JP6271720B2 - カメラモジュールおよびカメラモジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話などの電子機器に搭載されるカメラモジュールに関し、特に、手ぶれ補正機能を備えたカメラモジュールに関する。
近年の携帯電話においては、携帯電話内にカメラモジュールを組み込んだ機種が大半を占めるようになってきている。これらのカメラモジュールは、携帯電話内に収納しなければならないため、デジタルカメラと比べて小型および軽量化に対する要求が大きい。
また、レンズ駆動装置によってオートフォーカス(AF)機能を発揮するタイプのカメラモジュールが携帯電話などの電子機器に搭載される例も増加してきている。レンズ駆動装置には、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、VCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)を利用するタイプなどの様々なタイプが存在しており、すでに市場に流通している。
一方、このようにオートフォーカス機能を有するカメラモジュールが当たり前になってきた状況においては、次の特徴ある機能として手ぶれ補正機能が注目されてきている。手ぶれ補正機能は、デジタルカメラおよびムービーにおいて世間で広く採用されている一方、携帯電話においては、サイズ面の問題などがあるため、まだ採用例は少ないものの、小型化が可能な手ぶれ補正機構の新規な構造も提案されてきて、確実に事例は増加しつつある。今後は手ぶれ補正機能を搭載した携帯電話用カメラモジュールが主流になっていく可能性が高い。
手ぶれ補正機構として、特許文献1には、「バレルシフト方式」の手ぶれ補正装置が記載されている。レンズ全体を一体的に光軸に垂直な方向に変位させる、この「バレルシフト方式」は、比較的小型化が可能で性能面でも優れているため、スマートフォンを含む携帯電話などのモバイル用途の手ぶれ補正の方式として主流となっている。
特許文献1のカメラモジュールは、一端がカメラモジュールの撮像素子側の部位(ベース)に固定され、かつ、他端がカメラモジュールのレンズバレル側の部位(延出部)に固定されたサスペンションワイヤーを備える。ここで、撮像素子は、レンズバレル側に受光面を有する。レンズバレルの光軸は、撮像素子の受光面に対しておおむね垂直な方向に延びる。そして、サスペンションワイヤーは、上述のように固定されることで、レンズバレルの移動方向を光軸に垂直な方向へ制限する。
ここで、特許文献1のカメラモジュールが例えば落下したとき、サスペンションワイヤーに衝撃が加わることがある。しかし、サスペンションワイヤーに衝撃が加わり、サスペンションワイヤーの長手方向に力が作用しても、延出部は、カメラモジュールの他の部位と比べて大きな可撓性を有するので容易に撓む。このように、延出部は、サスペンションワイヤーの破断を防止する破断防止部材として機能する。
日本国公開特許公報「特開2013−24944号公報(2013年2月4日公開)」
しかし、特許文献1に開示されるような従来構成では、サスペンションワイヤーの破断が、充分に防止されるわけではない。
図10は、従来のカメラモジュールのサスペンションワイヤー102の破断防止部材101を示す断面図であって、(a)はサスペンションワイヤー102に力が作用しない状態を示し、(b)はサスペンションワイヤー102にZ軸正方向への力Fが作用する状態を示す。なお、図10の(a)・(b)において、Z軸は、カメラモジュールの光学系の光軸方向へ延びる。また、X軸およびY軸は、光軸に垂直な方向へ延び、かつ、互いに直交する。
図10の(a)に示されるように、破断防止部材101には、穴101aが設けられている。サスペンションワイヤー102は、穴101aに挿入されている。そして、破断防止部材101と、サスペンションワイヤー102とは、半田103によって機械的および電気的に接合されている。なお、接合点Pは穴101aの中心である。
図10の(b)に示されるように、力Fがサスペンションワイヤー102に作用すると、破断防止部材101の先端部101Aは、接合点Pを通り、かつ、Y軸と平行な方向に延びる軸を中心として回転する方向Rに傾斜する。このとき、サスペンションワイヤー102の半田103が付着した部分と、サスペンションワイヤー102の半田103が付着していない部分との境界部分に、せん断応力が集中しやすい。これにより、サスペンションワイヤー102の破断リスクが高まる。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、サスペンションワイヤーの破断リスクが低いカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るカメラモジュールは、手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールであって、撮像レンズを備える可動部と、上記可動部を囲う固定部と、上記撮像レンズの光軸に対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤーと、上記サスペンションワイヤーの他端に接合された接合部と、上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点を通って上記光軸と直交する第1軸を中心とする上記接合部の傾きならびに上記接合点を通って上記第1軸と直交する第2軸を中心とする上記接合部の傾きを抑制し、かつ、上記接合部および上記可動部を連結する可撓部とを備える。
また、本発明の他の態様に係るカメラモジュールの製造方法は、撮像レンズを備える可動部と、上記可動部を囲う固定部と、上記撮像レンズの光軸に対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤーと、上記サスペンションワイヤーの他端が固定された接合部とを備えている、手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールの製造方法であって、可撓部を設計する工程であって、上記可動部の移動可能距離と、上記サスペンションワイヤーの断面積およびバネ定数と、上記可撓部のバネ定数とから求められる応力が、上記サスペンションワイヤーの座屈応力より小さくなるように、上記可撓部の弾性率を計算する工程と、上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点を通って上記光軸と直交する第1軸を中心とする上記接合部の傾きならびに上記接合点を通って上記第1軸と直交する第2軸を中心とする上記接合部の傾きを抑制するように、上記接合部および上記可動部を連結する工程とを含む。
本発明の各態様によれば、サスペンションワイヤーは、衝撃(例えば、カメラモジュールの落下による急激な移動)よって破壊されにくくなる。すなわち、サスペンションワイヤーの破断リスクを低減できるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態のカメラモジュールにおける概略構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示されるカメラモジュールの構成を示す断面図である。 図1に示されるカメラモジュールの構成を示す他の断面図である。 図1に示されるカメラモジュールにおけるサスペンションワイヤーの破断を防止する構成を示す断面図である。 図1に示されるカメラモジュールの構成を示す模式図である。 図1に示されるカメラモジュールの構成を示す他の模式図である。 本発明の第2実施形態のカメラモジュールにおけるサスペンションワイヤーの破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図である。 本発明の第3実施形態のカメラモジュールにおけるサスペンションワイヤーの破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図である。 本発明の第4実施形態のカメラモジュールにおけるサスペンションワイヤーの破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図である。 従来のカメラモジュールのサスペンションワイヤーの破断防止部材を示す断面図である。
〔実施形態1〕
図1は、本実施形態のカメラモジュール50における概略構成を模式的に示す斜視図である。なお、図1に示されるXYZ軸は、図2〜図10の座標軸とも対応する。
図2は、図1に示されるカメラモジュール50の構成を示す断面図である。なお、図2は、図1のA−Aにおける矢視断面図である。
図3は、図1に示されるカメラモジュール50の構成を示す他の断面図である。なお、図3の(a)は、図2のB−Bにおける矢視断面図である。また、図3の(b)は、図3の(a)に示される要部Cの拡大図である。
図4は、図1に示されるカメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成を示す断面図であって、(a)はサスペンションワイヤー16に力が作用しない状態を示し、(b)はサスペンションワイヤー16にZ軸正方向への力Fが作用する状態を示す。ここで、図4の(a)に示される状態は、例えば初期状態である。また、図4の(b)に示される状態は、例えば、サスペンションワイヤー16が落下衝撃などによってZ軸正方向に突き上げられた状態である。
(カメラモジュール)
図1〜図3に示すように、カメラモジュール50は、撮像レンズ1、撮像レンズ1を収納するレンズバレル2、および、接着剤3を用いてレンズバレル2を内部に固定しているレンズホルダー4を有する。
カメラモジュール50は、また、撮像レンズ1を光軸方向(Z軸方向)および光軸に垂直な2軸方向(例えば、X・Y軸方向)に駆動するためのレンズ駆動装置5と、撮像レンズ1を経由した光の光電変換を行う撮像素子6、撮像素子6が載置された基板7、撮像素子6を覆うセンサカバー8、および、ガラス基板9を備えた撮像部10とを備えている。レンズ駆動装置5および撮像部10は光軸方向に積層されている。レンズ駆動装置5は、カバー17によって覆われている。
なお、以下では、便宜上、撮像レンズ1側を上方(Z軸正方向)、撮像素子6側を下方(Z軸負方向)として説明するが、これは使用時における上下方向を規定するものではなく、例えば、上下が逆であってもよい。
(レンズ駆動装置)
レンズ駆動装置5は、AFバネ12aおよび12b、中間保持部材13、AFコイル14、永久磁石15、サスペンションワイヤー16、OIS(Optical Image Stabilizer)コイル18、ならびに、ベース19を備えている。
レンズホルダー4は、上下2枚のAFバネ(板バネ部材)12a、12bにより中間保持部材13に対して光軸方向に駆動されるように支持されている。レンズホルダー4の外周部には、AFコイル14が固定されている。中間保持部材13には、AF駆動用の永久磁石と手ぶれ補正用の永久磁石とを共通化した兼用の永久磁石15が固定されているが、二つの永久磁石を別々に取り付けてもよい。また、レンズホルダー4は、光軸方向の可動範囲における無限遠側のメカ端(可動範囲の撮像素子6側の基準位置)において、その突起部4aが中間保持部材13に当接している。そして、AFコイル14を制御することにより、レンズホルダー4(および撮像レンズ1)を光軸方向に駆動することができる。これにより、オートフォーカス機能を実現することができる。
また、中間保持部材13は、ベース19に対して4本のサスペンションワイヤー16により、光軸方向と垂直な2軸方向に駆動されるように支持されている。サスペンションワイヤー16は、例えば、細長い金属ワイヤーであり、光軸に対して平行に延在している。なお、サスペンションワイヤー16の長手方向と光軸方向とは一致していなくともよく、例えば、4本のサスペンションワイヤー16を均等かつわずかに傾けて配置してもよい。すなわち、サスペンションワイヤー16は、光軸に対して斜めに延在していてもよい。また、永久磁石15の下面に対向して、ベース19にはOISコイル18が固定されている。そして、OISコイル18を制御することにより、中間保持部材13、永久磁石15、AFバネ12aおよび12b、レンズホルダー4、AFコイル14、レンズバレル2、ならびに、撮像レンズ1などを、光軸と垂直な方向に一体的に駆動することができる。これにより、手ぶれ補正機能を実現することができる。なお、通常の手ぶれ補正は、ジャイロセンサなどにより検出される手ぶれ信号に基づいてレンズなどが駆動されるが、この際、レンズの変位量を検出してフィードバック制御が行われる。本実施形態では、永久磁石15に対向して、OISコイルの近傍にホール素子21が配置されており、光軸に垂直な方向への永久磁石15の変位、すなわち撮像レンズ1の変位が検出できる。2軸の手ぶれ補正が行われるため、図示はしていないが2個のホール素子が設けられている。
なお、本明細書において、撮像レンズ1の光軸に垂直な方向に駆動される部分をOIS可動部30(可動部)と称し、それ以外の部分をOIS固定部40(固定部)と称する。すなわち、OIS可動部には、撮像レンズ1、レンズバレル2、レンズホルダー4、AFバネ12aおよび12b、中間保持部材13、ならびに、AFコイル14が含まれており、OIS固定部には、カバー17、OISコイル18、ベース19、および、ホール素子21が含まれている。
(撮像レンズなどの配置)
本実施形態では、レンズバレル2が組み込まれた状態で、レンズバレル2の一部が、ベース19の開口19a内にまで入り込んでいる。一般に、撮像レンズ1のフランジバック(レンズバレル2の下端面から撮像素子6面までの距離)を十分に大きく取ることが困難なため、このような構成になる場合が多い。レンズ駆動装置5は、センサカバー8上に搭載される。
センサカバー8は、突起8aの先端に形成された基準面が撮像素子6に当接しており、撮像素子6全体をカバーするように載置される。センサカバー8の撮像レンズ1側には開口8bが設けられ、赤外線カット機能を備えたガラス基板9により開口8bは塞がれている。撮像素子6は基板7上に搭載され、公差によって生じるセンサカバー8と基板7との間の隙間は、接着剤20により充填された状態で、センサカバー8と基板7とが接着固定される。
レンズバレル2およびレンズホルダー4は、レンズホルダー4が無限遠側のメカ端に位置する状態でレンズバレル2が所定の位置に位置するように、接着剤3によって固定される。また、レンズバレル2とセンサカバー8との間には、例えば、10μm程度の隙間が形成される。このように、10μm程度の隙間を形成した状態でレンズバレル2を位置決めするためには、治具を用いてレンズバレルの位置を保持した状態で接着すればよい。
次に、レンズバレル2のレンズホルダー4への取付位置について説明する。撮像レンズ1の位置は、無限遠側メカ端位置において合焦するように、撮像素子6の上面(Z軸正方向側の面)との距離が設定されるのが望ましい。しかしながら、レンズバレル2に対する撮像レンズ1の取付位置公差、センサカバー8の厚さ公差などの公差、および、部材ごとのばらつきが存在するため、フォーカス調整を行わずに、メカ当たり(物理的な接触)で位置決めしようとした場合には誤差が残存するおそれがある。
そこで、そのような誤差が残存した状態でも、レンズ駆動装置5のストローク範囲内で合焦位置を見つけるため、合焦位置の設計上のセンター値よりも若干、撮像素子6側に寄った位置に撮像レンズ1を取り付けることが好ましい。このずらし量をオーバーインフと呼ぶ。但し、オーバーインフを大きく設定すれば、レンズ駆動装置5のストロークがその分だけ大きくなるため、オーバーインフは必要最小限に留める必要がある。上述の様々な公差を累計すると、例えば、25μm程度のオーバーインフ量が適当となるが、この値は部品の製造公差や組立公差に影響されるため、実態に合った最小限の値に設定することが望ましい。
なお、本実施形態では、撮像素子6に対して直接、センサカバー8の下側の基準面を突き当てるとともに、厚さの精度を高めたセンサカバー8を用い、かつセンサカバー8の上面(Z軸正方向側の面)に対して(言い換えれば、レンズ駆動装置5の下面(Z軸負方向側の面)に対して)高精度にレンズバレル2を位置決めする。それゆえ、本実施形態では、25μm程度のオーバーインフ量で十分であるとも言える。本実施形態では、無限遠の被写体に対する合焦位置よりも25μmだけ撮像素子6側に寄った位置にレンズバレル2が取り付けられ、かつその状態でセンサカバー8とレンズバレル2との間に隙間が存在する。
(弾性体)
本実施形態における特徴的な構成は、図3の(a)に示すように、上側のAFバネ12aの一部が中間保持部材13の外周よりも突出(延出)して、アーム部(延出部分)12cを形成し、アーム部12cの一部にサスペンションワイヤー16の上端を固定した構造であって、かつ、アーム部12cが変形した際に、サスペンションワイヤー16が傾くことを極力防止するようになっている。また、サスペンションワイヤー16の長手方向の永久ひずみおよび圧縮方向の座屈が生じないように、アーム部12cのバネ定数とサスペンションワイヤー16の長手方向のバネ定数との関係を的確に規定してあることが望ましい。なお、両者のバネ定数の関係は後述する。また、アーム部12cの一部に、ダンパー材11を設けることによって、共振ピークを抑制することができる。
なお、本明細書において座屈とは、ワイヤー状の部材(金属)に圧縮応力が加えられた場合に、ワイヤーがそれ以上縮むことができずに、ワイヤーの長手方向とは垂直な径方向にワイヤーが折れ曲がってしまう現象を指している。また、座屈を生じる応力を座屈応力という。
さらに、本明細書において永久ひずみとは、ワイヤー状の部材に引っ張り応力を加えた場合に、伸長したワイヤーが応力を除いた後も元の状態に戻らない現象を指している。なお、応力と変形量とが比例しなくなり、永久ひずみを生じる応力を降伏応力という。
アーム部12cの詳細構造について、図3の(b)を用いて説明する。アーム部12cは、AFバネ12aが中間保持部材13よりも外側に延出している部分であり、可撓性を有する可撓部12da・12dbと、サスペンションワイヤー16と接合される接合部12eと、可撓部12dに比べて相対的に可撓性の小さい固定端部12fを有している。固定端部12fは、本実施形態では可撓部12da・12dbよりも大きなバネ幅とすることで、可撓部12da・12dbよりも相対的に可撓性が小さくなるようにしている。
固定端部12fは2方向から延びており、可撓部12da(第1の可撓部)と、可撓部12db(第2の可撓部)とを介して接合部12eで合体連結されている。以下の説明において、「可撓部12d」は、可撓部12daまたは可撓部12dbを意味する。
本願の特徴的な構造は、サスペンションワイヤー16の中心を通り互いに直交する軸22a(第2軸)および軸22b(第1軸)に対して、可撓部12dの形状が線対称となっていることである。このように線対称構造とすることにより、可撓部12dが撓んで変形した場合に、バネの反力が接合部12eにバランス良く作用するため、接合部12eはほとんど傾かずに変位可能となる。
このような線対称性を実現するため、本実施形態では、固定端部12fをアーム状に延ばし、固定端部12fと可撓部12dの境界部分、特に固定端部12fは幅が大きいので境界のほぼ中央位置を両方の固定端部どうしで結んだ直線がサスペンションワイヤー16の中心を通るようにしている。つまり、可撓部12daおよび固定端部12fの連結部位の中心Paと、可撓部12dbおよび固定端部12fの連結部位の中心Pbとを結んだ直線は、軸22aである。すなわち、上記境界部分の中央とサスペンションワイヤーの中心とがほぼ一直線上に並んでいる。この直線を線対称の基準となる一方の軸22bとすると、サスペンションワイヤーの中心である接合点Pを通り、これに垂直な軸22aを設定し、軸22a・22bのそれぞれに対して線対称構造をもつように可撓部の形状を決めている。このような構造を採用することで、小さなスペースで容易に対称性を得ることができる。
なお、以上において「線対称」とは、図3の(b)に示されるように、Z軸の正方向側から見たときに、軸22aまたは軸22bに対して線対称であることを意味する。つまり、「線対称」は「軸22bを含み光軸Oに平行な平面、および、軸22aを含み光軸Oに平行な平面、に対して面対称」と読み換えられてよい。以下においても同様である。
また、本実施形態では、接合部12eを介して2つの可撓部12dが連結され、可撓部12dの他端は固定端部12fに連結されて両持ち梁を構成している。両持ち梁構造において、その中央に力が作用し、その両側のバネ定数が均等であれば、中央部には傾きが生じない。
次に、アーム部12cの変形の様子を図4に示す。図4の(a)はサスペンションワイヤーの長手方向に力が加わっていない初期状態を示し、(b)は落下衝撃などによりサスペンションワイヤーが図の上方に突き上げられるような方向の力を受けた時の変形状態を示す。見やすくするため、ダンパー材11は記載していない。一方、サスペンションワイヤー16と接合部12eとを接合するための半田23を図示している。図4の(b)からわかるように、サスペンションワイヤーに力が加わって、可撓部12dが変形した場合でも、対称性により接合部12eは傾かずに変位し、これによってサスペンションワイヤー16も傾かず、サスペンションワイヤー16には伸び縮みの応力が加わるだけで、せん断応力が加わることはほとんどなくなり、例えば落下衝撃により降伏応力や耐力の限界を超えて破壊したり、繰り返し応力により疲労破壊するリスクを低減することが可能となる。
次に、可撓部12dを介して接合部12eと固定端部12fとを接合する(つまり、接合部12eと固定端部12fとを可撓部12dを介して連結し、接合部12eにサスペンションワイヤー16を接合する)ことの効果について説明する。可撓部12dは、サスペンションワイヤー16の座屈および永久ひずみ、疲労などを抑制するための弾性体として機能する。アーム部12cは、特に限定されないが、例えば、金属、プラスチックなどにより構成することができる。より好ましくは、アーム部12cとしては、バネ定数を十分に小さくすることが可能であり、150μm程度変形しても塑性変形しない素材を用いる。また、アーム部12cとサスペンションワイヤー16とを半田付けする場合には、アーム部12cを金属によって構成することが好ましい。通電手段としても利用することを考えると、銅合金など、電気抵抗の小さな材料が望ましい。部品点数のことを考えると、アーム部12cは上側のAFバネ12aを中間保持部材13よりも外側まで延出させることで一体形成することが望ましい。本実施形態では、上側のAFバネ12aとアーム部12cは同じ材料であり、ベリリウム銅、ニッケル銅、チタン銅などの銅合金が好適である。
通常の使用状態では、この可撓部12dの撓みによる変形量は無視できるレベルであるが、落下などにより過大な衝撃力が作用した場合、中間保持部材13を含むOIS可動部に対して光軸方向に慣性力を受ける。中間保持部材13の下部には、ベース19が存在しており、ベース19が、中間保持部材13(OIS可動部)の光軸方向下側(Z軸負方向側)の移動範囲を規定するストッパー(係止部材)として働くため、中間保持部材13の光軸方向の変位を規制することができる。しかし、組立誤差なども考慮して、OIS可動部がOIS固定部に接触しないようにするためには、OIS可動部とOIS固定部の隙間として100μmから150μm程度の隙間を設けることが必須である。そのため、OIS可動部とOIS固定部との間隔が、150μm程度変化することがあり得る。サスペンションワイヤー16の伸縮のみでこの変形量を負担しようとすると、そのときにサスペンションワイヤー16にかかる応力は座屈応力又は降伏応力を超えることがあり得る。
同様に、中間保持部材13の光軸方向上側(Z軸正方向側)の移動に対しては、カバー17をストッパーとして作用させればよい。例えば、図示しない突起部を中間保持部材13の上面側(Z軸正方向側)に設けることで、上側(Z軸正方向側)の移動範囲も下側(Z軸負方向側)の移動範囲と同等の150μm程度に設定できる。
本実施形態では、可撓部12dがその変形量の一部を負担するため、サスペンションワイヤー16の長手方向の変形量を抑えることができる。
図5は、図1に示されるカメラモジュール50の構成を示す模式図である。本発明の重要要素部品だけを簡略化して示すと図5のようになる。撮像レンズ1などを保持するレンズホルダー4が上下2枚のAFバネ12aおよび12bにより支持され、上側のAFバネ12aの一部は中間保持部材13よりも外側に突出している。この突出したアーム部12cの一部にサスペンションワイヤー16が固定されている。
(バネ定数)
次に、本発明の実施形態に係るカメラモジュール50における落下耐性について、より詳細に説明する。サスペンションワイヤー16および可撓部12dのバネ定数の関係を図6に示す。図6は、図1に示されるカメラモジュールの構成を示す他の模式図であって、可撓部12dとサスペンションワイヤー16の長手方向のバネの構成を簡略的に示す図である。kが上側(Z軸正方向側)のAFバネ12aから延出したアーム部12cにおける可撓部12dのバネ定数、kがサスペンションワイヤー16の長手方向のバネ定数である。すなわち、kとkという2つのバネが直列に接続された構造となっている。なお、アーム部12cの一部にダンパー材11が塗布されている場合には、kはダンパー材込みのアーム部12cのバネ定数となる。簡単のため、1箇所のみのサスペンションワイヤー16に関して説明を行う。
以上の構造において、k<<kとなるように設定する。例えば、k=1×10N/m程度、k=1×10N/m程度とする。落下衝撃などによって生じるトータルの変形量(可動部30の移動可能距離)をδ(例えば、中間保持部材13とベース19との間隔である150μm程度)とすると、それぞれのバネの変形量はそれぞれのバネ定数に反比例し、下記式(1)および(2)のように求められる。
弾性体(アーム部12c)の変形量δ=δk/(k+k)=148.5μm・・・(1)
サスペンションワイヤー16の変形量δ=δk/(k+k)=1.5μm・・・(2)
また、サスペンションワイヤー16をδだけ変形させるのに必要な力Fは、下記式(3)のように求められる。
F=δk/(k+k)=0.15N・・・(3)
ここで、サスペンションワイヤー16の断面積は、5×10−9であるとする。このとき、サスペンションワイヤー16の長手方向の変形量によって規定される応力は、サスペンションワイヤー16の断面積をAとすると、下記式(4)のように求められる。
σ=(δ/A)k/(k+k)=3×10N/m・・・(4)
このσがサスペンションワイヤー16の座屈応力σを超えないことが必須となる。すなわち、座屈応力を問題にしているのは、通常の場合、降伏応力よりも座屈応力の方が小さくなるためである。
すなわち、下記式(5)を満たすように、移動範囲を上限とする変形量δ、断面積Aならびにバネ定数kおよびkを設定すればよい。
σ>(δ/A)k/(k+k)・・・(5)
なお、座屈応力としては、通常Eulerの座屈応力が目安とされる。Eulerの座屈応力は、下記式(6)で表される。Cは定数であり、両端固定梁の場合にはC=4となる。Eはサスペンションワイヤー16のヤング率、λはサスペンションワイヤー16の細長比をそれぞれ示す。
σ=CπE/λ・・・(6)
一つの設計例に基づいて、Eulerの座屈応力を計算すると、1×10N/m程度の値となった。しかしながら、Eulerの座屈応力は理想的な垂直荷重が加えられた場合の式であり、現実には斜めに荷重がかかる場合もあり、ある程度のマージンを見て、座屈応力を設定するのが望ましい。なお、以上の設計・計算工程を含む製造方法も、本発明に含まれる。
本実施形態においては、ベース19が、ストッパー(係止部材)として働き、中間保持部材13(OIS可動部)の光軸方向の移動範囲が規定される。この移動範囲が、サスペンションワイヤー16の長手方向の変形量と可撓部12dの変形量へと、それぞれのバネ定数に対応した比率で分配される。そして、サスペンションワイヤー16の長手方向が受け持った変形量によって生じる応力が、サスペンションワイヤー16の座屈応力および降伏応力を超えないことによって、座屈および永久ひずみを防止することができ、落下耐性をカメラモジュール50に持たせることが可能である。
〔第2実施形態〕
第2実施形態が第1実施形態と異なるのはアーム部12c、特に可撓部12dの形状である。図7の(a)は、本実施形態のカメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図であって、カメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16とAFバネの外側にあるアーム部12cとの連結部近傍の拡大図である。なお、第1実施形態と同様の部材には同じ部材番号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態では、可撓部12dの形状が折り返し部12Dを有するものとなっている。第1実施形態がリング形状の可撓部だったのに対して、第2実施形態のように折り返し構造とすることにより、可撓部12dの有効長を長くすることが可能となり、可撓部12dのバネ定数を適正化しやすくなる。
基本的な効果は第1実施形態と同様である。すなわち、固定端部12fと接合部12eは可撓部12dを介して連結されており、接合部12eにサスペンションワイヤー16が接合されている。可撓部12dの形状は、サスペンションワイヤー16の中心を通る2本の軸22a・22bのそれぞれに対して線対称となっている。また、4本の可撓部12dは、接合部12eを介して両持ち梁構造を形成している。このような構成とすることにより、可撓部12dが変形した場合でも、接合部12eは傾くことなく変位し、したがってサスペンションワイヤー16も傾くことがなく、サスペンションワイヤーに加わるせん断応力を低減できる。
(変形例)
図7の(b)・(c)は、図7の(a)に示されるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成の変形例を示す図である。図7の(c)は、図7の(b)に示される可撓部12dの折り返し部12Dの形状を、折り返し部12Dが延びる方向(Zx平面が広がる方向)に対して側面側(y軸方向側)から見たときの、図7の(b)に対する側面図である。
折り返し部12Dは、図7の(a)に示されるようにXY平面に広がる形状に限定されない。例えば、図7の(b)・(c)に示されるように、Zx平面に広がる形状であってよい。なお、xyZ座標軸は、XYZ軸をZ軸を中心として回転させた座標軸であって、x軸は軸22bと平行であり、かつ、y軸は軸22aと平行である。
そして、図7の(b)・(c)に示される折り返し部12Dは、図7の(a)に示される四つの折り返し部12Dに対応し、かつ、該折り返し部12Dとは異なる平面に折り返されている。
図7の(a)に示される折り返し部12Dは、可撓部12dの全体が一つのXY平面に含まれているので、図7の(b)・(c)に示される折り返し部12Dよりも、加工性に優れる。なお、図7の(b)・(c)に示されるような、可撓部12dの全体が一つの平面に含まれない場合の折り返し部12Dは、3Dプリンター(three dimensional printer)などによって立体造形してよい。
つまり、可撓部12dの形状が、サスペンションワイヤー16の中心を通る互いに直交する2本の軸22a・22bのそれぞれに対して線対称(上述のように面対称)であるならば、可撓部12dの折り返し部12Dは、空間的に広がってよい。以上により、可撓部12dの有効長をさらに長くすることが可能となり、可撓部12dのバネ定数をさらに適正化しやすくなる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態が第1実施形態と異なるのは固定端部12fと可撓部12dの境界部分が中間保持部材13の境界エッジにより形成されている点である。図8は、本実施形態のカメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図であって、カメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16とAFバネの外側にあるアーム部12cとの連結部近傍の拡大図である。なお、第1実施形態と同様の部材には同じ部材番号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態では、中間保持部材13の一部が突出した突出部13aを有しており、突出部13aの境界エッジ部13b(並進抑制部)により、可撓部12dと固定端部12fの境界が設定されている。換言するならば、可動部30は、可撓部12dおよび可動部30の連結部位の光軸Oが延びる方向への並進運動を抑制する境界エッジ部13bを含んでよい。
ここで、固定端部12fは中間保持部材13に固定されている。固定端部12fは撓む必要がないが、実施形態1のように、バネの幅を広くしただけでは、可撓部12dと比べると相対的に可撓性は小さいものの、多少の撓みが生じる。本実施形態のように、固定端部12fを中間保持部材13に固定することで、固定端部12fはほとんど変形しなくなる。実施形態1のような形状で固定端部12fが変形すると、線22a、22bに対して非対称性を生じさせるため、固定端部12fは変形しない方が望ましい。基本的な効果は第1実施形態と同様である。すなわち、固定端部12fと接合部12eは可撓部12dを介して連結されており、接合部12eにサスペンションワイヤー16が接合されている。可撓部12dの形状は、サスペンションワイヤー16の中心を通る2本の軸22a・22bのそれぞれに対して線対称となっている。また、2つのリング状の可撓部12dは、接合部12eを介して両持ち梁構造を形成している。このような構成とすることにより、可撓部12dが変形した場合でも、接合部12eは傾くことなく変位し、したがってサスペンションワイヤー16も傾くことがなく、サスペンションワイヤーに加わるせん断応力を低減できる。
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(ベースに加わる衝撃と接合部の傾きとの関係)
ここで、上述のように、サスペンションワイヤー16の一端は、ベース19(固定部)に固定されているので、ベース19に衝撃が加わると、該衝撃に応じて移動する。
一方、サスペンションワイヤー16の他端は、接合部12eに接合されており、接合部12eは、可撓部12dを介して固定端部12fに連結されている。そして、固定端部12fは、ベース19に衝撃が加わっても、該衝撃に応じて移動するわけではない。よって、サスペンションワイヤー16の他端は、可撓部12dおよび接合部12eの変形により、ある程度移動可能ではあるものの、衝撃に応じて移動しにくい。
つまり、サスペンションワイヤー16の一端は、サスペンションワイヤー16の他端に対して相対的に移動しやすいので、ベース19に衝撃が加わると、サスペンションワイヤー16が曲がり、接合部12eが傾くことがある。換言すれば、サスペンションワイヤー16および接合部12eの接合点Pには、接合部12eを傾かせる(回転運動させる)力が作用する。
(接合部の傾きを防止する構成)
図9は、本実施形態のカメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成を示す、図3の(b)に対応する図であって、(a)は該構成を示す模式図であり、(b)は強化線材によって実現した該構成を示す図である。
図9の(a)に示されるように、カメラモジュール50におけるサスペンションワイヤー16の破断を防止する構成は、端的には、可撓部12dが、軸22bを中心とする接合部12eの回転運動22Bおよび軸22aを中心とする接合部12eの回転運動22Aを抑制し、かつ、接合部12eおよび固定端部12fを連結するという構成である。
上記構成によれば、可撓部12dが軸22a・22bの互いに直交する二軸を中心とする接合部12eの回転運動を抑制するので、接合部12eは傾かず、例えばせん断力がサスペンションワイヤー16に作用しなくなる。
以上により、サスペンションワイヤー16は、衝撃(例えば、カメラモジュールの落下による急激な移動)によって破壊されにくくなる。すなわち、サスペンションワイヤー16の破断リスクを低減できる。
(接合部の具体例)
可撓部12dは、上述の実施形態に記載されているように実現できるが、以下のように実現してもよい。
図9の(b)に示されるように、可撓部12dは、弾性体(ゴムなど)と、該弾性体よりも弾性率が高く、かつ、軸22bと平行に配された強化線材Dとを含んでよい。
上記構成によれば、可撓部12dは、強化線材Dを含まない場合と比較し、可撓性は維持されつつ、軸22aを中心として回転する方向にも、軸22bを中心として回転する方向にも、ねじれにくくなる。かつ、強化線材Dは、軸22bと平行に配されているので、軸22bに垂直な軸22a方向への弾性体の伸びを妨げない。よって、接合部12eは、さらにより傾きにくくなる。
なお、可撓部12dがゴムなどの弾性体を含まず、例えば金属である場合には、可撓部12dの形状は、図3の(a)〜(b)に示されるリング状、図7の(a)〜(c)に示される折り返し部を有する形状などの、軸22a方向に撓みやすい形状であることが好ましい。これにより、可撓部12dのバネ定数(弾性率)が低くなり、可撓部12dは、軸22a方向に伸びることができる。換言するならば、接合部12eは、サスペンションワイヤー16の並進運動にあわせて変位できる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るカメラモジュールは、手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールであって、撮像レンズ1を備える可動部30と、上記可動部を囲う固定部40と、上記撮像レンズの光軸Oに対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤー16と、上記サスペンションワイヤーの他端に接合された接合部12eと、上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点Pを通って上記光軸と直交する第1軸(軸22b)を中心とする上記接合部の回転運動22Bならびに上記接合点を通って上記第1軸と直交する第2軸(軸22a)を中心とする上記接合部の回転運動22Aを抑制し、かつ、上記接合部および上記可動部を連結する可撓部12d・12da・12dbとを備える。
ここで、上述のように、サスペンションワイヤーの一端は、固定部に固定されているので、固定部に衝撃が加わると、該衝撃に応じて移動する。
一方、サスペンションワイヤーの他端は、接合部に接合されており、接合部は、可撓部を介して可動部に連結されている。そして、可動部は、固定部に衝撃が加わっても、該衝撃に応じて移動するわけではない。よって、サスペンションワイヤーの他端は、可撓部および接合部の変形により、ある程度移動可能ではあるものの、衝撃に応じて移動しにくい。
つまり、サスペンションワイヤーの一端は、サスペンションワイヤーの他端に対して相対的に移動しやすいので、固定部に衝撃が加わると、サスペンションワイヤーが曲がり、接合部が傾くことがある。換言すれば、サスペンションワイヤーおよび接合部の接合点には、接合部を回転運動させる力が作用する。
上記構成によれば、可撓部が第1軸および第2軸の互いに直交する二軸を中心とする接合部の回転運動を抑制するので、接合部は傾かず、例えばせん断力がサスペンションワイヤーに作用しなくなる。
以上により、サスペンションワイヤーは、衝撃(例えば、カメラモジュールの落下による急激な移動)によって破壊されにくくなる。すなわち、サスペンションワイヤーの破断リスクを低減できる。
本発明の態様2に係るカメラモジュールでは、上記態様1において、上記可撓部の形状は、上記第1軸を含み上記光軸に平行な平面、および、上記第2軸を含み上記光軸に平行な平面、に対して面対称であってよい。
上記構成によれば、可撓部の形状が、接合点を通る互いに直交する二軸を含む平面について面対称になる。このため、可撓部は、接合点に対して対称に変形するので、接合部がチルトする(傾く)ことはほとんどない。よって、サスペンションワイヤーには、伸び縮み方向の力のみが作用するので、せん断力(せん断応力)がほとんど作用しない。したがって、サスペンションワイヤーは、より破壊されにくくなる。
本発明の態様3に係るカメラモジュールは、上記態様1または2において、上記可撓部の対を少なくとも1つ備え、上記接合部の一端は、第1の上記可撓部12daによって上記可動部に連結され、上記接合部の他端は、第2の上記可撓部12dbによって上記可動部に連結され、上記第1の可撓部および上記可動部の連結部位の中心Paと、上記第2の可撓部および上記可動部の連結部位の中心Pbとを結んだ直線は、上記第2軸であってよい。
上記構成によれば、各境界部位の中心と、サスペンションワイヤーの中心(接合点)とがほぼ一直線上に配される。そして、可撓部も、該直線に対して対称に配されるので、可撓部の変形時の接合部のチルト(傾き)を低減でき、サスペンションワイヤーの破断リスクをさらにより低減できる。
本発明の態様4に係るカメラモジュールでは、上記態様1から3のいずれか一態様において、上記可撓部および上記可動部の連結部位の弾性率と、上記可撓部の弾性率とは、異なる。
上記構成によれば、可撓部の弾性率を比較的小さくし、可撓外を大きく変形させる余地が生まれるので、サスペンションワイヤーの変形を、相対的に小さくできる。
本発明の態様5に係るカメラモジュールでは、上記態様4において、上記可撓部は、上記接合部と上記可動部との間に広がるリングであってよい。
上記構成によれば、可撓部を簡単なリング形状によって実現できる。
本発明の態様6に係るカメラモジュールでは、上記態様4において、上記可撓部は、上記接合部と上記可動部との間で折り返されてよい。
ここで、同じ材料、同じ厚さ、同じ幅であれば、バネ定数はバネの有効長の3乗に反比例する。
上記構成によれば、可撓部の有効長を長くでき、可撓部のバネ定数を適正化しやすくなる。つまり、可撓部全体の寸法を一定以下に維持した上で、可撓部のバネ定数をより小さくできる。
本発明の態様7に係るカメラモジュールでは、上記態様1から6のいずれか一態様において、上記可動部は、上記可撓部および上記可動部の連結部位の上記光軸が延びる方向への並進運動を抑制する並進抑制部(境界エッジ部13b)を含んでよい。
上記構成によれば、接合部および可撓部からなる構造は、おおむね該部位の両端が並進抑制部によって固定された両持ち梁構造になる。これにより、接合部は、さらに傾きにくくなる。
本発明の態様8に係るカメラモジュールでは、上記態様1から7のいずれか一態様において、上記可撓部は、弾性体と、上記弾性体よりも弾性率が高く、かつ、上記第1軸と平行に配された強化線材Dとを含んでよい。
上記構成によれば、可撓部は、強化線材を含まない場合と比較し、可撓性は維持されつつ、第1軸を中心として回転する方向にも、第2軸を中心として回転する方向にも、ねじれにくくなる。かつ、強化線材Dは、第1軸と平行に配されているので、第1軸に垂直な第2軸方向への弾性体の伸びを妨げない。よって、接合部は、さらにより傾きにくくなる。
本発明の態様9に係るカメラモジュールの製造方法は、撮像レンズを備える可動部30と、上記可動部を囲う固定部と、上記撮像レンズの光軸に対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤーと、上記サスペンションワイヤーの他端が固定された接合部とを備えている、手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールの製造方法であって、可撓部を設計する工程であって、上記可動部の移動可能距離と、上記サスペンションワイヤーの断面積およびバネ定数と、上記可撓部のバネ定数とから求められる応力が、上記サスペンションワイヤーの座屈応力より小さくなるように、上記可撓部の弾性率を計算する工程と、上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点を通って上記光軸と直交する第1軸を中心とする上記接合部の回転運動ならびに上記接合点を通って上記第1軸と直交する第2軸を中心とする上記接合部の回転運動を抑制するように、上記接合部および上記可動部を連結する工程とを含む。
上記構成によれば、サスペンションワイヤーの破断リスクが低いカメラモジュールを製造できる。
〔付記事項〕
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、カメラモジュールの製造分野において利用可能であり、特に、携帯用端末などの通信機器を含む各種電気器に搭載されるカメラモジュールの製造分野において好適に利用可能である。
1 撮像レンズ
2 レンズバレル(可動部)
3 接着剤(可動部)
4 レンズホルダー(可動部)
5 レンズ駆動装置(可動部)
12a AFバネ(可動部)
12b AFバネ(可動部)
12c アーム部(可動部)
12d 可撓部(回転抑制部)
12da 可撓部(回転抑制部)
12db 可撓部(回転抑制部)
12e 接合部
12f 固定端部(可動部)
13 中間保持部材(可動部)
13a 突出部(可動部)
13b 境界エッジ部(並進抑制部)
14 AFコイル(可動部)
15 永久磁石(可動部)
16 サスペンションワイヤー
17 カバー(固定部)
18 OISコイル(固定部)
19 ベース(固定部)
21 ホール素子(固定部)
22A 回転運動(傾き)
22B 回転運動(傾き)
22a 軸(第2軸)
22b 軸(第1軸)
30 OIS可動部(可動部)
40 OIS固定部(固定部)
50 カメラモジュール
D 強化線材
P 接合点
Pa 中心
Pb 中心
バネ定数
バネ定数
σ 応力
σ 座屈応力

Claims (4)

  1. 手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールであって、
    撮像レンズを備える可動部と、
    上記可動部を囲う固定部と、
    上記撮像レンズの光軸に対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤーと、
    上記サスペンションワイヤーの他端に接合された接合部と、
    上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点を通って上記光軸と直交する第1軸を中心とする上記接合部の傾きならびに上記接合点を通って上記光軸及び上記第1軸と直交する第2軸を中心とする上記接合部の傾きを抑制し、かつ、上記接合部および上記可動部を連結する可撓部と、
    を備え
    上記可撓部の形状は、上記第1軸を含み上記光軸に平行な平面、および、上記第2軸を含み上記光軸に平行な平面、に対して面対称であることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記可撓部および上記可動部の連結部位の弾性率と、上記可撓部の弾性率とは、異なることを特徴とする請求項に記載のカメラモジュール。
  3. 上記可撓部は、上記接合部と上記可動部との間で折り返されていることを特徴とする請求項に記載のカメラモジュール。
  4. 撮像レンズを備える可動部と、上記可動部を囲う固定部と、上記撮像レンズの光軸に対して平行または斜めに延在し、上記可動部が上記光軸に垂直な方向に移動するように上記可動部を支持し、一端が上記固定部に固定されたサスペンションワイヤーと、上記サスペンションワイヤーの他端が固定された接合部とを備えている、手ぶれ補正機能を有するカメラモジュールの製造方法であって、
    可撓部を設計する工程であって、上記可動部の移動可能距離と、上記サスペンションワイヤーの断面積およびバネ定数と、上記可撓部のバネ定数とから求められる応力が、上記サスペンションワイヤーの座屈応力より小さくなるように、上記可撓部の弾性率を計算する工程と、
    上記サスペンションワイヤーおよび上記接合部の接合点を通って上記光軸と直交する第1軸を中心とする上記接合部の傾きならびに上記接合点を通って上記光軸及び上記第1軸と直交する第2軸を中心とする上記接合部の傾きを抑制するように、上記接合部および上記可動部を連結する工程と、
    を含み、
    上記可撓部の形状は、上記第1軸を含み上記光軸に平行な平面、および、上記第2軸を含み上記光軸に平行な平面、に対して面対称であることを特徴とするカメラモジュールの製造方法。
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