JP2000151997A - 原稿種判定装置及び画像処理装置 - Google Patents

原稿種判定装置及び画像処理装置

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JP2000151997A
JP2000151997A JP10314940A JP31494098A JP2000151997A JP 2000151997 A JP2000151997 A JP 2000151997A JP 10314940 A JP10314940 A JP 10314940A JP 31494098 A JP31494098 A JP 31494098A JP 2000151997 A JP2000151997 A JP 2000151997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図原稿に代表されるような色地上文字を多
く含む原稿を自動的に認識し、その認識に応じて前記原
稿に適した画像処理を施すことができる画像処理装置を
提供する。 【解決手段】 少なくとも2種以上の異なる原稿種に対
して解像度の度合いを変える処理を行う画像処理装置に
おいて、前記原稿種の種類を判定する原稿種判定回路9
と、この判定回路9によって判定された判定結果によっ
て前記原稿が色地上文字を多く含む原稿であると判定さ
れたとき、決定回路12により解像度の度合いがあらか
じめ設定された標準原稿に対する解像度の度合いよりも
強くなるようにデフォルトのフィルタ係数10から地図
原稿用フィルタ係数11に平滑化回路2及びエッジ画像
処理回路4のフィルタ係数を切り換え、所定の画像処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力原稿が例えば
地図に代表されるような色地(色べた、色網点)上の文
字を多く含む原稿であるか否かを高精度に判定する原稿
種判定装置と、色地上の文字を多く含む原稿に対して解
像度優先の処理を施す画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平7−298074号公報に
は、写真部に属す画素、網点部に属す画素を検出し、そ
の画素の係数値によって原稿が写真画像であるか否か、
網点画像であるか否かを判定するようになっている。例
えば網点上文字は文字の背景が網点であり、網点領域の
存在によって網点絵柄原稿と判定され、階調性優先の処
理(平滑化寄りのフィルタリング、大サイズ寄りのディ
ザ処理)が施されていた。
【0003】また、原稿種に応じて画像処理の処理工程
を変更するように構成されたカラー複写機も知られてお
り、このカラー複写機では、ユーザが指定する原稿に応
じて処理を切り換えることができるように構成されてい
る。具体的には、原稿タイプを文字/写真、文字、写
真、地図の4つに分類し、ユーザがキー操作によって指
定する原稿タイプに応じたモードにしたがって空間フィ
ルタの強さやスクリーン線数を切り換えるようになって
いる。例えば色地上文字を多く含む原稿は、特徴的には
地図と同様の原稿となるので、地図モードで複写するこ
とが望ましいということになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に原稿種に応じて画像処理の処理の仕方を変えるという
技術は知られているが、ユーザが原稿の種類を入力しな
ければならず、面倒であるだけでなく原稿の種類の入力
を間違えると不適切な画像処理が行われることになる。
そこで、ユーザの負担やユーザの入力間違いを回避する
意味で、原稿種、例えば地図モードで処理すべき原稿を
自動的に判定することが望まれる。さらに具体的には、
色地(色べた、色網点)上の文字を多く含む原稿(以
下、「地図ライクな原稿」と称する。)であるか否かを
高精度に判定する必要がある。
【0005】このとき、高精度に判定することが重要で
あり、誤判定された場合、従来の方法ではべた検出手
段、網点検出手段によって絵柄ありと判定され、結果と
して階調性優先処理が施され、文字が薄くなってしまう
という問題が生じる。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、色地上の文
字を多く含む原稿であるか否かを高精度で判定可能な原
稿種判定装置を提供することにある。
【0007】また、第2の目的は、地図原稿に代表され
るような色地上文字を多く含む原稿を自動的に認識し、
その認識に応じて前記原稿に適した画像処理を施すこと
ができる画像処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、第1の手段は、原稿を読み取って得られたデジ
タル画像信号から前記原稿が色地上文字を多く含む原稿
であるか否かを判定する原稿種判定装置において、前記
読み取られた原稿中から網点領域画素を検出する網点領
域画素検出手段と、前記読み取られた原稿中から文字領
域画素を検出する文字領域画素検出手段と、前記網点領
域画素検出によって検出された網点画素の頻度、前記文
字領域画素検出手段によって検出された網点上文字画素
の頻度、及び両者の比率のうち少なくとも1つの情報に
基づいて原稿種の判定を行う判定手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0009】前記第1の目的を達成するため、第2の手
段は、原稿を読み取って得られたデジタル画像信号から
前記原稿が色地上文字を多く含む原稿であるか否かを判
定する原稿種判定装置において、前記読み取られた原稿
中から色べた領域画素を検出する色べた領域画素検出手
段と、前記読み取られた原稿中から文字領域画素を検出
する文字領域画素検出手段と、前記色べた領域画素検出
によって検出された色べた画素の頻度、前記文字領域画
素検出手段によって検出された色べた上文字画素の頻
度、及び両者の比率のうち少なくとも1つの情報に基づ
いて原稿種の判定を行う判定手段とを備えていることを
特徴とする。
【0010】前記第2の目的を達成するため、第3の手
段は、少なくとも2種以上の異なる原稿種に対して解像
度の度合いを変える処理を行う画像処理装置において、
原稿種を判定する判定手段と、この判定手段によって判
定された判定結果によって前記原稿が色地上文字を多く
含む原稿であると判定されたとき、解像度の度合いがあ
らかじめ設定された標準原稿に対する解像度の度合いよ
りも強くなるように画像処理を行う画像処理手段を備え
ていることを特徴とする。
【0011】前記第2の目的を達成するため、第4の手
段は、第1の手段における前記標準原稿を網点印刷原稿
から構成したことを特徴とする。
【0012】前記第2の目的を達成するため、第5の手
段は、第1の手段において、前記判定手段が、第1また
は第2の手段における原稿種判定手段からなることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る画像処
理装置に構成を示すブロック図である。図において、画
像処理装置は、画像入力装置1、平滑化フィルタ回路
2、Log変換回路3、エッジ強調回路4、色補正回路
5、UCR回路6、中間処理回路(ディザ回路)7、画
像出力装置(ここでは、カラープリンタ)8、原稿種判
定回路9、デフォルトのフィルタ係数群10、地図ライ
クな原稿用のフィルタ係数群11、およびフィルタ決定
回路12から構成されている。
【0015】なお、画像入力装置1はカラースキャナな
どの画像読み取り機能を備えた装置で、Log変換回路
3は反射率リニアな信号を濃度リニアな信号に変換する
装置である。色補正回路5は原稿と再生画像の色を合わ
せるための補正処理を行う回路である。UCR回路6は
K信号分だけ各色材の信号から減じる処理を行う回路で
ある。中間調処理回路7はディザテーブルを用いて中間
調を表現する回路である。原稿種判定回路9は注目原稿
が地図原稿に代表される地図ライクな原稿であるか否か
を判定する回路である。決定回路12は原稿種判定回路
9からの原稿種判定結果に基づいて使用するフィルタ群
を決定する回路である。
【0016】さらに詳しく説明すると、画像入力装置1
には例えばCCDが用いられ、そのレスポンスに応じて
RGBの各色毎に多値のデジタル信号、ここでは概ね反
射率リニア400dpiの8bit信号(原稿の白→2
55、黒→0)を出力する。画像入力装置1から出力さ
れた前記デジタル信号は空間フィルタの平滑化回路2に
入力され、網点画像のモアレ除去などを目的としたフィ
ルタ処理を実行する。この平滑化フィルタの一例を図2
(a)に示す。ただし、後述する原稿認識装置におい
て、原稿が地図ライクなものと判定された場合には、平
滑化を弱めるようなフィルタ処理が施される。このフィ
ルタ例を図2(b)に示す。この2つのフィルタの切り
替え処理によって地図ライクな原稿にはモアレが発生す
る可能性もでてくるが、それよりも解像度を優先するこ
とにする。あるいは、地図ライクな原稿に対して後述す
るように中間調まで同時に制御すれば、つまりディザサ
イズが小さくなると、モアレ発生の度合いは自然に小さ
くなるので、弱い平滑化でもモアレ発生の問題がなくな
る。
【0017】平滑化処理が終了すると、後段の色補正を
行う前処理として、Log変換回路3で信号の特性を反
射率空間から濃度空間へ変換するようなテーブル変換を
行う。ここで、出力信号はインク量を表している。
【0018】次いで、エッジ強調フィルタ回路4でエッ
ジ部のぼけ補正を目的としたフィルタ処理を行う。この
フィルタの一例を図3(a)に示す。ただし、後述する
原稿認識装置において、原稿が地図ライクなものと判定
された場合には、よりはっきりと文字を再生させたいと
いう目的のためにフィルタ処理を施す。このフィルタの
一例を図3(b)に示す。
【0019】エッジ強調回路4で各色ごとにエッジ強調
処理が実行された信号は、色補正回路5に入力される。
この色補正回路5は、スキャナでの色分解フィルタの濁
り成分、さらに、インクの濁り成分を除去するための回
路であり、一般にマスキング方式、メモリマップ方式
(補間方式)などが製品化を鑑みると現実的である。そ
こで、ここでは、マスキング方式を用いて説明する。変
換は、 C=k11×c+k12×m+k13×y+k14 M=k21×c+k22×m+k23×y+k24 Y=k31×c+k32×m+k33×y+k34 (ただし、k11〜k34は定数であり、実験にもとづ
いて決定される。)のような線形式によって行う。
【0020】さらに色補正回路5では、上記CMY信号
からK(ブラック)信号を発生させる。ここでは、一般
的な、 K=α×min(C,M,Y) (ただし、αは画質を考慮しながら実験に基づいて決定
される。)の式に従って発生させる。
【0021】色補正回路5で色補正が行われた画像信号
はUCR回路6に入力され、 C’=C−K M’=M−K Y’=Y−K の各式にしたがってカラープリンタを駆動するC’,
M’,Y’信号を算出する。
【0022】UCR回路6でアンダーカラーが除去され
た信号は、中間調処理回路7に入力される。中間調処理
回路では、ディザテーブル(ディザマトリクス)を準備
し、ディザ処理を施した後、カラープリンタなその画像
出力装置8に画像データを出力する。
【0023】原稿種判定回路9では、主に網点上文字画
素を多く含むか否かを判定する。図4はこの原稿種判定
回路9の詳細な構成を示すブロック図である。入力信号
は説明を簡単にするためにG信号を使用するが、必要に
応じて輝度信号などを利用してもよいことは言うまでも
ない。本実施形態に係る原稿種判定回路9は、大きくわ
けて尾根画素判定部91、網点画素判定部92、AND
部93及び総合判定部94の4つのブロックからなる。
尾根画素判定部91では注目画素が文字の尾根に相当す
る画素であるか否かを判定し、網点画素判定部92では
注目画素が網点領域であるか否かを判定し、アンド部9
3では尾根画素であって網点画素である場合に、網点上
文字画素であると判定し、総合判定部94では、これら
の判定結果を利用して総合的に地図ライクな原稿用の処
理を行うか否かを判定する。この判定には、第1及び第
2のカウンタ95,96が使用される。第1のカウンタ
95は、アンド部93で網点上文字画素であると判定さ
れた画素数(m1)をカウントし、第2のカウンタ96
は網点画素判定部92で網点画素と判定された画素数
(n1)をカウントする。
【0024】文字、特に尾根部を検出するために文字の
尾根部に相当する画素を適当なマスクによって検出する
尾根画素判定部91は本出願人の出願に係る特開平3−
82269号公報に詳細に説明されているので、ここで
の詳細な説明は省略するが、網点上文字を検出するため
に、前処理として平滑化を行い、さらに文字の中心部は
画素レベルが尾根状に連なる特性を利用した判定方式で
ある。網点画素判定部92は、原稿中から網点(印刷の
絵柄)領域を検出する回路である。この検出方法は、論
文「文字/絵柄(網点、写真)混在画像の像域分離方
式」(電子情報通信学会論文誌Vol.J75-D II No.1 pp39
-47 1992年1月)に記載された「4.1 網点領域検出」に
記載された方法を用いる。この方法は、網点領域の濃度
変化 は文字領域の濃度変化と大きくことなる点に着目
し、ピーク画素の検出、網点領域の検出、網点領域の補
正を行い、網点領域を分離することを特徴としている。
【0025】ピーク画素の検出は、例えば3×3画素の
ブロックにおいて、中心画素の濃度レベルLが周囲の全
ての画素の濃度レベルよりも高い、あるいは低く、か
つ、中心画素の濃度レベルLと中心画素を挟んで対角線
に存在する対画素の濃度レベルa、bが4対ともに |2×L−a−b|>TH であるとき(なお、THは固定の閾値)、中心画素をピ
ーク画素とする。
【0026】網点領域の検出は、例えば4×4画素を単
位とした4つのブロックにおいて、ピーク画素を含むブ
ロックが2ブロック以上存在すれば、注目ブロックを網
点候補領域とし、それ以外は非網点領域と判定する。網
点/非網点候補領域を判定した後、注目ブロックを中心
とした9つのブロックにおいて4ブロック以上が網点候
補領域であれば、注目ブロックを網点領域とし、そうで
なければ注目ブロックを非網点領域とする。
【0027】AND部93では、注目画素が尾根画素
(アクティブ)であって、網点画素(アクティブ)であ
る場合に、網点上文字画素(アクティブ)として出力す
る。総合判定部94では、網点画素(n1)が所定値よ
り大きいこと、及び網点上文字画素(m1)と網点画素
(n1)との比率が所定値より大きいことの2つの条件
を満たす場合に地図ライクな原稿と判定する。すなわ
ち、 n1>TH n1 and m1/n1>TH 1 である。
【0028】判定処理を簡単にするには、下記の条件式 m1>TH m1 のように網点上の文字の頻度のみによって判定しても構
わない。
【0029】なお、前記所定値(閾値)「TH
1」、「TH 1」及び「TH m1」のアンダーバー
の次の値「n1」、「1」及び「m1」は閾値THがそ
れぞれ異なる値であることを意味する。
【0030】図5は原稿種判定回路の他の実施形態を示
すブロック図である。この実施形態に係る原稿種判定回
路は、主に色べた上文字画素を多く含むか否かを判定す
る回路である。前記図4に示した回路と異なる点は、図
6に示すべた画素判定部97と前記第2のカウンタ96
でカウントする画素数がべた画素数(n2)となるだけ
であるので、べた画素判定部97のブロックについての
み詳細に説明し、その他の各ブロックについての説明は
割愛する。
【0031】図6はべた画素判定部97のブロック図で
ある。べた画素判定部97はべた画素検出部971と補
正部972とからなる。べた画素検出部971では、例
えば5×5のマスクにおいて、マスク内の全画素が中間
レベルをとる場合、すなわち、 α<Xij<β の場合、中心の注目画素をべた画素候補として検出す
る。さらに、図7に示すような補正を補正部972で行
って真のべた画素か否かを判定する。補正処理は、注目
画素の左32画素中1つでもべた画素候補として検出さ
れ、かつ、注目画素の右32画素中1つでもべた画素候
補として検出されれば、注目画素を真のべた画素として
出力する。
【0032】他の実施形態を図8に示す。この実施形態
は、中間調処理回路7において地図ライクな原稿である
か否かの情報にもとづいてディザテーブルを切り替える
ようにした例であり、図1に示した実施形態におけるデ
フォルトのフィルタ係数10と地図ライクな原稿用のフ
ィルタ係数11に代えてデフォルトのディザテーブル1
0’と地図ライクな原稿用のディザテーブル11’とを
用意し、原稿種判定回路9による地図ライクな原稿であ
るか否かの情報に基づいてディザテーブル10’と1
1’とを切り替えるようにしたものである。
【0033】基本的な考えはディザのサイズを小さくす
れば、諧調性はでないが解像度はあがるので、地図ライ
クな原稿の場合は階調性より解像度重視の再生を意図し
て標準のディザサイズよりもサイズの小さなディザを選
択する。準備するディザテーブルの例を図9に示す。図
9においてaは標準のディザテーブル(2×1)で、a
1が主走査方向右の画素用、a2が主走査左の画素用で
ある。また、bが地図ライクな原稿用のディザテーブル
(1×1)である。
【0034】なお、この実施形態では、地図ライクな原
稿に対して空間フィルタと中間調処理とを制御すること
によって解像度と高くして再生する装置を例示している
が、解像度を高く再生するその他の例として、墨の生成
量を切り替えたりγテーブルでコントラストを切り替え
たりすることも可能である。
【0035】墨の生成量の切り替えの例としては、前述
の、 K=α×min(C,M,Y) において、αを例えば1.0と0.6とで切り替える方
法がある。0.6で墨を生成する場合に比べ、1.0で
墨を生成する方が当然墨の量が多くなり、その結果、C
MYKのインクやトナーといった記録系の総量が下るこ
とになり、文字、特に黒文字の解像度としては上ること
になる。さらに、このように1.0で墨を生成する方が
地図ライクな原稿において黒文字が黒単色に近くなり、
グレーバランスの向上も図ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、網点領域画素検出によって検出された網点画素の頻
度、文字領域画素検出手段によって検出された網点上文
字画素の頻度、及び両者の比率のうち少なくとも1つの
情報に基づいて原稿種の判定を行うので、色地上の文字
を多く含む原稿であるか否かを高精度で判定することが
可能になる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、色べた領域
画素検出によって検出された色べた画素の頻度、文字領
域画素検出手段によって検出された色べた上文字画素の
頻度、及び両者の比率のうち少なくとも1つの情報に基
づいて原稿種の判定を行うので、色地上の文字を多く含
む原稿であるか否かを高精度で判定することが可能にな
る。
【0038】請求項3記載の発明によれば、原稿種の種
類を判定する判定手段と、この判定手段によって判定さ
れた判定結果によって前記原稿が色地上文字を多く含む
原稿であると判定されたとき、解像度の度合いがあらか
じめ設定された標準原稿に対する解像度の度合いよりも
強くなるように画像処理を行う画像処理手段を備えてい
るので、地図原稿に代表されるような色地上文字を多く
含む原稿を自動的に認識し、その認識に応じて前記原稿
に適した画像処理を施すことができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、標準原稿を
網点印刷原稿とすることにより、一般の印刷絵柄原稿に
比べて階調性よりも解像度を重視した処理を施すことが
でき、これにより文字が見易い再生画像を提供すること
が可能になる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、判定手段を
請求項1または2記載の原稿種判定装置から構成したの
で、高精度で地図原稿に代表されるような色地上文字を
多く含む原稿を自動的に認識し、その認識に応じて前記
原稿に適した画像処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の平滑化回路の平滑化フィルタの例を示す
図である。
【図3】図1のエッジ強調回路のエッジ強調フィルタの
例を示す図である。
【図4】図1における原稿種判定回路の詳細を示すブロ
ック図である。
【図5】図1における原稿種判定回路の他の例を示すブ
ロック図である。
【図6】図5におけるべた画素判定部の詳細を示すブロ
ック図である。
【図7】図6の画素検出部における真のべた画素の検出
方法を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】図8の実施形態で使用するディザテーブルの例
を示す図である。
【符号の説明】 1 画像入力装置 2 平滑化回路 3 Log変換回路 4 エッジ強調回路 5 色補正回路 6 UCR回路 7 中間調処理回路 8 カラープリンタ 9 原稿種判定回路 10 デフォルトフィルタ係数 10’ デフォルトディザテーブル 11 地図原稿用フィルタ係数 11’ 地図原稿用ディザテーブル 12 決定回路 91 尾根画素判定部 92 網点画素判定部 93 AND回路 94 総合判定部 95 第1のカウンタ 96 第2のカウンタ 97 べた画素判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 雄介 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B050 BA17 DA04 DA06 EA06 EA08 EA09 EA15 5C077 MP02 MP07 MP08 NP01 PP02 PP03 PP20 PP27 PP28 PP37 PP61 PQ17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って得られたデジタル画像
    信号から前記原稿が色地上文字を多く含む原稿であるか
    否かを判定する原稿種判定装置において、 前記読み取られた原稿中から網点領域画素を検出する網
    点領域画素検出手段と、 前記読み取られた原稿中から文字領域画素を検出する文
    字領域画素検出手段と、 前記網点領域画素検出によって検出された網点画素の頻
    度、前記文字領域画素検出手段によって検出された網点
    上文字画素の頻度、及び両者の比率のうち少なくとも1
    つの情報に基づいて原稿種の判定を行う判定手段と、を
    備えていることを特徴とする原稿種判定装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取って得られたデジタル画像
    信号から前記原稿が色地上文字を多く含む原稿であるか
    否かを判定する原稿種判定装置において、 前記読み取られた原稿中から色べた領域画素を検出する
    色べた領域画素検出手段と、 前記読み取られた原稿中から文字領域画素を検出する文
    字領域画素検出手段と、 前記色べた領域画素検出によって検出された色べた画素
    の頻度、前記文字領域画素検出手段によって検出された
    色べた上文字画素の頻度、及び両者の比率のうち少なく
    とも1つの情報に基づいて原稿種の判定を行う判定手段
    と、を備えていることを特徴とする原稿種判定装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2種以上の異なる原稿種に対
    して解像度の度合いを変える処理を行う画像処理装置に
    おいて、 前記原稿種の種類を判定する判定手段と、 この判定手段によって判定された判定結果によって前記
    原稿が色地上文字を多く含む原稿であると判定されたと
    き、解像度の度合いがあらかじめ設定された標準原稿に
    対する解像度の度合いよりも強くなるように画像処理を
    行う画像処理手段を備えていることを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記標準原稿は網点印刷原稿であること
    を特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段が前記請求項1または2記
    載の原稿種判定装置からなることを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
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