JP3706830B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力画像に対して像域分離を行う画像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力した連続階調の画像が文字画像・写真画像・網点画像の何れであるかを判定(像域判定)し、それぞれの像域に最適な画像処理を行う像域分離処理回路が知られている。
【0003】
図37は、従来の像域分離処理回路の構成例を示す図である。入力画像を拡大縮小部1で拡大・縮小処理してから像域分離処理回路2へ入力する。像域分離処理回路2は、文字・写真・網点対応処理部3と文字・写真・網点判定回路4とで構成されている。文字・写真・網点判定回路4は判定結果を文字・写真・網点対応処理部3へ与え、当該文字・写真・網点対応処理部3が判定結果に基づいて文字・写真・網点の各像域に対応した処理を行うものである。
【0004】
また、図38は他の像域分離処理回路の構成例を示す図である。同図に示す例では、像域分離処理回路2の前段にエッジ強調部5を設け、入力画像をエッジ強調部5でエッジ強調処理してから文字・写真・網点判定回路4及び文字・写真・網点対応処理部3へ入力するように構成している。
【0005】
ところが、像域分離処理の前に拡大・縮小処理やエッジ強調処理を行うと、像域判定の精度、特に網点画像の検出精度が落ち、正常に像域分離処理が出来なくなる問題が発生した。
【0006】
一般的に、網点画像の判定方法としては画像の周期性に着目して網判定を行う方法が用いられるが、拡大縮小処理により周期構造の変化した画像に対しては、正常な判定が困難になる。
【0007】
その対策として、固定された幾つかの倍率に対して、像域判定のパラメータ値を切り替えて対応する事が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、幾つかの固定された倍率に対して像域判定のパラメータ値を切り替えて対応する方式では、主・副走査方向の任意の倍率設定に対応し、かつエッジ強調やガンマ補正等の任意の画処理順序に対応させる事は、極めて困難である。
【0009】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、像域分離処理の前に、任意倍率の拡大縮小処理を可能とする画像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
また本発明は、像域分離処理の前に、拡大縮小処理やエッジ強調、ガンマ補正等の任意の画処理順序設定を可能とする画像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像信号処理装置は、画像の各画素が網点であるか否かを判定し判定結果を示す網点情報を出力すると共に、前記画像を出力する網点判定手段と、前記画像に対して、拡大縮小処理とエッジ強調処理とのうちの少なくとも一方を含む画像処理を行い処理された画像を出力すると共に、前記網点判定手段から出力された前記網点情報を基に、該処理された画像の各画素が網点であるか否かを示す網点情報を出力する画像処理手段と、前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点であることを示せば該画素は網点であると判定し、前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点でないことを示せば該画素は文字又は写真であると判定する像域判定手段と、前記像域判定手段によって判定された結果に基づいて、前記画像処理手段から出力された画像の、網点・文字・写真の各像域に対して処理を行う像域分離処理手段と、を備える。
【0012】
本発明では、最初に網点判定を行い、拡大縮小処理やエッジ強調処理画像処理などの画像処理の後に該網点判定の結果を用いて像域判定を行うことによって、像域分離処理の前に拡大縮小処理やエッジ強調処理を行なっても、拡大縮小処理やエッジ強調処理の影響を受けずに精度良く像域判定ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、画像の各画素が網点であるか否かを判定し判定結果を示す網点情報を出力すると共に、前記画像を出力する網点判定手段と、前記画像に対して、拡大縮小処理とエッジ強調処理とのうちの少なくとも一方を含む画像処理を行い処理された画像を出力すると共に、前記網点判定手段から出力された前記網点情報を基に、該処理された画像の各画素が網点であるか否かを示す網点情報を出力する画像処理手段と、前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点であることを示せば該画素は網点であると判定し、前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点でないことを示せば該画素は文字又は写真であると判定する像域判定手段と、前記像域判定手段によって判定された結果に基づいて、前記画像処理手段から出力された画像の、網点・文字・写真の各像域に対して処理を行う像域分離処理手段と、を備えることを特徴とする画像信号処理装置である。
【0018】
このような構成を採用したことにより、像域分離処理の前に拡大縮小処理やエッジ強調処理を行なっても、拡大縮小処理やエッジ強調処理の影響を受けずに精度良く像域判定ができる。
【0019】
本発明の第2の態様は、第1の態様の画像信号処理装置において、前記画像処理手段は、拡大縮小処理を行う拡大縮小ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、前記拡大縮小ブロックは、前記複数の処理ブロックのうちの前記拡大縮小ブロックの直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対して拡大縮小処理を行い拡大縮小された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記拡大縮小ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を基に、拡大縮小処理された画像の各画素が網点であるか否かを示す網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力する。
【0020】
これにより、画像処理手段が拡大縮小処理を行う拡大縮小ブロックを含みどのような順序で処理が行われても、拡大縮小ブロックは拡大縮小された画像の網点情報を出力し、画像処理手段は処理された画像の網点情報を像域判定手段へ出力することができる。
【0021】
本発明の第3の態様は、第の態様の画像信号処理装置において、前記画像処理手段は、エッジ強調を行うエッジ強調ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、前記エッジ強調ブロックは、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対してエッジ強調処理を行いエッジ強調された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記エッジ強調ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力する。
【0022】
これにより、画像処理手段がエッジ強調処理を行うエッジ強調ブロックを含みどのような順序で処理が行われても、エッジ強調ブロックは入力された網点情報を出力し、画像処理手段は処理された画像の網点情報を像域判定手段へ出力することができる。
【0023】
本発明の第4の態様は、第の態様の画像信号処理装置において、前記画像処理手段は、ガンマ補正を行うガンマ補正ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、前記ガンマ補正ブロックは、前記複数の処理ブロックのうちの前記ガンマ補正ブロックの直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対してガンマ補正処理を行いガンマ補正された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記ガンマ補正ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力する。
【0024】
これにより、画像処理手段がガンマ補正処理を行うガンマ補正ブロックを含みどのような順序で処理が行われても、ガンマ補正ブロックは入力された網点情報を出力し、画像処理手段は処理された画像の網点情報を像域判定手段へ出力することができる。
【0025】
本発明の第5の態様は、第の態様の画像信号処理装置において、前記画像処理手段は、前記網点判定手段から出力された画像に対して処理を行う複数の処理ブロックと、前記複数の処理ブロックによって処理された画像と、該画像の各画素が網点か否かを示す網点情報とを圧縮する圧縮ブロックと、前記圧縮ブロックによって圧縮された画像と網点情報とを記憶するメモリと、前記メモリに記憶された圧縮された画像と網点情報とを読み出し、前記複数の処理ブロックによって処理された画像と前記網点情報とを復元し前記像域判定手段へ出力する復元ブロックと、を有する。
【0026】
複数の処理ブロックによって処理された画像と該画像の網点情報とを圧縮しメモリに保存し、復元した画像と網点情報とを像域判定手段に出力する。このような構成によって、圧縮復元処理を行っても処理された画像の網点情報を像域判定手段に出力することができる。
【0027】
本発明の第6の態様は、第1の態様の画像信号処理装置において、前記像域分離処理手段は、前記画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してハーフトーン処理を行う。
【0028】
これにより、画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してハーフトーン処理を行うことができる。
【0030】
本発明の第7の態様は、第1の態様の画像信号処理装置において、前記像域分離処理手段は、前記画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してPWM制御を行う。
【0031】
これにより、画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してPWM制御を行うことができる。
【0056】
以下、本発明の画像信号処理装置に関する実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0057】
(実施の形態1)
本実施の形態1は、各種画像処理後に像域分離処理し、画像に適応したハーフトーン処理を実施する例である。
【0058】
図1は実施の形態1に係る画像信号処理装置の全体構成図である。画像信号処理装置100は、画像読み取り装置101で読み取られた画像データを入力画像とする。画像信号処理装置100では、入力画像が最初に網点判定情報付加回路102に供給され、網点判定後に各画像処理ブロック(エッジ強調回路103、拡大縮小回路104、ガンマ補正回路105)へ供給されるように構成されている。
【0059】
網点判定情報付加回路102は、1画素毎に網点画像であるか否かを判定し、その判定結果を網点情報データDDaとして、画像データDDpと同期してその他の画像処理ブロックに出力する。
【0060】
エッジ強調回路103、拡大縮小回路104、ガンマ補正回路105は、各々の入力段に一対のセレクタ(107,108)、(109,110)、(111,112)が設けられている。一方のセレクタ(107,109,111)には網点判定情報付加回路102の出力する画像データ及び他の各画像処理ブロック(103,104,105)の出力する処理結果が入力され、他方のセレクタ(108,110,112)には網点判定情報付加回路102の出力する判定結果及び他の各画像処理ブロック(103,104,105)から画処理データと同期して出力される網点情報データが入力される。
【0061】
各画像処理ブロック(103,104,105)へ画像データを入力する順番は、画像処理順制御回路106が一方のセレクタ(107,109,111)を制御することにより決めている。また、画像処理順制御回路106は画像データと同期して対応する網点情報データが各画像処理ブロック(103,104,105)へ入力されるように他方のセレクタ(108,110,112)を制御している。さらに、画像処理順制御回路106は、一対のセレクタ113、114を制御して画処理結果及び対応する網点情報データを、後段の像域分離処理回路115へ出力するようにしている。
【0062】
像域分離処理回路115は、文字・写真・網点判定回路116と、文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117とから構成されている。なお、本実施の形態では、文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117の出力信号をコーデック回路118で符号化してからモデム119を介して送信するように構成している。文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117以降の処理についてはアプリケーションに応じて変形可能であり、送信する場合に限定されるものではない。
【0063】
次に以上のように構成された本実施の形態の概略的な動作について説明する。
【0064】
画像読み取り装置101で読み取られた画像データが、各画像処理ブロック(103、104、105)で処理される前に、網点判定情報付加回路102により画素毎に網点判定される。画像データ及び網点情報データは、画像処理順制御回路106の制御下で所定順に各画像処理ブロック(103、104、105)へ入力され、画像データがそれぞれ画像処理される。そして、任意の画処理順序の画像処理が終了した画像データDSpと対応する網点情報データDSaとは、像域分離処理回路115の文字・写真・網点判定回路116及び文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117へ入力される。ただし、文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117へは画像データのみが入力される。
【0065】
文字・写真・網点判定回路116では、網点情報データDSaに基づいて画素毎に文字、写真または網点写真かの判定を行う。具体的には、まず網点情報データDSaで入力画素が網点写真であるか否かを判定し、非網点写真部と判定された画素をさらに画像データDSpの特徴(近傍画素との変化量、空間周波数分布等)から写真か文字かを判定する。
【0066】
文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117は、文字・写真・網点判定回路116から出力される判定結果(文字、写真、網点)に従って夫々に適した最適なハーフトーン処理を選択する。
【0067】
ハーフトーン処理の選択一例を示す。例えば、文字判定結果に対しては単純2値化、写真判定結果に対しては写真用ハーフトーン処理、網点判定結果に対してはモアレ抑圧フィルタ処理後に網点画像用ハーフトーン処理を実施する。これにより、文字部は解像性・鮮鋭性が高く、写真部は階調性が高く、網点部はモアレが無く階調性が高いハーフトン画像が得られる。
【0068】
次に、網判定情報付加回路102の具体的な構成及び動作について説明する。
【0069】
図2は、網点判定情報付加回路102の構成図である。網判定情報付加回路102は、4×4シフト回路201の入力段に直列接続した3つのラインメモリ202,203,204を設置し、4×4の画素データを生成するように構成されている。4×4シフト回路201の出力段には45度方向パワースペクトラム演算回路205と、135度方向パワースペクトラム演算回路206とが並列に設置されている。45度方向パワースペクトラム演算回路205は、注目画素の周囲45度方向のパワースペクトラムを演算で求める回路であり、135度方向パワースペクトラム演算回路206は注目画素の周囲135度方向のパワースペクトラムを演算で求める回路である。注目画素の周囲45度方向のパワースペクトラム、135度方向のパワースペクトラムが所定のスライスレベル以上であれば網点写真部であると判定する。
【0070】
45度方向パワースペクトラム演算回路205は、R成分の2次元DFT係数を発生する係数発生器221、この係数発生器221が発生する2次元DFT係数と4×4シフト回路201から出力される4×4の画像データとの畳み込み演算を実行する畳み込み演算器222、畳み込み演算器222の出力を2乗演算する2乗演算器223を有する。また、I成分の2次元DFT係数を発生する係数発生器224、この係数発生器224が発生する2次元DFT係数と4×4シフト回路201から出力される4×4の画像データとの畳み込み演算を実行する畳み込み演算器225、畳み込み演算器225の出力を2乗演算する2乗演算器226を有する。さらに、2乗演算器223及び226の出力を加算する加算器227を有する。
【0071】
135度方向パワースペクトラム演算回路206は、45度方向パワースペクトラム演算回路205と同様に構成されている。すなわち、R成分の2次元DFT係数を発生する係数発生器231、この係数発生器231が発生する2次元DFT係数と4×4シフト回路201から出力される4×4の画像データとの畳み込み演算を実行する畳み込み演算器232、畳み込み演算器232の出力を2乗演算する2乗演算器233を有する。また、I成分の2次元DFT係数を発生する係数発生器234、この係数発生器234が発生する2次元DFT係数と4×4シフト回路201から出力される4×4の画像データとの畳み込み演算を実行する畳み込み演算器235、畳み込み演算器235の出力を2乗演算する2乗演算器236を有する。さらに、2乗演算器233及び236の出力を加算する加算器237を有する。
【0072】
このように構成された45度方向パワースペクトラム演算回路205並びに135度方向パワースペクトラム演算回路206は、以下の演算式に従った演算を実行する。
【0073】
【数1】
Figure 0003706830
図3は上記畳み込み演算を実施するための畳み込み演算回路222、232の構成を示しており、図4は畳み込み演算回路222、232に組み込まれた掛け算器(MP)の構成を示している。掛け算器(MP)は、P(X,Y)が0,±1の値しか取らない為、セレクタを用いた回路構成が可能である。
【0074】
図5(a)〜(d)は畳み込み演算回路222、232へ入力するR45(X,Y),I45(X,Y),R135(X,Y),I135(X,Y)のテーブルデータの一例を示している。図5(a)は係数発生器221が発生する係数パターン、同図(b)は係数発生器224が発生する係数パターン、同図(c)は係数発生器231が発生する係数パターン、同図(d)は係数発生器234が発生する係数パターンを夫々示している。
【0075】
このようにして、45度方向パワースペクトラム演算回路205から出力される演算結果はコンパレータ207に出力され、135度方向パワースペクトラム演算回路206から出力される演算結果はコンパレータ208に出力さる。
【0076】
コンパレータ207、208にはスライスレベル制御回路209からそれぞれスライスレベルが設定されている。コンパレータ207,208の出力はANDゲート210を介して同期化処理部211へ出力される。同期化処理部211は、網点判定結果となる網判定情報Daと注目画素の画素データDpとが同期して出力される。
【0077】
このように、入力画像データを、注目画素(D1(2,2))を4×4の方形状に取り囲む16点のデータD1(X,Y)に変換し、注目画素に関して45度方向及び135度方向のパワースペクトラムを求め、それぞれ所定値以上であれば網点写真であると判定する。そして、網点判定結果である網点情報データDaと注目画素の画素データDpとを同期して出力するので、画像処理前の画像データから画素毎に網点情報データDaを得ることが出来き、後続の画像処理ブロックへ網点判定情報Daと注目画素の画素データDpとの組を提供できる。
【0078】
次に、上記画像処理ブロック103、104、105が画像データと共に網点情報データを伝搬させることについて、拡大縮小回路104を例に説明する。
【0079】
図6は拡大縮小回路104の全体構成を示す図である。同図に示す拡大縮小回路104は、拡大縮小制御回路600により発生したデータパス制御信号(SISR,SIMM,SNON,SMRI,SMO1,SMO2,SOMM)によりセレクタ(SEL1,SEL2,SEL3,SEL4,SEL5,SEL6,SEL7)の選択状態が制御され、その選択状態に応じて副走査縮小補間回路601、主走査縮小補間回路602、ラインメモリ1、ラインメモリ2、主走査拡大補間回路603の接続関係が決まる。上記接続関係は、本拡大縮小処理回路に入力した画像データ(DZpi)の処理経路(以下、「データパス」という)を決める。入力画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、拡大縮小制御回路600が決めたデータパスを経由して、セレクタ(SEL7)より画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力される。
【0080】
拡大縮小制御回路600には、ページイネーブル信号(PAGEEN)とラインイネーブル信号(EZi)、主走査拡大縮小率データ、副走査縮小率データ、副走査補間モード(SMOD)が入力する。ラインイネーブル信号(EZi)で決まる1ライン周期毎に、データパス制御信号(SISR,SIMM,SNON,SMRI,SMO1,SMO2,SOMM)を発生させる。なお、データパス制御信号は、図7に示す「データパス制御信号」の真理値表に従って制御される。
【0081】
また、拡大縮小制御回路600は、ラインメモリ1、ラインメモり2に対し、ラインメモリ制御信号を発生する。ラインメモリ1に対してはライトイネーブル(MWE1)、ライトアドレス(MWA1)、リードアドレス(MRA1)、ラインメモリ2対してはライトイネーブル(MWE2)、ライトアドレス(MWA2)、リードアドレス(MRA2)を発生する。ラインイネーブル信号(EZi)で決まる1ライン周期毎に、ラインメモリ制御信号は制御される。なお、ラインメモリ制御信号は、図8に示す「ラインメモリ制御信号」の真理値表に従って制御される。
【0082】
また、副走査縮小補間回路601には、副走査縮小処理機能設定が入力し、副走査縮小補正の機能を決定する。主走査縮小補間回路602には、主走査縮小処理機能設定が入力し、主走査縮小補正の機能を決定する。線形補間演算器104は、主走査縮小補間回路602と主走査拡大補間回路603とで共用するものであり、主走査拡大縮小率が100%以上の場合は主走査拡大補間回路603からのデータ(DS1AD,DS2AD)で補間演算し、100%未満の場合は主走査縮小補間回路602からのデータ(DS1BD,DS2BD)で補間演算する。
【0083】
次に、以上のように構成された拡大縮小処理回路の基本的な動作について説明する。本実施の形態の拡大縮小処理回路は、主走査拡大縮小補間処理が主走査拡大補間回路603と主走査縮小補間回路602とで分離して実行される。主走査縮小補間回路602による縮小補間処理は、ラインメモリ1又はラインメモリ2に書き込む前に実行され、主走査拡大補間回路603による拡大補間処理は、ラインメモリ1又はラインメモリ2から読み出した後に実行される。
【0084】
主副走査方向の縮小時は、ラインメモリ1、2のライトアドレスのカウントアップ周期を縮小率に応じてデータ入力周期より遅くし、同一アドレスに複数のデータが上書きされる事で縮小処理を実行する。
【0085】
主走査方向の拡大時は、ラインメモリ1、2のリードアドレスのカウントアップ周期を拡大率に応じてデータ入力周期より遅くし、同一アドレスのデータを複数回読み出す事により拡大処理を実行する。
【0086】
このような、主走査拡大処理を実現したことにより、データ入力周期より高速のラインメモリは必要では無くなり、データレートに起因した主走査拡大率の制限を撤廃することができる。
【0087】
また、副走査縮小率に応じて、データの入力ライン単位に、現在ラインでの画像データ出力の有効・無効と次ラインでの画像データ出力の有効・無効を演算している。画像データ出力の有効とは、当該画像データを拡大縮小処理回路から出力することを意味する。また、画像データ出力の無効とは、縮小処理又は補間処理のために当該画像データが拡大縮小処理回路から出力される対象とならないことを意味する。
【0088】
上記4つの状態に応じて副走査縮小補間回路601による副走査縮小補間処理、主走査縮小補間回路602による主走査縮小補間処理、主走査拡大補間回路603による主走査拡大補間処理のそれぞれの有効・無効と、ラインメモリ1、2に対する縮小ライト、拡大リードとを制御している。
【0089】
これにより、主走査拡大縮小処理に必要なラインメモリと副走査縮小補間処理に必要なラインメモリを、画像データの入力ライン単位に時分割で共用化して、2本のラインメモリ1、2で対応できるようにしている。
【0090】
また、次ラインでの画像データ出力が有効の場合にのみ主走査縮小補間回路602による主走査縮小補間処理とラインメモリ1、2に対する縮小ライトを実行し、次ラインでの画像データ出力が無効の場合は主走査縮小補間処理をかけずにラインメモリ1、2に等倍で書き込むものとする。
【0091】
また、現在ラインでの画像データ出力が有効の場合にのみ主走査拡大補間回路603による主走査拡大補間処理とラインメモリ1、2に対する拡大リードを実行し、入力した画像データには副走査縮小補間をかけずに後段の主走査縮小補間回路602にデータを送る。
【0092】
また、現在ラインでの画像データ無効の場合は、主走査ラインメモリのデータを等倍でリードし主走査拡大補間処理をかけずに、読み出したデータを副走査縮小補間回路601に入力し、もう一方から入力した画像データとの間で補間処理を行った後、後段の主走査縮小補間回路602にデータを送るようにしている。
【0093】
次に、上記拡大縮小処理回路による主走査拡大縮小制御及び副走査縮小制御の詳細について説明する。
【0094】
図9及び図10に、副走査補間モードが加算平均補間(SMOD=0)で副走査縮小率が100%未満(本例では71.4%)、主走査拡大縮小率が100%未満の場合のタイミング図を示す。なお、図9に示すタイミング図と図10に示すタイミング図とは一連のものである。
【0095】
拡大縮小制御回路600は、ラインイネーブル信号(EZi)の立ち上がりタイミングで、副走査の縮小率に応じて拡大縮小処理回路からデータ出力するか否かを決定する。
【0096】
図9に示すタイミングチャートにおいて、CUP2が1の場合はデータ出力し、0の場合はデータ出力しない事を表す。また、CUP1は次のラインの出力状態を表し、CUP1が1の場合は次のラインがデータ出力、CUP1が0の場合は次ラインはデータ出力しない事を表している。拡大縮小制御回路600におけるCUP1、CUP2の発生については後述する。
【0097】
a)現ラインが出力(CUP2=1),次ラインが出力(CUP1=1)の場合のデータパスについて説明する。
【0098】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601を通らずセレクタ(SEL2)を介して主走査縮小補間回路602に入力されて、主走査方向の縮小補間処理が実行される。ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスは、図10に示すようにRWAとなり主走査縮小率に応じて入力画像データクロック(CKVD)でカウントアップする場合としない場合とが存在する。カウントアップしない場合は、同一アドレスに上書きとなり、先行してライトされたデータは削除される(縮小ライト制御)。
【0099】
また、リードアドレスはERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、主走査拡大補間回路603を通らずにセレクタ(SEL7)を介して画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力する。
【0100】
b)現ラインが出力(CUP2=1),次ラインが出力無し(CUP1=0)の場合のデータパスについて説明する。
【0101】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601と主走査縮小補間回路602を通らずセレクタ(SEL1)を介して、ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリから1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスは、図10に示すようにERWAとなり、それぞれ入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。
【0102】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、主走査拡大補間回路603を通らずにセレクタ(SEL7)を介して画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力する。
【0103】
c)現ラインが出力無し(CUP2=0),次ラインが出力(CUP1=1)の場合のデータパスについて説明する。
【0104】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601の一方に入力される。後述の制御によりラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方からリードされた画像データ及び網情報データは、セレクタ(SEL5)を介して副走査縮小補間回路601のもう一方に入力される。副走査縮小補間回路601では、上記外部から入力した画像データ及び網情報データと今回帰還された画像データ及び網情報データとの間で副走査縮小補間処理を行う。副走査縮小補間処理結果である画像データはセレクタ(SEL2)を介して主走査縮小補間回路602に入力し、主走査方向の縮小補間処理が実行された後、ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスは、図10に示すようにRWAとなり、主走査縮小率に応じて入力画像データクロック(CKVD)でカウントアップする場合としない場合が存在する(縮小ライト制御)。また、リードアドレスはERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、前述のセレクタ(SEL5)に入力する。このデータパスでは、画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)の出力は行わない。
【0105】
d)現ラインが出力無し(CUP2=0),次ラインが出力無し(CUP1=0)の場合のデータパスについて説明する。副走査縮小率<50%で発生し、図9、図10は存在しない状態である。
【0106】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601の一方に入力される。後述の制御によりラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方からリードされた画像データ及び網情報データは、セレクタ(SEL5)を介して副走査縮小補間回路601のもう一方に入力され、両者の画像データ及び網情報データ間で副走査縮小補間処理を行う。副走査縮小補間処理結果は、主走査縮小補間回路602を通らずにセレクタ(SEL1)を介してラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスとリードアドレスは、図10に示すようにERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。
【0107】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、前述したようにセレクタ(SEL5)に入力する。このデータパスでは画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)の出力は行わない。
【0108】
図11及び図12に、副走査補間モードが加算平均補間(SMOD=0)で副走査縮小率が100%未満(例では71.4%)、主走査拡大縮小率が100%以上の場合タイミング図を示す。
【0109】
拡大縮小制御回路600は、ラインイネーブル信号(EZi)の立ち上がりタイミングで、副走査の縮小率に応じて、拡大縮小処理回路100からデータ出力するか否かを決定する。図11に示すタイミングチャートにおいてCUP2は現ラインの出力状態を表し、1の場合はデータ出力、0の場合はデータ出力しない事を表す。また、CUP1は次のラインの出力状態を表し、1の場合は次のラインが出力、0の場合は出力しない事を表している。
【0110】
a)現ラインが出力(CUP2=1),次ラインが出力(CUP1=1)の場合のデータパスについて説明する。
【0111】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601と主走査縮小補間回路602を通らずセレクタ(SEL1)を介して、ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスは、図12に示すようにERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。また、リードアドレスはMRAとなり主走査拡大率に応じて入力画像データクロック(CKVD)でカウントアップする場合としない場合が存在する。カウントアップしない場合は同一アドレスのデータが複数リードされる為画像の拡大処理が行われる。
【0112】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、主走査拡大補間回路603により主走査拡大補間処理を行い、画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力する。
【0113】
b)現ラインが出力(CUP2=1),次ラインが出力無し(CUP1=0)の場合のデータパスについて説明する。
【0114】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601と主走査縮小補間回路602を通らずセレクタ(SEL1)を介して、ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスは、図12に示すようにERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。またリードアドレスはMRAとなり主走査拡大率に応じて入力画像データクロック(CKVD)でカウントアップする場合としない場合が存在する。
【0115】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、主走査拡大補間回路603により主走査拡大補間処理を行い、画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力する。
【0116】
c)現ラインが出力無し(CUP2=0),次ラインが出力(CUP1=1)の場合のデータパスについて説明する。
【0117】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601の一方に入力される。後述の制御によりラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方からリードされた画像データ及び網情報データは、セレクタ(SEL5)を介して副走査縮小補間回路601のもう一方に入力され、両者の画像データ及び網情報データ間で副走査縮小補間処理を行う。副走査縮小補間処理結果は、主走査縮小補間回路602を通さずにセレクタ(SEL1)を介して、ラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスとリードアドレスは、図12に示すようにERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。
【0118】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、入力段へ戻されてセレクタ(SEL5)に入力する。このデータパスでは画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)の出力は行わない。
【0119】
d)現ラインが出力無し(CUP2=0),次ラインが出力無し(CUP1=0)の場合のデータパスについて説明する。なお、副走査縮小率<50%で発生し、図11,12には存在しない状態である。
【0120】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601の一方に入力される。後述の制御によりラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方からリードされた画像データは、セレクタ(SEL5)を介して副走査縮小補間回路601のもう一方に入力される。そして、両者の画像データ及び網情報データ間で副走査縮小補間処理を行う。副走査縮小補間処理結果は、主走査縮小補間回路602を通らずにセレクタ(SEL1)を介してラインメモリ1またはラインメモリ2のどちらか一方にライトされる。残るもう一方のラインメモリからは1ライン前にライトされていたデータがリードされる。この時のラインメモリに対するライトアドレスとリードアドレスは、ERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。
【0121】
ラインメモリ1またはラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、前述のSEL5に入力する。このデータパスでは画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)の出力は行わない。
【0122】
図13及び図14に、副走査補間モードが線形補間(SMOD=1)で副走査縮小率が100%未満(例では71.4%)、主走査拡大縮小率が100%未満の場合タイミング図を示す。
【0123】
拡大縮小制御回路600は、ラインイネーブル信号(EZi)の立ち上がりタイミングで、副走査の縮小率に応じて、拡大縮小処理回路からデータ出力するか否かを決定する。図13のタイミングチャートにおいて、現ラインの出力状態を示すCUP2が1の場合は出力し、0の場合は出力しない事を表す。この副走査補間モードでは、CUP1,2の論理に関係無くデータパスは次の様に固定となる。また、ラインメモリ1とラインメモリ2は、デュアルポート動作しリードとライトを同時に実行する事が可能でる。
【0124】
入力した画像データ(DZpi)及び網情報データ(DZai)は、副走査縮小補間回路601に入力すると共に、セレクタ(SEL1,3)を介してラインメモリ1にライトされる。ラインメモリ1のデュアルポート動作により、同時にデータをリードする。図14に示すようにライトアドレスはEWA、リードアドレスはERAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされ、常時リードアドレスが先行する様に例えばERA=EWA+1の様に制御されている。
【0125】
ラインメモリ1からリードされたデータは1ライン前のデータであり、セレクタ(SEL5)を介して副走査縮小補間回路601に入力される。副走査縮小補間回路601は、線形補間演算により補間処理を実行する。その副走査縮小補間処理された結果は、セレクタ(SEL2)を介し主走査縮小補間回路602に入力し、主走査縮小補間処理が行われる。主走査縮小補間処理結果は、セレクタ(SEL4)を介してラインメモリ2にライトされる。
【0126】
ラインメモリ2のデュアルポート動作により、同時に1ライン前にライトされていたデータをリードする。この時のライトアドレスはRWAとなり主走査縮小率に応じて入力画像データクロック(CKVD)でカウントアップする場合としない場合が存在する。カウントアップしない場合は同一アドレスに上書きとなり、先行してライトされたデータは削除される。また、リードアドレスはERWAとなり入力画像データクロック(CKVD)に同期してアップカウントされる。
【0127】
ラインメモリ2からリードされた画像データ及び網情報データは、主走査拡大補間回路603を通らずにセレクタ(SEL7)を介して画像データ(DZpo)及び網情報データ(DZao)として出力する。
【0128】
次に、拡大縮小制御回路600の内部構成及び動作について詳細に説明する。図15及び図16は、拡大縮小制御回路600の内部構成を示す図であるが、図15は主に主走査縮小拡大に係わる構成(以下「主走査側ブロック1200」という)を詳細に示したものであり、図16は主に副走査縮小に係わる構成(以下「副走査ブロック1300」という)を詳細に示したものである。
【0129】
図15を参照しながら、主走査拡大縮小率設定に関係する処理について説明する。倍率判定回路1201は、入力した主走査拡大縮小率(MM)の値により、主走査拡大縮小率が100%以上か未満かを判定する。この判定結果はMG100信号によって表される。
【0130】
(主走査拡大縮小率が100%以上の場合)
MG100信号を1とし、以下の処理により拡大リードアドレス(MRA)と主走査線形補間係数(BLKM)の発生を行う。まず、主走査拡大縮小率(MM)を逆数演算回路1202に入力して主走査拡大縮小率(MM)の逆数(1/MM)を求め、逆数(1/MM)を加算回路1203に入力する。加算回路1203により逆数(1/MM)と累積カウント値(ZMC)とを加算する。加算値は、セレクタ1204を介してFF回路1205に入力し、FF回路1205から画像クロック(CKVD)に同期して次の累積カウント値(ZMC)として出力する。
【0131】
累積カウント値(ZMC)は、加算回路1203へ戻すと共に小数点以下抽出回路1206に入力する。小数点以下抽出回路1206は、累積カウント値(ZMC)の小数点以下をFF回路1207に出力し、FF回路1207が画像クロック(CKVD)に同期して主走査線形補間係数(BLKM)として出力する。
【0132】
また、累積カウント値(ZMC)は、小数点以下切り捨て回路1208へ入力されている。小数点以下切り捨て回路1208は、累積カウント値(ZMC)の少数点以下を切り捨てた値(IZMC)を比較器1209及びFF回路1210へ入力する。比較器1209は、累積カウント値(ZMC)の少数点以下を切り捨てた値(IZMC)とそのデータをFF回路1210により画像クロック(CKVD)に同期して1クロックシフトしたデータ(IZMS)とを比較し、IZMC≠IZMSの場合はRCUPを1とし、それ以外の場合はRCUPを0とする。RCUPは拡大リードアドレスカウンタ1211へ入力する。
【0133】
拡大リードアドレスカウンタ1211は、ラインイネーブルタイミング制御回路1212より制御信号を受ける。ラインイネーブルタイミング制御によりラインイネーブル信号(EZi)の先頭で拡大リードアドレスカウンタ1211がクリアされ、RCUPが1の時は画像クロック(CKVD)に同期して反転無しの場合はアドレス値をインクリメントして拡大リードアドレス(MRA)を発生する。
【0134】
図17に主走査拡大率142.8%の場合のタイミング図を示す。同時に示すように、リードアドレス(MRA)はプリセットアドレスである最小値(=0)から順次インクリメントされていくが、RCUPが1のときはインクリメントするが、RCUPが0のときはインクリメントせずにそのままアドレスを維持する。このとき、主走査拡大率(=142.8%)に応じてIZMC=IZMSの場合が発生してRCUPが0の期間が生じる。この期間では画素クロックが発生してもリードアドレス(MRA)が同じ値を維持するように制御するので、リード対象のラインメモリ1又はラインメモリ2から同じアドレスのデータ(D1、D3、D5)が繰り返し読み出されることとなる。この結果、ラインメモリ1又はラインメモリ2から拡大リード制御の下で読み出された画像データ及び網情報データは、主走査方向に拡大されたデータ列となっている。
【0135】
このように、主走査拡大率が100%以上の場合は、拡大リードアドレスカウンタ1211が主走査拡大率に応じて生成したRCUPの状態に基づいて入力画像データクロック(CKVD)に同期してリードアドレスをカウントアップさせる場合とカウントアップさせない場合とを存在させるようにしたので、当該リードアドレス(MRA)にしたがってラインメモリ1又はラインメモリ2の読み出しを実行すれば、図17に示すように拡大処理された画像データ及び網情報データがラインメモリ1又はラインメモリ2から出力されることとなる。
【0136】
次に、主走査拡大縮小率が100%未満の場合について説明する。図15に示す倍率判定回路1201は、主走査拡大縮小率が100%未満の場合であればMG100信号を0とする。
【0137】
MG100信号が0となった場合は、以下の処理により縮小ライトアドレス(RWA)と縮小画素数カウント値(DPC)、主走査線形補間係数(BLKM)の発生を行う。
【0138】
後述するWCUPの状態により、WCUP=1の場合、逆数演算回路1202で主走査拡大縮小率(MM)の逆数(1/MM)を求め、加算回路1203で累積カウント値(ZMC)と加算する。加算値はセレクタ1204を介してFF回路1205へ入力され、そこから画像クロック(CKVD)に同期して次の累積カウント値(ZMC)として出力される。
【0139】
WCUP=0の場合、累積カウント値(ZMC)をセレクタ1204を介して再びFF回路1205へ入力して、そこから画像クロック(CKVD)に同期して次の累積カウント値(ZMC)として出力する。
【0140】
小数点以下抽出回路1206は、累積カウント値(ZMC)の小数点以下を主走査線形補間係数(BLKM)として出力する。
【0141】
また、比較器1218は、累積カウント値(ZMC)の少数点以下を切り捨てた値(IZMC)と画像クロック(CKVD)に同期した入力画素数カウンタ値(ERWA)とを比較し、IZMC=ERWAの場合、前記WCUPを1としそれ以外の場合は0とする。
【0142】
縮小ライトアドレスカウンタ1213は、ラインイネーブルタイミング制御回路1212によるラインイネーブルタイミング制御下のラインイネーブル信号(EZi)の先頭でカウンタクリアされ、前記WCUPが1の時、画像クロック(CKVD)に同期しアドレス値をインクリメントし、縮小ライトアドレス(RWA)を発生させる。
【0143】
縮小リードアドレスカウンタ1214は、ラインイネーブルタイミング制御回路1212によるラインイネーブルタイミング制御下のラインイネーブル信号(EZi)の先頭でカウンタがクリアされ、画像クロック(CKVD)に同期し、アドレス値をインクリメントして縮小リードアドレス(RRA)を発生させる。
【0144】
一方、縮小画素数カウンタ1215は、WCUPが1の時はカウンタ値をクリアし、画像クロック(CKVD)に同期して縮小画素数カウント値(DPC)をカウントアップさせる。
【0145】
図18に主走査拡大率71.4%の場合のタイミング図を示す。比較器1218の比較結果を示すWCUPが0のときは、縮小ライトアドレスカウンタ1213の発生するライトアドレス(RWA)が変化しない。ライトアドレス(RWA)が変化しなかった位置(3,5)では、次のデータが上書きされるので、データが主走査方向に縮小されることになる。
【0146】
次に、図16を参照しながら副走査側ブロック1300における副走査縮小率設定に関係する処理について説明する。
【0147】
後述するCUP1の状態が1の場合、逆数演算回路1301により副走査拡大縮小率(SM)の逆数(1/SM)を求め、加算回路1302により累積カウント値(ZSC)と加算し、その加算値をセレクタ1303を介してFF回路1304に入力する。FF回路1304が画像クロック(CKVD)に同期して加算値を次の累積カウント値(ZSC)として出力する。
【0148】
CUP1が0の場合、累積カウント値(ZSC)はセレクタ1303を介してFF回路1304に入力する。そして、FF回路1304から画像クロック(CKVD)に同期して累積カウント値(ZSC)を次の累積カウント値(ZSC)として出力する。累積カウント値(ZSC)は、小数点以下抽出回路1305及び小数点以下切り捨て回路1306に入力される。
【0149】
小数点以下抽出回路1305は、累積カウント値(ZSC)の小数点以下を抽出して副走査線形補間係数(BLKS)として出力する。
【0150】
また、小数点以下切り捨て回路1306は、累積カウント値(ZSC)の小数点以下を切り捨てて、比較器1307へ入力する。比較器1307は、累積カウント値(ZSC)の少数点以下を切り捨てた値(IZSC)と、画像イネーブル入力(EZi)に同期してカウントアップする入力ラインカウンタ1308のカウント値(ILSC)とを比較し、IZSC=ILSCの場合は前記CUP1を1とし、それ以外の場合は0とする。
【0151】
前記CUP1はFF回路1309に入力され、そこで画像イネーブル入力(EZi)に同期してシフトしてCUP2として出力される。また、前記入力ラインカウンタ1308の出力信号(ILSC)は、最下位ビット抽出回路1310に入力される。最下位ビット抽出回路1310は、ILSCの最下位ビットを抽出してLMSELとして出力する。
【0152】
データパス・ラインメモリ制御回路1400では、図7の真理値表に従いデータパス制御信号を発生し、図8の真理値表に従いラインメモリ制御信号を発生させる。
【0153】
図7において、データパス制御信号を決定するのは副走査補正モード(SMOD)、現ライン出力有効(CUP2)、次ライン出力有効(CUP1)信号の状態である。
【0154】
副走査補正モード(SMOD)は、副走査方向の縮小処理方法を選択する信号であり、SMOD=0の場合は縮小処理により間引かれる事が決定されたラインのデータを次ラインデータとの加算平均により、次ラインデータに反映させる処理であり、主走査倍率として拡大と縮小の両方に対応する事が可能である。
【0155】
SMOD=1の場合は、副走査縮小率の逆数の累積値で決まるライン位置情報により線形補間演算を行う処理であり、主走査倍率として縮小のみに対応する事が可能である。
【0156】
現ライン出力有効(CUP2)は、0の場合は現ラインは間引きされるラインであり出力は発生せず、1の場合は次のラインは存続されるラインであり出力は発生する事を示している。
【0157】
次ライン出力有効(CUP1)は、0の場合は次のラインは間引きされるラインであり、1の場合は次のラインは存続されるラインである事を示している。
【0158】
また、LMSEL信号はラインイネーブル信号(EZi)に同期して、1,0が入れ替わる信号であり、0の場合はラインメモリ1がリード、ラインメモリ2がライトである。1の場合はラインメモリ1がライト、ラインメモリ2がリードとなる。
【0159】
図8において、ラインメモリ制御信号を決定するのは、副走査補正モード(SMOD)、現ライン出力有効(CUP2)、次ライン出力有効(CUP1)信号、主走査倍率、及び前述のLMSEL信号の状態である。
【0160】
副走査補正モード(SMOD)が0の場合、ラインメモリ1、ラインメモリ2は共にシングルポート動作となり、前述のLMSEL信号に応じてライン毎にリード状態またはライト状態とする。
【0161】
主走査倍率が100%以上の場合、現ライン出力有効(CUP2)が1(出力有り)の場合は、ライトアドレスは図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)とし、リードアドレスは図15の拡大リードアドレス(MRA)とする。
【0162】
また、現ライン出力有効(CUP2)が0(出力無し)の場合は、リードアドレス、ライトアドレス共に図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)とする。
【0163】
また、主走査倍率が100%未満の場合は、現ライン出力無効(CUP2=0),次ライン出力有効(CUP1=1)の場合は、ライトアドレスは図15の縮小ライトアドレス(RWA)、リードアドレスは図15の入力画素数カウンタのアドレス(ERWA)とする。
【0164】
現ライン出力有効(CUP2=1),次ライン出力有効(CUP1=1)の場合は、ライトアドレスは図15の縮小ライトアドレス(RWA)、リードアドレスは図15の縮小リードアドレスカウンタ1214のアドレス(RRA)とする。
【0165】
現ライン出力無効(CUP=0),次ライン出力無効(CUP1=0)の場合は、リードアドレス、ライトアドレス共に図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)とする。
【0166】
現ライン出力有効(CUP2=1),次ライン出力無効(CUP1=0)の場合は、リードアドレスは図15の縮小リードアドレスカウンタ1214のアドレス(RRA)、ライトアドレス共に図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)とする。
【0167】
次に、副走査補正モード(SMOD)が1の場合、ラインメモリ1、ラインメモリ2は共にデュアルポート動作となり、ラインメモリ1はライトアドレスが図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)と同一値の等倍ライトアドレス(EWA)とし、リードアドレスは図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)に1を足した等倍リードアドレス(ERA)する。
【0168】
ラインメモリ2は、リードアドレスに図15の入力画素数カウンタ1216のアドレス(ERWA)、ライトアドレスに図15の縮小ライトアドレス(RWA)とする。
【0169】
次に、主走査縮小補間回路602について説明する。図19は主走査縮小補間回路602の構成図である。主走査縮小補間回路602に入力する画像データ(MRCIp)及び網情報データ(MRCIa)はセレクタ(SEL2)により選択される。画像データ(MRCIp)及び網情報データ(MRCIa)は、タップ付きシフトレジスタ1801を構成している先頭のFF回路に入力する。タップ付きシフトレジスタ1801は、入力した画像データ(MRCIp)及び網情報データ(MRCIa)を画像クロック(CK)に同期させてシフトし、画像データ(PD1〜PD4)、網判定データ(AD1〜AD4)を発生させる。そして、外部の線形補間器に対してPD1をDS2BD,PD2をDS1BDとして出力する。
【0170】
先頭及び2番目のFF回路から出力される画像データ(PD1,PD2)は、線形補間演算器604に対してDS2BD(PD1)、DS1BD(PD2)として出力される。
【0171】
また、平均値回路1802は、画像データ(PD1〜PD4)及び画素間引き数を示す信号であるDPCが入力し、画像データ(PD1〜PD4)の平均値を計算して出力する。最小値検出回路1803は、画像データ(PD1〜PD4)の中から最小値を選択して出力する。差分判定回路1804は、画像データ(PD1〜PD4)の差分を計算してその差分値を出力する。最小値検出回路1803及び差分判定回路1804は、黒細線を保存するために設けられたものである。平均値回路1802の出力はセレクタ1805及びセレクタ1806を介して補正画像出力(MRCOp)として出力される。以下、セレクタ1805及びセレクタ1806の選択動作を決める条件について詳述する。
【0172】
補正画像出力(MRCOp)は以下の条件に応じて、画像処理を選択する。
【0173】
主走査縮小補正処理選択が線形補間処理、主走査黒画素保存処理選択が保存処理無効に設定された場合は、外部の線形補間器の出力データBLODを補正画像出力(MRCOp)として出力する。
【0174】
主走査縮小補正処理選択が線形補間処理、主走査黒画素保存処理選択が保存処理有効に設定された場合は、PD1,PD2の値に応じて、
|PD1−PD2|<主走査黒画素判定閾値
であれば、外部の線形補間器の出力データBLODを補正画像出力(MRCOp)として出力する。
|PD1−PD2|≧主走査黒画素判定閾値
であれば、最小値検出回路1803によりPD1とPD2を比較し低いレベルの方を補正画像出力(MRCOp)として出力する。
【0175】
主走査縮小補正処理選択が平均補間処理、主走査黒画素保存処理選択が保存処理無効に設定された場合は、DPCの値に応じて画像データ(PD1〜PD4)の平均値が平均値回路1802により演算され、外部の線形補間器の出力データBLODを補正画像出力(MRCOp)として出力する。
DPC=0の場合は、BLOD=PD1
DPC=1の場合は、BLOD=(PD1+PD2)/2
DPC=2の場合は、BLOD=(PD1+PD2+PD3)/3
DPC=3の場合は、BLOD=(PD1+PD2+PD3+PD4)/4
となる。
【0176】
主走査縮小補正処理選択が平均補間処理、主走査黒画素保存処理選択が保存処理有効に設定された場合は、DPCの値と画像データ(PD1〜PD4)間の隣接画素との差分値と主走査黒画素判定閾値により以下の様に補正画像出力(MRCOp)として出力する。
DPC=0の場合は、BLOD=PD1
DPC=1の場合は、
|PD1−PD2|<主走査黒画素判定閾値
であれば、BLOD=(PD1+PD2)/2
|PD1−PD2|≧主走査黒画素判定閾値
であれば、BLOD=min(PD1,PD2)
なお、min(A,B,C・・)は、A,B,C・・中の最小値である。
DPC=2の場合は、
|PD1−PD2|≧主走査黒画素判定閾値または
|PD2−PD3|≧主走査黒画素判定閾値
であれば、BLOD=min(PD1,PD2,PD3)
それ以外の場合は、BLOD=(PD1+PD2+PD3)/3
DPC=3の場合は、
|PD1−PD2|≧主走査黒画素判定閾値または
|PD2−PD3|≧主走査黒画素判定閾値または
|PD3−PD4|≧主走査黒画素判定閾値
であれば、BLOD=min(PD1,PD2,PD3,PD4)
それ以外の場合は、BLOD=(PD1+PD2+PD3+PD4)/4
となる。
【0177】
また、上記主走査縮小補間回路602は、網情報データを後段の画像処理ブロックなどへ伝搬するために、網判定選択回路1810、網判定数多数決回路1811及びOR処理回路1814を備えている。網判定選択回路1810は、シフトレジスタ1801の先頭及び2番目のFF回路から出力される網情報データ(AD1,AD2)が入力され、さらに拡大縮小制御回路600から出力された主走査線形補間係数(BLKM)が入力される。また、網判定数多数決回路1811は、シフトレジスタ1801の各FF回路から出力される網情報データ(AD1,AD2,AD3,AD4)が入力され、さらに拡大縮小制御回路600から縮小画素数カウント値(DPC)が入力される。OR処理回路1814は、網判定数多数決回路1811と同じデータが入力される。網判定数多数決回路1811及びOR処理回路1814の出力がセレクタ1813を介して選択され、セレクタ1813出力と網判定選択回路1810出力はセレクタ1812を介して網判定画像出力(MRCOa)として後段へ出力される。以下に、網判定画像出力(MRCOa)が画像処理を選択する条件について説明する。
【0178】
網判定画像出力(MRCOa)は以下の条件に応じて、画像処理を選択する。
【0179】
主走査縮小補正処理選択が線形補間処理の場合、網判定選択回路1810を使用して次のように選択する。
BLKM≦0.5の場合
MRCOa=AD1
BLKM>0.5 の場合
MRCOa=AD2
となる。
【0180】
主走査縮小補正処理選択が平均補間処理、網判定処理選択が網判定数多数決を選択した場合は、網判定数多数決回路1811を使用して次のように選択する。DPC=0の場合は、MRCOa=AD1とする。
【0181】
DPC=1の場合は、AD1,AD2のうち少なくとも1個以上が網判定の場合、MRCOa=網判定とする。
【0182】
DPC=2の場合は、AD1,AD2,AD3のうち少なくとも2個以上が網判定の場合、MRCOa=網判定とする。
【0183】
DPC=3のは、AD1,AD2,AD3,AD4のうち少なくとも3個以上が網判定の場合、MRCOa=網判定とする。
【0184】
主走査縮小補正処理選択が平均補間処理、網判定処理選択がOR処理を選択した場合は、OR処理回路1814を使用して次のように選択する。
【0185】
OR処理選択が単純ORの場合は次のようにする。
【0186】
DPC=0の場合は、AD1が網判定を条件に、MRCOa=網判定とする。
【0187】
DPC=1の場合は、AD1,AD2のうち何れかが網判定を条件に、MRCOa=網判定とする。
【0188】
DPC=2の場合は、AD1,AD2,AD3のうち何れかが網判定を条件に、MRCOa=網判定とする。
【0189】
DPC=3の場合は、AD1,AD2,AD3,AD4のうち何れかが網判定の場合、MRCOa=網判定とする。
【0190】
また、OR処理選択が隣接ORの場合、DPCの値に関係なく
AD1,AD2のうち何れかが網判定を条件に、MRCOa=網判定とする。
【0191】
次に、主走査拡大補間回路603について説明する。
【0192】
図20は主走査拡大補間回路603の回路構成を示す図である。同図に示すように、主走査拡大補間回路603は直列接続されたFF回路2001、2002からなるシフトレジスタと、網判定選択回路2003とから構成されている。FF回路2001のデータ入力端子には画像データ(MRCIp)と網情報データ(MRCIa)が入力され、CE端子にRCUP信号が入力されるようにしている。FF回路2001、2002から出力される網情報データ(AD1,AD2)が網判定選択回路2003へ入力され、FF回路2001、2002から出力される画像データ(PD1,PD2)が、線形補間演算器604に対してPD1をDS2AD、PD2をDS1ADとして出力する。
【0193】
かかる主走査拡大補間回路603では、シフトレジスタに入力した画像データ(MRCIp)と網情報データ(MRCIa)はRCUP信号が”H”の時、画像クロック(CK)に同期してシフトし、画像データ(PD1〜PD2)と網判定データ(AD1〜AD2)を発生させる。外部の線形補間演算器604からの出力データ(BLOD)を入力し、主走査拡大補間画像データ(MMCOp)として出力する。
【0194】
網判定出力(MMCOa)は、網判定選択回路2003を使用し、次のように発生する。
BLKM≦0.5 の場合
MRCOa=AD1
BLKM>0.5 の場合
MRCOa=AD2
次に、副走査縮小補間回路601について説明する。
【0195】
図21は副走査縮小補間回路601の回路構成を示す図である。同図に示すように、副走査縮小補正処理選択機能が平均補間処理、副走査黒画素保存処理が無効の場合、加算平均回路2101で計算される2つの画像データ入力(DZpi,MSRIp)の加算平均データ(SRAVp)を、セレクタ2107、2109を介して副走査縮小補間出力データ(SROp)として出力する。このときの副走査縮小補間画像出力データ(SROp)は
SROp=(DZpi+MSRIp)/2
となる。
【0196】
また、副走査縮小補正処理選択機能が平均補間処理、副走査黒画素保存処理が有効の場合は、差分判定回路2103において|DZpi−MSRIp|と副走査黒画素判定閾値とを比較し、
|DZpi−MSRIp|<副走査黒画素判定閾値であれば、2つの画像データ入力(DZpi,MSRIp)の加算平均データ(SRAVp)を副走査縮小補間出力データ(SROp)として出力する。このときの副走査縮小補間画像出力データ(SROp)は
SROp=(DZpi+MSRIp)/2
となる。
【0197】
一方、|DZpi−MSRIp|≧副走査黒画素判定閾値であれば、最小値検出回路2104で検出される2つの画像データ入力( DZpi, MSRIp )のうち小さい方のデータを出力する。このときの副走査縮小補間画像出力データ(SROp)は
SROp=min(DZpi,MSRIp)
となる。
【0198】
また、副走査縮小補正処理選択機能が線形補間処理、副走査黒画素保存処理が無効の場合は、線形補間演算器2105にて、2つの画像データ入力(DZpi,MSRIp)と拡大縮小制御回路600から与えられる線形補間係数(BLKS)とで線形補間演算を行い、演算結果を副走査縮小補間画像出力データ(SROp)として出力する。
【0199】
ここで、線形補間演算器2105は、以下の演算式により副走査縮小補間出力データ(SROp)を演算する。
【0200】
SROp=MSRIp×(1-BLKS)+DZpi×BLKS
また、副走査縮小補正処理選択機能が線形補間処理、副走査黒画素保存処理が有効の場合は、線形補間演算器2105、最小値検出回路2104、差分判定回路2103の出力を次のように選択出力する。
|DZpi−MSRIp|<副走査黒画素判定閾値の場合
SROp=MSRIp×(1-BLKS)+DZpi×BLKS
|DZpi−MSRIp|≧副走査黒画素判定閾値の場合
SROp=min(DZpi,MSRIp)
一方、網判定補正出力(SROa)は次のようにして選択される。
【0201】
副走査縮小補正処理選択機能が平均補間処理の場合は、2つの網判定データ入力(DZai,MSRIa)とOR処理機能選択回路2102の出力及び拡大縮小制御回路600からの制御信号(CUP)により、次の様に決定する。
【0202】
OR処理選択が単純ORの場合であれば、DZai,MSRIaどちらか一方が網判定のときに網判定補正出力(SROa)を網判定とする。このときの、網判定補正出力(SROa)は
SROa=DZai+MSRIa
となる。
【0203】
また、OR処理選択が隣接ORで、制御信号(CUP1)が0で次ラインが出力されない場合は、DZaiが網判定のときにSROaを網判定とする。このときの、網判定補正出力(SROa)は
SROa=Dzai
となる。
【0204】
また、OR処理選択が隣接ORで、制御信号(CUP1)が1で次ラインが出力される場合は、DZai,MSRIaどちらか一方が網判定のときに網判定補正出力(SROa)を網判定とする。このときの、網判定補正出力(SROa)は
SROa=DZai+MSRIa
となる。
【0205】
一方で、副走査縮小補正処理選択機能が線形補間処理の場合は、2つの網判定データ入力(DZai,MSRIa)と線形補間係数(BLKS)とにより次のように判定する。
BLKS≦0.5の場合
SROa=MSRIa
と判定する。
BLKS>0.5の場合
SROa=DZai
と判定する。
【0206】
以上のように、拡大縮小回路104によれば、拡大の場合は出力される画素位置とその前後の網判定情報の関係により拡大された網判定情報を決定し、縮小の場合は出力される1画素に対応する入力画素範囲内の網判定情報の多数決または、OR条件により縮小された網判定情報を決定するので、拡大縮小処理をかけた場合でも網判定情報を次ブロックへ伝達することができる。
【0207】
次に、像域分離処理回路115の構成及び動作について詳細に説明する。
【0208】
図22は、文字・写真・網点判定回路116の構成図である。同図に示すように、文字・写真・網点判定回路116では、入力した画像データ(DBi)は、文字・写真判定回路2200に入力する。文字・写真判定回路2200は、近傍画素との変化量や空間周波数分布等の特徴量から写真か文字かを判定し、文字・写真判定結果(CPD)を出力する。
【0209】
一方、上記画像データ(DBi)と同期して入力したた網判定データ及び前記文字・写真判定結果(CPD)は総合判定回路2201に入力する。総合判定回路2201は、図23に示す判定論理に従い文字・写真・網の判定を行い、文字・写真・網判定結果(CPAD)を出力する。
【0210】
網判定データが網の場合は、文字・写真判定結果に関わらず、文字・写真・網判定は網判定とする。
【0211】
網判定データが非網の場合は、文字・写真判定結果が文字の場合、文字・写真・網判定は文字判定とする。
【0212】
文字・写真判定結果が写真の場合は、文字・写真・網判定は写真判定とする。
【0213】
図24は、文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117の構成図である。同図に示すように、文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路117は、文字・写真・網点判定回路116から文字・写真・網点判定結果(CPAD)が入力し、入力した文字・写真・網点判定結果により、前段の画像処理ブロックより入力する画像データ(DBi)に以下の画像処理を実行する。
【0214】
文字・写真・網点判定が文字の場合は、2値化処理部2401により所定の閾値と比較し、2値化処理された結果を、ハーフトーン処理結果(HTPo)としてセレクタ2405より出力する。
【0215】
文字・写真・網点判定が写真の場合は、写真用ハーフトーン処理部2402により、写真用に適した、階調表現に優れたスクリーン処理、誤差拡散処理等のハーフトーン処理を行い、処理結果をハーフトーン処理結果(HTPo)としてセレクタ2405より出力する。
【0216】
文字・写真・網点判定が網点の場合は、モアレ除去フィルタ処理部2403によりモアレ除去フィルタ処理後、網点写真用ハーフトーン処理部2404により網点用に適したモアレの発生し難い誤差拡散処理等のハーフトーン処理を行い、処理結果をハーフトーン処理結果(HTPo)としてセレクタ2405より出力する。
【0217】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2に係る画像信号処理装置について説明する。実施の形態2に係る画像信号処理装置は、各種画像処理後に像域分離処理し画像に適応した多値記録処理を実施し、及び途中に多値画像の画像圧縮と画像蓄積メモリを備える例である。
【0218】
図25は、実施の形態2に係る画像信号処理装置の全体構成図である。任意の画処理順序の画像処理を行うブロック構成は前述した実施の形態1と同一構成をとる。任意の画処理順序の画像処理された網点情報データ(Dsa)と画像データ(DSp)は、多値画像データ圧縮復元回路2500に入力し、多値画像データと網点情報データは共にデータ圧縮され、画像蓄積メモリ2501に記憶される。
【0219】
また、画像蓄積メモリ2501に蓄積された画像データを記録する場合は、画像蓄積メモリ2501から該当データを読み出し、多値画像データ圧縮復元回路2500で網点情報データ(DHa)と画像データ(DHp)を復元し、像域分離処理回路2502の文字・写真・網点判定回路2503へ入力する。文字・写真・網点判定回路2503は、画素毎に文字・写真・網点写真かの判定を行う。文字・写真・網点判定回路2503における判定方法は、実施の形態1の判定方法と同一方法を用いる。その判定結果に従い文字・写真・網点に対応したPWMデータとPWM制御信号を文字・写真・網点対応PWM制御回路2504で発生する。
【0220】
具体的には、文字判定部に対しては、画像データ処理はスルーで、PWM制御は1画素PWM制御とする。また、写真判定部に対しては、画像データ処理は偶数と奇数画素の2画素平均化処理で、PWM制御は2画素周期PWM制御とする。さらに、網点写真部に対しては、画像データ処理はモアレ除去フィルタ処理後、偶数と奇数画素の2画素平均化処理で、PWM制御は2画素周期PWM制御する。
【0221】
上記処理により得られた、画像データとPWM制御信号を、レーザプリンタ2505に入力する。
【0222】
レーザプリンタ2505の信号処理部はPWM(パルス幅変調器)2506とLSU(レーザスキャンユニット)2507を有し、PWM2506に入力した画像データとPWM制御信号はパルス信号に変換され、そのパルス信号はLSU2507でレーザビームに変換され、感光体上に記録走査を行う事により、多値記録を可能とする。
【0223】
文字・写真・網点部に応じて、PWMのパルス周期とデータ処理の選択を行う事により、文字部は解像性・鮮鋭性が高く、写真部は階調性が高く、網点部はモアレが無く階調性が高い記録画像が得られるものとなる。
【0224】
なお、多値画像データのメモリ蓄積が不要な場合は、画像処理順制御回路106がセレクタ2508を切り替え、画像処理された網点情報データ(Dsa)と画像データ(DSp)を直接像域分離処理回路2502に入力する事も可能である。
【0225】
図26は、多値画像データ圧縮復元回路2500の構成を示す図である。同図に示すように、網判定データと画像データをそれぞれ対応するブロック分割回路2601、2602へ入力する。ブロック分割回路2601、2602は、ラインメモリ2603を用いて各入力データを4×4画素のブロックに分割する。
【0226】
4×4画素にブロック化された網判定データは、網点数カウンタ2604により同ブロック内の網判定数がカウントされる。比較器2605において網点数カウント値と所定の網判定スライスとを比較し、網点数カウント値が大きい場合は同ブロックを網ブロックと判定し、ブロック網判定信号を網判定状態とする。なお、網判定スライスは網点判定スライス設定部2606から設定される。
【0227】
また、4×4画素にブロック化された画像データは、HAAR変換回路2607でHAAR変換される。HAAR変換は、直交変換の一種であり、画像データをハール係数に変換する。ハール係数は量子化回路2608において所定の量子化テーブルにより量子化される。この時、量子化ブロック内では、前記ブロック網判定信号により、網判定の場合と非網判定の場合により量子化処理を切り替える。
【0228】
図27にブロック網判定による量子化処理の一例を示す。同図に示すように、ブロック網判定が非網判定の場合は、高周波成分のハール係数までビットを割り振る。一方、網判定の場合は、高周波成分のハール係数のビットを切り捨て余ったビットを低周波のビット数を増す様に割り振る。
【0229】
これにより、網点画像部ではモアレの原因となる高周波成分がカットされ、低周波成分の量子化誤差も削減される為、良好な網点画像が復元出来る。一方、非網点部(文字部、写真部)は高周波成分がカットされない為、解像性の高い画像が復元出来る。
【0230】
量子化によって得られた、DC成分8bitとAC成分23bitとブロック網判定信号1bitは、ブロックデータ生成部2609により32bit単位のブロックデータにまとめられ、周波数別バンド化部2610を介してラインメモリ2611に書き込まれる。
【0231】
この時のラインメモリ2611上のデータ配置を図28のビットマップデータ配置に示す。本実施の形態では、同図に示すように、網判定信号1bitの配置は、後段のJBIG符号化の圧縮率を考慮し、ACの低周波成分の近傍に配置する。
【0232】
周波数別バンド化部2610は、ラインメモリ2611から、図28の横方向に1ライン毎にデータの読み出しを行う。その結果、各ブロックに隣接するDC成分が連続した1つのバンドとして読み出され、引き続きACの低周波成分と網判定信号1bitが連続した1つのバンドとして読み出され、引き続きACの中間周波成分、高周波成分が各1つのバンドデータとして読み出され行く。実際にバンド化された画像データを図29に示す。このようにバンド化された画像データはページメモリ2612に記憶された後、画像蓄積メモリ2501に保存する場合には、JBIG符号化回路2613でさらにデータに圧縮されてから画像蓄積メモリ2501に保存される。
【0233】
次に、画像蓄積メモリ2501に保存された画像データを復元する場合は、JBIG復号化回路2614でページメモリ2612上にビットマップデータを復元する。
【0234】
そして、ブロックデータ復元回路2615がページメモリ2612上のビットマップデータから復号に必要な1ブロック(32bit)のデータを抽出し、ラインメモリ2616を用いてブロックデータを復元する。
【0235】
周波数成分復元回路2617により1ブロックのデータからDC成分信号DD[7:0]とAC成分信号DA[22:0]、それに網判定信号1bitが再生される。
【0236】
DC成分信号DD[7:0]とAC成分信号DA[22:0]は逆量子化回路2618でハール係数(HB00[7:0]〜HB33[7:0])に変換され、さらに逆HAAR変換回路2619により画像のブロックデータ(R00[7:0]〜R33[7:0])が復元される。最後に、ラインメモリ2621を介して画像のブロックデータをラスターデータに変換し画像データ出力する。
【0237】
一方、網判定信号1bitと同一値を網判定のブロックデータとして、ラインメモリ2621を介して、網判定のラスターデータに変換し網判定データとして、画像データと同期して出力する。
【0238】
このように、網情報データは多値画像データ圧縮復元回路2500においても保存され、後段の像域分離処理回路2502へ伝搬することができる。
【0239】
ここで、多値画像データ圧縮復元回路2500におけるHAAR変換の処理方法、ブロック網判定による逆量子化処理の処理方法、逆HAAR変換の処理方法について説明する。
【0240】
図30に多値画像データ圧縮復元回路2500におけるHAAR変換の処理方法を示す。HAAR変換は、入力されたブロックデータ(Dxy)をハール係数データ(HAmn)に変換する処理であり、同図の基底パターン(Pmnxy)のデータ値を用い以下のように演算される。
【0241】
【数2】
Figure 0003706830
図31に多値画像データ圧縮復元回路2500におけるブロック網判定による逆量子化処理の処理方法を示す。復元された網判定信号(DAMI)により、逆量子化のbit数と基底に対する配置を切り替え、HAAR係数に変換する。
【0242】
図32に多値画像データ圧縮復元回路2500における逆HAAR変換の処理方法を示す。逆HAAR変換は、入力されたハール係数データ(HAmn)をブロックデータ(Rxy)に変換する処理であり、同図の基底パターン(Pmnxy)のデータ値を用い以下のように演算される。
【0243】
【数3】
Figure 0003706830
次に、上記多値画像データ圧縮復元回路の変形例について説明する。図33は変形例に係る多値画像データ圧縮復元回路の構成図である。なお、上記多値画像データ圧縮復元回路2500と同一機能を有する部分には同一符号を付している。また、図34に多値画像データ圧縮復元回路におけるブロック網判定方法の概念を示す。
【0244】
この多値画像データ圧縮復元回路は、4×4画素のブロックに分割された網判定データから網点判定数カウンタ2701により同ブロック内の網判定数をカウントして網点数カウント数(Ca)を求める。
【0245】
一方、現在処理しているブロックの周辺ブロックで既に網判定状態が決定されているブロックの判定結果を参照し、周辺ブロック網判定結果カウンタ2702によりその網判定数をカウントする。網判定スライス決定回路2703は、前記カウント数(Cd)に反比例する様にスライス(Th)を制御する。
【0246】
そして、比較器2704において網点数カウント数(Ca)とスライス(Th)とを比較し、網点数カウント数が大きい場合は同ブロックを網ブロックと判定し、ブロック網判定信号を網判定状態とし、また網点数カウント数が小さい場合は同ブロックを非網ブロックと判定する。
【0247】
また、ブロック網判定信号はブロック網判定結果メモリ2705に書き込まれ、次ブロック以降の周辺ブロックの参照データとして使用される。
【0248】
このように、周辺ブロックの網判定データに基づいて網点判定に使用するスライスを動的に制御するので、多値画像データ圧縮復元回路のブロック網判定信号の生成精度を高めることができる。
【0249】
次に、文字・写真・網点対応PWM制御回路2504の詳細な構成及び動作について説明する。
【0250】
図35は、文字・写真・網点対応PWM制御回路2504の構成を示す図である。モアレ除去フィルタ処理部2801と、2画素加算平均化処理部2802とを備えており、セレクタ2803により画像データ(DBi)とモアレ除去フィルタ処理部2801の出力とを切り替え、もう一つのセレクタ2804により画像データ(DBi)と2画素加算平均化処理部2802の出力とを切り替える。
【0251】
文字・写真・網点判定結果(CPAD)により、画像データ入力(DBi)から入力した画像データに以下の画像処理を実行し、PWM画像データ(PWDo)を出力する。
【0252】
文字・写真・網点判定が文字の場合は、画像データ(DBi)を無処理のまま出力する。
【0253】
また、文字・写真・網点判定が写真の場合は、画像データ(DBi)の偶数・奇数画素の2画素ペア毎に加算平均値を求め、その値を対応する偶数・奇数画素のデータ値として出力する。
【0254】
また、文字・写真・網点判定が網点の場合は、画像データ(DBi)をモアレ除去フィルタ処理した後、偶数・奇数画素の2画素ペア毎に加算平均値を求め、その値を対応する偶数・奇数画素のデータ値として出力する。
【0255】
また、PWMパルスモード制御部2805は、文字・写真・網点判定結果(CPAD)によりPWM制御データ(PWCo)を制御する。具体的には、以下の様にPWM制御データ(PWCo)を出力する。
【0256】
文字・写真・網点判定が文字の場合は、1画素周期のPWMが発生する用に制御信号を発生する。
【0257】
また、文字・写真・網点判定が写真または網点の場合は、2画素周期のPWMが発生する用に制御信号を発生する。
【0258】
図36に文字・写真・網点対応PWM制御の各信号と、その信号に発生するPWM出力信号のタイムチャートを示す。
【0259】
PWM画像データ出力は、文字・写真・網判定入力が文字の場合は、画像データ入力のP1からP6信号がそのまま出力され、また文字・写真・網判定入力が写真の場合、P7からP12までを奇数画素と偶数画素ペアで加算平均したデータをそれぞれの対応するデータとして出力する。この結果、奇数画素と偶数画素は同一値をとる。
【0260】
また、文字・写真・網判定入力が網の場合、画像データ入力から入力した画像データをモアレ除去フィルタ処理し、その結果得られるモアレ除去フィルタ出力データのM13からM18までを奇数画素と偶数画素ペアで加算平均したデータをそれぞれの対応するデータとして出力する。この結果、奇数画素と偶数画素は同一値をとる。
【0261】
PWM制御データ出力は、文字・写真・網判定入力が文字の場合は、CENTERモードを出力する。
【0262】
CENTERモードでは、PWM出力信号は、画像データ値に応じて1画素周期の中央から左右両方向にかつ均等にパルスが成長し、その結果は1画素周期のPWM信号となる。
【0263】
文字・写真・網判定入力が文字以外の場合は、奇数画素ではRIGHTモード、偶数画素ではLEFTモードを出力する。
【0264】
RIGHTモードでは、PWM出力信号は、画像データ値に応じて1画素周期の右側から左側に向けてパルスが成長する。LEFTモードでは、PWM出力信号は、1画素周期の左側から右側に向けてパルスが成長し、その結果は2画素周期のPWM信号となる。
【0265】
文字部は、1画素周期のPWMとなる為、解像性・鮮鋭性の高い画像が印字出来る。一方、非文字部は、2画素周期のPWMとなる為、印字ムラの影響が少なくなり階調性の高い画像が印字出来る。
【0266】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、像域分離処理の前に、任意倍率の拡大縮小処理を可能とする画像信号処理装置を提供できる。また、像域分離処理の前に、拡大縮小処理やエッジ強調、ガンマ補正等の任意の画処理順序設定を可能とする画像信号処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像信号処理装置の全体構成図
【図2】実施の形態1に係る画像信号処理装置における網点判定情報付加回路の構成図
【図3】図2に示す網点判定情報付加回路における畳み込み演算回路の構成図
【図4】図3に示す畳み込み演算回路における掛け算器の構成図
【図5】図2に示す網点判定情報付加回路における2次元DFT係数のパターン構成を示す図
【図6】実施の形態1に係る画像信号処理装置における拡大縮小回路の構成図
【図7】実施の形態1に係る画像信号処理装置におけるデータパス制御のための論理値表を示す図
【図8】実施の形態1に係る画像信号処理装置におけるラインメモリ制御のための論理値表を示す図
【図9】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードのタイムチャートを示す図
【図10】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードの図9の残りの部分のタイムチャートを示す図
【図11】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードの別のタイムチャートを示す図
【図12】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードの図11の残りの部分のタイムチャートを示す図
【図13】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードの別のタイムチャートを示す図
【図14】上記実施の形態1における副走査縮小補間モードの図13の残りの部分のタイムチャートを示す図
【図15】上記実施の形態1における拡大縮小制御回路の主走査側ブロックの構成図
【図16】上記実施の形態1における拡大縮小制御回路の副走査側ブロックの構成図
【図17】上記実施の形態1における主走査拡大処理のタイミング図
【図18】上記実施の形態1における主走査縮小処理のタイミング図
【図19】上記実施の形態1に係る画像信号処理装置における主走査縮小補間回路の構成図
【図20】上記実施の形態1に係る画像信号処理装置における主走査拡大補間回路の構成図
【図21】上記実施の形態1に係る画像信号処理装置における副走査縮小補間回路の構成図
【図22】上記実施の形態1に係る画像信号処理装置における文字・写真・網点判定回路の構成図
【図23】図22に示す文字・写真・網点判定回路における総合判定の論理表を示す図
【図24】上記実施の形態1に係る画像信号処理装置における文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路の構成図
【図25】本発明の実施の形態2に係る画像信号処理装置の全体構成図
【図26】実施の形態2に係る画像信号処理装置における多値画像データ圧縮復元回路の構成図
【図27】多値画像データ圧縮復元回路におけるブロック網判定による量子化処理の概念図
【図28】多値画像データ圧縮復元回路におけるビットマップデータのデータ配置図
【図29】多値画像データ圧縮復元回路において周波数別バンド化されたビットマップデータを示す図
【図30】多値画像データ圧縮復元回路におけるHAAR変換の概念図
【図31】多値画像データ圧縮復元回路におけるブロック網判定による逆量子化処理の概念図
【図32】多値画像データ圧縮復元回路における逆HAAR変換の概念図
【図33】実施の形態2に係る画像信号処理装置における多値画像データ圧縮復元回路の変形例の構成図
【図34】図33に示す多値画像データ圧縮復元回路におけるブロック網判定方式の概念図
【図35】実施の形態2に係る画像信号処理装置における文字・写真・網点対応PWM制御回路の構成図
【図36】図35に示す文字・写真・網点対応PWM制御回路における文字・写真・網点対応PWM制御のタイミング図
【図37】従来の像域分離処理回路の構成図
【図38】従来の他の像域分離処理回路の構成図
【符号の説明】
100 画像信号処理装置
101 画像読み取り装置
102 網点判定情報付加回路
103 エッジ強調回路
104 拡大縮小回路
105 ガンマ補正回路
106 画像処理順制御回路
115 像域分離処理回路
116 文字・写真・網点判定回路
117 文字・写真・網点対応ハーフトーン処理回路
2500 多値画像データ圧縮復元回路
2501 画像蓄積メモリ
2504 文字・写真・網点対応PWM制御回路

Claims (7)

  1. 画像の各画素が網点であるか否かを判定し判定結果を示す網点情報を出力すると共に、前記画像を出力する網点判定手段と、
    前記画像に対して、拡大縮小処理とエッジ強調処理とのうちの少なくとも一方を含む画像処理を行い処理された画像を出力すると共に、前記網点判定手段から出力された前記網点情報を基に、該処理された画像の各画素が網点であるか否かを示す網点情報を出力する画像処理手段と、
    前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点であることを示せば該画素は網点であると判定し、前記画像処理手段から出力された網点情報が前記画像処理手段から出力された画像のある画素は網点でないことを示せば該画素は文字又は写真であると判定する像域判定手段と、
    前記像域判定手段によって判定された結果に基づいて、前記画像処理手段から出力された画像の、網点・文字・写真の各像域に対して処理を行う像域分離処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 前記画像処理手段は、拡大縮小処理を行う拡大縮小ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、
    前記拡大縮小ブロックは、前記複数の処理ブロックのうちの前記拡大縮小ブロックの直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対して拡大縮小処理を行い拡大縮小された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記拡大縮小ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を基に、拡大縮小処理された画像の各画素が網点であるか否かを示す網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力することを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  3. 前記画像処理手段は、エッジ強調を行うエッジ強調ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、
    前記エッジ強調ブロックは、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対してエッジ強調処理を行いエッジ強調された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記エッジ強調ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力することを特徴とする請求項記載の画像信号処理装置。
  4. 前記画像処理手段は、ガンマ補正を行うガンマ補正ブロックを含む複数の処理ブロックを有し、
    前記ガンマ補正ブロックは、前記複数の処理ブロックのうちの前記ガンマ補正ブロックの直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された画像に対してガンマ補正処理を行いガンマ補正された画像を前記複数の処理ブロックのうちの前記ガンマ補正ブロックの直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力すると共に、前記直前の処理ブロック又は前記網点判定手段から出力された網点情報を前記直後の処理ブロック又は前記像域判定手段へ出力することを特徴とする請求項記載の画像信号処理装置。
  5. 前記画像処理手段は、
    前記網点判定手段から出力された画像に対して処理を行う複数の処理ブロックと、
    前記複数の処理ブロックによって処理された画像と、該画像の各画素が網点か否かを示す網点情報とを圧縮する圧縮ブロックと、
    前記圧縮ブロックによって圧縮された画像と網点情報とを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された圧縮された画像と網点情報とを読み出し、前記複数の処理ブロックによって処理された画像と前記網点情報とを復元し前記像域判定手段へ出力する復元ブロックと、
    を有することを特徴とする請求項記載の画像信号処理装置。
  6. 前記像域分離処理手段は、前記画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してハーフトーン処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  7. 前記像域分離処理手段は、前記画像処理手段で処理された画像の、網点・文字・写真の各像域に対してPWM制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
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