JP2001145376A - 振動波駆動装置 - Google Patents

振動波駆動装置

Info

Publication number
JP2001145376A
JP2001145376A JP32142699A JP32142699A JP2001145376A JP 2001145376 A JP2001145376 A JP 2001145376A JP 32142699 A JP32142699 A JP 32142699A JP 32142699 A JP32142699 A JP 32142699A JP 2001145376 A JP2001145376 A JP 2001145376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration wave
driving device
wave driving
energy conversion
conversion element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32142699A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tamai
淳 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32142699A priority Critical patent/JP2001145376A/ja
Publication of JP2001145376A publication Critical patent/JP2001145376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】全長をより短くできる安価な振動波駆動装置を
提供する。 【解決手段】圧電素子板3を弾性体の内径部1dと弾性
体2の間に挟み、ボルト4により固定し、圧電素子板3
に交番信号を印加することにより摩擦摺動部に駆動振動
を形成する振動体1の弾性体は、内径部1dの周囲に空
間部1cを有して外径部1eが形成されると共に、前記
内径部1dと前記外径部1eとが薄肉の連結部1aを介
して連結され、圧電素子板3は前記内径部1dに設けら
れ、前記摩擦摺動部は前記圧電素子板3の外径より外側
位置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気−機械エネルギ
ー変換素子を振動源として弾性体に駆動振動を形成する
振動体を有する振動波駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動波駆動装置としては、例えば
特開平06−327270号公報等が知られており、その一例を
図10に示す。この振動波駆動装置は、棒状の振動体に
移動体dAが接触部Aで加圧接触し、該振動体に形成さ
れる駆動振動により該移動体dAを回転させる,いわゆ
る棒状振動波モータである。
【0003】前記振動体は、フランジ部3bを有するピ
ン部材103の中心軸部3aに、中心部に軸穴が形成さ
れた電気−機械エネルギー変換素子としての円板形状の
圧電素子板a1〜a5が装着され、ピン部材103の中
心軸部3aに形成されたおねじ部3cに螺合する第1の
弾性部材102をこの中心軸部3aにねじ込むことによ
り、複数の圧電素子板a1〜a5を挟持している。
【0004】また、中心軸部3aの先端部にもおねじ部
3dが形成されており、先端質量部材としての第2の弾
性部材101がこのおねじ部3dに螺着されている。
【0005】第2の弾性部材101は、中心軸部3aに
固定された状態において、第1の弾性部材102と軸方
向において空間部b1を有している。また、第2の弾性
部材101は、内周部に中心軸部3aとの間にも隙間を
有する空間部b2を有している。104は振動体を支持
する支持ピンで、ピン部材103の中心軸部3aの先端
部に固定されている。
【0006】圧電素子板a1〜a4は駆動用であり、圧
電素子板a5は振動検出用であって、これらの圧電素子
板は、例えば直径部分を挟んだ両側の領域の分極方向を
異ならせたもので、圧電素子板a1とa2とは同位相に
配置され、また圧電素子板a3とa4とは同位相で圧電
素子板a1(a2)とは90度の位相差を有して配置さ
れ、また振動検出用の圧電素子板a5は例えば圧電素子
板a1と同位相に配置されている。圧電素子a1とa2
には不図示の駆動回路より交流電圧等のA相交番信号が
印加され、また圧電素子板a3とa4にはA相交番信号
と位相がずれた交流電圧等のB相交番信号が印加され、
振動体に時間的及び位置的に位相のずれた2つの屈曲振
動を励振させ、両屈曲振動の合成により駆動部に楕円運
動の駆動波が形成されることになる。
【0007】ところで、前記駆動回路は、振動検出用の
圧電素子板a5からの検出信号と駆動信号の位相差をフ
ィードバックすることにより振動体の駆動制御を行って
おり、前記検出信号と駆動信号の周波数が高いと正確な
位相差が検出できず、精度の良い制御ができなくなる。
【0008】また、振動体の駆動面に対して移動体を全
周に渡り接触させるため、前記移動体が前記振動体に接
触する先端部はフランジ部を介して小径の筒部を形成
し、この小径の筒部の先端を前記振動体の駆動面に接触
させるように形成しており、その際、該フランジ部がバ
ネの役割を果たし、このバネにより、前記振動体に形成
差れる駆動振動に対して移動体が追従できるようにして
いる。しかし、このバネの受ける加振力の成分として、
駆動振動数の2倍の成分を多く含むので、この振動数付
近に該バネの固有振動数が存在すると、振幅が拡大し、
正常な回転が妨げられたり、駆動中に鳴きが発生する。
【0009】このようなことは、振動波モータの小型化
を図る場合に生じるので、図1に示す振動波モータで
は、第1の弾性部材102と第2の弾性部材101との
間に空間部b1を設けると共に、第2の弾性部材の内周
部に中心軸部3aに対して隙間(空間部)b2を設け、
第2の弾性部材の質量を殆ど減らすことなく振動体全体
の剛性を下げ、振動体の固有振動数を下げることを可能
としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した振動波駆動装
置としての振動波モータにおいては、振動体の全長を短
くするのに伴って振動体の固有振動数が高くなることを
避ける構成としたものである。
【0011】しかしながら、移動体が振動体と接する摩
擦摺動部dAAの中心からの位置は、圧電素子板の外径
より内側に存在する。すなわち、前記摩擦駆動部dAA
が内径側に位置するほど、固有振動数が高くなり、固有
振動数を下げるためには前記空間部b1の軸方向の長さ
を長くする必要が生じる。
【0012】そのため、振動体は軸心方向に長さを有し
てしまい、結局振動体の全長は依然として長くなってし
まう。
【0013】また、空間部101bを設けるためには、
弾性体を第1の弾性部材と第2の弾性部材の2つに部材
が必要となっていた。
【0014】そのため、本出願に係る発明の目的は、全
長をより短くできる安価な振動波駆動装置を提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電気−機
械エネルギー変換素子を複数の弾性体の間に挟み、締結
部材により固定し、前記電気−機械エネルギー変換素子
に交番信号を印加することにより摩擦摺動部に駆動振動
を形成する振動体と、前記振動体の駆動部に加圧接触す
る接触体とを有し、前記振動体と前記接触体とを相対移
動させる振動波駆動装置において、前記摩擦摺動部を有
する弾性体は、内径部の周囲に空間部を有して外径部が
形成されると共に、前記内径部と前記外径部とが薄肉の
連結部を介して連結され、前記電気−機械エネルギー変
換素子は前記内径部に設けられ、前記摩擦摺動部は前記
電気−機械エネルギー変換素子の外径より外側位置する
ことを特徴とする。
【0016】第2の発明は、上記第1の発明で、前記連
結部は前記電気−機械エネルギー変換素子の外径よりも
径方向外方まで延びていることを特徴とする。
【0017】第3の発明は、上記いずれかの発明で、前
記電気−機械エネルギー変換素子の片側に配置されてい
る弾性体に駆動部が形成されていることを特徴とする。
【0018】第4の発明は、上記いずれかの発明で、前
記薄肉の連結部は前記摩擦摺動部側に設けられているこ
とを特徴とする。
【0019】第5の発明は、上記1、2または3の発明
で、前記薄肉の連結部は前記摩擦摺動部とは反対側に設
けられていることを特徴とする。
【0020】第6の発明は、上記いずれかの発明で、前
記振動体は、前記内径部と同軸に設けられた支持軸の回
りに前記接触体を配置し、前記支持軸に対して回転可能
に保持されたギヤ部材とに前記接触体とを一体的に回転
可能に連結したことを特徴とする。
【0021】第7の発明は、上記第6の発明で、前記支
持軸は中間部が先端部よりも細径に形成されていること
を特徴とする。
【0022】第8の発明は、上記第5の発明で、前記薄
肉の連結部には、前記電気−機械エネルギー変換素子か
ら延びる信号線が通る孔部が形成されていることを特徴
とする。
【0023】第9の発明は、上記第1または第2の発明
で、前記振動体は、前記電気−機械エネルギー変換素子
の両側に配置されている弾性体に前記摩擦摺動部が夫々
形成されていることを特徴とする。
【0024】第10の発明は、上記第9の発明で、前記
振動体を軸方向に沿って回転軸が貫通し、前記電気−機
械エネルギー変換素子の両側に配置されている前記各弾
性体の摩擦摺動部に加圧接触する前記各接触体と一体に
前記回転軸が回転することを特徴とする。
【0025】第11の発明は、上記いずれかの発明で、
前記振動体の弾性体は、連結部の内径端が前記電気−機
械エネルギー変換素子の外径端よりも内周側に位置する
ように前記空間部が形成されていることを特徴とする。
【0026】第12の発明は、上記第1ないし第10の
発明のいずれかにおいて、前記振動体の弾性体は、内径
部の外周に前記空間部に臨む溝部が周方向に形成されて
いることを特徴とする。
【0027】第13の発明は、上記第1ないし第10の
発明のいずれかにおいて、前記振動体の弾性体は、前記
連結部が軸方向と直交する方向に平坦な第1の連結部
と、テーパー面の第2の連結部とにより構成され、前記
第1の連結部は内径端が前記電気−機械エネルギー変換
素子の外径端よりも内周側に位置するように前記内径部
に連接されていることを特徴とする。
【0028】第14の発明は、上記第13の発明で、前
記連結部に複数の孔部を形成したことを特徴とする。
【0029】第15の発明は、第1ないし第10の発明
のいずれかにおいて、前記振動体の弾性体は、外端面が
軸方向外方に向かうに従って径方向に広がっていること
を特徴とする。
【0030】第16の発明は、第1ないし第10の発明
のいずれかにおいて、前記振動体の弾性体は、連結部が
蛇腹状に形成されていることを特徴とする。
【0031】第17の発明は、上記第16の発明で、前
記連結部は前記内径部とは別部材に形成され、前記外径
部と一体に形成されていることを特徴とする。
【0032】上記の発明において、前記摩擦摺動部は前
記電気−機械エネルギー変換素子の外径より外側にあ
り、前記弾性体の薄肉部を該摩擦摺動部と該弾性体の内
径との間に設けたことにより、従来例において空間部1
01bに相当する部分は、従来例における挟持用の第1
の弾性体102と軸方向で重ね合わせて設けることが可
能になるため、全長をより短くすることが出来る。
【0033】なお、全長の長短を比較するにあたって
は、摩擦摺動部の直径を基準にすることが公平である。
【0034】なぜなら、振動波モータ等の振動波駆動装
置の特徴は高トルクを発生出来る点にあり、これは摩擦
摺動部の直径に関係しているからである。
【0035】本発明と従来例を比較する時、同等のトル
クを発生するモータ同士で比べることが適当である。
【0036】つまり、同じ直径の摩擦摺動部を有するモ
ータ同士で比較する。その時、電気−機械エネルギー変
換素子の外径は本発明では小さくなるが、この点は低コ
スト化に寄与しむしろ望しい。
【0037】本発明の振動波駆動装置では、電気−機械
変換素子(圧電素子)で発生した微小な変位を摩擦摺動
部で拡大して、前記回転体へ伝達している。その時、電
気−機械変換素子と弾性体との間には隙間がなく確実に
密着していることが必要である。
【0038】そのため、本発明の振動波駆動装置の振動
体はボルトなどの挟持部材により、電気−機械エネルギ
ー変換素子と弾性体との一体化を確実にしている。
【0039】それでも、振動体の振動振幅を大きくして
回転体の回転数を高くしていくと、電気−機械エネルギ
ー変換素子の変位が弾性体に伝達されにくくなり、モー
タ効率が低下する。これを極力回避するには、摩擦摺動
部付近だけが大きな変位を生じる様、振動体を設計する
ことが望しい。本発明では薄肉の連結部を摩擦摺動部近
傍に設けられるので、この点でも優れている。
【0040】また、前記連結部を前記電気−機械エネル
ギー変換素子の外径よりも径方向外方まで延びるように
構成することにより、前記弾性体の製作を容易にするこ
とができる。すなわち、第1の発明に基づき振動体の全
長を短くした上、薄肉の連結部の全てを前記電気−機械
エネルギー変換素子の外径より内径側に配置するとなる
と、前記弾性体を従来例でいうところの第1の弾性体と
第2の弾性体に分割するか、ななめの空間部を製作する
という特殊で困難な加工法が必要になってくるが、第2
の発明では不要となる。
【0041】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は第1
の実施の形態の断面図である。
【0042】本実施の形態の振動体1は、円筒形の第1
の弾性体本体1eの内部に、一端部に形成した薄肉の連
結部1aを介して小径でかつ短尺の内径部1dを空間部
1cを隔てて同軸的に設けたものを第1の弾性体とし、
複数枚の電気−機械エネルギー変換素子としての圧電素
子板(あるいは積層圧電素子)3を第2の弾性体2と内
径部1dの一端の間に配置し、ボルト4を内径部1dの
中心部に形成されたねじ穴にねじ込んでこれらを一体的
に締結することにより構成されている。
【0043】なお、本実施の形態では、第2の弾性体2
を使用しているが、ボルト4のフランジ部等を利用する
ことも可能であり、圧電素子3を内径部3の端部に固定
できるようにすれば良い。
【0044】本実施の形態における振動体は、2つの曲
げ振動を合成して首ふり運動を生じさせるものであり、
移動体5との摩擦摺動部1bを大径の第1の弾性体本体
1eの一端面としている。なお、本実施の形態の振動波
駆動装置としての棒状振動波モータの駆動原理の概略に
ついては上述したが、この駆動原理は特開平03−01
1981号公報等に記載されている様に公知であるた
め、その詳しい説明は省略する。
【0045】本実施の形態における振動体は、圧電素子
3がボルト4を介して第2の弾性体2と挟持される内径
部1dが、薄肉の連結部1aを介して摩擦摺動部1bを
有する第1の弾性体本体1eに連結した構成としている
ので、この薄肉の連結部1aにより摩擦摺動部1bの変
位が拡大される。なお、拡大する比率は薄肉の連結部1
aの幅や厚さなどを調整することで変えられる。
【0046】薄肉の連結部1aより外径側にある摩擦摺
動部を有する第1の弾性体本体1eは、以上の構成によ
り大きな質量を有することが出来る。そのため、振動体
の共振周波数を低くすることが出来る。
【0047】摩擦摺動部1bで発生した変位は、摩擦力
を介して接触体としての回転体5に伝えられる。
【0048】ボルト4の細軸部4aの回りに配置されて
いる筒状のバネケース6は回転体5に接着されており、
回転体5と一体になって回転する。加圧バネ7は回転体
5を摩擦摺動部1bに圧接するためのもので、バネケー
ス6の内周部に配置され、出力部材としてのギヤ8の筒
部8aと当接して所定のバネ力が付与される。
【0049】バネケース6は内周部に嵌合するギヤ8の
筒部8aに形成した不図示の爪を介して軸方向移動可
能、かつ軸回りに回転不能にかみ合っている。したがっ
て、ギヤ8は軸方向には可動であるが、バネケース6と
一体で回転する。
【0050】ボルト4の先端軸部に固定のフランジ10
に取り付けられたボールベアリング9はアウターレース
部にギヤ8が取り付けられ、前記摩擦摺動部1bへの圧
接力の反力を軸方向に受ける。
【0051】なお、ボルト4の軸部の中間部を細い細軸
部4aとしているが、これは振動体1の振動をフランジ
10に伝えない様にするためである。なお、フランジ1
0を不図示の機器等にネジ止めすることにより、振動体
1を該機器に固定できるようにしている。
【0052】(第2の実施の形態)図2は第2の実施の
形態を示す断面図である。
【0053】本第2の実施の形態は、振動体の構成を第
1の実施の形態における振動体と逆の構成、すなわち、
第1の弾性体本体1eの内側に薄肉の連結部1aを介し
て設けられた内径部1dを摩擦摺動部1bとは反対側に
設けたものである。
【0054】本実施の形態において、薄肉の連結部1a
には孔部1fが設けられており、圧電素子3への配線の
ためのフレキシブルプリント基板11を通している。
【0055】また、該孔部1fは後述するが摩擦摺動部
1bの変位を拡大する役割も達成出来る。第1の実施の
形態に比べて、前記孔部1fがない場合でも、摩擦摺動
部1bで大きな変位が得られる。
【0056】上記実施の形態では、薄肉部1aと摩擦摺
動部1bは互いに対向する位置に配置されている。つま
り、ちょうど薄肉部から折り返した様な形状になってい
る。摩擦摺動部は薄肉部を略支点位置として振動変位す
るので、摩擦摺動部の変位方向は振動子の軸心方向と4
5°前後に出来る。回転体5の回転速度を与えるのは、
振動子の軸心に垂直な方向の振動変位ベクトル分であ
る。一方、接触部と摩擦摺動部1bを分離するための変
位ベクトル分は振動子の軸心方向である。
【0057】経験的に該振動波モータでは、垂直方向と
軸心方向のベクトル分の大きさが等しい、すなわち振動
変位方向が45°程度が望ましい。ところが、従来例で
もわかる様に、棒状振動体の長さが短くなると、振動変
位の方向が軸心方向寄りになり、モータの回転数が上が
らない傾向になる。本実施の形態では、前述した形状に
なっているので、振動体の長さが短くても、振動変位方
向を45°前後に出来る。
【0058】回転体5にはステンレス製の薄板をプレス
絞り成形で製作した接触部5aが3ケ略同軸状に配置さ
れている。回転体5には、かしめ部材19を圧入するこ
とで固定してある。該かしめ部材19は、回転体5や接
触部と熱膨張係数が略同等の比較的延性のある材料を選
定している。接触部を接着などで固定する方法と異なり
同時に複数の接触部を固定できる上、接着剤の様に熱に
対して弱いこともないので、耐熱性が向上する。又、製
作工程も簡単である。接触部を複数設けたのは、モータ
のトルク向上のためである。摩擦摺動部にかかる面圧が
高くなると摩耗が激しくなるので、必要なトルクに応じ
て、接触部の数を増減させる。単に摩擦摺動部を広くす
ると、その中で振動変位と一致しない部分が増えて、摩
耗や鳴きなどの原因になってしまう。各摩擦接触部が独
立に変位するので、大トルクのモータを簡単に設計可能
となった。
【0059】(第3の実施の形態)図3は第3の実施の
形態の断面図である。
【0060】本実施の形態の振動波モータは、第1の実
施の形態に示す第1の弾性体を2つ用いてモータ両側の
回転体5を回転させ、軸中心に配置した回転軸12を両
側の回転体5により回転駆動するようにしている。
【0061】本実施の形態における振動体は、第1の実
施の形態に示す第1の弾性体1eの摩擦摺動部1bを外
側にして向かい合わせに配置し、両方の第1の弾性体1
eの内径部の間に圧電素子板3を配置している。そし
て、中心に軸孔を有し、外周面におねじ部が形成された
管ネジの締結用ボルト4を両方の内径部のネジ孔にねじ
込んで圧電素子板3を挟持固定した構成としている。
【0062】本実施の形態において、移動体としての回
転体は、薄板をプレス加工して形成され、先端部の径を
小径として接触バネ部が形成された摩擦部材からなる接
触部5aを回転体本体5に接合して形成されている。そ
してこの回転体を前記各第1の弾性体1eに対向して配
置し、前記各回転体の接触部5aを前記各第1の弾性体
1eの摩擦摺動部1bに接触させている。
【0063】各回転体本体5の外側には、回転力伝達部
材14が軸方向移動可能、かつ軸回り回転不能に夫々取
り付けられていて、回転体本体5の内周部に配置された
加圧バネ7を押して適切な加圧力を接触部5aに付与す
る。
【0064】本実施の形態において、管ネジ状の締結用
ボルト4の軸心に形成された貫通孔には回転軸12が回
転可能に貫通し、各回転力伝達部材14に圧入され、両
方の回転体と一体に夫々回転する回転力伝達部材14を
介して回転軸12が回転駆動される。
【0065】本実施の形態において、上記した構成のモ
ータはふた16を有するケース15内に収納され、ふた
16に形成された軸孔により回転軸12を軸支し、また
ケース15の底部に設けられた軸受17により回転軸1
2を軸支する。前記第1の弾性部材の間には、ケース1
5の内径よりも大径の薄板で形成されたバネ性を有する
支持部材13が固定され、上記振動体をケース15に振
動に影響を与えないように支持する。
【0066】なお、ふた16をケース15に接合した
時、回転力伝達部材14に対して軸受17及びふた16
との間に大きな隙間を生じないように、樹脂製スペーサ
18が設けられている。スペーサ18の厚さは次の点で
調整されている。つまり、軸12に軸方向の力が加わっ
た時でも支持部材13が変形せず、一方スペーサの端面
に軸の回転による摩擦力を生じない程度である。
【0067】本実施の形態では、振動体が1つで回転体
が2つあるため、上記した第1の実施の形態及び第2の
実施の形態に比べて発生トルクが2倍になる一方、コス
トは2倍未満におさえられる。
【0068】また、前記2つの回転体は、回転軸12に
回転力を伝達する構造になっており、出力はこの回転軸
12で取り出せる。11は圧電素子板3に駆動用の信号
を供給すると共に、振動検出信号を不図示の駆動回路に
送信するフレキシブルプリント板である。
【0069】(第4の実施の形態)図4は第4の実施の
形態の断面図である。本実施の形態は、上記した第3の
実施の形態と同様に、2つの第1の弾性体により1つの
振動体を構成するもので、上記した第1及び第3の実施
の形態における第1の弾性体1eにおける空間部1cは
軸方向に沿って同軸的に形成されているが、本実施の形
態の空間部1cは円錐状に形成され、したがって内径部
1dはテーパ形状に形成されている。
【0070】これは摩擦摺動部の変位方向を調節するた
めに施されたものである。
【0071】本第4の実施の形態では、上記した第3の
実施の形態に比べて摩擦摺動部の変位方向は軸方向寄り
になる。これにより、回転体の回転数は低くなるが、回
転ムラは小さくなる。
【0072】(第5の実施の形態)図5は第5の実施の
形態を示している。
【0073】本実施の形態は上記した第3の実施の形態
と同様の振動波モータで、異なる点は第1の弾性体1e
の空間部1cの形状だけなので、図5には一対の第1の
弾性体等で構成される振動体のみを示す。
【0074】本実施の形態における空間部1cは、内径
部1dの外周面に周方向に溝部1c1を形成したもの
で、この溝部1c1は軸心に対して略垂直な方向に設け
られているので、これも変位拡大率を増大させ、摩擦摺
動部の変位方向を変えることができる。
【0075】(第6の実施の形態)図6は第6の実施の
形態を示す。
【0076】本実施の形態は上記した第3の実施の形態
と同様の振動波モータで、異なる点は第1の弾性体1e
の形状だけなので、図6には一対の第1の弾性体等で構
成される振動体のみを示す。
【0077】本第6の実施の形態の最大の特徴は、内径
部1dと第1の弾性体本体1eとの間に形成された薄肉
の連結部1aを、内径部1dに繋がる平坦な(円板状
の)第1の連結部1aと、第1の連結部1aに連接され
て第1の弾性体本体1eに繋がる斜め方向(テーパ形
状)に形成された第2の連結部1a2により構成し、ま
た内径部1dを内側に絞ったテーパ形状に形成し、第2
の連結部1a2の内周側と外周側に斜め方向の空間部1
c1と1c2を形成した点である。
【0078】本実施の形態によれば、摩擦摺動部の変位
方向は大きく変化させることが出来る。
【0079】(第7の実施の形態)図7は第7の実施の
形態を示す。
【0080】本実施の形態は上記した第6の実施の形態
の変形例で、図7には一対の第1の弾性体等で構成され
る振動体のみを示し、(a)は上面図、(b)は(a)
の矢視断面図を示す。
【0081】本実施の形態の振動体を構成する第1の弾
性体は、薄肉の連結部1aの一部をなす第1の連結部1
a1に孔部1gを周方向に複数設けており、これにより
摩擦摺動部の変位方向を大きく変化調整することが可能
である。
【0082】なお、本実施の形態において、孔部1gは
円形孔としているが、角孔などでも良い。
【0083】また、孔部1gは、斜めの薄肉の第2の連
結部1a2に開けるようにしてもかまわない。孔部1g
の大きさと数を変えることで、変位拡大の割合及び変位
方向を大きく変えることができ、設計の自由度が大幅に
増す。
【0084】(第8の実施の形態)図8は第8の実施の
形態を示す。
【0085】本実施の形態は上記した第3の実施の形態
と同様の振動波モータで、異なる点は第1の弾性体1e
の形状だけなので、図8には一対の第1の弾性体等で構
成される振動体のみを示す。
【0086】上記したいずれの実施の形態の振動体にお
いても、第1の弾性体を構成する弾性体本体1eに形成
される摩擦摺動部と内径部1dの端面は軸方向と直交す
る平面内で同じ位置に存在するようにしているが、本実
施の形態においては、弾性体本体1eの外端面を内径部
1dの外端面より軸方向外側に位置させ、内径部1dと
弾性体本体1eを連結する薄肉の連結部1aを振動体の
両端部に向かって広がった形状としている。
【0087】これにより、摩擦摺動部1bは軸心方向か
ら大きく傾いた方向になる。
【0088】その結果、回転体の回転数は増大させるこ
とが出来る。
【0089】(第9の実施の形態)図9は第9の実施の
形態を示す。
【0090】本実施の形態は上記した第3の実施の形態
と同様の振動波モータで、異なる点は第1の弾性体の形
状だけなので、図9には一対の第1の弾性体等で構成さ
れる振動体のみを示す。
【0091】本実施の形態は、第1の弾性体の弾性体本
体1eと内径部1dとを連結する薄肉の連結部1aを内
径部1dとは別部材とし、弾性体本体1eと一体に形成
しており、またこの連結部はじゃばら状に形成すること
で著しい変位拡大率を実現している。
【0092】なお、本実施の形態の薄肉の連結部1aは
弾性体本体1eと共にプレス加工により形成している。
【0093】上記した第4〜第9の実施の形態に示す振
動体を構成する第1の弾性体を、図1の第1の実施の形
態に示す第1の弾性体に代えて用いるようにしても良
い。
【0094】
【発明の効果】以上、説明した様に本発明によれば、同
等のトルクを発生する振動波モータ等の振動波駆動装置
で比較した時、従来より大幅に全長を短縮することが可
能になった。さらに弾性体の加工も容易になり、安価な
振動波モータ等の振動波駆動装置が達成出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す縦断面図
【図2】第2の実施の形態を示す縦断面図
【図3】第3の実施の形態を示す縦断面図
【図4】第4の実施の形態を示す縦断面図
【図5】第6の実施の形態を示す振動体の縦断面図
【図6】第6の実施の形態を示す振動体の縦断面図
【図7】第7の実施の形態の振動体を示し、(a)は上
面図、(b)は(a)の矢視断面図
【図8】第8の実施の形態を示す振動体の縦断面図
【図9】第9の実施の形態を示す振動体の縦断面図
【図10】従来例を示す振動波モータの縦断面図
【符号の説明】
1…弾性体 1a…薄肉の連結部 1b…摩擦摺動部 1c…空間部 1d…内径部 1e…第1の弾性体
本体 2…弾性体(挟持用) 3…圧電素子(電気−機械エネルギー変換素子) 4…ボルト 5…回転体 5a…接触部 6…バネケース 7…加圧バネ 8…ギヤ 9…ボールベアリン
グ 10…フランジ 11…フレキシブ
ルプリント基板 12…軸 13…支持部材 14…回転力伝達部材 15…ケース 16…ふた 17…軸受 18…スペーサ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギー変換素子を複数の
    弾性体の間に挟み、締結部材により固定し、前記電気−
    機械エネルギー変換素子に交番信号を印加することによ
    り摩擦摺動部に駆動振動を形成する振動体と、前記振動
    体の駆動部に加圧接触する接触体とを有し、前記振動体
    と前記接触体とを相対移動させる振動波駆動装置におい
    て、 前記摩擦摺動部を有する弾性体は、内径部の周囲に空間
    部を有して外径部が形成されると共に、前記内径部と前
    記外径部とが薄肉の連結部を介して連結され、前記電気
    −機械エネルギー変換素子は前記内径部に設けられ、前
    記摩擦摺動部は前記電気−機械エネルギー変換素子の外
    径より外側位置することを特徴とする振動波駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記連結部は前記電気−機械エネルギー
    変換素子の外径よりも径方向外方まで延びていることを
    特徴とする請求項1に記載の振動波駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記電気−機械エネルギー変換素子の片
    側に配置されている弾性体に駆動部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の振動波駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記薄肉の連結部は前記摩擦摺動部側に
    設けられていることを特徴とする請求項1、2または3
    に記載の振動波駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記薄肉の連結部は前記摩擦摺動部とは
    反対側に設けられていることを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の振動波駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記振動体は、前記内径部と同軸に設け
    られた支持軸の回りに前記接触体を配置し、前記支持軸
    に対して回転可能に保持されたギヤ部材とに前記接触体
    とを一体的に回転可能に連結したことを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか一つに記載の振動波駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記支持軸は中間部が先端部よりも細径
    に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の振
    動波駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記薄肉の連結部には、前記電気−機械
    エネルギー変換素子から延びる信号線が通る孔部が形成
    されていることを特徴とする請求項5に記載の振動波駆
    動装置。
  9. 【請求項9】 前記振動体は、前記電気−機械エネルギ
    ー変換素子の両側に配置されている弾性体に前記摩擦摺
    動部が夫々形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の振動波駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記振動体を軸方向に沿って回転軸が
    貫通し、前記電気−機械エネルギー変換素子の両側に配
    置されている前記各弾性体の摩擦摺動部に加圧接触する
    前記各接触体と一体に前記回転軸が回転することを特徴
    とする請求項9に記載の振動波駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記振動体の弾性体は、連結部の内径
    端が前記電気−機械エネルギー変換素子の外径端よりも
    内周側に位置するように前記空間部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記
    載の振動波駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記振動体の弾性体は、内径部の外周
    に前記空間部に臨む溝部が周方向に形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記載
    の振動波駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記振動体の弾性体は、前記連結部が
    軸方向と直交する方向に平坦な第1の連結部と、テーパ
    ー面の第2の連結部とにより構成され、前記第1の連結
    部は内径端が前記電気−機械エネルギー変換素子の外径
    端よりも内周側に位置するように前記内径部に連接され
    ていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    一つに記載の振動波駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記連結部に複数の孔部を形成したこ
    とを特徴とする請求項13に記載の振動波駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記振動体の弾性体は、外端面が軸方
    向外方に向かうに従って径方向に広がっていることを特
    徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記載の振
    動波駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記振動体の弾性体は、連結部が蛇腹
    状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし1
    0のいずれか一つに記載の振動波駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記連結部は前記内径部とは別部材に
    形成され、前記外径部と一体に形成されていることを特
    徴とする請求項16に記載の振動波駆動装置。
JP32142699A 1999-11-11 1999-11-11 振動波駆動装置 Pending JP2001145376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32142699A JP2001145376A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 振動波駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32142699A JP2001145376A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 振動波駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001145376A true JP2001145376A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18132427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32142699A Pending JP2001145376A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 振動波駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001145376A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1225682A2 (en) * 2001-01-22 2002-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave driving apparatus
US6930436B2 (en) 2001-01-22 2005-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Vibration element and vibration wave driving apparatus
US7439653B2 (en) 2005-03-31 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave driving apparatus
JP2014057447A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Canon Inc 振動型駆動装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1225682A2 (en) * 2001-01-22 2002-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave driving apparatus
US6781283B2 (en) 2001-01-22 2004-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Vibration element and vibration wave driving apparatus
EP1225682A3 (en) * 2001-01-22 2005-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave driving apparatus
US6930436B2 (en) 2001-01-22 2005-08-16 Canon Kabushiki Kaisha Vibration element and vibration wave driving apparatus
KR100523109B1 (ko) * 2001-01-22 2005-10-20 캐논 가부시끼가이샤 진동파구동장치
US6989624B2 (en) 2001-01-22 2006-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Vibration element and vibration wave driving apparatus
US7215063B2 (en) 2001-01-22 2007-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Vibration element and vibration wave driving apparatus
US7439653B2 (en) 2005-03-31 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Vibration wave driving apparatus
JP2014057447A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Canon Inc 振動型駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0401762B1 (en) Vibration driven motor
US7215063B2 (en) Vibration element and vibration wave driving apparatus
JP2879955B2 (ja) 振動波駆動装置
CN1870413B (zh) 振动致动器和驱动振动致动器的方法
JP2003199376A (ja) 振動体および振動波駆動装置
JPH0795777A (ja) 振動波駆動装置
JPH04112686A (ja) 振動波モータ
JPH1146486A (ja) 振動アクチュエータおよび振動アクチュエータにおける振動体の締結部材の製造方法
US6781283B2 (en) Vibration element and vibration wave driving apparatus
JP2001145376A (ja) 振動波駆動装置
JPH08140377A (ja) 超音波アクチュエータ
JP4095282B2 (ja) 振動波駆動装置
JP3124284B2 (ja) 振動波駆動装置
JP4807276B2 (ja) 振動アクチュエータ
JPH08336287A (ja) 超音波アクチュエータ
JPH04236173A (ja) 超音波モーター
JP3566696B2 (ja) 振動波駆動装置
JPH08186991A (ja) 超音波モータ
JP2009136066A (ja) 超音波モータ
JP2000350481A (ja) 振動波駆動装置および事務機
JP3190073B2 (ja) 振動波モータおよび振動波モータを備えた装置
JPH02223389A (ja) ステッピングモータ及びその駆動方法
JP2003209983A (ja) 振動体および振動波駆動装置
JP2000262077A (ja) 振動波駆動装置
JPH10225148A (ja) 振動アクチュエータ