JP3391809B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3391809B2
JP3391809B2 JP01633792A JP1633792A JP3391809B2 JP 3391809 B2 JP3391809 B2 JP 3391809B2 JP 01633792 A JP01633792 A JP 01633792A JP 1633792 A JP1633792 A JP 1633792A JP 3391809 B2 JP3391809 B2 JP 3391809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法及び装置に
関し、特に入力した2値画像データの画素密度をより高
い画素密度に変換して出力する画像処理方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2値画像の原画像を高密度化して
補間を行う場合、例えば画素密度変換処理方式として着
目画素を細分化し、着目画素と周囲画素のパターンによ
り細分化画素の濃度を決定する画素密度変換方式が提案
されている。
【0003】また、画素密度を変換して出力する装置と
して複写機、ファクシミリ等の画像処理装置が知られて
いる。この種の装置では、例えば400dpi(ドット
パーインチ)のドット記録密度を有するプリンタで20
0dpiの記録データを印字する場合、単純に1ドット
を重複処理により4倍に拡大して印字するように構成さ
れている。更に、着目画素に対する実際の印字時間幅を
主走査方向の周囲画素パターンを参照して制御すること
で、レーザビームプリンタ等の隣接ドットとの結合によ
るかぶり現象の発生を抑え、画像品位の劣化を改善する
手法も提案されている。
【0004】更に、ファクシミリや複写機等の画像処理
装置において、入力した低解像度の2値画像データを高
解像度の出力装置に出力する場合、2値画像の原画像を
周囲画素のパターンにより補間処理を行い、高密度化処
理して文字画像の輪郭平滑化を行ってから出力する手法
が提案されている。またこれとは別に、レーザビームプ
リンタ(LBP)等の印字時間幅を制御可能な出力装置
に出力する場合、注目画素の印字時間幅を周囲画素パタ
ーンにより制御して出力することにより、細線の太りや
1ドットのつぶれを防ぐ手法も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、そのパターンにおいて、例えば主走査2
倍、副走査2倍の画素密度変換を行うと、細分化画素1
画素のみの補間しか行われず、傾斜の急な斜め線やゆる
やかな斜め線のつながりが悪く、補間効果による画質向
上に難点があった。また、あるパターンにおいては、1
ドットのつながりから形成される黒斜線に対して補間作
用によるヌケが起こるという問題があった。
【0006】また、隣接ドットの結合によるかぶり現象
やビーム形状の違いによる黒率上昇を抑え、疑似中間調
画像の階調性のみだれを改善することはできるが、反
面、文字画像に対しては図27に示すように、1ドット
のつながりによって表される斜線が途切れ、文字画像の
品位が劣化するという問題点もあった。
【0007】更に、疑似中間調画像と文字画像の混在し
た原画像に対し、前記2通りの画素密度変換処理を同一
画像に対して行うと、補間処理による輪郭平滑化の効果
が印字時間幅の制御によって相殺されてしまうという欠
点があった。
【0008】
【0009】本発明は上記課題を解決するために成され
たもので、疑似中間調画像が黒ずむこともなく、1ドッ
トのつながりにより表される斜線も途切れることなく、
より原画像に忠実な画像を得ることができる画像処理
法及び装置提供を目的とする。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明の画像処理
装置は、画像データを入力する入力手段と、着目画素の
周囲画素の画像データのパターンに対応して着目画素の
印字時間幅を示すコードデータを記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている印字時間幅を示すコード
データの中から前記入力手段によって入力した着目画素
の周囲画素のパターンに対応するコードデータを読み出
して出力するコードデータ出力手段と、前記着目画素が
文字領域に含まれ、かつ細い斜線部分の一部分であるか
否かを判別する判別手段と、前記コードデータ出力手段
からのコードデータに応じた印字時間幅の画像を出力す
画像出力手段とを有し、前記画像出力手段は前記着
目画素の印字時間幅を前記コードデータ出力手段からの
コードデータに応じて1画素幅よりも狭くして画像を出
力し、前記判別手段により前記着目画素が文字画像領域
に含まれ、かつ細い斜線部分の一部分であると判別され
た場合は、予め決められている一定の印字時間幅画像
を出力することを特徴とする。また、上記目的を達成す
るために、本発明の画像処理方法は、画像データを入力
する入力工程と、メモリに記憶されている着目画素の周
囲画素の画像データのパターンに対応した着目画素の印
字時間幅を示すコードデータの中から前記入力工程によ
って入力した着目画素の周囲画素のパターンに対応する
コードデータを読み出して出力するコードデータ出力
程と、前記着目画素が文字領域に含まれ、かつ細い斜線
部分の一部分であるか否かを判別する判別工程と、前記
コードデータ出力工程からのコードデータに応じた印字
時間幅の画像を出力する画像出力工程とを有し、前記
出力工程は前記着目画素の印字時間幅を前記コード
データ出力工程からのコードデータに応じて1画素幅よ
りも狭くして画像を出力し、前記判別工程により前記着
目画素が文字画像領域に含まれ、かつ細い斜線部分の一
部分であると判別された場合は、予め決められている一
定の印字時間幅画像を出力することを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る好適な一
実施例を詳細に説明する。 <第1実施例>図1は、第1実施例での画素密度変換装
置の構成を示すブロック図である。図示するように、1
ビットの濃度(黒を“1”、白を“0”)を表わす2値
画像データがデータ線3を通して画素密度変換回路2に
入力され、画素密度変換回路2では、タイミング制御回
路1が出力する画像同期信号に基づいて、データ線3か
ら入力された1ビットの2値画像データを細分化し、着
目画素濃度と周囲画素濃度のパターンに応じて補間処理
を行い、主走査方向の高密度化に応じた画像クロックに
同期して2値画像データをデータ線4に出力するように
構成されている。
【0013】尚、実施例において画素密度変換回路2に
入力された2値画像データは、回線を介して送られてき
たファクシミリデータを復号化したものであり、低解像
度の画像データである。
【0014】以上の構成における実施例での回路を図面
を参照しながら詳述する。 <タイミング制御回路>タイミング制御回路1は、基本
クロックに基づいてCLK1(入力される画像クロック
と同一周期をもつクロックであり、ここでは、主走査方
向8pel /mmの画素密度に対応するクロックであ
る。)、CLK2(画素密度変換処理後の画素クロック
であり、主走査方向の細分化に応じてCLK1の整数倍
の速さを有するクロックである。)を画素密度変換回路
2に送出する。 <画素密度変換回路>図2,図3は、上述の画素密度変
換回路2の具体的な構成例を示す図である。この回路
は、主走査方向2倍、副走査方向2倍の例であり、入力
された2値画像データ(主走査方向8pel /mm、副走査
方向7.7line/mmの画素密度)を出力する際に細分化
(主走査方向16pel /mm、副走査方向15.4line/
mmの画素密度)し、周囲画素パターンに応じて細分化画
素の濃度を反転して出力することで、文字画像等におけ
る斜線部の輪郭平滑化を行うものである。
【0015】図中、211〜215は入力される2値画
像データを保持するラインメモリ、22A〜22Yはシ
フトレジスタ、230は入力されるマトリックスデータ
より細分化処理後の個々の画素濃度を決定するための濃
度値決定回路、240は濃度値決定回路230より並列
に入力される個々の画素データをライン毎に画像クロッ
クLCK2に同期させて取り出すラインセレクタであ
る。以下、回路の動作を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0016】まず、ラインメモリ群のラインメモリ21
1に主走査方向1ライン分の2値画像データを読み込
み、そのデータをラインメモリ群のラインメモリ212
→213→214→215と副走査方向にライン単位で
シフトしていく。ラインメモリ211〜215から画像
データがタイミング制御回路1より出力されるCLK1
に同期して読み出され、副走査方向5画素分のパラレル
データがシフトレジスタ群のシフトレジスタ22Y,2
2T,22O,22J,22Eにそれぞれシフト入力さ
れる。シフト入力された副走査5画素分の画像データ
は、CLK1に同期してシフトレジスタ群を順次シフト
されていく。ここで、個々のシフトレジスタ22A〜2
2Yから5ライン×5画素のマトリックスデータが取り
出され、濃度値決定回路230に入力される。
【0017】この濃度値決定回路230では、中心の着
目画素(ここではシフトレジスタ22M)を4細分化し
て補間処理を行った画素データM11〜M22が出力さ
れ、ラインセレクタ240に並列に入力される。ライン
セレクタ240において出力ラインの画像データを選択
し、出力画像クロックCLK2に同期して細分化後の画
像データが出力される。ここで、ラインセレクタ240
の詳細を図4及び図5を参照して説明する。
【0018】図4において、濃度値決定回路230より
補間処理後の画素データM11,M12,M21,M2
2が細分化前の画素の画像クロックCLK1に同期して
マルチプレクサ241,242に入力される。マルチプ
レクサ241,242で出力されるラインの画素データ
(ここではM11,M12)が選択され、アンドゲート
243,244に入力される。アンドゲート243,2
44とオアゲート245で構成されるセレクタによって
主走査方向に2倍に高密度化された画素データ(例えば
M11,M12)がCLK1により順次セレクトされ、
最終的なDフリップフロップ246において、画素クロ
ックCLK2に同期して図5のOUTに示すような主走
査方向に細分化された画像データが出力される。
【0019】また、ラインメモリ211に1ライン読み
込む毎に、マルチプレクサ241,242を順次切り替
えて細分化画素データを2ライン分取り出すことで、副
走査方向に細分化された画像データを得ることができ
る。また濃度値決定回路230からの出力を新たなマト
リックスデータとして同様な処理を繰り返すことで更に
4×4倍、8×8倍と高密度な変換画像を得ることがで
きる。
【0020】次に、濃度値決定回路230に入力される
マトリックスデータと、出力される細分化画素データと
の関係について詳細に説明する。ここで、図6は、実施
例の参照画素と細分化画素とを示す図である。ここで
は、着目画素をM、参照画素をA〜Y、細分化画素をM
11〜M22とする。図7,図8,図9は参照画素の各
濃度値に対する個々の細分化画素の濃度値を決定するパ
ターンを示す図である。図7〜図9において、「X」の
画素は参照しない。濃度値を決定するパターンは参照画
素が斜線の一部か直角を示す部分か又はそれ以外かを判
断する。(a)〜(l)は、着目画素が白画素の場合に
おける補間処理を行うパターンを示している。(a)の
場合においては、図6に示す参照画素H及びLが黒、I
及びQが白の場合であり、傾きtan θ=1の黒斜線の一
部と判断し、M11の濃度を白から黒に反転させる。
(b)〜(d)は同様に対称性から(a)をそれぞれ9
0度づつ順次回転させたものである。(e)の場合にお
いては、上述の参照画素H及びI及びLが黒、Qが白の
場合であり、傾きtan θ=1/2の黒斜線の一部と判断
し、M11及びM12の二画素の濃度を白から黒に反転
させる。(f)〜(h)は同様に対称性から(e)をそ
れぞれ90度づつ順次回転させたものである。そして、
(i)〜(l)は(e)を左右反転させ、更に90度づ
つ順次回転させたものである。これに対し、(m)〜
(t)は、着目画素が黒画素の場合における補間処理を
行うパターンを示している。(m)の場合においては、
図6に示す参照画素G,H,I,J及びLが白、Qが白
の場合であり、傾きtan θ=1/3の白斜線の一部と判
断し、M11及びM12の2画素の濃度を黒から白に反
転させる。(n)〜(p)は同様に、対称性からそれぞ
れ90度づつ順次回転させたものであり、(q)〜
(t)は(m)を左右反転させたものをそれぞれ90度
づつ順次回転させたものである。
【0021】ここで、各パターンにおける補間処理での
個々の作用を説明する。 (1)直角の検出 上述した以外のパターンの場合には濃度反転せず、各々
の細分化画素の濃度は原画像濃度と同じ濃度とする。こ
のことにより、例えば着目画素が白で参照画素H,I,
L,Qが黒の時には直角部分と判断され、補間処理が行
われず直角部分を鮮明に再現できる。 (2)斜線の傾きの検出 上述したように、着目画素が白のパターン(a)〜
(l)の場合、各パターン(a)〜(d)と(e)〜
(l)とでは白から黒に濃度反転する細部化画素の数が
異なる。このように、斜線の傾きを検出し、傾きの違い
により濃度反転させる画素数を替えることで、傾きが急
な斜線や滑らかな斜線に対して、より効果的に輪郭平滑
化された画像を得ることができる。図10(a)及び図
11(a)は、図12(a)に示す原画像に対し、tan
θ=1/2の斜線に対する補間処理を行った結果であ
り、図10(a)は1画素補間、図11(a)は本アル
ゴリズムによる2画素補間の例である。同様に、着目画
素が黒のパターン(m)〜(t)に対しては、黒から白
へ濃度反転する画素を2画素として急な斜線な滑らかな
斜線に対し、より好適な輪郭平滑化を行うことができ
る。 (3)傾きtan θ=1,1/2,2の斜線のおける補間
効果の相殺の防止 着目画素が白のパターン(a)〜(l)と、着目画素が
黒のパターン(m)〜(t)とで濃度反転が行われる斜
線検出パターンの傾きが異なる。これは、着目画素が白
のパターンに対し、パターン(a)〜(l)の個々の画
素に対して白と黒を反転させたパターンを用いると、原
画像が図12(b)〜(d)に示す場合、図10(b)
〜(d)に示すようにtan θ=1,1/2,2の斜線に
対し補間処理が相殺しあうように働き、結果として斜線
の段階がシフトするだけで補間の効果がなくなる。その
ため、着目画素が白のパターン(a)〜(l)と着目画
素が黒のパターン(m)〜(t)において、斜線検出の
角度を変える(着目画素が黒の場合には、tan θ=1/
3に対し処理を行う)ことで、tan θ=1,1/2,2
の斜線に対しても効果的な輪郭平滑化和行うことが可能
となる。そして、図11(b)〜(d)は本アルゴリズ
ムによる補間処理を行ったものである。 (4)細い斜線判定による黒斜線のヌケの防止 着目画素が黒のパターン(m)〜(t)においては、図
6に示すG,I,Q,Sを参照しているが、着目画素が
白のパターン(a)〜(l)においては、G,I,Q,
Sを参照していない。つまり、1ドットのつながりによ
る黒の斜線に対して効果的に輪郭平滑化を行い、1ドッ
トのつながりによる白の斜線に対して補間処理を行わな
いことにより、白の斜線の輪郭平滑化の副作用である黒
の細い斜線のつながりのヌケを防ぐことが可能となる。
図13(a)に示す原画像に対して図13(b)はヌケ
が生じる例であり、図13(c)は本アルゴリズムによ
って処理を行った例である。
【0022】上述したパターンを論理回路で構成して回
路が前述した濃度決定回路230であり、画素密度変換
の論理演算部として構成されている。また、別の方法と
してシフトレジスタA〜Yの出力を25ビットのアドレ
ス入力とし、データとしてM11〜M22の濃度が書き
込まれたROMを用いてもよい。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば、
例えばファクシミリで送られてきた低解像度の画像デー
タを記録系の解像度にあわせて高密度化して出力するこ
とにより文字等の線画の画質を向上することが可能とな
る。
【0024】以上説明したように、実施例によれば、2
値画像を高密度化して補間する際に、より効果的な変換
パターンを提案するとともに、パターンメモリを用いず
簡単な論理演算により高密度化して補間を行う画像処理
装置を提供することが可能となる。
【0025】また、補間を行う斜線角度に応じた適切な
補間処理が可能となり、さらに補間作用による黒斜線の
ヌケもない高画質な変換画像を得ることが可能となる。
【0026】<第2実施例>次に、図面を参照しながら
本発明に係る第2実施例を詳細に説明する。
【0027】図14,図15は、第2実施例における画
像処理装置の構成を示すブロック図であり、その出力装
置として不図示のレーザビームプリンタ(LBP)を使
用している。そして、入力される画像データは、誤差拡
散処理等で疑似中間調処理された2値画像であり、具体
的には不図示の回線を介して送られてきたファクシミリ
データを復号化した文字画像と疑似中間調画像とが混在
する2値画像データである。
【0028】図において、メモリ11は注目画素付近の
主走査方向3画素からなるパターンに対し、注目画素の
印字時間幅をどれくらいに設定するかを示すコードデー
タを格納しているメモリである。上述のパターンは、図
21(a)に示すものであり、メモリ11には、例えば
パターン1〜8に対し、図21(b)に示すレーザビー
ムをonする印字時間幅(黒幅)に対応するコードがそ
れぞれ格納されている。またこのコードは、各パターン
に対して任意に設定できるものである。
【0029】細線斜線パターン検出部12では、着目画
素が細かい斜線の一部であるか否かをパターンマッチン
グによって判定し、着目画素が細い斜線の一部と判断し
たときは“1”を出力する。ここで、細線斜線パターン
検出部12は、図22に示すように、ラインバッファ群
501、シフトレジスタ群502、細線斜線判定回路5
03により構成される。ラインバッファ群501に入力
された画像データは、まずラインバッファaに取り込ま
れ、順次ラインバッファb、ラインバッファcと副走査
方向にライン同期信号に同期してライン単位でデータが
シフトされていく。シフトレジスタ群502では、ライ
ンバッファ群501より副走査方向3画素分のデータが
入力され、副走査方向3画素分のデータが順次入力画素
クロックに同期してシフトされていく。
【0030】以上の動作により、図23に示す(a)の
ように、シフトレジスタ群502の個々のシフトレジス
タより主走査方向3画素、副走査方向3画素(UL,U
M,UR,ML,MM,MR,DL,DM,DRで表さ
れる)の計9画素分のマトリックスデータが画像クロッ
クに同期して取り出され、細線斜線判定回路503に入
力される。ここで、黒画素がhigh(H)、白画素が
low(L)、着目画素の位置がMMであるとすると、
細線斜線判定回路503は、図24に示すように構成さ
れ、論理演算により図23の(b)〜(e)に示す何れ
かのパターンのマトリックスデータが入力されると、H
を出力する。例えば図23に示す(b)のパターンの場
合、URがH、MMがH、UMがL、MRがLのデータ
が細線斜線判定回路503に入力され、AND1ゲート
がHとなり出力としてHが出力される。
【0031】文字画像検出部13では、細線斜線パター
ン検出部12と同様に、ラインバッファ群とシフトレジ
スタ群によりマトリックスデータが取り出される。ここ
では、疑似中間調画像の特徴である高周波成分の比率、
例えばディザ画像で見られる周期性の有無、孤立画素な
どをマトリックス内の隣接画素の反転回数、4画素毎の
周期性をもつ画素の個数、注目画素の4近接の画素が全
て注目画素と異なっている画素の個数をそれぞれカウン
トし、各々を一定閾値と比較することで各々の特徴を検
出し、各々の特徴のいずれが1つでもあてはまる場合
は、着目画素が疑似中間調他領域に含まれると判定し、
Hを出力する。
【0032】タイミング制御部15は、基本クロックに
基づいてCK0,CK1,CK2を後述するパターン生
成部、印字時間幅生成部20、画像データ遅延部22に
送出し、入力した画像データのパターンに応じた印字時
間を制御する。
【0033】パターン生成部は、シフトレジスタ16及
びデコーダ17により構成される。シフトレジスタ16
は画素データを入力し、着目画素の周囲のデータをデコ
ーダ17へ出力する。また、細線斜線パターン検出部1
2及び文字画像領域検出部13からのデータのアンド出
力をシフトレジスタ16のPR(プリセット)へ入力す
ることで、文字であり、かつ細い斜線の一部と判断した
場合には、QA 〜QDのデータを全て“1”として予め
決められている一定の印字幅に対応するコードを選択す
るパターンを出力する。デコーダ17は、シフトレジス
タ16からの3ビットのデータを入力し、それをデコー
ドしてY0 〜Y7 のデータを出力する。
【0034】データセレクタマルチプレクサ18は、デ
コーダ17からのデータを入力し、それをアドレス信号
としてメモリ11に格納されているコードを3ビットデ
ータとして出力する。データセレクタマルチプレクサ1
9では、データセレクタマルチプレクサ18より送られ
てきたコードに基づき、印字時間幅生成部20により生
成されたパルス幅の1つを選択し、マスク信号としてア
ンドゲート21へ出力する。印字時間幅生成部20は、
シフトレジスタ、排他的論理和ゲート等により構成さ
れ、図16のA〜Fで示すようなパルス幅の異なるクロ
ックを出力する。アンドゲート21では、マスク信号と
画像データ遅延部22で同期が取られた注目画素とのア
ンドをとり、Dフリップフロップ3へパターンに応じ
て印字時間幅の制御されたデータを出力する。Dフリッ
プフロップ23は、レーザビームプリンタ(LBP)に
対し、印字用の画像データを出力する。LBPについて
は図18,図19,図20を参照して詳細に説明する。
【0035】次に、以上の構成からなる本装置の動作を
説明する。
【0036】尚、実施例では、上述したメモリ11は3
bit×8のデータレジスタとして構成され、印字開始
前に入力画像データの主走査方向の3画素の白黒のパタ
ーンに応じて書込まれた3ビットバイナリの画素印字時
間幅コードをパターン1からパターン8に対応させて記
憶するものである。そして、各パターン1〜8に対応す
る印字時間幅コードは任意に設定されている。
【0037】ここで、上述した3画素の白黒のパターン
は、図21(a)に示すように、注目画素を挟み、主走
査方向に前2画素,、後1画素をそれぞれ周囲画
素〜とし、それらの画素が白か黒かによってパター
ン1〜パターン8の8パターンを順に表している。ま
た、画素威信時間幅コードとは、図21(b)に示すよ
うに、200dpiの1ドットをオリジナル黒幅(10
0)とすると、同じ100をコード1とし、以下同様
に、83.3をコード2、66.7をコード3、50.
0(これは400dpiの1ドット分)をコード4、更
に33.3をコード5、16.7をコード6として印字
時間幅に対応させたものである。
【0038】図14,図15において、まずシフトレジ
スタ16の入力Aより画像データが入力され、タイミン
グ制御部15のCK2より200dpi1ビットの同期
クロックがCKに入力されると、図17に示すQA 〜Q
D のシフトデータがCK2の立上がりに同期して出力さ
れる。ここで、QA ,QC ,QD は上述した周囲画素
,,にそれぞれ対応して生成されるパターンであ
る。そして、アンドゲート14からのデータがシフトレ
ジスタ16へ出力されることにより、着目画素が文字の
中の細い斜線の一部であると判断された場合には、QA
〜QD のデータを全てhighとし、周囲画素全てを黒
とし、予め決められている一定の印字幅に対応するコー
ドを選択するパターンを出力する。
【0039】次に、各パターンQA ,QC ,QD はデコ
ーダ17に出力され、データセレクタマルチプレクサ1
8がメモリ11内のパターン1〜8から該当するパター
ンの1つを選択するアドレスとしてデコードされる。そ
して、データセレクタマルチプレクサ18で各パターン
に対応する3ビットの印字時間幅コードをデータセレク
タマルチプレクサ19のDA 〜DC へ出力する。
【0040】一方、印字時間幅生成部20では、タイミ
ング制御部15からのCK0,CK1を入力し、EX−
OR(排他的論理和)を取ることにより、図16のA〜
Fに示す印字時間幅タイミング信号をデータセレクタマ
ルチプレクサ19へ出力する。データセレクタマルチプ
レクサ19では、D0 〜D5 に入力された印字時間幅タ
イミング6種類の中から上述した3ビットの印字時間幅
コードに従って1つの印字時間幅タイミングを選択し、
マスク信号としてアンドゲート11に出力する。
【0041】次に、画像データ遅延部22より出力され
た注目画像とマスク信号は、アンドゲート21で論理積
がとられ、Dフリップフロップ23に入力される。そし
て、タイミング制御部15からのCK0にクロック同期
された信号がプリンタへの印字画像データ出力となる。
【0042】図18,図19,図20は、本実施例での
プリンタ装置としてのレーザビームプリンタを示す図で
ある。図示するように、画像印字データはビデオインタ
ーフェース31を通してハード的、ソフト的に制御され
入力される。32はプリンタエンジンの制御部、33は
レーザユニット、34はポリゴンミラー、35はドラ
ム、そして、36は主走査同期を出力するためのBDミ
ラーである。
【0043】ここで、ビデオコントローラ内のメモリ3
7には、図示するような画像「B」が蓄積されている。
これを38に示すようなビデオ信号に変換し、第1ライ
ンから第16ラインまで順次BD信号に同期させてプリ
ンタエンジン部に出力する。そして、38に示す各ライ
ンの黒い部分がレーザユニット33をONさせるタイミ
ング信号である。
【0044】尚、実施例では、主走査1ラインのデータ
を2回連続して印字を行い、この処理により、副走査方
向200dpiのデータを400dpiの記録密度で印
字することができる。そして、主走査方向に対しては4
00dpiに変換され、細めの処理が行われている。
【0045】次に、図25,図26を参照して周囲画素
との関係で印字時間幅を可変にする例を示す。
【0046】まず、図25は、実施例における各パター
ン1〜8に対応する各コードを示す図である。図26
は、全パターンが現われるような白黒の画素のパターン
列と、そのパターン列に対応した印字時間幅の出力を示
す図である。図示するように、周囲に比較的画素が少な
い所では印字時間幅が短く、黒画素が多い所では、印字
時間幅が長くなっている。黒画素の連続域では、ほぼ入
力画素の印字時間幅と同程度の時間幅となっているの
で、全黒部の再現性を損なうことはない。
【0047】更に文字であり、かつ細い斜線の一部であ
る場合には、パターン8を選択するように図14のシフ
トレジスタ16がプリセットされるため、斜線の再現性
を損なうことはない。
【0048】以上説明したように、記録するデータの画
素密度よりも高いドット密度を有するプリンタを用いる
とき、画素の最小単位の印字時間幅、又は熱転写プリン
タにおいては、熱容量等を任意に可変にし、ビデオ信号
を出力させるようにしたことにより、画像全体が黒ずむ
こともなく、疑似中間調の1画素のみの印字部分の濃度
も忠実に再現できる。更に、細線斜線検出部、及び文字
画像領域検出部よりの信号により、細い斜線もヌケがな
い文字画像が得られる。
【0049】<第2実施例の変形例>前述した実施例で
は、注目画素の周辺画素を参照してパターンを選択し、
主走査ラインの印字を行い、副走査方向に対しては、前
ラインと同一データを印字する例を説明したが、副走査
方向を考慮に入れたパターンの中から1つを選択するよ
うにしても良い。その場合、図21(a)の周囲画素と
して、副走査方向を考慮に入れたパターンを用意する。
例えば細線斜線パターン検出部の3×3のマトリックス
データをデコードすることにより印字時間幅を制御する
コードを選択するようにすればよい。また、副走査2度
印字するときにも、印字データを間引くことにより主走
査方向の細線も忠実に再現することが可能となる。更
に、シフトレジスタ16によるパターン生成部を多値デ
ータとし、多値レベルの高い(濃い)データ時には、印
字時間幅が長く、多値レベルの低い(淡い)データ時に
は、印字時間幅が短くなるようにデコーダ入力或いは各
パターン1〜8のコード設定を行っても良い。
【0050】また、外部よりユーザが濃度キーで濃度を
設定し、その設定データをデコーダ17に入力すること
により、印字画像の濃淡を読み取り濃度に関係なく設定
することもできる。そして、図21(a)の周囲画素
は、3より多くても良く、多い方がより忠実な印字時間
幅設定が行える。また図21(b)の印字時間幅の種類
を6種類としたが、図16に示す基本クロックとA〜F
の出力関係からも明らかなように、1ドット内の基本ク
ロックを速くすることにより、より時間幅の設定を細分
化でき、印字時間幅の種類を増やすことができる。
【0051】更に、プリンタ装置として、前述した実施
例ではレーザビームプリンタを例に挙げたが、これに類
する他のプリンタ、例えばインクジェットプリンタ、熱
転写プリンタ、サーマルプリンタ等の記録するデータの
密度よりも高いドット密度を有するプリンタであれば、
同じ1ドットを2度印字するとき、一方の1ドットのイ
ンク量や熱容量等をレーザビームの発光時間幅制御と同
様に、可変に制御することで、同様な効果を得ることが
できる。
【0052】また、画像データの画素密度を200dp
i、プリンタ印字画素密度を400dpiとしたが、本
発明では、この密度に限定される必要はなく、100d
pi対400dpi、200dpi対600dpi等々
に拡張されることは言うまでもない。
【0053】以上説明したように、実施例によれば、画
像全体が黒ずむこともなく、文字部の細い斜線もヌケが
なく、忠実に再現でき、疑似中間調の1画素のみを印字
する部分の濃度も忠実に再現でき、よりハイコントラス
トな画像を得ることができるという優れた効果がある。 <第3実施例>次に、図面を参照しながら本発明に係る
第3実施例を詳細に説明する。
【0054】図28は、第3実施例では画像処理装置の
構成を示す概略ブロック図である。図において、100
はタイミング制御回路であり、基本クロックに基づいて
入力画像データに同期した画像クロックと高密度化され
た画像データに同期した画像クロック及び印字時間幅制
御用パルスを作るためのクロックをそれぞれ出力する。
300は像域分離回路であり、入力された画像データよ
り着目画素が文字画像領域に含まれるか疑似中間調領域
に含まれるかを判別し、その結果を判定フラグとして後
述する輪郭平滑化拡大回路200へ出力する。200は
輪郭平滑化拡大回路であり、画像データを入力し、上述
の像域分離回路300により文字画像と判定された画素
を主走査方向に分割及び副走査方向に2m (mは整数)
に分割し、原画像の濃度値とその周辺画素の濃度値とに
基づいて分割された着目画素の細分化画素の濃度値を決
定し、高密度化して出力する。400は画素パルス幅制
御回路であり、上述の輪郭平滑化拡大回路200からの
データを入力し、高密度処理される前の解像度の画像デ
ータの主走査方向の画素配列パターン及び着目画素にお
いて、高密度化処理により補間された黒画素の位置によ
り着目画素の印字時間幅を制御し、不図示のレーザビー
ムプリンタ等の出力装置へ出力する。
【0055】尚、本実施例において入力される画像デー
タは、例えば回線を介して送られてきたファクシミリデ
ータを復号化した2値データであり、その画素密度は主
走査方向8pel /mm、副走査方向7.7line/mmであ
る。そして、上述の輪郭平滑化拡大回路において画素密
度変換されて出力される画像データの画素密度は主走査
方向16pel /mm、副走査方向15.4line/mmであ
る。
【0056】以上の構成からなる本装置の詳細を図面を
参照して以下に詳述する。 <タイミング制御回路>タイミング制御回路100は、
基本クロック(CLK0)に基づいてCLK1(輪郭平
滑化拡大後の画素クロックで、CLK0を3分周したも
のであり、16pel /mmの画素密度に対応する。)、C
LK2(入力画像クロックと同一周期をもつクロック
で、CLK0を6分周したものであり、8pel /mmの画
素密度に対応する。)、CLK3{画素パルス幅制御
(印字時間幅制御、ここでは信号レベルがhigh
「H」である時間を黒の印字時間に対応させている)の
ためのマスククロックを作るデータクロックで、CLK
0を12分周したものである。}を輪郭平滑化拡大回路
200、像域分離回路300、画素パルス幅制御回路4
00へ送出する。 <輪郭平滑化拡大回路>図29,図30は、上述の輪郭
平滑化拡大回路200の具体的な構成例を示す図であ
る。この回路は、主走査方向2倍、副走査方向2倍の例
であり、入力された2値画像データ(主走査方向8pel
/mm副走査方向7.7line/mmの画素密度)を出力する
際に細分化(主走査方向16pel /mm副走査方向15.
4line/mmの画素密度)し、周囲画素パターンに応じて
細分化画素の濃度を反転して出力することで、文字画像
等における斜線部の輪郭平滑化を行うものである。
【0057】図中、211〜215は入力される2値画
像データを保持するラインメモリ、22A〜22Yはシ
フトレジスタ、230は入力されるマトリックスデータ
より細分化処理後の個々の画素濃度を決定するための濃
度値決定回路、240は濃度値決定回路230より並列
に入力される個々の画素データをライン毎に画像クロッ
クLCK1に同期させて取り出すラインセレクタであ
る。以下、回路の動作を図面を参照して詳細に説明す
る。尚、一例として主走査、副走査方向共に2倍に拡大
する場合を説明する。
【0058】まず、ラインメモリ群のラインメモリ21
1に主走査方向1ライン分の2値画像データを読み込
み、そのデータをラインメモリ群のラインメモリ212
→213→214→215と副走査方向にライン単位で
シフトしていく。ラインメモリ211〜215から画像
データがタイミング制御回路1より出力されるCLK2
に同期して読み出され、副走査方向5画素分のパラレル
データがシフトレジスタ群のシフトレジスタ22Y,2
2T,22O,22J,22Eにそれぞれシフト入力さ
れる。シフト入力された副走査5画素分の画像データ
は、CLK2に同期してシフトレジスタ群を順次シフト
されていく。ここで、個々のシフトレジスタ22A〜2
2Yから5ライン×5画素のマトリックスデータが取り
出され、濃度値決定回路230に入力される。
【0059】この濃度値決定回路230では、中心の着
目画素(ここではシフトレジスタ22M)を4細分化し
て補間処理を行った画素データM11〜M22が出力さ
れ、ラインセレクタ240に並列に入力される。ライン
セレクタ240において出力ラインの画像データを選択
し、出力画像クロックCLK2に同期して細分化後の画
像データが出力される。ここで、ラインセレクタ240
の詳細を図31及び図32を参照して説明する。
【0060】図31において、濃度値決定回路230よ
り補間処理後の画素データM11,M12,M21,M
22が細分化前の画素の画像クロックCLK2に同期し
てマルチプレクサ241,242に入力される。マルチ
プレクサ241,242で出力されるラインの画素デー
タ(ここではM11,M12)が選択され、アンドゲー
ト243,244に入力される。アンドゲート243,
244とオアゲート245で構成されるセレクタによっ
て主走査方向に2倍に高密度化された画素データ(例え
ばM11,M12)がCLK2により順次セレクトさ
れ、最終的なDフリップフロップ246において、画素
クロックCLK1に同期して図32のOUTに示すよう
な細分化された画像データが出力される。
【0061】また、濃度値決定回路230において、像
域分離回路300からの範囲フラグが疑似中間調を表す
場合には、着目画素であるシフトレジスタ22Mからの
入力データをそのままM11〜M22に出力する。この
処理により、着目画素が疑似中間調画像と判断された場
合に、入力画素のデータがそのまま出力され、疑似中間
調に対して副作用となる輪郭平滑化を行わないようにす
ることができる。
【0062】尚、濃度値決定回路230からの出力を新
たなマトリックスデータとして同様な処理を繰り返すこ
とで更に4×4倍、8×8倍と高密度な変換画像を得る
ことができる。
【0063】次に、濃度値決定回路230に入力される
マトリックスデータと、出力される細分化画素データと
の関係について詳細に説明する。ここで、図33は実施
例の参照画素と細分化画素とを示す図である。ここで
は、着目画素をM、参照画素をA〜Y、細分化画素をM
11〜M22とする。図34〜図36は参照画素の各濃
度値に対する個々の細分化画素の濃度値を決定するパタ
ーンを示す図である。図34〜図36において、「X」
の画素は参照しない。濃度値を決定するパターンは参照
画素が斜線の一部か直角を示す部分か又はそれ以外かを
判断する。(a)〜(l)は、着目画素が白画素の場合
における補間処理を行うパターンを示している。(a)
の場合においては、図33に示す参照画素H及びLが
黒、I及びQが白の場合であり、傾きtan θ=1の黒斜
線の一部と判断し、M11の濃度を白から黒に反転させ
る。(b)〜(d)は同様に対称性から(a)をそれぞ
れ90度づつ順次回転させたものである。(e)の場合
においては、上述の参照画素H及びI及びLが黒、Qが
白の場合であり、傾きtan θ=1/2の黒斜線の一部と
判断し、M11及びM12の二画素の濃度を白から黒に
反転させる。(f)〜(h)は同様に対称性から(e)
をそれぞれ90度づつ順次回転させたものである。そし
て、(i)〜(l)は(e)を左右反転させ、更に90
度づつ順次回転させたものである。これに対し、(m)
〜(t)は、着目画素が黒画素の場合における補間処理
を行うパターンを示している。(m)の場合において
は、図33に示す参照画素G,H,I,J及びLが白、
Qが白の場合であり、傾きtan θ=1/3の白斜線の一
部と判断し、M11及びM12の2画素の濃度を黒から
白に反転させる。(n)〜(p)は同様に、対称性から
それぞれ90度づつ順次回転させたものであり、(q)
〜(t)は(m)を左右反転させたものをそれぞれ90
度づつ順次回転させたものである。
【0064】ここで、各パターンにおける補間処理での
個々の作用を説明する。 (1)斜線の傾きの検出 上述したように、着目画素が白のパターン(a)〜
(l)の場合、各パターン(a)〜(d)と(e)〜
(l)とでは白から黒に濃度反転する細部化画素の数が
異なる。このように、斜線の傾きを検出し、傾きの違い
により濃度反転させる画素数を変えることで、傾きが急
な斜線や滑らかな斜線に対して、より効果的に輪郭平滑
化された画像を得ることができる。 (2)傾きtan θ=1,1/2,2の斜線のおける補間
効果の相殺の防止 着目画素が白のパターン(a)〜(l)と、着目画素が
黒のパターン(m)〜(t)とで濃度反転が行われる斜
線検出パターンの傾きが異なる。これは、着目画素が白
のパターンに対し、パターン(a)〜(l)の個々の画
素に対して白と黒を反転させたパターンを用いると、ta
n θ=1,1/2,2の斜線に対し補間処理が相殺しあ
うように働き、結果として斜線の段階がシフトするだけ
で補間の効果がなくなる。そのため、着目画素が白のパ
ターン(a)〜(l)と着目画素が黒のパターン(m)
〜(t)において、斜線検出の角度を変える(着目画素
が黒の場合には、tan θ=1/3に対し処理を行う)こ
とで、tan θ=1,1/2,2の斜線に対しても効果的
な輪郭平滑化和行うことが可能となる。 (3)細い斜線判定による黒斜線のヌケの防止 着目画素が黒のパターン(m)〜(t)においては、図
33に示すG,I,Q,Sを参照しているが、着目画素
が白のパターン(a)〜(l)においては、G,I,
Q,Sを参照していない。つまり、1ドットのつながり
による黒の斜線に対して効果的に輪郭平滑化を行い、1
ドットのつながりによる白の斜線に対して補間処理を行
わないことにより、白の斜線の輪郭平滑化の副作用であ
る黒の細い斜線のつながりのヌケを防ぐことが可能とな
る。
【0065】上述したパターンを論理回路で構成した回
路が前述した濃度決定回路230であり、画素密度変換
の論理演算部として構成されている。また、別の方法と
してシフトレジスタA〜Yの出力を25ビットのアドレ
ス入力とし、データとしてM11〜M22の濃度が書き
込まれたROMを用いてもよい。 <像域分離回路>図37は、実施例での像域分離回路3
00の具体的な構成例を示す図である。図示するよう
に、輪郭平滑化拡大回路200と同様、ラインメモリ群
510及びシフトレジスタ群520により6ライン×6
画素のマトリックスデータが画素クロックCLK2に同
期して取り出され、像域分離判定回路530に入力され
る。像域分離判定回路530では、取り出されたマトリ
ックスデータにより着目画素が文字画像領域に含まれる
のか、疑似中間調画像領域に含まれるのかを判定し、そ
の結果を判定フラグとして出力する。
【0066】尚、像域分離回路300のラインメモリ5
10及びシフトレジスタ520と、輪郭平滑化拡大回路
200のラインメモリ及びシフトレジスタを共通に使用
することで、メモリ及びシフトレジスタを節約できる。
【0067】以下、像域分離判定回路630を構成する
ための像域分離アルゴリズムを詳細に説明する。 (1)空間周波数による判定 疑似中間調画像の領域では、画素の濃度変換が激しくそ
の発生に方向性はないが、文字画像では濃度変換回数が
比較的少なく、輪郭と直交する方向にのみ濃度変化が現
われる。従って、本実施例では、この濃度変換の発生の
違いにより像域分離を行うものである。
【0068】図38に示すように、参照マトリックス内
の隣接画素(矢印で示す主走査方向30箇所、副走査方
向30箇所)の濃度が反転している場合を計数し、その
総和が一定の閾値より大きい場合には、その領域を疑似
中間調領域とする。文字画像の混在した画像を処理する
誤差拡散法において、閾値は“26”のとき最も良好な
結果が得られる。 (2)周期性による判定 この方法は、組織的ディザ法によって得られたディザ画
像を対象とし、ディザ画像の特有の性質により文字画像
からディザ画像を識別する。ディザ画像では、エッジ部
以外の大抵の部分で高域周波数は殆ど無く、また、平均
グレーレベルはブロック単位で急激に変化することは少
なくディザマトリックスに依存する周期性をもつ。そこ
で、ファクシミリ等で用いられる4×4のディザマトリ
ックスによるディザ画像の場合には、そのディザマトリ
ックスの方式によらず4画素毎の周期性をもつ。このこ
とから、図39に示すように、面種が同じ4画素毎の画
素の組(4画素の組4組と2画素の組8組)の計12組
の濃度値の比較を行い、全ての濃度が等しいか又は1階
調の変化を想定し、1組のみ濃度が異なる場合には、デ
ィザによる疑似中間調画像と判定する。また更に、判定
精度を上げるために、以下に示すライン間の濃度値比較
を併用する。
【0069】4×4のディザマトリックスでは、ベイヤ
ー、ファッティング等の種々の方式があるが、どの方式
においても1つのマトリックス内の16画素について主
走査方向、副走査方向でそれぞれ画素の濃度値を比較し
た場合、4ライン中に4画素全て黒となるラインがあ
り、かつ4ライン全て白となるラインがあるということ
はない。このことにより、主走査方向、副走査方向とも
それぞれ4画素全て黒となるラインがあり、かつ4画素
全て白となるラインがある場合、ディザの周期性ありと
いう判定に優先してディザ画像ではないと判定する。ま
た、無地の部分と黒べたの部分も周期性ありと判定して
しまうため、この場合は除外する。 (3)画素の孤立性による判定 この方法は、誤差拡散法により得られた疑似中間調画像
を対象にする。誤差拡散法による画像の特徴であるドッ
トの分散による連続ドットが少ないことに着目し、ドッ
ト孤立性による判定を行う。
【0070】図40(a)に示すように、注目画素に対
して4近接近傍の画素の濃度が全て反転している画素を
孤立画素とし、(b)に示すように、4×4のブロック
内の16画素に対して孤立画素と判定した個数を計数
し、その総和が一定の閾値以上の場合には、その領域が
誤差拡散法による画像であると判定する。ここでの閾値
として“2”の場合、良好な結果が得られている。
【0071】以上説明した3つのアルゴリズムによる回
路をそれぞれ論理ゲートと加算器及びコンパレータによ
って構成し、それぞれの判定結果の3入力ORの出力を
判定像域分離判定フラグとして出力することで、どの画
像に対しても判定精度の良い像域分離判定回路530が
構成できる。また閾値が固定の場合には、36ビットの
RAMで構成することで処理速度及びハード規模の点で
有利となる。 <画素パルス幅制御回路>図41は、実施例での画素パ
ルス幅制御回路400の具体的な構成を示す図である。
図において、メモリ910は画素クロックCLK2によ
ってサンプリングされることにより得られる拡大処理前
の画素密度(8pel /mm)の着目画素付近の主走査方向
3画素からなるパターンに対し、画素パルス幅(黒画素
の出力時間幅、Hレベルに対応)をどれくらいに設定す
るかを示すコードデータを格納しているメモリである。
【0072】パターン生成部940は、シフトレジスタ
1041、デコーダ1042により構成される。シフト
レジスタ941では、輪郭平滑化拡大処理後の画像デー
タをCLK2で再サンプリングし、拡大処理前の画素密
度(8pel /mm)の主走査方向3画素からなる周囲画素
パターンデータを生成してデコーダ942へ出力すると
共に、後述する画素パルス幅制御方向フラグをデータセ
レクタマルチプレクサ930へ出力する。デコーダ94
2では、シフトレジスタ942からのデータをデコード
し、後述するデータセレクタマルチプレクサ920へ出
力する。そしてデータセレクタマルチプレクサ920で
は、デコーダ942からのデータを入力し、そのデータ
をアドレスとしてメモリ910に格納されているコード
をデータセレクタマルチプレクサ930へ出力する。こ
のデータセレクタマルチプレクサ930では、上述のシ
フトレジスタ941より出力された画素パルス幅制御方
向フラグにより、後述する画素パルス幅生成部950に
て生成された図43に示す2系列(A系列,B系列で、
パルスレベルがHである時間が前方か後方により異な
る)のパルス幅系列から1系列を選択する。この動作に
より、輪郭平滑化拡大回路200での輪郭平滑化効果が
保持される。また、このデータセレクタマルチプレクサ
920より出力されたコードデータにより、各系列の中
のコードに対応するパルス幅が選択され、マスク信号と
して出力される。
【0073】画素パルス幅生成部950は、シフトレジ
スタ951、及びEXORゲート、EXNORゲート等
により構成され、タイミング制御回路100より出力さ
れるクロックCLK0,CLK3に基づいて図45に示
す(a)〜(k)のパルス幅及び位相の異なるクロック
を上述のデータセレクタマルチプレクサ930へ出力す
る。そして、画像信号遅延回路961によってタイミン
グが合わせられた着目画素の細分化画像信号はアンドゲ
ート970に入力され、上述のデータセレクタマルチプ
レクサ930より出力されたマスク信号とマスク処理さ
れることで画素パルス幅の制御が行われる。この画素パ
ルス幅の制御が行われた画像信号は、Dフリップフロッ
プ980でCLK0に同期して出力される。
【0074】次に、以上の構成からなる画素パルス幅制
御回路400の動作を説明する。
【0075】尚、この実施例では、上述したメモリ91
0は3bit×8のデータレジスタであり、動作開始前
に図42に示す入力画像データ(8pel /mm)の主走査
方向4画素の濃度パターン1〜8に応じた3ビットバイ
ナリの画素パルス幅コードが書き込まれている。ここ
で、各濃度パターン1〜8は着目画素を挟み主走査方向
に前2画素、後ろ1画素をそれぞれ周囲画素〜
とし、周囲画素と着目画素の濃度に応じてパターン1
〜パターン8とする。そして、各パターン1〜8に対応
する画素パルス幅コードは任意に設定される。また、画
素パルス幅コードとは、図43(a)に示すように、8
pel /mmの1ドットをオリジナルパルス幅100とする
と、同じ100をコード1とし、以下、同様に、83.
3をコード2、66.7をコード3、50.0をコード
4、33.3をコード5、そして、26.7をコード6
とする黒画素のパルス時間幅(ここでは、レベルHの時
間)に対応するコードを表している。
【0076】図41,図44において、シフトレジスタ
941の入力Aに輪郭平滑化拡大回路200より出力さ
れた主走査方向2倍に高密度化された16pel /mmの画
素密度の画像データが入力され、その入力画像は図44
に示すように、タイミング制御回路より出力される8pe
l /mmの1ビットの同期クロックCLK2によってサン
プリングされシフトされる。図44のQA 〜QD に示す
8pel /mmの画素密度に再サンプリングされたシフトデ
ータは、CLK2の立ち上がりに同期して出力され、デ
コーダ942及びデータセレクタマルチプレクサ930
に入力される。ここで、QA ,QC ,QD は上述した画
素密度8pel /mmの周囲画素,,にそれぞれ対応
して生成されるパターンである。また、QB の出力は画
素パルス幅制御方向フラグを表す1ビットの信号であ
る。ここで、QB のデータはS44に表されるように、
輪郭平滑化拡大回路200において8pel /mmの画素デ
ータを16pel /mmに補間処理した着目画像データのL
側のデータをサンプリングしたもので、この信号がHの
ときには図43(b)に示すA系列の補間パターンを選
択し、LのときにはB系列に示す補間パターンを選択す
る。
【0077】従って、このQB 出力により、図43
(a)の画素パルス幅制御のマスク信号から着目画素の
補間パターンに対応した系列のマスク信号を選択するよ
うに設定することで、輪郭平滑化拡大の効果の相殺を防
ぐことが可能である。
【0078】次に、輪郭平滑化拡大前の周囲画素の各パ
ターンを表すデータQA ,QC ,Q D がデコーダ942
に入力され、デコーダ942においてデータセレクタマ
ルチプレクサ920がメモリ910内の各パターン1〜
8に該当するパターンを選択するアドレスをデコード
し、データセレクタマルチプレクサ920に出力する。
そして、データセレクタマルチプレクサ920によって
各パターン1〜8に対応する画素パルス幅コードが選択
され、データセレクタマルチプレクサ930に出力され
る。
【0079】一方、画素パルス幅生成部950では、タ
イミング制御回路100からのクロックCLK0をシフ
トクロック、CLK3をデータとしてシフトレジスタ9
51に入力し、CLK3をシフトさせたデータを生成
し、CLK3のシフトデータとCLK3の入力データと
のEX−OR及びEX−NORをとることにより図45
(a)〜(k)に示す画素パルス幅タイミング信号を生
成し、データセレクタマルチプレクサ930に出力す
る。そして、データセレクタマルチプレクサ930で
は、画素パルス幅生成部950より入力された画素パル
ス幅タイミング信号、2系列11種類の中から上述した
画素パルス幅制御方向フラグ及び画素パルス幅コードに
従って1つの画素パルス幅タイミングを選択し、マスク
信号としてアンドゲート970に出力する。次に、アン
ドゲート970において、画像信号遅延回路960より
タイミングを合わせて出力された16pel /mm2画素分
の着目画素とマスク信号との論理積がとられ、Dフリッ
プフロップ980に出力される。そして、タイミング制
御回路100よりのCLK0にクロック同期された信号
が出力画像信号となる。
【0080】図46(a)は従来のLBPプリンタでの
出力例であり、8pel /mm×7.7line/mmの画像デー
タを16pel /mm×15.4line/mmに単純4倍拡大し
た例である。図示するように縦線は太りぎみであり、斜
線は段差が目に付く。これに対し、図46(b)は実施
例におけるLBPプリンタでの出力例であり、縦線はす
っきりと細めに出力され、斜線も補間により段差が目立
たなくなっている。また、画素パルス幅制御回路400
では、画素パルス幅を各パターンに対して任意に設定で
きるため、画像出力装置の特性に合わせたコードを各パ
ターンに対して設定することができ、特に疑似中間調の
濃度補正を出力装置にあわせて設定可能となる。
【0081】以上説明した実施例によれば、疑似中間調
画像と文字画像が混在する2値画像に対し、出力装置の
解像度及び特性を行かした出力が可能となり、文字に対
する補間処理の効果を損なうことなく、出力装置の特性
に合わせた補正処理が可能となる。また、画素出力時間
幅の制御ができるファクシミリに適用することで通信時
間の短縮、高画質化が可能となる。
【0082】以上、本発明を好ましい実施例により説明
してきたが、本発明は上述の実施例に限定されることな
く、請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変
形が可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
モリに記憶されている着目画素の周囲画素の画像データ
のパターンに対応した着目画素の印字時間幅を示すコー
ドデータの中から、入力した着目画素の周囲画素のパタ
ーンに対応するコードデータを読み出して出力し、その
コードデータに応じて着目画素の印字時間幅を1画素幅
よりも狭くして画像を出力するので、疑似中間調画像が
黒ずむことを防止でき、しかも、着目画素が文字画像領
域に含まれ、かつ細い斜線部分の一部分であると判別
た場合は、予め決められている一定の印字時間幅
像を出力するので、1ドットのつながりにより表される
斜線の途切れを防止でき、原画像に忠実な画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における画素密度変換装置のブロッ
ク図である。
【図2】
【図3】第1実施例における画素密度変換回路のブロッ
ク図である。
【図4】図3に示すラインセレクタの構成を示す図であ
る。
【図5】画素密度変換回路の出力タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図6】画素密度変換を説明するための図である。
【図7】
【図8】
【図9】5×5の周囲画素濃度値により細分化画素濃度
値を決定するためのパターンを示す図である。
【図10】一般的なアルゴリズムによる出力例を示す図
である。
【図11】第1実施例でのアルゴリズムによる出力例を
示す図である。
【図12】図10及び図11に対応する原画像を示す図
である。
【図13】(a)は原画像を示す図、(b)は一般的な
アルゴリズムによる出力例を示す図、(c)は第1実施
例でのアルゴリズムによる出力例を示す図である。
【図14】
【図15】第2実施例での画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】
【図17】第2実施例での動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図18】
【図19】
【図20】レーザビームプリンタの概念図である。
【図21】(a)は白黒画素パターンを説明するための
図、(b)は印字時間幅の種類とその時間比を示す図で
ある。
【図22】細線斜線パターン検出部を説明するための図
である。
【図23】細かい斜線と判断するパターンを示した図で
ある。
【図24】細線斜線パターン検出部を説明するための図
である。
【図25】パターンに対応するコード設定図である。
【図26】画素列のパターン抽出例及び印字時間幅の出
力例を示す図である。
【図27】一般的な印字時間幅制御による画像の劣化を
示す図である。
【図28】第3実施例における画像処理装置の構成を示
す概略ブロック図である。
【図29】
【図30】第3実施例における輪郭平滑化拡大回路の構
成を示すブロック図である。
【図31】第3実施例におけるラインセレクタの構成を
示す図である。
【図32】ラインセレクタの出力タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図33】第3実施例における輪郭平滑化拡大を説明す
るための図である。
【図34】
【図35】
【図36】5×5の周囲画素濃度値により細分化画素濃
度値を決定するためのパターンを示す図である。
【図37】第3実施例における像域分離回路の構成を示
すブロック図である。
【図38】像域分離の空間周波数によるアルゴリズムを
説明する図である。
【図39】像域分離の周期性によるアルゴリズムを説明
する図である。
【図40】像域分離の孤立画素によるアルゴリズムを説
明する図である。
【図41】第3実施例における画素パルス幅制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図42】白黒画素パターンを説明する図である。
【図43】(a)は画素パルス幅制御方法を決める画素
パターンを示す図、(b)は画素パルス幅の種類を示す
図である。
【図44】
【図45】画素パルス幅制御回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図46】(a)は一般的な出力例を示す図であり、
(b)は本実施例での出力例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−109465(JP,A) 特開 平2−84879(JP,A) 特開 平1−218173(JP,A) 特開 平2−63267(JP,A) 特開 平1−256869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 G06F 3/153 320 G06T 3/40 G09G 5/36 520

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、着目画素の周囲画素の画像データのパターンに対応して
    着目画素の印字時間幅を示すコードデータを記憶した記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている印字時間幅を示すコード
    データの中から 前記入力手段によって入力した着目画素
    の周囲画素のパターンに対応するコードデータを読み出
    して出力するコードデータ出力手段と、 前記着目画素が文字領域に含まれ、かつ細い斜線部分の
    一部分であるか否かを判別する判別手段と、 前記コードデータ出力手段からのコードデータに応じた
    印字時間幅の画像を出力する画像出力手段とを有し、 前記画像出力手段は前記着目画素の印字時間幅を前記
    コードデータ出力手段からのコードデータに応じて1画
    素幅よりも狭くして画像を出力し、前記判別手段により
    前記着目画素が文字画像領域に含まれ、かつ細い斜線部
    分の一部分であると判別された場合は、予め決められて
    いる一定の印字時間幅画像を出力することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、文字画像と擬似中間調
    画像とが混在する2値画像データを入力することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データを入力する入力工程と、メモリに記憶されている着目画素の周囲画素の画像デー
    タのパターンに対応した着目画素の印字時間幅を示すコ
    ードデータの中から 前記入力工程によって入力した着目
    画素の周囲画素のパターンに対応するコードデータを読
    み出して出力するコードデータ出力工程と、 前記着目画素が文字領域に含まれ、かつ細い斜線部分の
    一部分であるか否かを判別する判別工程と、 前記コードデータ出力工程からのコードデータに応じた
    印字時間幅の画像を出力する画像出力工程とを有し、 前記画像出力工程は前記着目画素の印字時間幅を前記
    コードデータ出力工程からのコードデータに応じて1画
    素幅よりも狭くして画像を出力し、前記判別工程により
    前記着目画素が文字画像領域に含まれ、かつ細い斜線部
    分の一部分であると判別された場合は、予め決められて
    いる一定の印字時間幅画像を出力することを特徴とす
    る画像処理方法。
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