JP2014035467A - 板バネの製造方法、板バネおよびカメラモジュールの駆動機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】まず、所定の圧延方向Dに沿って圧延処理が施された銅合金製の板バネ材料40を準備する。次に、板バネ材料40を所定の形状に加工し、板バネ材料40の折曲部11e、11dを折曲線Fd、Feを介して折り曲げる。板バネ材料40の折曲部11e、11dを折り曲げる際、折曲部11e、11dは、その折曲線Fd、Feが板バネ材料40の圧延方向Dに対して70°以上90°以下の角度で交差するように折り曲げられる。
【選択図】図5
Description
図1および図2に示すように、本発明によるカメラモジュールの駆動機構1は、カバー2とベース13とからなる筐体2Aと、光学系を構成する複数のレンズ26からなるレンズユニット26Aと、筐体2A内に配置されレンズユニット26Aを収納してレンズユニット26Aの光軸方向へ移動可能なホルダ9と、ホルダ9の外周に設けられたコイル8と、筐体2Aのベース13に設けられコイル8に磁界を提供するヨーク6及びマグネット片7とを備えている。
次に図3および図4により、上部板バネ5および下部板バネ11について更に述べる。
次に図5(a)〜(g)および図6(a)〜(b)により、下部板バネ11の製造方法について述べる。なお、以下では下部板バネ11の製造方法について説明するが、上部板バネ5についても略同様の方法で作製することができる。
次にカメラモジュールの駆動機構の作用について図2により述べる。
図4に示す構成からなる、下部板バネ11(実施例1)を作製した。この場合、ニッケル錫銅(15%ニッケル、8%錫および77%銅を含む)の板バネ材料40を所定の圧延方向Dに沿って圧延し、この板バネ材料40をエッチング加工した。その後、折曲部を金型で押さえることにより、板バネ材料40の接続端子11e、11dを折曲線Fd、Feを介して折り曲げ、下部板バネ11を得た。この場合、下部板バネ11(実施例1)の折曲線Fd、Feは板バネ材料40の圧延方向Dに対して90°の角度で交差するようにした。また、下部板バネ11の厚みは30μmであった。このような下部板バネ11(実施例1)を300個作製した。
折曲線Fd、Feが板バネ材料40の圧延方向Dに対して70°の角度で交差するようにしたこと、以外は、実施例1と同様にして、実施例1と同じ形状を有する下部板バネ11(実施例2)を作製した。このような下部板バネ11(実施例2)を300個作製した。
折曲線Fd、Feが板バネ材料40の圧延方向Dに対して60°の角度で交差するようにしたこと、以外は、実施例1と同様にして、実施例1と同じ形状を有する下部板バネ(比較例1)を作製した。このような下部板バネ(比較例1)を300個作製した。
折曲線Fd、Feが板バネ材料40の圧延方向Dに対して平行となる(すなわち0°の角度で交差する)ようにしたこと、以外は、実施例1と同様にして、実施例1と同じ形状を有する下部板バネ(比較例2)を作製した。このような下部板バネ(比較例2)を300個作製した。
1A カメラモジュール
2 カバー
2A 筐体
4 調整板
5 上部板バネ
5a 外枠部
5b 内枠部
5c スプリング部
6 ヨーク
7 マグネット片
8 コイル
9 ホルダ
11 下部板バネ
11a 外枠部
11b 内枠部
11c スプリング部
11d 接続端子
11e 接続端子
12 フレキシブルプリント基板
13 ベース
17 位置決め孔
20 基体
21 中間支持体
22 赤外線カットガラス
24 ガラス板
25 撮像素子
26 レンズ
26A レンズユニット
30A、30B 接着部
40 板バネ材料
Claims (8)
- カメラモジュールの駆動機構に用いられる板バネの製造方法において、
所定の圧延方向に沿って圧延処理が施された銅合金製の板バネ材料を準備する工程と、
板バネ材料を所定の平面形状に加工する工程と、
板バネ材料を折曲線を介して折り曲げる工程とを備え、
板バネ材料を折り曲げる工程において、板バネ材料は、その折曲線が板バネ材料の圧延方向に対して70°以上90°以下の角度で交差するように折り曲げられることを特徴とする板バネの製造方法。 - 板バネ材料を折り曲げる工程において、板バネ材料は、その折曲線が板バネ材料の圧延方向に対して直交するように折り曲げられることを特徴とする請求項1記載の板バネの製造方法。
- 板バネ材料は、ベリリウム銅、ニッケル錫銅またはチタニウム銅を含むことを特徴とする請求項1または2記載の板バネの製造方法。
- 請求項1乃至3のいずれか一項記載の板バネの製造方法によって作製されたことを特徴とする板バネ。
- カメラモジュールの駆動機構に用いられ、所定の圧延方向に沿って圧延された銅合金製の板バネ材料を用いて作製された板バネにおいて、
外枠部と、
外枠部の内側に配置された内枠部と、
内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを備え、
内枠部および外枠部の少なくとも一方に、折曲線を介して折り曲げられた折曲部が設けられ、
折曲部は、その折曲線が板バネ材料の圧延方向に対して70°以上90°以下の角度で交差するように折り曲げられていることを特徴とする板バネ。 - 折曲部は、その折曲線が板バネ材料の圧延方向に対して直交するように折り曲げられていることを特徴とする請求項5記載の板バネ。
- 板バネ材料は、ベリリウム銅、ニッケル錫銅またはチタニウム銅を含むことを特徴とする請求項5または6記載の板バネ。
- 筐体と、
光学系を構成するレンズユニットと、
筐体内に配置され、レンズユニットを収納してレンズユニットの光軸方向に移動可能なホルダと、
ホルダに設けられたコイルと、
筐体に設けられコイルに磁界を提供するヨーク及びマグネット片と、
筐体とホルダとの間に介在され、筐体側の外枠部と、ホルダ側の内枠部と、内枠部と外枠部との間のスプリング部とを有する板バネとを備え、
板バネは、所定の圧延方向に沿って圧延された銅合金製の板バネ材料を用いて作製されたものであり、
板バネは、
外枠部と、
外枠部の内側に配置された内枠部と、
内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを有し、
内枠部および外枠部の少なくとも一方に、折曲線を介して折り曲げられた折曲部が設けられ、
折曲部は、その折曲線が板バネ材料の圧延方向に対して70°以上90°以下の角度で交差するように折り曲げられていることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構。
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JP2012176897A JP2014035467A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 板バネの製造方法、板バネおよびカメラモジュールの駆動機構 |
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2012
- 2012-08-09 JP JP2012176897A patent/JP2014035467A/ja active Pending
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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國井 良昌: "機械材料の定尺を知らないで設計できるのか!(3/3)", MONOIST, JPN6017018831, 16 December 2011 (2011-12-16), JP, ISSN: 0003570106 * |
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