック部材41、そしてロータ(不図示)を順
に積上げる形で組立てができる点に利点があり、組立時
には、軸44に加圧力を加える代りに、ブロック部材4
2又は41をクランプし、弾性部材42aの下面に加圧
力を加えて弾性部材42aを変形させてから係合突起4
2cと44aとを係合させる。
【0080】第16の実施例 図23は第16の実施例を示す。
【0081】図18に示す第11の実施例では、挟持圧
の調整が可変でないため、振動子を構成する各部材に加
工誤差が生じると、挟持圧の個体差が生じる。
の調整が可変でないため、振動子を構成する各部材に加
工誤差が生じると、挟持圧の個体差が生じる。
【0082】本実施例は挟持圧の調整を可能とするもの
で、図23の(a),(b)に示すように、ブロック部
材42の下端面に一対のカム面42eを形成し、また図
23の(c),(d)に示すように、軸44の下部に、
一対のカム面42eに当接する当接頭部44bを一体に
形成している。この一対のカム面は、夫々対称に形成さ
れ、180°の範囲においてカム面の高さが高−低とな
るらせん面に形成されている。
で、図23の(a),(b)に示すように、ブロック部
材42の下端面に一対のカム面42eを形成し、また図
23の(c),(d)に示すように、軸44の下部に、
一対のカム面42eに当接する当接頭部44bを一体に
形成している。この一対のカム面は、夫々対称に形成さ
れ、180°の範囲においてカム面の高さが高−低とな
るらせん面に形成されている。
【0083】このような構成を、例えば図18の振動子
に適用すると、係合突起41aと44aをかみ合せたま
ま軸44と、ブロック部材21を回転させると、このら
せん状のカム面42eと、軸44の頭部44bとの接触
位置が変り、弾性部材42aの変位量を変え、挟持圧力
を調整することができる。
に適用すると、係合突起41aと44aをかみ合せたま
ま軸44と、ブロック部材21を回転させると、このら
せん状のカム面42eと、軸44の頭部44bとの接触
位置が変り、弾性部材42aの変位量を変え、挟持圧力
を調整することができる。
【0084】第17の実施例 図24は第17の実施例を示す。
【0085】本実施例は図18に示す第11の実施例に
おいて、ブロック部材21の係合突起1aが軸44の係
合突起44aと当接する面をカム面に形成したものであ
る。したがって、係合突起44aと21aとを係合させ
た状態で軸44を回転させることにより、挟持圧力を調
整できる。
おいて、ブロック部材21の係合突起1aが軸44の係
合突起44aと当接する面をカム面に形成したものであ
る。したがって、係合突起44aと21aとを係合させ
た状態で軸44を回転させることにより、挟持圧力を調
整できる。
【0086】第18の実施例 図28は第18の実施例を示す。
【0087】本実施例は、ブロック部材42の下部に、
図25に示す4つの同形状に形成されたカム面50aを
有するカム部材50を配置し、該各カム面50aに夫々
当接するバネ性の当接部45を端部に有する軸44によ
りブロック部材41と42との間にPZT43を挟持固
定するようにしており、軸44とブロック部材41とは
図18に示す実施例と同様に係合突起41aと44aと
の嵌合係合方式により軸方向の係合が行なわれている。
図25に示す4つの同形状に形成されたカム面50aを
有するカム部材50を配置し、該各カム面50aに夫々
当接するバネ性の当接部45を端部に有する軸44によ
りブロック部材41と42との間にPZT43を挟持固
定するようにしており、軸44とブロック部材41とは
図18に示す実施例と同様に係合突起41aと44aと
の嵌合係合方式により軸方向の係合が行なわれている。
【0088】そして、軸44を回転させることにより、
挟持圧の調整が行えるようになっている。
挟持圧の調整が行えるようになっている。
【0089】第19の実施例 図29は第19の実施例を示す。
【0090】本実施例は、ブロック部材42の下面に図
25に示すようなカム面50aを形成し、このカム面5
0aに当接する突起52を有する図27に示す当接板5
1を軸44の頭部とブロック部材42との間に配置して
いる。したがって、当接板51を回転することで本実施
例も上記した第18の実施例と同様に挟持圧の調整を行
うことができる。
25に示すようなカム面50aを形成し、このカム面5
0aに当接する突起52を有する図27に示す当接板5
1を軸44の頭部とブロック部材42との間に配置して
いる。したがって、当接板51を回転することで本実施
例も上記した第18の実施例と同様に挟持圧の調整を行
うことができる。
【0091】第20の実施例 図30は第20の実施例を示す。本実施例は図18に示
す第11の実施例のブロック部材42と軸44の頭の間
に、図31に示すように、半円環状のワッシャ53をそ
う入したもので、組立時に、挟持圧又はそれに関係する
量を測定し、その量に応じてワッシャ53の厚みを変え
ることで挟持圧の個体間のばらつきを減少させることが
できるようにしている。
す第11の実施例のブロック部材42と軸44の頭の間
に、図31に示すように、半円環状のワッシャ53をそ
う入したもので、組立時に、挟持圧又はそれに関係する
量を測定し、その量に応じてワッシャ53の厚みを変え
ることで挟持圧の個体間のばらつきを減少させることが
できるようにしている。
【0092】第21の実施例 上記した第11〜第20の実施例では、振動子下端の振
動振幅がやや大きい部分に弾性部材42a、突起44
a,41aらせん状部材などのうちのいくつかが配置さ
れているため、部材間の摺動による損失が大きくなるこ
とが懸念される。そこで、上記の要素を振動の節付近に
配したのが図15に示す本実施例である。軸44には図
33の(a)又は(b)のような切欠きを設け、長手方
向に弾性変形可能なバネ部54を設けることによって、
他の例と同様な機能をはたす。なお、(a)は軸の左右
から軸に垂直な切欠きを入れた例、(b)はらせん状切
欠きの例である。ただし、軸のねじり強度は弱くなるの
で、組立時に軸にねじり力が加わらないよう注意する必
要がある。例えば、軸を回転させて係合突起44a,4
1aをかみ合せる際、軸の上端と下端を同時にクランプ
して回転させればよい。
動振幅がやや大きい部分に弾性部材42a、突起44
a,41aらせん状部材などのうちのいくつかが配置さ
れているため、部材間の摺動による損失が大きくなるこ
とが懸念される。そこで、上記の要素を振動の節付近に
配したのが図15に示す本実施例である。軸44には図
33の(a)又は(b)のような切欠きを設け、長手方
向に弾性変形可能なバネ部54を設けることによって、
他の例と同様な機能をはたす。なお、(a)は軸の左右
から軸に垂直な切欠きを入れた例、(b)はらせん状切
欠きの例である。ただし、軸のねじり強度は弱くなるの
で、組立時に軸にねじり力が加わらないよう注意する必
要がある。例えば、軸を回転させて係合突起44a,4
1aをかみ合せる際、軸の上端と下端を同時にクランプ
して回転させればよい。
【0093】なお、これまでの例で、振動体と軸に設け
た突起部44aの数を4つとしているが、これは、図3
4の(a),(b)に示したように、いくつであっても
よい。
た突起部44aの数を4つとしているが、これは、図3
4の(a),(b)に示したように、いくつであっても
よい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動子の締結が容易に行うことができ、挟持する圧電素子
等の電気−機械エネルギ−変換素子の位置ずれの発生を
防止することができる。
動子の締結が容易に行うことができ、挟持する圧電素子
等の電気−機械エネルギ−変換素子の位置ずれの発生を
防止することができる。
【0095】また、振動子の締結は従来のようにネジ締
めではなく、嵌合係合方式であるため、ネジ加工を不要
とすると共に、締め過ぎによる破損といった心配がな
い。
めではなく、嵌合係合方式であるため、ネジ加工を不要
とすると共に、締め過ぎによる破損といった心配がな
い。
【0096】さらに、挟持圧を調節可能とすることによ
り、挟持圧力の固体間のバラツキを減少させることがで
きる。
り、挟持圧力の固体間のバラツキを減少させることがで
きる。
【0097】一方、このような振動子を有する超音波モ
ータにあっては、振動子に挟持される圧電素子の位相ず
れ等がないため所望する振動が得られ、モータの高効率
化、高精度制御等が行える。
ータにあっては、振動子に挟持される圧電素子の位相ず
れ等がないため所望する振動が得られ、モータの高効率
化、高精度制御等が行える。
【0098】また振動子の組立容易により、モータの組
立も容易となる。
立も容易となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す振動子の断面図。
【図2】従来の振動子を示す断面図。
【図3】圧電素子を示す斜視図。
【図4】振動子に励起される曲げモードを示す図。
【図5】従来の振動子の斜視図。
【図6】図1に示す第1の実施例の上面図及び側面図。
【図7】第2の実施例を示す断面図。
【図8】第3の実施例を示す断面図。
【図9】第4の実施例を示す断面図。
【図10】第5の実施例を示す断面図。
【図11】第6の実施例を示す断面図。
【図12】第7の実施例を示す断面図。
【図13】第8の実施例を示す断面図。
【図14】第9の実施例を示す断面図。
【図15】従来の超音波モータを示す断面図。
【図16】図15に示す振動子に組み付けられる圧電素
子の分解斜視図。
子の分解斜視図。
【図17】第10の実施例を示す断面図。
【図18】第11の実施例を示し、(a)は振動子の断
面図、(b)はブロック部材41の平面図、(c)は軸
の斜視図。
面図、(b)はブロック部材41の平面図、(c)は軸
の斜視図。
【図19】第12の実施例を示す断面図。
【図20】第13の実施例の断面図。
【図21】第14の実施例の断面図。
【図22】第15の実施例を示し、(a)は断面図、
(b)はブロック部材42の斜視図、(c)は軸の斜視
図。
(b)はブロック部材42の斜視図、(c)は軸の斜視
図。
【図23】第16の実施例を示し、(a)はブロック部
材42の斜視図、(b)はブロック部材42の平面図、
(c)は軸の斜視図、(d)は軸の平面図。
材42の斜視図、(b)はブロック部材42の平面図、
(c)は軸の斜視図、(d)は軸の平面図。
【図24】第17の実施例を示す斜視図。
【図25】第18の実施例に用いられるカム部材の斜視
図。
図。
【図26】第18の実施例に用いられる軸の斜視図。
【図27】第19の実施例に用いられる当接板の斜視
図。
図。
【図28】第18の実施例を示す断面図。
【図29】第19の実施例を示す断面図。
【図30】第20の実施例を示す断面図。
【図31】図30の第20の実施例に用いられるワッシ
ャの斜視図。
ャの斜視図。
【図32】第21の実施例を示す断面図。
【図33】図32に示す第21の実施例に用いられる軸
の斜視図。
の斜視図。
【図34】軸の他の実施例を示す斜視図。
1…第1のブロック 2…第2のブロ
ック 3,5…軸棒 4a,4b…P
ZT(圧電素子) 6…バネ 21,24…ブ
ロック部材 25…絶縁部材 27…ロータ 28…バネ部材 29…ギア部材 30…ベアリング部材 31…フランジ
部材 32…ナット 33…接合用軸
部材(接合部材) 34…スプリングワッシャ 44…軸 51…当接板 53…ワッシャ
ック 3,5…軸棒 4a,4b…P
ZT(圧電素子) 6…バネ 21,24…ブ
ロック部材 25…絶縁部材 27…ロータ 28…バネ部材 29…ギア部材 30…ベアリング部材 31…フランジ
部材 32…ナット 33…接合用軸
部材(接合部材) 34…スプリングワッシャ 44…軸 51…当接板 53…ワッシャ
Claims (11)
- 【請求項1】 第1の振動弾性体と第2の振動弾性体と
の間に少なくとも電気−機械エネルギ−変換素子を配置
し、該第1の振動弾性体と該第2の振動弾性体とを締結
手段により一体化し、該電気−機械エネルギ−変換素子
を挟持固定した構成の振動子において、 該締結手段は、長さ方向への外力を受けると長さ方向と
直交する方向に弾性変形しながら嵌合し係合する嵌合係
合部材で構成され、該電気−機械エネルギ−変換素子を
弾性的に挟持する手段を有していることを特徴とする振
動子。 - 【請求項2】 請求項1において、締結手段は、嵌合係
合部材の一方の部材が電気−機械エネルギ−変換素子を
弾性的に挟持するための手段を兼用していることを特徴
とする振動子。 - 【請求項3】 請求項1において、締結手段は、嵌合係
合部材の一方の部材が第1の振動弾性体及び第2の振動
弾性体とは別体の軸部材で構成されていることを特徴と
する振動子。 - 【請求項4】 請求項1において、締結手段は、嵌合係
合部材の一方の部材が第1の振動弾性体又は第2の振動
弾性体のいずれか一方に一体的に形成されたことを特徴
とする振動子。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4において、締結
手段の嵌合係合は、嵌合方向と直交する方向に弾性変形
する係合部が長さ方向にバネ性を有する係合部に係合す
ることを特徴とする振動子。 - 【請求項6】 請求項1、2、3又は4において、締結
手段の嵌合係合は、嵌合方向と直交する方向に弾性変形
する係合部が非変形の係合部に係合することを特徴とす
る振動子。 - 【請求項7】 請求項1、2、3又は4において、締結
手段の嵌合係合は、半月状の突起同士により行われるこ
とを特徴とする振動子。 - 【請求項8】 第1の振動弾性体と第2の振動弾性体と
の間に少なくとも電気−機械エネルギ−変換素子を配置
し、該第1の振動弾性体と該第2の振動弾性体とを締結
手段により一体化し、該電気−機械エネルギ−変換素子
を挟持固定した構成の振動子において、 該締結手段は、互いの複数の係合突起同士が嵌合し、嵌
合位相をずらすことにより係合する嵌合係合部材で構成
され、該電気−機械エネルギ−変換素子を弾性的に挟持
する手段を有していることを特徴とする振動子。 - 【請求項9】 請求項8において、長さ方向における高
さが異なるカム面と、該カム面に当接する部材とを相対
的に回転することにより、電気−機械エネルギ−変換素
子を弾性的に挟持する手段の弾性力を可変とする加圧力
調節手段を有することを特徴とする振動子。 - 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
8又は9に記載の振動子を用いた超音波モータ。 - 【請求項11】 請求項10に記載の超音波モータを駆
動源とすることを特徴とする機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152280A JPH078911A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 振動子及び超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152280A JPH078911A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 振動子及び超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078911A true JPH078911A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15537068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5152280A Pending JPH078911A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 振動子及び超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078911A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008168412A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ねじ締結装置及び締結方法 |
JP2010017744A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Obara Corp | 中空モ―タ用アンギュラベアリングの抑え構造 |
JP2011010539A (ja) * | 2009-05-26 | 2011-01-13 | Nikon Corp | 振動アクチュエータ及び電子機器 |
JP2015061054A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 太平洋セメント株式会社 | 圧電素子ユニットおよび圧電アクチュエータ |
WO2015111138A1 (ja) | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 株式会社パークウェイ | 櫛 |
WO2022176560A1 (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-25 | 株式会社村田製作所 | 超音波モータ |
WO2024106146A1 (ja) * | 2022-11-14 | 2024-05-23 | キヤノン株式会社 | 振動波モータ、光学機器及び電子機器 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP5152280A patent/JPH078911A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2015111138A1 (ja) | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 株式会社パークウェイ | 櫛 |
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WO2024106146A1 (ja) * | 2022-11-14 | 2024-05-23 | キヤノン株式会社 | 振動波モータ、光学機器及び電子機器 |
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