JPS63124784A - 超音波モ−タの駆動制御方法 - Google Patents

超音波モ−タの駆動制御方法

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JPS63124784A
JPS63124784A JP61271500A JP27150086A JPS63124784A JP S63124784 A JPS63124784 A JP S63124784A JP 61271500 A JP61271500 A JP 61271500A JP 27150086 A JP27150086 A JP 27150086A JP S63124784 A JPS63124784 A JP S63124784A
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JP
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axial
amplitude
vibration
drive
torsional
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Application number
JP61271500A
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English (en)
Inventor
Shoji Mishiro
三代 祥二
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Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/0045Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with torsion or shear modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/106Langevin motors

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波振動する振動体にロータ等の可動体を
圧着させ、接合面の摩擦力により駆動させる超音波モー
タの駆動制御方法に関する。
従来の技術 従来、超音波振動子によって発生させた楕円などの複合
振動によりロータなどの可動体を駆動させる超音波モー
タとしては特開昭61−52163号公報に示されるも
のがある。これは、梁状突起を持つねじり変換体を縦型
振動子と一体に締着してなる振動子の、梁状突起部分に
円板状ロータをその軸を合せて加圧したものである。そ
して、縦型振動子により軸方向振動を発生させると、ね
じり変換体の梁状突起の端面には楕円振動が発生し、こ
れによりロータが駆動力を受けて回転するものである。
しかし、このようなねじり変換型の場合、出力端面の楕
円振動の楕円率が、ねじり変換体の形状によって一律に
決まってしまう。従って、摩擦駆動に最適な楕円率への
制御や、その回転方向を制御することは不可能である。
このようなことから、軸方向振動とねじり方向振動とを
各々個別に駆動発生させることで複合振動を発生させる
手段が本出願人により提案され、特開昭61−2848
2号公報により開示されている。又、このような振動子
を用いてなる超音波モータも特開昭61−30972号
公報により開示されている。
これらは、要約すると、ねじり振動子のノード部分に位
置させて軸に直角でその共振周波数をねじり共振周波数
と同一に設定した径方向又は長さ方向共振体と、その駆
動用電歪素子とを一体に締着した振動子を設け、各々の
振幅又は相対位相、或いは振幅及び相対位相を制御する
ことにより、出力端部における複合振動の振動姿態を制
御して、接合面の摩耗が少なく、最大トルクで効率よく
駆動できるように構成したものである。
更には、これらと同様な振動姿態に制御できる振動子が
本出願人により、例えば特、廓昭60−266617号
や特願昭60−291732号により提案されている。
これらは、厚み方向に分極された電歪素子本体の一面に
互いに周方向に二分割されて対となった電極を形成し、
他面には共通電極を形成した電歪素子の一枚又は複数枚
の両面に、金属部材を一体的に締着して振動子を構成し
たものである。
このように構成された電歪素子の電極対を対角的に並列
に接続して本の端子として取出し、共通電極との間に各
々の振幅及び相対位相の制御された交番電圧を印加する
と、出力端部に複合振動が発生するというものである。
このような振動子の共振モトとしては、たわみ振動によ
り発生したねじり振動と、軸振動との複合振動である。
そして、これを更に改良したものとして特願昭61−9
18808号も提案されている。
更には、ねじり振動用電歪素子と軸振動用電歪素子とを
各々設け、その合成により複合振動を発生させるように
した振動子も、本出願人により特願昭61−81922
号として提案されている。
これは、ねじり駆動用と軸駆動用との各々の電歪素子と
、ねじり共振周波数と軸共振周波数とが一致するように
断面形状を変形形成してなる金属部材とを一体的に締着
したものである。
このように種々の振動子について本出願人により提案が
なされている。これらの内、特願昭60−266617
号や特願昭60−291732号等によるものは、上述
したように出力端部に発生する複合振動の姿態を駆動に
最適な形に制御するものであるが、更に軸方向成分とね
じり方向(又は軸と直角方向)成分とに分けて駆動させ
る制御方法も、本出願人により特願昭61−91881
号として提案されている。この提案内容によれば、前述
したような本出願人により既に提案されている全ての是
音波モータ駆動用振動子は、軸方向とねじり方向(又は
軸と直角方向)成分に分けて駆動させることが可能とな
ったものである。
つまり、このように軸方向振動成分と、ねじり方向振動
成分(又は軸と直角方向振動成分)とに分けて駆動でき
る駆動方式にあっては、一定負荷状態(即ち、一定トル
ク、−定回転数、−定方向)の下で駆動した時に、最良
の駆動状態となる振動姿態が得られるように、各々の振
動振幅と相対位相を制御すればよいといえる。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このような駆動方式にあっても、負荷条件が
変化した場合には、再び制御条件を変更設定し直さなけ
ればならず、制御が複雑となる。
即ち、負荷の変化に対応して例えば軸方向の駆動振幅レ
ベルを変えると、軸方向とねじり方向(又は軸と直角方
向)との間の共振周波数の差が変化してしまう。これに
より、それらの相対位相が変わり、最良の楕円振動姿態
も変化してしまうので、再び相対位相をも制御する必要
が生ずるものである。
問題点を解決するための手段 超音波振動子と可動体とを圧着させ、前記超音波振動子
の軸方向成分と前記可動体の駆動方向成分(即ち、ねじ
り方向成分又は軸と直角方向成分)とを各々個別に駆動
制御して複合振動を生じさせて前記可動体を駆動させる
超音波モータにおいて、まず、軸方向成分中の軸方向振
動振幅を最良の駆動状態、即ち駆動効率が大きくて大き
なトルク出力が得られる状態となるように設定する。こ
の後、駆動方向成分中の振動振幅の可変により可動体の
駆動速度を制御する。更には、圧着力をも含めてこのよ
うな初期設定を行なう。
作用 まず、可動体を駆動させるための摩擦力を得るための軸
方向の振動振幅が最良状態となる設定で一定となるので
、可動体の速度に関係なく常に大きな効率及びトルクが
得られる。そして、可動体の速度はねじり方向等の駆動
方向の振幅の制御のみで大幅に変化される。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図ないし第6図に基づいて
説明する。なお、本実施例で用いる振動子構造、配線等
は本出願人により特願昭61−91881号として提案
されているものと同一である。そこで、最初にその構造
及び動作について説明する。
まず、第3図は扇状に4分割されて中心孔を持つ円環型
電歪素子1を示すものである。このような電歪素子1は
両面に電極2を有し、厚さ方向に分極されている。この
ような電歪素子1が第2図に示すように2枚設けられ、
両者間に前記電極2と同一形状に形成され外周に端子3
を持つ電極板4を挾んで向い合せ状態で重ねられる。そ
して、これらの両側より、一方の端面が一状でそれと直
角に2本の溝5が形成された第1の金属部材6と、端部
を残して周上に前記溝5に対応する2本の溝7を等分に
形成した第2の金属部材8とにより、その底部よりボル
ト(図示せず)により一体的に締着される。又、第1の
金属部材6には共通端子9が設けられている。このよう
にして、振動子10が構成されている。
このような振動子10において、まず、全ての電極板4
を並列に接続し、共通端子9に対して駆動電圧を印加し
、その周波数を軸方向共振周波数に調整する。この時、
振動子10は通常の軸方向振動子と同様に軸方向に共振
し、出力端面11は最大変位で共振振動する。
次に、電極板4を2つずつ対角的に並列に接続し、共通
端子9に対し互いに逆相の駆動電圧を印加し、その周波
数をたわみ共振周波数に調整する。
この時、振動子10はねじり方向に共振して出力端面1
1の径方向両端部にて最大変位で共振振動する。これは
、第3図に示したような電歪素子1の周方向に隣合う素
子毎にその伸縮が逆となるため、金属部材6,8はたわ
み振動し、出力端面11ではねじり振動となるものであ
る。ここに、このねじり振動方向がロータの駆動方向と
なる。
二二に、第1の金属部材6の軸方向断面形状は、軸方向
振動振幅の拡大と、ねじり振動振幅の拡大を行なうもの
であり、更に可動体としてのロータ12を所要の力で圧
着した時に軸方向とねじり方向の共振周波数を一致させ
るように決定されるのが好ましい。又、これらの金属部
材6,8に形成した溝5,7はたわみ振動時の有害な応
力を開放するために有用なものである。
そして、このように軸方向駆動電圧とねじり方向駆動電
圧とが重畳された状態で振動子10を駆動するための結
線図を第4図に示す。まず、振動子10の共通端子9は
軸方向駆動電源13のアース側端子を介してアースされ
ている。又、4つの端子3(電極板4)は1つ置きに隣
合う毎に並列に接続され、各々トランス14の二次コイ
ル15の両端16,17に接続されている。又、この二
次コイル15のセンタタップ18は前記軸方向駆動電源
13に接続されている。又、トランス14の一次コイル
19はねじり方向駆動電源2oに接続され、その一方は
アースされている。このような結線の下に、軸方向駆動
電源13とねじり方向駆動電源2oとの各々の振幅及び
相対位相を制御することにより、振動子10の出力端面
11の周上点Aの振動姿態を多様なものとすることがで
きるものである。
即ち、正弦波振動の直角合成は従来よりよく知られてい
るように、直線振動、傾斜直線振動、円振動、楕円振動
、傾斜楕円振動及びその振動方向を多様に変化させるこ
とができる。
例えば、各々の駆動電源13.20の相対位相を90’
 とし、ねじり方向駆動電源20の出力を0として、軸
方向駆動電源13のみで駆動させると、出力端面11の
周上点Aの振動姿態は第1図(d)に示すように軸方向
のみの振動となる。そして、ねじり方向駆動電源20側
の振幅を増加させていくと、周上点Aの振動姿態は第1
図(e)から(f)、更には(g)に示すように横長楕
円となる振動姿態に変化していく。又、駆動電源13.
20の相対位相を一90°とし、ねじり方向駆動電源2
0の振幅を増加させていくと、周上点Aの振動姿態は第
1図(C)から(b)、更には(a)に示すように回転
方向が先程とは反転し、かつ、徐々に横長楕円となる振
動姿態に変化していく。
一方、今度は軸方向駆動電源13の電圧をOとし、ねじ
り方向駆動電源20のみにより電圧を印加すると、周上
点Aの振動姿態は第5図(d)に示すように軸と直角方
向にのみねじり振動する状態となる。そこで、軸方向駆
動電源13の振幅を増加させていくと、その振幅と相対
位相90°の進み又は遅れにより、第4図(e)(f)
(g)又は同図(c)(b)(a)に示す如く、周上点
Aには楕円率と回転方向とを変化させた振動姿態が得ら
れることとなる。
そこで、第2図に示すように振動子1oの出力端面11
の中心軸上に形成した雌ねじ21に螺合するボルト22
により円板状のロータ12を、ばね23及びスラストベ
アリング24を介して振動子10に加圧圧着させると、
駆動電源13.20の制御によりロータ12は接合面の
摩擦により回転駆動されるのである。例えば、出力端面
11の周上点Aの振動姿態が第2図に示すような楕円振
動に制御されると、ロータ12は矢印25に示す方向に
回転駆動されることとなる。
このような駆動制御については、前述したように本出願
人提案の特願昭61−91881号において開示されて
いるところである。
しかるに、最適な駆動状態について、更に詳細に観察し
たところ、次のようなことが判明したものである。
■ 取出し得る出力トルクは、出力端面とロータとの接
合面間の摩擦力に依存する。従って、駆動の振動姿態が
同じとすると、出力トルクは、接合面の材質や表面状態
による摩擦係数と圧着力とによって決まる。
■ 振動の軸方向成分は、ねじり方向振動のロータ12
の回転方向振動時に接合させ、反回転方向時に引き離す
ため(即ち、ねじり方向振動成分の整流作用を行なうた
め)のものであり、この軸方向成分が少ないと楕円振動
の半周期以上に渡って接合面が接触状態となる。これに
より、逆方向スリップを増大させるとともに回転数が低
下する。逆に、軸方向成分が大きすぎると、ロータ12
に衝撃的に当ってビビリ振動を発生させ、出力トルクを
激減させることとなる。又。
このような軸方向振動成分の最適値は回転数には殆ど依
存しない。
■ 軸方向共振周波数は、接合面の圧着力及び軸方向振
動振幅に依って変化する。即ち、圧着力を大きくしてい
くと軸方向共振周波数は高い方向に変化する。又、軸方
向振幅を大きくしていくと軸方向共振周波数は低い方向
に変化する。
そして、軸方向とねじり方向との共振周波数の差が変化
して各々の振動成分間の位相が変わり、複合振動姿態が
変化する。
■ ねじり方向振動成分は、その半周期以下がロータ1
2の回転駆動に寄与するもので、その振動速度が大きい
程、回転数は速くなる。又、ねじり方向振幅によっては
その共振周波数は変化しない。
しかして、本実施例ではこのような検討結果に基づき、
圧着力及び軸方向振動成分をスリップやビビリ振動など
の有害損失が少なくて最も大きなトルクが得られる状態
に設定し、負荷条件が変わっても常に最良の駆動状態を
得るとともに、回転数の制御はねじり方向振動成分の制
御により行なうことで幅広い回転数における良好なる駆
動状態を得るようにしたものである。
即ち、ロータ12を出力端面11に圧着した時に、軸方
向振幅と、ねじり方向振幅及び相対位相の制御により、
例えば第1図に示すように、軸方向の振幅を一定とし、
ねじり方向の振幅によって回転数を制御するというもの
である。この第4図においては、(d)に示す振動姿態
の時にロータ12は静止状態となる。つまり、このよう
な状態で最良の駆動状態となるように軸方向の駆動振幅
を設定し、その一定値に固定させる。そして、このよう
な軸方向振幅が固定された状態で、同図(e)(f)(
g)のようにねじり方向の振幅を増加させていくに従い
回転数も増大する。又、相対位相を反転させ、同様にね
じり方向の振幅を増加させていくと、同図(c)(b)
(a)に示すように逆方向へその回転数が増大すること
となる。この時、各々の回転数における出力トルクは最
も大きなものが得られる。
つまり、第4図の結線図で考えると、ロータ12と出力
端面11との所定の圧着力の下で最良の状態、即ち異常
振動がなく最大のトルクが得られるように軸方向振幅、
即ち軸方向駆動電源13の電圧を設定し、その電圧値に
固定する。前述した検討結果によれば出力トルクは圧着
力も影響するので、このような軸方向振幅の設定に際し
ては、ロータ12と出力端面11との間の圧着力も最良
の駆動状態が得られるように設定するのがよい。
このような初期設定の後は、ねじり方向駆動電源20の
電圧を可変させて、ねじり方向の振動振幅を可変させる
だけでロータ12の駆動速度を制御するものである。従
って、最良状態に設定した後は、回転負荷の変化に対し
て定速度制御を行なう場合であっても、ねじり方向駆動
電源20の制御のみで最良の制御ができることになり、
駆動制御系が簡単になる。
又、振動姿態としては、第1図に示すような正楕円の場
合に限らず、軸方向に対するねじり方向の相対位相の制
御によっては、第6図に示すように傾斜楕円なる振動姿
態で駆動させることも、全く同様になし得る。
次に、本発明の第二の実施例を第7図ないし第10図に
より説明する。本実施例で用いる超音波振動子30は、
本出願人により提案されている特願昭61−81922
号によるものである。まず、振動子30は円環状に形成
された縦振動用電歪素子31.32とねじり振動用電歪
素子33.34とを具備する。ここに、縦振動用電歪素
子31゜32は厚さ方向に分極を施したものであり、厚
さ方向に電界を印加することにより軸方向に伸縮振動が
発生するものである。一方、ねじり振動用電歪素子33
.34は周方向に分極を施したものであり、厚さ方向に
電界を印加することにより周方向にすベリ振動が発生す
るものである。
ここに、このようなねじり振動用電歪素子33゜34は
、従来公知の構成のものでよいが、ここでは本出願人に
より提案されている特願昭61−202440号による
ものを第8図ないし第10図に示す。
まず、第8図は電歪材料をその厚さ方向に直角に矢印で
示すように分極した後、扇状にカットし、厚さ方向の両
面に電極35を設けてなるブロック状電歪素子36を示
す。次いで、第9図にはこのようなブロック状電歪素子
36を装着する枠体37を示す。この枠体37は正八角
形の外周縁部38を有し、この外周縁部38の各屈曲部
から中心方向に一定長さの隔壁39を一体的に形成して
なる。このような枠体37の各隔壁39内に8個のブロ
ック状電歪素子36を装着する。この際、第10図に示
すようにこれらのブロック状電歪素子36の分極方向が
同一の周方向に向けて揃うように配列させて組立る。こ
のようにして、ねじり振動用電歪素子33.34が形成
される。
そして、電歪素子31,32,33.34については、
厚さ方向に電界を印加するために、各々隣接する素子間
には電極板40,41.42が挿入されている。又、電
歪素子2と金属部材43との間には共通電極板44が挿
入されている。ここに、金属部材43の外周部には小径
部45が形成され、外端部軸中心に浅い座ぐり46と雌
ねじ47が形成されている。又、内端部には雌ねじ(図
示せず)が形成されている。そして、他端側の金属部材
48にも中心孔と座ぐりが形成され、締着ボルト(図示
せず)により金属部材48.43間の部材が全て一体的
に締着され、振動子30が構成されている。ここに、4
9が出力端部となる。
このような振動子30の雌ねじ47に螺合するボルト5
0によりロータ51を出力端部49上に取付ける。この
際、ボルト5o軸上にばばね52とスラストベアリング
53が介在され、ロータ51を加圧圧着させる。ここに
、前述した金属部材43の小径部45は、軸方向とねじ
り方向との共振周波数を一致させるために形成したもの
であり、より好ましくはこのようにロータ51を圧着し
適切な軸方向振動を与えた時に各々の周波数が一致する
ように予め構成される。
このような振動子30とロータ51とを含むモータ構成
の下、真中の電極41を共通電極板44に接続すること
により、駆動電源の共通端子に接続する。そして、電極
板4oには軸方向駆動電源を接続し、電極板42にはね
じり方向駆動電源を接続する。
しかして、各々の振幅及び相対位相を制御することによ
り、振動子30の出力端部49の周上点が前述した第4
図(a)〜(g)に示すような振動姿態を取るように制
御する。ここに、最初に、電極板40に接続した軸方向
駆動電源の電圧制御により最大の回転トルクが得られる
最良の軸方向振幅に設定する(第4図(d)の状態)。
このような設定により、軸方向駆動電源の電圧値を一定
値に固定した後は、電極板42に対するねじり方向駆動
電源の振幅(電圧)によりねじり振動振幅を可変させる
ことでロータ51の回転速度及び回転方向を制御するの
である。
本実施例の振動子30による場合は、前記実施例と異な
り、軸方向とねじり方向とで駆動素子(電歪素子31〜
34))を個別に備えているため、駆動回路はより簡単
となる。そして、出力端部49の全周をロータ51との
接合に使用できるので、大きなトルクが得られる。
なお、これらの実施例では回転モータの場合で説明した
が、リニア駆動モータについても同様に適用できる。こ
の場合、駆動方向成分としては、軸と直角方向の振動成
分として把握すればよい。
発明の効果 本発明は、上述したように最良の駆動状態となるように
軸方向振動振幅を設定した後、ねじり方向等の駆動方向
振動振幅を可変することにより可動体の駆動速度を制御
するようにしたので、摩擦力を得るための軸方向振動振
幅が一定値に固定されることとなり、可動体の駆動速度
に関係なく常に大きなトルクを得ることができ高効率の
ものとすることができ、かつ、軸方向振動振幅を設定し
た後は駆動方向振動振幅の値のみを可変させるだけで可
動体の駆動速度を大幅に制御することができ、結局、幅
広い速度において良好なる駆動状態を確保することがで
き、可動体負荷の変化に対して定速度制御を行なう場合
でも駆動方向成分の振幅制御のみでよく、駆動制御系も
簡略化し得るものであり、又、軸方向振動振幅の設定に
際して圧着力をも最良の駆動状態となるように設定する
ことにより、より良好なる制御を行なうことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第一の実施例を示すもの
で、第1図は正楕円の振動姿態の変化を示すグラフ、第
2図は超音波モータの分解斜視図、第3図は電歪素子の
斜視図、第4図は振動子の駆動結線図、第5図は振動姿
態の変化を示すグラフ、第6図は傾斜楕円の振動姿態の
変化を示すグラフ、第7図ないし第10図は本発明の第
二の実施例を示すもので、第7図は超音波モータの分解
斜視図、第8図はブロック状電歪素子の斜視図、第9図
は枠体の斜視図、第10図は電歪素子の平面図である。 10・・・振動子、12・・・ロータ(可動体)、30
・・・振動子、51・・・ロータ(可動体)出 願 人
   多賀電気株式会社 、%IJ図 、%5図 (a)  (b)  (c)  (cl)  (e) 
 l)  (9)OOΦ−ooQ 36図 (a)  (b)  (c)  (江)  (e)  
(干) (8)0θ 01000 手続補正帯(自発) 昭和62年 1月 5日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.超音波振動子と可動体とを圧着させ、前記超音波振
    動子の軸方向成分と前記可動体の駆動方向成分とを各々
    個別に駆動制御して複合振動を生じさせて前記可動体を
    駆動させる超音波モータにおいて、前記軸方向成分中の
    軸方向振動振幅を最良の駆動状態となるように設定した
    後、前記駆動方向成分中の振動振幅の可変により前記可
    動体の駆動速度を制御することを特徴とする超音波モー
    タの駆動制御方法。
  2. 2.超音波振動子と可動体とを圧着させ、前記超音波振
    動子の軸方向成分と前記可動体の駆動方向成分とを各々
    個別に駆動制御して複合振動を生じさせて前記可動体を
    駆動させる超音波モータにおいて、前記軸方向成分中の
    軸方向振動振幅及び前記圧着力を最良の駆動状態となる
    ように設定した後、前記駆動方向成分中の振動振幅の可
    変により前記可動体の駆動速度を制御することを特徴と
    する超音波モータの駆動制御方法。
  3. 3.軸方向成分の共振周波数と、駆動方向成分の共振周
    波数が一致する状態で、軸方向成分中の軸方向振動振幅
    及び前記圧着力を設定したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の超音波モータの駆動制御方法。
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