JPS6245299Y2 - - Google Patents

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JPS6245299Y2
JPS6245299Y2 JP9196981U JP9196981U JPS6245299Y2 JP S6245299 Y2 JPS6245299 Y2 JP S6245299Y2 JP 9196981 U JP9196981 U JP 9196981U JP 9196981 U JP9196981 U JP 9196981U JP S6245299 Y2 JPS6245299 Y2 JP S6245299Y2
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JP
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objective lens
leaf spring
leaf springs
amorphous metal
leaf
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JP9196981U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光学式デイスクプレーヤに使用される
対物レンズ装置の対物レンズ支持装置に関する。
光学式デイスクプレーヤに使用される対物レン
ズ装置には、フオーカス方向(対物レンズの光軸
方向)及びトラツキング方向(デイスク上のトラ
ツクの巾方向)の夫々の調整を行うため、対物レ
ンズを保持する対物レンズ保持筒を上下方向及び
左右方向に移動可能にしたいわゆる2次元アクチ
エタが採用されている。この2次元アクチエタ
は、対物レンズ保持筒を上下方向及び左右方向に
移動可能とすべく2枚以上の板バネで支持したも
のが一般的であつて、対物レンズ保持筒の駆動は
これに取り付けられたコイルの電磁力によりなさ
れる。
ところで、上記板バネの材料としては従来リン
青銅、ベリリウム青銅、ステンレス等が使用され
てきた。これらの金属は、例えばリン青銅板につ
いてはその降伏強度が約90Kg/mm2であつて、対物
レンズ装置を通常の状態で使用している限りはそ
の機械的強度が特に問題となることはない。しか
し、対物レンズ装置の光学系や電気回路に異変を
生じて、上記対物レンズ保持筒が大幅に動き、そ
の許容振幅範囲を越えた場合、板バネに降伏応力
以上の力が加わつて塑性変形を生ずる。また、対
物レンズ装置をそのメインテナンス等のために取
扱う際、対物レンズ部に誤つて触れるなどした場
合にも同様のことが生ずる。そして板バネが塑性
変形すると、対物レンズの光軸が傾き、集光性能
が劣化したり2次元アクチエタのサーボが不安定
となる等の不具合を生じて対物レンズ装置の性能
が劣化する。また、2次元アクチエタの感度を向
上させるために板バネを薄くした場合には、上述
した不具合が生じ易いと共に、無負荷状態での板
バネのそりが大きくなる。従つて対物レンズ保持
筒の軸垂性(レンズの光軸と入射光線の光軸との
平行性)を保つために対物レンズ装置の組立作業
において特別な考慮をはらう必要が生じ、組立作
業の能率を低下させるという欠点もあつた。
また、従来のこの種対物レンズ装置では、コイ
ルの磁気シールド対策が何等なされていなかつた
ために、通電時にコイルから発生した磁気フラツ
クスが対物レンズ装置の近傍に位置する他の電気
回路へ磁気的悪影響を及ぼし易かつた。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく創案する
に至つたものであつて、上記板バネを強磁性を有
するアモルフアス金属によつて構成することによ
り対物レンズ装置の組立を容易にすると共に対物
レンズ装置に異常が生じて板バネに過大な力が作
用した場合でも、対物レンズの光軸が傾いたり焦
点位置がずれたりすることがなく、併せて、コイ
ルの磁気シールドも行えるようにした対物レンズ
支持装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例を示したものであ
つて、対物レンズ保持筒1はその上下両端部をフ
オーカス調整用の第1の板バネ2及び3を介在し
て支持筒4に支持されている。また、対物レンズ
5を支持する対物レンズホルダ6はトラツキング
調整用の第2の板バネ7及び8を介在して対物レ
ンズ保持筒1に支持されている。従つて、対物レ
ンズ5は第1図で上下方向(フオーカス方向)及
び左右方向(トラツキング方向)に変位可能とさ
れている。対物レンズ保持筒1にはフオーカス調
整用の第1のコイル9が巻き付けられていて、こ
の第1のコイル9はリング状の一対のヨーク1
0,11に挾まれてフオーカス調整用モータを構
成している。なお第1図で14はヨーク10と1
1の間に設けられたリング状のマグネツトであ
る。
第2の板バネ7,8にはトラツキング調整用の
第2のコイル12,13が取り付けられていて、
この第2のコイル12,13には支持筒4に設け
られたマグネツト15,16が対向して配置さ
れ、トラツキング調整用モータを構成している。
第1の板バネ2,3はアモルフアス金属によつ
て板厚40μ程度に形成され、夫々第3図に示すよ
うにリング状の外輪部19と内輪部20及び外輪
部19の内周部と内輪部20の外周部とを連結す
る複数の渦巻状の連結部21とから成つている。
また、第2の板バネ7,8もアモルフアス金属に
よつて板厚40μ程度に形成されている。なお、ア
モルフアス金属としては種々のものを採用するこ
とが可能であり、例えばFe8Co72Si10B10
Fe60Cr20P13C7を用いることができる。
対物レンズ支持装置は上述の如く構成されてお
り、その第1の板バネ2,3及び第2の板バネ
7,8に使用されているアモルフアス金属は周知
の如く一般的に高い強靭性を有し、その降伏強度
は200〜300Kg/mm2にも至る反面ヤング率は1.0×
104Kg/mm2前後である。従つて、対物レンズ装置
の光学系や電気回路に異変を生じて対物レンズ保
持筒1が上下に大幅に動いたり、あるいは対物レ
ンズ5が左右方向に大きく振れたりするようなこ
とがあつても、第1の板バネ2,3あるいは第2
の板バネ7,8が塑性変形を生ずることがなく、
対物レンズ5の光軸が傾いたりその焦点位置がず
れたりしてしまうことがない。
次に第2図は本考案の第2実施例を示したもの
であつて、トラツキング方向の駆動装置が上記第
1実施例とやや異なるものである。即ち、この場
合はトラツキング駆動用の第2のコイル12,1
3及び対物レンズ5が対物レンズ保持筒1に直接
取り付けられ、対物レンズ保持筒1自体がその上
端部を中心としてやや傾き、トラツキング調整を
なすようにされている。そして板バネ2とこの板
バネ2よりも弾性に富むゴム、ウレタン等の非金
属弾性体3がフオーカス調整用とトラツキング調
整用の両機能を兼ねることとなり、第1実施例に
おける第2の板バネ7,8は不要となる。この第
1の板バネ2は第1実施例の場合と同様アモルフ
アス金属により構成され、第3図に示すような形
状とされている。従つて板バネ2は上下方向のみ
でなく左右方向(半径方向)にもたわむが、上述
したアモルフアス金属の強靭性により対物レンズ
保持筒1が大きく移動するようなことがあつても
塑性変形を越こすことがない。
また、アモルフアス金属の磁気的特性に着目
し、例えばFe8Co72Si10B10のような強磁性体を上
記第1及び第2実施例における第1の板バネ2に
採用した場合は、板バネ2により通電時にコイル
9,12から発生した磁気フラツクスがシールド
され、対物レンズ装置の近傍に位置する他の磁気
回路への磁気的悪影響を防止できる。
また、アモルフアス金属のうち例えば
Fe60Cr20P13C7のようにクロームを比較的多く含
んだものは耐蝕性に優れており、これを第1の板
バネ2,3あるいは第2の板バネ7,8に採用し
てもよい。
更にまた、上記実施例においては第1の板バネ
2,3及び第2の板バネ7,8の板厚を40μ程度
としたが、30μ程度に薄くしたものを用いても実
用上差支えなく、対物レンズ装置の感度を更に向
上させることも可能である。
また、上記実施例では第1の板バネ2,3及び
第2の板バネ7,8の全てにアモルフアス金属を
用いたが、一部の板バネにのみアモルフアス金属
を用い他はリン青銅やステンレス等で構成するよ
うにしてもよい。
本考案は上述の如く、光学デバイスの対物レン
ズを支持する板バネを靭性が高く、かつまた降伏
強度が大きいアモルフアス金属によつて構成した
ものであるから、光学デバイスの光学系や電気系
の異変、あるいはメインテナンス時における上記
対物レンズへの衝撃等によつて板バネに塑性変形
が生ずることが少なく、対物レンズの光軸が傾い
たり焦点位置がずれたりすることがない。従つて
光学デバイスの信頼性が大巾に向上する。また板
バネの信頼性が増すことから、その板バネの板厚
を従来に比べて薄くすることが可能で、フオーカ
ス調整及びトラツキング調整の感度が向上する。
また板バネの無負荷状態でのそりが非常に少ない
ので、組立時の取扱いが容易である上に、対物レ
ンズの光軸と入射ビームの光軸との平行度(垂直
性)を出し易く、アクチエタの量産効率が著しく
高くなる。しかも本考案によれば、光学デバイス
の対物レンズを支持する板バネを強磁性を有する
アモルフアス金属によつて構成したので、対物レ
ンズを支持する板バネによつてコイルの磁気シー
ルド板を兼用させることができる。従つて、通電
時にコイルから発生した磁気フラツクスが対物レ
ンズ装置の近傍に位置する他の電気回路へ磁気的
悪影響を及ぼすことを未然に防止できる上に、上
記板バネとは別に磁気シールド板を設ける必要が
ないから、部品点数及び組立工数が少なく、対物
レンズ装置の小型化及び軽量化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を光学式デイスクプレーヤの対物
レンズ支持装置に適用した実施例を示したもので
あつて、第1図は第1実施例を示す縦断面図、第
2図は第2実施例を示す縦断面図、第3図は板バ
ネの平面図である。 また図面に用いられた符号において、1……対
物レンズ保持筒、2,3……第1の板バネ、4…
…支持筒、5……対物レンズ、7,8……第2の
板バネ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対物レンズを板バネを介して弾性的に支持して
    なる光学デバイスにおいて、上記板バネを強磁性
    を有するアモルフアス金属によつて構成したこと
    を特徴とする対物レンズ支持装置。
JP9196981U 1981-01-30 1981-06-22 Expired JPS6245299Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9196981U JPS6245299Y2 (ja) 1981-06-22 1981-06-22
US06/341,007 US4482986A (en) 1981-01-30 1982-01-20 Objective lens mount for optical disc player
DE8282300422T DE3264159D1 (en) 1981-01-30 1982-01-27 Reading information optically
EP82300422A EP0058018B1 (en) 1981-01-30 1982-01-27 Reading information optically

Applications Claiming Priority (1)

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JPS57204528U JPS57204528U (ja) 1982-12-25
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EP0942337B1 (en) 1997-08-28 2006-11-15 Seiko Epson Corporation Timepiece or music box
JP3782088B2 (ja) * 2004-03-15 2006-06-07 シャープ株式会社 板バネ及びそれを備えたレンズアクチュエータ
JP4728066B2 (ja) * 2005-08-18 2011-07-20 オリンパス株式会社 弾性部材の製造方法および情報装置

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JPS57204528U (ja) 1982-12-25

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