JP4554261B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機械変換素子などの平面変形素子を用いて、被変位物ないし被駆動部材を駆動するための駆動装置(アクチュエータ)に関するものである。
従来、カメラ,オーバーヘッドプロジェクタ,双眼鏡,複写機,プロッタ,X−Y駆動テーブルなどの各種の光学装置,精密機器,映像機器などに用いられるレンズ等の駆動技術としては、以下の特許文献1や特許文献2に示すものが提案されており、既に実用化されている。図12は、前記特許文献1を示す図であり、(A)は駆動装置の概略図,(B)及び(C)は電圧と時間の関係を示す図である。図12(A)に示すレンズ駆動装置は、レンズを支持する鏡筒101と、該鏡筒101を支持するとともに光軸方向に案内するガイドバー103を備えている。ガイドバー103は、鏡筒101から伸びる支持部101eに形成されフォーク101fを貫通することによって、鏡筒101を支持・案内する。
また、鏡筒101を軸方向に駆動するための鏡筒支持部材兼用の駆動棒117が設けられており、前記支持部101eと協働して鏡筒101を支持する。該駆動棒117は、駆動棒支持部材113に設けられた立ち上がり部113a,113cに形成されている孔113b,113dに挿入されており、軸方向に移動可能となっている。また、該駆動棒117は、鏡筒101から前記支持部101eとは反対方向に伸びるコ字状部101kの両端101a,101cに形成された孔101b,101dを貫通している。更に、駆動棒117の後端は、圧電素子112の前端に固定されている。該圧電素子112の後端は、駆動棒支持部材113のもう1つの立ち上がり部113eに固定されている。
更に、板バネ114が、ネジ115及び116により、鏡筒101の両端101a,101cに図中下方から取り付けられている。該板バネ114は、駆動棒117と平行になっており、その略中央には、図の上方に突出した摩擦部114cが形成されている。そして、該摩擦部114cが駆動棒117に接触することによって、鏡筒101と駆動棒117との間に摩擦が発生し、鏡筒101の駆動が可能となっている。摩擦は、板バネ114のバネ圧により発生するものである。
図12(B)及び(C)は、圧電素子112に印加される電圧波形を示したものであり、(B)は、前記図12(A)において鏡筒101を右方向に動かすときに印加される電圧波形を、(C)は左方向に動かすときに印加される電圧波形を示している。図12(B)に示す波形の電圧が圧電素子112に印加されると、電圧Aから電圧Cへ変化する急激な立ち上がり部Bにおいて、圧電素子112は急激に伸びる。このとき、駆動棒117も圧電素子112の伸び量と同じだけ図12(A)において左方向に移動する。しかし、この場合、鏡筒101は慣性のため、ほとんど動かない。逆に電圧Cから電圧Aへとゆっくりと変化させるときは、圧電素子112はゆっくりと縮み(戻り)、鏡筒101と駆動棒117との摩擦力や、板バネ114と駆動棒117との摩擦力により、鏡筒101は、図12(A)において右方向に移動する。鏡筒101を図12(A)において左方向に移動させる場合は、図12(C)に示すような波形の電圧を圧電素子112にかけ、上述した右方向に駆動する場合と丁度左右逆の作用により行う。なお、前記特許文献2に開示される駆動装置は、特許文献1の技術において、駆動側の故障時などに、容易に部品交換や修理ができるように構成したものであり、基本的な駆動機構は、前記特許文献1と同様となっている。
更に、特許文献3には、図13に示すように、印加電圧により曲率が変化する圧電バイモルフなどの平面変形素子200と、該平面変形素子200の中心部に固定されたウエイト202と、前記平面変形素子200の外周部に固定保持され周囲の穴を形成する内壁面Wに当接するクランプ脚204と、前記平面変形素子200に制御された波形の印加電圧を供給する制御手段とを具備した孔内移動装置(アクチュエータ)が開示されている。当該技術のアクチュエータは、駆動素子と移動体が一体となっており、平面変形素子200をゆっくり撓ませると、クランプ脚204と壁面Wの間の摩擦力が作用して動かず、次に逆方向に短時間で撓ませると、加速度が上がって撓む力が摩擦力を越えるため、アクチュエータが加速度方向に移動する。この動作の繰り返しにより変位し、孔内の移動が可能となっている。
特開平4−69070号公報 特開平7−298654号公報 特開平8−207755号公報
ところで、携帯電話用のデジタルカメラ用のレンズモジュールは、光学素子の高画素化,ズーム,オートフォーカス,手ぶれ防止などの高機能化を低コストで達成することが求められるようになってきている。しかしながら、前記特許文献1に示す背景技術では、駆動棒117と、変位をさせる鏡筒101とが一体ではないため、小型化,低コスト化が困難である。また、駆動棒117が、該駆動棒117を貫通させる鏡筒101の孔101b,101dと常に同じ面で接しているため静電気などの発生により固着しやすく、また、駆動力と固着力が直交するため、原理的に、駆動力で直接固着力を抑制できないことなどから信頼性に課題がある。前記特許文献2についても同様である。
また、特許文献3に記載の技術では、アクチュエータの保持力としてクランプ脚204による摩擦力が不可欠であるため小型化しにくい。また、クランプ脚204が平面変形素子200の振動を吸収し、動作が不安定になりやすく変位効率が低いことや、耐久性が低いといった課題がある。更に、クランプ脚204により、アクチュエータの共振周波数が下がりやすく、駆動周波数を高くできないため、変位速度が低いという不都合がある。また、ウエイト202を設け、慣性を利用して移動しているため、下方向への移動と上方向への移動の際には、変位速度差が発生して一定しないという不都合も生じる。
本発明は、以上の点に着目したもので、小型かつ軽量で、安定した変位及び位置決めが可能な駆動装置を提供することを、その目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は、被変位物を通路内で移動させるための駆動装置であって、前記被変位物が一体に取り付けられるとともに、圧電層に電極層を積層した圧電素子を、振動板の少なくとも一方の面に貼り合わせた圧電振動子であって、印加電圧により面内で撓む平面変形素子,前記通路内面から該通路の中心に向けて延出した複数の付勢手段,該付勢手段の先端に設けられており、前記平面変形素子の外周部を、前記付勢手段の弾性力によって押圧するとともに、前記被変位物の移動範囲に応じて移動をガイドする複数の保持手段,前記平面変形素子の移動時に、前記通路の長手方向を軸とする回転運動を抑制するための回転防止機構,を備えるとともに、前記回転防止機構が、前記平面変形素子の外周部に設けられており、該平面変形素子と一体に湾曲可能な突出部,前記保持手段に長手方向に沿って形成されており、前記平面変形素子が湾曲しない状態において前記突出部に係合する溝部,を含むことを特徴とする。
他の発明は、被変位物を通路内で移動させるための駆動装置であって、前記被変位物が一体に取り付けられるとともに、圧電層に電極層を積層した圧電素子を、振動板の少なくとも一方の面に貼り合わせた圧電振動子であって、印加電圧により面内で撓む平面変形素子,前記通路内面から該通路の中心に向けて延出した複数の付勢手段,該付勢手段の先端に設けられており、前記平面変形素子の外周部を、前記付勢手段の弾性力によって押圧するとともに、前記被変位物の移動範囲に応じて移動をガイドする複数の保持手段,前記平面変形素子の移動時に、前記通路の長手方向を軸とする回転運動を抑制するための回転防止機構,を備えるとともに、前記保持手段が、前記通路の長手方向に沿って設けられた棒状体であるときに、前記回転防止機構が、前記平面変形素子の外周部に設けられており、該平面変形素子と一体に湾曲可能な平面状の突出部,該突出部に形成されており、前記保持手段を、前記付勢手段による付勢方向にスライド可能に貫通させる開口部,を含むことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明は、被変位物を通路内で移動させるための駆動装置において、印加電圧により面内で撓む平面変形素子と被変位物を一体化するとともに、前記通路内面から中心に向けて延出した付勢手段の先端の保持手段によって、前記平面変形素子の外周部を保持することで、次のような効果が得られる。
(1)平面変形素子と被変位物の一体化により部品点数が減り、小型化,軽量化,製造効率の向上が可能である。
(2)付勢手段の弾性力を利用して平面変形素子を保持するため動作が安定する。
(3)平面変形素子の移動の際に、慣性の働きにより、前記平面変形素子の外周部と保持手段とが無接触となる瞬間があるため、平面変形素子と保持手段との固着が抑制され、被変位物を変位方向に安定して駆動することができ、耐久性も向上する。また、移動方向によらず安定した変位速度を保つことができる。
(4)更に、平面変形素子の移動時の回転防止機構を設けることにより、安定した位置決めが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図7を参照しながら本発明の実施例1を説明する。本実施例は、本発明を光学装置のフォーカス用レンズの駆動装置として使用した例である。図1は、本実施例の駆動装置の全体構成を示す斜視図,図2は、前記図1をレンズの光軸方向から見た平面図である。図3は、前記図2を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図であり、(A)は、アクチュエータが上へ最大に撓んだ状態,(B)は撓みのない状態,(C)は下へ最大に撓んだ状態,(D)は前記(B)を一部拡大した状態を示している。
本実施例の駆動装置10は、被変位物であるレンズ24を、通路12内で移動(ないし変位)させるためのものであって、該通路12の内面から中心に向けて延出したバネ14の先端に設けられた複数の保持ガイド16(図示の例では4つ)によって、アクチュエータ(アクチュエータ本体)20が保持される構成となっている。前記保持ガイド16は、アクチュエータ20の移動範囲(移送範囲)を少なくともカバーするように、前記通路12の内面に長手方向に沿って設けられており、前記バネ14の弾性力によって、通路12の中央に向けて付勢されている。また、保持ガイド16の内側(通路12の中心側)は、図1及び図2に示すように、前記アクチュエータ20の外周部に設けられた凸部32と略同一形状の溝18が、通路12の長手方向,すなわち、レンズ24の光軸方向に沿って形成されている。該溝18は、アクチュエータ20が移動する際のガイドとしても機能する。なお、バネ14の数は、保持ガイド16の長さに応じて適宜変更してよい。
前記アクチュエータ20は、振動板26の両面に圧電層と電極層からなる圧電素子28及び30を設けた圧電振動子22の中央に、レンズ24を配して一体化した構成となっている。前記振動板26としては、例えば、金属板などが利用され、圧電層は、例えば、PZTなどにより形成される。また、電極層は、例えば、AgやAg/Pd合金などにより形成されるが、これらに限定されるものではなく、各種の公知の材質によって形成可能である。前記振動板26の外周部には、適宜間隔で径方向外側に突出した凸部32が形成されている。本実施例では、約90°の間隔で、4つの凸部32が設けられている。該凸部32は、例えば、前記振動板26と同一材料で形成されており、振動板26とともに湾曲ないし撓みが可能となっている。また、前記凸部32は、断面が略長円形ないしトラック形状となっており、図3(B)に示すように撓みがない状態では、保持ガイド16の溝18の内側に平面部分が当接し、図3(A)及び(C)に示すように上又は下に撓んだ状態では、曲面部分で溝18の内面と接するようになっている。前記アクチュエータ20の外寸(凸部32を含む径)は、例えば、10mm×10mm程度である。また、本実施例では、振動板26の両面に圧電素子28,30を設けるバイモルフ型としたが、振動板26のいずれか一方の面にのみ圧電素子を設けたユニモルフ型としてもよい。
このような構成のアクチュエータ20の製造手順の一例を示すと、次のようになる。まず、外周部に凸部32を備えた円盤状の金属の振動板26の中心に、レンズ24が入るように所定寸法の開口部を形成する。そして、該開口部にレンズ24を適宜手段で固定するとともに、レンズ24の外径よりも大きい内径を有する所定寸法のリング状の圧電素子28及び30を、振動板26の表裏両面に導電性接着剤などの適宜手段で貼り合わせる。このとき、厚み方向に分極する圧電素子28及び30の分極方向が、接着後、レンズ24の光軸方向に同一となるように貼り合わせる。また、前記圧電素子28の電極層28A,圧電素子30の電極層30A,振動板26のそれぞれに、図示しないリード線が接合される。
前記図示しないリード線を介して、電極層28A,30Aと振動板26との間に信号を与えると、各圧電素子28,30の圧電層の分極方向が同一方向となっているため、図3(D)に矢印FA及びFCで示す伸縮方向が互いに逆となる。すなわち、圧電素子28が矢印FA方向に伸びたときは、圧電素子30が矢印FC方向に縮むため、全体として矢印FBに示す上方向(FB1方向)に伸び、最大に上に撓んだ状態では、図3(A)に示す状態となる。逆に、圧電素子28が矢印FAの方向に縮むように電圧を印加した場合には、圧電素子30が矢印FC方向に伸びて、全体として矢印FBに示す下方向(FB2方向)に伸び、最大に下に撓んだ状態では、図3(C)に示す状態になるという具合である。なお、図3に示す矢印f1は、上に撓む場合に凸部32に作用する上方向の力,矢印f2は、下に撓む場合に作用する下方向の力を表している。図3(A)または(C)に示すように、アクチュエータ20が上または下に撓むと、4つの凸部32も振動板26とともに湾曲して、アクチュエータ20が縮んで径が小さくなるため、溝18との接点が移動する。なお、前記凸部32を溝18にあわせて保持ガイド16で押圧して保持しているため、アクチュエータ20が上又は下に最大に撓んだ状態であっても、バネ14により中心に向けて付勢された保持ガイド16の摩擦力が凸部32に作用するため、アクチュエータ20が落下することがない。
次に、図4〜図6を参照して、本実施例の作用を説明する。図4は、圧電素子に印加される電圧と時間の関係を示す図である。図5及び図6は、本実施例の作用を示す説明図であり、図5は、上方向への移動の様子を示し、図6は、下方向への移動の様子を示している。
まず、図4(A)及び図5を参照して、上方向への駆動を行う場合について説明する。図4(A)において、横軸は、時間を示し、縦軸は、印加電圧を示している。図4(A)に示す波形の信号が圧電素子28及び30に印加されると、電圧Aから電圧Bへ変化する急な立ち上がり部Cにおいて、アクチュエータ20は、上方向(矢印FB1方向)に素早く撓み、電圧Bから電圧Aへとゆっくり変化する立ち下がり部Dにおいて、徐々に元の平面状態に戻るという動作を繰り返す。このとき、素早く撓むほうが加速度が大きいため、凸部32に働く上方向の力f1が、下方向に働く力f2よりも大きくなる。すなわち、f1>f2となり、アクチュエータ20は矢印FB1で示す上方向に変位する。
この様子を、図5を参照して説明すると、まず、図5(A)に示すように、位置PAにある撓みのない平面状態のアクチュエータ20に対して、急激な立ち上がりの電圧を印加すると、アクチュエータ20は上方向に撓むとともに、撓みによって全体の径が小さくなる。また、上方向への加速度が大きいため、保持ガイド16の弾性力と摩擦力を凌駕し、全体が上へ移動する。このとき、瞬間的に縮むアクチュエータ20に対して、その外周部の凸部32を保持する保持ガイド16は、慣性により、中心に向けて縮むのが一瞬遅れ、凸部32と無接触となる瞬間が生じる。従って、アクチュエータ20は、保持ガイド16と固着することなく、上方向に安定して移動する。なお、保持ガイド16と無接触であっても、溝18の一部に凸部32が入り込む形状であるため、移動中の回転が抑制される。次いで、保持ガイド16がバネ14の弾性力により中心に向けて押されると、図5(B)に示すように、撓んだ状態のアクチュエータ20の凸部32が、再び保持ガイド16と接触して、摩擦力とバネ14による弾性力との作用により位置PBで固定される。このとき、レンズ24が取り付けられた中央部分は、上方向への勢いがついているため、位置PCにある。
次に、図4(A)の緩やかな立ち下がり部Dに示すように、電圧をBからAまでゆっくりと戻すと、図5(C)に示すように、凸部32が位置PBに固定されたまま、アクチュエータ20の最大移動部分(レンズ24部分)が、位置PCから位置PBまで下方向に戻る。すなわち、アクチュエータ20全体が、位置PBで平面状となり、平面状に戻るときの力で保持ガイド16を図5(C)に示す状態まで押し戻す。以上のような図5(A)〜(C)に示す動作を繰り返すことにより、アクチュエータ20を上方向に駆動させることが可能となる。
次に、図4(B)及び図6を参照して、下方向への駆動を行う場合について説明する。図4(B)においても、横軸は、時間を示し、縦軸は印加電圧を示している。図4(B)に示す波形の信号が圧電素子28及び30に印加されると、電圧Eから電圧Fへ変化する急な立ち下がり部Gにおいて、アクチュエータ20は、下方向(矢印FB2方向)に素早く撓み、電圧Fから電圧Eへとゆっくり変化する立ち上がり部Hにおいて、徐々に元の平面状態に戻るという動作を繰り返す。このとき、素早く撓むほうが加速度が大きいため、凸部32に働く下方向の力f2が、上方向に働く力f1よりも大きくなる。すなわち、f2>f1となり、アクチュエータ20は矢印FB2で示す下方向に変位する。
この様子を、図6を参照して説明すると、まず、図6(A)に示すように、位置PQにある撓みのない平面状態のアクチュエータ20に対して、急激な立ち下がりの電圧を印加すると、アクチュエータ20は下方向に撓むとともに、撓みによって全体の径が小さくなる。また、下方向への加速度が増して保持ガイド16による弾性力と摩擦力を上回るため、全体が下方向へ移動する。このとき、瞬間的に縮むアクチュエータ20に対して、その外周部の凸部32を保持する保持ガイド16は、慣性により、中心に向けて縮むのが一瞬遅れ、凸部32と無接触となる瞬間が生じる。従って、アクチュエータ20は、保持ガイド16と固着せず、また、移動中に回転が生じることなく、下方向に安定して移動する。次いで、保持ガイド16がバネ14の弾性力により中心に押されると、図6(B)に示すように、撓んだ状態のアクチュエータ30の凸部32が、再び保持ガイド16と接触して、摩擦力とバネ14による弾性力との作用により位置PRで固定される。このとき、レンズ24が取り付けられた中央部分は、下方向への勢いがついているため、位置PSにある。
ここで、図4(B)の緩やかな立ち上がり部Hに示すように、電圧をFからEまでゆっくりと戻すと、図6(C)に示すように、凸部32が位置PRに固定されたまま、アクチュエータ20の最大移動部分(レンズ24部分)が、位置PSから位置PRまで上方向に戻る。すなわち、アクチュエータ20全体が、位置PRで平面状態となり、その時の力で保持ガイド16を図6(C)に示す状態まで押し戻す。以上のような図6(A)〜(C)に示す動作を繰り返すことにより、アクチュエータ20を下方向に駆動させることが可能となる。
図7には、以上のようにして通路12内で変位させたアクチュエータ20の変位速度と、入力電圧の関係が示されている。図7において、横軸は、入力電圧の幅Vp-p[V]を示し、縦軸は、変位速度[mm/s]を示している。図7に示すように、入力電圧の幅Vp-pと変位速度は、ほぼ比例の関係にあり、入力電圧の幅が5Vのときに、約25mm/sという変位速度が得られた。なお、変位速度は、共振周波数で駆動する場合が一番速かった。上述したように、4つの凸部32と保持ガイド16との接点が常に移動するため、アクチュエータ20は、途中で変位速度がばらついたり、停止したりすることなく、1V程度の低い駆動電圧でも一定の速度で安定して変位することが分かる。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)レンズ24を圧電振動子22と一体化することとしたので、部品点数が減り、小型化,軽量化,製造効率の向上,製造コストの低減を図ることができる。
(2)前記保持ガイド16をバネ14の弾性力を利用して付勢することとしたので、一定の弾性定数でアクチュエータ20の外周部を押圧することができ、動作が安定する。
(3)上下に移動を行う際に、アクチュエータ20の外周部と保持ガイド16が無接触となる瞬間があり、これらの接点が移動するため固着が抑制される。従って、被変位物,すなわち、レンズ24を変位方向に安定して駆動することができる。特に、背景技術のようなウエイトを利用しないため、上下いずれの方向へ移動を行う際でも、変位速度差が生じることがない。
(4)アクチュエータ20の外周部の凸部32を、保持ガイド16の溝18に係合可能とするとともに、アクチュエータ20が撓んだ状態においても、凸部32の一部が溝18内に位置するようにしたので、変位時の回転を抑制し、安定した位置決めが可能である。
(5)アクチュエータ20の駆動に背景技術に示すようなクランプ脚を必要としないため、変位が吸収されることなく、変位速度の低下を招くことがない。
次に、図8〜図10を参照しながら、実施例2を説明する。なお、上述した実施例1と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする(以下の実施例についても同様)。図8は、本実施例の駆動装置50を光軸方向から見た平面図,図9は、前記図8を#B−#B線に沿って切断し、矢印方向に見た断面図である。なお、図9において、(A)は、アクチュエータが上に最大に撓んだ様子,(B)は撓みのない様子,(C)は下に最大に撓んだ様子を示している。
本実施例の駆動装置50は、図8及び図9に示すように、被変位物であるレンズ24と圧電振動子56を一体にして構成したアクチュエータ54を、通路12の内面から中心に向けて設けられたバネ14の先端のシャフト52によって保持する構成となっている。前記シャフト52は、アクチュエータ54の移動範囲(移送範囲)よりも長くなるように、前記通路12の内面に長手方向,すなわち、レンズ24の光軸方向に沿って配置されている。そして、前記バネ14の弾性力によって、通路12の中央に向けて付勢されることにより、アクチュエータ54の外周部を保持している。前記圧電振動子56は、中央に前記レンズ24を取り付けるための開口部が形成された振動板58の表裏両面に、圧電層に電極層を積層した圧電素子60及び62を適宜手段で貼り合わせたものであり、その中央の開口部に前記レンズ24が適宜手段で取り付けられる。前記圧電素子60及び62は、前記実施例1と同様に、電圧を印加したときに分極方向が同一になるように設けられ、図示しないリード線などを介して電圧が印加される。なお、前記圧電素子60及び62を構成する材料としては、前記実施例1と同様のものが利用される。また、前記実施例1と同様に、振動板58のいずれかの一方の面にのみ圧電素子を設けたユニモルフ型としてもよい。
前記振動板58の外周部には、適宜間隔で径方向外側に突出した平面状の凸部63が形成されている。本実施例では、約90°の間隔て、4つの凸部63が設けられている。該凸部63は、例えば、前記振動板58と同材料で一体に形成されており、振動板58とともに湾曲ないし撓みが可能となっている。また、前記凸部63には、前記バネ14の先端に設けられたシャフト52を通すための長穴状の開口部64が、アクチュエータ54の径方向に設けられている。なお、開口部64は、前記シャフト52が該開口部64内でバネ14の付勢方向にスライド可能となるように、シャフト52の直径よりも若干幅が広くなるように予め設定されている。このため、図9(B)に示すように撓みがない状態では、開口部64の中心側の平面にシャフト52が当接し、図9(A)及び(C)に示すように、アクチュエータ54が上又は下に撓んだ状態では、開口部64の曲面部分でシャフト52と接するようになっている。なお、上方向または下方向への移送の際に、慣性の働きによって、シャフト52と開口部64が無接触となる瞬間が生じる現象は、上述した実施例1と同様である。
以上のような構成の駆動装置50の作用は、基本的には、上述した実施例1と同様であり、前記図4(A)に示すような急激な立ち上がりと緩やかな立ち下がりの波形の電圧を印加すると、アクチュエータ54は、矢印FB1に示す上方向に移動する。同様に、前記図4(B)に示すような、急激な立ち下がりと緩やかな立ち上がりの波形の電圧を印加すると、アクチュエータ54は、矢印FB2に示す下方向に移動する。
図10には、通路12内で変位させたアクチュエータ54の変位速度と、入力電圧の関係が示されている。図10において、横軸は、印加する入力電圧の幅Vp−p[V]を示し、縦軸は、変位速度[mm/s]を示している。図10に示すように、入力電圧の幅Vp−pと変位速度は、ほぼ比例の関係にあり、入力電圧の幅が5Vのときに、約20mm/sという変位速度が得られた。本実施例の場合でも、上述した実施例1と同様に、開口部64とシャフト52の接点が常に移動するため、アクチュエータ54は、途中で変位速度がばらついたり、停止したりすることなく、1V程度の低い駆動電圧でも一定の速度で安定して変位することができる。
本実施例の効果も、基本的には前記実施例1と同様である。すなわち、圧電振動子56とレンズ24を一体化することとしたので、小型化,軽量化,製造効率の向上,製造コストの低減が可能となる。また、移送の際に、慣性の働きにより、シャフト52と開口部64が無接触となる瞬間が生じるため、シャフト52と開口部64の固着がなく、安定した移送が可能となるとともに、移送方向によって変位速度差が生じることがない。更に、本実施例によれば、回転防止機構として開口部64内にシャフト52を貫通させているため、移送時のアクチュエータ54の回転が、更に良好に抑制され、移送後の位置のずれが生じることない。従って、回転抑制が必要とされる他の各種の被移送物についても、良好な移送を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)上述した実施例に示した材料,形状,寸法は一例であり、同様の作用を奏するように適宜変更可能である。
(2)圧電振動子の構造もユニモルフ,バイモルフのいずれであってもよい。また、圧電素子自体が、圧電層と電極層を交互に積層した積層構造のものであってもよく、その積層数,内部電極の接続パターン,引出構造なども必要に応じて適宜変更可能である。
(3)前記実施例における保持機構は一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更可能である。例えば、前記実施例1では、保持機構が回転防止機構を兼ねることとしたが、図11(A)に示す駆動装置10Aのように、レンズ24の回転を抑制する必要がない場合には、振動板26Aの外周部に凸部を設けずに、直接、外周部を保持ガイド16Aで保持するようにしてもよい。なお、この場合、保持ガイド16Aの内側は、振動板26Aの外周部と一致する形状であればよく、前記実施例1に対応する溝18を設ける必要はない。
あるいは、アクチュエータの形状を利用して保持機構及び回転防止機構を構成するようにしてもよい。例えば、図11(B)に示す駆動装置70では、アクチュエータ76の全体形状が楕円形となっており、振動板78の長径の両端側に凸部79が形成されている。一方、通路72の内面には、バネ73が通路72の中心に向けて設けられており、その先端には、前記凸部79に一致する形状の溝75が形成された保持ガイド74が、通路の長手方向に沿って2つ設けられている。このような保持ガイド74の溝75に、凸部79を係合させることにより、移送方向へのガイド,安定した保持,回転抑制が可能となる。また、楕円形状を利用し、振動板78に凸部79を形成せずに、該振動板78の長径の両端と形状が一致する内面を有する保持ガイドで直接押圧するようにしても、同様の効果が得られる。なお、アクチュエータ76に一体化する被移送物は、レンズに限らず任意のものであってよい。
また、例えば、図11(C)に示す駆動装置80のように、方形状のアクチュエータ90の角部を利用して、保持及び回転抑制を行うようにしてもよい。図示の例では、断面方形状の通路82の対向する2つの角から、バネ84が通路82の中心に向けて設けられており、その先端には、断面略L字状の保持ガイド86が設けられている。一方、アクチュエータ90は、方形状の振動板92に圧電素子94が貼り合わせられた圧電振動子の中央に、任意の被移送物96が一体に取り付けられている。そして、前記振動板92の4つの角92A〜92Dのうち、対向する2つの角92A及び92Cが、前記保持ガイド86の中心側の面88と接触するとともに、バネ84によって中央に向けて押えられ、保持される。このように、方形状の振動板94を利用することにより、凸部をあらためて設ける必要がなく、製造工程が簡略化できる。もちろん、通路82は、円形であってもよい。
(4)駆動用の印加電圧波形も、駆動形態に応じて適宜設定してよい。また、バネ14や保持ガイド16を、駆動電圧供給用に利用してもよい。
(5)前記実施例のレンズ24は一例であり、本発明は、例えば、カメラの撮影レンズやオーバーヘッドプロジェクタなどの投影レンズ,双眼鏡のレンズ,複写機のレンズなど、光学装置におけるレンズの駆動のほか、プロッタやX−Y駆動テーブルのような装置など、駆動部を有する装置一般に適用可能である。
本発明によれば、印加電圧により面内で撓む平面変形素子と被変位物を一体化するとともに、前記通路内面から中心に向けて延出した付勢手段の先端の保持手段によって、前記平面変形素子の外周部を保持し、更に、回転防止機構によって、前記平面変形素子の移動時に、前記通路の長手方向を軸とする回転運動を抑制することとしたので、被変位物を通路内で移動させるための駆動装置に適用できる。特に、部品点数の削減と、変位方向への安定した駆動ができることから、小型化,軽量化,製造効率の向上などが必要とされる精密機器や通信機器などで利用される駆動装置の用途に好適である。

本発明の実施例1の駆動装置の全体構成を示す斜視図である。 前記図1の駆動装置を光軸方向から見た平面図である。 前記図2を#A−#A線に沿って切断した断面図であり、(A)はアクチュエータが上へ最大に撓んだ状態,(B)は撓みのない状態,(C)は下へ最大に撓んだ状態,(D)は前記(B)を一部拡大した状態を示す図である。 前記実施例1のアクチュエータに印加される電圧と時間の関係を示す図である。 前記実施例1の上方向への移動の様子を示す説明図である。 前記実施例1の下方向への移動の様子を示す説明図である。 前記実施例1のアクチュエータの変位速度と入力電圧の関係を示す図である。 本発明の実施例2の駆動装置を光軸方向から見た平面図である。 前記図8を#B−#B線に沿って切断した断面図であり、(A)はアクチュエータが上へ最大に撓んだ状態,(B)は撓みのない状態,(C)は下へ最大に撓んだ状態を示す図である。 前記実施例2のアクチュエータの変位速度と入力電圧の関係を示す図である。 本発明の他の実施例を示す主要平面図である。 背景技術の一例を示す図である。 背景技術の一例を示す図である。
符号の説明
10,10A:駆動装置
12:通路
14:バネ
16,16A:保持ガイド
18:溝
20:アクチュエータ
22:圧電振動子
24:レンズ
26,26A:振動板
28,30:圧電素子
28A,30A:電極層
32:凸部
50:駆動装置
52:シャフト
54:アクチュエータ
56:圧電振動子
58:振動板
60,62:圧電素子
60A:電極層
63:凸部
64:開口部
70:駆動装置
72:通路
73:バネ
74:保持ガイド
75:溝
76:アクチュエータ
78:振動板
79:凸部
80:駆動装置
82:通路
84:バネ
86:保持ガイド
88:面
90:アクチュエータ
92:振動板
92A〜92D:角
94:圧電素子
96:被変位物
101:鏡筒
101a,101c:両端
101b,101d:孔
101e:支持部
101f:フォーク
101k:コ字状部
103:ガイドバー
112:圧電素子
113:駆動棒支持部材
113a,113c,113e:立ち上がり部
113b,113d:孔
114:板バネ
114c:摩擦部
115,116:ネジ
117:駆動棒
200:平面変形素子
202:ウエイト
204:クランプ脚
206:円板
208,210:圧電板
W:壁面

Claims (2)

  1. 被変位物を通路内で移動させるための駆動装置であって、
    前記被変位物が一体に取り付けられるとともに、圧電層に電極層を積層した圧電素子を、振動板の少なくとも一方の面に貼り合わせた圧電振動子であって、印加電圧により面内で撓む平面変形素子,
    前記通路内面から該通路の中心に向けて延出した複数の付勢手段,
    該付勢手段の先端に設けられており、前記平面変形素子の外周部を、前記付勢手段の弾性力によって押圧するとともに、前記被変位物の移動範囲に応じて移動をガイドする複数の保持手段,
    前記平面変形素子の移動時に、前記通路の長手方向を軸とする回転運動を抑制するための回転防止機構,
    を備えるとともに、
    前記回転防止機構が、
    前記平面変形素子の外周部に設けられており、該平面変形素子と一体に湾曲可能な突出部,
    前記保持手段に長手方向に沿って形成されており、前記平面変形素子が湾曲しない状態において前記突出部に係合する溝部,
    を含むことを特徴とする駆動装置。
  2. 被変位物を通路内で移動させるための駆動装置であって、
    前記被変位物が一体に取り付けられるとともに、圧電層に電極層を積層した圧電素子を、振動板の少なくとも一方の面に貼り合わせた圧電振動子であって、印加電圧により面内で撓む平面変形素子,
    前記通路内面から該通路の中心に向けて延出した複数の付勢手段,
    該付勢手段の先端に設けられており、前記平面変形素子の外周部を、前記付勢手段の弾性力によって押圧するとともに、前記被変位物の移動範囲に応じて移動をガイドする複数の保持手段,
    前記平面変形素子の移動時に、前記通路の長手方向を軸とする回転運動を抑制するための回転防止機構,
    を備えるとともに、
    前記保持手段が、前記通路の長手方向に沿って設けられた棒状体であるときに、前記回転防止機構が、
    前記平面変形素子の外周部に設けられており、該平面変形素子と一体に湾曲可能な平面状の突出部,
    該突出部に形成されており、前記保持手段を、前記付勢手段による付勢方向にスライド可能に貫通させる開口部,
    を含むことを特徴とする駆動装置。
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