JP2964321B2 - 画像表示方法、画像表示装置および画像診断装置 - Google Patents
画像表示方法、画像表示装置および画像診断装置Info
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- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
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- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/20—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示方法、画
像表示装置および画像診断装置に関し、さらに詳しく
は、操作者がウィンドウレベルとウィンドウ幅を変更し
たとき、その変更を迅速に画面に反映できるようにした
画像表示方法、画像表示装置および画像診断装置に関す
る。
像表示装置および画像診断装置に関し、さらに詳しく
は、操作者がウィンドウレベルとウィンドウ幅を変更し
たとき、その変更を迅速に画面に反映できるようにした
画像表示方法、画像表示装置および画像診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の画像診断装置の一例の要
部を示す構成図である。この画像診断装置500は、被
検体のX線透視像を得てイメージの画素値を出力するX
線TV20と、前記画素値に基づいて画像を表示する画
像表示装置50とを具備している。前記画像表示装置5
0は、操作者がウィンドウレベルWLの値を変更するた
めのウィンドウレベル変更ボタン1aおよび操作者がウ
ィンドウ幅WWの値を変更するためのウィンドウ幅変更
ボタン1bを有する操作部51と、デフォルトのウィン
ドウレベルWLoとウィンドウ幅WLoの値に基づいて
LUT(Look UpTable)3の内容を初期化すると共
に前記ウィンドウレベル変更ボタン1aまたは前記ウィ
ンドウ幅変更ボタン1bを操作者が操作してウィンドウ
レベルWLまたはウィンドウ幅WWの値を変更するとそ
のウィンドウレベルWLおよびウィンドウ幅WWの値に
基づいてLUT3を全面的に書き換えるウィンドウ設定
部52と、イメージの画素値を表示値に変換するLUT
3と、CRTディスプレイの如き表示部4とを具備して
いる。
部を示す構成図である。この画像診断装置500は、被
検体のX線透視像を得てイメージの画素値を出力するX
線TV20と、前記画素値に基づいて画像を表示する画
像表示装置50とを具備している。前記画像表示装置5
0は、操作者がウィンドウレベルWLの値を変更するた
めのウィンドウレベル変更ボタン1aおよび操作者がウ
ィンドウ幅WWの値を変更するためのウィンドウ幅変更
ボタン1bを有する操作部51と、デフォルトのウィン
ドウレベルWLoとウィンドウ幅WLoの値に基づいて
LUT(Look UpTable)3の内容を初期化すると共
に前記ウィンドウレベル変更ボタン1aまたは前記ウィ
ンドウ幅変更ボタン1bを操作者が操作してウィンドウ
レベルWLまたはウィンドウ幅WWの値を変更するとそ
のウィンドウレベルWLおよびウィンドウ幅WWの値に
基づいてLUT3を全面的に書き換えるウィンドウ設定
部52と、イメージの画素値を表示値に変換するLUT
3と、CRTディスプレイの如き表示部4とを具備して
いる。
【0003】図8の(a)はウィンドウレベルがWL
1,ウィンドウ幅がWW1のウィンドウC1を表し、図
8の(b)はウィンドウC1に対応するLUT3を表
す。このLUT3によれば、“−32,768”〜“3
2,768”の範囲の画素値が、“0(黒)”〜“25
5(白)”までの表示値に変換される。図8の(a)か
ら判るように、ウィンドウレベルWL1は、最小表示値
“0”と最大表示値“255”の間の表示値“1”〜
“254”へと変換される画素値の範囲の中央の画素値
を表す。また、ウィンドウ幅WW1は、前記範囲の幅を
表す。
1,ウィンドウ幅がWW1のウィンドウC1を表し、図
8の(b)はウィンドウC1に対応するLUT3を表
す。このLUT3によれば、“−32,768”〜“3
2,768”の範囲の画素値が、“0(黒)”〜“25
5(白)”までの表示値に変換される。図8の(a)か
ら判るように、ウィンドウレベルWL1は、最小表示値
“0”と最大表示値“255”の間の表示値“1”〜
“254”へと変換される画素値の範囲の中央の画素値
を表す。また、ウィンドウ幅WW1は、前記範囲の幅を
表す。
【0004】図9に示すように、操作者がウィンドウレ
ベル変更ボタン1aおよびウィンドウ幅変更ボタン1b
を操作して、ウィンドウレベルをWL1からWL2へ変
更し且つウィンドウ幅をWW1からWW2へ変更する
と、ウィンドウ設定部52は、新たなウィンドウレベル
WL2およびウィンドウ幅WW2の値に基づいて、LU
T3を全面的に書き換える。
ベル変更ボタン1aおよびウィンドウ幅変更ボタン1b
を操作して、ウィンドウレベルをWL1からWL2へ変
更し且つウィンドウ幅をWW1からWW2へ変更する
と、ウィンドウ設定部52は、新たなウィンドウレベル
WL2およびウィンドウ幅WW2の値に基づいて、LU
T3を全面的に書き換える。
【0005】上記のような従来技術は、例えば特開平8
−7074号公報に開示されている。
−7074号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
画像表示装置50または画像診断装置500では、操作
者がウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を変更する
と、LUT3を全面的に書き換えている。しかし、上記
LUT3では、65,536個のデータを書き換える必
要があり、その書き換え時間が長くかかり、ウィンドウ
レベルとウィンドウ幅の変更を迅速に画面に反映できな
い問題点があった。そこで、本発明の目的は、操作者が
ウィンドウレベルとウィンドウ幅を変更したとき、その
変更を迅速に画面に反映できるようにした画像表示方
法、画像表示装置および画像診断装置を提供することに
ある。
画像表示装置50または画像診断装置500では、操作
者がウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を変更する
と、LUT3を全面的に書き換えている。しかし、上記
LUT3では、65,536個のデータを書き換える必
要があり、その書き換え時間が長くかかり、ウィンドウ
レベルとウィンドウ幅の変更を迅速に画面に反映できな
い問題点があった。そこで、本発明の目的は、操作者が
ウィンドウレベルとウィンドウ幅を変更したとき、その
変更を迅速に画面に反映できるようにした画像表示方
法、画像表示装置および画像診断装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、変換テーブルに基づいて画素値を表示値に変換し、
画面に表示する画像表示方法であって、最小表示値と最
大表示値の間の表示値へと変換される画素値の範囲の中
央の画素値を表すウィンドウレベルと前記範囲の幅を表
すウィンドウ幅の少なくとも一方を、操作者が変更した
とき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} …(1) β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} …(2) 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えることを特徴とする画像表示方法を提供す
る。上記第1の観点による画像表示方法では、変換テー
ブルの全体ではなく、書き換え開始点αから書き換え終
了点βまでの書き換え範囲のみを書き換える。通常、イ
メージに現われる画素値の最小値はLUTの画素値の最
小値より大きく、イメージに現われる画素値の最大値は
LUTの画素値の最大値より小さいため、イメージに現
われる画素値の最小値を書き換え範囲の下限Rminとして
設定し、イメージに現われる画素値の最大値を書き換え
範囲の上限Rminとして設定しておいても、実用上、問題
を生じない。そして、そうすると、書き換え範囲は最大
でも前記下限Rminから前記上限Rmaxまでになり、LUT
を全面的に書き換える場合より格段に狭くなる(WL1,W
W1,WL2,WW2の値によっては、もっと狭くなる)。よっ
て、LUTの書き換え時間を大幅に短縮でき、ウィンド
ウレベルとウィンドウ幅の変更を迅速に画面に反映でき
るようになる。
は、変換テーブルに基づいて画素値を表示値に変換し、
画面に表示する画像表示方法であって、最小表示値と最
大表示値の間の表示値へと変換される画素値の範囲の中
央の画素値を表すウィンドウレベルと前記範囲の幅を表
すウィンドウ幅の少なくとも一方を、操作者が変更した
とき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} …(1) β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} …(2) 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えることを特徴とする画像表示方法を提供す
る。上記第1の観点による画像表示方法では、変換テー
ブルの全体ではなく、書き換え開始点αから書き換え終
了点βまでの書き換え範囲のみを書き換える。通常、イ
メージに現われる画素値の最小値はLUTの画素値の最
小値より大きく、イメージに現われる画素値の最大値は
LUTの画素値の最大値より小さいため、イメージに現
われる画素値の最小値を書き換え範囲の下限Rminとして
設定し、イメージに現われる画素値の最大値を書き換え
範囲の上限Rminとして設定しておいても、実用上、問題
を生じない。そして、そうすると、書き換え範囲は最大
でも前記下限Rminから前記上限Rmaxまでになり、LUT
を全面的に書き換える場合より格段に狭くなる(WL1,W
W1,WL2,WW2の値によっては、もっと狭くなる)。よっ
て、LUTの書き換え時間を大幅に短縮でき、ウィンド
ウレベルとウィンドウ幅の変更を迅速に画面に反映でき
るようになる。
【0008】第2の観点では、本発明は、変換テーブル
に基づいて画素値を表示値に変換し、表示手段の画面に
表示する画像表示装置であって、最小表示値と最大表示
値の間の表示値へと変換される画素値の範囲の中央の画
素値を表すウィンドウレベルと前記範囲の幅を表すウィ
ンドウ幅の少なくとも一方を操作者が変更するための操
作手段と、ウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を操作
者が変更したとき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像表示装置を提供する。上記第2の観点に
よる画像表示装置では、上記第1の観点による画像表示
方法を好適に実施できる。
に基づいて画素値を表示値に変換し、表示手段の画面に
表示する画像表示装置であって、最小表示値と最大表示
値の間の表示値へと変換される画素値の範囲の中央の画
素値を表すウィンドウレベルと前記範囲の幅を表すウィ
ンドウ幅の少なくとも一方を操作者が変更するための操
作手段と、ウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を操作
者が変更したとき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像表示装置を提供する。上記第2の観点に
よる画像表示装置では、上記第1の観点による画像表示
方法を好適に実施できる。
【0009】第3の観点では、本発明は、被検体を撮像
して得た画素値を変換テーブルに基づいて表示値に変換
し、表示手段の画面に画像を表示する画像診断装置であ
って、最小表示値と最大表示値の間の表示値へと変換さ
れる画素値の範囲の中央の画素値を表すウィンドウレベ
ルと前記範囲の幅を表すウィンドウ幅の少なくとも一方
を操作者が変更するための操作手段と、ウィンドウレベ
ルまたはウィンドウ幅を操作者が変更したとき、変換テ
ーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像診断装置を提供する。上記第3の観点に
よる画像診断装置では、上記第1の観点による画像表示
方法を好適に実施できる。
して得た画素値を変換テーブルに基づいて表示値に変換
し、表示手段の画面に画像を表示する画像診断装置であ
って、最小表示値と最大表示値の間の表示値へと変換さ
れる画素値の範囲の中央の画素値を表すウィンドウレベ
ルと前記範囲の幅を表すウィンドウ幅の少なくとも一方
を操作者が変更するための操作手段と、ウィンドウレベ
ルまたはウィンドウ幅を操作者が変更したとき、変換テ
ーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像診断装置を提供する。上記第3の観点に
よる画像診断装置では、上記第1の観点による画像表示
方法を好適に実施できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
【0011】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
診断装置の要部を示す構成図である。この画像診断装置
100は、被検体のX線透視像を得てイメージの画素値
を出力するX線TV20と、前記画素値に基づいて画像
を表示する画像表示装置10とを具備している。前記画
像表示装置10は、操作者がウィンドウレベルWLの値
を変更するためのウィンドウレベル変更ボタン1a,操
作者がウィンドウ幅WWの値を変更するためのウィンド
ウ幅変更ボタン1b,入力される画素値の上限値を操作
者が設定するための上限ボタン1cおよび入力される画
素値の下限値を操作者が設定するための下限ボタン1d
を有する操作部1と、デフォルトのウィンドウレベルW
Loとウィンドウ幅WLoの値に基づいてLUT(Loo
k Up Table)3の内容を初期化すると共に前記ウィン
ドウレベル変更ボタン1aまたは前記ウィンドウ幅変更
ボタン1bを操作者が操作してウィンドウレベルWLま
たはウィンドウ幅WWの値を変更するとそのウィンドウ
レベルWLおよびウィンドウ幅WWの値に基づいてLU
T3の要部のみを書き換えるウィンドウ設定部2と、イ
メージの画素値を表示値に変換するLUT3と、CRT
ディスプレイの如き表示部4とを具備している。
診断装置の要部を示す構成図である。この画像診断装置
100は、被検体のX線透視像を得てイメージの画素値
を出力するX線TV20と、前記画素値に基づいて画像
を表示する画像表示装置10とを具備している。前記画
像表示装置10は、操作者がウィンドウレベルWLの値
を変更するためのウィンドウレベル変更ボタン1a,操
作者がウィンドウ幅WWの値を変更するためのウィンド
ウ幅変更ボタン1b,入力される画素値の上限値を操作
者が設定するための上限ボタン1cおよび入力される画
素値の下限値を操作者が設定するための下限ボタン1d
を有する操作部1と、デフォルトのウィンドウレベルW
Loとウィンドウ幅WLoの値に基づいてLUT(Loo
k Up Table)3の内容を初期化すると共に前記ウィン
ドウレベル変更ボタン1aまたは前記ウィンドウ幅変更
ボタン1bを操作者が操作してウィンドウレベルWLま
たはウィンドウ幅WWの値を変更するとそのウィンドウ
レベルWLおよびウィンドウ幅WWの値に基づいてLU
T3の要部のみを書き換えるウィンドウ設定部2と、イ
メージの画素値を表示値に変換するLUT3と、CRT
ディスプレイの如き表示部4とを具備している。
【0012】図2は、上記ウィンドウ設定部2の処理の
フローチャートである。ステップS1では、図3に示す
ように、元のウィンドウレベルをWL1とし、元のウィ
ンドウ幅をWW1とする。なお、図3に示すように下限
Rminと上限Rmaxが設定されているものとする。下限Rmin
は例えば“−1500”、上限Rmaxは例えば“400
0”である。ステップS2では、図4に示すように、新
たなウィンドウレベルをWL2とし、新たなウィンドウ
幅をWW2とする。
フローチャートである。ステップS1では、図3に示す
ように、元のウィンドウレベルをWL1とし、元のウィ
ンドウ幅をWW1とする。なお、図3に示すように下限
Rminと上限Rmaxが設定されているものとする。下限Rmin
は例えば“−1500”、上限Rmaxは例えば“400
0”である。ステップS2では、図4に示すように、新
たなウィンドウレベルをWL2とし、新たなウィンドウ
幅をWW2とする。
【0013】ステップS3では、書き換え開始点αを次
式により求める。 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数とする。図5に示すように、「WL1−WW1/2」
はウィンドウC1の表示値が“0”から上がる点であ
り、「WL2−WW2/2」はウィンドウC2の表示値が
“0”から上がる点であり、後者が最小の値である。し
かし、それよりも下限Rminの方が大きいから、書き換え
開始点αは、下限Rminとなる。
式により求める。 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数とする。図5に示すように、「WL1−WW1/2」
はウィンドウC1の表示値が“0”から上がる点であ
り、「WL2−WW2/2」はウィンドウC2の表示値が
“0”から上がる点であり、後者が最小の値である。し
かし、それよりも下限Rminの方が大きいから、書き換え
開始点αは、下限Rminとなる。
【0014】ステップS4では、書き換え終了点βを次
式により求める。 β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 図5に示すように、「WL1+WW1/2」はウィンドウC1
の表示値が“255”に達する点であり、「WL2+WW2/
2」はウィンドウC2の表示値が“255”に達する点
であり、前者が最小の値である。そして、それは上限Rm
axよりも小さいから、書き換え終了点βは、ウィンドウ
C2の表示値が“255”に達する点となる。
式により求める。 β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 図5に示すように、「WL1+WW1/2」はウィンドウC1
の表示値が“255”に達する点であり、「WL2+WW2/
2」はウィンドウC2の表示値が“255”に達する点
であり、前者が最小の値である。そして、それは上限Rm
axよりも小さいから、書き換え終了点βは、ウィンドウ
C2の表示値が“255”に達する点となる。
【0015】ステップS5では、LUT3の書き換え開
始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲(図5
の太線部分)のみを書き換える。
始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲(図5
の太線部分)のみを書き換える。
【0016】以上により、図6に太線で示すウィンドウ
C2’の如き内容のLUT3が得られる。このウィンド
ウC2’は、下限Rminより画素値が小さい部分で所期の
ウィンドウC2とは異なるが、実際の画素値が下限Rmin
より小さくなることはない(そのように下限Rminおよび
上限Rmaxを元々設定している)から、支障を生じること
はない。また、イメージアノテーション(注釈)や図形
などは、画素値が“−32,768”や“32,76
8”としてイメージに焼き込まれているので、ウィンド
ウの変更とは無関係である。
C2’の如き内容のLUT3が得られる。このウィンド
ウC2’は、下限Rminより画素値が小さい部分で所期の
ウィンドウC2とは異なるが、実際の画素値が下限Rmin
より小さくなることはない(そのように下限Rminおよび
上限Rmaxを元々設定している)から、支障を生じること
はない。また、イメージアノテーション(注釈)や図形
などは、画素値が“−32,768”や“32,76
8”としてイメージに焼き込まれているので、ウィンド
ウの変更とは無関係である。
【0017】以上の画像表示装置10または画像診断装
置100によれば、書き換え範囲は最大でも前記下限Rm
inから前記上限Rmaxまでになり、LUT3を全面的に書
き換える場合より格段に狭くなる。よって、LUTの書
き換え時間を大幅に短縮でき、ウィンドウレベルとウィ
ンドウ幅の変更を、迅速に画面に反映できるようにな
る。
置100によれば、書き換え範囲は最大でも前記下限Rm
inから前記上限Rmaxまでになり、LUT3を全面的に書
き換える場合より格段に狭くなる。よって、LUTの書
き換え時間を大幅に短縮でき、ウィンドウレベルとウィ
ンドウ幅の変更を、迅速に画面に反映できるようにな
る。
【0018】なお、下限Rminおよび上限Rmaxは、イメー
ジの種類に応じて自動的に設定されるようにしてもよ
い。例えば、X線CT装置のイメージからMRI装置の
イメージに変更すると、自動的に下限Rminおよび上限Rm
axを変更する。
ジの種類に応じて自動的に設定されるようにしてもよ
い。例えば、X線CT装置のイメージからMRI装置の
イメージに変更すると、自動的に下限Rminおよび上限Rm
axを変更する。
【0019】
【発明の効果】本発明の画像表示方法、画像表示装置お
よび画像診断装置によれば、LUTを全面的に書き換え
る場合よりも、書き換えるデータ量を格段に少なく出来
る。よって、LUTの書き換え時間を大幅に短縮でき、
ウィンドウレベルとウィンドウ幅の変更を、迅速に画面
に反映できるようになる。
よび画像診断装置によれば、LUTを全面的に書き換え
る場合よりも、書き換えるデータ量を格段に少なく出来
る。よって、LUTの書き換え時間を大幅に短縮でき、
ウィンドウレベルとウィンドウ幅の変更を、迅速に画面
に反映できるようになる。
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像診断装置の要
部を示す構成図である。
部を示す構成図である。
【図2】図1の画像診断装置のウィンドウ設定処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図3】元のウィンドウとLUTを示す説明図である。
【図4】新たなウィンドウを示す説明図である。
【図5】LUTの書き換え範囲を示す説明図である。
【図6】新たなウィンドウとLUTを示す説明図であ
る。
る。
【図7】従来の画像診断装置の一例の要部を示す構成図
である。
である。
【図8】元のウィンドウとLUTを示す説明図である。
【図9】新たなウィンドウとLUTを示す説明図であ
る。
る。
1 操作部 1c 上限ボタン 1d 下限ボタン 2 ウィンドウ設定部 3 LUT 10 画像表示装置 20 X線TV 100 画像診断装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 H04N 5/325
Claims (3)
- 【請求項1】 変換テーブルに基づいて画素値を表示値
に変換し、画面に表示する画像表示方法であって、最小
表示値と最大表示値の間の表示値へと変換される画素値
の範囲の中央の画素値を表すウィンドウレベルと前記範
囲の幅を表すウィンドウ幅の少なくとも一方を、操作者
が変更したとき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えることを特徴とする画像表示方法。 - 【請求項2】 変換テーブルに基づいて画素値を表示値
に変換し、表示手段の画面に表示する画像表示装置であ
って、 最小表示値と最大表示値の間の表示値へと変換される画
素値の範囲の中央の画素値を表すウィンドウレベルと前
記範囲の幅を表すウィンドウ幅の少なくとも一方を操作
者が変更するための操作手段と、 ウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を操作者が変更し
たとき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像表示装置。 - 【請求項3】 被検体を撮像して得た画素値を変換テー
ブルに基づいて表示値に変換し、表示手段の画面に画像
を表示する画像診断装置であって、 最小表示値と最大表示値の間の表示値へと変換される画
素値の範囲の中央の画素値を表すウィンドウレベルと前
記範囲の幅を表すウィンドウ幅の少なくとも一方を操作
者が変更するための操作手段と、 ウィンドウレベルまたはウィンドウ幅を操作者が変更し
たとき、変換テーブルの全体ではなく、 α=max{Rmin,min{WL1−WW1/2,WL2−WW2/2}} β=min{Rmax,max{WL1+WW1/2,WL2+WW2/2}} 但し、max{}は最大の値を選ぶ関数、min{}は最小の値を
選ぶ関数、Rminは書き換え範囲の下限、Rmaxは書き換え
範囲の上限、WL1は元のウィンドウレベル、WW1は
元のウィンドウ幅、WL2は新しいウィンドウレベル、
WW2は新しいウィンドウ幅とする。で示される書き換
え開始点αから書き換え終了点βまでの書き換え範囲の
みを書き換えるウィンドウ設定手段とを具備したことを
特徴とする画像診断装置。
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