JP2004328048A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リーダーと原稿搬送装置間の通信ライン、イメージデーター送信ラインを非接触の光通信デバイスに置き換えることによって、機外配線による配線経路のばらつきや伝送線自体からの放射ノイズを抑制し、常に安定した放射ノイズマージンを確保することができる。
【解決手段】リーダー・原稿搬送装置間の無線通信を開始圧板開閉検知レバーをトリガとした通信制御手段。・原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターの2値化処理手段。・2値イメージデーターの赤外通信手段。リーダーと原稿搬送装置間のイメージデーターを選択的に出力する手段及び、記憶手段。
【選択図】 図1
【解決手段】リーダー・原稿搬送装置間の無線通信を開始圧板開閉検知レバーをトリガとした通信制御手段。・原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターの2値化処理手段。・2値イメージデーターの赤外通信手段。リーダーと原稿搬送装置間のイメージデーターを選択的に出力する手段及び、記憶手段。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿搬送装置と自動原稿搬送装置を制御するコントロール手段を持った画像形成装置の構成で、原稿の両面イメージを効率的に読み取る装置に於ける、相互通信の無線化と、自動原稿搬送装置に搭載された原稿読み取り手段によって得ることのできたイメージ信号を無線伝送によって送信する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿搬送装置と画像形成装置は装置間の相互通信ラインと電源ラインを束ねた機外配線によって接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
原稿搬送装置と画像形成装置間の接続は通常は専用コネクタを用いている。通信ラインは双方向運数であり、数十kHz程度の通信レートで装置間の制御を行っている。ところが、近年、光電変換素子の小型化が進み、原稿搬送装置の原稿搬送パスの途中に読み取り部を形成した装置も開発されており、機外配線の中を高速なビデオ信号が通り、ケーブルの這回しによって放射ノイズレベルが変動しやすく、ビデオ信号の伝送ラインにフィルターを形成したり、コアを巻いたりとケーブル伝送部のノイズ対策は最後まで収束しないことが多い。その為、対策に時間が掛かり、対策部品によるコストアップが発生する等の不都合が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、装置間の高速ビデオ通信や相互通信ライン等の機外配線に起因した放射ノイズを出さない為の構成として、無線通信を実現し、機外配線を無くす事により放射ノイズレベルを安定させる物である。無線通信といっても電波を用いてしまっては意図的に放射ノイズを発生させてしまうことになり、意図的放射機器として通信機器の規格に対する認可が必要となってしまう。そこで、本発明では、無線通信手段として光通信を用い、更に、非接触型光伝送デバイスを用いることによる機外配線の削減と放射ノイズの低減を実現する物である。
【0005】
又、上記非接触型光伝送デバイスを用いることにより無線通信を実現可能であるが、その際に重要な点がある。それは、通常、原稿イメージを読み取る際に、より高解像度での読み込みを行う為に、白黒の読み取りセンサーであれば8bit、若しくは10bit、12bit、・・・等、カラー読み取りセンサーを用いた場合には更にR,G,B毎にディジタル信号が発生し、この全てのイメージビデオ信号を多値のまま伝送しようとすると、送受信を行う為のデバイスが多数必要になる上、誤動作を起こさない最低限の配置等の制約が発生し、無線化による機外配線の削除によるコストダウン分では補えない回路規模になってしまう。そこで、本発明では、イメージ信号の伝送前に多値信号を2値信号に変換した後に伝送する構成を取っている。
【0006】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下に、本発明の実施例を説明する。図1が本発明の構成を搭載した画像形成装置の断面図を示したものである。図中101が原稿自動搬送装置を示し、本例では搬送された原稿の片面のイメージを読み取る機構を備えている。又、118が従来より一般的な画像形成装置を示しており、主な用途として固定原稿を可動式の光学ユニットを走査する事で原稿を読み取る装置である。又、本件の主たる目的は、115,130で図示している非接触タイプの光通信手段を用い、101に示す原稿自動搬送装置と118に示す画像形成層置換の通信制御とイメージデーターの送受信を行うことにより、従来発生していた機外配線に起因した放射ノイズレベルを抑制することである。
【0007】
図1を用いて、実際の動作を通して各部の働きを説明する。先ず、画像と読み込むに当たって図3の304に示す操作部を介して、画像形成装置に対する動作モードに関連する原稿複写動作の設定がオペレーターによって成される。例えば、図1−102に示す原稿積載トレー上に表・裏両面にイメージが形成されている両面原稿が複数枚セットされた状態でオペレーターが両面コピーの設定を操作部304上の表示パネル307の表示を確認しながら設定し、304上あるコピー開始ボタン308を押し、動作が開始したものとする。原稿積載トレー上102にはフェイスアップ(原稿表面が上)の状態で原稿103がセットされている。コピーボタン同期で操作部304から不図示のコントローラー(システムコントローラー)へスタート信号が発せられ、コンロローラーから図1−123に示す画像形成装置のコントローラー(以下、リーダー制御部と記す)に動作モードと読み取り動作開始信号が送られる。リーダー制御部123は原稿搬送装置に対して通信手段である非接触の赤外通信手段130を介して、対向面に配置された原稿搬送装置側の赤外通信手段115に制御信号(動作モード・開始信号)を送り、原稿の搬送が開始される。同時に、リーダー制御部123は、画像形成装置118自体の動作モードも制御し、原稿照明手段126、第1ミラー127で構成される第1ミラー台125、第2ミラー128、第3ミラー129を制御し、133に示す白色基準板を用い原稿照明手段に起因する光量・配光を補正する制御を行った後に、流し読みガラス124位置の所定の場所にて原稿が搬送されてくるのを待機する。原稿103はローラー104によって搬送が開始され、分離ローラー105によって原稿が重なったまま送られる重送を防止している。即ち、105の上側のローラーは図1上で時計回りに回り、原稿を送り出す方向へ回転し、105の下側のローラーも図1上で時計回りに回り、原稿が重なっている際の下側の原稿を原稿積載トレー102へ戻す働きを持っている。但し、105のローラー相互の原稿に対する押し付け圧は、原稿搬送に支障の無いレベルに調整されている。搬送を開始された原稿は原稿検出センサー136を介し109,110の搬送補助ローラーに補助され,111の搬送ガイドに沿って順次搬送されて行く。ここで、図示していないが、原稿積載トレー102には通常、原稿ガイドが設けられており、原稿サイズに合わせて原稿ガイドを調節する。原稿ガイドは原稿の搬送開始時の斜行を抑制する働きと原稿の幅を検出する働きがある。当然原稿幅を検出する為にはセンサーが必要であり、通常はガイドの位置に応じて出力が可変するボリュームを用いる。
【0008】
又、原稿サイズを検出する為には原稿の長さを検出する必要があり、図1−136の原稿検出センサーが原稿長さも検出している。即ち、原稿検出センサーのON時間と決まった原稿搬送速度から判別可能である。又、原稿検出センサー136は画先センサーとしての役割を果たしている。これは、原稿、即ちイメージの領域がセンサーを経過してから所定時間で原稿読み取り位置に到達することから推測される。このことから、原稿が第1ミラー台125に差し掛かる時に画像形成が開始される。第1ミラー台に差し掛かった原稿は搬送開始から一定速度で搬送され、原稿照明手段126の照射反射光を127,128,129のミラーを介し、レンズフード131でカバーされたレンズ120に入射され、132に示すCCDに結像される。因みに、121はCCD駆動用の基板である。CCD132に結蔵した原稿反射光は、光電変換され121のCCD駆動基板上で不図示のアナログ・ディジタル変換された後、リーダー制御部123に送られる。又、今回の説明では用いないが、119は第1ミラー台が134に示す原稿台ガラス上にセットされた原稿を走査する際の駆動軸を示している。尚、画像形成装置118で読み取ったイメージは、リーダー制御部123上に位置する不図示の2値化回路によって2値化され、同じく不図示の記憶装置によって記憶される。記憶されたイメージは、読み取り完了時に記録時よりも高速な転送レートで不図示のコントローラーに転送され、不図示のプリント装置によってプリントアウトされる。画像形成装置の読み取り部を通過した搬送中の原稿は、112のガイドローラーに導かれ原稿検出センサー106に送られる。先ほど、136に示した原稿検出センサーの働きを説明したが、ここでは画先信号として作用し、108のCISセンサーユニットに対する原稿の先端の移動時間(移動するまでの時間)を得る為の役割を担っている。108に示すCISセンサーユニとも基本的にはCCDと同様な駆動を行うが、こちらはCCDの読み取りで説明したような125,127,128,129,120,132で示すような縮小光学系ではなく、図2(a)に示す様な当倍光学系の光学系を持っている。CISセンサーユニット108の対向面にあるローラー107は、基準白板133と同様な輝度濃度管理されたローラーであり、役割として原稿をCISセンサーユニット108の読み取り面に突き当てる(浮きが無いように押し当てる)と供に、原稿間でのCIS光源補正(シェーディング補正)に用いることができる。CISセンサーユニット108で読み取ったイメージは、CISセンサーユニット中にある不図示のアナログ・ディジタル変換手段によってディジタル変換され、搬送装置内部のコントロール部114によって2値化され、不図示の記憶装置に記録される。読み込みが終了した原稿は排出ローラー113によって排出原稿トレー135に順次積載される。又、読み込みが終了し、搬送装置内部のコントロール部114に記録されたイメージは、記録時よりも高速な転送レートで非接触の赤外通信手段115を介して対面に配置された非接触の赤外通信手段130に送信され、画像形成装置118のリーダー制御部123により制御されて不図示のシステムコントローラーへ伝送される。尚、図を見て明らかでありが、フェイスアップで搬送原稿トレー102上にセットされた両面原稿103は、第1ミラー台ユニット125で読み取る時は原稿表面となるが、CISユニット108で読み取る際は、原稿の裏面を読み取っており、原稿の搬送開始から排出までのパスの中で原稿の両面のイメージを読み取ることが可能である。図1に於いて、説明を省いた部分の補足をすると、116,117は画像形成装置上に原稿搬送装置を開動可能な状態で設置するためのヒンジ部である。又138は原稿搬送装置の状態を検出するレバーであり、通常は圧板検出レバーと呼んでいる。即ち、原稿搬送装置が閉じて、115、130に示す非接触の赤外通信手段が使用可能な状態にあるかどうかを検出する為のレバーであり、このレバーが押し込まれた状態の時で、かつ、搬送原稿トレー102上に原稿がセットされている場合に赤外通信のイニシャル通信が開始される。137は、画像形成装置内部の第1ミラー台ユニット125が副走査方向に原稿走査する際の画先信号を発生させる画先センサーである。
【0009】
続いて、図2を用いてCISセンサーユニットの構造を簡単に説明する。図2(a)は装置全体の正面から見た際のCISセンサーユニットの断面を示している。ここで、201が今までの説明でCISセンサーユニットと呼んでいた部分であり、202がCISセンサーを示している。203は原稿照明手段であり、CIS駆動速度に応じて要求される光量によってLEDやキセノン管等の光源を用いることがある。本説明では、ある程度高速に原稿を読み取ることを想定し、現状最も光量が稼げるであろうと考えられるキセノン管の2灯方式を採用した図を載せている。210は原稿を示し、209は原稿検出センサーを示している。206,207,208は基準白色板を想定したモデルであり、206は原稿が搬送路を通過する際に207の基準白色シートに汚れ等の不純物が付かないようにカバーするカバーガラスである。本件では構造の詳細は示さないが、カバーガラスは汚れることを前提としている為、メンテナンスにより交換・清掃が可能な構成を持つものとする。又、208は白色基準板を貼り付ける為の高濃度な均一部材で作られた基準白色板支持部材である。同様に、205はCISセンサーユニット201に対する透明な防塵シートを示し、原稿反射光がCISセンサー202に原稿反射光を導く為のレンズアレー204表面にゴミが付着するのを防止する働きがある。更に、図2(b)にCISユニット下面から見上げた際の基準白色板の構成を示す。210は図2(a)に示す原稿をイメージしている。203は原稿照明手段、204はレンズアレーである。ここで、207が基準白色板であり、原稿外に設定されている213の部分は207と同じ部材で形成された短部白板である。この端部白板は、原稿読み取り中に光源の光量が変動してしまった場合等、CISセンサー202の読み値を元に不図示の画像処理回路によりCIS読み取り信号にゲイン(増幅率)を掛けている部分にリアルタイムで働きかけ、画像処理による光量補正と同等の効果を持たせる為の構成である。
【0010】
ここで、端部白板を用いた補正の概略を図9を用いて説明する。図9(a)に原稿読み取り領域と端部白板に領域である光量補正領域イメージとして表示している。今回の例では光源としてキセノン管を用いていることを説明したが、キセノン管自体は光源として非常に光量安定性の高いものであるが、点灯直後から光量が安定するまでの時間は数分から数十分必要となる。しかし、現実的には、その間の光量変遷期間中でも画像の読み取りは行っており、徐々に光量が下がってくるような変化が生じてくる。図で言うと901から902のような具合になる。但し、キセノン管は放電管であることから、配光自体は大きく変化しないので、原稿読み取り領域の変動分と光量補正領域の変動分はほぼ比例関係を持っていると考えられる。図9(b)はやや光量の変動がふらついているようなグラフになっているが、1枚目、2枚目と原稿を読み取っていく過程での光量の変動と、その補正係数としての逆係数を光量補正抑制制御として示したものである。実際にはリアルタイム処理ではあるものの、903に示す様な応答遅延時間を生じてしまう。図9(c)のハード構成をブロック図で示す。904は光源(キセノン管)、905の基準白色板は、この場合端部白板を示す、906はレンズアレー、907はCISセンサー、908はCISセンサー出力をサンプルホールドする回路と、アナログ信号増幅器を示し、次段の909A/Dコンバーターのディジタル出力を元に画像処理部910の端部白板モニター部の変化をリアルタイムで確認しつつ、変化が見受けられた場合には、CPU911による演算処理によって、その変化を打ち消すゲイン制御信号をA/Dコンバータに入力する。(Vtopを制御する。)、又は、908で記したアナログ信号増幅器のゲイン制御を行う。この処理によって、光量の変動分は補われ、イメージ画像は記憶装置912に記憶されることになる。
【0011】
今まで画像形成装置118と原稿搬送装置101の動作を説明しながら機能を説明してきたが、ハード構成をブロック図にて図4に示す。ここで、401は原稿搬送装置のブロック図、402は画像形成装置のブロック図を示している。先ず、原稿搬送装置401のブロック図を説明する。414の赤外通信の送受信部によって制御信号を受けると、413に示すドライバーIC部(レシーバーIC部)でデコードされ、DFコントローラー410のCPU404に送られる。CPUは原稿搬送装置が閉じた状態であることを開閉SW405によって検出(図4のブロック図はDF側に圧板開閉SWが付いた構成で説明している。)し、閉じた状態であれば、制御信号に沿った制御を原稿搬送部406と駆動処理制御IC408に送信する。動作の説明でも述べたが、原稿搬送パス中にセットされた原稿検出センサーを切ると、画先信号407が駆動処理制御IC408に入力される。この画先信号によって画像信号エリアが生成され、読み取り装置411(本部ロック図は原稿搬送装置内部に原稿両面を読み取る第1・第2の読み取り装置が構成された例で示している。図1の構成では第2の読み取り装置412は存在しない。)からの読み取り信号と駆動処理制御IC内部で合成される。不図示ではあるが、通常CISユニット内部にアナログ・ディジタル変換回路を含んでおり、本構成でもA/Dコンバーターを含むものとする。駆動制御処理IC408内部では生命は省くが、シェーディング処理や、図2(b)で説明した端部白板をモニターしながらリアルタイムで擬似光量補正として、画像処理による光量補正効果を持たせている。又、読み取ったイメージは2値化回路409を介し記憶装置415に一時記憶され、イメージが読み終わった直後に、ドライバーIC413を介して赤外通信手段である送受信装置414から対向面に存在する送受信装置416へと無線で伝送される。同様にして、画像形成部402は、原稿搬送装置からのイメージ画像が伝送されてきたとすると、送受信装置416で受信した信号をドライバーIC417を介してデコードし、リーダーコントローラー426にあるイメージ選択装置421を介して不図示のシステムコントローラーとのI/F425からシステムコントローラーへ送られ、プリント出力される。又、画像形成装置の原稿読み取り動作に関しては、圧板上に原稿がセットされた場合を想定すると、操作部403からI/F425を介して送られた制御信号をリーダーコントローラー426内部のCPU418で受け、原稿走査制御部423へ制御信号を送る。これにより、図1−125の第1ミラー台ユニットが原稿走査を開始する。第1ミラー台が原稿走査を開始すると図1−137の画先センサーを切り、画先信号424がリーダーコントローラー426に入力される。この画先信号は先ほど述べた原稿搬送装置に於ける画先信号と同じ働きであり、駆動処理制御IC419によって駆動された読み取り装置420の出力信号に対してシェーディング処理が施された後に合成(画像領域が切られる)され、イメージ信号は2値化回路422を介して記憶装置425に一時的に記録される。イメージ記録が終了すると、記憶装置425から記録速度より高速な転送レートで選択装置421を介してI/F425より不図示のシステムコントローラーに転送されてプリント出力される。尚、選択装置421はリーダーコントローラー426上のCPU418によって原稿搬送装置のイメージデーターと画像形成装置のイメージデーターが切り替えられて伝送される(412に示した第2読み取り装置は、例えば、図13、図14に示した構成を持つ原稿搬送装置の場合に用いられる。)。
【0012】
次に、図5に一連の画像処理の手順を簡単に示す。501は搬送される原稿を示している。502はレンズアレーや縮小光学系の縮小レンズを示し、503の光電変換素子は本件ではCCDやCIS等の素子を示している。これらの光電変換素子は照射された光量に対応した電化を出力するものであり、アナログ信号として出力される。504は光電変換素子のアナログ出力信号に対して不図示のフィードスルー(基準信号レベル)を元に、アナログ信号のDC基準を同一レベルに固定し、信号レベルをサンプリングし、後段のA/Dコンバーター505にて常に安定したデーターサンプリングが行えるようにアナログ信号を整形する部分である。A/Dコンバータ505によってディジタル信号に変換されたイメージ信号はシェーディング補正部506を介して光電変換素子の感度ばらつきやランプ配光、集光レンズの透過光量の中央と端部の差等に起因したレベル差を補正し、同一濃度原稿に対して同じ出力レベルになるように調整する。シェーディング補正を行ったイメージデーターに対して、変倍処理部507によって主走査データーの変換処理を行う。変倍処理とは、原稿を100%とした際の50%の縮小画像や200%の拡大画像と言ったイメージサイズを変換する為の処理である。その為、副走査側は通常第1ミラー台の走査速度を調整し、或いは、原稿搬送手段の搬送速度を調節し、副走査方向の読み取り間隔を調節するが、主走査方向は光電変換素子の画素数が決まっている為、常に一定の解像度で原稿を読み取ることになる。そこで、変倍率に応じた画素間補完処理(線形補完)や間引き処理と言った主走査データーの補正が必要となる。続いて、508に示すフィルター処理では光学系の解像力(レンズやCCD等の読み取り時)低下やプリンターの現像・潜像形成時や転写・定着時の飛び散りなどの要因で読んだ画像をそのまま出力することによって生じるボケ気味の画像を補正する手段である。詳細な説明は行わないが、通常は人間の眼の特性を考慮してフィルター処理を行う。509は、Look Up Table の略であり、階調補正を示している。これは8bit入力であれば0から255まで、10bit入力であれば0から1023までの個々の入力値に対応した変換テーブルを持って処理されるものである。内部的には、輝度濃度変換とF値(目標濃度設定)とガンマ補正の変換を施すものである。
【0013】
輝度濃度変換とは、CCD等の半導体と人間の眼の輝度に対する特性が異なることから人間の眼の特性に合わせた補正を行うものである。因みに、人間の眼の特性に合わせた濃度は以下の式によって変換される。
【0014】
D(濃度)=−(255/Dmax)×Log(Y(輝度)/255)
Dmax:プリンターの出力可能な最高濃度(ベタ黒濃度)、対数の底は10F値とは、目標とする濃度カーブであり、コピー時にコピー出力の濃さを設定するキーに連動している部分である。通常F値は5が基準となり、4,3,2,1と小さくなるにしたがって薄くなり、6,7,8,9と大きくなるにしたがって濃くなるものである。各々の設定値は、文字モード、文字写真モード、印刷写真モード、印画紙写真モード等で異なるが本件には関係が無い為説明を省く。
【0015】
ガンマ補正とは、プリンターの階調再現性を濃度のリニア階調特性へ補正する処理である。即ち、501の原稿読み取りから、509のLUTまでの補正処理を行って初めて人間の眼の特性に合った画像への作り込みが完了することになる。最後に510に示す2値化処理であるが、これは元来、多値出力ができない2値出力プリンターを用いる際の手法であり、濃度を注目画素近傍にて保存し、マクロ的に階調表現を行うものであり、1画素が十分に細かければ人間の眼では解像できないことを利用している。本件では解像度と階調性が両立可能な誤差拡散法にて2値化処理を行うものとする。2値化後に551に示す記憶装置にイメージデーターを保存する。
【0016】
次に、非接触の光通信手段である赤外通信手段を用いた通信手段(装置間の制御通信)のブロック図を図6に示す。図6の点線内部が原稿搬送装置と画像形成装置の無線通信に関係する部分を書き出したものであり、実際には616のDF制御部や617のリーダー制御部に含まれるのではあるがあえて分けて図示した。装置間の通信は主に各々装置のCPUの通信ラインを用いた相互通信となる。通常、CPUポートを用い、送信側と受信側の2ポートを専用のシリアル通信ラインとして用い、機外配線の中に通信線を設けている。
【0017】
本件では、従来から通信ラインとして用いているCPUのポート間の配線を無くした変わりに赤外通信手段であるドライバーとレシーバーを一対で用いている。尚、ブロック図では原稿搬送装置の開閉レバーが原稿搬送装置側に付いている構成、図3−133の様な構成であることを想定して記載した。原稿搬送装置が開かれた状態では、装置間の対向面に設けられた赤外通信デバイスは事実上通信ができない(通信可能距離は3〜4cm程度)。
【0018】
そこで、原稿搬送装置側は、開閉SW601がON状態の時はON信号をCPU602で検出すると、ENABLE信号614を送信モジュール604に送り、送信可能な状態にする。CPU602は開閉SW601のON信号を元に画像形成装置との通信可能状態になったことを判別し、PECL発信部605を介して送信モジュール604に通信開始信号を送信し、この信号を元に原稿搬送装置と画像形成層置換の通信が開始される。ここで、PECLとは、インターフェイスを示しており、作動伝送で一般的になっているLVDS等と同じ様なドライバーを示している。PECLはVcc=5Vを用い、伝送信号もVoh=4V,Vol=3.2V,Vos=3.6V(offset)の仕様のドライバーである。システム構成によってはLVDSドライバーを用いても構成可能であるが、デバイスの仕様によって周辺回路が異なり、使い分ける必要がある。因みに、LVDSはVcc=3.3Vを用い、伝送信号もVoh=1.4V,Vol=1.0V,Vos=1.2V(offset)の仕様のドライバーである。他にも、LVPECL、CML、RE−422等高速伝送用のドライバーは存在しており、デバイスの論理レベルにあった変換回路を用いて使用することが可能である。画像形成装置側の受信モジュール608は常時待機状態であるが、送信モジュール612はCPU610のENABLE信号615が発せられるまで送信を停止している。即ち、本構成では、原稿搬送装置からの通信信号を受信モジュール608が受け、PECL受信部609にてデコードされた信号がCPU610に入力されることがトリガーとなり、ENABLE信号615が発せられCPU610の通信ラインからの信号をPECL発信部613に送信され発信モジュール612から赤外送信される。原稿搬送装置側も受信モジュール606は常時待機状態であり、画像形成装置から送信された信号を受信するとPECL受信部607でデコードしてCPU602に送信する。この様な系で原稿搬送装置と画像形成層置換の赤外線通信が実現可能である。尚、メモリ603、611は各々、CPUから通信される通信モードのプロトコル(相手のコンピュータと通信するデーターの決まり)が格納されている。
【0019】
赤外通信構成の説明の最後として、本件で最も重要な部分であるイメージ画像の伝送構成を説明する。図7に、原稿搬送装置内部に原稿の表裏両面を読み取る系の赤外通信構成をブロック図で示した。廃兵SW701がトリガーとなる件は、前図6と同様な理由である。開閉SW701がONされるとCPU702はENABLE信号を送信モジュール704に出し、送信可能状態、若しくはENABLE信号発信待機状態に入る。図6の構成で、画像形成装置を介して原稿搬送装置に対して原稿読み込み制御信号が送信され、CPU702が受信すると、CPU702はメモリ713に格納されているプロトコルにしたがって画像読み取り制御部703に制御信号を発し、現行の搬送が開始される。ここで、図1の構成について説明しているので、707,709の説明は省く。搬送が開始された原稿がCISユニット108で構成された画像読み取り手段706を等速制御で搬送されると、図5に示した様な一連の処理を施し、画像処理2値化部708で多値から2値へデータ変換される。2値化されたイメージは選択手段710を介して記憶装置711に転送され、イメージデーターを転送に適したデーター配列に変換するエンコード部712によって変換される。変換されたイメージデーターはPECL発信部705より送信モジュール704に送られ、赤外通信手段により画像形成装置の受信モジュール714に受信される。自身されたイメージデーターはPECL受信部715で信号レベルを復調され、デコード部716でイメージデーターに復元される。復元されたイメージデーターは選択装置720を介して記憶装置718に格納され、不図示のI/Fを介してシステムコントローラーに転送されプリント出力される。又、画像形成装置がイメージ画像を読み取る際には、CPU717から画像読み取り制御部721に制御信号が出され、これに応じて画像読み取り手段が原稿を走査し、図5に示した所定の画像処理を施した後、選択装置720を介して記憶装置718に記録される。又、719に示すメモリもプロトコルと制御プログラムを格納したROMで構成されている。
【0020】
以上説明した構成を取れば、従来図8に示す様な801の機外配線によって803のコネクタを介して画像形成装置と接続されていたことによる、放射ノイズ不安定要因は排除される。802は原稿搬送装置の固定用のヒンジを示し、804は原稿搬送装置の開閉検出レバーを示す。即ち、イメージ的には図3に示す装置構成となり、最低限必要な電源供給部303以外には機器間の配線が不要となる。因みに、図3の各部名称を簡単に説明すると、301は原稿排紙部、302は原稿圧板部、303は給電線、304は操作部、305はプリント装置の一部、306はプリント紙の排出部、307は操作パネル、308はコピーボタン、309は画像形成装置側の赤外通信手段、310は画像形成装置のシェーディング板、311は原稿搬送装置の開閉レバー、312は、315は原稿搬送装置を支持するヒンジ、313は原稿搬送装置側の赤外通信手段、314は原稿搬送装置、316は画像形成装置のレンズフード、317は画像形成装置を示している。この概観イメージに近い画像形成装置は、図10若しくは、図13に示している。
【0021】
次に、画像形成装置の画像読み取り部が当倍系のCISセンサーを用いた際の構成を図11に示す。尚、図11は図1に対して原稿搬送装置部の図は変更していない。その為、番号も千の位に1をつけた4桁表示にしてあるだけである。よって、画像形成装置のみ説明する。(1101、1102,1103,1104,11051106,1107,1108,1109,1110,1111,1112,1113,1114,1116,1117は省略)画像形成装置1118の画像読み取り装置としてCISユニット1122を用いた構成を示している。ここで、1124はCISセンサーを示し、当倍光学系であることから原稿照明系はコンパクトにまとまっている。不図示のシステムコントローラーから固定読み要請が来た場合には、CISユニット1122は1129の白色板を用いたシェーディング補正を施した後に原稿台ガラス1128上に配置された不図示の原稿を走査し、1123のFFCケーブルを介して画像形成装置のコントロール部1125にイメージデーターを伝送する。ここで、CISユニット1122はアナログ処理回路とアナログ・ディジタル変換手段までを含んだユニットであり、イメージデーターはディジタルデーターとして伝送される。1127は原稿搬送装置が閉じており、1115,1120の赤外線通信手段の送受信が可能な状態であることを意味している。1121は原稿搬送装置から送られてくる原稿を画像形成装置で流し読みする為の流し読みガラスを示す。CISユニット1122は駆動軸1119により、不図示の光学モーターの駆動力を伝えられ、画先センサー1126を切って副走査方向に走査する。画像形成装置としての構成は極めてシンプルな構成となる。取り込まれたイメージ画像は画像形成装置のコントロール部1125を介して、不図示のシステムコントローラーに伝送され、プリントアウトされる。
【0022】
次に、原稿搬送装置に原稿の表裏のイメージを読み取るCISユニットを2セット搭載した系を2通り示す。2通りの系は、原稿積載トレー上に原稿をフェイスアップで積載する系、図14とフェイスダウンで積載する系、図13の2通りである。各々に共通することは、原稿を読み取った後、排出された原稿の順番が原稿搬送装置に最初にセットされた状態と異ならないように配慮している。図10を用いて、同時に図13に説明を行う。図10(a)は原稿搬送装置だけで両面原稿の読み取りが可能なハード構成を持たせた系である。例えば、不図示のコントローラーより、原稿の両面イメージの読み取り制御が要求された場合、原稿積載トレー1302に積まれた両面原稿1303はフェイスダウン(表面が下)でセットされており、原稿支持部材1304で浮きが無いように抑えられた状態で、引き込みローラー1334によって積載原稿の一番下の原稿から順次搬送される。搬送が開始された原稿は分離ローラー1305によって重送原稿を戻しながら、一番下の原稿のみ搬送し、原稿先端が原稿検知センサー(フォトインタラプタ)1306を切った時から所定時間後に原稿下面(フェイスダウン:表面)のイメージを1307のCISセンサーユニットによって読み取る。その後、原稿は搬送補助ローラー1308に引き出され、1309の原稿検知センサーを切って、原稿上面(裏面)のイメージを1310のCISセンサーユニットによって読み取る。原稿は、引き出しローラー1311、排出ローラー1312によって排出トレー1313上にファイスダウンの状態で積み上げられる。即ち、原稿を全て読み終わった時には原稿の状態は原稿積載トレーに載せた状態と同じになっている。この様な原稿搬送装置を搭載する画像形成装置1318は、画像形成装置上に流し読み専用窓を設ける必要が無く、画像形成装置は、本等の流し読みができない原稿の固定読み様に特化した構成となる。又、あえて説明しなかったが、この原稿搬送装置の構成は、図7に示した、原稿の両面イメージデーターを赤外通信手段によって逐次伝送する構成を持っている。1333は、原稿搬送装置の開閉検出レバーを示している。原稿搬送装置の動作概略は図10(b)に示す。但し、この系は画先信号を1306の原稿検知センサー1個で構成し、1309が実装されていない系の説明である。1001に入力された1306からの画先信号は、不図示のカウンター手段1008によって第2の読み取り制御部であるCISセンサーユニット1310までのタイミングを計測している。その前段にある第1の画像読み取り部であるCISセンサーユニット1307に搬送された原稿は、画像処理回路1002内部のエリア信号生成手段1の1004を用い、読み取り制御部1005によって読み取った原稿イメージの画像領域をトリミングし、1011に示すメモリ1に書き込む。同じく、原稿裏面のイメージも所定時間経過後にCISセンサーユニットによって読み取られ、画像処理回路1003内部のエリア信号生成手段2の1006を用い、読み取り制御部1007によって読み取った原稿イメージの画像領域をトリミングし、1011のメモリ2に書き込む。その過程は、図10(c)に示す通りである。1014,1015は両面原稿を示し、現実的には原稿間には数十ミリ以上の原稿間隔が設定されている。1307は原稿表面を、1310は原稿裏面を読み取るCISセンサーユニットである。即ち、1枚目の原稿1014の表面を読み終わり、1012に示すメモリ1に記録し、1枚目の原稿1014の裏面を読み終わり、1013に示すメモリ2に記録した場合、最小限のメモリ構成では紙間の間にデーター転送を完了させる必要があり、高速伝送を行う必要がある。この部分の処理が図7−710の選択手段とページメモリに該当し、メモリ書き込みが終了した直後から、次の書き込みまでの間にイメージデーターを伝送し、伝送が終了したらメモリの選択を切り替え、交互伝送をすることによって2値化原稿を読み取った順番に赤外通信で画像形成装置に伝送することができた。図10(d)は原稿検知センサー1306によって原稿の長さを検出する検出イメージを示したものである。因みに、状態1が原稿の先端がセンサーを切る瞬間を示し、状態2が原稿の後端がセンサーを抜ける瞬間を示している。即ち、状態1から状態2までの間隔が原稿の長さを示す。又、図10(a)に於いて説明を省いているが、原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターは、1315、1330で示す赤外通信手段を介して画像形成装置1318に伝送され、不図示のシステムコントローラーを介してプリントアウトされる。同様に、1318の画像形成装置に関して、簡単に原稿読み取り手順を示す。第1ミラー台ユニット1325は原稿照明手段1326と第1ミラー1327で構成され、読み取り開始直前に1324の標準白色板を読みシェーディング補正を行う。その後、第1ミラー台ユニット1325は画先センサー1334を切って副走査方向へ原稿を走査し、原稿照射光の反射光を第1ミラー1327、第2ミラー1328、第3ミラー1329を介してレンズフード1331内部のレンズ1320に導き、CCD1332に結像させる。1321はCCD制御基板であり、1323は画像生計装置の制御基板を示している。1319は不図示の光学モーターの駆動力を第1ミラー台ユニット1325に伝える為の区同軸を示している。又、図10(a)と図13は同じものである為、図13の構成は説明しない。
【0023】
最後に、原稿搬送装置1401の原稿積載トレー1402上にフェイスアップ(原稿の表面が上)の状態で積載した場合の例を示す。(但し、画像形成装置は図13と同じ構成)動作モードは不図示の操作部から両面読み取りモードが選択されたものとする。積載原稿1403は引き込みローラー1404によって搬送が開始され、分離ローラー1405によって重送分離された後に原稿検知センサー1406を切って画先信号を発しつつ、1407に示すCISセンサーユニットによって原稿表面のイメージを読み取る。その後、搬送補助ローラー1408,1409,1410,1411を介して原稿検知センサー1412を切りつつ原稿裏面の画先信号を発しつつ1413に示すCISセンサーユニットによって原稿裏面のイメージを読み取る。読み取られた原稿は引き出しローラー1434,排出ローラー1435を介して排出原稿トレー1436上にフェイスダウンの状態で積載される。この際の処理は図7のブロック図の流れにのっとった処理が施される。
【0024】
最後に、図14のハード構成による制御の一連の流れをフローチャート図12で示す。1201は本件の赤外通信のトリガーとなる圧板SWのON状態を示している。1202は圧板が閉じられた後、原稿搬送装置と画像形成装置の通信の1203イニシャライズが完了するまで待機中であることを示している。この状態でDFに原稿がセット1204されている場合には、1205によって原稿幅を検出する。オペレーターが操作部から動作モードを入力し1206、1207でコピーボタンが押されると、原稿搬送装置1208から原稿が搬送される。更に、1209によって、読み取りモードが片面モードであれば、1210によって、フェイスアップ面(原稿表面)のイメージを読み取り、1211にて画像処理を施し、2値化した後に赤外通信で画像形成装置に伝送される。又、1209で両面読み取りが選択された場合には、1212でフェイスアップ(原稿表面)のイメージを読み取り、続いて裏面イメージを読み取る。そして、表面イメージと裏面イメージは、原稿搬送時間分のタイムラグで画像処理が施され、2値化した後に赤外通信で画像形成装置に伝送される。
【0025】
【発明の効果】
以上に、画像形成装置と原稿搬送装置の構成と各々の構成に関わらない機器間無線伝送構成の実現手法を示した。放射ノイズは機外配線等の状態が一様でない場合にレベル変化を生じやすく、特にビデオ信号等の多値データーが高速伝送されることによってその対策は困難になりがちである。
【0026】
本構成を取ることにより、装置間のビデオ信号伝送に於いての放射ノイズレベルを心配する必要が無くなり、リーダー・DF間の放射ノイズレベルの低減及び、機外配線の状態変化に起因する放射ノイズレベル変動抑制を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の断面図。
【図2】CISセンサーの説明図。
【図3】本発明のイメージ概観図。
【図4】画像形成装置と原稿搬送装置のブロック図。
【図5】一般的な画像処理の構成図。
【図6】画像形成装置と原稿搬送装置の無線通信部のブロック図。
【図7】原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターの無線通信部を示すブロック図。
【図8】従来の画像形成装置と原稿搬送装置の機外配線イメージ図。
【図9】端部白板補正を説明する図。
【図10】原稿搬送装置で原稿両面読みを行う構成(フェイスダウン)。
【図11】CISを搭載した画像形成装置。
【図12】両面原稿読み取り時のフローチャート。
【図13】原稿搬送装置で原稿両面読みを行う構成(フェイスアップ)。
【図14】ハード構成による制御の一連の流れをフローチャート図。
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿搬送装置と自動原稿搬送装置を制御するコントロール手段を持った画像形成装置の構成で、原稿の両面イメージを効率的に読み取る装置に於ける、相互通信の無線化と、自動原稿搬送装置に搭載された原稿読み取り手段によって得ることのできたイメージ信号を無線伝送によって送信する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿搬送装置と画像形成装置は装置間の相互通信ラインと電源ラインを束ねた機外配線によって接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
原稿搬送装置と画像形成装置間の接続は通常は専用コネクタを用いている。通信ラインは双方向運数であり、数十kHz程度の通信レートで装置間の制御を行っている。ところが、近年、光電変換素子の小型化が進み、原稿搬送装置の原稿搬送パスの途中に読み取り部を形成した装置も開発されており、機外配線の中を高速なビデオ信号が通り、ケーブルの這回しによって放射ノイズレベルが変動しやすく、ビデオ信号の伝送ラインにフィルターを形成したり、コアを巻いたりとケーブル伝送部のノイズ対策は最後まで収束しないことが多い。その為、対策に時間が掛かり、対策部品によるコストアップが発生する等の不都合が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、装置間の高速ビデオ通信や相互通信ライン等の機外配線に起因した放射ノイズを出さない為の構成として、無線通信を実現し、機外配線を無くす事により放射ノイズレベルを安定させる物である。無線通信といっても電波を用いてしまっては意図的に放射ノイズを発生させてしまうことになり、意図的放射機器として通信機器の規格に対する認可が必要となってしまう。そこで、本発明では、無線通信手段として光通信を用い、更に、非接触型光伝送デバイスを用いることによる機外配線の削減と放射ノイズの低減を実現する物である。
【0005】
又、上記非接触型光伝送デバイスを用いることにより無線通信を実現可能であるが、その際に重要な点がある。それは、通常、原稿イメージを読み取る際に、より高解像度での読み込みを行う為に、白黒の読み取りセンサーであれば8bit、若しくは10bit、12bit、・・・等、カラー読み取りセンサーを用いた場合には更にR,G,B毎にディジタル信号が発生し、この全てのイメージビデオ信号を多値のまま伝送しようとすると、送受信を行う為のデバイスが多数必要になる上、誤動作を起こさない最低限の配置等の制約が発生し、無線化による機外配線の削除によるコストダウン分では補えない回路規模になってしまう。そこで、本発明では、イメージ信号の伝送前に多値信号を2値信号に変換した後に伝送する構成を取っている。
【0006】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下に、本発明の実施例を説明する。図1が本発明の構成を搭載した画像形成装置の断面図を示したものである。図中101が原稿自動搬送装置を示し、本例では搬送された原稿の片面のイメージを読み取る機構を備えている。又、118が従来より一般的な画像形成装置を示しており、主な用途として固定原稿を可動式の光学ユニットを走査する事で原稿を読み取る装置である。又、本件の主たる目的は、115,130で図示している非接触タイプの光通信手段を用い、101に示す原稿自動搬送装置と118に示す画像形成層置換の通信制御とイメージデーターの送受信を行うことにより、従来発生していた機外配線に起因した放射ノイズレベルを抑制することである。
【0007】
図1を用いて、実際の動作を通して各部の働きを説明する。先ず、画像と読み込むに当たって図3の304に示す操作部を介して、画像形成装置に対する動作モードに関連する原稿複写動作の設定がオペレーターによって成される。例えば、図1−102に示す原稿積載トレー上に表・裏両面にイメージが形成されている両面原稿が複数枚セットされた状態でオペレーターが両面コピーの設定を操作部304上の表示パネル307の表示を確認しながら設定し、304上あるコピー開始ボタン308を押し、動作が開始したものとする。原稿積載トレー上102にはフェイスアップ(原稿表面が上)の状態で原稿103がセットされている。コピーボタン同期で操作部304から不図示のコントローラー(システムコントローラー)へスタート信号が発せられ、コンロローラーから図1−123に示す画像形成装置のコントローラー(以下、リーダー制御部と記す)に動作モードと読み取り動作開始信号が送られる。リーダー制御部123は原稿搬送装置に対して通信手段である非接触の赤外通信手段130を介して、対向面に配置された原稿搬送装置側の赤外通信手段115に制御信号(動作モード・開始信号)を送り、原稿の搬送が開始される。同時に、リーダー制御部123は、画像形成装置118自体の動作モードも制御し、原稿照明手段126、第1ミラー127で構成される第1ミラー台125、第2ミラー128、第3ミラー129を制御し、133に示す白色基準板を用い原稿照明手段に起因する光量・配光を補正する制御を行った後に、流し読みガラス124位置の所定の場所にて原稿が搬送されてくるのを待機する。原稿103はローラー104によって搬送が開始され、分離ローラー105によって原稿が重なったまま送られる重送を防止している。即ち、105の上側のローラーは図1上で時計回りに回り、原稿を送り出す方向へ回転し、105の下側のローラーも図1上で時計回りに回り、原稿が重なっている際の下側の原稿を原稿積載トレー102へ戻す働きを持っている。但し、105のローラー相互の原稿に対する押し付け圧は、原稿搬送に支障の無いレベルに調整されている。搬送を開始された原稿は原稿検出センサー136を介し109,110の搬送補助ローラーに補助され,111の搬送ガイドに沿って順次搬送されて行く。ここで、図示していないが、原稿積載トレー102には通常、原稿ガイドが設けられており、原稿サイズに合わせて原稿ガイドを調節する。原稿ガイドは原稿の搬送開始時の斜行を抑制する働きと原稿の幅を検出する働きがある。当然原稿幅を検出する為にはセンサーが必要であり、通常はガイドの位置に応じて出力が可変するボリュームを用いる。
【0008】
又、原稿サイズを検出する為には原稿の長さを検出する必要があり、図1−136の原稿検出センサーが原稿長さも検出している。即ち、原稿検出センサーのON時間と決まった原稿搬送速度から判別可能である。又、原稿検出センサー136は画先センサーとしての役割を果たしている。これは、原稿、即ちイメージの領域がセンサーを経過してから所定時間で原稿読み取り位置に到達することから推測される。このことから、原稿が第1ミラー台125に差し掛かる時に画像形成が開始される。第1ミラー台に差し掛かった原稿は搬送開始から一定速度で搬送され、原稿照明手段126の照射反射光を127,128,129のミラーを介し、レンズフード131でカバーされたレンズ120に入射され、132に示すCCDに結像される。因みに、121はCCD駆動用の基板である。CCD132に結蔵した原稿反射光は、光電変換され121のCCD駆動基板上で不図示のアナログ・ディジタル変換された後、リーダー制御部123に送られる。又、今回の説明では用いないが、119は第1ミラー台が134に示す原稿台ガラス上にセットされた原稿を走査する際の駆動軸を示している。尚、画像形成装置118で読み取ったイメージは、リーダー制御部123上に位置する不図示の2値化回路によって2値化され、同じく不図示の記憶装置によって記憶される。記憶されたイメージは、読み取り完了時に記録時よりも高速な転送レートで不図示のコントローラーに転送され、不図示のプリント装置によってプリントアウトされる。画像形成装置の読み取り部を通過した搬送中の原稿は、112のガイドローラーに導かれ原稿検出センサー106に送られる。先ほど、136に示した原稿検出センサーの働きを説明したが、ここでは画先信号として作用し、108のCISセンサーユニットに対する原稿の先端の移動時間(移動するまでの時間)を得る為の役割を担っている。108に示すCISセンサーユニとも基本的にはCCDと同様な駆動を行うが、こちらはCCDの読み取りで説明したような125,127,128,129,120,132で示すような縮小光学系ではなく、図2(a)に示す様な当倍光学系の光学系を持っている。CISセンサーユニット108の対向面にあるローラー107は、基準白板133と同様な輝度濃度管理されたローラーであり、役割として原稿をCISセンサーユニット108の読み取り面に突き当てる(浮きが無いように押し当てる)と供に、原稿間でのCIS光源補正(シェーディング補正)に用いることができる。CISセンサーユニット108で読み取ったイメージは、CISセンサーユニット中にある不図示のアナログ・ディジタル変換手段によってディジタル変換され、搬送装置内部のコントロール部114によって2値化され、不図示の記憶装置に記録される。読み込みが終了した原稿は排出ローラー113によって排出原稿トレー135に順次積載される。又、読み込みが終了し、搬送装置内部のコントロール部114に記録されたイメージは、記録時よりも高速な転送レートで非接触の赤外通信手段115を介して対面に配置された非接触の赤外通信手段130に送信され、画像形成装置118のリーダー制御部123により制御されて不図示のシステムコントローラーへ伝送される。尚、図を見て明らかでありが、フェイスアップで搬送原稿トレー102上にセットされた両面原稿103は、第1ミラー台ユニット125で読み取る時は原稿表面となるが、CISユニット108で読み取る際は、原稿の裏面を読み取っており、原稿の搬送開始から排出までのパスの中で原稿の両面のイメージを読み取ることが可能である。図1に於いて、説明を省いた部分の補足をすると、116,117は画像形成装置上に原稿搬送装置を開動可能な状態で設置するためのヒンジ部である。又138は原稿搬送装置の状態を検出するレバーであり、通常は圧板検出レバーと呼んでいる。即ち、原稿搬送装置が閉じて、115、130に示す非接触の赤外通信手段が使用可能な状態にあるかどうかを検出する為のレバーであり、このレバーが押し込まれた状態の時で、かつ、搬送原稿トレー102上に原稿がセットされている場合に赤外通信のイニシャル通信が開始される。137は、画像形成装置内部の第1ミラー台ユニット125が副走査方向に原稿走査する際の画先信号を発生させる画先センサーである。
【0009】
続いて、図2を用いてCISセンサーユニットの構造を簡単に説明する。図2(a)は装置全体の正面から見た際のCISセンサーユニットの断面を示している。ここで、201が今までの説明でCISセンサーユニットと呼んでいた部分であり、202がCISセンサーを示している。203は原稿照明手段であり、CIS駆動速度に応じて要求される光量によってLEDやキセノン管等の光源を用いることがある。本説明では、ある程度高速に原稿を読み取ることを想定し、現状最も光量が稼げるであろうと考えられるキセノン管の2灯方式を採用した図を載せている。210は原稿を示し、209は原稿検出センサーを示している。206,207,208は基準白色板を想定したモデルであり、206は原稿が搬送路を通過する際に207の基準白色シートに汚れ等の不純物が付かないようにカバーするカバーガラスである。本件では構造の詳細は示さないが、カバーガラスは汚れることを前提としている為、メンテナンスにより交換・清掃が可能な構成を持つものとする。又、208は白色基準板を貼り付ける為の高濃度な均一部材で作られた基準白色板支持部材である。同様に、205はCISセンサーユニット201に対する透明な防塵シートを示し、原稿反射光がCISセンサー202に原稿反射光を導く為のレンズアレー204表面にゴミが付着するのを防止する働きがある。更に、図2(b)にCISユニット下面から見上げた際の基準白色板の構成を示す。210は図2(a)に示す原稿をイメージしている。203は原稿照明手段、204はレンズアレーである。ここで、207が基準白色板であり、原稿外に設定されている213の部分は207と同じ部材で形成された短部白板である。この端部白板は、原稿読み取り中に光源の光量が変動してしまった場合等、CISセンサー202の読み値を元に不図示の画像処理回路によりCIS読み取り信号にゲイン(増幅率)を掛けている部分にリアルタイムで働きかけ、画像処理による光量補正と同等の効果を持たせる為の構成である。
【0010】
ここで、端部白板を用いた補正の概略を図9を用いて説明する。図9(a)に原稿読み取り領域と端部白板に領域である光量補正領域イメージとして表示している。今回の例では光源としてキセノン管を用いていることを説明したが、キセノン管自体は光源として非常に光量安定性の高いものであるが、点灯直後から光量が安定するまでの時間は数分から数十分必要となる。しかし、現実的には、その間の光量変遷期間中でも画像の読み取りは行っており、徐々に光量が下がってくるような変化が生じてくる。図で言うと901から902のような具合になる。但し、キセノン管は放電管であることから、配光自体は大きく変化しないので、原稿読み取り領域の変動分と光量補正領域の変動分はほぼ比例関係を持っていると考えられる。図9(b)はやや光量の変動がふらついているようなグラフになっているが、1枚目、2枚目と原稿を読み取っていく過程での光量の変動と、その補正係数としての逆係数を光量補正抑制制御として示したものである。実際にはリアルタイム処理ではあるものの、903に示す様な応答遅延時間を生じてしまう。図9(c)のハード構成をブロック図で示す。904は光源(キセノン管)、905の基準白色板は、この場合端部白板を示す、906はレンズアレー、907はCISセンサー、908はCISセンサー出力をサンプルホールドする回路と、アナログ信号増幅器を示し、次段の909A/Dコンバーターのディジタル出力を元に画像処理部910の端部白板モニター部の変化をリアルタイムで確認しつつ、変化が見受けられた場合には、CPU911による演算処理によって、その変化を打ち消すゲイン制御信号をA/Dコンバータに入力する。(Vtopを制御する。)、又は、908で記したアナログ信号増幅器のゲイン制御を行う。この処理によって、光量の変動分は補われ、イメージ画像は記憶装置912に記憶されることになる。
【0011】
今まで画像形成装置118と原稿搬送装置101の動作を説明しながら機能を説明してきたが、ハード構成をブロック図にて図4に示す。ここで、401は原稿搬送装置のブロック図、402は画像形成装置のブロック図を示している。先ず、原稿搬送装置401のブロック図を説明する。414の赤外通信の送受信部によって制御信号を受けると、413に示すドライバーIC部(レシーバーIC部)でデコードされ、DFコントローラー410のCPU404に送られる。CPUは原稿搬送装置が閉じた状態であることを開閉SW405によって検出(図4のブロック図はDF側に圧板開閉SWが付いた構成で説明している。)し、閉じた状態であれば、制御信号に沿った制御を原稿搬送部406と駆動処理制御IC408に送信する。動作の説明でも述べたが、原稿搬送パス中にセットされた原稿検出センサーを切ると、画先信号407が駆動処理制御IC408に入力される。この画先信号によって画像信号エリアが生成され、読み取り装置411(本部ロック図は原稿搬送装置内部に原稿両面を読み取る第1・第2の読み取り装置が構成された例で示している。図1の構成では第2の読み取り装置412は存在しない。)からの読み取り信号と駆動処理制御IC内部で合成される。不図示ではあるが、通常CISユニット内部にアナログ・ディジタル変換回路を含んでおり、本構成でもA/Dコンバーターを含むものとする。駆動制御処理IC408内部では生命は省くが、シェーディング処理や、図2(b)で説明した端部白板をモニターしながらリアルタイムで擬似光量補正として、画像処理による光量補正効果を持たせている。又、読み取ったイメージは2値化回路409を介し記憶装置415に一時記憶され、イメージが読み終わった直後に、ドライバーIC413を介して赤外通信手段である送受信装置414から対向面に存在する送受信装置416へと無線で伝送される。同様にして、画像形成部402は、原稿搬送装置からのイメージ画像が伝送されてきたとすると、送受信装置416で受信した信号をドライバーIC417を介してデコードし、リーダーコントローラー426にあるイメージ選択装置421を介して不図示のシステムコントローラーとのI/F425からシステムコントローラーへ送られ、プリント出力される。又、画像形成装置の原稿読み取り動作に関しては、圧板上に原稿がセットされた場合を想定すると、操作部403からI/F425を介して送られた制御信号をリーダーコントローラー426内部のCPU418で受け、原稿走査制御部423へ制御信号を送る。これにより、図1−125の第1ミラー台ユニットが原稿走査を開始する。第1ミラー台が原稿走査を開始すると図1−137の画先センサーを切り、画先信号424がリーダーコントローラー426に入力される。この画先信号は先ほど述べた原稿搬送装置に於ける画先信号と同じ働きであり、駆動処理制御IC419によって駆動された読み取り装置420の出力信号に対してシェーディング処理が施された後に合成(画像領域が切られる)され、イメージ信号は2値化回路422を介して記憶装置425に一時的に記録される。イメージ記録が終了すると、記憶装置425から記録速度より高速な転送レートで選択装置421を介してI/F425より不図示のシステムコントローラーに転送されてプリント出力される。尚、選択装置421はリーダーコントローラー426上のCPU418によって原稿搬送装置のイメージデーターと画像形成装置のイメージデーターが切り替えられて伝送される(412に示した第2読み取り装置は、例えば、図13、図14に示した構成を持つ原稿搬送装置の場合に用いられる。)。
【0012】
次に、図5に一連の画像処理の手順を簡単に示す。501は搬送される原稿を示している。502はレンズアレーや縮小光学系の縮小レンズを示し、503の光電変換素子は本件ではCCDやCIS等の素子を示している。これらの光電変換素子は照射された光量に対応した電化を出力するものであり、アナログ信号として出力される。504は光電変換素子のアナログ出力信号に対して不図示のフィードスルー(基準信号レベル)を元に、アナログ信号のDC基準を同一レベルに固定し、信号レベルをサンプリングし、後段のA/Dコンバーター505にて常に安定したデーターサンプリングが行えるようにアナログ信号を整形する部分である。A/Dコンバータ505によってディジタル信号に変換されたイメージ信号はシェーディング補正部506を介して光電変換素子の感度ばらつきやランプ配光、集光レンズの透過光量の中央と端部の差等に起因したレベル差を補正し、同一濃度原稿に対して同じ出力レベルになるように調整する。シェーディング補正を行ったイメージデーターに対して、変倍処理部507によって主走査データーの変換処理を行う。変倍処理とは、原稿を100%とした際の50%の縮小画像や200%の拡大画像と言ったイメージサイズを変換する為の処理である。その為、副走査側は通常第1ミラー台の走査速度を調整し、或いは、原稿搬送手段の搬送速度を調節し、副走査方向の読み取り間隔を調節するが、主走査方向は光電変換素子の画素数が決まっている為、常に一定の解像度で原稿を読み取ることになる。そこで、変倍率に応じた画素間補完処理(線形補完)や間引き処理と言った主走査データーの補正が必要となる。続いて、508に示すフィルター処理では光学系の解像力(レンズやCCD等の読み取り時)低下やプリンターの現像・潜像形成時や転写・定着時の飛び散りなどの要因で読んだ画像をそのまま出力することによって生じるボケ気味の画像を補正する手段である。詳細な説明は行わないが、通常は人間の眼の特性を考慮してフィルター処理を行う。509は、Look Up Table の略であり、階調補正を示している。これは8bit入力であれば0から255まで、10bit入力であれば0から1023までの個々の入力値に対応した変換テーブルを持って処理されるものである。内部的には、輝度濃度変換とF値(目標濃度設定)とガンマ補正の変換を施すものである。
【0013】
輝度濃度変換とは、CCD等の半導体と人間の眼の輝度に対する特性が異なることから人間の眼の特性に合わせた補正を行うものである。因みに、人間の眼の特性に合わせた濃度は以下の式によって変換される。
【0014】
D(濃度)=−(255/Dmax)×Log(Y(輝度)/255)
Dmax:プリンターの出力可能な最高濃度(ベタ黒濃度)、対数の底は10F値とは、目標とする濃度カーブであり、コピー時にコピー出力の濃さを設定するキーに連動している部分である。通常F値は5が基準となり、4,3,2,1と小さくなるにしたがって薄くなり、6,7,8,9と大きくなるにしたがって濃くなるものである。各々の設定値は、文字モード、文字写真モード、印刷写真モード、印画紙写真モード等で異なるが本件には関係が無い為説明を省く。
【0015】
ガンマ補正とは、プリンターの階調再現性を濃度のリニア階調特性へ補正する処理である。即ち、501の原稿読み取りから、509のLUTまでの補正処理を行って初めて人間の眼の特性に合った画像への作り込みが完了することになる。最後に510に示す2値化処理であるが、これは元来、多値出力ができない2値出力プリンターを用いる際の手法であり、濃度を注目画素近傍にて保存し、マクロ的に階調表現を行うものであり、1画素が十分に細かければ人間の眼では解像できないことを利用している。本件では解像度と階調性が両立可能な誤差拡散法にて2値化処理を行うものとする。2値化後に551に示す記憶装置にイメージデーターを保存する。
【0016】
次に、非接触の光通信手段である赤外通信手段を用いた通信手段(装置間の制御通信)のブロック図を図6に示す。図6の点線内部が原稿搬送装置と画像形成装置の無線通信に関係する部分を書き出したものであり、実際には616のDF制御部や617のリーダー制御部に含まれるのではあるがあえて分けて図示した。装置間の通信は主に各々装置のCPUの通信ラインを用いた相互通信となる。通常、CPUポートを用い、送信側と受信側の2ポートを専用のシリアル通信ラインとして用い、機外配線の中に通信線を設けている。
【0017】
本件では、従来から通信ラインとして用いているCPUのポート間の配線を無くした変わりに赤外通信手段であるドライバーとレシーバーを一対で用いている。尚、ブロック図では原稿搬送装置の開閉レバーが原稿搬送装置側に付いている構成、図3−133の様な構成であることを想定して記載した。原稿搬送装置が開かれた状態では、装置間の対向面に設けられた赤外通信デバイスは事実上通信ができない(通信可能距離は3〜4cm程度)。
【0018】
そこで、原稿搬送装置側は、開閉SW601がON状態の時はON信号をCPU602で検出すると、ENABLE信号614を送信モジュール604に送り、送信可能な状態にする。CPU602は開閉SW601のON信号を元に画像形成装置との通信可能状態になったことを判別し、PECL発信部605を介して送信モジュール604に通信開始信号を送信し、この信号を元に原稿搬送装置と画像形成層置換の通信が開始される。ここで、PECLとは、インターフェイスを示しており、作動伝送で一般的になっているLVDS等と同じ様なドライバーを示している。PECLはVcc=5Vを用い、伝送信号もVoh=4V,Vol=3.2V,Vos=3.6V(offset)の仕様のドライバーである。システム構成によってはLVDSドライバーを用いても構成可能であるが、デバイスの仕様によって周辺回路が異なり、使い分ける必要がある。因みに、LVDSはVcc=3.3Vを用い、伝送信号もVoh=1.4V,Vol=1.0V,Vos=1.2V(offset)の仕様のドライバーである。他にも、LVPECL、CML、RE−422等高速伝送用のドライバーは存在しており、デバイスの論理レベルにあった変換回路を用いて使用することが可能である。画像形成装置側の受信モジュール608は常時待機状態であるが、送信モジュール612はCPU610のENABLE信号615が発せられるまで送信を停止している。即ち、本構成では、原稿搬送装置からの通信信号を受信モジュール608が受け、PECL受信部609にてデコードされた信号がCPU610に入力されることがトリガーとなり、ENABLE信号615が発せられCPU610の通信ラインからの信号をPECL発信部613に送信され発信モジュール612から赤外送信される。原稿搬送装置側も受信モジュール606は常時待機状態であり、画像形成装置から送信された信号を受信するとPECL受信部607でデコードしてCPU602に送信する。この様な系で原稿搬送装置と画像形成層置換の赤外線通信が実現可能である。尚、メモリ603、611は各々、CPUから通信される通信モードのプロトコル(相手のコンピュータと通信するデーターの決まり)が格納されている。
【0019】
赤外通信構成の説明の最後として、本件で最も重要な部分であるイメージ画像の伝送構成を説明する。図7に、原稿搬送装置内部に原稿の表裏両面を読み取る系の赤外通信構成をブロック図で示した。廃兵SW701がトリガーとなる件は、前図6と同様な理由である。開閉SW701がONされるとCPU702はENABLE信号を送信モジュール704に出し、送信可能状態、若しくはENABLE信号発信待機状態に入る。図6の構成で、画像形成装置を介して原稿搬送装置に対して原稿読み込み制御信号が送信され、CPU702が受信すると、CPU702はメモリ713に格納されているプロトコルにしたがって画像読み取り制御部703に制御信号を発し、現行の搬送が開始される。ここで、図1の構成について説明しているので、707,709の説明は省く。搬送が開始された原稿がCISユニット108で構成された画像読み取り手段706を等速制御で搬送されると、図5に示した様な一連の処理を施し、画像処理2値化部708で多値から2値へデータ変換される。2値化されたイメージは選択手段710を介して記憶装置711に転送され、イメージデーターを転送に適したデーター配列に変換するエンコード部712によって変換される。変換されたイメージデーターはPECL発信部705より送信モジュール704に送られ、赤外通信手段により画像形成装置の受信モジュール714に受信される。自身されたイメージデーターはPECL受信部715で信号レベルを復調され、デコード部716でイメージデーターに復元される。復元されたイメージデーターは選択装置720を介して記憶装置718に格納され、不図示のI/Fを介してシステムコントローラーに転送されプリント出力される。又、画像形成装置がイメージ画像を読み取る際には、CPU717から画像読み取り制御部721に制御信号が出され、これに応じて画像読み取り手段が原稿を走査し、図5に示した所定の画像処理を施した後、選択装置720を介して記憶装置718に記録される。又、719に示すメモリもプロトコルと制御プログラムを格納したROMで構成されている。
【0020】
以上説明した構成を取れば、従来図8に示す様な801の機外配線によって803のコネクタを介して画像形成装置と接続されていたことによる、放射ノイズ不安定要因は排除される。802は原稿搬送装置の固定用のヒンジを示し、804は原稿搬送装置の開閉検出レバーを示す。即ち、イメージ的には図3に示す装置構成となり、最低限必要な電源供給部303以外には機器間の配線が不要となる。因みに、図3の各部名称を簡単に説明すると、301は原稿排紙部、302は原稿圧板部、303は給電線、304は操作部、305はプリント装置の一部、306はプリント紙の排出部、307は操作パネル、308はコピーボタン、309は画像形成装置側の赤外通信手段、310は画像形成装置のシェーディング板、311は原稿搬送装置の開閉レバー、312は、315は原稿搬送装置を支持するヒンジ、313は原稿搬送装置側の赤外通信手段、314は原稿搬送装置、316は画像形成装置のレンズフード、317は画像形成装置を示している。この概観イメージに近い画像形成装置は、図10若しくは、図13に示している。
【0021】
次に、画像形成装置の画像読み取り部が当倍系のCISセンサーを用いた際の構成を図11に示す。尚、図11は図1に対して原稿搬送装置部の図は変更していない。その為、番号も千の位に1をつけた4桁表示にしてあるだけである。よって、画像形成装置のみ説明する。(1101、1102,1103,1104,11051106,1107,1108,1109,1110,1111,1112,1113,1114,1116,1117は省略)画像形成装置1118の画像読み取り装置としてCISユニット1122を用いた構成を示している。ここで、1124はCISセンサーを示し、当倍光学系であることから原稿照明系はコンパクトにまとまっている。不図示のシステムコントローラーから固定読み要請が来た場合には、CISユニット1122は1129の白色板を用いたシェーディング補正を施した後に原稿台ガラス1128上に配置された不図示の原稿を走査し、1123のFFCケーブルを介して画像形成装置のコントロール部1125にイメージデーターを伝送する。ここで、CISユニット1122はアナログ処理回路とアナログ・ディジタル変換手段までを含んだユニットであり、イメージデーターはディジタルデーターとして伝送される。1127は原稿搬送装置が閉じており、1115,1120の赤外線通信手段の送受信が可能な状態であることを意味している。1121は原稿搬送装置から送られてくる原稿を画像形成装置で流し読みする為の流し読みガラスを示す。CISユニット1122は駆動軸1119により、不図示の光学モーターの駆動力を伝えられ、画先センサー1126を切って副走査方向に走査する。画像形成装置としての構成は極めてシンプルな構成となる。取り込まれたイメージ画像は画像形成装置のコントロール部1125を介して、不図示のシステムコントローラーに伝送され、プリントアウトされる。
【0022】
次に、原稿搬送装置に原稿の表裏のイメージを読み取るCISユニットを2セット搭載した系を2通り示す。2通りの系は、原稿積載トレー上に原稿をフェイスアップで積載する系、図14とフェイスダウンで積載する系、図13の2通りである。各々に共通することは、原稿を読み取った後、排出された原稿の順番が原稿搬送装置に最初にセットされた状態と異ならないように配慮している。図10を用いて、同時に図13に説明を行う。図10(a)は原稿搬送装置だけで両面原稿の読み取りが可能なハード構成を持たせた系である。例えば、不図示のコントローラーより、原稿の両面イメージの読み取り制御が要求された場合、原稿積載トレー1302に積まれた両面原稿1303はフェイスダウン(表面が下)でセットされており、原稿支持部材1304で浮きが無いように抑えられた状態で、引き込みローラー1334によって積載原稿の一番下の原稿から順次搬送される。搬送が開始された原稿は分離ローラー1305によって重送原稿を戻しながら、一番下の原稿のみ搬送し、原稿先端が原稿検知センサー(フォトインタラプタ)1306を切った時から所定時間後に原稿下面(フェイスダウン:表面)のイメージを1307のCISセンサーユニットによって読み取る。その後、原稿は搬送補助ローラー1308に引き出され、1309の原稿検知センサーを切って、原稿上面(裏面)のイメージを1310のCISセンサーユニットによって読み取る。原稿は、引き出しローラー1311、排出ローラー1312によって排出トレー1313上にファイスダウンの状態で積み上げられる。即ち、原稿を全て読み終わった時には原稿の状態は原稿積載トレーに載せた状態と同じになっている。この様な原稿搬送装置を搭載する画像形成装置1318は、画像形成装置上に流し読み専用窓を設ける必要が無く、画像形成装置は、本等の流し読みができない原稿の固定読み様に特化した構成となる。又、あえて説明しなかったが、この原稿搬送装置の構成は、図7に示した、原稿の両面イメージデーターを赤外通信手段によって逐次伝送する構成を持っている。1333は、原稿搬送装置の開閉検出レバーを示している。原稿搬送装置の動作概略は図10(b)に示す。但し、この系は画先信号を1306の原稿検知センサー1個で構成し、1309が実装されていない系の説明である。1001に入力された1306からの画先信号は、不図示のカウンター手段1008によって第2の読み取り制御部であるCISセンサーユニット1310までのタイミングを計測している。その前段にある第1の画像読み取り部であるCISセンサーユニット1307に搬送された原稿は、画像処理回路1002内部のエリア信号生成手段1の1004を用い、読み取り制御部1005によって読み取った原稿イメージの画像領域をトリミングし、1011に示すメモリ1に書き込む。同じく、原稿裏面のイメージも所定時間経過後にCISセンサーユニットによって読み取られ、画像処理回路1003内部のエリア信号生成手段2の1006を用い、読み取り制御部1007によって読み取った原稿イメージの画像領域をトリミングし、1011のメモリ2に書き込む。その過程は、図10(c)に示す通りである。1014,1015は両面原稿を示し、現実的には原稿間には数十ミリ以上の原稿間隔が設定されている。1307は原稿表面を、1310は原稿裏面を読み取るCISセンサーユニットである。即ち、1枚目の原稿1014の表面を読み終わり、1012に示すメモリ1に記録し、1枚目の原稿1014の裏面を読み終わり、1013に示すメモリ2に記録した場合、最小限のメモリ構成では紙間の間にデーター転送を完了させる必要があり、高速伝送を行う必要がある。この部分の処理が図7−710の選択手段とページメモリに該当し、メモリ書き込みが終了した直後から、次の書き込みまでの間にイメージデーターを伝送し、伝送が終了したらメモリの選択を切り替え、交互伝送をすることによって2値化原稿を読み取った順番に赤外通信で画像形成装置に伝送することができた。図10(d)は原稿検知センサー1306によって原稿の長さを検出する検出イメージを示したものである。因みに、状態1が原稿の先端がセンサーを切る瞬間を示し、状態2が原稿の後端がセンサーを抜ける瞬間を示している。即ち、状態1から状態2までの間隔が原稿の長さを示す。又、図10(a)に於いて説明を省いているが、原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターは、1315、1330で示す赤外通信手段を介して画像形成装置1318に伝送され、不図示のシステムコントローラーを介してプリントアウトされる。同様に、1318の画像形成装置に関して、簡単に原稿読み取り手順を示す。第1ミラー台ユニット1325は原稿照明手段1326と第1ミラー1327で構成され、読み取り開始直前に1324の標準白色板を読みシェーディング補正を行う。その後、第1ミラー台ユニット1325は画先センサー1334を切って副走査方向へ原稿を走査し、原稿照射光の反射光を第1ミラー1327、第2ミラー1328、第3ミラー1329を介してレンズフード1331内部のレンズ1320に導き、CCD1332に結像させる。1321はCCD制御基板であり、1323は画像生計装置の制御基板を示している。1319は不図示の光学モーターの駆動力を第1ミラー台ユニット1325に伝える為の区同軸を示している。又、図10(a)と図13は同じものである為、図13の構成は説明しない。
【0023】
最後に、原稿搬送装置1401の原稿積載トレー1402上にフェイスアップ(原稿の表面が上)の状態で積載した場合の例を示す。(但し、画像形成装置は図13と同じ構成)動作モードは不図示の操作部から両面読み取りモードが選択されたものとする。積載原稿1403は引き込みローラー1404によって搬送が開始され、分離ローラー1405によって重送分離された後に原稿検知センサー1406を切って画先信号を発しつつ、1407に示すCISセンサーユニットによって原稿表面のイメージを読み取る。その後、搬送補助ローラー1408,1409,1410,1411を介して原稿検知センサー1412を切りつつ原稿裏面の画先信号を発しつつ1413に示すCISセンサーユニットによって原稿裏面のイメージを読み取る。読み取られた原稿は引き出しローラー1434,排出ローラー1435を介して排出原稿トレー1436上にフェイスダウンの状態で積載される。この際の処理は図7のブロック図の流れにのっとった処理が施される。
【0024】
最後に、図14のハード構成による制御の一連の流れをフローチャート図12で示す。1201は本件の赤外通信のトリガーとなる圧板SWのON状態を示している。1202は圧板が閉じられた後、原稿搬送装置と画像形成装置の通信の1203イニシャライズが完了するまで待機中であることを示している。この状態でDFに原稿がセット1204されている場合には、1205によって原稿幅を検出する。オペレーターが操作部から動作モードを入力し1206、1207でコピーボタンが押されると、原稿搬送装置1208から原稿が搬送される。更に、1209によって、読み取りモードが片面モードであれば、1210によって、フェイスアップ面(原稿表面)のイメージを読み取り、1211にて画像処理を施し、2値化した後に赤外通信で画像形成装置に伝送される。又、1209で両面読み取りが選択された場合には、1212でフェイスアップ(原稿表面)のイメージを読み取り、続いて裏面イメージを読み取る。そして、表面イメージと裏面イメージは、原稿搬送時間分のタイムラグで画像処理が施され、2値化した後に赤外通信で画像形成装置に伝送される。
【0025】
【発明の効果】
以上に、画像形成装置と原稿搬送装置の構成と各々の構成に関わらない機器間無線伝送構成の実現手法を示した。放射ノイズは機外配線等の状態が一様でない場合にレベル変化を生じやすく、特にビデオ信号等の多値データーが高速伝送されることによってその対策は困難になりがちである。
【0026】
本構成を取ることにより、装置間のビデオ信号伝送に於いての放射ノイズレベルを心配する必要が無くなり、リーダー・DF間の放射ノイズレベルの低減及び、機外配線の状態変化に起因する放射ノイズレベル変動抑制を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の断面図。
【図2】CISセンサーの説明図。
【図3】本発明のイメージ概観図。
【図4】画像形成装置と原稿搬送装置のブロック図。
【図5】一般的な画像処理の構成図。
【図6】画像形成装置と原稿搬送装置の無線通信部のブロック図。
【図7】原稿搬送装置で読み取ったイメージデーターの無線通信部を示すブロック図。
【図8】従来の画像形成装置と原稿搬送装置の機外配線イメージ図。
【図9】端部白板補正を説明する図。
【図10】原稿搬送装置で原稿両面読みを行う構成(フェイスダウン)。
【図11】CISを搭載した画像形成装置。
【図12】両面原稿読み取り時のフローチャート。
【図13】原稿搬送装置で原稿両面読みを行う構成(フェイスアップ)。
【図14】ハード構成による制御の一連の流れをフローチャート図。
Claims (20)
- 原稿を搬送する自動原稿搬送装置と該自動原稿搬送装置によって順次送られてくる原稿イメージを読み取る光電変換素子を用いた原稿読み取り手段を持ち、該自動原稿搬送装置から所定の速度で連続搬送される原稿の搬送速度を搬送途中で変化させること無く、所定の読み取り位置に搬送する手段と、原稿読み取り手段及び、原稿照明手段を含んだ該原稿照明装置によって照射された原稿照射光を該原稿読み取り手段に導くミラーユニットを所定位置に固定した状態で該自動原稿搬送装置によって決定される搬送速度で原稿を相対的に走査する第1の読み取りモードと、
該自動原稿搬送装置を搬送装置として用いること無く、搬送装置を開閉させ、原稿台ガラス上にセットされた原稿を縮小光学系にて形成された画像読み取り装置に対して、副走査方向に走査する原稿照射光を含んだ光学ユニットによって、原稿反射光を原稿読み取り手段に導く第2の読み取りモードを持った第1の画像形成装置と、
原稿積載手段を持ち、該積載手段にフェイスアップ(原稿表面が上になる様に)の状態でセットされた原稿の上側から1枚ずつ搬送する原稿搬送装置であり、かつ、自動原稿搬送装置によって搬送中の原稿のフェイスダウン(原稿裏面)面のイメージを読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された原稿読み取りユニットを自動原稿搬送装置の原稿搬送パスの途中に設けた第2の画像形成装置と、
該第1の画像形成装置と第2の画像形成装置に於ける相互間の制御・通信信号を無線化する送信手段・受信手段を双方の対向面に持ち、かつ、該送信手段・受信手段にシリアル接続された第1の画像形成装置制御CPU、及び、第2の画像形成装置制御CPUと、該相互間の通信を開始するトリガーを発する該原稿搬送装置の開閉検出手段、及び、原稿読み取り動作スタートボタン(信号)によって双方向通信が開始される構成を持った第1の画像形成装置と第2の画像形成装置間の無線通信装置と、
該第2の画像形成装置に於いて読み取った多値イメージ画像を二値化する手段と、二値化イメージ信号をイメージ画像データー送信用の無線発信手段を用い、対向面に配置された第1の画像形成装置のイメージ画像データー無線受信手段に送信するイメージ送信装置を併せ持った画像形成装置。 - 請求項1記載の第2の読み取りモードに於いて、原稿照明光源と複数の反射ミラーと縮小光学レンズによって形成される縮小光学系を持ち、原稿照明光源と複数の反射ミラーの位置を原稿に対して予め決められた位置関係になるように相対的に走査することによって画像形成装置内に固定されたCCD等の光電変換素子に原稿イメージを結像させて原稿画像を読み取る第1の画像形成装置。
- 上記請求項1記載の第2の画像形成装置に於いて、原稿読み取り手段としてCIS(コンタクトイメージセンサー)を用いて形成される当倍光学系の原稿読み取り構成を持たせたことを特徴とする第2の画像形成装置。
- 上記請求項1記載の画像形成装置に於いて、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置相互間の無線通信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いてなる光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項1記載の第2の画像形成装置に於いて、CISセンサーを用いて読み取ったイメージ画像をアナログ・ディジタル変換する手段とディジタル変換手段によって多値化されたイメージ画像を所定の閾値と誤差拡散手法を用い2値化する手段を用いてデーター変換すると供に、イメージ画像専用の送信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いた光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 原稿を搬送する自動原稿搬送装置と該自動原稿搬送装置によって順次送られてくる原稿のイメージを読み取る光電変換素子を用いた原稿読み取り手段を持ち、該自動原稿搬送装置から所定の速度で連続搬送される原稿の搬送速度を搬送途中で変化させること無く、所定の読み取り位置に搬送する手段と、原稿読み取り手段及び、原稿照明手段を含んだ該原稿照明装置によって照射された原稿照射光を該原稿読み取り手段に導くミラーユニットを所定位置に固定した状態で該自動原稿搬送装置によって決定される搬送速度で原稿を相対的に走査する第1の読み取りモードと、
該自動原稿搬送装置を搬送装置として用いること無く、搬送装置を開閉させ、原稿台ガラス上にセットされた原稿を当倍光学系で構成された原稿読み取り手段を用いて副走査方向に走査し、原稿照射光を原稿読み取り手段に導く第2の読み取りモードを持った第1の画像形成装置と、
原稿積載手段を持ち、該積載手段にフェイスアップ(原稿表面が上になる様に)の状態でセットされた原稿の上側から1枚ずつ搬送する原稿搬送装置であり、かつ、自動原稿搬送装置によって搬送中の原稿のフェイスダウン(原稿裏面)面のイメージを読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された原稿読み取りユニットを自動原稿搬送装置の原稿搬送パスの途中に設けた第2の画像形成装置と、
該第1の画像形成装置と第2の画像形成装置に於ける相互間の制御・通信信号を無線化する送信手段・受信手段を双方の対向面に持ち、かつ、該送信手段・受信手段にシリアル接続された第1の画像形成装置制御CPU、及び、第2の画像形成装置制御CPUと、該相互間の通信を開始するトリガーを発する該原稿搬送装置の開閉検出手段、及び、原稿読み取り動作スタートボタン(信号)によって双方向通信が開始される構成を持った第1の画像形成装置と第2の画像形成装置間の無線通信装置と、
該第2の画像形成装置に於いて読み取った多値イメージ画像を二値化する手段と、二値化イメージ信号をイメージ画像データー送信用の無線発信手段を用い、対向面に配置された第1の画像形成装置のイメージ画像データー無線受信手段に送信するイメージ送信装置を併せ持った画像形成装置。 - 上記請求項6記載の第1の画像形成装置に於いて、原稿読み取り手段としてCIS(コンタクトイメージセンサー)を用いて形成される当倍光学系の原稿読み取り構成を持たせたことを特徴とする第1の画像形成装置。
- 上記請求項2記載の第2の画像形成装置に於いて、原稿読み取り手段としてCIS(コンタクトイメージセンサー)を用いて形成される当倍光学系の原稿読み取り構成を持たせたことを特徴とする第2の画像形成装置。
- 上記請求項1記載の画像形成装置に於いて、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置相互間の無線通信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いてなる光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項1記載の第2の画像形成装置に於いて、CISセンサーを用いて読み取ったイメージ画像をアナログ・ディジタル変換する手段とディジタル変換手段によって多値化されたイメージ画像を所定の閾値と誤差拡散手法を用い2値化する手段を用いてデーター変換すると供に、イメージ画像専用の送信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いた光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 原稿積載手段を持ち、該積載手段にフェイスダウン(原稿表面を下向きに)セットされた原稿の下側から1枚ずつ搬送する原稿搬送装置であり、該原稿搬送装置から所定の速度で連続搬送され、原稿の搬送速度を搬送途中で変化させること無く搬送する原稿搬送手段と、
自動原稿搬送装置によって搬送中の原稿のフェイスダウン(原稿表面)面のイメージを先に読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された第1の原稿読み取りユニットと、原稿の裏面のイメージを続けて読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された第2の原稿読み取りユニットと、該第1の原稿読み取りユニットと第2の原稿読み取りユニットでイメージ画像を読み取った原稿を積載する排出トレーを持った画像形成装置であり、かつ、読み取った原稿両面のイメージ画像を表面・裏面の順に交互別々のアナログ・ディジタル変換手段を介してディジタル化した後に、2値化手段を介して変換した画像データーを一時的に記憶するメモリ手段に蓄えることを特徴とした原稿搬送手段を持った第1の画像形成装置と、
該原稿搬送装置に対して原稿の搬送制御、及び読み取り制御モード(片面or両面)を通信制御する手段を持ち、かつ、原稿台ガラス上にセットされた固定原稿を原稿照明手段とミラー等によって構成される走査装置によって副走査方向に走査し、その結果を縮小光学系によって形成されたCCDを用いた画像読み取り手段で読み取る第2の画像形成装置と、
該第1・第2の画像形成装置に於ける相互間の制御・通信信号を無線化する送信手段・受信手段を双方の対向面に持ち、かつ、該送信手段・受信手段にシリアル接続された第1の画像形成装置制御CPU、及び、第2の画像形成装置制御CPUと、該相互間の通信を開始するトリガーを発する該原稿搬送装置の開閉検出手段、及び、原稿読み取り動作スタートボタン(信号)によって双方向通信が開始される構成を持った第1の画像形成装置と第2の画像形成装置間の無線通信装置と、
該第1の画像形成装置に於いて読み取り後に蓄積した2値イメージ画像をイメージ画像データー送信用の無線発信手段を用い、対向面に配置された第1の画像形成装置のイメージ画像データー無線受信手段に逐次送信するイメージ送信装置を併せ持ったことを特徴とする画像形成装置。 - 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、当倍光学系を形成する第1の画像読み取りユニットと第2の画像読み取りユニットを構成する光電変換素子としてCISを用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、第1の原稿読み取りユニットと第2の原稿読み取りユニットの各々で読み取ったイメージデーターを2値化した後に記憶する記憶装置に於いて、イメージデーターの書き込みと読み出しを同じ速度、又は、書き込みに対する2倍以上の速度で読み出すことができることを特徴とした画像形成装置。
- 上記請求項11記載の画像形成装置に於いて、該第1の画像形成装置と該第2の画像形成装置相互間の無線通信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いてなる光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、2値化されたイメージ信号専用の送信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いた光通信システムを備え、かつ、該イメージ送信手段を第1の画像形成装置に、イメージ受信手段を第2の画像形成装置に各々対向面に配置させたことを特徴とする画像形成装置。
- 原稿積載手段を持ち、該積載手段にフェイスアップ(原稿表面を上向き)セットされた原稿の上側から1枚ずつ搬送する原稿搬送装置であり、該原稿搬送装置から所定の速度で連続搬送され、原稿の搬送速度を搬送途中で変化させること無く搬送する原稿搬送手段と、
自動原稿搬送装置によって搬送中の原稿のフェイスアップ(原稿表面)面のイメージを先に読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された第1の原稿読み取りユニットと、原稿の裏面のイメージを続けて読み取る当倍光学系(レンズ・ミラー等で構成)・照明系・原稿読み取り手段(光電変換素子)によって構成された第2の原稿読み取りユニットと、該第1の原稿読み取りユニットと第2の原稿読み取りユニットでイメージ画像を読み取った原稿を積載するファイスダウン(原稿表面を下向き)排出トレーを持った画像形成装置であり、かつ、読み取った原稿両面のイメージ画像を表面・裏面の順に交互別々のアナログ・ディジタル変換手段を介してディジタル化した後に、2値化手段を介して変換した画像データーを一時的に記憶するメモリ手段に蓄えることを特徴とした原稿搬送手段を持った第1の画像形成装置と、
該原稿搬送装置に対して原稿の搬送制御、及び読み取り制御モード(片面or両面)を通信制御する手段を持ち、かつ、原稿台ガラス上にセットされた固定原稿を原稿照明手段とミラー等によって構成される走査装置によって副走査方向に走査し、その結果を縮小光学系によって形成されたCCDを用いた画像読み取り手段で読み取る第2の画像形成装置と、
該第1・第2の画像形成装置に於ける相互間の制御・通信信号を無線化する送信手段・受信手段を双方の対向面に持ち、かつ、該送信手段・受信手段にシリアル接続された第1の画像形成装置制御CPU、及び、第2の画像形成装置制御CPUと、該相互間の通信を開始するトリガーを発する該原稿搬送装置の開閉検出手段、及び、原稿読み取り動作スタートボタン(信号)によって双方向通信が開始される構成を持った第1の画像形成装置と第2の画像形成装置間の無線通信装置と、
該第1の画像形成装置に於いて読み取り後に蓄積した2値イメージ画像をイメージ画像データー送信用の無線発信手段を用い、対向面に配置された第1の画像形成装置のイメージ画像データー無線受信手段に逐次送信するイメージ送信装置を併せ持ったことを特徴とする画像形成装置。 - 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、当倍光学系を形成する第1の画像読み取りユニットと第2の画像読み取りユニットを構成する光電変換素子としてCISを用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、第1の原稿読み取りユニットと第2の原稿読み取りユニットの各々で読み取ったイメージデーターを2値化した後に記憶する記憶装置に於いて、イメージデーターの書き込みと読み出しを同じ速度、又は、書き込みに対する2倍以上の速度で読み出すことができることを特徴とした画像形成装置。
- 上記請求項11記載の画像形成装置に於いて、該第1の画像形成装置と該第2の画像形成装置相互間の無線通信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いてなる光通信システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 上記請求項11記載の第1の画像形成装置に於いて、2値化されたイメージ信号専用の送信手段として、非接触タイプの光デバイスを用いた光通信システムを備え、かつ、該イメージ送信手段を第1の画像形成装置に、イメージ受信手段を第2の画像形成装置に各々対向面に配置させたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2003115745A JP2004328048A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 画像読取装置 |
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JP2006253985A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 画像データ伝送装置、画像読取装置、画像処理装置及び画像形成装置 |
JP2007267031A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011061423A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Sharp Corp | 画像読取装置、複写機及びファクシミリ装置 |
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2003
- 2003-04-21 JP JP2003115745A patent/JP2004328048A/ja not_active Withdrawn
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