JP3782088B2 - 板バネ及びそれを備えたレンズアクチュエータ - Google Patents
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Description
本発明は、小型機器に内蔵するレンズアクチュエータ、及びそれに用いる板バネに関するものである。
近年、携帯電話や携帯型の小型カメラ等の携帯型小型機器に搭載するために、ボイスコイルモータを使用した例えば特許文献1に開示されたレンズアクチュエータが提案されている。
上記レンズアクチュエータとしてのレンズ駆動装置101は、図5に示すように、前方レンズ102と、前方支持枠103と、前方コイル104と、前方バネ105と、後方レンズ106と、後方支持枠107と、後方コイル108と、後方バネ109と、マグネット110と、ヨーク111とを備えている。
上記レンズ駆動装置101は、前方コイル104に直流電流を印加することにより前方レンズ102を前方に移動させる一方、後方コイル108に直流電流を印加することにより後方レンズ106を前方に移動させるようになっている。
具体的には、上記前方コイル104に電流が印加されると、前方レンズ102に前方(図5において上方)への電磁力が働くが、前方バネ105の弾性力は変位に比例して後方(図5において下方)へ働く。したがって、前方レンズ102は、該電磁力と弾性力とが釣り合った位置に移動する。つまり前方コイル104に印加する電流量によって、前方レンズ102の移動量を決定することができる。
同様に、後方コイル108に印加する電流量によって、後方レンズ106の移動量を決定することができる。
すなわち、前方コイル104及び後方コイル108に印加するそれぞれの電流量によって、前方レンズ102及び後方レンズ106それぞれの移動量を決定することができる。このため、後方レンズ106のさらに後方(図5において下方)のカメラ内部に位置する固定レンズ114を介してCCD等による像平面115上に、被写体像をズームしてフォーカスさせることができる。なお、前方コイル104を固着する前方支持枠103の形状、及び後方コイル108を固着する後方支持枠107の形状は、それぞれの印加電流によって前方支持枠103及び後方支持枠107が前方にそれぞれ移動しても鎖交磁束量が変化しないようなショートコイル構造を造り出すための形状となっている。
このように、レンズ駆動装置101に供給する2つの電流量を制御するだけで、前方レンズ102及び後方レンズ106それぞれの移動量を制御して、被写像をズームすることができる。
ここで、上記前方バネ105及び後方バネ109は、図6(a)(b)に示すように、それぞれ半分ずつに分割されており、外力が加わらない時は、図6(a)に示すように、折畳まれた形状を維持し、外力が加わると、図6(b)に示すように、押出された形状に変形する。なお、図5に示す前方バネ105及び後方バネ109は、外力が加わった状態の断面を示している。
特開2002−365514号(平成14年12月18日公開)
ところで、携帯型の小型機器はその使用中に誤って落下させてしまうことがある。例えば、小型機器が1.2mの高さから落下した場合、小型機器には2000Gを超える加速度がかかる。
その場合、上記ボイスコイルを使用したレンズアクチュエータでは、板バネが小型機器の落下により塑性変形を起こし、レンズの傾き・光軸ずれが起こる恐れがあった。この理由は、落下の衝撃によりレンズ102・106及びレンズホルダである支持枠103・107が加速度を受けて瞬間的に変位する際に、例えば前方バネ105の4本のアーム部105a・105a・105a・105aに応力が集中し、該集中応力が板バネの降伏応力を越えることによって、板バネが塑性変形を起こすためである。
ここで、板バネが落下の衝撃に耐えるには、レンズホルダが落下による加速度を受けて変位する範囲内において、板バネのアーム部が弾性変形領域内にあれば良い。
しかしながら、従来の板バネは、内周リング部と外周リング部とを互いに離間させる方向(以下、「フォーカス方向F」という)に外力が作用することによってのみ、アーム部が弾性変形する。つまり、フォーカス方向Fのみ柔らかく作られている。
したがって、従来の板バネ及びそれを用いたレンズアクチュエータでは、小型機器の落下状態によっては、フォーカス方向Fと直交する面内方向(以下、「面内r・θ方向」という)においても外力が生じるが、それら方向に関しては硬く作られているため弾性変形できず、2000Gを越す落下の衝撃に耐えられないという問題点を有している。
本発明の目的は、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る板バネ及びそれを備えたレンズアクチュエータを提供することにある。
本発明の板バネは、上記課題を解決するために、内周板と、上記内周板と離間して設けられた外周板と、上記内周板から外周板まで延びる少なくとも一個のアーム部とが形成され、かつ上記内周板と外周板とは上記アーム部によって弾性的に板面の法線方向に伸縮する板バネにおいて、上記アーム部は、円弧状に上記内周板から外周板まで延びると共に、
上記内周板又は外周板の少なくとも一方に、上記アーム部を支持し、かつ上記板面の法線方向と直交する方向の外力に対して弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませるアーム支持部が外周板又は内周板に向けて突出して設けられ、かつ該アーム支持部は、アーム部を支持する屈曲部を有しており、前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられていると共に、上記不要振動除去部は、上記アーム支持部の屈曲部から上記内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっていることを特徴としている。
上記内周板又は外周板の少なくとも一方に、上記アーム部を支持し、かつ上記板面の法線方向と直交する方向の外力に対して弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませるアーム支持部が外周板又は内周板に向けて突出して設けられ、かつ該アーム支持部は、アーム部を支持する屈曲部を有しており、前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられていると共に、上記不要振動除去部は、上記アーム支持部の屈曲部から上記内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、板バネは、内周板と外周板とは上記アーム部によって弾性的に板面の法線方向に伸縮するので、例えば、板バネを落下したときに、板面の法線方向に対しては、塑性変形することはない。しかし、板面の法線方向と直交する方向の外力に対しては、塑性変形する可能性がある。
そこで、本発明では、内周板又は外周板の少なくとも一方に、上記アーム部を支持し、かつ上記板面の法線方向と直交する方向の外力に対して弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませるアーム支持部が設けられている。
このため、板面の法線方向と直交する方向の外力に対して、アーム支持部が弾性変形してアーム部を外力の方向に撓ませるので、この外力を吸収できる一方、外力が解除された後には、アーム支持部及びアーム部が塑性変形することなく元の状態に戻る。
したがって、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る板バネを提供することができる。
また、本発明の板バネは、前記記載の板バネにおいて、前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられていることが好ましい。
すなわち、板面の法線方向と直交する方向の外力に対して容易に弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませることができると、新たな問題として、板面の法線方向と直交する方向に振動し易くなるという問題が発生する。
そこで、本発明では、前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられている。
したがって、不要振動除去部によって、アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去することができる。
また、本発明の板バネは、前記記載の板バネにおいて、前記不要振動除去部は、前記アーム支持部とアーム部との屈曲部分から前記内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっていることが好ましい。
上記の発明によれば、不要振動除去部は、アーム支持部とアーム部との屈曲部分から内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっているので、屈曲部分に先端が自由端の片持ち梁状のアーム拡張部を形成することによって、不要振動を減衰することができる。
また、本発明の板バネは、前記記載の板バネにおいて、前記アーム拡張部及びアーム支持部は、該アーム拡張部からアーム支持部に連なる粘弾性物質を有していることを特徴としている。
上記の発明によれば、アーム拡張部及びアーム支持部は、該アーム拡張部からアーム支持部に連なる粘弾性物質を有している。したがって、この粘弾性物質によって、さらに、不要振動を減衰することができる。
また、本発明のレンズアクチュエータは、上記課題を解決するために、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の少なくとも2枚の板バネと、レンズと、レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダに取り付けられたコイルと、マグネットと、ヨークとを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、レンズアクチュエータは、少なくとも2枚の前記記載の板バネと、レンズと、レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダに取り付けられたコイルと、マグネットと、ヨークとを備えている。
したがって、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る板バネを備えたレンズアクチュエータを提供することができる。
また、本発明のレンズアクチュエータは、前記記載のレンズアクチュエータにおいて、前記レンズホルダにおけるレンズ光軸と直交する方向の移動量の最大値は50μmであり、かつレンズ光軸方向の移動量の最大値は400μmに設定されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、レンズホルダにおけるレンズ光軸と直交する方向の移動量の最大値は50μmであり、かつレンズ光軸方向の移動量の最大値は400μmに設定されている。
すなわち、レンズホルダにおけるレンズ光軸と直交する方向の移動量は、耐落下特性を向上させるためにできるだけ少なくする必要がある一方で、レンズホルダを構成する各部品の組立ずれがあってもレンズホルダが可動出来るだけの隙間が必要となる。現状量産できる最小隙間量は50μmであり、組立公差が零であれば、該移動量は最大50μmとなるため、該移動量は最大50μmに設定するのが好ましい。また、レンズ光軸方向の移動量は、フォーカシングに最低必要な量と、上記同様にフォーカス方向Fの組立公差とを考慮して最大値400μmに設定するのが好ましい。
また、本発明のレンズアクチュエータは、前記記載のレンズアクチュエータにおいて、前記板バネは、材質が燐青銅からなると共に、少なくとも1個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、板バネは、材質が燐青銅からなると共に、少なくとも1個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価な燐青銅の板バネを用いた場合に、少なくとも1個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定することにより、前記レンズホルダの移動範囲においては、燐青銅の降伏応力を超えることはなく、アーム部及びアーム支持部が内周板及び外周板に対して相対的に弾性変位が可能となる。
また、本発明のレンズアクチュエータは、前記記載のレンズアクチュエータにおいて、前記板バネは、材質がチタン銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、板バネは、材質がチタン銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価なチタン銅の板バネを用いた場合に、少なくとも1個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定することにより、前記レンズホルダの移動範囲においては、チタン銅の降伏応力を超えることはなく、アーム部及びアーム支持部が内周板及び外周板に対して相対的に弾性変位が可能となる。
また、本発明のレンズアクチュエータは、前記記載のレンズアクチュエータにおいて、前記板バネは、材質がベリリウム銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、板バネは、材質がベリリウム銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価なベリリウム銅の板バネを用いた場合に、少なくとも1個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定することにより、前記レンズホルダの移動範囲においては、ベリリウム銅の降伏応力を超えることはなく、アーム部及びアーム支持部が内周板及び外周板に対して相対的に弾性変位が可能となる。
本発明の板バネ及びそれを備えたレンズアクチュエータは、アーム部は、円弧状に上記内周板から外周板まで延びると共に、上記内周板又は外周板の少なくとも一方に、上記アーム部を支持し、かつ上記板面の法線方向と直交する方向の外力に対して弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませるアーム支持部が外周板又は内周板に向けて突出して設けられ、かつ該アーム支持部は、アーム部を支持する屈曲部を有しており、前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられていると共に、上記不要振動除去部は、上記アーム支持部の屈曲部から上記内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっているものである。
それゆえ、板面の法線方向と直交する方向の外力に対して、アーム支持部が弾性変形してアーム部を外力の方向に撓ませるので、この外力を吸収できる一方、外力が解除された後には、アーム支持部及びアーム部が塑性変形することなく元の状態に戻る。
したがって、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る板バネ及びそれを備えたレンズアクチュエータを提供することがきるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態のレンズアクチュエータは、例えば、携帯小型機器に装備されるものとなっている。
本実施の形態のレンズアクチュエータ10は、図2(a)(b)及び図3に示すように、レンズ1と、レンズ1を支持する筒状のレンズホルダ2と、レンズホルダ2の下端のフランジ2aに取り付けられた円筒状コイル3と、レンズホルダ2の外周部に取り付けられた上板バネ6及び下板バネ7と、円筒状コイル3を取り囲むように形成されたヨーク4と、ヨーク4の外側壁4aに接して取り付けられたマグネット5とによって構成されている。
上記のレンズアクチュエータ10では、円筒状コイル3に電流が印加されていないときは、レンズホルダ2は、図4(a)に示すように、その上端2bがほぼ上スペーサ8aの上端と同じ水平位置に配されているが、円筒状コイル3に直流電流を印加することにより、上記ヨーク4の外側壁4aとヨーク4の内側壁4bとの間には、レンズ1の光軸と直交する面内r・θ方向に円周状に磁束が形成され、レンズホルダ2が、図4(b)に示すように、上方に移動する。すなわち、円筒状コイル3に電流が印加されると、レンズホルダ2には上記光軸方向つまり板面の法線方向としてのフォーカス方向Fの+方向への電磁力が働くが、上板バネ6及び下板バネ7の弾性力はレンズホルダ2の変位に比例してフォーカス方向Fの−方向へ働く。この結果、レンズホルダ2の移動位置は、上記電磁力と弾性力が釣合った位置となり、円筒状コイル3に印加する電流量によって、レンズホルダ2つまりはレンズ1の移動量を決定できる。すなわち、円筒状コイル3に印加する電流量を制御することによって、レンズ1の下方(フォーカス方向Fの−方向)に位置するCCDユニット9の像面上に、被写体像をフォーカスさせることができる。
また、レンズホルダ2のフォーカス方向F及び面内r・θ方向の移動量を規制することによって、落下時の加速度による上板バネ6及び下板バネ7のアーム部としての円弧状アーム部6c・6c・6c自体の変位を抑え、円弧状アーム部6c・6c・6cに生じる集中応力を低下させることができる。
本実施の形態では、レンズホルダ2のフォーカス方向Fの+方向の移動量は、図4(a)に示すように、寸法線t2で示された、ヨーク4と円筒状コイル3との隙間にて規定される一方、フォーカス方向F−方向への移動はCCDユニット9により規制されている。そして、図4(a)に示すようなレンズ1とCCDユニット9との距離において、無限遠にある被写体に対してジャストフォーカスするように設定することによって、風景のような使用頻度の高い無限遠被写体の撮影時に円筒状コイル3に通電せずとも撮影が可能になるため、低消費電力化ができ、携帯機器への搭載に有利となる。また、レンズホルダ2の面内r・θ方向の移動量は、同図4(a)に示すように、寸法線t1にて示された、レンズホルダ2の側壁2cとヨーク4の内側壁4bとによって規定されている。
また、寸法線t2で示された隙間は、フォーカシングに最低必要な量とフォーカス方向Fの組立公差及び耐落下特性を考慮して最大値を400μmに設定している。また、寸法線t1にて示される面内r・θ方向の隙間は、耐落下特性を向上させるためには、できるだけ少なくする必要がある一方で、レンズホルダを構成する各部品の組立ずれがあってもレンズホルダが可動できるだけの隙間が必要となる。現状量産できる最小隙間量は50μmであり、組立公差が零であれば、該移動量は最大50μmとなるため、該移動量は最大50μmに設定している。
上板バネ6とヨーク4、及び下板バネ7とヨーク4の間には、それぞれ絶縁体の上スペーサ8a及び下スペーサ8bが挟まれており、これら上スペーサ8a及び下スペーサ8bは、上板バネ6とヨーク4及び下板バネ7との電気的に絶縁している。また、円筒状コイル3から引き出された一対の図示しない銅線をそれぞれ上板バネ6及び下板バネ7に半田付けすることにより、円筒状コイル3に対して上板バネ6及び下板バネ7を通して通電できるようになっている。そのため、上板バネ6及び下板バネ7の材質には、高導電性及び良半田付け特性及び非磁性が要求され、一般的には、銅合金であり、かつバネ性等の機械的特性が良好かつ安価な燐青銅、チタン銅、及びベリリウム銅等が使用される。
本実施の形態のレンズアクチュエータ10に用いた上板バネ6及び下板バネ7の構成について説明する。なお、上板バネ6及び下板バネ7は、いずれも同一形状を有しているので、上板バネ6の形状についてのみ説明する。
上記上板バネ6は、図1(a)に示すように、例えば、燐青銅にてなり、内径10.3mm、外径12.6mm、厚さ0.08mmの外周板としての外周リング部6aと、内径6.9mm、外径7.7mm、厚さ0.08mmの内周板としての内周リング部6bと、上記内周リング部6bと外周リング部6aとの間にあり120°の間隔で配置され、かつ該内周リング部6b及び外周リング部6aと同一中心を持つ内径8.8mm、外径8.9mmの3つの円弧状アーム部6c・6c・6cと、同じく120°の間隔で配置され、かつ3つの円弧状アーム部6c・6c・6cの一端と内周リング部6bとを半径方向でつなぎ、さらに該円弧状アーム部6c・6c・6cと同一縦断面をもつアーム内周支持部6d・6d・6dと、さらに同じく120度の間隔で配置され、かつ3つの円弧状アーム部6c・6c・6cの他端と外周リング部6aとを半径方向でつなぐアーム外周支持部6e・6e・6eとで構成されている。なお、本実施の形態では、円弧状アーム部6c・6c・6cは、3個設けられているが、必ずしもこれに限らず、例えば、1個でもよく、又は他の複数個でもよい。
上記の各円弧状アーム部6c・6c・6cは、光軸を中心とする半径約5mmの円弧となっている。また、アーム内周支持部6d・6d・6dから内周リング部6bに近接して延びる不要振動除去部及びアーム拡張部としてのランド部6f・6f・6fが形成されている。
上記アーム内周支持部6d・6d・6dは、3つの円弧状アーム部6c・6c・6cの一端と内周リング部6bとを半径方向でつないでいるため、3つの円弧状アーム部6c・6c・6cの幅方向面内への屈曲部分Aとなる。
レンズホルダ2が落下時の加速度を受けて任意の変位が生じる場合、屈曲部分Aの作用をもつアーム内周支持部6d・6d・6d及び円弧状アーム部6c・6c・6cの両端付近及び中央部に応力集中が起こるが、円弧状アーム部6c・6c・6c、及び屈曲部分Aの作用をするアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面は幅100μm、厚み80μmに設定されており、上述したレンズホルダ2の移動範囲内においては、応力集中部の値が燐青銅の降伏応力を超えることはなく、内周リング部6bは外周リング部6aに対して相対的に弾性変位が可能となる。
なお、上記円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅及び厚みの値は、上述したようなそれぞれ幅100μm、厚み80μmの一通りだけではない。ただし、縦断面がほぼ長方形であることが好ましい。
すなわち、表1及び表2は、燐青銅を使用した上板バネ6及び下板バネ7の幅及び厚みを変えて網羅的にシミュレーションした時の上板バネ6及び下板バネ7に発生する最大応力値を示している。
詳細には、表1はレンズホルダ2がフォーカス方向Fの+方向へ最大許容変位量400μm変位した時の上板バネ6及び下板バネ7に発生する最大応力値を示しており、表2はレンズホルダ2が面内r・θ方向へ最大許容変位量50μm変位した時の上板バネ6及び下板バネ7に発生する最大応力値を示している。これらの値が燐青銅の降伏応力約500N/mm2を超えなければ、弾性変位内とみなすことができる。なお、シミュレーション時の材料定数は、ヤング率E:1.078×105N/mm2、ポアソン比0.3、密度約8.8g/cm3である。
上記表1及び表2におけるそれぞれ点線で囲まれた範囲内は弾性変位内であることを示しており、表1及び表2の点線で囲まれた範囲のオーバラップする範囲内で、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅及び厚みを決定すれば、耐落下特性を満たす上板バネ6及び下板バネ7が作製できる。燐青銅を使った上板バネ6及び下板バネ7では、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅は100μm、厚みは50〜100μmとなる。
なお、近年結晶粒を微細化することにより、降伏応力を約700N/mm2 程度まで改善した燐青銅が開発されている。その材料を使用した場合、上記と同様に表1及び表2から円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅は100〜160μm、厚みは50〜150μmとなる。
同様にして、チタン銅を使用した場合の最大応力値を示す表を、表3及び表4に示す。
上記チタン銅は、燐青銅とほぼ同じヤング率E:1.078×105N/mm2、ほぼ同じ密度約8.7/cm3を持つが、板バネ形状を作製後、約400℃で2時間の熱処理を行うことによって、析出硬化を起こさせ、降伏応力を約800N/mm2程度にまで高めることができる。したがって、燐青銅に比べて弾性変位の範囲を大きくでき、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅を100〜180μm、厚みを50μm〜170μmの範囲内で上板バネ6及び下板バネ7を作製することにより、耐落下特性を満たすことができる。
さらに、同様にして、ベリリウム銅を使用した場合の最大応力値を示す表を表5及び表6に示す。ベリリウム銅は、燐青銅及びチタン銅に比べて高いヤング率E:1.27×105N/mm2をもつため、最大応力値が1.2倍弱上昇するが、チタン銅と同様に板バネ形状を作製後、315℃で2時間の熱処理を行うことによって、析出硬化を起こさせ、降伏応力を約1000N/mm2程度にまで高めることができる。したがって、チタン銅に比べて弾性変位の範囲がさらに大きくでき、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅を100〜200μm、厚みを50μm〜180μmの範囲内で上板バネ6及び下板バネ7を作製することにより、耐落下特性を満たすことができる。なお、ベリリウム銅の他の材料定数は、ポアソン比0.3であり、密度約8.26/cm3である。
円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅及び厚みを決定する要因はこれだけではなく、例えば、円筒状コイル3に通電する直流電流量に応じて、レンズホルダ2をどれだけ変位させるかといった電流−変位特性や、小型携帯機器の消費電力を小さくするといった観点からも検討される。
しかし、いずれの材料を用いても上記範囲内であれば、耐落下特性を満たしつつその他所望の特性も考慮して設計することが可能になるため、設計のバリエーションが大きくなる。なお、板厚50μm未満の板バネは、一般的に普及しておらず、安価にかつ確実に入手することが難しくなるので、厚みの下限は50μmとした。また、板バネは、金型を使用し精密打ち抜きで形状を形成することによって大量生産が可能となり、コストを引き下げることができる。ただし、精密打ち抜きでは、現状において、幅100μm未満にすることは難しいため、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dの縦断面の幅の下限を100μmとした。
以上に述べたような上板バネ6及び下板バネ7を用いることによって、耐落下特性を向上させることができる。また、合わせてレンズアクチュエータ10を上述のように構成することによって、さらに対落下特性を向上させることができる。
しかし、そのために、新たな問題が発生する。すなわち、上述したような上板バネ6及び下板バネ7は、フォーカス方向F及び面内r・θ方向に自由度を持たせたために、通常、動作時において外乱を受けることにより、レンズホルダ2が面内r・θ方向に振動し易くなってしまう。
レンズホルダ2のこのような振動は、レンズ1の光軸ずれにつながるため、CCDユニット9で取り込む像がぶれてしまうことになる。上述したレンズアクチュエータ10は、CCDユニット9からの出力を基にフォーカス方向Fに対する振動に関してはフォーカスサーボにより補正が働くが、面内r・θ方向にはサーボ機能は無く、このままでは耐震性低下による解像度の低下を起こす。
この問題に対しては、図1(b)に示すように、アーム内周支持部6d・6d・6dから内周リング部6bに近接して延びるランド部6f・6f・6fを形成し、該ランド部6f・6f・6f及び内周リング部6bの領域6g・6g・6gを粘弾性物質にて形成する。なお、粘弾性とは、固体・液体の力学的性質の一つであり、外力を加えて生ずる変形が、時間に無関係な弾性的変形と時間に影響される粘性的流動の重なりとして現れる現象をいう。高分子物質などで特に著しい。
これにより、粘弾性物質からなる領域6g・6g・6gは、ダッシュポットを形成し、発生する不要振動のピークを減衰させることにより、上板バネ6及び下板バネ7の面内r・θ方向に対する不要振動が除去できる。このため、上述する像ぶれを抑え、レンズアクチュエータ10の解像度を本来のまま良好に保つことができる。
粘弾性物質としては、加熱硬化型や紫外線効果型のシリコン樹脂といったものをデスペンサのような塗布装置で数滴塗布し、加熱又は紫外線照射するだけで良い。
以上、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7及びそれを用いたレンズアクチュエータ10について説明をした。すなわち、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7は、内周リング部6bと、外周リング部6aと、内周リング部6bから外周リング部6aに向かって延びる複数の円弧状アーム部6c・6c・6cとを形成した板バネであって、各円弧状アーム部6c・6c・6cと内周リング部6b又は外周リング部6aとの近接部分の少なくとも一方に、円弧状アーム部6c・6c・6cの幅方向面内でのたわみを容易なものとする断面形状の屈曲部分Aが形成されている。
したがって、屈曲部分Aは円弧状アーム部6c・6c・6cの幅方向面内でのたわみを容易なものとする断面形状を有しているため、フォーカス方向F及び面内r・θ方向に自由度を持つ。このため、上板バネ6及び下板バネ7は、通常動作時においてはフォーカス方向Fに外力が作用することによって円弧状アーム部6c・6c・6cが弾性変形し、落下時においては面内r・θ方向に作用する外力においても屈曲部分Aが弾性変形するため、従来に比べ落下の衝撃を吸収できる。
また、円弧状アーム部6c・6c・6cの少なくとも一部又は全部が、円弧状アーム部6c・6c・6cの幅方向面内でのたわみを容易なものとする断面形状で形成されていることによって、円弧状アーム部6c・6c・6cでも面内r・θ方向に作用する外力においても弾性変形できるため、屈曲部分Aでの効果と相俟って、板バネ全体としての対落下特性を向上することができる。
さらに、屈曲部分Aから内周リング部6b又は外周リング部6aに近接して伸びるランド部6f・6f・6fを形成し、このランド部6f・6f・6fと最も近接する内周リング部6b又は外周リング部6aとを粘弾性物質でつなぎ、ダッシュポットを形成することによって、上板バネ6及び下板バネ7の円弧状アーム部6c・6c・6c部の幅方向面内における不要振動を除去し、レンズアクチュエータ10の光学特性を良好に保つことができる。
また、レンズアクチュエータ10のレンズホルダ2のレンズ光軸と直交する面内方向の移動を最大50μm、レンズ光軸方向の移動量を最大400μmに規制することによって、レンズホルダ2が落下による加速度を受けて変位する範囲を小さくすることができ、上板バネ6及び下板バネ7に生じる集中応力を小さくすることができるため、さらに耐落下特性を向上できる。
なお、本実施の形態では、上板バネ6及び下板バネ7は円板状のものとしたが、本発明の内周板及び外周板の形状は円形のリング状に限らず、矩形状、多角形状等でもよい。また、上板バネ6及び下板バネ7の用途は、レンズアクチュエータ10に限ることなく、携帯電話等に使用されるリンガー着信音響発生装置やページャー振動発生装置といった振動系の小型機器の落下特性の向上を目的とする等、線形性と強度に優れた弾性部材として広く利用することができる。
このように、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7は、内周リング部6bと外周リング部6aとは円弧状アーム部6c・6c・6cによって弾性的にフォーカス方向Fに伸縮するので、例えば、上板バネ6及び下板バネ7を落下したときに、フォーカス方向Fに対しては、塑性変形することはない。しかし、フォーカス方向Fと直交する方向である面内r・θ方向の外力に対しては、塑性変形する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、内周リング部6b又は外周リング部6aの少なくとも一方に、円弧状アーム部6c・6c・6cを支持し、かつフォーカス方向Fと直交する方向である面内r・θ方向の外力に対して弾性変形して円弧状アーム部6c・6c・6cを該外力の方向に撓ませるアーム内周支持部6d・6d・6dが設けられている。
このため、面内r・θ方向の外力に対して、アーム内周支持部6d・6d・6dが弾性変形して円弧状アーム部6c・6c・6cを外力の方向に撓ませるので、この外力を吸収できる一方、外力が解除された後には、アーム内周支持部6d・6d・6d及び円弧状アーム部6c・6c・6cが塑性変形することなく元の状態に戻る。
したがって、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る上板バネ6及び下板バネ7を提供することができる。
また、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7では、アーム内周支持部6d・6d・6dは、円弧状アーム部6c・6c・6cを屈曲状態に支持する。したがって、アーム内周支持部6d・6d・6dは、面内r・θ方向の外力に対して、この屈曲部分Aを中心にして円弧状アーム部6c・6c・6cを容易に撓ますことができる。
一方、この状態において、円弧状アーム部6c・6c・6cを容易に撓ますためには、アーム内周支持部6d・6d・6dの縦弾性係数いわゆるヤング率Eを小さくするか、断面二次モーメントIを小さくする方法がある。本実施の形態では、断面二次モーメントIを小さくする方法を採用すべく、屈曲部分Aの縦断面形状を、円弧状アーム部6c・6c・6cの外力の方向への撓みが容易となる形状に形成している。
したがって、アーム内周支持部6d・6d・6dと円弧状アーム部6c・6c・6cとの屈曲部分Aの断面形状を工夫することにより、容易に、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る上板バネ6及び下板バネ7を提供することができる。
また、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7では、屈曲部分Aだけでなく、円弧状アーム部6c・6c・6cの少なくとも一部又は全部が、円弧状アーム部6c・6c・6cの外力の方向への撓みを容易とする断面形状にて形成されている。
したがって、円弧状アーム部6c・6c・6c自体も撓み易くなり、線形のたわみ特性を発揮し得る上板バネ6及び下板バネ7を提供することができる。
ところで、面内r・θ方向の外力に対して容易に弾性変形して円弧状アーム部6c・6c・6cを該外力の方向に撓ませることができると、新たな問題として、面内r・θ方向に振動し易くなるという問題が発生する。
そこで、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7では、アーム内周支持部6d・6d・6dには、円弧状アーム部6c・6c・6cの外力の方向への不要振動を除去するランド部6f・6f・6fが設けられている。
したがって、ランド部6f・6f・6fによって、円弧状アーム部6c・6c・6cの外力の方向への不要振動を除去することができる。
また、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7では、不要振動除去部は、アーム内周支持部6d・6d・6dと円弧状アーム部6c・6c・6cとの屈曲部分Aから内周リング部6b又は外周リング部6aに近接するように延びるアーム拡張部としてのランド部6f・6f・6fからなっているので、屈曲部分Aに先端が自由端の片持ち梁状のランド部6f・6f・6fを形成することによって、不要振動を減衰することができる。
また、本実施の形態の上板バネ6及び下板バネ7では、ランド部6f・6f・6f及びアーム内周支持部6d・6d・6dは、ランド部6f・6f・6fからアーム内周支持部6d・6d・6dに連なる粘弾性物質を有している。したがって、この粘弾性物質によって、さらに、不要振動を減衰することができる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ10は、少なくとも2枚の上板バネ6及び下板バネ7と、レンズ1と、レンズ1を支持するレンズホルダ2と、レンズホルダ2に取り付けられた円筒状コイル3と、マグネット5と、ヨーク4とを備えている。
したがって、落下による特性変化がなく線形のたわみ特性を発揮し得る上板バネ6及び下板バネ7を備えたレンズアクチュエータ10を提供することができる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ10では、レンズホルダ2におけるレンズ光軸と直交する方向の移動量の最大値は50μmであり、かつレンズ光軸方向の移動量の最大値は400μmに設定されている。
すなわち、レンズホルダ2におけるレンズ光軸と直交する方向の移動量は、耐落下特性を向上させるためにはできるだけ少なくする必要があるが、現状量産できる最小隙間量50μmを考慮して、最大値50μmに設定するのが好ましい。また、レンズ光軸方向の移動量は、フォーカシングに最低必要な量とフォーカス方向Fの組立公差及び耐落下特性を考慮して最大値400μmに設定するのが好ましい。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ10では、上板バネ6及び下板バネ7は、材質が燐青銅からなると共に、少なくとも1個の円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価な燐青銅の上板バネ6及び下板バネ7を用いた場合に、少なくとも1個の円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定することにより、レンズホルダ2の移動範囲においては、燐青銅の降伏応力を超えることはなく、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが内周リング部6b及び外周リング部6aに対して相対的に弾性変位が可能となる。また、耐落下特性を維持しつつ、通常動作時においても所望の特性に設定できる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ10では、上板バネ6及び下板バネ7は、材質がチタン銅からなると共に、少なくとも一個の円弧状アーム部6c・6c・6c及び円弧状アーム部6c・6c・6cが、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価なチタン銅の板バネを用いた場合に、少なくとも1個の円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定することにより、レンズホルダ2の移動範囲においては、チタン銅の降伏応力を超えることはなく、円弧状アーム部6c・6c・6c及び上板バネ6及びアーム内周支持部6d・6d・6dが内周リング部6b及び外周リング部6aに対して相対的に弾性変位が可能となる。また、耐落下特性を維持しつつ、通常動作時においても所望の特性に設定できる。
また、本実施の形態のレンズアクチュエータ10では、上板バネ6及び下板バネ7は、材質がベリリウム銅からなると共に、少なくとも一個の円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定されている。
したがって、バネの機械的特性がよく、安価なベリリウム銅の上板バネ6及び下板バネ7を用いた場合に、少なくとも1個の円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定することにより、レンズホルダ2の移動範囲においては、ベリリウム銅の降伏応力を超えることはなく、円弧状アーム部6c・6c・6c及びアーム内周支持部6d・6d・6dが内周リング部6b及び外周リング部6aに対して相対的に弾性変位が可能となる。また、耐落下特性を維持しつつ、通常動作時においても所望の特性に設定できる。
本発明の板バネは、レンズアクチュエータに限ることなく、携帯電話等に使用されるリンガー着信音響発生装置やページャー振動発生装置といった振動系の小型機器の落下特性の向上を目的とする等、線形性と強度に優れた弾性部材として広く利用することができる。
1 レンズ
2 レンズホルダ
3 円筒状コイル(コイル)
4 ヨーク
5 マグネット
6 上板バネ(板バネ)
6a 外周リング部(外周板)
6b 内周リング部(内周板)
6c 円弧状アーム部(アーム部)
6d アーム内周支持部(アーム支持部)
6e アーム外周支持部
6f ランド部(不要振動除去部、アーム拡張部)
6g 領域
7 下板バネ(板バネ)
8a 上スペーサ
8b 下スペーサ
9 CCDユニット
10 レンズアクチュエータ
F フォーカス方向(板面の法線方向)
2 レンズホルダ
3 円筒状コイル(コイル)
4 ヨーク
5 マグネット
6 上板バネ(板バネ)
6a 外周リング部(外周板)
6b 内周リング部(内周板)
6c 円弧状アーム部(アーム部)
6d アーム内周支持部(アーム支持部)
6e アーム外周支持部
6f ランド部(不要振動除去部、アーム拡張部)
6g 領域
7 下板バネ(板バネ)
8a 上スペーサ
8b 下スペーサ
9 CCDユニット
10 レンズアクチュエータ
F フォーカス方向(板面の法線方向)
Claims (7)
- 内周板と、上記内周板と離間して設けられた外周板と、上記内周板から外周板まで延びる少なくとも一個のアーム部とが形成され、かつ上記内周板と外周板とは上記アーム部によって弾性的に板面の法線方向に伸縮する板バネにおいて、
上記アーム部は、円弧状に上記内周板から外周板まで延びると共に、
上記内周板又は外周板の少なくとも一方に、上記アーム部を支持し、かつ上記板面の法線方向と直交する方向の外力に対して弾性変形して該アーム部を該外力の方向に撓ませるアーム支持部が外周板又は内周板に向けて突出して設けられ、かつ該アーム支持部は、アーム部を支持する屈曲部を有しており、
前記アーム支持部には、前記アーム部の前記外力の方向への不要振動を除去する不要振動除去部が設けられていると共に、
上記不要振動除去部は、上記アーム支持部の屈曲部から上記内周板又は外周板に近接するように延びるアーム拡張部からなっていることを特徴とする板バネ。 - 前記アーム拡張部及びアーム支持部は、該アーム拡張部からアーム支持部に連なる粘弾性物質を有していることを特徴とする請求項1記載の板バネ。
- 前記請求項1又は2記載の少なくとも2枚の板バネと、レンズと、レンズを支持するレンズホルダと、レンズホルダに取り付けられたコイルと、マグネットと、ヨークとを備えていることを特徴とするレンズアクチュエータ。
- 前記レンズホルダにおけるレンズ光軸と直交する方向の移動量の最大値は50μmであり、かつレンズ光軸方向の移動量の最大値は400μmに設定されていることを特徴とする請求項3記載のレンズアクチュエータ。
- 前記板バネは、材質が燐青銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100μm、厚み50〜100μmに設定されていることを特徴とする請求項3又は4記載のレンズアクチュエータ。
- 前記板バネは、材質がチタン銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜180μm、厚み50〜170μmに設定されていることを特徴とする請求項3又は4記載のレンズアクチュエータ。
- 前記板バネは、材質がベリリウム銅からなると共に、少なくとも一個のアーム部及びアーム支持部が、縦断面において幅100〜200μm、厚み50〜180μmに設定されていることを特徴とする請求項3又は4記載のレンズアクチュエータ。
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