JP2006024643A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の複合処理部に新たに追加された処理ユニットに対して基板を搬送する機構を設ける場合に、新たに必要とされるスペースが極力小さくて足りる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 基板に対して、予め定められた一連の処理を施す複合処理部1A,1Bを備えた基板処理装置1であって、複合処理部1Aに設けられている露光装置用の第1インターフェース部60と、複合処理部1Bに設けられている露光装置用の第2インターフェース部61との間で基板を搬送する基板搬送コンベア630が設けられ、この基板搬送コンベア630の少なくとも一部を、第1インターフェース部60及び第2インターフェース部61の一部と積層配置させた状態で設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、この発明は、半導体基板や液晶ガラス基板等の薄板状基板(以下、「基板」と称する)に対して、予め定められた一連の処理(例えば、レジスト塗布処理、現像処理など)を行う基板処理装置に関する。
従来より、基板に対して、レジスト塗布処理、露光処理、現像処理などの予め定められた一連の処理を施す基板処理装置が知られている。このような基板処理装置においては、一般に、露光処理の所要時間は、他の処理の所要時間よりも長時間である。そのため、複数の露光ユニットを備えることによって、露光ユニットによるスループットと、他の処理ユニットによる処理のスループットとの相対的な差を吸収し、基板処理装置全体としての処理効率を向上させるようにした基板処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−16978号公報
上記の基板処理装置の場合、上記複数の露光ユニットとの他の処理ユニットとの間に、複数の露光ユニットのいずれに基板を搬送し、いずれの露光ユニットから基板を取り出すかの振り分け及び振り出しを行う基板搬送機構が新たに必要となる。そのため、この振り分け及び振り出しを行う基板搬送機構を設置するために、新たなスペースが余分に必要となる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、既存の複合処理部に新たに追加された処理ユニットに対して基板を搬送する機構を設ける場合に、新たに必要とされるスペースが極力小さくて足りる基板処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、基板に対して、予め定められた一連の処理を施す複数の処理ユニットを有する複合処理部を備えた基板処理装置であって、
前記複合処理部には、前記複数の処理ユニットのうちの1つと同一である更なる処理ユニットとの間で前記基板を搬送する基板搬送機構が設けられ、
前記基板搬送機構は、少なくともその一部が、前記同一の2つの処理ユニットの一部と積層配置された状態で設けられているものである。
この構成では、同一の2つの処理ユニット間で基板を搬送するための基板搬送機構の少なくとも一部が、これら2つの処理ユニットの一部と積層配置された状態で設けられているので、当該基板搬送機構の設置のために新たに必要となるスペースが極力小さくて足りる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記基板搬送機構は、前記同一の2つの処理ユニット間に橋渡されたコンベア方式とされると共に、前記同一の2つの処理ユニットのそれぞれには、各処理ユニット内に設けられている各部間での前記基板受け渡しを行う基板搬送ロボットが設けられ、この基板搬送ロボットが前記基板搬送機構との間で前記基板の受け渡しを行うものである。
この構成では、各処理ユニット内に設けられているそれぞれの基板搬送ロボット同士が、コンベア方式の基板搬送機構を介して基板の受け渡しを行うので、既存装置の基本構成を大幅に変更せずに基板搬送機構を設置することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の基板処理装置であって、前記基板搬送機構には、搬送中の前記基板を回転させて前記基板の向きを変更する基板向き変更手段が設けられているものである。
この構成では、基板搬送先の処理ユニットでの処理に好適となるように、前もって基板搬送機構において、搬送中の基板の向きを基板向き変更手段によって変更できるので、前もって基板搬送元の処理ユニットで基板向きを変更したり、搬送先の処理ユニットにおいて基板の向きを変更する必要がなくなる。これにより、基板の向きを変更するために行う処理ユニット内での手数を削減できるので、基板処理のスループットに影響を与えることなく、円滑に上記各処理ユニット間で基板を搬送することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、 前記基板搬送機構は、前記基板の側端部を保持して前記基板を水平方向に移送する基板移送部と、前記基板の搬送方向に直交する方向に延びる複数の回転軸と、この回転軸の周りに設けられ、前記基板の下部に接触した状態で当該回転軸と共に回転して前記基板移送部による基板移送を案内する複数のコロと、これら回転軸及びコロからなる基板搬送路に設けられた開口部とを有し、
前記基板向き変更手段は、前記基板の下部に接触して前記基板を保持する複数の長尺状部材からなる基板保持部と、この基板保持部を支持して水平方向に回転させる回転機構と、前記開口部に設けられて当該回転機構を昇降させる昇降機構とを有し、
前記基板が前記基板搬送路を搬送されているとき、前記基板向き変更手段は、その前記基板保持部の各長尺状部材が、前記基板搬送路の各回転軸間に形成される第1空間と、前記基板搬送路の回転軸上と前記コロの周面との間に存在する第2空間とのいずれかの空間に収納された状態とされ、前記収納された状態の前記基板向き変更手段の上方まで前記基板搬送路上を前記基板が搬送されたときは、この基板が前記昇降機構によって上昇される前記基板保持部に保持され、前記回転機構により当該基板保持部が90°単位で回転され、この基板保持部の各長尺状部材は当該回転動作終了後に前記昇降機構によって下降されて前記第1空間又は第2空間のいずれかに収納されるものである。
この構成では、基板搬送中は、基板向き変更手段の基板保持部の長尺状部材が、基板搬送路の各回転軸間に形成される第1空間と、基板搬送路の回転軸上とコロの周面との間に存在する第2空間とのいずれかの空間に収納された状態とされるので、基板向き変更手段の存在が基板搬送路における基板の搬送に支障を与えることがない。
また、収納された状態の基板向き変更手段の上方に搬送された基板は、昇降機構によって上昇された基板保持部に保持され、回転機構により当該基板保持部が90°単位で回転されるので、搬送先の処理ユニットでの処理に好適な向きとなるように回転させることができる。例えば、四角形型の基板を搬送する場合に特に有益である。
さらに、基板保持部の各長尺状部材は上記回転動作終了後に昇降機構によって下降されて第1空間又は第2空間のいずれかに収納されるので、基板の向きを変更させた後の基板向き変更手段を、そのままの状態で、基板の搬送に支障がない位置に迅速に移動させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の基板処理装置であって、前記基板搬送機構は、前記基板搬送方向に直交する方向における前記基板の幅に応じて前記基板移送部の位置を変更させる搬送幅変更手段を備えるものである。
この構成によれば、搬送幅変更手段によって、基板の幅に応じて基板移送部の位置を変更できるので、基板の向きによる基板幅の変化に関係なく基板を搬送でき、また、搬送する基板のサイズが1種類には拘泥されない。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の基板処理装置であって、前記基板移送部は、前記基板搬送方向に直交する方向における前記基板の幅に対応して複数設けられており、搬送される基板の幅に合わせて、前記基板の搬送に用いる基板移送部を切り換える切換機構を備えるものである。
この構成によれば、搬送幅変更手段は、搬送される基板の幅に応じて、基板搬送に用いる基板移送部を異ならせるので、基板の幅に応じた基板搬送をより正確に行うことができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記基板搬送機構が、前記同一の2つの処理ユニットの一方側から他方側へ前記基板を搬送する第1搬送機構と、当該他方側の処理ユニットから前記一方側の処理ユニットに基板を搬送する第2搬送機構とで構成されているものである。
この構成によれば、第1搬送機構及び第2搬送機構によって、上記2つの同一の処理ユニットの間において、一方の処理ユニットでの処理を終えた基板を他方の処理ユニットに搬送する動作と、この他方の処理ユニットでの処理を終えた基板を再び上記一方側の処理ユニットに戻す動作とを同時に行うことが可能になる。これにより、上記2つの同一の処理ユニットの間で、後続して行われる基板搬送に支障を与えることなく連続して双方向に基板を搬送でき、一方の処理ユニットから他方の処理ユニットに基板を搬送した後、迅速に、当該他方の処理ユニットから元の処理ユニットに基板を戻すことが可能になる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の基板処理装置であって、前記第1搬送機構と前記第2搬送機構とが積層配置されているものである。
この構成によれば、第1搬送機構と第2搬送機構とが積層配置されている分、基板搬送機構を設けるために必要とされるスペースを小さくすることができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記基板搬送方向における前記基板の縁部を、前記基板搬送方向に直交する状態として前記基板を整列させる基板整列手段が設けられているものである。
この構成によれば、基板が上記処理ユニットに搬送されてくる前の段階で、基板搬送機構によって、搬送中に生じた基板の位置誤差や向きを正確に修正した上で、当該基板を搬送先の処理ユニットに投入することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記基板搬送機構の少なくとも一方の基板搬送ロボットは、前記基板の受け渡しのために前記基板が載置されるアーム部と、前記基板搬送機構から前記基板を受け取る際に、前記基板搬送方向における前記基板縁部の向きを検出する基板向き検出部と、この基板向き検出部によって検出された前記基板の向きに対応する方向に前記アーム部を回転させてから、前記アーム部に前記基板を載置させる動作制御部とを有するものである。
この構成によれば、基板向き検出部によって検出された基板の向きに対応する方向に、アーム部を回転させてから、動作制御部がアーム部に基板を載置させるので、当該基板搬送ロボットが設けられている処理ユニットは、搬送中に生じた基板の位置誤差や向きを正確に修正することができ、処理ユニット内の各部に基板を正確な姿勢で投入することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれかに基板処理装置であって、前記複合処理部を複数備え、一の複合処理部に備えられている処理ユニットと、他の処理ユニットに備えられている処理ユニットとの間に、前記基板搬送機構が設けられているものである。
この構成によれば、基板搬送機構によって、上記各複合処理部にそれぞれ設けられている処理ユニット間で基板の受け渡しを行うことで、1つの基板に対して、各複合処理部に備えられたそれぞれの上記処理ユニットの全て、又は選択した任意の処理ユニットで基板に対する処理を行うことが可能になる。
請求項1に記載の発明によれば、同一の2つの処理ユニット間で基板を搬送するための基板搬送機構の少なくとも一部が、これら2つの処理ユニットの一部と積層配置された状態で設けられているので、当該基板搬送機構の設置のために新たに必要となるスペースが極力小さくて足りる。
請求項2に記載の発明によれば、各処理ユニット内に設けられているそれぞれの基板搬送ロボット同士が、コンベア方式の基板搬送機構を介して基板の受け渡しを行う構成なので、既存装置の基本構成を大幅に変更することなく基板搬送機構を設置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、基板搬送先の処理ユニットでの処理に好適となるように前もって基板搬送元の処理ユニットで基板向きを変更したり、搬送先の処理ユニットで基板向きを変更する必要がない。これにより、基板の向きを変更するために行う処理ユニット内での手数を削減できるので、基板処理のスループットに影響を与えることなく、円滑に上記各処理ユニット間で基板を搬送することができる。
請求項4に記載の発明によれば、基板向き変更手段の存在が基板搬送路における基板の搬送に支障を与えることがない。また、基板を、搬送先の処理ユニットでの処理に好適な向きとなるように回転させることができ、特に四角形型の基板に対しては有益である。さらに、基板の向きを変更させた後の基板向き変更手段を、そのままの状態で、基板の搬送に支障がない位置に迅速に移動させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、搬送幅変更手段によって、基板の幅に応じて基板移送部の位置を変更できるので、基板の向きによる基板幅の変化に関係なく基板を搬送でき、また、搬送する基板のサイズが1種類には拘泥されない。
請求項6に記載の発明によれば、搬送される基板の幅に応じた基板移送部を用いるので、基板の幅に応じた基板搬送をより正確に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1搬送機構及び第2搬送機構によって、上記2つの同一の処理ユニットの間で、後続して行われる基板搬送に支障を与えることなく連続して双方向に基板を搬送でき、一方の処理ユニットから他方の処理ユニットに基板を搬送した後、迅速に、当該他方の処理ユニットから元の処理ユニットに基板を戻すことが可能になる。これにより、これら2つの処理ユニットを用いて基板に対して行う処理のバリエーションを拡げることができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1搬送機構と第2搬送機構とが積層配置されている分、基板搬送機構を設けるために必要とされるスペースを小さくすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、基板が上記処理ユニットに搬送されてくる前の段階で、基板搬送機構によって、搬送中に生じた基板の位置誤差や向きを正確に修正した上で、当該基板を搬送先の処理ユニットに投入することができる。
請求項10に記載の発明によれば、当該基板搬送ロボットが設けられている処理ユニットは、搬送中に生じた基板の位置誤差や向きを正確に修正することができ、処理ユニット内の各部に基板を正確な姿勢で投入することができる。
請求項11に記載の発明によれば、基板搬送機構によって、上記各複合処理部にそれぞれ設けられている処理ユニット間で基板の受け渡しを行うことで、1つの基板に対して、各複合処理部に備えられたそれぞれの上記処理ユニットの全て、又は選択した任意の処理ユニットで基板に対する処理を行うことが可能になる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る基板処理装置を含む基板処理システムAを示している。基板処理システムAは、例えば、液晶表示器用のガラス基板の処理においてフォトリソグラフィ工程の一部を担う装置であり、第1複合処理部1A及び第2複合処理部1Bを備え、それぞれの複合処理部において、レジスト塗布前の洗浄処理からレジスト塗布・露光・現像等までを連続して順次行うことが可能に構成されている。基板処理装置1は、この基板処理システムAから第1露光装置101,第2露光装置102を除いたものである。
基板処理装置1は、第1複合処理部1A及び第2複合処理部1Bを備えている。第1複合処理部1A及び第2複合処理部1Bは、同様の構成であるので、第1複合部1Aを例にして説明する。第1複合処理部1Aは、同図に示すように、基板供給部であるインデクサー部2と、複合処理部として、洗浄ユニット10、脱水ベークユニット20、レジスト塗布ユニット30、プリベークユニット40、現像ユニット80、及びポストベークユニット90の各処理ユニットを有している。第1複合処理部1Aは、インデクサー部2から供給される基板を、所定の搬送順序で各単位処理部に搬送しながら各単位処理部で処理した後、再度、上記インデクサー部2に基板を戻すように、インデクサー部2に対して他の処理部がU字型に接続されたレイアウト構成となっている。
インデクサー部2には、基板を収納したカセット4を載置するカセット載置部と、基板搬送ロボット3が設けられ、上記カセット載置部にセットされたカセット4から基板搬送ロボット3により基板を取り出して洗浄ユニット10に受け渡すとともに、処理後の基板をポストベークユニット90から受け取って元のカセット4に収納するように構成されている。
洗浄ユニット10は、搬入部11、UVオゾン洗浄部12、水洗部13、液滴除去部14及び搬出部15を有し、インデクサー部2から供給された基板を例えば水平姿勢で搬送しながら洗浄処理を施すように構成されている。
脱水ベークユニット20は、搬入部21、加熱部22、密着強化処理部23及び冷却部24を有しており、洗浄処理を終えた基板に対し、まず、加熱部22において加熱処理を施して水分を除去し、レジスト液の密着性を向上させるべく密着強化処理部23においてHMDS(ヘキサメチルジシラザン)を塗布する。そして、最後に冷却部24において基板に冷却処理を施すように構成されている。
レジスト塗布ユニット30は、搬入部31、スピンコータ部32、減圧乾燥部33、エッジリンス部34及び搬出部35を有しており、まず、スピンコータ部32において基板の表面に均一なレジスト膜を形成し、これを減圧乾燥部33で減圧ベークした後、エッジリンス部34において基板周縁の不要なレジスト膜を除去するように構成されている。
プリベークユニット40は、加熱部と冷却部とを多段に備えた2つの処理部41を有しており、これら処理部41の間に介設されたロボット42により、該処理部41に対して基板を出し入れして基板に加熱及び冷却処理を施すように構成されている。
第1露光装置101,第2露光装置102は、例えば、縮小投影露光機等の露光機であり、プリベーク後の基板を露光する。
複合処理部1Aにおける第1露光装置101とプリベークユニット40の間には第1インターフェース部(処理ユニットの1つ)60が設けられ、複合処理部1Bにおける第2露光装置102とプリベークユニット40の間には第2インターフェース部(処理ユニットの1つ)61が設けられている。
第1インターフェース部60には、複数の基板を収納可能とするバッファ部601と、プリベークユニット40、露光装置101及びバッファ部601との間で基板の受け渡しを行う基板搬送ロボット603と、周辺露光装置604とが備えられており、露光前又は露光後の基板を基板搬送ロボット603によりバッファ部601に収納して一時的に基板を待機可能とされている。
バッファ部601の上方には、第2複合処理部1Bの第2インターフェース部61側へ基板を搬送するための基板搬送コンベア(基板搬送機構)630が設けられている。この基板搬送コンベア630は、バッファ部601に積層して配設された構造とされている。基板搬送ロボット603のアーム部が上下動することによって、基板搬送ロボット603がバッファ部601又は基板搬送コンベア630のいずれとも基板の受け渡し可能とされている。
第2複合処理部1B側の第2インターフェース部61には、第1インターフェース部60と同様に、バッファ部611と、基板搬送ロボット613と、周辺露光装置614とが備えられている。第2インターフェース部61の基板搬送ロボット613は、プリベークユニット等の他の処理ユニット、露光装置102、バッファ部611、及び基板搬送コンベア630等との間で基板の受け渡しを行うようになっている。基板搬送コンベア630は、周辺露光装置614の上方を通って、基板搬送ロボット613との基板受け渡しが可能な位置まで、第1複合処理部1Aの第1インターフェース部60側から延設されている。すなわち、基板搬送コンベア630は、周辺露光装置614に積層して配設された構造とされている。基板搬送ロボット613のアーム部が上下動することによって、基板搬送コンベア630が周辺露光装置614又は基板搬送コンベア630のいずれとも基板の受け渡し可能とされている。
第1複合処理部1Aの説明に戻る。現像ユニット80は、搬入部81、現像部82、水洗乾燥部83及び搬出部84を有しており、現像部82では、例えば、現像液を基板に対して噴霧しながら現像処理を施すように構成されている。
ポストベークユニット90は、搬入部91、加熱部92、冷却部93及び搬出部94を有しており、まず、現像処理の後の基板に対して加熱処理を施して基板上に残留した現像液や洗浄液を蒸発除去し、その後、冷却処理を施すように構成されている。ポストベークユニット90での処理を終えた基板は、基板搬送ロボット23によって、複数のカセット4のいずれかに収納される。
なお、図1中、符号7及び8は、基板の載置テーブルであり、レジスト塗布ユニット30とプリベークユニット40との間での基板の受渡し、あるいはプリベークユニット40と第1露光ユニット60の基板搬送ロボット603との間での基板の受渡しの際に、一時的に基板が載置されるようになっている。また、符号70は、露光処理後の基板を現像ユニット80まで搬送するコンベアである。
図2は、第1複合処理部1Aの第1インターフェース部60を制御する制御ユニットの電気的構成を簡易に示したブロック図である。なお、第2複合処理部1Bの第2インターフェース部61の制御ユニットも同様の構成である。
制御ユニット600は、CPU、ROM及びRAMを備えたインターフェース制御部6001を備えている。このインターフェース制御部6001は、LAN・I/F6002を介して他の処理部及びホストコンピュータと電気的に接続されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、他の処理部やホストコンピュータと各種のデータを相互にやり取りしながら、第1インターフェース部60の基本的な動作を制御する。インターフェース制御部6001には、CPU、ROM及びRAMを備えたロボットコントローラ6003が接続されている。
ロボットコントローラ6003は、インターフェース制御部6001から受け取った、基板搬送ロボット603の動作に関する搬送命令に従って、基板搬送ロボット603に基板搬送を行わせる。センサ6004は、基板搬送ロボット603のアーム部上に基板が保持されているか否かを検出するセンサである。センサ6004は、例えば、アーム部の前端部の両端部に1つずつ設けられた光センサ等からなり、一方のセンサによって基板が検出されたタイミングと、他方のセンサによって基板が検出されたタイミングとの時間差によって、アーム部に対する基板の位置ずれを検出できるようになっている。
基板搬送コンベア630について説明する。図3は基板搬送コンベア630の一部である基板搬送路を示す斜視図、図4は基板搬送コンベア630の一部である基板移送部の概略を示す平面図、図5は基板搬送コンベア630に設けられている基板向き変更装置を示す斜視図、図6及び図7は、基板向き変更装置(基板向き変更手段)633が基板搬送路631に収納されている状態を示す平面図、図8は基板搬送コンベア630、基板移送部、基板向き変更装置及び基板搬送ロボットの位置関係を示す平面図、図9は基板搬送ロボットのロボットハンド部と基板搬送コンベア630との位置関係を概略的に示す側面図である。
基板搬送コンベア630は基板搬送路631と基板移送部632とを有し、この基板搬送コンベア630には基板向き変更装置633が設けられている。
基板搬送路631は、回転軸6311、コロ6312、フレーム6313で形成されている。回転軸6311は、基板の搬送方向に直交する方向に延び、複数設けられている。コロ6312は、回転軸6311に複数設けられ、基板の下部に接触した状態で回転軸6311と共に回転して基板を搬送する。回転軸6311は、その長さ方向両端部と、長さ方向における任意の位置において、フレーム6313に回転可能に軸支されている。回転軸6311は、フレーム6313に軸支された状態で、コロ6312の周面がフレーム6313の上面部よりも高い位置となるように設定されている。
さらに、コロ6312は、回転軸6311の周面からコロ6312の周面までの距離が、基板向き変更装置633の長尺部材6331aの高さよりも高く設定されている。回転軸6311は図略の駆動モータによって回転駆動され、コロ6312の周面が基板搬送方向に向けて回転されるようになっている。このコロ6312の周面が、基板の下部に接触して回転することで、基板が基板搬送方向に向けて搬送される。
基板搬送路631には、基板搬送方向に直交する方向における中央部付近に、基板向き変更装置633を設置するための開口部6314が設けられている。開口部6314には、フレーム6313aのみが存在し、回転軸6311及びコロ6312は設けられていない。また、基板搬送方向に直交する方向において、回転軸6311を中央部に近い位置で軸支する2つのフレーム6313bには、基板向き変更装置633の基板保持部をなす長尺状部材を収納する深い切り欠き部6315aと浅い切り欠き部6315bが複数設けられている。
基板移送部632は、本実施形態では、長方形状の基板を縦向きに搬送するか、横向きに搬送するかに応じて、選択的に使用される縦搬送用移送部6321と、横搬送用移送部6322との2つが設けられている。以下、縦向きに搬送又は縦搬送という場合は、基板搬送方向に対して基板の長辺を平行な姿勢とした搬送をいう。また、横向きに搬送又は横搬送という場合は、基板搬送方向に対して基板の短辺を平行な姿勢とした搬送をいう。これら縦搬送用移送部6321及び横搬送用移送部6322は、基板搬送方向に直交する方向における基板側端部に接触・保持して当該基板を水平方向に移送し、基板の搬送を案内する。
縦搬送用移送部6321は、基板の搬送方向に延び、基板の両側方に設けられた一対の支持フレーム6321aと、この支持フレームに取り付けられた回転ローラ6321bとを備える。回転ローラ6321bは、各支持フレーム6321aに回転自在に複数取り付けられており、その回転軸は水平方向に直交する方向であって、基板搬送路631に直交する方向に延びている。この回転ローラ6321bの周面が、基板の側端部に接触して回転することで、基板の搬送が案内される。
各支持フレーム6321aには、水平方向であって、基板搬送方向に直交する方向に向けて支持フレーム6321aを移動させる水平移動用シングルシリンダ(搬送幅変更手段)6321cと、鉛直方向に支持フレーム6321aを移動させる鉛直移動用ダブルシリンダ(搬送幅変更手段)6321dとが取り付けられている。縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aは、これら水平移動用シングルシリンダ6321c及び鉛直移動用ダブルシリンダ6321dによって、上記水平方向及び鉛直方向に移動可能とされている。
横搬送用移送部6322は、縦搬送用移送部6321と同様の構成であり、2つの支持フレーム6322aと、各支持フレーム6322aに設けられた複数の回転ローラ6322bとを備えている。横搬送用移送部6322の各支持フレーム6322aは、搬送時における基板の幅に合わせて、図4に示すように、縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aよりも外側に配設されている。横搬送用移送部6322の各支持フレーム6322aには、水平方向であって、基板搬送方向に直交する方向に支持フレーム6322aを移動させる水平移動用シングルシリンダ(搬送幅変更手段)6322cが取り付けられている。
基板を縦搬送する場合は、基板の幅に合わせた調整を行うために、縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aが水平移動用シングルシリンダ6321cによって水平方向に移動され、回転ローラ6321bを基板側端部に接触させて、回転ローラ6321bの回転により基板が基板搬送方向下流側に案内される。
また、基板を横搬送する場合は、まず、縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aが、鉛直移動用ダブルシリンダ6321dによって、横搬送用移送部6322の各支持フレーム6322aによる基板搬送に支障のない位置まで退避される。すなわち、横向きとなって幅が拡がった状態の基板が基板搬送路631上を搬送される時は、縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aが、この基板に接触しない位置、例えば、基板搬送路631の上方に移動する。この場合、鉛直移動用ダブルシリンダ6321dが縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aを上方に移動させる。
そして、横向きとなった基板が基板搬送路631上を搬送されてくると、基板の幅に合わせた調整を行うために、横搬送用移送部6322の各支持フレーム6322aが水平移動用シングルシリンダ6322cによって水平方向に移動され、回転ローラ6322bを基板側端部に接触させて、回転ローラ6322bの回転により基板が基板搬送方向下流側に案内される。
再び、基板が縦搬送される場合は、縦搬送用移送部6321の各支持フレーム6321aが、鉛直移動用ダブルシリンダ6321dによって、基板搬送路631上に載置された状態の基板の側端部を回転ローラ6321bで保持し得る位置まで下降される。
基板向き変更装置633は、図5に示すように、基板保持部6331と、回転モータ(回転機構)6332と、昇降機構6333とを有する。基板保持部6331は、基板の下部に接触して基板を保持する複数の長尺状部材6331a,6331bからなる。複数の長尺状部材6331aの上面には、複数の吸気口6331cが設けられており、図略のポンプが吸気口6331cを通じて外気を吸入することによって、長尺状部材6331a上に載置された状態の基板が長尺状部材6331aに吸着されるようになっている。これら長尺状部材6331aは、その下部が、これらに直交する方向に延びる2本の長尺状部材6331bに支持されている。但し、これら長尺状部材6331a,6331bの数は、特に限定されない。
基板を載置する上記長尺状部材6331aは、図6に示すように、基板搬送路631をなす複数の回転軸6311に対して平行な姿勢とされたときに、回転軸6311と回転軸6311との間(隣り合うコロ6312の周面と周面との間)に位置するように、長尺状部材6331bへの取り付け位置が設定されている。また、長尺状部材6331aは、図6に示す状態から90°回転したときに、それらの間隔が、同一の回転軸6311に設けられている複数のコロ6312の間に収まるように設定され、また、フレーム6313bと干渉しないように設定されている(図7参照)。
2本の長尺状部材6331bは、回転軸6311に直交する姿勢となっているときには、図6に示すように、開口部6314内に収まるように、その長さと、2本の長尺状部材6331b同士の間隔とが設定されている。また、2本の長尺状部材6331bは、図6に示す状態から90°回転したときに、それらの間隔が、回転軸6311と回転軸6311との間(隣り合うコロ6312の周面と周面との間)に収まるように設定されている(図7参照)。
回転モータ6332は、ダイレクトドライブモータ等からなり、基板保持部6331を支持して水平方向に回転させる。回転モータ6332の上部には、基板保持部6331が取り付けられており、回転モータ6332が回転すると、基板保持部6331も回転モータ6332と共に回転する。
昇降機構6333は、基板搬送路631の開口部6314内に設けられており、その下部が、図略の鉛直移動用シリンダに連結されている。この鉛直移動用シリンダの駆動力によって昇降機構6333が鉛直方向に移動(上下動)すると、昇降機構6333と共に、上記回転モータ6332及び基板保持部6331が鉛直方向に移動するようになっている。
基板向き変更装置633の動作について図6及び図7を参照して説明する。図6に示すように、基板向き変更装置633は、基板が基板搬送路631上を搬送されている時、基板保持部6331の各長尺状部材6331aは、基板搬送路631の隣り合う回転軸6311及びコロ6312同士の間に形成される第1空間に収納可能な位置となり、長尺状部材6331cが基板搬送路631の開口部6314内に収納可能な位置にくるように、回転モータ6332によって姿勢が調整されている。このとき、昇降機構6333によって、長尺状部材6331aの上面がコロ6312の周面の上部よりも下の位置となるように、基板保持部6331の高さ位置が調整されている。なお、基板向き変更装置633の長尺状部材6331aは、深い切り欠き部6315a又は浅い切り欠き部6315bに填り込んだ状態となる。このようにして、基板搬送時には、基板向き変更装置633が、基板搬送路631上を通過する基板に接触しない位置に退避した状態とされる。
上記のようにして、基板搬送路631内に収納された状態の基板向き変更装置633の上方に、基板が基板搬送路631上を搬送されてくると、基板向き変更装置633の昇降機構6333が基板保持部6331を上昇させて長尺部材6331bを基板に接触させ、吸気口6331cからの吸気によって、基板を長尺部材6331bに吸着させる。この基板が長尺部材6331bに吸着された状態において、回転モータ6332が基板保持部6331を90°回転させて図7に示す状態とする。これにより、基板向き変更装置633によって、基板の向きが、横向きから縦向き、又は、縦向きから横向きに変更される。
上記回転モータ6332による基板保持部6331の回転動作後、基板保持部6331は、昇降機構6333によって下降され、図7に示すように、その長尺状部材6331aが、基板搬送路631の回転軸6311上とコロ6312の周面高さとの間に存在する第2空間に収納される。また、長尺状部材6331cは、基板搬送路631の隣り合う回転軸6311及びコロ6312同士の間に形成される第1空間に収納される。このとき、昇降機構6333によって、長尺状部材6331aの上面がコロ6312の周面の上部よりも下の位置となるように、基板保持部6331の高さ位置が調整される。なお、基板向き変更装置633の長尺状部材6331bは深い切り欠き部6315aに填り込んだ状態となる。
上記基板保持部6331の回転及び昇降動作後は、基板向き変更装置633は、その長尺状部材6331a及び6331cのいずれもが、基板搬送路631をなすコロ6312の上面よりも下の位置となるので、基板搬送路631上での基板搬送を再開しても、基板向き変更装置633の存在が基板搬送に支障を与えることはない。
また、図8及び図9に示すように、基板搬送路631の基板搬送方向における両方の終端部は、基板搬送方向に直交する方向に延びるフレーム6313aよりも上の位置であって、回転軸6311の周面とコロ6312の周面との間の空間に、基板搬送ロボット603,613のロボットハンド部603a,613a(アーム部、すなわち、基板を載置する部材)が入り込む構成とされている。これにより、基板搬送ロボット603,613のロボットハンド部603a,613aを、コロ6312によって搬送されてくる基板の下方に位置させ、基板がロボットハンド部603a,613aの上方にきたときに、ロボットハンド部603a,613aを上昇させることによって、基板をロボットハンド部603a,613a上に載置させるようになっている。この後、基板は、基板搬送ロボット603,613によって露光装置101,102等に搬送される。
なお、上記では、基板向き変更装置633は、図6に示す位置を初期位置として、当該位置から図7に示す位置に回転移動して収納されると説明したが、図7に示す位置を初期位置として、当該位置から図6に示す位置に回転移動して収納されるものであってもよいことは勿論である。また、回転モータ6332による基板保持部6331の回転は、90°単位での回転であれば、基板向き変更装置633を、基板搬送路631内に収納させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記第1実施形態では、露光装置用の2台の第1インターフェース部60及び第2インターフェース部61同士を1台の基板搬送コンベア630で連結する構成としているが、図10に示す基板処理装置1’のように、第1インターフェース部60及び第2インターフェース部61同士を、2台の基板搬送コンベア630、630’によって連結した構成としてもよい。これにより、2台の基板搬送コンベア630、630’によって、同時に、上記2つの露光処理ユニット60,61間で双方向に基板を搬送でき、後続する基板搬送に支障を与えることなく、一方の処理ユニットから他方の処理ユニットに基板を搬送した後、迅速に、当該他方の処理ユニットから元の処理ユニットに基板を戻すことが可能になる。この場合、基板搬送コンベア630、630’は、完全に重ね合わされた配置、又は少なくともその一部同士が積層された配置とされることが好ましい。
また、上記実施形態では、上記第1及び第2実施形態に係る基板処理装置1は、第1複合処理部1A及び第2複合処理部1Bの2台の複合処理部を備える構成とされているが、これに代えて、図11に示す第3実施形態に係る基板処理装置1’’のように、1台の複合処理部のみからなり、露光装置用のインターフェース部を第1インターフェース部60及び第2インターフェース部61の2台として、これら2台の第1インターフェース部60及び第2インターフェース部61同士を2台の基板搬送コンベア630,630’によって連結した構成としてもよい。この場合、第1実施形態に係る基板処理装置1のように、いずれの複合処理部においてもレジスト塗布前の洗浄処理からレジスト塗布・現像等を行うということはできないが、露光装置101,102への第1及び第2インターフェース部60,61を備えることによって、露光処理過程でのスループットと、複合処理部1Aの他の処理ユニットによる処理のスループットとの相対的な差を吸収し、基板処理装置1’全体としての処理効率を向上させることは可能である。
また、上記第3実施形態では、1台の基板搬送コンベア630によって第1及び第2インターフェース部60,61が連結された構成とされている。この場合、第1インターフェース部60から第2インターフェース部61に基板を搬送した後、基板搬送コンベア630を逆送させて、第2インターフェース部61から第1インターフェース部60に基板を戻すようにする。これによれば、2台の基板搬送コンベア630,630’を有する場合よりもスループットは劣るものの、簡単な構成で、第1及び第2インターフェース部60,61間での双方向の基板搬送を実現することができる。
また、上記実施形態では、第1及び第2インターフェース部60,61間に基板搬送コンベア630等が設けられた構成とされているが、第1及び第2インターフェース部60,61以外の他の処理ユニットを2台設け、これらの処理ユニット間に基板搬送コンベア630等を設けた構成としてもよい。
また、基板搬送コンベア630又は630’に、基板搬送方向における基板の縁部を基板搬送方向に直交する状態として基板を整列させる基板整列機構を設けるようにしてもよい。例えば、基板搬送路631上にある基板に対して、その両側端部の複数箇所を横方向から押圧する機構を設ける。これにより、当該基板の縁部を基板搬送方向に直交する状態とすることで基板を整列させる。
また、例えば、第1及び第2インターフェース部60,61の少なくとも一方の基板搬送ロボットに、基板整列機構としての機能を持たせてもよい。この場合、基板搬送ロボットは、基板の受け渡しのために基板が載置される、先端部が四股(複数股であればよい)とされたロボットハンド部の先端部のうちの2つにそれぞれ設けられ、基板搬送コンべア630又は630’から基板を受け取る際に、先端部に基板が載置されたことを検出する光センサ、及びこれらロボットハンド部の両先端部に設けられた各光センサによって基板が検出される時間差に基づいて、基板搬送方向における基板縁部の向きを演算する演算部とからなる基板向き検出部と、この基板向き検出部によって検出された基板縁部の向きに対応する方向、すなわち、基板縁部と、ロボットハンド部の両先端部を結ぶ直線とが平行な状態となるようにロボットハンド部を回転させてから、ロボットハンド部に基板を載置させる動作制御部とを有する構成とする。これにより、基板が露光装置101,102に搬送されてくる前の段階で、基板搬送コンベアの搬送中に既に生じていた基板の位置誤差や向きを正確に修正した上で、当該基板を搬送先となる露光装置101,102に投入することができる。
また、上記各実施形態に示した基板処理装置1,1’,1’’の構成及び処理は、あくまでも一例にすぎず、上記構成及び処理に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る基板処理装置を含む基板処理システムを示す図である。 第1複合処理部の第1インターフェース部を制御する制御ユニットの電気的構成を簡易に示したブロック図である。 基板搬送コンベアの一部である基板搬送路を示す斜視図である。 基板搬送コンベアの一部である基板移送部の概略を示す平面図である。 基板搬送コンベアに設けられている基板向き変更装置を示す斜視図である。 基板向き変更装置が基板搬送路に収納されている状態を示す平面図である。 基板向き変更装置が基板搬送路に収納されている状態を示す平面図である。 基板搬送コンベア、基板移送部、基板向き変更装置及び基板搬送ロボットの位置関係を示す平面図である。 基板搬送ロボットのロボットハンド部と基板搬送コンベアとの位置関係を概略的に示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る基板処理装置の一部分を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る基板処理装置の一部分を示す図である。
符号の説明
A 基板処理システム
1 基板処理装置
1A,1B 複合処理部
101,102 露光装置
60 第1インターフェース部
601 バッファ部
603 基板搬送ロボット
604 周辺露光装置
61 第2インターフェース部
611 バッファ部
613 基板搬送ロボット
614 周辺露光装置
630,630’ 基板搬送コンベア
631 基板搬送路
632 基板移送部
633 基板向き変更装置
6311 回転軸
6312 コロ
6313 フレーム
6313a フレーム
6313b フレーム
6314 開口部
6315a 深い切り欠き部
6315b 浅い切り欠き部
6321a 支持フレーム
6321b 回転ローラ
6321c 水平移動用シングルシリンダ
6321 縦搬送用移送部
6322 横搬送用移送部
6322a 支持フレーム
6322b 回転ローラ
6322c 水平移動用シングルシリンダ
6321d 鉛直移動用ダブルシリンダ
6331 基板保持部
6331a,6331b 長尺状部材
6331c 吸気口
6332 回転モータ
6333 昇降機構

Claims (11)

  1. 基板に対して、予め定められた一連の処理を施す複数の処理ユニットを有する複合処理部を備えた基板処理装置であって、
    前記複合処理部には、前記複数の処理ユニットのうちの1つと同一である更なる処理ユニットとの間で前記基板を搬送する基板搬送機構が設けられ、
    前記基板搬送機構は、少なくともその一部が、前記同一の2つの処理ユニットの一部と積層配置された状態で設けられている基板処理装置。
  2. 前記基板搬送機構は、前記同一の2つの処理ユニット間に橋渡されたコンベア方式とされると共に、前記同一の2つの処理ユニットのそれぞれには、各処理ユニット内に設けられている各部間での前記基板受け渡しを行う基板搬送ロボットが設けられ、この基板搬送ロボットが前記基板搬送機構との間で前記基板の受け渡しを行う請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記基板搬送機構には、搬送中の前記基板を回転させて前記基板の向きを変更する基板向き変更手段が設けられている請求項1又は請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記基板搬送機構は、前記基板の側端部を保持して前記基板を水平方向に移送する基板移送部と、前記基板の搬送方向に直交する方向に延びる複数の回転軸と、この回転軸の周りに設けられ、前記基板の下部に接触した状態で当該回転軸と共に回転して前記基板移送部による基板移送を案内する複数のコロと、これら回転軸及びコロからなる基板搬送路に設けられた開口部とを有し、
    前記基板向き変更手段は、前記基板の下部に接触して前記基板を保持する複数の長尺状部材からなる基板保持部と、この基板保持部を支持して水平方向に回転させる回転機構と、前記開口部に設けられて当該回転機構を昇降させる昇降機構とを有し、
    前記基板が前記基板搬送路を搬送されているとき、前記基板向き変更手段は、その前記基板保持部の各長尺状部材が、前記基板搬送路の各回転軸間に形成される第1空間と、前記基板搬送路の回転軸上と前記コロの周面との間に存在する第2空間とのいずれかの空間に収納された状態とされ、前記収納された状態の前記基板向き変更手段の上方まで前記基板搬送路上を前記基板が搬送されたときは、この基板が前記昇降機構によって上昇される前記基板保持部に保持され、前記回転機構により当該基板保持部が90°単位で回転され、この基板保持部の各長尺状部材は当該回転動作終了後に前記昇降機構によって下降されて前記第1空間又は第2空間のいずれかに収納される請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記基板搬送機構は、前記基板搬送方向に直交する方向における前記基板の幅に応じて前記基板移送部の位置を変更させる搬送幅変更手段を備える請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記基板移送部は、前記基板搬送方向に直交する方向における前記基板の幅に対応して複数設けられており、搬送される基板の幅に合わせて、前記基板の搬送に用いる基板移送部を切り換える切換機構を備える請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記基板搬送機構が、前記同一の2つの処理ユニットの一方側から他方側へ前記基板を搬送する第1搬送機構と、当該他方側の処理ユニットから前記一方側の処理ユニットに基板を搬送する第2搬送機構とで構成されている請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記第1搬送機構と前記第2搬送機構とが積層配置されている請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記基板搬送方向における前記基板の縁部を、前記基板搬送方向に直交する状態として前記基板を整列させる基板整列手段が設けられている請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の基板処理装置。
  10. 前記基板搬送機構の少なくとも一方の基板搬送ロボットは、前記基板の受け渡しのために前記基板が載置されるアーム部と、前記基板搬送機構から前記基板を受け取る際に、前記基板搬送方向における前記基板縁部の向きを検出する基板向き検出部と、この基板向き検出部によって検出された前記基板の向きに対応する方向に前記アーム部を回転させてから、前記アーム部に前記基板を載置させる動作制御部とを有する請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 前記複合処理部を複数備え、一の複合処理部に備えられている処理ユニットと、他の処理ユニットに備えられている処理ユニットとの間に、前記基板搬送機構が設けられている請求項1乃至請求項10のいずれかに基板処理装置。
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