JP2001045777A - 移動機構 - Google Patents

移動機構

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JP2001045777A
JP2001045777A JP11220274A JP22027499A JP2001045777A JP 2001045777 A JP2001045777 A JP 2001045777A JP 11220274 A JP11220274 A JP 11220274A JP 22027499 A JP22027499 A JP 22027499A JP 2001045777 A JP2001045777 A JP 2001045777A
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JP
Japan
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plate
mounting plate
moving mechanism
ceramic vibrator
moving body
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JP11220274A
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English (en)
Inventor
Yutaka Isobe
豊 磯辺
Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Takayoshi Noji
孝義 野地
Michio Inoue
道夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Tamron Co Ltd
Original Assignee
Sony Corp
Tamron Co Ltd
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該移動機構の小型化を図る。 【解決手段】 通電されて発生する振動に基づいて作動
力を発揮するセラミック振動子13と、該セラミック振
動子の作動力によって移動される移動体4と、該移動体
の移動位置を検出する検出手段21とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動機構に関する。
詳しくは、セラミック振動子を用いて移動体を移動させ
る移動機構に関する技術分野である。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器には移動体が移動する移
動機構が設けられており、このような移動機構として、
例えば、ビデオカメラに移動体として設けられたレンズ
が移動するレンズ移動機構がある。
【0003】ビデオカメラに設けられた従来のレンズ移
動機構の一例を図7に示す。尚、レンズ移動機構として
は、レンズを光軸方向に移動させて焦点を合わせるフォ
ーカシング調整機構及びレンズを光軸方向に移動させて
倍率を変化させるズーミング機構がある。
【0004】レンズ移動機構aはレンズ保持枠bにレン
ズcが保持されて成る移動体dがガイド軸e、eに案内
されて移動する機構である。
【0005】レンズ保持枠bの上下両端部にはそれぞれ
被支持突部f、gが設けられ、上方側の被支持突部fの
先端部には螺溝部hが形成されている。そして、レンズ
保持枠bは被支持突部gと被支持突部fの一部とが平行
に配置されたガイド軸e、eの軸受部として機能し、ガ
イド軸e、eに案内されて光軸方向に移動可能とされて
いる。
【0006】移動体dはモータiの駆動力によって移動
されるようになっており、モータiのモータ軸としてリ
ードスクリューjが設けられている。そして、リードス
クリューjはその両端部が支持板kに回転自在に支持さ
れており、該支持板kが図示しない取付部に取り付けら
れている。
【0007】リードスクリューjとレンズ保持枠bの螺
溝部hとが螺合され、リードスクリューjが回転される
ことによって螺溝部hがリードスクリューjの回転方向
に応じた方向へ送られ、移動体dが移動される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のビデオカメラに設けられたレンズ移動機構aにあっ
ては、モータiのモータ軸として設けられたリードスク
リューjの回転によって移動体dを移動させているた
め、リードスクリューjの長さを移動体dの移動範囲以
上の長さにする必要があり、その分、レンズ移動機構a
が大型になってしまうという問題がある。
【0009】また、モータ軸としてリードスクリューj
が設けられているため、モータiとリードスクリューj
との配置スペースとして一方向、即ち、リードスクリュ
ーjの軸方向に大きなスペースが必要となり、配置スペ
ースの制約によるレンズ移動機構aの大型化という問題
もある。
【0010】そこで、本発明移動機構は、上記した問題
点を克服し、当該移動機構の小型化を図ることを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明移動機構は、上記
した課題を解決するために、通電されて発生する振動に
基づいて作動力を発揮するセラミック振動子と、該セラ
ミック振動子の作動力によって移動される移動体と、該
移動体の移動位置を検出する検出手段とを備えたもので
ある。
【0012】従って、本発明移動機構にあっては、移動
体に対するセラミック振動子の配置位置の選択の幅が大
きい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明移動機構の実施の
形態を添付図面を参照して説明する。尚、以下に示した
実施の形態は、本発明移動機構をビデオカメラに設けら
れたレンズ移動機構に適用したものである。
【0014】ビデオカメラは図示しない外筐内に所要の
各機構及び各部材が配置されて成り、内部にレンズ移動
機構1を備えている(図1乃至図4参照)。
【0015】外筐内には支持部材としての役割を果たす
鏡筒2が配置され、該鏡筒2の上端部中央に挿入孔2a
が形成されている。そして、鏡筒2の上端部には、挿入
孔2aの前方にバネ掛け孔2bと配置孔2cとが前後に
離間して形成され、挿入孔2aの後方に調整用螺孔2d
が形成されている。
【0016】鏡筒2内には可動側ユニット3が光軸方向
に移動可能に支持されている。可動側ユニット3は移動
体4と圧着板5と被検出素子として機能する被検出板6
とを有している。
【0017】移動体4はレンズ保持枠7にレンズ8が保
持されて成り、レンズ保持枠7は円環状の保持部7aと
被支持突部7b、7cと取付部7dとが一体に形成され
て成る。被支持突部7b、7cはそれぞれ保持部7aの
上下両端部から突設され、上側の被支持突部7bに連続
して平板状の取付部7dが設けられている。
【0018】取付部7dの上面には左右に隣接した状態
で圧着板5と被検出板6とが取り付けられている。そし
て、圧着板5と被検出板6とは、ともに光軸方向、即
ち、移動体4の移動方向に長い矩形状を為し、長手方向
の長さが移動体4の移動範囲に対応した長さに形成され
ている。また、被検出板6の上面には左右方向に延びる
複数の凹部6a、6a、・・・が移動体4の移動方向に
並ぶようにして形成されている。
【0019】鏡筒2内には光軸方向に沿って平行なガイ
ド軸9、9が配置され、該ガイド軸9、9にレンズ保持
枠7の被支持突部7b、7cが摺動自在に支持されてい
る。そして、移動体4はガイド軸9、9に案内されて光
軸方向に移動可能とされている。尚、ガイド軸9、9
は、その両端部が図示しない軸受部に保持されている。
【0020】固定側ユニット10は取付板11とホルダ
ー12とセラミック振動子13と検出素子として機能す
る検出板14とから成る。
【0021】取付板11の前端部にはバネ掛け孔11a
が形成され、その直ぐ後方に配置孔11bが形成されて
いる。そして、取付板11の後端寄りの位置には、ネジ
挿通孔11cが形成されている。
【0022】ホルダー12は取付板11の下面から下方
へ突設され、前後に離間して位置された2つのアーム部
12a、12aを有している。そして、アーム部12
a、12aの先端部は、互いに近づく方向へ突出された
挟持部12b、12bとして形成されている。
【0023】セラミック振動子13は板状のセラミック
材料が積層されることにより上下方向に長く形成され、
電極P1、P2、Q1、Q2、R1、R2が埋設状に設
けられている(図5及び図6参照)。電極P1、P2
は、それぞれセラミック振動子13の前後両端部の中央
部に配置されている。電極Q1、Q2はともにセラミッ
ク振動子13の前端部に配置され、電極P1を挟んで互
いに反対側に離間して配置されている。電極R1、R2
はともにセラミック振動子13の後端部に配置され、電
極P2を挟んで互いに反対側に離間して配置されてい
る。そして、電極P1と電極R2が前後方向において対
向するように配置され、電極P2と電極R1が前後方向
において対向するように配置されている。
【0024】セラミック振動子13は電極P1、P2が
配置された部分が、ホルダー12の挟持部12b、12
bによって摺動可能に挟持された状態で保持されてい
る。そして、セラミック振動子13の一端面と取付板1
1との間には付勢部材15、例えば、圧縮コイルバネが
縮設され、付勢部材15の付勢力によってセラミック振
動子13が取付板11から離間する方向、即ち、下方へ
付勢されている。
【0025】セラミック振動子13は交流電源16から
通電が為されることにより、長さ方向に定在波を励起す
る屈曲振動の曲げモードと長さ方向に伸縮する縦振動モ
ードの2つのモードとから成る合成振動が発生し、セラ
ミック振動子13にこの合成振動に基づく作動力が発揮
される。
【0026】検出板14は取付板11の下面から下方へ
突出されて設けられ、その先端部に図示しない白金抵抗
体が設けられている。
【0027】固定側ユニット10は鏡筒2に傾動可能に
支持される。鏡筒2の配置孔2cと固定側ユニット10
の取付板11の配置孔11bとの間に、該配置孔2c、
11bより径の大きな球状体17が介在され、この状態
でバネ掛け孔2b、11a間に第1のバネ部材である引
張コイルバネ18が張設されると共に調整用螺孔2dの
開口縁とネジ挿通孔11cの開口縁との間に第2のバネ
部材である圧縮コイルバネ19が縮設される。そして、
取付板11の上方からネジ挿通孔11cに調整用ネジ1
9が挿通され、該調整用ネジ20が圧縮コイルバネ19
を貫通した状態で調整用螺孔2dに螺合される。
【0028】上記のようにして、球状体17を介在させ
引張コイルバネ18を張設すると共に圧縮コイルバネ1
9を縮設させて調整用ネジ20を調整用螺孔2dに螺合
することにより、固定側ユニット10が球状体17を支
点として鏡筒2に対して傾動可能に支持される。そし
て、固定側ユニット10が鏡筒2に支持された状態にお
いては、ホルダー12とセラミック振動子13と検出板
14とが鏡筒2の挿入孔2aに上方から挿入され、セラ
ミック振動子13が付勢部材15の付勢力によって可動
側ユニット3の圧着板5に圧着され、検出板14の先端
と被検出板6の上面とが僅かに離間した状態とされる。
【0029】検出板14と被検出板6とによって移動体
4の移動位置を検出するための検出手段21が構成され
る。そして、検出板14と被検出板6との間には所定の
間隔が形成されていることが必要である。
【0030】検出板14と被検出板6との間隔は、上記
調整用ネジ20の調整用螺合2dへの捩じ込み量を変化
させて固定側ユニット10の傾斜角度を変化させること
により調整することができる。即ち、調整用ネジ20の
調整用螺合2dへの捩じ込み量を大きくすることによ
り、固定側ユニット10は取付板11の後端側が下方へ
変位する方向へ傾動され検出板14が被検出板6に近づ
く方向へ移動される。逆に、調整用ネジ20の調整用螺
合2dへの捩じ込み量を小さくすることにより、固定側
ユニット10は取付板11の後端側が上方へ変位する方
向へ傾動され検出板14が被検出板6から遠去かる方向
へ移動される。
【0031】このように、レンズ移動機構1にあって
は、検出板14と被検出板6との間隔を調整することが
できるため、常に検出板14と被検出板6との適正な間
隔が保持され、移動体4の移動位置の検出の適正化を図
ることができる。
【0032】また、検出板14と被検出板6との間隔調
整は、調整用ネジ20の調整用螺孔2dに対する捩じ込
み量を変化させるだけであるため、極めて容易に間隔調
整を行うことができる。
【0033】さらに、固定側ユニット10の鏡筒2に対
する支持を、傾動支点を基準として互いに反対側に配置
される引張コイルバネ18と圧縮コイルバネ19とによ
って行うため、固定側ユニット10の鏡筒2に対する支
持作業が非常に容易であり、また、引張コイルバネ18
と圧縮コイルバネ19とによって鏡筒2と取付板11と
の間隔が保持されるため、検出板14と被検出板6との
間隔調整の精度の向上を図ることができる。
【0034】しかして、交流電源16から交流電圧が電
極P1、P2、Q1、R1を介してセラミック振動子1
3に印加されると、該セラミック振動子13に圧着板5
を前方へ移動させるための第1の合成振動が発生する
(図5参照)。そして、第1の合成振動の発生により、
圧着板5が前方へ送られ、これにより移動体4がガイド
軸9、9に案内されて前方へ移動される。
【0035】また、交流電源16から交流電圧が電極P
1、P2、Q2、R2を介してセラミック振動子13に
印加されると、該セラミック振動子13に圧着板5を後
方へ移動させるための第2の合成振動が発生する(図6
参照)。そして、第2の合成振動の発生により、圧着板
5が後方へ送られ、これにより移動体4がガイド軸9、
9に案内されて後方へ移動される。
【0036】上記のように移動体4が前後方向へ移動さ
れるときには、検出手段21による移動体4の移動位置
の検出が行われる。この検出方法の概略を以下に説明す
る。
【0037】検出板14の先端には、上記したように、
白金抵抗体が設けられ通電可能とされており、通電され
ると発熱による等温線が形成される。移動体4が移動さ
れると、被検出板6に凹部6a、6a、・・・が形成さ
れていることから、移動体4の移動に伴って検出板6の
先端付近の空気の圧力が変化する。そして、空気の圧力
の変化によって、通電されている白金抵抗体の等温線の
形状が変化する。
【0038】等温線の形状の変化に基づいて検出板14
が空気の圧力変化を検出し、この圧力変化に応じた信号
を図示しない信号処理部に送出する。そして、信号処理
部において入力された信号に応じて信号処理部から図示
しない制御部へ出力信号が送出され、制御部においてこ
の出力信号をカウントすることにより移動体4の移動位
置を判断するようになっている。
【0039】尚、一般に、移動位置の検出を、マグネッ
ト、コイル、コア等を用いた磁気検出方式によって行う
場合には、これらのマグネット等の多くの磁気回路要素
が必要であり、検出手段の小型化に限界があると共に検
出分解能にも限界があるという問題がある。また、着磁
作業を行うための設備の必要性がありコスト高となり、
さらには、磁気変化を利用するために電子回路に影響が
生じ得るという問題もある。
【0040】しかしながら、上記したレンズ移動機構1
にあっては、上記のように、検出板14と被検出板6と
から成る検出手段21によって移動体4の移動位置を検
出することにより、上記磁気検出方式が有する問題を解
決することが可能である。
【0041】以上に記載した通り、レンズ移動機構1に
あっては、通電されて発生する合成振動に基づいて作動
力を発揮するセラミック振動子13によって移動体4を
移動させているため、従来のレンズ移動機構aのよう
に、移動体dの移動範囲以上の長さのリードスクリュー
jを必要とせず、その分、レンズ移動機構1を小型にす
ることができる。
【0042】また、レンズ移動機構1の各構成要素を直
列状に配置する必要がなく、レンズ移動機構1の一層の
小型化を図ることができる。
【0043】さらに、レンズ移動機構1は、各構成要素
を可動側ユニット3又は固定側ユニット10として設け
ているため、レンズ移動機構1の組立作業の容易化を図
ることができると共に当該レンズ移動機構1のさらなる
小型化を図ることができる。
【0044】尚、上記には、可動側ユニット3の構成要
素として圧着板5を設けると共に固定側ユニット10の
構成要素としてホルダー12及びセラミック振動子13
を設けた場合を示したが、逆に、可動側ユニット3の構
成要素としてホルダー12及びセラミック振動子13を
設けると共に固定側ユニット10の構成要素として圧着
板5を設けるようにしてもよい。
【0045】また、上記には、可動側ユニット3の構成
要素として被検出板6を設けると共に固定側ユニット1
0の構成要素として検出板14を設けた場合を示した
が、逆に、可動側ユニット3の構成要素として検出板1
4を設けると共に固定側ユニット10の構成要素として
被検出板6を設けるようにしてもよい。
【0046】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに
際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0047】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明移動機構は、通電されて発生する振動に基づ
いて作動力を発揮するセラミック振動子と、該セラミッ
ク振動子の作動力によって移動される移動体と、該移動
体の移動位置を検出する検出手段とを備えたことを特徴
とする。
【0048】従って、従来のレンズ移動機構のように、
移動体の移動範囲以上の長さのリードスクリューを必要
とせず、その分、レンズ移動機構を小型にすることがで
きる。
【0049】また、レンズ移動機構の各構成要素を直列
状に配置する必要がなく、レンズ移動機構の一層の小型
化を図ることができる。
【0050】請求項2に記載した発明にあっては、上記
検出手段は検出素子と該検出素子と所要の間隔を有して
位置される被検出素子とから成り、セラミック振動子は
圧着板に圧着され該圧着板を介して移動体に作動力を付
与し、固定側ユニットと上記移動体を有する可動側ユニ
ットとを設け、該固定側ユニットは取付板と該取付板に
設けられたセラミック振動子又は圧着板と取付板に設け
られた検出素子又は被検出素子とを有し、可動側ユニッ
トは移動体に設けられた圧着板又はセラミック振動子と
移動体に設けられた被検出素子又は検出素子とを有する
ので、レンズ移動機構の組立作業の容易化を図ることが
できると共に当該レンズ移動機構のさらなる小型化を図
ることができる。
【0051】請求項3に記載した発明にあっては、検出
素子と被検出素子との間隔を調整する間隔調整手段を設
けたので、常に検出素子と被検出素子との適正な間隔が
保持され、移動体の移動位置の検出の適正化を図ること
ができる。
【0052】請求項4に記載した発明にあっては、上記
移動体は調整用螺孔を有する支持部材に対して所定の方
向へ移動され、上記取付板は調整用ネジが挿通されるネ
ジ挿通孔を有すると共に支持部材に傾動自在に支持さ
れ、ネジ挿通孔を挿通された調整用ネジが調整用螺孔に
螺合され、調整用ネジの調整用螺孔に対する捩じ込み量
を変化させて取付板の支持部材に対する傾動角度を変化
させることにより検出素子と被検出素子との間隔を調整
するようにしたので、極めて容易に間隔調整を行うこと
ができる。
【0053】請求項5に記載した発明にあっては、取付
板の支持部材に対する傾動支点を基準として、一方の側
に取付板と支持部材との間に第1のバネ部材を張設する
と共に他方の側に取付板と支持部材との間に第2のバネ
部材を縮設したので、取付板の支持部材に対する支持作
業が非常に容易である。
【0054】また、傾動支点を基準として互いに反対側
に配置される第1のバネ部材と第2のバネ部材とによっ
て支持部材と取付板との間隔が保持されるため、検出素
子と被検出素子との間隔調整の精度の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明移動機構を適用した
レンズ移動機構の実施の形態を示すものであり、本図は
一部を分解して示す斜視図である。
【図2】斜視図である。
【図3】図2のIII−IIIに沿う断面図である。
【図4】図3のIV−IVに沿う断面図である。
【図5】図6と共にセラミック振動子に通電するための
回路構成を示すものであり、本図は一の状態を示す図で
ある。
【図6】回路が切り換えられた状態を示す図である。
【図7】従来のレンズ移動機構を一部を分離して示す斜
視図である。
【符号の説明】
1…レンズ移動機構(移動機構)、2…鏡筒(支持部
材)、2d…調整用螺孔、3…可動側ユニット、4…移
動体、5…圧着板、6…被検出板(被検出素子)、10
…固定側ユニット、11…取付板、11c…ネジ挿通
孔、13…セラミック振動子、14…検出板(検出素
子)、18…引張コイルバネ(第1のバネ部材)、19
…圧縮コイルバネ(第2のバネ部材)、20…調整用ネ
ジ、21…検出手段
フロントページの続き (72)発明者 香山 俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 野地 孝義 東京都北区滝野川7丁目17番11号 株式会 社タムロン内 (72)発明者 井上 道夫 東京都北区滝野川7丁目17番11号 株式会 社タムロン内 Fターム(参考) 2H044 BE04 5H680 AA00 AA19 BB01 BB13 BC01 CC02 DD01 DD15 DD23 DD39 DD59 DD74 DD82 DD95 EE07 EE10 EE22 FF04 FF24 FF30 FF33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電されて発生する振動に基づいて作動
    力を発揮するセラミック振動子と、 該セラミック振動子の作動力によって移動される移動体
    と、 該移動体の移動位置を検出する検出手段とを備えたこと
    を特徴とする移動機構。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は検出素子と該検出素子と
    所要の間隔を有して位置される被検出素子とから成り、 セラミック振動子は圧着板に圧着され該圧着板を介して
    移動体に作動力を付与し、 固定側ユニットと上記移動体を有する可動側ユニットと
    を設け、 該固定側ユニットは取付板と該取付板に設けられたセラ
    ミック振動子又は圧着板と取付板に設けられた検出素子
    又は被検出素子とを有し、 可動側ユニットは移動体に設けられた圧着板又はセラミ
    ック振動子と移動体に設けられた被検出素子又は検出素
    子とを有することを特徴とする請求項1に記載の移動機
    構。
  3. 【請求項3】 検出素子と被検出素子との間隔を調整す
    る間隔調整手段を設けたことを特徴とする請求項2に記
    載の移動機構。
  4. 【請求項4】 上記移動体は調整用螺孔を有する支持部
    材に対して所定の方向へ移動され、 上記取付板は調整用ネジが挿通されるネジ挿通孔を有す
    ると共に支持部材に傾動自在に支持され、 ネジ挿通孔を挿通された調整用ネジが調整用螺孔に螺合
    され、 調整用ネジの調整用螺孔に対する捩じ込み量を変化させ
    て取付板の支持部材に対する傾動角度を変化させること
    により検出素子と被検出素子との間隔を調整するように
    したことを特徴とする請求項3に記載の移動機構。
  5. 【請求項5】 取付板の支持部材に対する傾動支点を基
    準として、一方の側に取付板と支持部材との間に第1の
    バネ部材を張設すると共に他方の側に取付板と支持部材
    との間に第2のバネ部材を縮設したことを特徴とする請
    求項4に記載の移動機構。
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Cited By (11)

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