JP4035944B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録方法及び画像記録装置に関し、特に、複数の光ビームを同時走査して画像を記録する画像記録方法及び画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザープリンタを用いて画像を記録する場合、高画質の画像を記録するために光ビーム(レーザービーム)の走査密度の向上及びプリント速度の向上という要求から、レーザービームを走査する回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転の高速化が図られてきた。さらには、一度に2本のレーザービームを同時に走査する2ビーム走査装置も実用化され、画像記録の高速化及び高画質化が進められてきた(富士ゼロックステクニカルレポート第十号1995年)。
【0003】
この2ビーム走査装置を搭載したレーザープリンタでは、レーザービームの本数を増加させた分だけ高速画像記録が可能になる反面、複数ラインを単位として走査するために画像書き出し位置の制御が粗くなってしまう、或いはレーザービームの本数が増えるために画像データのアクセスに関わる回路規模が大きくなってしまう、という問題が生じてしまう場合があった。とりわけ、複数の色画像を重ねてカラー画像を形成するカラープリンタにおいて画像書き出し位置の制御の精度の向上は必須な技術課題である。
【0004】
これらを解決するため、実開昭63−170819公報、特開平3−257469公報に記載の技術が考案されている。また、同様の技術が特開平8−142412公報、特開平11−220504公報などにも記されている。
【0005】
図1には、前記2ビーム走査装置の概略が示されている。
【0006】
2ビームレーザーダイオードアレイ10の各発光部10a、10bから出射した2本のレーザービームは、共通光路を通って感光体12上の隣接する2本のライン14を走査するように導かれている。なお、この共通光路の途中には、前記2本のレーザービームの副走査方向の間隔ずれが許容範囲内になるように、コリメータレンズ、シリンダーミラー、ポリゴンミラー、f−θレンズ、シリンダー光学系が設置されている。
【0007】
図2には、2ビーム走査装置とラインバッファとの構成が示されている。
前記2ビーム走査装置で画像データを記録するにあたって、実開昭63−170819公報に記載の技術では、4本のラインバッファメモリLB11、LB12、LB21、LB22と、入力選択回路16と、出力選択回路18、20とを組み合わせて構成されたマルチチャンネル出力装置によって、2ビームレーザーダイオードアレイ10の各発光部10a、10bに出力するデータラインが切り替えられている。
【0008】
図3には、前記2ビーム走査装置のラインバッファのアクセスのタイムチャートが示されている。
【0009】
ここで、PRQは画像記録開始を指示するプリントリクエスト信号であり、マシンコントローラ22が前記PRQを出力する。SOSは走査ビームが感光体12に入射する直前の位置に到達したことを示す主走査同期信号である。前記感光体12に入射する直前の位置に設置されているミラー24で反射された前記走査ビームが走査開始センサ26に検知されると、SOS発生器28から前記SOSが出力される。また、Page、Lineはそれぞれ信号発生器が生成するページ同期信号、ライン同期信号である。
【0010】
前記Lineは前記SOS一周期中に2回出力される。前記Pageは前記PRQ発生後の前記Lineの最初の立下り時に発生する。したがって、前記PRQが前記SOSの周期の前半で発生する(図3(a)参照)か後半で発生する(図3(b)参照)かが判定でき、この判定結果に基づいて前記4本のラインバッファメモリ(LB11、LB12、LB21、LB22)への書き込み信号と前記4本のラインバッファメモリ(LB11、LB12、LB21、LB22)からの読み出し信号とを前記入力選択回路16と前記出力選択回路18、20とで切り替え、前記各発光部10a、10bに出力する画像データを図3(a)あるいは図3(b)に示すように制御して感光体12上での書き出し位置を1走査線単位で設定している。
【0011】
ここでは、前記発光部10a、10bから発光される2本のレーザービームを同時に走査して画像を記録するために前記4本のラインバッファメモリLB11、LB12、LB21、LB22を使用している。N本のレーザービームを同時に走査して画像を記録する場合では、単純に拡張するとN×N本ものラインバッファメモリを必要とするが、出力選択回路をチャンネル間にまたがって選択するよう工夫することで2N本に削減することができる。
【0012】
特開平8−142412公報に記載の技術では、データの切り替えで書き出し位置を1ライン単位に設定することを述べているが、そのためのデータアクセスに関して具体的な記載はない。また、特開平11−220574公報に記載の技術では、2ビーム走査装置であってもインターフェースのバス幅を大きくしないように1ライン単位でデータアクセスすることを主旨としている。これら2件の先願を組み合わせると、前記実開昭63−170819公報に記載の技術とほぼ同じ内容となり、N本レーザービームを同時に走査して画像を記録する場合では必ず2N本以上のラインバッファメモリを必要とする。
【0013】
一方で、半導体レーザーの技術の進歩によって、面発光によるレーザービームの同時発光数が10本を超えるようなレーザー素子が実現され、このようなレーザー素子を使ったマルチビーム走査装置が特開平5−294005公報に記載されている。図4に、4つの発光点を持つマルチビーム走査装置の概略図を示す。
【0014】
前記レーザー素子を使ったマルチビーム走査装置に従来技術をそのまま適応すると次の2つのケースが考えられる。
【0015】
▲1▼マルチビーム全てのチャンネルに対応して上位の画像データ生成装置からパラレルのデータチャンネルが構成される。
【0016】
▲2▼上位の画像データ生成装置に対して1ラインずつの完全な画像データのアクセスを行う。(一走査間にN回のライン同期信号で画像データのアクセスをする。)
【0017】
▲1▼の場合では、レーザービームの本数を一単位として全ての動作が行われるため画像データの転送速度は遅くてよいが、書き出し位置の制御を精度良く行うことが困難になり、更に前記マルチビーム走査装置のレーザービームの本数毎に上位システムの設計を変えなくてはならない。
【0018】
▲2▼の場合では、上位の画像データ生成装置に対して1ビーム走査の記録装置と同等であり、インターフェイスとしては汎用的である。しかし、マルチビームの本数が増えるほど高解像度記録が要求されることから、画像データのアクセス速度(特にラインバッファメモリへの書き込み)が高速であることが必要とされるが、このアクセス速度に対応できるラインバッファメモリはほとんどない。
【0019】
例えば、200mm/sで移動する感光体に、2400dpi、1ビットの画像データを走査幅300mmで記録した場合、
200mm/s(7.84インチ/秒)→7.84×2400=18898ライン/秒→1ラインアクセス時間53μs
となる。
【0020】
この1ラインアクセス時間に11.8インチ(300mm)×2400=28346bitのデータを転送するには、
28346/53μs=535Mbit/s
もの高速データ転送が要求される。
【0021】
このような高速転送される画像データを直接書き込めるラインバッファメモリはほとんどなく、現実にはこの画像データを16もしくは32ビット単位程度にまとめながらパラレルデータに変換しなければラインバッファメモリを構成することは不可能であり、さらに前記マルチビーム走査装置の出力部ではパラレルシリアル変換が必要となり回路構成を複雑にしてしまう。
【0022】
この場合では画像の書き出し位置の制御を精度良く行うことができるが、前述のような1チャンネル毎に複雑な構成を持つラインバッファメモリがレーザービームの本数の2倍程度必要となり回路規模を大きくし、さらにコストアップも招いてしまう。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を解決すべく成されたもので、レーザービームの同時発光数が10本を超えるようなマルチビーム走査装置において、画像データを一時的に記憶保持するラインバッファメモリの数を削減し、尚且つ、副走査方向の画像書き出し位置の制御を1ライン単位で実現する画像記録装置を提供することを目的とする。更に、画像データ生成装置と画像記録装置との間で汎用性の高いインターフェイスを有する画像記録装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、独立に変調可能なN本の光ビームを同時走査するマルチビーム走査による画像記録装置であって、階調を含む画像データに基づいて画像を記録する際、前記N本の光ビームの副走査方向の走査密度をndpi(ドット/インチ)、前記画像データの解像度をmdpiとし、かつn>mなる関係をみたす場合、少なくとも副走査方向にk個のndpiの画素で構成された画像を記録するための副走査方向のライン数kが、Nの約数であってnとmとの比に基づいて決定され、前記マルチビーム走査がN本の光ビームを記録媒体上を1回走査する毎に生成される主走査同期信号の一周期間にN/k回のライン同期信号を生成する同期信号生成手段と、記録すべき画像データからmdpiの画像データを前記ライン同期信号に合わせて受け取って、前記k個のndpiの画素で構成された画像毎に副走査方向にkライン分の光ビーム変調信号を生成する光ビーム変調信号生成手段と、前記光ビーム変調信号をラインバッファメモリに順次書きこみ、副走査方向にNライン分のデータを揃えてから前記マルチビーム走査で画像記録する画像記録手段と、副走査方向の画像記録開始を指示するページ同期信号と前記主走査同期信号との位相差を判定し、前記位相差に応じて前記ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与し、記録媒体上の副走査方向の画像記録位置を調整する副走査方向画像記録位置調整手段と、を有することを特徴としている。
【0027】
また、前記ライン数kがk=n/mかつNの約数であることを特徴としている。
【0029】
更に,前記ラインバッファメモリへの余白データの書きこみでは調整しきれない細かな位相差に対して、前記ラインバッファメモリからデータを読み出す際に細かな前記位相差に相当するビットシフトを行い、前記N本の光ビームを変調することを特徴としている。
【0032】
更に、前記光ビームの走査時のブランク期間において、複数のラインバッファメモリのメモリ領域を共有することを特徴としている。
【0036】
第1の発明によれば、記録すべき画像データがmdpiの解像度の階調を含む画像データである場合、ndpiの解像度の副走査方向のk本のラインによって、画像を例えば網点で階調の表現ができる。また、同期信号生成手によって、k=n/m(kは正の整数)の関係の基にマルチビーム走査装置の主走査同期信号の1周期の間にN/k回のライン同期信号を生成する。さらに、光ビーム変調信号生成手段によって、mdpiの画像データをライン同期信号に合わせて受け取って、前記k個のndpiの画素で構成された画像毎に副走査方向にkライン分の光ビーム変調信号を生成する。そして、画像記録手段によって、kライン分の光ビーム変調信号をkビットのラインバッファメモリに順次書きこみ、副走査方向にラインN本分のデータを揃えてからN本の光ビームで画像記録を行う。その際、副走査方向画像記録位置調整手段が、副走査方向の画像記録開始を指示するページ同期信号と前記主走査同期信号との位相差を判定し、前記位相差に応じて前記ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与し、記録媒体上の副走査方向の画像記録位置を調整する。従って、ラインバッファメモリの数を(N/k)〜2×(N/k)本に削減することができ、ページ同期信号と主走査同期信号との位相差をライン同期信号単位で判定し、ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与することで、kライン単位で副走査方向の画像記録位置を調整することができる。
【0037】
また、前記ライン数kがk=n/mかつNの約数であるので、ラインバッファメモリの数を(N/k)〜2×(N/k)本に削減することができ、ページ同期信号と主走査同期信号との位相差をライン同期信号単位で判定し、ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与することで、kライン単位で副走査方向の画像記録位置を調整することができる。
【0038】
ページ同期信号と主走査同期信号との位相差をライン同期信号単位よりもさらに細かく判定し、ビットシフトをしながらラインバッファメモリの読みだしを行うことで1ライン単位の書き出し位置の制御を実現することができる。
【0040】
また、光ビームの走査時のブランク期間に、画像データの記憶をラインバッファメモリを用いて行う際に、複数のラインバッファメモリのメモリ領域を共有するように構成することで、複数のラインバッファメモリのメモリ総数を(N/k)〜2×(N/k)本に削減することができ、ページ同期信号と主走査同期信号との位相差をライン同期信号単位で判定し、ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与することで、kライン単位で副走査方向の画像記録位置を調整することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に第1の実施の形態の構成を説明する。
【0042】
図5には、本発明の画像記録装置で用いる面発光レーザーVCSEL30の概略が示されている。
【0043】
VCSELはVertical−Cavity Surface−Emitting Laserの略であり、二次元平面上に発光点を形成するため、6×6(計36)点といった多数の光ビーム(レーザービーム)の同時発光が可能であり、これを従来のレーザー走査装置の光源と置きかえることで容易にマルチビーム走査装置を構成することができる(図4参照)。
【0044】
本実施の形態では、この36点の光源のうち32点が使用されている。なお、32点を選択したのは8の倍数の方が信号系の構成上無駄が無いためであるが、技術上8の倍数にしなければならない制約があるわけではない。
【0045】
前記VCSEL30は各発光点が平行四辺形の各頂点に位置しており、前記VCSEL30を適切な角度に傾けることで感光体上に2400dpiの走査線を構成することができる。また、主走査方向の結像位置がずれているため各レーザーの変調信号に遅延制御を行ない、感光体上では32本のレーザービームが同時に隣接走査しているのと同等なマルチビーム走査装置となっている。
【0046】
図6には、画像記録装置を用いたプリンタシステムの基本構成が示されている。前記VCSEL30を用いてレーザービームを発光するマルチLD32に前記マルチLD32の駆動回路であるマルチLDD34が接続されている。前記マルチLDD34には前記遅延制御を行う遅延調整器36が接続されている。さらに前記マルチLDD34の上側流に接続された破線部内の装置が画像記録装置の信号処理部Sである(信号処理部Sの構成は後述)。
【0047】
一方、画像データ生成装置38には、スキャナやコンピュータ、さらにはネットワークを介したクライアント(コンピュータ)などが接続され、中間調画像(階調画像)あるいは文字画像情報から前記画像記録装置の解像度単位の信号(ビットマップデータ)が前記画像データ生成装置38によって生成され、前記信号が前記画像記録装置に送られる。
【0048】
(信号処理部Sの構成)
前記マシンコントローラ40には前記信号処理部Sのタイミング信号発生器42が接続されている。前記マシンコントローラ40からは画像の書き出しを指示するプリントリクエスト信号PRQがバスを介してタイミング信号発生器42に伝えられる。前記タイミング信号発生器42にはSOS発生器44が接続されている。前記タイミング信号発生器42には主走査同期信号SOSが前記SOS発生器44から伝えられるようになっている。
【0049】
また、前記マシンコントローラ40にはI/F部46が接続されている。前記マシンコントローラ40からは、通信制御信号及びColor Select信号が前記I/F部46に伝えられるようになっている。
【0050】
メモリコントローラ48にはラインバッファメモリ群50が接続されている。また、前記タイミング信号発生器42には前記メモリコントローラ48と前記ラインバッファメモリ群50とが接続されている。前記タイミング信号発生器42からは、画素クロック信号PCKが前記メモリコントローラ48と前記ラインバッファメモリ群50とに伝達されるようになっている。
【0051】
また、前記タイミング信号発生器42からは、前記マルチビーム走査装置の書き出し基準となる信号ROS_PS、前記SOSより生成される読み出し基準となる信号ROS_LS、前記SOSが前記メモリコントローラ48にバスを介して入力されるようになっている。
【0052】
また、前記タイミング信号発生器42には前記I/F部46が接続されている。前記タイミング信号発生器42からのLine信号とPage信号がそれぞれ前記メモリコントローラ48と前記I/F部46とに伝達される。
【0053】
前記Line信号は、マルチビーム走査装置によって複数のレーザービームが記録媒体上を1回走査されるごとに生成される主走査同期信号SOSの一周期間に複数回生成される。前記Line信号に同期して画像データが前記画像データ生成装置38から前記画像記録装置に送られる。
【0054】
前記メモリコントローラ48は前記I/F部46にもバスを介して接続されており、前記メモリコントローラ48からの種々の信号が伝達される。
【0055】
前記I/F部46は前記画像データ生成装置38内の変調信号生成部52にも接続されており、前記信号処理部Sと前記画像データ生成装置38との間で信号の入出力が前記I/F部46を介して行われる。
【0056】
一方、前記I/F部46は前記ラインバッファメモリ群50にも信号が伝達できるように接続されている。
【0057】
前記ラインバッファメモリ群50には前記遅延調整器36が接続されている。前記ラインバッファメモリ群50からの出力信号が前記遅延調整器36に伝達されるようになっている。
【0058】
図7は前記画像データ生成装置38から送信されるビットマップデータと前記変調信号生成部52から出力されるレーザー変調信号との対応が示されている。ここで、レーザーの本数NをN=32本、走査解像度nをn=2400dpiとし、ラインバッファメモリとしてFIFOメモリを使用する。
【0059】
マルチビームを同時に走査して画像を記録する場合、画像データのアクセス速度(特にラインバッファメモリへの書き込み)を考慮すると、理論上では、パラレルビット数が非常に大きいラインバッファメモリを用いれば、画像記録の高速化が図れる。しかし、実際には、一走査分の画像データを高速に記録でき、なお且つ、パラレルビット数が非常に大きいラインバッファメモリはほとんどない。
【0060】
一方、ラインバッファメモリのパラレルビット数を小さくすると前記ラインバッファメモリに画像データを書き込む時間は短くなるが、前記マルチビーム走査装置で画像を記録する場合に必要とされる前記ラインバッファメモリの本数が多くなってしまい、前記画像データのアクセスに関わる回路規模が大きくなってしまう。
【0061】
以上のような理由から、前記マルチビーム走査装置の画像データの書き込み及び読み出しに必要なラインバッファメモリには、4ビットパラレルから16ビットパラレル程度のメモリが妥当である。
【0062】
このため、本実施の形態で用られるラインバッファメモリは、8ビットパラレルのラインバッファメモリを使用する。
【0063】
この8ビットパラレルのラインバッファメモリが使用されることから、画像データを取り込むライン数kの値をk=8に設定する。
【0064】
前記I/F部46で受けとった8ビットパラレルの2400dpiのビットマップデータを走査幅300mm分蓄えた場合の画像データ量は、
(300/25.4)×2400≒28,300bit
となり、約30kワード×8−bitの容量のFIFOメモリを必要とするが、例えばMSM51V8221A(沖電気工業)のように262,214−Word×8−bitといったFIFOメモリが一般的に利用できるので回路設計に問題はない。
【0065】
SOSの1周期の間に書きこみが必要となるラインバッファメモリの本数は、N/k=32/8=4より4本であり、読みだし動作をするのに必要なラインバッファメモリの本数も4本であるから、N=32本のマルチビームの1走査で必要なラインバッファメモリは、8ビットFIFO(First−In First−Out)メモリ8本である。
【0066】
図8には、4本のFIFOメモリにデータを書き込むためのタイミングチャートが示されており、併せて、画像の書き出し位置制御の手順も示されている。
【0067】
本実施の形態では、N=32、n=2400、k=8であるから、N/k=32/8=4より、1走査中に生成されるLineの数はFIFOメモリの数と同じく4である。
【0068】
PRQはプリンタの機械的制御で生成されるためSOSとは非同期であり、前記PRQは、前記SOSがアクティブの間のどこで発生するか予測ができない。本実施の形態では余白数=3のエリアでPRQが発生している。マルチビーム走査装置側の書き出し基準となるROS_PSは前記PRQ直後の前記SOSを基準にアクティブとしているが、前記画像データ生成装置38へは前記I/F部46を介してLineを3周期分遅らせたPageが送られる。
【0069】
前記メモリコントローラ48では前記ROS_PSと前記Pageとの双方を比較し、Pageの遅れている期間は変調信号生成部52を制御して3つの白データを1つずつ順にFIFO_1乃至FIFO_3に書きこむ。Pageがアクティブになると、前記Pageがアクティブになった直後のLineより前記変調信号生成部52で生成されたデータをFIFO_4から画素順に書き込み、1主走査が終了するときには前記FIFO_1から前記FIFO_4までの書き込みが終わる。ここで書きこみ処理したFIFOメモリ4本をFIFO群50A(61乃至64)とし、次のSOSに同期したROS_LS信号で前記FIFO群50Aに書き込まれたデータを同時に読みだし、前記データに基づいて32個のレーザーが変調される。
【0070】
FIFO群50A(61乃至64)が読みだし動作中には同じ構成のFIFO群50B(71乃至74)に次の画像データが順に書きこまれていき、以後、FIFO群50A、50Bの動作を交互に行う。このようにすることで、ラインバッファメモリとしてのFIFOメモリは8本(2×N/k)で済む。更に、画像書き出し位置が2400dpiの8ライン単位(300dpi)の分解能で実現できる。
【0071】
以下、第1の実施の形態の作用を説明する。
【0072】
まず、走査密度nをn=2400dpi(ドット/インチ)とするN=32本マルチビーム走査装置において、このN=32本のレーザービームをk=8本ずつグループ化し、前記マルチビーム走査装置の主走査同期信号SOSの1周期の間にN/k=4回のLineを生成し、前記画像データ生成装置38に送る。
【0073】
前記画像データ生成装置38では、Pageが有効になった後のLineから順にn=2400dpiの画像データを8ビットずつパラレルに画像記録装置に送る。前記画像記録装置では、副走査方向に8ビット分のデータをラインバッファメモリに順次書きこみ、副走査方向に32ビットのデータを揃えてからN=32本のレーザービームで画像記録を行う。したがって、主走査同期信号1周期の間に書きこみが必要となるラインバッファメモリはN/k=4本であり、各メモリのビット幅は8ビットである。
【0074】
ここでSOSの1周期中に書き込まれたラインバッファメモリ群50Aは、次のSOSの1周期中に読みだし動作をしているので、もう一組のラインバッファメモリ群50Bが画像データの書きこみ動作をするために必要になる。そのため全部で2×(N/k)=8本のFIFOメモリを使う。なお、一走査中には感光体の外部を走査しているブランク時間があり、この時間に対応するFIFOメモリを前記ラインバッファメモリ群50Aと50Bとで共有することでラインバッファメモリ数は(N/k)=4本から2×(N/k)=8本までの間の数にすることができる。
【0075】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、上述第1の実施の形態に係る画像記録装置と同一構成の部分については同一符号を付して説明を省略する。
【0076】
図9には、画像データ生成装置38から多値の中間調データ(階調画像データ)を受け取るようなプリンタシステムの基本構成が示されている。
【0077】
第1の実施の形態では、前記変調信号生成部52は前記画像データ生成装置38の内部に設けられていたが、本実施の形態では、変調信号生成部80は画像データ生成装置38の内部には設けられておらず、信号処理部Sの内部に設けられており、I/F部46とラインバッファメモリ群50との間に接続されている。
【0078】
前記変調信号生成部80にはタイミング信号発生器42が接続されている。前記変調信号生成部80はタイミング信号発生器42からのLine信号及びPage信号を入力できるようになっている。
【0079】
更に、前記変調信号生成部80にはマシンコントローラ40が接続されており、前記マシンコントローラ40からはColor Select信号が入力されるようになっている。
【0080】
また、メモリコントローラ48から出力された信号が前記変調信号生成部80に入力できるように接続されている。
【0081】
図10には、前記画像データ生成装置38の中間調データと前記変調信号生成部52から出力されるレーザー変調信号との対応が示されている。ここで、レーザービームの本数N=32本、走査解像度n=2400dpi、前記画像データ生成装置38の中間調データは解像度m=600dpi、前記画像データ生成部38の各画素は8ビットの濃度値を持つものとする。また、ラインバッファメモリとしてFIFOメモリを使用する。
【0082】
マルチビームを同時に走査して画像を記録する場合、画像データのアクセス速度(特にラインバッファメモリへの書き込み)を考慮すると、理論上では、メモリのパラレルビット数が非常に大きいメモリを用いれば画像記録の高速化が図れる。しかし、実際には、一走査分の画像データを高速に記録でき、なお且つ、パラレルビット数が非常に大きいメモリはほとんどない。
【0083】
一方、メモリのパラレルビット数を小さくすると前記メモリに画像データを書き込む時間は短くなるが、前記マルチビーム走査装置で画像を記録する場合に必要とされる前記メモリの本数が多くなってしまい、前記画像データのアクセスに関わる回路規模が大きくなってしまう。
【0084】
そこで、マルチビーム走査装置の中間調データである画像データの書き込み及び読み出しに必要なラインバッファメモリには、4ビットパラレルから16ビットパラレル程度のメモリが妥当である。
【0085】
また、前記画像中間調データの解像度はm=600dpiであるから、n/m=2400/600=4より、n=2400dpiの解像度の4ライン分の画像データが記録される。このn/mの値をkとする。すなわち、k=n/m=4となる。
【0086】
このため、本実施の形態で用いるラインバッファメモリは、4ビットパラレルのラインバッファメモリを使用する。
【0087】
変調信号生成部80では、前記I/F部46で受けとった600dpiの多値データ1画素につき2400dpiのビットマップの網点画像データ(16ビット)を生成する。これを4ビット単位でFIFOメモリに書きこむ。この様な方法で画像データを処理するには2400dpiの4ライン分のデータを蓄えなければならない。走査幅を300mmとすると、
(300/25.4)×2400 ≒ 28300bit
となり、約30kワード×4−bitの容量のFIFOメモリを必要とするが、例えば、MSM51V4222C(沖電気工業)のように、262,263−Word×4−bitといったFIFOメモリが一般的に利用できるので回路設計に問題はない。
【0088】
SOSの1周期の間に書きこみが必要となるラインバッファメモリの本数は、N/k=32/4=8より8本であり、読みだし動作をするのに必要なラインバッファメモリの本数も8本であるから、N=32本のマルチビームの1走査で必要なラインバッファメモリは、4ビットFIFO(First−In First−Out)メモリ16本である。
【0089】
網点画像データの生成方法については、ディザマトリクス法、誤差拡散法など多数あり、どのような技術を用いても構わない。
【0090】
図11には、8本のFIFOメモリにデータを書き込むためのタイミングチャートが示されており、併せて、画像の書き出し位置制御の手順も示されている。
【0091】
本実施の形態では、N=32、k=4であるから、N/k=32/4=8より、1走査中に生成するLineの数はFIFOメモリの数と同じく8である。
【0092】
PRQはプリンタの機械的制御で生成されるためSOSとは非同期であり、前記PRQが前記SOS間のどこで発生するか予測ができない。本実施の形態では余白数=3のエリアでPRQが発生している。走査装置側の書き出し基準となるROS_PSは前記PRQ直後の前記SOSを基準にアクティブとしているが、前記画像データ生成装置38へは前記I/F部46を介してLineを3周期分遅らせたPageが送られる。
【0093】
前記メモリコントローラ48では前記ROS_PSと前記Pageとの双方を比較し、前記Pageの遅れている期間は前記変調信号生成部80を制御して3つの白データを1つずつ順にFIFO_1乃至FIFO_3に書きこむ。前記Pageがアクティブになると、前記Pageがアクティブになった直後のLineより前記変調信号生成部80で生成したデータをFIFO_4から画素順に書き込み、1主走査が終了するときには前記FIFO_1からFIFO_8までの書き込みが終わる。ここで書きこみ処理したFIFOメモリ8本をFIFO群50C(81乃至88)とし、次のSOSに同期したROS_LS信号で同時に読みだし32個のレーザーを変調する。
【0094】
FIFO群50C(81乃至88)が読みだし動作中には同じ構成のFIFO群50D(91乃至98)に次の画像データを順に書き込んでいき、以後、前記FIFO群50C、50Dの動作を交互に行う。このようにすれば、ラインバッファメモリとしてのFIFOメモリは2×N/k=16本で済む。
【0095】
図12にはラインバッファメモリアクセスのタイミングチャートが示されている。
【0096】
レーザー走査装置のブランク期間(ROS_LSが非有効な期間)に対応するFIFOメモリ86乃至88を、前記FIFOメモリ群50C、50Dとで共有することで、さらにFIFOメモリの数を削減することができる。
【0097】
図13には、前記メモリコントローラ48周辺の詳細が示されている。タイミング信号発生器42では、SOSとPRQより各種制御信号(ROS_PS、ROS_LS、Line、Page、画素クロックPCK)を生成し各部に供給する。前記メモリコントローラ48では、FIFOのライトクロック(FIFO_WCK)を生成するとともに、これを4分周した転送クロックが前記I/F部46を介して前記画像データ生成装置38に送られる。前記画像データ生成装置38はPage、Lineがアクティブになると、転送クロックに同期して8ビットの画像データを送るようになっている。前記変調信号生成部80では、1画素8ビットの中間調データから16ビットのビットマップデータを生成し、これを4ビット単位でFIFOメモリに書き込むため、転送クロックより4倍の周波数のFIFO_WCKをライトクロックとして使用する。この時、前記変調信号生成部80の出力は前記FIFO群50C、50Dの全FIFOメモリの入力につなげられ、前記メモリコントローラ48が順にライトイネーブル制御をとりおこなう。
【0098】
FIFOメモリからは、前記SOSより生成される前記ROS_LSを読みだし基準とし、前記PCKに同期して読み出される。このときの、前記FIFOメモリ群50C、50Dの切り替えは前記メモリコントローラ48が各FIFOメモリのリードイネーブル制御と出カイネーブル制御とで行う。
【0099】
図14には、画像記録を行う際の1ライン調整のためのラインバッファメモリアクセスのタイムチャートが示されている。ここでは、SOS間をN/k=8等分した粗調エリアと、さらにその内部をk=4等分した微調エリアでPRQの位相を判定している。
【0100】
図15にはラインバッファ群50におけるデータ処理の概略が示されている。
【0101】
初め、前記粗調エリアの位相差に対してはFIFOメモリへの余白の書きこみ制御を行う。次に、前記微調エリアの位相差に対して、最初にデータを読み出すFIFO群50Cからの32ビットデータのビットシフトを行う。本実施の形態では2ビットシフトしている場合が示されている。ここでFIFO_8からシフトして飛び出したデータを余り調整FIFO100Aに入力し1走査の間バッファリングしておく。次に、FIFO群50Dを読み出すときに、先にバッファリングしておいた前記FIFO群50Cの余りを前記FIFO群50DのFIFO_1にビットシフトして加え、順にシフトする。ここでも前記FIFO群DのFIFO_8からシフトして飛び出すデータがあるので、余り調整FIFO100Bに1走査の間バッファリングしておく。再度前記FIFO群50Cの読み出しのときには、余り調整FIFO100Bのデータを加えてビットシフトすれば順にデータの切れ目なく1ライン単位の書き出し位置制御が完結する。
【0102】
以下に第2の実施の形態の作用を説明する。
【0103】
前記画像記録装置の光ビームの走査密度nをn=2400dpi(ドット/インチ)、前記画像データ生成装置38から送られてくる画像データがm=600dpiの多値中間調データである場合に、前記k=4の値に基づいてマルチビーム走査装置のSOSの1周期の間にN/k=8回のライン同期信号を生成し、前記画像データ生成装置38に送る。
【0104】
前記画像データ生成装置38では、Pageが有効になった後のLineから順にm=600dpiの前記画像データを前記画像記録装置に送る。前記画像記録装置では、副走査方向に2400dpiの解像度のライン4本分毎に光ビーム変調信号を生成し、前記光ビーム変調信号をラインバッファメモリに順次書きこみ、副走査方向に32ビット分のデータを揃えてから32本のレーザービームで画像記録を行う。
【0105】
したがって、SOSの1周期の間に書きこみが必要となるラインバッファメモリはN/k=8本であり、各メモリのビット幅は4ビットである。ここで書き込まれたラインバッファメモリ群50Cは、次の1周期中は読みだし動作をしているので、もう一組のラインバッファメモリ群50Dが画像データの書きこみ動作をするために必要になる。そのため全部で2(N/k)=16本のラインバッファメモリを使う。ただし、レーザー走査装置では感光体の外部を走査しているブランク時間があり、この時間に対応するFIFOメモリを前記ラインバッファメモリ50C、50Dとで共有することでラインバッファメモリ数は(N/k)=8から2(N/k)=16本の間の値となる。
【0106】
更に、PageとSOSとの位相差をLine単位で判定し、この位相差に相当するデータを余白としてラインバッファメモリに付与してから実際の先頭画像をラインバッファメモリに書き込む。この先頭数ラインに余白データが入ったN/k=8本のラインバッファメモリを同時に読みだし画像記録上の位置制御を行う。
【0107】
更に、位相差判定を粗調エリアの位相差判定よりk=4倍細かく行い、k=4ライン単位の位置制御を前記粗調エリアの位相差に基づく画像の書き出し位置制御と同様に行うことに加え、ラインバッファメモリから32ビットパラレルにデータを読みだす際に1ライン単位でビットシフトを行ってN=32本のレーザーを変調する。
【0108】
以上の実施の形態では、前記画像データ生成装置38が出力する画像データをビットマップデータのケースと中間調データについてそれぞれ説明したが、プリンタシステムとしては中間調データ及びベクター情報として送られてきた文字/線画情報の双方を画像記録デ―夕として生成し画像記録装置に送らなくてはならない。その方法として次の三つが代表的な方式である。
【0109】
▲1▼中間調画像とベクター情報とを等しい解像度の二値データ(ビットマップに展開する。
【0110】
▲2▼中間調画像より高い解像度でベクター情報を展開し、中間調画像と同じ解像度の多値データ(グレーマップ)に変換、あるいはベクター情報を低解像度ビットマップからパターンマッチングなどの手法で中間調画像と同じ解像度の多値データ(グレーマップ)に変換し、多値情報として中間調データとベクター情報とを統合する。
【0111】
▲3▼中間調画像より高い解像度単位でベクター情報を展開し高解像度ビットマップと中間調データとを統合し画像記録装置に送る。
【0112】
これらは以下のように処理で対応可能である。
【0113】
▲1▼第1の実施の形態そのものである。
【0114】
▲2▼グレーマップを中間調データとして第2の実施の形態の方式で処理をする。ただし、特開平9−18710公報に記載の技術のように、グレーマップデータとともに画素毎の濃度勾配を示すフラグを添付する方法もあり、この場合には変調信号生成部でフラグに対応したルックアップテーブルを用意すればよい。
【0115】
▲3▼画像データ生成装置と画像記録装置とのインターフェイスの整合上、高解像度ビットマップデー夕であっても必ず中間調データと同じ解像度単位でデータをパッキングしなくてはならない。したがって、データには画素単位で中間調か高解像ビットマップかを識別するフラグが添付される、あるいは領域として明示されるので、変調信号生成部において中間調データなら第2の実施の形態の処理を通し、高解像ビットマップならば第1の実施の形態のようにビットマップデータとして取り扱えば良い。
【0116】
以上、文字/線画のようなベクター情報と中間調データとに基づいて画像記録される階調画像を混在して取り扱うシステムであっても、データの種別判定と本発明インターフェイス技術とを組合せれば全ての画像データに適合可能である。
【0117】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、10本を超えるようなマルチビーム走査装置を用いたときに発生するラインバッファメモリ数の増加と、副走査方向の画像書き出し位置の制御の精度の悪化というマルチビーム走査固有の問題を解決することができる。画像書き出し位置の制御の精度の悪化の解決はプリント画質の向上に寄与し、ラインバッファメモリ数の増加の解決は回路規模の縮小による低コスト化に寄与する。
【0118】
加えて、画像データ生成装置とのインターフェースに対して特殊構成を必要としないことから汎用性が高く、通常のインターフェースに接続する画像データ生成装置を制約しない。更に、マルチビーム素子の利用によって走査装置の駆動の低速化が図られるので、低騒音、低消費電力にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2ビーム走査装置の概略図である。
【図2】 2ビーム走査装置とラインバッファの構成図である。
【図3】 2ビーム走査装置のラインバッファのアクセスを示すタイムチャートである。
【図4】 面発光レーザーアレイ走査装置の概略図である。
【図5】 VCSEL(6×6)の概略図である。
【図6】 プリンタシステムの構成図である。
【図7】 データ処理概略図である。
【図8】 ラインバッファメモリアクセスのタイミングチャートである。
【図9】 プリンタシステムの構成図である。
【図10】 データ処理概略図である。
【図11】 ラインバッファメモリアクセスのタイミングチャートである。
【図12】 ラインバッファメモリアクセスのタイミングチャートである。
【図13】 ラインバッファメモリ制御回路の構成図である。
【図14】 1ライン調整のためのラインバッファメモリアクセスのタイムチャートである。
【図15】 データ処理概略図である。
【符号の説明】
30 面発光レーザーVCSEL
32 マルチLD
34 マルチLDD
36 遅延調整器
38 画像データ生成装置
40 マシンコントローラ
42 タイミング信号発生器
44 SOS発生器
46 I/F部
48 メモリコントローラ
50 ラインバッファメモリ群
52 変調信号生成部
80 変調信号生成部
100A 余り調整FIFO
100B 余り調整FIFO
Claims (4)
- 独立に変調可能なN本の光ビームを同時走査するマルチビーム走査による画像記録装置であって、
階調を含む画像データに基づいて画像を記録する際、前記N本の光ビームの副走査方向の走査密度をndpi(ドット/インチ)、前記画像データの解像度をmdpiとし、かつn>mなる関係をみたす場合、少なくとも副走査方向にk個のndpiの画素で構成された画像を記録するための副走査方向のライン数kが、Nの約数であってnとmとの比に基づいて決定され、前記マルチビーム走査がN本の光ビームを記録媒体上を1回走査する毎に生成される主走査同期信号の一周期間にN/k回のライン同期信号を生成する同期信号生成手段と、
記録すべき画像データからmdpiの画像データを前記ライン同期信号に合わせて受け取って、前記k個のndpiの画素で構成された画像毎に副走査方向にkライン分の光ビーム変調信号を生成する光ビーム変調信号生成手段と、
前記光ビーム変調信号をラインバッファメモリに順次書きこみ、副走査方向にNライン分のデータを揃えてから前記マルチビーム走査で画像記録する画像記録手段と、
副走査方向の画像記録開始を指示するページ同期信号と前記主走査同期信号との位相差を判定し、前記位相差に応じて前記ラインバッファメモリへの書きこみに余白データを付与し、記録媒体上の副走査方向の画像記録位置を調整する副走査方向画像記録位置調整手段と、
を有する画像記録装置。 - 前記ライン数kがk=n/mかつNの約数である請求項1記載の画像記録装置。
- 前記ラインバッファメモリへの余白データの書きこみでは調整しきれない細かな位相差に対して、前記ラインバッファメモリからデータを読み出す際に細かな前記位相差に相当するビットシフトを行い、前記N本の光ビームを変調することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記光ビームの走査時のブランク期間において、複数のラインバッファメモリのメモリ領域を共有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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