JP4795063B2 - 画像読取装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、画像処理装置およびプログラムに関する。
従来の画像読取装置においては、DF(Document Feeder)読み取りモードでの連続読み取り動作時に、ランプ光量分布のムラを除くシェーディング補正を毎回(すなわち、原稿1枚読み取りに付き基準白板データも1回採取する)を行うと、基準白板とDF読み取り位置の間を往復することになり、その分だけ余計に時間がかかってしまうので、生産性が低下するという問題がある。
加えて、従来の画像読取装置のDF読み取りモードでの連続読み取り動作時においては、以下に示すような問題もある。
図18に示すように、カラーCCD(例えば、RGBの3ラインCCD)で画像を取り込む場合、フォワード方向(原稿搬送方向)にキャリッジ100を移動させながら基準白板101を読み取る(この時、R,G,Bの順番でデータが取り込まれるとする)。DF読み取りモードで搬送されてくる原稿200は、リターン方向(原稿搬送方向とは反対方向)に移動したキャリッジ100に対して搬送されてくるので、原稿200を読み取る順番はB,G,Rの順に取り込まれることになる(基準白板101の読み取り時とは反対である)。また、カラーCCDで読み取ったRGBデータは、早く読み取ったデータほど遅延させる量を大きくしてRGBの位置を合わせる「ライン間補正」を行うのが一般的である。つまり、基準白板101と原稿200を読み取った際のRGBデータの読み取り順序が逆の場合には、「ライン間補正」で遅延させるデータの順を逆にする必要が生じるため、ただでさえCPU負荷が大きい期間に対して更に負荷を増やすことになるので、生産性の向上を阻害することになる。
そこで、生産性の向上を図ることを目的として、特許文献1には、要求される画質に応じて間欠シェーディングの時間間隔を変更する原稿読み取り装置が記載されている。概略的には、所定枚数に1回だけ基準白板データを採取するとともに、その間隔を例えば写真モードと文字モードの様に要求画質によって異ならせるというものである。
また、特許文献2には、キャリッジを高速で基準白板に移動させて減速中に読み取り、読み取り後はリターン迄の時間短縮のためにキャリッジを急激に減速させ、リターン時は原稿読み取り時に光学系の振動が収束し易いようにゆっくりと移動させる画像読み取り装置及び画像形成装置が記載されている。これにより、DF読み取りモードでの連続読み取りの生産性を上げるとともに、安定した基準白板データを採取することができる。
特開2002−247312号公報 特開2002−344708号公報
ところが、特許文献1の原稿読み取り装置によれば、基準白板のデータを採取した後から次回採取するまでの間隔は、点灯からの経過時間、あるいは温度変化量を基に設定しているが、ランプ(キセノンランプ)には温度特性があるので、不具合が発生する可能性を持っている。すなわち、ランプが暖まった状態から点灯させた場合と、冷え切った状態から点灯させた場合とでは発光特性変化量が異なる点である。発光特性変化量に対してマージンを持たせると生産性を犠牲にすることになり、マージンを値切ると画像不具合が発生する場合がある。
また、特許文献2の画像読み取り装置及び画像形成装置によれば、DF読み取りモードにより連続して何枚も原稿を読み取る場合、キャリッジを基準白板に移動させてそのデータを取得する期間はCPUが他にも処理すべきイベントが多く、負荷は大きいものとなっている。また、基準白板を読み取る前には画像データの基準となる黒オフセットデータを取得しておく必要がある。CPU負荷が大きい期間に黒オフセットデータの取得や基準白板データの取得などの処理を押し込めると、規定時間内に処理が終わらなくなってしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シート原稿読み取りモードにおけるシェーディング補正に際して、画像品質を確保しつつ連続読み取りでの生産性を上げることができる画像読取装置、画像処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置において、前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板と、前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取手段と、この基準白板読取手段により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に有しており、前記基準白板読取手段は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2記載の画像読取装置において、前記イメージセンサは、複数種類に色分解した画像データを出力するカラーイメージセンサである。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3記載の画像読取装置において、前記カラーイメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段と、このライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段と、を備え、前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、前記パス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定する。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4記載の画像読取装置において、前記パス切替手段および前記ライン間補正手段の前段に配置され、前記画像データに含まれる黒オフセット分を検出し、検出した前記黒オフセット信号分を前記画像データから減算する黒オフセット減算手段を備える。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4または5記載の画像読取装置において、前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、前記ライン間補正手段は、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する。
また、請求項7にかかる発明は、請求項4または5記載の画像読取装置において、前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行う。
また、請求項8にかかる発明は、複数種類に色分解した画像データを出力するカラーセンサを用いて読み取られた原稿の画像データと基準白板の画像データに基づいて、走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行する画像読取装置において、連続して搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してカラーセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモード下では、前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取ることにより、前記原稿の画像データと前記基準白板の画像データとについて、複数種類の色信号を同じ順序で取得する。
また、請求項9にかかる発明は、副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置と、この画像読取装置が読み取った画像信号に対して各種の画像処理を行う画像処理部と、この画像処理部から出力された画像データに従って画像を形成して出力する画像形成装置と、を備える画像処理装置において、前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板と、前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取手段と、この基準白板読取手段により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、を備える。
また、請求項10にかかる発明は、請求項9記載の画像処理装置において、前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に有しており、前記基準白板読取手段は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る。
また、請求項11にかかる発明は、請求項9または10記載の画像処理装置において、前記イメージセンサは、複数種類に色分解した画像データを出力するカラーイメージセンサである。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11記載の画像処理装置において、前記カラーイメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段と、このライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段と、を備え、前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、前記パス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定する。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12記載の画像処理装置において、前記パス切替手段および前記ライン間補正手段の前段に配置され、前記画像データに含まれる黒オフセット分を検出し、検出した前記黒オフセット信号分を前記画像データから減算する黒オフセット減算手段を備える。
また、請求項14にかかる発明は、請求項12または13記載の画像処理装置において、前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、前記ライン間補正手段は、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する。
また、請求項15にかかる発明は、請求項12または13記載の画像処理装置において、前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行う。
また、請求項16にかかる発明は、副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板側へと前記走査光学系を移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取機能と、この基準白板読取機能により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正機能と、を前記コンピュータに実行させる。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16記載のプログラムにおいて、前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に前記コンピュータに実行させ、前記基準白板読取機能は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る。
また、請求項18にかかる発明は、請求項16または17記載のプログラムにおいて、前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、イメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定することを前記コンピュータに実行させる。
また、請求項19にかかる発明は、請求項18記載のプログラムにおいて、前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、前記ライン間補正手段には、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する、ことを前記コンピュータに実行させる。
また、請求項20にかかる発明は、請求項18記載のプログラムにおいて、前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行うことを前記コンピュータに実行させる。
請求項1,9,16にかかる発明によれば、シート原稿読み取りモードにおいて原稿自動送り手段により搬送原稿読取ガラス上に搬送される原稿を1枚読み取る前に、走査光学系を基準白板側へと移動させ、搬送原稿読取ガラス側に戻る方向から基準白板を読み取る。これにより、シート原稿読み取りモードでは基準白板を読み取る前には画像データの基準となる黒オフセットデータを取得しておく必要があるが、黒レベル取得後に白レベル取得までの時間を十分に確保することができることにより、限られた紙間時間でも実行可能となり、紙間時間を従来方式に比べて短くすることができるので、生産性の向上を図ることができる。また、移動時の速度の偏りが無い分、コストを抑えることができる。すなわち、シート原稿読み取りモードにおけるシェーディング補正に際して、画像品質を確保しつつ連続読み取りでの生産性を上げることができる。
また、請求項2,10,17にかかる発明によれば、ブック原稿読み取りモードでも、基準白板、原稿載置ガラス上に載置された原稿の順で読み取りを行うことができる。
また、請求項3,11にかかる発明によれば、基準白板を読み取る場合には、原稿データを読み取る時と同じ順序で色信号(RGB)を取得するので、白板データを原稿データの並びに変更する並び替え手段を毎回操作しなくとも良く、CPUの負担を減らすことができるので、より一層の高速化が可能である。
また、請求項4,12,18にかかる発明によれば、連続読み取りの間にパス切り替え変更を行う必要がなくなることにより、CPUの負担を減らすことができるので、より一層の高速化が可能である。
また、請求項5,13にかかる発明によれば、黒オフセットの処理をライン間補正実行前に処理することができるので、下流に配置したライン間補正動作に影響されずに実行可能である。ゆえに黒オフセット検出処理と遅延設定をシリアル動作する必要が無く並行処理も可能になるので、紙間時間を短縮することが可能となるので生産性を上げることができる。
また、請求項6,14,19にかかる発明によれば、基準白板読み取り、原稿読み取りに最適な条件でライン間補正の遅延量を変更することにより、基準白板の読み取りは最大限の読み取りライン数を確保出来、原稿の読み取りは変倍率に応じたライン間補正が実行できるので、画質劣化が少なく、高生産性な画像読取装置を得ることができる。
また、請求項7,15,20にかかる発明によれば、ブック原稿読み取りモードでは、ライン間補正の遅延量の変更は行なわないようにすることができる。
また、請求項8にかかる発明によれば、基準白板の画像データを読み取る場合には、原稿の画像データを読み取る時と同じ順序で色信号(RGB)を取得するので、基準白板の画像データを原稿の画像データの並びに変更する並び替え手段を毎回操作しなくとも良く、CPUの負担を減らすことができるので、より一層の高速化が可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像読取装置、画像処理装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図15に基づいて説明する。本実施の形態は画像読取装置として画像処理装置であるデジタル複写機に備えられるスキャナ装置を適用した例である。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるスキャナ装置1の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。図1に示すように、スキャナ装置1は、スキャナ本体2と、スキャナ本体2の上部に設けられた原稿自動送り手段であるADF(原稿自動送り装置)の一種であるRADF(両面原稿自動送り装置)3とから構成されている。なお、このRADF3の底部には、白色の樹脂シートである原稿押え部材3aが設けられており、この原稿押え部材3aは圧板としても機能する。
まず、スキャナ本体2について説明する。スキャナ本体2の筐体4の上面には、ブック原稿読み取りモードでの原稿画像の読取時に原稿が載置される原稿載置ガラス5と、シート原稿読み取りモードでの原稿画像の読取時に使用される搬送原稿読取ガラスであるADF原稿ガラス6とが設けられている。
ここで、ブック原稿読み取りモードとは、原稿載置ガラス5上に載置された状態の原稿の画像を読み取る動作モードであり、シート原稿読み取りモードとは、RADF3により原稿を自動給紙し、自動給紙された原稿がADF原稿ガラス6上を通過する際にその原稿の画像を読み取る動作モードである。なお、このような動作モードは、筐体4の外側に設けられる本体操作パネル(図示せず)により設定可能である。
また、筐体4の内部であって原稿載置ガラス5に下方から対向する位置には、光源である照明ランプ(キセノンランプ)8およびミラー9を備える第1キャリッジ10が、原稿載置ガラス5に沿って副走査方向Xに移動自在に配置されている。照明ランプ8は、ランプ安定器8a(図4参照)から駆動電圧を印加されて点灯し、所定角度で読み取り面を照射する。この第1キャリッジ10の反射光路には、2個のミラー11,12を備える第2キャリッジ13が、原稿載置ガラス5に沿って副走査方向Xに移動自在に配置されており、この第2キャリッジ13の反射光路には、レンズ14を介してカラーイメージセンサであるカラーCCD(Charge Coupled Device)15を搭載したCCD駆動ユニットであるSBU(Sensor Board Unit)16が位置している。
図2は、カラーCCD15の例を示す模式図である。図2に示すように、3ラインのカラーCCD15は、R,G,Bのカラーフィルタを介したセンサを3列並べて配置したものであり、色分解した光情報を取り込むことができる。図2に示す例では、R,G,Bの各センサが距離pだけ間隔を空けて並べられている。
SBU16は、クロックドライバ、タイミング信号生成部、信号処理部などから構成されている。SBU16は、入射光量に対応した電圧を出力し、後述するSCU(Scanner Control Unit)19の画像処理部19a(図4参照)に画像データとして渡す。
さらに、筐体4の原稿載置ガラス5とADF原稿ガラス6との間であって第1キャリッジ10に対向する面には、基準白板7が配設されている。基準白板7は、カラーCCD15のランプ光量分布のムラを除くシェーディング補正時の補正データを得るため、主走査方向に設けられた均一濃度のほぼ白色の部材である。シェーディング動作は、シート原稿読み取りモードの設定下においては、連続読み取り動作時に、毎回シェーディング(原稿1枚読み取りに毎に、基準白板7のデータも1回採取する)を行うように設定されている。
第1キャリッジ10と第2キャリッジ13とには、ステッピングモータであるスキャナモータ17がプーリやワイヤなど(いずれも図示せず)により連結されており、図1中左側から右側へ2:1の速度比で同一の副走査方向Xに移動自在とされている。つまり、第1キャリッジ10と第2キャリッジ13とによって走査光学系が構成されている。このように2個のキャリッジ10,13が移動することにより、原稿載置ガラス5に載置された原稿50の画像がカラーCCD15により副走査方向Xに読取走査されるので、ここに原稿読取機構18が構成されている。以上のような原稿読取機構18の2個のキャリッジ10,13が移動することによる原稿(図示せず)の読取走査は、ブック原稿読み取りモードの設定下で実行される。
また、筐体4の内部下方には、スキャナ本体2およびRADF3を含めたカラーイメージスキャナ1の動作を制御する電装系を構成するSCU19等のユニット基板が内蔵されている。
図3は、原稿面から3ラインのカラーCCD15に至る光路を示す模式図である。図3に示すように、R,G,Bセンサ列は所定の間隔を置いて並べられているため、同一時刻にカラーCCD15が得たR,G,Bデータは原稿50の異なる場所を読み取ったデータとなる。R,G,Bセンサ列間はnであるが、原稿面上ではk=α×pだけ離れたデータを読み取ることになる。ここでαは任意の数である。
そして、図3において向かって右側にキャリッジ10,13が進んだ際にカラーCCD15がデータを取り込むと、原稿面の任意箇所はR,G,Bの順序でカラーCCD15に読み取られる。逆に、左側にキャリッジ10,13が進んだ際にカラーCCD15がデータを取り込むと、原稿面の任意箇所はB,G,Rの順序でカラーCCD15に読み取られる。
次に、シート原稿読み取りモードの設定下において使用されるRADF3について説明する。なお、このようなシート原稿読み取りモードの設定下においては、第1キャリッジ10と第2キャリッジ13とをADF原稿ガラス6の下方に停止させてホームポジションとし、RADF3により自動給紙される原稿を読取走査するものとする。
RADF3には、シート原稿読み取りモードで原稿を読み取る際に原稿50を載置するための原稿台20と、読み取りが終了した原稿50を排出するための排紙部21と、原稿台20から排紙部21へ連通する原稿搬送経路22と、両面読取モードにおいて原稿50を反転させる反転部23とが設けられている。ここで、両面読取モードとは、シート原稿読み取りモードの一つであって、RADF3により原稿50を自動給紙して表面の画像を読取走査した後に、原稿50を反転させて裏面の画像を読取走査する動作モードである。
原稿台20には、載置された原稿50を原稿搬送経路22へ搬送する際に、原稿の両側端を案内する原稿ガイド(図示せず)が設けられている。また、原稿台20には、シート原稿読み取りモードで原稿50を読み取る際に、原稿台20の上に原稿が載置されているか否かを検出するセットセンサ、原稿台20上に載置された原稿のサイズを検知する幅サイズ検知センサ、原稿長さセンサ、および、原稿の後端を検出する原稿後端センサが設けられている(いずれも図示せず)。これらのセンサ類により、シート原稿読み取りモードでは、用紙指定キーや置数キーの押し下げによる原稿のサイズの指定がない場合にも、原稿台20の上に載置された原稿のサイズが自動的に指定される。
原稿搬送経路22の原稿台20側には、原稿台20に載置された原稿を一枚ずつ分離して給送するためのピックアップローラ31や搬送ローラ32が設けられている。これらのピックアップローラ31や搬送ローラ32は、給紙モータ(図示せず)によって駆動される。つまり、ピックアップローラ31や搬送ローラ32が給紙モータにより回転駆動されることにより、原稿台20の上に載置された原稿50が1枚ずつ原稿搬送経路22に給紙されることになる。
加えて、原稿搬送経路22には、原稿50を搬送するとともに原稿50を排紙部21へ搬送するための搬送ドラム33が設けられている。この搬送ドラム33の下方に、ADF原稿ガラス6が位置している。この搬送ドラム33は、ステッピングモータ(図示せず)によって駆動される。したがって、原稿台20から原稿搬送経路22に給紙された原稿50は、搬送ドラム33がステッピングモータにより回転駆動されることにより、ADF原稿ガラス6上を案内されることになる。
これにより、原稿テーブル2aに載置された原稿50は、ピックアップローラ31により1枚ずつ給紙され、搬送ローラ32や搬送ドラム33によって原稿読み取り位置であるADF原稿ガラス6まで搬送されることになる。
また、反転部23には、一端が原稿搬送経路22の途中から分岐する分岐点34に連通する反転路35を形成する反転テーブル36が設けられている。この反転テーブル36には、給紙/反転モータ(図示せず)により正逆回転自在に駆動される反転ローラ37が設けられている。また、この反転路35には、支軸を回動中心として回動自在な分岐爪38が取り付けられている。この分岐爪38は、支軸の回動によって反転路35を原稿搬送経路22に対して開閉することにより、搬送ドラム33によって搬送された原稿50を反転部23と排紙部21とのいずれか一方に振り分けるものである。つまり、シート原稿読み取りモードの一つである両面読取モードの設定下においては、分岐爪38は、支軸の回動によって反転路35を原稿搬送経路22に対して開放し、搬送ドラム33によって搬送された原稿50を反転路35に案内した後、表裏が逆転した状態の原稿50を反転ローラ37により原稿搬送経路22に再度搬送する。
なお、ブック原稿読み取りモード、シート原稿読み取りモード、シート原稿読み取りモードの一つである両面読取モード等の各種モードにおける原稿の給紙搬送動作の流れ、および、原稿の反転動作の流れについては、公知の技術であるため説明を省略する。
ここで、シート原稿読み取りモードにおける原稿の一連の画像読み取り動作について簡単に説明する。原稿台20にセットされた原稿50が搬送ローラ32や搬送ドラム33によって原稿読み取り位置であるADF原稿ガラス6まで送られることになる。そして、原稿読み取り開始前に、照明ランプ8が点灯し、リフレクタで集光され原稿面を照射する。照明ランプ8から照射された光は、原稿50で反射し、3枚のミラー10,11,12とレンズ14を経由して、カラーCCD15に入射する。そして、原稿50は、搬送ドラム33の回転に従って一定速度で送られ、原稿一面のカラーCCD15による読み取りが行われる。カラーCCD15による読み取り処理が終了した原稿50は、搬送ドラム33の回転に従い排紙部21に排出されることになる。その後、順次、原稿台20上に載置されている原稿50の読み取りが行われることになる。
次に、スキャナ装置1の電装系について説明する。図4は、スキャナ装置1の電装系の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、カラーCCD15に入射した原稿50(基準白板7)からの反射光は、SBU16の信号処理部16aにおいてアナログの画像信号からデジタル信号化される。デジタル信号化されたデジタル画像信号は、SCU19の画像処理部19aに出力される。そして、画像処理部19aでシェーディング補正、ガンマ補正、MTF補正等の各種の画像処理が行われた後、画像形成装置であるプリンタ60やメモリなどの外部I/F70に画像データとして転送される。なお、図3に示すように、スキャナ装置1には、スキャナ装置1全体の制御を行う制御部80が備えられている。制御部80は、本発明に関わる部分ではスキャナモータ17、CCD出力信号を処理する信号処理部16a、画像処理部19a、ランプ安定器8a、RADF3の制御を行う。
このような制御部80は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されており、CPUがROMに格納されたプログラムに基づいてRAMのワーク領域を利用しながら動作することにより、各種処理が実行される。なお、制御部80で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。この場合、制御部80のCPUが上記記憶媒体からプログラムを読み出して主記憶装置(図示せず)上にロードすることで、スキャナ装置1に各種の機能を実現させる。また、プログラムを、インターネット等のネットワーク(図示せず)に接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。または、プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供若しくは配布するようにしても良い。
ここで、制御部80による各部の制御例を説明する。まず、スキャナモータ17によってキャリッジ10,13を駆動して基準白板7や原稿50を読み取るブック原稿読み取りモードにおける制御部80による各部の制御例について説明する。スキャナモータ17(副走査タイミング)を制御する制御部80は、スキャナモータ17に信号(モータ電流を設定する信号:M_VREF0〜2、モータの励磁方式を設定する信号:M_MODE0〜1、回転方向を指示する信号:CW_CCW、モータを駆動するためのクロック:M_CLK)を出力している。それ以外にも制御部80は、信号処理部16aに対して黒オフセット検出タイミングを示す信号:XBKDT、基準白板読み取りタイミングを示す信号:XSHGT、原稿読み取りタイミングを示す信号:XFGATEを出力し、ランプ安定器8aには点灯同期クロック:L_CLK、点灯信号:L_CNTを出力する。
一方、シート原稿読み取りモードでは、キャリッジ10,13は基準白板7とシート原稿読み取り位置であるADF原稿ガラス6とを往復しながら、基準白板7や原稿50を読み取る。このシート原稿読み取りモードでは、RADF3が原稿50の搬送を行い、タイミングを管理しているので、原稿読み取りタイミングを示す信号:XDFGATEを制御部80に対して出力する。制御部80は、それをXFGATEとして信号処理部16a、画像処理部19aに受け渡す。
次に、本実施の形態の特徴となる制御部80による各部の制御例を説明する。図5はシート原稿読み取りモード時における動作を示す模式図、図6はブック原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。なお、図5および図6中、太線はキャリッジ10,13の動きを示すものである。
シート原稿読み取りモードでは、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)に待機しているキャリッジ10,13は、図5に示すように、スキャナモータ17により基準白板7の方向(フォワード方向)に移動する。この時の移動距離は、最低でも基準白板7が読める距離とする。その後、シート原稿読み取り位置方向(リターン方向)に移動しながら基準白板7を読み取り、更にシート原稿読み取り位置(ホームポジション)まで移動、停止する。ここに、基準白板読取手段が実現されている。停止後、所定の間を置き、RADF3によって搬送された原稿50が原稿読み取り位置であるADF原稿ガラス6を通過するので、この通過の際に原稿50の情報を上述したような光学的手法により読み取る。
一方、ブック原稿読み取りモードでは、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)に待機しているキャリッジ10,13は、図6に示すように、スキャナモータ17により基準白板7の方向に移動していき、基準白板7、原稿50の順で読み取りを行う。キャリッジ10,13は、移動開始からは徐々に速度を上げ、遅くとも原稿読み取り開始時には、目標速度に達して定速で原稿50を読み取る様なプロファイルで駆動される。原稿50を読み取り終わったら、減速、停止後、反対方向に移動し、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)で停止する。図5と比較して、基準白板7を読み取る際のキャリッジ10,13の移動方向は逆である。
これにより、シート原稿読み取りモードでは基準白板7を読み取る前には画像データの基準となる黒オフセットデータを取得しておく必要があるが、本発明では黒レベル取得後に白レベル取得までの時間を十分に確保することができることにより、限られた紙間時間でも実行可能となり、紙間時間を従来方式に比べて短くすることができるので、生産性の向上を図ることができる。
また、従来技術の生産性向上策ではリターン時はゆっくりと移動させるのでフォワード移動時はそれをカバーする移動速度が要求される事が明白である。そのため、高速駆動が可能な高トルクのモータが必要であるためコストが上昇したが、本発明では移動時の速度の偏りが無い分、コストを抑えることができる。
さらに、本実施の形態においては、シート原稿読み取りモードおよびブック原稿読み取りモードで読み取る場合に、原稿データと基準白板データは複数種類の色分解した画像情報を同じ順序で取得する。この点について、以下において詳述する。
図7はシート原稿読み取りモード時における動作を示す模式図、図8はブック原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。なお、図7および図8中、太線はキャリッジ10,13の動きを示すものである。
図5で示したように、シート原稿読み取りモードでは、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)に待機しているキャリッジ10,13は、基準白板7が読める位置に移動した後、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)方向に移動しながら基準白板7を読み取り、更にシート原稿読み取り位置まで移動して停止する。停止後、RADF3によって搬送された原稿50が原稿読み取り位置であるADF原稿ガラス6を通過するので、カラーCCD15はこの原稿情報を読み取る。このような場合において、図7に示すように、3ラインのカラーCCD15が取り込んだデータの順序は、基準白板7と原稿50とのいずれにおいても、“BGR”の順序で読み取ることがわかる(図3参照)。
一方、図6で示したように、ブック原稿読み取りモードでは、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)に待機しているキャリッジ10,13は、スキャナモータ17により基準白板7の方向に移動していき、基準白板7、原稿50の順で読み取りを行う。原稿50を読み取り終わったら、減速、停止後、反対方向に移動し、シート原稿読み取り位置(ホームポジション)で停止する。このような場合において、図8に示すように、3ラインのカラーCCD15が取り込んだデータの順序は、基準白板7と原稿50とのいずれにおいても、“RGB”の順序で読み取ることがわかる(図3参照)。
これにより、基準白板7を読み取る場合には、原稿データを読み取る時と同じ順序で色信号(RGB)を取得するので、白板データを原稿データの並びに変更する並び替え手段を毎回操作しなくとも良く、CPUの負担を減らすことができるので、より一層の高速化が可能である。
次に、CCD出力信号を処理する信号処理部16aについて説明する。図9は、信号処理部16aの構成を示すブロック図である。3ラインのカラーCCD15から出力された3色の出力信号:R、G、Bは、アナログ処理回路51に入力される。アナログ処理回路51は、CCD信号に対してサンプルホールド、増幅、直流オフセットの再生などを行い、A/DC52にてデジタル信号に変換する。その後、パス切替回路53、ライン間補正回路54、パス切替回路55、オフセット検出/減算回路56を経由してシェーディング補正回路(SH補正回路)57とシェーディングデータ生成/保存回路(SHデータ生成/保存回路)58に入力される。
オフセット減算手段であるオフセット検出/減算回路56は、画像データに含まれるオフセット分(以後、黒オフセットと称す)を検出し、画像データから検出した黒オフセットを減算する回路である。基準白板読み取りデータも黒オフセットを減算してからシェーディングデータ生成/保存回路58に入力処理する必要がある。このため、シート原稿読み取りモードでは前の原稿を読み取り終わった後、基準白板7の読み取り前に黒オフセットを確定させる必要がある。制御部80は、この処理を実行させる副走査期間としてXBKDT信号をオフセット検出/減算回路56に入力する。オフセット検出/減算回路56は、XBKDT信号有効期間にCCDの複数あるOPB画素データを基に平均処理などしてRGB毎に黒オフセットを検出する。
また、オフセット検出/減算回路56は、検出したオフセット分を各読み取りデータから減算し、黒オフセットを含まないデータを後段に出力する。
シェーディングデータ生成/保存回路58およびシェーディング補正回路57は、シェーディング補正手段として機能するものであり、公知のものである。シェーディングデータ生成/保存回路58は、基準白板7を取り込むべき期間を示す信号:XSHGT信号の有効期間に主走査方向のセンサ毎に統計処理(単純平均、重加算平均など)を行い、基準白板7のデータレベルをメモリ内に保存する。シェーディング補正回路57は、原稿読み取り期間を示す信号:XFGATEにしたがって入力されてきた原稿読み取りデータと、先に求めたシェーディングデータ生成/保存回路58に格納しているシェーディングデータとを演算して主走査方向のデータ歪を補正する回路である。
パス切替回路53,55およびライン間補正回路54について説明する。図2で説明したように、3ラインのカラーCCD15ではR,G,Bセンサ列は所定の間隔pを置いて並べられているため、同一時刻にカラーCCD15が得たR,G,Bデータは原稿の異なる場所を読み取ったデータとなる。逆に言うと、同一場所のデータを得るためには先に取り込んだデータを遅延させて後から取り込んだデータと一致させる必要がある。パス切替回路53,55、ライン間補正回路54は、これらの事を行うためのものである。
図10は、パスの切り替え例を示す模式図である。図10は同一箇所のデータをRGBの順序でカラーCCD15から出力された例を示しており、RGBは各々画像上4ライン相当の遅延差としている。ライン間補正手段であるライン間補正回路54は3系列の遅延回路からなり、それぞれ入力されたデータを所定量遅延させて出力する。この遅延量は設定可能であり、遅延回路1は8ライン(4ライン+4ライン)遅延、遅延回路2は4ライン遅延、遅延回路3は0ライン遅延の設定としている。パス切替手段であるパス切替回路53,55はライン間補正回路54の前後に設けられ、前段のパス切替回路53はRGBデータのうち、遅延させるべき量に応じた遅延回路に接続させる様にパスを切り替えられる。後段のパス切替回路55は遅延後のRGBデータ系列が入れ替わったままにならないように、元のパスに戻す様にパスの接続を行う回路である。本実施の形態では、ブック原稿読み取りモード時にデータがRGBの順序でカラーCCD15から出力されるので、この図10の関係に該当する。
図11は、パスの切り替えの別の例を示す模式図である。図11は同一箇所のデータをBGRの順序でカラーCCD15から出力された例を示しており、BGRは各々画像上4ライン相当の遅延差としている。ライン間補正回路54は図10同様、遅延回路1は8ライン遅延、遅延回路2は4ライン遅延、遅延回路3は0ライン遅延の設定としている。この図11は、8ライン遅延すべきBデータ列を遅延回路1に、遅延0ラインのBデータ列を遅延回路3に入力させるためにパス切替回路53,55はクロス状態とすることを示しており、後段のパス切替回路55は遅延後のRGBデータ系列が元のパスに戻る様にクロス状態に接続することを示している。本実施の形態では、シート原稿読み取りモードが該当する。
図12は、スキャナ装置1におけるシート原稿読み取りモードで、連続読み取り時のn枚目の原稿を読み取りから(n+1)枚目の読み取りまでのタイミングを示している。
本実施の形態の場合、パス切替回路53,55の設定は連続読み取りの冒頭で行うだけである。図12は、シート原稿読み取りモードでの連続読み取りの途中を示すタイミングなので、パス切り替え変更のタイミングは図示していないが、後述の黒オフセット検出、遅延量設定を反映するのに間に合うのであれば何時行っても良い。制御シーケンスからすると、パス切り替え変更を行ってから連続読み取り動作に移るのが良い。
従来においては、基準白板読み取りはキャリッジがフォワード方向に移動中に行うので、CCDデータの出力順序はRGBになり、原稿読み取りデータがBGRの出力順序になるのと反する順序であった。このため基準白板読み取りまでにパス切替回路を図10の様に設定し、原稿読み取り前までにパス切替回路を図11の様に設定する必要があった。つまり、従来技術の場合、基準白板データをキャリッジがフォワード方向に移動中に読み取るので、図13に示すように、連続読み取りの間にパス切り替え変更を行わなければならず、CPUの負荷を大きくしていた。
以下において、各種動作について簡単に説明する。
(黒オフセット検出処理)
基準白板読み取りデータは、黒オフセットを減算した後にシェーディングデータ生成/保存回路58に入力する必要がある。故に、黒オフセット検出は基準白板読み取りよりも前に行う。
(遅延回路の遅延量変更)
1.スキャナ装置1の小型のためには、基準白板7の幅を狭くする必要が有り、広い基準白板7を配置するのは困難である。このため、限られた基準白板7の読み取りデータを取りこぼし無く読み取ることは高画質化への一要素である。基準白板7の取り込みタイミングは制御部80からの基準白板取り込み信号:XSHGTによって規定されるが、この信号は3色のRGB信号共通のものである。このため、基準白板取り込み信号:XSHGTが有効になる期間にシェーディングデータ生成/保存回路58に入力されるデータはRGBとも基準白板を読み取ったデータでなければならない。
2.スキャナ装置1は、シート原稿読み取りモード下では、いつも固定速度でRADF3により原稿50が搬送されるのではなく、読み取り変倍率に対応して原稿搬送速度は変わる。例えば、等倍読み取り時の搬送速度を100mm/sとするなら、50%に縮小して読み取りたい場合は(副走査方向の)取り込みデータを半分にするために倍の200mm/sで移動させる。この様に原稿読み取りに関しては読み取り倍率に依存した移動速度になる。これに対して基準白板読み取りでキャリッジ10,13が移動する速度は、破綻無く基準白板7を読み取れる範囲で最高速度で移動させている(変倍率に無関係に固定)。
3.上記1,2の前提からわかるように、基準白板7と原稿50を読み取るときのキャリッジ移動速度は一致しない場合がある。この場合はライン間補正回路54に設定する遅延量もそれに応じた値を設定する必要がある。それ故、図12では基準白板読み取り、原稿読み取りに対応した設定値を、それらの読み取り前に設定している。
このように基準白板読み取り、原稿読み取りに最適な条件でライン間補正の遅延量を変更することにより、基準白板7の読み取りは最大限の読み取りライン数を確保出来、原稿50の読み取りは変倍率に応じたライン間補正が実行できるので、画質劣化が少なく、高生産性なスキャナ装置1を得ることができる。
(遅延回路の遅延量変更に伴うウェイト)
遅延量変更したのち後に遅延回路に入力されたデータは、設定された遅延量だけ待たなければ出力されない。
(基準白板出力ディレイ待ち)
基準白板7を読み取ってからライン間補正回路54での遅延分を待つ。
(基準白板データ取り込み)
シェーディングデータ生成/保存回路58に入力されるデータを統計処理して、シェーディングデータを生成する。
一方、ブック原稿読み取りモードについては以下に示すような制御になる。図14は、スキャナ装置1におけるブック原稿読み取りモードでの読み取りのタイミングを示している。スキャナ装置1の読み取り開始指示(図示していないオペーレーションパネルからユーザーが指示、あるいはデジタル複写機に接続した機器からの読み取り開始コマンドなどによる)があってから、黒オフセット検出処理と遅延設定変更を並行して処理する(時間的に間に合えばシリアルに処理しても可)。キャリッジ10,13を移動しながら、基準白板7を読み取り、続いて原稿読み取りを行う。このようにブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で基準白板読み取り、原稿読み取りを行う。すなわち、ブック原稿読み取りモードでは、ライン間補正の遅延量の変更は行なわない。
図15は、制御部80による各種処理動作の流れを示すフローチャートである。
電源ONモジュールでは、スキャナ装置1の動作条件(1主走査クロック数、処理クロック周波数、黒オフセット設定値など)を設定し(ステップS1)、信号処理部16aのアナログ処理回路51に含まれるゲインアンプのゲイン決定を行う(ステップS2)。
原稿搬送モジュールでは、原稿搬送要求があった場合(ステップS11のYes)、必要とされる原稿搬送速度に対応したスキャナモータ17のプロファイルデータを設定し(ステップS12)、原稿50を搬送する(ステップS13)。連続読み取りである場合(ステップS14のYes)、RADF3の原稿台20の原稿50の有無をチェックし、RADF3の原稿台20に原稿50が有る場合には(ステップS15のYes)、次の原稿50を搬送する(ステップS13)。
スキャン動作モジュールでは、読み取り要求があった後(ステップS21のYes)、ランプ8をオンする(ステップS22)。
そして、シート原稿読み取りモードが選択されている場合には(ステップS23のYes)、シート原稿読み取りモードでの読み取り条件(スキャナモータ17の駆動に対応したプロファイルの設定、基準白板7の読み取り(XSHGT)タイミングの設定、遅延回路のパス設定)を行う(ステップS24)。その後、キャリッジ10,13をフォワード方向に移動させ(ステップS25)、黒オフセット検出処理、ライン間補正の遅延量を設定し、所定距離進んだらリターン方向に移動させる(ステップS26)。リターン中に基準白板7を読み取り(ステップS27)、シート原稿読み取り位置に戻ったらキャリッジ10,13を停止させ、ライン間補正の遅延量を設定し(ステップS28)、搬送されてくる原稿50を読み取る(ステップS29)。連続読み取りの場合(ステップS30のYes)、キャリッジ移動〜原稿読み取り(ステップS25〜S29)を再実行する。連続読み取りでない場合(ステップS30のNo)、ランプ8をオフして(ステップS31)、連続読み取り動作を終了する。
一方、ブック原稿読み取りモードが選択されている場合には(ステップS23のNo)、ブック原稿読み取りモードでの読み取り条件(スキャナモータの駆動に対応したプロファイルの設定、基準白板の読み取り(XSHGT)タイミングの設定、遅延回路のパス設定)を行い(ステップS32)、黒オフセット検出処理、ライン間補正の遅延量を設定した後(ステップS33)、キャリッジ10,13をフォワード方向に移動させ(ステップS34)、基準白板7および原稿50を読み取る(ステップS35,S36)。原稿50を読み取り終わったら、キャリッジ10,13をリターン方向に移動させ(ステップS37)、シート原稿読み取り位置でキャリッジ10,13を停止させ(ステップS38)、ランプ8をオフして(ステップS31)、読み取り動作を終了する。
このように本実施の形態によれば、シート原稿読み取りモードにおいてRADF3により搬送原稿読取ガラス6上に搬送される原稿50を1枚読み取る前に、キャリッジ10,13を基準白板7側へと移動させ、搬送原稿読取ガラス6側に戻る方向から基準白板7を読み取る。これにより、シート原稿読み取りモードでは基準白板7を読み取る前には画像データの基準となる黒オフセットデータを取得しておく必要があるが、黒レベル取得後に白レベル取得までの時間を十分に確保することができることにより、限られた紙間時間でも実行可能となり、紙間時間を従来方式に比べて短くすることができるので、生産性の向上を図ることができる。また、移動時の速度の偏りが無い分、コストを抑えることができる。すなわち、シート原稿読み取りモードにおけるシェーディング補正に際して、画像品質を確保しつつ連続読み取りでの生産性を上げることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図16および図17に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
図16は、本発明の第2の実施の形態にかかる信号処理部16aの構成を示すブロック図である。図16に示す信号処理部16aの構成が、第1の実施の形態の図9に示した信号処理部16aの構成と異なる点は、オフセット検出/減算回路56をパス切替回路53,55、ライン間補正回路54よりも上流に配置した点である。
第1の実施の形態の図9に示した回路構成では、オフセット検出/減算回路56はパス切替回路53,55、ライン間補正回路54よりも下流に配置されている。このため、黒オフセット検出期間(XBKDT有効期間)中にパス切り替えを行うと、求めた黒オフセットは目的ではない系列の色データが混入する事になり、正しい黒オフセットが得られない。すなわち、パス切り替え実行と黒オフセット検出は並行処理できず、シリアルに行わざるを得ない。
これに対して図16に示す回路構成では、オフセット検出/減算回路56がパス切替回路53,55、ライン間補正回路54よりも上流に配置してあるので、パス切り替え実行と黒オフセット検出は並行処理可能である。これは限られた時間内に処理を行うケースに於いて、メリットの大きい構成である。これにより、黒オフセットの処理をライン間補正実行前に処理することができるので、下流に配置したライン間補正動作に影響されずに実行可能である。ゆえに黒オフセット検出処理と遅延設定をシリアル動作する必要が無く並行処理も可能になるので、紙間時間を短縮することが可能となるので生産性を上げることができる。
図17は、スキャナ装置1におけるシート原稿読み取りモードで、連続読み取り時のn枚目の原稿を読み取りから(n+1)枚目の読み取りまでのタイミングを示している。
本実施の形態の場合、オフセット検出/減算回路56をパス切替回路53,55、ライン間補正回路54よりも上流に配置した信号処理部16aを持つスキャナ装置1なので、パス切り替え実行と黒オフセット検出が並行処理可能である(図17中、黒オフセット検出と遅延設定変更とを並行して記載)。なお、時間的に間に合えばシリアルに処理しても良い。
本発明の第1の実施の形態にかかるスキャナ装置の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。 カラーCCDの例を示す模式図である。 原稿面から3ラインのカラーCCDに至る光路を示す模式図である。 スキャナ装置の電装系の構成例を示すブロック図である。 シート原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。 ブック原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。 シート原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。 ブック原稿読み取りモード時における動作を示す模式図である。 信号処理部の構成を示すブロック図である。 パスの切り替え例を示す模式図である。 パスの切り替えの別の例を示す模式図である。 シート原稿読み取りモードでの連続読み取りを示すタイミングチャートである。 従来のシート原稿読み取りモードでの連続読み取りを示すタイミングチャートである。 ブック原稿読み取りモードでの読み取りを示すタイミングチャートである。 制御部による各種処理動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる信号処理部の構成を示すブロック図である。 シート原稿読み取りモードでの連続読み取りを示すタイミングチャートである。 従来の画像読取装置の連続読み取り動作時に、カラーCCDで画像を取り込む場合の動作を示す模式図である。
符号の説明
1 画像読取装置
3 原稿自動送り手段
5 原稿載置ガラス
6 搬送原稿読取ガラス
7 基準白板
10,13 走査光学系
15 イメージセンサ
19a 画像処理部
22 原稿搬送経路
54 ライン間補正手段
53,55 パス切替手段
56 オフセット減算手段
57,58 シェーディング補正手段
60 画像形成装置

Claims (20)

  1. 副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置において、
    前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板と、
    前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取手段と、
    この基準白板読取手段により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に有しており、
    前記基準白板読取手段は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記イメージセンサは、複数種類に色分解した画像データを出力するカラーイメージセンサである、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 前記カラーイメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段と、
    このライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段と、
    を備え、
    前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、前記パス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記パス切替手段および前記ライン間補正手段の前段に配置され、前記画像データに含まれる黒オフセット分を検出し、検出した前記黒オフセット信号分を前記画像データから減算する黒オフセット減算手段を備える、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、
    前記ライン間補正手段は、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の画像読取装置。
  7. 前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行う、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の画像読取装置。
  8. 複数種類に色分解した画像データを出力するカラーセンサを用いて読み取られた原稿の画像データと基準白板の画像データに基づいて、走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行する画像読取装置において、
    連続して搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してカラーセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモード下では、前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取ることにより、前記原稿の画像データと前記基準白板の画像データとについて、複数種類の色信号を同じ順序で取得する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置と、この画像読取装置が読み取った画像信号に対して各種の画像処理を行う画像処理部と、この画像処理部から出力された画像データに従って画像を形成して出力する画像形成装置と、を備える画像処理装置において、
    前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板と、
    前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記走査光学系を前記基準白板側へと移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取手段と、
    この基準白板読取手段により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に有しており、
    前記基準白板読取手段は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る、
    ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記イメージセンサは、複数種類に色分解した画像データを出力するカラーイメージセンサである、
    ことを特徴とする請求項9または10記載の画像処理装置。
  12. 前記カラーイメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段と、
    このライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段と、
    を備え、
    前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、前記パス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定する、
    ことを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記パス切替手段および前記ライン間補正手段の前段に配置され、前記画像データに含まれる黒オフセット分を検出し、検出した前記黒オフセット信号分を前記画像データから減算する黒オフセット減算手段を備える、
    ことを特徴とする請求項12記載の画像処理装置。
  14. 前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、
    前記ライン間補正手段は、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する、
    ことを特徴とする請求項12または13記載の画像処理装置。
  15. 前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行う、
    ことを特徴とする請求項12または13記載の画像処理装置。
  16. 副走査方向に移動自在な走査光学系を原稿自動送り手段による原稿搬送経路の途中に設けられた搬送原稿読取ガラスに臨ませ、前記原稿自動送り手段により搬送される原稿の画像を前記走査光学系を介してイメージセンサに結像させて読み取るシート原稿読み取りモードを有する画像読取装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記シート原稿読み取りモード下では、前記原稿自動送り手段により前記搬送原稿読取ガラス上に搬送される前記原稿を1枚読み取る前に、毎回、前記走査光学系をフォワード方向に移動させて画像データの基準となる黒オフセット検出を前記イメージセンサのOPB画素データに基づいて行ってから前記搬送原稿読取ガラスよりも前記原稿自動送り手段による原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられ、均一濃度のほぼ白色の部材である基準白板側へと前記走査光学系を移動させ、前記搬送原稿読取ガラス側に戻るリターン方向から前記基準白板を読み取る基準白板読取機能と、
    この基準白板読取機能により読み取られた画像データに基づいて前記走査光学系における光量分布のムラを除くシェーディング補正を実行するシェーディング補正機能と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 前記搬送原稿読取ガラス及び前記基準白板よりも原稿搬送方向下流側であって前記走査光学系に対向する位置に設けられた原稿載置ガラス上に載置された原稿の画像を、前記走査光学系を副走査方向に移動させながら読み取るブック原稿読み取りモードを更に前記コンピュータに実行させ、
    前記基準白板読取機能は、前記ブック原稿読み取りモード下では、前記走査光学系を前記基準白板および前記原稿載置ガラス側へと移動させ、前記基準白板と前記原稿載置ガラス上に載置された前記原稿とを順に読み取る、
    ことを特徴とする請求項16記載のプログラム。
  18. 前記シート原稿読み取りモード下で複数枚の前記原稿を連続して読み取る場合、イメージセンサから出力された色毎の前記画像データを所定量遅延させてライン間補正を行うライン間補正手段の前後で当該ライン間補正手段に対するパスを切り替えるパス切替手段の設定は連続読み取りに先立って行い、前記基準白板と前記原稿とのいずれの読み取りに関わらず前記パス切替手段の設定を固定する、
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項16または17記載のプログラム。
  19. 前記シート原稿読み取りモードでは、前記原稿自動送り手段による前記原稿の搬送速度を読み取り変倍率に応じて変動させ、前記基準白板を読み取る際の前記走査光学系の移動速度を読み取り変倍率には変倍率に無関係に所定の速度に設定し、
    前記ライン間補正手段には、前記基準白板の読み取りに先立ってライン間補正の遅延量として固定値を設定し、前記原稿の読み取りに先立って変倍率に応じた遅延量を設定する、
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項18記載のプログラム。
  20. 前記ブック原稿読み取りモードでは、読み取り変倍率に応じた共通の遅延量設定で前記基準白板を読み取り、前記原稿の読み取りを行う、
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項18記載のプログラム。
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