JPH08186991A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JPH08186991A
JPH08186991A JP6341182A JP34118294A JPH08186991A JP H08186991 A JPH08186991 A JP H08186991A JP 6341182 A JP6341182 A JP 6341182A JP 34118294 A JP34118294 A JP 34118294A JP H08186991 A JPH08186991 A JP H08186991A
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JP
Japan
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elastic body
ultrasonic motor
vibration
piezoelectric element
elastic
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Application number
JP6341182A
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English (en)
Inventor
Isao Sugaya
功 菅谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工が容易であって、軽量で高トルクの駆動
力を得ることを可能とする。 【構成】 円柱を軸方向に略2分割した形状の弾性部材
であって、その外周の一部を駆動面とする弾性体1と、
弾性体1の分割面に挟持され、その弾性体1に屈曲振動
を与える圧電素子2と、弾性体1の分割面に挟持され、
その弾性体に捩じり振動を与える圧電素子3と、弾性体
1を支持する支持体4と、弾性体1の駆動面に接触する
1以上のロータ6とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじり振動を利用した
超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、ねじり振動を利用した超音波
モータの従来例を示す斜視図である。従来、この種の超
音波モータでは、ステータ101は、2つの円柱型の振
動子102,103間に、ねじり振動用の圧電素子10
4が挟まれ、振動子103の上側に、縦振動用の圧電素
子105が配置されている。ねじり振動用の圧電素子1
04は、周方向に分極され、縦振動用の圧電素子105
は、厚み方向に分極されている。さらに、ロータ106
は、縦振動用の圧電素子105の上側に配置されてい
る。
【0003】ステータ101を構成する振動子102,
103及び圧電素子104、105は、シャフト107
に固定(シャフト107のねじ部に螺合)されており、
ロータ106は、ボールベアリング108を介して、シ
ャフト107に回転可能に設けられている。シャフト1
07の先端は、ばね109を介して、ナット110が螺
合しており、ロータ106をステータ101に加圧接触
させている。
【0004】ねじり振動用の圧電素子104と縦振動用
の圧電素子105は、発振器111から発振される同一
周波数の電圧を、位相器112により位相制御して駆動
される。ねじり振動用の圧電素子104は、ロータ10
6が回転するための回転変位を与えている。縦振動用の
圧電素子105は、ステータ101とロータ106との
間に働く摩擦力を、その縦振動用の圧電素子105の振
幅に応じて与えている。発振器11は、圧電素子104
によるねじり振動の周期に同期させて、前述した振幅に
応じた摩擦力が周期的に変動するように制御する。そし
て、発振器11は、圧電素子104のねじり振動を一方
向への運動に変換する役割を果たす。なお、ねじり振動
用の圧電素子104と縦振動用の圧電素子105とに印
加される電圧の周波数は、ほぼ等しく設定されており、
かつ、この周波数は、振動子102、103とねじり振
動用の圧電素子104とを含めたねじり振動系の共振周
波数に設定されていた。
【0005】図13は、従来例にかかる超音波モータの
ステータを展開して示した斜視図である。ねじり振動用
の圧電素子104は、周方向に分極する必要があるの
で、圧電材料を、図13に示すように、6〜8個程度の
扇形の小片に一旦分割し、各小片を分極した後に、再度
環状に組み合わせていた。なお、104aは電極であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の超音波モータでは、厚みすべり振動を発生する圧電素
子104は、回転すべりを生じるように複数個に細分化
して、環状に配置・接着固定しなくてはならなく、加工
が非常に困難であった。
【0007】また、前述したように、縦振動用の圧電素
子105に印加される電圧の周波数は、ねじり振動系の
共振周波数であり、縦振動用の圧電素子105により励
振される縦振動系の共振周波数とは異なっていた。この
ために、縦振動用の圧電素子105の振幅が、縦振動系
の共振周波数で駆動するときの振幅に比べて小さくなっ
ていた。縦振動用の圧電素子105の振幅が小さいため
に、ばね109による加圧力が制限されてしまい、高ト
ルクの駆動力を得るためには、ステータ101の直径を
大きくしなければならず、重量が増す、という問題があ
った。
【0008】本発明の目的は、加工が容易であって、軽
量で高トルクの駆動力が得られる超音波モータを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の超音波モータは、円柱を軸方向に略2分
割した形状の弾性部材であって、その外周の一部を駆動
面とする弾性体と、前記弾性体の分割面に挟持され、そ
の弾性体に屈曲振動を与える第1の電気機械変換素子
と、前記弾性体の分割面に挟持され、その弾性体に捩じ
り振動を与える第2の電気機械変換素子と、前記弾性体
を支持する支持体と、前記弾性体の駆動面に接触する1
以上の相対移動部材とを含むようにしてある。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の超音
波モータにおいて、前記弾性体の直径をd、長さをL、
比重をρ、縦弾性率をE、横弾性率をGとしたときに、
前記弾性体の直径dと長さLとの比d/Lは、ほぼ次式 d/L≒(16G/E)1/2 ・λ2 /λ1 ただし、λ1 :屈曲振動数係数 λ2 :ねじり振動数係数 の関係を有していることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の超音波モータにおいて、前記弾性体と前記相対
移動部材とを加圧接触させる加圧部材を設けたことを特
徴としている。請求項4の発明は、請求項1又は請求項
3に記載の超音波モータにおいて、前記第1の電気機械
変換素子は、前記屈曲振動により前記弾性体と前記相対
移動部材との接触状態を変化させることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、円柱形状の弾性体の断面に、
たわみ変形を起こす第1の電気機械変換素子と、厚みす
べり変形を起こす第2の電気機械素子を挟み込んで装着
する。それらの電気機械変換素子は、弾性体の寸法等に
よって定められる特定の周波数電圧を印加することによ
って、弾性体に屈曲振動とねじり振動が同時に発生させ
る。そして、弾性体の両端に発生する互いに方向の異な
るねじり変位を、弾性体の屈曲振動により相対移動部材
との接触周期を制御しながら、その相対移動部材に伝達
することにより、相対移動部材の駆動する。また、前述
のような構成にしたので、第1の電気機械変化素子によ
り励振する屈曲振動系と第2の電気機械変換素子により
励振するねじり振動系との共振周波数を一致させること
ができるので、トルクの大きい超音波モータを実現する
ことができる。
【0013】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図面等を参照して、実施例をあ
げ、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明による超
音波モータの第1の実施例を示す断面図である。弾性体
1は、金属又はプラスチック等の円柱状をした弾性変形
可能な部材であり、円柱を軸方向に分割した分割面に、
複数枚の圧電素子2、3を挟持している。圧電素子2、
3は、後述するように、弾性体1に1次のたわみ固有振
動と1次のねじり固有振動を発生させる素子である。弾
性体1は、回転軸4にベアリング等の軸受け5を介し
て、回転自在に取り付られている。
【0014】ロータ(相対移動部材)6は、円盤状の部
材である。また、ロータ6には、回転方向を拘束するジ
ョイント8が設けられ、スプリング7によって、弾性体
1の方向に付勢されている。
【0015】図2は、第1の実施例に係る超音波モータ
の圧電素子の配置を示した図、図3及び図4は、第1の
実施例に係る超音波モータの弾性体の屈曲振動を示す模
式図である。圧電素子2は、電気エネルギーを機械エネ
ルギーに変換し、弾性体1に屈曲振動を与えるための素
子(第1の電気機械変換素子)であり、圧電歪定数d31
の高いものが好ましくを用いられる。圧電素子3は、電
気エネルギーを機械エネルギーに変換し、弾性体1にね
じり振動を与えるための素子(第2の電気機械変換素
子)であり、圧電歪定数d15の高いものが好ましくを用
いられる。
【0016】弾性体1は、図2に示すように、円柱形状
を長手方向に2つに分割した半円柱1a,1bから構成
されている。圧電素子2、3は、図2(b)に示すよう
に、弾性体1の半円柱1a,1bの分割面に、複数枚挟
み込んで接着されている。この実施例では、圧電素子
2、3は、それぞれ2枚づつ重ねたものを、弾性体1の
中心軸に対して点対称になるように、2列配置してあ
る。弾性体1と屈曲用の圧電素子2とねじり用の圧電素
子3とから構成される振動体は、屈曲用の圧電素子2に
より励振する屈曲用振動系であり、かつ、ねじり用の圧
電素子3により励振するねじり用振動系である。ここ
で、弾性体1の直径をd、長さをL、比重をρ、縦弾性
率をE、横弾性率をGとすると、屈曲用振動系の屈曲共
振周波数fB は、 fB =(λ1 d/2πL2 )・(E/16ρ)1/2 となる。ここで、λ1 は、屈曲振動数係数であり、振動
次数と弾性体1の支持方法等により決定する値である。
また、ねじり用振動系のねじり共振周波数fT は、 fT =(λ2 /2πL)・(G/ρ)1/2 となる。ここで、λ2 は、ねじり振動数係数であり、振
動次数と弾性体1の支持方法等により決定する値であ
る。本実施例では、屈曲共振周波数fB とねじり共振周
波数fT とが一致するように、弾性体1の直径dと長さ
Lとの比d/Lを以下のような関係にして、弾性体1の
寸法を決定している。 d/L=(16G/E)1/2 ・λ2 /λ1 本実施例では、上述のように弾性体1の寸法を決定して
いるので、トルクの大きい超音波モータを実現してい
る。
【0017】図3において、屈曲用の圧電素子2は、上
側が縮み(矢印A)下側が伸びる(矢印B)ように変形
すると、弾性体1は、下に凸となるように撓むことにな
る。このときに、ねじり用の圧電素子3は、外側が右
(矢印C)内側が左(矢印D)になるように厚み滑り変
形をするので、弾性体1は、右側から見て時計方向(矢
印E)にねじられ、左側から見て反時計方向(矢印F)
にねじられる。
【0018】図4において、屈曲用の圧電素子2は、上
側が伸び(矢印B)下側が縮む(矢印A)ように変形す
ると、弾性体1は、上に凸となるように撓むことにな
る。このときに、ねじり用の圧電素子3は、内側が右
(矢印D)外側が左(矢印C)になるように厚み滑り変
形をするので、弾性体1は、右側から見て反時計方向
(矢印F)にねじられ、左側から見て時計方向(矢印
E)にねじられる。
【0019】図5は、第1の実施例に係る超音波モータ
の駆動回路を示すブロック図である。発振器21は、周
波数電圧を発振するためのものであり、その出力は分岐
して、一方は、ねじり振動と屈曲振動との位相を制御す
る移相器28を介して、増幅器22によって増幅された
後に(sinωt)、たわみ用の圧電素子2に接続され
ている。また、発振器21の分岐した他方の出力は、更
に分岐して、一方は、増幅器23に接続されており、他
方は、180°位相器24に接続されている。180°
位相器24は、発振器21からの周波数信号(sinω
t)を180°移相するためのものであり、その出力
は、増幅器25に接続されている。
【0020】増幅器23の出力(sinωt)は、切換
スイッチ26を介して、1対の圧電素子2に接続されて
おり、増幅器25の出力(−sinωt)は、切換スイ
ッチ27を介して、1対の圧電素子2に接続されてい
る。この切換スイッチ26、27は、増幅器23、25
の出力を選択的に圧電素子2に接続して、ロータ6の正
逆回転を切り換えるためのスイッチである。
【0021】図6、図7は、第1の実施例に係る超音波
モータの動作を説明するための図である。ロータ6は、
弾性体1の外周(駆動面)の両端に接している。このロ
ータ6は、弾性体1に対して、スプリング7によって加
圧接触されている。図6に示すように、弾性体1が右側
から見て時計方向(左側から見て反時計方向)のねじり
振動を行う半周期の間には、弾性体1は、屈曲振動よっ
てロータ6の方向に変形し、弾性体1のねじり運動は、
摩擦力を介して、ロータ6に伝達される。従って、ロー
タ6は、反時計方向(矢印G)に回転する。
【0022】また、図7に示すように、弾性体1が右側
から見て反時計方向(左側から見て時計方向)のねじり
振動を行う半周期の間には、弾性体1は、屈曲振動によ
ってロータ6から離れる方向に変形するために、弾性体
1のねじり運動は、ロータ6に伝達されない。
【0023】なお、ロータ6を逆回転させるには、図5
に示した切換スイッチ26、27を切り換えて、圧電素
子2に加える周波数を、相対的に半周期遅らせ(進ま
せ)ればよい。また、図6と図7とに図示されている弾
性体1は、不図示の回転止め部材により、弾性体1が回
転しないように構成されている。
【0024】(第2の実施例)図8は、本発明による超
音波モータの第2の実施例を示した図、図9、図10
は、第2の実施例に係る超音波モータの動作を説明する
ための図である。なお、以下に説明する実施例では、前
述した第1の実施例と同様な機能を果たす部分には、同
一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
【0025】第2の実施例は、1つの弾性体1を用いて
2つのロータ6、9を回転させるようにしたものであ
る。図8に示すように、2つの円盤状のロータ6、9
は、弾性体1の外周の両端を挟み込むように配置されて
いる。2つのロータ6、9は、弾性体1に対して、スプ
リング7、7によって加圧接触させられている。
【0026】図9に示すように、弾性体1が右側から見
て時計方向(左側から見て反時計方向)のねじり振動を
行う半周期の間には、弾性体1は、屈曲振動よって上側
のロータ6の方向に変形し、弾性体1のねじり運動は、
摩擦力を介して、ロータ6のみに伝達される。従って、
ロータ6は、反時計方向(矢印G)に回転する。
【0027】また、図10に示すように、弾性体1が右
側から見て反時計方向(左側から見て時計方向)のねじ
り振動を行う半周期の間には、弾性体1は、屈曲振動に
よって上側のロータ6から離れる方向に変形し、下側の
ロータ9のみに接触するために、弾性体1のねじり運動
は、ロータ9のみに伝達される。従って、ロータ9は、
反時計方向(矢印G)に回転する。
【0028】このような構造により、弾性体1のねじり
振動が反転する1周期中においても、ロータ6、9は、
反時計方向にのみ回転し続けることができる。なお、ロ
ータ6、9を逆回転させるには、圧電素子2に加える周
波数を、相対的に半周期遅らせ(進ませ)ればよい。な
お、本実施例の弾性体1も、不図示の回転止め部材によ
り弾性体1が回転しないように構成されている。
【0029】(第3の実施例)次に、図11を用いて、
本発明の第3の実施例について説明を続ける。弾性体3
1は、第1の実施例と同様に弾性変形可能な部材であ
り、図11(b)に示してあるように、円柱を軸方向に
分割した分割面に複数の圧電素子32、33を挟持して
いる。摺動材34は、弾性体31の下部に接着させてい
る。移動体35は、摺動材34とローラ36との間に配
設されており、圧電素子32、33の振動に応じて、図
面のZ方向に移動可能である。押圧バネ37は、不図示
のバネ圧力調節機構により、弾性体31を加圧する加圧
力が調節される。加圧力伝達部材38は、押圧バネ37
の加圧力を弾性体31に伝達する。なお、第3の実施例
の制御は、前述の第1の実施例と同じであるので、その
説明を省略する。前述の第1及び第2の実施例の超音波
モータでは、出力が回転力であったが、第3の実施例で
は、前述したように構成しているきで、リニアの出力を
取り出すことができる。このために、第3の実施例の超
音波モータは、例えば、プリンターの用紙送りなどのリ
ニアの出力を必要とする駆動源として使用することがで
きる。
【0030】(その他の実施例)以上説明した実施例に
限定されることなく種々の変形が可能であって、それら
も本発明に含まれる。例えば、電気機械変換素子は、圧
電素子の代わりに、電歪素子を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、円柱を軸方
向に略2分割した形状の弾性体の分割面に、ねじり振動
を与える第2の電気機械変換素子を配置したので、加工
が極めて容易に行えるようになった。
【0032】また、弾性体の両端で発生するねじり運動
を、第1の電気機械変換素子によって弾性体に屈曲振動
を発生させながら、相対移動部材に接触させることによ
り、弾性体の両端のねじり運動を相対移動部材に効率よ
く伝達できる。
【0033】さらに、相対移動部材は、弾性体を挟み込
むように設置した場合には、弾性体のねじり運動方向が
反転する半周期分に対しても、駆動力を取り出すことが
でき、エネルギー効率の高い超音波モータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波モータの第1の実施例を示
した断面図である。
【図2】第1の実施例に係る超音波モータの圧電素子の
配置を示した図である。
【図3】第1の実施例に係る超音波モータの弾性体の屈
曲振動を示す模式図である。
【図4】第1の実施例に係る超音波モータの弾性体の屈
曲振動を示す模式図である。
【図5】第1の実施例に係る超音波モータの駆動回路を
示すブロック図である。
【図6】第1の実施例に係る超音波モータの動作を説明
するための図である。
【図7】第1の実施例に係る超音波モータの動作を説明
するための図である。
【図8】本発明による超音波モータの第2の実施例を示
した図である。
【図9】第2の実施例に係る超音波モータの動作を説明
するための図である。
【図10】第2の実施例に係る超音波モータの動作を説
明するための図である。
【図11】本発明による超音波モータの第3の実施例を
示した図である。
【図12】ねじり振動を利用した超音波モータの従来例
を示す斜視図である。
【図13】従来例にかかる超音波モータのステータを展
開して示した斜視図である。
【符号の説明】
1 弾性体 2 圧電素子(屈曲振動用) 3 圧電素子(ねじり振動用) 4 回転軸 5 軸受け 6 ロータ 7 スプリング 8 ジョイント 9 ロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱を軸方向に略2分割した形状の弾性
    部材であって、その外周の一部を駆動面とする弾性体
    と、 前記弾性体の分割面に挟持され、その弾性体に屈曲振動
    を与える第1の電気機械変換素子と、 前記弾性体の分割面に挟持され、その弾性体に捩じり振
    動を与える第2の電気機械変換素子と、 前記弾性体を支持する支持体と、 前記弾性体の駆動面に接触する1以上の相対移動部材
    と、を含む超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
    て、 前記弾性体の直径をd、長さをL、比重をρ、縦弾性率
    をE、横弾性率をGとしたときに、前記弾性体の直径d
    と長さLとの比d/Lは、ほぼ次式 d/L≒(16G/E)1/2 ・λ2 /λ1 ただし、λ1 :屈曲振動数係数 λ2 :ねじり振動数係数 の関係を有していることを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の超音波モ
    ータにおいて、 前記弾性体と前記相対移動部材とを加圧接触させる加圧
    部材を設けたことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の超音波モ
    ータにおいて、 前記第1の電気機械変換素子は、前記屈曲振動により前
    記弾性体と前記相対移動部材との接触状態を変化させる
    ことを特徴とする超音波モータ。
JP6341182A 1994-12-28 1994-12-28 超音波モータ Pending JPH08186991A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220410A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Olympus Corp 超音波モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010220410A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Olympus Corp 超音波モータ

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