JP2951976B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2951976B2
JP2951976B2 JP1225345A JP22534589A JP2951976B2 JP 2951976 B2 JP2951976 B2 JP 2951976B2 JP 1225345 A JP1225345 A JP 1225345A JP 22534589 A JP22534589 A JP 22534589A JP 2951976 B2 JP2951976 B2 JP 2951976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー画像をデジタル的に処理して出力す
る画像処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、原稿を読み取りその明暗を反転して複写出力
し、特殊効果を実現する装置が実用化されている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、従来のネガ/ポジ反転はいずれも原稿
を白/黒画像として読み取り、白/黒反転して出力する
ものであった。
即ち、原稿をフルカラー画像として読み取り、明暗及
び色味を反転し、フルカラー画像として出力することは
できなかった。
そこで、本発明は、カラー画像に対するネガ/ポジ反
転処理の結果を良好に再現できるようにすることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するために、本発明は、入力カラー画
像を示すカラー画像信号を入力する入力手段、前記入力
カラー画像の種類を示すユーザの指示を指示入力手段、
前記入力手段により入力されたカラー画像信号に対して
ネガ/ポジ反転処理を行うネガ/ポジ反転処理手段、前
記入力手段により入力されたカラー画像信号のレベルを
変換するレベル変換手段、前記ネガ/ポジ反転処理を行
うか否かおよび前記入力画像の種類を示すユーザの指示
に応じて前記レベル変換手段の変換特性を設定する設定
手段を有することを特徴とする。
(実施例) 以下本発明をフルカラーデイジタル複写機を例として
説明するが、かかる実施例に限らず、本発明は種々の装
置例えば対象画像を電気信号に変換する機能のみを有す
る装置にも適用可能である。
〔全体構成〕
第2図はフルカラーデイジタル複写機の全体構成図を
示している。
201はイメージスキヤナ部で原稿を読取り、デイジタ
ル信号処理を行う部分である。また、202はプリンタ部
であり、イメージスキヤナ部201に読取られた原稿画像
に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する
部分である。
イメージスキヤナ部201において、200は鏡面圧板であ
り、原稿台ガラス(以下プラテン)203上の原稿204は、
ランプ205で照射され、ミラー206,207,208に導かれ、レ
ンズ209により3ラインセンサ(以下CCD)210上に像を
結び、フルカラー情報レツド(R),グリーン(G),
ブルー(B)成分として信号処理部211に送られる。
尚、205,206は速度vで、207,208は1/2vでラインセンサ
の電気的走査方向に対して垂直方向に機械的に動くこと
によって原稿全面を走査する。信号処理部211では読取
られた信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラツク(Bk)の各成分に分
解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキヤナ
部201における一回の原稿走査につき、M,C,Y,Bkのうち
ひとつの成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿
走査により一回のプリントアウトが完成する。
イメージスキヤナ部201より送られてくるM,C,Yまたは
Bkの画信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザ
ドライバ212は画信号に応じ、半導体レーザ213へ変調駆
動する。レーザ光はポリゴンミラー214、f−θレンズ2
15、ミーラ216を介し、感光ドラム217上を走査する。
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン
現像部220、イエロー現像部221、ブラツク現像部222よ
り構成され、4つの現像器が交互に感光ドラム217に接
し、感光ドラム217上に形成された静電潜像をトナーで
現像する。
223は転写ドラムで、用紙カセツト224又は225より給
紙されてきた用紙をこの転写ドラム223に巻きつけ、感
光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。
この様にしてM,C,Y,Bkの4色が順次転写された後に、
用紙は定着ユニツト226を通過して排紙される。
〔イメージスキヤナ〕
第3図はイメージスキヤナ部の内部ブロツク図であ
る。第3図において、101はカウンタであり、CCD210の
主走査位置を指定する主走査アドレス102を出力する。
すなわち、水平同期信号HSYNCが1のときに、図示され
ないCPUより所定値にセツトされ、画素のクロツク信号C
LKによってインクリメントされる。
CCD201上に結像された画像は、3つのラインセンサ30
1,302,303において光電変換され、それぞれR成分、G
成分、B成分の読取信号として、増巾器304,305,306、
サンプルホールド回路307,308,309及びA/D変換器310,31
1,312を通じて各色8ビツトのデジタル画信号313
(R),314(G),315(B)として出力される。
〔信号の流れ〕
第4図に全体の信号の流れを示す。第2図と共通のも
のについては同一の番号で示す。図中CLKは画素を転送
するクロツク信号であり、HSYNCは水平同期信号であ
り、主走査開始の同期信号であり、CLK4は、後述する40
0線スクリーンを発生させるクロツク信号であり第5図
に示す通りであり、制御部401よりイメージスキヤナ部2
01、信号処理部211、プリンタ部202へ送られる。
イメージスキヤナ部201は原稿204を読取り、電気信号
としてのR,G,B信号を、色信号処理部402及び特徴抽出部
403に送る。特徴抽出部403においては、色処理制御信号
発生部404に対して現在の処理画素が黒画像であること
を示すBL信号、色味をもった画像であることを示すCOL
信号、黒画像であるか色味をもった画像であるかどちら
の可能性もあることを示すUNK信号、BL信号を取消すCAN
信号、文字エツジであることを示すEDGE信号を送る。
制御部401から出力されるATLAS信号は地図等の細かい
文字原稿をコピーする際の画処理動作切り換え信号であ
り、特徴抽出部403及び色信号処理部402に入力される。
同様に、制御部401から出力される4ビツトのSEG信号
は文字抽出の程度を可変する制御信号であり、特徴抽出
部403に入力される。
407は操作パネルであり制御部401にCPUによりキー入
力取り込み、表示動作が制御される。
第6図に操作パネル407の詳細を示す。第6図におい
て601は64×192ドツトのドツトマトリクス液晶表示部で
ある。602はコピー開始キー、603は記録用紙カセツト選
択キー、604はテンキー部、605はテンキー入力のクリア
キー及びコピー動作ストツプキーである。606は設定し
た表示をリセツトするためのキー、607〜610は液晶表示
部のカーソルを上,下,左,右の各方向に移動させるキ
ー、611は液晶表示部による選択を終了させるキーであ
る。612は各種コピーモードを設定するためのアスタリ
スク(*)キーであり、613は画像編集モードを設定す
るイメージ・クリエイシヨンキーである。
再び第4図に戻り、色処理制御信号発生部404は特徴
抽出部403からの上記信号を受けて、色信号処理部に対
する色処理制御信号を発生する。これらは、二種の画信
号を重み付け演算するための2つの乗算係数信号GAIN1,
GAIN2や空間フイルタを切り換えるFIL信号や、複数の濃
度変換特性を切り換えるGAM信号である。制御部401から
は各処理ブロツクに対して2bitのPHASE信号が送られ
る。この信号はプリンタ部の現像色に対応しており、PH
ASE信号の0,1,2,3は各々現像色のマゼンタ(M),シア
ン(C),イエロー(Y),ブラツク(Bk)を意味す
る。
色信号処理部はこのPHASE信号と、上記色処理生後信
号に基いて、プリンタ部202に対する記録画像VIDEOを発
生する。
このVIDEO信号に基いてプリンタ部202では、レーザの
発光時間をパルス巾変調し、濃淡表現のあるコピー出力
406を出力する。
プリンタ部202には色処理制御信号発生部404からSCR
信号GA入力されている。プリンタ部202は、このSCR信号
によって、複数のパルス巾変調基本クロツク(スクリー
ンクロツク)を切り換えて、原稿に最適な濃度表現を行
う。本実施例ではSCR信号が0の場合は1画素単位のパ
ルス巾変調を行い、SCR信号が1の場合には2画素単位
のパルス巾変調を行う。
以下第1図を用いて、色信号処理部402、特徴抽出部4
03、色処理制御信号発生部404の動作を詳細に説明す
る。
〔特徴抽出部〕
特徴抽出部403は色判定部106と文字エツジ判定部107
により構成される。
第11図に各処理部の構成を示す。
第11図において1101は画素色判部であり、画素ごとに
黒であることを示すBLP信号、色味をおびていることを
示すCOLP信号、どちらであるか不明であることを示すUN
KP信号を発生し、エリア処理部1102へ送る。領域処理部
1102は5×5のエリア内において、BLP,COLP,UNKP及び
G信号を領域毎に判定してエラーをとり除きBL,COL,UNK
を発生し、CAN信号を生成する。
1103は文字エツジ判定部でありG信号により文字エツ
ジ部であるか否かの判定をしEDGE0信号を発生する。G
信号のみにより文字エツジ部であるか否かの判定をする
理由は、第12図に示す様にR.G.Bの各信号の中でG信号
が最も被視感度特性に近い為、G信号でもって白/黒イ
メージの文字エツジ検出信号に代表させることが可能で
あるからである。
1104は網点判定部であり、文字エツジ判定部1103から
の濃度方向信号DSLによって、注目画素が網点領域に含
まれることを画素単位に判定したDOT信号を出力する。
原稿が網点印刷物である場合、文字エツジ判定部1103は
網点を文字として判定してしまうことが多い。文字エツ
ジに対して、本実施例では後述するように記録画像のシ
ヤープさを改善するためにエツジ強調をかけたり、記録
解像度を増加させる等の処理を行う。網点画像に対して
このような処理を施すとモアレが発生し、記録画像の品
位が著しく低下してしまう。そのためこの網点判定信号
DOTにより原稿が網点部であることを判定しゲート1105
により文字エツジ信号EDGEが発生するのを防ぐ。
ATLAS信号、SEG信号は制御部407より出力されるもの
である。後に詳しく述べるがATLAS信号は細かい文字を
クリアに記録するための制御信号であり、SEG信号は文
字エツジ検出のスライスレベルを可変制御する信号であ
る。
第13図は、画素色判定部1101の彩度判定のブロツク図
である。
第13図において、1301はMAX/MIN検知器であり、1302
〜1309はセレクタ、1310〜1315は減算器で入力Aと入力
Bに対してA−Bを出力する。1316〜1323はコンパレー
タで入力Aと入力Bに対して1316,1319は2A>Bの場
合、1317,1320,1322,1323はA>Bの場合、1318,1321は
A>2Bの場合に1を出力し、それ以外の場合には0を出
力する。1324〜1328はANDゲート、1329はNORゲート、13
30はNANDゲートである。
上記構成において、MAX/MIN検知器1301には、第14−
1図に示す回路を用いる。第14−1図において、1350,1
351,1352はコンパレータであり、それぞれR>G,G>B,B
>Rの場合に1を出力する。第14−1図に示す回路は、
第14−2図に示す様に、以下の判定信号S00,S01,S02,S1
0,S11,S12を発生させる。すなわち、 MAXがRの場合又はR,G,Bがすべて等しい場合にはS00=
1,S01=S02=0、 MAXがGの場合は、S01=1,S00=S02=0、 MAXがBの場合は、S02=1,S00=S01=0、 MINがRの場合又は、R,G,Bがすべて等しい場合には、S1
0=1,S11=S12=0、 MINがGの場合は、S11=1,S10=S12=0、 MINがBの場合は、S12=1,S10=S11=0、 となる。
例えば、MAXがRの場合にはR>GかつR≧Bである
からコンパレータ1350は1を出力し、コンパレータ1352
は0を出力する。そしてAND1は1を出力し、OR1は1を
出力する。AND2,AND3は0を出力する。すなわちS00=1,
S01=S02=0となる。同様の判定を行った結果が第14−
2図に示す表である。
MAX/MIN検知器の出力S00,S01,S02はセレクタ1302に入
力され、出力S10,S11,S12はセレクタ1303〜1309に入力
される。
セレクタ1302〜1309は第15−1図に示す様にAND回路
とOR回路で構成される。このセレクタによれば、第15−
2図に示す様に、入力A,B,Cに対しS0=1,S1=S2=0の
ときにAを出力し、S1=1,S0=S2=0のときにBを出力
し、S2=1,S0=S1=0のときにCを出力する。本実施例
では入力A,B,CにR,G,B信号を対応させている。
本実施例の画素色判定は、R,G,B信号の中で最大のも
のの値をMAX、最小のものの値をMINとし、第16−1図に
示す様にA,B,C,Dの4つの領域に区分することによって
行う。
すなわち、無彩色の領域においては、MAXとMINの差が
小さく、有彩色に近くなればなるほど、MAXとMINの差は
大きくなることを利用して、MAX,MINをパラメータとし
て線形の連立不等式によってMAX−MIN平面を区分する。
具体的には、ka,kb,kc,ia,ib,ic,WMX,WMNを予め定め
られた定数とし、第16−1図の様なA,B,C,Dの4つの領
域に区分する。
Aは、暗い無彩色(黒)の領域である。(MAX,MIN)
がこの領域に含まれる条件は、 MIN≦WMN又はMAX≦WMX であって、かつ のすべてを満たすことである。
Bは暗い無彩色と有彩色の中間の領域である。(MAX,
MIN)がこの領域に含まれる条件は、 MIN≦WMN又はMAX≦WMX であって、かつ のいずれかを満し、かつ のすべてを満たすことである。
Cは、有彩色領域である。(MAX,MIN)がこの領域に
含まれる条件は、 MIN≦WMN又はMAX≦WMX であって、かつ のいずれかを満たすことである。
Dは、明るい無彩色(白)の領域である。(MAX,MI
N)がこの領域に含まれる条件は、 のいずれも満たすことである。
第16−2図は上記A,B,C,Dの各状態に対する出力信号
を示したものである。すなわち、 A領域に含まれる場合には、BLP=1,UNKP=COLP=0、 B領域に含まれる場合には、UNKP=1,BLP=COLP=0、 C領域に含まれる場合には、COLP=1,BLP=UNKP=0、 D領域に含まれる場合には、BLP=1,UNKP=COLP=0、 である。
上述の領域判定を行うのが第13図の1304〜1330の回路
である。MAX/MIN検知器1301の出力に応じセレクタ1302,
1303はそれぞれMAX信号、MIN信号をR,G,Bの中から選択
するが、セレクタ1303に連動してセレクタ1304〜1309も
それぞれ定数ka,kb,kc,ia,ib,icの値を選択する。例え
ばMAXがR信号、MINがG信号の場合にはセレクタ1304は
KAG、1305はKBG、1306はKCG、1307はiAG、1308はiBG、1
309はiCGを選択し、それぞれ定数ka,kb,kc,ia,ib,icと
する。このように最小値がR,G,Bのいずれかによって定
数ka,kb,kc,ia,ib,icの値を変更するのは以下の理由に
よる。
さて、第16−1における色空間の分離は、CCDセンサ
のR,G,B色分解信号を用いている。このR,G,B信号のMAX,
MIN平面は人間の視感度特性からずれを持っている。す
なわち原稿が何色かによって無彩色領域、有彩色領域の
線引きを切り換える必要がある。
このため本実施例では原稿色に応じてka,kb,kc,ia,i
b,icの各MAX軸切片値を可変としている。原稿色を特定
するために、本実施例ではR,G,Bの光量信号内のMIN信号
がいずれであるかの判定結果を用いている。それは以下
の理由による。人間が判定する原稿の色味は原稿に含ま
れるC,M,Yの反射濃度に依存するところが大きく、反射
濃度の最大色は光量信号の最小色に対応するからであ
る。また、R,G,B光量信号をC,M,Y濃度信号に変換する
際、−log関数を用いるため光量信号の最大値側はレン
ジが圧縮され、光量信号の最小値側はレンジが伸長され
る。このように、濃度信号での色味を支配する色信号の
分離は光量信号のMIN色信号を用いるのが、判定精度の
面でも有利である。
そこで第15−1図にその構成の詳細を示すセレクタ13
04〜1309においてMIN色を示すデコード信号A10,S11,S12
を用いて、MIN色に応じたMAX切片値ka,kb,kc,ia,ib,ic
を発生させる。
本実施例では、CCDセンサの色分解フイルタを考慮し
て実験的に求めた値によりka,kb,kc,ia,ib,icを以下の
値にしている。ただし、R,G,Bのレンジは0から255まで
とする。
以上のように、MIN色毎に異なるMAX軸切片値を用い
て、減算器1316〜1315にてMAX値から減算する。コンパ
レータ1316では2×MIN>(MAX−ka)を判定してMAX値
とMIN値の組合せが第16−1図の直線Sの上方にあるこ
とを検出する。同様にしてコンパレータ1317〜1321は各
々MAX値とMIN値の組みが各々直線t,u,v,w,xの上方にあ
ることを検出する。
また、コンパレータ1322,1323にてMAX値、MIN値が所
定値WMX,WMNよりともに大きいこと検出してゲート1324
にてAND処理することで読取画素が白地肌部であること
を示すWB信号を生成する。
以上の信号を以下のようにエンコードすることでBL1,
UNK1,COL1信号は生成される。BL1信号は第16−1図のA
領域なのでANDゲート1325で直線s,t,uの上方にあること
を検出し、ANDゲート1326でD領域でない条件を付加し
ている。COL1信号は直線v,w,xの下方にあることをNAND
ゲート1330で検出しD領域でない条件をANDゲート1328
で付加している。
UNK1信号は直線s,t,uの下方にあり直線v,w,xの上方に
あることをNORゲート1329で検出してANDゲート1327でD
領域でない条件を付加している。
〔エリア処理部〕
第7図に第11図に示すエリア処理部1102のブロツク図
を示す。
画素色判定部1101によって判定されたBLP,COLP,UNKP
の信号は、ラインメモリ1701,1702,1703,1704によって
ライン遅延され第3図示のHSYNC信号、CLK信号によって
同期をとられ、5ラインが同時に出力される。ここで、
BKP,COLP,UNKPを 1ライン遅延したものをそれぞれBL2,COL2,UNK2、 2ライン遅延したものをそれぞれBL3,COL3,UNK3、 3ライン遅延したものをそれぞれBL4,COL4,UNK4、 4ライン遅延したものをそれぞれBL5,COL5,UNK5 とするとき、1705で各信号を5画素遅延した。第8図に
示す5×5のエリア内で 黒画素(BL)の数をカウント
し、NBを得、同様にカウント手段1706で有彩色画素(CO
L)数をカウントしNCを得る。更に、コンパレータ1707
により5×5のブロツク内での黒画素の数NBと有彩画素
の数NCを比較する。
更に、ゲート回路1708,1709,1710,1711,1712,1713,17
14,1715を通じて5×5のエリアの中心画素に対する画
素色判定部の出力BK3,COL3,UNK3の結果と共に演算され
た中心画素が黒であることを示すBL信号と、中心画素が
有彩であることを示すCOL信号と、中心画素が中間彩度
であることを示すUNK信号が出力される。このときの判
定基準は、第1判定基準の判定結果が、黒画素及び有彩
画素であったものに対しては、判定を覆さない。すなわ
ち、BL3=1又はCOL3=1である場合にはBL=1又はCOL
=1となる。又、第1判定基準の判定結果が有彩画素と
無彩画素の中間であったものに対しては、コンパレータ
1716にて、黒画素数が所定値(NBC)以上であるかを判
定し、コンパレータ1717にて有彩画素数が所定値以上で
あるかを判定する。さらにコンパレータ1707にて、黒画
素数と有彩画素数のどちらが多いかを判定する。そし
て、黒画素数が所定値以上でありNB>NCの場合、即ち注
目画素がUNKであっても該注目画素を含む5×5のマト
リクス内で黒画素が多ければゲート1708にてUNK3はBLと
なる。
また、有彩画素数が所定値以上でありNB≦NCの場合、
即ち注目画素がUNKであっても該注目画素を含む5×5
のマトリクス内で有彩色画素が多ければゲート1709にて
UNK3はCOLとなる。
本実施例においては走査光学系206,207,208の走査ム
ラや結像光学系209の倍率誤差による原稿の色の変化点
における色にじみを取り除くため上述の様なアルゴリズ
ムによって有彩色、無彩色の判定を行っている。そし
て、UNK3信号の周辺に、黒画素も有彩画素も所定数以上
存在しない場合にはゲート1713,1714,1715で検出して中
間彩度信号UNKを出力する。
次に第17−1図に第11図に示すエリア処理部内に含ま
れるCAN信号発生部の構成を示す。
第7図に示したBLL信号の発生のためのロジツク回路
では、注目画素が黒画素であると周辺に関係なくBL信号
が出力される。しかし、前述の走査速度ムラや結像倍率
誤差があると第9図のように色信号(C)の周辺に色に
じみによる黒信号(Bk)が発生することがわかる。この
色にじみ(C)による黒信号(Bk)は色信号の周辺にお
いて第10図に示す様に発生するため色信号より光量値は
大きくなる。そこで第7−1図に示すCAN信号発生部で
は注目画素の周辺に注目画素より光量値が小さい色信号
(COL)が存在するかを検出してCAN信号を発生させる。
本実施例では光量信号として、前述の被視感度特性に
最も近いG信号を用いる。このG信号を1ラインのfifo
メモリ1718,1719,1720で遅延させて注目ラインG3信号と
その前後に1ライン分離れたG2,G4信号を演算部1722に
入力する。これと同時に第7図で作った3ライン分色判
定信号COL2,COL3,COL4を入力する。
第17−2図に演算部1722の詳細を示す。
G2,G3,G4,COL2,COL3,COL4は1723〜1735に示すフリツ
プフロツプによって各々2画素もしくは3画素遅延され
る。ここで注目画素は、G32とCOL32となる。G32はコン
パレータ1737〜1740によって周辺画素G22,G31,G33,G42
と比較される。コンパレータ出力は周辺画素が注目画素
より光量値が低い時Hを出力する。そしてANDゲート174
1〜1744にて、周辺画素の色判定信号とANDを取って、OR
ゲート1745にてCAN信号を出力する。
即ち注目画素周辺のレベルが注目画素のレベルより低
くかつ色成分が有る場合には第9図、第10図に示す様な
色にじみが派生されていると判定し、CAN信号を発生す
る。
これは例えば「あずき色」の文字を読み取って得られ
た電気信号を処理する際に発生する色文字周辺の「黒に
じみ」が発生することを防止するために都合が良い。
〔文字エツジ判定部〕
次に第19図を用いて文字エツジ判定部の動作を説明す
る。
概念図を示す第19図中(a)に示す原稿1901は、濃淡
を有する画像の例であり、文字エツジ領域1902と網点で
表現される中間調領域1903を含む。画像中のエツジ情報
を抽出する方法として、本実施例においては1904に示す
様に注目画素xi,jをとり囲む近傍9画素を一つの単位
とする画素ブロツクにおける急峻な濃度変化が存在する
か否かの判定を行い、さらに、急峻な濃度変化点が特定
方向に連続して存在することを利用する。
具体的には、注目画素xi,jに対し、その近傍画素の
差分値のをとり、 J1=|xi,j+1−xi,j−1| J2=|xi+1,j−xi−1,j| J3=|xi+1,j+1−xi−1,j−1| J4=|xi+1,j−1−xi−1,j+1| 第6式 J5=xi,j−1−xi,j+1 J6=xi−1,j−xi+1,j J7=xi−1,j−1−xi+1,j+1 J8=xi−1,j+1−xi+1,j−1 で表現されるパラメータをとり、その大小判定で、急峻
な濃度変化が存在するか否かの判定を行い、更には、急
峻な濃度変化点が特定の方向に連続して存在するかどう
かの判定を行う。尚xij等については第19図中の(b)
に示す様に注目画素及び周辺画素である。
具体的には、第19図の1905に示すような右側に高濃度
がある縦方向のエツジの検出は、第6式のJ1の値が大き
い点が縦方向に連続しているという性質がある(第21図
2101,2102)。1906に示すような下側に高濃度がある横
方向のエツジの検出は第6式のJ2の値が大きい点が横方
向に連続しているという性質がある(第21図2103,210
4)。1907に示すような右下方向に高濃度のある右なな
め方向のエツジの検出は第6式のJ3の値が大きい点が右
ななめ方向に連続しているという性質がある(第21図21
05,2106)。1908に示すような左下方向に高濃度のある
左ななめ方向のエツジの検出は第6式のJ4の値が大きい
点が左ななめ方向に連続しているという性質がある(第
21図2107,2108)。1909に示すような左側に高濃度のあ
る縦方向のエツジの検出は第6式のJ5の値が大きい点が
縦方向に連続しているという性質がある(第21図2109,2
110)。1910に示すような上側に高濃度のある横方向の
エツジの検出は第6式のJ6の値が大きい点が横方向に連
続しているという性質がある(第21図2111,2112)。191
1に示すような左上方向に高濃度のある右ななめ方向の
エツジの検出は第6式のJ7の値が大きい点が右ななめ方
向に連続しているという性質がある(第21図2113,211
4)。1912に示すような右上方向に高濃度のある左なな
め方向のエツジの検出は第6式のJ8の値が大きい点が左
ななめ方向に連続しているという性質がある(第21図21
15,2116)。
一方、1909〜1912に示す様な網点部分においてもJ1
J4までの値が大きくなる。さらに網点のサイズが大きく
なると特定方向の連続性も発生して来るため文字エツジ
として誤判定されてしまうことになる。
この網点画像は第22−2図に示すような濃度の対称性
を有している(詳しくは後述する。)。本実施例ではこ
の網点画像の特徴を抽出する手段を設け網点と判定した
場合には文字エツジの検出結果をキヤンセルするように
構成されている。
第18−1図に文字エツジ判定部のブロツク図を示す。
第18−1図において1801は濃度変化検出部であり、1802
は文字エツジを抽出するための濃度変化の連続性を検出
する部分である。1842は注目画素が網点画像であること
を検出する網点判定部であり、内部には網点特徴抽出部
1827、網点エリア判定部1828を有す(内部の詳細につい
ては後述する)。網点検出信号DOTが“1"になるとNAND
ゲート1840の出力が0となり(ATLAS=0の場合)、AND
ゲート1841により、文字エツジ判定信号EDGE0がキヤン
セルされEDGE=0となる。即ち、たとえエツジが有ると
判定された部分であっても、網点であると判定されれば
これらはエツジから除外され、文字エツジ判定信号は
“0"となる。
しかし、地図のような原稿においては網点画像中に微
細な文字が書かれている。したがって、例えば操作者に
より操作部407を介して地図モードが選択されこれに応
じて制御部401によってATLAS=1となれば、NANDゲート
1840によってDOT信号はキヤンセルされ、網点中の文字
エツジ情報はEDGE=1として出力される。
次に第18−1図に示す1801の濃度変化点検出部を以下
に説明する。
画信号Gは信号変換テーブル1826によりTXG信号に変
換される。信号変換テーブル1826の構成を第18−8図に
示す。
第18−8図において信号変換テーブルは1881と1882の
2種類がある。テーブル1881の入力と出力との関係は次
式のように構成される。
ここでテーブルの入力・出力とも8ビツトの信号であ
り、信号値は0〜255の範囲である。このテーブル1881
は通常のカラー写真,網点写真,文字の各種情報の混在
した原稿の文字エツジ判定に用いられる。
そもそも文字エツジ判定部は通常原稿中の文字情報を
他の写真情報から分離するものである。通常の文字情報
は白地中に記録されているものが多い。その反面、写真
情報は濃度情報の連続的な変化で記録されており、白地
中に急峻な濃度変化を持つことはほとんどない。
そこでテーブル1881では白地中の文字情報を分り易く
するために、白地(レベル255)付近の情報のレベル変
化を大きくとっている。そして写真に多く見られるある
程度濃度を持った地肌に対する濃度変化を文字エツジと
して検出しづらくするため黒地(レベル0)付近の情報
のレベル変化を圧縮している。そのためテーブル1881で
はy=x2の特性で0≦x≦1の範囲を用いている。
一方においてテーブル1882は次式のように入力と出力
のレベル変換を行なわないものである。
out=in この信号変換テーブル1882は地図のような色地肌中に
記録されている微細な文字情報を分離するためのもので
ある。そのため色地肌中の文字情報も白地中の文字情報
も同等に分離されるように入力=出力となっている。こ
の2つの変換テーブルの出力はセレクタ1883によって選
択されてTXG信号となる。セレクタ1883の選択信号とし
てATLAS信号が入力されており、Hレベルでは1882の出
力がLレベルでは1881の出力が各々選択される。
第18−8図に示すセレクタ1883から出力されるTXG信
号はラインメモリ1803及び1804により遅延され、3ライ
ンが同時に第18−1図示の検出器1805(内部は第20−1
図に示す)に入力され、8種類の濃度変化情報AK1〜AK8
が出力される。ここで として表わされそれぞれ注目画素に対して右,下,右
下,左下,左,上,左上,右上方向に急峻な濃度の増加
がある場合1となりそれ以外は0となる。
ここではT1は主走査方向濃度変化検出スライスレベ
ル、T2は副走査方向濃度変化検出スライスレベル、T3
ななめ方向濃度変化検出スライスレベルであり、ATLUS
信号と4ビツトのSEG信号によって可変制御される。尚S
EG信号は第1図示の操作部407から使用者により入力さ
れるデータである。
検出器1805は第20−1図に示す様に、フリツプフロツ
プ2001〜2006、差分算出器2007〜2014、コンパレータ20
15〜2122より成る。
すなわち第20−1図中でフリツプフロツプ2001〜2006
において画像クロツクCLKによって第9図(b)の1904
に示す画素の画像データがラツチされ、差分算出器2007
〜2014において、前述のJ1〜J8を算出し、コンパレータ
2015〜2022において、判定結果AK1〜AK8が出力される。
2023は濃度変化検出スライスレベル発生部でありATLUS
信号,SEG信号をアドレスとして入力し、T1,T2,T3をデー
タとして出力するROMテーブルである。このテーブルの
内容を第20−2図に示す。
本実施例においてはSEG信号は0から8まで9段階に
変化する。この値が大きくなるとスライスレベルT1,T2,
T3も大きくなる。その結果原稿中に大きな濃度変化がな
いと濃度変化信号AK1〜AK8が発生しなくなる。逆にSEG
信号値を小さくするとT1,T2,T3は小さくなり原稿中の小
さな濃度変化によりAK1〜AK8が発生する。即ち本実施例
においてはSEG信号を制御することによって濃度変化の
検出の度合いをかえている。またATLASS信号が1の場合
はATLAS信号が0の場合に比べてT1,T2,T3値が全体的に
約半分になり原稿の微小な濃度変化を検出し易くなる。
その結果としてATLAS信号が1の場合は原稿の微細な文
字情報も検出される。
第18−1図に戻り1802は急峻な濃度変化が、その濃度
変化の方向に対して90゜の角度を持った方向に連続して
いることを判定する部分である。本実施例では第22−1
図に示すように、注目画素を中心とする5×5の画素ブ
ロツク内での濃度変化の連続を見ている。例えば第22−
1図に示す2201,2202はたて方向のエツジの連続を検出
する場合の参照画素を示す。前述の周辺画素の濃度変化
の特徴がAK1もしくはAK5である画素が3画素連続してい
ることを検出する場合の参照画素である。2203,2204は
同様にAK2もしくはAK6の連続を検出する場合の参照画素
である。2205,2206はAK4もしくはAK8の連続を検出する
場合であるし、2207,2208はAK3もしくはAK4の連続を検
出する場合の参照画素である。
本実施例において濃度変化の連続を抽出する際に注目
画素を連続性チエツクの中心に持って来ないのは次の理
由がある。すなわち、第22−3図に示すように、文字端
部を構成する画素も連続エツジに含まれる画素として判
定するためである。
上記の5×5の領域で濃度変化の連続を検出するため
に、濃度変化点検出部で検出された各画素毎の8方向の
エツジは4ラインのラインメモリ1805〜1808によって遅
延される。このようにして形成された5ライン分の濃度
変化情報AK1〜AK8、BK1〜BK8、CK1〜CK8、DK1〜DK8、EK
1〜EK8は各々第22−1図に示した連続性をチエツクされ
るべく1段から5段までのフリツプフロツプで画素遅延
される。その後NANDゲート1809〜1824で中心画素(CPU
3,CBT3,CLF3,CRT3,CUL3,CBR3,CUR3,CBL3)を端部とする
3画素の連続を検出し、NORゲート1825にて中心画素が
連続エツジを構成していることを示すEDGE0信号を発生
する。例えばゲート1809はAK6の特徴が第22−1図に示
す2203の形で連続していることを検出している。
又1810はAK6の特徴が第22−1図に示す2204の形で連
続していることを検出している。同様にゲート1811はAK
2の特徴が2203の形で連続していることを検出してい
る。ゲート1812はAK2の特徴が2204の形で連続している
ことを検出している。ゲート1813はAK5の特徴が2201の
形で連続していることを検出している。ゲート1814はAK
5の特徴が2202の形で連続していることを検出してい
る。ゲート1815はAK1の特徴が2201の形で連続している
ことを検出している。ゲート1816はAK1の特徴が2202の
形で連続していることを検出している。ゲート1817はAK
7の特徴が2208の形で連続していることを検出してい
る。ゲート1818はAK7の特徴が2207の形で連続している
ことを検出している。ゲート1819はAK3の特徴が2208の
形で連続していることを検出している。ゲート1820はAK
3の特徴が2207の形で連続していることを検出してい
る。ゲート1821はAK8の特徴が2205の形で連続している
ことを検出している。ゲート1822はAK8の特徴が2206の
形で連続していることを検出している。ゲート1823はAK
4の特徴が2205の形で連続していることを検出してい
る。ゲート1824はAK4の特徴が2206の形で連続している
ことを検出している。
このように第19図に示す文字領域中1902中の文字エツ
ジ部のみがEDGE信号として判定され出力される。
〔網点判定部〕
第18−1図に示す1842の網点判定部は第23−2図に示
すような網点の持つ対称的な濃度変化を検出する網点特
徴抽出部1827と網点特徴信号DOT0が一定サイズのエリア
内において一定数以上分布していることを検出する網点
エリア検出部1828より構成される。
これは漢字等の複雑な文字情報中にも第23−2図に示
すような対称的な濃度変化を示す部分が存在するためで
ある。この複雑な文字中には対称的な濃度変化は広い範
囲で存在しないが、網点原稿中には対称的な濃度変化が
広範囲に分布するため本実施例では一定サイズのエリア
内のDOT0信号数をカウントすることで、網点のエリア判
定を行う。
第23−1図に、網点判定をする為の判定画素群を示
す。第23−1図に示すように注目当該画素2250を中心と
して2251,2252,2253,2252に太わくで示す様な各々4画
素から成る画素群において、それぞれ特徴的な濃度変化
を検出して網点で検知する。
第18−2図に網点特徴抽出部1827の構成を示す。第18
−2図において文字エツジ判定部よりの濃度方向信号DS
Lによって以下の様に網点を検出している。
ゲート1851の出力は画素群2254において少なくとも一
画素以上下向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1852の出力は画素群2253において少なくとも一
画素以上上向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1853の出力は画素群2254において少なくとも一
画素以上上向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1854の出力は画素群2254において少なくとも一
画素以上下向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1855の出力は画素群2252において少なくとも一
画素以上右向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1856の出力は画素群2251において少なくとも一
画素以上左向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1857の出力は画素群2252において少なくとも一
画素以上左向きの濃度変化が存在することを示し、 ゲート1858の出力は画素群2251において少なくとも一
画素以上右向きの濃度変化が存在することを示す。
これらの出力は、ゲート1859〜1865によって論理演算
され、結果的には第23−2図の2210,2211,2212,2213に
示す様な4通りの場合に出力DOT0が“1"となる。
第23−2図において記号は、太線で囲まれた画素群
の中に、右向きの濃度変化が、1画素以上存在すること
を示し、 同様に記号は、太線で囲まれた画素群の中に、左向
きの濃度変化が、1画素以上存在することを示し、 記号は、太線で囲まれた画素群の中に、上向きの濃
度変化が、1画素以上存在することを示し、 記号は、太線で囲まれた画素群の中に、下向きの濃
度変化が、1画素以上存在することを示す。
尚2210に示す様な場合は、2214又は2215に示すような
網点部分であり、2211に示す様な場合は、2216,2217に
示す様な網点部分であり、2212に示す様な場合は、221
8,2219に示す様な網点部分であり、2213に示す様な場合
は、2220,2221に示す様な網点部分である。
第18−3図は、第18−2図に示す1827で生成されたDO
T0信号に対し広いエリアで判定を加え、当該注目画素近
傍にDOT0=“1"である点があるか否かの信号DOT1を形成
する。網点エリア検出部である。
1831は、当該注目画素を含む4×3のウインドウ中
に、1個以上DOT0=“1"なる点が存在するか否かの判定
部であり、存在する場合には“1"を、そうでない場合に
は“0"をDOT0′として出力する。18311,18312はライン
メモリであり、それぞれ1ラインの遅延を与え、フリツ
プフロツプ18313に同時に3ライン分のDOT0が入力されO
Rゲート18314、フリツプフロツプ18315,18316,18317に
よりそれぞれ1クロツクの遅延がなされそれらの出力が
ORゲート18318に入力されDOT0′を得る。このとき、例
えば第18−4図の様に、連続した3ラインにおいてDOT0
として1(□)と0(□)とが混在して出力されたと
き、1851で示す注目画素に対しては、1852で示す3×4
のウインドウ内で論理ORがとられDOT0′が演算される。
この操作により、網点画像中にまばらに存在していた
DOT0信号が比較的連続したDOT0′信号に変換される。
一方、第18−3図中の1832はDOT0′信号を広域にわた
り計算し当該注目画素が網点領域にあるか否かを示すDO
T0信号を生成する。
18321,18322はラインメモリでありそれぞれ1ライン
分の遅延を行わせる。18323,18324は計算器である。
第18−5図に示す様に、当該注目画素1861(副走査i
ライン目、主走査j番目の画素)に対し、主走査4画素
おき、副走査1ラインおきにDOT0′をサンプリングす
る。1ライン前(i−1ライン目)において、Nを適当
な整数とし(本実施例では以下の演算を行う。N=16) 主走査j,j−4,j−8,…,j−4N番目の各画素においてDO
T0′=“1"であるものの総和SUML1, 主走査j,j+4,j+8,…,j+4N番目の各画素においてDO
T0′=“1"であるものの総和SUMR1, 当該注目画素の1ライン後(i+1ライン目)において 主走査j,j−4,j−8,…,j−4N番目の各画素においてDO
T0′=“1"であるものの総和SUML2, 主走査j,j+4,j+8,…,j+4N番目の各画素においてDO
T0′=“1"であるものの総和SUMR2, 以上のSUML1,SUMR1,SUML2,SUMR2を出力する。
18325,18326は加算器でありそれぞれ当該注目画素の
左側におけるDOT0′のサンプリング和SUMLをSUML1+SUM
L2SUMLとして演算し、当該注目画素の右側におけるDO
T0′のサンプリング和SUMRをSUMR1+SUMR2SUMRとして
演算出力する。
18327及び18328はコンパレータ、18329はORゲートで
あり、1830はROMテーブルであり、アドレスとして入力
される4bitのSEG信号に対応して網点判定スライスレベ
ル値T4を出力する。本実施例ではN=16としているため
注目画素の主走査方向の前後に4N=64画素ずつ副走査方
向に5ラインの2つのエリアで網点を検出している。
SUML>T4もしくはSUMR>T4 の少なくとも一方が成立したときのみにDOTが“1"と出
力された以外は“0"になる。信号DOTは、結果として網
点の領域において“1"となる領域信号となる。
ROMテーブル1830の内容を第18−6図に示す。SEG信号
値が大きくなるにつれて網点判定のスライスレベルが小
さくなり、第23−2図に示すような濃度パターンが原稿
中にわずかに存在するだけで網点判定をしDOT信号を出
力する。
即ち以上の実施例においては網点画像を判別するため
に例えば4×3のウインドウの中に網点の様にドツトが
連なる点が有るかを判別しドツトの連なる点が所定エリ
ア内に所定個以上有れば網点領域と判別している。
以上説明したものが、第1図示403の特徴抽出部であ
る。次のこの特徴抽出部からの画素毎の色判定信号SL,U
NK,COL,CANと文字エツジ判定信号EDGEを用いた色信号処
理部402と色処理制御信号発生部404の動作を第1図の色
処理回路において説明する。
103は光量信号−濃度信号変換部であり0〜255レンジ
のR,G,B信号は次式により0〜255レンジのC,M,Y信号に
変換される。
このC,M,Y信号に含まれる黒成分Kは、黒抽出部104に
より次式のように決定される。
K=min(C,M,Y) このKを加えた4色の濃度信号C,M,Y,KはUCR/Mask部105
において下色除去されるとともにプリンタ202の現像材
の色にごりを除去すべく次式により演算される。
ここでa11〜a14,a21〜a24,a31〜a34,a41〜a44はあら
かじめ定められた色にごり除去のためのマスキング係数
であり、u1,u2,u3はK成分をM,C,Yの色成分から除去す
るためのUCR係数である。ここでM′,C′,Y′,K′は制
御部401からの2ビツトの現像色信号PHASEによって1つ
が選択され、V1信号として出力される。PHASE信号の0,
1,2,3に対応してM′,C′,Y′,K′が選択される。
112,113は、ライン遅延メモリであり特徴抽出部から
の文字エツジ判定信号の生成に3ラインと4クロツク分
遅延するためV1信号とM信号も同様に3ラインと4クロ
ツク遅延させるものである。
一方、色判定部106はBL,UNK等の判定出力を生成する
まで2ラインと2クロツク遅延する。この遅延量を文字
エツジ判定部107の遅延量に合致させるためにライン遅
延メモリ120によって1ラインと2クロツク分遅延させ
た信号BL1,UNK1,COL1,CAN1を生成する。
〔重み付け加算部〕
次に第1図の114〜116から成る重み付け加算部の動作
につい説明する。第24−1〜−7図に各種色状態で読ま
れた『A』文字における色判定信号,文字エツジ判定信
号を示す。第24−7図に示す文字のaに示す断面の判定
信号を第24−1図〜第24−6図に示す。
第24−1図は黒い『A』字を黒として読み取った場合
の各信号のタイミングチヤートを示す図であり、無彩濃
度信号(以下ND信号と記す。)を示す。113によって遅
延されたM2信号は読取光学系のボケにより第24−7図に
比べてなまって読まれる。またエツジ信号は前述のAK3
とAK7の濃度変化の連続により文字端部よりふくらんだ
形で形成される。色判定信号としてBL1信号のみが発生
する。
ここで、ND信号を示すM2信号及びEDGE信号は、グリー
ンの色分解信号を用いているためグリーン色の文字以外
は第24−2図以降も概略第24−1図と同様の出力を示
す。グリーン色の文字の場合はM2信号及びEDGE信号は生
成されない。
第24−2図は色文字で構成された『A』文字を読み取
った場合であり、色であることを示すCOL1信号及び自画
素の周辺に自画素以上の濃度を持った色画素が存在する
ことを示すCAN1信号が図の如く発生する。
第24−3図は中間彩度文字で構成された『A』字を読
取った場合であり、中間彩度を示すUNK1信号が発生す
る。
第24−4図は黒文字で構成された『A』文字を色ズレ
して読んだ場合であり、第24−1図に比べてBL1信号が
細る一方で、その周辺に色ズレによる中間彩度信号UNK1
が発生する。第24−5図は色文字で構成された『A』文
字を色ズレして読んだ場合であり、第24−2図に比べて
COL1信号が細る一方で文字縁部にUNK1信号が発生する。
また、CAN1信号も色と判定される部分が減少する分、文
字縁部の外側に相当する部分が細って発生する。
第24−6図は中間彩度に近い色文字が色ズレして読ま
れ縁部に黒判定画素が発生した場合を示す。この場合UN
K1信号の代りにBL1信号が発生する以外第24−5図と同
一の信号が発生する。
また第25−1図〜第25−3図は第24図の黒文字,中間
彩度文字,黒文字の縁部中間彩度文字の各場合のa断面
を拡大したものである。ここでV2は現像色がM,C,Y,Bkの
場合の回路105の出力信号の一例を示している。
第25−1図は黒文字を読んだ場合であり、回路105に
てUCRが作用しているためM,C,Yの色成分は20%程度に減
少している。しかし、この文字は黒文字であるので極力
黒トナーを用いて記録するのが望ましい。
また、第24−4図に示すような黒文字の縁部に発生す
る中間彩度はM,C,Yの色成分を極力減ずることが望まし
い。それとは反対に第24−5図に示すような色文字の縁
部に発生する中間彩度はK成分を減ずることが望まし
い。また、第24−6図のように色文字の縁部に発生する
黒成分は第24−1図の黒文字エツジと区別したい。
以上より、本実施例では第26図に示すように色判定信
号と文字エツジ判定信号の結果に従って、UCR/Mask回路
105からのカラー記録信号V2(M′,C′,Y′,K′)とND
信号M2を適宜まぜ合わせて色記録を行う。
第26図(a)では、第24−1図の黒文字EDGEに相当
し、現像色がM,C,Yの時には0信号(現像せず)を出力
し、現像色がBkの時には濃度信号M2を出力する。第26図
(c)では第24−3図や第24−5図の中間彩度エツジに
相当する。この場合はエツジの黒成分を強調するため
に、現像色がM,C,Yに対しては色記録信号V2として105よ
り発生するM′,C′,Y′の半分を各々出力し現像色がBk
の場合は、色記録信号V2のK′出力と濃度信号M2を各
々、50%ずつ加算した信号を出力する。第26(f)では
第24−1図の黒文字の非エツジ部に相当する。ここで
は、Bk単色で記録されるエツジ部との信号のつながりを
良くするために、色記録信号V2のM′,C′,Y′成分を3/
4に減じ、Bk記録時のK′成分の3/4に濃度信号M2の1/4
を加算している。第26(b),(d),(g)はCAN1信
号により上記の黒強調動作が行われないものである。
次に第25−1図〜25−3図を用いて第26図の演算によ
る画信号の変化を説明する。なおここでV2(M)はPHAS
E=0(マゼンタ現像色)の時のV2出力を意味する。V2
(C),V2(Y),V2(Bk)各々シアン,イエロー,ブラ
ツク時のV2出力である。
第25−1図では黒文字部であり、b″の部分が第26図
の(a)に相当するエツジ部分である。ここでは、M,C,
Yの記録信号量は0となり、Bkの信号として濃度信号M2
が出力される。Cの部分は第26図の(f)に相当する黒
部分のうちの非エツジ部であり、現像色M,C,YのV4信号V
4(M),V4(C),V4(Y)はV2(M),V2(C),V2
(Y)の3/4となりBkの信号としてV2(Bk)の3/4とM2の
1/4を加算した値である。
第25−2図は中間彩度文字であり、d部分が第26
(c)に相当するエツジ部である。ここではV4(M),V
4(C),V4(Y)はV2(M),V2(C),V2(Y)の1/2
となりV4(Bk)はV2(Bk)の1/2とM2の1/2を加算した値
となる。
第25−3図は黒文字のエツジ部に中間彩度が発生した
場合であり、エツジ部eはd部と同じ処理をされ非エツ
ジ部は黒判定により(BL=1)C部と同じ処理をされ
る。これにより黒文字縁部の色信号が減少する。
第26図のV4信号を発生させるために、第1図において
乗算器114,115と加算器116を用いている。そして、乗算
係数発生部108において、BL1,NK1,COL1,CAN1の各色判定
信号と、文字エツジ判定信号EDGEを受けて乗算器の乗算
係数GAIN1,GAIN2を発生する。
乗算係数発生部108は第27図に示すようにROMで構成さ
れており図示する様にBL1,UNK1,COL1,CAN1,EDGEの5ビ
ツトの判定信号とPHASEアドレスとして入力し、それに
対応して各3ビツトづつの2つのゲイン信号GAIN1,GAIN
2を出力する。
このROMのアドレスと出力の関係を第28図に示す。こ
こでのゲイン信号は実際のゲインを4倍したものであ
り、乗算器114,115にて実質的に1/4倍して入力V2,M3に
乗算される。
第29図に乗算器114,115の詳細を示す。8ビツトの画
信号はビツトシフト形上残基2901、2902で各4倍,2倍さ
れる。それらが3ビツトのゲイン信号GAIN(2),GAIN
(1),GAIN(0)によってゲート2903,2904,2905で選
択された加算器2906,2907で加算される。この後ビツト
シフト形の乗算器2908で1/4倍され255リミツタ2909にて
255以上の9ビツトデータは全て255の8ビツトデータに
まるめられて出力される。
以上のようにして色判定信号と文字エツジ判定信号に
より重み付け加算された色記録信号V2と濃度信号M2は空
間フイルタ117に入力される。
〔空間フイルタ部〕
第30図に本実施例における空間フイルタ(第1図の11
7に示す)の構成図を示す。第30図の空間フイルタは3
×3画素のラプラシアンフイルタを用いたエツジ強調フ
イルタであり、ラプラシアンの乗数を1/2,1の2種類で
切換可能としている。
3001と3002は各々ライン遅延メモリである。このライ
ン遅延メモリによって生成された3ライン分の画信号V
4,V42,V45は各々フリツプフロツプ3003〜3006で1クロ
ツクずつ遅延される。ここで注目画素V43となり、V41,V
42,V44,V46はラプラシアンを構成すべく乗算器3007〜30
10で(−1)倍され各々加算器3011,3012,3013で加算さ
れる。さらに注目画素V43を乗算器3014で4倍して加算
器3015で3013の出力と加算してラプラシアンLが生成さ
れる。このラプラシアンLは乗算器3016で1/2倍され
る。加算器3017において注目画素V43とL/2は加算されて
弱いエツジ強調信号E1を発生する。加算器3018では注目
画素V43とラプラシアンLを加算して強いエツジ強調信
号E2を発生する。この2種類のエツジ強調された信号と
注目画素そのものの信号V43は制御信号DFIL(1),DFIL
(0)で選択されてV5信号として出力される。DFIL
(1)が0でDFIL(0)が1の場合は弱いエツジ強調信
号E1が選択されDFIL(1)が1でDEIL(0)が1の場合
は強いエツジ強調信号E2が選択され、DFIL(0)が0の
場合はエツジ強調のかからない画信号V43が選択されV5
信号として出力される。
このフイルタの切り換え信号DFIL(1),DFIL(0)
からなる2ビツトのDFIL信号を発生させるのがフイルタ
制御信号発生部である。
本実施例においては、黒い文字エツジ部には強いエツ
ジ強調をかけて黒字エツジをシヤープに出力するように
している。また、非文字エツジ部にはエツジ強調によっ
て色調が変化するのを防ぐためエツジ強調はかけない。
そして中間彩度及び色の文字エツジ部はエツジ部をシヤ
ープに記録しつつエツジ強調による色調の変化がさほど
目立たせないよう、弱いエツジ強調をかけるべく構成さ
れている。なお、CAN1信号が1の場合は色文字エツジ縁
部の色ズレによって発生したBL1信号,UNK1信号であるの
でEDGE強調をしない。第31図に第30図に示すフイルタを
制御する第1図に示すフイルタ制御信号発生部109の回
路を示す。その論理式を第32図に示す。
FILTER回路117において注目画素は1ラインと1クロ
ツク遅れるため、フイルタ制御回路発生部109からのFIL
信号は1ラインメモリ121にて1ラインと1クロツク遅
延されて、DFIL信号となる。同様にしてガンマ切換信号
発生部110からのGAM信号とスクリン切換信号発生部111
からのSCR信号も、1ライと1クロツク遅延してDGAM信
号,DSCR信号となる。
〔ガンマ変換部〕
第1図に示すガンマ変換部118においては、画像の濃
度変換を行う。ガンマ変換部118は第33図のようにROMで
構成されており、フリルタ処理された8ビツトのV5信号
がROMのアドレスとして入力され、それに対応したガン
マ変換出力がROMのデータ端子より8ビットのVIDEO信号
として出力される。さらにV5信号とともにアドレスライ
ンに入力される2ビツトのDGAM信号によって第34図に示
すように、4種類のガンマ変換特性が選択出来る。
第34図においてDGAM=0の場合は入力=出力の場合で
あり、非文字エツジ部に適応されるものである。DGAM=
1の場合は図のように0〜255の入力に対して0側、255
側ともにj−区間に対応する入力には0及び255の出力
を発生し、その間を傾き の直線でむすんだ変換特性となる。これは低濃度入力で
ある近傍入力に対しては、より薄い濃度のVideo信号が
出力され、高濃度入力である255近傍入力に対しては、
より高濃度のVideo信号が出力され、中間濃度である128
近傍の入力の濃度変化を強調することになるので、文字
エツジをよりシヤープに記録することが出来る。このDG
AM1は色文字エツジに適応される。
DGAM=2の場合はDGAM=1のjの値をさらに大きいk
としたものであり、さらに文字エツジがシヤープに記録
される。しかし、入力と出力の直線性が崩れて来るの
で、色調が保障されなくなる。そのためDGAM=2は中間
彩度文字エツジに適応される。
DGAM=3の場合はkよりさらに大きい値のlを用いた
特性であり、シヤープさをより求められる黒文字エツジ
に適応される。
このガンマ切換信号DGAMはガンマ切換信号発生部110
からGAM信号をライン遅延121にて1ラインと1クロツク
遅延されたものである。ガンマ切換信号発生部110は第3
5図に示すようにROMで構成されており色判定信号,文字
エツジ判定信号をアドレスとして入力してGAM信号をデ
ータとして出力する。ROMテーブルの内容を第36図に示
す。前述のように黒文字エツジ部(EDGE=1,BL1=1)
はGAM=3となり中間彩度文字エツジ部(EDGE=1,UNK=
1)はGAM=2となるが、いずれの場合も色ズレによっ
てBL1=1もしくはUNK=1となったことを示すCAN1信号
があった場合には文字エツジを強調しないようにGAM=
0とする。
〔PWN変調部〕
ガンマ変換されたVIDEO信号はPWM変調部119にてパル
ス巾信号に変換される。そして、そのパルス巾変調され
た信号でレーザ213の点灯時間を制御することで、階調
濃度表現のあるコピー出力406を得る。
第37図に該変調部に用いられるPWM変調回路の詳細を
示す。
VIDEO信号はD/A変換部3701にてアナログ画信号AVにな
る。VIDEO信号に同期した画信号CLK及びその倍の周波数
のスクリンクロツクCLK4はトグルフリツプフロツプ370
2,3703にてHSYNCに同期をかけられて1/2に分周され、各
々デユーテイ50%のクロツクCLK4F,CLKFに変換される。
この2つのクロツクは積分器3704,3705にて三角波に変
形された後、アンプ3706,3707にてA/D変換器の出力ダイ
ナミツクレンジに波高調整されて各々アナログコンパレ
ータ3708,3709でAV信号と比較される。これによりAV信
号はPW4とPWの2つのパルス巾変調信号に変換される。
その後セレクタ3710においてDSCR信号によってPW4とPW
の一方が選択されてレーザー駆動信号LDRとなる。
この回路の動作タイミングを第38図に示す。図示の如
くCLK4を1/2に分周したクロツク4Fを積分した三角波TRI
4は画像1画素周期の三角波である。この三角波はD/Aコ
ンバータの全出力レンジに渡って略リニアに変化してい
るのでこの三角波とアナログ画信号AVとを比較すること
によりAV信号は画像1画素区間を1周期としてパルス巾
変調されて、PW4となる。同様にTRIは画素クロツクCLK
を1/2に分周したCLKFで作られているので、このTRIによ
りAV信号は画像二画素区間を1周期としてパルス巾変調
されPWとなる。1画素周期でパルス巾変調されたPW4信
号はクロツクCLKと同一の解像度でプリンタにより記録
される。しかしPW4信号で画像記録を行うと基本濃度単
位が1画素と小さいためプリンタに用いた静電写真プロ
セスの特徴により階調表現が十分とは言えない。
それに対してPW信号は二画素単位で濃度を再現するの
で階調表現は十分であるが記録の解像度がPW4の半分に
なってしまう。
このため本実施例では画像の種類に応じてDSCRを制御
することで、PWとPWを画素毎に切り換える。具体的には
解像度を必要とする黒文字エツジ部及び中間彩度文字エ
ツジ部はPW4を用いる。そして、色文字エツジ部及び非
エツジ部は色調を重視する意味でPWを用いる。ただし、
地図などの細い色文字によって構成される原稿に対して
は色調を犠牲にしても、色文字エツジも解像度重視のPW
4を用いた方がよいことも実験的に確認されている。こ
のPWとPW4を切り換える信号DSCRはスクリン切換信号発
生部111からのSCR信号をライン遅延121にて1ラインと
1クロツク遅延させたものである。スクリン切換信号発
生部111の詳細を第39図に示す。また、細かい色文字もP
W4で記録する場合のスクリン切換信号発生部111の詳細
を第40図に示す。スクリン切換信号発生部111の内部に
はこれら第39図,第40図に示す回路が並列に設けられ、
かかる2つの回路を操作部407から入力されるモードに
応じて切り換える。これによって第38図のDSCRは、黒も
しくは中間彩度文字エツジ部(第40図では色文字エツジ
部も)に相当する部分がLOWとなり、この区間だけPW4が
LDR信号として出力される。なおこの際文字エツジ部と
判定されても色ズレを有する文字エツジ部(CAN1=1)
の場合は色ズレが強調されることによる記録画像の品位
の低下を防ぐためにPW4信号を用いないようになってい
る。
以上の処理によって生成されたレーザ駆動信号LDRを
第2図のプリンタ201に供給する。そしてこの信号に応
じて、1画素単位に半導体レーザ213をパルス巾変調駆
動し、その結果をレーザ光を感光ドラム217上をライン
走査させる。
その結果、プリンタ201から出力される記録画像は第4
5−1図〜45−6図のようになる。
第45−1図から第45−6図の原画は、第24−1図から
第24−6図の各種文字と同一のものである。第45−1図
は黒文字画像である。文字周辺部で判定されたEDGE信号
と文字全体で判定されるBL7信号によって、記録画は図
示のように、エツジ部Sと非エツジ部Pとで、別々の処
理が施される。
エツジ部Sでは黒強いエツジ部であるので第26図に示
したように、黒トナーのみが濃度信号M2で記録される。
さらに、第32図に示した強いエツジ強調がかけられる。
さらに第34図に示した、DGAM=3のガンマ変換特性が
用いられる。これにより黒文字エツジ部は黒トナー単色
が強いエツジ強調と傾きが急峻なガンマ特性により2値
画像に近いシヤープな画像で記録される。またS部では
第37図に示したDSCR信号がLowとなるため1画素周期のP
WM変調信号PW4でレーザが駆動され、このため1画素毎
の高解像な記録画像が得られる。
これに対して非エツジ部PではUCR/マスキング色処理
を施されたV2信号によって、Y,M,C,BKの4色の現像材で
記録され、さらに、エツジ強調もかけられず、ガンマ変
換特性もDGAM=0のリニアなガンマ変換特性が用いられ
るため原稿に忠実な色調及び階調による記録が行われ
る。またP部ではDSCR信号がHighとなるため2画素周期
のPWM変信号PWでレーザが駆動される。この結果プリン
タでは2画素毎に濃度を表現するために、高階調な記録
画像が得られる。
DSCR信号で、レーザ駆動信号が2画素毎のパルス巾変
調信号PWと1画素毎のパルス巾変調信号PW4が切り換え
た結果の記録画像を第46−1図,46−2図に示す。第46
−1図の記録画像のa′部(原画のa部に対応する)を
拡大したものが第46−2図である。
ここで斜線分は4601に示す1画素単位のパル巾変調信
号で記録された部分であり。ベタ部は4602に示す2画素
単位のパルス巾変調信号で記録された部分である。レー
ザー光がa′断面図を走査する際、文字のエツジ部に対
応したSCR信号が発生するため図示のように、文字外周
部は1画素単位のパルス巾変調信号で記録されている。
この結果、文字外周部はギザツキの少ない原稿に忠実な
シヤープな記録画像となる。
第45−2図は色文字原稿に対する記録画像を示してい
る。色文字記録画像にエツジ部uは第26図(e)で示す
ようにM,C,Y,BKの各現像色ともマスキング、UCRされた
色信号V2を、弱いエツジ強調をかけて、さらにDGAM=1
の少し立ったガンマ変換特性でややシヤープさを改善す
る。そして2画素周期のパルス巾変調信号でレーザを駆
動するため文字エツジのシヤープさは劣るものの色調
(階調)は忠実に再現される。
また非エツジ部Pは第45−1図と同様である。第45−
3図及び第45−4図の記録画像のエツジ部tは、中間彩
度判定のエツジ部である。この部分は第26図(c)に示
すようにM,C,Yの現像色はV2信号を半分だけ用い、BK現
像色はV2信号とM2信号を各々半分ずつ加算した信号を用
いる。
この信号に対して弱いエツジ強調をかける。さらにガ
ンマ変換特性としてはDGAM=2の特性を用いるため黒文
字エツジではないまでも比較的文字エツジの信号変化を
急俊にしている。そして、レーザ駆動信号はBK現像材を
用いる時だけt部を1画素単位のパルス巾変調信号を用
いる。
また、Y,M,Cの現像材を2画素単位のパルス巾変調信
号で記録することでエツジ部の色味を保つようにしてい
る。
これによりY,M,Cの現像材で中間彩度のt部の色味を
再現し、BKの現像材で文字エツジのシヤープさを実現し
ている。
第45−5図及び第45−6図は色文字周辺部に色ズレに
よって中間彩度成分や黒成分が発生したものである。こ
の場合はCAN1信号によって第45−1から第45−4図に説
明したエツジ部の処理が全てキヤンセルされる。これに
より、色ズレ成分が強調されて記録することを防いでい
る。
ATLAS信号が1でコピーされると、微小な濃度変化で
も第45図のEDGE信号が発生する。そのため薄い文字や色
地中の文字でも、第45−1図〜第45−4図に示すように
黒文字,色文字,中間彩度文字それぞれがシヤープに記
録される。したがって、めりはりのきいた画像を得るこ
とが出来る。
次に、第6図に示した操作部入力に応じて制御部401
がATLAS信号及びSEG信号を変化させる制御動作を以下に
説明する。
〔地図モード/標準モード〕
前述したように、地図モードは細かい文字や濃度の薄
い文字を文字エツジとして判定し易くしたモードであ
る。このモードを選択することで制御部はATLAS信号を
1とする。
その結果文字エツジ判定部107は第18−7図,第20−
2図において説明したように、白から黒までの全濃度範
囲に渡って微小な濃度変化を検出するようになる。この
地図モードを選択するために、オペレータは第6図613
のイメージ・クリエイシヨンキーを押す。(第47図470
2)。すると、制御部401は第47図に示すように液晶表示
部の表示を4701の標準画面から4703のイメージ・クリエ
イシヨンモード設定画面に切り換える。
4701において4713は複写倍率を表示し、4714は記録用
紙サイズを表示し、4715はコピー設定枚数を表示してい
る。
4704においてオペレータが608の▲[▼]▼キーを1
回押す毎にカーソル4712は1段ずつ下に下がる。キー60
8が3回押されると、表示画面を4705に切り換え、さら
にキー608が2回合計5回押されると、カーソル4712を
地図モードの設定箇所に移動する。
ここでOFF表示を明下地に暗表示し、ON表示を暗下地
に明表示しており、地図モードがOFF状態(設定されて
いない状態)であることを示している。
ここで4707のように▲[OK]▼キー611が押されると
制御部401は地図モード=OFFを識別してATLAS信号を0
として4711のように標準画面に表示を戻す。
4705において▲[]▼キー610が押されると制御部4
01は4708に示すように、地図モードのOFF表示を暗下地
に明表示し、ON表示を明下地に暗表示し、地図モードを
ON状態(設定された状態)であることを示す。
ここで4709のように▲[OK]▼キー611が押されると
制御部401は地図モード=ONを識別してATLAS信号を1と
して4711の標準画面に表示を戻す。
4708において▲[]▼キー609が押されると制御部4
01は表示を4705の状態に戻し、地図モードがOFF状態に
戻されたことを示す。画面4711においてコピースタート
キー602が押されると制御部401は上記のように設定した
ATLAS信号でコピー動作を行う。表示状態4705,4708の各
状態でコピースタートキー602が押されると、制御部401
は上述の地図モードの表示状態に応じてATCAS信号を変
化させるとともに表示画面を4711に戻し、その後コピー
動作を開始する。
〔SEG信号の制御〕
次に第6図の操作部のキー入力に応じて、制御部401
が文字エツジ判定部107に対するSEG信号を制御する動作
を第48図を用いて説明する。
4801の標準画面において4802のようにアスタリスクキ
ー612が押されると、制御部401は液晶表示部の表示を48
03の*モード設定画面に変更する。
ここで、文字/写真分離レベル6を選択すべくオペレ
ータが例えば▲[▼]▼キーを5回押すと、制御部401
は表示を4805にし、カーソル4815を文字/写真分離レベ
ル位置に表示する。ここでオペレータが▲[*]▼キー
612もしくは▲[OK]▼キー611を押すと文字写真分離レ
ベルを設定する画面4807に表示を変える。
文字/写真分離レベルは図示ように9段階に分かれて
おり、各表示位置が各々SEG信号値に対応している。一
番左の位置ではSEG=0となりカーソル4816の位置に右
にシフトするにつれ対応するSEG信号値も1つずつ増加
し、カーソルが一番右に来るとSEG=8となる。4807の
表示状態ではSEG=4である。4808のように▲[]▼
キー609が2回押されると制御部401は表示を4809のよう
にし、SEG=2を認識する。
4807において4810のように▲[]▼キー610が3回
押されると表示を4811のようにし、SEG=7を認識す
る。
4809,4811の各表示状態において4812,4813のように▲
[OK]▼キーが押されると制御部401はSEG信号値を出力
し、表示を4814に戻す。4807,4809,4811の各表示状態で
コピースタートキー602が押された場合も、制御部401は
SEG信号値を出力し、画面4814に戻してコピー動作を開
始する。
ATLAS=0の場合はSEG信号値を大きくすると第18−6
図のように網点エリア判定部の網点判定スライスレベル
T4が小さくなり少しの網点特徴信号DOT0でも網点判定
し、第20−2図に示すようにエツジとして抽出されスラ
イスレベルT1,T2,T3が大きくなり文字エツジが抽出され
にくくなる。その結果記録画像中の文字エツジとしてシ
ヤープに記録される箇所が減少し、全体的にソフトな写
真を記録するに適した処理が行われる。(写真優先)逆
にSEG信号値を小さくすると、T4が大きくなり、網点信
号DOTが発生しにくくなり、T1,T2,T3が小さくなるため
文字エツジが抽出されやすくなる。その結果記録画像中
の文字エツジとしてシヤープに記録される箇所が増加
し、微細な文字情報もシヤープに記録される。(文字優
先) ATLAS=1の場合(地図モードON)も、SEG信号の大小
に応じてT1,T2,T3はATLAS=0の場合と同様の傾向で変
化する。そのためSEGを大きくすると写真優先となり、S
EGを小さくすると文字優先となる。
ATLAS=1の場合、第18−1図に示したようにDOT信号
が無視され、さらに第20−2図に示す様にATLAS=0に
比べてT1、T2、T3の各値とも約半分以下になっているた
めさらに微細な文字や第18−7図の回路のための色地中
の文字も抽出されている。
以上の説明において、カラー画信号の輝度信号として
Gの色分解信号を用いている。しかし、本明細にて説明
している文字エツジ抽出手段はカラー読取信号のみに限
定されるものではなく、フアクシミリ等の色分解を行わ
ない白黒原稿読取装置の読取り信号にも適応可能であ
る。
〔第2の実施例〕 前述の文字エツジ判定部107では、注目画素の前後の
画素のレベル差によって文字エツジを検出している。
しかし、第2図に示した原稿画像結像レンズ209の設
定位置のズレによりCCD210に結像される光学画像にボケ
を生ずる。このボケのために同一の文字原稿を文字エツ
ジとして検出出来る場合と出来ない場合が生ずる。
第49図(a)に示すような0.2mm程度のピツチで黒,
白を繰り返す原稿に対して本実施例で用いている結像レ
ンズのベストピント状態においてGのCCD出力で85%程
度のMTFを持つ(図(b))。量産時のバラツキを見る
とこのMTFの平均値は約55%となる(図(c))。
さらにボケによるMTFの最悪値は約40%にもなる
(d)。
本実施例では原稿を1inch25.5mm当り400dotで分解し
ているため、0.2mmは約3画素に相当する。すなわち、
第49図(a)の原稿の白と黒のピツチも約3画素であ
る。
一方、本実施例での文字エツジ検出も、第19図に示す
ように、注目画素の左右、上下、ななめの画素のレベル
差を見るため約2画素の距離でのレベル差を検出してい
ることになる。
本実施例ではサンプリングの定理でぎりぎり分解出来
る。2画素周期より少し粗い3画素周期の原稿を用い、
その原稿でのG信号のMTF値により第20−2図に示した
エツジ検出のスライスレベルT1,T2,T3及び第18−6図の
網点エリア判定スライスレベルT4を可変としている。
第49図(a)の原稿は、濃度で2.0の黒であるが、実
際の原稿では例えば濃度0.2の黒情報で記録される文字
もありその場合黒レベルは170程度となり黒と白のレン
ジは85レベルとなり、濃度2.0の黒情報の場合の1/3とな
る。濃度0.2の黒情報を文字として判定するため、測定
によって求めた振幅値Wの1/3の値を、第48図4807の文
字/写真分離レベルのセンター値になるように制御部40
1はSEG信号を発生させる。
MTF55%の場合はW=145であるのでT1=1/3WでATLAS
=0においてT1=48に一番近いSEG=6を文字/写真分
離レベルのセンター値として対応させる。
MTF85%の場合はW=215であるので、T1=71となる。
そこでT1=71に一番近いT1=80に対応するSEG=8を文
字/写真分離レベルのセンタ値に対応させる。
MTF=40%の場合はW=105となりT1=35なのでSEG=
4を文字/写真分離レベルのセンタに対応させる。
本実施例では文字/写真分離レベルのセンタ値に対応
するSEG値をSEG=4からSEG=8の5段階に限定し、そ
の各々をCENTER=0からCENTER=4の5段階のCENTER値
を対応させている。
第52図にCENTER値が0から4の場合に、第48図4807の
文字/写真分離レベルの表示目盛に対応して制御部401
が選択するSEG値を示す。ここで文字/写真分離レベル
1は表示の左端を示し文字優先となる。レベル9は表示
目盛の右端を示し写真優先となる。
第53図に工場やサービスマンによるCENTER値の入力フ
ローを示す。
本実施例において5301,5302,5303は操作者により測定
・計算されるものであるが、自動的になし得る様にして
もよい。
オペレータはテンキー604及びアスタリスクキー612を
入力して文字/写真分離レベルセンタ値入力モードに入
る。このモード入力を認識して制御部は401は5305の表
示を液晶表示部601に表示する。オペレータは5306にお
いて計算したCENTER値を入力する(図では2を入力した
場合で示す)。制御部はこのテンキー入力によるCENTER
値を認識し5307のように表示する。
オペレータの▲[OK]▼キー611入力によりこのCENTE
R値を図示しない不揮発メモリに記憶する。通常のコピ
ー動作では制御部401は第52図のCENTER値により文字/
写真分離レベル入力に対応したSEG値を選びこのSEG値を
T4発生器1830とT1,T2,T3発生器2023に発生する。
なお、第2の実施例の構成は第1の実施例の構成とほ
ぼ同一であり、1830のテーブルの値が第51図のように、
2023のテーブルの内容が第50図のようになっていること
が異なるだけである。第50図においてATLAS=1の場合
のT1〜T3値はATLAS=0の場合の半分以上となるように
実験的に決めた値である。
第51図のT4値は第1の実施例における同一SEG値でのT
1,T2,T3,T4の値とほぼ同一となるように決めており、第
1の実施例同様実験的に決めた値である。
このように第2の実施例では光学系のボケに対応して
文字エツジ検出レベルを可変とする手段を設けているた
め光学系のMTFが異なる装置間でも同一の文字エツジ判
定信号EDGEを発生するようになる。
なお、本発明は第1図の構成においてG信号の1ライ
ン信号を記憶するメモリを付加し、さらに人間が原稿台
に第49図(a)の原稿を載置したことを制御401に識別
させる手段を付加し、上記メモリに原稿によるG信号を
記憶させ、制御部401においてこの信号値の最大値と最
小値を用いて第5図のCENTER値を自動的に設定させるこ
とも含むものである。
以上説明したように本実施例によれば、文字エツジの
判定レベルを可変とする手段を設けることにより写真原
稿を文字原稿と誤判定することによる写真記録画像中の
濃度の不連続やシヤープな高濃度ドツトの発生を抑える
ことが可能となる。
また薄い文字情報や細かい文字情報もクリアに記録す
ることが可能となる。
また、地図等の色地中の文字や、網点中の文字もクリ
アに記録することが可能となる。
また、装置間の原稿読取結像レンズのMTFのバラツキ
による文字エツジの判定の不均一性を補償することが可
能となる等の効果がある。
〔第3の実施例〕 第1の実施例における文字エツジ判定部107でEDGEと
して判定されなかった領域には、第19図1903に示すよう
な網点原稿も含まれる。この網点原稿をCCDで画素単位
に読むと、CCDの画素の規則性と、網点原稿の規則性に
よりモアレ塙が発生してしまう。これを防ぐために、本
実施例では文字エツジとして判定されなかった原稿領域
(網点の可能性の高い領域)に対してはFILTER回路117
においてスムージングをかけるように構成している。ス
ムージングフイルタとしては第41図に示すような注目画
素1/2倍してその周辺の4画素に対しては1/8倍して、そ
れぞれを加算する平滑フイルタを用いている。
第42図に本実施例におけるFILTER回路117の詳細を示
す。
ここでは、セレクタ3020のA入力に接続され、第32図
(c)の条件で選択される注目画素V43の代りに、第41
図で示した平滑フイルタを通したSMG信号を選択するよ
うにしている。
加算器4201,4202,4203において注目画素の周辺の4画
素V41,V42,V44,V46が加算される。その信号に対して加
算器4204によって注目画素V43を4倍した信号V43Fを加
算する。
その結果をビツトシフトタイプの乗算器4205で1/8す
ることで平滑フイルタ信号SMっが得られる。
〔第4の実施例〕 本実施例は第1図のPWM変調部で、1画素周期のパル
ス巾変調信号を用いる現像色をBk(黒)に限定したもの
である。
第1の実施例でも述べたがシヤープな文字エツジが必
要なものは黒文字エツジであり、色文字エツジの場合は
原稿の色調の再現の方が重要である。
一方において第25−1図に示すように黒文字エツジ部
にはM,C,Yのトナーは存在しない。また色文字にはUCR回
路105の働きでBkトナーはほとんど存在しない。また中
間彩度文字エツジ部には第25−2図に示すようにBkトナ
ーもM,C,Yトナーもほどほどに存在する。
以上の特徴を考慮して本実施例では文字エツジ判定部
をBkトナー時に限ってレーザ駆動に1画素周期のパルス
巾変調信号PW4を使用可能としたものである。
これによって、もともと色成分の少ない黒文字エツジ
は第1の実施例と同等のシヤープさが実現出来るし、色
成分の少し含まれた色文字エツジはBk成分のみがシヤー
プに記録され、色成分は階調性が保たれるため色再現性
も保証される。
第43図に本実施例に用いた色処理回路を示す。本回路
は第1図に対応しており、スクリン切換信号発生部4301
にPHASE信号が入力されている。第44図に本実施例にお
けるスクリン切換信号発生部4301の詳細に示す。
ゲート4401にて2bitのPHASE信号が3、すなわち現像
色がBkであることをデコードしている。そしてNANDゲー
ト4402の出力許可信号としている。第44図の他のゲート
部は第40図と同一であり、これにより文字エツジ部でBk
現像色時のみ、SCR信号が0となる。
以上説明したように本発明によれば、原稿の文字エツ
ジ判定と彩度判定を同時に行うことにより色文字部の色
味を保ったまま、無彩色文字部のシヤープさを向上させ
たり、黒文字部の色にごりを除去したり、網点原稿部の
モアレ塙の発生を抑えつつ、文字部のシヤープさを向上
させたり、黒文字部の黒色材量を増やし、明瞭な黒文字
再現が可能になる等の効果がある。
〔第5の実施例〕 第1の実施例において、走査速度ムラや結像倍率誤差
に起因する色文字周辺の色にじみによって中間彩度判定
信号UNKや黒判定信号BLが発生することについて述べ
た。
本発明は、原稿の黒部分や中間彩度部分を見つけ、そ
の部分を記録する際により多くの黒トナーを用いて、黒
もしくは中間彩度の画像をよりシヤープに記録するよう
意図されたものである。
そのため、上記の色にじみによる誤判定で、UNK信号
やBL信号が発生すると、記録画像の色文字縁部に黒トナ
ーが多量に用いられ見ぐるしい画像となってしまう。
これを防ぐために第1の実施例では注目画素周辺に光
量値の小さい色信号(COL)が存在することを検出してC
AN信号を発生させた。
そして、注目画素が中間彩度であったり、黒信号であ
ってもそれは第24−5図や第24図−6図に示すように、
色文字周辺の色にじみによるものだと判定して第26図の
表に示すような処理を行い黒トナーが多量に用いられる
のを防いでいる。
第1の実施例では光量信号の検出にG信号を用いてい
る。しかし、グリーン色の原稿を読み取ったG信号は白
原稿と同様の最大の光量値を示してしまう。そのためグ
リーン文字周辺に発生する色ズレ成分は、G信号におい
てはグリーン文字成分より信号値が小さくなってしま
い、CAN信号が発生しない。その結果、記録画像中のグ
リーン文字の周辺には多量の黒トナーが用いられ、記録
画像が劣化する。
そこで本実施例では光量信号の検出にG信号の代り
に、色味に依存しない光量信号を用いている。
第55図に本実施例におけるCAN信号発生部を示す。
第55図は第1の実施例における第17−1図に対応する
ものである。そして、第17−1図のG信号の代りにND信
号を発生させて、3ラインメモリ1718,1719,1720でND信
号を各1ラインずつ遅延させたG2信号、G3信号、G4信号
を発生させている。このG2,G3,G4の各信号を第1の実施
例と同一の演算部1722に入力して、CAN信号を生成して
いる。
ここでND信号は色味に依存しない原稿の明るさを示す
信号であり、原稿の色分解信号R,G,Bを各々乗算器4501,
4502,4503にて1/3にした後、加算器4504で互いに加える
ことにより生成している。このようにND信号はR,G,Bの
各信号を各々1/3ずつの比率で加え合わせているので全
ての色成分を持つ信号と言える。
このND信号を明るさ信号として用いることで、演算部
1722から送出されるCAN信号を全ての色相の色文字周辺
に発生する色にごりに対して発生することになる。
その結果として第26図の表に示すように、色にごりに
よって発生する中間彩度や黒判定がキヤンセルされて、
色文字周辺に黒トナーが用いられることはなくなる。
〔第6の実施例〕 第56図に色分解信号読み取り時の時にごりが2画素に
及んだ例を示す。図では色文字の外縁に読み取り時の色
ズレに起因した黒信号が1画素分発生している。そして
さらにその外縁にわずかな色ズレ成分により中間彩度が
発生している。
第1,第2図の実施例では色判定信号COLが発生する画
素の周辺1画素では中間彩度判定や黒判定を取り消すCA
N信号を発生することが出来る。しかしながら、第56図
に示しているCOL信号の2画素外側のUNK信号はCAN信号
が発生しないため残ってしまう。その結果、黒判定信号
BLが発生する部分はCAN信号も発生するため第26図に示
すようにM,C,Yの現像色でもBkの現像色でもUCR/Mask回
路105で生成される色信号V2で記録される。それに対し
て中間彩度信号UNKが発生する部分はCAN信号が発生しな
いため、第26図に示すようにM,C,Yの現像色ではUCR/Mas
k回路105で生成される色信号V2の半分のみが用いられ、
Bkの現像色に濃度信号M2が加わる。その結果、内縁部の
黒判定部より外縁部の中間彩度判定部の方がより多量の
Bkトナーが用いられる場合も発生し、その場合色文字の
2ドツト周辺に黒い縁どりの存在する記録画像が形成さ
れることになる。
そこで第6の実施例では上記の色判定信号の2ドツト
周辺に発生するBL信号、UNK信号を取り消すCAN信号を生
成するように構成したものである。その構成図を第51図
に示す。
この図は第1の実施例での第17−3図の代りとなる図
である。第5の実施例と同様にR信号とG信号とB信号
の平均値であるND1信号が加算器4504から出力される。
この光量信号ND1をラインメモリ4701,4702,4703,4704に
よって1ラインずつ遅延させて5ライン分の光量信号ND
1,ND2,ND3,ND4,ND5を得る。この光量信号は演算部4705
に入力される。また、この時同時に各光量信号に対応し
た5ラインの色判定信号COL1,COL2,COL3,COL4,COL5が演
算部4705に入力される。
第58図に演算部4705の詳細を示す。
5ライン分の光量信号ND1,ND2,ND3,ND4,ND5及び色判
定信号COL1,COL2,COL3,COL4,COL5は各々フリツプフロツ
プ4801〜4812によって最大4クロツク遅延される。ここ
で注目画素はND33及びCOL33となる。まず、第17−2図
同様にコンパレータ4813,4814,4815,4816及びANDゲート
4817,4818,4819,4820によって注目画素の周辺に注目画
素より光量が少なく(濃度が高く)色判定された画素が
あるか判定する。これにより注目画素の1画素周辺のチ
エツクは終わる。
次に、コンパレータ4812,4822,4823,4824及びANDゲー
ト4825,4826,4827,4828により注目画素の1画素外側の
画素のさらに1画素外側に、光量値が少なく、色判定さ
れた画素があるか判定する。これは注目画素の外側に色
ズレの特徴を有する2画素が存在していることを判定し
ている。
さらに、注目画素とその1画素周辺の画素の光量レベ
ルを比較し、注目画素の方が光量値が大きい(濃度が低
い)ということになれば、注目画素は2画素外側の色判
定画素の影響で誤判定している可能性のある画素という
ことになる。
これを見るために、ANDゲート4825〜4848の出力と、
コンパレータ4813〜4816の出力はANDゲート4818〜4832
によって一致を取られる。
例えば注目画素の1画素上方の画素ND23とさらに1画
素上方の画素ND13はコンパレータ4821で大小を比較され
る。もしND13の方がND23より光量値が少なく(濃度が高
く)、ND13が色判定画素(COL13=1)であれば、ND23
は色画素ND13の色ズレ画素となりANDゲート4825は1を
出力する。
加えてND23の方が注目画素ND33より光量値が少なけれ
ば、注目画素ND33は色画素ND13の2画素外側の色ズレ画
素ということになりANDゲート4829は1を出力する。
このように注目画素の1画素外側に濃度の高い色画素
が存在していることを示すANDゲート4817〜4820の出力
と、2画素外側の濃度の高い色画素が存在していること
を示すANDゲート4829〜4832の各出力はORゲート4833〜4
837によって論理和をとられCAN信号として出力される。
このCAN信号は第1図のCAN信号を同等に扱われ、第56
図に示すようにCOL信号の2画素外側のBL信号やUNK信号
をキヤンセルするのに用いられる。
以上説明したように本実施例によれば原稿の色エツジ
部周辺に含まれる色にごり成分と無彩色あるいは中間彩
度の信号とを区別することが可能となる。
これによって画像記録時に無彩色エツジ部は黒トナー
をより多く用いてシヤープに記録することが出来る反
面、色エツジ部には不要の黒トナーを用いることなく、
彩度の高い画像記録が可能となる効果がある。
又、特に本実施例では文字エツジ部へ判別にR,G,Bの
各信号を組み合わせた信号を用いているので例えば緑単
色文字の周辺の黒色のにじみを効果的に防止することが
出来る。
〔第7の実施例〕 第42図に示す実施例においては、文字エツジ領域以外
の全ての領域においてスムージング処理を行っていた。
スムージング処理においては、網点のモアレを軽減でき
るという利点があるが、画像の鮮鋭度を損なうという欠
点もある。
第7の実施例はこの欠点を改善するもので、第59図の
様に、文字判定部107よりフイルタ制御信号発生部107に
向けて、文字エツジ領域信号EDGEと共に、網点領域信号
DOT1を送り、第60図第61図に示すとおりに、4つの領域
に分けFiL(0),FiL(1)を生成する。尚第57図,第5
8図は夫々第31図,第32図の変形例である。フイルタ117
は、第62図に示すとおり、4通りの特性をもち、網点の
みをスムージングすることで、網点以外で画像の鮮鋭さ
を失うことを防いでいる。
〔第8の実施例〕 先の実施例においては、黒文字の再現を考慮して文字
エツジのみを黒単色で出力していた。
黒い網点の場合においても、黒単色で出力することに
より黒い網点の色味(=グレーバランス)を忠実に再現
する方法も考えられる。そのとき乗算係数について第60
図に示す。すなわち、第26図における実施例に対し、
(i)で示す様にDOT=“1"かつBL1=“1"のときに黒単
色で出力することにより、黒い文字及び黒い網点画像も
黒単色で出力することができる。
以上説明した実施例においてはカラー複写機を例にと
って本発明について説明したが、本発明はかかるカラー
複写機に限らず他の装置、例えばスキヤナー単体の装置
であっても適用可能であり、更にはスキヤナー部を有さ
ずに画像処理部単体の装置であってもよい。
又、本実施例においては画像処理を切り換える方法と
して空間フイルタを切り換えたり、γを変えたり、或い
はスクリン(線数)を切り換えたが本発明においてはこ
れらの個々の処理であってもよい。
又、本発明においては電子写真方式のカラープリンタ
を用いたが、これに限らず他のプリンタ例えばサーマル
プリンタ或いはインクジエツトプリンタ、もしくはバブ
ルジエツトプリンタであっても、本発明を適用すること
が出来る。
〔第9の実施例〕 以下に説明する本発明の第9の実施例によれば、例え
ばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブ
ラツク)の各々の現像色におけるシヤープネスを独立に
設定し、M,C,YとBkにおいてそれぞれ適切なシヤープネ
スの値を選ぶことができる様にしたものである。
また、文字シヤープネスと写真シヤープネスを独立に
設定し、文字部と写真部においてそれぞれ適切なシヤー
プネス値を選ぶことができる様にしたものである。
さらに上記問題に鑑み、濃度を有する画像信号中か
ら、注目画素及びその近傍画素中の濃度変化の連続性に
より、文字エツジ領域を検知し、注目画素の周辺に相異
なる方向の濃度変化が存在することで網点を、前記文字
エツジ領域とは別々に検知し、検知された結果と操作者
の意志で選択されたモードにより処理を選択的に切りか
えるものである。
本実施例の全体ブロツク図である第67図は、第1の実
施例の第1図とほぼ共通であり、個々の回路の内容も共
通なものについては説明を省略する。後述する様に、MO
D0,MOD1信号が制御部401から乗算係数発生部108、フイ
ルた制御信号発生部109、スクリーン切換信号発生部111
に入力されている点が第1図と異なる。
〔操作部の説明〕
第6図に示した操作部1870の多観の詳細を第64図に示
す。
601はテンキーであり、コピー枚数やズームの倍率等
入力時、0〜9までの数値を入力する為のものである。
602は液晶で表示される表示パネルであり、現在の機
械の設定モードや用紙サイズ、コピー倍率等を操作者に
伝えるためのものである。
603はリセツトキーであり、現在設定されているモー
ドを初期化する為のキーである。例えば、誤操作により
所望の設定が行えなかったときに用いる。
604はクリア/ストツプキーであり、機械が作動中は
動作をストツプし、機械が作動中でないときは枚数等テ
ンキーで設定された数値をクリアするときに用いる。
605はコピースタートキーであり、コピー動作をスタ
ートする場合に用いる。
606は用紙のサイズを選択し、選択された用紙のサイ
ズ(例えばA4)は表示パネル602に表示される。
607は濃度キーであり、コピーの濃度をうすいものか
ら濃いものへ調整するためのキーであり、608は9個のL
EDにより現在の濃度レベルを表示する。
609は原稿種類モードの選択キーであり、原稿の種類
に応じて文字モード、写真モード、文字/写真モードの
選択を行うものである。
610はLEDであり、それぞれ文字モード、写真モード、
文字/写真モードが選択されていることを示すもので、
3つのうち1つのみが点燈する。
611はコントロールキーであり、OKキー612、上矢印
(▲[△]▼)キー613、下矢印(▲[▽]▼)キー61
4、右矢印(▲[]▼)キー615、左矢印(▲[]
▼)キー616より構成され、表示パネル602においてカー
ソルを移動し、各モードを設定する場合に用いる。
617はイメージクリエイトキーであり、画像を加工し
て出力したい場合や、種々の画像処理条件を調整する場
合に用いる。
618はアスタリスクキーであり、用紙の大きさに合わ
せて倍率をきめたり、後述のようにコピーモードを登録
するときに用いる。
619はカラーモードキーであり、4色カラー(Y,M,C,B
k印字)、3色カラー(Y,M,C印字)、モノカラーなどの
カラーモードを指定する。
620はカラー選択キーであり、ACS(白黒/カラー自動
認識)モード、ブラツク(白黒印字)モード、フルカラ
ーモードのいずれかを選択する。
621はカラー選択表示部であり、カラー選択キーで設
定したカラーモードのランプが点燈する。
622はエリア指定キーであり、エデイタ等の領域指定
手段を用いてエリア指定を行うときに使用する。
〔シヤープネスについて〕
本実施例においては、原稿に対して文字部及び写真部
を自動的に判別し、又はマニユアルで設定し、その各々
に独立に画像の鮮鋭さやなめらかさを指定することがで
きる。その機能をそれぞれ以下、「文字シヤープネス」
「写真シヤープネス」と呼び、指定方法と表示パネルの
変遷を第65図に示す。具体的には「鋭さ」はエツジ強調
により、「なめらかさ」はスムージングにより得ること
ができる。
701は標準画面であり、通常表示パネル602にはこの状
態が表示されている。
ここでイメージクリエイトキー617が押されると、イ
メージクリエイトとしての種々の機能が表示される。そ
こで、▲[▽]▼キー614を2回押下すると、画面中の
カーソルが順次下に降り、703の様に文字シヤープネス
の行にカーソルが移り、文字シヤープネスを指定するこ
とができる。即ち、この状態で▲[]▼キー615及び
▲[]▼キー616を押すことにより、文字シヤープネ
スを弱(1)〜強(5)まで5段階に指定することがで
きる。
例えば703の状態は文字シヤープネスが中央(3)値
であるが、▲[]▼キーを押下することにより704の
状態になり、文字シヤープネスは(4)となり、この状
態で▲[]▼キーを押すと703に戻る。
703又は704の状態で▲[▽]▼キーを押すと、カーソ
ルは写真シヤープネスの行に移り、文字シヤープネスと
同様に▲[]▼キーと▲[]▼キーにより写真シヤ
ープネスを指定することができる。(705,706)。
703,704,705,706の各場合において▲[OK]▼キー612
を押すと標準画面701に戻る。
〔原稿モードの説明〕
第66図に各原稿モードを示す。
まず、文字モードにおいては、文字原稿をくっきりと
コピーすることに主眼を置き、写真モードは写真(網点
を含む)をリアルに再現するために原稿の色及び階調性
を重視する。
文字/写真モードにおいては、文字及び写真(網点を
含む)まじりの原稿において、文字と写真を分離して文
字はくっきりと、写真はリアルに再現する。
ここで、ほとんどの原稿においては、文字/写真モー
ドにおいてコピーをすれば、写真部分はリアルに、文字
部分はくっきりとコピーされて問題はないが、一部の原
稿においては、例えば細かく、かつこみいった文字等
においては文字エツジを捉えにくくなり、文字エツジを
写真(網点)の一部として認識してしまい、くつきりと
再現できないことがある。
一方、写真中に鮮鋭なエツジ部分があった場合には
文字として認識され、不自然にエツジ強調され、見苦し
くなってしまうことがある。
更に地図の様に、背景が網点中に文字が抽かれてい
る場合には、網点画像として検知されて文字を鮮明にコ
ピーできない恐れがある。
そこでのような弊害に対しては、文字モードでコピ
ーすることで対応し、全て文字シヤープネスが適応さ
れ、のような弊害に対しては、写真モードで対応し、
全て写真シヤープネスが適応される。のような弊害に
対しては、上述のような地図モードで対応することがで
きる。原稿に応じて、原稿種類モードを選ぶことで、よ
り好ましいコピーをとることができる。
第68図に本実施例におけるエツジ領域判定手段1103
(第11図)のブロツク図を示す。
第68図において、1801は濃度変化点検出部であり、18
02は濃度変化の連続性及び網点抽出手段であり、18021
は抽出された網点信号を領域判定する部分であり、1802
2は、1802で検出された連続した濃度変化と10821で検出
された網点領域により最終的に文字エツジ領域信号EDGE
を形成する部分である。
更に1871は、第1図の制御部の中のCPUであり、操作
部1870(第1図407)による操作者の指示に基づき、第6
6図に示す様なモード切換信号MOD0,MOD1を発生し、各原
稿の種類モードに応じて乗算係数発生部108、フイルタ
制御信号発生部109、スクリーン切換信号発生部111にMO
D0,MOD1を送る。
またCPU1871は各モードに応じて最適に定められた、
しきい値データT1,T2,T3を濃度変化点検出部1801に送
る。
濃度変化点検出部1801の構成を示したのが第69図であ
る。第69図の構成と作用は大略第20−1図と同様であ
る。本実施例においては第20−1図において、ATLUS信
号、SEG信号をアドレスとしてデータT1,T2,T3を出力す
るROMテーブルのかわりに第60図ではCPU1871より直接
T1,T2,T3データがレジスタ2023,2024,2025にそれぞれセ
ツトされる点が第1の実施例と異なる。
ここでCPU1801は原稿種類モードに応じて文字モー
ド、写真モード、文字/写真モードのそれぞれに最適な
しきい値データ(T1,T2,T3)の組み合わせをレジスタ20
23,2024,2025にセツトする。
このようにして、各モードにおける適切なAK1〜AK8信
号が濃度変化点検出部1801より出力される。即ち、T1,T
2,T3の値を変化させることにより、文字エツジ検出の強
さ、つまり文字をとらえる度合いを変化させることがで
きる。
上記AK1〜AK8は濃度変化連続検出、網点検出部1802を
経てEDGE0信号、DOT0信号が生成される。それぞれの信
号はエツジ判定部18022、網点信号領域処理部18021に入
力される。DOT0信号は18021でDOT1信号に変換される。
この点は上述の実施例1の場合と同様である。
第70図にEDGE信号形成部18022(第68図)を示す。
1841,1842はラインメモリであり、合わせて2ライン
の遅延をEDGE0に与え、DOT1と副走査2ライン分の周期
合わせが行われる。1843はフリツプフロツプにより構成
され、EDGE0とDOT1の主走査の周期合わせが行われ、EDG
E0′とDOT1′が出力される。
1844はインバータ、1845はORゲート、1846はANDゲー
トである。ここでATLAS信号はCPU1871より送られ、地図
モードであることを示すものである。
ATLAS=0のとき、すなわち地図モードでないとき
は、DOT1信号がインバータ1844で反転され、1846でEDGE
0′信号とANDゲートがとられる。すなわち、エツジであ
り(EDGE0′=1)かつ網点でない(DOT1′=0)の場
合、エツジと判断される(EDGE=1)。
これに対しATLAS=1のとき、すなわち地図モードの
場合には1845が常にHighとなり、ANDゲート1846にはEDG
E0′しかきかなくなり、網点信号DOT1′の影響がなくな
る。
すなわち、地図モードの場合(ATLAS=1)には文字
部判定において網点検出の効果を除去するので、地図の
ように色地に細かい文字がある場合でも文字を網点と誤
判定することなく、鮮明な文字を再生することができ
る。
かかる地図モードは網点検出の効果を除去して文字検
出処理を行うものなので、文字を判定する文字モード、
文字/写真モードで有効なものとなる。
以上で文字エツジで判定部107の説明が終了する。
〔乗算係数発生部〕
乗算係数発生部108は第71図に示す様に、ROM2701及び
アンドゲート2702、ナンバゲート2703、インバータ2704
より構成される。
まずゲート回路2704.2703,2702によりEDGE′=EDGE
(MOD1 MOD0)なる論理式でEDGE′信号が生成される。
すなわち、EDGE′信号は(文字モード又は文字/写真モ
ード)で、かつ、EDGE=1のときに1となる信号であ
る。言い換えると写真モードのときは常にEDGE′=0と
なり、それ以外のときは文字エツジのところでEDGE′=
1となる。
ROM2701には、BL1,UNK1,COL1,CAN1及びEDGE′の4つ
の判定信号及び、現在M,C,Y,Bkのうちどのトナーで現像
しているかを示すPHASE信号をアドレスに入力し、それ
ぞれに対応する各3ビツトづつの2つのゲイン信号GAIN
1,GAIN2信号をデータとして出力する。
〔空間フイルタ〕
次に本実施例で用いる空間フイルタについて説明す
る。
空間フイルタ117は、入力される画信号に対し、当該
画素を中心に周辺画素に対し重み係数をかけ合わせたも
のを加算(すなわち係数行列とのコンボリユーシヨン演
算)を行うことによって、文字をくっきり表現する様な
エツジ強調や高周波ノイズの除却や、網点画像における
モアレを除却する様なスムージングを行うことができ
る。
本実施例における空間フイルタにおいては、第72図
(a)に示す様に、当該注目Xi,j(i:主走査方向画素
数、j:副走査方向ライン数)を中心に5×5のウインド
ウ内において、○印でかこんだ7画素についてコンボリ
ユーシヨン演算が可能である。
その係数マトリクスを第72図(b)に示すが、R0〜R3
までの4種類の係数が独立に設定できる。
すなわち、 (出力)=R0×(Xi,j−2+Xi,j+2)+R1×Xi,j +R3×(Xi−1,j+Xi+1,j) +R2×(Xi−2,j+Xi+2,j) なる出力を出力する。
第72図(c)にフイルタ117のブロツク図を示す。入
力画信号V4と後述する制御信号DFILが入力され、処理さ
れた結果V5が出力される。
301,302,303,304はFIFOメモリであり、それぞれ1ラ
インの遅延を与える。
305,306,…,317,318はそれぞれフリツプフロツプであ
り、CLKの立ち上りで入力データがラツチされ、1画素
の遅延が与えられ、第72図(a)で○印に示した演算に
必要な画素が抽出される。
319,320,321,322,323,324は加算器であり、325,326,3
27,328は乗算器であり、空間フイルタリング演算を行
う。
329は係数発生器であり、空間フイルタの係数R0,R1,R
2,R3を発生し、結果として第(1)式で示した演算を行
いV5に出力する。本実施例においては、R0〜R3まで係数
の微調整を可能にしたので、空間フイルタリングによ
り、きめ細かに画像再現を行うことができる。
第72図(d)に、係数発生器329のブロツク図を示
す。
351〜366は16個のレジスタであり、制御部401におい
て予め必要な値として、それぞれR00,R01,…,R33がCPU1
871より書き込まれ保持されている。367,368,369,370は
それぞれ4to1のセレクタである。各々第72図(e)に示
すゲート回路で構成され、第72図(f)に示す様に2bit
のセレクト信号(S(0),S(1))が0,1,2,3のと
き、それぞれ4つの入力の内A,B,C,Dを選択的に出力す
る。
従って、空間フイルタ部においては、注目画素(=当
該画素)と同期して入力されてくるDFIL信号に同期して
係数マトリクスを切り換えることができる。
本実施例においては、フイルターの切換信号DFILに対
して、DFIL=0,1の場合には写真シヤープネス、DFIL=
2,3の場合には文字シヤープネスに対応するフイルタ係
数となる様に、予めレジスタ351〜356に所定の値をセツ
トしておく。本実施例においては、第72図(h)に示さ
れる様な係数マトリクスを得る為に、第72図(g)に示
す値をオペレータが入力し、これによりCPUが設定した
シヤープネスの値に応じた係数の組を各レジスタにセツ
トしておく。シヤープネスはオペレータが操作部1870よ
り所望の値を入力することができ、またこの値は後述の
ように領域指定により複数のエリアに対して異なる値を
設定できる。
第72図(h)は選択可能な空間フイルタの組み合わせ
を示したものである。横方向はDFIL0〜4、縦方向はシ
ヤープネス(本実施例では5段階に設定可能)の強さを
表す。例えばシヤープネス3の所を見てみると、DFIL=
0でスムージングがかかり、DFIL=1でエツジ強調、DF
IL2,3と右へ進むほどエツジ強調の度合いが強くなる。
またDFIL=0の場合を見てみると、シヤープネス1が
最もスムージングが強くシヤープネス2,3となるにした
がってスムージングの度合いが弱くなる。シヤープネス
4はエツジ強調、シヤープネス5は強いエツジに強調が
かかる。
このように、DFILの値、シヤープネスの値が大きいほ
どエツジ強調の度合いが強く(スムージングの度合いが
弱く)なり、DFILの値、シヤープネスの値が小さいほど
スムージングの度合いが強く(エツジ強調の度合いが弱
く)なる。
なお、上述のフイルタ制御信号DFILについては次に説
明する。
〔フイルタ制御信号発生部〕
本実施例の第73図の場合も基本的には第31図と同じ構
成であるが、MODE0,MODE1及びPHASE(0),PHASE(1)
の各信号に応じて、FIL(0),FIL(1)信号を制御し
ている点が異なる。
すなわち、文字モードの場合にはモード信号はMOD0=
0,MOD1=1なのでFIL(0),FIL(1)の値はBL1信号
(黒画像),EDGE信号(エツジ)にかかわらず強制的に
1となり、写真モードの場合にはNOD0=1,MOD1=0なの
でFIL(0),FIL(1)の値は強制的に0になる。また
文字/写真自動判別モードでは、MOD0=MOD1=1なの
で、FIL(0),FIL(1)の値は第31図と同様にCAN1,BL
1,EDGE,UNK1,COLに依存することになる。
即ち、各原稿種類モードにおいて、文字モードのとき
はMOD0=0となり、常にFIL(0)=“1",FIL(1)=
“1"となり、コピー全面において強いエツジ強調をか
け、文字シヤープネスが適応される。
写真モードのときはMOD0=“1"、MOD1=“0"となり、
FIL(0)=“0"又は“0"、FIL(1)=“0"となり、コ
ピー全面において写真シヤープネスが適応される。
文字/写真モードのときは、MOD0=“1"、MOD1=“1"
となり、FIL(0)、FIL(1)が画像域に応じて切り換
わり、写真シヤープネス、文字シヤープネスが画素ごと
に適用される。
また第73図において、PHASE(0)、PHASE(1)が入
力されており、PHASE(0)=PHASE(1)=1の場合、
すなわちBkトナー現象の場合であり、かつFIL(0)=
0となる場合にはFIL(1)信号を常1にしている。こ
れはBk印字の場合には他のY,M,Cの場合よりも、よりエ
ツジ強調をきかせた方が黒画素がくっきりと再現され、
画像がひきしまるからである。
〔フイルタ切換について〕
最初にFIL(0),FIL(1)の値とFILの値の対応を第
74図(b)に示す。
次に第74図(a)にフイルタ切換信号FILと、各原稿
モードのときの適用状態を示す。第74図(a)におい
て、文字モードの場合には、全画像域においてFIL=3
が適用される。
文字/写真モードの場合には、黒文字部(Bk1=1か
つEDGE=1)において、FIL=3が適用され、中間色文
字部(UNK=1かつEDGE=1)においては、FIL=2が適
用され、それ以外の平坦部(EDGE=0)及び有彩部(CO
L1=1かつEDGE=1)においては、Bkトナーで現像する
場合(PHASE(0)=PHASE(1)=1)にはFIL=1
が、C,M又はYトナーで現像する場合にはFIL=0が適用
される。
写真モードの場合には、Bkトナで現像する場合には、
FIL=1が、C,M又はYトナーで現像する場合にはFIL=
0が適用される。
ここで、FIL(DFIL)の値は3,2,1,0の順に鮮鋭度を強
調し、0,1,2,3の順にスムージングの効果を高める処理
を行う。
即ち、FIL=3のフイルタは最も鮮鋭度を必要とされ
る場合に適用され、文字モードの全画像域及び文字/写
真モードの場合の原稿中の黒文字部に適用される。
FIL=2のフイルタは、FIL=3の次に鮮鋭度を必要と
される場合に適用され、文字/写真モードの場合の原稿
中の中間色の文字部に適用される。
文字/写真モードにおける平坦部及び有彩部又は、写
真モードにおける全画領域はFIL=0又はFIL=1が適用
されるがBkのトナーで現像する場合の鮮鋭度をY,M又は
Cのトナーで現像する場合の鮮鋭度よりも強くすること
で、画像全体のメリハリをつけることが可能である為、
Bkトナーで現像する場合にはFIL=1が、Y,M又はCトナ
ーで現像する場合にはFIL=0が適用される。
第74図(a)の備考欄に示すように、FIL=0,FIL=1
の場合は、写真シヤープネスに対応し、前記操作部1870
によりシヤープネスの値を5段階に切り換える場合に、
FIL=0とFIL=1のフイルタの係数はCPU1871により連
動して切り換えられる。また同様にFIL=2,FIL=3は文
字シヤープネスに対応し、連動して切り換えられる。
このように写真シヤープネスと、文字シヤープネスの
2つに分けて2つずつ連動させたのは、FIL=0,1の場合
は大部分が写真画像のと判定された場合であり、またFI
L=2,3の場合は大部分が文字画像と判定された場合なの
で、連動してシヤープネスの強さを変えた方が再生画像
が不自然になるのを防止できる。
なお、このシヤープネスの強さの設定は、FIL=0〜
4についてそれぞれ独立に設定できるようにしてもよい
のは勿論である。特に、文字は極めてシヤープネスを強
くし、写真部は極めてなめらかに再現したい場合には、
このような独立調整が効果的である。
〔スクリーン切換信号発生部〕
第75図はスクリーン切換信号発生部111の内容を示す
回路である。基本的な構成と作用は第39図の場合と同様
であるが、第75図においてはMOD1,MOD2の信号がCPU1871
より送られる点が異なる。
すなわち、第75図に示すORゲート8006、ANDゲート800
1,8002,8003,8005、NORゲート8004の回路により文字モ
ードの場合には、MOD1=1,MOD0=0であり、8001の出力
は0、8002の出力は1、8003の出力は0、8004の出力は
0、8005の出力は常に0となり、常にSCR=0となる。
すなわちPW4で常に印字される。
また、写真モードの場合にはMOD1=0,MOD0=1であ
り、8001の出力は0、8002の出力は0、8003の出力は
1、8004の出力は1、8006の出力は常に1となり、常に
SCR=1となる。すなわちPWで常に印字される。
さらに文字/写真モードの場合には、MOD1=1,MOD0=
1であり、8001の出力は0、8002の出力は0、8003の出
力は0、8004の出力は1となり、BL1,UNK1,CAN1,EDGEに
応じたSCR信号が第39図の場合と同様に発生する。
すなわち、各原稿種類モードにおいて、文字モード
(MOD1=1,MOD0=0)の場合は常にSCR=“0"となり、
常にPW4を選択するようにし、例えば高解像度400dpi(d
ot per inch)で印字される。
また、写真モード(MOD1=0,MOD0=1)の場合は常に
SCR=“1"となり、常にPWを選択し、例えば高階調の200
dpiで印字される。
一方、文字/写真モード(MOD1=1,MOD0=1)のとき
は黒い文字領域において、PW4が選択され、それ以外でP
Wが選択される。
このようにモード信号MOD1,MOD0に応じて印字のため
のレーザードライバーを高解像度と高階調に分けて駆動
する場合の入力信号のイネーブル回路を形成し、画像の
種類に応じた印字を行うことができる。
本実施例において、モードと判定条件、処理条件の組
合わせは、上記具体例に限るものではない。
例えば、第75図において、本実施例における3つのモ
ードに加えて別に地図モードを定義し、MOD0=0,MOD1=
0とするとき(他のモードは上述の実施例に同じとす
る)、地図モードの場合にはBL1,UNK1,CAN1にかかわら
ずEDGE=“1"の場合にSCR=0となりPW4が選択され、地
図特有の文字の鮮鋭さが保たれる。
〔モード設定フロー〕
第76図に本実施例におけるモード設定のフローを示
す。
パワーオン(電源投入)後に4301でモード選択キーが
押された場合、4302において4つの原稿種類モード(文
字、写真、文字/写真、地図)が順次切り換わる。
4303において、コピースタートキーが押された場合、
4304において、4302で最終的に選ばれている原稿種類モ
ードに応じて第42−1図に示す様に、MOD0及びMOD1が設
定され、4305でコピー動作が実行される。
〔処理フロー〕
第77図に本実施例における処理フローを示す。
Power on(電源投入)後に、4301で原稿モードキーが
押された場合には4302で原稿モードが切り換えられ、43
06でシヤープネスが設定された場合、4307でシヤープネ
スの値が設定され保持される。このときシヤープネス設
定は、文字シヤープネスと写真シヤープネスを独立して
別々に設定することができる。
4303でスタートキーが押された場合には、4302におい
て保持されている原稿モードに対応して4304でMOD0,MOD
1が設定され、4307において保持されているシヤープネ
スの値に応じて4308でR00〜R33の値がレジスタにセツト
される。更に、4305においてコピー動作が行われる。
以上説明した様に、本発明の上記実施例によれば、操
作者の意志により選択したモードと、検知された画像判
定結果に従い、画像処理を異ならしめることにより、操
作者の意図する画質を実現することができる。
特に、モード信号に応じて黒文字処理を変更すること
により、写真や文字画像、文字/写真混在画像などに細
かく対応し、各々最適な処理を行うことができる。
なお、モード設定は上述の例に限らず、例えば光沢モ
ードやつや消しモードなど様々なモードを考えることが
できる。またモードに応じて変更する処理も黒文字処理
(文字エツジ検出、網点検出等)に限らず、スクリーン
信号を変更するなど他の様々な画像処理を対象とするこ
とができる。
また、本実施例もデジタルカラー複写機を例として説
明したが、他の様々な画像処理装置に適用できるのは上
述の通りである。
また、本実施例によれば、M,C,YのシヤープネスとBk
のシヤープネスをそれぞれ独立に選択できる様にし、特
にBkのシヤープネスを強くすることで適切な画質が得ら
れるようになる。
すなわち、Bk(黒色)を含む複数の色成分信号の鮮鋭
度を独立に設定可能としたことにより、例えば黒味の効
いた画像とするなど画質の向上を図ることができる。
更に本実施例によれば、文字部のシヤープネスと写真
部のシヤープネスをそれぞれ独立に選択できる様にした
ことにより、即ち、入力画像の種類(例えば文字画像や
写真、文字/写真混合画像など)に応じてその画像の鮮
鋭度を連続的に、かつ独立して設定可能としたことによ
り用途や好みに応じて適切なシヤープネスの画像を得る
ことができる。
なお、シヤープネスの強さの設定は操作部のキー入力
で行うほか、コンピユータと接続した場合にそのキーボ
ードから入力してもよい。
また、設定の幅も本実施例の具体例に限らない。また
空間フイルタの大きさ、形式、係数も自由に変更してよ
い。
次に、文字部又はハーフトーン部であると判別するこ
とが難しい画像については領域指定を行い、指定された
領域について判別手段の制御を行うことによって文字又
はハーフトーン部の判別能力を向上させることが出来る
実施例について説明する。
[操作部及びエデイタ] 第78図に、本実施例の装置の立面図を示す。702は、
原稿押え200と兼用のエデイタである。エデイタ702上に
置かれた原稿703に対し、エリアの対角2点705,706をタ
ツチペン704で指定すると、斜線□部分のエリアを指定
できる。
701はキーと表示部による操作部である。
[エリア指定について] 本実施例においては、最大4つのエリアを指定し、そ
れぞれ独立に原稿モードを選ぶことができる。
第79図にその例を示すが、801(で示す)、802(
で示す)、803(で示す)、804(で示す)4つの領
域とで示すそれ以外の領域に対して、独立に原稿モー
ドを選ぶことができる。ここで丸数字〜はエデイタ
により設定した順と一致し、と,との領域には
重なりがあるが、後から指定した領域を優先とし、第79
図に斜線で示す様〜の4つの領域が、一意的に指定
される。
[原稿モードの指定について] 第79図に示した〜までの領域及び、それ以外の領
域においてそれぞれ独立に原稿モードを指定できる
が、その指定方法についてのべる。
まず、領域については、第6図における原稿モード
キー609を押下することにより、文字モード,文字/写
真モード,写真モードが順次切換わり、610に表示され
る。又原稿モードキー609を押下しない場合には装置の
デフオルトの領域〜についてはエデイターで領域を
指定することにより指定する。このフローを第80図に示
す。
第80図において、901は標準画面であり、エリア指定
キー618を押下すると902の様な画面になる。
ここで、▽キーをおすと、903の様に 部分処理が選択され、904の画面になる。
904の状態で、部分処理の内容が表示され、▽キーを
5回押すとカーソルが、原稿モードのところまで移動し
905の画面となる。ここでキーを順次押下すると文字
モード(905)→文字/写真モード(906)→写真モード
(907)→文字モード(905)→…の様にサイクリツクに
原稿モードが切換わり、キーを押すと逆順に切換わ
る。905,906,907の状態で▽キーを押すと910の画面にな
り地図モードの選択に移る。この状態で、キーとキ
ーで910(地図モードOFF)と911(地図モードON)の切
換えが行われる。
910,911の状態でOKキー612が押下されると、908の画
面となり、この状態で909において、タツチペン704によ
り2点を指定した後にOKキー612を押下することにより
ひとつのエリアが指定され、標準画面901に戻る。
エリアを〜まで4つ指定する場合には、以上の操
作を4回繰り返せばよい。
更に、第79図のに相当する地図モードのON/OFFは第
6図イメージクリエイトキー619を押下した後、▽キー
を何回か押下し、第80図の910の画面にしてからキー
とキーにより切換え、OKキーを押すと標準画面901に
戻る。
更に、文字モード及び、文字/写真モードの際は文字
をよりくっきり出す為に、地図モードを新たに設定でき
る。(第44図) [モード設定フロー] 第81図に、本実施例における原稿モード設定のフロー
を示す。
4306で、第80図に示す様なエリアが設定されると4037
で、エリア内の原稿モードが設定される。
次いで4301でモード選択キーが押された場合、4302に
おいて4つの原稿種類モード(文字,写真,文字/写
真,地図)が順次切換わる。4303において、コピースタ
ートキーが押された場合、4304において、4302で最終的
に選ばれている原稿種類モードに応じて、第42−1図に
示す様にMOD0及び1が設定され4305でコピー動作が実行
される。
[信号の流れ] 次に第82図を用いて本実施例における全体の信号の流
れを示す。第82図は第4図の変形例であり第4図と共通
のものについては同一の番号で示す。
第82図において、406はCPUでありエデイタ702及び操
作部701から前述の方法で、領域と各領域における原稿
モードの入力を得る。
407はアドレス発生回路であり、同期信号に従い、主
走査アドレス(Yアドレス)、副走査アドレス(Xアド
レス)を発生する。408は、エリア信号発生器であり、
原稿スキヤンに同期して第44図に示したMOD0,MOD1,ATRA
S信号を発生し、特徴抽出部403にATRAS信号を色処理信
号制御発生部404にMOD0,MOD1が入力される。
[エリア信号発生部] 第84図に、アドレス発生回路407及びエリア信号発生
部408の詳細を示す。1001及び1002はアツプカウンタで
あり、第85図に示す様な主走査Y,副走査Xの画素に対応
したアドレスを発生する。1003〜1006はウインドコンパ
レータであり、CPUによりあらかじめセツトされた値と
比較され、指定されたエリア内にあるか否かの判定をす
る。
第84図に第83図示の1003〜1006のウインドコンパレー
タの内部を示すが、コンパレータ10101〜10104及びレジ
スタ10105〜10108、アンドゲート10109より残るレジス
タ10105〜10108には、CPUによりあらかじめ指定された
エリアに相当する値がセツトされている。
すなわち、 10105には主走査の上限YU 10106には主走査の下限YL 10107には副走査の上限XU 10108には副走査の下限XL をセツトしておくことで、結果的に、出力は、 XL<X<XU かつ YL<Y<YU のときのみに1となり、矩形のエリア内にあるか否かの
信号を発生する。
第83図において、1003,1004,1005,1006はそれぞれ第7
9図における,,,の各エリア内にあるか否か
の判定をし、 インバータ1008,1009,1010、アンドゲート1011,1012,
1013により、後指定優先の処理が行われ、結果的に、A
4,A3,A2,A1は第79図に示す,,,の各エリアに
対応して“1"となり重複することはない。
更に、1014はCPU直結のレジスタであり、第79図の
,,,,の5つの各エリアにおけるモードに
対応したATRAS,MOD0,MOD1があらかじめセツトされてお
り、インバータ1015〜1018,アンドゲート1019〜1023,OR
ゲート1024により,〜の各エリアに対応するMOD
0,MOD1,ATRAS信号が出力される。
[第82図の他の実施例] 第86図に、第82図示の実施例の他の実施例を示す。
第82図示の実施例においては4つの矩形領域において
の指定であったが、領域の形状および個数はこれに限る
ものではない。
以下説明する第86図の実施例においては任意の形状の
領域を個数にこだわらずに指定できるものである。第86
図において4601はCPUであり、4602はエデイタであり、
操作部4603と共に非矩形のエリア及び、モードを設定で
きる。
その結果をビツトマツプメモリ4605に書込む。
尚、ビツトマツプメモリ4605は深さ方向が3ビツトで
あり、夫々のビツトは前述のMOD0,MOD1,ATRASに対応し
ている。4606は、407と同じアドレス発生部であり、460
3及び4604はセレクタである。尚第46図に示す部分は第8
2図の408,406,701,702に相当する。
CPU4601は、最初、セレクタ4603及び4604をB側にセ
レクトすることで、ビツトマツプメモリ4605を自由にア
クセスできエデイタ4062によって指定された非矩形エリ
アに相当して、ビツトマツプメモリ4605にそのモードMO
D0,MOD1,ATRASを展開して書込む。
次に、CPUは、セレクタ4603及び4604をA側にセレク
トすることで、アドレス発生器4606の発生するアドレス
でビツトマツプメモリ4605をアクセスすることであらか
じめ書込まれているMOD0,MOD1,ATRASを読出することが
できる。
[他の実施例] 第82図,第86図実施例においては、原稿モード(文
字,文字/写真,写真の各モード)及び地図モードを領
域別に指定したが、これらのモードに限るものではな
く、他のパラメータをセットしてもよい。
第87図(a)(b)にかかる実施例について示す。第
87図において第80図と同じ画面は同一の番号で示してあ
る。第87と同様に、地図モードのON/OFFの選択の画面91
0,911において▼キーが押された場合第87図(b)の470
3の画面に移りカーソルが文字シヤープネスに移り、
キーで文字シヤープネスの指定が1つ増え(4703→470
4)キーで文字シヤープネスの指定が1つ減る(4704
→4703)具合に5段階に文字シヤープネスを指定でき
る。
4703又は4704の状態で▽キーを押すと、カーソルは写
真シヤープネスに移り、4703,4704と同様にキーと
キーとで写真シヤープネスが5段階に指定できる。(47
05,4706) 4705,40706の状態で、▽キーが押されると、文字/写
真の分離レベルを設定することができ、キーとキー
とにより9段階に指定できる。(4707,4708) 4703〜4708のいずれの場合においてもOKキーを押すと
第87図(a)908へ移りエリア指定待ちとなる。(以上
の動作をくり返すことによりエリアの個数の制限なく指
定できる。) 尚第79図のの領域においては指定エリア外として通
常の操作で文字/写真分離レベル、及びシヤープネスが
指定できる。
また、第88図に示す様にCPU406がアドレス発生器407
よりアドレスを受け、各アドレスに同期して、MOD0,MOD
1,ATRAS信号を発生してもよい。
更に、CPUは各領域の文字シヤープネス/写真シヤー
プネスの値に相当するフイルタを構成する為にR00〜R33
の値を402に送り、文字/写真分離レベルの値に応じてT
1,T2,T3の値を403に送る。
第89図に処理フローを示すが、4901において、エリア
指定されたとき4902において、指定されたエリア内にお
いてモード(文字,文字/写真,写真,地図,シヤープ
ネス,文字/写真分離レベル)が指定される。
4903において通常のキー操作でモードが切替えられる
と、第79図ので示す指定エリアの外側のモード(文,
文/写,地図,シヤープネス,分離レベル)が切替えら
れる。
4905においてスタートキーが押された場合は4907にお
いて、コピー動作中、指定されたエリアに同期して、文
字/写真分離レベルに応じてT1,T2,T3がシヤープネスに
応じてR00〜R33が原稿モードに応じてMOD0,MOD1,ATRAS
が出力される。
以上説明した第78図以降の実施例においては領域指定
した範囲内において文字/写真判別の判別基準を変える
ことによって、たとえ対象画像中に文字/写真の判別に
誤検出してしまう様な領域があったとしてもかかる範囲
を予め指定し、その範囲内で良好な判別が行われる様な
判別基準を入力することによって良好な画像判別を行う
ことができる。
又、本実施例においては文字/写真の判別の基準を変
える様にしたが、これに限らず特定の領域については文
字/写真の判別を行わず一義的に前述の文字モード或い
は写真モードを設定する様にしてもよい。本実施例では
対象画像をカラー画像としており、網点カラー画像を処
理する場合が多いので、上述した様な領域指定と文字/
写真判別の制御とを組み合せることによって極めて精度
の高い画像領域の判別を行うことが出来る。
又、本実施例では第87図(a)(b)に示す様に領域
指定した範囲内において、地図モードの設定文字シヤー
プネス,写真シヤープネスを独立に設定することが出来
るので、対象画像中の強調したい領域、例えば商品カタ
ログの様に文字と写真が重畳して混在する様な画像中の
文字部分についてはかかる部分を領域指定し、この領域
について文字シヤープネスを強めにかける様に設定す
る、或いは地図モードを指定することによって文字部の
エツジ強調された所望の画像を得ることが出来る。
以上説明した様に、本実施例に依れば対象画像中の指
定された領域について文字部又はハーフトーン部を判別
する判別手段の判別条件を設定しているので、前述の判
別において誤判別を行ってしまいそうな領域に関しては
判別手段を制御、例えば予めかかる領域に合った判別条
件を入力することによって良好な判別を行うことが出来
る。
〔第11の実施例〕 次に画像読取手段として、上述の様な反射原稿を読み
取る通常のイメージスキヤナとは異なる読取手段、例え
ば、透過原稿(ネガフイルム、ポジフイルムなど)を読
み取るフイルムプロジエクタを用いて構成した本発明の
実施例を説明する。
本実施例は、読取手段の種類に応じて空間周波数補正
手段の特性を異ならしめることにより、各読取手段によ
り読み取られた画像に対して、好ましい画像処理を行う
様にしたものである。なお、第1の実施例と共通する部
分の説明は省略する。
第90図(a)は本実施例の画像処理装置の断面構成を
示す図である。
第90図(a)において、227はフイルムプロジエクタ
であり、装置の上端部に固定されている。通常、反射原
稿をコピーする場合には、第90図(a)の様に折りたた
んだ状態となっている。第90図(a)のその他の部分は
第2図と同様なのでその説明は省略する。
第90図(b)はフイルムプロジエクタの使用状態を示
す図である。第90図(b)において、228は平面鏡、229
は投影レンズ、230は投影ランプである。フイルム232の
像がプラテンガラス203の上に置かれたフレネルレンズ2
33に投影され、反射原稿のコピーの場合と同様にミラー
206がVで、207,208が1/2Vで原稿面を走査することでCC
D210によりフイルム232の像を読み取りプリンタによっ
て出力することができる。
第90図(c)は、第90図(b)のプロジエクタ使用状
態の斜視図である。この図に示す様に、プロジエクタ使
用時には鏡面圧板200を持ち上げた状態で読み取り動作
を行う。
〔プロジエクタ使用時のフレネルレンズ〕
プロジエクタ使用時には、フレネルレンズ231を原稿
台203上に載せてCCDスキヤナーによる走査を行うがこの
ときには、第95図に示す様に投影ランプ230で照射ラン
プ230で照射されたフイルム232上の像は投影レンズ229
でフレネルレンズ231上に結像され、フレネルレンズ231
により結像レンズ209の中心に集光され、CCD210上に結
像される。
第96図にフレネルレンズ231の形状を示す。第90図
(a)は表面、第90図(b),(c)は断面、第90図
(d)は裏面を示すが図示される様にフレネルレンズ
は、表面(a)には同心図、裏面(d)には平行線の溝
を切っており、それぞれピツチは0.25mmである。
この溝は、光束を第95図の様に集光する為の公知の技
術であるが、溝のパターンが画像に悪影響を与える場合
がある。すなわち溝のパターンのすじがそのまま画像の
ノイズとなって画像にすじが出現するという問題が生ず
る。即ち、第98図(a)のようにフレネルレンズの溝の
ピツチに相当する周波数にノイズが生ずるおそれがあ
る。
したがって、上述の種類の実施例を本実施例に適用す
る場合にかかる問題を解決しなければならない。以下そ
の方法について述べる。
〔プロジエクタ使用時の空間フイルタ係数〕
プロジエクタ使用時のフイルタ係数を第93図に示す
が、プロジエクタ使用時は、DFiL=0,1すなわち写真シ
ヤープネスに関する部分の係数を反射原稿における係数
と異ならしめることにより上記問題点を解決している。
すなわち前述したように写真シヤープネス(DFiL=0,
1)の値が1,2,3の場合にはフレネルレンズのノイズが出
にくい係数を選んで設定することで、ノイズの少い出力
画像を得ることができる。
そのときのR00〜R33のレジスタの値は第94図に示す通
りである。
ここでプロジエクタを使用すべくフレネルレンズ231
を用いたときの出力信号のもつ主走査方向の空間周波数
の分布例を第98図(a)に示す。
即ち、約0.25mm-1≒100dots/inchの近傍にノイズ成分
のパワーが集中していることがわかる。
このとき例えば という係数の空間フイルタを用いると、その通過利得特
性は第97図の実線(|G1|)で示す様なものとなる。この
空間フイルタ特性で特徴的なことは、空間周波数で100d
ots/inch=約0.25mm-1を中心とする部分をカツトする様
に働くことである。
このフイルタを通じてプロジエクタからの画像信号を
出力した例を第98図の(b)図に示すが、ノイズ成分が
ほぼ取り除かれていることがわかる。
また、例えば なる係数の空間フイルタを用いても、第97図の破線(|G
2|)で示す様な特性により、ノイズを除去することがで
きる。
このようにフイルム画像をプロジエクタによりフレネ
ルレンズに投影した場合、画像の解像度がさほど高くな
いため、第98図(a)に示す通りフルネルレンズによる
ノイズと画像データとを分離するのが容易であり、上述
の様な係数の簡単なフイルタで精度良くノイズ除去を行
うことができる。
次に本実施例の構成について説明する。
第91図は本実施例のブロツク構成図であり本発明の第
1の実施例とほぼ同様である。本実施例においては、フ
イルムプロジエクタを使うか否かによってFiLTER117を
変更する点が実施例1と異なる。
FiLTER117の構成は第72図を用いて説明した通りであ
るが、本実施例ではプロジエクタを使用しないときは第
72図(b)の様なフイルタを用い、そのときのレジスタ
351〜366の設定値は第72図(g)に示す値とし、プロジ
エクタ使用時は第93図の様なフイルタを用い第94図に示
すレジスタ設定値に切り換える。レジスタ設定値は制御
部401内のCPUが操作部407のプロジエクタキー(第90図
(d))の指示に応じて書き換えを行う。第90図(d)
のプロジエクタキー4211はプロジエクタを使用する場合
にONするもので、プロジエクタ使用時にはLED4212が点
灯する。
また、このFiLTER117は第92図の様な構成にすること
もできる。第92図において9001はセレクタ、9003はROM
1,ROM2,401は制御部でありROM1はプロジエクタを使用し
ない場合、ROM2は使用する場合のそれぞれのフイルタ処
理結果を格納している。制御部401の指示に基づきセレ
クタ9001がROM1とROM2のいずれかをセレクトすることに
より空間周波数フイルタを切り換えることができる。
なお、本実施例においては通常の反射型原稿読み取り
のためのイメージスキヤナ部に透過型原稿を拡大投影
し、画像読取を行うフイルムプロジエクタを例として説
明したが、透過型原稿にCCDセンサーを密着させて走査
するフイルムリーダーなど各種画像読取手段を用いた装
置に対しても、それぞれの読み取り特性に応じて空間フ
イルターの係数を切り換えることができる。
また、係数のとり方も上述の例に限らない。
また、DFiL=0の場合とDFiL=1の場合、即ち、写真
シヤープネスの場合のみ第72図(h)と係数を変えたの
は、ネガ写真フイルムやポジ写真フイルムを投影するフ
イルムプロジエクタの場合は原稿の画像が写真の場合が
大部分なので、文字モードや文字/写真モードを使うの
はまれであること、またフイルムプロジエクタの投影で
は第98図において、解像度はほぼ0.3-1mm-1程度が限界
であり、100dots/inch付近で文字エツジ強調するとかえ
ってフルネル板によるノイズを強調してしまうことによ
る。但し、読取手段の特性に応じてDFiL=3,4の場合に
も適当に係数をかえることによりフイルム上の文字画像
を鮮明に再現できるようにすることも可能である。
また、上述の実施例においては透過原稿用のフイルム
プロジエクタ使用時のフイルタ係数を反射原稿コピー時
のフイルタ係数と異ならしめたが、この組合せに限るも
のではない。
例えば、第99図に示す様に、空間周波数利得特性の異
なるイメージスキヤナ7101及び7102(例えばセンサー特
性や光源の特性などが異なるもの)や、VTR7103あるい
は他の画像入力手段7104、通信回線に接続されたモデム
7105等様々な入力手段の違いに応じて適切な空間周波数
補正特性を空間フイルタ7105にもたせて制御手段7107に
より選択し、夫々に適切な画像処理を行いプリンタ203
に出力することもできる。
その際操作部7108、入力手段に応じて空間フイルタ係
数をセレクトするべく入力手段のセレクトキーを設けて
おけば、複数の入力手段を同時につなげた場合に操作上
便利である。
以上説明したように本実施例によれば、画像をデイジ
タル電気信号として処理出力する画像処理装置において
複数の画像入力手段を選択する手段、所定の補正特性に
基き前記デイジタル電気信号の空間周波数を補正する空
間周波数補正手段を有し、前記画像入力手段に応じて、
前記補正特性を切り換えることにより、フイルムプロジ
エクタやフイルムリーダー、VTR、モデム等の外部入力
装置を画像処理装置に接続した際に画像信号を補正する
空間周波数補正フイルタの係数を夫々適切な値に設定す
ることができ、入力手段に応じて適切な画像処理を行う
ことができる。
特にフルネルレンズを用いたフイルムプロジエクタに
おいては、このレンズを使うことにより発生するノイズ
を比較的簡単に除去することができ、鮮明な画像を得る
ことができる。
また、フイルターサイズは上で述べた例に限らず、例
えば10×10のマトリツクスサイズのフイルタを用いれば
より急峻なカツト特性を得ることができ、ノイズ除去し
やすくなる。また、フイルタの種類も多数用意すること
により画像の質に応じて適切なシヤープネスを選択する
ことができる。また、フイルタの形状も入力手段の種類
に応じて変えても良い。
また、上述の実施例においては、画像入力手段の空間
周波数特性の違いに応じて画像信号の空間周波数補正を
行ったが、出力手段の違いによって切りかえてもよ。
例えば、第100図に示す様な装置において、イメージ
スキヤナ7201の画像は空間フイルタ7203において空間周
波数の補正をされてセレクタ7204を通じてプリンタA720
5,B7206,C7206のいずれかに出力される。出力画像の空
間周波数特性はレーザービームプリンタ、熱転写プリン
タ、インクジエツトプリンタなどのプリンタの解像度、
出力特性等に依存して異なるので、それに応じた補正を
行うべく制御手段7207により空間フイルタ7203のフイル
タ係数を出力手段毎に切り換えるようにする。
例えば具体的には、プリンタの解像度の空間周波数の
1/2(いわゆるナイキスト周波数)以上の空間周波数を
カットするように空間フイルタ7203の係数を変えること
で出力画像のモアレ現像を防ぐことができるなど顕著な
効果が得られる。
〔第12の実施例〕 次に画像の変倍処理を行う場合の画像域判別の例につ
いて説明する。
本実施例は、入力画像を変倍して出力するときの変倍
率に応じて適切な判定基準を選択することにより、変倍
した場合においても適切な画像域分離を行うことができ
る画像処理装置を実現するものである。
以下本発明の第12の実施例について詳細に説明する。
〔原稿読取〕
第2図において原稿204の読取りの際は、ランプ205及
びミラー206のユニツトは速度Vで、またミラー207及び
208のユニツトは速度1/2Vで夫々副走査方向に機械走査
されるが、この走査速度Vを可変とすることで副走査方
向の変倍読取を行う。
即ち、読取倍率100%(等倍)の時の走査速度Vの値
をV0とすると、読取倍率m%の時の走査速度はVは
(a)式で求まる。
また、信号処理部211は主走査方向の変倍処理を行
い、結果の画像信号をプリンタ202に送る。
〔変倍処理〕
第101図(A)〜(D)は実施例の変倍処理例を説明
する図であり、同図(A)は原稿画像、同図(B)は縮
小コピー画像、同図(C)は等倍コピー画像、同図
(D)は拡大コピー画像の例を夫々示している。
第102図は本実施例における信号処理部211の詳細ブロ
ツク図であり、第1図の変形例である。図において、15
1はCPUであり、画像処理装置の主制御を行う。即ち、ま
ずI/Oコントローラ152を介して操作部153からの指定読
取倍率m%を入力し、該倍率m%に応じて(a)式によ
り副走査速度Vを求める。そして、I/Oコントローラ152
及びモータドライバ154を介して速度Vによるモータ155
の副走査制御を行う。また、CPU151は入力した指定倍率
m%に応じてROMテーブル156から各種制御パラメータを
読み出し、以下の主走査変倍部150と文字エツジ判定部1
07に提供する。なお、ここで変倍指定は第90図(d)の
操作部の拡大キー4213,等倍キー4214,縮小キー4215で行
う。4213,4215は1%きざみで倍率を設定するもので設
定倍率はデイスプレイ602に表示される。
図において、103は光量信号−濃度信号変換部で、0
〜255レンジの画信号(デジタル画信号)313〜315を後
述する変換式に基づく演算処理から0〜255レンジのプ
リント信号C,M,Y信号に変換する。104は黒抽出部で、上
記C,M,Y信号の最終値からブロツク信号BKを決定し、後
段のマスキング処理部105で現像材の色濁りを除去する
演算処理を実行し、入力されるフエース信号PHASEによ
り選択された現像色信号V1がライン遅延メモリ112に出
力される。ライン遅延メモリ112,113は、プリント信号
C,M,Y,BKを文字エツジ判定処理のために3ラインと2ク
ロツク遅延するために機能する。114,115は乗算器で、
乗算器114は乗算係数信号GAIN1と色記録信号V2との乗算
(詳細は前述の通り)を行い乗算出力V3を出力し、乗算
器115は乗算係数信号GAIN2と濃度信号M2との乗算(詳細
は前述する)を行い乗算出力M3を加算器116に出力す
る。加算器116では、上記乗算出力M3,乗算出力V3との加
算処理を行い画信号V4を生成し、後段のフイルタ回路11
7にて3×3画素のラプラシアンフイルタにてエツジ強
調フイルタで構成され、ラプラシアンの乗数を1/2,1の
2種類を切換えスムージング処理を行い、例えば8ビツ
トの画信号V5は、主走査変倍部105により主走査の変倍
をされガンマ変換部118にて濃度変換テーブルを参照し
て画像信号VIDEOをプリンタ部202のPWM変調部119に出力
する。
一方、特徴抽出部403において、106は色判定部で、上
記カラーアナログ画像信号(画信号)から黒画像解析信
号BL,色味をもった画像であることを示す色味解析信号C
OL,現在の処理画素が黒画像であるか色味をもった画像
であるかどちらの場合も可能性がある混在解析信号UNK,
上記黒画像解析信号BLを取り消すキヤンセル信号CANを
遅延メモリ120に出力する。
107は文字エツジ判定部で、カラーアナログ画像信号
のグリーン成分から急峻な濃度変化の有無および急峻な
濃度変化点が特定方向に連続しているかどうかを後述す
る演算処理から検出して、エツジ領域を抽出するととも
に、網点領域の判定を行う。
すなわち、モード判定手段となる原稿種類モード選択
キー4209(後述)により原稿の種別に対応する個々の原
稿読取りモードが設定されると、画像処理ユニツト211
がイメージセンサ(3ラインセンサ210)から出力され
るアナログ画像信号、上記画信号314の処理を開始す
る。この際、条件設定手段を兼ねる後述するCPU151が第
1の検出手段および第2の検出手段を構成する文字エツ
ジ判定部107が第1の検出手段に対する第1の判定条
件、第2の検出手段に対する第2の判定条件をモード設
定手段から入力される原稿読取りモード(文字,写真,
文字/写真,地図)に基づいて可変設定し、可変設定さ
れた第1の判定条件,第2の判定条件の下で第1の文字
域分離処理手段(後述するエツジ判定部)が画信号314
から文字エツジ領域を分離処理し、エツジ信号EDGEを出
力する。
また、原稿種類モード選択キー4209により原稿の種別
に対応する個々の原稿読取りモードが設定されると、画
像信号ユニツト202が3ラインセンサ210から出力される
カラーアナログ画像信号(画信号313〜315)の処理を開
始する。この際、第3の検出手段を構成する色判定部10
6が第3の判定条件に基づいて解析しながら無彩色部分
を検出し、この検出結果に基づいて第2の文字域分離処
理手段(前述の文字エツジ判定部107がカラーアナログ
画像信号から無彩色文字領域を上記第1〜3の検出手段
の検出結果に基づいて分離処理して、カラーアナログ画
像信号から文字エツジ領域を分離処理し、文字エツジを
忠実に分離することを可能とする。
また、色処理制御信号発生部404は、フイルタ制御信
号発生部109,ガンマ切換え信号発生部110,スクリーン切
換え信号発生部か111から構成され、フイルタ制御信号
発生部109は上記カラーアナログ画像信号(画信号)か
ら黒画像解析信号BL,色味をもった画像でることを示す
色味解析信号COL,現在の処理画素が黒画像であるか色味
をもった画像であるかどちらの場合も可能性がある混在
解析信号(中間彩度信号)UNK,上記黒画像解析信号BLを
取り消すキヤンセル信号CAN等から、例えば2ビツトの
フイルタ切換え信号FILを遅延メモリ121を介して空間フ
イルタ部117に2ビツトの遅延フイルタ切換え信号DFIL
を出力する。
また、ガンマ切換え信号発生部110は、上記カラーア
ナログ画像信号(画信号)から黒画像解析信号BL,色味
をもった画像でることを示す色味解析信号COL,現在の処
理画素が黒画像であるか色味をもった画像であるかどち
らの場合も可能性がある混在解析信号UNK,上記黒画像解
析信号BLを取り消すキヤンセル信号CAN,エツジ信号EDGE
等から、例えば4種類の変換テーブルを選択するための
選択制御信号GAMを遅延メモリ121,主走査変倍部150を介
して遅延選択制御信号DGAMとしてガンマ変換部118に出
力する。
さらに、スクリーン切換え信号発生部111は上記カラ
ーアナログ画像信号(画信号)から黒画像解析信号BL,
色味をもった画像でることを示す色味解析信号COL,現在
の処理画素が黒画像であるか色味をもった画像であるか
どちらの場合も可能性がある混在解析信号UNK,上記黒画
像解析信号BLを取り消すキヤンセル信号CAN,エツジ信号
EDGE等から、スクリーン制御信号SCRを遅延メモリ121,
主走査変倍部150を介して遅延スクリーン制御信号DSCR
としてプリンタ部202のPWM変調部119に出力し、後述す
るパルス幅変調信号PWまたはパルス幅変調信号PW4を選
択させる。以上の構成の大部分は第1の実施例と同様で
あるが、以下に説明する変倍を行う点で異なる。
〔主走査変倍について〕
主走査変倍部150は多値画像データ及び、ガンマ切換
信号DGAM,スクリーン切換信号DSCRの対をRAM157及び158
に対して交互に書き込みと読み出しを行い、アドレスコ
ントローラ101の制御と共に後述の主走査変倍処理を行
う。また変倍拭150は画像データの補間処理も行う。
第103図は実施例の変倍部150のブロツク構成図であ
る。図において、変倍部150の入力はフイルタ117から送
られる多値画像テータ8ビツトとDGAM信号2ビツト、DS
CR1ビツトの合計11ビツトであり、変倍部150の出力も同
じく11ビツトである。
VSYNCは副走査方向の同期信号、HSYNCは主走査方向の
同期信号、CLKは画素クロツク信号、VEは主走査方向の
画像有効区間を示す信号である。第104図にはこれらの
基本的な信号のタイミングチャートである。
更に、401,406,407,408は夫々11ビツトの信号のセレ
クタであり、選択信号Sが論理0レベルの時はA側入力
を選択出力し、論理1レベルの時はB側入力を選択出力
する。414,415は夫々1ビツトのセレクタであり、選択
信号Sとの関係は前記と同様である。402,403,405は夫
々11ビツトのDタイプ・フリツプフロツプ(DFF)であ
り、各CLK信号の立上がりで入力データをラツチする。4
04は補間器であり、連続する2つの画像データDSCR,DGA
Mデータを含む)間を補間率αに従って線形補間する。4
13は補間係数決定期であり、CPU151からの指定変倍率m
%に応じたパラメータ情報に従って補間率α(=0〜1
5)の情報を発生する。同じくアドレスコントローラ101
におけるアドレスの更新を制御する。更に、409,411は
双方向性バツフア、410,416はインバータ、412は1ビツ
トのカウンタを構成するDFFである。
かかる構成により、DFF412はVSYNC信号でリセツトさ
れ、その後はHSYNC信号で反転する。即ち、EVEN信号が
論理0レベルの時は、CCD210による原稿204の奇数ライ
ンの読み取りと該読み取りデータのRAM157への書き込
み、及びRAM158からの原稿204の直前の偶数ラインにつ
いての記憶データの読み出しに対応し、またEVEN信号が
論理1レベルの時は、CCD210による原稿204の偶数ライ
ンの読み取りと該読み取りデータのRAM158の書き込み、
及びRAM157からの原稿204の直前の奇数ラインについて
の記憶データの読み出しに対応する。
ENL信号は、CPU151が送る信号であり、画像の拡大指
定(m>100)時には論理1レベル、縮小又は等倍指定
(m≦100)時には論理0レベルの信号である。
即ち、画像の拡大指定時にはフイルタ回路117より出
力された画像データは、セレクタ408を介して、奇数ラ
インの時はRAM157に、また偶数ラインの時はRAM158に、
夫々そのままで順次書き込まれる。一方、前記RAM157又
は158に書き込まれた画像データは、セレクタ407を介し
て拡大倍率m%に応じて引き伸ばして読み出され、これ
らが補間器404でデータ補間され、セレクタ406から出力
される。
また、画像の縮小又は変倍指定時には、フイルタ117
で出力された画像データは、縮小倍率m%に応じて間引
きされ、併せて補間器404でデータ補間され、セレクタ4
08を介して、奇数ライン時にはRAM157に、また偶数ライ
ン時にはRAM158に、夫々書き込まれる。一方、前記RAM1
57又は158に書き込まれた画像データは、セレクタ407を
介して読み出され、更にセレクタ406から出力される。
第105図は実施例の補間器404のブロツク構成図であ
る。同図において、601〜604は8ビツト、610は2ビツ
ト、611は1ビツトのセレクタであり、夫々は、選択信
号Sが論理0レベルの時はA側入力を選択出力し、論理
1レベルの時はB側入力を選択出力する。606〜609は加
算器であり、入力端子A,Bの各8ビツトの多値画像デー
タに対して(A+B)/2の演算を行い、8ビツトの多値
画像データを出力する。但し、1未満は切り捨てる。
かかる構成において、入力の画像データは1つ前の時
点の画像データAと現時点の画像データBである。各画
像データA,Bは夫々8ビツトの多値画像データA1,B1と2
ビツトのDGAMデータA2,B2、1ビツトのDSCRデータA3,B3
とから成っている。
多値画像データA1,B1についてはセレクタ601〜604、
加算器606〜609、及び補間率α(=0〜15)により線形
補間演算が行われる。回路動作を数式で表せば、補間デ
ータY1は(b)式で求まる。
但し、1未満は切り捨てる。
一方、DGAM,DSCRデータA2,A3,B2,B3については、補間
率αの最上位ビツト(bit3)によりA2とB2の何れかを選
択する出力が得られる。変倍前のDGAM,DSCRデータA2,A3
又はB2,B3の形状に近く変倍される様になる。即ち、
(b)式によれば、補間データY1は、αが小(bit3=
0)の時にはA1に近い値を再生するからセレクタ612はA
2を選択し、またαが大(bit3=1)の時にはB1に近い
値を再生するからセレクタ612はB2を選択する。
第106図は実施例の補間係数決定器413のブロツク構成
図である。図において、6003は4ビツトのダウンカウン
タ(DCNTR)であり、そのロード入力端子Lが論理1レ
ベルの時にはCLK信号によりデータ入力端子Dの値R0が
ロードされ、その後は、イネーブル端子Eが論理1レベ
ルの間にCLK信号の各立上がりでカウントダウンし、カ
ウント出力が0になった時はキヤリー出力端子RCに論理
1レベルを出力する。104は加算器(ADD)であり、入力
端子A,Bの和(A+B)を求めて出力すると共に、14ビ
ツト目(=8192)のキヤリーアウトが生じた時は端子CO
にキヤリーアウト信号(CO)を出力する。更に6005〜60
07は1ビツトのDFF、6008は13ビツトのDFF、6009はNAND
ゲート、6010はANDゲート、6011は13ビツトのANDゲー
ト、6013,6014はORゲート、6015〜6017はインバータで
ある。
また、6001は4ビツトのレジスタ(R)、6002は13ビ
ツトのレジスタ(R)であり、夫々には予めCPU151から
指定倍率m%に応じた値がセツトされる。
指定倍率m%が等倍又は縮小(m≦100)の場合は、
倍率m%とレジスタ6001にセツトする値R0及びレジスタ
6002にセツトする値R1との間には(c)式の関係があ
る。
(c)式において、R0の内容は8192(閾値数)の倍数
を定めるように機能しており、大まかには指定倍率m%
中の1〜1/2,1/2〜1/3,1/3〜1/4等の区間を分けるよう
に機能する。尚、この機能は回路上では第106図のDCNTR
6003,ANDゲート6010,DFF6007等が担う。またR1の内は前
記各区間内の微細な倍率を補充するように機能する。
従って、等倍又は縮小倍率m%でコピーを行う場合に
おいては、CPU151は予め(c)式を逆算して、レジスタ
R0,R1に夫々表1のような値R0,R1をセツトする。
また、指定倍率m%が拡大(m>100)の場合は、倍
率m%とレジスタ6002にセツトする値R1との間には
(b)式の関係がある。
即ち、R0は不要なので、回路上では(c)式のR0の項
が機能しないようにレジスタ6001に0をセツトする。従
って、拡大倍率m%でコピーを行う場合においては、CP
U151は予め(e)式でR1を求め、レジスタ6002にセツト
する。
第107図は実施例のアドレスコントローラ101のブロツ
ク構成図である。図において、6101〜6103は夫々ビツト
のカウンタである。このうちカウンタ6101はCCD210の読
み取りアドレスを発生する。即ち、VE=0の間はリセツ
トされ、またVE=1の間は各CLK信号により順次カウン
トアツプし、0〜8191の連続したアドレスを発生する。
またカウンタ6002はRAM157及び158のライトアドレス(W
R−ADD)を発生する。即ち、カウンタ6102はVE=1で、
かつWCN=1の区間でのみカウントアツプする。またカ
ウンタ6103はRAM157又は158のリードアドレス(RD−AD
D)を発生する。即ち、カウンタ6003はVE=1で、かつR
CN=1の区間でのみカウントアツプする。
〈倍率m%が縮小の場合の動作〉 第108図は指定倍率m%が等倍又は縮小の場合を説明
する一例の動作タイミングチヤートである。
〔書き込み動作〕
この場合の書き込み動作とは、CCD210で読取った画像
データを倍率m%に応じて間引き、データ補間してRAM1
57又は158に書き込む動作である。
今、m≦100であるから、ENL=0である。例えば指定
倍率=42%とすると、表1よりR0=1,R1=3121の設定に
なる。
以上により、まずVEを立上がりに同期してLCLR信号が
発生し、DCO=0、DAB=0になる。
次のCLK信号では、DCNTR=0(RC=1)になり、ADE
=1を満足する。これにより、WEN=1、即ち、画像デ
ータの書き込みとWR−ADDのインクリメントが可能にな
る。またAB=3121になるが、これは8192(閾値)を超え
ないから、C0=0である。またDAB=0であるから、補
間率α=0であり、画像データY1=A1がRAM157又は158
に書き込まれる。
次のCLK信号では、WR−ADD=1になる。またDCNTR=
1(RC=0)になり、ADE=1を満足しない。これによ
り、WEN=0、即ち、画像データの書き込みとWR−ADDの
インクリメントが不能になる。またDABは3121を保持し
た結果、AB=3121になるが、これはまだ8192を超えない
から、C0=0である。またDAB=3121によりα=6にな
る。
次のCLK信号では、WR−ADD=1のままである。またDC
NTR=0(RC=0)になり、ADE=1を満足する。これに
より、WEN=1、即ち、画像データの書き込みとWR−ADD
のインクリメントが可能になる。またAB=6242になる
が、これはまだ8192を超えないから、C0=0である。ま
たα=6であるから、CCD−ADD(1)の画像データA1及
びCCD−ADD(2)の画像データB1は、Y1={10×A1+6
×B1}/16の割合で補間形成され、RAM309又は310に書き
込まれる。
同様にして進み、更に2つ目のCLK信号では、DCNTR=
0(RC=1)になり、ADE=1を満足する。これによ
り、WEN=1、即ち、画像データの書き込みとWR−ADDの
インクリメントが可能になる。またAB=1171になり、こ
れは8192を一旦超えたものであるから、C0=1になる。
またα=12であるから、CCD−ADD(3)の画像データA1
及びCCD−ADD(4)の画像データB1,B2は、Y1={4×A
1+12×B1}/16の割合で補間形成され、RAM309又は310
に書き込まれる。
次のCLK信号では、WR−ADD=3になる。またDCNTR=
1(RC=0)になり、ADE=1を満足しない。これによ
り、WEN=0、即ち、画像データの書き込みとWR−ADDの
インクリメントが不能になる。またDCOについては、C0
=1を保持した結果DCO=1になる。
次のCLK信号では、DCO=1のために、DCNTR103のイネ
ーブル端子E=0になり、カウントダウンできない。即
ち、DCNTR=1(RC=0)のままである。従ってADE=1
を満足しない。これにより、WEN=0、即ち、画像デー
タの書き込みとWR−ADDのインクリメントが不能にな
る。またAB=1171のままであり、これは8192を超えない
からC0=0である。
このように、DCO=1になるとWR−ADDのインクリメン
トが1画素分阻止(間引き)され、上記の大まかな区間
1〜1/2,1/2〜1/3,1/3〜1/4等内における微細な縮小変
倍が適正に行われる。
以上の如く、パラメータR0,R1の値に応じた割合でWR
−ADDが進行し、画像データの書き込みのタイミングに
は適正な濃度の画像データY1が補間形成されて、RAM157
又は158に書き込まれる。これを原稿読み取りのCCD−AD
Dの進行状況と比較すると、間引きの割合は略3/7(略42
%)になっていることが解る。
〔読み出し動作〕
この場合の読み出し動作とは、上述の倍率m%に応じ
てデータ補間、間引きしてRAM157又は158に書き込まれ
た画像データを順次読み出してプリンタに出力する動作
である。
今、m≦100であるから、ENL=0である。従って、常
にREN=1であり、RD−ADDはCDD−ADDと同様にCLK信号
毎に単純に増大する。こうして読み出された画像データ
は第103図のセレクタ406を介して出力される。
〈倍率m%が拡大の場合の動作〉 第109図には指定倍率m%が拡大の場合を説明する一
例の動作タイミングチヤートである。
〔書き込み動作〕
この場合の書き込み動作とは、CCD210で読取った画像
データを順次そのままRAM157又は158に書き込む動作で
ある。
今、m>100であるから、ENL=1である。従って、常
にWEN=1であり、WR−ADDはCCD−ADDと同様にCLK信号
毎に単純に増大する。こうして、CCD210の側から送られ
た画像データは第103図のセレクタ408を介してRAM157又
は158に順次書き込まれる。
〔読み出し動作〕
この場合の読み出し動作とは、上述のRAM157又は158
にそのまま書き込まれた画像データを順次読み出し、こ
れらをデータ補間して、プリンタに出力する動作であ
る。
今、m>100であるから、ENL=1である。例えば指定
倍率=142%とすると、R0=0,R1=5769の設定になる。
またR0=0であるから、常にDCNTR=0(RC=1)であ
る。
以上により、まずVEの立上がりに同期してLCLR信号が
発生し、DC0=0,DAB=0になる。
次のCLK信号では、ADE=1を満足する。これによりAB
=5769になるが、これは8192を超えないから、C0=0で
ある。またREN=0であるから、RD−ADD=0のままであ
り、RAM309又は310の0番地の画像データが読み出され
ている。
次のCLK信号では、DABが5769を保持した結果、AB=33
46になる。これは8192を一旦超えたものであるから、C0
=1である。またα=11であるから、RD−ADD(0)の
画像データA1及びRD−ADD(0)の画像データB1は、Y1
={5×A1+11×B1}/16の割合で補間形成され、セレ
クタ406から出力される。
次のCLK信号では、DABが3346を保持した結果、AB=92
3になる。これは8192をもう一度超えたものであるか
ら、C0=1である。またα=6になるから、同じくRD−
ADD(0)の画像データA1及びRD−ADD(0)の画像デー
タB1は、Y1={10×A1+6×B1}/16の割合で補間形成
され、セレクタ406から出力される。また、この時点で
はDCOが1を保持した結果、REN=1、即ち、RD−ADDの
インクリメントが可能になる。
次のCLK信号では、RD−ADD=1になる。またDABが923
を保持した結果、AB=6692になる。これは8192を超えな
いものであるから、C0=0である。またα=1になるか
ら、RD−ADD(0)の画像データA1及びRD−ADD(1)の
画像データB1は、Y1={15×A1+1×B1}/16の割合で
補間形成され、セレクタ406から出力される。また、こ
の時点ではDCOが1を保持しているから、REN=1、即
ち、RD−ADDのインクリメントが可能である。
このように、R1の値に応じた割合でRD−ADDが進行
し、各画像データの出力のタイミングには適正な濃度の
画像データY1が補間形成されて、セレクタ407から出力
される。これを元のCCD−ADDの進行状況と比較すると、
拡大率は略142%になっていることが解る。
〔変倍率と濃度変化検出スライスレベルとの関係〕
第1の実施例の第7式のT1,T2,T3は、画像中のエツジ
成分の有無を検出するための濃度変化検出スライスレベ
ル値であり、制御部402のCPUが各複写モードに応じて適
正な値をセツトするが、本実施例においては、複写倍率
との関係を考慮する。
いま、副走査方向の濃度変化スライスレベルT2と複写
倍率との関係について第110図に示す。
第110図(a)のような原稿に対して拡大、等倍、縮
小の処理をした場合のx−x′断面G信号レベルを示す
のが、それぞれ第110図(b),(c),(d)であ
る。
ここで、第110図(a)のエツジ点Aにおける副走査
方向のエツジ量T2を第110図(b),(c),(d)に
それぞれ矢印 で示すが、図示されている様に、(b)拡大の場合に
は、(c)等倍(d)縮小の場合に比較してT2が小さく
なることがわかる。
従って第7式におけるT2の値を拡大時には縮小時及び
等倍時に比べて小さめの値とすれば、濃度変化検出をよ
り正確に行うことができる。
即ち、拡大時には、副走査速度が遅くなるため、エツ
ジの傾きは等倍の場合に比較して緩やかになるので、等
倍時と同じスライスレベルでは、エツジを検出できない
場合が生ずる。本実施例では、かかる事情を考慮して等
倍イメージで検出を行うべく、スライスレベル値T2を変
更している。
〔複写モードと濃度変化検出スライスレベルとの関係〕
上述した、複写モードのうち、地図モードの場合に
は、地図上の細い文字、濃度の薄い文字も検出しやすい
ようにするため、T1,T2,T3の値を地図モードでない場合
よりも小さめにするのが望ましい。
以上の理由により、T1,T2,T3の値は、以下の如く決定
される。
とする。
ここでαは、拡大時T2の値を倍率に応じて適性値に補
正する係数である。
拡大倍率が大きくなるほどαは小さくなる。
なお、本実施例においては、入力画像nの種類を判定
する手段として濃度変化検出手段を設けたが、他の文字
画像や網点画像、写真画像等の入力画像の種類を判定す
る手段の場合にも同様に、本発明を適用できる。また、
拡大の場合のみしきい値を変更するのではなく、等倍時
と縮小時で変更してもよい。
〔第13の実施例〕 第12の実施例においては、G(グリーン)信号のエツ
ジ量を検出していたが、この場合、例えばイエローやシ
アン色の文字についてはエツジとして検出しにくくな
る。したがって、これらの検出効果を高めるため、第11
1図に示す様にND信号生成器157を設け、 N=aR+bG+cB (a,b,cは正の定数) なるND信号Nを発生させて、第12の実施例と同様の処理
をしてもよい。
本実施例によれば、G信号によっては、検出されにく
い色のエツジ部の判定も良好に行うことができる。
また、カラー信号ではなく白黒信号の画像処理装置に
本実施例を応用し、変倍率に応じてエツジ検出のための
パラメータを変更してもよいのは勿論である。
〔第14の実施例〕 第112図に第14の実施例を示す。本実施例では、イメ
ージスキヤナ201で読み取られた画像は、メモリ7101に
一旦蓄えられた後に、変倍部7102により変倍され画像処
理部401において画像処理されプリンタ部202へ出力され
る。403は第12の実施例と同じ特徴抽出部であり、T1,
T2,T3は第12の実施例と同じパラメータである。
変倍率7101においては、主走査の変倍率mxと副走査の
変倍率myを独立に設定できるが、第12の実施例と同様
に。T2はmyに依存して値が決定され、更にT1はmyに、T3
はmxとmyに依存して決定される。7103,7104,7105はルツ
クアツプテーブルROMであり、それぞれmx,myに応じて適
切なT1,T2,T3の値が、予め書き込まれている。
実施例12においては、イメージスキヤナにより、読み
取りながら変倍を行っており、主走査方向についてはデ
ータの間引き,補完により、副走査方向については走査
速度を変化させることにより変倍を行っていた。
これに対し、本実施例においては、例えば一画像分の
メモリ7101を設けることにより、一旦画像を読み取って
から、データ処理によって変倍するので、主走査、副走
査方向、更にはななめ方向についても、変倍率に応じて
のスライスレベル変更が容易となり、よりエツジ検出精
度が向上する。しかも、ROM7103〜7105を用いているの
で、簡単な構成で精度良くしきい値T1,T2,T3を設定する
ことができる。
〔フローチヤート〕
第113図に本発明の実施例における動作のフローチヤ
ートを示す。まず、電源投入(power on)後、S301で原
稿モードキーが押された場合には、S302において原稿モ
ードを切り換える。S303で文字もしくは写真のシヤープ
ネスが変更された場合には、S304で文字もしくは写真の
シヤープネスが切り換えられる。S305でズームキー4213
又は4215(第90図(d))が押された場合には、S306で
複写倍率が変更される。
S307でプロジエクタキー4211が押された場合には、S3
08でプロジエクタの使用/不使用が切り換えられる。こ
れに応じて上述の実施例11のように空間フイルタの係数
が変更される。
S308でコピーキー605が押下された場合には、コピー
動作に移る。
S309において、原稿モードに応じてMOD0,MOD1が設定
され、S310において原稿モード、シヤープネス、プロジ
エクタの使用/不使用の設定により、上述の実施例11の
ように空間フイルタの係数に係るレジスタR00〜R33の設
定を行ない、S311において、複写倍率に応じて、T2の上
記速度変化検出スライスレベルT2をはじめとする各パラ
メータの値、および光学系モータの駆動条件の切り換え
が行なわれる。S312においてコピー動作が行なわれる。
〔第15の実施例〕 本実施例は、フルカラー画像信号をネガ/ポジを反転
し、適切な処理を加えることにより、画像の明暗及び色
味を反転することで、特殊効果を実現するものである。
特に本実施例では4色フルカラーモードにおいても、
ネガ/ポジを反転することにより、特殊な視覚的効果を
得ることができ、しかもその際のコントラストの劣化を
防止できるようにしものである。
〔ネガ/ポジ反転について〕
ネガ/ポジ反転コピーは、原稿の明暗及び色味を反転
し、特殊効果を実現する画像処理であり、カラー画像の
加工処理の1つとして位置付けられる。
例えば、第114図(a)に示す様に、白(White)、黒
(Black)を含む8色を入力色としてネガ/ポジ反転し
た場合には、出力として第49図(b)に示すように、 (入力) (出力) Red → Cyan Green → Magenta Blue → Yellow Cyan → Red Magenta → Green Yellow → Blue White → Black Black → White のように明暗及び色味が反転される。
以下本実施例について、第117図を用いて説明する。
第117図は本実施例のブロツク構成図であり、大部分は
第1図と同様である。
〔輝度−濃度変換部と、ネガ/ポジ変換部〕
第117図において103は、光量(輝度)信号(R,G,B)
−濃度信号(C,M,Y)変換部であり、0〜225レンジのR,
G,B信号から0〜225レンジのC,M,Y信号に次式に示すと
おりに変換される。
すなわち、MJ=0のときは、 (ただしDmaxは、読取るべき最大の反射濃度) MJ=1のときは、 となる。ここで信号MJは光量信号−濃度信号変換部の変
換特性式(I)と(II)のいずれかを選択するための信
号である。
150は信号反転部であり、NEGA信号が“1"の場合の
み、C0,M0,Y0信号を反転出力し、NEGA信号が“0"の場合
には、C0,M0,Y0そのものを出力し(スルー状態)、C,M,
Y信号を得る。
すなわちMJ=0のときは、 MJ=1のときは、 とする。
次に第118図に、信号反転部150と光量信号−濃度信号
変換部150の詳細を示す。151,152,153はそれぞれ8コの
Exclusive−ORゲートより構成され、NEGA信号が“0"の
ときはC0,M0,Y0の入力信号をそのまま出力し、NEGA信号
が“1"のときは、C0,M0,Y0信号を反転して出力する。
154,155,156はリードオンリーメモリ(以下ROM)によ
るルツクアツプテーブル(LUT)であり、それぞれ第119
図に示す様なデータが書きこまれており、前述の様な光
量信号−濃度信号の変換を行いC0,M0,Y0信号として出力
する。
〔ガンマ変換部〕
第117図に示すガンマ変換部118においては、画像の濃
度変換を行う。ガンマ変換部118は第120図のようにROM
で構成されており、フリルタ処理された8ビツトのV5信
号がROMのアドレスとして入力され、それに対したガン
マ変換出力がROMのデータ端子より8ビツトのVIDEO信号
として出力される。さらにV5信号とともにアドレスライ
ンに入力される2ビツトのDGAM信号及び、1ビツトのMJ
信号によって第121図に示すように、8種類のガンマ変
換特性が選択出来る。
第121図(a)はMJ=0のときの、ガンマ変換ROMの内
容を示すものであり、これは第34図の場合と同様であ
る。
一方MJ=1のとき、第121図(b)に示す様に、DGAM
=0のときは、入力o〜mまでは0を出力し、入力255
のとき255を出力し、間を の傾きの直線で結んだものをガンマ変換特性とする。
DGAM=1の場合、0〜225の入力に対して0側にj+
m区間、255側にj−区間に対応する入力には0及び255
の出力を発生し、その間を傾き の直線でむすんだ変換特性となる。これは低濃度入力で
ある近傍入力に対しては、より薄い濃度のVideo信号が
出力され、高濃度入力である255近傍入力に対しては、
より高濃度のVideo信号が出力され、中間濃度である128
近傍の入力の濃度変化を強調することになるので、DGAM
=0の場合と同様文字エツジをよりシヤープに記録する
ことが出来る。このDGAM1は色文字エツジに適応され
る。
DGAM=2の場合はDGAM=1のjの値をさらに大きいk
としたものであり、さらに文字エツジがシヤープに記録
される。しかし、入力と出力の直線性が崩れて来るの
で、色調が保障されなくなる。そのためDGAM=2は中間
彩度文字エツジに適応される。
DGAM=3の場合はkよりさらに大きい値のlを用いた
特性であり、シヤープさをより求められる黒文字エツジ
に適応される。
ここでMJ=1の場合には、MJ=0に対し、入力0側に
おける不感帯巾を大きくしてあり、淡い濃度を強制的に
0(白)にする効果がある。従って、ネガ/ポジ反転モ
ードにおける黒文字原稿をくっきりと色抜き文字として
出力することができる。
〔PWM変調部〕
ガンマ変換されたVIDO信号はPWM変調部119にてパルス
巾信号に変換される。そして、そのパルス巾変調された
信号でレーザー213の点灯時間を制御し、階調濃度表面
のあるコピー出力406を得る。
次に第115図にネガ/ポジ反転モードの設定方法を示
す。
501は第64図602の液晶表示部の標準画面であり、この
状態でコピーキー605が押されると、コピー動作がスタ
ートされる。501の状態でイメージクリエイトキー617を
押すと502又は503の状態になる。502はネガ/ポジ反転
モードがOFFの状態であり、503はネガ/ポジ反転モード
がONの状態であり、キー615で、502(OFF)から503
(ON)に切り換えられ、キー616で503(ON)から502
(OFF)に切り換えられる、第1図においてネガ/ポジ
反転モードがOFFのときはNEGA信号は“0"となりONのと
きはNEGA信号は“1"となる。
502又は503の状態でOKキーが押されると標準画面501
に戻り、コピーキーが受付られる。
ここで、第116図に示す様に文字モード及び文字/写
真モードのときは、ネガ/ポジ反転モードがON(即ちNE
GA=1)のときに限り、MJ信号が1となり、上記以上で
は全てMJ信号は0となり、第1図において制御部401よ
りNEGA信号及びMJ信号が出力される。
〔ネガ/ポジ反転モード時の黒文字再現について〕
ネガ/ポジ反転モードの場合、文字モード及び文字/
写真モードにおいて、MJ信号を“1"として、光量−濃度
変換手段103及びガンマ変換手段118において制御を異な
らしめていたが、その原理を以下に述べる。
第122図(a)の様な原稿(白地に黒文字)を、ネガ
/ポジ反転モードでコピーした場合、第114図に示した
原則によれば、第122図(c)に示す様な出力色となる
ことが望ましい。ところが、光量−濃度変換103及びガ
ンマ変換118において、ネガ/ポジ反転モードでない場
合と同様の変換をした場合、第122図(b)の様に、文
字が白く抜けずに、読みにくいものとなってしまうこと
がある。
第123図を用いて、その理由を説明する。
今、第122図(a)に示す文字「A」の黒い部分をCCD
が読取った場合、第123図のXに示すレベル(30〜40程
度)であったとする。
ここで、光量−濃度変換特性を、5301で示すlog特性
として、ガンマ変換特性を5303で示す特性とすると(実
施例1がこれに相当する。)、X→A→B→Cと変換さ
れプリンタに出力される信号レベルはCで示す値とな
り、白くAという文字を抜くことができない。
一方光量−濃度変換特性が5302で示す様な直線で、ガ
ンマ変換特性が5304で示す様な地肌とばしの特性であれ
ばX→A′→B′→C′と変換され、プリンタに出力さ
れるレベルはC′=0となり、白く文字が抜けて、第12
2図(c)に示す様に良好な白ヌキ文字Aが得られる。
以上の理由により、文字モード及び文字/写真モード
の場合、ネガ/ポジ反転モードのとき、MJ=“1"とし、
光量−濃度変換103ガンマ変換手段118において、他の場
合と変換特性を変えることで、文字再現を好ましいもの
としている。
なお、本実施例においては、ネガ/ポジ反転部150を
輝度−濃度変換部103の後、UCR部105の前に設けたが、
ネガ/ポジ反転部150を輝度−濃度変換部103の前に設け
ても良い。またネガ/ポジ反転部150を画像処理部402の
後に設けても良いが、本実施例のようにUCRの前に設け
ておけば、黒文字に対して、黒単色印字する際の反転に
おいても、特にネガ/ポジ反転の有無に応じて処理を変
える必要がなくなるなど、回路構成も簡略化することが
でき有効である。
〔第16の実施例〕 本実施例は、たとえば第124図において、γ変換手段1
18を、DGAMのみで特性が変わるようにし、MJ信号には依
存しないようにしたものである。その代わりとして、光
量−濃度変換103の特性を、第125図に示すがごとく、A8
=1のときに、入力値O〜Pに対して255を出力し、入
力値がそれ以外では傾き−255/(255−p)の直線とな
る様な特性をもつことで、第15の実施例と同様の効果を
得ることができるようにしている。
かかる構成によればγ変換特性を異なったものとする
ことなしに、ネガ/ポジ反転画像を鮮明にすることがで
きる。
〔第17の実施例〕 第126図において160は、第117図の光量−濃度変換部1
03と信号反転手段150とを一体化した変換手段であり、
第127図に示す様に、ROMのルツクアツプテーブル571,57
2,573により構成される。
それぞれROMには第128図に示す様な特性が予め書き込
まれており、第15の実施例と同一の効果を得ることがで
きる。
更に、103,118,160等のルツクアツプテーブルはROMで
なくRAMでもよい。また、その変換特性は直線、logカー
ブに限るものではない。
以上説明した様に、本発明の上記実施例によれば、原
稿をフルカラー画像として読み取ったものを、必要に応
じ明暗及び色味を反転しフルカラー画像として出力し、
特殊効果を得ることができる。
特に黒い文字が白く抜けることで鮮明な好ましい再生
画像を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カラー画像に
対するネガ/ポジ反転処理を良好に行うことができる。
特に、ネガ/ポジ反転処理を行うか否かおよび入力カラ
ー画像の種類を示すユーザの指示に応じてレベル変換手
段の変換特性を設定するので、入力カラー画像の種類に
かかわらずネガ/ポジ反転処理の結果を良好に再現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路ブロツクの構成を示す
図、 第2図は本発明の一実施例の複写装置の構成を示す図、 第3図は第1図示のセンサ210周辺の回路構成9を示す
図、 第4図は第2図示の実施例の回路ブロツクを示す図、 第5図は第4図示のクロツクCLK,CLK4の波形を示す図、 第6図は第2図示の複写装置の表示部を示す図、 第7図は後に示す第11図のエリア処理部の構成を示すブ
ロツク図、 第8図は第7図示のブロツクの動作を説明する図、 第9図,第10図は色にじみの状態を示す図、 第11図は第1図示の色判定部106、文字エツジ判定部107
の構成を示す図、 第12図はセンサ210のR,G,Bの相対感度を示す図、 第13図は第11図示の色判定部106内の画素色判定部1101
の構成を示すブロツク図、 第14−1図,第14−2図は第13図示のMAX,MiN検知回路
の構成及び動作を示すブロツク図、 第15−1図,第15−2図は第13図示の各セレクタの構成
及び動作を示す図、 第16−1図,第16−2図は第13図示の画素色判定部1101
の動作を説明する図、 第17−1図は第11図に示すエリア処理部内に含まれるCA
N信号発生部の構成を示すブロツク図、 第17−2図は第17−1図に示す演算部1722の構成を示す
ブロツク図、 第18−1図は文字エツジ判定部107の構成を示すブロツ
ク図、 第18−2図は第18−1図に示す網点特徴抽出部1827の構
成を示すブロツク図、 第18−3図は第18−1図に示す網点エリア判定部1828の
構成を示すブロツク図、 第18−4図,第18−5図は第18−3図に示す回路の動作
を説明するための図、 第18−6図は第18−3図のテーブル1830の内容を示す
図、 第18−7図は第18−1図に示す信号変換テーブル1826の
構成を示す図、 第19図は文字エツジ判定部の動作を説明する図、 第20−1図は第18図示の1805の内部構成を示すブロツク
図、 第20−2図は第20−1図示のテーブル2023の入力アドレ
スと出力データとの関係を示す図、 第21図は第19図に示す1905〜1912に示すパターンを示す
代表的なドツトの配列を示す図、 第22−1図は第21図に示すドツト配列を検出するための
検出用パターンを示す図、 第22−2図は文字端部のパターンを示す図、 第23−1図は網点判定の状態を示す図、 第23−2図は網点判定の動作を説明する図、 第24−1図,第24−2図,第24−3図,第24−4図,第
24−5図,第24−6図,第24−7図は各種の文字を読取
った場合における特徴抽出部403の出力を示す図、 第25−1図,第25−2図,第25−3図は夫々第24−1
図,第24−3図,第24−4図の一部を拡大した図、 第26図は第1図示の乗算器114,115、加算器116及び乗算
係数発生部の動作を示す図、 第27図は第1図示の乗算係数発生部108の構成を示す
図、 第28図は第27図示のROMの入力アドレスと出力との関係
を示す図、 第29図は第1図示の乗算器の構成を示す図、 第30図は第1図示のフイルタ117の内部構成を示す図、 第31図は第1図示のフイルタ制御信号発生部109の構成
を示す図、 第32図は第31図示のゲート回路の論理式を示す表、 第33図は第1図示のガンマ変換部118の構成を示す図、 第34図は第33図示のROMの入力と出力との関係を示す
図、 第35図は第1図示のガンマ切換信号発生部110の構成を
示すブロツク図、 第36図は第35図示のROMの入力と出力との関係を示す
図、 第37図は第1図示のRWM変調部119の構成を示すブロツク
図、 第38図は第37図示の各ブロツクの動作を説明するための
タイミングチヤート、 第39図は第1図示のスクリン切換信号発生部111の内部
の詳細を示すブロツク図、 第40図は細かい色文字を記録する場合のスクリン切換信
号発生部111の内部の詳細を示すブロツク図、 第41図は注目画素と周辺画素との位置関係を示す図、 第42図は第1図に示すフイルタ回路117の他の構成例を
示す図、 第43図は第42図に示すフイルタを用いる色処理回路の構
成例を示す図、 第44図は第43図示のスクリン切換信号発生部4301の内部
構成を示す図、 第45−1図,第45−2図,第45−3図,第45−4図,第
45−5図,第45−6図は第24−1図乃至第24−6図の夫
々に対応する図であり、各検出信号の特性を示すタイミ
ングチヤート、 第46−1図,第46−2図は第45−1図の更に詳細を示す
図、 第47図,第48図は第6図に示す操作部の表示例を示す
図、 第49図はCCD201の出力のMTFを示す図、 第50図は第20−1図のテーブル2023の内容の他の例を示
す図、 第51図は第18−3図に示すテーブル1830の内容の他の例
を示す図、 第52図は第48図示の4807の文字/写真分離レベルの表示
目盛に対応して制御部401が選択するSEG値を示す図、 第53図はCENTER値の入力フローを示す図、 第54図は第1図の他の実施例を示す図、 第55図,第57図は第17−1図の他の実施例を示すブロツ
ク図、 第56図は第57図の実施例の動作を説明する図、 第58図は第17−2図の他の実施例を示すブロツク図であ
る。 第59図,第60図,第61図,第62図,第63図は夫々第1
図,第31図,第32図,第42図,第26図の変形例を示す
図、 第64図は操作部の外観図、 第65図はシヤープネス設定を説明する図、 第66図はモード切換信号の説明図、 第67図は本発明の第9の実施例の全体ブロツク図、 第68図は本発明の第9の実施例の基本ブロツク図、 第69図は濃度変化点検出部の回路図、 第70図はエツジ判定部の回路図、 第71図は乗算係数発生部の回路図、 第72図は空間フイルタを説明する図、 第73図はフイルタ制御信号発生部の回路図、 第74図はフイルタ切換を説明する図、 第75図はスクリーン切換信号発生部の回路図、 第76図はモード設定のフローチヤート、 第77図はシヤープネス値設定のフローチヤート、 第78図は領域指定を行うための操作部を示す図、 第79図は第78図示の操作部によって指定された領域の例
を示す図、 第80図は第78図示の操作部の操作手順を示すフローチヤ
ート、 第81図は第80図の操作部の操作入力手順を示すフローチ
ヤート、 第82図は第4図の他の例であって、第78図の操作部を有
する装置の構成を示すブロツク図、 第83図は第82図示のアドレス発生器407、エリア信号発
生部408の内部構成を示すブロツク図、 第84図は第83図示の1003〜1006の内部構成をを示すブロ
ツク図、 第85図は第78図のデジタイザ上の主走査方向,副走査方
向を示す図、 第86図は第82図示のエリア信号発生部の他の例を示すブ
ロツク図、 第87図(a)(b)は第80図のフローチヤートの他の例
を示すフローチヤート、 第88図は第83図の更に他の例を示すブロツク図、 第89図は第81図の他の例を示すフローチヤート、 第90図はプロジエクタを有する画像処理装置の断面構成
図、 第91図は本発明の第11の実施例のブロツク図、 第92図はFilter117の例を示すブロツク図、 第93図はFilter117の空間フイルター係数を示す図、 第94図はFilter117のシヤープネスの設定値に対応する
レジスタの設定値を示す図、 第95図はFilter117の結像の様子を示す図、 第96図はフレネルレンズの説明図、 第97図は空間周波数特性を示す図、 第98図は空間周波数特性補正フイルタの効果を示す図、 第99図は本発明の第11の実施例の変形例を示す図、 第100図は本発明の第11の実施例の変形例を示す図、 第101図は変倍例を示す図、 第102図は本発明の第12の実施例の構成ブロツク図、 第103図は変倍部のブロツク構成図、 第104図は基本信号のタイミングチヤート、 第105図は補間器404のブロツク図、 第106図は補間係数決定器のブロック図、 第107図はアドレスコントローラのブロツク図、 第108図は指定倍率m%が等倍又は縮小の場合を説明す
る一例の動作タイミングチヤート、 第109図は指定倍率m%が拡大の場合を説明する一例の
動作タイミングチヤート、 第110図は副走査方向の濃度変化と複写倍率との関係を
示す図、 第111図は本発明の第13の実施例のブロツク図、 第112図は本発明の第14の実施例のブロツク図、 第113図は実施例11、実施例12の操作を示すフローチヤ
ート、 第114図はネガ/ポジ変換を説明する図、 第115図はネガ/ポジ変換を説明する図、 第116図はモードの種類とMJ信号の対応を示す図、 第117図は本発明の第15の実施例のブロツク図、 第118図は光量−濃度変換部とネガ/ポジ変換部のブロ
ツク図、 第119図は光量−濃度変換特性を示す図、 第120図はガンマ変換部を示す図、 第121図はガンマ変換特性を示す図、 第122図はネガ/ポジ変換を示す図、 第123図は本発明の第15の実施例の原理図、 第124図は本発明の第16の実施例のブロツク図、 第125図は本発明の第16の実施例の光量−濃度変換特性
を示す図、 第126図は本発明の第17の実施例のブロツク図、 第127図は本発明の第17の実施例のブロツク図、 第128図は本発明の第17の実施例の変換特性を示す図で
ある。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー画像を示すカラー画像信号を入
    力する入力手段、 前記入力カラー画像の種類を示すユーザの指示を入力す
    る指示入力手段、 前記入力手段により入力されたカラー画像信号に対して
    ネガ/ポジ反転処理を行うネガ/ポジ反転処理手段、 前記入力手段により入力されたカラー画像信号のレベル
    を変換するレベル変換手段、 前記ネガ/ポジ反転処理を行うか否かおよび前記入力カ
    ラー画像の種類を示すユーザの指示に応じて前記レベル
    変換手段の変換特性を設定する設定手段を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記レベル変換手段はガンマ変換手段であ
    り、前記ネガ/ポジ反転処理する場合の変換特性は、前
    記ネガ/ポジ反転処理しない場合の変換特性に比べて低
    濃度に変換される特性を有することを特徴とする請求項
    第1項記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記入力カラー画像の種類には文字画像、
    写真画像、文字写真混在画像が含まれることを特徴とす
    る請求項第1項記載の画像処理装置。
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