JP2990306B2 - カラー画像記録装置のマーカドット検出方式 - Google Patents

カラー画像記録装置のマーカドット検出方式

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JP2990306B2
JP2990306B2 JP3109245A JP10924591A JP2990306B2 JP 2990306 B2 JP2990306 B2 JP 2990306B2 JP 3109245 A JP3109245 A JP 3109245A JP 10924591 A JP10924591 A JP 10924591A JP 2990306 B2 JP2990306 B2 JP 2990306B2
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    • H04N1/622Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only with simulation on a subsidiary picture reproducer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機、カラー
ファクシミリ、カラープリンタ等のカラー画像記録装置
に係り、特に画像中の閉領域内の任意の位置にマーカド
ットを描画することによって編集領域を指示することが
できる機能を有するカラー画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカラー複写機では、原稿をスキ
ャンして読み取る画像読取手段、読み取った画像データ
を処理し、編集する画像編集手段、処理・編集した画像
データを記録する画像出力手段、及び画像読取手段、画
像編集手段、画像出力手段を制御する制御手段を備え、
画像編集手段において画像データに様々な編集処理を施
すことができる。そして、近年では高度なデジタルカラ
ー画像処理技術を採用することによって多くのカラー画
像編集機能が実現されている。
【0003】ところで、白黒原稿の画像には表や円グラ
フ等のように閉領域が描画されることがあり、その閉領
域の内部に対して色付けや抽出(トリミング)、削除
(マスク)等の編集処理を施したい場合がある。また、
デジタイザで構成されるエディットパッドを用いて、あ
るいは予め定められた色を有するマーカペンで原稿画像
中に閉領域を描画することによって原稿画像中に任意の
閉領域を設定し、当該閉領域内の画像に対して種々の編
集処理を施したい場合がある。そのため、本出願人は先
にビットマッププレーンメモリ(以下、単にプレーンメ
モリと称す)を用いてユーザによって設定された閉領域
を探索する手法を提案した。その手法の概略を説明する
と次のようである。
【0004】図26は閉領域探索のための概略の構成を
示す図であり、いま白黒原稿中に閉領域が描画されてお
り、その閉領域内の1点がエディットパッドにより指示
されたとすると、当該指示されたポイントの座標データ
はグラフィックコントローラ101に通知され取り込ま
れる。そして、まず原稿に対してプリスキャンが行わ
れ、読み取られた画像データは2値化され、更に適宜画
素密度の変換が行われてグラフィックコントローラ10
1の制御の下にダイレクトメモリアクセスコントローラ
(DMAC)102を介してプレーンメモリ103に書
き込まれ、これによってプレーンメモリ103には白黒
2値化された原稿画像のイメージが書き込まれる。画素
密度の変換はプレーンメモリ103の容量を必要最小限
に抑えるために行われるものであり、ここでは原稿画像
の読み取りは400spiで行われ、それが100spiに密度変換
されてDMAC102に入力されるものとする。このよ
うな画素密度変換を行うための構成は周知であるので説
明は省略する。また、密度変換後の画素を黒とするか白
とするかを決定する方法は種々考えられるが、ここでは
読み取られた4×4画素中に一つでも黒画素があった場
合には変換後の1画素を黒とするものとする。
【0005】さて、いま一つの原稿中に最大15の閉領
域を設定でき、設定された各閉領域に対して互いに異な
る編集処理を同時に施すことができるものとすると、1
5の閉領域を識別するためには4ビットのデータが必要
であるので、プレーンメモリ103には4枚のビットマ
ッププレーンメモリが必要となり、これにより各プレー
ンメモリに1ビットを与え、全体として4ビットのデー
タを構築することができることが分かる。なお、以下、
この4ビットのデータをエリアコマンド(ACMD)と称
す。また、プレーンメモリ103には閉領域探索を行う
ためのプレーンも必要である。
【0006】プレーンメモリ103の構成例を図27に
示す。プレーンメモリ1035は0H〜BEB8FH(H は16進
数を示す。以下同様である。)のワードアドレスを有す
るRAMで構成され、これらの領域は、ワーク領域とし
てのワークプレーンPW およびマスクプレーンPM と実
際にエリアコマンドが格納される4つのプレーンP3
0 に分割されている。
【0007】以上の構成において閉領域探索がどのよう
に行われ、その結果どのようにしてACMDが生成されるか
を図28を参照して説明する。図28はワークプレーン
W, マスクプレーンPM におけるACMD生成の過程を示
す概念図であり、斜線部分は画素の値が「1」、その他
の部分は画素の値が「0」であるとする。まず、画像デ
ータは図28Aに示すように順次ワークプレーンPW
書き込まれる。このときマスクプレーンPM は同図Fの
ようにクリアされた状態になされている。ワークプレー
ンPW への書き込みが終了すると、グラフィックコント
ローラ101は、CPU(図26には図示せず)から通
知されているポイント座標データに基づいて、ユーザが
指定した点Q,R(図28B)に相当する座標を中心と
して、閉領域の輪郭線即ち画素の値が「1」である範囲
内の画素について、マスクプレーンPM 上の画素を
「1」で塗りつぶす(図28G)。これにより、原稿画
像中にその他の閉領域が描画されていたとしても、図2
8Aの112で示すような、その内部の点が指定されて
いない閉領域についてはマスクプレーンPM 上では塗り
潰しが行われず、無視される。
【0008】次に、グラフィックコントローラ101は
図28Cに示すようにマスクプレーンPM に書き込まれ
ているパターンをワークプレーンPW へ複写する。この
ときマスクプレーンPM は同図Hに示すようであり、同
図Gに示す状態と同じ状態におかれる。マスクプレーン
M からワークプレーンPW への複写が終了すると、グ
ラフィックコントローラ101はマスクプレーンPM
のパターンを消去し(図28I)、ワークプレーンPW
のコーナーS(図28E)のアドレスを開始点としてマ
スクプレーンPM 上に複写する(同図J)が、このとき
画素の値は反転され、「1」であった画素は「0」に、
「0」であった画素は「1」にそれぞれ置換される。
【0009】以上の処理により、指定された閉領域の輪
郭線を抽出することができ、この後、グラフィックコン
トローラ101はマスクプレーンPM 上のパターンを、
指定点Q,RからプレーンP3 〜P0 に展開するが、こ
のとき各閉領域に対して4ビットのACMDを割り当てる。
いま、CPUにより、指定点Qを含む閉領域にはF
Hが、指定点Rを含む閉領域にはEH が割り当てられた
とすると、グラフィックコントローラ101は、プレー
ンP3 を最上位ビット、プレーンP0 を最下位ビットと
してプレーンP3 〜P0 に値を書き込む。これにより、
図29に示すようなACMDが生成される。なお、各閉領域
のエリアコマンドは、例えば指定点が登録された順にF
H から0H へ、またはその逆に割り当てられるようにな
されている。このようにして生成されたACMDは、実際に
コピーを行うためのコピースキャン時に、原稿画像の読
み取りと同期してプレーンメモリ103から読み出さ
れ、100spiから400spiに画素密度変換されて編集処理部
に供給され、これによって各閉領域に対しては設定され
た編集処理が施される。
【0010】上記の説明では原稿画像中に描画されてい
る閉領域を抽出して編集閉領域を探索する場合に付いて
説明したが、マーカペンで描画した閉領域及びエディッ
トパッドで指示された閉領域についても同様の動作が行
われて閉領域が探索されるものである。なお、グラフィ
ックコントローラ101としては日本電気株式会社製A
GDCを用いることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおいては閉領域探索のためのポイント指示はエデ
ィットパッドから入力する必要があり、そのために多く
の閉領域に対して編集処理を施す場合には、どの閉領域
に対してポイント指示を行ったのかを忘れてしまうこと
があるという問題があった。本発明は、上記の課題を解
決するものであって、閉領域探索を行うためのポイント
指示、即ち、編集処理を施すべき閉領域を指示するため
のポイント指示を従来と同様にエディットパッドから行
えることは勿論、所定の色のマーカでドットを描画する
ことによっても行うことができるカラー画像記録装置の
マーカドット検出方式を提供することを目的とするもの
である。また、本発明はマーカドットの位置を確実に検
出することができるカラー画像記録装置のマーカドット
検出方式を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】エディットパッ
ドからポイント指示した場合にはグラフィックコントロ
ーラ101には直接指示された座標データが通知される
ので、グラフィックコントローラ101は閉領域探索を
開始する位置を明確に認識することができる。従ってマ
ーカペンでドットを描画した場合においても、当該マー
カドットの原稿画像中の座標を認識することによって当
該マーカドットを閉領域探索の開始点とすることができ
る。そこで、本発明は、予め設定されたマーカ色を有す
る2値化画像データの平面的なサイズを検知することに
よってマーカドットを検出するマーカドット検出手段を
備える。マーカドット検出手段の構成としては以下に示
すように二つの構成がある。
【0013】まず、マーカドット検出手段の第1の構成
を図1Aを参照して説明する。図1Aにおいて、マーカ
ドット検出手段1は、テンプレートマスク手段2、マー
カドット判定手段3、画素位置決定手段4、画素位置検
出手段5を備える。テンプレートマスク手段2は、図1
Bに示すように、所定の第1のサイズの第1テンプレー
トマスク7と、第1テンプレートマスク7を含み且つ第
1のサイズより大きい所定の第2のテンプレートマスク
6を有し、入力される2値化されたマーカ色画像データ
を所定のサイズにブロック化して、第1テンプレートマ
スク7、第2テンプレートマスク6のサイズと比較す
る。テンプレートマスク手段2が図1Bに示すようであ
る場合には、入力されるマーカ色画像データは9×9に
ブロック化される。そして、マーカドットサイズが第1
テンプレートマスク7とは全て重なり、且つ第2テンプ
レートマスク6とは全く重ならない場合に限り、マーカ
ドット検出信号である HIT信号を出力する。
【0014】ところで、マーカ色は1色に限らず、複数
色用意されるのが望ましい。なぜなら、マーカ色が1色
であるとすると、多くの領域に対して異なる編集処理を
施す場合にはどの閉領域に対してどのような編集処理を
設定したのか紛らわしくなることが考えられ、これに対
して複数のマーカ色が用意されている場合には、例えば
ユーザが任意に編集処理毎に異なるマーカ色を使用する
ことができ、これによって閉領域の指示を容易に行うこ
とができるばかりでなく、各閉領域に対してどのような
編集処理を設定したかを明確に識別することができるも
のである。そのためには各マーカ色毎にテンプレートマ
スク手段2を備えればよい。
【0015】さて、マーカドットのサイズと、第1、第
2テンプレートマスク7,6のサイズとの関係でテンプ
レートマスク手段2からは連続して HIT信号が出力され
る場合がある。これら連続して出力される HIT信号の全
てに基づいてマーカドットの座標を生成すると、当該座
標データを格納するためのメモリ容量も必要となるの
で、マーカドット判定手段3により HIT信号の出力状態
を監視する。マーカドット判定手段3は、HIT 信号が連
続して出力される場合には、最初の HIT信号のみを有効
として HIT信号を出力するが、その他の HIT信号は無視
して HIT信号は出力しない。また、マーカドット判定手
段3は、上述したように複数のテンプレートマスク手段
が備えられている場合において、2以上のテンプレート
マスク手段2から同時に HIT信号が出力された場合に
は、これらの HIT信号の全てを無効として HIT信号は出
力しない。2以上のテンプレートマスク手段2から同時
に HIT信号が出力されるというのは同じ位置に2以上の
マーカドットが描画されていることを意味するが、この
ような状態は不自然な状態であるので禁止するようにす
るのである。また、マーカドット判定手段3は、複数の
テンプレートマスク手段が備えられている場合には、有
効な HIT信号を出力すると共に、どの色のマーカドット
を検出したかを示すマーカ色フラグFLAGを出力する。以
上の処理は適宜の論理回路を構成することによって行う
ことができる。
【0016】画素位置検出手段5は、画像データの始ま
りを示す頁同期信号ps,画素の副走査方向位置を示すラ
イン同期信号ls,及び画素の主走査方向の位置を示すビ
デオクロックvclkを取り込み、テンプレートマスク手段
2に入力されている画素の中の中心にある画素の原稿画
像中における画素位置を検出する。画素位置決定手段4
は、マーカドット判定手段3から HIT信号が通知された
場合には、画素位置検出手段5で検出された画素位置を
マーカドットの座標として決定し、当該決定した座標の
座標データをマーカ色フラグFLAGと共に出力する。この
座標データ及びFLAGはRAM(図1Aには図示せず)に
書き込まれ、図26に示すグラフィックコントローラ1
01における閉領域探索処理に供される。ところで、マ
ーカペンのペン先の太さには種々のものがあり、それに
伴ってマーカドットのドット径が変わることになる。従
ってマーカ色画像データをブロック化する際に座標密度
を変更可能とし、種々のドット径に対応できるようにす
る必要がある。そこで本発明においては、テンプレート
マスク手段2は密度設定信号により座標密度を変更可能
としている。密度設定信号はまた画素位置検出手段5に
も通知される。画素位置検出手段5は密度設定信号で指
示された座標密度に応じてライン同期信号ls及びビデオ
クロックvclkのカウントのタイミングを変更し、座標密
度の如何に拘らず一つのマーカドットに対しては同一の
画素位置を検出するようにする。以上、マーカドット検
出手段1の第1の構成に付いて説明したが、次にマーカ
ドット検出手段1の第2の構成に付いて図1Cを参照し
て説明する。
【0017】マーカドット検出手段1に入力された2値
化マーカ色画像データは順次ビットマップメモリ8に書
き込まれ、2値化されたマーカ色画像のパターンが形成
される。ビットサーチ手段9は、ビットマップメモリ8
に書き込まれた2値化マーカ色画像パターンの変化点を
検出することによってパターンのサイズを検出し、パタ
ーンサイズが所定の範囲内である場合には、当該パター
ンの位置をマーカドットの座標として出力する。このビ
ットマップメモリ8及びビットサーチ手段9は独立した
ものとして配置することもできるが、ビットマップメモ
リ8は従来のプレーンメモリ103と兼用することがで
き、ビットサーチ手段9はグラフィックコントローラ1
01と兼用することができる。従ってこの場合には、グ
ラフィックコントローラ101に上記の動作を行わせる
ように設定すればよいので、マーカドットを検出するこ
とによるコストの上昇は最小限に抑えることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
なお、以下の実施例では本発明をカラー複写機に適用し
た場合をとりあげるが、本発明はそれに限定されるもの
ではなく、カラープリンタ等にも適用できるものである
ことは当然である。図2は本発明を適用したカラー複写
機の概略の構造を示す図であり、ベースマシン30は、
上面に原稿を載置するプラテンガラス31、イメージ入
力ターミナル(IIT)32、電気系制御収納部33、
イメージ出力ターミナル(IOT)34、用紙トレイ3
5、ユーザインタフェース(U/I)36から構成さ
れ、オプションとして、エディットパッド61、オート
ドキュメントフィーダ(ADF)62、ソータ63、及
びフィルムプロジェクタ(F/P)64とミラーユニッ
ト(M/U)65からなるフィルム画像読取装置を備え
ている。
【0019】IIT32は、イメージングユニット(I
/U)37、それを駆動するためのワイヤ38、駆動プ
ーリ39等からなり、I/U37内のカラーフィルタで
光の3原色B、G、Rに色分解してCCDラインセンサ
を用いて読み取ったカラー原稿の画像情報を多階調のデ
ジタル画像データB,G,Rに変換してイメージ処理シ
ステム(IPS)に出力するものである。IPSは、電
気系制御収納部33に収納され、B,G,Rの画像デー
タを入力して色や階調、精細度その他画質、再現性を高
めるために各種の変換、補正処理、さらには編集処理等
の種々の処理を行うものであり、トナーの原色Y、M、
C、Kへ変換し、プロセスカラーの階調トナー信号をオ
ン/オフの2値化トナー信号に変換してIOT34に出
力するものである。IOT34は、スキャナ40、感材
ベルト41を有し、レーザ出力部40aにおいて画像デ
ータを光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θ
レンズ40c及び反射ミラー40dを介して感材ベルト
41上に原稿画像に対応した潜像を形成させ、用紙トレ
イ35から搬送した用紙に画像を転写しカラーコピーを
排出するものである。IOT34においては、感材ベル
ト41が駆動プーリ41aによって駆動され、その周囲
にクリーナ41b、帯電器41c、YMCKの各現像器
41d、及び転写器41eが配置され、この転写器41
eに対向して転写装置42が設けられている。そして、
用紙トレイ35から用紙搬送路35aを経て送られてく
る用紙をくわえ込み、4色フルカラーコピーの場合に
は、転写装置42を4回転させて用紙にYMCKの各潜
像を転写させた後、用紙を転写装置42から真空搬送装
置43を経て定着器45で定着させ排出する。SSI
(シングル・シート・インサータ)35bは、用紙搬送
路35aに手差しで用紙を選択的に供給できるするもの
である。
【0020】U/I36は、ユーザが所望の機能を選択
してその実行条件を指示するものであり、カラーCRT
ディスプレイ51とハードコントロールパネル52を備
え、さらに赤外線タッチボード53を組み合せて画面の
ソフトボタンで直接指示できるようにしている。従っ
て、ユーザはモノカラー編集処理を行う場合には、当該
U/I36によりモノカラー編集のメニュー及びモノカ
ラーの色を設定する。モノカラー編集を施す領域の設定
は、エディットパッド61から入力するか、または原稿
の所望の領域に予め指定された色を有するマーカペンで
閉ループを描画することにより行う。電気系制御収納部
33は、上記のIIT32、IOT34、U/I36、
ISP、F/P64等の各処理単位毎に分けて構成され
た複数の制御基板、更には、IOT34、ADF62、
ソータ63等の機構の動作を制御するための回路基板、
これら全体を制御する回路基板を収納するものである。
【0021】図3は、図2に示すカラー複写機の信号処
理系の構成例を示す図である。図3において、画像入力
部(IIT)100は、例えば副走査方向に直角に配置
されたB,G,R3本のCCDラインセンサからなる縮
小型センサを有し、副走査方向に縮拡倍率に応じた速度
で移動しながらタイミング生成回路12からのタイミン
グ信号に同期して主走査方向に走査して画像読み取りを
行っている。読み取られたB,G,Rの画像データは所
定のビット数、例えば8ビットのデジタル画像データと
なされ、シェーディング補正回路11で種々の要因によ
る各画素間のバラツキに対してシェーディング補正され
た後、ギャップ補正回路13で各ラインセンサ間のギャ
ップ補正が行われる。このギャップ補正は、FIFO1
4でギャップに相当する分だけ読み取った画像データを
遅延させ、同一位置のB,G,R画像データが同一時刻
に得られるようにするためのものである。
【0022】ENL(Equivalent Neutral Lightness)
15は、グレーバランスを行うためのものであり、B,
G,Rの各原色信号毎に、入力濃度に対する出力濃度が
書き込まれた複数のLUTを備えている。複数のLUT
の中のいずれのLUTを使用するかは編集処理部400
から通知されるNEGA信号またはTYPE信号により決定され
る。ENL15によりグレーバランスされたB,G,R
画像データは、マトリクス回路16aにより均等色空間
の輝度信号L* 、第1色差信号a* 、第2色差信号b*
に変換される。なお、当該マトリクス16aにおいて
B,G,R画像データをL* ,a* ,b* に変換する際
の係数は編集処理部400から通知されるTYPE信号によ
り変更される。セレクタ17は、編集処理部400から
通知される ESS信号により制御されてマトリクス回路1
6aの出力または外部メモリであるメモリシステム20
0からの画像データを選択的に取り出したり、マトリク
ス回路16aからの出力とメモリシステム200からの
画像データを合成する処理を行う。また、セレクタ17
は、入力画像データ各画素の濃度を予め設定されている
閾値と比較し、画素濃度が閾値以上である場合には、TE
X 信号(1ビット)を編集処理部400に通知する。
【0023】下地除去回路18は、例えばプリスキャン
で原稿濃度のヒストグラムを作成して下地濃度を検出
し、下地濃度以下の画素については濃度を零にして原稿
に対するコピー品質を良くするためのものである。原稿
検知回路19は、黒いプラテンの裏面と原稿との境界を
検出して外接矩形を求めることによって原稿サイズを検
出し記憶しておくものである。セレクタ17から編集処
理部400に入力され、色編集された画像データは、マ
トリクス回路16bに入力される。マトリクス回路16
bは編集処理部400からモノカラー編集処理を指示す
る制御信号が通知された場合にはL* をスルーさせ、そ
れ以外の場合にはL* ,a* ,b* をY,M,Cのトナ
ー色に変換して出力する。下色除去回路21は、編集処
理部400から通知される制御信号により、次の動作を
行う。即ち、編集処理部400から文字モードが設定さ
れていることを示す制御信号が通知された場合には、マ
トリクス16bから入力されるL* をFIFO(First
In First Out Memory )22bに出力し、それ以外の場
合には、マトリクス16bから入力されるY,M,Cか
らK版、及び新たなY,M,Cを生成し、プロセスカラ
ーの画像データをFIFO22aに出力する。また、編
集処理部400からモノカラー編集処理を指示する制御
信号が通知された場合には、マトリクス16bから入力
される輝度信号L* をFIFO22bに出力する。
【0024】編集処理部400で色編集された画像デー
タは、また絵文字分離回路20に入力され、その空間周
波数成分の相違により、所定の領域毎に色文字、黒文
字、絵柄の識別がなされる。エリアデコーダ26は、編
集処理部400から通知される制御信号、絵文字分離回
路20の出力信号及び縮拡回路25aの出力信号をデコ
ードして、FIFO22a、セレクタ23、データリセ
ット回路24、フィルタ27、乗算器28、TRC29
及びスクリーン生成部50に分配するものである。FI
FO22aは、エリアデコーダ26からの制御信号によ
り、動作/不動作が制御され、Y,M,C,Kを出力す
る必要がある場合には動作状態となされ、それ以外の場
合には不動作状態になされる。セレクタ23は、エリア
デコーダ26から通知される制御信号によりFIFO2
2aまたはFIFO22bのいずれか一方を選択して出
力する。モノカラー編集処理が設定されている領域の画
像データL* が入力される場合には、エリアデコーダ2
6からの制御信号によりFIFO22b側が選択され
る。データリセット回路24は、エリアデコーダ26か
らの制御信号により、プロセスカラーに応じて入力され
る画像データを有効もしくは無効とする。例えば、原稿
中の黒文字だけをコピーするジョブが選択された場合に
は、Kのプロセス時だけ画像データをIOT300に与
えればよいから、エリアデコーダ26からはKのプロセ
スのときだけ画像データを有効とする旨の制御信号が通
知され、これによってデータリセット回路24はセレク
タ23から入力される文字データを有効としてスルーさ
せるが、他のY,M,Cのプロセス時には入力される画
像データを無効として濃度零のデータを出力する。この
ような動作が行われることによって濁りのない黒文字の
画像を得ることができる。
【0025】縮拡回路25aは、縮小拡大があった場合
にも画像データに対する領域制御情報の実行領域がずれ
ないように、編集コマンドを縮拡するためのもので、必
要に応じて縮拡された領域制御情報がエリアデーコーダ
24でデコードされて各部の処理に供される。当該縮拡
回路25aにおける編集コマンドの縮拡は、同じ値を有
する編集コマンドの領域を主走査方向に縮拡することに
より行われる。このように、縮拡回路25aは単純縮拡
を行うものであるから、どのような編集コマンドに対し
ても複雑なコントロールなしに縮拡することができる。
縮拡回路25bは多値信号である画像データを2点間補
間により画像データを主走査方向に縮小または拡大する
ものである。なお、縮拡回路25bは色編集処理の下流
に配置されているため、入力される画像データはプロセ
スカラーに対応したY,M,CまたはKの画像データ一
つだけであるので、当該縮拡回路は1系統だけでよく、
安価に構成することができるものである。
【0026】フィルタ27は、係数設定により種々のフ
ィルタ特性が設定可能となされた空間フィルタであり、
係数はエリアデコーダ26から通知される制御信号によ
り設定される。例えば文字モードが設定された場合には
制御信号によりハイパスフィルタ特性となる係数が設定
されて、エッジが強調されるが、写真モード等が設定さ
れた場合にはローパスフィルタ特性となる係数が設定さ
れる。乗算器26は、図1Bに示すような、スルー及び
予め定められた15色のモノカラーについて画像データ
* に乗算する係数がY,M,C,K毎に書き込まれた
テーブルを備えており、エリアデコーダ26からの制御
信号により指示されたモノカラーの色の係数をテーブル
から読み出して、プロセスカラー毎に画像データに乗算
する処理を行う。即ち、モノカラーが設定された場合に
は、上述したように、マトリクス16bからは輝度信号
* が出力され、この輝度信号L* が下色除去回路2
1、FIFO22b、セレクタ23〜フィルタ27を介
して乗算器28に入力されるが、いま緑のモノカラーを
出力するジョブが設定されており、前記テーブルには緑
のモノカラーに対して、Y,Cは共に 100%、M,Kは
共に0%の係数が書き込まれているとすると、乗算器2
8においてはYとCのプロセス時には入力されるL*
スルーするが、MとKのプロセス時には画像データを零
とする。これによって輝度信号L* を濁りのない緑色で
コピーすることができる。なお、当該係数はY,M,
C,Kのカバレッジのデータ形式で書き込まれている。
【0027】TRC29は、IOT300の特性に合わ
せて濃度調整をするためのものであり、入力濃度に対す
る出力濃度が書き込まれたLUTで構成される。なお、
使用するLUTはエリアデコーダ26からの制御信号に
よりプロセス毎に切り換えられる。また、メモリシステ
ム200に出力するか、IOT300に出力するかとい
う出力の切り換え制御もエリアデコーダ26からの制御
信号により行われる。スクリーン生成部50は濃度値を
有する画像データから網点画像を生成するものである。
【0028】編集処理部400は、色変換や色編集、領
域生成等をするためのものであり、その構成例を図4に
示す。セレクタ17から出力されるそれぞれ8ビット、
合計24ビットの画像データL* 、a* 、b* は遅延回
路417により、色変換&パレット回路(以下、単に色
変換回路と称す)413における色編集の処理時間だけ
遅延されてセレクタ416に入力される。また、L*
そのまま輝度信号Vとして色変換回路413に入力され
るが、a* 及びb* については、その上位6ビットのみ
がLUT415aの入力アドレスとなされ、7ビットの
色相信号及び5ビットの彩度信号Cが出力される。これ
は色変換、色付け等の色編集を容易に行うためである。
色変換回路413は、ディレイ回路411aを通して密
度変換/領域生成回路(以下、単に密度変換回路と称
す)405から入力される編集コマンドに基づいて画像
データL,H,Cに対して、後述するような種々の色編
集の処理を行うものである。そして、色編集が施された
画像データのうち、8ビットの輝度信号Vはそのままセ
レクタ416に入力されるが、7ビットの色相信号H及
び5ビットの彩度信号CはLUT415bに入力され、
8ビットの第1色差信号a* 及び8ビットの第2色差信
号b* に変換される。但し、LUT415bが直接H,
Cを8ビットのa* ,b* に変換するのではなく、LU
T415bはそれぞれ6ビットのa* ,b* を出力し、
その下位2ビットに「00」が付加されて8ビットのデー
タをなされる。これによってLUT415aと415b
は同じ容量、同じ構成とすることができる。セレクタ4
16には色変換回路413から THSEL信号が供給され、
これによってLUT514bの出力と遅延回路417の
出力のいずれを選択して出力するかが決定される。この
THSEL信号については後述する。そして、セレクタ41
6の出力は図3のマトリクス回路16bに送られる。
【0029】ここで、遅延回路417は、例えば図5に
示すような可変遅延回路で構成される。図5において、
70〜73は遅延素子としてのD型F/F、74〜76
はセレクタ、77はデコーダを示し、各セレクタ74〜
76はデコーダ77から 1が与えられた場合にはF/F
から入力される信号を選択して出力し、0 が与えられた
場合には他方の入力信号を選択して出力する。従ってデ
コーダ77に入力する遅延時間設定信号により各セレク
タで選択する信号を指定することによって所望の遅延時
間を得ることができる。このことは重要である。なぜな
ら、色変換回路413における色編集の種類は将来変更
される可能性があり、その場合には遅延回路417で必
要になる遅延時間も変更される必要がある。また、LU
T415a,415bについても変換するビット数ある
いは変換速度が変更される可能性があり、その場合にも
遅延回路417の遅延時間は変更される必要がある。こ
のような場合に図5に示すように遅延時間設定信号で遅
延時間を変更できるようにすることによって、容易に対
応することができるものである。
【0030】さて、色編集を行う場合にはユーザは当該
色編集を行う領域を設定する必要がある。その領域設定
の方法としては、原稿をエディットパッド61上に載置
して所望の位置を指示する方法、所定の色のマーカペン
で原稿上に所望の閉領域を描画する方法、及び原稿画像
中に描画されている閉領域を利用する方法があり、更
に、所望の編集処理を当該閉領域の内部に対して施す
か、または外部に対して施すかを指示する方法として
は、編集処理を施す領域内の任意の1点をエディットパ
ッド61を用いて指示する方法と、編集処理を施す領域
内の任意の1点にマーカドットを描画する方法がある。
そして、エディットパッド61で指示された領域の座標
データは、図示しないCPUからグラフィックコントロ
ーラ401、DRAMコントローラ402を介してプレ
ーンメモリ403に送られて、設定された領域のパター
ンが書き込まれる。また、エディットパッド61で指示
されたポイントの座標は、グラフィックコントローラ4
01により、DRAMコントローラ402、密度変換回
路405、更に座標値生成回路407をスルーしてRA
M406に書き込まれる。そしてRAM406に書き込
まれたポイントの座標データはプリスキャンの終了後C
PUによって読み出され、グラフィックコントローラ4
01に通知される。これによってグラフィックコントロ
ーラ401は当該座標データを閉領域の探索開始点とし
て編集処理の対象となされた閉領域を求める処理を行
う。その処理は従来と同様に行われるので説明は省略す
る。
【0031】ここでプレーンメモリ403は100spiの画
素密度を有する4枚のプレーンメモリで構成され、各プ
レーンには1ビットが割り当てられるので、各領域は4
ビットの符号で表されることになり、16の領域を識別
できるものである。なお、エディットパッド61の画素
密度は100spiになされている。また、従来と同様にプレ
ーンメモリ403は閉領域探索を行うためのワークエリ
アとして、ワークプレーン及びマスクプレーンを備えて
いる。
【0032】マーカ色で描画された閉領域のパターンは
プリスキャン時に読み取られる。読み取られたマーカ色
画像データは、後述する色変換回路413の内部に設け
られているウィンドウコンパレータ501により2値化
された後に密度変換回路405に送られ、400spiから10
0spiに密度変換されるが、この際密度変換回路405
は、FIFO410a,410b,410cを用いて4
×4のウインドウで、16画素の中で黒画素が所定数以上
であれば「1」とする処理を行って画素密度変換を行
う。密度変換が行われた領域パターンは、グラフィック
コントローラ401の制御により、DRAMコントロー
ラ402を介してプレーンメモリ403に書き込まれ
る。そして、プレーンメモリ403に書き込まれた各領
域のパターンには、従来と同様に4ビットの符号が順次
付される。この4ビットの符号は各領域に設定された編
集処理を識別するACMDである。
【0033】マーカペンで指示されたマーカドットにつ
いても上述した画素密度変換が行われ、座標値生成回路
407に入力され、その原稿画像中の座標値が作成さ
れ、RAM406に書き込まれるが、その際、マーカ色
画像データは2ラインに1ラインの割合で単純間引きさ
れ、且つ2画素に1画素の割合で単純間引きされて、50
spiの画素密度に変換される。なお、このマーカドット
についてはプレーンメモリ403にも書き込まれるが、
プレーンメモリ403に書き込まれたマーカドットにつ
いては何も利用されない。白黒原稿中に描画されている
閉領域に対して所望の編集処理を施すメニューが選択さ
れた場合には、白黒画像データは後述するウィンドウコ
ンパレータ501により2値化され、上述した画素密度
変換が行われてDRAMコントローラ402によりプリ
スキャン403に書き込まれる。
【0034】ところで、エディットパッド61で設定さ
れた領域やポイントの座標値はそのままプレーンメモリ
403に書き込まれるのに対して、上述したように、コ
ピースキャン時のIIT100の副走査速度は設定され
た縮拡率に応じた速度となされる。従って、画像データ
が色変換回路413に入力された時点ではプレーンメモ
リ403から読み出されたACMDの座標値は、主走査方向
には画像データと一致しているが、副走査方向は画像デ
ータの位置と異なっている。そこで、エディットパッド
61で設定された座標値の副走査方向の値に設定された
縮拡率を乗算して、プレーンメモリ403から読み出さ
れたACMDの位置を画像データの位置と一致させるように
する。この処理はグラフィックコントローラ401がC
PUから縮拡率を取り込むことによって行う。これによ
ってプレーンメモリ403に書き込まれる座標値は副走
査方向に縮拡率に応じて補正された値となるので、縮拡
率の如何に係わらず設定された位置に編集処理を施すこ
とができる。
【0035】以下、座標値生成回路407について詳細
に説明する。この座標値生成回路407は本発明のマー
カドット検出手段1に対応するものであり、例えば図6
に示すように構成される。テンプレートマスク部601
は、3種類のマーカ色のマーカドットを検出するため
に、各マーカ色に対応したテンプレートマスク6011,
6012,6013 を備えている。但し図6においてはテ
ンプレートマスク6012,6013 は省略されている。
テンプレートマスク6011 は9画素×9画素の矩形テ
ンプレート602及び2値化されたマーカ色画像データ
を2ラインに1ラインの割合で単純間引きし、且つ2画
素に1画素の割合で単純間引きすると共に、9画素×9
画素にブロック化するためのFIFO603を備えてい
る。画像データの画素密度を400spiから100spiに変換
し、更に 50spiに変換するのは、マーカドットの座標を
100spiの画素密度で検出する場合には座標データのビッ
ト数が多くなり、従ってRAM406を容量の大きいメ
モリで構成する必要があるのに対して、50 spiの画素密
度で検出する場合には、後述するように座標データは主
走査方向、副走査方向共に10ビットで足りるので、それ
だけRAM406の容量を小さくすることができ、以て
コスト上昇を抑えることができるからである。また、マ
ーカドットの座標はプレーンメモリ403で実行される
閉領域探索の開始点として利用されるものであるので、
原稿画像中の座標と多少異なっても支障を生じることは
ない。テンプレート602の中央の3画素×3画素のブ
ロック604は検出するマーカドットの最小サイズを定
めるものであり、また斜線が施されている外周の禁止画
素605はマーカドットの最大サイズを定めるものであ
る。そして、テンプレートマスク6011 は、ドットパ
ターンのサイズが内部画素ブロック604を完全にカバ
ーし、且つ禁止画素605を一つも含まない場合に限
り、当該ドットパターンをマーカドットとして HIT信号
を出力する。従って図6においてはマーカドットのサイ
ズは 1.5mm角以上、 3.5mm角以下となる。
【0036】以上のようにパターンマッチングによりマ
ーカドットを検出するので、簡単な構成で正確にマーカ
ドットの検出を行うことができる。なお、マーカドット
として検出するドットパターンのサイズは、内部ブロッ
ク604のサイズ及び禁止画素605をテンプレート上
にどのように配置するかで任意に設定することが可能で
ある。以上のマーカドットの検出処理は、テンプレート
マスク6011,6012,6013 において同時に行われ
る。
【0037】タイミング回路606は、原稿画像の読み
取り開始を示す頁同期信号ps,ライン同期信号ls,及び
ビデオクロックvclkを入力して適宜分周し、テンプレー
トマスク部601、テンプレートマスク部の内部のFI
FO603、主走査方向の座標を求めるFSカウンタ6
07、副走査方向の座標を求めるSSカウンタ608及
び画素位置決定部609に対して所定のタイミング信号
を供給する。画素位置決定部609は、テンプレートマ
スク部601から HIT信号が出力された場合に、FSカ
ウンタ607及びSSカウンタ608におけるカウント
値を取り込み、当該カウント値をマーカドットの座標値
と決定して、FS方向、SS方向の座標データを共に10
ビットで出力するものであるが、この処理と合わせて次
の処理も行う。
【0038】一つは各テンプレートマスクから連続して
HIT信号が出力された場合には、最初の HIT信号のみを
有効とする処理である。即ち、図6に示すテンプレート
602を用いた場合には、5画素×5画素のサイズのマ
ーカ色ドットパターンに対しては、図7Aになる状態が
あり、このとき HIT信号が出力される。しかし次のクロ
ックにより図7Bの状態となり、更にその次のクロック
により図7Cの状態となるので、この場合には3回連続
して HIT信号が出力されることになる。これらの HIT信
号を全て有効として座標データをRAM406に格納す
ることが可能であることは勿論であるが、2.5mm角程度
のドットはよく使用され、従って全てのHIT信号を有効
とした場合にはRAM406としては大きな容量が必要
となるので、HIT 信号が連続して出力された場合には、
最初の HIT信号のみを有効とする処理を行う。
【0039】また上述したように、テンプレートマスク
部601では3色のマーカ色について同時にマーカドッ
トの検出処理が行われるので、同時に2以上のHIT信号
が出力される可能性が考えられる。このことは原稿中の
同一位置に複数のマーカドットが描画されていることを
意味するが、これは同一位置に複数のマーカドットが描
画されること自体が不自然であるばかりでなく、2色以
上のマーカ色が混合された場合にはマーカ色以外の色に
なるのであるから、いずれにしても不自然な状態である
と判断できるので、同時に2以上の HIT信号が出力され
た場合には全ての HIT信号を無効とする処理を行う。
【0040】更に画素位置決定部609は、テンプレー
トマスク部601から有効な HIT信号が出力された場合
に、当該 HIT信号がどのテンプレートマスクから出力さ
れたものか、即ちどのマーカ色のマーカドットが検出さ
れたのかを示す情報を出力する処理を行う。
【0041】以上の3種類の処理は、例えば図8に示す
ような論理回路で行うことができる。なお図8において
610はD型フリップフロップ(DF/F)、611は
NOT回路、612〜614はNAND回路、615〜
617,620,621はAND回路、618,619
はNOR回路、622はOR回路を示す。図8に示す論
理回路は、図6に示すテンプレート602を用いた場合
には HIT信号が4回連続して出力されることはないこと
を利用して、一つの HIT信号については4個のDF/F
610及び3個のNOT回路611で構成されるシフト
レジスタにより連続する HIT信号の最初の HIT信号のみ
を有効とする回路構成であり、当該回路を3種類の HIT
信号、HIT1,HIT2,HIT3に対して並列に設けて更に所定
の論理演算を行うことにより、同時に2以上の HIT信号
が出力された場合の禁止処理及びどのマーカ色のマーカ
ドットが検出されたかを示すマーカ色フラグFLAGを生成
する処理を行っている。そして、真に有効な HIT信号を
検出すると、FSカウンタ607、SSカウンタ608
のカウント値を取り込んでラッチするFLACT信号及びど
のマーカ色のマーカドットであるかを示すフラグFLAGを
出力する。テンプレートマスク部601から出力される
HIT信号とマーカ色フラグの値の関係は図9に示すよう
である。
【0042】なお、図8に示す回路は、主走査方向にお
いてのみ、連続して出力される HIT信号の多重カウント
を禁止している。しかし、図7に関して説明した事項は
副走査方向についても同様であり、5画素×5画素のド
ットパターンの場合は副走査方向に連続して3回の HIT
信号が出力される。副走査方向に連続して HIT信号が出
力された場合に、上述したと同様にして最初の HIT信号
のみを有効とする処理を行うことが可能ではあることは
勿論であるが、そのためにはいくつかのラインメモリが
必要となり、そのためにコストが上昇するので、本複写
機においては HIT信号が副走査方向に連続して出力され
ることは許容するようにしている。
【0043】さて、マーカペンのペン先の太さには種々
のものがあり、ユーザがどのようなマーカペンを使用す
るか予測することは困難である。従って、テンプレート
602でパターンマッチングされる2値化マーカ色画像
データの座標密度、画素密度を 50spiに固定することは
望ましいものではない。そこで、本複写機においてはF
IFO603による画素密度変換として 50spiと 25spi
の2種類を用意し、ユーザが使用するマーカペンのペン
先の太さに応じて切り換え可能としている。即ち、FI
FO603は、CPUから 50spiが指示された場合に
は、上述したように2ラインに1ラインの割合で単純間
引きし、且つ2画素に1画素の割合で単純間引きする
が、25 spiが指示された場合にはマーカ色画像データを
4ラインに1ラインの割合で抽出し、且つ4画素に1画
素の割合で抽出する。このとき、FIFO603及びテ
ンプレート602に供給されるタイミング信号は 50spi
の場合の半分に分周されるが、FSカウンタ607,S
Sカウンタ608には 50spiのときと同じタイミング信
号が供給される。これによって画素密度が 50spiであっ
ても、25 spiであっても同じマーカドットに対しては同
じ座標値がカウントされることになる。これは重要な事
項である。つまりマーカドットの座標は画素密度が 50s
piの場合にも 25sapiの場合にも同じ値とならなければ
ならないが、FSカウンタ607,SSカウンタ608
に供給するタイミング信号を変更してしまうと異なった
座標値が得られることになるが、上述したように画素密
度によらずFSカウンタ607,SSカウンタ608に
供給するタイミング信号を一定にしておくことによって
同じマーカドットに対しては同一の座標値を得ることが
できるのである。
【0044】以上のようにして画素位置決定部609か
ら出力されたマーカドットの座標データ及びマーカ色フ
ラグはRAM406に書き込まれる。その後、プリスキ
ャンが終了するとCPUはRAM406からマーカドッ
トの座標値を取り込んでグラフィックコントローラ40
1に与え、編集処理の対象となされている閉領域の探索
を指示するが、このとき図10に示すように、原稿の座
標の原点とプレーンメモリ403の座標の原点とが異な
る場合がある。図10において、Aは原稿画像の座標の
原点、即ちFSカウンタ607,SSカウンタ608で
カウントされる値の原点を示し、Bはプレーンメモリ4
03の座標の原点を示し、x,yはそれぞれAを原点と
する主走査方向、副走査方向の座標値を示し、X,Yは
それぞれBを原点とする主走査方向、副走査方向の座標
値を示す。
【0045】このような場合には、CPUに下記の (1)
式、(2) 式の演算を行なわせて、(x,y)座標を
(X,Y)座標に変換してからマーカドットの座標値を
グラフィックコントローラ401に通知するようにす
る。
【0046】 Y=Ymax− 2・y …(1) X= 2・x …(2) なお、上式において、x,yの係数 2は、プレーンメモ
リ403上での画素密度が100spiであるのに対して、画
素位置決定部609から出力される座標データは画素密
度が 50spiの場合の値であることによるものである。そ
して、グラフィックコントローラ401はCPUからマ
ーカドットの座標データを与えられると、当該座標デー
タを閉領域の探索開始点として従来と同様にして閉領域
探索処理を行い、プレーンメモリ403にエリアコマン
ドACMDを生成する。
【0047】プレーンメモリ403に生成された4ビッ
トのACMDは、コピースキャン時に画像データの読み取り
に同期して読み出され、DRAMコントローラ402を
介して密度変換回路405に入力される。密度変換回路
405は、後述するように、入力されたACMDに基づい
て、各ACMDに設定された編集処理の情報を内部のテーブ
ルから読み出し、色変換回路413及び図3に示す種々
の回路に必要な情報を通知する。このACMDをプレーンメ
モリ403から読み出し、色変換回路413における編
集処理、画像データ処理系でのパラメータの切り換え等
に使用する際には、100spiから400spiへの密度変換が必
要であり、その処理は密度変換回路405で行われる。
そのために密度変換回路405では、FIFO409
a,409bを用いて3×3のブロック化を行い、その
パターンからデータ補間を行うことによって、閉ループ
曲線や編集領域等の境界が滑らかになるように100spiか
ら400spiへの密度変換を行っている。ディレイ回路41
1a,411b,FIFO412等は、各部に通知する
情報と画像データとのタイミング調整を行うためのもの
である。
【0048】ところで、ユーザはコピーを行うに際し
て、コピーをフルカラーで行うのか、モノカラーで行う
のかというカラーモードの設定、モノカラーで行う場合
には出力するモノカラーの色の設定、IIT100で読
み取った画像データをコピーするのか、メモリシステム
200に格納されている画像データをコピーするのか、
またはそれらの画像データを合成するのかというコピー
する画像データの設定、合成する場合にはどのような合
成をするのかという合成の種類の設定、原稿が文字原稿
であるのか、写真原稿であるのかという原稿タイプの設
定、通常のコピーを行うのかネガポジ反転のコピーを行
うのかという設定等種々の設定を行う必要がある。これ
らの設定はU/I36から入力されるが、これらユーザ
によって設定されたコピージョブの情報はCPUから密
度変換回路405のテーブルに書き込まれる。図11は
そのテーブルの構造例を示す図であり、LOGIC , TSEL ,
MUL, CCSEL , NEG , TYPE , FUL , MON , ESS の各デ
ータが一つの設定領域に対して書き込まれる。従って、
画像データに同期してプレーンメモリ403から読み出
されたACMDが順次入力されると、密度変換回路405は
入力されたACMDを当該テーブルの入力アドレスとして、
当該ACMDに対応する領域に設定された情報を読み出し、
色変換回路413及びその他の回路に通知する。
【0049】次に、図12を参照して色変換回路413
の構成について説明する。図12は色変換回路413の
構成のうち、本発明に関連する部分の構成を示す図であ
り、図中501はウィンドウコンパレータ、502はパ
レット、503は変換色レジスタ、504はロジックテ
ーブル、505〜508はANDゲート回路、509、
510はコンパレータ、511は閾値設定用レジスタ、
512はカラーパレット、513はフォアパレット、5
14〜516はセレクタを示す。なお、図12には示し
ていないが、セレクタ516の出力であるH,Cに対し
てもANDゲート回路508と同様のANDゲート回路
が設けられており、ロジックテーブル504からのzt信
号により出力の制御がなされるものである。
【0050】ウィンドウコンパレータ501は、色変換
における被変換色等の画像データ中から抽出すべき色の
範囲、予め設定されている3種類のマーカ色の範囲及び
白黒画像から黒色のみを抽出するための黒色の範囲が書
き込まれたテーブルであり、抽出する色毎に、V,H,
Cのそれぞれについて抽出する範囲を定める最大値と最
小値が書き込まれている。色変換における被変換色の色
の範囲はユーザがU/I36において設定したものであ
ることは当然である。例えば、ある領域について赤色を
抽出する場合には、ウィンドウコンパレータ501の当
該領域に対応するアドレスに抽出する赤色の輝度の範
囲、色相の範囲、彩度の範囲が書き込まれる。そして、
ACMDを入力アドレスとして、当該領域に設定されている
抽出範囲を読み出し、入力される画像データと比較し、
V,H,Cの全てがウィンドウコンパレータ501に設
定されている抽出範囲内である場合に限り、ゲート回路
505から hit信号が出力される。
【0051】また、ウィンドウコンパレータ501は、
マーカ色を検出した場合にはマーカ色に応じてhit1,hi
t2,hit3を出力し、原稿画像中の黒を検出した場合には
hit0を出力する。これらのhit1,hit2,hit3は2値化さ
れたマーカ色画像データに外ならず、また、hit0は2値
化された白黒画像データに外ならないことは明らかであ
る。そして、hit1,hit2,hit3は、直接及びFIFO4
10a,410b,410cを介して密度変換回路40
5に入力され、上述したように画素密度変換されて座標
値生成回路407に供給される。また、hit0は同様にし
て画素密度変換されてプレーンメモリ403に書き込ま
れる。
【0052】パレット502は、色付けの編集において
用いられるものであり、カラーパレット512とフォア
パレット513の二つのパレットを備えている。カラー
パレット512、フォアパレット513は共に予め設定
された16色をV,H,Cで定義するテーブルで構成さ
れており、どの色のデータを出力するかはACMDデータに
より定められる。カラーパレット512から読み出す
か、フォアパレット513から読み出すかは色編集の内
容により定められている。なお、カラーパレット51
2、フォアパレット513は共に輝度Vは8ビット、色
相Hは7ビット、彩度Cは5ビットを出力する。これに
よって小容量のメモリでパレット502を構成すること
ができる。変換色レジスタ503は色変換の編集におい
て用いられるものであり、予め設定された4色の色につ
いてそれぞれV,H,Cの値が書き込まれている。
【0053】ロジックテーブル504はセレクタ517
からのフラグflag,LOGIC信号,コンパレータ510の出
力を入力して、セレクタ514の切り換えを制御するsp
信号、セレクタ516の切り換えを制御するpsel信号及
びzt信号を出力する。ロジックテーブル504の入力と
出力の関係を図13に示す。なお、コンパレータ510
はセレクタ515のV出力とカラーパレット512のV
出力とを比較し、セレクタ515のV出力の方が大きい
場合に1を出力する。また、セレクタ514はsp信号が
1の場合には図の「1」が記載されている方の信号、こ
の場合フォアパレット513からのデータを選択して出
力し、sp信号が0の場合には図の「0」が記載されてい
る方の信号、この場合カラーパレット512からのデー
タを選択して出力する。セレクタ515、516につい
ても同様である。
【0054】次に、図11に示すデータの流れ、及び図
12に示す構成の動作について説明する。LOGIC データ
は図14に示す色付けに関する編集処理(アノテーショ
ン)の種類を指定するデータであり、TSELデータは図1
5に示すようにアノテーションの指定及び文字合成の指
定を行うデータである。アノテーションが指示されない
通常のコピーの場合には LOGICは全て0となされるの
で、図13に示すように、psel=0,zt=1,sp=0となり、更
にこのときゲート回路506の出力は0となるから、
V,H,Cは色変換回路413をスルーするが、ゲート
回路507から出力される THSEL信号が1となるので、
セレクタ416(図4)は遅延回路417の出力を選択
して出力する。即ち、色変換回路413では各8ビット
のL* ,a* ,b* 画像データを、V,H,C計20ビ
ットの画像データで処理されるので、原稿画像に対する
忠実度はL* ,a* ,b* 画像データより劣るものとな
るが、上記の動作が行われることによって、色編集が行
われない画素に対しては各8ビットのL* ,a* ,b*
画像データが選択され、以て原稿画像に忠実な画像を得
ることができる。
【0055】アノテーションとして文字着色が選択され
た場合には、TSEL=0であるので、セレクタ517はコン
パレータ509の出力を選択し、LOGIC=001であり、図
13からsp=0であるからセレクタ514はカラーパレッ
ト512の出力を選択する。そしてこのとき、ゲート回
路506の出力は0であるので、入力されたV,H,C
画像データはセレクタ515をスルーするが、Vはコン
パレータ509で閾値THと比較され、Vの値が閾値以上
である場合にはflag=1となり、閾値未満である場合には
flag=0となる。そして、flag=1の場合にはpsel=zt=1 と
なるので、カラーパレット512から読み出された所定
のV,H,C色データが出力される。しかし、flag=0の
場合にはpsel=zt=0 となるので、セレクタ516の出力
はゲート回路508で禁止されるので、V,H,Cの値
は全て0となる。なお、このときTHSEL=0となるので、
セレクタ416は色変換回路413の出力を選択する。
これによって原稿画像の所望の領域の文字部(フォアグ
ランド;f.g.)はカラーパレット512に設定した色
に、文字部以外の背景部(バックグランド;b.g.)は無
色とすることができる。即ち文字部のみを所望の色で着
色することができる。アノテーションとして色抜き文字
が選択された場合には、psel=zt=1となるので、セレク
タ516は常にパレット502からの出力を選択し、ま
たTSEL=0であるので、セレクタ517はコンパレータ5
09の出力を選択する。そしてこのとき、ゲート回路5
06の出力は0であるので、入力されたV,H,C画像
データはセレクタ515をスルーするが、Vはコンパレ
ータ509で閾値THと比較され、Vの値が閾値以上であ
る場合にはflag=1となり、閾値未満である場合にはflag
=0となる。そして、flag=1の場合にはsp=1となるので、
セレクタ514はフォアパレット513から読み出され
た所定のV,H,C色データを選択する。しかし、flag
=0の場合にはsp=0となるので、セレクタ514はカラー
パレット512から読み出された所定のV,H,C色デ
ータを選択する。なお、このとき THSEL=0となるので、
セレクタ416は色変換回路413の出力を選択する。
これによって文字部及び背景部をそれぞれ所望の色で均
一に塗り潰すことができる。
【0056】アノテーションとしてペイントが選択され
た場合には、psel=zt=1 ,sp=0となるので、常にカラー
パレット512から読み出された所定のV,H,C色デ
ータが出力される。なお、このとき THSEL=0となるの
で、セレクタ416は色変換回路413の出力を選択す
る。これによって設定された領域を所望の色で均一に塗
潰すことができる。
【0057】アノテーションとして色付けが選択された
場合には、zt=1,sp=0となるので、セレクタ514はカ
ラーパレット512からの出力を選択する。またTSEL=0
であるので、セレクタ517はコンパレータ509の出
力を選択する。そしてこのとき、ゲート回路506の出
力は0であるので、入力されたV,H,C画像データは
セレクタ515をスルーするが、Vはコンパレータ50
9で閾値THと比較され、Vの値が閾値以上である場合に
はflag=1となり、閾値未満である場合にはflag=0とな
る。そして、flag=1の場合にはpsel=0となるので、セレ
クタ516はセレクタ515からの画像データを選択す
る。しかし、flag=0の場合にはpsel=1となるので、セレ
クタ516はカラーパレット512から読み出された所
定のV,H,C色データを選択する。なお、このとき T
HSEL=0となるので、セレクタ416は色変換回路413
の出力を選択する。これによって文字部以外の背景部の
みを所望の色で塗り潰すことができる。
【0058】アノテーションとして文字合成が選択され
た場合には、zt=1,sp=0となるので、セレクタ514は
カラーパレット512からの出力を選択する。また、TS
EL=1(図15)であるので、セレクタ517は TEX信号
を選択する。セレクタ17(図3)は入力される画像デ
ータ中の輝度Vの値と予め定められた閾値とを比較し、
輝度Vの値が閾値以上である場合には TEX=1を出力し、
それ以外の場合には TEX=0を出力する。そして TEX=1の
ときセレクタ517のflagの値は1となる。そして、fl
ag=1の場合にはpsel=1となるので、セレクタ516はカ
ラーパレット512から読み出された所定のV,H,C
色データを選択する。しかし、flag=0の場合にはpsel=0
となるので、セレクタ516はセレクタ515からの画
像データを選択する。なお、このとき THSEL=0となるの
で、セレクタ416は色変換回路413の出力を選択す
る。これによって文字部のみを所望の色で塗り潰すこと
ができる。
【0059】図11の MULデータは、設定された領域に
対するモノカラー編集処理を指定する信号であり、図1
6に示すように、4ビットの値に応じて、スルー及びA
〜Oの15色のモノカラーが定められている。そして、
この MULデータは密度変換回路405から乗算器28に
通知される。このとき処理のタイミングを合わせるため
に適宜遅延されることは当然である。モノカラー編集の
設定が行われない通常のコピー時においては MULデータ
の全てのビットは0となされるので、乗算器28には入
力画像データをスルーするための係数が設定され、画像
データはそのまま出力される。所定の色のモノカラー編
集処理が選択されている場合には当該色に対応する値の
MULデータが乗算器28に通知される。これによって、
乗算器28はプロセスカラー毎に入力画像データL*
MULデータで定められる係数を乗算して出力する。例え
ば、図16の乗算器係数Aが緑のモノカラーを示し、そ
の係数がY,Cは共に 100%、M,Kは共に 0%である
とすると、MUL データがAである場合には、乗算器28
は、YとCのプロセス時には入力される画像データをス
ルーするが、MとKのプロセス時には画像データを零と
する。
【0060】次に、CCSEL データについて説明する。こ
のデータは原稿中に設定された領域に色変換が設定され
た場合の変換色を定めるデータであり、図17に示すよ
うに、スルー及び7色が使用可能となされている。上述
したように変換色レジスタ503にはA,B,C,Dの
4色の色データが登録されているが、これらの色を単独
に使用できることは勿論、AとBの2色の合成色、A,
B,Cの3色の合成色及びA,B,C,D4色の合成色
の計7色の中から任意の変換色を指定できるようになさ
れている。色変換が選択されない場合には CCSELの全て
のビットは0であり、ゲート回路506の出力は 0であ
り、且つこのときLOGIC データはスルーの状態にあるか
らpsel=0,zt=1であり、その結果THSEL=1となって、セ
レクタ416は遅延回路417の出力を選択する。色変
換が選択された場合には、画像データに同期してプレー
ンメモリ403から全てのACMDが読み出され、更に密度
変換回路405からは各ACMDに対応した CCSELデータが
読み出され、共に色変換回路413に入力される。な
お、この場合にも LOGICデータはスルーの状態になされ
るので、psel=0,zt=1である。
【0061】ACMDはウィンドウコンパレータ501に入
力され、ウィンドウコンパレータ501において、入力
されるV,H,C画像データと、ウィンドウコンパレー
タ501に設定されている抽出範囲とが比較される。そ
して、入力画像データのV,H,Cの全てが抽出範囲に
ある場合にはゲート回路505から hit信号が出力され
る。この hit信号はゲート回路506に入力され、当該
ゲート回路506にいおて、hit 信号が1で且つ密度変
換回路405から入力される CCSELデータがスルーでな
い場合にはゲート回路506から1が出力される。これ
によってセレクタ515は変換色レジスタ503からの
出力を選択して出力する。そしてこのとき変換色レジス
タ503からは CCSELデータにより定められた色のV,
H,Cデータが出力される。また、ゲート回路506の
出力が1の場合には THSEL信号は0となるので、セレク
タ416からは変換色のデータが出力されるが、それ以
外の場合には TFSEL=1となるのでセレクタ416は遅延
回路417の出力を選択して出力する。
【0062】次に NEGデータについて説明する。NEG デ
ータは図18に示すように、設定された領域毎に通常コ
ピーを行うか、ネガポジ反転してコピーするかを1ビッ
トで指示するデータであり、このデータは密度変換回路
405からENL15に通知される。上述したようにE
LN15は通常コピー時(NEG=0 )には図19Aに示す
ようなLUTによりグレーバランスを達成しているが、
NEG=1が通知された場合には、図19Bに示すような入
出力特性のLUTを用いてネガポジ反転された画像デー
タを生成して出力する。なお、ネガポジ反転が設定され
た場合にはゲート回路507の出力であるTHSEL信号は
1となるのでセレクタ416は遅延回路417の出力を
選択する。
【0063】次にTYPEデータについて説明する。これは
図20に示すように、原稿に設定された領域が標準的な
画像か、文字画像か、写真のような画像か、地図のよう
に多色の中間調や細かな色文字を含む画像かという原稿
のタイプを設定するデータであり、ユーザが特に指示し
ない場合には標準原稿に設定される。このデータは、E
NL15には密度変換回路405から直接通知され、マ
トリクス16aにはディレー411aを介して通知さ
れ、更にはエリアデコーダ26にはディレー411a及
び411bを介して通知される。エリアデコーダ26で
デコーダされたデータはフィルタ27、TRC29等に
通知され、各回路では指示された原稿タイプに応じた処
理が実行される。例えばENL15及びTRC29では
通知されたデータに基づいて、指示された原稿タイプに
最適なLUTが選択され、フィルタ27では指示された
原稿タイプに応じたフィルタリングが行われ、マトリク
ス16aでは指示された原稿に応じた変換係数が設定さ
れる。
【0064】次に、FULデータ及びMONデータについて説
明する。これらは図21に示すように二つのデータが組
となって設定された領域毎の原稿モードを指示するもの
であり、マトリクス16b、及びエリアデコーダ26を
介してFIFO22a、セレクタ23、データリセット
24、乗算器28等に通知され、所定の処理が実行され
る。例えばモノカラーが指定された場合には、上述した
ようにマトリクス16bはL* のみをスルーし、下色除
去回路21も同様にL* を出力し、FIFO22aは禁
止され、セレクタ23はFIFO22bを選択するよう
になされ、乗算器28は指示されたモノカラーに応じた
係数をL* に乗算して出力する。
【0065】次に ESSデータについて説明する。これは
図22に示すように、セレクタ17においてIIT10
0から読み込んだ画像データを選択するか、メモリシス
テム200から読み出した画像データを選択するか、あ
るいはこれら二つのデータを合成するかを指定するデー
タであり、密度変換回路405からディレー411aを
介してセレクタ17に通知される。なお図22において
スキャナ入力はIIT100で読み取った画像データを
選択して出力することを意味し、外部入力はメモリシス
テム200から読み出した画像データを選択して出力す
ることを意味する。
【0066】テクスチャー合成については次のようであ
る。セレクタ17は図23に示す合成回路を備えてお
り、テクスチャー合成が指示された場合には当該回路が
起動される。メモリシステム200に書き込まれている
テクスチャー画像はIIT100の走査に同期して読み
出されるが、このときメモリシステム200はテクスチ
ャー画像の輝度データL* を出力すると共に、当該テク
スチャー画像の輝度データL* の最大値と最小値とから
平均値を求めて出力する。テクスチャー画像の輝度デー
タL* 及びその平均値は減算器601に入力され、輝度
データL* から平均値が減算される。これにより減算器
601からはテクスチャ画像の輝度データL* の交流成
分のデータが出力される。減算器601の出力は乗算器
602において振幅調整値が乗算され、その出力は加算
器603においてIIT100で読み取られたイメージ
画像の輝度データL* と加算され、これが合成画像の輝
度データL* として出力される。なお、振幅調整値はユ
ーザが設定した値であり、それがCPUにより乗算器6
02に設定されるものである。また、合成画像のa*
ータ及びb* データとしてはイメージ画像のa* データ
及びb* データをそのまま採用する。従って、いまメモ
リシステム200に書き込まれているテクスチャー画像
の輝度データが図24Aのようであり、IIT100で
読み取ったイメージ画像の輝度データが同図Bのようで
あるとすると、テクスチャー合成による合成画像の輝度
データは同図Cに示すようになる。
【0067】また、すかし合成については次のようであ
る。セレクタ17はL* ,a* ,b* のそれぞれのデー
タについて図25に示す合成回路を備えており、すかし
合成が指示された場合には当該回路が起動される。いま
IIT100で読み取った画像データを画像データAと
し、メモリシステム200から読み出した画像データを
画像データBとすると、乗算器610により画像データ
Bには係数f(0≦f≦1)が乗算され、また乗算器61
2により画像データAには、減算器611の出力である
(1−f)が乗算される。そして、乗算器610の出力
と乗算器612の出力は加算器613において加算され
て合成画像データが生成される。なお、なお、係数fは
ユーザが設定した値であり、それがCPUにより乗算器
610及び減算器611に設定されるものである。
【0068】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、原稿画像中に描画されている閉領域あるいは
エディットパッドやマーカペンで描画した閉領域内の任
意の位置にマーカペンでドットを描画することにより、
編集処理を施す領域を指定することができる。しかも複
数のマーカ色を設定することができるので、どの領域に
どのような編集処理を設定したのかを明確に識別するこ
とができる。またそのための構成も安価に構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す図である。
【図2】 本発明を適用したカラー複写機の概略の構成
を示す図である。
【図3】 図2に示すカラー複写機の信号処理系の構成
例を示す図である。
【図4】 編集処理部の構成例を示す図である。
【図5】 遅延回路の構成例を示す図である。
【図6】 座標値生成回路の構成例を示す図である。
【図7】 HIT信号の連続出力を説明するための図であ
る。
【図8】 画素位置決定部の構成例を示す図である。
【図9】 図7の構成における HIT信号とFLAG信号の関
係を示す図である。
【図10】 画素位置決定部で求められる座標とプレー
ンメモリ上の座標が異なる場合の処理を説明するための
図である。
【図11】 密度変換/領域生成回路が備えるテーブル
の構造例を示す図である。
【図12】 色変換&パレット回路の構成例を示す図で
ある。
【図13】 ロジックテーブルの構造例を説明するため
の図である。
【図14】 LOGIC データを説明するための図である。
【図15】 TSEL データを説明するための図である。
【図16】 MUL データを説明するための図である。
【図17】 CCSEL データを説明するための図である。
【図18】 NEG データを説明するための図である。
【図19】 ネガポジ反転処理を説明するための図であ
る。
【図20】 TYPE データを説明するための図である。
【図21】 FUL データ及び MONデータを説明するため
の図である。
【図22】 ESS データを説明するための図である。
【図23】 テクスチャー合成回路の構成例を示す図で
ある。
【図24】 テクスチャー合成の例を示す図である。
【図25】 すかし合成回路の構成例を示す図である。
【図26】 エリアコマンドACMDを生成するための構成
を示す図である。
【図27】 プレーンメモリの構成例を示す図である。
【図28】 閉領域探索処理を説明するための図であ
る。
【図29】 4ビットのエリアコマンドACMDを説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…マーカドット検出手段、2…テンプレートマスク手
段、3…マーカドット判定手段、4…画素位置決定手
段、5…画素位置検出手段、8…ビットマップメモリ、
9…ビットサーチ手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 功 東京都新宿区西新宿三丁目16番6号 富 士ゼロックス情報システム株式会社内 (72)発明者 遠藤 清正 東京都新宿区西新宿三丁目16番6号 富 士ゼロックス情報システム株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−16059(JP,A) 特開 平4−170864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/387 - 1/393 G06T 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定されたマーカ色を有する2値化画
    像データの平面的なサイズを検知することによってマー
    カドットを検出するカラー画像記録装置のマーカドット
    検出方式であって、 所定の第1のサイズの第1テンプレートマスクと、前記
    第1テンプレートマスクを含み且つ前記第1のサイズよ
    り大きい所定の第2のテンプレートマスクを有するテン
    プレートマスク手段を備え、マーカドットサイズが前記
    第1テンプレートマスクのサイズより大きく、且つ前記
    第2テンプレートマスクのサイズより小さい場合にマー
    カドット検出信号を出力する前記マーカドット検出手段
    を備えることを特徴とするカラー画像記録装置のマーカ
    ドット検出方式。
  2. 【請求項2】前記マーカドット検出手段は、 前記マーカドット検出信号が所定の数だけ連続して発生
    された場合に最初のマーカドット検出信号だけを有効と
    し、後続するマーカドット検出信号を無効とするマーカ
    ドット判定手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像記録装置のマーカドット検出方式。
  3. 【請求項3】前記マーカドット検出手段は、 前記マーカドット検出信号が所定の数だけ連続して発生
    された場合に最初のマーカドット検出信号だけを有効と
    し、後続するマーカドット検出信号を無効とするマーカ
    ドット判定手段と、 前記テンプレートマスク手段の中心画素の画像中におけ
    る画素位置を検出する画素位置検出手段と、 前記マーカドット判定手段により有効とされたマーカド
    ット検出信号が通知された場合に前記画素位置検出手段
    から出力される画素位置データを取り込み、該画素位置
    をマーカドット位置とする画素位置決定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像記録装置の
    マーカドット検出方式。
  4. 【請求項4】マーカ色が複数設定されている場合におい
    て、 前記テンプレートマスク手段はこれら複数のマーカ色に
    対して同時にマーカドットの検出を行い、 前記マーカドット判定手段は前記テンプレートマスク手
    段から出力されたマーカドット検出信号がいずれのマー
    カ色に関するマーカドットであるかを示すマーカ色フラ
    グを生成して出力し、且つ前記テンプレートマスク手段
    において同時に複数のマーカドット検出信号が出力され
    た場合にはこのとき出力された全てのマーカドット検出
    信号を無効とすることを特徴とする請求項3記載のカラ
    ー画像記録装置のマーカドット検出方式。
  5. 【請求項5】前記マーカドット検出手段は、 入力されるマーカ色画像データの座標密度を変更する手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1
    項に記載のカラー画像記録装置のマーカドット検出方
    式。
  6. 【請求項6】前記マーカドット検出手段は、 入力される画像データを書き込むビットマップメモリ
    と、 前記ビットマップメモリに書き込まれた画像データのパ
    ターンをビットサーチすることにより所定のサイズのマ
    ーカドットを検出するビットサーチ手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のカラー画像記録装置のマー
    カドット検出方式。
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