JPH08242593A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JPH08242593A
JPH08242593A JP7339640A JP33964095A JPH08242593A JP H08242593 A JPH08242593 A JP H08242593A JP 7339640 A JP7339640 A JP 7339640A JP 33964095 A JP33964095 A JP 33964095A JP H08242593 A JPH08242593 A JP H08242593A
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JP
Japan
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vibrator
vibration
stator
vibration actuator
piezoelectric element
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Application number
JP7339640A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
Michihiro Tobe
通宏 戸部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/0045Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with torsion or shear modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/005Mechanical details, e.g. housings
    • H02N2/0055Supports for driving or driven bodies; Means for pressing driving body against driven body
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/106Langevin motors

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高トルク、高回転により駆動でき、構造が簡
単かつ製造が容易な超音波モータを提供する。 【解決手段】 2つの半円柱状の弾性部材2,3からな
るステータ1と、ステータ1の端面に配置されるロータ
6と、ステータ1の軸回りの捩じり振動を発生させる圧
電素子4と、ステータ1の軸方向の縦振動を発生させる
圧電素子5と、ロータ6をステータ1に加圧接触させる
皿バネ9とを含み、圧電素子4は、ステータ2の弾性部
材2、3の間に配置されており、ステータ1の外周に一
体又は別体に設けられ、そのステータを支持する支持部
材2c,3cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2種類
の振動を利用して駆動力を得る振動アクチュエータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、縦振動及び捩り振動の2つの
振動を利用した振動アクチュエータの従来例を示す斜視
図である。
【0003】従来、この種の振動アクチュエータでは、
ステータ101は、2つの円柱型の弾性体102,10
3間に、捩り振動用の圧電素子104が挟まれている。
そして、弾性体103の上側に、縦振動用の圧電素子1
05が配置されている。捩り振動用の圧電素子104
は、周方向に分極されている。また、縦振動用の圧電素
子105は、厚み方向に分極されている。さらに、ロー
タ106は、縦振動用の圧電素子105の上側に配置さ
れている。
【0004】ステータ101を構成する振動子102,
103及び圧電素子104、105は、シャフト107
に固定(シャフト107のねじ部に螺合)されている。
ロータ106は、ボールベアリング108を介して、シ
ャフト107に回転可能に設けられている。シャフト1
07の先端には、ばね109を介して、ナット110が
螺合しており、ロータ106をステータ101に加圧接
触させている。
【0005】捩り振動用の圧電素子104と縦振動用の
圧電素子105とは、発振器111から発振される同一
周波数の電圧を、移相器112により位相制御して駆動
される。
【0006】捩り振動用の圧電素子104は、ロータ1
06が回転するための機械変位を与える。縦振動用の圧
電素子105は、ステータ101とロータ106との間
に働く摩擦力を、圧電素子104による捩り振動の周期
に同期させて、周期的に変動させる。これにより、捩り
振動と縦振動とが合成されて一方向への運動に変換され
る。
【0007】図18は、従来の振動アクチュエータの振
動子102,103を展開して示した斜視図である。捩
り振動用の圧電素子104は、周方向に分極する必要が
ある。そこで、圧電材料を、図18に示すように、6〜
8個程度の扇形の小片に一旦分割していた。そして、各
小片に対してそれぞれ分極処理を行った後に、再び環状
に組み合わせていた。なお、符号104aは電極を示
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の振動アクチュエータでは、捩り振動用の圧電素子1
04を環状に組み合わせるときに、正確な環状にするた
めの形状精度を出すことが難しかった。
【0009】そこで、2つの棒状の部材と、これら2つ
の棒状の部材の間に挟み込まれた、板状に形成された捩
り振動用の圧電素子とで振動子が構成される振動アクチ
ュエータが提案された。
【0010】図19は、このような構成を有する振動ア
クチュエータの一例を示す断面図である。また、図20
は、図19の振動アクチュエータに用いる振動子の構成
を示す斜視図である。さらに、図21は、図19の振動
アクチュエータの振動子の説明図であり、図21(a)
は上面図,図21(b)は側面図である。
【0011】振動子201は、圧電素子204,205
と、これらの圧電素子204,205が接合された弾性
体202,203とで構成されている。圧電素子20
4,205は、駆動信号により励振され、電気エネルギ
ーを機械変位に変換する。弾性体202,203は、圧
電素子204,205の励振により縦振動と捩り振動と
が生じることによって、駆動面Dに駆動力が発生する。
【0012】弾性体202,203は、厚肉の円筒を縦
に2つに分割した形状を有し、その分割面に圧電素子2
04,205が挟み込まれている。圧電素子204,2
05は合計4層からなっている。2層の圧電体204
は、圧電定数d15を用いる捩り振動用の圧電素子であ
り、残りの2層の圧電素子205は、圧電定数d31を用
いる縦振動用の圧電素子である。
【0013】弾性体202,203は、高さ方向のほぼ
中心に圧電素子204,205の積層方向とほぼ平行に
貫通孔202b,203bが形成されている(図19及
び図20参照)。この弾性体202,203は、これら
の貫通孔202b,203bを用いてボルト213とナ
ット214とで固定されることにより圧電素子204,
205を挟み込むとともに、軸方向の中心に挿入された
固定軸207に固定される。
【0014】相対運動部材206は、母材206Aと、
振動子201の駆動面Dに接触する摺動材206Bとで
構成されている。そして、母材206Aの内周部に嵌め
込まれたベアリング等の位置決め部材208によって固
定軸207に対して位置決めされている。
【0015】圧電素子204は、弾性体202,203
の長手方向に対して剪断変位を発生させる。圧電素子2
04は、振動子201を上方から見た図21(a)にお
いて、円周方向に対して剪断変形が手前方向Xとその反
対方向Yとが交互になるように配置されている。このと
きに、手前側に最大剪断変形する位置が点対称になり、
その反対側に最大剪断変形する位置が点対称となるとよ
り好ましい。圧電素子204は、このように配置される
ことで、それぞれが剪断変形したときに、振動子201
に捩り変位が発生し、振動子201の駆動面Dが捩じれ
る。
【0016】圧電素子205は、弾性体202,203
の長手方向に対して伸縮変位を発生させる。4つの縦振
動用の圧電素子205は、その全てが、ある電位が印加
されたときに同一の方向に変位が生じるように配置され
ている。
【0017】以上のように、圧電定数d15を用いる捩り
振動用の圧電素子204と、圧電定数d31を用いる縦振
動用の圧電素子205とを配置した場合に、捩り振動用
の圧電素子204に正弦波電圧を入力することによっ
て、それに応じて振動子201に捩り振動が発生する。
また、縦振動用の圧電素子205に正弦波電圧を入力す
ることによって、それに応じて振動子201に伸縮運動
が発生する。
【0018】しかし、図19〜図21を用いて説明した
振動アクチュエータについては、振動アクチュエータ本
体の支持方法が具体的に検討されていなかった。そのた
め、支持形態によっては、弾性体に発生する振動を減衰
させてしまい、駆動効率を低下させてしまうおそれがあ
った。
【0019】本発明の目的は、このような、2つの棒状
の部材と、これら2つの棒状の部材の間に挟み込まれ
た、板状に形成された捩り振動用の圧電素子とにより振
動子が構成される振動アクチュエータについて、駆動効
率の低下をできるだけ抑制した支持手段を提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、2つの半円柱状の弾性部材によ
り構成される振動子と、前記振動子の端面に配置される
相対運動部材と、前記振動子の軸回りの捩り振動を発生
させる第1の電気機械変換素子と、前記振動子の軸方向
の縦振動を発生させる第2の電気機械変換素子と、前記
相対運動部材と前記振動子とを加圧接触させる加圧部材
と、前記振動子の外周部に半径方向に張り出して設けら
れ、前記振動子を支持する支持部材とを備えることを特
徴とする振動アクチュエータである。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載された
振動アクチュエータにおいて、前記支持部材は、前記振
動子を構成する前記弾性部材と一体に形成されているこ
とを特徴としている。
【0022】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載された振動アクチュエータにおいて、前記支持部
材は、前記振動子に発生する前記捩り振動の節の位置に
設けられていることを特徴としている。
【0023】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記第1の電気機械変換素子は、前記振動子の
前記弾性部材の間に配置されていることを特徴としてい
る。
【0024】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記振動子の外側に配置され、前記支持部材が
固定されるハウジングを有することを特徴としている。
【0025】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記第2の電気機械変換素子は、前記振動子の
前記弾性部材の間に配置されていることを特徴としてい
る。
【0026】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記支持部材は、環状又は分割環状の突起部で
あることを特徴としている。
【0027】請求項8の発明は、請求項1から請求項7
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記支持部材は、前記振動子を3点以上の支持
点で支持することを特徴としている。
【0028】請求項9の発明は、2つの半円柱状の弾性
部材により構成される振動子と、前記振動子の端面に配
置される相対運動部材と、前記振動子の軸回りの捩り振
動を発生させる第1の電気機械変換素子と、前記振動子
の軸方向の縦振動を発生させる第2の電気機械変換素子
と、前記相対運動部材と前記振動子とを加圧接触させる
加圧部材と、前記振動子の内周部に半径方向に張り出し
て設けられ、前記振動子を支持する支持部材とを備える
ことを特徴としている。
【0029】請求項10の発明は、請求項9に記載され
た振動アクチュエータにおいて、前記支持部材は、前記
振動子を構成する前記弾性部材と一体に形成されている
ことを特徴としている。
【0030】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10に記載された振動アクチュエータにおいて、前記支
持部材は、前記振動子に発生する前記捩り振動の節の位
置に設けられていることを特徴としている。
【0031】請求項12の発明は、請求項9から請求項
11までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記第1の電気機械変換素子は、前記振動
子の前記弾性部材の間に配置されていることを特徴とし
ている。
【0032】請求項13の発明は、請求項9から請求項
12までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記第2の電気機械変換素子は、前記振動
子の前記弾性部材の間に配置されていることを特徴とし
ている。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、図面等を参照して、実施形態
について、さらに詳しく説明する。なお、以降の本実施
形態の説明は、振動アクチュエータとして超音波アクチ
ュエータを例にとって行う。
【0034】図1は、本発明による超音波アクチュエー
タの第1の実施形態を示した断面図である。図2は、図
1の超音波アクチュエータのステータの説明図であり、
図2(a)は上面図,図2(b)は斜視図である。
【0035】超音波アクチュエータのステータ1は、半
円柱状の弾性部材2,3と、それらの弾性部材2,3の
間に挟まれた、4枚の板状の圧電素子4,5(圧電素子
4,5の配置については図3を参照しながら説明す
る。)とによって構成されている。本実施形態では、弾
性部材2,3と圧電素子4,5とは、それぞれ接着によ
り固定されている。なお、接着と併せて、前述した図1
9に示すように、ボルトとナットとを用いて締結して固
定するようにしてもよい。
【0036】弾性部材2,3それぞれの外周面には、そ
の出力軸方向の所定の位置(本実施形態では略中央部)
に、本発明における支持部材であるフランジ状の突起部
2c,3cが半円環状に一体に形成されている。突起部
2c,3cは、後述する円筒部材21,22によって上
下から挟み込まれることにより、ステータ1を支持す
る。なお、突起部2c,3cは、3個以上の突起から構
成されていてもよい。
【0037】本実施形態では、突起部2c,3cは、超
音波アクチュエータを収容するハウジング20によって
保持される。このハウジング20は、上下2つに分けら
れ、互いの端部において螺合する円筒部材21,22に
よって構成される。
【0038】円筒部材21,22は、それぞれの端部に
ネジ部が形成されており、ステータ1を内部に収容し、
それぞれのネジ部を螺合することにより、突起部2c,
3cを挟んで保持した状態でステータ1を固定する。
【0039】本実施形態では、半円柱状の弾性部材2,
3の加工工程において、突起部2c,3cを、例えば切
削加工により加工・成形することができるため、加工作
業が容易である。また、突起部2c,3cの形成面と駆
動面1aとの平行度に関する精度が向上するため、ステ
ータ1とロータ6との片当たりを防止することができ、
超音波アクチュエータの駆動性能が向上する。
【0040】ロータ6は、円柱型の外形を有し、円筒部
材21によって回転可能に支持されている。ロータ6の
回転軸には、出力軸7がロータ6のステータ1との摺動
面に対して垂直に設けられる。
【0041】ロータ6は、ステータ1のロータ6側端面
である駆動面1aに、摺動材15を介して接触した状態
で配置される。本実施形態では、摺動材15はロータ6
のステータ1側端面に貼付されて装着される。
【0042】出力軸7は、円筒部材21の内面に装着さ
れたボールベアリング8によって支持されており、ロー
タ6が円筒部材21に対して回転可能に支持される。ボ
ールベアリング8は、円筒部材21の軸方向について移
動可能に装着される。
【0043】ボールベアリング8の反ロータ6側には、
円筒部材21の内面に装着された皿バネ9が配置されて
おり、さらに、皿バネ9の反ボールベアリング8側には
円筒部材21の内面に螺着された円環状の皿バネ加圧部
材10が配置されている。この皿バネ加圧部材10によ
って、皿バネ9及びボールベアリング8を介して、ロー
タ6がステータ1に向けて加圧される。皿バネ加圧部材
10の円筒部材21に対する螺着位置を変更することに
より、ロータ6のステータ1に対する加圧力の大きさを
調整することができる。
【0044】なお、ステータ1の外面に設けられた突起
部2c,3cの厚さを薄くして前述した加圧力の大きさ
によりある程度撓むようにすることにより、ステータ1
の中心軸方向の動きに対してバネ作用による復元力を持
たせることも可能である。すなわち、ロータ6の摺動面
がステータ1の駆動面1aに対して傾斜して接触して
も、突起部2c,3cが撓んで変形することによって、
ステータ1の駆動面1aとロータ6の摺動面とを面接触
させて完全に密着させることができる。
【0045】さらに、突起部2c,3cの厚さを薄くす
ることにより、ステータ1とロータ6とが均一に接触し
ないで片当たりの状態となることにより発生する超音波
アクチュエータの性能低下(例えば、出力低下,駆動効
率低下,摩耗増大等)を防止することができる。
【0046】図3は、第1の実施形態に係る超音波アク
チュエータのステータ1の上面図であり、圧電素子の配
置状態を示す。また、図5及び図6は、第1の実施形態
に係る超音波アクチュエータのステータ1に用いる圧電
素子の説明図であり、図5(a)及び図6(a)は分極
方向を、図5(b)及び図6(b)は電極配置及び電圧
印加時における変形状態を、それぞれ示す。
【0047】図3において、圧電素子4は、ステータ1
に超音波領域の捩り振動を発生させるための素子であ
る。圧電素子5は、ステータ1に超音波領域の縦振動を
発生させるための素子である。圧電素子4は、振動子1
の中心からみて左上に2枚、右下に2枚それぞれ配置さ
れる。また、圧電素子5は、振動子1の中心からみて右
上に2枚、左下に2枚それぞれ配置される。
【0048】対向して配置される2枚の圧電素子4の間
には、電極4bが配置される。一方、対向して配置され
る2枚の圧電素子5の間には、電極5bが配置される。
電極4b,5bは、それぞれリン青銅等の金属箔によっ
て形成されている。これらの電極4b,5bは、圧電素
子4,5に接着されて固定されている。圧電素子4,5
と弾性部材2,3との間は接地されており、圧電素子4
と圧電素子5との間は接地用電極を介して接地されてい
る。
【0049】図3は、捩り振動用の圧電素子4,縦振動
用の圧電素子5それぞれの分極方向を示している。捩り
振動用の圧電素子4は、出力軸の方向に分極されてい
る。縦振動用の圧電素子5は、圧電素子5の厚さ方向
(出力軸と略直交する方向)に分極されている。
【0050】捩り振動用の圧電素子4は、図5(a)に
示すように、平板状の圧電素子4の長さ方向に分極され
ている。そのため、図5(a)に示す電極4bを用いて
電圧を印加すると、図5(b)に示すように圧電素子4
に剪断変形が発生する。この剪断変形を利用してステー
タ1を構成する弾性部材2,3に捩り振動を発生させる
ことができる。
【0051】一方、縦振動用の圧電素子5は、図6
(a)に示すように、平板状の圧電素子5の厚さ方向に
分極されている。そのため、図6(a)に示す電極5b
を用いて電圧を印加すると、図6(b)に示すように圧
電素子5に伸び変形が発生する。この伸び変形を利用し
てステータ1を構成する弾性部材2,3に縦振動を発生
させることができる。
【0052】図7は、本実施形態に係る超音波アクチュ
エータのステータ1に発生する振動モードを示す説明図
である。本実施形態の超音波アクチュエータは、ステー
タ1に超音波領域の一次の縦振動と超音波領域の一次の
捩り振動とを発生し、これらの振動を利用して駆動力を
得るものである。図7に示すように、縦振動の振幅の分
布は、ステータ1及びロータ6の全長に関する振動とし
て表される。一方、捩り振動の振幅の分布は、ステータ
1の全長に関する振動として表される。本実施形態の超
音波アクチュエータでは、ステータ1の略中央部が捩り
振動の節Tの位置となる。
【0053】すなわち、突起部2c,3cは、ステータ
1の長手方向に関して捩り振動の節Tの位置に設けられ
ている。また、突起部2c,3cは、フランジ状に形成
されているため、捩り振動の捩り方向よりも縦振動の伸
縮方向に変形し易い。そのため、本実施形態において突
起部2c,3cを支持しても、ステータ1に発生する縦
振動に対する拘束が少ない。
【0054】また、捩り振動については、捩り振動の節
の位置Tを支持することになるため、捩り振動に対する
拘束も少ない。このように、本実施形態において、捩り
振動の節の位置に突起部2c,3cを設けてこの突起部
2c,3cを超音波アクチュエータの支持部材として利
用すれば、ステータ1に発生する縦振動及び捩り振動の
振動減衰をできるだけ抑制して、大きな振幅を確保する
ことができる。そのため、超音波アクチュエータの性能
低下を防止して超音波アクチュエータを確実に支持する
ことができる。
【0055】図4は、第1の実施形態に係る超音波アク
チュエータの駆動回路を示すブロック図である。同図に
おいて、駆動信号発生装置31は、所定の周波数の駆動
信号を発生する。駆動信号発生装置31の出力は分岐し
て、一方は、位相を90°進める(又は遅らせる)移相
器32を介して、増幅器33に接続されている。また、
他方は、増幅器34に接続されている。
【0056】増幅器33は、捩り振動用出力端子(T)
を介して超音波アクチュエータの電極4bに接続されて
いる。また、増幅器34は、縦振動用出力端子(L)を
介して超音波アクチュエータの電極5bに接続されてい
る。
【0057】なお、移相器32の位相差を調節して最適
値を選ぶことによって、超音波アクチュエータのトル
ク,回転数及び駆動効率をいずれも向上させることがで
きる。
【0058】捩り振動用の圧電素子4の回転変位が正方
向である場合には、縦振動用の圧電素子5の変位も正方
向(ステータ1とロータ6とが接近・接触する方向)と
なる。そのため、ステータ1の捩り振動はロータ6へ伝
達され、ロータ6は正方向に回転する。
【0059】捩り振動用の圧電素子4の回転変位が負方
向である場合には、縦振動用の圧電素子5の変位も負方
向(ステータ1とロータ6とが離れる方向)となる。そ
のため、ステータ1の捩り振動はロータ6へは伝達され
ず、ロータ6は回転しない。
【0060】ステータ1とロータ6とが以上のような一
連の動作を繰り返して行うことにより、ロータ6は一定
方向(正方向)へ回転する。ロータ6を逆転させて負方
向へ回転させるためには、移相器32の位相差を90°
から−90°へと変更すればよい。この変更によって、
ロータ6に伝達される捩り振動の向きが逆方向となり、
ロータ6は負方向へ回転する。
【0061】本実施形態に係る超音波アクチュエータを
高効率で駆動するためには、捩り振動の共振周波数と縦
振動の共振周波数とを略一致させ、この共振周波数の近
傍の駆動周波数で駆動することにより捩り振動振幅及び
縦振動振幅を同時に増大させることが望ましい。捩り振
動の共振周波数と縦振動の共振周波数とを略一致させる
ためには、ステータ1の材質及び形状,ロータ6の材質
及び形状,摺動材15の材質及び形状,さらにはロータ
6のステータ1に対する加圧力等を変更することによ
り、最適条件を求めればよい。
【0062】図8は、第1の実施形態に係る超音波アク
チュエータのハウジングの変形形態を示す斜視図であ
る。なお、図8では、ボールベアリング,皿バネさらに
は皿バネ加圧手段等は図1に示す第1実施形態と同一で
あるため、図示を省略する。
【0063】図8に示す超音波アクチュエータでは、ハ
ウジング20が、振動子1の回転軸方向と平行な方向
(いわば縦方向)に分割された2つの半円柱状部材によ
り構成されている。
【0064】このように構成された第1の実施形態の超
音波アクチュエータでは、ステータ1が突起部2c,3
cを介して外側のハウジング20によって支持されるた
め、超音波アクチュエータ全体の小型化を図りながら、
ステータ1に発生する捩り振動及び縦振動をいずれも減
衰させることなく、確実に支持することができる。
【0065】また、前述した図19に示す超音波アクチ
ュエータと異なり、ステータ1の中央部に支持のための
固定軸を貫通させる必要がないため、ステータ1の内部
に配置する圧電素子4,5の面積を大きくすることがで
きる。そのため、小型で高トルク及び高回転型の超音波
アクチュエータを得ることができる。
【0066】(第2の実施形態)図9は、本発明に係る
超音波アクチュエータの第2の実施形態を示す断面図で
ある。図10は、第2の実施形態の超音波アクチュエー
タの各種のステータを示す図であって、図10(a)は
切欠きリングを用いた場合の上面図,図10(b)は切
欠きリングを用いた場合の斜視図,図1(c)は分割リ
ングを用いた場合の上面図である。
【0067】なお、以下に説明する各実施形態では、前
述した第1の実施形態と同様な機能を果たす部分には、
同一の符号を付すことによって、重複する説明を適宜省
略する。
【0068】第2の実施形態に係る超音波アクチュエー
タでは、ステータ1の外面であって発生する捩り振動の
節の位置に、図10(a)及び図10(b)に示すよう
に別部材の切欠きリング41を,又は図10(c)に示
すように分割リング42を装着する。そして、切欠きリ
ング41又は分割リング42を用いることにより、ステ
ータ1を支持する。
【0069】第2の実施形態では、ステータ1には、長
手方向の略中心であって捩り振動の節位置に相当する外
面に、溝部1bが設けられており、その溝部1bに切欠
きリング41又は分割リング42が嵌め込まれて取り付
けられている。切欠きリング41又は分割リング42の
形状,寸法さらには材質等を変更することにより、ステ
ータ1に発生する振動の振幅等を変更することができ
る。
【0070】このように、第2の実施形態は、所定の駆
動特性を得ようとする際、ステータ1の形状を変更する
ことなく支持部材だけを交換すればよいため、超音波ア
クチュエータの調整・加工が容易である。
【0071】(第3の実施形態)図11は、本発明に係
る超音波アクチュエータの第3の実施形態を示す断面図
である。図12は、第3の実施形態に係る超音波アクチ
ュエータのステータの説明図であり、図12(a)は上
面図,図12(b)は縦断面図である。
【0072】第3の実施形態の超音波アクチュエータ
は、ステータ1の外周面のうちの長手方向の略中央部に
環状に溝1cが形成されている。また、ステータ1を円
筒部材23に装着した際に、溝部1cに対応する円筒部
材23の側面には、図12(a)に示すように、弾性部
材2,3の圧電素子4,5と直交する方向にネジ孔23
a,23b,23cが形成されている。これらのネジ孔
23a〜23cに止めネジ51,52,53をネジ留め
する。そして、止めネジ51〜53の先端を、ステータ
1の溝部1cに係合することにより、円筒部材23によ
りステータ1を支持する。
【0073】図12(a)において、止めネジ52,5
3は止めネジ51に対して120度の位置に配置してあ
る。このため、弾性部材2,3を安定して支持すること
ができる。また、3点のみの支持であるため、ステータ
1の拘束が少なく、振動の損失(減衰)が少ない。
【0074】なお、止めネジ51〜53の代わりに、ピ
ンなどを用いてもよい。第3の実施形態は、構造が簡単
であるため、加工・製作が容易である。
【0075】(第4の実施形態)図13は、本発明に係
る超音波アクチュエータの第4の実施形態を示す説明図
であり、図13(a)は平面図,図13(b)は斜視図
である。
【0076】第4の実施形態の超音波アクチュエータ
は、ステータ1の外周面のうちの長手方向の略中央部に
環状に突起部2c,3cを形成されて、この突起部2
c,3cと突起部形成面における圧電素子積層方向の中
心軸との交点に、キー溝2d,3dを形成される。
【0077】このキー溝2d,3dには、正四角柱の形
状のキー61,62が振動子軸方向に嵌め込まれて装着
される。キー61,62によりステータ1の回転が防止
される。
【0078】なお、図示していないが、円筒部材(不図
示)の内面の対応する位置にもキー溝が設けられてお
り、ステータ1の突起部2c,3cに設けられたキー溝
2d,3d及び円筒部材(不図示)の内面に設けられた
キー溝に、キー61,62が嵌め込まれることにより、
円筒部材によってステータ1が保持される。
【0079】第4の実施形態によれば、ロータ6が駆動
されて回転しても、ロータ6の反力によってステータ1
が回転してしまうことはない。また、図1に示す第1の
実施形態のように、2つの円筒部材21,22により突
起部2c,3cを挟み込んで固定する必要がない。した
がって、締め込み力を弱めたり、ステータ1の下側(円
筒部材22)のみで支持してステータ1を固定すること
ができる。そのため、ステータ1を、振動減衰をできる
だけ抑制した状態で支持することができる。
【0080】(第5の実施形態)図14は、本発明に係
る超音波アクチュエータの第5の実施形態を示す説明図
であって、図14(a)は平面図,図14(b)は図1
4(a)におけるA−A断面図である。
【0081】第5の実施形態の超音波アクチュエータ
は、ステータ1(弾性部材3)の側面であって捩り振動
の節の位置に相当するステータ長手方向略中心部に、溝
1cと孔1dとが形成されている。そして、溝1cにピ
ンネジ(又はピン)52,53を係合させ、孔1dにピ
ンネジ(又はピン)54を挿入してある。
【0082】これにより、ステータ1を支持するととも
に、ステータ1の回転を防止している。第5の実施形態
は、第3の実施形態及び第4の実施形態双方の利点を合
わせ持ったものである。
【0083】(第6の実施形態)図15は、本発明に係
る超音波アクチュエータの第6の実施形態を示す断面図
である。図16は、図15の超音波アクチュエータのス
テータを抜き出して示した説明図であり、図16(a)
は平面図,図16(b)は斜視図である。
【0084】図16(a)及び図16(b)に示すよう
に、本実施形態の超音波アクチュエータのステータ71
は、4枚の板状の圧電素子74,75と,これら圧電素
子74,75を挟んで保持した状態で接合される中空半
円筒状の弾性体72,73とにより構成されている。
【0085】弾性体72,73は、厚肉の中空円筒体を
縦に2分割した形状を呈し、その2つの分割面に圧電素
子74,75が2枚ずつ合計4枚積層された状態で挟み
込まれる。
【0086】弾性部材72,73と圧電素子74,75
とは、それぞれ接着により固定されている。なお、接着
と併せて、前述した図19に示すように、ボルトとナッ
トとを用いて締結することにより固定するようにしても
よい。
【0087】図15に示すように、弾性部材2,3の内
周面には、それぞれ、その出力軸方向の所定位置に、振
動子71を支持する支持部材であるフランジ状の突起部
72c,73cが略半円環状に一体に形成されている。
なお、本実施形態では、前述した所定位置とは、第1の
実施形態と同様に、捩り振動の節となる位置である。
【0088】ステータ71の内部には、軸方向に向けて
固定軸81が挿入された状態で設置される。この固定軸
81は、弾性体72,73と圧電素子74,75それぞ
れの内周側の面に接触しないように配置される。
【0089】固定軸81は、上部側固定軸81aと下部
側固定軸81bとに分割される。上部側固定軸81aの
分割部は、弾性部材2,3の内周面に形成された略半円
環状の突起部72c及び73cそれぞれの円弧状の端面
により形成される円形状の空間に向けて挿入できるよう
に、先端に直径が段差状に小さい小径部が形成される。
この小径部には雄ネジが形成されている。
【0090】一方、下部側固定軸81bの分割面の中央
部には、上部側固定軸81aの先端に形成された雄ネジ
が螺着する雌ネジが形成される。ステータ71は、弾性
体72,73と圧電素子74,75とが接着されて固定
された後に、上部側固定軸81aと下部側固定軸81b
とが突起部72c,73cを上下から挟み込んだ状態で
ネジ留めされることにより、固定軸81に固定される。
【0091】ロータ76は、厚肉の円環状部材であり、
ステータ71の駆動面71a側に配置される。その中心
部に上部側固定軸81aが挿入される。ロータ76の反
ステータ71側の端面中心部には、同一平面となるよう
にボールベアリング88が埋設される。このボールベア
リング88は上部側固定軸81aに設置されており、ロ
ータ76はボールベアリング88を介して上部側固定軸
81aに回転可能に支持される。
【0092】ボールベアリング88は、上部側固定軸8
1aに形成されたネジ部81cに螺着される皿バネ加圧
部材80と、皿バネ加圧部材80及びボールベアリング
88間に装着される皿バネ79とによって、ステータ7
1方向に向けて適当な加圧力で加圧される。皿バネ加圧
部材80の上部側固定軸81aに対する螺着位置を変更
することにより、加圧力を変更することができる。
【0093】ロータ76のステータ71側端面には、摺
動材85が例えば接着により装着されており、ロータ7
6は摺動材85を介してステータ71の駆動面71aに
接触する。
【0094】第6の実施形態においても駆動回路や駆動
原理は、前述した第1の実施形態〜第5の実施形態と同
様であるので、その説明は省略する。本実施形態におい
ては、支持部材72c,73cを、弾性体72,73の
内部に設けてあるため、弾性体72,73の外面への出
っ張り部がなくなり、超音波アクチュエータの寸法を小
さくすることができる。
【0095】また、固定軸81を用いてはいるものの、
弾性体72,73に圧電素子積層方向についての貫通孔
を設ける必要がないため、超音波アクチュエータの製作
及び組立てが容易となる。
【0096】(他の実施形態)以上説明した各実施形態
には限定されず、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明に含まれる。
【0097】例えば、電気機械変換素子として、圧電素
子の例をあげて説明したが、電気エネルギーと機械変位
との相互変換を行うことができる素子であればよい。圧
電素子以外に、例えば電歪素子又は磁歪素子を例示する
ことができる。
【0098】また、各実施形態は、捩り振動用の圧電素
子,縦振動用の圧電素子がいずれも2つの半円柱状の弾
性部材の間に挟まれているが、このような態様のみに限
定されるものではない。縦振動用の圧電素子は、2つの
弾性部材の外周面に軸方向について形成された面取り部
に、例えば接着により装着する態様を例示することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動アクチュエータの第1の実施
形態を示した断面図である。
【図2】図1の超音波アクチュエータのステータの説明
図であり、図2(a)は上面図,図2(b)は斜視図で
ある。
【図3】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
ステータの上面図である。
【図4】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
駆動回路を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
ステータに用いる圧電素子の説明図であり、図5(a)
は分極方向を、図5(b)は電極配置及び電圧印加時に
おける変形状態を、それぞれ示す。
【図6】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
ステータに用いる圧電素子の説明図であり、図6(a)
は分極方向を、図6(b)は電極配置及び電圧印加時に
おける変形状態を、それぞれ示す。
【図7】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
ステータに発生する振動モードを示す説明図である。
【図8】第1の実施形態に係る超音波アクチュエータの
ハウジングの変形形態を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る振動アクチュエータの第2の実施
形態を示す断面図である。
【図10】第2の実施形態の超音波アクチュエータの各
種のステータを示す図であって、図10(a)は切欠き
リングを用いた場合の上面図,図10(b)は切欠きリ
ングを用いた場合の斜視図,図10(c)は分割リング
を用いた場合の上面図である。
【図11】本発明に係る振動アクチュエータの第3の実
施形態を示す断面図である。
【図12】第3の実施形態に係る超音波アクチュエータ
のステータの説明図であり、図12(a)は上面図,図
12(b)は縦断面図である。
【図13】本発明に係る振動アクチュエータの第4の実
施形態を示す説明図であり、図13(a)は平面図,図
13(b)は斜視図である。
【図14】本発明に係る振動アクチュエータの第5の実
施形態を示す説明図であって、図14(a)は平面図,
図14(b)は図14(a)におけるA−A断面図であ
る。
【図15】本発明に係る振動アクチュエータの第6の実
施形態を示す断面図である。
【図16】図15の超音波アクチュエータのステータを
抜き出して示した説明図であり、図16(a)は平面
図,図16(b)は斜視図である。
【図17】縦振動及び捩り振動の2つの振動を利用した
振動アクチュエータの従来例を示す斜視図である。
【図18】従来の振動アクチュエータの振動子を展開し
て示した斜視図である。
【図19】振動アクチュエータの一例を示す断面図であ
る。
【図20】図19の振動アクチュエータに用いる振動子
の構成を示す斜視図である。
【図21】図19の振動アクチュエータの振動子の説明
図であり、図21(a)は上面図,図21(b)は側面
図である。
【符号の説明】
1,71 ステータ 2,3,72,73 弾性部材 2d,3d キー溝 4,5,74,75 圧電素子 6,76 ロータ 7 出力軸 8,78 ボールベアリング 9,79 皿バネ 10,80 皿バネ加圧部材 15 摺動材 20 ハウジング 21,22 円筒部材 31 信号発生装置 32 移相器 33,34 増幅器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの半円柱状の弾性部材により構成さ
    れる振動子と、 前記振動子の端面に配置される相対運動部材と、 前記振動子の軸回りの捩り振動を発生させる第1の電気
    機械変換素子と、 前記振動子の軸方向の縦振動を発生させる第2の電気機
    械変換素子と、 前記相対運動部材と前記振動子とを加圧接触させる加圧
    部材と、 前記振動子の外周部に半径方向に張り出して設けられ、
    前記振動子を支持する支持部材とを備えることを特徴と
    する振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
    タにおいて、 前記支持部材は、前記振動子を構成する前記弾性部材と
    一体に形成されていることを特徴とする振動アクチュエ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された振動
    アクチュエータにおいて、 前記支持部材は、前記振動子に発生する前記捩り振動の
    節の位置に設けられていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記第1の電気機械変換素子は、前記振動子の前記弾性
    部材の間に配置されていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記振動子の外側に配置され、前記支持部材が固定され
    るハウジングを有することを特徴とする振動アクチュエ
    ータ。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記第2の電気機械変換素子は、前記振動子の前記弾性
    部材の間に配置されていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記支持部材は、環状又は分割環状の突起部であること
    を特徴とする振動アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記支持部材は、前記振動子を3点以上の支持点で支持
    することを特徴とする振動アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 2つの半円柱状の弾性部材により構成さ
    れる振動子と、 前記振動子の端面に配置される相対運動部材と、 前記振動子の軸回りの捩り振動を発生させる第1の電気
    機械変換素子と、 前記振動子の軸方向の縦振動を発生させる第2の電気機
    械変換素子と、 前記相対運動部材と前記振動子とを加圧接触させる加圧
    部材と、 前記振動子の内周部に半径方向に張り出して設けられ、
    前記振動子を支持する支持部材とを備えることを特徴と
    する振動アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された振動アクチュエ
    ータにおいて、 前記支持部材は、前記振動子を構成する前記弾性部材と
    一体に形成されていることを特徴とする振動アクチュエ
    ータ。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載された
    振動アクチュエータにおいて、 前記支持部材は、前記振動子に発生する前記捩り振動の
    節の位置に設けられていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11までのいずれ
    か1項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記第1の電気機械変換素子は、前記振動子の前記弾性
    部材の間に配置されていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項12までのいずれ
    か1項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記第2の電気機械変換素子は、前記振動子の前記弾性
    部材の間に配置されていることを特徴とする振動アクチ
    ュエータ。
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