JP3920831B2 - 塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法 - Google Patents

塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法 Download PDF

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Description

塗布膜が形成された角形基板の縁部の不要な塗布膜の除去を実施する塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいて、露光マスクを形成する場合、角形のマスク基板にレジスト液を塗布し、フォトマスクを用いてそのレジスト膜を露光し、更に現像することによって所望のレジストパターンを作製することが行われている。マスク基板上へのレジスト液の塗布はスピンコーティングにより行われるが、表面張力の影響などで基板周縁部におけるレジスト液の盛り上がりを避けることが出来ない。このため、現像時に周縁部のレジスト膜が完全には除去されずに残存することになり、その後の基板の搬送工程中にその残存したレジストが剥がれ、パーティクルの原因となる。
そこで、基板表面にレジスト液などを塗布した後、基板のパターン形成領域の外側の縁部の不要な塗布膜を除去する処理が行われている。このような手法としては、角形基板をチャックにより保持するとともに洗浄ブロックを備えたアーム部を基板の縁部に沿って往復移動させてアーム部内から供給される溶剤によりレジスト液膜を除去したり(特許文献1)、塗布膜形成装置に対して基板を搬入出する搬送アームを用い、この搬送アームにより基板を保持し、溶剤供給部を備えた塗布膜除去部に沿って数回基板を往復移動させたりしてレジスト液膜の除去を行ったり(特許文献2)する方法が知られている。
特開平10−256069号公報 特開平11−76908号公報
特許文献1の発明ではアーム部を往復移動させ、アーム部内に設けられている溶剤供給管や、ここから供給された溶剤及び塗布膜の溶解物を吸引排気する排気管などにより基板縁部の塗布膜の除去を実施している。
基板縁部に供給された溶剤を速やかに吸引して基板内部への侵食を防止するときに、スループットを確保するためにアーム部を速い速度で移動させながら溶剤を吸引するためには、排気量を大きくする必要があり、排気管の径を太くすることが好ましい。また、アーム部内には溶剤供給管やパージガス供給管、排気管など複数の管やケーブルが複雑に設けられており、かつ、多くの配管やケーブルを這い回しているため、排気管の径を太くするとアーム部に多くなテンションがかかる。またこのようなアーム部を駆動させるには駆動部も力の大きいものが必要となる。また、前述した各管やケーブルなどをアーム部の移動に適応する長さのものを取り付けなければならず、これらの管やケーブルを這い回す空間も必要となっていた。
一方、アーム部の移動に伴い、排気管が湾曲するが、アーム部の位置によっては湾曲の度合いが変化するために、排気管の湾曲度合いに対応して排気量が変動して排気が不安定となり、安定した状態で塗布膜の除去を行うことが困難となっていた。
また、塗布膜を除去するためには、基板の縁部を塗布膜除去部の間に介在させた状態で複数回往復させなければならないが、特許文献2の発明のように、塗布膜形成装置に対して基板を搬入出する搬送アームにより基板を移動させる手法では、その間搬送アームを専有してしまうことから本来の基板の搬送動作が中断してしまい、高いスループットが得られないという問題がある。
更にまた、上述の課題に加えて次のような問題がある。即ちアーム部には1個の溶剤ノズル部を設けるよりも進行方向に沿って複数の溶剤ノズル部、例えば第1の溶剤ノズル部と第2の溶剤ノズル部とを設けることが好ましいとされている。例えば、第1の溶剤ノズル部と第2の溶剤ノズル部とを設けた場合、前方側の溶剤ノズル部が主として塗布膜を溶解する役割を果たし、後方側の溶剤ノズル部が主として溶解物を吹き飛ばすという役割を果たすこととなる。一方、塗布膜を除去するためにはアーム部を基板の縁部に沿って複数回往復させなければならないことから、スループットを稼ぐためにはアーム部のスキャン速度はあまり遅くできない。このため第1の溶剤ノズル部と、第2の溶剤ノズル部との離間間隔が狭すぎると、溶解が不十分なうちに溶解物が吹き飛ばされようとするので、洗浄効果が小さくなり、結果としてアーム部のスキャン回数を多くしなければならない。このため両者の離間間隔をある値以上に設定している。
ところで、最近において図14に示すように基板の縁部における塗布膜の除去幅を一部の領域、ここでは領域Aにおいて通常の幅よりも広い幅とすること、つまり塗布膜の除去領域が一部において基板の内側に食い込ませる要請が出てきている。しかしながら、食い込み部分領域Aの長さが第1の溶剤ノズル部と第2の溶剤ノズル部との間隔の2倍よりも短いとその領域については塗布膜を除去することが出来ない。
本発明は、以上の問題に鑑みなされるもので、その目的は、基板縁部の不要な塗布膜を除去する処理を安定して行うことが出来る塗布膜除去装置及びその除去方法を提供することにある。また、他の目的は基板縁部の塗布膜除去領域について自由度の高い塗布膜除去装置及び塗布膜除去方法を提供することを目的とする。
塗布膜が形成された角型の基板の縁部に溶剤を吹き付けて当該縁部の不要な塗布膜を除去する塗布膜除去装置において、
前記基板を水平に保持する基板保持部と、
この基板保持部に保持された基板における互いに対向する両辺を挟圧して基板の向きを合わせる位置合わせ機構と、
前記基板保持部及び位置合わせ機構を、当該位置合わせ機構により挟圧されている両辺以外の他の辺が伸びる方向に移動させる移動機構と、
この移動機構によって基板が移動するときに、その位置が固定された状態で前記他の辺の縁部に溶剤を供給すると共にその溶剤及び溶解物を吸引して排出する塗布膜除去手段と、を備えたことを特徴としている。
また、位置合わせ機構は、前記基板の両辺に沿ってかつ当該両辺に近接して夫々一辺が位置すると共に前記基板の他の辺の延長線上に他の辺が位置し、当該基板と同じ高さ位置に設けられた助走ステージを備えるようにしてもよい。このようにすれば、溶剤の供給及び吸引の状態を変えることなく基板の辺部から角部に亘って塗布膜の除去動作が行われるので、基板の角部における塗布膜除去面の直進性が良くなり、またミストの発生も抑えられる。また、塗布膜除去装置には塗布膜除去手段を基板に対して進退させる進退機構を更に備え、塗布膜除去手段は、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部と、これら第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部の離間間隔を調整する間隔調整機構と、を備えるようにしてもよい。このようにすれば、基板の塗布膜の除去面の形状(カット形状)を大きな自由度で設定できる。
塗布膜除去手段は、第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部に夫々対応して設けられると共にこれら溶剤ノズル部に連動して互いの離間間隔が夫々調整される第1の吸引排出路及び第2の吸引排出路と、を備えるようにしてもよい。このようにすれば、除去した塗布膜を確実に吸引排出することが出来るようになる。また、塗布膜除去手段を基板に対して進退させる進退機構を更に備え、塗布膜除去手段は、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部と、第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部への溶剤の供給、停止を夫々行うための第1のバルブ及び第2のバルブと、これら第1のバルブ及び第2のバルブを独立して開閉するための制御部と、を備えるようにしてもよい。この場合においても、基板の塗布膜の除去面の形状(カット形状)を大きな自由度で設定できる。
また、別の発明では、塗布膜が形成された角型の基板の縁部に溶剤を吹き付けて当該縁部の不要な塗布膜を除去する塗布膜除去方法において、
前記基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
次いでこの基板保持部に保持された基板における互いに対向する両辺を位置合わせ機構により挟圧して基板の向きを合わせる工程と、
その後前記基板保持部及び位置合わせ機構を、当該位置合わせ機構により挟圧されている両辺以外の他の辺が伸びる方向に移動させる工程と、
この移動工程時に、その位置が固定された溶剤ノズル部から前記他の辺の縁部に溶剤を供給すると共にその溶剤及び溶解物を吸引して排出する工程と、を備えたことを特徴としている。
塗布膜除去装置が固定されて、基板を移動させることで、除去装置内に設けられている配管の状態が常に一定となり、これにより基板縁部の塗布膜の安定した除去を行うことが出来る。また、配管に大きなテンションがかからないし、除去装置が固定されているために配管を短くできることで、排気管の口径を太くすることが出来、これにより迅速に塗布膜の除去を実施することが出来る。
本発明の塗布膜除去装置が組み込まれた塗布膜形成システムの全体構成についてはじめに簡単に述べておく。図1は塗布膜形成システムの一例を示す平面図であって、図2は、その概略斜視図である。図中B1は、例えば5枚の角形基板例えば矩形のマスク基板Mが収納されたキャリアCを搬入出するためのキャリアブロックであり、このキャリアブロックB1は、前記キャリアCを載置するキャリア載置部20と受け渡し手段21とを備えている。
前記マスク基板Mは、例えば露光マスクを形成するためのガラス基板であり、例えば一辺の長さが152±0.5mmの正方形であって、厚さが6.35mmに設定されている。前記受け渡し手段21は、キャリアCから基板Mを取り出し、取り出した基板MをキャリアブロックB1の奥側に設けられている処理部B2へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇降自在、鉛直軸周りに回動自在に構成されている。
処理部B2の中央には主搬送手段22が設けられており、これを取り囲むように例えばキャリアブロックB1から奥を見て例えば右側には塗布ユニット23及び現像ユニット24、左側には洗浄ユニット25、手前側、奥側には加熱・冷却系のユニットなどを多段に積み重ねた棚ユニットU1、U2がそれぞれ配置されている。塗布ユニット23は、基板Mにレジスト液を塗布する処理を行うユニット、現像ユニット24は、露光後の基板Mに現像液を液盛りして所定時間そのままの状態にして現像処理を行うユニット、洗浄ユニット25はレジスト液を塗布する前に基板Mを洗浄するためのユニットである。
前記棚ユニットU1、U2は、複数のユニットが積み上げられて構成され、例えば図2に示すように、塗布膜除去装置3や、加熱ユニット26、冷却ユニット27の他、基板Mの受け渡しユニット28等が上下に割り当てられている。前記主搬送手段22は、昇降自在、進退自在及び鉛直軸回りに回動自在に構成され、棚ユニットU1、U2及び塗布ユニット23、現像ユニット24並びに洗浄ユニット25の間で基板Mを搬送する役割を持っている。ただし、図2では便宜上受け渡し手段21及び主搬送手段22が描いていない。
前記処理部B2はインターフェイス部B3を介して露光装置B4と接続されている。インターフェイス部B3は受け渡し手段29を備えており、この受け渡し手段29は、例えば昇降自在、左右、前後移動自在かつ鉛直軸回りに回動自在に構成され、前記処理ブロックB2と露光装置B4の間で基板Mの受け渡しを行うようになっている。
このような塗布膜形成装置における基板Mの流れについて述べておくと、まず外部からキャリアCがキャリア載置部20に搬入され、受け渡し手段21によりこのキャリアC内から基板Mが取り出される。基板Mは、受け渡し手段21から棚ユニットU1の受け渡しユニット28を介して主搬送手段に受け渡され、所定のユニットに順次搬送される。例えば洗浄ユニット25にて所定の洗浄処理が行われ、熱処理ユニットの一つとして加熱処理が行われた後、冷却ユニット27にて所定の温度に調整され、塗布ユニット23にて塗布膜の成分が溶剤に溶解された塗布液であるレジスト液の塗布処理が行われる。
続いて基板Mは塗布膜除去装置3にて、基板Mの縁部に付着している不要なレジスト膜が除去される。ここで基板Mの縁部とは、例えば基板Mのパターン形成領域の外側の周縁領域及び基板端面を言う。この後、基板Mは、加熱ユニット26の一つにて、所定温度に加熱されてプリベーク処理が行われた後、冷却ユニット27の一つにて所定の温度に調整され、次いで主搬送手段22により棚ユニットU2の受け渡しユニット28を介してインターフェイス部B3の受け渡し手段29に受け渡され、この受け渡し手段29により露光装置B4に搬送されて、所定の露光処理が行われる。この後基板Mは、インターフェイス部B3を介して処理部B2に搬送され、加熱ユニット26の一つにて所定の温度に加熱されて、ポストエクスポージャーベーク処理が行われる。次いで冷却ユニット27にて所定の温度まで冷却されて温度調整された後、現像ユニット24にて現像液が液盛りされ、所定の現像処理が行われる。こうして所定の回路パターンが形成された基板Mは主搬送手段22、キャリアブロックB1の受け渡し手段21を介して、例えば元のキャリアC内に戻される。
続いて、本発明の塗布膜除去装置3について図3及び作用説明で用いる図10に基づき説明する。図3は、塗布膜除去装置3の一部を示す分解斜視図であり、図10(a)は塗布膜除去装置3の略側面図であり、図10(b)は塗布膜除去装置3の略平面図である。塗布膜除去装置3は、前記主搬送手段22との間で基板Mの受け渡しを行って、塗布膜除去装置3内部に搬入出する受け渡しチャック30と、受け渡しチャック30により基板Mが載置されるチャック(載置台)31と、チャック31が固定される本体部32と、基板M表面の塗布膜を除去する際に基板Mの向きを位置合わせして固定する役割を果たす助走ステージ33と、塗布膜除去の際に洗浄液である溶剤を基板Mに供給し、溶剤及び溶解物を吸引排気する洗浄ユニットであるアーム部40とから主に構成されている。また、アーム部40の下方にはアーム部40を基板Mに対して進退可能となるような進退機構49が設けられている。この進退機構49を用いる様子については後で詳述する。
受け渡しチャック30は、平面視十字型でその中央下部には円柱状のシャフト30aが設けられており、シャフト30aの最下位置には、受け渡しチャック30を昇降自在、鉛直軸回りに回動自在とする駆動部が設けられている。塗布ユニット23から搬出された基板Mが、塗布膜除去装置3の側方からY方向に基板Mが搬入される際には、受け渡しチャック30の上面に基板Mが載置された後、受け渡しチャック30を下降させて基板Mをチャック31上面に受け渡して載置することができるように、受け渡しチャック30とチャック31とが平面的に干渉しない構造になっている。また塗布膜除去装置3から基板Mが搬出される際には受け渡しチャック30が上昇してチャック31に載置されていた基板Mを受け取り更に上昇することで、基板Mを除去装置から基板Mを離脱させて次工程に移ることが出来るようになっている。また受け渡しチャック30が上昇した際に、受け渡しチャック30を鉛直軸回りに回動させることで、基板Mを回動させて基板Mの塗布膜が除去される辺を変えることが出来るようになっている。
また、チャック31の上部には、それぞれ除去装置内に移送されてきた基板Mの底面を支持する支持部38が設けられている。
本体部32には、基板Mが載置されるチャック31の他に、後述する助走ステージ33が設けられているとともに、本体部32の左右両側には図10(a)に示すように夫々ベルト34と、ガイド35とが前後方向に伸びるように設けられている。ベルト34は本体部32に固定され、図示しない駆動プーリと従動プーリとにより掛け回されている。モータ36が駆動することにより駆動プーリが駆動されてベルト34が動作し、前記ガイド35に案内されながら基板Mを前後方向、すなわちY軸方向に移動可能となっている。
助走ステージ33は、平面視コ字状で板状の1対の部材からなり、互いに前後方向(Y軸方向)に向き合うようにして本体部32の最上部に備えられている。助走ステージ33の下面には、図示しない駆動機構が設けられていて、基板Mの両側に位置する双方の助走ステージ33が図3中Y軸方向、即ち基板Mの搬入出方向に基板Mを挟み込むようにして動作することで、支持部38により基板Mの縁部を支持されつつ、スペーサ37により基板Mが固定できるようになっている。
また、助走ステージ33の塗布膜除去装置3に対する内方には、基板Mをチャック31上で位置決めし固定するスペーサ(位置決め部材)37が一つの助走ステージ33につき左右2箇所ずつ、計4箇所に設けられている。
また、アーム部40が、図中Y方向奥側、即ち基板Mの移動方向に助走ステージ33とほぼ同等の高さに設けられていて、基板Mがアーム部40の近傍位置に移動してくると、基板縁部の塗布膜の除去を実施するようになっている。
図3では、本体部32、チャック31の一部分が省略されており、実際には助走ステージ33を挟んだ反対側にも図10(b)の塗布膜除去装置3の平面図に示すように、同様の本体部32とチャック31が設けられている。
図4には、チャック31上に保持されている基板Mを助走ステージ33によりスペーサ37を介して挟圧して位置決めしている様子を示す図が示されており、図4(b)は、図3の矢印A方向から見た際の様子を示し、図4(c)は、図3の矢印B方向から見た際の様子を示している。基板Mの端面の形状については、上下両面の角を斜めに切り落とした傾斜面(C面)が形成されており、上下のC面の間には垂直面が残される形状となっている。スペーサ37の断面形状は図4(b)、(c)に示すように内方面が斜めに凹むような形状となっていて、基板Mの端面形状とほぼ合致してC面のみに接触するようになっている。また、支持部38の上面はスペーサ37と同様な角度で傾斜していて、基板Mが受け渡しチャック30からチャック31上に載置されると、基板Mの端部の傾斜面(C面)を支持部38により支持するように構成されている。基板Mは両側端部の傾斜面を、向かい合うスペーサ37同士により図3におけるY軸方向から挟み込むことで、チャック31上から若干浮かせた状態で基板Mの向きが所定の向きになるように位置合わせされる。このとき基板Mと助走ステージ33との離間距離は0.3〜1.0mmとなる。
次いで、基板Mの縁部に溶剤を供給して基板縁部の塗布膜を除去する塗布膜除去手段としてのアーム部40について図5〜図10に基づき説明すると、図5は、アーム部40の正面から見た際の略斜視図、図6は一部が省略された図5のC−C断面図であり、図7は、アーム部40の背面から見た際の斜視図である。
アーム部40は、図10(b)に示すように、基板Mの進行方向両側にそれぞれ位置するようになっていて、夫々のアーム部40は側面視コ字状の基体41と、塗布膜を溶解する溶剤及び溶解した塗布膜や余剰な溶剤を吹き飛ばすパージガスを供給するノズル部42と、ノズル部42から供給される溶剤や除去された塗布膜や溶剤を吸引排気する吸引排出手段としての排気部43とから構成されている。
基体41は、上片41a、下片41b、壁部41cとから構成されており、図9に示すように上片41aには後述するノズル部42が通される基板Mの前後方向に伸びる長穴であるノズル穴45が設けられ、壁部41cのほぼ中央部分には、図6、図7に示すように、後述する排気部43が接続される略長方形の排気穴46が形成されている。また、塗布膜除去時には、上片41aと下片41bとの間の空間内に基板Mが通されて、基板Mの向かい合う2辺の縁部の塗布膜の除去を同時に実施するようになっている。
上片41aの上部には2個のノズル部42(42a、42b)が基板Mの進行方向に沿って並べて設けられており、これらノズル部42a、42bがそれぞれ第1の溶剤ノズル部、第2の溶剤ノズル部に相当する。各ノズル部42a、42bは、溶剤が流入される供給管44と、基板Mへの溶剤の供給制御を行う供給制御部、この例ではエアオペレートバルブ47aと、サックバックバルブ47bとから主に構成されている。供給管44の先端部分は下方向に折れ曲がり、ノズル穴45を通り抜けて基板Mを臨むようにして設けられている。各ノズル部42a、42bは、それぞれ移動台101、102に取り付けられており、これら移動台101、102は図5の矢印方向、即ち基板Mの進行方向に図示しない駆動機構により移動できるようになっており、これによりノズル部42a、42bの相互間隔が5mmから30mmの範囲で調整できる。この例では、移動台101、102及び図示しない駆動機構によりノズル部42a、42bの間隔調整機構が搭載される。また、供給管44及びエアオペレートバルブ47a、サックバックバルブ47bは図示しない固定部材によりノズル部42に固定されている。なお、第1、第2の溶剤ノズル部としてのノズル部42a、42bには、共に同様な溶剤が供給されるようになっている。
また上片41aには、塗布膜を除去する際の排気を促進するとともに基板Mの乾燥を促進するためにパージガスを基板M表面に供給するパージガス供給部としてのパージガス供給管53が設けられていて、塗布膜を除去する際には、基板M表面にパージガスとして例えば窒素ガスを供給するようになっている。
溶剤は、図示しない溶剤供給元から常に一定圧力で供給管44内に流入しており、サックバックバルブ47bの押し出し速度を調節することで基板Mへの溶剤の供給量を調節するようになっている。また、ノズル部42a、42bは、図6に示すように下片41cの下方にも例えば固定して設けられていて、基板Mの上面において除去された塗布膜が下面側に回り込むことを防止するとともに、基板Mの裏面側に付着している塗布膜を除去できるようになっている。
排気部43は図7に示すように排気穴46に繋がる互いに横並びに配置された2本の排気管50(50a、50b)と、目隠し板51により構成されている。この例では一方の排気管50a及び他方の排気管50bがそれぞれ第1の排気管及び第2の排気管に相当する。また、排気管50の上流側には図示しない排気ポンプが設けられていて、アーム部40内部の排気(溶剤など)を吸引して排気するようになっている。排気管50は、図示しないガイド機構により基板Mの進行方向に沿って移動できるようになっており、例えば、ノズル部42a、42bの各移動台101、102に図示しない連結部材により連結されていて、ノズル部42a、42bの動作に同期して図7中矢印方向に、すなわち排気穴の長手方向に動作する。
排気管50における、基体41との接合部は、排気穴46の長手方向に向かって伸びる目隠し板51により接合されていて、排気管50a、50bが左右方向(図中矢印方向)に移動した場合でも、排気穴46が露出しないようになっている。こうすることによって、排気管50a、50bが排気穴46から空吸いすること(基体41の背面側から回り込む空気を吸うこと)を防止し、確実に排気管50から溶剤を排気することが出来る。なお、本実施の形態では、図中右側の目隠し板51の上側が目隠し板の厚さ分鍵状に折れ曲がり、排気管50同士の間隔が狭くなる場合であっても左側の目隠し板51の一部が、右側の目隠し板51の内側に収容されるようになるため、排気穴46との間に隙間を生じないように構成されている。
図8には、排気管50a、50bが図7中矢印方向にノズル部42a、42bとともに移動した際の排気管50a、50bの移動状況について示されており、(a)には、双方の排気管50同士の間隔が最も広い状態であり、(b)は排気管50同士の間隔が最も狭い状態を示している。このように、排気管50同士の間隔が広い場合でも狭い場合でも、排気穴46が露出して排気穴46から空吸いすることはない。
なお、排気管50の基体41との接合部には目隠し板51により排気が排気穴46から外部へ漏出しないようになっていたが、ノズル部42にも、図9に示すように供給管44の周囲にノズル穴45の長手方向に伸びる目隠し部材52を設けてノズル部42が移動することにより生じる隙間(ノズル穴45)を目隠し部材52により隠すようにしても良い。
次いで、本実施の形態における基板縁部の塗布膜の除去方法について、図10〜図12に基づき説明する。なお、各図の(a)は塗布膜除去装置3の略側面図であり、(b)は塗布膜除去装置3の略平面図である。
まず図10は、塗布膜除去装置3内に基板Mが受け渡されている様子を示す図であり、塗布膜除去装置3の上方に受け渡しチャック30が位置するようになっている状態で、基板Mが塗布ユニット23から塗布膜除去装置3まで記述の主搬送手段22により搬送され、受け渡しチャック30上に基板Mが載置される。
図11は、塗布膜除去装置3内に基板Mが受け渡された後の様子を示す図であり、受け渡しチャック30上に基板Mが載置されると、受け渡しチャック30を駆動部30bを動作させることにより下降させて、チャック31の支持部材38上に基板Mを受け渡し、載置する。受け渡しチャック30は基板Mをチャック31上に載置した後に塗布膜除去装置3の動作に支障のない位置まで更に下降する。
図12は、基板縁部の塗布膜を除去する様子を示す図であり、チャック31上に基板Mが載置されると、一方の助走ステージ33が図示しないエアシリンダにより基板Mを他方の助走ステージ33側に押し出すように動き、双方の助走ステージ33のスペーサ37により基板Mの端部の既述の傾斜面が押圧されて、これにより基板Mが助走ステージ33により挟圧される。このため基板Mの向きが予定としている向き、即ち基板Mの進行方向と基板Mの左右両辺の伸びる方向が高い精度で一致する向きに設定される。
こうして基板Mがチャック31上に固定されると、アーム部40と受け渡しチャック30を除くユニット部分、即ち助走ステージ33やチャック31を含む本体部32が基板Mを上部に保持したまま、図中矢印方向につまり基板Mが挟圧されている両辺以外の他の辺(左右両辺)に沿って移動する。そして、基板Mの縁部がアーム部40の上片41aと下片41bに間に形成される空間内に進入すると、基板縁部の塗布膜の除去を開始する。このときまでにアーム部40は予め決定されている基板縁部からの塗布膜除去幅に合わせて進退機構49によりその位置が設定される。
本実施の形態における塗布膜を除去する方法は、図13の作用図に示すように、ノズル部42(42a、42b)の供給穴48から溶剤を基板M表面の塗布膜100を除去する箇所に供給して塗布膜100を溶解し、溶解した塗布膜(液)と溶剤とを排気管50から吸引排気して基板M表面から塗布膜100を除去する。この場合、基板Mの進行方向前方側に位置する第1のノズル部42aは、主に塗布膜100を溶解する役割を果たし、後方側に位置する第2のノズル部42bは、主として溶解物を吹き飛ばす役割を果たす。
また、パージガス供給管53から窒素ガスを基板M表面の塗布膜100除去箇所の近傍位置に吹き付けて、溶剤及び溶解された塗布膜の排出を促進するようになっているとともに、この窒素ガスにより塗布膜除去後の基板Mの乾燥が促進され、これにより基板Mに溶剤を残すことなく排出できるために、基板Mに残される塗布膜100の外縁部分を基板Mの縁部に沿うように均一な状態とすることが出来る。
このように、基板Mを前進させて後端がアーム部40を通過すると、今度は基板Mを後退させ、同様にして処理を行い、例えば基板Mを2往復させることにより左右に対向する最初の2辺の縁部の塗布膜100の除去が完了する。ノズル部42のエアオペレートバルブ47aを閉じて溶剤の供給を停止するとともにパージガス供給管53からの窒素ガスの供給をも停止し、エアシリンダにより助走ステージ33を基板Mに対して後退させて助走ステージ33、33による挟圧状態を解除する。続いて塗布膜除去装置3の下方に位置していた受け渡しチャック30が上昇してチャック31上から基板Mを持ち上げる。次いで受け渡しチャック30が鉛直軸回りに回動するように駆動部30bを駆動させ、基板Mを90度回動させる。これにより、基板縁部の塗布膜100が除去されていない残り2辺が基板Mの進行方向を向くように位置するようになる。次いで受け渡しチャック30を下降させてチャック31上に基板Mを載置して、前述した方法により残り2辺の基板縁部の塗布膜100を除去することで、基板Mの全ての縁部の塗布膜除去を完了するようになっている。
なお、基板Mが前進した後に折り返して後退する際には、基板Mが前進する場合と第1のノズル部42aと、第2のノズル部42bの機能が入れ替わるようになっている。すなわち、第2のノズル部42bでは、主に塗布膜100を溶解する役割を果たし、第1のノズル部42aは、主として溶解物を吹き飛ばす役割を果たすようになる。
このように、塗布膜除去装置3が固定されて、基板Mを助走ステージ33により挟圧して固定した状態で移動させて、除去装置に固定されているアーム部40の近傍位置を基板Mが通過する際にノズル42から溶剤を基板M表面に供給するとともに、パージガス供給管53からパージガスを供給して塗布膜100を除去し、排気管50から吸引排出することで、アーム部40内に設けられている排気管50等の状態が常に一定となりこれにより排気が安定し、基板縁部における塗布膜100の安定した除去を行うことが出来る。また、排気管40や供給管44などの配管に大きなテンションがかからないし、アーム部40が固定されているために配管を短くできることで、排気管50の口径を太くすることが出来、これにより迅速に塗布膜の除去を実施することが出来る。
そして、位置合わせ機構である助走ステージ33により基板Mの両辺を挟圧してその向きを高い精度で所定の向きに合わせているので、基板Mの左右両辺の伸びる方向と進行方向とが高い精度で一致する。従って、基板Mの縁部における塗布膜100の除去幅が一定になり、歩留まりの低下が抑えられる。基板Mがこの実施の形態のようにマスク基板である場合には、塗布膜の除去幅は1mm程度とかなり小さく、しかもその幅を高い精度で一定にすることが要求されていることから、本手法は極めて有効である。
また、基板Mの前後に左右両辺の延長上に同じ高さの助走ステージ33が位置していることから、アーム部40内に基板Mの角部が通過し始めたとき或いは通過し終えたときに、その前後に助走ステージ33位置していることから、角部においても溶剤の吹き付け状態、パージガスの吹き付け状態及び排気状態は変わらないので、角部の塗布膜が外に膨らむといったことを防止でき、安定した処理が行える。
また前述した実施の形態では、基板縁部の塗布膜100が除去される領域については基板の縁部から一定の幅で除去されるようになっているが、例えば図14のように基板縁部200の一部Aにおける塗布膜100の除去幅を変更して広くすることも可能である。
基板縁部200の一部Aにおける塗布膜100の除去幅を変更する際の作用について図15に基づき説明すると、まず、(a)は、除去幅の変更前の状態を示しており、一定の除去幅で基板M表面の塗布膜100が除去されている。(b)では、塗布膜100の除去幅を変更して広くする位置に基板Mが移動してきた場合についてを示しており、まず、ノズル部42の双方の間隔を狭める。ここでは、領域Aにおける基板Mの辺に沿った長さが、当該領域Aに到達するまでのノズル部42a、42bの相互離間間隔の半分以下の場合を想定しており、この場合、「発明が解決しようとする課題」の後段にて記述した如く、このままではノズル部42a、42bのいずれからも溶剤が供給されない領域が生じてしまう。そこで、ノズル部42a、42bの間隔を領域Aの長さの半分以下になるまで狭めている。次いで、進退機構49を動作させて、アーム部40が基板Mの内側に進出して(c)、広い除去幅での塗布膜の除去が開始される(d)。次いで、広い除去幅での塗布膜の除去が終了する位置まで基板Mが移動してくると、塗布膜の除去幅を元の除去幅に戻すために、再び進退機構49を動作させて、アーム部40を基板Mの外方に退かせる(e)。次いで、間隔が狭められたノズル部42の間隔を元の間隔に戻して(f)、再び元の塗布膜の除去幅で塗布膜を除去する(g)。このように、アーム部40を、進退機構49により基板Mに対して進退出来るようにし、かつノズル部42a、42bの間隔を調整することで、一定の除去幅だけでなく必要に応じて除去幅を変更することが出来るようになり、製造される基板の種類・パターン等に応じた基板縁部の塗布膜を除去することが出来るようになる。
また、ノズル部42a、42bの離間間隔を変更できる構成とする代わりに、図16に示すように、ノズル部42aにおけるエアオペレーションバルブ47a及びサックバックバルブ47bの組と、ノズル部42bにおけるエアオペレーションバルブ47a及びサックバックバルブ47bの組とを制御部60により独立に制御できるように構成しても良い。この場合、広い除去幅で塗布膜除去を行う際には、片方のノズル部42のエアオペレートバルブ47a及びサックバックバルブ47bを閉じるように制御される。双方のノズル部42a、42bのうちどちらを使用するかについては、塗布膜除去幅が変更される位置により、適宜選択できるようになっている。なお、図16の構成にノズル部42a、42bの間隔を調整できる先の実施の形態の構成を組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態における半導体製造装置の概略図である。 本発明の実施の形態における半導体製造装置の概略図である。 本発明の実施の形態における塗布膜除去装置の一部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における基板のチャック上での固定状況を示す作用図である。 本発明の実施の形態におけるアーム部の一部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるアーム部の一部を示すC−C断面図である。 本発明の実施の形態におけるアーム部の背面側を示す斜視図である。 排気管により排気穴が露出しない様子を示す作用図である。 本発明の実施の形態におけるアーム部の略平面図である。 本発明の実施の形態における塗布膜除去装置に基板が載置される様子を示す側面図及び平面図である。 本発明の実施の形態における塗布膜除去装置に基板が載置された際の様子を示す側面図及び平面図である。 本発明の実施の形態における基板縁部の塗布膜を除去する様子を示す側面図及び平面図である。 本発明の実施の形態における基板縁部の塗布膜が除去される様子を示す作用図である。 ノズル部の間隔を変えて塗布膜の除去幅を変更した際の基板の平面図である。 ノズル部の間隔を変えて塗布膜の除去幅を変更した際のノズル部の動作を示す作用図である。 エアオペレートバルブの制御回路を示す回路図である。
符号の説明
3 塗布膜除去装置
30 受け渡しチャック
33 助走ステージ
37 スペーサ
40 アーム部
42 ノズル部
44 供給管
47 供給調節バルブ
50 排気管

Claims (10)

  1. 塗布膜が形成された角型の基板の縁部に溶剤を吹き付けて当該縁部の不要な塗布膜を除去する塗布膜除去装置において、
    前記基板を水平に保持する基板保持部と、
    この基板保持部に保持された基板における互いに対向する両辺を挟圧して基板の向きを合わせる位置合わせ機構と、
    前記基板保持部及び位置合わせ機構を、当該位置合わせ機構により挟圧されている両辺以外の他の辺が伸びる方向に移動させる移動機構と、
    この移動機構によって基板が移動するときに、その位置が固定された状態で前記他の辺の縁部に溶剤を供給すると共にその溶剤及び溶解物を吸引して排出する塗布膜除去手段と、を備えたことを特徴とする塗布膜除去装置。
  2. 位置合わせ機構は、前記基板の両辺に近接して夫々一辺が位置すると共に前記基板の他の辺の延長線上またはその外側に他の辺が位置し、当該基板と同じ高さ位置に設けられた助走ステージを備えていることを特徴とする請求項1記載の塗布膜除去装置。
  3. 塗布膜除去手段を基板に対して進退させる進退機構を更に備え、
    塗布膜除去手段は、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部と、これら第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部の離間間隔を調整する間隔調整機構と、を備え、たことを特徴とする請求項1または2記載の塗布膜除去装置。
  4. 塗布膜除去手段は、第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部に夫々対応して設けられると共にこれら溶剤ノズル部に連動して互いの離間間隔が夫々調整される第1の吸引排出路及び第2の吸引排出路と、を備えたことを特徴とする請求項3記載の塗布膜除去装置。
  5. 塗布膜除去手段を基板に対して進退させる進退機構を更に備え、
    塗布膜除去手段は、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部と、第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部への溶剤の供給、停止を夫々行うための第1のバルブ及び第2のバルブと、これら第1のバルブ及び第2のバルブを独立して開閉するための制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の塗布膜除去装置。
  6. 塗布膜が形成された角型の基板の縁部に溶剤を吹き付けて当該縁部の不要な塗布膜を除去する塗布膜除去方法において、
    前記基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
    次いでこの基板保持部に保持された基板における互いに対向する両辺を位置合わせ機構により挟圧して基板の向きを合わせる工程と、
    その後前記基板保持部及び位置合わせ機構を、当該位置合わせ機構により挟圧されている両辺以外の他の辺が伸びる方向に移動させる工程と、
    この移動工程時に、その位置が固定された溶剤ノズル部から前記他の辺の縁部に溶剤を供給すると共にその溶剤及び溶解物を吸引して排出する工程と、を備えたことを特徴とする塗布膜除去方法。
  7. 前記基板の向きを合わせる工程は、前記基板の両辺に近接して夫々一辺が位置すると共に前記基板の他の辺の延長線上またはその外側に他の辺が位置し、当該基板と同じ高さに設けられた助走ステージによって基板の両辺を挟圧する工程を含み、
    溶剤供給部から前記基板の他の辺の縁部に溶剤を供給する工程は、助走ステージと基板の縁部との間で連続して溶剤を供給する工程を含むことを特徴とする請求項6記載の塗布膜除去方法。
  8. 溶剤供給部から前記他の辺の縁部に溶剤を供給する工程は、基板を移動させながら、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部から溶剤を供給する工程と、基板が予め設定された位置に達したときに第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部による溶剤の吹き付け位置を基板の内側に寄せると共に第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部の離間間隔を狭める工程と、次いで基板を移動させながら第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部から溶剤を供給する工程と、を含むことを特徴とする請求項6または7記載の塗布膜除去方法。
  9. 第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部の離間間隔が調整されるときに、これら溶剤ノズル部に夫々対応して設けられた第1の吸引排出路及び第2の吸引排出路の離間間隔を対応して調整することを特徴とする請求項8記載の塗布膜除去方法。
  10. 溶剤供給部から前記他の辺の縁部に溶剤を供給する工程は、基板を移動させながら、基板の進行方向に沿って互いに離間して設けられた第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部から溶剤を供給する工程と、基板が予め設定された位置に達したときに第1の溶剤ノズル部及び第2の溶剤ノズル部の少なくとも一方の溶剤供給を停止すると共に溶剤の吹き付け位置を基板の内側に寄せる工程と、次いで一方の溶剤ノズル部から溶剤を供給しながら基板を移動させる工程と、を含むことを特徴とする請求項6または7記載の塗布膜除去方法。
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