JP6277723B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、読取対象の原稿下方においてイメージセンサを搬送して、原稿を読み取る画像読取装置が知られている。例えば、イメージセンサを搬送しながら、転送タイミング信号を所定時間間隔で生成する画像読取装置が知られている(特許文献1参照)。転送タイミング信号は、イメージセンサで生成された画像信号を転送するための信号である。イメージセンサは、転送タイミング信号が入力される度に、読取動作を実行する。
この画像読取装置では、イメージセンサの速度に応じて、転送タイミング信号の発生位置が適切な原稿読取位置からずれる現象が生じる。このため、イメージセンサを搬送するモータの回転に応じて発生するエンコーダ信号のパルスエッジのカウント数に基づき、転送タイミング信号を補正することが行われている。具体的には、転送タイミング信号の発生周期に対応する時間間隔毎に、イメージセンサの位置を表す上記カウント数と制御目標値との誤差を検出し、誤差が許容範囲を超えた場合には、転送タイミング信号をずらすことが行われている。
特開2009−246636号公報
しかしながら、上述の従来技術では、読取開始からのエンコーダ信号のパルスエッジ数を常にカウントして、このカウント値をイメージセンサの位置情報として記憶しておく必要がある。また、転送タイミング信号をずらして生成した場合には、制御目標値を更新する必要がある。
即ち、従来技術では、イメージセンサに周期信号を入力して周期的な読取動作を実行させる場合において、原稿読取位置が適切な位置からずれる現象に対し、位置カウントを行ったり、制御目標値を更新したりするなどの煩雑な処理を行わなければ、転送タイミング信号を補正し、ズレによる画質劣化の影響を抑えることができなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、読取指令信号を周期的に読取ユニットに入力する画像読取装置において、この読取指令信号に基づく読取ユニットの原稿読取位置が適切な位置となるように、読取指令信号の生成タイミングを効率的に調整可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、読取ユニットと、指令ユニットと、搬送ユニットと、信号発生ユニットと、制御ユニットとを備える。読取ユニットは、指令信号が生成される毎に、その指令信号に従って読取対象の原稿を主走査方向に読み取る。指令ユニットは、上記指令信号を周期的に生成する。搬送ユニットは、読取ユニット及び原稿の少なくとも一方を搬送することによって、原稿と読取ユニットとの相対位置を副走査方向に変化させる。信号発生ユニットは、相対位置が読取間隔に対応する所定量変化する度に、変位信号を発生させる。
制御ユニットは、指令ユニットによる上記指令信号の生成タイミングを制御する。具体的に、制御ユニットは、周期的に生成される指令信号に関して、信号発生ユニットによる変位信号の発生時点から、変位信号の発生後に指令信号が指令ユニットにより生成される時点までの経過時間を特定する。制御ユニットは、上記特定された経過時間が基準値未満である場合、変位信号の発生時点から指令信号の生成時点までの時間が基準値以上となるように、指令ユニットによる指令信号の生成動作を遅らせる。
この画像読取装置において、指令信号の生成周期は、搬送ユニットによる搬送過程において信号発生ユニットから発生する変位信号の発生時間間隔よりも短い。
指令信号の生成周期が読取間隔に対応する変位信号の発生時間間隔より短い場合には、上記相対位置が読取間隔に対応する量変化する間に、少なくとも一度、読取ユニットに読取動作を実行させることができる。この間に、複数回、読取ユニットに読取動作を実行させることができる場合には、読取ユニットによる各読取動作により生成されたライン画像データの中から、読取間隔毎に一つの画像データを有効データと取り扱い、残りを破棄することで、原稿をおよそ等間隔に読み取ったライン画像データ群からなる読取画像データを生成することができる。
しかしながら、指令信号の生成周期が変位信号の発生時間間隔から少しだけ短い場合には、読取ユニットによる各読取動作により生成されたライン画像データから一部を間引いて、原稿の読取画像データを生成すると、間引いた前後のライン画像データの読取位置が大きく離れてしまい高画質な読取画像データを生成することが難しい。
そこで、本発明では、指令信号の生成周期と読取間隔(変位信号の発生時間間隔)との差異に起因して、正規の読取間隔に対応する原稿読取位置から次第にずれて行く読取ユニットによる原稿読取位置を、指令信号の生成タイミングを上記手法で遅らせることによって調整する。
本発明によれば、変位信号の発生時点と次に生成される指令信号の生成時点との間の時間長を指標に、指令信号の生成動作を遅らせ、これによって読取ユニットによる原稿読取位置を調整するので、従来よりも簡単且つ効率的に、指令信号の生成タイミングを調整することができる。
即ち、本発明によれば、従来技術のように搬送対象の位置と制御目標値との誤差を評価するために搬送対象の位置を逐次記憶したり、制御目標値を更新したりしなくても、読取ユニットの原稿読取位置が適切な位置となるように、指令信号の生成タイミングを調整することができる。従って、本発明によれば、従来よりも効率的に指令信号の生成タイミングを調整し、高画質な読取画像データを生成することができる。
ところで、制御ユニットは、上記経過時間が基準値未満である場合には、変位信号の発生時点から上記基準値より大きい規定時間経過後の時点で指令信号が生成されるように、指令ユニットを制御する構成にされ得る。
別例として、制御ユニットは、上記経過時間が基準値未満である場合には、指令信号の生成タイミングを、上記指令信号が周期的に生成される場合の生成タイミングから規定時間遅らせるように、指令ユニットを制御する構成にされ得る。
これらの制御手法によれば、簡単且つ適切に指令信号の生成動作を遅らせることができる。特に、前者の制御手法によれば、指令信号の生成動作を、変位信号の発生時点を基準に遅らせるので、読取ユニットによる原稿読取位置を一層適切に調整することができる。
また、搬送ユニットによる搬送過程には、搬送対象を加減速する区間が通常含まれ、搬送対象の速度変化によって、変位信号の発生時間間隔も変化する。一方、本発明の制御手法で指令信号の生成タイミングを遅らせることによる効果は、速度が低く変位信号の発生時間間隔が長い場合よりも、速度が高く変位信号の発生時間間隔が指令信号の生成周期に近いほど有効に働く。
そこで、制御ユニットは、搬送過程の内、変位信号の発生時間間隔が指令信号の生成周期の2倍未満である高速搬送区間において、上記経過時間が基準値未満である場合に、指令信号の生成動作を遅らせる構成にされ得る。
搬送ユニットによる搬送過程が、原稿と読取ユニットとの相対速度が所定速度まで上昇する加速区間、相対速度が所定速度に制御される定速区間、及び、相対速度が所定速度から低下する減速区間を含む場合、制御ユニットは、定速区間において上記経過時間が基準値未満である場合に、指令信号の生成動作を遅らせる構成にされ得る。
また、上述の基準値は、定速区間における変位信号の発生時間間隔と指令信号の生成周期との差分以内で定められると好ましい。定速区間では、基本的に、この差分に対応する時間ずつ、指令信号の生成タイミングと変位信号の発生タイミングがずれて行くためである。換言すれば、変位信号の発生時点から指令信号の生成時点までの時間が差分未満である場合には、次の指令信号の生成タイミングが、次の変位信号の発生時点より前になる可能性があるためである。
この他、指令信号の生成タイミングが高頻度に調整されると、指令信号の周期が変動しがちになる。従って、制御ユニットは、上記経過時間が基準値未満である場合には、変位信号の発生時点から指令信号の生成までの時間が、定速区間における変位信号の発生時間間隔と指令信号の生成周期との差分の2倍より大きくなるように、指令信号の生成動作を遅らせる構成にされ得る。このように指令信号の生成動作を遅らせる手法によれば、上記経過時間が基準値未満となる事象の発生頻度を抑えることができる。
更に言えば、制御ユニットは、上記経過時間が基準値未満である場合には、変位信号の発生時点から指令信号の生成までの時間が、基準値以上であって、定速区間における変位信号の発生時間間隔の1/2倍以下となるように、指令ユニットによる指令信号の生成動作を遅らせる構成にされ得る。この構成によれば、指令信号の生成タイミングの調整量を、読取間隔の半分以内に収めることができるので、調整による読取位置の変化が読取画像の画質に与える影響を抑えることができる。
画像読取装置の概略構成を表すブロック図である。 ラインセンサ及び原稿の搬送機構を表す画像読取装置の断面図である。 ASICの内部構成を表すブロック図である。 モータ制御部が実行する処理を表すフローチャートである。 搬送対象の速度軌跡を表すグラフである。 タイミング制御部の構成を表すブロック図である。 加速から定速区間におけるTG信号波形を表すタイムチャートである。 定速から減速区間におけるTG信号波形を表すタイムチャートである。 変形例のタイミング制御部の構成を表すブロック図である。 カラー読取時のTG信号波形を表すタイムチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。図1に示す本実施例の画像読取装置1は、CPU11と、ROM13と、RAM15と、インタフェース17と、FB(フラットベッド)読取装置20と、ADF装置(オートドキュメントフィーダ)30と、ASIC40とを備える。
CPU11は、ROM13が記憶するプログラムに従う処理を実行することにより、画像読取装置1を統括制御する。RAM15は、CPU11によるプログラム実行時に作業領域として使用される。インタフェース17は、外部のパーソナルコンピュータ5と通信可能な構成にされる。
CPU11は、FB読取装置20を用いて生成された原稿Qの読取画像データを、インタフェース17を介して外部のパーソナルコンピュータ5に提供する。FB読取装置20は、ラインセンサ21を搬送して読取対象の原稿Qを読み取る構成にされる。ADF装置30は、読取対象の原稿Qをラインセンサ21による読取位置に搬送する構成にされる。ASIC40は、CPU11からの指示に従ってFB読取装置20及びADF装置30を制御する。
この画像読取装置1では、CPU11がASIC40に動作パラメータを設定してASIC40を起動する。動作パラメータとしては、読取モードや読取領域を表す動作パラメータを一例に挙げることができる。読取モードとしては、ラインセンサ21を固定配置し原稿Qを搬送することでラインセンサ21と原稿Qとの相対位置を変化させて原稿Qを読み取るADF読取モード、及び、ラインセンサ21を搬送することでプラテンガラス103A上に載置された原稿Qを読み取るFB読取モードを挙げることができる。
ASIC40は、動作パラメータに従ってFB読取装置20及びADF装置30を制御し、原稿Qとラインセンサ21との相対位置を変化させながらラインセンサ21にライン毎の読取動作を実行させる。ラインセンサ21は、読取動作毎に原稿1ライン分の読取結果を表すライン画像データを生成する。ASIC40は、このようにして生成される各ライン画像データをシェーディング補正等する。ASIC40により生成された補正後の各ライン画像データは、RAM15に記憶される。
CPU11は、RAM15に記憶された各ライン画像データを、インタフェース17を通じて、パーソナルコンピュータ5に送信する。これにより、CPU11は、ライン画像データの一群により構成される原稿Qの読取画像データを、パーソナルコンピュータ5に提供する。別例として、画像読取装置1がコピー機能を有するディジタル複合機である場合、RAM15に記憶された読取画像データは、印刷処理に供される。これによって、原稿Qのコピー画像が用紙に形成される。
続いて、FB読取装置20の詳細構成を説明する。FB読取装置20は、ラインセンサ21と、ラインセンサ搬送機構23と、FBモータ25と、駆動回路27と、FBエンコーダ29とを備える。
ラインセンサ21は、例えばコンタクトイメージセンサ(CIS)として構成される。ラインセンサ21は、主走査方向に長尺な構成にされ、原稿Qを主走査方向に読み取る。ラインセンサ搬送機構23は、直流モータで構成されるFBモータ25からの動力を受けて、ラインセンサ21を主走査方向とは直交する副走査方向に搬送する。
図2に示すように、ラインセンサ搬送機構23は、画像読取装置1の下部ケース101内に設けられる。画像読取装置1が備える下部ケース101は、上面に透明なプラテンガラス103A,103Bが設けられた構成にされる。プラテンガラス103Aの上面には、FB読取モード時にユーザの手動によって読取対象の原稿Qが載置される。一方、プラテンガラス103Bは、ADF読取モード時に使用される。ADF読取モード時には、プラテンガラス103Bの下方領域にラインセンサ21が固定配置される。
ラインセンサ搬送機構23は、このプラテンガラス103A,103Bの下方領域において、ラインセンサ21を副走査方向に搬送可能に構成される。このラインセンサ搬送機構23では、ラインセンサ21を搭載するキャリッジ231が、駆動プーリ233及び従動プーリ234に掛けられたベルト235に連結されている。駆動プーリ233にはギヤを介してFBモータ25が接続されている。
即ち、ラインセンサ搬送機構23では、FBモータ25の動力を受けて駆動プーリ233が回転し、駆動プーリ233の回転に応じてベルト235及び従動プーリ234が回転することによって、ベルト235に連結されたキャリッジ231に動力が伝達する。この動力を受けるキャリッジ231は、ガイド軸237によって移動を規制されながら、副走査方向に移動する。ラインセンサ搬送機構23は、この動作によって、ラインセンサ21を副走査方向に搬送する。
駆動回路27は、ASIC40からの制御信号に従って、FBモータ25を駆動する。この他、FBエンコーダ29は、FBモータ25からラインセンサ21への動力伝達経路に取り付けられて、ラインセンサ21の副走査方向への移動に応じたパルス信号(ENC1a,ENC1b)を発生させる。パルス信号(ENC1a,ENC1b)の夫々は、ラインセンサ21が副走査方向に所定距離搬送される度に生成される。
例えば、FBエンコーダ29は、FBモータ25の回転軸に設けられたロータリエンコーダによって構成される。パルス信号(ENC1a,ENC1b)は、位相がπ/2異なるA相信号(ENC1a)及びB相信号(ENC1b)に対応する。以下では、パルス信号(ENC1a,ENC1b)のことをエンコーダ信号(ENC1a,ENC1b)とも表現する。
一方、ADF装置30は、原稿搬送機構31と、ADFモータ35と、駆動回路37と、ADFエンコーダ39とを備える。原稿搬送機構31は、図2に示すように、上部ケース111に設けられる。上部ケース111は、画像読取装置1の下部ケース101に回動可能に設けられる。この上部ケース111は、プラテンガラス103A,103Bを含む下部ケース101の上面を被覆するカバー体として機能する。
原稿搬送機構31は、この上部ケース111に、分離ローラ311と、分離パッド312と、吸入ローラ313と、メインローラ315と、ピンチローラ316と、原稿押さえ317と、排紙ローラ318とを備える。
分離パッド312は、分離ローラ311に対向配置されて、原稿Qに所定の搬送抵抗を付与する。吸入ローラ313は、上部ケース111に設けられた原稿トレイ113に積層された原稿Qを分離ローラ311に送り出す。分離ローラ311は、この原稿Qをメインローラ315側に搬送する。
メインローラ315は、分離ローラ311から搬送されてきた原稿Qの搬送方向をプラテンガラス103B側に向けて転向させながら原稿Qを下流に搬送する。この際、ピンチローラ316は、原稿Qをメインローラ315に押し付ける。原稿押さえ317は、メインローラ315側から搬送されてきた原稿Qをプラテンガラス103B側に押さえつける。排紙ローラ318は、原稿押さえ317の下方を通過して搬送されてくる原稿Qを、排紙トレイ115へと搬送する。
ADFモータ35は、直流モータで構成され、原稿搬送機構31に動力を付与する。駆動回路37は、ASIC40からの制御信号に従って、ADFモータ35を駆動する。原稿搬送機構31を構成するローラ311,313,315,318は、ADFモータ35からの動力を受けて、互いに連動するように回転する。
この回転によって、原稿搬送機構31は、原稿Qをローラ311,313,315,318の回転量に応じた量、原稿トレイ113から原稿押さえ317を介して排紙トレイ115へと副走査方向に搬送する。ラインセンサ21は、ADF読取モード時、原稿押さえ317の下方に配置されて、この地点を通過する原稿Qを読み取る。
ADFエンコーダ39は、原稿搬送機構31による原稿Qの搬送量に応じたパルス信号(ENC2a,ENC2b)を発生させる。ADFエンコーダ39は、例えば、ロータリエンコーダで構成される。ADFエンコーダ39は、例えばADFモータ35の回転軸に取り付けられて、ADFモータ35の回転に応じたパルス信号(ENC2a,ENC2b)を発生させる。これらパルス信号(ENC2a,ENC2b)の夫々は、ADFモータ35が所定量回転する度に、換言すれば原稿Qが所定量搬送される度に生成される。パルス信号(ENC2a,ENC2b)は、位相がπ/2異なるA相信号(ENC2a)及びB相信号(ENC2b)に対応する。以下では、パルス信号(ENC2a,ENC2b)のことをエンコーダ信号(ENC2a,ENC2b)とも表現する。
続いて、ASIC40の詳細構成を説明する。ASIC40は、図3に示すように、モータ制御部41と、エンコーダ処理部42と、タイミング制御部43と、読取制御部45と、読取データ処理部47と、バッファ49とを備える。
エンコーダ処理部42は、FBエンコーダ29から入力されるエンコーダ信号(ENC1a,ENC1b)に基づき、ラインセンサ21の位置及び速度を検出し、これらの検出値をモータ制御部41に入力する。更に、ADFエンコーダ39から入力されるエンコーダ信号(ENC2a,ENC2b)に基づき、原稿Qの位置及び速度に対応するADFモータ35の回転位置及び速度を検出し、これらの検出値をモータ制御部41に入力する。
加えて、エンコーダ処理部42は、読取モードに対応する変位信号(EN)をタイミング制御部43に入力する。FB読取モードにおいて、エンコーダ処理部42は、FBエンコーダ29から入力されるエンコーダ信号(ENC1a,ENC1b)に基づき、ラインセンサ21の位置が副走査方向に所定量変化する度に、パルス信号を上記変位信号(EN)としてタイミング制御部43に入力する。例えば、エンコーダ処理部42は、FBエンコーダ29から入力されるA相信号(ENC1a)及びB相信号(ENC1b)のいずれか一方を、FB読取モードにおける上記変位信号(EN)としてタイミング制御部43に入力することができる。
一方、ADF読取モードにおいて、エンコーダ処理部42は、ADFエンコーダ39から入力されるエンコーダ信号(ENC2a,ENC2b)に基づき、原稿Qが所定量搬送される度に、パルス信号を上記変位信号(EN)としてタイミング制御部43に入力する。例えば、エンコーダ処理部42は、ADFエンコーダ39から入力されるA相信号(ENC2a)及びB相信号(ENC2b)のいずれか一方を、ADF読取モードにおける上記変位信号(EN)としてタイミング制御部43に入力することができる。
モータ制御部41は、CPU11からの指示に従って、FBモータ25及びADFモータ35の駆動制御を行う。具体的に、モータ制御部41は、FB読取モードにおいて、FBモータ25に印加すべき駆動電流に対応するPWM信号を駆動回路27に入力することにより、FBモータ25の駆動制御を行う。モータ制御部41は、エンコーダ処理部42から入力されるラインセンサ21の位置及び速度についての上記検出値に基づくフィードバック制御により、ラインセンサ21の副走査方向への搬送速度を制御する。
また、モータ制御部41は、ADF読取モードにおいて、ADFモータ35に印加すべき駆動電流に対応するPWM信号を駆動回路37に入力することにより、ADFモータ35の駆動制御を行う。モータ制御部41は、エンコーダ処理部42から入力されるADFモータ35の回転位置及び速度についての上記検出値に基づくフィードバック制御により、原稿Qの搬送速度を制御する。
一方、タイミング制御部43は、FB読取モード及びADF読取モードにおいて、ラインセンサ21による原稿Qの読取タイミングを制御する。基本的に、このタイミング制御部43は、ラインセンサ21に対する読取タイミングを指定するパルス信号であるTG信号を、一定時間間隔で周期的に生成し、このTG信号を読取制御部45に入力する。ここでは、TG信号の周期をT0で表す。但し、タイミング制御部43は、エンコーダ処理部42から入力される上記変位信号(EN)に基づき、必要に応じて読取制御部45に入力するTG信号の生成タイミングを調整し、これによってTG信号の読取制御部45への入力タイミングを調整する。
読取制御部45は、タイミング制御部43から入力されるTG信号に基づき、ラインセンサ21に対する制御信号を生成し、これをラインセンサ21に入力する。制御信号には、ラインスタート信号(SG1)、点灯制御信号(SG2)、及び、転送制御信号(SG3)が含まれる。
読取制御部45は、TG信号の立上りエッジを検出する度に、ラインスタート信号(SG1)をラインセンサ21に入力する。ラインスタート信号(SG1)が入力されると、ラインセンサ21が有する受光素子群211に蓄積された電荷は、アナログシフトレジスタ213に転送される。これによってアナログシフトレジスタ213には、ラインスタート信号(SG1)の前回入力時から今回入力時までの期間の光電効果により生成された電荷が転送される。
図3に示されるように、ラインセンサ21は、画素毎の受光素子(受光素子群211)及び受光素子数に対応したサイズのアナログシフトレジスタ213、及び、光源215を備える。ラインスタート信号(SG1)の入力によってアナログシフトレジスタ213に転送される受光素子毎の電荷の情報は、画素データに対応する。即ち、アナログシフトレジスタ213に記憶される電荷情報の一群は、原稿1ライン分の読取結果を表す画素データ群に対応し、ライン画像データに対応する。
受光素子群211の蓄積電荷が上記アナログシフトレジスタ213に転送されることに起因して、受光素子夫々の蓄積電荷は初期化され、受光素子群211では、光電効果を利用した新たな読取動作が開始される。
点灯制御信号(SG2)は、光源215の点灯及び消灯を制御するための信号である。読取制御部45は、ラインスタート信号(SG1)の入力に合わせて光源215を点灯させるための点灯制御信号(SG2)をラインセンサ21に入力する。具体的には、ラインスタート信号(SG1)の入力時点から一定時間、光源215を点灯させるように、点灯制御信号(SG2)をラインセンサ21に入力する。光源215は、この点灯制御信号(SG2)に従って点灯し、原稿Qに向けて光を照射する。
転送制御信号(SG3)は、アナログシフトレジスタ213が記憶する電荷情報をラインセンサ21から読取データ処理部47に転送する動作を制御する信号である。読取制御部45は、TG信号が入力されると、このTG信号に対応するラインスタート信号(SG1)の入力時点でアナログシフトレジスタ213に転送された電荷情報(ライン画像データ)が、次のラインスタート信号(SG1)の入力時点までに、読取データ処理部47に転送されるように、転送制御信号(SG3)をラインセンサ21に入力する。
読取データ処理部47は、ラインセンサ21から入力される電荷情報をディジタルのライン画像データに変換する。そして、このライン画像データに対し、シェーディング補正及びガンマ補正等の画像処理を施して、これらの画像処理による補正後のライン画像データをRAM15に記憶させる。ラインセンサ21から読取データ処理部47に入力されるライン画像データの内、補正前のライン画像データ、及び、RAM15に格納される前の補正後のライン画像データは、バッファ49に一時記憶される。
このバッファ49の空き容量は、ライン画像データが読取データ処理部47で補正されてRAM15に格納されるまでの処理遅れによって、少なくなる場合がある。読取データ処理部47は、バッファ49の空き容量が閾値未満となると、メモリフル信号をモータ制御部41に入力して、モータ制御部41によるラインセンサ21又は原稿Qの搬送動作を一時中断させる。
モータ制御部41による処理動作は、図4に示すフローチャートに従って実行される。モータ制御部41は、FB読取モードにおいてラインセンサ21を搬送対象に設定し、ADF読取モードにおいては原稿Qを搬送対象に設定して、図4に示す処理を実行する。この処理は、例えば図示しない操作部に対するユーザの押下操作を契機に、CPU11からの指示に従って開始される。
この処理が開始されると、モータ制御部41は、搬送対象を加速させるためのモータ制御を開始する(S110)。このモータ制御は、搬送対象の速度Vが予め定められた定速の目標速度Vcに到達するまで実行される。FB読取モードにおいて、モータ制御部41は、エンコーダ処理部42において検出されたラインセンサ21の速度Vに基づき、駆動対象モータとしてのFBモータ25に印加する駆動電流を決定し、対応するPWM信号を駆動回路27に入力する。
一方、ADF読取モードにおいては、エンコーダ処理部42において検出された原稿Qの速度Vに対応するADFモータ35の回転速度に基づき、駆動対象モータとしてのADFモータ35に対する駆動電流を決定し、対応するPWM信号を駆動回路37に入力する。これによって、搬送開始後の加速区間では、搬送対象が目標速度Vcまで加速される。本実施例で言う加速区間は、搬送対象の速度Vが目標速度Vcに到達するまでの搬送区間のことを言う。
モータ制御部41は、このモータ制御による搬送対象の加速中において、搬送対象の速度Vが予め定められた閾値以上となったか否かを判断する(S120)。そして、搬送対象の速度Vが閾値以上となった時点で(S120でYes)、タイミング制御部43に対しTG信号の調整開始指示を入力する(S125)。詳細は後述するが、タイミング制御部43は、この調整開始指示が入力されると、上記変位信号(EN)に基づいて、TG信号の読取制御部45への入力タイミングを必要に応じて調整する処理を開始する。
搬送対象の速度Vが目標速度Vcに到達すると、モータ制御部41は、定速搬送処理を開始する(S130)。定速搬送処理では、搬送対象が目標速度Vcで定速搬送されるように、駆動対象モータに対する駆動電流を決定し、対応するPWM信号を、対応する駆動回路27又は駆動回路37に入力する。これによって、加速区間に続く定速区間では、搬送対象が目標速度Vcで搬送される。本実施例で言う定速区間は、搬送対象の速度Vが一定速度(目標速度Vc)で搬送される区間のことを言う。
その後、モータ制御部41は、搬送対象が減速開始地点に到達したか否かを判断する(S140)。減速開始地点は、原稿Qの最終ラインに対する読取動作が完了する時点での搬送対象の位置である読取完了地点を基準に、その読取完了地点と同一地点、又は、その前後の地点に定められる。
搬送対象が減速開始地点に到達したと判断すると(S140でYes)、モータ制御部41は、S200に移行し、搬送対象を減速及び停止させるためのモータ制御を行う。このモータ制御によって、定速区間に続く減速区間では、搬送対象が減速及び停止される。本実施例で言う減速区間は、搬送対象が定速の目標速度Vcから減速して停止するまでの搬送区間のことを言う。
読取完了地点より上流側の地点に減速開始地点が定められる場合、ラインセンサ21は、減速区間においても、読取完了地点を通過するまでは、各ラインの読取動作を、読取制御部45からの制御信号に従って実行する。
S200において、モータ制御部41は、搬送速度Vが閾値未満となった時点で、タイミング制御部43に対して、TG信号の調整停止指示を入力する。タイミング制御部43は、この調整停止指示が入力されると、TG信号の読取制御部45への入力タイミングを調整する処理の実行を停止する。
このようなモータ制御部41による処理に従って、図5に示すように、定速区間、並びに、加速区間及び減速区間における速度Vが閾値以上の領域に限って、TG信号の入力タイミングの調整が行われる。図5に示す時間対速度のグラフにおいて、加速から減速までの搬送対象の速度Vの軌跡を一例として表す。
ADF読取モードでは、最終ラインまでの読取動作が終了すると、S140で肯定判断し、S200では、搬送対象としての原稿Qを減速させることなく、原稿Qが排紙トレイ115に排出されるまで、これを搬送することが考えられる。その後、モータ制御部41は、図4に示す処理を終了する。
一方、モータ制御部41は、搬送対象が減速開始地点に到達していないと判断すると(S140でNo)、モータ制御の中断要因が発生したか否かを判断する。モータ制御部41は、上記メモリフル信号が読取データ処理部47から入力されると中断要因が発生したと判断する(S150)。
そして、中断要因が発生していないと判断すると(S150でNo)、S140に移行し、中断要因が発生したと判断すると(S150でYes)、S160に移行する。
S160に移行すると、モータ制御部41は、搬送対象を減速及び停止させるためのモータ制御を開始する。TG信号は、このモータ制御による搬送対象の減速中及び停止中においても、読取制御部45に入力され、ラインセンサ21による読取動作は、継続的に繰返し行われる。
この減速中において、モータ制御部41は、搬送速度Vが閾値未満となったか否かを判断する(S170)。そして、搬送速度Vが閾値未満となった時点で(S170でYes)、タイミング制御部43に上記調整停止指示を入力する(S175)。
モータ制御部41は、その後、搬送対象を停止させた状態で、中断要因が解消されるまで待機する(S180)。例えば、バッファ49の空き容量が閾値以上となることで中断要因が解消されるまで待機する。
そして、中断要因が解消されたと判断すると(S180でYes)、モータ制御部41は、S110での処理と同様に、駆動対象モータを制御し、搬送対象を目標速度Vcまで加速させるモータ制御を開始する(S190)。
その後、モータ制御部41は、S120に移行し、搬送対象の速度Vが閾値以上となった時点で(S120でYes)、タイミング制御部43に対して、TG信号の調整開始指示を再度入力する(S125)。更に、搬送対象の速度Vが目標速度Vcに到達すると定速搬送制御を開始する(S130)。
続いて、タイミング制御部43の詳細構成を、図6〜図8を用いて説明する。タイミング制御部43は、図6に示すように、分周器431、基準信号生成部432、カウンタ433、比較部434、第一TG信号生成部435、第二TG信号生成部436、TG選択部438、及び、有効データ判定部439を備える。
分周器431は、エンコーダ処理部42から入力される変位信号(EN)を分周して、分周後の変位信号(EN_D)を、カウンタ433、第二TG信号生成部436、及び、有効データ判定部439に入力する。分周比は、分周後の変位信号(EN_D)における立上りエッジの発生時間間隔に対応する搬送対象の変位量が、原稿1ライン分の副走査方向の幅に対応する距離となるように定められる。
読取制御部45に入力されるTG信号の周期T0は、定速区間において搬送対象が目標速度Vcで搬送されるときの変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TEより僅かに短く設定される。例えば、周期T0は、制御誤差により定速時の搬送対象の速度Vが目標速度Vcより大きくなる可能性があることを考慮して、その際の発生時間間隔TEよりも短く設定され得る。周期T0と発生時間間隔TEとの比は、例えば7:8である。
一方、基準信号生成部432は、TG信号の読取制御部45への入力タイミングを規定する基準信号として、TG信号の周期T0に対応する周期的なパルス信号をカウンタ433及び第一TG信号生成部435に入力する。具体的に、基準信号生成部432は、読取制御部45に対する入力信号として最後に生成されたTG信号の当該生成時点を基準に、その時点から周期T0に対応する時間が経過した時点で上記パルス信号をカウンタ433及び第一TG信号生成部435に入力する。
カウンタ433は、分周器431から入力される変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時点から、その後に発生する基準信号の立上りエッジの発生時点までの経過時間Tcを計測し、この経過時間Tcを比較部434に入力する。
比較部434は、経過時間Tcが基準値Tref以上である場合には、第一TG信号生成部435に信号生成指示を入力する一方、TG選択部438に第一TG信号(TG1)を選択するように指示する。これに対し、経過時間Tcが基準値Tref未満である場合には、第二TG信号生成部436に信号生成指示を入力する一方、TG選択部438に第二TG信号(TG2)を選択するように指示する。
但し、比較部434は、上記調整開始指示が入力されてから調整停止指示が入力されるまでの期間に限って、上記処理を実行する。この期間以外においては、経過時間Tcが基準値Tref以上であるか否かに関わらず、比較部434では、第一TG信号生成部435に信号生成指示を入力する。この入力によって、第一TG信号(TG1)及び第二TG信号(TG2)の内、第一TG信号(TG1)がTG信号として読取制御部45に入力される。
また、比較部434は、調整開始指示が入力された時点P1の直後では、第二TG信号(TG2)がTG信号として読取制御部45に入力されるように、第二TG信号生成部436及びTG選択部438を制御する。
第一TG信号生成部435は、上記信号生成指示を受けると、基準信号に従うTG信号である第一TG信号(TG1)を生成し、これをTG選択部438に入力する。例えば、第一TG信号生成部435は、上記信号生成指示を受けると、基準信号をTG選択部438に通過させる構成にされる。別例として、第一TG信号生成部435は、上記信号生成指示タイミングにおいて立ち上がるパルス信号を、第一TG信号(TG1)としてTG選択部438に入力する構成にされ得る。
一方、第二TG信号生成部436は、上記信号生成指示を受けると、変位信号(EN_D)の立上りエッジから所定時間Td遅れて立ち上がるパルス信号を、第二TG信号(TG2)として生成し、これをTG選択部438に入力する。
TG選択部438は、比較部434から入力された選択指示に従って、第一TG信号(TG1)及び第二TG信号(TG2)のうちの一方を、TG信号として読取制御部45に入力する。タイミング制御部43は、このようにして読取制御部45に入力するTG信号を生成する。
このように構成されるタイミング制御部43によれば、TG信号が図7及び図8に示すようなパターンで読取制御部45に入力され、対応する読取動作がラインセンサ21で実行される。
有効データ判定部439は、読取制御部45に入力されるTG信号及び分周器431から入力される変位信号(EN_D)に基づき、変位信号(EN_D)における立上りエッジの発生毎に、この発生時点以降、二回目に発生したTG信号によってアナログシフトレジスタ213に転送される電荷情報に対応するライン画像データを有効なデータとして判定する。そして、この判定結果を読取データ処理部47に入力する。
有効データとして判定される上記ライン画像データは、変位信号(EN_D)の立上りエッジが発生した後、1回目のTG信号の発生時点から2回目のTG信号の発生時点までの期間に受光素子群211にて蓄積された電荷に基づくライン画像データである。
このような有効データ判定部439の判定結果に従って、読取データ処理部47は、ラインセンサ21の読取動作毎に生成されるライン画像データを、変位信号(EN_D)の立上りエッジ毎(換言すれば、搬送対象の原稿1ライン分の搬送毎)に、一つ選択してRAM15に転送し、残りのライン画像データを破棄する。
図7は、一段目に分周後の変位信号(EN_D)の波形を示し、二段目に、TG信号の波形を示し、三段目に、光源215のオン/オフを示したタイムチャートである。図8に示すタイムチャートは、図7に示す時点P1以降における変位信号(EN_D)及びTG信号の波形を夫々、一段目及び二段目に示し、光源215のオン/オフを三段目に示したタイムチャートである。
三段目において、斜め線で描かれるハッチング領域は、この光源215の点灯期間において受光素子群211にて蓄積された電荷に対応するライン画像データが無効なデータとして判定されることを示す。一方、メッシュ状のハッチング領域は、この光源215の点灯期間において受光素子群211にて蓄積された電荷に対応するライン画像データが有効なデータとして判定されることを示す。
図7に示す時点P1は、搬送対象の速度Vが閾値以上となることで、TG信号の調整開始指示が発生した時点である。時点P2は、時点P1での変位信号(EN_D)の立上りエッジから所定時間Td後の時点である。調整開始指示の発生直後には、変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時点から所定時間Td後の時点において、第二TG信号生成部436から発生した第二TG信号が読取制御部45に入力される。
図7からも理解できるように、上記調整開始指示の入力タイミングを規定する上記閾値(S120で参照される閾値)は、変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔がTG信号の周期T0の2倍未満となるような搬送対象の速度Vに定められる。
TG信号の入力タイミングの調整処理は、搬送対象が加速区間から定速区間に移行する直前において、搬送対象の速度Vが上記閾値以上となる時点P1で開始される。それまでの期間において、TG信号は、入力タイミングが調整されることなく、規則正しく周期T0で読取制御部45に入力され、ラインセンサ21では、周期T0で読取動作が実行される。
調整開始指示が発生した後においても、TG信号は、基本的に周期T0で読取制御部45に入力される。但し、タイミング制御部43は、上記基準信号に基づいて、変位信号(EN_D)の立上りエッジからTG信号が読取制御部45に入力される時点までの経過時間Tcを特定し、経過時間Tcが基準値Tref未満である場合(図8に示す時間Tcが該当する)には、変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時点P3から所定時間Td経過後の時点でTG信号が読取制御部45に入力されるように、第二TG信号生成部436及びTG選択部438を制御する。
以上、本実施例の画像読取装置1の構成について説明した。本実施例におけるTG信号の生成及び入力タイミングの調整手法によれば、TG信号の周期T0と、正規の読取間隔(変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TE)との差異に起因して、正規の読取間隔に対応する原稿読取位置から次第にずれて行くラインセンサ21による原稿読取位置を適切に調整することができる。
TG信号の周期T0が変位信号(EN_D)の発生時間間隔TEから少し短いだけである場合には、各読取動作により生成されたライン画像データから一部を間引いて、原稿の読取画像データを生成すると、間引いた前後のライン画像データの読取位置が大きく離れてしまい高画質な読取画像データを生成することが難しい。
これに対し、本実施例によれば、変位信号(EN_D)の立上りエッジから次に発生するTG信号の当該発生時点までの時間長(経過時間Tc)の長短を基準に、適切なタイミングでTG選択部438から読取制御部45へのTG信号の入力動作を遅らせて、ラインセンサ21による原稿読取位置を調整する。従って、本実施例によれば、ラインセンサ21による原稿の読取タイミングを適切に調整することができる。
更に付言すると、本実施例によれば、従来技術のように搬送対象の位置と制御目標値との誤差を評価するために搬送対象の位置を逐次記憶したり、制御目標値を更新したりしなくても、原稿読取位置が適切な位置となるように、TG信号の入力タイミングを調整することができる。従って、本実施例によれば、従来よりも簡単且つ効率的に読取タイミングを調整し、高画質な読取画像データを生成することができる。
更に、本実施例によれば、変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TEがTG信号の周期T0の2倍未満となるような高速搬送区間に限って、TG信号の入力タイミングの調整を行う。換言すれば、この発生時間間隔TEがTG信号の周期T0の2倍以上あり、原稿1ライン分の搬送期間にラインセンサ21に複数回の読取動作を実行させることができる場合には、TG信号の入力タイミングの調整を行わないようにした。従って、本実施例によれば、不要なタイミング調整を行わずに済み、効率的に読取タイミングを調整することができる。
ところで、上述の基準値Trefは、定速区間における変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TE(搬送対象が目標速度Vcで搬送されるときの発生時間間隔TE)と、TG信号の周期T0との差分(TE−T0)以内で定めることができる。具体的には、基準値Trefは、当該差分に一致した値に定められることができる。
定速区間では、この差分に対応する時間ずつ、TG信号の入力タイミングと変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生タイミングがずれて行く。従って、変位信号(EN_D)の立上りエッジから差分(TE−T0)に対応する時間内に発生するTG信号の当該発生を遅らせれば、次のTG信号の入力タイミングが、次の変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時点より前になるのを抑えることができる。
また、上述の時間Tdは、基準値Trefよりも大きな値に定めることができる。具体的に、時間Tdは、定速区間における変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TEとTG信号の周期T0との差分(TE−T0)の2倍より大きくなるように定めることができる。定速区間においても制御誤差によって搬送対象の速度Vに変動が生じる。これを考慮すると、上記時間Tdは、定速区間において最も速度Vが低くなるときの発生時間間隔TEを用いて、差分(TE−T0)の2倍より大きくなるように定めることができる。
このように時間Tdを設定することにより、経過時間Tcが基準値Tref未満となる事象の発生頻度を、時間Tdが差分(TE−T0)の2倍未満に設定される場合よりも抑えることができる。TG信号の入力タイミングが高頻度に調整される場合、TG信号の周期は調整により変動しがちとなるが、上記事象の発生頻度を抑えることにより、周期の変動を抑えることができ、読取画像の品質を向上させることができる。
この他、上述の時間Tdは、定速区間における変位信号(EN_D)の立上りエッジの発生時間間隔TEを基準に、この発生時間間隔TEの1/2倍以下となるように定めることができる。定速区間における速度変動を考慮すれば、時間Tdは、定速区間において最も速度Vが高くなるときの発生時間間隔TEの1/2倍以下となるように定めることができる。
時間Tdを大きい値に設定すると、TG信号の調整量が大きくなる結果を生じさせる。これに対し、時間Tdを上述の範囲内に設定すれば、TG信号の入力タイミングの調整量を、読取間隔の半分以内に収めることができるので、調整による読取位置の変化が読取画像の画質に与える影響を抑えることができる。
続いて、変形例について説明する。図9に示されるタイミング制御部44は、上記実施例の画像読取装置1において、図6に示されるタイミング制御部43に代えて用いられる。タイミング制御部44において、上記実施例と同一符号によって指し示される構成要素は、上記実施例と同様に構成される。
タイミング制御部44は、第二TG信号生成部446の構成が、上記実施例の第二TG信号生成部436とは異なる。第二TG信号生成部446は、変位信号(EN_D)に代えて、基準信号生成部432からの基準信号に基づき、第一TG信号生成部435が生成する第一TG信号の立上りエッジに対して所定時間Te遅れた立上りエッジを有する第二TG信号を生成する。時間Teは、基準値Trefより大きな値に設定される。
即ち、経過時間Tcが基準値Tref未満である場合、タイミング制御部44では、TG信号の入力タイミングを、前回のTG信号の入力時点から時間T0が経過する時点、換言すれば、仮に今回第一TG信号によるTG信号の入力を行った場合のTG信号の入力時点から、所定時間Te遅らせて、当該TG信号を読取制御部45に入力する。この方法によれば、簡単且つ適切にTG信号の生成及び入力動作を遅らせることができ、ラインセンサ21による原稿読取位置を適切に調整することができる。
付言すると、本変形例によれば、変位信号(EN_D)の立上りエッジを基準に、TG信号の入力タイミングを遅らせる場合と比較して、TG信号の入力周期のずれが、時間Teを超えないようにすることができる。従って、TG信号の周期を、上記実施例と比較して安定させることができる。本変形例の場合、変位信号の立上りエッジの発生時点からTG信号の生成及び入力までの経過時間Tdは、上記実施例の時間Tcに時間Teを加えた時間に対応する。
また、本発明は、上記実施例及び変形例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、ラインセンサ21は、モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサのいずれであってもよい。ラインセンサ21としてカラーイメージセンサを採用する場合、読取制御部45は、TG信号に基づき、ラインセンサ21に三色(赤、緑、青)のライン画像データを生成させるように、ラインセンサ21に制御信号を入力する構成にされ得る。
ラインセンサ21としてカラーイメージセンサを採用する場合には、別例として、次のように画像読取装置1を構成してもよい。即ち、TG信号の周期T0を、変位信号(EN_D)における立上りエッジの発生時間間隔TEであって、定速の目標速度Vcに対応する発生時間間隔TEの1/3倍を基準に、これより少し短い値に設定する。そして、読取制御部45では、赤、緑、青の各色の光源が順に点灯されるように、TG信号の入力毎に、対応する色の点灯制御信号(SG2)をラインセンサ21に入力する。
一方、タイミング制御部43は、赤、緑、青の読取動作が開始される3つのTG信号の内、第一色(赤色)の読取動作が開始されるTG信号に対して、このTG信号の入力タイミングを、図10に示すように、上記実施例と同様の手法で調整する。三段目に示す「R」は、赤色光源の点灯を示し、「G」は、緑色光源の点灯を示し、「B」は、青色光源の点灯を示す。この調整によれば、ラインセンサとしてカラーイメージセンサを備える画像読取装置においても、良好な画質の読取画像データを生成することができる。
この他、上記実施例では、原稿Qを固定した状態でラインセンサ21を搬送することにより、原稿Qとラインセンサ21との相対位置を副走査方向に変化させる例、及び、ラインセンサ21を固定した状態で原稿Qを搬送することにより、原稿Qとラインセンサ21との相対位置を副走査方向に変化させる例について説明したが、本実施例の技術思想は、ラインセンサ及び原稿Qの両者を搬送することによって、原稿Qとラインセンサとの相対位置を副走査方向に変化させる画像読取装置にも適用することができる。
この他、タイミング制御部43によるTG信号の生成及び入力タイミングの調整処理、並びに、モータ制御部41が実行する処理等は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアによって実現されてもよいし、これらの組み合わせによって実現されてもよい。
最後に対応関係について説明する。ラインセンサ21は、読取ユニットの一例に対応する。また、ラインセンサ搬送機構23、原稿搬送機構31、FBモータ25、ADFモータ35、駆動回路27,37及びモータ制御部41は、搬送ユニットの一例に対応する。
この他、FBエンコーダ29、ADFエンコーダ39、エンコーダ処理部42及び分周器431は、信号発生ユニットの一例に対応する。基準信号生成部432及び第一TG信号生成部435は、指令ユニットの一例に対応し、カウンタ433及び比較部434、第二TG信号生成部436,446及びTG選択部438(及び読取制御部45)は、制御ユニットの一例に対応する。TG信号及びラインスタート信号(SG1)は、指令信号の一例に対応する。
1…画像読取装置、5…パーソナルコンピュータ、11…CPU、13…ROM、15…RAM、17…インタフェース、20…FB読取装置、21…ラインセンサ、23…ラインセンサ搬送機構、25…FBモータ、27…駆動回路、29…FBエンコーダ、30…ADF装置、31…原稿搬送機構、35…ADFモータ、37…駆動回路、39…ADFエンコーダ、40…ASIC、41…モータ制御部、42…エンコーダ処理部、43,44…タイミング制御部、45…読取制御部、47…読取データ処理部、49…バッファ、103A,103B…プラテンガラス、211…受光素子群、213…アナログシフトレジスタ、215…光源、431…分周器、432…基準信号生成部、433…カウンタ、434…比較部、435…第一TG信号生成部、436,446…第二TG信号生成部、438…TG選択部、439…有効データ判定部、Q…原稿。

Claims (8)

  1. 指令信号が生成される度に、前記指令信号に従って読取対象の原稿を主走査方向に読み取る読取ユニットと、
    前記指令信号を周期的に生成する指令ユニットと、
    前記読取ユニット及び原稿の少なくとも一方を搬送することによって、原稿と前記読取ユニットとの相対位置を副走査方向に変化させる搬送ユニットと、
    前記相対位置が読取間隔に対応する所定量変化する度に、変位信号を発生させる信号発生ユニットと、
    前記指令ユニットによる前記指令信号の生成タイミングを制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記指令信号の生成周期は、前記搬送ユニットによる搬送過程において前記信号発生ユニットから発生する前記変位信号の発生時間間隔よりも短く、
    前記制御ユニットは、周期的に生成される前記指令信号に関して、前記信号発生ユニットによる前記変位信号の発生時点から、前記変位信号の発生後に前記指令信号が前記指令ユニットにより生成される時点までの経過時間を特定し、前記経過時間が基準値未満である場合には、前記変位信号の発生時点から前記指令信号の生成時点までの時間が前記基準値以上且つ前記変位信号の発生時間間隔の1/2倍以下となるように、前記指令ユニットによる前記指令信号の生成動作を遅らせること
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記経過時間が前記基準値未満である場合には、前記発生時点から前記基準値より大きい規定時間であって、前記発生時点から前記指令信号の生成時点までの時間が前記変位信号の発生時間間隔の1/2倍以下となるように定められた規定時間経過後の時点で前記指令信号が生成されるように、前記指令ユニットを制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記経過時間が前記基準値未満である場合には、前記指令信号の生成タイミングを、前記指令信号が周期的に生成される場合の生成タイミングから前記基準値以上の時間で定められる規定時間であって、前記発生時点から前記指令信号の生成時点までの時間が前記変位信号の発生時間間隔の1/2倍以下となるように定められた規定時間遅らせるように、前記指令ユニットを制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記搬送ユニットによる搬送過程の内、前記変位信号の発生時間間隔が前記指令信号の生成周期の2倍未満である高速搬送区間において、前記経過時間が前記基準値未満である場合に、前記指令信号の生成動作を遅らせること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の画像読取装置。
  5. 前記搬送ユニットによる搬送過程は、原稿と前記読取ユニットとの相対速度が所定速度まで上昇する加速区間、前記相対速度が前記所定速度に制御される定速区間、及び、前記相対速度が前記所定速度から低下する減速区間を含み、
    前記制御ユニットは、前記定速区間を含む前記加速区間の途中から前記減速区間の途中までの、前記相対速度が予め定められた閾値以上の区間において前記経過時間が前記基準値未満である場合に、前記指令信号の生成動作を遅らせること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の画像読取装置。
  6. 前記定速区間における前記変位信号の発生時間間隔は、前記指令信号の生成周期より長く、前記基準値は、前記定速区間における前記変位信号の発生時間間隔と前記指令信号の生成周期との差分以内で定められること
    を特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記制御ユニットは、前記経過時間が前記基準値未満である場合には、前記発生時点から前記指令信号の生成までの時間が、前記基準値以上であって、前記定速区間における前記変位信号の発生時間間隔と前記指令信号の生成周期との差分の2倍より大きくなるように、前記指令信号の生成動作を遅らせること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記制御ユニットは、前記経過時間が前記基準値未満である場合には、前記発生時点から前記指令信号の生成までの時間が、前記基準値以上であって、前記定速区間における前記変位信号の発生時間間隔の1/2倍以下となるように、前記指令ユニットによる前記指令信号の生成動作を遅らせること
    を特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか一項記載の画像読取装置。
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