JP2007028005A - 画像読み取り装置、画像形成装置及び異常判定方法 - Google Patents

画像読み取り装置、画像形成装置及び異常判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明系に2灯以上のランプを有した画像読み取り装置において、ランプの点灯異常を個別に検出し、読み取り画像の品質の低下を未然に防ぐ。
【解決手段】原稿面に光を照射する複数のランプと、その反射光を電気信号に変換するCCD101と、シェーディング補正データを生成するための基準白色板とを備えた画像読み取り装置において、複数のランプを個別に点灯させるCPU108と、CCD101によって基準白色板を読み取ったデータから各ランプの異常の有無を検出する白板読み取りレベル検出部106を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿を照明し、その反射光を電気信号に変換して画像信号として取り出す画像読み取り装置、この画像読み取り装置から得られた画像信号に基づいて画像を形成する画像形成装置、及び前記画像読み取り装置のランプの異常判定方法に関する。
デジタル複写機、ファクシミリ、スキャナ等に装着されている画像読み取り装置には、ランプにより照明しながら原稿等の画像情報を副走査方向にライン走査し、その画像情報を読み取り装置としてのCCDのような光電変換装置のセンサ面上に結像させ、光電変換装置から得られる出力信号を利用して、原稿等の画像情報を読み取るようにした画像読み取り装置が設けられている。このような画像読み取り装置における原稿等の画像情報を副走査方向にライン走査する方法としては、原稿を原稿載置ガラスであるコンタクトガラス上に定置し、読み取り装置を移動させる方式(以下、原稿定置方式と称する)と、読み取り装置を定置し、原稿を自動原稿給紙装置(以下、ADFと称する)により読み取り装置上に搬送させる方式(以下、シートスルー方式と称する)とがある。なお、今日では両方式による読み取りを一つの装置で行えるように構成したものも提供されている。
近年では読み取り装置の高速化も進んできており、読み取り画像のSN確保するためには、原稿面の照度のUPが必要となっている。このため高速の読み取りを行う画像読み取り装置では、照明用のランプを2灯にして原稿面の必要照度を確保しているものも提供されている。
このような画像読み取り装置において、原稿を走査して画像データを読み取る場合、原稿の読み取りに先立って、光電変換装置のホームポジションとコンタクトガラスまでの間に配置された基準白板を光電変換装置で読み取る動作を必ず行い、読み取った白板データに基づいて白レベルやシェーディング補正用のデータを生成し、メモリに記憶しておき、そのシェーディング補正用データで原稿の画像データ読み取りながら正規化することにより、該装置における光量分布ムラ、光電変換装置の感度ムラ、ランプ出力変動等を補正し、原稿の画像情報を高品質に読み取っている。また、このときに読み取った結果をランプ光量をチェックするためにも用いている。
例えば特許文献1及び2には、画像読み取り装置の電源投入時に基準白板の読み取り位置に光電変換装置を移動してランプを点灯させ、基準白板の読み取りレベルが所定のレベル以下の場合は、光源が異常であることを表示部に表示させることが提案されている。
特開平9−93432号公報 特開2002−330265号公報
所定以下のレベルが検知された場合、従来から光電変換装置の出力信号の増幅度を増加するように調整することが行われている。しかしながら、2灯のランプのどちらか一方が不点灯の状態あるいは極端に暗い場合でも光電変換装置の増幅率の可変範囲が十分であれば、増幅率を調整することにより基準白板の読み取りレベルが所定の値に調整できてしまうため、個別のランプ不良の検出を行うことができないという問題点がある。このような状態では必要以上に高い増幅率の設定が必要となってSNが低下し、読みとり画像品質の低下を招くことになってしまう。また、画像読み取り装置がランプが白色ランプで、光電変換装置が3ラインCCDで構成されるカラー画像読み取り装置の場合には、色の再現不良が画像に出てしまうという不具合が生じる。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、照明系に2灯以上のランプを有した画像読み取り装置において、ランプの点灯異常を個別に検出し、読み取り画像の品質の低下を未然に防ぐことにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、原稿面に光を照射する複数のランプと、その反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、シェーディング補正データを生成するための基準白色板とを備えた画像読み取り装置において、前記複数のランプを個別に点灯させる制御手段と、前記光電変換手段によって前記基準白色板を読み取ったデータから前記各ランプの異常の有無を検出する検出手段とを有することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段における前記検出手段が、個別に前記ランプを点灯させて前記基準白色板を読み取ったデータが所定レベル以下であった場合にランプが異常と判定することを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段における前記検出手段が、前記光電変換手段によって前記基準白色板を読み取ったデータをレッド、グリーン、ブラック毎に複数の波長域に区切って取り込み、各々が予め設定されたレベル以下であった場合にランプの異常を検出することを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3の手段における前記制御手段が、前記検出手段が前記ランプの異常を検知したときに、ランプの異常をユーザーインターフェース部に表示するように制御することを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4の手段において、通信回線を通して外部に異常の発生を通知する手段を更に有することを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5の手段における原稿読み取り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第7の手段は、原稿面に光を照射する複数のランプを備えた画像読み取り装置の異常判定方法において、前記複数のランプを個別に点灯させて基準白色板からの反射光を読み取り、読み取ったデータの検出レベルが所定値以下のときに前記点灯させたランプが異常であると判定することを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記読み取ったデータをレッド、グリーン、ブラック毎に複数の波長域に区切って取り込み、各々が予め設定されたレベル以下のときに異常と判定することを特徴とする。
なお、後述の実施の形態において、複数のランプはランプ7−1,7−2に、光電変換手段はCCD101に、基準白色板は符号3に、制御手段はCPU108に、検出手段は白板読み取りレベル検出部106に、ユーザーインターフェース部は操作部112に、通信回線は符号203に、通知する手段はデータ通信装置202に、画像形成装置は図11に示された装置にそれぞれ対応する。
本発明によれば、ランプを個別に順次点灯させて、基準白色板を読み取ったデータから個別のランプ異常の有無を検出しているので、画像品質の低下を確実に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明が適用される画像読み取り装置の一例を示す概略図である。この画像読み取り装置500は、高速読取に対応し、照明用のランプが2灯の構成であって、かつシートスルー方式の機能も備えた構成となっている。
画像読み取り装置500は、原稿5を搭載するコンタクトガラス1、シェーディングデータ生成用の基準白色板3、原稿を照射する2つのランプ7−1,7−2及び第1ミラー8が搭載された第1キャリッジ9、第2ミラー10及び第3ミラー11が搭載された第2キャリッジ12、光電変換装置であるCCDイメージセンサ(以下、単にCCDと称する)101(図2参照)を搭載した信号処理基板14、CCD101上に画像を縮小結像させるレンズユニット13、図示しない第1、第2キャリッジ9,12を駆動するスキャナ駆動モータ、ホームポジションセンサ、原稿検知センサ等から構成される。
この画像読み取り装置500においては、コンタクトガラス1上に原稿5が搭載された場合に、ランプ7−1,7−2を点灯し、第1、第2キャリッジ9,12をスキャナモータにより右方向に移動走査して原稿5を読み取る原稿定置方式と、ランプ7−1,7−2を点灯し、第1、第2キャリッジ9,12は停止した状態のまま、原稿搬送装置4によって搬送される原稿6をシートスルー読み取り部2において読み取るシートスルー方式が選択可能である。どちらの読み取り方式においても、原稿面照明用光源であるランプ7−1,7−2により照明された原稿載置ガラス部1上の原稿5あるいはシートスルー読み取り部2の原稿6の原稿画像情報を、走査用の第1、第2、第3のミラー8,11,12を介して結像レンズ13によりCCD101のセンサ面上に結像させ、原稿5又は原稿6の画像情報を読み取り、CCD101の出力信号をAD変換器によりデジタルデータに変換することで、原稿画像データをデジタル的に読み取っている。
デジタルデータに変換された原稿画像情報は、例えば出力装置に送られプリント出力として画像情報の出力が行われる場合や、記憶装置に送られ入力画像情報の記憶が行われる場合等、種々あり、各々の画像読み取り装置の情報として使用されている。
図1において、第1、第2キャリッジ9,12が移動走査して原稿5の画像を読み取る場合、原稿5の画像情報を副走査方向に走査する方法としては、例えば走査用の第1、第2キャリッジ9,12を図中矢印方向(副走査方向)に一定の関係を維持しつつ移動させて行う。このときの走査用の各キャリッジの走査速度は、例えば第1キャリッジ9の速度をVとしたとき、第2キャリッジ12の走査速度はV/2となるように設計されている。
このように原稿を走査して画像データを読み取る場合、原稿の読み取りに先立って、図1に示すシートスルー読み取り部2と原稿載置ガラス部1との間にあるシェーディング補正用基準白色板3の読み取りデータを走査して、シェーディング補正用データを生成しメモリに記憶しておき、そのシェーディング補正用データで原稿5又は6の画像データ読み取りながら正規化することにより、光量分布ムラ、CCD101の感度ムラ、ランプ7−1,7−2の出力変動等を補正し、原稿の画像情報を高品質に読み取っている。
また、原稿の読み取りに先立って、ADCのダイナミックレンジを有効に利用するため、基準白色板3の読み取りレベルが所定のレベルとなるような調整が予め行われる。すなわち、画像読み取り装置500の電源投入時に、第1キャリッジ9を基準白色板3の読み取り位置に移動させ、ランプ7−1,7−2を点灯させてCCD101の出力信号の増幅率を増減し、基準白色板3の読み取りレベルが所定のレベルとなるように調整される。
上述したように、図1の画像読み取り装置500は、コンタクトガラス1上に原稿5が搭載された場合に、ランプ7を点灯し、第1キャリッジ9及び第2キャリッジ12をスキャナモータにより右方向に移動走査して原稿5を読み取る原稿定置方式の読み取りと、ランプ7を点灯し、第1キャリッジ9及び第2キャリッジ12は停止した状態のまま、原稿搬送装置4によって搬送される原稿6を読み取るシートスルー方式の読み取りとが選択可能である。
原稿定置方式の場合は、原稿6の読み取りに先立って基準白色板3のデータを取得しシェーディング補正データを生成する。シェーディング補正データ生成後、原稿読み取り領域のスキャンが行われ読み取り動作と平行してシェーディング補正処理が実行される。一方、シートスルー方式の場合には、原稿6の読み取りに先立ってまず、第1キャリッジ9を基準白色板3の下に移動させてシェーディング補正データを生成し、シートスルー読み取り位置に復帰してから原稿の搬送を開始して原稿読み取り動作を開始する。
図2はCCD100からの画像データを処理するデータ処理部の第1の実施の形態を示すブロック図である。データ処理部は、CCD101、CCD101を駆動するドライバ102、信号処理部103、CCD101の駆動タイミング、その他の生成を行うゲートアレー(タイミング/CPU IFゲートアレー)104を備えた画像読み取り回路基板150と、シェーディング補正部105、白板読み取りレベル検出部106、画像処理部107、CPU108、メモリ109を備えた画像処理回路基板170とから構成されている。信号処理部103はサンプルホールド又はCDS103a、プログラマブルゲインアンプ103b、ADコンバータ103cを備えている。CPU108には操作部112及びモータドライバ110を介してスキャナモータ111がそれぞれ接続されている。
原稿画像はランプ7−1,7−2により照射されその反射光は、1次元ライン状のCCD101により読み取られる。CCD101から出力された原稿画像読み取りデータは、サンプルホールド又はCDS103aでサンプルホールドされ、プログラマブルゲインアンプ103bで信号増幅され、ADコンバータ103cでAD変換する信号処理部103を経て、デジタルデータがシェーディング補正部105に入力される。なお、カラー画像読み取り装置の場合は信号処理部はRGB毎に設けられる。
このシェーディング補正部105において、シェーディング補正データ取得のための基準白色板3の読み取り時には、CCD101の各画素毎に平均化処理が行われて、シェーディング補正データとしてFIFOメモリに格納される。シェーディング補正データを用いてCCD101の各画素毎に原稿画像データのシェーディング処理が行われ、シェーディング補正部105によってシェーディングされた後、原稿画像データが画像処理部に107に出力される。
また、基準白色板3のための白板読み取りレベル検出部106により基準白色板3の読み取りレベルを検出することが可能となっている。基準白色板3の読み取りレベルの検出は、シェーディング補正データを検出するものであっても、シェーディング補正部105をスルーした画像データであっても構わない。
図3は画像データ処理部の変形例を示すブロック図で、この例では信号処理部103のADコンバータ103cの出力をデジタル増幅するためのデジタルゲインアンプ103dを介在させている。
図4はランプの異常検出の処理手順を示すフローチャートである。原稿読み取り装置500に電源が投入されると、第1、第2キャリッジ9,12のホーミング動作を行い(ステップS1001)、第1及び第2キャリッジ9,12の位置制御が可能となる。第1及び第2キャリッジ9,12駆動のイニシャライズ処理が終了後、基準白色板3の下部に第1、第2キャリッジ9,12を移動する(ステップS1002)。
信号処理部103内のプログラマブルゲインアンプ103bの増幅率は予め決めてある任意の値:αとし、まず、ランプ7−1のみ点灯させランプ7−2は消灯させておく(ステップS1003)、そのときの基準白色板3の読み取りレベル(D_W1)を白板読み取りレベル検出部106により検出する(ステップS1004)。次に、ランプ7−1を消灯し、ランプ7−2のみ点灯する(ステップS1005)、そのときの基準白色板3の読み取りレベル(D_W2)を同じく白板読み取りレベル検出部106で検出する(ステップS1006)。なお、ランプ7−1,7−2の点灯制御はCPU108の指示により行われる。
このとき、ランプの明るさを示す尺度としてL_W1、L_W2を以下の式から求める(ステップS1007)。
L_W1=D_W1×α
L_W2=D_W2×α
そしてL_W1,L_W2がともに所定の基準レベル(L_Limit)であるか否かをチェックする(ステップS1008)。基準レベル(L_Limit)よりも低いレベルが検出された場合には、エラー処理を実行する(ステップS1009)。基準レベル(L_Limit)よりも高い場合は、2灯のランプ7−1,7−2を点灯し(ステップS1010)、基準白色板の読み取りレベルを白板読み取りレベル検出部106にて検出し、検出した読み取りレベルに応じて信号処理部103の増幅率(プログラマブルゲインアンプ)を調整する(ステップS1011)。次に、基準白色板レベル調整が正常終了したか否かをチェックし(ステップS1012)、2本のランプを点灯した状態で所定のレベルに調整できない場合は調整エラーとしてステップS1009にてエラー処理を実行する。所定のレベルに調整できた場合は、ランプ7−1,7−2を消灯し(ステップS1013)、第1、第2キャリッジ9,12のホーミング動作を実行し(ステップS1014)、終了する。
図5はランプの異常を検知したときに操作部112に表示する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、図4のフローチャートにおいて、ステップS1009の後段に操作部112に表示するステップS1101が加えられている。表示は操作部112の操作パネル(図示しない)に表示する。
図6は画像読み取り装置が通信回線により管理装置に接続されている場合の一例を示す構成図である。この例では、画像読み取り装置は複写装置201に組み込まれているものとする。読み取られた画像データはデータ通信装置202により、通信回線203を介してホストコンピュータで構成され、サービスセンタとなる管理装置204に送られる。管理装置204はまた、通信回線203を介して複数の端末装置で構成されたサービス拠点205にも画像データを送信するように構成されている。
図7はランプの異常を検知したときにサービスセンタへの通報する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、図5のフローチャートのステップS1101の後段に、サービスセンタへランプの異常発生の通報を行うステップS1201が加えられている。もし、サービス拠点205の端末装置において、複写装置201で読み取った画像データのデータ伝送を待っている場合、管理装置204はランプが異常なため画像データは送れない旨のメッセージを送信することもできる。
図8は本発明の第2の実施形態であるカラー画像読み取り装置におけるランプの異常検出の処理手順を示すフローチャートである。カラー画像読み取り装置においては、ランプ7−1,7−2は白色ランプ、CCD101はカラーCCDを用いる。カラーCCDにはレッド(以下Rと称する)、グリーン(以下Gと称する)、ブラック(以下Bと称する)の出力があり、おおよそ700〜400nmの波長域を3分割して読み取っており、ランプの出力は波長域毎に見ることができる。
図4の説明と同様に、原稿読み取り装置500に電源が投入されると、第1及び第2キャリッジ9,12のホーミング動作を行い(ステップS1301)、第1及び第2キャリッジ9,12の位置制御が可能となる。第1及び第2キャリッジ9,12駆動のイニシャライズ処理が終了後、基準白色板3の下部に第1及び第2キャリッジ9,12を移動させる(ステップS1302)。
信号処理部103内のプログラマブルゲインアンプ103bの増幅率は予め決めてある任意の値:αとし、まず、ランプ7−1のみ点灯させランプ7−2は消灯させておく(ステップS1303)、そのときの基準白色板3の読み取りレベル(D_W1)を白板読み取りレベル検出部106により検出する(ステップS1304)。次に、ランプ7−1を消灯し、ランプ7−2のみ点灯する(ステップS1305)、そのときの基準白色板3の読み取りレベル(D_W2)を同じく白板読み取りレベル検出部106で検出する(ステップS1306)。
2灯のランプ7−1,7−2を交互に1灯ずつ点灯させたときのRGBの基準白色板読み取りレベル出力をそれぞれの基準白色板の読み取りレベルをR_W1、R_W2、G_W1、G_W2、B_W1、B_W2とする。このとき、ランプの明るさを示す尺度としてL_R1、L_R2、L_G1、L_G2、L_B1、L_B2を以下の式から求める(ステップS1307)。
L_R1=D_R1×α
L_R2=D_R2×α
L_G1=D_G1×α
L_G2=D_G2×α
L_B1=D_B1×α
L_B2=D_B2×α
そしてL_*1, L_*2(*:R,G,B)がともに所定の基準レベル(L_LimitR, L_LimitG, L_LimitB)であるか否かをチェックする(ステップS1308)。基準レベルよりも低いレベルが検出された場合は、エラー処理を実行する(ステップS1309)。
基準レベル(L_Limit)よりも高い場合は、2灯のランプ7−1,7−2を点灯し(ステップS1310)、基準白色板の読み取りレベルを白板読み取りレベル検出部106にて検出し、検出した読み取りレベルに応じて信号処理部103の増幅率(プログラマブルゲインアンプ)をRGB毎に調整する(ステップS1311)。次に、基準白色板レベル調整が正常終了したか否かをチェックし(ステップS1312)、2本のランプを点灯した状態で所定のレベルに調整できない場合は調整エラーとしてステップS1309にてエラー処理を実行する。所定のレベルに調整できた場合は、ランプ7−1,7−2を消灯し(ステップS1313)、第1、第2キャリッジ9,12のホーミング動作を実行し(ステップS1314)、終了する。
図9はカラー画像読み取り装置においてランプの異常を検知したときに、操作部112に表示する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、図8のフローチャートにおいて、ステップS1309の後段に操作部112の操作パネル(図示しない)に表示するステップS1401が加えられている。
図10は、図6に示すように、画像読み取り装置が通信回線により管理装置に接続されている場合に、ランプの異常を検知したときにサービスセンタへ通報する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、図9のフローチャートのステップS1401の後に、サービスセンタへランプの異常発生の通報を行うステップS1501が加えられている。この場合も、サービス拠点205の端末装置において、複写装置201で読み取った画像データのデータ伝送を待っている場合、管理装置204はランプが異常なため画像データは送れない旨のメッセージを送信することもできる。
図11は本実施形態に係る画像読み取り装置を備えた画像形成装置の全体構成の概略を示す図である。同図において、画像形成装置はモノクロ画像形成用のもので、本体400と、画像形成装置本体400の上部に設置され図1に示したような画像読み取り装置500と、更にその上に装着されたADF550と、画像形成装置本体400の図11において右側に配置された大容量給紙装置700と、画像形成装置本体400の図11において左側に配置された用紙後処理装置800とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体400は、光書き込み装置を備えた画像書き込み部410と、作像部420と、定着部430と、両面搬送部440と、給紙部450と、垂直搬送部460と、手差し部470とから構成される。
画像書き込み部410は、画像読み取り装置500で読み取った原稿の画像情報に基づいて発光源であるレーザダイオードを変調し、ポリゴンミラー、fθレンズ等の走査光学系により感光体ドラム421にレーザ書き込みを行うものである。作像部420は感光体ドラム421と、この感光体ドラム421の外周に沿って設けられた現像ユニット422、転写ユニット423、クリーニングユニット424及び除電ユニットなど公知の電子写真方式作像要素となる。
定着部430は、転写ユニット423で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部440は定着部420の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理装置800側、あるいは両面搬送部440側に切り換える第1の切換爪441と、第1の切換爪441によって導かれた反転搬送路442と、反転搬送路442で反転した転写紙を再度転写ユニット423側に搬送する画像形成側搬送路443と、反転した転写紙を用紙後処理装置800側に搬送する後処理側搬送路444とを含み、画像形成側搬送路443と後処理側搬送路444との分岐部には第2の切換爪445が配されている。
給紙部450は4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収容された転写紙が引き出され、垂直搬送部460に導かれる。垂直搬送部460では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット423の用紙搬送方向上流側直前のレジストローラ461まで搬送し、レジストローラ461では、感光体ドラム421上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット423に送り込む。手差し部470は開閉自在な手差しトレイ471を備え、必要に応じて手差しトレイ471を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストローラ461で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。
大容量給紙装置700は同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板702が上昇し、常にピックアップローラ701から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ701から給紙される転写紙は、垂直搬送部460からレジストローラ461のニップまで搬送される。
用紙後処理装置800はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、この実施形態では、前記機能のためのパンチ801、ステイプルトレイ(整合)802、ステイプラ803、シフトトレイ804を備えている。すなわち、画像形成装置400から用紙後処理装置800に搬入された転写紙は、孔あけを行う場合にはパンチ801で1枚ずつ孔あけが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ805へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ804にそれぞれ排紙される。仕分けは、この実施形態では、シフトトレイ804が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。このほかに、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。
整合する場合には、孔あけが行われた、あるいは孔あけが行われていない転写紙が下搬送路806に導かれてステイプルトレイ804において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2箇所など所定の位置がステイプラ803によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ804に排紙される。また、この実施形態では、下搬送路806にはプレスタック搬送路807が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中の画像形成装置本体400側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
画像取り込み装置500は、ADF550によってコンタクトガラス510上に置かれ、停止した原稿を光学的にスキャンし、第1ないし第3のミラーを経て結像レンズで結像された読み取り画像をCCDやCMOSなどの光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像データは、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部410によって記憶装置から読み出され、画像データに応じて変調し、光書き込みが行われる。
ADF550は両面読み取り機能を有するもので、画像読み取り装置500のコンタクトガラス510設置面に開閉自在に取り付けられている。このADF550では、原稿載置台551に載置された原稿が原稿読み取り時に自動的にコンタクトガラス510上に送り出される。なお、原稿をコンタクトガラス510上に置いて読み取らせる場合には、ADF550を装置後側の図示しないヒンジを回転中心にして開いて、コンタクトガラス510を露出させることにより行う。
図11に示した画像形成装置はモノクロ画像形成用であるが、図8ないし図10の処理を実行するカラー画像読み取り装置を使用するカラー画像形成装置に適用することができる。この場合には公知のカラー画像形成装置、例えば、作像部420の感光体ドラム421の外周に沿ってシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの現像ユニットを配置した形式のものや、所謂タンデム方式で転写ベルトを使用したものが使用される。
本発明が適用される画像読み取り装置の一例の要部概略図である。 CCDからの画像データを処理する画像データ処理部の第1の実施の形態を示すブロック図である。 画像データ処理部の変形例を示すブロック図である。 ランプの異常検出のフローチャートである。 ランプの異常を検知したときに操作部に表示する場合のフローチャートである。 画像読み取り装置が通信回線により管理装置に接続されている場合の一例を示す構成図である。 ランプの異常を検知したときにサービスセンタへの通報する場合のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であるカラー画像読み取り装置におけるランプの異常検出フローチャートである。 カラー画像読み取り装置においてランプの異常を検知したときに、操作部に表示する場合のフローチャートである。 カラー画像読み取り装置においてランプの異常を検知したときにサービスセンタへの通報する場合のフローチャートである。 画像形成装置の全体構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 コンタクトガラス
3 基準白色板
5,6 原稿
7−1,7−2 ランプ
9 第1キャリッジ
12 第2キャリッジ
101 CCDイメージセンサ(CCD)
103 信号処理部
103b プログラマブルゲインアンプ
105 シェーディング補正部
106 白板読み取りレベル検出部
107 画像処理部
108 CPU
112 操作部
150 画像読取回路基板
170 画像処理回路基板
201 複写装置
202 データ通信装置
203 通信回線
204 管理装置
205 サービス拠点
500 画像読み取り装置

Claims (8)

  1. 原稿面に光を照射する複数のランプと、その反射光を電気信号に変換する光電変換手段と、シェーディング補正データを生成するための基準白色板とを有する画像読み取り装置において、
    前記複数のランプを個別に点灯させる制御手段と、
    前記光電変換手段によって前記基準白色板を読み取ったデータから前記各ランプの異常の有無を検出する検出手段と、
    を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記検出手段は、個別に前記ランプを点灯させて前記基準白色板を読み取ったデータが所定レベル以下であった場合にランプが異常と判定することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記検出手段は、前記光電変換手段によって前記基準白色板を読み取ったデータをレッド、グリーン、ブラック毎に複数の波長域に区切って取り込み、各々が予め設定されたレベル以下であった場合にランプの異常を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段が前記ランプの異常を検知したときに、ランプの異常をユーザーインターフェース部に表示させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  5. 通信回線を通して外部に異常の発生を通知する手段を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿面に光を照射する複数のランプを備えた画像読み取り装置の異常判定方法において、
    前記複数のランプを個別に点灯させて基準白色板からの反射光を読み取り、
    読み取ったデータの検出レベルが所定値以下のときに前記点灯させたランプが異常であると判定することを特徴とする画像読み取り装置の異常判定方法。
  8. 前記読み取ったデータをレッド、グリーン、ブラック毎に複数の波長域に区切って取り込み、各々が予め設定されたレベル以下のときに異常と判定することを特徴とする請求項7記載の画像読み取り装置の異常判定方法。
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