JP2010212789A - 画像読取装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DF(原稿搬送)読取において、TWAIN読取動作であっても、連続読取の生産性を下げずにランプの寿命を伸ばすこと。
【解決手段】 DF読取において、原稿読取を終了した(S115-NO)時点で、画像読取装置の動作状態が、読取要求を待つために予め定めた待機条件(原稿トレイに原稿があり、ADFが閉じていること)を満たすか否かを確認し(S201,202)、所定の待機条件が満たされたときだけ、光源の点灯周波数を下げて、所定時間次の読取要求(TWAIN読取)を待つために待機(S201〜S118)する。
【選択図】図5

Description

本発明は、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ、複合機等の画像処理装置に用いられる画像読取装置に関し、より詳しくは、原稿搬送装置(DF)を動作させて連続読取を行う機能を有した画像読取装置及び該画像読取装置の読取画像の出力手段を備えた画像処理装置に関する。
従来から、紙媒体に記録(印刷)された画像を電子データに変換し、画像処理装置に入力するためにスキャナが広く用いられ、スキャナ単機能機、或いはデジタル複写機、ファクシミリ、複合機等の画像処理装置に組み込まれた形で普及している。
現在、スキャナでは連続読取の生産性を上げるために、シート状の原稿を原稿搬送装置(DF)で原稿トレイから自動で移動経路上の読取位置に搬送し、読取位置で静止する光学系を介して画像情報を読み取っていくシートスルー読取(以下、「DF読取」という)を採用しているものが多い。
コピー用途のDF読取ではスキャナ内部のタイミングに基づいて原稿を次々と移動させる連続読取が実行可能であるが、他方、スキャナアプリであるTWAIN(Technology Without Any Interested Name)による読取の場合、1枚毎に動作を完結させる仕様であることと、読取データをネットワークに載せるので使用環境に依存することなどから次の原稿読取開始要求コマンドが遅れて出るため、連続読取の生産性はコピー用途に対して低い。
また、スキャナは1枚あるいは一連の原稿の読取を終了すると、終了時の手順としてランプを消灯する(特許文献1、参照)。この手順の後、読み取り開始要求が有ったとしても、スキャナは直ぐには読み取り開始出来ず、ランプオンしてから光量が安定するまでのウェイト時間分だけ遅れて読み取り開始することになる。
こうした手順によると、スキャナアプリのTWAINでの読取が更に生産性の低いものになってしまう。そこで、この遅れを回避するために、所定時間の猶予を与え、その時間に達するまではランプを消灯せずに待機し、読取要求が来たら直ぐに読取動作を行えるように制御する方法が提案された(後記、図16、図17の説明、参照)。
しかしながら、提案された所定時間に達するまではランプを消灯せずに待機する方法は、一律に所定時間だけランプがオンしてしまうために、結果的に無駄に点灯されている時間があり、省エネルギーという観点から望ましくない動作状態であり、ランプを有効に利用できる寿命を短くしてしまう不具合も生じる。
本発明は、上記した不具合に鑑みてなされたもので、その目的は、DF読取において、TWAIN読取のような動作であっても、連続読取の生産性を下げずにランプの寿命を伸ばすことを目的とする。
本発明は、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取要求に応じて原稿搬送装置により原稿を搬送させ、搬送される原稿の読取を原稿画像読取手段に行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、前記制御手段は、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行する制御を行うことを特徴とする。
本発明は、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取画像を補正するために原稿画像読取手段によって読取られる基準白板と、読取要求に応じて原稿搬送装置により原稿を搬送させ、搬送される原稿の読取を原稿画像読取手段に行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、前記制御手段は、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件にそのまま光源を点灯し続けて基準白板を読取り、基準白板の読取後に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行し、当該読取動作で基準白板の読取データを補正に用いる制御を行うことを特徴とする。
本発明は、原稿を載置する原稿台と、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、原稿画像読取手段によって、原稿台に載置された原稿を読取るときの第1読取動作と原稿搬送装置により搬送される原稿を読取るときの第2読取動作の各動作モードで読取動作を行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行する制御を行うことを特徴とする。
本発明は、原稿を載置する原稿台と、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取画像を補正するために原稿画像読取手段によって読取られる基準白板と、原稿画像読取手段によって、原稿台に載置された原稿を読取るときの第1読取動作と原稿搬送装置により搬送される原稿を読取るときの第2読取動作の各動作モードで読取動作を行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件にそのまま光源を点灯し続けて基準白板を読取り、基準白板の読取後に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行し、当該読取動作で基準白板の読取データを補正に用いる制御を行うことを特徴とする。
本発明によると、DF読取において、次の読取要求を待つときに、画像読取装置の動作状態を確認して、読取要求が出されそうなときだけに光源の点灯周波数を下げて、所定時間待機することで、TWAIN読取のような動作であっても、連続読取の生産性を下げず、かつランプの寿命を伸ばすことができ、生産性の向上と省エネルギーの両立が図れる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略構成を示す図である。 画像読取装置(図1)を組込んだカラーデジタル複写機の制御システムの概略構成示すブロック図である。 基準白板とDF読取位置のADF原稿ガラスとを往復させながら、読取動作を行うDF読取モードの動作を説明する図である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態1)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態1)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態2)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態2)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態3)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態3)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態4)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態4)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態5)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態5)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態6)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(実施形態6)を示す図(その2)である。 連続DF読取における制御フロー(先行技術)を示す図(その1)である。 連続DF読取における制御フロー(先行技術)を示す図(その2)である。
以下に本発明に係る画像読取装置及び画像処理装置の実施形態を添付した図面を参照して説明する。
以下に示す実施形態は、本発明に係る画像読取装置をカラーデジタル複写機に組込んだ画像読取装置に適用した例にて説明する。ただ、連続DF読取において次の読取要求に備えて待機する制御を行う上位発明の特徴部分に係る構成は、基本的にスキャナ単機能を備えた画像読取装置においても実施し得る。
「画像読取装置の概要」
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像読取装置1は、大きくは、読取部2と、読取部2の上部に設けた原稿自動搬送装置(ADF)3とから構成されている。
なお、このADF3の底部には、白色の樹脂シートよりなる原稿押え部材(いわゆる「圧板」)3aが設けられている。なお、ADF3に一体に設けられた圧板3aは、後述するコンタクトガラス(原稿台)5に載置した原稿P2を読取る時に原稿P2を押え、また、読取前後にコンタクトガラス5への原稿の載置/取出が必要であるから、コンタクトガラス5面を開放する位置と閉止する位置との間で可動自在にADF3とともに支持される。
先ず、読取部2について説明する。読取部2の上面には、原稿台としてのコンタクトガラス5が設けられている。ここに載置される原稿は、読取時に上記圧板3aによってガラス面に静止状態を保って保持される。なお、コンタクトガラス5に載置される原稿の読取動作は、後述するDF読取では読めない綴じられた本に適応する動作を行うので、ブック原稿読取(以下、単に「ブック読取」という)といわれる。
読取部2の上面には、コンタクトガラス5のほかに、DF読取動作で原稿画像の読取に使用される搬送原稿用のADF原稿ガラス6が設けられている。
DF読取は、ADF3によって搬送される原稿を後述する搬送ドラム33で送りながらADF原稿ガラス6を通して読取る動作をいう。
なお、DF読取とブック読取のどちらの動作モードを起動するかは、画像読取装置が装置のステータス(機器の状態)を検出して(原稿トレイの原稿の有無)決めるか、あるいは図示しない操作部からのユーザの指示に従って決める。
また、読取部2内のコンタクトガラス5の下方には、読取走査光学系と、読取走査光学系によって伝達される原稿面の画像を光電変換し、得られる画像信号を画像データに処理する信号処理系を設ける。
読取走査光学系は、原稿を照明する光源としての照明ランプ(キセノンランプ)8及びミラー9を備える第1キャリッジ10と、2個のミラー11,12を備える第2キャリッジ13、レンズ14よりなる。第1キャリッジ10及び第2キャリッジ13は、コンタクトガラス5に沿って副走査方向(図中矢示する)にスキャナモータ17によって往復移動する。照明ランプ8は、ランプ安定器8a(図2、参照)から駆動電圧を印加されて点灯し、所定角度で読み取り面を照射する。
ブック読取は、第1キャリッジ10及び第2キャリッジ13の移動により原稿面を照明光によって走査し、その反射光を読取走査光学系によって3ラインカラーCCD15の受光面に結像して読取る。ブック読取時のキャリッジの移動は、走査の間に受光面で像の倍率が変化しないように(光路長を一定に保つように)、第1及び第2キャリッジの移動が条件付けられる。
なお、読取走査光学系は、ブック読取とDF読取に共通に用いられるので、DF読取時には、読取走査光学系をADF原稿ガラス6のある読取位置に停めて原稿読取を行う。なお、DF読取時の原稿読取位置(図1に示す位置)は、ブック読取におけるキャリッジのホームポジション(HP)でもある。
信号処理系は、3ラインカラーCCD15と、CCD駆動ユニットとしてのSBU(Sensor Board Unit)16よりなる。
3ラインカラーCCD15は、R,G,B、3色のセンサ列が所定の間隔を置いて並べられているため、同一時刻に3ラインカラーCCD15が得たR,G,Bデータは、原稿の異なる場所を読み取ったデータとなる。従って、キャリッジの移動方向によって、センサ列間の信号の関係が違い、同じ場所が往路でR,G,Bの順序で読取られると、復路では、B,G,Rの順序で読取られる。
SBU16は、クロックドライバ、タイミング信号生成部、信号処理部などから構成されている。SBU16は、入射光量に対応した電圧を出力し、後述するSCU(Scanner Control Unit)19の画像処理部19a(図2、参照)に画像データとして渡す。
さらに、読取部2内のコンタクトガラス5とADF原稿ガラス6との間であって、読取走査光学系が原稿を読取るときと同等の条件で読取走査光学系によって読取ることができる位置に基準白板7が配設されている。
基準白板7は、3ラインカラーCCD15のランプ光量分布のムラを除くシェーディング補正時の補正データを得るため、主走査方向(副走査方向に直交する方向で、図1では図面に垂直な方向)に設けられた均一濃度のほぼ白色の部材である。
シェーディング動作は、DF読取モードが設定されていても、通常、連続読み取り動作時に、毎回シェーディングを行う、即ち、原稿1枚を読取る毎に、基準白板7のデータも1回採取するように設定されている。
次に、DF読取で使用されるADF3について説明する。
ADF3には、DF読取モードで原稿を読取る際に原稿50をセットするための原稿トレイ20と、読み取りが終了した原稿P1を排出するための排紙トレイ21と、原稿トレイ20から排紙トレイ21へ連通する原稿搬送経路22と、両面読取モードにおいて原稿P1を反転させる反転部23とが設けられている。両面読取モードとは、表面の画像を読取位置に搬送し読取走査した後に、原稿P1を反転部23の分岐爪38及び反転テーブル36等の動作によって反転させて、もう1度読取位置に搬送し、裏面の画像を読取走査する動作モードである。
また、原稿トレイ20には、DF読取モードで原稿P1を読み取る際に、原稿トレイ20に原稿がセットされているか否かを検出するセットセンサ、同原稿のサイズを検知する幅サイズ検知センサ、原稿長さセンサ及び同原稿の後端を検出する原稿後端センサが設けられている(いずれも図示せず)。これらのセンサ類により、DF読取モードでは、用紙指定キーや置数キーの押し下げによる原稿のサイズの指定がない場合にも、原稿トレイ20の上にセットされた原稿のサイズが自動的に指定される。
原稿搬送経路22の原稿トレイ20側に設けたピックアップローラ31や搬送ローラ32は、給紙モータ(図示せず)によって駆動され、原稿トレイ20の上にセットされた原稿P1が1枚ずつ原稿搬送経路22に給紙される。
また、原稿搬送経路22には、原稿P1を搬送するとともに原稿P1を排紙トレイ21へ搬送する搬送ドラム33が設けられている。この搬送ドラム33は、ステッピングモータ(図示せず)によって駆動される。従って、原稿台20から原稿搬送経路22に給紙された原稿50は、搬送ドラム33がステッピングモータにより回転駆動されることにより、原稿読み取り位置のADF原稿ガラス6上を副走査される。
このとき、搬送ドラム33は、一定速度で回転して原稿P1を副走査方向に送り、原稿面の画像がADF原稿ガラス6を通して3ラインカラーCCD15で読取られる。原稿P1は、3ラインカラーCCD15による読み取り処理が終了した後、搬送ドラム33の回転に従い排紙トレイ21に排出される。その後、順次、原稿トレイ20上に載置されている次の原稿P1の読み取りが行われる。
「制御システムの概要」
次に、上記画像読取装置(図1)を組込んだカラーデジタル複写機の制御システムの概要を説明する。
図2は、カラーデジタル複写機の制御システムの概略構成を示すブロック図である。なお、図2に示す制御システムは、画像読取装置(図1)の読取動作の制御を主に示し、この実施形態において特徴部分を構成しないプリンタ等の画像形成部の制御に係る部分の詳細は省略されている。
図2に示すように、3ラインカラーCCD15に結像した原稿P1(基準白板7)からの反射光は、SBU16の信号処理部161においてアナログの画像信号からデジタル信号に変換される。変換されたデジタル画像信号は、SCU19の画像処理部191に出力される。画像処理部191は、シェーディング補正、ガンマ補正、MTF補正等の各種の画像処理を施す。
画像処理部191で出力用に処理が施された画像データは、紙媒体への出力用にプリンタ60に送られ、外部画像I/F(インターフェース)50を介してメモリなどの記憶媒体に転送される。
制御部80は、画像読取装置全体を制御する機能を持ち、スキャナモータ17、CCD出力信号を処理する信号処理部161、画像処理部191、ランプ安定器81、ADF3及びネットワーク等を介して外部デバイスとのデータ交換を可能とする外部I/F70を制御下に置く。
制御部80は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、プログラムを動作させるときのワーク領域として使用するRAM(Random Access Memory)等を要素として構成される。この制御部80は、ROMに、読取制御に係るプログラムの一部に後述する制御フロー図に示す連続DF読取における制御動作等を実行するためのプログラムを記録し、このプログラムをCPUが駆動することで、この制御動作を実現する手段を構成する。なお、上記プログラムを記録する媒体としては、上記のROMに限らず、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disk)−ROM、MO(Magnet Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いることができる。また、プログラムを、インターネット等のネットワーク(図示せず)に接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。または、プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供若しくは配布するようにしても良い。
ここで、図2を参照して、ブック読取及びDF読取の各動作モードにおいて、制御部80から制御システムの各部に送る制御信号を説明する。なお、制御動作の手順については、後述の制御フローにおいて詳述する。
まず、ブック読取モードでは、スキャナモータ17によってキャリッジ10,13を駆動して基準白板7や原稿P2を読取る動作を行わせるので、制御部80は、所定の副走査タイミングでスキャナモータ17の駆動を制御するために、スキャナモータ17に、モータ電流を設定する信号:M_VREF0〜2、モータの励磁方式を設定する信号:M_MODE0〜1、回転方向を指示する信号:CW_CCW、モータを駆動するためのクロック:M_CLK)を出力する。制御部80は、その他に、信号処理部161に対して黒オフセット検出タイミングを示す信号:XBKDT、基準白板読取タイミングを示す信号:XSHGT、原稿読取タイミングを示す信号:XFGATEを出力し、ランプ安定器81には点灯同期クロック:L_CLK、ランプをオン/オフする点灯信号:L_CNTを出力する。
ランプ安定器81は、ランプL_CNTがアサートされた状態のときにL_CLKを元にしたタイミングにてランプにパルス電圧を印加してランプ点灯させる。通常使用するL_CLKの周波数近辺では、周波数を下げると照度は下がる一方、電流値も下がり、電力も下がる。
他方、DF読取モードでは、キャリッジ10,13を基準白板7とDF読取位置であるADF原稿ガラス6とを往復させながら、基準白板7やADF3により送られる原稿P1を読取る。
図3は、DF読取モードにおけるこの読取動作を説明する図である。
同図に示すように、ADF原稿ガラス6を設けたDF読取位置は、ホームポジション(HP)でもあり、この位置に待機しているキャリッジ10,13は、読取要求が生じると、基準白板7を読取るために、スキャナ(ステッピング)モータ17により基準白板7方向に移動する。その後、方向を転換してDF読取位置に戻りながら基準白板7を読取り、更にDF読取位置まで移動し、停止する。停止後、所定の間を置き、ADF3によって搬送されてくる原稿P1(図3中に原稿P1の動きを矢示する)がADF原稿ガラス6を設けたDF読取位置を通過するので、原稿画像を読取る。この読取信号には、基準白板7を読取ることにより得た補正データによって補正が施される。
上記のように、DF読取モードでは、ADF3が原稿P1の搬送を行い、タイミングを管理しているので、原稿読取タイミングを示す信号:XDFGATEを制御部80に対して出力する。制御部80は、それをXFGATEとして信号処理部161、画像処理部191に受け渡す。これ以外、信号処理部161、画像処理部191に対する制御信号は、ブック読取におけると違わない。
上述のように、DF読取モードでは、キャリッジ10,13は、基準白板7を読取る動作を行わせるためだけに駆動するので、このときには、ブック読取におけると同様にスキャナモータ17を駆動する。
ランプ安定器81に対する制御信号は、点灯同期クロック:L_CLK、点灯信号:L_CNTであることに変わりはない。ただし、読取動作の制御フローにおいて、ランプ8の点灯周波数が制御の対象になるので、所定の条件でランプ安定器81の点灯同期クロック:L_CLKが変更される。
次に、上記制御システム(図2)が行う連続DF読取における制御動作について説明する。
先ず、先行技術における連続DF読取における制御動作について説明する。この制御動作は、連続読取の生産性を向上できるように、連続DF読取の原稿間における照明用のランプの点灯/消灯を制御する動作である。
図16及び図17は、この先行技術における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図17は、スペースの関係上、図16に描けなかった部分を分割して示すもので、それぞれの図面の接続端子に同じ符号(A−A、B−B、C−C)を付すことで、両図の関係を表している。
図16の制御フローは、ADF3の原稿トレイ20に原稿P1がセットされ、読取(スキャン)開始が指示されると起動され、先ず、ランプ8をONする(ステップS101)。
次に、操作部を通して指示された読取モード(カラー/モノクロのモード)に応じた動作設定を行うので、読取モードを確認し(ステップS102)、それぞれの読取モードの動作設定、即ち、カラー読取であれば(ステップS102-YES)、カラー読取モードの動作設定(ステップS103)を行い、またモノクロ読取であれば(ステップS102-NO)、モノクロ読取モードの動作設定(ステップS104)を行う。読取モード(カラー/モノクロのモード)に応じた動作設定の内容は、主走査におけるライン周期の設定、3ラインカラーCCD15の出力を増幅する増幅率の設定など、読取モードによって異なる値を設定する。
次に、DF読取モードかブック読取モードか、どちらの読取モードが選択されているかによって動作を分岐するので、読取モードを確認する(ステップS105)。
ここで、DF読取モードが指定されていた場合(ステップS105-YES)、ステップS106へ移行する。なお、ブック読取モードが指定されていた場合(ステップS105-NO)、ブック読取モードの動作に従って制御を行うが、本実施形態における特徴部分に直接係らないので、説明を省く。
DF読取モードの動作として、次のステップでは、DF読取モードに応じた動作設定を行う(ステップS106)。DF読取モードに応じた動作設定の内容は、読取のダイナミックレンジおよびRGBの出力バランスを決めるためのグレーバランス調整数などである。
また、DF読取モードの動作設定として、スキャナ(ステッピング)モータ17の設定、即ち、駆動プロファイルを設定する(ステップS107)。この駆動プロファイルは、基準白板7を読取るためにキャリッジ10,13を移動させる際、HP(DF読取位置)と基準白板7の間を往復させるときに用いるプロファイルである(図3の動作説明、参照)。
次に、黒信号を読取り、画像データの基準レベルとなる黒レベルを算出する(ステップS108)。
また、基準白板7を読取るためのライン間補正量の設定を行う(ステップS109)。この設定は、3ラインカラーCCD15のRGBセンサが、物理的に副走査方向にずれて配置されているため、時間的に早く読んだデータを遅延させることによりRGBデータを揃える、即ち、同一位置のRGB読取データとしてまとめるために行う。
ステップS106〜S109までの処理を行うことで、基準白板7を読取る準備ができたので、HP(DF読取位置)と基準白板7の間を往復するキャリッジ10,13を移動させるスキャナモータ17の駆動を開始する(ステップS110)。
キャリッジ10,13がHP(DF読取位置)と基準白板7の間を往復する間に基準白板7を読取る(ステップS111)。
キャリッジ10,13がHPに戻る間に、この後に行う原稿読取の準備として、原稿を読取るためのライン間補正量の設定を行う(ステップS112)(以降の制御フローは、図17)。この設定は、3ラインカラーCCD15のRGBセンサにおける副走査方向の物理的なずれを補正し、RGBデータを揃えるために行うものである。
キャリッジ10,13がHPに戻り、停止したことを確認し(ステップS113)、その後、原稿がHP(DF読取位置)に搬送されてくるので、読取部2は、原稿画像を読取り、読取った画像データを所定の記憶場所に格納して原稿読取を終了する(ステップS114)。
原稿読取を終了すると、次の読取要求があるか否かを確認する(ステップS115)。通常、コピー用途で原稿を読取っていく場合、次の読取要求があるか否かの確認は、即時になされる。それは、画像処理装置(ここでは、カラーデジタル複写機)がコピー用途であり、かつ連続読み取りであること(ADF3の原稿トレイ20に次の原稿P1がセットされていることをセンサが検知している)が認識できるからである。
よって、コピー用途で原稿を読取っている場合には、原稿読取を終了した後、次の読取要求があるか否かを確認し、その結果、次の読取要求があれば(ステップS115-YES)、即時に次の原稿に対する読取手順を進めるためにステップS108に戻る。
他方、次の読取要求があることが確認できなければ(ステップS115-NO)、所定時間(ここでは、2500msとしている)待機する。この待機時において、読取部2の動作状態は、コピー用途のように即時に次の読取要求が発行されない場合(例えば、TWAIN読取)の読取要求を受付けることを想定して、所定時間に限って読取要求を待つので、ランプ8は、読取時と同じ点灯状態を保つ。
よって、この待機時の制御フローとしては、ステップS115で次の読取要求があることが確認できなければ(ステップS115-NO)、原稿読取を終了した時点からの経過時間を管理し、この経過時間が所定時間(2500ms)を経過したか否かを確認する(ステップS116)。
ここで、経過時間が所定時間を経過したことが確認できれば(ステップS116-YES)、ランプ8を消灯して(ステップS117)、この制御フローを終了する。
また、経過時間が所定時間を経過したことが確認できなければ(ステップS116-NO)、待機を続けるので、処理手順として、次の読取要求があるか否かを確認する(ステップS118)。
ステップS118の確認の結果、次の読取要求がなければ(ステップS118-NO)、所定時間が経過するまで、ステップS116とステップS118を繰返す。
他方、ステップS118の確認の結果、次の読取要求があれば(ステップS118-YES)、次の原稿に対する読取手順を進めるためにステップS102に戻る。この場合、次の原稿に対する読取手順の戻し先がコピー用途の場合と異なる。コピー用途の場合には、ステップS108に戻したが、ここでは、ステップS102である。これは、待機時間に読み取り要求が来た場合には、例えば、TWAIN読取の要求のように、原稿読取を終了した時点で即時に次の読取要求が発行されない場合、いわば、擬似連続読取動作となるからである。TWAIN読取の要求の場合、読取モードが変更されることも可能であるため、これに対応するためには、ステップS102に戻さなければならない。
上記のように、図16及び図17に示した先行技術の制御フローを実行することによって、原稿読取の終了から予め定めた所定時間(上記の例では、2500ms)、原稿照明用のランプを点灯し続け次の読取要求を待ち、このような待機動作を行うことでTWAIN読取の要求のように、原稿読取を終了した時点で即時に次の読取要求が発行されない場合にも、所定時間内に受付けた次の読取要求に対し、読取開始までの所要時間を、ランプの立上げにかかる時間分短縮する動作を行うことが可能になる。
ただ、所定時間に達するまではランプを消灯せずに待機する上記先行技術の方法は、一律に所定時間だけランプが点灯してしまうために、後続する原稿がなければ、結果的に無駄に点灯されている時間が生じることになって、省エネルギーという観点から望ましくない動作状態となる。また、ランプを有効に利用できる寿命が短くなってしまう不具合も生じる。
そこで、この実施形態では、DF読取において、原稿読取を終了し次の読取要求を待つ時点で、画像読取装置の動作状態が、読取要求を待つために予め定めた条件(以下「所定の待機条件」という)を満たすか否かを確認し、所定の待機条件が満たされたときだけに、光源の点灯周波数を下げて、所定時間待機する。
このような制御動作を行うことで、TWAIN読取のような動作であっても、連続読取の生産性を下げずにすみ、かつランプの寿命を伸ばすことができる。
また、連続読取の生産性を向上させ、かつランプの寿命化を図るために行う上記した待機動作の際に、次の原稿読取に移行するまでに必要とされる基準白板の読取時期を考慮して、さらに短い時間で次の原稿読取を行えるようにDF読取動作を制御する。
制御システム(図2)が、上記のDF読取動作を実現するために実行する制御フローの実施形態として「実施形態1」〜「実施形態6」を以下に示す。
「実施形態1」
この実施形態は、先行技術の待機動作を上記の意図に従って改変した基本実施形態を示すものである。ここでは、原稿トレイ20に原稿P1がセットされており、またADF3が閉止位置にある場合に、読取要求が出されることが予測できる画像読取装置の動作状態であるとみなして、これらを所定の待機条件として、この条件が満たされれば、光源の点灯周波数を下げて、所定時間待機する動作を行うようにする。
図4及び図5は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図5は、スペースの関係上、図4に描けなかった部分を分割して示すもので、それぞれの図面の接続端子に同じ符号(A−A、B−B、C−C)を付すことで、両図の関係を表している(以降の実施形態2〜6も同様の形式を採る)。
また、図4及び図5において、この実施形態によって改変された部分以外は、先行技術の図16及び図17に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、図16及び図17に基づいて行った先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図4及び図5において、図16及び図17と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118)を付している。
図4及び図5の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行き、HPに戻った後、ステップS114で原稿読取を行い、原稿読取を終了すると、次の読取要求があるか否かを確認する(ステップS115)。通常、コピー用途の原稿読取では、次の読取要求があるか否かは、即時に確認できるので、この確認の結果、次の読取要求があれば(ステップS115-YES)、即時に次の原稿に対する読取手順を進めるためにステップS108に戻る。
他方、次の読取要求があることが確認できなければ(ステップS115-NO)、所定の待機条件を満たすか否かを確認する。この確認は、即時に次の読取要求が発行されない場合(例えば、TWAIN読取)を想定して、次の読取要求を待つ所定の条件を予め待機条件として定めておき、この待機条件が満たされる場合に待機動作を行うようにするための手順である。
この実施形態では、原稿トレイ20に原稿がセットされており、かつADF3が閉止位置にある場合に、読取要求が出されることが予測できる画像読取装置の動作状態であるとみなし、これらを所定の待機条件とする。ここに、ADF3が閉止位置にある場合を条件としたのは、ADF3が開放位置にある場合には、DF読取が不可能な状態で、連続読取には成り得ないからである。なお、ADF3が閉止位置にあることが、従来からDF読取の起動条件の一つであるから、ADF3が閉止位置にあるか否かを検知する手段は、従来から存在する。よって、待機条件としてのADF3の閉止の確認は、既存の検知手段を適用することにより実施することができる。
また、この実施形態では、原稿トレイ20に原稿がセットされており、かつADF3が閉止位置にある場合を待機条件としたが、どちらかを単一の待機条件としてもよい。
図5の制御フローでは、ステップS115で次の読取要求があることが確認できなければ(ステップS115-NO)、先ず、原稿トレイ20に原稿がセットされているか否かを確認する(ステップS201)。
ここで、原稿トレイ20に原稿がセットされていなければ(ステップS201-NO)、ランプ8を消灯して(ステップS117)、この制御フローを終了する。
また、原稿トレイ20に原稿がセットされていれば(ステップS201-YES)、次の待機条件であるADF3が閉止位置にあるか否かを確認する(ステップS202)。
ここで、ADF3が閉止位置になければ(ステップS202-NO)、連続読取には成り得ないので、ランプ8を消灯して(ステップS117)、この制御フローを終了する。
他方、ADF3が閉止位置にあれば(ステップS202-YES)、待機条件をクリアするので、待機動作に入り、管理している原稿読取を終了した時点からの経過時間が所定時間(2500ms)を経過したか否かを確認する(ステップS116)。
ステップS116で経過時間が所定時間を経過したことが確認できなければ(ステップS116-NO)、待機動作を続ける。また、この実施形態では、待機動作において、ランプ8の点灯クロック:L_CLKの周波数を下げる(ステップS203)。つまり、先程原稿読取を終了したときのままでランプ8が点灯されているので、この通常の状態にあるランプ8の点灯周波数を下げ、照度を落とすことにより、待機状態を保ちながらも待機中の消費電力の低減を図る。
また、ステップS116で経過時間が所定時間を経過したことが確認できれば(ステップS116-YES)、ランプ8を消灯して(ステップS117)、この制御フローを終了する。
ステップS203でランプ8の照度を落とした後、次の読取要求があるか否かを確認する(ステップS118)。
ステップS118の確認の結果、次の読取要求がなければ(ステップS118-NO)、所定時間が経過するまで、ステップS201からステップS118までの手順を繰返す。
他方、ステップS118の確認の結果、次の読取要求があれば(ステップS118-YES)、この原稿に対する読取手順に移行する。ただ、ステップS203で光源8の照度を落としているので、通常の点灯状態に戻して(ステップS204)、ステップS102に戻る。
上記のように、ステップS201、S202の処理を行うことにより、所定の待機条件を満たすTWAINの連続読取のような擬似連続読取に適応した動作ができ、また、それ以外の場合は、読み取り終了後、直ぐにランプオフされるのでランプ寿命を伸ばすことが出来る。
「実施形態2」
この実施形態は、上記「実施形態1」の基本実施形態において、待機動作の際に、次の原稿読取に移行するまでに必要とされる基準白板7の読取を行うようにすることで、次の読取要求への移行時において、原稿読取を早くできるようにした実施形態を示すものである。
図6及び図7は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図6及び図7において、この実施形態によって改変された部分以外は、実施形態1(図4及び図5)及び先行技術(図16及び図17)に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図6及び図7において、実施形態1(図4及び図5)及び先行技術(図16及び図17)と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118及びS201〜S204)を付している。
図6及び図7の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行くが、この際、擬似連続読取の動作、即ち待機動作を経て次の読取要求に応えて行う動作である場合には、既に基準白板読取を済ませている(この点が本実施形態の特徴である)ので、この点を確認する手順を入れる。
この手順は、待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で行う。このステップで、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できれば(ステップS301-YES)、基準白板読取の手順であるステップS109〜S111を飛ばして、直ぐに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ進む。この手順を行うことで、擬似連続読取における次の読取要求への移行時において、基準白板読取を行わない分だけ原稿読取が早くできるようになる。
待機動作の際に行う基準白板7の読取について、図6及び図7の制御フローに基づいて説明する。
ステップS201及びS202で所定の待機条件を満たすか否かが確認され、これらの条件が満たされると(ステップS202-YES)、予定された所定時間(例えば、2500ms)を限度として待機するが、この待機時間に基準白板7の読取を行う。
制御フローでは、先ず、待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認する(ステップS302)。この確認は、次の読取要求を待ち受けるために、所定時間(例えば、2500ms)にわたってステップS201〜S116を繰返すので、この間に基準白板読取及びランプ8の点灯周波数の低減処理は、一度行えばよい、という設計にするからである。
ステップS302で待機時の基準白板読取を済ませていることが確認できれば(ステップS302-YES)、基準白板読取とランプ点灯周波数の低減処理を飛ばして、次の読取要求があるか否かを確認するステップS118の手順を行う。
他方、ステップS302で待機時の基準白板読取を済ませていることが確認できなければ(ステップS302-NO)、基準白板読取を行う。
基準白板読取の手順は、基準白板読取用のライン間補正量の設定(ステップS303)、キャリッジ移動の駆動開始(ステップS304)及び基準白板読取り(ステップS305)よりなる。なお、この手順は、先に図16をもとに説明したステップS109〜S111と同じであるから、詳細はここを参照することとする。
また、基準白板読取を行った後、ランプ8の点灯周波数の低減処理を行う(ステップS203)。
上記のように、ステップS301、S302〜S305の処理で、待機動作の際に、次の原稿読取に移行するまでに必要とされる基準白板7の読取を行うようにすることによって、擬似連続読取における次の読取要求への移行時において、基準白板読取を行わない分だけ原稿読取が早くできるようになる。なお、この動作によると、擬似連続読取において原稿読取直前に、基準白板読取を行わないが、待機動作は、所定時間(例えば、2500ms)を限度として、そこで基準白板読取を行っており、鮮度保証をしているので、時間のずれは問題にならない。
「実施形態3」
この実施形態は、上記「実施形態2」に示した実施形態において、擬似連続読取において新たに要求された読取が前回の読取モードと異なる場合に、待機動作の際に基準白板読取を行っても、改めて基準白板読取をやり直し、不具合が生じることなく、画質を保証できるようにした実施形態を示すものである。
図8及び図9は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図8及び図9において、この実施形態によって改変された部分以外は、実施形態1,2(図4〜図7)及び先行技術(図16及び図17)に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図8及び図9において、実施形態1,2(図4〜図7)及び先行技術(図16及び図17)と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118、S201〜S204及びS301〜S305)を付している。
図8及び図9の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行くが、この際、擬似連続読取の動作、即ち待機動作を経て次の読取要求に応えて行う動作である場合には、既に基準白板読取を済ませているので、この点を確認する手順を入れる。
この手順は、上記実施形態2で述べたように、待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で行う。このステップで、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できれば(ステップS301-YES)、基準白板読取の手順であるステップS109〜S111を飛ばして、直ぐに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させることで、処理を早めることができる。ただ、待機時に行った基準白板読取における読取モードと、新たな読取要求の読取モードが異なる場合、待機時に行った基準白板読取データを用いることは適当ではない。このため、この実施形態では、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なるか否かを確認し、確認結果に従い、改めて基準白板読取をやり直すか、そのまま待機時に行った基準白板読取データを用いるかを決める。
図8及び図9の制御フローにおける読取モードを確認する手順は、ステップS401である。
待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できた場合(ステップS301-YES)、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なるか否かを確認する(ステップS401)。
ここで、両方の読取モードが異ならないことを確認した場合には(ステップS401-NO)、直ちに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させる。
他方、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なることを確認した場合には(ステップS401-YES)、改めて基準白板読取をやり直し、新たな読取要求の読取モードに適合する基準白板読取データを得る(ステップS109〜S111)。
なお、ここで改めて基準白板読取をやり直す読取モードとしては、例えば、カラー読取モードとモノクロ読取モードの間である。カラー読取モードとモノクロ読取モードでは、読み取り再現濃度範囲(どの白さまで読み取らせるか)の仕様が異なる場合や読み取り線速が異なる場合があり、このような場合には、基準白板を読み取ったデータも異なる。
上記のように、ステップS401を加えることで、待機動作の際に行った基準白板7の読取モードが、新たな読取要求の読取モードと異なる場合、この場合にのみ適合する読取モードで基準白板7の読取をやり直すことによって、画質の変化を防ぎ、画質を安定化することができ、この場合以外は、擬似連続読取における次の読取要求への移行時において、基準白板読取を行わず、直ぐに原稿読取に移行するので、パフォーマンスを高めることができる。
「実施形態4」
この実施形態は、上記「実施形態3」に示した実施形態と同様に、擬似連続読取において新たに要求された読取が前回の読取モードと異なる場合に、待機動作の際に基準白板読取を行っても、改めて基準白板読取をやり直し、不具合が生じることなく、画質を保証できるようにするものである。ただ、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとの関係が、カラー読取モードからモノクロ読取モードに変わる場合に、改めて基準白板読取をやり直す意味がほとんどない。よって、基準白板読取のやり直しが必須であるモノクロ読取モードからカラー読取モードに変わる場合に限って基準白板読取をやり直すようにする。
図10及び図11は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図10及び図11において、この実施形態によって改変された部分以外は、実施形態1,2(図4〜図7)及び先行技術(図16及び図17)に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図10及び図11において、実施形態1,2(図4〜図7)及び先行技術(図16及び図17)と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118、S201〜S204及びS301〜S305)を付している。
図10及び図11の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行くが、この際、擬似連続読取の動作、即ち待機動作を経て次の読取要求に応えて行う動作である場合には、既に基準白板読取を済ませているので、この点を確認する手順を入れる。
この手順は、上記実施形態2で述べたように、待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で行う。このステップで、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できれば(ステップS301-YES)、基準白板読取の手順であるステップS109〜S111を飛ばして、直ぐに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させることで、処理を早めることができる。ただ、待機時に行った基準白板読取における読取モードと、新たな読取要求の読取モードが異なる場合、特に待機時にモノクロ読取モードで行った基準白板読取データをカラー読取に用いることは適当ではない。このため、この実施形態では、前回の読取モードがモノクロであり、新たな読取要求の読取モードがカラーであるか否かを確認し、モノクロ読取モードからカラー読取モードへの変更であることを確認した場合に、改めて基準白板読取をやり直し、それ以外はそのまま待機時に行った基準白板読取データを用いるようにする。
図10及び図11の制御フローにおけるこの読取モードの確認手順は、ステップS501である。
待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できた場合(ステップS301-YES)、前回の読取モードがモノクロ読取モードであり、このモードから新たな読取要求の読取モードとしてカラー読取モードへ変更されたか否かを確認する(ステップS501)。
ここで、モノクロ読取モードからカラー読取モードへの変更ではないことを確認した場合には(ステップS501-NO)、直ちに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させる。
他方、モノクロ読取モードからカラー読取モードへの変更であることを確認した場合には(ステップS501-YES)、改めて基準白板読取をやり直し、新たな読取要求の読取モードに適合する基準白板読取データを得る(ステップS109〜S111)。
上記のように、ステップS501を加えることで、基準白板読取のやり直しが必須であるモノクロ読取モードからカラー読取モードに変更する場合に限って基準白板読取をやり直すようにすることにより、上記実施形態3に比べ、生産性をさらに向上することができる。
「実施形態5」
この実施形態は、上記「実施形態3」に示した実施形態と同様に、擬似連続読取において新たに要求された読取が前回の読取モードと異なる場合に、待機動作の際に基準白板読取を行っても、改めて基準白板読取をやり直し、不具合が生じることなく、画質を保証できるようにする機能を備えたものである。ただ、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとの関係が、モノクロ読取モードからカラー読取モードに変わる場合のように、画質の変化が生じる可能性が高くても、使用条件によっては、基準白板の再読取をしないで読取られる画像をユーザが許容でき、むしろ生産性を重視するので設定を無効にしたい、という要望がある。
そこで、この要望に応えるために、操作部を通して、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードが異なる場合に基準白板読取をやり直す動作を行う上記機能を働かすか否かを選択できるようにする。
図12及び図13は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図12及び図13において、この実施形態によって改変された部分以外は、実施形態1〜3(図4〜図9)及び先行技術(図16及び図17)に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図12及び図13において、実施形態1〜3(図4〜図9)及び先行技術(図16及び図17)と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118、S201〜S204、S301〜S305及びS401)を付している。
図12及び図13の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行くが、この際、擬似連続読取の動作、即ち待機動作を経て次の読取要求に応えて行う動作である場合には、既に基準白板読取を済ませているので、この点を確認する手順を入れる。
この手順は、上記実施形態2で述べたように、待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で行う。このステップで、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できれば(ステップS301-YES)、基準白板読取の手順であるステップS109〜S111を飛ばして、直ぐに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させることで、処理を早めることができる。ただ、待機時に行った基準白板読取における読取モードと、新たな読取要求の読取モードが異なる場合、待機時に行った基準白板読取データを用いることは適当ではない。このため、この実施形態では、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なるか否かを確認し、確認結果に従い、改めて基準白板読取をやり直すか、そのまま待機時に行った基準白板読取データを用いるかを決める。
待機時に基準白板読取を済ませているか否かを確認するステップS301で、待機時に基準白板読取を済ませていることが確認できた場合(ステップS301-YES)、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なるか否かを確認する(ステップS401)。
ここで、両方の読取モードが異ならないことを確認した場合には(ステップS401-NO)、直ちに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させる。
他方、前回の読取モードと新たな読取要求の読取モードとが異なることを確認した場合には(ステップS401-YES)、この実施形態において加えたステップS601の手順を行う。この手順は、ユーザが操作部を通して指示する、基準白板読取をやり直す動作を行うか否かの選択を動作に反映させるための手順である。
制御フローとしては、操作部から基準白板の再読取を行う設定が行われているか否かを確認する(ステップS601)。
ここで、基準白板の再読取を行う設定が行われている場合(ステップS601-YES)、改めて基準白板読取をやり直し、新たな読取要求の読取モードに適合する基準白板読取データを得る(ステップS109〜S111)。
他方、基準白板の再読取を行う設定が行われていない場合(ステップS601-NO)、直ちに原稿読取の手順であるステップS112〜S114へ移行させる。
上記のように、ステップS601を加えることで、待機動作の際に行った基準白板7の読取モードが、新たな読取要求の読取モードと異なる場合、基準白板の再読取をしないで読取られる画像に生じる画質の変化がユーザの許容範囲であり、むしろ生産性を重視するので基準白板の再読取を無効にしたい、と考えるユーザの要望に応えることができる。
「実施形態6」
この実施形態は、上記「実施形態1」の基本実施形態において、待機動作の際に、次の原稿読取に移行するまでに行う基準白板読取の事前動作を行うようにすることで、次の読取要求への移行時において、原稿読取を早くできるようにした実施形態を示すものである。ここでは、基準白板読取の事前動作として、基準白板読取用ライン間補正量の設定及びキャリッジ10,13の基準白板位置への移動を行う。
図14及び図15は、この実施形態における連続DF読取における制御フローを示す図である。なお、図14及び図15において、この実施形態によって改変された部分以外は、実施形態1(図4及び図5)及び先行技術(図16及び図17)に示した制御フローと変わらない。よって、この実施形態によって改変された部分を主に説明を加え、変更しない部分は、先の説明を参照することとし、ここでは記載を省略する。なお、図6及び図7において、実施形態1(図4及び図5)及び先行技術(図16及び図17)と対応する部分については、同一のステップ番号(ステップS101〜S118及びS201〜S204)を付している。
図14及び図15の制御フローにおいて、DF読取モードの動作として、ステップS111で基準白板7を読取りに行くが、この際、擬似連続読取の動作、即ち待機動作を経て次の読取要求に応えて行う動作である場合には、既に基準白板読取の事前動作を行っている(この点が本実施形態の特徴である)ので、この点を確認する手順を入れる。
この手順は、待機時に基準白板読取の事前動作として、キャリッジ10,13が移動されて基準白板位置にあるか否かを確認するステップS701で行う。ステップS701で、待機時に基準白板読取の事前動作を行っていることが確認できれば(ステップS701−YES)、原稿読取前にこの事前動作を行う手順であるステップS109〜S110を飛ばして、直ぐに基準白板読取の手順であるステップS111へ進む。この手順を行うことで、擬似連続読取における次の読取要求への移行時において、基準白板読取の事前動作を行わない分だけ原稿読取が早くできるようになる。
待機動作の際に行う基準白板読取の事前動作について、図15の制御フローに基づいて説明する。
ステップS201及びS202で所定の待機条件を満たすか否かが確認され、これらの条件が満たされると(ステップS202−YES)、予定された所定時間(例えば、2500ms)を限度として待機するが、この待機時間に基準白板読取の事前動作を行う。
待機動作の制御フローでは、先ず、待機時にランプ8の点灯周波数を低減する処理を行う(ステツプS203)。
次いで、キャリッジ10,13が基準白板位置にあるか否かを確認する(ステップS702)。この確認は、次の読取要求を待ち受けるために、所定時間(例えば、2500ms)にわたってステップS201〜S116を繰返すが、この間に基準白板読取の事前動作は、一度だけにする、という設計とするからである。
ステップS702でキャリッジ10,13が基準白板位置にあることが確認できなければ(ステップS702−NO)、基準白板読取用ライン間補正量の設定を行い(ステップS703)、また、キャリッジ10,13の基準白板位置への移動を行う(ステップS704)。
他方、ステップS702でキャリッジ10,13が基準白板位置にあることが確認できれば(ステップS702−YES)、基準白板読取用ライン間補正量の設定及びキャリッジ10,13の基準白板位置への移動を飛ばして、次の読取要求があるか否かを確認するステップS118の手順を行う。なお、この手順は、先に図16をもとに説明したステップS109、S110と同じであるから、詳細はここを参照することとする。
また、次の読取要求がない場合(ステップS118−NO)、待機動作(ステップS201〜S116)は所定時間にわたって繰返され、次の読取要求がないまま所定時間に達すると(ステップS116−NO)、待機動作を抜け、制御フローを終了する。ただ、待機中に行った基準白板読取の事前動作でキャリッジ10,13が基準白板位置へ移動されているので、制御フローの終了時には、キャリッジ10,13をHPに移動させる(ステップS705)。
上記のように、ステップS701、S702〜S704の処理で、待機動作の際に、次の原稿読取に移行するまでに必要とされる基準白板読取の事前動作を行うようにすることによって、擬似連続読取における次の読取要求への移行時において、基準白板読取の事前動作を行わない分だけ原稿読取が早くできるようになる。
1・・画像読取装置、2・・読取部、3・・自動原稿搬送装置(ADF)、5・・コンタクトガラス、6・・シート原稿用ガラス、7・・基準白板、8・・ランプ、10・・第1キャリッジ、13・・第2キャリッジ、15・・CCD、17・・スキャナモータ、33・・搬送ドラム、50・・外部画像I/F、60・・プリンタ、80・・制御部、81・・ランプ安定器。
特開2002−330269号公報

Claims (12)

  1. 原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取要求に応じて原稿搬送装置により原稿を搬送させ、搬送される原稿の読取を原稿画像読取手段に行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、
    原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、
    画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、
    前記制御手段は、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行する制御を行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取画像を補正するために原稿画像読取手段によって読取られる基準白板と、読取要求に応じて原稿搬送装置により原稿を搬送させ、搬送される原稿の読取を原稿画像読取手段に行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、
    原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、
    画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、
    前記制御手段は、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件にそのまま光源を点灯し続けて基準白板を読取り、基準白板の読取後に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行し、当該読取動作で基準白板の読取データを補正に用いる制御を行うことを特徴とする画像読取装置。
  3. 原稿を載置する原稿台と、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、原稿画像読取手段によって、原稿台に載置された原稿を読取るときの第1読取動作と原稿搬送装置により搬送される原稿を読取るときの第2読取動作の各動作モードで読取動作を行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、
    原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、
    画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、
    前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行する制御を行うことを特徴とする画像読取装置。
  4. 原稿を載置する原稿台と、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する原稿搬送装置と、原稿を光源で照明し得られる画像を走査形式で光電変換し画像を読取る原稿画像読取手段と、読取画像を補正するために原稿画像読取手段によって読取られる基準白板と、原稿画像読取手段によって、原稿台に載置された原稿を読取るときの第1読取動作と原稿搬送装置により搬送される原稿を読取るときの第2読取動作の各動作モードで読取動作を行わせる制御手段を有する画像読取装置であって、
    原稿を照明する光源の点灯周波数を制御する光源制御手段と、
    画像読取装置の動作状態が読取要求を待つために予め定められた所定の待機条件を満たすか否かを判定する待機条件判定手段を備え、
    前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件にそのまま光源を点灯し続けて基準白板を読取り、基準白板の読取後に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示し、原稿画像読取手段を待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、次の読取動作に移行し、当該読取動作で基準白板の読取データを補正に用いる制御を行うことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像読取装置において、
    原稿搬送装置の原稿トレイに原稿がセットされたことを検知する原稿検知手段を備え、
    前記所定の待機条件が原稿検知手段による原稿セットの検知であることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項3又は4に記載された画像読取装置において、
    原稿搬送装置を原稿台の原稿載置面を開放する位置と閉止する位置との間で可動自在に支持する手段と、
    原稿搬送装置が閉止する位置にあることを検知する閉止検知手段と、
    原稿搬送装置の原稿トレイに原稿がセットされたことを検知する原稿検知手段を備え、
    前記所定の待機条件が原稿検知手段による原稿セットの検知及び閉止検知手段による原稿搬送装置の閉止検知であることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載された画像読取装置において、
    前記制御手段は、前回の読取モードに対して今回要求された読取モードに変更があったときに、改めて基準白板を読取り、読取った後に原稿読取を行うことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載された画像読取装置において、
    前記制御手段は、要求された読取モードがモノクロモードからカラーモードに変更された場合のみ、改めて基準白板を読取り、読取った後に原稿読取を行うことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項7又は8に記載された画像読取装置において、
    動作条件を指示する操作手段を備え、
    前記制御手段は、操作手段を通して行われた指示に従い、改めて基準白板を読取り、読取った後に原稿読取を行うか又は改めて基準白板を読取らずに原稿読取を行うかを選択することを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項3乃至9のいずれかに記載された画像読取装置において、
    前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示するとともに、原稿画像読取手段を基準白板の読取位置で待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求を受けたときに前記光源制御手段に低減させた点灯周波数を元の周波数に戻し、基準白板を読取り、読取った後に原稿読取を行うことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項3乃至10のいずれかに記載された画像読取装置において、
    前記制御手段は、第2読取動作モードにおいて、原稿読取の終了後に、前記待機条件判定手段によって所定の待機条件を満たすことが判定されたことを条件に前記光源制御手段に点灯周波数を低減して点灯を維持することを指示するとともに、原稿画像読取手段を基準白板の読取位置で待機させ、かつ原稿読取の終了から所定時間内に次の読取要求がないときに原稿画像読取手段を原稿の読取位置に戻し、光源を消灯することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載された画像読取装置と、
    画像読取装置によって読取られた画像データを用いてコピー出力及び外部送信出力を行う手段と、
    を有した画像処理装置。

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