JP3183788B2 - 網点領域判定装置 - Google Patents

網点領域判定装置

Info

Publication number
JP3183788B2
JP3183788B2 JP28222694A JP28222694A JP3183788B2 JP 3183788 B2 JP3183788 B2 JP 3183788B2 JP 28222694 A JP28222694 A JP 28222694A JP 28222694 A JP28222694 A JP 28222694A JP 3183788 B2 JP3183788 B2 JP 3183788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
pixel
halftone
dip
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28222694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08149292A (ja
Inventor
信二 林
昌也 藤本
秀近 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP28222694A priority Critical patent/JP3183788B2/ja
Priority to US08/556,843 priority patent/US5754708A/en
Priority to EP95117930A priority patent/EP0713325A1/en
Publication of JPH08149292A publication Critical patent/JPH08149292A/ja
Priority to US09/032,996 priority patent/US6049635A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3183788B2 publication Critical patent/JP3183788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読み取っ
て、読み取られた原稿画像が網点領域の原稿画像である
かどうかの判定を行う網点領域判定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カラーディジタル複写機は、カラー原稿
をCCD(電荷結合素子)等で構成したスキャナにより
読み取って赤(R)、緑(G)、青(B)の各電気信号
に変換するとともに、原稿領域を文字・線画領域、網点
(screen)領域、写真領域のいずれであるかを判定し、領
域の種別に応じた画像処理を行うという機能を有してい
る。
【0003】そして、文字・線画領域であれば、エッジ
強調や黒色文字の強調を行い、網点領域であれば平滑化
やぼかしの処理をする。前記網点領域は、次のようにし
て判定される。原稿を読み取って一時保存したディジタ
ル画像情報の中の各画素に注目し、この注目画素を中心
とする連続した一定画素数(例えば3画素×3画素)の
検出領域の中で、注目画素が周囲よりも濃度が濃いか又
は周囲よりも濃度が薄いかを判定し、周囲よりも濃度が
濃いならばこの画素をピーク画素とし、濃度が薄いなら
ばこの画素をディップ画素とする。
【0004】そしてこのようにして検出されたピーク/
ディップ同士の間隔が適切なものかどうか、あるいはピ
ーク対、ディップ対の出現ピッチに一定性があるかどう
か等を調べることによって、網点領域であるかどうかの
判定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記網点領
域の色の濃さ(階調)は、高階調のものから中間調のも
の、低階調のものまで各種存在する。高階調の網点領域
では、網点のドット候補点は、山がなだらかで谷状とな
るディップ画素を検出するほうが都合がよく、低階調の
網点領域では、網点のドット候補点は、鋭い山状となる
ピーク画素を検出するほうが都合がよい。中間調の網点
領域では、網点のドット候補点は、ピーク画素、ディッ
プ画素のいずれで検出してもよい。
【0006】この性質を無視して、従来どおりピーク画
素又はディップ画素のいずれかを固定して検出をしてい
たのでは、正確な検出ができない場合がある。そこで、
本発明は、前記網点領域の階調に着目して、網点領域の
階調の高低にかかわらず、ピーク/ディップ画素の確実
な検出を行うことができ、ひいては網点領域の判定を正
確にすることができる網点領域判定装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明の網点領域判定装置は、読み取られた原稿画
像データに基づいて原稿画像領域の階調を3段階に判定
し、高階調領域と判定されたときはディップ画素を検出
し、低階調領域と判定されたときはピーク画素を検出
し、中間階調領域と判定されたときはピーク画素、ディ
ップ画素の両方を検出し、検出したピーク画素又はディ
ップ画素の密度に基づいて網点領域の判定を行うもので
ある。
【0008】
【作用】低階調領域であれば、網点は小さなドットで構
成されるため、濃度に注目するとドットの山が鋭く、谷
底はなだらかになっている。高階調領域であれば、網点
は大きなドットで構成されるため、濃度の谷が狭く深
く、山は広くなだらかになっている。中間調の領域で
は、ピーク、ディップともに同程度の鋭さを有する。
【0009】そこで本発明では、画像領域の階調の程度
に応じて、ピーク画素、ディップ画素のいずれか又は両
方に注目し、検出したピーク画素の密度又はディップ画
素の密度のいずれか又は両方に基づいて網点領域の判定
を行う。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、カラーディジタル複写機の要部の電気
的構成を示すブロック図である。このカラーディジタル
複写機は、カラー原稿をCCD(電荷結合素子)等で構
成したスキャナ1により一方向(主走査方向という)に
読み取ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)による3原色信号に変換する。スキャナ1の分解
能は、1インチ当たり400画素程度である。
【0011】前記Y,M,Cの3原色信号は、入力処理
回路2でトナーの特性等に応じた補正処理がなされて、
FIFOメモリ3に一時記憶され、このうち原稿種別判
定用に選ばれた一定ライン分(例えば3ライン)の情報
だけ、文字・網点・写真判定回路4に転送されラインメ
モリ41に記憶され、ここにおいて当該原稿領域が文字
・線画領域、網点(screen)領域、写真領域のいずれであ
るかが判定される。
【0012】一方、前記Y,M,Cの3原色信号は、黒
生成回路5に供給され、ここで高濃度原稿の濃度不足を
補うための黒(BK)データが作られる。さらに、前記
4つの信号Y,M,C,BKは、色セレクタ回路6でい
ずれか一色ずつ取り出され、ズーム・移動回路7で、設
定倍率等に応じた信号内容に変換される。
【0013】そして、フィルタ回路8で、領域判定され
た原稿の種別に応じて、平滑化が行われたり、エッジ尖
鋭化が行われたりする。最後に、階調処理回路9で中間
調表示(ディザ)がなされて、出力制御回路10を通し
てレーザプリンタに出力される。以上がカラーディジタ
ル複写機における信号の流れの概要であるが、以下、文
字・網点・写真判定回路4における網点領域の判定機能
を中心に詳細に説明する。
【0014】文字・網点・写真判定回路4は、まず注目
画素とその周辺の画素との濃度を平均し、この平均値を
設定されたしきい値と比較する。例えば、図2に示すよ
うな9ドット×6ラインのマトリクス(この領域を1ブ
ロックとする)を組んで、全54要素の濃度の平均値A
VEをとり、AVE>THh (THh は高階調検出用の
しきい値)ならば当該ブロックは高階調、AVE<TH
l (THl は低階調検出用のしきい値)ならば低階調、
THl <AVE<THh ならば中間調と判定する。ここ
でしきい値THl ,THh は、それぞれの階調を最もよ
く分ける値に設定すればよい。例えば、画像データのレ
ベルが0から255までの256階調あれば、単純に3
で割って選定してもよいし、スキャナ1の入力特性の非
直線性を加味して整定してもよい。
【0015】前記文字・網点・写真判定回路4のライン
メモリ41に一時記憶された情報は、3ドット×3ライ
ンのマトリクス(図3参照)が掛けられ、ピーク/ディ
ップ画素の検出が行われる。ピーク/ディップ画素検出
の判定基準は、中心の注目画素Xの濃度から、周囲の画
素A〜Hの濃度の最大値を引いた値がしきい値よりも大
きいことをもって、その注目画素Xをピーク画素と判定
し、周囲の画素A〜Hの濃度の最小値から、注目画素X
の濃度を引いた値がしきい値よりも大きいことをもっ
て、その注目画素Xをディップ画素と判定する。
【0016】ここでしきい値は、例えば全256階調に
対して5という値に設定する。原稿の均一階調部分を読
み込んだとき、写真領域と網点領域とを比較すると、写
真領域では階調変化が5以上となることはほとんどな
く、網点領域では階調変化が5以上となる段差が当然発
生するからである。以上の処理は、ラインメモリ41に
一時記憶された真ん中のラインの、各ドット(注目画
素)ごとに行われる。
【0017】一方、前記の方法により判定されたピーク
画素、ディップ画素のいずれを採用するか決定しなけれ
ばならない。この決定は、前に説明した高階調、低階
調、中間調の判定結果に応じて行われる。すなわち、低
階調ブロック内の画素であれば、網点は小さなドットで
構成されるため、図4に示すように山が鋭く、谷底はな
だらかになっており、ディップ画素に注目すれば、画素
の正確な位置が検出ができない。そこで、専らピーク画
素に注目し、ブロック中のピーク数が所定数よりも多い
ことをもって網点領域と判定する。
【0018】高階調ブロック内の画素であれば、網点は
大きなドットで構成されるため、図5に示すように谷が
深く、山はなだらかになっており、ピーク画素に注目す
れば、画素の正確な位置が検出ができない。そこで、専
らディップ画素に注目し、ブロック中のディップ数が所
定数よりも多いことをもって網点領域と判定する。中間
調のブロックでは、ピーク、ディップともに同程度の鋭
さを有し、ピーク画素、ディップ画素いずれが適してい
るか断定することはできない。そこで、ピーク画素、デ
ィップ画素の両方に注目し、ブロック中のピーク数が所
定数よりも多いか、又はブロック中のディップ数が所定
数よりも多いことの論理和をもって網点領域と判定す
る。
【0019】以上の処理が、ラインメモリ41に一時記
憶されたラインについて完了すると、次のラインについ
ても同様に行われる。以上により、領域の平均的な階調
に応じて、ピーク画素による検出、ディップ画素による
検出を組み合わせて、網点領域かどうかの判定を行って
いるので、網点領域の判定をより確実に行うことができ
る。
【0020】なお、本発明は以上の実施例に限られるも
のではない。以上の実施例では、画像の階調を判定する
領域として、6×9=54の画素からなるブロック(図
2参照)を想定したが、これに限られるものではなく、
任意の大きさのブロックを想定してもよい。また、ピー
ク/ディップ画素の検出のために、3ドット×3ライン
のマトリクス(図3参照)を使用して、注目画素Xの濃
度と、周囲の画素A〜Hの濃度との比較により行った
が、これ以外の方法として、例えば、1ラインのみの画
素情報に基づいて、注目画素と隣の画素との濃度関係を
調べることによりピーク/ディップ画素を検出すること
もできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の網点領域判定装置
によれば、画像領域の階調の程度に応じて、ピーク画
素、ディップ画素のいずれか又は両方に注目して網点領
域の判定を行うので、網点領域の階調の高低にかかわら
ず、ピーク/ディップ画素の確実な検出を行うことがで
き、ひいては網点領域の判定を正確にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーディジタル複写機の要部の電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】画像領域の濃度階調を判定するために設定され
る9×6マトリクス領域を示す図である。
【図3】注目する画素がピーク/ディップ画素であるか
どうかの検出をするための3×3マトリクス領域を示す
図である。
【図4】低階調領域の網点を構成するピークの分布を示
す図である。
【図5】高階調領域の網点を構成するディップの分布を
示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 入力処理回路 4 文字・網点・写真判定回路 41 ラインメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−115987(JP,A) 特開 平2−115988(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G06T 7/40 100

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取ってその濃度に対応する
    画像データに変換する変換手段と、注目する画素を中心
    として一定画素数の検出領域を設定する設定手段と、設
    定手段により設定された検出領域における画素データの
    濃度情報に基づいてピーク/ディップ画素を検出し、前
    記読み取られた原稿画像が網点領域の原稿画像であるか
    どうかの判定を行う判定手段とを有する網点領域判定装
    置において、 読み取られた原稿画像データに基づいて原稿画像領域の
    階調を判定する階調判定手段をさらに有し、 前記判定手段は、階調判定手段により高階調領域と判定
    されたときはディップ画素を検出し、低階調領域と判定
    されたときはピーク画素を検出し、中間階調領域と判定
    されたときはピーク画素、ディップ画素の両方を検出
    し、検出したピーク画素又はディップ画素の密度に基づ
    いて網点領域の判定を行うものであることを特徴とする
    網点領域判定装置。
JP28222694A 1994-11-16 1994-11-16 網点領域判定装置 Expired - Fee Related JP3183788B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28222694A JP3183788B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 網点領域判定装置
US08/556,843 US5754708A (en) 1994-11-16 1995-11-02 Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method
EP95117930A EP0713325A1 (en) 1994-11-16 1995-11-14 Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method
US09/032,996 US6049635A (en) 1994-11-16 1998-03-02 Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28222694A JP3183788B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 網点領域判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08149292A JPH08149292A (ja) 1996-06-07
JP3183788B2 true JP3183788B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=17649705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28222694A Expired - Fee Related JP3183788B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 網点領域判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3183788B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08149292A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1505821B1 (en) Image processing apparatus, an image forming apparatus and an image processing method
EP0959614B1 (en) Image processing apparatus
JP3276985B2 (ja) イメージピクセル処理方法
US6424742B2 (en) Image processing apparatus for discriminating image field of original document plural times and method therefor
US6192152B1 (en) Image processing apparatus
US5467196A (en) Image forming apparatus which forms halftone images mixed with characters and fine lines
US5978554A (en) Image processing method and system with selection of threshold matrix, from group including matrix with thresholds interpolated from other matrixes, based on edge resemblance in reference area
US6718059B1 (en) Block selection-based image processing
JPH0818777A (ja) 画像処理装置
JP3477858B2 (ja) 画像処理装置及び画像データ処理方法
US6301395B1 (en) Image processing apparatus that can appropriately enhance contour of an image
EP0949801A2 (en) Image process apparatus, image process method and storage medium
JP3183788B2 (ja) 網点領域判定装置
JP3137702B2 (ja) 画像処理装置
JP3216963B2 (ja) 網点領域判定装置
JP3316077B2 (ja) 地肌濃度レベル検出装置
JP3183787B2 (ja) 網点領域判定装置
JP3183789B2 (ja) 網点領域判定装置
JPH0457274B2 (ja)
JP3064896B2 (ja) 画像処理装置
JP2951972B2 (ja) 画像処理装置
JP2507927B2 (ja) 画像処理装置
JP2941853B2 (ja) 画像処理方法
JP2941852B2 (ja) 画像処理方法
JP2000151997A (ja) 原稿種判定装置及び画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees