JP3545908B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数ライン分の画像を同時若しくは略同時に書き込む装置を有するレーザプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等のデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、画像データで変調される1個のレーザダイオードよりなる記録用光源からの1本のレーザビームをポリゴンミラーからなる走査手段により感光体上で主走査方向に走査すると共に、感光体を副走査方向に移動させて感光体に1ライン分ずつ画像を書き込む装置を搭載したシングルビーム方式画像形成装置が用いられている。
【0003】
また、画像データで独立に変調される複数のレーザダイオードよりなる記録用光源からの複数本のレーザビームをポリゴンミラーからなる走査手段により感光体上で主走査方向に走査すると共に、感光体を副走査方向に移動させて感光体上に複数ライン分の画像を同時若しくは略同時に書き込む装置を搭載したマルチビーム方式画像形成装置が提案されている。このマルチビーム方式画像形成装置は、ポリゴンミラーの1面で複数ライン分の画像を同時若しくは略同時に書き込むことができるので、低回転のポリゴンミラー、低出力のレーザダイオードを用いて高速な画像の書き込みができるという特徴を持っている。
【0004】
上記画像形成装置に画像データを入力する場合には、1個のレーザダイオードを有する書き込み装置を搭載したシングルビーム方式画像形成装置であると、複数のレーザダイオードを有する書き込み装置を搭載したマルチビーム方式画像形成装置であるとに拘らず、1ライン分の画像データはライン同期信号により主走査方向のアドレスをリセットしてから所定の入力クロックで1画素ずつ、或いは複数画素ずつ主走査方向にアドレスをインクリメントしながら入力し、これを繰り返している。
【0005】
マルチビーム方式画像形成装置では、複数のレーザダイオードからの複数本のレーザビームを用いて複数ライン分の画像データを同時若しくは略同時に書き込むので、1ライン分ずつ入力される画像データを印刷クロックに同期した、複数のレーザダイオードを変調するための複数ライン分の画像データに同時に若しくは略同時に分配する必要がある。
【0006】
複数のレーザダイオードからの複数本のレーザビームの走査位置が主走査方向に揃っていれば、1つのレーザビームでタイミングをとって1ライン分の画像データで1つのレーザダイオードを変調し、これと同じタイミングで残りの各レーザダイオードをそれぞれ1ライン分ずつの画像データで変調すればよい。ただし、複数のレーザビームを主走査方向に揃えた上、複数のレーザビームの副走査方向のピッチを例えば63.5μm(400dpi)に保つのは、光学的に難しく、また、書き込み密度を可変し得る機能も要求されているために複数のレーザビームの副走査方向のピッチを書き込み密度に応じて切り替える必要があることから更に難しくなる。
【0007】
そこで、複数本のレーザビームの走査位置を主走査方向にある程度離し、複数のレーザダイオードを含むレーザ発光部を回転させることにより、複数本のレーザビームの副走査方向のピッチの調整や複数本のレーザビームの副走査方向のピッチの切り替えを行う方式が提案されている。この方式では、複数本のレーザビームの発光タイミングは、それぞれ位相が異なるので、別々に制御する必要がある。
【0008】
特公平8ー34537号公報には、マルチビーム方式画像形成装置に関するバッファメモリの構成、方式が記載されており、複数のビーム検出信号と共通の基準クロックとに基づいて発生する複数のクロック信号をカウントする複数のカウント手段にて発生するアドレス信号によりバッファメモリから画像データを読み出してその画像データで複数の光ビームを変調することが記載されている。
【0009】
この特公平8ー34537号公報記載のマルチビーム方式画像形成装置は、具体的には、n個(nは2以上の自然数)の光ビームによって感光部材を走査すると共に、ビーム検出手段により前記n個の光ビームを検出して得られるn個のビーム検出信号に基づいて主走査方向の同期をとる画像形成装置において、前記n個のビーム検出信号と共通の基準クロックとに基づいて、前記n個のビーム検出信号に個別に同期したn個のクロック信号を発生する同期クロック発生手段と、前記n個のビーム検出信号に個別的に同期して更新するn個のアドレス信号を発生すべく、それぞれが前記n個のクロック信号の1つをカウントするn個のカウント手段と、それぞれが複数のバッファメモリを有するn個の記憶手段と、前記各記憶手段において1つのバッファメモリへの画像データの書き込みに並行して、前記n個のビーム検出信号に個別的に同期して更新するn個のアドレス信号の1つを用いて他方のバッファメモリから画像データを読み出すことにより、n個の光ビームの検出タイミングに応じた出力タイミングのn個の画像データを、前記n個の光ビームを変調するための信号として出力することを特徴とするものである。
【0010】
一方、スムージング処理と呼ばれる、注目画素およびその周辺の画素の情報により注目画素のレーザビームの点灯時間や点灯タイミング等を決め、画像のエッジ部の斜め線や円弧のギザギザを軽減する方式がある。
このスムージング処理等、注目画素の周辺の画素の情報が必要な画像処理は、ラインメモリを複数ライン分用意し、このラインメモリに記憶された複数ライン分の画像データを同時に読み出すことにより形成されるマトリクスを用い、注目画素およびその周辺の画素の情報により注目画素の特徴を抽出して画像データを決めるのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記特公平8ー34537号公報には、マルチビーム方式画像形成装置において、複数本の光ビームの走査タイミングを揃えることに関しては記載されているが、1ライン分ずつ入力される画像データを、複数本の光ビームをそれぞれ変調するための複数ライン分の画像データに分配することについては記載されていない。また、複数のバッファメモリから読み出した画像データはそれぞれ非同期であるので、上記n個のカウント手段だけでなく、読み出し画像データを処理する信号処理回路が光ビーム数分必要になり、構成が複雑でコストが高くなる。
【0012】
また、従来のスムージング処理等の画像処理は、独自のラインメモリを使用しており、画像データの速度変換や画像データのマルチビーム化は別のメモリで行っていた。
【0013】
本発明は、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができ、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調するための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使うことができる低コストなデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータを印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段とを備えたものであり、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができる。
【0015】
請求項2に係る発明は、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータをn個の印刷クロックのうちの一番早いタイミングの印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段と、互いに遅延時間が異なり前記n個の画像処理手段から出力されるデータのうちの一番早いタイミングで印刷するラインのデータ以外の各ラインのデータをそれぞれ遅延させる(n−1)個の遅延手段とを備えたものであり、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができ、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調するための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使うことができて低コストにできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の一実施形態を示す。この実施形態は請求項1、2に係る発明の一実施形態であり、記録用光源として2個の半導体レーザ(以下LDという)ユニットを用いたデータ処理装置であるデジタル複写機からなる画像形成装置の一実施形態である。このデジタル複写機1は、図示しない原稿の印刷すべき画像を読み取って入力する画像読取部2と、この画像読取部2により入力された画像データに各種処理を実行する信号処理部3と、この信号処理部3から出力された画像データを図示しない印刷用紙からなる印刷材に印刷して出力する画像印刷部4と有する。
【0017】
画像読取部2においては、原稿台5の下方に、主走査方向に長いライン状の光源6及び反射ミラー7からなる第1走査ユニット8と、一対の反射ミラー9、10からなる第2走査ユニット11とが二対一の速度比で副走査方向に移動し得るように支持され、結像光学系12とCCD(Charge Coupled Device)センサ13からなる撮像素子とが順次に配置されている。
【0018】
信号処理部3においては、画像読取部2のCCDセンサ13に接続されたアンプ14と、このアンプ14からの画像データをアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換器(ADC:Analog/Digital Converter)15と、このADC15からの画像データに各種処理を実行する画像処理部16と、この画像処理部16からの画像データを一時記憶するバッファメモリ17と、このバッファメモリ17の画像データ読み出しタイミングを後述のように制御することで、2ライン化した画像データを、略同時(若しくは同時)に走査される2本の光ビーム(レーザビーム)として出射する2個のLDを変調するための2ライン分の画像データに変換し、かつ、画像データのスムージング処理も同時に行う印刷制御部18と、この印刷制御部18からの2ライン化された画像データのうちの1ライン分の画像データを遅延させる遅延手段19と、印刷制御部18からの遅延されない1ライン分の画像データと遅延手段19からの1ライン分の画像データとに基づいて画像印刷部4を駆動制御する2つのLD変調部20a、20bとを有する。
【0019】
画像印刷部4は、それぞれLD変調部20a、20bにより駆動制御されて画像データに応じて変調された光ビーム(レーザビーム)を発生するLDをそれぞれ内蔵するLDユニット21a、21bと、ビームスプリッタ22と、シリンダレンズ23と、各LDユニット21a、21bより発生したレーザビームを走査するための走査手段としてのポリゴンミラー24と、このポリゴンミラー24を一定の回転数で回転させる図示しないモータなどを有する。
【0020】
さらに、画像印刷部4は、ポリゴンミラー24により走査されたレーザビームを感光体25上に副走査方向に所定の間隔を隔てて集光して結像させ、かつ、等速で主走査方向に走査させるためのfθレンズ26や、感光体25、ビーム検出手段としての光検知器からなる同期検知器27などを有する。感光体25は例えば感光体ドラムが用いられる。同期検知器27は、主走査方向について有効書き込み領域の前の位置に配置され、fθレンズ26からのレーザビームを受光してビーム検出信号を発生する。この同期検知器27からのビーム検出信号は同期検知パルス信号XDETPとして信号処理部3内の印刷制御部18にフィードバックされる。
【0021】
この画像印刷部4においては、各LDユニット21a、21bからそれぞれ発生した2本のレーザビームは、ビームスプリッタ22にて合成された後に、シリンダレンズ23を透過してポリゴンミラー24により偏向走査され、fθレンズ26を介して感光体25及び同期検知器27に集光される。LDユニット21a、21bから出射された2本のレーザビームはポリゴンミラー24の同一の面で偏向走査されるが、第1のLDユニット21aから出射されたレーザビームは第2のLDユニット21bから出射されたレーザビームよりも先に走査される。
なお、この実施形態では、記録用光源として2個のLDユニット21a、21bを用いたが、記録用光源の数は2個に限らないし、複数個のレーザ光源を1つのパッケージに納めたLDアレイを記録用光源として用いてもよい。
【0022】
このような構成のデジタル複写機1においては、画像読取部2で原稿画像が読み取られて画像データが入力され、この画像データが信号処理部3を介して画像印刷部4で印刷用紙に印刷されて出力され、この過程で画像データが信号処理部3で一時記憶されて画像読取部2の入力速度と画像印刷部4の出力速度とが調停されると同時に、画像読取部2により1ライン分ずつ順次に入力される画像データが同時に2ライン分ずつ同時に出力されるように変換される。
【0023】
より詳細には、このデジタル複写機1においては、画像読取部2にて原稿台5上に載置された原稿の印刷すべき画像が第1走査ユニット8、第2走査ユニット11の移動で副走査方向に読取走査されて結像光学系12によりCCDセンサ13に結像され、即ち、原稿台5上の原稿が光源6により照明されてその反射光が反射ミラー7、9、10を介して結像光学系12によりCCDセンサ13に結像されると共に、第1走査ユニット8、第2走査ユニット11の移動で原稿台5上の原稿が副走査方向に走査される。
【0024】
CCDセンサ13は、副走査方向に連続する複数の主走査ラインとしてのドットマトリクス状の画像データを1ライン(1主走査ライン)分ずつ信号処理部3に出力する。この時、CCDセンサ13は1ラインの画像データについてライン同期信号LSYNCによりアドレスをリセットしてから所定の画素クロックで主走査方向に1画素分ずつ出力することになり、この画像データが第1走査ユニット8、第2走査ユニット11の走査速度やCCDセンサ13の読取周期などに起因した所定のライン周期で信号処理部3に1ラインずつ出力される。
【0025】
信号処理部3では、画像読取部2のCCDセンサ13から1ラインずつ順次に入力された画像データは、アンプ14で増幅されてADC15でアナログ値からデジタル値に変換され、画像処理部16で明度補正処理や変倍処理、編集処理などの各種処理が実行された後にバッファメモリ17に入力される。このバッファメモリ17は印刷制御部18からのタイミング制御信号に従って画像データが複数ライン同時に印刷制御部18に読み出される。
【0026】
印刷制御部18はバッファメモリ17から読み出された複数ラインの画像データより、2つのレーザビーム用の2枚のマトリクスを形成し、それぞれのマトリクスによりそれぞれの注目画素およびその周辺の画素の情報からそれぞれの注目画素の特徴を抽出し、画像のエッジ部の斜め線や円弧のギザギザを軽減するようにそれぞれの注目画素の画像データを決め、さらにそれぞれ範囲限定やパターン合成などの各種処理を実行してから出力する。この印刷制御部18から出力された2ライン分の画像データのうちの主走査方向に先行する1ライン分のLDユニット21a用画像データは、LD変調部20aに出力される。
【0027】
印刷制御部18から出力された2ライン分の画像データのうちの主走査方向に後行する1ライン分のLDユニット21b用画像データは、遅延手段19により、感光体25上に照射された2本のレーザビームの主走査方向の距離に相当する時間だけ遅延され、LD変調部20bに出力される。LD変調部20a、20bはそれぞれ印刷制御部18及び遅延手段19から入力された2ライン分の画像データに対応して画像印刷部4の各LDユニット21a、21bを変調するための駆動電流を各LDユニット21a、21bに出力する。
【0028】
画像印刷部4では、各LDユニット21a、21bは、それぞれLD変調部20a、20bにより2ライン分の画像データに対応して駆動され、2ライン分の画像データによりそれぞれ変調された2本のレーザビームを出射する。このLDユニット21a、21bからの2本のレーザビームは、ビームスプリッタ22により合成されてシリンダレンズ23により収束され、ポリゴンミラー24により偏向走査されてfθレンズ26で補正された後に感光体25の副走査方向に移動する被走査面に結像される。
【0029】
感光体25は、回転駆動部により副走査方向に駆動され、図示しない帯電チャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後にfθレンズ26からの2本のレーザビームで主走査方向に繰り返して走査されることにより画像が2ライン分ずつ書き込まれてドットマトリクス状の静電潜像が形成される。この感光体25上の静電潜像は図示しない現像手段により現像されてトナー像となり、このトナー像が図示しない転写手段により印刷用紙に転写されることで、画像印刷が実行される。
【0030】
また、画像印刷部4では、ポリゴンミラー24で走査されたレーザビームがfθレンズ26を介して感光体25の直前にて同期検知器27に入射すると、同期検知器27が同期検知パルス信号XDETPを信号処理部3に出力する。信号処理部3は同期検知器27からの同期検知パルス信号XDETPに基づいてバッファメモリ17にタイミング制御信号を出力する。これにより、バッファメモリ17で一次記憶されていた画像データは2ライン化されて画像印刷部4の印刷出力に適正なタイミングで順次に読み出される。
【0031】
図1はデジタル複写機1のバッファメモリ17、印刷制御部18、遅延手段としてのFIFOメモリ19及びその周辺回路を示す。このデジタル複写機1では、バッファメモリ17、印刷制御部18、FIFOメモリ19及びその周辺回路により、1ライン分ずつ順次に入力されるラスタ画像データをスムージング処理しながら、位相の異なる印刷クロックに同期したタイミングの2ラインずつのデータに変換する。
【0032】
ポリゴンミラー24からの2本のレーザビームの走査位置は主走査方向にある程度(所定の距離)離してあり、2本のレーザビームの発光タイミングは、それぞれ位相が異なり、別々に制御する必要がある。同期検知器27が感光体25の直前にてレーザビームを検知して同期検知パルス信号XDETPを出力する同期検知時には、印刷制御部18がLDユニット21a、21bの両方を互いに位相の異なる発光タイミングで遅延手段19、LD変調部21a、21bを介して点灯させる。この場合、印刷制御部18はLDユニット21a、21bの発光タイミングを別々に制御する。同期検知器27は、感光体25の直前にてfθレンズ26からの2本のレーザビームを検知し、ポリゴンミラー24の1面に付き同期検知パルス信号XDETPを2個出力する。
【0033】
同期検知器27からの同期検知パルス信号XDETPは、パルス分離器30に入力され、パルス分離器30にてLDユニット21aからのレーザビームに対応したLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1とLDユニット21bからのレーザビームに対応したLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2とに分離される。また、スムージング処理に必要なマトリクスは注目画素を含むラインの前後に4ラインずつを設けて計9ラインとする。
【0034】
バッファメモリ17を構成するRAM31〜42は、説明の容易化のため、ライトアドレス信号、ライト(書き込み)データとリード(読み出し)アドレス信号、リードデータが別々の端子から入出力するようになっているが、同一のメモリについて、同時にデータのライトとリードが起きないので、アドレス信号が入力される端子はライトとリードとの区別がなくデータが入出力される端子は双方向でライトとリードに共用される通常のRAMを用いても同様の構成を実現できる。また、バッファメモリ17はアドレスを自動でインクリメントするFIFOメモリを使うこともできる。
【0035】
RAM31〜42は、書き込み・読み出しが可能であるランダムアクセスメモリであり、それぞれが1ライン分以上の画像データを記憶できる記憶容量を持つ。入力画像データは、データ入力手段である画像処理部16にて入力クロックPCLKに同期して同期検知パルス信号XDETP1に付き2ライン分の割合で1ライン分ずつ順次に発生する。
【0036】
この画像処理部16からの入力画像データはライトデータとしてRAM31〜42全てに入力される。XPLGATE信号は、入力画像データの主走査方向の有効領域を示す信号で、ライトアドレスカウンタ43及びライトパルス発生器44に入力され、毎ラインでアクティブになる。ライトアドレスカウンタ43は、XPLGATE信号がアクティブになるとリセットされ、入力クロックPCLKでインクリメントされる。
【0037】
このライトアドレスカウンタ43のカウント値出力は、主走査方向の位置を示し、ライトアドレス信号としてRAM31〜42全てのライトアドレス入力端子に入力される。ライトパルス発生器44は、RAM31〜42に1ライン分ずつ順に画像データの書き込みが行われるようなライトパルスを発生してRAM31〜42に入力する。
【0038】
この場合、ライトパルス発生器44は、RAM31〜42のうちのデータの書き込まれる2個のRAMとデータの読み出される10個のRAMとが順次に変わりながら、10個のRAMから画像データが読み出されている間に2個のRAMに画像処理部16からの2ラインのデータが1ラインずつ順次に入力クロックPCLKに同期して書き込まれるという動作が繰り返して行われるようにライトパルスを発生してRAM31〜42に入力する。
【0039】
印刷クロック発生器は2つの印刷クロック発生器45、46が用いられ、印刷クロック発生器45はパルス分離器30からLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1が入力され、印刷クロック発生器46はパルス分離器30からLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2が入力される。
【0040】
この印刷クロック発生器45、46は、それぞれパルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1、LDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2のタイミングに位相が同期した印刷画素クロックLDCLK1、LDCLK2を発生する。RAM31〜42の読み出しタイミング生成のためのリードアドレスカウンタ47、リードイネーブル発生器48、印刷制御部18の動作及びFIFOメモリ19の書き込み動作は全てパルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1に同期して行われる。印刷クロック発生器45、46は、水晶発振器やPLL周波数シンセサイザで構成されている。
【0041】
また、パルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1は、画像処理部16内の画像入力部に出力され、入力画像データを発生させるタイミングを得るために使われる。リードイネーブル発生器48は、パルス分離器30からの同期検知パルス信号XDETP1毎にデータの書き込みが行われないRAM、例えばRAM31、32にデータが書き込まれている間にはRAM33〜RAM42、データがRAM33、34に書き込まれている間にはRAM31、32及びRAM35〜RAM42というようにデータの書き込みが行われない10個のRAMにリードイネーブル信号を出力する。このリードイネーブル発生器48はリードイネーブル信号をアクティブにするタイミングがプログラマブルであり、このタイミングにより画像データの主走査方向の印刷開始位置及び印刷終了位置が決定される。このタイミングは、印刷用紙の横幅や搬送位置により変更され、機械誤差の調整により変更される。
【0042】
リードアドレスカウンタ47は、リードイネーブル発生器48からのリードイネーブル信号がアクティブになるとリセットされ、印刷クロック発生器45からの印刷画素クロックLDCLK1によりインクリメントされる。このリードアドレスカウンタ47のカウント値出力は、印刷すべき画像データの主走査方向の位置を示し、RAM31〜42全てのリードアドレス入力端子に入力される。
【0043】
RAM31〜42から読み出された画像データは、セレクタ49に入力される。セレクタ49は、12個のRAM31〜42のうちリードイネーブル信号がアクティブになってデータを読み出している10個のRAMからのデータを古いデータから順にマトリクス化するためのシフトレジスタ群50に入力する。シフトレジスタ群50は、10ライン分の幅を持ち、セレクタ49から入力されるデータを印刷クロック発生器45からの印刷画素クロックLDCLK1によりシフトする、例えば13bit長のシフトレジスタであり、副走査方向に10ライン、主走査方向に13画素のマトリクスを形成する。このマトリクスのデータは、印刷画素クロックLDCLK1毎にシフトし、注目画素が変わっていく。
【0044】
この10ライン分のマトリクスデータのうち最新のラインデータを除いた9ライン分のマトリクスデータはLDユニット21aを変調するためのLDユニット21a用画像データを決めるスムージング処理回路からなる画像処理部51に入力され、10ライン分のマトリクスデータのうち最古のラインデータを除いた9ライン分のマトリクスデータはLDユニット21bを変調するためのLDユニット21b用画像データを決めるスムージング処理回路からなる画像処理部52に入力される。
【0045】
スムージング処理回路51、52は、シフトレジスタ50から入力された、副走査方向に注目画素を含むラインとその前後の4ラインずつの計9ライン、主走査方向に注目画素とその前後の6画素ずつの計13画素の画像データから形成されるマトリクスにより、注目画素の特徴を抽出し、画像のエッジ部の斜め線や円弧のギザギザを軽減するようにレーザビームの点灯時間や点灯タイミング等を決めるべく画像データを変換して印刷制御部18に出力する。
【0046】
印刷制御部18は、スムージング処理回路51、52からの2ラインの画像データに範囲制限やパターン合成などの各種処理を実行する。印刷制御部18からの2ラインの画像データは、LDユニット21aの発光タイミングと同じタイミングであり、パルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1に同期している。このため、この2ラインの画像データの処理は、位相の異なる2ラインの画像データを扱うのとは違い、各ラインの画像データについて共通の信号処理回路を使用できる部分が多く、大幅に回路の節約が可能になって低コストにできる。
【0047】
印刷制御部18から出力されたLDユニット21a用画像データは、印刷データ(印刷用画像データ)としてLD変調部20aに入力される。また、印刷制御部18から出力されたLDユニット21b用画像データは、FIFOメモリ19に入力され、FIFOメモリ19により、感光体25上に照射された2本のレーザビームの主走査方向の距離に相当する時間だけ遅延される。このFIFOメモリ19からの画像データは印刷データとしてLD変調部20bに入力される。
【0048】
図3は本実施形態の動作タイミングを示す。次に、この図3を用いて本実施形態におけるバッファメモリ17の動作を説明する。図3の上側は各RAM31〜42のライト(Write)アドレス、リード(Read)アドレスを示す。図3の上側において、横軸は時間を示し、縦軸はRAM31〜42のアドレスを示す。また、太い破線は各RAM31〜42のライトアドレス、太い実線は各RAM31〜42のリードアドレスを示す。これらの実線及び破線から引き出して注記しているのは、実際に画像データが読み書きされるRAMを記している。
【0049】
ポリゴンミラー24で走査された2本のレーザビームが感光体25の主走査方向直前にある同期検知器27に入射すると、同期検知器27から同期検知パルス信号XDETPが出力される。この場合、ポリゴンミラー24からの2本のレーザビームの走査位置が主走査方向にある程度離されているので、同期検知器27からの同期検知パルス信号XDETPはポリゴンミラー24の1面による2本のレーザビームの1回の走査に付き2パルスが発生する。
【0050】
この同期検知器27からの同期検知パルス信号XDETPはパルス分離器30にてLDユニット21aからのレーザビームに対応したLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1とLDユニット21bからのレーザビームに対応したLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2とに分離される。画像処理部16内の画像入力部は、同期検知器27から同期検知パルス信号XDETP1を受け、上述のように各種処理を実行した画像データを、同期検知パルス信号XDETP1の1周期に2ライン分の割合で1ライン分ずつ順に、クロックPCLKに同期してXPLGATE信号と共に出力する。
【0051】
RAM31〜42のライトアドレスを示すライトアドレスカウンタ43のカウント値は、XPLGATE信号の有効期間中に入力クロックPCLKでインクリメントされる。ライトパルス発生器44で発生してRAM31〜42に加えられるライトパルスは画像データの1ラインずつ順次に切り換わるので、12個のRAM31〜42には画像データが1ライン分ずつ順に図3の上側に太い破線でライトアドレスを示したように1画素目から順に書き込まれる。
【0052】
一方、画像データの読み出しについては、同期検知パルス信号XDETPの1周期に、該1周期に画像データが書き込まれる2つのRAMとは別の10個のRAMから同時に、各ラインの画像データが、印刷画素クロックLDCLK1に同期してリードイネーブル発生器48からのリードイネーブル信号がアクティブな期間、図3の上側に太い実線でリードアドレスを示したように1画素目から順に読み出される。
【0053】
12個のRAM31〜42のうちの10個のRAMから同時に読み出されたデータのうち、最新の1組(1ライン)のデータを除いた9組のデータと、最古の9組のデータがシフトレジスタ50からスムージング処理回路51、52にそれぞれ入力される。スムージング処理回路51、52は、副走査方向に注目画素を含むラインとその前後の4ラインずつの計9ライン、主走査方向に注目画素とその前後の6画素ずつの計13画素の画像データから形成されるマトリクスにより、注目画素の特徴を抽出し、画像のエッジ部の斜め線や円弧のギザギザを軽減するようにレーザビームの点灯時間や点灯タイミング等を決めるべく画像データを決め、2つのLDユニット21a、21b用の印刷データとして印刷制御部18に出力される。
【0054】
図3の下側は12個のRAM31〜42それぞれのモードを示す。RAM31は、ライン#1(1ライン目)の画像データの書き込み、ライン#1の画像データの5回の読み出し、ライン#13(13ライン目)の画像データの書き込み、ライン#13の画像データの5回の読み出しというように画像データの書き込み、読み出しが順に行われる。RAM32は、ライン#2(2ライン目)の画像データの書き込み、ライン#2の5回の画像データの読み出し、ライン#14(14ライン目)の画像データの書き込み、ライン#14の5回の画像データの読み出しというように画像データの書き込み、読み出しが順に行われる。
【0055】
RAM33〜42は、RAM31、32にライン#1、ライン#2の画像データの書き込みが行われている間にその前のライン#−9〜ライン#0の画像データの読み出しが同時に行われる。RAM33〜42から読み出されたライン#−9〜ライン#0の画像データは、シフトレジスタ50でマトリクス化され、LDユニット21a用のスムージング処理回路51でライン#−9〜ライン#−1の画像データより注目画素であるライン#−5の画像データが決められ、これがLDユニット21aを変調するデータとして出力される。また、LDユニット21b用のスムージング処理回路52ではライン#−8〜ライン#0の画像データより注目画素であるライン#−4の画像データが決められ、これがLDユニット21bを変調するデータとして出力される。
【0056】
その次の同期検知パルス信号XDETP1のサイクルでは、RAM31、32からライン#1、ライン#2の画像データの読み出しが行われている間に、RAM33、34に対するライン#3、ライン#4の画像データの書き込みが順次に行われる。この時、RAM34〜42は、再度、前のライン(ライン#−7〜ライン#0)の画像データの読み出しが行われる。
【0057】
このサイクルでは、スムージング処理回路51、52にてライン#−3、ライン#−2の画像データが、注目画素として、それぞれLDユニット21a、21bを変調するデータとして出力される。
このように、RAM31〜42の動作が順序正しく切り替えられることにより、画像処理が行われながらデータの周波数が変換されると同時に2ラインのデータに変換される。
【0058】
次に、FIFOメモリ19による画像データ遅延動作について説明する。図4はFIFOメモリ19の端子を示す。FIFOメモリ19は、画像データをfθレンズ26から感光体25上に照射された2本のレーザビームの主走査方向の距離に相当する画素数以上記憶する記憶容量を具備していればよい。また、FIFOメモリ19は画像データの書き込みと画像データの読み出しとを独立して実行するようになっている。
【0059】
より詳細には、FIFOメモリ19は、書き込むべき画像データが入力される入力端子Din、読み出し画像データを出力する出力端子Dout、書き込みリセット信号が入力される入力端子XWRES、読み出しリセット信号が入力される入力端子XRRES、書き込みクロックが入力される入力端子WCLK、読み出しクロックが入力される入力端子RCLK、書き込みアドレスをポイントする図示しない書き込みアドレスポインタ、読み出しアドレスをポイントする図示しない読み出しアドレスポインタ等を具備している。
【0060】
なお、ここでは、FIFOメモリ19の入力端子のうちで先頭がXである入力端子は、その信号がアクティブローであることを意味している。FIFOメモリ19において、書き込みアドレスポインタは、ポイントする書き込みアドレスを書き込みリセット信号により“0”にリセットし、書き込みクロックにより書き込みアドレスを順次にインクリメントする。そして、書き込みアドレスポインタは、書き込みアドレスがFIFOメモリ19の最終アドレスに達してからその次の書き込みクロックにより書き込みアドレスを“0”にリセットし、さらに書き込みクロックにより書き込みアドレスを順次にインクリメントする。
【0061】
同様に、読み出しアドレスポインタは、ポイントする読み出しアドレスを読み出しリセット信号により“0”にリセットし、読み出しクロックにより読み出しアドレスを順次にインクリメントする。そして、読み出しアドレスポインタは、読み出しアドレスがFIFOメモリ19の最終アドレスに達してからその次の読み出しクロックにより読み出しアドレスを“0”にリセットし、さらに読み出しクロックにより読み出しアドレスを順次にインクリメントする。
【0062】
この実施形態では、FIFOメモリ19は、入力端子Dinには画像データとしてLDユニット21b用画像データが印刷制御部18から入力され、出力端子Doutから読み出したLDユニット21b用画像データがLD変調部20bへ出力され、入力端子XWRESには書き込みリセット信号としてパルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1が入力される。
【0063】
また、FIFOメモリ19は、入力端子XRRESには読み出しリセット信号としてパルス分離器30からのLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2が入力される。入力端子WCLKには書き込みクロックとして印刷クロック発生器45からの印刷画素クロックLDCLK1が入力され、入力端子RCLKには読み出しクロックとして印刷クロック発生器46からの印刷画素クロックLDCLK2が入力される。
【0064】
図5はFIFOメモリ19のアドレスと時間との関係及び同期検知パルス信号XDETP1、XDETP2のタイミングを例示している。図5でFIFOメモリ19のアドレスと時間との関係を示す部分において、縦軸はFIFOメモリ19のアドレスを示し、横軸は時間を示す。図5において、破線はFIFOメモリ19に書き込む画像データの書き込みアドレスを意味しており、実線はFIFOメモリ19から読み出す画像データの読み出しアドレスを意味している。また、FIFOメモリ19の書き込み周波数と読み出し周波数は等しい。
【0065】
FIFOメモリ19に画像データが書き込まれる場合には、FIFOメモリ19は、最初に書き込みリセット信号としてのパルス分離器30からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1により書き込みアドレスポインタのポイントする書き込みアドレスがリセットされてから、書き込みクロックとしての印刷クロック発生器45からの印刷画素クロックLDCLK1がロー(低レベル)からハイ(高レベル)に遷移すると、書き込みアドレスに画像データが書き込まれる。
【0066】
FIFOメモリ19は、この書き込み動作が実行される毎に書き込みアドレスがインクリメントされ、画像データが書き込みアドレス“0”から順番に書き込まれる。ただし、1ラインの画像データの長さがFIFOメモリ19の記憶容量を超える場合には、FIFOメモリ19は、書き込みアドレスポインタのポイントする書き込みアドレスが1周以上するので、1ラインの画像データがFIFOメモリ19に書き込まれる間にはFIFOメモリ19の同一書き込みアドレスに画像データが複数回書き込まれることになる。
【0067】
また、FIFOメモリ19から画像データが読み出される場合には、FIFOメモリ19は、最初に読み出しリセット信号としてのパルス分離器30からのLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP2により読み出しアドレスポインタのポイントする読み出しアドレスがリセットされてから、読み出しクロックとしての印刷クロック発生器46からの印刷画素クロックLDCLK2がローからハイに遷移すると、読み出しアドレスから画像データが読み出される。
【0068】
FIFOメモリ19は、この読み出し動作が実行される毎に、読み出しアドレスポインタのポイントする読み出しアドレスがインクリメントされ、読み出しアドレス“0”から順番に画像データが読み出される。ただし、1ラインの画像データの長さがFIFOメモリ19の記憶容量を超える場合には、FIFOメモリ19は、読み出しアドレスポインタのポイントする読み出しアドレスが1周以上するので、1ラインの画像データがFIFOメモリ19から読み出される間にはFIFOメモリ19の同一書き込みアドレスから画像データが複数回読み出されることになる。
【0069】
書き込みクロックとしての印刷クロック発生器45からの印刷画素クロックLDCLK1と読み出しクロックとしての印刷クロック発生器46からの印刷画素クロックLDCLK2とは周波数が同じであるので、図5に示すようにFIFOメモリ19の同じアドレスに対して画像データの書き込みと画像データの読み出しが交互に行われる。
このようにしてFIFOメモリ19により画像データの遅延が実現される。
【0070】
なお、この実施形態は2本のレーザビームで2ライン分ずつ感光体25に画像の書き込みを行う実施形態であるが、本発明は走査位置が主走査方向に順次に所定の距離ずつ離れているn(nは2以上の自然数)本の光ビームでn本分ずつ感光体に画像の書き込みを行う場合に同様に適用することができる。この場合の一実施形態では、バッファメモリ17はデータ入力手段としての画像処理部16からのドットマトリクス状の画像データを1ライン分以上記憶できる記憶容量を有するm個以上のメモリが用いられ、LDユニット21a、21bの代りにn個のLDユニットからなる光源が用いられる。ポリゴンミラー24からのn本のレーザビームの走査位置は主走査方向に順次に所定の距離ずつ離してあり、同期検知器27が感光体25の直前にてn本のレーザビームを検知して同期検知パルス信号XDETPを出力する同期検知時には、印刷制御部18がn個のLDユニットを互いに位相の異なる発光タイミングで(n−1)個の遅延手段、n個のLD変調部を介して点灯させる。
【0071】
このn個のLDユニットで発生したn本の光ビームは、ビーム合成手段で合成された後にシリンダレンズ23を透過してポリゴンミラー24により同時に偏向走査され、fθレンズ26を介して感光体25及び同期検知器27に集光される。パルス分離器30は同期検知器27からの同期検知パルス信号XDETPをn個のLDユニットからのn本のレーザビームに対応したn個の同期検知パルス信号からなる同期信号に分離する。また、印刷クロック発生器45、46の代りに(n−1)個の印刷クロック発生器が用いられる。
【0072】
パルス分離器30からのn個の同期検知パルス信号のうちの一番早いタイミングの同期検知パルス信号は、画像処理部16内の画像入力部に出力され、入力画像データを発生させるタイミングを得るために使われる。ライトアドレスカウンタ43は、XPLGATE信号がアクティブになるとリセットされ、入力クロックPCLKでインクリメントされる。
【0073】
このライトアドレスカウンタ43のカウント値出力は、主走査方向の位置を示し、ライトアドレス信号として上記m個のメモリ全てのライトアドレス入力端子に入力される。ライトパルス発生器44は上記m個のメモリに1ライン分ずつ順に繰り返して画像データの書き込みが行われるようなライトパルスを発生して上記m個のメモリに入力する。
【0074】
この場合、ライトパルス発生器44は、上記m個以上のメモリのうちの上記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータがn個の印刷クロックのうちの一番早いタイミングの印刷クロックに同期して同時に読み出されている間に、画像処理部16からのnラインのデータが上記m個のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に入力クロックPCLKに同期して書き込まれるようにライトパルスを発生する。上記n個の印刷クロック発生器はパルス分離器30からのn個の同期信号にそれぞれ同期した、同じ周波数で位相の異なるn個の印刷クロック(印刷画素クロック)を発生する。
【0075】
リードイネーブル発生器48は、パルス分離器30からのn個の同期検知パルス信号のうちの一番早いタイミングの同期検知パルス信号毎に、データの書き込みが行われない(m−n)個のメモリにリードイネーブル信号を出力する。リードアドレスカウンタ47は、リードイネーブル発生器48からのリードイネーブル信号がアクティブになるとリセットされ、上記(n−1)個の印刷クロック発生器からの(n−1)個の印刷画素クロックのうちの一番早いタイミングの印刷画素クロックによりインクリメントされる。このリードアドレスカウンタ47のカウント値出力は、印刷すべき画像データの主走査方向の位置を示し、上記m個のメモリ全てのリードアドレス入力端子に入力される。
【0076】
上記m個のメモリから読み出された画像データは、セレクタ49に入力される。セレクタ49は、m個のメモリのうちリードイネーブル信号がアクティブになってデータを読み出しているメモリからのデータを古いデータから順にマトリクス化するためのシフトレジスタ群50に入力する。シフトレジスタ群50は、セレクタ49から入力されるデータを上記(n−1)個の印刷クロック発生器からの(n−1)個の印刷画素クロックのうちの一番早いタイミングの印刷画素クロックによりシフトしてマトリクスを形成する。
【0077】
このマトリクスのデータにおいて順次に1ラインずつずれたn個のマトリクスデータはn個のスムージング処理回路からなる画像処理部にそれぞれ入力され、これらのスムージング処理回路は、それぞれシフトレジスタ50から入力されたマトリクスデータにより、注目画素の特徴を抽出し、画像のエッジ部の斜め線や円弧のギザギザを軽減するようにレーザビームの点灯時間や点灯タイミング等を決めるべく画像データを変換して印刷制御部18に出力する。
【0078】
印刷制御部18は、n個のスムージング処理回路からのnラインの画像データに範囲制限やパターン合成などの各種処理を実行する。印刷制御部18からのnラインの画像データのうちの最初の1ラインの画像データは印刷データ(印刷用画像データ)として1つのLD変調部に入力され、このLD変調部が印刷データにより1つのLDユニットを駆動する。
【0079】
また、印刷制御部18から出力された他の(n−1)ラインの画像データは、遅延手段としての(n−1)個のFIFOメモリにより、感光体25上に照射されたn本のレーザビームの主走査方向の距離に相当する時間だけそれぞれ遅延される。これらのFIFOメモリからの画像データは印刷データとして(n−1)個のLD変調部に入力され、この(n−1)個のLD変調部が(n−1)個の印刷データによりそれぞれ(n−1)LDユニットを駆動する。
【0080】
上述した実施形態は、請求項1に係る発明の実施形態であって、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段としての画像処理部16と、このデータ入力手段16からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段16からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むライトアドレスカウンタ43及びライトパルス発生器44からなるメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段16からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータを印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すリードアドレスカウンタ47及びリードイネーブル発生器48からなるメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個のスムージング処理回路からなる画像処理手段とを備えたので、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができる。
【0081】
また、上述した実施形態は、請求項2に係る発明の実施形態であって、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段としての画像処理部16と、このデータ入力手段16からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段16からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むライトアドレスカウンタ43及びライトパルス発生器44からなるメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段16からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータをn個の印刷クロックのうちの一番早いタイミングの印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すリードアドレスカウンタ47及びリードイネーブル発生器48からなるメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個のスムージング処理回路からなる画像処理手段と、互いに遅延時間が異なり前記n個の画像処理手段から出力されるデータのうちの一番早いタイミングで印刷するラインのデータ以外の各ラインのデータをそれぞれ遅延させる(n−1)個の遅延手段とを備えたので、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができ、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調するための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使うことができて低コストにできる。
【0082】
なお、本発明は上記デジタル複写機以外のファクシミリ装置、プリンタ等のマルチビーム方式画像形成装置にも適用することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータを印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段とを備えたので、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができる。
【0084】
請求項2に係る発明によれば、入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータをn個の印刷クロックのうちの一番早いタイミングの印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段と、互いに遅延時間が異なり前記n個の画像処理手段から出力されるデータのうちの一番早いタイミングで印刷するラインのデータ以外の各ラインのデータをそれぞれ遅延させる(n−1)個の遅延手段とを備えたので、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを副走査方向を含む周辺画素の情報により画像処理を行うことができると共に、画像処理に必要なメモリを利用して、入力クロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次に送られて来るデータを印刷クロックに同期したタイミングの複数ラインの画像データに変換することができ、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調するための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使うことができて低コストにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるバッファメモリ、印刷制御部、FIFOメモリ及びその周辺回路を示すブロック図である。
【図2】同実施形態を示す概略図である。
【図3】同実施形態の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】同実施形態におけるFIFOメモリの端子を示すブロック図である。
【図5】同実施形態におけるFIFOメモリのアドレスと時間との関係及び同期検知パルス信号のタイミングを例示する図である。
【符号の説明】
16 画像処理部
18 印刷制御部
19 FIFOメモリ
31〜42 RAM
43 ライトアドレスカウンタ
44 ライトパルス発生器
45、46 印刷クロック発生器
47 リードアドレスカウンタ
48 リードイネーブル発生器
49 セレクタ
50 シフトレジスタ
51、52 スムージング処理回路

Claims (2)

  1. 入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータを印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 入力クロックに同期してドットマトリクス状のデータを1ラインずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状のデータを1ライン以上記憶できる記憶容量を有するm(mはn×2以上の自然数、nは2以上の自然数)個以上のメモリと、このm個以上のメモリに前記データ入力手段からのデータを1ラインずつ順次に入力クロックに同期して書き込むメモリ書き込み手段と、前記データ入力手段からのnラインのデータを前記m個以上のメモリのうちのn個のメモリに1ラインずつ順次に前記入力クロックに同期して書き込む間に、前記m個以上のメモリのうちの前記n個のメモリ以外のメモリから(m−n)ラインのデータをn個の印刷クロックのうちの一番早いタイミングの印刷クロックに同期して同時に読み出し、前記メモリへのnラインのデータの書き込み毎に、前記m個以上のメモリにおけるデータを読み出すメモリを変更して画像データの読み出しを繰り返すメモリ読み出し制御手段と、前記メモリから読み出された複数ラインのデータに基づいてそれぞれのラインの印刷画像データを出力するn個の画像処理手段と、互いに遅延時間が異なり前記n個の画像処理手段から出力されるデータのうちの一番早いタイミングで印刷するラインのデータ以外の各ラインのデータをそれぞれ遅延させる(n−1)個の遅延手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
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