JP3183787B2 - 網点領域判定装置 - Google Patents

網点領域判定装置

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JP3183787B2 JP28222394A JP28222394A JP3183787B2 JP 3183787 B2 JP3183787 B2 JP 3183787B2 JP 28222394 A JP28222394 A JP 28222394A JP 28222394 A JP28222394 A JP 28222394A JP 3183787 B2 JP3183787 B2 JP 3183787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばスキャナで
光学的に読取られた原稿画像が網点領域に属する原稿画
像であるか否かを判定する網点領域判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿画像をCCD(電荷結合
素子)などで構成したスキャナで光学的に読取って濃度
に対応する画像データに変換し、この変換された画像デ
ータに基づいて原稿画像を形成するようにしたディジタ
ル複写機が用いられている。この種のディジタル複写機
では、文字・線画,写真または単位面積当たりのドット
のサイズで階調が表現される網点(screen)が混在する
原稿画像でも高品質な複写物が取得できるように、原稿
画像が文字・線画領域,写真領域または網点領域のいず
れの領域に属するかが判定され、各領域に応じた画像処
理が施される。具体的には、文字・線画領域では、エッ
ジ強調または黒色文字の強調などの画像処理が施され
る。また、網点領域では、モアレ除去のための平滑化な
どの画像処理が施される。
【0003】網点領域か否かの判定は、たとえば次のよ
うにして行われる。原稿画像が光学的に読取られて画像
データに変換されると、副走査方向の複数ライン(たと
えば11ライン)の画像データが複数ラインの容量を有
するメモリに保持される。そして、注目画素を中心とす
る連続した一定範囲(たとえば3画素×3ライン)の検
出領域において、注目画素の濃度が周囲の画素よりも相
対的に濃いか薄いかが判定される。その結果、注目画素
の濃度が周囲の画素よりも相対的に濃いと判定される
と、当該注目画素はピーク画素であると検出される。一
方、注目画素の濃度が周囲の画素よりも相対的に薄いと
判定されると、当該注目画素はディップ画素であると検
出される。
【0004】このようにして検出領域内のピーク画素ま
たはディップ画素が検出されると、上記注目画素とした
画素のうち一定数の画素で構成した判定領域(たとえば
9画素×9ライン)において、ピーク画素またはディッ
プ画素の出現パターンが網点領域を表す複数のマスクパ
ターンと一致するか否か、またはピーク画素またはディ
ップ画素の存在密度が一定以上であるか否かが判別され
る。その結果、一致するパターンがある、または存在密
度が一定以上であると判別されると、上記判定領域は網
点領域であると判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ピーク画素またはディップ画素の検出では、副走査方向
の複数ラインに相当する容量を有するメモリが必須であ
るので、メモリ規模が大きくなるという不具合もあっ
た。また、網点領域において、1インチ当たりのドット
数(以下「線数」という)は、肌理の細かいものでは2
00線程度のものから、肌理の粗いものでは65線程度
のものまで存在する。
【0006】このうち、100線程度未満の線数の少な
い原稿では、網点を構成するドットのサイズがスキャナ
の検出画素をはみ出すおそれがある。このような場合、
上記従来のピーク画素またはディップ画素を検出する方
法では、ピーク画素またはディップ画素を正確に検出で
きず、誤検出することが多いという不具合があった。そ
こで、この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、
メモリ規模を小さくできる網点領域判定装置を提供する
ことである。
【0007】また、この発明の他の目的は、網点領域を
構成するドットのサイズの大小にかかわらず、ピーク画
素またはディップ画素を確実に検出でき、これにより網
点領域であるか否かを正確に判定できる網点領域判定装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の網点領域判定装置は、原稿画像を読取
ってその濃度に対応する画像データに変換して出力する
変換手段と、この変換手段から出力された画像データの
中から1または複数のラインに対応する画像データを保
持する保持手段と、この保持手段に保持されている画像
データにおいて、注目画素に対応する画像データと当該
注目画素周辺の画素に対応する画像データとを比較し
て、ピーク画素またはディップ画素を検出する検出手段
と、上記保持手段に保持されている画像データに対応す
る1ラインの中の有限画素数に対応する判定領域を主走
査方向に一定画素ずつずらしながら繰り返し設定すると
ともに、一定の複数ラインを周期として、上記設定すべ
き判定領域の先頭画素をラインごとに所定画素ずつ順に
主走査方向にずらす判定領域設定手段と、上記検出手段
で検出されたピーク画素またはディップ画素を登録する
登録手段と、この登録手段に登録されている各ピーク画
素の間の距離または各ディップ画素の間の距離を求める
距離演算手段と、上記判定領域設定手段で設定された判
定領域において、上記距離演算手段で求められた各ピー
ク画素の間の距離または各ディップ画素の間の距離の周
期性が一定の統計的基準を満足するか否かを判別する周
期性判別手段と、この周期性判別手段において、上記各
ピーク画素の間の距離または各ディップ画素の間の距離
の周期性が上記統計的基準を満足すると判別されると、
上記判定領域は網点領域であると判定する判定手段とを
含むことを特徴とする。
【0009】なお、上記周期性判別手段は、たとえば請
求項2記載の構成のように、上記距離演算手段で求めら
れた各ピーク画素の間の距離または各ディップ画素の間
の距離の出現頻度を認識する頻度認識部と、この頻度認
識部で認識された上記各ピーク画素の間の距離または各
ディップ画素の間の距離の出現頻度の最大値がすべての
出現頻度に対して予め定める割合以上であるか否かを判
別する頻度判別部とを含み、この頻度判別部で上記出現
頻度の最大値がすべての出現頻度に対して予め定める割
合以上であると判別されると、上記各ピーク画素の間の
距離または各ディップ画素の間の距離の周期性は上記統
計的基準を満足すると判別するものであることを特徴と
するものであってもよい。
【0010】また、請求項3記載の網点領域判定装置
は、上記検出手段が、注目画素に対応する画像データ
と、当該注目画素の主走査方向の上流側に連続した同一
ライン上の2つの画素に対応する各画像データおよび上
記注目画素の主走査方向の下流側に連続した同一ライン
上の1つの画素に対応する画像データとを比較して、ピ
ーク画素またはディップ画素を検出するものであること
を特徴とする。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の構成では、検出手段におい
て、注目画素に対応する画像データと当該注目画素周辺
の画素に対応する画像データとに基づいてピーク画素ま
たはディップ画素が検出されると、この検出されたピー
ク画素またはディップ画素が登録され、さらにこの登録
されている各ピーク画素の間の距離または各ディップ画
素の間の距離が求められる。
【0012】一方、判定領域設定手段では、保持手段に
保持されている1ラインの中の有限画素数に対応する判
定領域が、主走査方向に一定画素ずつずらされながら繰
り返し設定されるとともに、一定の複数ラインを周期と
して、その先頭画素がラインごとに所定画素ずつ順にず
らされて設定される。周期性判別手段では、この設定さ
れた判定領域において、上記ピーク画素間距離またはデ
ィップ画素間距離の周期性が一定の統計的基準を満たし
ているか否かに基づいて、上記判定領域が網点領域であ
るか否かが判別される。
【0013】上記網点領域とは、ドットが周期的に配列
されて構成された領域のことであるから、ドットの中心
に対応するピーク画素または各ドット間の谷間に対応す
るディップ画素の出現には周期性がある。そのため、上
記構成によれば、判定領域が網点領域であるか否かを確
実に判定できる。このように、上記構成によれば、判定
領域が網点領域であるか否かの判定は、ピーク画素また
はディップ画素の出現の周期性に基づいているので、必
ずしも複数ライン分の画像データは必要でなく、たとえ
ば1ライン分の画像データのうちピーク画素またはディ
ップ画素の出現に周期性があるか否かを判定できる程度
の画像データがあればよい。したがって、網点領域か否
かの判定に少なくとも複数ライン(たとえば9ライン)
の画像データを保持できるメモリが必須であった従来技
術に比べて、メモリ規模を小さくできる。
【0014】また、注目画素に対応する画像データと注
目画素周辺の画素に対応する画像データとを比較してピ
ーク画素またはディップ画素を検出しているので、ドッ
トと変換手段の検出画素との大小関係にかかわらず、ピ
ーク画素またはディップ画素を確実に検出できる。さら
に、上記判定領域は、複数ラインを周期として、その先
頭画素がラインごとに所定画素ずつ順に主走査方向にず
らされて設定される。したがって、たとえば主走査方向
に相対的に短くてこの主走査方向の直角方向である副走
査方向に相対的に長く、なおかつ線数の少ない網点領域
が原稿画像に含まれている場合、上記網点領域があるラ
インの判定領域の一部しか占めるにすぎないときであっ
ても、他のいずれかのラインの判定領域に上記網点領域
のほとんどの部分を含ませることができる。そのため、
網点領域を見逃すことはない。
【0015】また、請求項3記載の構成によれば、ピー
ク画素またはディップ画素の検出に、注目画素に隣接し
ない同一ライン上の画素に対応する画像データを利用し
ているので、ドットと変換手段の検出画素との大小関係
にかかわらず、ピーク画素またはディップ画素を確実に
検出できる。
【0016】
【実施例】以下では、この発明の実施例を、添付図面を
参照して詳細に説明する。図2は、この発明の網点領域
判定装置が適用されたディジタルカラー複写機の要部の
電気的構成を示すブロック図である。このディジタルカ
ラー複写機には、複写すべきカラー原稿画像を光学的に
読取って赤(R) ,緑(G) および青(B) の加色法による3
原色画像データに光電変換するとともに、各R,G,B
の3原色画像データをそれぞれの補色であるイエロー
(Y) ,マゼンタ(M) およびシアン(C) の減色法による3
原色画像データに変換して出力するCCD(電荷結合素
子)などで構成された変換手段であるスキャナ1が備え
られている。スキャナ1の分解能は、たとえば1インチ
当たり400画素程度である。
【0017】スキャナ1で生成されて出力されるY,
M,Cの各画像データは、原稿画像の濃度に対応するβ
ビット(たとえばβ=8;256階調)で表されたディ
ジタルデータである。ディジタルカラー複写機にはま
た、上記スキャナ1から出力されたY,M,Cの各画像
データに種々の処理を施すための画像処理回路2、およ
び原稿画像に対応する静電潜像を形成すべき感光体に光
を照射させる出力部3が備えられている。
【0018】より具体的に説明すると、画像処理回路2
には入力処理回路4が備えられていて、上記Y,M,C
の各画像データはこの入力処理回路4に与えられる。入
力処理回路4では、上記Y,M,Cの各画像データに対
して、スキャナ1と画像処理回路2とのクロック差を解
消するため、クロック変換などの処理が施される。その
後、上記Y,M,Cの各画像データは、FIFO(Firs
t In First Out)メモリ5に与えられる。
【0019】FIFOメモリ5に与えられたY,M,C
の各画像データの任意の1ラインに相当する画像データ
は、それぞれ、文字・写真・網点判定回路6に与えら
れ、文字・写真・網点判定回路6に備えられている1ラ
イン分の画像データを保持できる保持手段であるライン
メモリ61に保持される。文字・写真・網点判定回路6
では、ラインメモリ61に保持されている画像データに
基づいて、その画像データが文字・線画領域,写真領域
または網点領域のいずれの領域に属する画像データであ
るかが判定される。網点領域とは、単位面積当たりのド
ットのサイズで階調が表現された領域のことである。判
定結果は、後述する黒生成回路,ズーム・移動回路,フ
ィルタ回路,階調処理回路および出力制御回路に与えら
れる。
【0020】FIFOメモリ5に保持されている画像デ
ータはまた、文字・写真・網点判定回路6を経て、黒生
成回路7に与えられる。黒生成回路7では、高濃度部に
おける濃度不足を補うための黒(BK)データが生成され
る。具体的には、たとえばY,M,Cの各画像データの
最小値に補正係数γ(たとえばγ=0.5 〜1 )を乗じた
値を各画像データから除去し、この除去した値をBKデ
ータとするようにして生成される。Y,M,Cの各画像
データおよびBKデータは出力色セレクト回路8に与え
られる。
【0021】出力色セレクト回路8では、上記Y,M,
C,BK画像データのうちいずれか1つの色に対応する
画像データが選択される。選択された画像データは、ズ
ーム・移動回路9に与えられ、設定倍率などに応じて拡
大または縮小などの処理が施される。その後、フィルタ
回路10に与えられ、文字・写真・網点判定回路6から
与えられた判定結果に応じた平滑化処理またはエッジ強
調化処理などが施される。そして、階調処理回路11に
与えられ、いわゆるディザ処理または多値ディザ処理な
どの中間調処理が施される。
【0022】中間調処理が施された画像データは、出力
制御回路12で出力に必要な処理が施され、上記出力部
3に与えられる。この実施例の特徴は、上記文字・写真
・網点判定回路6における網点領域判定機能にある。図
1は、上記文字・写真・網点判定回路6における網点領
域判定処理の流れを示すブロック図である。
【0023】文字・写真・網点判定回路6には、上述の
ように、Y,M,Cの各画像データの任意の色の画像デ
ータの中の1または複数のラインに対応する画像データ
を保持するラインメモリ61が備えられている。また、
文字・写真・網点判定回路6には、副走査数カウンタ6
2およびピーク検出部63が備えられている。
【0024】副走査数カウンタ62は、上記ラインメモ
リ61にFIFOメモリ5から1ラインに対応する画像
データが与えられるたびにカウント値C1をインクリメ
ントするもので、上記カウント値C1はピーク検出部6
3に与えられる。上記カウント値C1は予め定める値α
(たとえばα=9)になるたびにクリアされる。なお、
この実施例では、上記ピーク検出部63が判定領域設定
手段および検出手段に相当する。
【0025】次に、ラインメモリ61に原稿画像の先頭
ラインに対応する画像データが保持されている場合につ
いて説明する。ピーク検出部63では、ラインメモリ6
1に原稿画像の先頭ラインに対応する画像データが保持
されている場合(カウント値C1=1)、先頭ラインの
最初の連続する4画素P1(1),P1(2),P1(3),P1(4)
(図3の読取範囲RE1参照)にそれぞれ対応する濃度
を表すβビットの画像データD1(1),D1(2),D1(3),
1(4)がラインメモリ61から読込まれる。このとき、
注目画素は画素P1(3)とされる。
【0026】そして、注目画素とされた画素P1(3)がピ
ーク画素であるか否かが上記画像データD1(1)〜D1(4)
に基づいて検出される。具体的には、 D1(3)−D1(1)>dTH1 または D1(3)−D1(2)>dTH2 ‥‥(1) D1(3)≧D1(4) ‥‥(2) D1(3)>dTH3 ‥‥(3) の各式の判定の論理積が成立するか否かが判別される
(ただし、dTH2 <dTH1<dTH3 、たとえばdTH1 =1
0,dTH2 =5 ,dTH3 =35)。
【0027】この結果、上記(1) 〜(3) 式の判定の論理
積が成立すると判別されると、注目画素とされた画素P
1(3)の濃度は周囲の画素P1(1),P1(2),P1(4)よりも
相対的に濃いとみなされ、上記画素P1(3)は網点領域を
構成するドットの中心であるピーク画素であると検出さ
れる。ピーク検出部63では、原稿画像の左端の2画素
1(1),P1(2)(図3参照)および原稿画像の右端の1
画素P1(k)(図3参照)はピーク画素であるか否かの検
出は行われないが、原稿画像の端付近はほとんど目立た
ないので、無視しても特に問題はない。
【0028】上記注目画素を画素P1(3)とした場合のピ
ーク画素の検出が終了すると、続いて画素P1(2)〜P
1(5)(図3の読取範囲RE2参照)にそれぞれ対応する
画像データD1(2)〜D1(5)がラインメモリ61から読込
まれる。このとき、注目画素は画素P1(4)とされる。そ
して、上記と同様の処理が行われる。以上のピーク画素
の検出処理は、注目画素とされた画素が予め定めるj
(たとえばj=48)画素になるまで繰り返され、いった
ん終了する。
【0029】なお、以下では、注目画素とされたj個の
すべての画素を含む1ライン分の領域を「判定領域」と
いう。ところで、上記(1) 式において、注目画素とされ
た画素P1(3)に隣接する画素P1(2),P1(4)以外の1つ
離れた画素P1(1)の画像データD1(1)を用いているの
は、網点領域を構成するドットのサイズがスキャナ1の
検出画素をはみ出す場合を考慮しているためである。
【0030】より具体的に説明すると、たとえばドット
のサイズがスキャナ1の4画素にわたる程度(すなわ
ち、網点領域の線数が約50線)であって、かつ注目画素
とされた画素P1(3)にドットの中心がある場合には、た
とえば図4に示すように、画素P1(3)の画像データD
1(3)とこの画素P1(3)に隣接する画素P1(2)の画像デー
タD1(2)との間には相対的に小さい差Δd1しかなく、
画素P1(3)の画像データD 1(3)と画素P1(1)の画像デー
タD1(1)との間には相対的に大きい差Δd2がある。
【0031】したがって、もしも画素P1(3)に隣接する
画素P1(2),P1(4)の各画像データD1(2),D1(4)だけ
しか利用していなければ、上記(1) 式内の論理和は成立
せず、注目画素とされた画素P1(3)をピーク画素として
検出できないおそれがある。そのため、上記画素P1(3)
と離れた画素P1(1)に対応する画像データD1(1)を利用
している。
【0032】このように、この実施例では、ドットのサ
イズがスキャナ1の検出画素をはみ出している場合をも
考慮しているので、ドットのサイズがスキャナ1の検出
画素よりも大きくても、ピーク画素を確実に検出でき
る。なお、ピーク画素の検出において、注目画素から1
画素離れた画素だけでなく、δ(たとえばδ=2,3)
画素だけ離れた画素に対応する画像データを利用しても
よい。
【0033】図1に戻って、ピーク検出部63では、注
目画素がピーク画素であると検出されると、検出信号が
ピーク数カウンタ64に与えられる。ピーク数カウンタ
64では、検出信号が与えられるたびにピーク数を表す
カウント値C2がインクリメントされる。また、ピーク
検出部63では、注目画素がピーク画素であると検出さ
れると、当該注目画素の位置がピーク位置保存部65に
与えられる。ピーク位置保存部65では、上記注目画素
の位置が保存される。
【0034】また、ピーク検出部63では、上記ピーク
画素の検出処理が終了すると、終了信号が登録手段であ
るピーク位置保存部65に与えられる。ピーク位置保存
部65では、終了信号が与えられると、これに応答して
上記ピーク数カウンタ64からカウント値C2が読込ま
れ、ピーク数が予め定めるm(たとえばm=10)個以上
であるか否かが判別される。その結果、ピーク数がm個
以上であると判別されると、ドットに周期性があるか否
かを判断するため、保存されているすべての注目画素の
位置が距離演算手段であるピーク間距離計算部66に与
えられる。一方、ピーク数がm個未満であると判別され
ると、上記判定領域は網点領域である可能性は低いとみ
なされ、保存されているすべての注目画素の位置が消去
された後、次の判定領域における網点領域判定処理に移
行する。なお、このとき、上記ピーク数カウンタ64の
カウント値C2がクリアされる。
【0035】ピーク間距離計算部66では、互いに隣合
う各注目画素の間の距離が計算される。たとえば、図5
に示すように、ピーク画素として検出された画素P1(2)
とその次にピーク画素として検出された画素P1(4)との
間の距離は「2」であると計算される。計算されたピー
ク間距離はヒストグラム作成部67に与えられる。ヒス
トグラム作成部67では、ピーク間距離の出現頻度を表
すヒストグラムが作成される。たとえば、図6に示すよ
うに、ピーク間距離「2」が7回、ピーク間距離「3」
が3回というように、ピーク間距離の出現頻度を表すヒ
ストグラムが作成される。作成結果は網点判定部68に
与えられる。
【0036】網点判定部68では、上記ヒストグラムに
おいて、ヒストグラムの最大値(出現頻度が最も多いピ
ーク間距離の出現頻度)が全出現頻度のx%(たとえば
x=75)以上であるか否かが判別される。その結果、最
大値が全出現頻度のx%以上であると判別された場合に
は、上記判定領域は網点領域であると判定される。な
お、この実施例では、上記ヒストグラム作成部67およ
び網点判定部68が周期性判別手段に相当し、上記網点
判定部68が判定手段に相当する。
【0037】上記ピーク位置保存部65においてピーク
数カウンタ64のカウント値C2がm未満であると判別
された場合、または網点判定部68での判定処理が終了
した場合には、次の判定領域における上記と同様の網点
領域判定処理が行われる。次の判定領域は、従前の判定
領域においてピーク画素として検出された画素があった
か否かにかかわらず、図3に示すように、上記判定領域
の判定開始画素P 1(3)からi(たとえばi=16)画素だ
け主走査方向Mにずれた画素P1 (3+i)を判定開始画素
とし、この判定開始画素P1 (3+i)からj画素だけ主走
査方向Mにずれた画素P1 (3+i +j)を判定終了画素と
して設定される。
【0038】次にこのようにして判定領域を設定する理
由について説明する。たとえば、網点領域SCが、図7
(a) に示すように、従前の判定領域HE1と次の判定領
域HE2とに若干重なる場合、各判定領域HE1,HE
2においてピーク画素として検出される注目画素は、そ
れぞれm個未満になるおそれがある。この場合、判定領
域HE1,HE2の一部の領域SC1,SC2は、それ
ぞれ網点領域SCであるにもかかわらず、網点領域SC
ではないと誤判定されてしまう。
【0039】一方、図7(b) に示すように、判定領域H
E1の判定開始画素P1(3)からi画素だけ主走査方向M
にずれた画素P1 (3+i)および画素P1 (3+i +j)をそ
れぞれ判定領域HE2の判定開始画素および判定終了画
素とすると、判定領域HE2においてピーク画素として
検出される画素はm個以上になる可能性が高い。そのた
め、上述のように、i画素だけずらして判定領域HE2
が設定される。
【0040】そして、このようにして設定された次の判
定領域における網点領域判定処理も終了すると、以後、
上記と同様にして判定領域が更新され、網点領域判定処
理が繰り返される。なお、原稿画像の右端付近では、上
記判定領域は、内部に含む画素がたとえj画素に満たな
くても、原稿画像の右端から2画素目の画素P1(k-1)
(図3参照)までとして強制的に設定される。これは、
ピーク画素の検出処理は、上述のように、注目画素の主
走査方向に隣接する画素を必要とするため、原稿画像の
右端の画素P1(k)(図3参照)については、ピーク画素
であるか否かの検出は行われないからである。
【0041】このように、上記網点領域判定処理は、判
定領域を更新しつつ、繰り返し行われる。そして、原稿
画像の最も右端側に設定された判定領域での網点領域判
定処理が終了したことをもって、ラインメモリ61に保
持されている先頭ラインの画像データに対する網点領域
判定処理は終了する。先頭ラインの画像データに対する
網点領域判定処理が終了すると、2ライン目の画像デー
タがFIFOメモリ5からラインメモリ61に取込まれ
る。このとき、副走査数カウンタ62のカウント値C1
は2となる。そして、この2ライン目の画像データに対
して網点領域判定処理が行われるのであるが、上記先頭
ラインの画像データに対する判定処理と異なり、判定処
理開始画素が主走査方向Mに1画素だけずらされる。
【0042】なお、上記判定処理開始画素を主走査方向
Mにずらすべき画素数は、1画素に限らず、w(wは1
以外の自然数、ただしiよりも小さいこと)画素であっ
てもよい。上記2ライン目の網点領域判定処理について
より具体的に説明すると、2ライン目の最初のピーク画
素の検出処理は、判定処理開始画素が画素P1(3)から1
画素だけずらされて画素P2(4)となることから、ライン
メモリ61から画素P2(2),P2(3),P2(4),P2(5)
(図3の2ライン目の読取範囲RE1参照)にそれぞれ
対応する画像データD2(2),D2(3),D2(4),D2(5)が
読込まれて行われる。なお、その後の処理は、上記と同
様である。
【0043】また、図8に示すように、網点領域判定処
理が3ライン目(副走査数カウンタ62のカウント値C
1=3),4ライン目(同カウント値C1=4),・・
・,αライン目(同カウント値C1=α)と移行するた
びに、判定処理開始画素が1ライン前の判定処理開始画
素よりも主走査方向Mに1画素だけずらされる。したが
って、αライン目では、判定処理開始画素は、先頭ライ
ンにおける判定処理開始画素よりも、α画素だけ主走査
方向Mにずれた画素Pα(2+α) となる。
【0044】なお、αラインにおける網点領域判定処理
が終了すると、これに応答して副走査数カウンタ62の
カウント値C1はクリアされる。そして、α+1ライン
目(副走査数カウンタ62のカウント値C1=1)で
は、判定処理開始画素は再び先頭ラインと同じ位置の画
素Pα+1(3) となる。このように、この実施例では、α
ラインを周期として、判定処理開始画素がラインごとに
1画素だけ順に主走査方向Mにずらされる。
【0045】そして、上述のような網点領域判定処理が
最終ラインまで繰り返され、さらにすべての色の画像デ
ータに対して行われて、すべての網点領域判定処理が終
了する。以上のようにこの実施例のディジタルカラー複
写機によれば、網点領域か否かの判定は、ピーク画素の
出現の周期性を利用しているので、網点領域か否かの判
定に必要な画像データを保持すべきラインメモリ61は
複数ライン分の容量は不要である。そのため、網点領域
か否かの判定に少なくとも副走査方向Sに複数ラインの
容量を有するメモリが必要であって従来技術に比べて、
メモリ規模を小さくできる。
【0046】また、網点領域判定処理において、αライ
ンを周期として、判定処理開始画素がラインごとに1画
素だけ順に主走査方向Mにずらされるので、同一ライン
上をi画素ずらすだけでは網点領域であると判定できな
いおそれのある、主走査方向Mに相対的に短くて副走査
方向(主走査方向Mの直角方向)に相対的に長く、なお
かつ線数の少ない網点領域を確実に網点領域であると判
定できる。
【0047】次にこの理由について図9を参照しながら
説明する。たとえば、同一ライン上を主走査方向Mにi
画素だけずらしながら判定領域を繰り返し設定し、かつ
副走査方向には判定処理開始画素をずらさない場合、各
ラインの判定領域は、図9(a) に示すように、全く同じ
ように設定される。この場合、主走査方向Mに相対的に
短くて副走査方向Sに相対的に長く、なおかつ線数の少
ない網点領域SCが図9(a) に示すように存在している
ときには、任意のライン上に設定された各判定領域にお
いてピーク画素であると検出される画素がm画素に満た
ないおそれがある。このとき、他のラインの判定領域
は、上述のように、全く同じように設定されているの
で、すべてのラインの判定領域において、網点領域であ
るのに網点領域でないと誤判定されるおそれがある。
【0048】これに対して、同一ライン上を主走査方向
Mにi画素だけずらしながら判定領域を繰り返し設定
し、かつαラインを周期として、判定処理開始画素をラ
インごとに1画素だけ順に主走査方向Mにずらす場合、
各ラインの判定領域は、図8(b) に示すように、ずれる
ように設定される。したがって、いずれかのライン上の
判定領域において、ピーク画素であると検出される画素
がm画素に達する可能性が高くなる。そのため、前者の
手法に比べて、網点領域であると正確に判定できる。
【0049】なお、この場合、いずれかのライン上の判
定領域においてのみ網点領域であると判定されるのであ
って、αラインすべての判定領域に対して網点領域であ
ると判定されるわけではない。したがって、好ましく
は、αライン中α1 ライン以上において網点領域である
と判定された判定領域がある場合には、当該αラインの
判定領域がすべて網点領域であると判定するようにして
もよい。
【0050】また、上記判定領域に隣接する他のライン
の判定領域が網点領域であると拡大して判定するように
してもよい。この発明の実施例の説明は以上のとおりで
あるが、この発明は上述の実施例に限定されるものでは
ない。たとえば上記実施例では、ピーク画素の出現の周
期性を利用して網点領域か否かを判定しているが、たと
えば網点領域を構成する各ドット間のいわゆるディップ
画素の出現の周期性を利用して網点領域か否かを判定す
るようにしてもよい。
【0051】上記注目画素がディップ画素であるか否か
の検出は、次の(4) ,(5) および(6) 式の論理積が成立
するか否かの判別結果に基づいて行われる。 D1(1)−D1(3)>dTH1 または D1(2)−D1(3)>dTH2 ‥‥(4) D1(3)≦D1(4) ‥‥(5) D1(4)>dTH3 ‥‥(6) この結果、各式の判定の論理積が成立すると判別される
と、注目画素とされた画素P1(3)の濃度は周囲の画素P
1(1),P1(2),P1(4)よりも相対的に薄いとみなされ、
網点領域を構成する各ドット間のディップ画素であると
検出される。
【0052】また、ピーク画素およびディップ画素の両
方の出現の周期性を利用して網点領域か否かを判定する
ようにしてもよい。なお、この場合、ピーク画素または
ディップ画素のいずれかに出現の周期性があるとき、判
定領域は網点領域であると判定するようにすればよい。
さらに、上記実施例では、主走査方向Mに互いに連続す
る4つの画素を用いてピーク画素またはディップ画素を
検出しているが、たとえば次の〜および′〜′
の各条件が満足されたことによって、それぞれピーク画
素およびディップ画素を検出するようにしてもよい。
【0053】ただし、以下の説明では、図10も同時に
参照する。また、D(1) 〜D(12)はそれぞれ図10に示
す画素P(1) 〜P(12)にそれぞれ対応した画像データで
ある。さらに、注目画素は画素P(7) である。 D(6) <D(7) かつ D(7) >D(8) かつ
D(7) >dTH3 ′ D(6) >D(7) かつ D(7) <D(8) かつ
D(8) >dTH3 これら,′では、後述の,′よりも誤検出を防
止できる。
【0054】 D(6) <D(7) かつ D(7) >D(8) ′ D(6) >D(7) かつ D(7) <D(8) これら,′では、線数の少ない網点領域におけるピ
ーク画素またはディップ画素から線数の多い網点領域に
おけるピーク画素またはディップ画素まで検出できる。
【0055】 D(6) <D(7) かつ D(7) ≧D(8) ′ D(6) >D(7) かつ D(7) ≦D(8) これら,′では、上記,′よりも線数の少ない
網点領域におけるピーク画素またはディップ画素を検出
できる。 D(7) >D(2) ,D(3) ,D(4) ,D(8) ,D(1
2),D(11),D(10),P(6) (論理積) ′ D(7) <D(2) ,D(3) ,D(4) ,D(8) ,D(1
2),D(11),D(10),D(6) (論理積) これら,′では、誤検出を相対的に防止できる。た
だし、下記,′よりも線数の少ない網点領域におけ
るピーク画素またはディップ画素の検出は困難である。
また、ラインメモリも3ライン分必要になる。
【0056】 D(7) >D(3) ,D(8) ,D(11),
D(6) (論理積) ′ D(7) <D(3) ,D(8) ,D(11),D(6) (論理
積) これら,′では、上記,′よりも線数の少ない
網点領域におけるピーク画素またはディップ画素を検出
できる。ただし、上記,′よりも誤検出は増加す
る。また、ラインメモリも3ライン分必要になる。
【0057】 D(7) ≧D(2) ,D(4) ,D(12),
D(10)(論理積)と、D(7) >D(3) ,D(8) ,D(1
1),D(6) (論理積)と、の論理積。 ′ D(7) ≦D(2) ,D(4) ,D(12),D(10)(論理
積)と、D(7) <D(3) ,D(8) ,D(11),D(6) (論
理積)と、の論理積。 これら,′では、誤検出は上記,′と,′
との中間であり、検出可能な網点領域の線数も上記,
′と,′との中間である。また、ラインメモリも
3ライン分必要になる。
【0058】さらにまた、上記実施例では、j画素の判
定領域内においてピーク画素の検出および網点領域であ
るか否かの判定を行い、この処理を1ラインにわたって
i画素だけずらした次の判定領域においおてピーク画素
の検出を再度行い、以下同様に繰り返すようにしている
が、たとえばピーク画素の検出を1ラインにわたって先
に行い、その後判定領域ごとに網点領域であるか否かの
判定を行うようにしてもよい。
【0059】さらに、上記実施例では、ディジタルカラ
ー複写機を例にとって説明したが、この発明は、たとえ
ばディジタルモノクロ複写機、カラー/モノクロファク
シミリ装置またはカラー/モノクロプリンタなど、原稿
画像が網点領域の原稿画像であるか否かを判定する処理
が必要な他の画像形成装置にも適用可能である。その他
この発明の範囲内で種々の設計変更を施すことは可能で
ある。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明の網点領域判定装
置によれば、網点領域か否かの判定は、ピーク画素また
はディップ画素の出現の周期性に基づいて行われるの
で、複数ライン分の画像データは必ずしも必要でなく、
たとえば1ライン分の画像データがあればよい。したが
って、網点領域か否かの判定に少なくとも複数ラインの
画像データを保持できるメモリが必須であった従来技術
に比べて、メモリ規模を小さくできる。
【0061】また、注目画素に対応する画像データと注
目画素周辺の画素に対応する画像データとを比較してピ
ーク画素またはディップ画素を検出しているので、ドッ
トと変換手段の検出画素との大小関係にかかわらず、ピ
ーク画素またはディップ画素を確実に検出できる。さら
に、判定領域は、複数ラインを周期として、その先頭画
素がラインごとに所定画素だけ順に主走査方向にずらさ
れて設定されるので、たとえば主走査方向に相対的に短
くて上記主走査方向の直角方向である副走査方向に相対
的に長く、なおかつ線数の少ない網点領域が原稿画像に
含まれている場合、上記網点領域があるラインの判定領
域の一部しか占めるにすぎないときであっても、他のい
ずれかのラインの判定領域に上記網点領域のほとんどの
部分を含ませることができる。そのため、網点領域を見
逃すことはない。
【0062】特に、請求項3記載の構成によれば、ピー
ク画素またはディップ画素の検出に、注目画素に隣接し
ない同一ライン上の画素に対応する画像データを利用し
ているので、ドットが変換手段の検出画素より大きくて
も、ピーク画素またはディップ画素をより確実に検出で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の網点領域判定装置が適用された一実
施例のディジタルカラー複写機における網点領域判定処
理の流れを説明するためのブロック図である。
【図2】上記ディジタルカラー複写機の要部の電気的構
成を示すブロック図である。
【図3】原稿画像の先頭ラインおよび2ライン目におけ
る判定領域を説明するための図である。
【図4】ピーク画素の検出処理を説明するための図であ
る。
【図5】ピーク間距離の求め方を説明するための図であ
る。
【図6】ピーク間距離のヒストグラムの一例を示す図で
ある。
【図7】1ライン上における判定領域の設定方法を説明
するための図である。
【図8】副走査方向における判定領域の設定方法を説明
するための図である。
【図9】副走査方向における判定領域の設定方法の効果
を説明するための図である。
【図10】この発明の他の実施例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 画像処理回路 6 文字・写真・網点判定回路 61 ラインメモリ 62 副走査数カウンタ 63 ピーク検出部 65 ピーク位置保存部 66 ピーク間距離計算部 67 ヒストグラム作成部 68 網点判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−227424(JP,A) 特開 平8−149291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G06T 7/40 100

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読取ってその濃度に対応する画
    像データに変換して出力する変換手段と、 この変換手段から出力された画像データの中から1また
    は複数のラインに対応する画像データを保持する保持手
    段と、 この保持手段に保持されている画像データにおいて、注
    目画素に対応する画像データと当該注目画素周辺の画素
    に対応する画像データとを比較して、ピーク画素または
    ディップ画素を検出する検出手段と、 上記保持手段に保持されている画像データに対応する1
    ラインの中の有限画素数に対応する判定領域を主走査方
    向に一定画素ずつずらしながら繰り返し設定するととも
    に、一定の複数ラインを周期として、上記設定すべき判
    定領域の先頭画素をラインごとに所定画素ずつ順に主走
    査方向にずらす判定領域設定手段と、 上記検出手段で検出されたピーク画素またはディップ画
    素を登録する登録手段と、 この登録手段に登録されている各ピーク画素の間の距離
    または各ディップ画素の間の距離を求める距離演算手段
    と、 上記判定領域設定手段で設定された判定領域において、
    上記距離演算手段で求められた各ピーク画素の間の距離
    または各ディップ画素の間の距離の周期性が一定の統計
    的基準を満足するか否かを判別する周期性判別手段と、 この周期性判別手段において、上記各ピーク画素の間の
    距離または各ディップ画素の間の距離の周期性が上記統
    計的基準を満足すると判別されると、上記判定領域は網
    点領域であると判定する判定手段とを含むことを特徴と
    する網点領域判定装置。
  2. 【請求項2】上記周期性判別手段は、 上記距離演算手段で求められた各ピーク画素の間の距離
    または各ディップ画素の間の距離の出現頻度を認識する
    頻度認識部と、 この頻度認識部で認識された上記各ピーク画素の間の距
    離または各ディップ画素の間の距離の出現頻度の最大値
    がすべての出現頻度に対して予め定める割合以上である
    か否かを判別する頻度判別部とを含み、 この頻度判別部で上記出現頻度の最大値がすべての出現
    頻度に対して予め定める割合以上であると判別される
    と、上記各ピーク画素の間の距離または各ディップ画素
    の間の距離の周期性は上記統計的基準を満足すると判別
    するものであることを特徴とする請求項1記載の網点領
    域判定装置。
  3. 【請求項3】上記検出手段は、注目画素に対応する画像
    データと、当該注目画素の主走査方向の上流側に連続し
    た同一ライン上の2つの画素に対応する各画像データお
    よび上記注目画素の主走査方向の下流側に連続した同一
    ライン上の1つの画素に対応する画像データとを比較し
    て、ピーク画素またはディップ画素を検出するものであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の網点領域判
    定装置。
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