JPH10257243A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH10257243A
JPH10257243A JP9055998A JP5599897A JPH10257243A JP H10257243 A JPH10257243 A JP H10257243A JP 9055998 A JP9055998 A JP 9055998A JP 5599897 A JP5599897 A JP 5599897A JP H10257243 A JPH10257243 A JP H10257243A
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JP
Japan
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image data
synchronization
clock
read
line
Prior art date
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Application number
JP9055998A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ono
健一 小野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10257243A publication Critical patent/JPH10257243A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1ライン分ずつ入力される画像データを印刷ク
ロックに同期した複数ライン分の画像データに分配でき
ず、構成が複雑でコストが高くなるという課題。 【解決手段】 nライン分を順次入力クロックに同期し
てメモリ31、32に書き込む間にメモリ33、34か
らnライン分を印刷クロックに同期して同時に読み出
し、nライン分を順次入力クロックに同期してメモリ3
3、34に書き込む間にメモリ31、32からnライン
分を印刷クロックに同期して同時に読み出す動作を繰り
返す手段35〜37、39、40と、メモリ群31〜4
からの1ライン分以外の各ライン分を遅延させる(n−
1)個の遅延手段19とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数ライン分の画像
を同時若しくは略同時に書き込む装置を有するレーザプ
リンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等のデータ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ、デジタル複写
機、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、入力画像デ
ータで変調される1個のレーザダイオードよりなる記録
用光源からの1本のレーザビームをポリゴンミラーから
なる走査手段により感光体上で主走査方向に走査すると
共に、感光体を副走査方向に移動させて感光体に1ライ
ン分ずつ画像を書き込む装置を搭載したシングルビーム
方式画像形成装置が用いられている。
【0003】また、入力画像データで独立に変調される
複数のレーザダイオードよりなる記録用光源からの複数
本のレーザビームをポリゴンミラーからなる走査手段に
より感光体上で主走査方向に走査すると共に、感光体を
副走査方向に移動させて感光体に複数ライン分の画像を
同時若しくは略同時に書き込む装置を搭載したマルチビ
ーム方式画像形成装置が提案されている。このマルチビ
ーム方式画像形成装置は、ポリゴンミラーの1面で複数
ライン分の画像を同時若しくは略同時に書き込むことが
できるので、低回転のポリゴンミラー、低出力のレーザ
ダイオードを用いて高速な画像の書き込みができるとい
う特徴を持っている。
【0004】上記画像形成装置において画像データを入
力する場合には、1個のレーザダイオードを有する書き
込み装置を搭載したシングルビーム方式画像形成装置で
あると、複数のレーザダイオードを有する書き込み装置
を搭載したマルチビーム方式画像形成装置であるとに拘
らず、1ライン分の画像データはライン同期信号により
主走査方向のアドレスをリセットしてから所定の入力ク
ロックで1画素ずつ、或いは複数画素ずつ主走査方向に
アドレスをインクリメントしながら入力し、これを繰り
返している。
【0005】マルチビーム方式画像形成装置では、複数
のレーザダイオードからの複数本のレーザビームを用い
て複数ライン分の画像データを同時若しくは略同時に書
き込むので、1ライン分ずつ入力される画像データを印
刷クロックに同期した、複数のレーザダイオードを変調
するための複数ライン分の画像データに同時に若しくは
略同時に分配する必要がある。
【0006】複数のレーザダイオードからの複数本のレ
ーザビームの走査位置が主走査方向に揃っていれば、1
つのレーザビームでタイミングをとって1ライン分の画
像データで1つのレーザダイオードを変調し、これと同
じタイミングで残りの各レーザダイオードをそれぞれ1
ライン分ずつの画像データで変調すればよい。ただし、
複数のレーザビームを主走査方向に揃えた上、複数のレ
ーザビームの副走査方向のピッチを例えば63.5μm
(400dpi)に保つのは、光学的に難しく、また、
書き込み密度を可変し得る機能も要求されているために
複数のレーザビームの副走査方向のピッチを書き込み密
度に応じて切り替える必要があることから更に難しくな
る。
【0007】そこで、複数本のレーザビームの走査位置
を主走査方向にある程度離し、複数のレーザダイオード
を含むレーザ発光部を回転させることにより、複数本の
レーザビームの副走査方向のピッチの調整や複数本のレ
ーザビームの副走査方向のピッチの切り替えを行う方式
が提案されている。この方式では、複数本のレーザビー
ムの発光タイミングは、それぞれ位相が異なるので、別
々に制御する必要がある。
【0008】特公平8ー34537号公報には、マルチ
ビーム方式画像形成装置に関するバッファメモリの構
成、方式が記載されており、複数のビーム検出信号と共
通の基準クロックとに基づいて発生する複数のクロック
信号をカウントする複数のカウント手段にて発生するア
ドレス信号によりバッファメモリから画像データを読み
出してその画像データで複数の光ビームを変調すること
が記載されている。
【0009】この特公平8ー34537号公報記載のマ
ルチビーム方式画像形成装置は、具体的には、n個(n
は2以上の自然数)の光ビームによって感光部材を走査
すると共に、ビーム検出手段により前記n個の光ビーム
を検出して得られるn個のビーム検出信号に基づいて主
走査方向の同期をとる画像形成装置において、前記n個
のビーム検出信号と共通の基準クロックとに基づいて、
前記n個のビーム検出信号に個別に同期したn個のクロ
ック信号を発生する同期クロック発生手段と、前記n個
のビーム検出信号に個別的に同期して更新するn個のア
ドレス信号を発生すべく、それぞれが前記n個のクロッ
ク信号の1つをカウントするn個のカウント手段と、そ
れぞれが複数のバッファメモリを有するn個の記憶手段
と、前記各記憶手段において1つのバッファメモリへの
画像データの書き込みに並行して、前記n個のビーム検
出信号に個別的に同期して更新するn個のアドレス信号
の1つを用いて他方のバッファメモリから画像データを
読み出すことにより、n個の光ビームの検出タイミング
に応じた出力タイミングのn個の画像データを、前記n
個の光ビームを変調するための信号として出力すること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平8ー345
37号公報には、マルチビーム方式画像形成装置におい
て、複数本の光ビームの走査タイミングを揃えることに
関しては記載されているが、1ライン分ずつ入力される
画像データを、複数本の光ビームをそれぞれ変調するた
めの複数ライン分の画像データに分配することについて
は記載されていない。また、複数のバッファメモリから
読み出した画像データはそれぞれ非同期であるので、上
記n個のカウント手段だけでなく、読み出し画像データ
を処理する信号処理回路が光ビーム数分必要になり、構
成が複雑でコストが高くなる。
【0011】本発明は、入力クロックに同期して1ライ
ン分ずつ順次に送られて来る画像データを印刷クロック
に同期した複数ライン分の画像データに変換することが
でき、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる複数
ライン分の画像データを得ることができ、複数本の光ビ
ームを変調するための複数ライン分の画像データで信号
処理回路を共通に使うことができて低コストにでき、調
整不要にできるデータ処理装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力クロックに同期してド
ットマトリクス状の画像データを1ライン分ずつ順次に
発生するデータ入力手段と、このデータ入力手段からの
ドットマトリクス状の画像データを1ライン分以上記憶
できる記憶容量を具備したメモリを各々n(nは2以上
の自然数)個備えた第1のメモリ群及び第2のメモリ群
と、前記データ入力手段からのnライン分の画像データ
を1ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期して前
記第1のメモリ群に書き込む間に、前記第2のメモリ群
からnライン分の画像データを印刷クロックに同期して
同時に読み出し、次に、前記データ入力手段からのnラ
イン分の画像データを1ライン分ずつ順次に前記入力ク
ロックに同期して前記第2のメモリ群に書き込む間に、
前記第1のメモリ群からnライン分の画像データを前記
印刷クロックに同期して同時に読み出す動作を繰り返す
メモリ制御手段と、互いに遅延時間が異なり前記第1の
メモリ群及び前記第2のメモリ群から読み出された画像
データのうちの1ライン分以外の各ライン分をそれぞれ
遅延させる(n−1)個の遅延手段とを有するものであ
り、入力クロックに同期して1ライン分ずつ順次に送ら
れて来る画像データを印刷クロックに同期した複数ライ
ン分の画像データに変換することができ、(n−1)個
の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画像デー
タを得ることができ、複数本の光ビームを変調するため
の複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使
うことができて低コストにできる。
【0013】請求項2に係る発明は、入力クロックに同
期してドットマトリクス状の画像データを1ライン分ず
つ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ入力手
段からのドットマトリクス状の画像データを1ライン分
以上記憶できる記憶容量を具備したメモリを各々n(n
は2以上の自然数)個備えた第1のメモリ群及び第2の
メモリ群と、位相の異なるn個の同期信号及び、このn
個の同期信号にそれぞれ同期した、同じ周波数で位相の
異なるn個の印刷クロックを発生する信号発生手段と、
前記データ入力手段からのnライン分の画像データを1
ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期して前記第
1のメモリ群に書き込む間に、前記第2のメモリ群から
nライン分の画像データを前記n個の同期信号のうちの
最もタイミングの早い第1の同期信号をトリガーとして
前記n個の印刷クロックのうちの前記第1の同期信号に
対応する第1の印刷クロックに同期して同時に読み出
し、次に、前記データ入力手段からのnライン分の画像
データを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期
して前記第2のメモリ群に書き込む間に、前記第1のメ
モリ群からnライン分の画像データを前記第1の同期信
号をトリガーとして前記第1の印刷クロックに同期して
同時に読み出す動作を繰り返すメモリ制御手段と、書き
込みリセット信号で書き込みアドレスがリセットされて
書き込みアドレスが書き込みクロックでインクリメント
され書き込みアドレスが記憶容量に達したらリセットす
る書き込みアドレスポインタ及び、読み出しリセット信
号で読み出しアドレスがリセットされて読み出しアドレ
スが読み出しクロックでインクリメントされ読み出しア
ドレスが記憶容量に達したらリセットする読み出しアド
レスポインタを具備し、書き込みと読み出しを同時に実
行できそれぞれ前記第1の同期信号と前記n個の同期信
号のうちの残りの同期信号との各位相差に相当する画像
データ数以上の記憶容量を持つ(n−1)個のFIFO
メモリと、この(n−1)個のFIFOメモリに対して
前記第1の同期信号を書き込みリセット信号とすると共
に前記第1の印刷クロックを書き込みクロックとして、
前記第1のメモリ群及び前記第2のメモリ群から読み出
されたnライン分の画像データのうちの1ライン分以外
の(n−1)ライン分の画像データを書き込み、前記n
個の同期信号のうちの(n−1)個の同期信号を読み出
しリセット信号とすると共に前記n個の印刷クロックの
うちの前記(n−1)個の同期信号に対応する(n−
1)個の印刷クロックを読み出しクロックとして前記
(n−1)個のFIFOメモリから画像データを読み出
すFIFOメモリ読み出し制御手段とを有するものであ
り、入力クロックに同期して1ライン分ずつ順次に送ら
れて来る画像データを印刷クロックに同期した複数ライ
ン分の画像データに変換することができ、(n−1)個
のFIFOメモリにより位相の異なる複数ライン分の画
像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調す
るための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共
通に使うことができて低コストにできる上に、調整不要
で更に低コストにできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態を示
す。この実施形態のデータ処理装置1は、請求項1、2
に係る発明の一実施形態であり、記録用光源として2個
の半導体レーザ(以下LDという)ユニットを用いたデ
ジタル複写機からなる画像形成装置の一実施形態であ
る。このデジタル複写機1は、図示しない原稿の印刷す
べき画像を読み取って入力する画像読取部2と、この画
像読取部2により入力された画像データに各種処理を実
行する信号処理部3と、この信号処理部3から出力され
た画像データを図示しない印刷用紙からなる印刷材に印
刷して出力する画像印刷部4と有する。
【0015】画像読取部2においては、原稿台5の下方
に、主走査方向に長いライン状の光源6及び反射ミラー
7からなる第1走査ユニット8と、一対の反射ミラー
9、10からなる第2走査ユニット11とが速度比二対
一で副走査方向に移動し得るように支持され、結像光学
系12とCCD(Charge Coupled De
vice)センサ13からなる撮像素子とが順次に配置
されている。
【0016】信号処理部3においては、画像読取部2の
CCDセンサ13に接続されたアンプ14と、このアン
プ14からの画像データをアナログ/デジタル変換する
アナログ/デジタル変換器(ADC)15と、このAD
C15からの画像データに各種処理を実行する画像処理
部16と、この画像処理部16からの画像データを一時
記憶するバッファメモリ17と、このバッファメモリ1
7の画像データ読み出しタイミングを後述のように制御
することで2ライン化した画像データを、略同時(若し
くは同時)に走査される2本の光ビーム(レーザビー
ム)として出射する2個のLDを変調するための2ライ
ン分の画像データに変換する印刷制御部18と、この印
刷制御部18からの2ライン化された画像データのうち
の1ライン分の画像データを遅延させる遅延手段19
と、この遅延手段19からの1ライン分の画像データと
印刷制御部18からの遅延されない1ライン分の画像デ
ータとに基づいて画像印刷部4を駆動制御する2つのL
D変調部20a、20bとを有する。
【0017】画像印刷部4は、それぞれLD変調部20
a、20bにより駆動制御されて画像データに応じて変
調された光ビーム(レーザビーム)を発生するLDをそ
れぞれ内蔵するLDユニット21a、21bと、ビーム
スプリッタ22と、シリンダレンズ23と、各LDユニ
ット21a、21bより発生したレーザビームを走査す
るための走査手段としてのポリゴンミラー24と、この
ポリゴンミラー24を一定の回転数で回転させる図示し
ないモータなどを有する。
【0018】さらに、画像印刷部4は、ポリゴンミラー
24により走査されたレーザビームを感光体25上に副
走査方向に所定の間隔を隔てて集光して結像させ、か
つ、等速で主走査方向に走査させるためのfθレンズ2
6や、感光体25、ビーム検出手段としての光検知器か
らなる同期検知器27などを有する。同期検知器27
は、主走査方向について有効書き込み領域の前(感光体
25の直前)の位置に配置され、fθレンズ26からの
レーザビームを受光してビーム検出信号を発生する。こ
の同期検知器27からのビーム検出信号は同期検知パル
ス信号XDETPとして信号処理部3内の印刷制御部1
8にフィードバックされる。
【0019】この画像印刷部4においては、各LDユニ
ット21a、21bからそれぞれ発生した2本のレーザ
ビームは、ビームスプリッタ22にて合成された後に、
シリンダレンズ23を透過してポリゴンミラー24によ
り偏向走査され、fθレンズ26を介して感光体25及
び同期検知器27に集光される。LDユニット21a、
21bから出射された2本のレーザビームはポリゴンミ
ラー24の同一の面で偏向走査されるが、第1のLDユ
ニット21aから出射されたレーザビームは第2のLD
ユニット21bから出射されたレーザビームよりも先に
走査される。なお、この実施形態では、記録用光源とし
て2個のLDユニット21a、21bを用いたが、記録
用光源の数は2個に限らないし、複数個のレーザ光源を
1つのパッケージに納めたLDアレイを記録用光源とし
て用いてもよい。
【0020】このような構成のデジタル複写機1におい
ては、画像読取部2で原稿画像が読み取られて画像デー
タが入力され、この画像データが信号処理部3を介して
画像印刷部4で印刷用紙に印刷されて出力され、この過
程で画像データが信号処理部3で一時記憶されて画像読
取部2の入力速度と画像印刷部4の出力速度とが調停さ
れると同時に、画像読取部2で1ライン分ずつ入力され
る画像データが同時に2ライン分ずつ出力されるように
変換される。
【0021】より詳細には、このデジタル複写機1にお
いては、画像読取部2にて原稿台5上に載置された原稿
の印刷すべき画像が第1走査ユニット8、第2走査ユニ
ット11で副走査方向に読取走査されて結像光学系12
によりCCDセンサ13に結像され、即ち、原稿台5上
の原稿が光源6により照明されてその反射光が反射ミラ
ー7、9、10を介して結像光学系12によりCCDセ
ンサ13に結像されると共に、第1走査ユニット8、第
2走査ユニット11の移動で原稿台5上の原稿が副走査
方向に走査される。
【0022】CCDセンサ13は、副走査方向に連続す
る複数の主走査ラインとしてのドットマトリクス状の画
像データを1ライン(1主走査ライン)分ずつ信号処理
部3に出力する。この時、CCDセンサ13は1ライン
分の画像データについてライン同期信号LSYNCによ
りアドレスをリセットしてから所定の画素クロックで主
走査方向に1画素分ずつ出力することになり、この画像
データが第1走査ユニット8、第2走査ユニット11の
走査速度やCCDセンサ13の読取周期などに起因した
所定のライン周期で信号処理部3に1ライン分ずつ出力
される。
【0023】信号処理部3では、画像読取部2のCCD
センサ13から1ライン分ずつ入力された画像データ
は、アンプ14で増幅されてADC15でアナログ値か
らデジタル値に変換され、画像処理部16で明度補正処
理や変倍処理、編集処理などの各種処理が実行されて一
次記憶された後にバッファメモリ17に入力される。こ
のバッファメモリ17は後述するようなライトパルス、
リードイネーブル信号等のタイミング制御信号に従って
画像データが2ライン化されて印刷制御部18に読み出
される(2ライン分ずつ同時に読み出される)。
【0024】印刷制御部18はバッファメモリ17から
読み出された2ライン化された画像データについてそれ
ぞれ範囲限定やパターン合成などの各種処理を実行して
から出力する。この印刷制御部18から出力された2ラ
イン分の画像データのうちの主走査方向に先行する1ラ
イン分のLDユニット21a用画像データは、LD変調
部20aに出力される。
【0025】印刷制御部18から出力された2ライン分
の画像データのうちの主走査方向に後行する1ライン分
のLDユニット21b用画像データは、遅延手段19に
より、感光体25上に照射された2本のレーザビームの
主走査方向の距離に相当する時間だけ遅延され、LD変
調部20bに出力される。LD変調部20a、20bは
それぞれ印刷制御部18及び遅延手段19から入力され
た2ライン分の画像データに対応して画像印刷部4の各
LDユニット21a、21bを変調するための駆動電流
を各LDユニット21a、21bに出力する。
【0026】画像印刷部4では、各LDユニット21
a、21bは、それぞれLD変調部20a、20bによ
り2ライン分の画像データに対応して駆動され、2ライ
ン分の画像データによりそれぞれ変調された2本のレー
ザビームを出射する。このLDユニット21a、21b
からの2本のレーザビームは、ビームスプリッタ22に
より合成されてシリンダレンズ23により収束され、ポ
リゴンミラー24により偏向走査されてfθレンズ26
で補正された後に感光体25の副走査方向に移動する被
走査面に結像される。
【0027】感光体25は、例えば感光体ドラムが用い
られて回転駆動部により副走査方向に回転駆動され、図
示しない帯電チャージャなどの帯電手段により一様に帯
電された後にfθレンズ26からの2本のレーザビーム
で主走査方向に繰り返して走査されることにより画像が
2ライン分ずつ書き込まれてドットマトリクス状の静電
潜像が形成される。この感光体25上の静電潜像は図示
しない現像手段により現像されてトナー像となり、この
トナー像が図示しない転写手段により印刷用紙に転写さ
れることで、画像印刷が実行される。
【0028】また、画像印刷部4では、ポリゴンミラー
24で走査されたレーザビームがfθレンズ26を介し
て感光体25の直前にて同期検知器27に入射すると、
同期検知器27が同期検知パルス信号XDETPを信号
処理部3に出力する。信号処理部3は同期検知器27か
らの同期検知パルス信号XDETPに基づいてバッファ
メモリ17に一時記憶されていた画像データを順次に2
ライン分ずつ読み出す。
【0029】図1はデジタル複写機1のバッファメモリ
17、印刷制御部18、遅延手段としてのFIFOメモ
リ19及びその周辺回路を示す。このデジタル複写機1
では、1ライン分ずつ順次に入力されるラスタ画像デー
タをバッファメモリ17、印刷制御部18、FIFOメ
モリ19及びその周辺回路により位相の異なる2ライン
分ずつの画像データに変換する。
【0030】また、ポリゴンミラー24からの2本のレ
ーザビームの走査位置は主走査方向にある程度(所定の
距離)離してあり、同期検知器27が感光体25の直前
にてレーザビームを検知して同期検知パルス信号XDE
TPを出力する同期検知時には、印刷制御部18がLD
ユニット21a、21bの両方を互いに位相の異なる発
光タイミングで遅延手段19、LD変調部21a、21
bを介して点灯させる。この場合、印刷制御部18はL
Dユニット21a、21bの発光タイミングを別々に制
御する。同期検知器27は、感光体25の直前にてfθ
レンズ26からの2本のレーザビームを検知し、ポリゴ
ンミラー24の1面に付き同期検知パルス信号XDET
Pを2個出力する。
【0031】同期検知器27からの同期検知パルス信号
XDETPは、パルス分離器30に入力され、パルス分
離器30にてLDユニット21aからのレーザビームに
対応したLDユニット21a用同期検知パルス信号XD
ETP1とLDユニット21bからのレーザビームに対
応したLDユニット21b用同期検知パルス信号XDE
TP2とに分離される。
【0032】バッファメモリ17を構成するRAM31
〜34は、説明の容易化のため、ライトアドレス信号、
ライト(書き込み)データとリード(読み出し)アドレ
ス信号、リードデータが別々の端子から入出力するよう
になっているが、同一のメモリについて、同時にデータ
のライトとリードが起きないので、アドレス信号が入力
される端子はライトとリードとの区別がなくデータが入
出力される端子は双方向でライトとリードに共用される
通常のRAMを用いても同様の構成を実現できる。ま
た、バッファメモリ17はアドレスを自動でインクリメ
ントするFIFOメモリを使うこともできる。
【0033】RAM31〜34は、書き込み・読み出し
が可能であるランダムアクセスメモリであり、それぞれ
が1ライン分以上の画像データを記憶できる記憶容量を
持つ。入力画像データは、データ入力手段である画像処
理部16にて入力クロックPCLKに同期して同期検知
パルス信号XDETPの1パルスに付き2ライン分の割
合で1ライン分ずつ順次に発生する。
【0034】この画像処理部16からの入力画像データ
はライトデータとしてRAM31〜34全てに入力され
る。XPLGATE信号は、入力画像データの主走査方
向の有効領域を示す信号で、ライトアドレスカウンタ3
5及びライトパルス発生器36に入力され、毎ラインで
アクティブになる。ライトアドレスカウンタ35は、X
PLGATE信号がアクティブになるとリセットされ、
画像処理部16からの入力クロックPCLKでインクリ
メントされる。
【0035】このライトアドレスカウンタ35のカウン
ト値出力は、主走査方向の位置を示し、ライトアドレス
信号としてRAM31〜34全てのライトアドレス入力
端子に入力される。ライトパルス発生器36は、RAM
31〜34に1ライン分ずつ順に画像データの書き込み
が行われるようなライトパルスを発生してRAM31〜
34に入力する。
【0036】この場合、ライトパルス発生器36は、R
AM33、34から画像データが読み出されている間に
RAM31、32に画像データが書き込まれ、RAM3
1、32から画像データが読み出されている間にRAM
33、34に画像データが書き込まれるという動作が繰
り返して行われるようにライトパルスを発生してRAM
31〜34に入力する。
【0037】印刷クロック発生器は2つの印刷クロック
発生器37、38が用いられ、印刷クロック発生器37
はパルス分離器30からLDユニット21a用同期検知
パルス信号XDETP1が入力され、印刷クロック発生
器38はパルス分離器30からLDユニット21b用同
期検知パルス信号XDETP2が入力される。
【0038】この印刷クロック発生器37、38は、そ
れぞれパルス分離器30からのLDユニット21a用同
期検知パルス信号XDETP1、LDユニット21b用
同期検知パルス信号XDETP2のタイミングに位相が
同期した印刷画素クロックLDCLK1、LDCLK2
を発生する。RAM31〜34の読み出しタイミング生
成のためのリードアドレスカウンタ39、リードイネー
ブル発生器40、印刷制御部18の動作及びFIFOメ
モリ19の書き込み動作は全てパルス分離器30からの
LDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1
に同期して行われる。
【0039】また、パルス分離器30からのLDユニッ
ト21a用同期検知パルス信号XDETP1は、画像処
理部16内の画像入力部に出力され、入力画像データを
発生させるタイミングを得るために使われる。リードイ
ネーブル発生器40は、パルス分離器30からの同期検
知パルス信号XDETP1毎にRAM31、32とRA
M33、34に2ライン分ずつ順次にリードイネーブル
信号を印刷クロック発生器37からの印刷画素クロック
LDCLK1に同期して出力する。このリードイネーブ
ル発生器40はリードイネーブル信号をアクティブにす
るタイミングがプログラマブルであり、このタイミング
により画像データの主走査方向の印刷開始位置及び印刷
終了位置が決定される。このタイミングは、印刷用紙の
横幅や搬送位置により変更され、機械誤差の調整により
変更される。
【0040】リードアドレスカウンタ39は、リードイ
ネーブル発生器40からのリードイネーブル信号がアク
ティブになるとリセットされ、印刷クロック発生器37
からの印刷画素クロックLDCLK1によりインクリメ
ントされる。このリードアドレスカウンタ39のカウン
ト値出力は、印刷すべき画像データの主走査方向の位置
を示し、RAM31〜34全てのリードアドレス入力端
子に入力される。
【0041】RAM31、33から読み出された画像デ
ータは、ワイアードオアされて1つにまとめられ、LD
ユニット21aを変調するためのLDユニット21a用
画像データとして印刷制御部18に入力される。RAM
31、33の画像データ読み出しは同時には起きないよ
うに制御されるので、RAM31、33から読み出され
た各画像データがぶつかることはない。
【0042】同様に、RAM32、34から読み出され
た画像データは、ワイアードオアされて1つにまとめら
れ、LDユニット21bを変調するためのLDユニット
21b用画像データとして印刷制御部18に入力され
る。RAM32、34の画像データ読み出しは同時には
起きないように制御されるので、RAM32、34から
読み出された各画像データがぶつかることはない。
【0043】印刷制御部18は、RAM31〜34から
の画像データに範囲制限やパターン合成などの各種処理
を実行する。RAM31〜34から読み出された2ライ
ン分の画像データは、LDユニット21aの発光タイミ
ングと同じタイミングであり、パルス分離器30からの
LDユニット21a用同期検知パルス信号XDETP1
に同期している。このため、この2ライン分の画像デー
タの処理は、位相の異なる2ライン分の画像データを扱
うのとは違い、各ライン分の画像データについて共通の
信号処理回路を使用できる部分が多く大幅に回路の節約
が可能になって低コストにできる。
【0044】印刷制御部18から出力されたLDユニッ
ト21a用画像データは、印刷データ(印刷用画像デー
タ)としてLD変調部20aに入力される。また、印刷
制御部18から出力されたLDユニット21b用画像デ
ータは、遅延手段としてのFIFOメモリ19に入力さ
れ、FIFOメモリ19により、感光体25上に照射さ
れた2本のレーザビームの主走査方向の距離に相当する
時間だけ遅延される。このFIFOメモリ19からの画
像データは印刷データとしてLD変調部20bに入力さ
れる。
【0045】次に、バッファメモリ17を構成するRA
M31〜34に関する動作を説明する。図3は各RAM
31〜34のライト(Write)アドレス、リード
(Read)アドレスを示す。図3において、横軸は時
間を示し、縦軸はRAMのアドレスを示す。また、太い
破線は各RAM31〜34のライトアドレス、太い実線
は各RAM31〜34のリードアドレスを示す。これら
の実線及び破線から引き出して注記しているのは、実際
に画像データが読み書きされるRAMを記している。
【0046】ポリゴンミラー24で走査された2本のレ
ーザビームが感光体25の主走査方向直前にある同期検
知器27に入射すると、同期検知器27から同期検知パ
ルス信号XDETPが出力される。この場合、ポリゴン
ミラー24からの2本のレーザビームの走査位置が主走
査方向にある程度離されているので、同期検知器27か
らの同期検知パルス信号XDETPはポリゴンミラー2
4の1面による2本のレーザビームの1回の走査に付き
2パルスが発生する。
【0047】この同期検知器27からの同期検知パルス
信号XDETPはパルス分離器30にてLDユニット2
1aからのレーザビームに対応したLDユニット21a
用同期検知パルス信号XDETP1とLDユニット21
bからのレーザビームに対応したLDユニット21b用
同期検知パルス信号XDETP2とに分離される。
【0048】画像処理部16内の画像入力部は、同期検
知器27から同期検知パルス信号XDETP1を受け、
上述のように各種処理を実行して一次記憶した画像デー
タを、同期検知パルス信号XDETP1の1周期に2ラ
イン分の割合で1ライン分ずつ順に、クロックPCLK
に同期してクロックPCLK、XPLGATE信号と共
に出力する。
【0049】RAM31〜34のライトアドレスを示す
ライトアドレスカウンタ35のカウント値は、XPLG
ATE信号の有効期間中に入力クロックPCLKでイン
クリメントされる。ライトパルス発生器36で発生して
RAM31〜34に加えられるライトパルスは画像デー
タの1ライン分毎に順次に切り換わるので、4つのRA
M31〜34には画像データが1ライン分ずつ順に図3
に破線でライトアドレスを示したように1画素目から順
に書き込まれる。
【0050】一方、画像データの読み出しについては、
同期検知パルス信号XDETPの1周期に、該1周期に
画像データが書き込まれる2つのRAM31、32又は
RAM33、34とは別の2つのRAM33、34又は
RAM31、32から同時に、2ライン分の画像データ
が、印刷画素クロックLDCLK1に同期してリードイ
ネーブル発生器40からのリードイネーブル信号がアク
ティブな期間、図3に太い実線でリードアドレスを示し
たように1画素目から順に読み出される。
【0051】図4は4つのRAM31〜34それぞれの
モードを示す。RAM31は、ライン#1(1ライン
目)の画像データの書き込み、ライン#1の画像データ
の読み出し、ライン#5(5ライン目)の画像データの
書き込み、ライン#5の画像データの読み出しというよ
うに画像データの書き込み、読み出しが4ライン分毎に
順に行われる。
【0052】RAM32は、ライン#2(2ライン目)
の画像データの書き込み、ライン#2の画像データの読
み出し、ライン#6(6ライン目)の画像データの書き
込み、ライン#6の画像データの読み出しというように
画像データの書き込み、読み出しが4ライン分毎に順に
行われる。
【0053】RAM33、34は、RAM31、32に
ライン#1、ライン#2の画像データの書き込みが行わ
れている間にその前のライン#−1、ライン#0の画像
データの読み出しが同時に行われ、その後、RAM3
1、32からライン#1、ライン#2の画像データの読
み出しが行われている間に、ライン#3、ライン#4の
画像データの書き込みが順次に行われる。
【0054】次に、RAM33、34は、RAM31、
32にライン#5、ライン#6の画像データの書き込み
が行われている間にその前のライン#3、ライン#4の
画像データの読み出しが同時に行われ、以後同様に順次
に、RAM31〜34に画像データの書き込み、読み出
しが行われる。このようにRAM31〜34の画像デー
タの書き込み、読み出し動作が順序正しく切り替えられ
ることにより、画像データの周波数が変換されると同時
に2ライン分ずつの画像データに変換される。
【0055】次に、FIFOメモリ19による画像デー
タ遅延動作について説明する。図5はFIFOメモリ1
9の端子を示す。FIFOメモリ19は、画像データを
fθレンズ26から感光体25上に照射された2本のレ
ーザビームの主走査方向の距離に相当する画素数以上記
憶する記憶容量を具備している。また、FIFOメモリ
19は画像データの書き込みと画像データの読み出しと
を独立して実行するようになっている。
【0056】より詳細には、FIFOメモリ19は、書
き込むべき画像データが入力される入力端子Din、読
み出し画像データを出力する出力端子Dout、書き込
みリセット信号が入力される入力端子XWRES、読み
出しリセット信号が入力される入力端子XRRES、書
き込みクロックが入力される入力端子WCLK、読み出
しクロックが入力される入力端子RCLK、書き込みア
ドレスをポイントする図示しない書き込みアドレスポイ
ンタ、読み出しアドレスをポイントする図示しない読み
出しアドレスポインタ等を具備している。
【0057】なお、ここでは、FIFOメモリ19の入
力端子のうちで先頭がXである入力端子は、その信号が
アクティブローであることを意味している。FIFOメ
モリ19において、書き込みアドレスポインタは、ポイ
ントする書き込みアドレスを書き込みクロックにより
“0”にリセットし、書き込みクロックにより書き込み
アドレスを順次にインクリメントする。そして、書き込
みアドレスポインタは、書き込みアドレスがFIFOメ
モリ19の最終アドレスに達してからその次の書き込み
クロックにより書き込みアドレスを“0”にリセット
し、さらに書き込みクロックにより書き込みアドレスを
順次にインクリメントする。
【0058】同様に、読み出しアドレスポインタは、ポ
イントする読み出しアドレスを読み出しリセット信号に
より“0”にリセットし、読み出しクロックにより読み
出しアドレスを順次にインクリメントする。そして、読
み出しアドレスポインタは、読み出しアドレスがFIF
Oメモリ19の最終アドレスに達してからその次の読み
出しクロックにより読み出しアドレスを“0”にリセッ
トし、さらに読み出しクロックにより読み出しアドレス
を順次にインクリメントする。
【0059】この実施形態では、FIFOメモリ19
は、入力端子Dinには画像データとしてLDユニット
21b用画像データが印刷制御部18から入力され、出
力端子Doutから読み出したLDユニット21b用画
像データがLD変調部20bへ出力され、入力端子XW
RESには書き込みリセット信号としてパルス分離器3
0からのLDユニット21a用同期検知パルス信号XD
ETP1が入力される。
【0060】また、FIFOメモリ19は、入力端子X
RRESには読み出しリセット信号としてパルス分離器
30からのLDユニット21b用同期検知パルス信号X
DETP2が入力される。入力端子WCLKには書き込
みクロックとして印刷クロック発生器37からの印刷画
素クロックLDCLK1が入力され、入力端子RCLK
には読み出しクロックとして印刷クロック発生器38か
らの印刷画素クロックLDCLK2が入力される。
【0061】図6はFIFOメモリ19のアドレスと時
間との関係及び同期検知パルス信号XDETP1、XD
ETP2のタイミングを例示している。図6でFIFO
メモリ19のアドレスと時間との関係を示す部分におい
て、縦軸はFIFOメモリ19のアドレスを示し、横軸
は時間を示す。図6において、破線はFIFOメモリ1
9に書き込む画像データの書き込みアドレスを意味して
おり、実線はFIFOメモリ19から読み出す画像デー
タの読み出しアドレスを意味している。また、FIFO
メモリ19の書き込み周波数と読み出し周波数は等し
い。
【0062】FIFOメモリ19に画像データが書き込
まれる場合は、FIFOメモリ19は、最初に書き込み
リセット信号としてのパルス分離器30からのLDユニ
ット21a用同期検知パルス信号XDETP1により書
き込みアドレスポインタのポイントする書き込みアドレ
スがリセットされてから、書き込みクロックとしての印
刷クロック発生器37からの印刷画素クロックLDCL
K1がロー(低レベル)からハイ(高レベル)に遷移す
ると、書き込みアドレスに画像データが書き込まれる。
【0063】FIFOメモリ19は、この書き込み動作
が実行される毎に書き込みアドレスがインクリメントさ
れ、画像データが書き込みアドレス“0”から順番に書
き込まれる。ただし、1ライン分の画像データの長さが
FIFOメモリ19の記憶容量を超える場合には、FI
FOメモリ19は書き込みアドレスポインタのポイント
する書き込みアドレスが1周以上するので、1ライン分
の画像データがFIFOメモリ19に書き込まれる間に
はFIFOメモリ19の同一書き込みアドレスに画像デ
ータが複数回書き込まれることになる。
【0064】また、FIFOメモリ19から画像データ
が読み出される場合には、FIFOメモリ19は、最初
に読み出しリセット信号としてのパルス分離器30から
のLDユニット21b用同期検知パルス信号XDETP
2により読み出しアドレスポインタのポイントする読み
出しアドレスがリセットされてから、読み出しクロック
としての印刷クロック発生器38からの印刷画素クロッ
クLDCLK2がローからハイに遷移すると、読み出し
アドレスから画像データが読み出される。
【0065】FIFOメモリ19は、この読み出し動作
が実行される毎に、読み出しアドレスポインタのポイン
トする読み出しアドレスがインクリメントされ、読み出
しアドレス“0”から順番に画像データが読み出され
る。ただし、1ライン分の画像データの長さがFIFO
メモリ19の記憶容量を超える場合には、FIFOメモ
リ19は読み出しアドレスポインタのポイントする読み
出しアドレスが1周以上するので、1ライン分の画像デ
ータがFIFOメモリ19から読み出される間にはFI
FOメモリ19の同一書き込みアドレスから画像データ
が複数回読み出されることになる。
【0066】書き込みクロックとしての印刷クロック発
生器37からの印刷画素クロックLDCLK1と読み出
しクロックとしての印刷クロック発生器38からの印刷
画素クロックLDCLK2とは周波数が同じであるの
で、図6に示すようにFIFOメモリ19の同じアドレ
スに対して画像データの書き込みと画像データの読み出
しが交互に行われる。このようにしてFIFOメモリ1
9により画像データの遅延が実現される。
【0067】なお、この実施形態は2本のレーザビーム
で2ライン分ずつ感光体25に画像の書き込みを行う実
施形態であるが、本発明は走査位置が主走査方向に順次
に所定の距離ずつ離れているn(nは2以上の自然数)
本の光ビームでn本分ずつ感光体に画像の書き込みを行
う場合に同様に適用することができる。この場合の一実
施形態では、バッファメモリ17はデータ入力手段とし
ての画像処理部16からのドットマトリクス状の画像デ
ータを1ライン分以上記憶できる記憶容量を具備したメ
モリを各々n(nは2以上の自然数)個備えた第1のメ
モリ群及び第2のメモリ群が用いられ、LD21a、2
1bの代りに例えばn個のLDユニットからなる光源が
用いられる。ポリゴンミラー24からのn本のレーザビ
ームの走査位置は主走査方向に順次に所定の距離ずつ離
してあり、同期検知器27が感光体25の直前にてレー
ザビームを検知して同期検知パルス信号XDETPを出
力する同期検知時には、印刷制御部18がn個のLDユ
ニットを互いに位相の異なる発光タイミングでn個の遅
延手段19、n個のLD変調部を介して点灯させる。
【0068】このn個のLDユニットで発生したn本の
光ビームは、ビーム合成手段で合成された後にシリンダ
レンズ23を透過してポリゴンミラー24により偏向走
査され、fθレンズ26を介して感光体25及び同期検
知器27に集光される。パルス分離器30及び印刷クロ
ック発生器からなる信号発生手段は、パルス分離器30
にて同期検知器27からの同期検知パルス信号XDET
Pをn個のLDユニットからのn本のレーザビームに対
応したn個の同期検知パルス信号からなる同期信号に分
離し、印刷クロック発生器38の代りに(n−1)個の
印刷クロック発生器が用いられる。
【0069】また、上記第1のメモリ群及び上記第2の
メモリ群から同時にnライン分ずつ読み出された画像デ
ータのうちの1ライン分の画像データは印刷制御部18
を介して1つの光源変調部としてのLD変調部へ出力さ
れ、他の各ライン分の画像データは画像印刷制御部18
を介して(n−1)個の遅延手段によりそれぞれ、感光
体上に照射されたn本のレーザビームの主走査方向のず
れ(距離)に相当する時間ずつ遅延されて(n−1)個
の光源変調部としてのLD変調部へ出力される。n個の
LD変調部はn個の入力画像データにより上記n個のL
Dユニット内のLDをそれぞれ駆動制御する。ここに、
画像印刷制御部18からの1ライン分の画像データ及び
(n−1)個の遅延手段からの(n−1)ライン分の画
像データは、感光体上に照射されたn本のレーザビーム
の主走査方向のずれ(距離)に相当する時間ずつ遅延し
た、位相の異なる複数ライン分の画像データとなる。
【0070】アドレスカウンタ35はXPLGATE信
号がアクティブになるとリセットされ、画像処理部16
からの入力クロックPCLKでインクリメントされる。
このライトアドレスカウンタ35のカウント値出力は、
主走査方向の位置を示し、ライトアドレス信号として上
記第1のメモリ群及び上記第2のメモリ群全てのライト
アドレス入力端子に入力される。
【0071】ライトパルス発生器36は上記第1のメモ
リ群及び上記第2のメモリ群の各メモリに1ライン分ず
つ順に画像データの書き込みが行われるようなライトパ
ルスを発生して上記第1のメモリ群及び上記第2のメモ
リ群に入力する。この場合、ライトパルス発生器36
は、上記第2のメモリ群から画像データが読み出されて
いる間に上記第1のメモリ群に画像データが書き込ま
れ、上記第1のメモリ群から画像データが読み出されて
いる間に上記第2のメモリ群に画像データが書き込まれ
るという動作が繰り返して行われるようにライトパルス
を発生して上記第1のメモリ群及び上記第2のメモリ群
に入力する。
【0072】上記(n−1)個の印刷クロック発生器及
び上記印刷クロック発生器37はパルス分離器30から
のn個の同期信号にそれぞれ同期した、同じ周波数で位
相の異なるn個の印刷クロック(印刷画素クロック)を
発生する。リードイネーブル発生器40はパルス分離器
30からの同期信号XDETP1毎に上記第1のメモリ
群と上記第2のメモリ群とに交互にリードイネーブル信
号を印刷クロック発生器37からの印刷画素クロックL
DCLK1に同期して出力する。リードアドレスカウン
タ39は、リードイネーブル発生器40からのリードイ
ネーブル信号がアクティブになるとリセットされ、印刷
クロック発生器37からの印刷画素クロックLDCLK
1によりインクリメントされる。このリードアドレスカ
ウンタ39のカウント値出力は、印刷画像データの主走
査方向の位置を示し、上記第1のメモリ群及び上記第2
のメモリ群全てのリードアドレス入力端子に入力され
る。
【0073】バッファメモリ17の読み書き動作を制御
するメモリ制御手段としてのライトアドレスカウンタ3
5、ライトパルス発生器36、印刷クロック発生器3
7、リードイネーブル発生器40、リードアドレスカウ
ンタ39は、データ入力手段としての画像処理部16か
らのnライン分の画像データを1ライン分ずつ順次に入
力クロックPCLKに同期して上記第1のメモリ群に書
き込む間に、上記第2のメモリ群からnライン分の画像
データを上記n個の同期信号のうちの最もタイミングの
早い第1の同期信号XDETP1をトリガーとして上記
n個の印刷クロックのうちの上記第1の同期信号XDE
TP1に対応する第1の印刷クロックLDCLK1に同
期して同時に読み出し、次に、上記データ入力手段16
からのnライン分の画像データを1ライン分ずつ順次に
入力クロックPCLKに同期して上記第2のメモリ群に
書き込む間に、上記第1のメモリ群からnライン分の画
像データを上記第1の同期信号XDETP1をトリガー
として上記第1の印刷クロックLDCLK1に同期して
同時に読み出す動作を繰り返す。
【0074】また、FIFOメモリ19はそれぞれ上記
第1の同期信号XDETP1と上記n個の同期信号のう
ちの残りの同期信号との各位相差に相当する画像データ
数以上の記憶容量を持つ(n−1)個のFIFOメモリ
が用いられる。この(n−1)個のFIFOメモリの読
み書きを制御するFIFOメモリ読み出し制御手段とし
てのパルス分離器30、上記(n−1)個の印刷クロッ
ク発生器及び印刷クロック発生器37は、(n−1)個
のFIFOメモリに対して、上記第1の同期信号XDE
TP1を書き込みリセット信号とすると共に上記第1の
印刷クロックLDCLK1を書き込みクロックとして上
記第1のメモリ群及び上記第2のメモリ群から読み出さ
れたnライン分の画像データのうちの1ライン分以外の
(n−1)ライン分の画像データを書き込み、上記n個
の同期信号のうちの(n−1)個の同期信号を読み出し
リセット信号とすると共に上記n個の印刷クロックのう
ちの上記(n−1)個の同期信号に対応する(n−1)
個の印刷クロックを読み出しクロックとして画像データ
を読み出す。
【0075】このように、この実施形態は、請求項1に
係る発明の一実施形態であって、入力クロックPCLK
に同期してドットマトリクス状の画像データを1ライン
分ずつ順次に発生するデータ入力手段としての画像処理
部16と、このデータ入力手段16からのドットマトリ
クス状の画像データを1ライン分以上記憶できる記憶容
量を具備したメモリを各々n(nは2以上の自然数)個
備えた第1のメモリ群としてのRAM31、32及び第
2のメモリ群としてのRAM33、34と、前記データ
入力手段16からのnライン分の画像データを1ライン
分ずつ順次に前記入力クロックPCLKに同期して前記
第1のメモリ群31、32に書き込む間に、前記第2の
メモリ群33、34からnライン分の画像データを印刷
クロックLDCLK1に同期して同時に読み出し、次
に、前記データ入力手段16からのnライン分の画像デ
ータを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックPCLK
に同期して前記第2のメモリ群33、34に書き込む間
に、前記第1のメモリ群31、32からnライン分の画
像データを前記印刷クロックLDCLK1に同期して同
時に読み出す動作を繰り返すメモリ制御手段としてのラ
イトアドレスカウンタ35、ライトパルス発生器36、
印刷クロック発生器37、リードイネーブル発生器4
0、リードアドレスカウンタ39と、互いに遅延時間が
異なり前記第1のメモリ群31、32及び前記第2のメ
モリ群33、34から読み出された画像データのうちの
1ライン分以外の各ライン分をそれぞれ遅延させる(n
−1)個の遅延手段としてのFIFOメモリ19とを有
するので、入力クロックに同期して1ライン分ずつ順次
に送られて来る画像データを印刷クロックに同期した複
数ライン分の画像データに変換することができ、(n−
1)個の遅延手段により位相の異なる複数ライン分の画
像データを得ることができ、複数本の光ビームを変調す
るための複数ライン分の画像データで信号処理回路を共
通に使うことができて低コストにできる。
【0076】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であって、入力クロックPCLKに同期
してドットマトリクス状の画像データを1ライン分ずつ
順次に発生するデータ入力手段としての画像処理部16
と、このデータ入力手段16からのドットマトリクス状
の画像データを1ライン分以上記憶できる記憶容量を具
備したメモリを各々n(nは2以上の自然数)個備えた
第1のメモリ群としてのRAM31、32及び第2のメ
モリ群としてのRAM33、34と、位相の異なるn個
の同期信号としての同期検知パルス信号XDETP1、
XDETP2及び、このn個の同期信号XDETP1、
XDETP2にそれぞれ同期した、同じ周波数で位相の
異なるn個の印刷クロック(印刷画素クロックLDCL
K1、LDCLK2)を発生するパルス分離器30及び
印刷クロック発生器37、38からなる信号発生手段
と、前記データ入力手段16からのnライン分の画像デ
ータを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックPCLK
に同期して前記第1のメモリ群31、32に書き込む間
に、前記第2のメモリ群33、34からnライン分の画
像データを前記n個の同期信号XDETP1、XDET
P2のうちの最もタイミングの早い第1の同期信号XD
ETP1をトリガーとして前記n個の印刷クロックLD
CLK1、LDCLK2のうちの前記第1の同期信号X
DETP1に対応する第1の印刷クロックLDCLK1
に同期して同時に読み出し、次に、前記データ入力手段
16からのnライン分の画像データを1ライン分ずつ順
次に前記入力クロックPCLKに同期して前記第2のメ
モリ群33、34に書き込む間に、前記第1のメモリ群
31、32からnライン分の画像データを前記第1の同
期信号XDETP1をトリガーとして前記第1の印刷ク
ロックLDCLK1に同期して同時に読み出す動作を繰
り返すメモリ制御手段としてのライトアドレスカウンタ
35、ライトパルス発生器36、印刷クロック発生器3
7、リードイネーブル発生器40、リードアドレスカウ
ンタ39と、書き込みリセット信号で書き込みアドレス
がリセットされて書き込みアドレスが書き込みクロック
でインクリメントされ書き込みアドレスが記憶容量に達
したらリセットする書き込みアドレスポインタ及び、読
み出しリセット信号で読み出しアドレスがリセットされ
て読み出しアドレスが読み出しクロックでインクリメン
トされ読み出しアドレスが記憶容量に達したらリセット
する読み出しアドレスポインタを具備し、書き込みと読
み出しを同時に実行できそれぞれ前記第1の同期信号X
DETP1と前記n個の同期信号XDETP1、XDE
TP2のうちの残りの同期信号XDETP2との各位相
差に相当する画像データ数以上の記憶容量を持つ(n−
1)個のFIFOメモリとしてのFIFOメモリ19
と、この(n−1)個のFIFOメモリ19に対して前
記第1の同期信号XDETP1を書き込みリセット信号
とすると共に前記第1の印刷クロックLDCLK1を書
き込みクロックとして、前記第1のメモリ群31、32
及び前記第2のメモリ群33、34から読み出されたn
ライン分の画像データのうちの1ライン分以外の(n−
1)ライン分の画像データを書き込み、前記n個の同期
信号XDETP1、XDETP2のうちの(n−1)個
の同期信号XDETP2を読み出しリセット信号とする
と共に前記n個の印刷クロックLDCLK1、LDCL
K2のうちの前記(n−1)個の同期信号XDETP2
に対応する(n−1)個の印刷クロックLDCLK2を
読み出しクロックとして前記(n−1)個のFIFOメ
モリ19から画像データを読み出すFIFOメモリ読み
出し制御手段としてのパルス分離器30、印刷クロック
発生器37、38とを有するので、入力クロックに同期
して1ライン分ずつ順次に送られて来る画像データを印
刷クロックに同期した複数ライン分の画像データに変換
することができ、(n−1)個のFIFOメモリにより
位相の異なる複数ライン分の画像データを得ることがで
き、複数本の光ビームを変調するための複数ライン分の
画像データで信号処理回路を共通に使うことができて低
コストにできる上に、調整不要で更に低コストにでき
る。なお、本発明は上記デジタル複写機以外のファクシ
ミリ装置、プリンタ等のマルチビーム方式画像形成装置
にも適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、入力クロックに同期してドットマトリクス状の画像
データを1ライン分ずつ順次に発生するデータ入力手段
と、このデータ入力手段からのドットマトリクス状の画
像データを1ライン分以上記憶できる記憶容量を具備し
たメモリを各々n(nは2以上の自然数)個備えた第1
のメモリ群及び第2のメモリ群と、前記データ入力手段
からのnライン分の画像データを1ライン分ずつ順次に
前記入力クロックに同期して前記第1のメモリ群に書き
込む間に、前記第2のメモリ群からnライン分の画像デ
ータを印刷クロックに同期して同時に読み出し、次に、
前記データ入力手段からのnライン分の画像データを1
ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期して前記第
2のメモリ群に書き込む間に、前記第1のメモリ群から
nライン分の画像データを前記印刷クロックに同期して
同時に読み出す動作を繰り返すメモリ制御手段と、互い
に遅延時間が異なり前記第1のメモリ群及び前記第2の
メモリ群から読み出された画像データのうちの1ライン
分以外の各ライン分をそれぞれ遅延させる(n−1)個
の遅延手段とを有するので、入力クロックに同期して1
ライン分ずつ順次に送られて来る画像データを印刷クロ
ックに同期した複数ライン分の画像データに変換するこ
とができ、(n−1)個の遅延手段により位相の異なる
複数ライン分の画像データを得ることができ、複数本の
光ビームを変調するための複数ライン分の画像データで
信号処理回路を共通に使うことができて低コストにでき
る。
【0078】請求項2に係る発明によれば、入力クロッ
クに同期してドットマトリクス状の画像データを1ライ
ン分ずつ順次に発生するデータ入力手段と、このデータ
入力手段からのドットマトリクス状の画像データを1ラ
イン分以上記憶できる記憶容量を具備したメモリを各々
n(nは2以上の自然数)個備えた第1のメモリ群及び
第2のメモリ群と、位相の異なるn個の同期信号及び、
このn個の同期信号にそれぞれ同期した、同じ周波数で
位相の異なるn個の印刷クロックを発生する信号発生手
段と、前記データ入力手段からのnライン分の画像デー
タを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期して
前記第1のメモリ群に書き込む間に、前記第2のメモリ
群からnライン分の画像データを前記n個の同期信号の
うちの最もタイミングの早い第1の同期信号をトリガー
として前記n個の印刷クロックのうちの前記第1の同期
信号に対応する第1の印刷クロックに同期して同時に読
み出し、次に、前記データ入力手段からのnライン分の
画像データを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックに
同期して前記第2のメモリ群に書き込む間に、前記第1
のメモリ群からnライン分の画像データを前記第1の同
期信号をトリガーとして前記第1の印刷クロックに同期
して同時に読み出す動作を繰り返すメモリ制御手段と、
書き込みリセット信号で書き込みアドレスがリセットさ
れて書き込みアドレスが書き込みクロックでインクリメ
ントされ書き込みアドレスが記憶容量に達したらリセッ
トする書き込みアドレスポインタ及び、読み出しリセッ
ト信号で読み出しアドレスがリセットされて読み出しア
ドレスが読み出しクロックでインクリメントされ読み出
しアドレスが記憶容量に達したらリセットする読み出し
アドレスポインタを具備し、書き込みと読み出しを同時
に実行できそれぞれ前記第1の同期信号と前記n個の同
期信号のうちの残りの同期信号との各位相差に相当する
画像データ数以上の記憶容量を持つ(n−1)個のFI
FOメモリと、この(n−1)個のFIFOメモリに対
して前記第1の同期信号を書き込みリセット信号とする
と共に前記第1の印刷クロックを書き込みクロックとし
て、前記第1のメモリ群及び前記第2のメモリ群から読
み出されたnライン分の画像データのうちの1ライン分
以外の(n−1)ライン分の画像データを書き込み、前
記n個の同期信号のうちの(n−1)個の同期信号を読
み出しリセット信号とすると共に前記n個の印刷クロッ
クのうちの前記(n−1)個の同期信号に対応する(n
−1)個の印刷クロックを読み出しクロックとして前記
(n−1)個のFIFOメモリから画像データを読み出
すFIFOメモリ読み出し制御手段とを有するので、入
力クロックに同期して1ライン分ずつ順次に送られて来
る画像データを印刷クロックに同期した複数ライン分の
画像データに変換することができ、(n−1)個のFI
FOメモリにより位相の異なる複数ライン分の画像デー
タを得ることができ、複数本の光ビームを変調するため
の複数ライン分の画像データで信号処理回路を共通に使
うことができて低コストにできる上に、調整不要で更に
低コストにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のバッファメモリ、印刷制
御部、FIFOメモリ及びその周辺回路を示すブロック
図である。
【図2】同実施形態を示す概略図である。
【図3】同実施形態における各RAMのライトアドレ
ス、リードアドレスを示す図である。
【図4】同実施形態における4つのRAMそれぞれのモ
ードを示す図である。
【図5】同実施形態におけるFIFOメモリの端子を示
すブロック図である。
【図6】同実施形態におけるFIFOメモリのアドレス
と時間との関係及び同期検知パルス信号のタイミングを
例示する図である。
【符号の説明】
16 画像処理部 19 FIFOメモリ19 30 パルス分離器 31〜34 RAM 35 ライトアドレスカウンタ 36 ライトパルス発生器 37、38 印刷クロック発生器 39 リードアドレスカウンタ 40 リードイネーブル発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力クロックに同期してドットマトリクス
    状の画像データを1ライン分ずつ順次に発生するデータ
    入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリク
    ス状の画像データを1ライン分以上記憶できる記憶容量
    を具備したメモリを各々n(nは2以上の自然数)個備
    えた第1のメモリ群及び第2のメモリ群と、前記データ
    入力手段からのnライン分の画像データを1ライン分ず
    つ順次に前記入力クロックに同期して前記第1のメモリ
    群に書き込む間に、前記第2のメモリ群からnライン分
    の画像データを印刷クロックに同期して同時に読み出
    し、次に、前記データ入力手段からのnライン分の画像
    データを1ライン分ずつ順次に前記入力クロックに同期
    して前記第2のメモリ群に書き込む間に、前記第1のメ
    モリ群からnライン分の画像データを前記印刷クロック
    に同期して同時に読み出す動作を繰り返すメモリ制御手
    段と、互いに遅延時間が異なり前記第1のメモリ群及び
    前記第2のメモリ群から読み出された画像データのうち
    の1ライン分以外の各ライン分をそれぞれ遅延させる
    (n−1)個の遅延手段とを有することを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】入力クロックに同期してドットマトリクス
    状の画像データを1ライン分ずつ順次に発生するデータ
    入力手段と、このデータ入力手段からのドットマトリク
    ス状の画像データを1ライン分以上記憶できる記憶容量
    を具備したメモリを各々n(nは2以上の自然数)個備
    えた第1のメモリ群及び第2のメモリ群と、位相の異な
    るn個の同期信号及び、このn個の同期信号にそれぞれ
    同期した、同じ周波数で位相の異なるn個の印刷クロッ
    クを発生する信号発生手段と、前記データ入力手段から
    のnライン分の画像データを1ライン分ずつ順次に前記
    入力クロックに同期して前記第1のメモリ群に書き込む
    間に、前記第2のメモリ群からnライン分の画像データ
    を前記n個の同期信号のうちの最もタイミングの早い第
    1の同期信号をトリガーとして前記n個の印刷クロック
    のうちの前記第1の同期信号に対応する第1の印刷クロ
    ックに同期して同時に読み出し、次に、前記データ入力
    手段からのnライン分の画像データを1ライン分ずつ順
    次に前記入力クロックに同期して前記第2のメモリ群に
    書き込む間に、前記第1のメモリ群からnライン分の画
    像データを前記第1の同期信号をトリガーとして前記第
    1の印刷クロックに同期して同時に読み出す動作を繰り
    返すメモリ制御手段と、書き込みリセット信号で書き込
    みアドレスがリセットされて書き込みアドレスが書き込
    みクロックでインクリメントされ書き込みアドレスが記
    憶容量に達したらリセットする書き込みアドレスポイン
    タ及び、読み出しリセット信号で読み出しアドレスがリ
    セットされて読み出しアドレスが読み出しクロックでイ
    ンクリメントされ読み出しアドレスが記憶容量に達した
    らリセットする読み出しアドレスポインタを具備し、書
    き込みと読み出しを同時に実行できそれぞれ前記第1の
    同期信号と前記n個の同期信号のうちの残りの同期信号
    との各位相差に相当する画像データ数以上の記憶容量を
    持つ(n−1)個のFIFOメモリと、この(n−1)
    個のFIFOメモリに対して前記第1の同期信号を書き
    込みリセット信号とすると共に前記第1の印刷クロック
    を書き込みクロックとして、前記第1のメモリ群及び前
    記第2のメモリ群から読み出されたnライン分の画像デ
    ータのうちの1ライン分以外の(n−1)ライン分の画
    像データを書き込み、前記n個の同期信号のうちの(n
    −1)個の同期信号を読み出しリセット信号とすると共
    に前記n個の印刷クロックのうちの前記(n−1)個の
    同期信号に対応する(n−1)個の印刷クロックを読み
    出しクロックとして前記(n−1)個のFIFOメモリ
    から画像データを読み出すFIFOメモリ読み出し制御
    手段とを有することを特徴とするデータ処理装置。
JP9055998A 1997-03-11 1997-03-11 データ処理装置 Pending JPH10257243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008020555A1 (ja) * 2006-08-14 2010-01-07 株式会社アドバンテスト 試験装置、および試験方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2008020555A1 (ja) * 2006-08-14 2010-01-07 株式会社アドバンテスト 試験装置、および試験方法

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Effective date: 20040406