JPH05161025A - カラー画像処理装置のパターン発生方式 - Google Patents

カラー画像処理装置のパターン発生方式

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JPH05161025A
JPH05161025A JP3234921A JP23492191A JPH05161025A JP H05161025 A JPH05161025 A JP H05161025A JP 3234921 A JP3234921 A JP 3234921A JP 23492191 A JP23492191 A JP 23492191A JP H05161025 A JPH05161025 A JP H05161025A
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功幸 河野
Kazuhisa Sato
一壽 佐藤
Masayasu Kurosawa
正康 黒澤
Isao Kuwabara
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三雄 福富
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    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
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    • H04N1/60Colour correction or control
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    • H04N1/6022Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking
    • H04N1/6025Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking using look-up tables

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 通常の画像データの処理用のRAMを利用し
て多種多様なパターンを発生でき、簡単な構成でパター
ンが発生できるようにする。 【構成】 画像データ変換手段1は、入力画像データを
変換する変換テーブルRAM6、同期信号をカウントし
て変換テーブルのアドレスを発生するアドレス発生手段
9、変換テーブルのアドレスを切り換え制御するアドレ
ス制御手段セレクタ10を有し、アドレス発生手段9
は、複数のカウントモードを有しカウントモードを切り
換えることによって発生するパターンを選択する。した
がって、特別なパターンジェネレータを設けることな
く、変換テーブルへのパターン発生用データ設定とアド
レス発生手段の付加により簡単に診断用のパターンを発
生させることができ、カウントモードを変えることによ
って発生するパターンを容易に変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの変換テー
ブルを備え、色分解した入力画像データに対して変換処
理、編集処理、その他の処理を行って出力するカラー画
像処理装置のパターン発生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機では、原稿を読み取った
アナログ信号をデジタルの多値データに変換して粒状性
や階調性、精細度その他の画質調整処理を行い、網点画
像で記録再現している。特に、デジタルに変換した多値
データを処理するので、高精細で再現性の高い画像を生
成するための画像データの処理だけでなく、そのデータ
でメモリを使った種々の補正や編集も簡単に行うことが
できる。
【0003】また、フルカラーデジタル複写機の場合に
は、原稿を光学的に読み取りカラー分解した読取信号B
(青)、G(緑)、R(赤)からトナーやインキ、イン
クドナーフィルム等色材の記録信号Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)に色の補正変換を行い、基
本的にはそれぞれの色材による網点画像を重ね合わせて
出力することによってフルカラー原稿を再現している。
この場合、等量の色材による画像は無彩色となるので、
現実には等量の記録信号Y、M、C成分を除去(UC
R;Under Color Removal;下色除去)して色材の
無駄な消費をなくすようにしている。しかし、このUC
R処理を行うと、色材の使用量が少なくなるため、色の
奥行きや重みがなくなり、カラー画像全体の量感が不足
してしまうという問題があり、また、グレイや黒の再現
と彩度の高い色の再現とは相反する関係になるため、単
純なUCR処理では、色の再現性を充分に高めることが
できないという問題がある。このような彩色における量
感不足を補うために、或いはグレイ出力のために下色除
去する色材の量に対応して黒又は墨(K)を生成してい
る。以下に、本出願人が提案したデジタルカラー画像形
成装置(例えば特開平2ー70173号公報)の概要を
説明する。
【0004】図8はデジタルカラー画像形成装置の構成
例を示す図である。
【0005】図8において、IIT(イメージ入力ター
ミナル)100は、CCDラインセンサーを用いて原稿
を読み取り、そのカラー分解した読取信号B、G、Rを
デジタルの画像データに変換するものであり、IOT
(イメージ出力ターミナル)115は、レーザビームに
よる露光、現像を行い、カラー画像を再現するものであ
る。IIT100とIOT115との間にあるEND変
換モジュール101からIOTインターフェース110
までは、画像データの編集処理系(IPS;イメージ処
理システム)を構成するものであり、読取信号B、G、
Rをトナーの記録信号Y、M、C、さらにはKに変換
し、現像サイクル毎にその現像色に対応する記録信号を
選択して出力している。ここでは、読取信号(B、G、
R信号)を記録信号(Y、M、C、K信号)に変換する
場合において、その色のバランスをどう調整するかやI
ITの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせて
その色をどう再現するか、濃度やコントラストのバラン
スをどう調整するか、エッジの強調やボケ、モアレをど
う調整するか等が問題になる。
【0006】IIT100では、CCDセンサーを使い
読取信号B、G、Rのそれぞれについて、1ピクセルを
16ドット/mmのサイズで取り込み、そのデータを2
4ビット(3色×8ビット;256階調)で出力してい
る。CCDセンサーは、上面にB、G、Rのフィルター
が装着されていて16ドット/mmの密度で300mm
の長さを有し、190.5mm/secのプロセススピ
ードで16ライン/mmのスキャンを行うので、ほぼ各
色につき毎秒15Mピクセルの速度で読取信号を出力し
ている。そして、IIT100では、B、G、Rの画素
のアナログ信号をログ変換することによって、反射率の
情報から濃度の情報に変換し、さらにデジタル信号に変
換している。
【0007】IPSは、IIT100から読取信号B、
G、Rを入力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の
再現性等を高めるために種々のデータ処理を施し記録信
号Y、M、C、Kから現像プロセスカラーの記録信号を
選択してオン/オフに変換しIOT115に出力するも
のであり、図8に示すようにグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するEND変換(Equivalent Neu
tral Density;等価中性濃度変換)モジュール10
1、B、G、Rの読取信号をマトリクス演算することに
よりY、M、Cのトナー量に対応する記録信号に変換す
るカラーマスキングモジュール102、プリスキャン時
の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテン
カラーの消去(枠消し)処理とを行う原稿サイズ検出モ
ジュール103、領域画像制御モジュールから入力され
るエリア信号にしたがって特定の領域において指定され
た色の変換を行うカラー変換モジュール104、色の濁
りが生じないように適量のKを生成してその量に応じて
Y、M、Cを等量減ずると共にモノカラーモード、4フ
ルカラーモードの各信号にしたがってK信号およびY、
M、Cの下色除去を行った後の信号をゲートするUCR
&黒生成モジュール105、ボケを回復する機能とモア
レを除去する機能を備えた空間フィルター106、再現
性の向上を図るための濃度調整、コントラスト調整、ネ
ガポジ反転、カラーバランス調整等を行うTRC(Ton
e Reproduction Control;色調補正制御)モジュール
107、主走査方向の縮拡処理を行う縮拡処理モジュー
ル108、プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オ
フの2値化トナー信号に変換し出力するスクリーンジェ
ネレータ109、IOTインターフェースモジュール1
10、領域生成回路やスイッチマトリクスを有する領域
画像制御モジュール111、エリアコマンドメモリ11
2やカラーパレットビデオスイッチ回路113やフォン
トバッファ114等を有する編集制御モジュール等から
なる。
【0008】上記のように画像データに対して種々の補
正や変換、編集等の処理を多段に行うデジタルカラー画
像形成装置では、カラー画像の再現性、精彩度等の評価
を行ったり、調整、故障診断を行うためにパターンジェ
ネレータPGが使用されている。例えば格子パターンを
使うことによって、各色毎のレジズレを縦、横で観るこ
とができる。また、日本語の特に漢字の再現性は、斜め
線で観ることができ、縦横パターンによって転写不良、
階調再現性を観ることができる。この一定のパターンを
発生させるパターンジェネレータPGは、通常内部に持
つようにし、例えば信号のテーブル変換としてRAMを
使ったLUTも利用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
パターンジェネレータは、その目的によってパターンが
異なるため、それぞれに対応したパターンを用意しなけ
ればならないという問題がある。つまり、特別にパター
ン発生用にジェネレータを設けるだけでなく、さらに、
多種多様なパターンを簡単に提供することは難しいとい
う問題がある。
【0010】本発明の目的は、通常の画像データの処理
用のRAMを利用して多種多様なパターンを発生できる
ようにすることである。本発明の他の目的は、簡単な構
成でパターンが発生できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、入
力画像データに対して変換処理、編集処理、その他の処
理を行い入力画像データを色分解信号から色材信号に変
換して出力するカラー画像処理装置において、少なくと
も変換データや処理パラメータの設定を行い装置全体の
制御を行う制御手段、及び処理目的に応じて設定される
変換データを有し該変換データを用いて画像データの変
換処理を行う画像データ変換手段を備え、画像データ変
換手段にパターン発生用のデータを設定してパターンを
発生させるように構成したことを特徴とする。
【0012】そして、画像データ変換手段は、入力画像
データを変換する変換テーブル、同期信号をカウントし
て変換テーブルのアドレスを発生するアドレス発生手
段、変換テーブルのアドレスを切り換え制御するアドレ
ス制御手段を有し、変換テーブルにパターン発生用のデ
ータを設定し、アドレス発生手段で発生したアドレスに
より変換テーブルのデータを読み出すことによってパタ
ーンを発生するように構成したことを特徴とする。さら
に、アドレス発生手段は、複数のカウントモードを有し
カウントモードを切り換えることによって発生するパタ
ーンを選択すること、一定のライン毎に異なる繰り返し
のアドレスによるラインを挿入するモードを有するこ
と、若しくは各ラインの先頭アドレスを順次ずらして発
生するモードを有することを特徴とし、変換テーブル
は、入力画像データの書き込み回路を有し、制御手段
は、書き込みアドレスを制御して入力画像データを変換
テーブルに書き込み、しかる後変換テーブルからデータ
を取り込むように構成したことを特徴とする。
【0013】また、制御手段は、パターン発生用に一定
のアドレス幅毎に複数のデータを有し、該複数のデータ
と固定データとを所定の順序で変換テーブルに書き込む
ようにし、画像データ変換手段は、画像データの座標変
換用マトリクス変換回路であって、マトリクスの係数と
定数をパターン発生用のデータで設定することによって
ハターンを発生させるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のカラー画像処理装置のパターン発生方
式では、変換データや処理パラメータの設定を行い装置
全体の制御を行う制御手段、及び処理目的に応じて設定
される変換データを有し該変換データを用いて画像デー
タの変換処理を行う画像データ変換手段を備え、画像デ
ータ変換手段にパターン発生用のデータを設定してパタ
ーンを発生させるので、特別なパターンジェネレータを
設けることなく、変換テーブルへのパターン発生用デー
タ設定とアドレス発生手段の付加により簡単に診断用の
パターンを発生させることができる。また、アドレス発
生手段により同期信号をカウントして変換テーブルのア
ドレスを発生し、制御手段により変換テーブルのデータ
設定や変換テーブルのアドレスを画像データからアドレ
ス発生手段の出力への切り替えを行うことによってパタ
ーンを発生するので、変換テーブルのデータを変えるこ
となく、カウントモードを変えることによって発生する
パターンを容易に変えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のカラー画像処理装置のパターン
発生方式の1実施例を示す図である。
【0016】図1において、画像データ変換処理部1
は、変換テーブルを使って原稿読み取り装置から入力さ
れる画像データに対してまず必要な変換処理を行うもの
であり、例えばBGRの入力画像データを等価中性明度
変換するENL(END)やLabに色変換するマトリ
クスである。画像処理部2は、画像データに対する編集
処理や色変換、色調整等の処理を行うものであり、出力
変換処理部3は、変換テーブルを使ってプリンタに出力
するための変換処理を行うものであり、例えばYMCの
色材信号に変換するマトリクスやTRCである。制御部
4は、動作モードに応じてパラメータの演算を行い画像
データ変換処理部1や出力変換処理部3の変換テーブル
の書き込みを行い、また、編集や色変換、色調整等の編
集内容に応じて画像処理部2を制御する例えばCPUで
ある。
【0017】画像データ変換部1の詳細な構成例を示し
たのが図1(ロ)であり、アドレス発生カウンタ9とセ
レクタ10を有するアドレス制御回路5と変換テーブル
として用いるRAM6からなる。アドレス制御回路5
は、画像データとCPUアドレスバスと同期信号を入力
として、アドレス発生カウンタ9で所定のカウントモー
ドで同期信号をカウントしてアドレスを発生し、セレク
タ10で画像データとCPUアドレスとアドレス発生カ
ウンタ9のアドレスのいずれかをセレクトする。そのた
め、CPU7では、動作モードに応じてアドレス制御回
路5のアドレス発生カウンタ9のカウントモードの制
御、セレクタ10の制御、RAM6の読み/書きモード
の制御、RAM6の書き込みデータの生成を行ってい
る。
【0018】そして、通常の動作では、まず、CPU7
より原稿読み取り装置で読み取られたBGRの信号を等
価中性明度変換し、或いはLabに色変換するための変
換データを演算、生成してCPUデータバスに送出する
と共にRAM6の書き込みアドレスを生成してCPUア
ドレスバスに送出し、RAM6を書き込みモードにして
アドレス制御回路5のセレクタ10でCPUアドレスバ
スをセレクトするように制御する。これによって、RA
M6には、通常の画像データ処理のための変換データが
設定されるので、次にCPU7よりRAM6を読み出し
モードにし、アドレス制御回路5のセレクタ10が画像
データをセレクトするように制御すると、例えば原稿読
み取り装置から入力された画像データをアドレスとして
RAM6から変換データが読み出される。
【0019】故障診断等のためのパターンを発生させる
場合には、まず、CPU7よりパターン発生用の変換デ
ータを生成してCPUデータバスに送出すると共にRA
M6の書き込みアドレスを生成してCPUアドレスバス
に送出する。そして、RAM6を書き込みモードにして
アドレス制御回路5のセレクタ10でCPUアドレスバ
スをセレクトするように制御する。これによって、RA
M6には、パターン発生のための変換データが設定され
る。
【0020】次に、CPU7よりRAM6を読み出しモ
ードにし、アドレス発生カウンタ9を発生しようとする
パターンに応じたカウントモードに設定すると共にセレ
クタ10がアドレス発生カウンタ9の出力をセレクトす
るように制御すると、アドレス発生カウンタ9で発生し
たアドレスでRAM6から変換データが読み出され、所
望のパターンの画像データが出力される。
【0021】図2はアドレス発生カウンタのカウントモ
ードの例を示す図であり、(イ)はビデオクロック毎に
アドレスをインクリメントする基本的なモード、(ロ)
は2ライン毎にライン同期信号でアドレスをインクリメ
ントするモード、(ハ)はブロック単位でアドレスをイ
ンクリメントするモード、(ニ)は繰り返しアドレスを
複数ラインで同一にするモード、(ホ)は繰り返しアド
レスをライン毎にシフトするモードをそれぞれ示してい
る。
【0022】図2(イ)のモードでは、RAMの変換デ
ータの設定によって、或いはインクリメントするアドレ
スの制御によって縦、横、斜め方向に変化を持たせたパ
ターンを発生させることができるが、図2(ロ)のモー
ドでは、2ラインが同じ変換データとなるので、縞模様
のパターンしか発生させることができない。勿論、後者
のモードでも、RAMの変換データの設定によって、或
いはインクリメントするアドレスの制御によって縞模様
のパターンの粗さ(幅)を制御できることはいうまでも
ない。RAMの変換データとして例えばB、G、Rのデ
ータを設定する場合にも、B、G、Rのデータを2つの
アドレスずつ設定し、次に倍の幅に設定したり、いろい
ろな配列でパターンを変えることができる。
【0023】図2(ハ)に示すモードは、主走査方向、
副走査方向にそれぞれ一定の幅で同じアドレスのブロッ
クを構成するようにしたモードであり、図示の例では、
各ラインについて16画素毎にアドレスを更新して25
6(0〜FFH )画素の幅で繰り返し、0ライン目から
FFH ライン目、100H ライン目から1FFH ライン
目、200H ライン目から2FFH ライン目、……のよ
うに256ラインずつ同じアドレスパターンになるよう
にしたものである。
【0024】このモードによれば、16×256画素の
ブロックを最小単位として格子状、メッシュ状、或いは
島状のパターンを容易に発生させることができる。例え
ばアドレスの0からFFH 、100H から1FFH 、…
…にそれぞれ階調を変えて同じ色を設定することによっ
て、各色の再現性、色ズレ等を観ることができる。勿
論、複数のブロックをまとめてマクロブロックとして構
成してもよいし、主走査方向、副走査方向のブロックサ
イズを変えてもよいことはいうまでもない。つまり、ア
ドレスを更新するサイズを変えたり、同じデータを設定
するアドレスの並びを変えることによってパターンを構
成する単位の大きさを調整することができる。
【0025】図2(ニ)に示すモードは、主走査方向に
一定の画素幅で繰り返し、副走査方向に一定の幅毎に異
なる情報を挿入できるようにしたモードであり、図示の
例では、各ラインについて0〜1FFH で繰り返しアド
レスをインクリメントし、7EH ライン目と7FH ライ
ン目に200H 〜3FFH で繰り返すラインを挿入した
ものである。
【0026】このモードによれば、7EH ライン目と7
H ライン目に横線が入り、その間に0〜1FFH で繰
り返し縦線が入るパターンを発生させることができる。
勿論、例えばアドレスの0、1H 、2H と200H 、2
01H 、202H に同じデータを設定すれば下迄の縦線
パターンを発生させることができ、同じデータを設定す
るアドレスを0と1H に止めるか0〜3Hまでにするか
で、縦線パターンの太さを変えることができる。
【0027】図2(ホ)に示すモードは、図2(ニ)に
示す例と同様に主走査方向に一定の画素幅で繰り返し、
副走査方向にはずらすようにしたモードであり、図示の
例では、各ラインの先頭アドレスが1つずつ繰り上げる
ようにしたものである。このモードによれば、斜め方向
のパターンを発生させることができ、各ラインの先頭ア
ドレスが1つずつ繰り上げ、途中から逆に繰り下げるこ
とによりジグザグのパターンも発生させることができ
る。
【0028】次に、上記本発明が適用される画像処理装
置の構成例を示す。図3は画像処理装置の信号処理系の
構成例を示す図、図4は画像処理装置の機構の構成例を
示す図である。
【0029】図3において、画像入力部100は、例え
ば副走査方向に直角に配置されたB、G、R3本のCC
Dラインセンサからなる縮小型センサを有し、副走査方
向に縮拡倍率に応じた速度で移動しながらタイミング生
成回路12からのタイミング信号に同期して主走査方向
に走査して画像読み取りを行うIITであり、アナログ
の画像データから階調表現された例えば8ビットのデジ
タルの画像データに変換される。この画像データに対
し、シェーディング補正回路11では、種々の要因によ
る各画素間のバラツキに対してシェーディング補正さ
れ、ギャップ補正回路13では、各ラインセンサ間のギ
ャップ補正が行われる。ギャップ補正は、FIFO14
でCCDラインセンサのギャップに相当する分だけ読み
取った画像データを遅延させ、同一位置のB、G、R画
像データが同一時刻に得られるようにするためのもので
ある。ENL(Equivalent Neutral Lightness;等
価中性明度)変換回路15は、原稿タイプに応じたパラ
メータを使って画像データのグレイバランス処理を行う
ものであり、また、後述する編集処理部400からのネ
ガポジ反転信号により、画素毎にグレイのとり方を逆に
してネガポジ反転し、例えば、或る指定領域のみネガポ
ジを反転できるようになっている。
【0030】ENL変換回路15で処理されたB、G、
R画像データは、マトリッスク回路16aで例えば均等
色空間の信号L* 、a* 、b* に変換される。均等色空
間の信号L* 、a* 、b* は、それぞれが直交する座標
軸でL* が明度を表し、a* 、b* が色度平面(色相、
彩度)を表す。このような均等色空間の信号L*
* 、b* に変換することにより、メモリシステム20
0を介して計算機等外部とのインターフェースを取り易
くすると共に、色変換や編集処理、画像情報を検知を容
易にしている。セレクタ17は、マトリクス変換回路1
6aの出力、または外部とのインターフェースであるメ
モリシステム200からの画像データを選択的に取り出
し、或いは双方の画像データを同時に取り込んでテクス
チャ合成や透かし合成の処理を行うものである。そのた
め、セレクタ17には、合成画像について合成比率の設
定、演算処理、合成処理を行う機能を有している。
【0031】下地除去回路18は、例えばプリスキャン
で原稿濃度のヒストグラムを作成して下地濃度を検出
し、下地濃度以下の画素については飛ばして新聞等のよ
うなかぶった原稿に対するコピー品質を良くするための
ものである。原稿検知回路19は、黒いプラテンの裏面
と原稿との境界を検出して外接矩形を求めることによっ
て原稿サイズを検出し記憶しておくものである。これら
下地除去回路18及び原稿検知回路19では、均等色空
間の信号L* 、a* 、b* のうち、明度情報を信号L*
が用いられる。
【0032】編集処理部400では、領域毎に編集処理
やパラメータ等の切り換えを行うためのエリアコマンド
の設定及びエリアコマンドに基づく領域制御信号の生成
が行われ、画像データに対して色編集や色変換、マーカ
ー色検出その他の処理が行われる。そして、その処理が
行われた画像データがマトリクス変換回路16a及び絵
文字分離回路(TIS回路)20に入力される。
【0033】編集処理後の画像データに対して、マトリ
クス変換回路16aでは、L* 、a* 、b* からY、
M、Cのトナー色に変換され、絵文字分離回路20で
は、複数の画素をブロック化して色文字/黒文字/絵柄
(文字/中間調)の領域識別がなされる。下色除去回路
21では、マトリクス変換回路16bで変換されたY、
M、Cの画像データからモノカラー/フルカラーの信号
に応じて墨版(K)の生成、及びY、M、Cの等量除去
を行って、プロセスカラーの画像データを出力し、さら
に、色相判定を行って色相信号(Hue) を生成する。な
お、絵文字分離回路20で識別処理する際には、ブロッ
ク化するため領域識別の信号に例えば12ラインの遅れ
が生じるので、この遅れに対して色相信号及び画像デー
タを同期させるためにタイミングをとるのがFIFO2
2aと22bである。
【0034】縮拡回路23bは、画像データを指定され
た縮拡率にしたがって縮拡処理するものであり、副走査
方向については画像入力部100で縮拡率にしたがって
走査速度を変えることによって縮拡処理されるので、こ
こでは主走査方向について画像データの間引き、又は補
間を行っている。縮拡回路23aは、画像データに対す
る縮拡処理に対応して領域制御情報の実行領域がずれな
いようにエリアコマンドを縮拡処理するためのものであ
る。縮拡処理された領域制御情報がエリアデコーダ24
でデコードされて各処理ブロックの処理に供される。エ
リアデコーダ24は、エリアコマンドや領域識別信号、
色相信号からフィルタのパラメータ25や乗算器26の
係数、TRC回路27のパラメータの切り換え信号を生
成し、分配するものである。
【0035】フィルタ25は、縮拡回路23bで縮小ま
たは拡大された画像データに対して空間周波数に応じて
中間調のモアレ除去、文字のエッジ強調を行うものであ
る。TRC回路27は、変換テーブルを用いIOTの特
性に合わせて濃度調整をするためのものであり、PAL
29は、現像プロセスや領域識別の信号によってTRC
回路27の変換テーブルのパラメータを切り換えるデコ
ーダである。乗算器26は、係数aとbを用いて画像デ
ータxに対しax+bの演算を行うものであり、中間調
の場合にはスルー、文字の場合にはハイγのように係数
が切り換えられる。そして、TRC回路27と併せて用
い各色成分に対する係数と変換テーブルを適宜選択する
ことにより、色文字、黒文字、絵柄に対してのデータリ
セット、色調整、濃度調整が行われる。また、フィルタ
25のパラメータを標準化し、係数aとbで文字のエッ
ジ強調を調整することができる。これらによって調整さ
れた画像データはメモリシステムに記憶されるか、RO
S300のスクリーン生成部28でドット展開され網点
画像にして出力される。
【0036】編集処理部400は、色変換や色編集、領
域制御信号の生成等を行うものであり、セレクタ17か
らの画像データL* 、a* 、b* が入力される。そし
て、LUT415aでマーカー色その他の色検出や色編
集、色変換等がし易いように色度の情報が直交座標系の
a、bから極座標系のC、Hに変換される。色変換&パ
レット413は、例えば色変換や色編集で使用する色を
32種類のパレットに持っており、ディレイ回路411
aを通して入力されるエリアコマンドにしたがって画像
データL、C、Hに対しマーカーの色検出や色編集、色
変換等の処理を行うものである。そして、色変換等の処
理を行う領域の画像データのみが色変換&パレット41
3で処理されLUT415bでC、Hからa、bに逆変
換された後、それ以外の領域の画像データは直接セレク
タ416から出力され、前述のマトリクス変換回路16
bへ送られる。
【0037】色変換&パレット413で画像データから
検出されたマーカ色(3色)と閉領域の4ビット信号は
密度変換・領域生成回路405へ送られる。密度変換・
領域生成回路405では、FIFO410a、410
b、410cを用いて4×4のウインドウで、16画素
の中で黒画素が所定数以上であれば「1」とする2値化
処理を行って400spiから100spiへの密度変
換が行われる。このようにして生成されたマーカ信号
(閉ループやマーカ・ドット)は密度変換・領域生成回
路405よりDRAMコントローラ402を通してプレ
ーンメモリ403に書き込まれる。
【0038】また、マーカ・ドット信号については、小
さなゴミなどをマーカとして誤検知しないようにFIF
O408により3ライン分遅延させて3×3のウインド
ウにして座標値生成回路407でマーカ・ドットの検
出、座標値の生成を行ってRAM406に記憶する。な
お、このマーカ・ドットについてはプレーンメモリ40
3にも記憶されるが、誤検知を防止するためにこの処理
を行っている。
【0039】プレーンメモリ403は、色変換や色編
集、その他の領域編集を行うためのエリアコマンドを格
納するためのメモリであり、例えばエディットパッドか
らも領域を指定し、その領域にエリアコマンドを書き込
むことができる。すなわち、エディットパッドで指定し
た領域のエリアコマンドは、CPUバスを通してグラフ
ィックコントローラ401に転送され、グラフィックコ
ントローラ401からDRAMコントローラ402を通
してプレーンメモリ403に書き込まれる。プレーンメ
モリ403は4面からなっており、0〜15までの16
種類のエリアコマンドが設定できる。
【0040】プレーンメモリ403に格納した4ビット
のエリアコマンドは、画像データの出力に同期して読み
出され色変換&パレットにおける編集処理や、図(イ)
に示す画像データ処理系、ENL変換回路15やマトリ
クス変換回路16、セレクタ17、下色除去回路21、
さらにはエリアデコーダ24を介してフィルタ25、乗
算器26、TRC回路27、スクリーン生成部28等の
パラメータ等の切り換えに使用される。このエリアコマ
ンドをプレーンメモリ403から読み出し、色変換&パ
レット413での編集処理、画像データ処理系でのパラ
メータの切り換え等に使用する際には、100spiか
ら400spiへの密度変換が必要であり、その処理を
密度変換領域生成回路405で行っている。密度変換領
域生成回路405では、FIFO409a、409bを
使って3×3のブロック化を行い、そのパターンからデ
ータ補間を行うことによって、閉ループ曲線や編集領域
等の境界がギザギザにならないように100spiから
400spiへの密度変換を行っている。ディレイ回路
411a、411b、1MFIFO412等は、エリア
コマンドと画像データとのタイミング調整を行うための
ものである。
【0041】図4に示すカラー複写機は、ベースマシン
30が、上面に原稿を載置するプラテンガラス31、イ
メージ入力ターミナル(IIT)32、電気系制御収納
部33、イメージ出力ターミナル(IOT)34、用紙
トレイ35、ユーザインタフェース(U/I)36から
構成され、オプションとして、エディットパッド61、
オートドキュメントフィーダ(ADF)62、ソータ6
3、及びフィルムプロジェクタ(F/P)64とミラー
ユニット(M/U)65からなるフィルム画像読取装置
を備えたものである。
【0042】イメージ入力ターミナル32は、イメージ
ングユニット37、それを駆動するためのワイヤ38、
駆動プーリ39等からなり、イメージングユニット37
内のカラーフィルタで光の原色B(青)、G(緑)、R
(赤)に色分解してCCDラインセンサを用いて読み取
ったカラー原稿の画像情報を多階調のデジタル画像デー
タBGRに変換してイメージ処理システムに出力するも
のである。イメージ処理システムは、電気系制御収納部
33に収納され、BGRの画像データを入力して色や階
調、精細度その他画質、再現性を高めるために各種の変
換、補正処理、さらには編集処理等の種々の処理を行う
ものであり、トナーの原色Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)へ変換し、プロセスカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化トナー信号に
変換してイメージ出力ターミナル34に出力するもので
ある。イメージ出力ターミナル34は、スキャナ40、
感材ベルト41を有し、レーザ出力部40aにおいて画
像データを光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F
/θレンズ40c及び反射ミラー40dを介して感材ベ
ルト41上に原稿画像に対応した潜像を形成させ、用紙
トレイ35から搬送した用紙に画像を転写しカラーコピ
ーを排出するものである。
【0043】イメージ出力ターミナル34は、感材ベル
ト41が駆動プーリ41aによって駆動され、その周囲
にクリーナ41b、帯電器41c、YMCKの各現像器
41d、及び転写器41eが配置され、この転写器41
eに対向して転写装置42が設けられている。そして、
用紙トレイ35から用紙搬送路35aを経て送られてく
る用紙をくわえ込み、4色フルカラーコピーの場合に
は、転写装置42を4回転させて用紙にYMCKの各潜
像を転写させた後、用紙を転写装置42から真空搬送装
置43を経て定着器45で定着させ排出する。SSI
(シングルシートインサータ)35bは、用紙搬送路3
5aに手差しで用紙を選択的に供給できるするものであ
る。
【0044】ユーザインタフェース36は、ユーザが所
望の機能を選択してその実行条件を指示するものであ
り、カラーディスプレイ51とハードコントロールパネ
ル52を備え、さらに赤外線タッチボード53を組み合
せて画面のソフトボタンで直接指示できるようにしてい
る。
【0045】電気系制御収納部33は、上記のイメージ
入力ターミナル32、イメージ出力ターミナル34、ユ
ーザインタフェース36、イメージ処理システム、フィ
ルムプロジェクタ64等の各処理単位毎に分けて構成さ
れた複数の制御基板、さらには、イメージ出力ターミナ
ル34、自動原稿送り装置62、ソータ63等の機構の
動作を制御するためのMCB基板(マシンコントロール
ボード)、これら全体を制御するSYS基板を収納する
ものである。
【0046】また、従来のパターンジェネレータでは、
画像処理ブロックを素通しにしているため、YMCを出
力することはできるが、純粋なK(ピュアブラック)を
出力することはできなかった。本発明では、RAMの設
定データとマトリクス係数の設定により、YMCとピュ
アブラックの出力が可能となる。以下にその例を説明す
る。
【0047】図5はRAMへのデータ設定の例を説明す
るための図であり、(イ)は各BGRの変換テーブルに
設定するデータの例、(ロ)は変換テーブルに設定する
データのパラメータの例、(ハ)と(ニ)はデータ設定
の処理の流れの例をそれぞれ示している。図6はマトリ
クス変換回路を使ったパターン発生の例を説明するため
の図であり、(イ)は入出力の関係例、(ロ)はマトリ
クス変換回路の構成例、(ハ)はブロックの構成例をそ
れぞれ示している。
【0048】図5において、B用ENL、G用ENL、
R用ENLは、図3に示す信号処理系においてENL1
5をパターンジェネレータとして用いる場合の設定デー
タの例である。
【0049】図5(イ)に示す例では、まず、アドレス
の0〜12H でB用ENLの値をAEH 、G用ENLと
R用ENLの値を80H に設定して次の13H 〜14H
で全てのENLの値を80H に設定している。同様に、
アドレスの15H 〜27H でG用ENLの値をAEH
B用ENLとR用ENLの値を80H に設定して次の2
H 〜29H で全てのENLの値を80H に設定してい
る。つまり、全てのENLの値を80H に設定したアド
レスを挟み、AEH 、51H 、86H 、79H の特定値
データをB用ENL、G用ENL、R用ENLのいずれ
か1ないし3に割り当てて他を80H に設定したパター
ンをつくり、アドレス0〜FFH を1ブロックとして4
つの特定値データを所定の順序で配置し12種類のデー
タを設定している。同様に、100H 〜1FFH 、20
H 〜2FFH 、……についてもAEH →93H 、51
H →6CH 、……AEH →8AH 、……のように特定値
データを置換して設定している。したがって、CPUで
は、設定データとして図5(ロ)に示すようにパラメー
タで持ち、これを図5(ハ)に示すアルゴリズムを使う
ことによって設定できる。
【0050】図5(ロ)に示すパラメータは、0〜FF
H 、100H 〜1FFH 、200H 〜2FFH 、……毎
にNo.1〜No.4のデータからなり、図5(ハ)、
(ニ)に示す設定処理では、これを順次書き込むように
している。
【0051】上記RAMの設定に対してマトリクス変換
回路には、図6(イ)に示す入出力関係となるようにY
MC出力用の1面とK出力用の2面に係数及び定数を設
定する。つまり、YMC出力用の1面では、0〜80H
の入力に対して出力が0となり、89H 〜FFH の入力
に対して出力が12H 〜FEH の階調データとなるよう
にし、K出力用の2面では、0〜80H の入力に対して
出力がFEH 〜0の階調データとなり、89H 〜FFH
の入力に対して出力が0となるように設定している。
【0052】図3のマトリクス変換回路16a、16b
は、図6(ロ)に示すようにBGRからLabに、La
bからYMCにそれぞれ変換処理を行う3つの演算ブロ
ック71ー1〜71ー3、係数とシフタと定数のレジス
タ72を有する。そして、CPUからレジスタ72に係
数とシフタと定数の設定を行い、レジスタ72の係数と
シフタと定数を用いて演算ブロック71ー1〜71ー3
で入力画像データVDIA〜VDICに対して演算処理
を行う。
【0053】演算ブロックは、図6(ハ)に示すように
入力画像データ、レジスタ72の係数、シフタ、定数、
その他処理データをラッチするフリップフロップ73、
75、78、80、入力画像データに係数を乗算する掛
け算器74、その出力をシフタ86で桁合わせして加算
器77で各出力を加算し、最後にまるめ回路79でまる
め処理を行って出力するように構成されている。
【0054】そこで、1面(YMC用)としてBGR信
号からYMC信号へ座標変換を行うマトリクスの係数及
び定数を に、2面(プュアブラック用)としてBGR信号からK
信号へ座標変換を行うマトリクスの係数及び定数を に設定すると、図5(イ)のデータが設定されたENL
との組み合わせにより、例えばアドレスの0〜12H
Y、15H 〜27H でM、3FH 〜51H でK、54H
〜66H でYMCK、BDH 〜CFH でYM(=R)に
変換され出力される。なお、アドレス13H 〜14H
ようにいずれのENLも80H のデータが設定された領
域はWとなる。したがって、Y、M、C、K、B、G、
Rのそれぞれについて階調再現性の診断を行うことがで
きる。
【0055】上記のようにENLのRAMとマトリクス
変換回路との組合せにより、RAMの設定値を80H
り大きい値は、YMCのサイクルで、B用ENLの値を
Y、G用ENLをM、R用ENLをCの階調データに変
換して出力し、80H より小さい値は、Kのサイクルで
階調データに変換して出力することができ、YMCから
なるカラーのパターンとKのみからなるピュアブラック
のパターンを発生させることができる。
【0056】図7はパターン発生と故障診断データの取
り込みが可能な構成例を示す図であり、例えば図3のT
RC27に採用することができる。図1(ロ)に示した
構成と異なる点は、バスコントローラ8′を備え、これ
を介してRAM6に入力画像データを書き込むことがで
きるように構成されていることである。このようにする
ことにより、図3のENL15を使ってパターン発生
し、編集処理部400を通してTRC27に入力された
データをCPUアドレスバスのアドレスで内部のRAM
に書き込むことができ、その後CPUデータバスを通し
てCPU7に読み込むことによって、CPU7で故障診
断等を行うことができる。また、TRC27でパターン
を発生させコピー出力すれば、TRC27以降での接続
異常その他の診断を行うこともできる。
【0057】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、ENLと座標変換を行うマトリクス変換
回路との組み合わせにより各色の階調出力とピュアブラ
ックとを出力する構成で説明したが、ENLやTRCの
単独使用によりパターンを発生させてもよいことはいう
までもない。また、L* 、a* 、b* 信号→YMC信号
の座標変換を行うマトリクス において、係数a**を全て0にすることによって、画像
信号をカットして定数項Aに任意の値を設定し、下流に
パターン信号を流すようにしてもよい。この方法によれ
ば、この回路の前と後とを分離して故障発見ができる。
同様に、BGR信号→L* 、a* 、b* 信号の座標変換
を行うマトリクスを使うこともでき、さらに、図3の乗
算器26において乗算部に0を設定し、加算部に任意の
値を設定することによって同様に故障発見ができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アドレス発生手段により同期信号をカウントして変換テ
ーブルのアドレスを発生し、制御手段により変換テーブ
ルのデータ設定や変換テーブルのアドレスを画像データ
からアドレス発生手段の出力への切り替えを行うことに
よってパターンを発生するので、特別なパターンジェネ
レータを設けることなく、変換テーブルへのパターン発
生用データ設定とアドレス発生手段の付加により簡単に
診断用のパターンを発生させることができる。しかも、
変換テーブルとBGR→Lab→YMCの座標変換マト
リクスへのデータの設定により目的の色の出力と純粋な
黒の出力が可能になり、故障診断や階調再現性、精彩度
等の診断が可能になる。
【0059】また、変換テーブルに設定する順序、アル
ゴリズムを決めておくことにより、パターン発生のため
のパラメータを持つだけで、変換テーブルのデータを設
定することができるので、パラメータ発生のための記憶
容量を少なくすることができる。しかも、アドレス発生
手段のカウントモードを変えるだけで、同じ変換テーブ
ルにより異なるパターンを発生させることができるの
で、パターン発生のための構成を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像処理装置のパターン発生
方式の1実施例を示す図である。
【図2】 アドレス発生カウンタのカウントモードの例
を示す図である。
【図3】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す図
である。
【図4】 画像処理装置の機構の構成例を示す図であ
る。
【図5】 RAMへのデータ設定の例を説明するための
図である。
【図6】 マトリクス変換回路を使ったパターン発生の
例を説明するための図である。
【図7】 パターン発生と故障診断データの取り込みが
可能な構成例を示す図である。
【図8】 デジタルカラー画像形成装置の構成例を示す
図である。
【符号の説明】
1…画像データ変換処理部、2…画像処理部、3…出力
変換処理部、4…制御部、5…アドレス制御回路、6…
RAM、7…CPU、8…バスコントローラ、9…アド
レス発生カウンタ、10…セレクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像処理装置のパターン発生
方式の1実施例を示す図である。
【図2イ】 アドレス発生カウンタのカウントモードの
例を示す図である。
【図2ロ】 アドレス発生カウンタのカウントモードの
例を示す図である。
【図2ハ】 アドレス発生カウンタのカウントモードの
例を示す図である。
【図2ニ】 アドレス発生カウンタのカウントモードの
例を示す図である。
【図2ホ】 アドレス発生カウンタのカウントモードの
例を示す図である。
【図3イ】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す
図である。
【図3ロ】 画像処理装置の信号処理系の構成例を示す
図である。
【図4】 画像処理装置の機構の構成例を示す図であ
る。
【図5イ】 RAMへのデータ設定の例を説明するため
の図である。
【図5ロ】 RAMへのデータ設定の例を説明するため
の図である。
【図5ハ】 RAMへのデータ設定の例を説明するため
の図である。
【図5ニ】 RAMへのデータ設定の例を説明するため
の図である。
【図6イ】 マトリクス変換回路を使ったパターン発生
の例を説明するための図である。
【図6ロ】 マトリクス変換回路を使ったパターン発生
の例を説明するための図である。
【図6ハ】 マトリクス変換回路を使ったパターン発生
の例を説明するための図である。
【図7】 パターン発生と故障診断データの取り込みが
可能な構成例を示す図である。
【図8】 デジタルカラー画像形成装置の構成例を示す
図である。
【符号の説明】 1…画像データ変換処理部、2…画像処理部、3…出力
変換処理部、4…制御部、5…アドレス制御回路、6…
RAM、7…CPU、8…バスコントローラ、9…アド
レス発生カウンタ、10…セレクタ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2イ】
【図2ロ】
【図1】
【図2ハ】
【図5ロ】
【図2ニ】
【図2ホ】
【図3イ】
【図3ロ】
【図4】
【図6ロ】
【図5イ】
【図5ハ】
【図5ニ】
【図6イ】
【図6ハ】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 21/00 Z 8804−2C G03G 15/01 S 7818−2H (72)発明者 桑原 功 東京都新宿区西新宿3丁目16番6号富士ゼ ロックス情報システム株式会社内 (72)発明者 福富 三雄 東京都新宿区西新宿3丁目16番6号富士ゼ ロックス情報システム株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに対して変換処理、編集
    処理、その他の処理を行い入力画像データを色分解信号
    から色材信号に変換して出力するカラー画像処理装置に
    おいて、少なくとも変換データや処理パラメータの設定
    を行い装置全体の制御を行う制御手段、及び処理目的に
    応じて設定される変換データを有し該変換データを用い
    て画像データの変換処理を行う画像データ変換手段を備
    え、画像データ変換手段にパターン発生用のデータを設
    定してパターンを発生させるように構成したことを特徴
    とするカラー画像処理装置のパターン発生方式。
  2. 【請求項2】 画像データ変換手段は、入力画像データ
    を変換する変換テーブル、同期信号をカウントして変換
    テーブルのアドレスを発生するアドレス発生手段、変換
    テーブルのアドレスを切り換え制御するアドレス制御手
    段を有し、変換テーブルにパターン発生用のデータを設
    定し、アドレス発生手段で発生したアドレスにより変換
    テーブルのデータを読み出すことによってパターンを発
    生するように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像処理装置のパターン発生方式。
  3. 【請求項3】 アドレス発生手段は、複数のカウントモ
    ードを有しカウントモードを切り換えることによって発
    生するパターンを選択することを特徴とする請求項2記
    載のカラー画像処理装置のパターン発生方式。
  4. 【請求項4】 アドレス発生手段は、一定のブロックサ
    イズ毎にアドレスを更新するモードを有することを特徴
    とする請求項3記載のカラー画像処理装置のパターン発
    生方式。
  5. 【請求項5】 アドレス発生手段は、一定のライン毎に
    異なる繰り返しのアドレスによるラインを挿入するモー
    ドを有することを特徴とする請求項3記載のカラー画像
    処理装置のパターン発生方式。
  6. 【請求項6】 アドレス発生手段は、各ラインの先頭ア
    ドレスを順次ずらして発生するモードを有することを特
    徴とする請求項3記載のカラー画像処理装置のパターン
    発生方式。
  7. 【請求項7】 変換テーブルは、入力画像データの書き
    込み回路を有し、制御手段は、書き込みアドレスを制御
    して入力画像データを変換テーブルに書き込み、しかる
    後変換テーブルからデータを取り込むように構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載のカラー画像処理装置のパ
    ターン発生方式。
  8. 【請求項8】 制御手段は、パターン発生用に一定のア
    ドレス幅毎に複数のデータを有し、該複数のデータと固
    定データとを所定の順序で変換テーブルに書き込むよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載のカラー画像処理
    装置のパターン発生方式。
  9. 【請求項9】 画像データ変換手段は、画像データの座
    標変換用マトリクス変換回路であって、マトリクスの係
    数と定数をパターン発生用のデータで設定することによ
    ってハターンを発生させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のカラー画像処理装置のパターン発生方
    式。
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