JP4815749B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、ルックアップテーブルを用いて色補正を行う画像処理装置に関する。
画像処理装置では、例えば液晶パネルのガンマ補正、色補正などの画像処理が行われている。この際、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色信号の階調値と、ガンマ特性を補正するための階調値との非線形な対応関係が示されたルックアップテーブル(以下、「LUT」とも呼ぶ)により、画像信号の補正が行われている。
上記のようなLUTを用いた色補正を行う画像処理装置では、例えば表示される画像のガンマ設定やコントラスト強調や彩度強調などの特性を調整したいときに、LUTの書き換えが行われる。しかし、LUTの書き換えは比較的時間を要するため、画像の表示途中にLUTの書き換えが発生してしまう場合がある。表示の途中に書き換えが発生すると、表示される画像の色が乱れてしまう場合(ちらつき、色バランス崩れなど)があった。
このような問題を解決する技術として、特許文献1には、画像処理装置がRGB3チャンネルのLUTに空きLUTを追加した計4つのLUTを持ち、LUTの書き換えが必要となったときに、空きLUTに新R−LUT、旧G−LUTに新G−LUT、旧G−LUTに新B−LUT、・・・と順にLUTを書き換えていき、1つのLUTの書き換え中も他の3つのLUTを用いて画像を表示する技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、原理的にダブルバッファリングを行っており、LUTの容量が増えてしまうという問題があった。また、RGBのうち1チャンネルのLUTのみが更新された状態で画像を表示するので、色バランスが崩れた状態で画像を表示せざるを得ない。
また、特許文献2には、LUTメモリをデュアルポート(2ポート)SRAMで構成し、LUTの書き換えと読み出し(即ち、入力画像データのLUT参照)を同時に行うという技術が記載されている。しかし、この方法では、LUT書き換え中も、そのLUTをそのまま使用して表示するため、書き換え前と書き換え後のデータが混在した状態のLUTを用いて画像表示を行うことになり、上述の表示画像の色が乱れるなどの問題は解決できていなかった。
特開2001−356754号公報 特開平8−194457号公報
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、ルックアップテーブルのメモリサイズを増やすことなく、ルックアップテーブルの書き換え中でも表示画像の大きな色乱れなどを生じさせない画像処理装置を提供することを課題とする。
本発明の画像処理装置は、処理すべき画像データを取得する手段と、アドレス内のデータとして階調値を有するルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶手段と、前記取得した画像データの階調値に基づいて前記ルックアップテーブルのアドレス内のデータを読み出す手段と、前記ルックアップテーブルのアドレス内のデータを複数回に分けて書き込むことでデータを書き換える書き込み手段と、を有し、前記読み出し手段は、読み出すべきアドレス内のデータに前記書き込み手段が書き込みを行っているかどうかを判断し、書き込みを行なっていないときは、前記読み出すべきアドレス内のデータを読み出し、書き込みを行なっているときは、書き込み中の前記読み出すべきアドレスに隣接する両側の書き込みが行われていない2のアドレス内のデータを読み出して補間することによって、前記取得した画像データの階調値を変換する処理を行なうことを特徴とする。
上記の画像処理装置は、取得した画像データの階調値に基づいてルックアップテーブル(以下、単に「LUT」とも呼ぶ)のアドレス内のデータを読み出す手段を有する。LUTは、アドレス内のデータとして階調値を有しており、ルックアップテーブル記憶手段が記憶している。また、画像処理装置は、LUTのアドレス内のデータを複数回に分けて書き込む(以下、「書き換え」とも呼ぶ)書き込み手段を有している。例えばLUTから読み出したアドレス内容に基づいて画像データを表示装置に表示させる場合において、この表示される画像のガンマ設定やコントラスト強調や彩度強調などを調整したいときに、LUTの書き換えが行われる。読み出し手段は、この書き込み手段が書き込みを行っているときは、書き込みが行われていないアドレス内のデータのみを読み出す。即ち、書き込み手段は複数の段階でLUTのアドレス内容を書き換え、読み出し手段は書き換え中でないアドレス内容を読み出す。これにより、LUTを用いた画像データを表示する際、LUTの書き換え途中においても、元のLUTと新しいLUTの両方のアドレス内容を読み出すことがないので表示される画像に大きな色乱れなどは生じない。また、書き込み手段は複数回に分けて書き込むので、LUTの書き換えのために別途メモリなどを設ける必要がない。したがって、画像処理装置内のメモリサイズが増加することはない。
本発明の一態様では、画像処理装置は、前記取得した画像データの階調値が前記書き込みが行われているアドレスと一致する場合は、当該画像データの階調値を、当該アドレスの近傍で書き込みが行われていない2以上のアドレス内のデータに基づいて補間する補間手段を備えている。補間手段は、取得した画像データの階調値が書き込み中のアドレス番号と一致する場合は、このアドレスの近傍で書き込みが行われていない2以上のアドレス内のデータに基づいて補間する。これにより、書きこみ手段がLUTの書き換えを行っている際にも、表示される画像に違和感を生じない。
本発明の他の一態様では、画像処理装置は、前記書き込み手段は、前記ルックアップテーブルの偶数アドレスと奇数アドレスを別々にしてアドレス内のデータを書き込む。即ち、書き込み手段は、2回に分けてLUTを書き換える。読み出し手段は、例えば、まずLUTの偶数アドレスの内容を読み出し、次は奇数アドレスの内容を読み出す。これにより、LUTの書き換え中において、読み出し手段が読み出すLUTのアドレス数は同じであり、更に奇数アドレスか偶数アドレスかであるため階調値の段差は小さいものとなる。これによっても、表示される画像に違和感を生じない。
本発明の別の一態様によれば、画像処理装置は、前記ルックアップテーブルは、前記取得した画像データの階調数に対応する第1のルックアップテーブルと、第2のルックアップテーブルと、を有し、前記第2のルックアップテーブルは、ヌルデータが挿入されており、前記書き込み手段は、前記第1のルックアップテーブルの一部と前記第2のルックアップテーブルに、一度に前記階調数分のアドレス内のデータを書き込む。
この態様では、ルックアップテーブルは、取得した画像データの階調数に対応する第1のルックアップテーブルと、ヌルデータが挿入されている第2のルックアップテーブルを有している。書き込み手段は、第1のルックアップテーブルの一部と前記第2のルックアップテーブルに、一度に階調数分のアドレス内のデータを書き込む。即ち、一度の書き換えでLUTが書き換えられる。これにより、読み出し手段がLUTの一部のアドレス内容のみを読み出す期間を短くすることができる。よって、表示される画像に違和感を生じない。また、LUTを通常の順序で書き換えることができるので、書き込み手段などの制御が容易になる。
本発明の別の一態様によれば、前記ルックアップテーブルは、前記取得した画像データの階調数に対応する第1のルックアップテーブルと、第2のルックアップテーブルと、を有し、前記書き込み手段は、1回目に前記第2のルックアップテーブルにアドレス内のデータを書き込む。
この態様では、ルックアップテーブルは、取得した画像データの階調数に対応する第1のルックアップテーブルと、第2のルックアップテーブルとを有する。書き込み手段は、1回目に第2のルックアップテーブルのみにアドレス内のデータを書き込む。1回目の書き換え時では、読み出し手段は、書き込み中でない第1のルックアップテーブルの内容を全て読み出す。2回目以降は、書き込み手段は第1のルックアップテーブルを書き換えていく。これにより、読み出し手段がLUTの一部のアドレス内容のみを読み出す期間を短くすることができる。
好適には、前記第2のルックアップテーブルは、前記第1のルックアップテーブルの半分のアドレス数であり、前記第1のルックアップテーブルのアドレス内のデータの中間値を有し、前記書き込み手段は、1回目に前記第2のルックアップテーブルにアドレス内のデータを書き込み、2回目に前記第1のルックアップテーブルの偶数アドレス又は奇数アドレスにアドレス内のデータを書き込み、3回目に前記第1のルックアップテーブルの2回目に書き換えなかった偶数アドレス又は奇数アドレスにアドレス内のデータを書き込む。この場合、書き換えるアドレスの間隔が一定であり、第2のルックアップテーブルは第1のルックアップテーブルの中間の階調値を有しているので、書き換え中に表示される全ての画像は違和感のないものとなる。また、上記のような処理を行う回路も、簡便に構成することができる。
好ましくは、前記ルックアップテーブル記憶手段は、2ポートRAMを2つ備える。この場合は、ライト1チャンネルの書き込みとリード1チャンネルの読み出しが同時に実行可能なものを用いる。
更に、好ましくは、前記ルックアップテーブル記憶手段は、1ポートRAMを4つ備える。この場合は、ライト1チャンネルとリード1チャンネルの選択可能な1ポートRAMを4つ用いて構成される。
本発明の他の観点では、処理すべき画像データを取得する工程と、アドレス内容として階調値を有するルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶工程と、前記取得した画像データの階調値から前記ルックアップテーブルのアドレス内容を読み出す工程と、前記ルックアップテーブルのアドレス内容を複数回に分けて書き込む書き込み工程と、を有し、前記読み出し工程は、前記書き込み手段が書き込みを行っているときは、書き込みが行われていないアドレス内容を読み出す。この画像処理方法を実行することにより、上記の画像処理装置と同様に、LUTのメモリサイズを増やすことなく、LUTの書き換え中でも表示画像の大きな色乱れなどを生じさせないことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る画像処理部を含む画像表示装置について、図1を用いて説明する。図1には、第1実施形態に係る画像表示装置21の概略構成を示す。
画像表示装置21は、主に、画像形成部1と、LUT形成部2と、画像処理部10と、画像表示部7とから構成される。画像表示装置21では、画像形成部1で形成された画像を画像処理部10がLUT形成部2で形成されたLUTを用いて画像処理し、処理後の画像が画像表示部7に表示される。
画像形成部1は、図示しないCPU、RAM、ROM、描画装置、ディスクドライブ装置、制御ソフトウェアなどを備えて構成される。画像形成部1は、形成した画像に対応する信号S1を画像処理部10に供給する。なお、画像表示装置21においては、表示すべき画像を形成する画像形成部1を備えずに、処理又は表示すべき画像を外部より取得する受信装置などを備える構成をとってもよい。
LUT形成部2は、図示しないCPU、RAM、ROMなどを備えて構成される。LUT形成部2は、書き換えるLUTを形成する。例えば、ユーザからの指示によりガンマ設定やコントラスト強調や彩度強調などを調節するためのLUTが形成される。また、LUT形成部2は、外部の状態(例えば、画像表示部7の周辺が明るいか暗いかなど)に応じて自動的にLUTを形成することもできる。LUT形成部2は、形成したLUTに対応する信号S2を画像処理部10に供給する。
画像処理部10は、LUT書き込み制御部3と、LUT読み出し制御部4と、LUTメモリ5とを備える。画像処理部10は、前述の画像処理装置として機能する。
LUTメモリ5は、LUTを記憶している。このLUTには、アドレスに階調値(R、G、Bそれぞれの階調値)が対応付けられている。即ち、画像処理部10に入力された画像データの階調値に基づいてアドレス(入力された画像データの階調値に当たる)に対応付けられた階調値が読み出され、入力された画像の階調値がその読み出された階調値に変換されることになる(以下、この変換を「LUT変換」とも呼ぶ)。以上のように、LUTメモリ5は、LUTを記憶するルックアップテーブル記憶手段として機能する。
LUT読み出し制御部4は、画像形成部1より画像データに対応する信号S1を取得し、その画像データ(即ち、画像データの階調値)をLUTメモリ5のアドレス信号S11として使用してLUTメモリ5から読み出しデータS12を取得する。即ち、画像データのアドレス信号S11から対応するLUTの読み出しデータS12を取得する。これにより、画像処理部10に入力された画像データの階調値が、LUT変換により適切な階調値に変換されることになる。そして、LUT変換された画像データに対応する信号S3は画像表示部7に供給される。このように、LUT読み出し制御部4は、前述した読み出し手段として機能する。
LUT書き込み制御部3は、LUT形成部2より供給されたLUTに対応する信号S2に基づいて、LUTメモリ5に記憶されたLUTを複数回に分けて書き込む(以下、「書き換える」とも呼ぶ)。この場合、LUT書き込み制御部3は、新たなLUTが有する階調値(信号S22に相当する)と、その階調値に対応するアドレス番号(信号S21に相当する)とをLUTメモリ5に供給する。このように、LUT書き込み制御部3は前述した書き込み手段として機能する。このLUT書き込み制御部3によるLUTの書き換え、及びLUTの書き換え時のLUT読み出し制御部4の読み出し等については、詳細は後述する。
ここで、図2を用いてLUT変換の具体例を説明する。図2は、横軸にLUT変換すべき画像データの階調値(入力階調値)を示し、縦軸にLUT変換後の階調値(出力階調値)を示す。曲線A1及びA2は、LUT変換による入出力特性を示す曲線(以下、「LUTパターン」とも呼ぶ)の例である。LUTメモリ5には、上記のようなLUTパターンが1つ記憶されており、前述したような場合にはLUT書き込み制御部3によりLUTパターンが書き換えられる。
図1に戻って、画像表示部7について説明する。画像表示部7は、例えばLCDやCRTなどの表示デバイスを備え、画像処理部10での処理後の画像データS3を表示する。また、画像表示部7は、取得した画像データS5を更に画像処理することもできる。
次に、図3を用いて、本発明の第1実施形態に係るLUTの書き換え方法、及び書き換え時のLUTの読み出し方法について説明する。第1実施形態においては、LUT書き込み制御部3は、LUTの偶数アドレスの内容と奇数アドレスの内容を別々に書き換える。即ち、LUT書き込み制御部3は、2回に分けてLUTの書き換えを行う。そして、LUT読み出し制御部4は、書き換え途中でないアドレス内のデータを読み出す。なお、以下で説明するLUTの書き込み及び読み出しは、上記のLUT書き込み制御部3及びLUT読み出し制御部4が行うものとする。
図3(a)は、LUTの書き換えが行われていない通常時のLUTの読み出しについて示している。符号31はLUTメモリ5に記憶されているLUTを示し、その中に書かれた数字はLUTのアドレス番号を示す。このアドレスに階調値(以下、「アドレス内容」又は「アドレス内のデータ」とも呼ぶ)が対応付けられている。図3(a)に示すように、LUT31の書き換えが行われていない通常時では、LUT読み出し制御部4はLUT31の全てのアドレス内容を読み出して、LUT変換後の画像データに対応する信号S3を出力している。
図3(b)は、LUTの1回目の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。1回目は、LUT書き込み制御部3はLUTの偶数アドレス内のデータのみを新たなアドレス内容で書き換える。LUT書き込み制御部3は、LUT形成部2より取得した信号S2に基づいて書き換えを行う。この信号S2は、新たなLUTが有する階調値(前述の信号S22)と、それに対応するアドレス番号(前述の信号S21)を含む。
以上により、1回目の書き換え終了後のLUT(符号32で示す)は、偶数アドレス内のデータのみが書き換えられ(「 ’」を付したアドレス番号で示す)、奇数アドレス内のデータはそのままである。一方、LUT読み出し制御部4は、LUT32の偶数アドレス内のデータが書き換えられているときは、書き換えが行われていない奇数アドレス内のデータを読み出して、LUT変換された画像データに対応する信号S3を出力する。この場合、LUT読み出し制御部4は、処理すべき画像データの階調値に対応するアドレスが書き換え中であれば、当該アドレスに隣接するアドレス内のデータをLUT32から読み出す。例えば、LUT読み出し制御部4は、処理すべき画像データの階調値が「2」であれば、LUT32のアドレス「1」又はアドレス「3」内のデータを読み出す。
図3(c)は、LUTの2回目の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。2回目は、LUT書き込み制御部3は、LUTの奇数アドレス内のデータを新たなアドレス内容で書き換える(矢印S2で示す)。よって、2回目の書き換え終了後のLUT(符号33で示す)は、偶数アドレス内のデータ及び奇数アドレスのデータ全てが書き換えられている。一方、LUT読み出し制御部4は、LUT33の奇数アドレス内のデータが書き換えられているときは、既に書き込みが完了している偶数アドレス内のデータを読み出す。このようにして、LUT書き込み制御部3は、LUT31を図3(d)に示すLUT34へと完全に書き換える。
以上のように第1実施形態では、LUT書き込み制御部3は2回に分けてLUTのアドレス内容を書き換え、LUT読み出し制御部4は書き換え途中でないアドレス内容を読み出している。これにより、画像表示部7に表示される画像に色乱れやちらつきや色バランスの崩れなどは生じない。また、画像処理部10はLUTの書き換えを2回に分けて行っておりダブルバッファリングなどを行ってはいないので、LUTメモリ5のメモリサイズが増加することはない。
なお、図3においては1回目で偶数アドレスを書き換え、2回目に奇数アドレスを書き換える例について示したが、これには限定されない。1回目で奇数アドレスを書き換え、2回目に偶数アドレスを書き換えてもよい。また、LUTの書き換え回数も2回に限定はしない。
更に、LUTメモリ5は、2ポートRAM又は1ポートRAMなどで構成することができる。2ポートRAMの場合は、ライト1チャンネルの書き込みとリード1チャンネルの読み出しが同時に実行可能なものを用いる。また、1ポートRAMの場合は物理的に2つのRAMで構成し、ライト1チャンネルの書き込みとリード1チャンネルの読み出しとが選択可能なものを用いる。
[第2実施形態]
以下では、本発明の第2実施形態について説明する。まず、第2実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図4について説明する。
図4に示すように、画像表示装置22は、主に、画像形成部1と、LUT形成部2と、画像処理部11と、画像表示部7とから構成される。第2実施形態に係る画像表示装置22は、第1実施形態に示した画像表示装置21と画像処理部11の構成のみが異なるため、以下では画像処理部11の構成について主に説明する。
画像処理部11は、LUT書き込み制御部3と、LUT読み出し制御部4と、LUTメモリ5と、補間処理部8とを備える。画像処理部11も、前述した画像処理装置として機能する。なお、LUT書き込み制御部3及びLUTメモリ5は、第1実施形態に示したものと同様であるため説明を省略する。
LUT読み出し制御部4は、画像形成部1より画像データに対応する信号S1を取得し、その画像データをLUTメモリ5のアドレス信号S11として使用して、LUTメモリ5から読み出しデータS12、S13を取得する。読み出しデータS12、S13の2つのデータを取得するのは、LUT変換すべき階調値に対応するアドレス内容が現在書き換え中であれば、読み出しデータS12、S13の2つのデータを用いて補間により、対応するデータを生成するためである。LUT読み出し制御部4は、読み出しデータS12、S13として、現在書き換え中であるアドレスの近傍にあるアドレス内のデータを読み出す。LUT読み出し制御部4は、こうして読み出した読み出しデータS12、S13に対応する信号S41及びS42を補間処理部8に供給する。なお、LUT変換すべき階調値に対応するアドレス内容が現在書き換え中でなければ、補間を行う必要は無いので、LUT読み出し制御部4は、LUTメモリ5から読み出しデータS12又はS13のみを取得するものとする。
補間処理部8は、LUT読み出し制御部4から取得した信号S41、S42に基づいて補間(以下、「補間処理」とも呼ぶ)を行う。補間処理部8は、取得した信号S41、S42を線形補間などによって補間処理を行う。補間処理部8は、こうして補間した画像データに対応する信号S5を画像表示部7に供給する。なお、LUT変換すべき階調値に対応するアドレス内容が現在書き換え中でなかった場合は、補間処理部8は補間処理を行わない。以上のように、補間処理部8は、前述した補間手段として機能する。
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態に係るLUTの書き換え方法、及び書き換え時のLUTの読み出し方法について説明する。なお、以下で説明するLUTの書き込み及び読み出しは、前述したLUT書き込み制御部3及びLUT読み出し制御部4が行うものとする。また、図5では、LUTを記憶するLUTメモリ5がライト1チャンネルとリード2チャンネルが同時処理可能な1つのRAMで構成されているものについて示す。
図5(a)は、LUTの書き換えが行われていない通常時のLUTの読み出しについて示している。符号31はLUTメモリ5に記憶されているLUTを示し、その中に書かれた数字はLUTのアドレス番号を示す。このアドレスに階調値(アドレス内容)が対応付けられている。図5(a)に示すように、LUT31の書き換えが行われていない通常時では、LUT読み出し制御部4はLUT31の全てのアドレス内容を読み出して、LUT変換後の画像データに対応する信号S5を出力している。
図5(b)は、LUTの1回目の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。第2実施形態においても、LUT書き込み制御部3は、偶数アドレスと奇数アドレスを別々にして2回に分けてLUTの書き換えを行う。1回目は、LUT書き込み制御部3はLUTの偶数アドレス内のデータのみを新たなアドレス内容で書き換える(矢印S2で示す)。よって、1回目の書き換え終了後のLUT(符号32で示す)は、偶数アドレス内のデータのみが書き換えられ、奇数アドレス内のデータはそのままである。
一方、LUT読み出し制御部4は、LUT32の偶数アドレス内のデータが書き換えられているときは、書き換えが行われていないLUT32の奇数アドレス内のデータを読み出す。このとき、LUT変換すべき画像データの階調値が偶数であった場合(即ち、画像データの階調値に対応するアドレス内容が書き換え途中である場合)、LUT読み出し制御部4は、当該アドレスに隣接する奇数アドレスのデータを2つ読み出す。そして、補間処理部8は、その2つのアドレス内容に基づいて補間処理を行う。また、LUT変換すべき画像データの階調値が奇数であった場合(即ち、画像データの階調値に対応するアドレス内容が書き換え途中でない場合)、LUT読み出し制御部4は、当該アドレス内容のみを読み出す。この場合、補間処理部8は補間処理を行わない。このようにして、補間処理部8で処理されたデータに対応する信号S5が生成される。
図5(c)は、LUTの2回目の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。2回目では、LUT書き込み制御部3はLUTの奇数アドレス内のデータを新たなアドレス内容で書き換える(矢印S2で示す)。よって、2回目の書き換え終了後のLUT(符号33で示す)は、偶数アドレス内のデータ及び奇数アドレス内のデータ全てが書き換えられている。一方、LUT読み出し制御部4は、LUT33の奇数アドレス内のデータが書き換えられているときは、既に書き込みが完了している偶数アドレス内のデータを読み出す。そして、補間処理部8は、LUT変換すべき画像データの階調値が奇数であった場合、当該アドレスに隣接する2つの偶数アドレスのデータで補間処理を行う。また、LUT変換すべき画像データの階調値が偶数であった場合、補間処理部8は補間処理を行わず当該階調値に対応するアドレス内容をそのまま用いる。このようにして、補間処理部8で処理されたデータに対応する信号S5が生成される。以上のように、LUT書き込み制御部3は、LUT31から図5(d)に示すLUT34へと完全に書き換える。
このように第2実施形態でも、LUT書き込み制御部3は2回に分けてLUTのアドレス内容を書き換え、LUT読み出し制御部4は書き換え途中でないアドレス内容を読み出す。更に、第2実施形態では、LUT読み出し制御部4が読み出したアドレス内のデータに基づいて補間処理部8が補間処理を行う。これにより、LUTの書き換え中でも表示される画像の質は低下しない。
次に、第2実施形態に係るLUTメモリ5の構成例について図6を用いて説明する。
図6(a)には、LUTメモリ5をライト1チャンネルとリード1チャンネルの同時処理可能な2ポートRAMを2つ用いて構成した例について示す。図6(a)に示すように、LUTメモリ5は、物理的に2つのRAM(LUTメモリ51とLUTメモリ52)を備える。この場合、LUT書き込み制御部3は、LUTメモリ51及びLUTメモリ52を同時に書き換える。また、LUT読み出し制御部4は、LUTメモリ51及びLUTメモリ52を同時に読み出す。
図6(b)には、LUTメモリ5をライト1チャンネルとリード1チャンネルの選択可能な1ポートRAMを4つ用いて構成した例について示す。LUTメモリ5は物理的に4つのRAM(LUTメモリ51とLUTメモリ52とLUTメモリ53とLUTメモリ54)を備える。この場合、LUT書き込み制御部3は、偶数アドレスを書き換える場合はLUTメモリ51及びLUTメモリ53を選択して同時に書き換え、奇数アドレスを書き換える場合はLUTメモリ52及びLUTメモリ54を選択して同時に書き換える。また、LUT読み出し制御部4は、偶数アドレスが書き換えられている場合はLUTメモリ52及びLUTメモリ54を選択して同時に読み出し、奇数アドレスが書き換えられている場合はLUTメモリ51及びLUTメモリ53を選択して同時に読み出す。
図7に、上記の図6(a)の2ポートRAMを2つ用いてLUTメモリ5を構成した場合の、LUT内の読み出されるアドレス内容について示す。図7において、「LUT(x)」はLUTにおけるアドレス(x)内のデータ(即ち、階調値)を示す。更に、LUTメモリ51が記憶するLUTを「LUT51」とし、LUTメモリ52が記憶するLUTを「LUT52」と表記する。また、「&」は読み出されたデータに対して補間処理を行うことを示す。
まず、LUTの偶数アドレスが書き換え中であり、画像データの階調値が偶数(=2k)である場合について説明する。即ち、画像データの階調値に対応するLUTのアドレス内容が書き換え中である場合である。このとき、kが偶数であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUTメモリ51が記憶するLUT51のアドレス(k+1)内のデータLUT51(k+1)と、LUTメモリ52が記憶するLUT52のアドレス(k−1)内のデータLUT52(k−1)とを取得する。例えば、画像データの階調値が「4」であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUT51のアドレス(3)に対応するデータとLUT52のアドレス(1)に対応するデータを取得する。そして、補間処理部8は、LUT読み出し制御部4から取得したLUT51(k+1)とLUT52(k−1)を用いて補間処理する。
一方、kが奇数であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUT51(k)とLUT52(k)を取得する。例えば、画像データの階調値が「6」であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUT51のアドレス(3)に対応するデータとLUT52のアドレス(3)に対応するデータを取得する。そして、補間処理部8は上記のLUT51(k)とLUT52(k)を用いて補間処理する。
次に、LUTの偶数アドレスが書き換え中であり、画像データの階調値が奇数(=2k+1)である場合について説明する。LUT読み出し制御部4は、kが偶数である場合はLUT51(k+1)を取得し、kが偶数である場合はLUT52(k)を取得する。以上のような場合は、画像データの階調値に対応するLUT内のアドレスが書き換え中ではないため、補間処理は行われない。
更に、LUTの奇数アドレスが書き換え中である場合も、図7に示す方法で、LUT読み出し制御部4はLUT内のアドレス内容を読み出す。
即ち、LUTの奇数アドレスが書き換え中であり、画像データの階調値が奇数(=2k+1)である場合について説明する。LUT読み出し制御部4は、kが偶数である場合はLUT51(k)を取得し、kが奇数である場合はLUT52(k−1)を取得する。以上のような場合は、画像データの階調値に対応するLUT内のアドレスが書き換え中ではないため、補間処理は行われない。
次に、LUTの奇数アドレスが書き換え中であり、画像データの階調値が奇数(=2k+1)である場合について説明する。即ち、画像データの階調値に対応するLUTのアドレス内容が書き換え中である場合である。このとき、kが偶数であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUTメモリ51が記憶するLUT51のアドレス(k)内のデータLUT51(k)と、LUTメモリ52が記憶するLUT52のアドレス(k)内のデータLUT52(k)とを取得する。そして、補間処理部8は、LUT読み出し制御部4から取得したLUT51(k)とLUT52(k)を用いて補間処理する。
一方、kが奇数であった場合、LUT読み出し制御部4は、LUT51(k+1)とLUT52(k−1)を取得する。そして、補間処理部8は上記のLUT51(k+1)とLUT52(k−1)を用いて補間処理する。
[第3実施形態]
以下では、本発明の第3実施形態について説明する。
図8に、第3実施形態に係るLUTの書き換え方法、及びLUTの読み出し方法について示す。なお、図8で示すLUTの書き換え方法及び読み出し方法は、前述の第1実施形態で示した画像処理部10が行う。
図8(a)は、LUTの書き換えが行われていない通常時のLUTの読み出しについて示している。図8(a)に示すように、LUT62は、LUT60とLUT61を備える。LUT60は、アドレス内にデータは何も入っていない(即ち、ヌルデータが挿入されている)。LUT61は、処理すべき画像データの階調数に対応するLUTを有している。即ち、LUT61は第1のルックアップテーブルとして機能し、LUT60は第2のルックアップテーブルとして機能する。図8(a)に示すように、LUT62の書き換えが行われていない通常時では、LUT読み出し制御部4はLUT61のアドレス内容のみを読み出して、LUT変換後の画像データに対応する信号S3を出力している。
図8(b)は、上記のLUT62の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。第3実施形態においては、LUT書き込み制御部3は、LUT62を1回で書き換える。具体的には、LUT書き込み制御部3は、LUT61の偶数アドレス(奇数アドレスでもよい)と、ヌルデータが挿入されたLUT60とを一度に書き換える(符号S2で示す)。この場合、LUT書き込み制御部3は、LUT61の偶数アドレスを新たなLUTの偶数アドレスに対応するデータで書き換え、LUT60には新たなLUTの奇数アドレスに対応するデータを書き込む。これにより、書き換え終了後のLUT63では、新たなLUTのアドレス内容が全て書き込まれ、書き換え前のLUTの奇数アドレスの内容はそのままとなっている。
このとき、LUT読み出し制御部4は、上記のような書き換え中は書き換えが行われていない奇数アドレス内のデータのみを読み出す。そして、LUT読み出し制御部4は、LUT変換された画像データに対応する信号S3を出力する。
図8(c)には、新たなLUTのアドレス内容が全て書き換えられたときのLUT64について示す。LUTのアドレス内容の書き込みが全て終了したとき、LUT書き込み制御部3は、LUT63において書き込みを行わなかった奇数アドレスにヌルデータを挿入する。これにより、図8(c)に示す新たなLUT64が生成される。そして、LUT読み出し制御部4は、LUT64のヌルデータでないアドレス内容のみを読み出す。なお、上記では、ヌルデータを挿入するものについて示したがこれに限定はされない。例えば、ヌルデータを挿入しないで、任意の値を挿入してもよい。この場合は、挿入された任意のデータをLUT変換に用いないようにする。
以上のように第3実施形態では、ヌルデータが挿入された第2のルックアップテーブルを利用して、LUT書き換え制御部3は1回でLUTの書き換えを行う。これにより、LUTの偶数アドレス又は奇数アドレスのいずれか一方のアドレス内容のみを用いてLUT変換する期間を短くすることができる。よって、前述した実施形態よりも表示される画像に違和感を生じさせない。また、LUTを0、1、2、・・・と通常の順序で書き換えができるので、LUT書き込み制御部3などの制御が簡単になる。
次に、第3実施形態に係る変形例について説明する。本変形例では、前述したLUTの書き込み方法及び読み出し方法を第2実施形態で示した画像処理部11で行うものである。
図9に、第3実施形態の変形例に係るLUTの書き換え方法、及びLUTの書き換え時の読み出し方法について示す。
図9(a)は、LUTの書き換えが行われていない通常時のLUTの読み出しについて示しており、図8(a)と同様である。図9(b)には、LUT62の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す。この場合、LUT書き込み制御部3によるLUTの書き換え方法は前述したものと同様である。
本変形例では、LUT読み出し制御部4が読み出したデータを補間処理部8が補間処理する点で前述したものとは異なる。LUT読み出し制御部4は、画像データの階調値に対応するアドレスが書き換え途中である場合、当該アドレスに隣接する書き込み中でないアドレス内容を2つ読み出す。そして、補間処理部8は、その2つのアドレス内容に基づいて補間処理を行う。また、画像データの階調値に対応するアドレスが書き換え途中でない場合、LUT読み出し制御部4は、当該アドレスのデータのみを読み出す。この場合、補間処理部8は補間処理を行わない。このようにして、補間処理部8で処理されたデータに対応する信号S5が生成される。
以上のように、第3実施形態に係るLUTの書き換え方法及び読み出し方法に、補間処理部8による補間処理を付加することもできる。これにより、表示される画像を高品質にすることができる。
[第4実施形態]
以下では、第4実施形態に係るLUTの書き換え方法、及びLUTの書き換え時の読み出し方法について説明する。
図10は、LUT変換に用いるLUTパターンA3について示している。図10において、横軸は入力階調値(LUTのアドレスに対応する)を示し、縦軸に出力階調値を示す。領域B1はLUTの範囲を示し(以下、領域B1を有するLUTを「基本LUT」と呼ぶ)、入力画像データの階調数が「256」階調であれば領域B1は均等に「256」分割されている。よって、基本LUTは「256」個のアドレスを有することになる。第4実施形態では、LUTパターンA3の特性曲線において傾きが急である領域B2内に、補助LUT(破線B3で示す)を挿入する。即ち、領域B2内を細かく分割する。補助LUTは、領域B2内を細かく分割することによって生じた階調値に対応する。これにより、入力された画像データの階調値が領域B2内にある場合、この階調値は詳細にLUT変換されることになる。
本実施形態では、補助LUTは基本LUTの1/2のサイズを有する。即ち、基本LUTが「256」個のアドレスを有していれば、補助LUTは「128」個のアドレスを有する。また、補助LUTのアドレス内のデータは、基本LUTのアドレス内のデータの中間値を有するものとする。以上より、基本LUTは第1のルックアップテーブルとして機能し、補助LUTは第2のルックアップテーブルとして機能する。
次に、上記の補助LUTを用いた第4実施形態に係るLUTの書き換え方法と読み出し方法について図11を用いて説明する。
図11(a)は、LUTの書き換えが行われていない通常時のLUTの読み出しについて示している。図11(a)に示すように、LUT72は、基本LUT71aと補助LUT70aを備える。ここでは、説明の便宜のため、基本LUT71aを4ビット(16階調)とし、補助LUT70aを3ビット(8階調)とした場合のものについて示す。補助LUT70aは、基本LUT71aの半分のサイズを有しており、補助LUT70aのアドレス番号を「0.5、1.5、2.5、3.5・・・」のように示すものとする。LUT72の書き換えが行われていない通常時では、LUT読み出し制御部4は基本LUT71aと補助LUT70aの両方のアドレス内容を読み出して、LUT変換後の画像データに対応する信号S3を出力している。これにより、LUTパターンA3において傾きが大きい階調領域を高画質に表示することができる。
図11(b)は、1回目のLUT72の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。第4実施形態では、3回に分けてLUTの書き換えを行う。また、書き換える新たなLUTは、基本LUT71bと補助LUT70bを有するものとする。まず、1回目では、LUT書き込み制御部3はLUT72内の補助LUT70aのみを、新たな基本LUT71bの偶数アドレスのデータで書き換える(符号S2で示す)。これにより、書き換え終了後のLUT73では、新たなLUTの基本LUT71bの偶数アドレスの内容が書き込まれ、元の基本LUT71aのアドレスの内容は全てそのままとなっている。
上記の書き換え途中の際、LUT読み出し制御部4は、書き換えが行われていない基本LUT71aのアドレス内容を全て読み出す。そして、LUT読み出し制御部4は、LUT変換された画像データに対応する信号S3を出力する。
図11(c)は、2回目のLUT72の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。2回目では、LUT書き込み制御部3は元の基本LUT71aの偶数アドレスの内容を、新たな基本LUT71bの奇数アドレスのデータで書き換える。これにより、書き換え終了後のLUT74では、新たな基本LUT71bのアドレス内容が全て書き込まれ、元の基本LUT71aの奇数アドレスの内容はそのままとなっている。書き換え途中の際、LUT読み出し制御部4は、書き換えが行われていない元の基本LUT71aの奇数アドレスの内容のみを読み出す。
図11(d)は、3回目のLUT72の書き換えが行われている際のLUTの書き換え及び読み出しについて示す図である。3回目では、LUT書き込み制御部3は元の基本LUT71aの奇数アドレスの内容を、新たな補助LUT70bのデータで書き換える。これにより、書き換え終了後のLUT75では、新たなLUTの基本LUT71bと補助LUT70bの内容にて全て書き換えられている。3回目の書き換え途中では、LUT読み出し制御部4は、そのとき書き換えが行われていない、新たな基本LUT71bの内容を全て読み出す。以上の処理が終了すると、新たな基本LUT71bと補助LUT70bを有するLUTとなり、LUT読み出し制御部4は、この新たなLUTの内容を全て読み出す。
このように、第4実施形態では補助LUTを利用して、LUT書き込み制御部3は3回に分けてLUTの書き換えを行う。単に、偶数アドレスを新しい偶数アドレスのアドレス内容で書き換えたり(以下、「偶数→偶数」などとして示す)、補助→補助と書き換えたりすると、アドレス間隔が「0.5」や「1」や「2」である場合が混在して不揃いなタイミングが生じ、表示される画像に対して違和感が生じてしまう。しかし、第4実施形態の方法では、偶数→奇数→補助と書き換えているため、基本LUT(LUT全体ではない)を使う期間が上記の場合よりも長くなる。したがって、第4実施形態の方法は、基本LUTは必ずアドレスが「1」刻みであるので、補間なしでの画質も違和感を生じず、補間する場合の回路も簡略に構成することができる。
次に、第4実施形態に係る変形例について説明する。本変形例では、前述したLUTの書き込み方法及び読み出し方法を第2実施形態で示した画像処理部11で行うものについて示す。
図12に、第3実施形態の変形例に係るLUTの書き換え方法、及びLUTの書き換え時の読み出し方法について示す。
図12(a)、(b)は、上記した図11(a)、(b)と同様である。本変形例においては、図12(c)に示すように、2回目のLUT72の書き換え時において補間処理を行っている点で前述したものとは異なる。2回目の書き換え時において補間処理を行うのは、読み出されるLUTが奇数アドレスのみとなるためである。第4実施形態では、読み出されるLUTが奇数アドレスのみとなるのは2回目の書き換え時のみである。なお、補間処理は、第2実施形態にて示した画像処理部11の補間処理部8が行う。この補間処理は、前述したものと同様であるため説明は省略する。
以上のように、第4実施形態に係るLUTの書き換え方法及び読み出し方法に、補間処理部8による補間処理を付加することもできる。これにより、表示される画像を高品質にすることができる。また、補間処理を行う期間が短いため、補間処理のための演算回路を簡単なものにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 LUT変換の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るLUTメモリの構成例を示す図である。 LUTから読み出されるアドレス内容を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。 第3実施形態に係る他のLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るLUT変換を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。 第4実施形態に係る他のLUTの書き換え方法と読み出し方法を示す図である。
符号の説明
1 画像形成部、 2 LUT形成部、 3 LUT書き込み制御部、 4 LUT読み出し制御部、 5 LUTメモリ、 7 画像表示部、 8 補間処理部、 10、11 画像処理部、 21、22 画像表示装置

Claims (4)

  1. 処理すべき画像データを取得する手段と、
    アドレス内のデータとして階調値を有するルックアップテーブルを記憶するルックアップテーブル記憶手段と、
    前記取得した画像データの階調値に基づいて前記ルックアップテーブルのアドレス内のデータを読み出す手段と、
    前記ルックアップテーブルのアドレス内のデータを複数回に分けて書き込むことでデータを書き換える書き込み手段と、を有し、
    前記読み出し手段は、読み出すべきアドレス内のデータに前記書き込み手段が書き込みを行っているかどうかを判断し、書き込みを行なっていないときは、前記読み出すべきアドレス内のデータを読み出し、書き込みを行なっているときは、書き込み中の前記読み出すべきアドレスに隣接する両側の書き込みが行われていない2つのアドレス内のデータを読み出して補間することによって、前記取得した画像データの階調値を変換する処理を行なうことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記ルックアップテーブルの偶数アドレスと奇数アドレスを別々にしてアドレス内のデータを書き込むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ルックアップテーブルは、前記取得した画像データの階調数に対応する第1のルックアップテーブルと、第2のルックアップテーブルと、を有し、
    前記書き込み手段は、前記第1のルックアップテーブルの一部と前記第2のルックアップテーブルに対して前記第1のルックアップテーブルのデータ数に相当する前記階調数分のアドレス内のデータを書き込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2のルックアップテーブルは、前記第1のルックアップテーブルの半分のアドレス数であり、
    前記書き込み手段は、3回に分けて書き込むことでデータを書き換え、1回目に前記第2のルックアップテーブルにアドレス内のデータを書き込み、2回目に前記第1のルックアップテーブルの偶数アドレス又は奇数アドレスにアドレス内のデータを書き込み、3回目に前記第1のルックアップテーブルの2回目に書き換えなかった偶数アドレス又は奇数アドレスにアドレス内のデータを書き込むことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
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