JPH0951437A - 画像処理における領域データのスムージング装置 - Google Patents

画像処理における領域データのスムージング装置

Info

Publication number
JPH0951437A
JPH0951437A JP3107288A JP10728891A JPH0951437A JP H0951437 A JPH0951437 A JP H0951437A JP 3107288 A JP3107288 A JP 3107288A JP 10728891 A JP10728891 A JP 10728891A JP H0951437 A JPH0951437 A JP H0951437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pattern
output
area
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3107288A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Koizumi
小泉  博
Yasuhiko Iwamoto
靖彦 岩本
Kazumitsu Yanai
和満 谷内
Yuzuru Suzuki
譲 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3107288A priority Critical patent/JPH0951437A/ja
Publication of JPH0951437A publication Critical patent/JPH0951437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補間された高解像度のデータを展開し、斜め
方向のジャギーが目立つ画質を改善する。 【構成】 低解像度のデータを高解像度のデータに展開
して出力する画像処理装置において、FIFO1、2を
用いて注目データを中心として周囲のデータをブロック
化し抽出するブロック化手段4、前記ブロック化したデ
ータが同じデータで形成する複数のパターンを判定抽出
する手段5、前記各パターンに対応して前記注目データ
を高解像度のデータに展開する出力パターンを格納する
記憶手段6、及び前記出力パターンにしたがって出力デ
ータを生成する出力制御手段7〜10を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低解像度で編集し格納
した領域メモリの領域データを高解像度で出力する画像
処理における領域データのスムージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカラー複写機では、原稿をスキ
ャンして読み取る画像読み取り手段、読み取った画像デ
ータを処理・編集する画像データ処理手段、処理・編集
した画像データを記録する記録手段、及び画像読み取
り、処理・編集、記録を制御する制御手段を備え、画像
データ処理手段において、画像データに様々な編集処理
を施すことができる。編集機能を備えたデジタルカラー
複写機の概要を本出願人が既に出願(例えば特願平1ー
47088号)している例により以下に説明する。
【0003】図19はデジタルカラー複写機の画像デー
タ処理系の構成を示す。図において、IIT(イメージ
入力ターミナル)100は、CCDラインセンサーを用
いて光の3原色B(青)、G(緑)、R(赤)に分解し
てカラー原稿を読み取ってこれをデジタルの画像データ
に変換するものであり、IOT(イメージ出力ターミナ
ル)115は、レーザビームによる露光、現像を行いカ
ラー画像を再現するものである。IIT100とIOT
115との間にあるEND変換回路101からIOTイ
ンターフェース110は、画像データの編集処理系(I
PS;イメージ処理システム)を構成するものであり、
B、G、Rの画像データをトナーのY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)
に変換し、現像サイクル毎にその現像色に対応するトナ
ー信号を出力する。
【0004】IITでは、CCDセンサーを使いB、
G、Rのそれぞれについて、1ピクセルを例えば16ド
ット/mmのサイズで読み取り、そのデータを24ビッ
ト(3色×8ビット;256階調)で出力している。C
CDセンサーは、上面にB、G、Rのフィルターが装着
されていて16ドット/mmの密度で300mmの長さ
を有し、190.5mm/secのプロセススピードで
16ライン/mmのスキャンを行うので、ほぼ各色につ
き毎秒15Mピクセルの速度で読み取りデータを出力し
ている。そして、IITでは、B、G、Rの画素のアナ
ログデータをログ変換することによって、反射率の情報
から濃度の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換
している。
【0005】IPSでは、IITからB、G、Rのカラ
ー分解信号を入力し、色の再現性、階調の再現性、精細
度の再現性等を高めるために種々のデータ処理を施して
現像プロセスカラーのトナー信号をオン/オフに変換し
IOTに出力している。END変換(Equivalent Neu
tral Density;等価中性濃度変換)モジュール101
は、グレーバランスしたカラー信号に調整(変換)する
ものであり、カラーマスキングモジュール102は、
B、G、R信号をマトリクス演算することによりY、
M、Cのトナー量に対応する信号に変換するものであ
る。原稿サイズ検出モジュール103は、プリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものであり、カ
ラー変換モジュール104は、領域画像制御モジュール
から入力されるエリア信号にしたがって特定の領域にお
いて指定された色の変換を行うものである。そして、U
CR(Under Color Removal;下色除去)&黒生成
モジュール105は、色の濁りが生じないように適量の
Kを生成してその量に応じてY、M、Cを等量減ずると
共にモノカラーモード、4フルカラーモードの各信号に
したがってK信号およびY、M、Cの下色除去した後の
信号をゲートするものである。空間フィルター106
は、ボケを回復する機能とモアレを除去する機能を備え
た非線形デジタルフィルターであり、TRC(Tone R
eproduction Control;色調補正制御)モジュール10
7は、再現性の向上を図るための濃度調整、コントラス
ト調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整等を行うも
のである。縮拡処理モジュール108は、主走査方向の
縮拡処理を行うものであり、副走査方向の縮拡処理は原
稿のスキャンスピードを調整することにより行う。スク
リーンジェネレータ109は、プロセスカラーの階調ト
ナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に変換し出力
するものであり、この2値化トナー信号は、IOTイン
ターフェースモジュール110を通してIOT115に
出力される。そして、領域画像制御モジュール111
は、領域生成回路やスイッチマトリクスを有するもので
あり、編集制御モジュールは、プレーンメモリ112や
カラーパレットビデオスイッチ回路113やフォントバ
ッファ114等を有し、多様な編集制御を行うものであ
る。
【0006】領域画像制御モジュール111では、7つ
の矩形領域およびその優先順位が領域生成回路に設定可
能な構成であり、それぞれの領域に対応してスイッチマ
トリクスに領域の制御情報が設定される。制御情報とし
ては、カラー変換やモノカラーかフルカラーか等のカラ
ーモード、写真や文字等のモジュレーションセレクト情
報、TRCのセレクト情報、スクリーンジェネレータの
セレクト情報等があり、カラーマスキングモジュール1
02、カラー変換モジュール104、UCRモジュール
105、空間フィルター106、TRCモジュール10
7の制御に用いられる。なお、スイッチマトリクスは、
ソフトウエアにより設定可能である。
【0007】編集制御モジュールは、矩形でなく例えば
円グラフ等の原稿を読み取り、形状の限定されない指定
領域を指定の色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能に
するものであり、4ビットのエリアコマンドが4枚のプ
レーンメモリに書き込まれ、原稿の各点の編集コマンド
を4枚のプレーンメモリによる4ビットで設定するもの
である。上記のようなIPSでは、カラー分解信号
(B、G、R信号)をトナー信号(Y、M、C、K信
号)に変換する場合においては、その色のバランスをど
う調整するかやIITの読み取り特性およびIOTの出
力特性に合わせてその色をどう再現するか、濃度やコン
トラストのバランスをどう調整するか、エッジの強調や
ボケ、モアレをどう調整するか等が問題になる。
【0008】そこでIPSでは、IIT100で原稿を
読み取って得られたB、G、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビットデータ(256階調)をEND変
換モジュール101に入力し、まずEND変換した後
Y、M、C、Kのトナー信号に変換(カラーマスキン
グ)する。そして、フルカラーデータでの処理の方が効
率的な原稿サイズや枠消し、カラー変換の処理を行って
から下色除去および墨の生成をして、現像色のトナー信
号Xをセレクトしている。しかし、空間フィルターやカ
ラー変調、TRC、縮拡等の処理は、現像色のデータを
処理することによって、フルカラーのデータで処理する
場合より処理量を少なくし、使用する変換テーブルの数
を1/3にすると共に、その分、種類を多くして調整の
柔軟性、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性を
高めている。フルカラー(4カラー)の場合には、プリ
スキャンでまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その
他の原稿情報を検出した後、例えばまず初めに現像色の
トナー信号XをYとするコピーサイクル、続いて現像色
のトナー信号XをMとするコピーサイクルを順次実行す
る毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応した信号処
理を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記プレー
ンメモリは、通常、画像データと同じ解像度ではなく、
解像度を低くし例えば1ドットで4×4画素の画像デー
タのエリアコマンドを設定している。このような場合、
低解像度で編集し格納したプレーンメモリのエリアコマ
ンドを画像データに合わせた解像度で出力するには、プ
レーンメモリのエリアコマンドを4ライン同じにして送
り出すのがこれまでの方法であった。そのため、斜め方
向のジャギーが目立ち、画質が低下するという問題が生
じる。本発明の目的は、補間された高解像度のデータを
展開し、斜め方向のジャギーが目立つ画質を改善した画
像処理における領域データのスムージング装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、本発明の画像処理における領域データのスムー
ジング装置は、低解像度のデータを高解像度のデータに
展開して出力する画像処理装置において、注目データを
中心として周囲のデータをブロック化し抽出するブロッ
ク化手段、前記ブロック化したデータが同じデータで形
成する複数のパターンを判定抽出する手段、前記各パタ
ーンに対応して前記注目データを高解像度のデータに展
開する出力パターンを格納する記憶手段、及び前記出力
パターンにしたがって出力データを生成する出力制御手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の画像処理における領域データのスムー
ジング装置では、ブロック化したデータが同じデータで
形成する複数のパターンを判定抽出し、出力パターンに
したがって出力データを生成するので、出力データとし
て注目データを出力するかパターンの注目データが属し
ない部分のデータを出力するかを選択することにより多
値データの補間を簡便に行うことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像処理装置における領域データの
スムージング装置の1実施例を示す。FIFO1、2
は、セレクタ3によって選択された領域データA IN
3-0を1ラインづつ保持する。この領域データA IN
3-0 は、プレーンメモリから読み出した4ビットの領域
データであり、例えばぬり絵、網かけ、反転その他16
種類の編集コマンドが設定されている。
【0013】本実施例の場合、領域データA IN3-0
は1画素のデータを4×4画素に拡張して出力するもの
で、プレーンメモリから4ライン続けて同じデータが繰
り返し読み出される。したがって、FIFO1、2は3
ラインまでそれぞれ出力データを入力に戻すようにし、
4ライン目で領域データA IN3-0 がFIFO1の入
力に、FIFO1の出力データがFIFO2の入力にな
るように選択される。すなわち、FIFO1,2は、毎
ライン書き込み、毎ライン読み出すように制御されてい
るが、書き込まれるデータは4ラインに1度しか信号I
N_SELにより更新されない。その他の場合は自分が
出力したデータを書き込むようになっている。図2は、
FIFO1,2を制御する他の実施例である。本実施例
では信号IN_SELをFIFO1,2のnRSTW信
号に使用し、書き込みを4ラインに一度、読み出しを毎
ラインになるようにする。本実施例によれば、領域デー
タA_IN3-0を選択するセレクタ3が不要となり、構
成が簡単になる。
【0014】3×3ブロック化回路4は、プレーンメモ
リから読み出したデータと、FIFO1、2でそれぞれ
1ラインずつ遅延させた計3ラインの領域データから3
×3のブロックデータを抽出する。比較回路5は、3×
3のブロックデータを入力して同一データで構成するマ
ッチングパターンを検出し、パターン信号PAT、マッ
チングパターン検出信号CMPおよび補間用のデータA
/Bを出力する。パターンRAM6は、マッチングパタ
ーンに対応する出力パターンを格納したメモリであり、
パターン信号PATにより画像データの解像度に対応す
る4×4のデータが読み出される。セレクタ7は、パタ
ーンRAM6から読み出した出力パターンのデータを出
力ラインに対応して選択する。P/S変換回路8は、セ
レクタ7で選択した出力ラインのデータをパラレルから
シリアルに変換する。ゲート回路9は、入力が全て
「1」であれば「1」を出力するものであり、タイミン
グジェネレータ11の出力制御信号OUT CTRとマ
ッチングパターン検出信号CMPが共に「1」のとき、
P/S変換回路8の出力をそのままセレクタ10の選択
信号とする。つまり、P/S変換回路8の出力に応じて
補間データの選択信号を生成する。セレクタ10は、ゲ
ート回路9により生成された選択信号が「0」であれば
データAを選択し、「1」であればデータBを選択す
る。そして、タイミングジェネレータ11は、ページシ
ンクPS、ラインシンクLSに同期してセレクタ3、
7、ゲート回路9の切り換えや動作タイミングを制御す
る。
【0015】次にマッチングパターンを検出するための
比較回路について説明する。図3は比較回路の具体的な
構成を示す。一致回路22ー1、22ー2、……、23
ー1、23ー2、……は、それぞれの入力データが全て
一致するか否かを検出する。セレクタ21は、各一致回
路22ー1、22ー2、……、23ー1、23ー2、…
…に入力するデータを選択する。3×3のブロックの領
域データが図示のようにC00、C01、……C21、C22
らなるとすると、一致回路22ー1、23ー1とアンド
ゲート24ー1は、図5のマッチングパターン
〔0〕を
検出し、そして一致回路22ー2、23ー2とアンドゲ
ート24ー2は、図5のマッチングパターン〔1〕を検
出する。すなわち、一致回路は、図9および図10に示
すように、12種類のマッチングパターンの判定条件に
基づいてマッチングパターンを検出し、該当するマッチ
ングパターンに対応する
〔0〕,〔1〕,〔2〕・・・
・〔11〕の一致信号およびどれにも当てはまらない場
合には〔該当なし〕の信号を出力する。例えば、判定条
件としてC00=C01=C11=C12=C22,C10=C21に一致
した場合はマッチングパターン
〔0〕、C00=C01=C11
=C12,C10=C21=C22に一致した場合はマッチングパ
ターン〔1〕が検出される。なお、〔該当なし〕の場合
はブロック内の注目データを補正しないでそのまま出力
する。
【0016】上記一致回路では、予め定められた判定条
件を基に12種類のマッチングパターンを順次判定して
行くため、例えばマッチングパターン
〔0〕から〔1
1〕に優先順位が付けられているとすると、順位が後の
マッチングパターンの判定に遅れが生ずる。この判定の
遅れを改良したマッチングパターンの検出を図4により
説明する。第1条件の判定回路はデータAを判定する第
1のコンパレータ32ー1,・・・、データBを判定する第
2のコンパレータ33ー1,・・・、データA≠Bを判定す
る第3のコンパレータ34ー1,・・・、および各コンパレ
ータからの判定結果を基に第1条件を判定するアンドゲ
ート35ー1,・・・、から成り、第1のコンパレータは
入力データのすべてがデータAに一致したときに一致信
号を、第2のコンパレータは入力データのすべてがデー
タBに一致したときに一致信号をそれぞれ出力するもの
であり、また第3のコンパレータは入力データがデータ
A≠Bのときに不一致信号を出力する。
【0017】第2の判定回路は注目データを含む対角線
上にあるデータがデータAであることを判定する第4の
コンパレータ36ー1,・・・、注目データと対角線上に一
つのデータがデータAであることを判定する第5のコン
パレータ37ー1,・・・、前記対角線上の残る一つのデー
タと該データに隣接するデータがデータBであることを
判定する第6のコンパレータ38ー1,・・・、第5および
第6のコンパレータに入力されるデータがデータA≠B
であることを判定する第7のコンパレータ39ー1,・・
・、および各コンパレータからの判定結果を基に第2条
件を判定するアンドゲート40ー1,・・・により構成され
ている。さらにオアゲート45は、該当するマッチング
パターンがないときに該当なし信号をプライオリティ・
エンコーダ26に出力する。
【0018】ところで、コンパレータ32ー1,33ー
1,34ー1およびアンドゲート35ー1は、第1条件
として(C01=C11=C12)≠(C10=C21)を見て、図
11のマッチングパターン
〔0〕〔1〕〔2〕であるか
を判定する。前記マッチングパターンであれば、次に第
2条件による判定を行いマッチングパターンを検出す
る。すなわち、コンパレータ36ー1は第1条件を満足
しているときに第2条件によるデータの一致(C11=C
00=C22)を見てマッチングパターン
〔0〕を検出す
る。またコンパレータ37ー1,38ー1,39ー1お
よびアンドゲート40ー1は、第1条件を満足している
ときに第2条件であるデータの一致(C11=C00,C21=
22)と不一致((C11=C00)≠(C21=C22)を見て
マッチングパターン〔1〕を検出する。さらにコンパレ
ータ37ー2,38ー2,39ー2およびアンドゲート
40ー2は、第1条件を満足しているときに第2条件で
あるデータの一致(C11=C22,C10=C00)と不一致
((C11=C22)≠(C10=C00)を見てマッチングパタ
ーン〔2〕を検出する。
【0019】上記回路の動作を図11と図12により説
明する。第1の判定条件は注目データC11の4方向の境
界線に対して隣接する2方向の境界線のデータC12とC
01、C01とC10、C10とC21、又はC21とC12が注目デ
ータC11と同じ値A、かつ他の2方向の境界線のデータ
10とC21、C21とC12、C12とC01、又はC01とC10
が注目データと異なる値Bもつパターンを抽出する。次
いで第2の判定条件は第1の判定条件で使用した注目デ
ータC11と同じ値Aおよび異なる値Bをもつデータに共
に隣接され、注目データC11とは境界線で隣接していな
い2つのデータと注目データC11により判定する。例え
ば、第1の判定において、図11の条件C01=C11=
12,C10=C21かつC01≠C10で3つのパターンが抽
出された場合、第2の判定において条件C11=C00=C22
ではマッチングパターン
〔0〕、条件C11=C00,C21=
22かつC11≠C21ではマッチングパターン〔1〕、そ
して条件C11=C22,C10=C00かつC11≠C10ではマッ
チングパターン〔2〕がそれぞれ検出される。同様に、
図12の第1および第2の判定条件によりマッチングパ
ターン〔6〕〜〔11〕が判定される。
【0020】この検出されるマッチングパターンに対応
した出力パターンを抽出するために、以下の処理が行わ
れる。オアゲート25は、マッチングパターンの検出信
号CMPを生成する。プライオリティエンコーダ26
は、一致回路22ー1、22ー2、……、23ー1、2
3ー2、……、アンドゲート24ー1、24ー2、……
で得られた一致信号からパターン信号PATをエンコー
ドする。セレクタ27は、補間データBを選択するもの
であり、パターン信号PATの最上位ビットが“0”の
場合には、図5と図6のマッチングパターンであるの
で、データC21を選択し、パターン信号PATの最上位
ビットが“1”の場合には、図7と図8のマッチングパ
ターンであるので、データC01を選択するように構成し
ている。
【0021】マッチングパターン
〔0〕〜〔15〕は、
注目データC11の4方向の境界線に対して隣接する2方
向の境界線のデータC01とC10、C10とC21、C21とC
12、又はC12とC01が注目データC11と同じ値Aをも
ち、これとは異なる別の値Bを他の隣接する2方向の境
界線のデータがもつようなパターンを基本とし、さらに
これらの2種の値をもつ組の隣接する隅がどちらの値を
もつかで16のパターンに分けている。そして、それぞ
れのマッチングパターン
〔0〕〜〔15〕に対して図示
のような出力パターンが設定される。したがって、パタ
ーンRAM6には、図13(a)に示すように
〔0〕〜
〔15〕のマッチングパターンに対応して16ビットの
出力パターンデータが格納され、各ライン毎に同図
(b)に示すように4ビットのデータとして4ラインに
分けて読み出される。
【0022】次に動作を説明する。図14はタイミング
チャートを示す。図16はプレーンメモリのパターンを
示す、図17は補間される各データの出力パターンを示
す、図18は補間後のパターンを示す。エリアコマンド
(領域データ)A INは、ラインシンクに同期して4
回同じデータが繰り返しプレーンメモリから読み出され
る。図1に示すFIFOではその4回目毎にタイミング
ジェネレータ11からの信号IN SELによりセレク
タ3を制御してFIFO1、2の保持データを次のデー
タに書き換える。また図2に示すFIFOではそのIN
_SELをnRSTW信号として使用し、4ラインに1
度FIFOのデータを書き換えることにより保持データ
を次のデータに書き換える。
【0023】まず、第0ラインの領域データの読み出し
時におけるFIFO1、2のデータは意味のないデータ
であり、第1ラインの領域データの読み出し時になると
FIFO1に第0ラインの領域データが保持されるが、
この場合においてもまだFIFO2のデータが意味のな
いデータであるので、補間データを生成することはでき
ない。そこで、タイミングジェネレータ11では信号O
UT CTRをネガティブにし、注目データの値Aを各
ラインにそのまま出力データA OUTとして出力す
る。第2ラインの領域データの読み出し時に第0ライン
の領域データがFIFO1に、第1ラインの領域データ
がFIFO2に保持され、はじめて3×3ブロック化回
路4でのブロックデータ抽出、補間処理が可能になる。
【0024】したがって、この時点からタイミングジェ
ネレータ11では信号OUT CTRをポジティブにす
る。そして、パターンRAM6から読み出される出力パ
ターンの0〜3のラインを信号OUT SELによりラ
インシンクで順次切り換えて該当する位置を選択し、こ
のデータを基にセレクタ10を制御して注目データの値
A又は注目データとは異なる補間データの値Bを出力す
る。つまり、2値の出力パターンを注目データの値A又
は補間データの値Bで置換する。すなわち、補間データ
の値Bは、図5〜図8に示す出力パターンにおいて、塗
りつぶした画素で出力される。その結果、図16に示す
パターンの入力データに対して、図17の実線で示すよ
うな出力パターンが選択され、出力データA OUT
は、図18に示すように補間されたパターンとなる。
【0025】ブロック化を行うときのタイミングは、ラ
インシンクに同期してプレーンメモリから読み出される
データと比べると、ブロック化処理されたデータはブロ
ックが大きくなればなるほど遅れる。本実施例では、例
えば3×3(100spi)のブロック化を行っている
が、そのタイミングは、図14に示すように、データが
ブロックの中心にくるまで4ライン(400spi)出
力が遅れる。つまり、出力データA_OUTは初めの4
ライン出力されない。この遅れを改善する方法として、
プレーンメモリから読み出されるデータA_INを第0
ラインからではなく、第1ラインから読み出し、スムー
ジング装置に入力する。そのときのブロック化のタイミ
ングは、図15に示すように、入力されるデータA_I
Nが2ライン目からになるため、出力データA_OUT
は領域データの“1”に対応して出力データA_OUT
が“1−0”となり、同期信号に対するデータのタイミ
ングと同じになる。但し、第0ラインのデータは無効に
なる。この場合、領域の最初(4ライン:400sp
i)が不定データとなってしまうが最終的に用紙の周囲
は枠消しされ、不定部分はその中に入っているので、プ
リントアウトされる絵には影響はない。
【0026】以上のように本発明の画像処理における領
域データのスムージング装置は、3×3ブロック内の注
目領域を含む適当な7ヵ所の値を比較し、16種のマッ
チングパターンにより2値の出力パターンを選ぶもので
ある。つまり、マッチングパターンは、注目データの4
方向の境界線に対して4つのパターンをもち、それぞれ
で4つのパターンの計16種のパターンよりなってい
る。また、2値の出力パターンは、パターンマッチング
で適用した2つのデータのいずれかで置き換えて補間デ
ータを生成している。そして、領域メモリから4ライン
同じデータが送られてくるのを保持し、各ラインで該当
する高解像度のデータを選択生成して出力するものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ブロック化したデータにおいて、同じデータ
で形成するパターンマッチングを行うので、パターンマ
ッチングの対象となる領域データに多値データを適用す
ることができる。しかも、ブロック化したデータの中か
ら注目データ及び該注目データと異なるデータを抽出
し、これを2値の出力パターンに従って選択するので、
簡便に多値の出力データを生成することができる。した
がって、多値データにおいても、低解像度のデータを高
解像度のデータに展開する際、斜め方向にジャギーが目
立つ画質を改善することができ、しかも低解像度の領域
データで保持することができるので、メモリ容量の節約
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置における領域データ
のスムージング装置の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】FIFO制御の他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】比較回路の具体的な構成例を示す図である。
【図4】比較回路の他の実施例を示す図である。
【図5】マッチングパターン[0]〜[3]と出力パタ
ーンの例を示す図である。
【図6】マッチングパターン[4]〜[7]と出力パタ
ーンの例を示す図である。
【図7】マッチングパターン[8]〜[11]と出力パ
ターンの例を示す図である。
【図8】マッチングパターン[12]〜[15]と出力
パターンの例を示す図である。
【図9】図3に示す比較回路によるマッチングパターン
[0]〜[5]の判定条件を説明する図である。
【図10】図3に示す比較回路によるマッチングパター
ン[6]〜[11]の判定条件を説明する図である。
【図11】図4に示す比較回路によるマッチングパター
ン[0]〜[5]の判定条件を説明する図である。
【図12】図4に示す比較回路によるマッチングパター
ン[6]〜[11]の判定条件を説明する図である。
【図13】パターンRAMに格納されたデータ構造の例
を示す図である。
【図14】動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図15】同期信号に対するデータのタイミングを説明
する図である。
【図16】入力データの補間データと出力データのパタ
ーンを示す図である。
【図17】入力データの補間データと出力データのパタ
ーンを示す図である。
【図18】入力データの補間データと出力データのパタ
ーンを示す図である。
【図19】デジタルカラー複写機の画像データ処理系の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2 FIFO 3,7,10 セレクタ 4 3×3ブロック化回路 5 比較回路 6 パターンRAM 8 P/S変換回路 9 ゲート回路 11 タイミングジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 譲 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリから読み出される低解像度のデー
    タを高解像度のデータに展開して出力する画像処理装置
    において、注目データを中心として周囲のデータをブロ
    ック化し抽出するブロック化手段、前記ブロック化した
    データが同じデータで形成する複数のパターンを判定抽
    出する手段、前記各パターンに対応して前記注目データ
    を高解像度のデータに展開する出力パターンを格納する
    記憶手段、及び前記出力パターンに従って出力データを
    生成する出力制御手段を備えたことを特徴とする画像処
    理における領域データのスムージング装置。
  2. 【請求項2】 パターンを判定抽出する手段は、各パタ
    ーン毎に当該パターンを形成する前記注目データと周囲
    のデータとの一致を検出する複数の一致回路、前記注目
    データ及び該注目データと異なる値のデータを抽出する
    データ抽出回路を備え、出力制御手段は、前記出力パタ
    ーンに従って前記抽出したデータを選択することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理における領域データのス
    ムージング装置。
  3. 【請求項3】 パターンを判定抽出する手段は、注目デ
    ータの4方向の境界線に対して隣接する2方向の境界線
    のデータが前記注目データと同じ値かつ他の2方向の境
    界線のデータが前記注目データと異なる値もつパターン
    を判定抽出する第1の手段と、前記判定結果に基づいて
    前記注目データと同じ値および異なる値をもつデータに
    共に隣接され、前記注目データとは境界線で隣接してい
    ない2つのデータと前記注目データにより判定抽出する
    第2の手段とから構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理における領域データのスムージング
    装置。
  4. 【請求項4】 ブロック化手段で高解像度の出力に同期
    して同じデータが繰り返し読み出される低解像度のデー
    タを保持し、出力制御手段で該当する位置の高解像度の
    データを選択生成して出力するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理における領域データの
    スムージング装置。
JP3107288A 1990-12-13 1991-05-13 画像処理における領域データのスムージング装置 Pending JPH0951437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3107288A JPH0951437A (ja) 1990-12-13 1991-05-13 画像処理における領域データのスムージング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-402047 1990-12-13
JP40204790 1990-12-13
JP3107288A JPH0951437A (ja) 1990-12-13 1991-05-13 画像処理における領域データのスムージング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0951437A true JPH0951437A (ja) 1997-02-18

Family

ID=26447333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3107288A Pending JPH0951437A (ja) 1990-12-13 1991-05-13 画像処理における領域データのスムージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0951437A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03193472A (ja) 画像処理装置
JP3028653B2 (ja) 画像処理装置の枠消し方式
JP3317446B2 (ja) 画像処理装置
JPH04336870A (ja) カラー画像記録装置
JPH05161025A (ja) カラー画像処理装置のパターン発生方式
JP3599367B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
US5111533A (en) Image processing system for the use with image recording apparatus
JP3772610B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2557480B2 (ja) カラー画像処理装置
JPH0951437A (ja) 画像処理における領域データのスムージング装置
JP3736099B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2947823B2 (ja) 画像処理装置
JPH0644800B2 (ja) 画像処理装置
JP2557479B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3077241B2 (ja) 画像処理装置
JP3984693B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP3251101B2 (ja) デジタルカラ−画像再生装置
JP2941852B2 (ja) 画像処理方法
JP3175169B2 (ja) 記録装置のバッファメモリ切換方式
JP2724177B2 (ja) 網点領域分離方式
JPH05114999A (ja) 画像記録装置
JPH04287569A (ja) カラー画像処理方法及び装置
JP2557481B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3596962B2 (ja) 画像処理装置
JP3183788B2 (ja) 網点領域判定装置