JPH11215332A - データ処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

データ処理装置及び画像形成装置

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JPH11215332A
JPH11215332A JP973598A JP973598A JPH11215332A JP H11215332 A JPH11215332 A JP H11215332A JP 973598 A JP973598 A JP 973598A JP 973598 A JP973598 A JP 973598A JP H11215332 A JPH11215332 A JP H11215332A
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JP
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image data
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JP973598A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ono
健一 小野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力クロックに同期したタイミングで1ライ
ンずつ順次送られてくるデータを印刷クロックに同期し
たタイミングのマルチビーム書き込み用のnラインに変
換することができるデータ処理装置を提供する。 【解決手段】 FIFOメモリ101,102のデータ
書き込みとデータ読み出しとは、周期が異なったクロッ
クで独立して実行されるので、これを無秩序に実行する
と、データ書き込みとデータ読み出しのアドレスが交差
してエラーが発生することになる。そこで、FIFOメ
モリ101,102(#1と#2)の読み出しが、FI
FOメモリ102(#2)の書き込みが始まった後で始
まり、FIFOメモリ101(#1)の書き込みが終わ
る前に終わるようにタイミングを設定する。これによっ
て、書き込みアドレスと読み出しアドレスは交差しない
ので同時に独立して実行するデータ書き込みとデータ読
み出しとが干渉することはなく、エラーは発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数ライン分の
画像を同時もしくは略同時に書き込むためのデータを処
理するデータ処理装置、及びレーザ書き込み手段によっ
て前記データ処理装置によって処理されたデータに基づ
いて画像を形成するレーザプリンタ、デジタル複写機、
ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザプリンタ、デジタル複
写機、ファクシミリ装置などのレーザビーム書き込み装
置を使用した画像形成装置では、画像データで変調され
る1個のレーザダイオードからなる記録用光源からの1
本のレーザビームをポリゴンミラーからなる光走査手段
によって感光体上で主走査方向に走査し、かつ、感光体
を副走査方向に移動させて感光体上に1ライン分ずつ画
像を書き込むいわゆるシングルビーム方式が多く使用さ
れている。一方、画像データで独立に変調される複数の
レーザダイオードからなる記録用光源からの副数本のレ
ーザビームを走査手段としてのポリゴンミラーによって
同様に感光体上を主走査方向に走査し、かつ、感光体を
副走査方向に移動させて感光体上に複数ライン分の画像
を同時若しくは略同時に書き込むいわゆるマルチビーム
方式のレーザビーム書き込み装置を使用した画像形成装
置も知られている。このマルチビーム方式の書き込み装
置では、ポリゴンミラーの1面で複数ライン分の画像を
同時もしくは略同時に書き込むことができるので、低回
転ポリゴンモータ、低出力のレーザダイオードを用いて
高速で書き込みを行なうことができるという特徴を持っ
ている。
【0003】このような画像形成装置では、画像データ
を入力する場合には、シングルビーム方式であろうとマ
ルチビーム方式であろうと、1ライン分の画像データは
ライン同期信号により、主走査方向のアドレスをリセッ
トしてから所定の入力クロックで1画素ずつ、あるいは
複数画素ずつ主走査方向にアドレスをインクリメントし
ながら入力し、これを繰り返している。マルチビーム方
式では、さらに、複数のレーザダイオードからの複数本
のレーザビームを用いて複数ライン分のデータを同時若
しくは略同時に書き込むので、1ラインずつ入力される
画像データを印刷クロックに同期した複数のレーザダイ
オードを変調するための複数ライン分の画像データに同
時若しくは略同時に分配する必要がある。
【0004】なお、このようなマルチビーム方式で書き
込みを行なう画像形成装置として、例えば特公平8−3
4537号公報に記載された発明が知られている。この
公報には、複数のビーム検出信号と共通の基準クロック
とに基づいて発生する複数のクロック信号をカウントす
る複数のカウント手段で発生するアドレス信号によりバ
ッファメモリから画像データを読み出し、その読み出し
た画像データで複数の光ビームを変調することが記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の特公
平8−34537号公報記載の発明では、マルチビーム
方式の画像形成装置において、n本の光ビームの走査タ
イミングを揃えるようにしているが、1ラインずつ順次
入力されるデータをm本の光ビームをそれぞれ変調する
ためのnライン分の画像データに分配することまでは配
慮されていない。また、この発明では、バッファメモリ
として、それぞれが複数のバッファメモリを有するn個
の記憶手段が必要なので、少なくともn×2個の記憶手
段が必要となる。
【0006】この発明は、このような従来技術の実情に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、入力クロッ
クに同期したタイミングで1ラインずつ順次送られてく
るデータを印刷クロックに同期したタイミングのマルチ
ビーム書き込み用のnラインに変換することができるデ
ータ処理装置を提供するにある。
【0007】また、第2の目的は、n個あるいはn+α
個の記憶手段によって複数ライン分の画像データを得る
ことができる低コストなデータ処理装置を提供するにあ
る。
【0008】さらに、第3の目的は、これらのデータ処
理装置を備え、マルチビームで画像を書き込むことがで
きる画像形成装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第1及び第2の目的
を達成するため、第1の手段に係るデータ処理装置は、
ドットマトリクスの画像データの1ライン以上の記憶容
量を有し、書き込みアドレスに対応したデータ書き込み
と、読み出しアドレスに対応したデータ読み出しとを同
時に実行可能なm個(mは2以上の自然数)の記憶手段
と、読み出し開始信号との位相を制御し、書き込み開始
信号から予め設定された周期の書き込みクロックで書き
込みアドレスを順次インクリメントして前記m個の記憶
手段に画像データを1ラインずつ順次書き込むデータ書
き込み手段と、前記書き込みクロックの予め設定された
周期とは異なる独立した予め設定された周期の読み出し
クロックで前記読み出し開始信号から読み出しアドレス
を順次インクリメントして前記m個の記憶手段からnラ
イン(nはn≦mの自然数)の画像データを同時もしく
は略同時に読み出すデータ読み出し手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0010】前記第1及び第2の目的を達成するため、
第2の手段は、第1の手段において、前記読み出し開始
信号は、光ビーム書き込み手段の光書き込みビームの主
走査方向の有効印刷領域の前に設けられたビーム検出手
段の光ビーム検出信号の出力に同期した信号であり、前
記読み出しクロックは、印刷画素クロックであることを
特徴とする。
【0011】前記第3の目的を達成するため、第3の手
段に係る画像形成装置は、前記第1の手段に係るデータ
処理装置と、n本の光ビームを発生する光ビーム発生手
段と、この光ビーム発生手段から発生するn本の光ビー
ムをm個の記憶手段から読み出したnラインの画像デー
タによって変調する変調手段と、前記光ビーム発生手段
から発生したn本の光ビームを偏向走査する偏向手段
と、この偏向手段によって偏向走査されたn本の光ビー
ムを副走査方向に予め設定した間隔で集光する結像手段
と、主走査方向の有効印刷領域の前の位置に設けられ、
光ビームを受光したときにビーム検出信号を出力するビ
ーム検出手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】前記第3の目的を達成するため、第4の手
段は、第3の手段において、読み出し開始信号を前記ビ
ーム検出手段の光ビーム検出信号の出力に同期した信号
とし、読み出しクロックを印刷画素クロックとしたこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0014】図2は、本発明の実施形態に係るデジタル
複写機の概略構成を示すブロック図である。同図におい
て、デジタル複写機1は原稿の画像を読み取って入力す
る画像読み取り部2と、この画像読み取り部2によって
読み取られた画像データに対して各種の処理を実行する
信号処理部3と、この信号処理部3から出力される画像
データを用紙に印字出力する画像形成部4とから構成さ
れている。
【0015】画像読み取り部2は、原稿の画像形成面が
載置されるコンタクトガラス5の下方で副走査方向に移
動する主走査方向に細長く延びたライン光源6と第1
(反射)ミラー7を搭載した第1走査ユニット8と、第
1ミラー7からの反射光を結像光学系12まで導く第2
および第3ミラー9,10を搭載した第2走査ユニット
11と、前記結像光学系12に導かれた読み取り光をC
CD(Charge Coupled Device)センサ13とからな
り、前記第1走 査ユニット8と第2走査ユニット11
とは速度比が2:1となるように副走査方向に移動す
る。
【0016】信号処理部3は、アンプ14、デジタルア
ナログ変換器(ADC)15、画像処理部16、バッフ
ァメモリ17、印刷制御部18、第1および第2のLD
(Laser Diode−半導体レーザ、以下同様)変調部19
a,19bからなる。すなわち、画像読み取り部2のC
CDセンサ13に接続されたアンプ14にADC15、
画像データに対して各種の処理を実行する画像処理部1
6、画像データを一時保持するバッファメモリ17、バ
ッファメモリ17からのデータの読み出しのタイミング
を制御し、2ライン同時に走査する画像データに対して
2ライン化の変換を行なう印刷制御部18、2ライン化
変換された画像データに基づいて画像印刷部4と駆動制
御する第1、第2の2つのLD変調部19a,19bを
順次接続している。
【0017】画像形成部4は、第1および第2のLDユ
ニット20a,20b、ビームスプリッタ21、シリン
ダレンズ22、ポリゴンミラー23、fθレンズ24、
感光体ドラム26、および光検知器27から基本的に構
成されている。LDユニット20a,20bは、それぞ
れLD変調部19a,19bからの変調データに応じて
変調されたレーザビームを発生する半導体レーザ(L
D)を内蔵する。ポリゴンミラー23はLDユニット2
0a,20bから出射されるレーザビームを偏向走査す
るもので、図示しないモータによって一定回転数で回転
する。fθレンズ24はポリゴンミラー23によって偏
向走査されるレーザビームを集光し、感光体ドラム26
上で副走査方向に所定の間隔を隔てて結像させる。ま
た、ポリゴンミラー23で等角速度偏向となっていたの
を、等速度偏向に変換して感光体上を走査させる。光検
出器27はレーザビームの主走査方向の有効書き込み領
域の前の位置に配置され、レーザビームを受光すると同
期検知パルス信号XDETPを出力し、ビーム検出手段
として機能する。同期検知パルス信号XDETPは前述
の信号処理部2の印刷制御部18にフィードバック接続
されている。
【0018】この画像形成部4では、前記各LDユニッ
ト20a,20bで発生したレーザビームはそれぞれビ
ームスプリッタ21に入射し、合成された後、シリンダ
レンズ22で線状に集光されて所定回転数で回転するポ
リゴンミラー23に入射する。入射したレーザビームは
ポリゴンミラー23で偏向走査され、fθレンズ24に
よって等速度で感光体ドラム26上を走査して画像を書
き込む。また、1ラインを走査する前に光検出器27に
入射し、前記同期検知パルス信号XDETPを光検出器
27から出力させる。
【0019】なお、この実施形態では、2個のLDユニ
ット20a,20bを使用し、2本のレーザビームによ
って走査するように構成しているが、LDユニットの数
は3以上でもよいし、複数個のレーザ光源を1つのパッ
ケージに収めたLDアレイを使用することもできる。
【0020】大略前記のように構成されたデジタル複写
機1では、原稿から画像データを画像読み取り部2で読
み取り、画像形成部4でこの読み取った画像データに基
づいて用紙に画像を形成して(印刷して)出力するよう
になっている。この画像出力までの過程で、画像データ
を信号処理部3で一時記憶して画像読み取り部2の入力
速度と画像印刷部4の出力速度とを調停すると同時に1
ラインずつ順次入力される画像データを2ラインずつ略
同時に出力できるように変換する。
【0021】これをさらに詳しく説明すると、このデジ
タル複写機1では、画像読み取り部2は、コンタクトガ
ラス5上に載置された原稿上の画像を第1および第2走
査ユニット8,11によって副走査方向に読み取り走査
して結像光学系12でCCDセンサ13に結像するの
で、このCCDセンサ13は副走査方向に連続する主走
査ラインとしてドットマトリクスの画像データを1ライ
ンずつ信号処理部3に出力する。このとき、CCDセン
サ13は1ラインの画像データをライン同期信号LSYNC
によりアドレスをリセットしてから所定の画素 クロッ
クで主走査方向に1画素ずつ出力することになり、この
画像データは、第1および第2走査ユニット8,11の
走査速度やCCDセンサ13の読み取り周期などに基づ
いた所定のライン周期で信号処理部3に1ラインずつ順
次出力される。
【0022】信号処理部3では、1ラインずつ順次入力
される画像データをアンプ14で増幅し、ADC15で
アナログ値からデジタル値に変換し、画像処理部16で
明度補正処理、変倍処理、および編集処理などの各種の
処理を実行した後、バッファメモリ17に入力する。入
力された画像データは、前記バッファメモリ17に印刷
制御部18がタイミング制御信号を出力するので、この
タイミング出力信号に従ってバッファメモリ17から複
数ライン同時に印刷制御部18に読み出される。印刷制
御部18では、範囲制限やパターン合成等の各種処理を
実行してから画像データを2つのLD変調部19a,1
9bに出力するので、このLD変調部19a,19b
は、画像データに対応して変調する駆動電流を画像印刷
部4の各LDユニット20a,20bに出力することに
なる。
【0023】画像形成部4では、画像データに対して駆
動される各LDユニット20a,20bの出射光をビー
ムスプリッタ21で合成し、シリンダレンズ22で収束
させてポリゴンミラー23で偏向走査し、走査光をfθ
レンズで等速偏向走査に補正して感光体ドラム26の副
走査方向に移動する被走査面に結像させる。この走査結
像によって感光体ドラム26の被走査面にドットマトリ
クスからなる静電潜像が形成されるので、これをトナー
で現像し、現像されたトナー像を用紙に転写することに
よって画像形成、言い換えれば画像の印刷が行なわれ
る。
【0024】ここで、この画像形成部4では、ポリゴン
ミラー23で走査されたレーザ光が感光体ドラム26の
直前に入射すると、同期検知器27が同期検知パルス信
号XDETPを出力するので、これが入力される信号処
理部3の印刷制御部18においてバッファメモリ17で
一時記憶された画像データは2ライン化されて、画像形
成部4の画像形成(印刷)出力に適正なタイミングで順
次読み出されることになる。
【0025】図1は、デジタル複写機1のバッファメモ
リ、印刷制御部、およびその周辺回路を示すブロック図
である。ここで、このデジタル複写機1において、1ラ
インずつ順次入力されるラスタ画像データを同じタイミ
ングの2ラインのデータに変換する場合について説明す
る。
【0026】2本のレーザビームの走査ビーム位置が主
走査方向に揃っていれば、1つのビームのみ点灯させて
同期検知器に入射させ、同期検知パルス信号XDETP
はポリゴンミラー23の1面で1パルスのみ発生させ
る。
【0027】レーザビームの走査位置を主走査方向に離
している場合は、2本のレーザビームの発光タイミング
は、それぞれ位相が異なり別々に制御する必要がある。
その際、2つのレーザビームを点灯させて、同期検知器
27に入射させるので、同期検知パルス信号XDETP
はポリゴンの1面で2パルスが発生する。同期検知パル
ス信号XDETPは、パルス分離器に入力され、パルス
分離器で第1のLD用同期検知パルス信号XDETP1
と第2のLD用同期検知パルスXDETP2に信号が分
離される。この場合は、2本のビームの走査するタイミ
ングを合わせるために2ライン化した後で片方の画像デ
ータを遅らせる制御が必要になる。あるいはバッファメ
モリの読み出しタイミングを独立に制御することによっ
ても2本のビームの走査タイミングを合わせることがで
きる。
【0028】バッファメモリ17は、2個のFIFOメ
モリ101,102からなり、FIFOメモ101,1
02リはドットマトリクスの画像データの1ライン以上
の記憶容量を有し、データ書き込みとデータ読み出しと
が同時に独立して実行されるようになっている。FIF
Oメモリ101,102は、書き込まれる画像データの
Dinの入力端子、読み出される画像データDoutの出力
端子、書き込みイネーブル信号XWEの入力端子、読み
出しイネ ーブル信号のXREの入力端子、書き込みリ
セット信号XWRESの入力端子、読み出しリセット信
号XRRESの入力端子、書き込みクロックWCLKの
入力端子、読み出しクロックRCLKの入力端子、書き
込みアドレスをポイントする書き込みアドレスポインタ
(不図示)、読み出しアドレスをポイントする読み出し
アドレスポインタ(不図示)等を備えている。なお、こ
こではFIFO101,102の入力端子で先頭がXの
ものは、その信号がアクティブローであることを意味し
ている。そして、書き込みアドレスポインタでポイント
される書き込みアドレスは、書き込みリセット信号XW
RESによって“0”にリセットされ、書き込みイネー
ブル信号XWEがアクティブの場合に書き込みクロック
WCLKでインクリメントされる。同様に、読み出しア
ドレスポインタでポイントされる読み出しアドレスは、
読み出しリセット信号XRRESにより“0”にリセッ
トされ、読み出しイネーブル信号XREがアクティブの
場合に読み出しクロックRCLKでインクリメントされ
る。
【0029】FIFOメモリ101,102に画像デー
タが書き込まれる場合には、最初に書き込みリセット信
号XWRESで書き込みアドレスがリセットされてから
書き込みイネーブル信号XWEがアクティブな状態で書
き込みクロックWCLKがローからハイに遷移すると、
FIFOメモリ101,102に書き込みアドレスで画
像データが書き込まれる。そして、この書き込み動作を
実行する毎に書き込みアドレスがインクリメントされる
ので、画像データはFIFOメモリ101,102に書
き込みアドレス“0”から順番に書き込まれる。
【0030】FIFOメモリ101,102から画像デ
ータが読み出される場合には、最初に読み出しリセット
信号XRRESで読み出しアドレスがリセットされてか
ら読み出しイネーブル信号XREがアクティブな状態で
読み出しクロックRCLKがローからハイに遷移する
と、FIFOメモリ101,102から読み出しアドレ
スで画像データが読み出される。そして、この読み出し
動作を実行するごとに読み出しアドレスがインクリメン
トされるので、画像データはFIFOメモリ101、1
02の読み出しアドレス“0”から順番に読み出され
る。
【0031】入力画像データ103は、データ入力手段
である画像処理部から入力クロックであるPCLKに同
期して同期検知パルス信号XDETP1パルスに2ライ
ンの割合で1ラインずつ順次発生する。入力クロックP
CLKは2つのFIFOメモリ101,102の書き込
みクロックWCLK端子に接続される。入力画像データ
103はライトデータとしてFIFOメモリ101,1
02のDinの入力端子に接続される。XPLSYNC信
号は入力画像データのライン同期信号で、毎入力ライン
の最初に発生する。このXPLSYNC信号は2つのF
IFOメモリ101,102の書き込みリセット信号X
WRES端子に接続され、2つのFIFOメモリ10
1,102の書き込みアドレスをリセットする。XPL
GATE信号は入力画像データの主走査方向の有効領域
を示す信号で、2つのFIFOメモリ101,102に
1ラインずつ順次書き込みが行なわれるようにライトイ
ネーブル発生器104で毎ライントグルしてFIFOメ
モリ101,102の書き込みイネーブル信号XWE端
子に接続される。
【0032】印刷クロック発生器105には、同期検知
パルス信号XDETPが入力され、同期検知パルス信号
のタイミングに位相が同期した印刷画素クロックLDC
LKを発生する。2つのFIFOメモリ101,102
の読み出しクロックRCLK端子には印刷画素クロック
LDCLKが接続され、また、読み出しタイミング生成
のための読み出しイネーブル発生器105もこの印刷画
素クロックLDCLKで動作する。
【0033】この印刷画素クロックLDCLKはLD印
刷周波数でもあり、 LD印刷周波数(Hz)=主走査画素密度(dot/mm) ×主走査速度(mm/s)/ビーム数(本) =有効印刷画素数(dot)/ライン周期(s) /有効走査期間率/ビーム数(本) となる。なお、この有効走査期間率は、レーザプリンタ
の場合は、通常60〜80%である。
【0034】読み出しイネーブル信号XREの最大の長
さは、有効走査期間と一致し、 読み出しイネーブルXREの最大の長さ(s)=ライン
周期(s)/有効走査期間率×ビーム数(本) となる。
【0035】一方、画像入力部で使用する入力画素クロ
ックPCLKの入力画素周波数は、 入力画素周波数(Hz)≧有効画素数(dot) /ライン周期(s)/有効画像率 となる。なお、有効画像率はCCDセンサ13に存在す
る無効な素子のために発生する期間から算定されるが、
この無効な期間は全体の数%しか必要ないので、有効画
像率は100%近くなる。
【0036】書き込みイネーブルXWE、すなわちXP
LGATE信号の長さの最大値は、 書き込みイネーブルXWEの最大長さ(s)=ライン周
期(s)/有効画像率 となる。
【0037】印刷クロック発生器105は、水晶発振器
やPLL周波数シンセサイザによって構成されている。
2本のビームが主走査方向に離れており、同期検知信号
を2パルス検出できるのなら印刷クロック発生器を2つ
備え、それぞれの同期検知パルスで同期した印刷画素ク
ロックでそれぞれのFIFOメモリ101,102から
データを読み出せば、2本のビームの走査タイミングを
合わせることができる。
【0038】同期パルス信号XDETPは画像入力部に
入力され、入力画像データを発生させるタイミングを得
るために使用される。画像入力部では、同期検知パルス
信号XDETPに基づいて同期検知パルス信号XDET
P1周期に2ラインの割合で画像データおよびXLSY
NC,XPLGATEのタイミング信号を発生する。ま
た、同期検知パルス信号XDETPはFIFOメモリ1
01,102の読み出しリセット信号XRRES端子に
接続され、有効走査期間の前にFIFOメモリ101,
102の読み出しアドレスをリセットする。
【0039】読み出しイネーブル発生器106は、FI
FOメモリ101,102に読み出しイネーブル信号X
REを出力する回路である。読み出しイネーブル信号を
アクティブにするタイミングはプログラマブルであり、
このタイミングにより画像データの主走査の印刷開始位
置と印刷終了位置が決定されるので、このタイミングは
印刷用紙の横幅や搬送位置によって変更され、また、機
械誤差によって変更される。
【0040】印刷制御部18では、2ライン分の画像デ
ータに範囲制限やパターン合成などの各種の処理を実行
する。印刷制御部18から出力される第1のLD20a
用の画像データは印刷データとして第1のLD20a用
の変調部19aに接続される。また、印刷制御部18か
ら出力される第2のLD20b用の画像データは、遅延
手段に入力され、2ビームの主走査方向の距離に相当す
る時間延長され、第2のLD19b用の変調部20bに
接続される。
【0041】図3は、FIFOメモリ101,102の
ライトアドレスおよびリードアドレスと、XDETP、
XPLSYNC、XPLGATE、XREの各信号の出
力タイミングを示すタイミングチャートである。図3に
おいて破線は各FIFOメモリ101,102のライト
アドレス、実線は各FIFOメモリ101,102のリ
ードアドレスを示す。そこから線を引き出して注記して
いるのは、実際に読み書きされるFIFOメモリであ
る。
【0042】同図にポリゴンミラー23によって走査さ
れたレーザビーム光が感光体ドラム26の直前にある同
期検知器27に入射すると、同期検知パルス信号XDE
TPを出力する。2ライン同時にレーザ書き込みを行な
うシステムにおいては、同期検知パルス信号XDETP
の周期は、ポリゴンミラー23の1面の走査周期、すな
わち2ライン分の時間周期になる。画像入力部はこの同
期検知パルス信号XDETPを受け、同期検知パルス信
号XDETPの1周期に2ラインの割合で1ラインずつ
順にPCLKに同期画像データをXPLSYNC、XP
LGATEとともに出力する。FIFOメモリ101,
102の書き込みアドレスは、XPLSYNCでリセッ
トされ、XPLGATE有効期間中、PCLKでインク
リメントされる。2個のFIFOメモリ101,102
の書き込みイネーブルXWE信号は、1ラインずつ順次
切り替わるので、2個のFIFOメモリ101,102
に1ラインずつ順に図3において太い破線でアドレスを
示したように1画素目から順に書き込まれる。
【0043】一方、2個のFIFOメモリ101,10
2の読み出しアドレスは、同期検知パルス信号XDET
Pでリセットされ、読み出しイネーブル信号XREがア
クティブな期間に印刷クロックLDCLKでインクリメ
ントされる。2個のFIFOメモリ101,102の読
み出しイネーブル信号XREは共通なので、同期検知パ
ルス信号XDETPの1周期に2個のFIFOメモリ1
01,102から同時に図3において太い実線でアドレ
スを示したように1画素目から順に読み出され、それぞ
れ2つのLD20a,20b用の印刷データとして出力
される。
【0044】このようFIFOメモリ101,102の
データ書き込みとデータ読み出しとは、周期が異なった
クロックで独立して実行されるので、これを無秩序に実
行すると、データ書き込みとデータ読み出しのアドレス
が交差してエラーが発生することになる。図3のように
FIFOメモリ101,102(#1と#2)の読み出
しが、FIFOメモリ102(#2)の書き込みが始ま
った後で始まり、FIFOメモリ101(#1)の書き
込みが終わる前に終われば、書き込みアドレスと読み出
しアドレスは交差しないので同時に独立して実行するデ
ータ書き込みとデータ読み出しとが干渉することはな
く、エラーは発生しない。
【0045】このように2つのFIFOメモリ101,
102の動作を順序正しく切り替えることによってデー
タの周波数を変換すると同時に2ラインの画像データに
変換することができる。
【0046】ここでは、2つのレーザビームによるマル
チビーム画像形成装置を例に上げて説明したが、3つ以
上のレーザビームによるマルチビーム画像形成装置にも
応用することができる。この例を図4および図5に示
す。図4は、3ビームの画像形成装置でFIFOメモリ
を3個使用した例のタイミングを示すタイミングチャー
トである。この場合、FIFOメモリ#3の書き込みが
スタートしてFIFOメモリ#1の書き込みが終わるま
でにFIFOメモリの読み出しを行なう必要があるの
で、画像形成装置の有効走査期間率が小さい場合にしか
タイミングを満たすことができない。
【0047】画像形成装置の有効走査期間が大きい場合
には、FIFOメモリをさらに1個追加し、FIFOメ
モリ#1〜#4に1ラインずつ順次書き込み、4本のF
IFOメモリのうち3本から同時に読み出したデータを
図5に示すようなタイミングで、順序正しくそれぞれの
LDの画像データとして分配すれば正しくデータを変換
することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2記載の発
明によれば、前述のように構成されているので、入力ク
ロックに同期したタイミングで1ラインずつ順次送られ
てくるデータを印刷クロックに同期したタイミングのマ
ルチビーム書き込み用のnラインに変換することが可能
なデータ処理装置を提供することができる。また、n個
あるいはn+α個の記憶手段によって複数ライン分の画
像データを得ることが可能な低コストなデータ処理装置
を提供できる。
【0049】請求項3及び4記載の発明によれば、請求
項1または2記載のデータ処理装置を備え、マルチビー
ムで画像を書き込むことができる画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置を備えた一実施形態に
係るデジタル複写機のバッファメモリ、印刷制御部、及
びその周辺回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデジタル複写機の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデータ処理装置において2本のレザービ
ームを使用したときのFIFOメモリのライトアドレス
及びリードアドレスと、XDETP、XPLSYNC、
XPLGATE、XREの各信号の出力タイミングとの
関係を示すタイミングチャートである。
【図4】図1のデータ処理装置において3本のレザービ
ームを使用したときのFIFOメモリのライトアドレス
及びリードアドレスと、XDETP、XPLSYNC、
XPLGATE、XREの各信号の出力タイミングとの
関係を示すタイミングチャートである。
【図5】図1のデータ処理装置において4本のレザービ
ームを使用したときのFIFOメモリのライトアドレス
及びリードアドレスと、XDETP、XPLSYNC、
XPLGATE、XREの各信号の出力タイミングとの
関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 画像読み取り部 3 信号処理部 4 画像形成部 16 画像処理部 17 バッファメモリ 18 印刷制御部 19a、19b LD変調部 20a,20b LD 101、102 FIFOメモリ 103 入力画像データ 104 ライトイネーブル回路 105 印刷クロック発生器 106 読み出しイネーブル発生器 XDETP 同期検知パルス信号 XPLSYNC 入力画像データのライン同期信号 XPLGATE 主走査方向の有効領域を示す信号 XRE 読み出しイネーブル信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットマトリクスの画像データの1ライ
    ン以上の記憶容量を有し、書き込みアドレスに対応した
    データ書き込みと、読み出しアドレスに対応したデータ
    読み出しとを同時に実行可能なm個(mは2以上の自然
    数)の記憶手段と、 読み出し開始信号との位相を制御し、書き込み開始信号
    から予め設定された周期の書き込みクロックで書き込み
    アドレスを順次インクリメントして前記m個の記憶手段
    に画像データを1ラインずつ順次書き込むデータ書き込
    み手段と、 前記書き込みクロックの予め設定された周期とは異なる
    独立した予め設定された周期の読み出しクロックで前記
    読み出し開始信号から読み出しアドレスを順次インクリ
    メントして前記m個の記憶手段からnライン(nはn≦
    mの自然数)の画像データを同時もしくは略同時に読み
    出すデータ読み出し手段と、を備えていることを特徴と
    するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記読み出し開始信号は、光ビーム書き
    込み手段の光書き込みビームの主走査方向の有効印刷領
    域の前に設けられたビーム検出手段の光ビーム検出信号
    の出力に同期した信号であり、前記読み出しクロック
    は、印刷画素クロックであることを特徴とする請求項1
    記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ処理装置と、 n本の光ビームを発生する光ビーム発生手段と、 この光ビーム発生手段から発生するn本の光ビームをm
    個の記憶手段から読み出したnラインの画像データによ
    って変調する変調手段と、 前記光ビーム発生手段から発生したn本の光ビームを偏
    向走査する偏向手段と、 この偏向手段によって偏向走査されたn本の光ビームを
    副走査方向に予め設定した間隔で集光する結像手段と、 主走査方向の有効印刷領域の前の位置に設けられ、光ビ
    ームを受光したときにビーム検出信号を出力するビーム
    検出手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し開始信号は、前記ビーム検
    出手段の光ビーム検出信号の出力に同期した信号であ
    り、前記読み出しクロックは、印刷画素クロックである
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211036A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2010208032A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Seiko Epson Corp 画像処理回路および画像形成装置

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